JP2003013554A - 横葺き屋根 - Google Patents
横葺き屋根Info
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
水の心配が一切ない上に、バックアップ材の機能も併せ
持つものにして、横葺き屋根の資材コストの軽減と施工
の簡略化とを図る。 【解決手段】 所定のピッチで配置した垂木1と、この
垂木1と垂木1と間に敷き込んだ野地材3との上部に、
防水屋根材4を配置し、この防水屋根材4の上部に、吊
子7を介して横葺き屋根板5を階段状に配置してなる横
葺き屋根であって、防水屋根材4を、吊子7よりも棟側
で立ち上がる複数の立ち上げ面板10と、立ち上げ面板
10の上端から棟側の立ち上げ面板10の下端に連なっ
て横葺き屋根板5を支持する斜面板11とから構成し、
かつ、鋼板または合成樹脂材によって一体に成形してい
る。
Description
置した垂木と、この垂木と垂木の間に敷き込んだ野地材
との上部に、防水屋根材を配置し、この防水屋根材の上
部に、吊子を介して横葺き屋根板を階段状に配置してな
る横葺き屋根に関する。
13に示すように、垂木21を所定のピッチで母屋23
上に設置して、この垂木21,21間に野地材22を敷
き込む一方、防水屋根材24として、例えば紙にアスフ
ァルトを含ませたアスファルトルーフィング等の防水シ
ートを用いて、これを垂木21と野地材22との上面に
張り付け、この防水シートによる防水屋根材24の上部
に、発泡スチロール製などの三角形状のバックアップ材
25を配置し、かつ、吊子26を介して横葺き屋根板2
7を階段状に配置する手順がとられる。
で防水屋根材24の上部に配置される。即ち、横葺き屋
根の構造上、下地である防水屋根材24に対して横葺き
屋根板27が階段状に配置されることから、この横葺き
屋根板27の下部側には、三角形状の隙間が形成される
こととなる。
て横葺き屋根板27のフラット面部に乗った場合に、フ
ラット面部が変形し、その他、例えば積雪などによる大
きな荷重を受けた際にも、フラット面部が変形して、意
匠を損なうことから、その対策として、横葺き屋根板2
7を葺く前に、三角形状の隙間を埋める形状のバックア
ップ材25を、防水屋根材24の上部に配置しているの
である。
24として用いられる防水シートには、非粘着タイプと
粘着タイプの二種類があって、非粘着タイプのシートで
は、これが一般には、垂木にタッカー留めされるが、施
工を慎重に行わないと、タッカーの打ち損じが生じた
り、作業中に破れたりして、防水シートとしての役割を
果たさなくなり、往々にして漏水の原因となる点で問題
があった。
が低いと粘着し難いことから、熱を加えて粘着面を温め
る必要があり、施工し辛い上に手間がかゝる点で問題が
あった。
は、横葺き屋根板27のフラット面部の変形を防止する
上で必要欠かざるものであるが、このバックアップ材2
5の配置には、多大の手間を要する上に、資材コストと
施工コストのアップにも繋がり、更には、保管スペース
を要することに加えて、煩わしい管理の手間も要する点
で問題があった。
のであって、その目的は、防水屋根材として、これを破
れなどによる漏水の心配が一切ない上に、バックアップ
材の機能も併せ持つものにして、資材コストの軽減と施
工の簡略化とを図ることを目的としている。
き屋根においては、これに用いる防水屋根材を、吊子よ
りも棟側で立ち上がる複数の立ち上げ面板と、立ち上げ
面板の上端から棟側の立ち上げ面板の下端に連なって横
葺き屋根板を支持する斜面板とから構成し、かつ、鋼板
または合成樹脂材によって一体に成形してなる点に特徴
がある(請求項1)。
板製または合成樹脂製としたことから、破れによる漏水
の心配は一切生じないのであり、また、防水パッキン付
きのビスを使用することで、防水屋根材を的確に垂木に
ビス止めできるのであって、この点においても、従来の
打ち損じによるような漏水が確実に防止される。
いることで漏水が確実に防止が達成されることは、従来
の防水の考えから完全に脱却し得ることに繋がることで
もある。
防水を図り、防水シートによって二次防水を図るとする
考えであったが、本発明のように、防水屋根材によって
防水性能を確実に確保するならば、横葺き屋根板による
厳密な防水は必ずしも必要とはしないのであり、換言す
れば、横葺き屋根板間から雨水が侵入したとしても、こ
れを防水屋根材によって確実に防止できることから、横
葺き屋根板どうしの接続構造を簡単なものにすることが
可能となるのである。
ルを備える場合においても、太陽電池パネルと横葺き屋
根板との接続構造や、屋根一体型の太陽電池パネルと横
葺き屋根板との接続構造を簡単なものにできるのであっ
て、副資材費の軽減と施工の簡略化とが達成されること
になる。
では、この垂木と立ち上げ面板と斜面板とが構造的に高
強度の三角形状の構造物を構成して、このうちの斜面板
が横葺き屋根板を支持することから、この三角形状の構
造物は、横葺き屋根板の変形防止用のバックアップ材と
して機能するようになり、従って、バックアップ材その
ものの資材が不要になることで、保管ならびに管理の手
間が軽減される上に、その施工の手間も不要になること
から、横葺き屋根板の変形防止と同時の防水の施工処理
が、資材コストを軽減して簡単に達成されることにな
る。
面板を連ねていることから、面強度が極めて高くなるの
であって、防水屋根材自体の変形も生じないのである。
て、一般には、木毛セメントや発泡プラスチックボー
ド、グラスウールボード、ロックウールやグラスウール
のマットなどの断熱材を用いて、屋根下部の温度上昇を
防ぐように考慮されているが、好適には、請求項2に記
載のように、防水屋根材の斜面板に、横葺き屋根板との
間に桁行方向の通風路を形成する凹部を形成することで
ある。
下部に形成すると、温度の高くなった空気が通風路の棟
側に抜けて、軒側からは温度の低い空気が通風路に入り
込むことになり、この空気の自然通風によって横葺き屋
根板と野地材とが冷やされるのであって、これによって
屋根下部の温度上昇を効果的に防ぐことができる。
屋根板の下部に桁行方向の通風路を形成した上で、横葺
き屋根板に太陽電池パネルを備え、かつ、この太陽電池
パネルの端子ボックスを、防水屋根材に形成の凹部内に
納めることも好適である。
が高くなると、変換効率が著しく低下することが知られ
ているが、防水屋根材に空気の自然通風による冷却用の
通風路を形成することで、太陽電池パネルは、横葺き屋
根板と共に冷却されることとなり、これによって太陽電
池パネルの温度上昇が抑止されるのであって、変換効率
の低下が効果的に防止されることになる。
ずして、斜面板をフラットに構成したままであると、こ
の横葺き屋根板の下部に太陽電池パネルの端子ボックス
を納める上で、そのスペースを意図的に確保する必要が
あり、かつ、複雑な配置となって、意匠を損ねるだけで
なく、施工性ならびに経済性に乏しくなるが、この点に
あって本発明によれば、冷却用の通風路を形成する凹部
を利用して、この凹部に端子ボックスを納めることか
ら、意匠を損ねることなく、施工性ならびに経済性のア
ップを図ることができる。
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態によ
る横葺き屋根の一部の縦断面図を示し、図2は横葺き屋
根の端面図を示している。そして、図3は防水屋根材の
部分斜視図を示している。
ッチで母屋2上に設置された断面がハット型の垂木で、
この垂木1,1間の水平フランジ部1a,1aには、例
えば木毛セメントによる野地材3が敷き込まれている。
た鋼板製の防水屋根材であって、防水パッキンa付きの
ビスbを用いて垂木1に止着されている。
れた横葺き屋根板で、下面部には、例えばポリエチレン
フォームなどの断熱用の裏貼材6が止着されており、そ
れぞれ横葺き屋根板5の棟側が、防水パッキンc付きの
ビスdによって垂木1に止着された吊子7に係止保持さ
れている。
尺の例えば塗装鋼板による曲げ加工品であって、軒側の
端部には、下方に折れ曲がって棟側に屈曲した係止部8
が形成されており、棟側の端部には、上方に折れ曲がっ
て軒側に屈曲した係止部9が形成されていて、横葺き屋
根板5の棟側の係止部9に吊子7を係止させて、この吊
子7を垂木1にビスd止めし、かつ、この吊子7に棟側
の横葺き屋根板5の軒側の係止部8を係止させることを
繰り返し行うことで、横葺き屋根板5が階段状に葺かれ
るように構成されているのである。
で立ち上がる複数の立ち上げ面板10と、立ち上げ面板
10の上端から上段の棟側立ち上げ面板10の下端に連
なる斜面板11とを、鋼板によって一体に成形してな
り、かつ、斜面板11の棟側部分11aを、垂木1と横
葺き屋根板5の裏貼材6とに面で当接させるように、フ
ラットに形成して、このフラットな部分11aよりも軒
側の斜面部11bによって横葺き屋根板5のフラット面
部5aを支持するように構成している。
階で、屋根材止着用のビスbと吊子止着用ビスdの挿通
孔eをフラットな部分11aに形成しておくことであ
る。
葺き屋根では、防水屋根材4が鋼板製であることから、
破れによる漏水は一切生じず、かつ、防水パッキンa付
きのビスbによって防水屋根材4を的確に垂木1にビス
止めできることから、また、吊子7についても、これを
防水パッキンc付きビスdによって垂木1に的確にビス
止めできることから、打ち損じによる漏水も確実に防止
されることになる。
能が確実に確保されることは、横葺き屋根板5による厳
密な防水が必ずしも必要とはしないことに繋がることで
あって、従って、横葺き屋根板5,5どうしの接続構造
を簡単なものにすることが可能となる。
備える場合は、横葺き屋根板5に対する太陽電池パネル
や屋根一体型の太陽電池パネルの接続構造も簡単なもの
にすることができる。
した状態では、垂木1と立ち上げ面板10と斜面板11
とが構造的に高強度の三角形状の構造物を構成し、か
つ、この内の斜面板11が横葺き屋根板5を支持するこ
とから、この三角形状の構造物は、横葺き屋根板5の変
形防止用のバックアップ材として機能するようになり、
しかも、斜面板11は、それの棟側に立ち上げ面板10
を連ねていることから、面強度が極めて高くなる。
フラット面部5aに乗った場合であっても、また、フラ
ット面部5aが積雪などによる大きな荷重を受けたとし
ても、フラット面部5aの変形は効果的に防止されるの
であって、横葺き屋根板5の意匠を損なうような事態は
確実に防止されることになる。
〜図6に示している。この実施の形態では、横葺き屋根
板5との間に桁行方向の通風路Aを形成する凹部12
を、防水屋根材4の斜面板11に形成する一方、垂木1
を凸字状に形成している。
に際しては、例えばフラットな塗装鋼板に凹凸部をロー
ル成形する一方、これをプレスして、立ち上げ面板10
と凹部12付きの斜面板11とを一体に形成する成形手
段をとることができる。
屋根板5の下部に形成すると、温度の高くなった空気が
通風路Aの棟側に抜けて、軒側からは温度の低い空気が
通風路Aに入り込むことになり、この空気の自然通風に
よって横葺き屋根板5と野地材3とが冷やされるのであ
って、屋根下部の温度上昇を効果的に防ぐことができる
ようになる。
うに、フラットな底面板12aの両側に鉛直面板12
b,12cを立ち上げて、通風路Aを構成する凹部12
を形成しているが、図7に示すように、例えば二段の湾
曲凸部13によって、その湾曲凸部13,13間に凹部
12を形成してもよいのであり、フラット面板12a両
側の立ち上げ面板12b,12cを、共に傾斜面板また
は鉛直面板としてもよく、その他、図8に示すように、
フラットな底面板12aの両側に傾斜面板12bを立ち
上げるなど、凹部12の形状は一切特定されるものでは
ない。
水屋根材4に形成することは、横葺き屋根に太陽電池パ
ネルを備える上で頗る好適である。
横葺き屋根板5のフラット面部5aに凹入部14を形成
して、この凹入部14に太陽電池パネル15を備えた場
合、上記の通風路Aを空気が自然通風することで、太陽
電池パネル15が横葺き屋根板5と共に自然冷却され
て、太陽電池パネル15の温度上昇が抑止されることか
ら、太陽電池パネル15の変換効率の低下が効果的に防
止されるのである。
池パネル15の端子ボックス16を収納するスペースを
確保する必要があるが、防水屋根材4に形成した凹部1
2を利用して、ここに端子ボックス16を納めること
で、端子ボックス16の収納スペースを意図的に確保す
る必要性がなくなるのである。
ネル15を効果的に自然冷却させる上で、断熱用の裏貼
材6の止着を省略することが望ましい。
5として、上記の実施の形態では、横葺き屋根板5に凹
入部14を形成して、この凹入部14に太陽電池パネル
15を納めているが、凹入部14を省略して、横葺き屋
根板5のフラット面部5aに太陽電池パネル15を張り
付けるように設置してもよいのである。
係止部8を形成する金属製の枠材17と、棟側の係止部
9を形成する金属製の枠材18とに、それぞれパネル係
入部fを形成すると共に、棟側の枠材18には吊子7の
係止部hを形成し、かつ、これらの枠材17,18と太
陽電池パネル15によって、太陽電池パネル一体の横葺
き屋根板5を構成し、つまりは屋根一体型の太陽電池パ
ネル15として、これを階段状に横葺きしてもよいので
ある。
金属製の枠材19のそれぞれに、パネル周部のシール材
iの係入部jを形成すると共に、それぞれが吊子7を兼
用構成するように、枠材19のフランジ面部19aに防
水パッキンc付きビスdの挿通孔mを形成し、かつ、こ
れらの枠材19と太陽電池パネル15によって、太陽電
池パネル一体の横葺き屋根板5を構成し、つまりは屋根
一体型の太陽電池パネル15として、これを階段状に横
葺きしてもよいのである。
ても、通風路Aが存することで、太陽電池パネル15の
変換効率の低下が効果的に防止されるのであり、かつ、
太陽電池パネル15の端子ボックス16を凹部12に納
めることで、端子ボックス16の収納スペースを意図的
に確保する必要もないのである。
は、これを塗装鋼板による曲げ加工品としているが、そ
の他の鋼板製や合成樹脂製としてもよく、また、図7及
び図8に示した枠材17〜19を金属製としているが、
これを合成樹脂製としてもよいのである。
明による横葺き屋根では、防水屋根材を鋼板製または合
成樹脂製としたことから、従来の破れや打ち損じによる
ような漏水は確実に防止されるのであって、たとえ横葺
き屋根板間から雨水が侵入したとしても、確実なる防水
を果たすことができるのである。
し得ることは、横葺き屋根板によって一次防水を図り、
防水シートによって二次防水を図るとする従来の考えか
ら完全に脱却し得ることに繋がることであって、これに
よって本発明によれば、横葺き屋根板による厳密な防水
が必ずしも必要としないことから、横葺き屋根板どうし
の接続構造はもとより、太陽電池パネルと横葺き屋根板
との接続構造や、屋根一体型の太陽電池パネルと横葺き
屋根板との接続構造にしても、これを簡単なものにでき
るのであって、副資材費の軽減と施工の簡略化とが一挙
に達成されることになる。
は、この垂木と立ち上げ面板と斜面板とが構造的に高強
度の三角形状の構造物を構成して、このうちの斜面板が
横葺き屋根板を支持することから、この三角形状の構造
物は、横葺き屋根板の変形防止用のバックアップ材とし
て機能するようになり、従って、バックアップ材そのも
のの資材が不要になることで、保管ならびに管理の手間
が軽減される上に、その施工の手間も不要になることか
ら、横葺き屋根板の変形防止と同時の防水の施工処理
が、資材コストを軽減して簡単に達成されることにな
る。
面板を連ねていることから、面強度が極めて高くなるの
であって、意匠を損なうような変形も生じないのであ
り、全体として本発明によれば、防水屋根材として、こ
れを破れなどによる漏水の心配が一切ない上に、バック
アップ材の機能も併せ持つものにしたことから、資材コ
ストの軽減と施工の簡略化とを図り得る横葺き屋根が提
供されることになる。
横葺き屋根によれば、防水屋根材に桁行方向の凹部を形
成して、防水屋根材と横葺き屋根板との間に、空気の自
然通風による通風路を構成したことで、横葺き屋根板と
野地材とが自然冷却されるようになり、これによって屋
根下部の温度上昇を効果的に防ぐことができる。
屋根によれば、横葺き屋根板の下部に桁行方向の通風路
を形成した上で、横葺き屋根板に太陽電池パネルを備え
て、この太陽電池パネルを横葺き屋根板と共に自然冷却
させるようにしたことから、太陽電池パネルの温度上昇
による変換効率の低下が効果的に防止されるようにな
る。
なく、かつ、意匠も損ねることなく、上記の冷却用の通
風路を形成する凹部を利用して、この凹部に太陽電池パ
ネルの端子ボックスを納めることから、太陽電池パネル
を備えた横葺き屋根の施工性ならびに経済性のアップを
図ることができる。
面図である。
部分斜視図である。
図である。
図である。
縦断面図である。
屋根の一部の縦断面図である。
施の形態による横葺き屋根の一部の縦断面図である。
ある。
断面図である。
根板、7…吊子、10…立ち上げ面板、11…斜面板、
12…凹部、15…太陽電池パネル、16…端子ボック
ス、A…通風路。
Claims (3)
- 【請求項1】 所定のピッチで配置した垂木と、この垂
木と垂木と間に敷き込んだ野地材との上部に、防水屋根
材を配置し、この防水屋根材の上部に、吊子を介して横
葺き屋根板を階段状に配置してなる横葺き屋根であっ
て、防水屋根材を、吊子よりも棟側で立ち上がる複数の
立ち上げ面板と、立ち上げ面板の上端から棟側の立ち上
げ面板の下端に連なって横葺き屋根板を支持する斜面板
とから構成し、かつ、鋼板または合成樹脂材によって一
体に成形してなることを特徴とする横葺き屋根。 - 【請求項2】 防水屋根材の斜面板に、横葺き屋根板と
の間に桁行方向の通風路を形成する凹部を形成してなる
請求項1に記載された横葺き屋根。 - 【請求項3】 横葺き屋根板に太陽電池パネルを備え、
かつ、この太陽電池パネルの端子ボックスを、防水屋根
材に形成の凹部内に納めてなる請求項2に記載された横
葺き屋根。
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