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JP2003004539A - 金属溶湯用熱電対 - Google Patents

金属溶湯用熱電対

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Publication number
JP2003004539A
JP2003004539A JP2001184335A JP2001184335A JP2003004539A JP 2003004539 A JP2003004539 A JP 2003004539A JP 2001184335 A JP2001184335 A JP 2001184335A JP 2001184335 A JP2001184335 A JP 2001184335A JP 2003004539 A JP2003004539 A JP 2003004539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermocouple
protective tube
tube
molten metal
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001184335A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Isshiki
鉄也 一色
Takamoto Suzuki
隆元 鈴木
Mitsuru Okada
充 岡田
Kazuo Osumi
和生 大角
Hidenori Kita
英紀 北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd filed Critical Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Priority to JP2001184335A priority Critical patent/JP2003004539A/ja
Publication of JP2003004539A publication Critical patent/JP2003004539A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属溶湯用熱電対の金属素線の断線を防止
し、耐久性の高い金属溶湯用熱電対を得る。 【解決手段】 各種金属溶湯に対する耐食性を有する保
護被膜15を外周面に施した保護管5と、保護管5の内
部に挿入した白金群金属を主成分とする1対の金属素線
1,2と、金属素線1,2の外周側に配置した絶縁管4
とから金属溶湯用熱電対を構成する。保護管5と金属素
線1,2との間に、保護管5から発生する揮発成分を遮
断または吸着する遮蔽物7〜9を配置する。保護管5の
外表面を、耐熱衝撃性に優れたMo−ZrB2混合物,MgO ,
ZrO2などの被膜15により被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属溶湯の温度測定
に好適な耐久性に優れたシース型の金属溶湯用熱電対に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属溶湯の温度測定に使用する熱
電対として、例えばPt(白金)とPt−Rh(白金−ロジウ
ム)合金とからなる1対の金属素線の先端部を接合して
測定接点とする熱電対を窒化珪素,アルミナ,ジルコニ
アなどからなる保護管に挿入した構造のものが知られて
いる。しかし、窒化珪素製の保護管を用いたものでは、
保護管の珪素成分と金属素線の白金成分とが反応して金
属素線の融点降下を起こし、腐食により断線し易く、耐
久性に乏しくなる。一方、珪素成分を含まないアルミ
ナ,ジルコニアなどのセラミツク製の保護管にすると、
温度の急激な変化に耐える性質、即ち耐熱衝撃性が低下
するので、測定前に保護管を予熱するなど、余分な手間
がかかる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、金属素線の断線を防止して耐久性を高め
た、金属溶湯用熱電対を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の構成は金属溶湯に対する耐食性を有する
保護被膜を外周面に施した保護管と、該保護管に内包さ
れる白金群の金属を主成分とする金属素線と、該金属素
線の外周に配置した絶縁物とからなる金属溶湯用熱電対
において、前記保護管と前記金属素線との間に、前記保
護管から発生する揮発成分を遮断または吸着する遮蔽物
を配置したことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明では保護管と金属素線との
間の遮蔽物として、保護管から発生する揮発成分を遮断
する膜を保護管の内面に施すか、保護管から発生する揮
発成分を吸着する膜を保護管の内面に施す。また、保護
管と金属素線との間の遮蔽物として、筒体または有底管
を配し、保護管と筒体または有底管との間隙に保護管か
ら発生する揮発成分を吸着または吸収する充填材を充填
する。また、保護管の外表面に耐食性の被膜を施す。
【0006】
【実施例】本発明を図面に示す実施例に基づき説明す
る。図1は本発明の第1の実施例に係る金属溶湯用熱電
対の全体構成を示す側面断面図、図2は同金属溶湯用熱
電対の先端部を拡大して示す側面断面である。金属溶湯
用熱電対を構成する金属素線1,2は一方がPt(白
金)、他方がPt−Rh(白金−ロジウム)合金の対である
(JIS R型)。金属素線1,2の先端は溶接により接合
されて測定接点3を形成する。金属素線1,2の基端は
測定接点3に対する基準接点を形成し、金属素線1と金
属素線2は導線により電位差計に接続される。金属素線
1,2の一方、例えば金属素線1には絶縁物として複数
のアルミナ製の絶縁管4が外挿される。絶縁管4はアル
ミナの代りに、チタニアTiO2,ジルコニアZrO2,マグネ
シアMgO ,硼酸鉛ガラスなどから形成してもよい。絶縁
管4に代わるものとして、例えばアルミナを顆粒状にし
たものを金属素線1の周囲に配するか、アルミナを金属
素線1にコーテイングしてもよい。金属素線1の熱膨張
による応力を緩和するために、測定接点3に近い金属素
線1の先端から50mmまでの区間には、長さが5mm
を超えない複数の絶縁管4を用い、金属素線1の先端か
ら50mmを超える基端側の区間には、長さが10mm
の複数のの絶縁管4を用い、続いて長さが20mmの複
数の絶縁管4を用いる。
【0007】保護管5は窒化珪素系セラミツクから作製
されたものであり、閉鎖された先端部5aに金属素線
1,2の測定接点3が位置するように、金属素線1,2
が保護管5に挿入・保持される。保護管5は窒化珪素の
代りにサイアロンまたは炭化珪素から作製されてもよ
い。図3に示すように、保護管5の基端は封止部材6に
より封止される。保護管5の外表面は、鋳鉄の金属溶湯
にはモリブデン−硼化ジルコニウムMo−ZrB2混合物,マ
グネシアMgO ,ジルコニアZrO2などの被膜により被覆さ
れるが、銅,真鍮,銀などの溶湯にはマグネシアMgO の
被膜15により被覆されるのが好ましい。保護管5の内
面は珪素Siの蒸発を防止するために、遮蔽物としてアル
ミナまたはジルコニアの被膜7により被覆されるか、高
温により保護管5から蒸発した珪素成分を吸収するため
に、チタンTi,チタニアTiO2,ジルコニアZrO2などの被
膜7により被覆される。保護管5の内面に施した被膜7
に代えて、珪素成分の蒸発により白金成分が浸食されな
いように金属素線1,2の表面にガラスのコーテイング
を施してもよい。
【0008】図3,4に示す第2の実施例は、図1,2
に示す実施例における保護管5の内面の被膜に代えて、
金属素線1,2と保護管5の間に、遮蔽物としてチタン
から形成した筒体8が配置される。筒体8はチタンの代
りに、チタン合金,インコネル,インコロイ,ステンレ
スなどから形成してもよい。筒体8の基端部は保護管5
の基端部から外方へ突出しており、保護管5の基端部と
筒体8とは封止部材6により封止される。保護管5と筒
体8との間隙に、保護管5から発生した揮発成分を吸収
または吸着する物質を充填してもよい。金属素線1,2
の一方、例えば金属素線1には複数のアルミナ製の絶縁
管4が外挿されるなど、他の構成は図1,2に示す実施
例のものと同様である。
【0009】図5に示す第3の実施例は、図3の第2の
実施例における筒体8に代えて、チタンから形成した有
底管9を用いたものである。有底管9はチタンの代り
に、チタン合金,インコネル,インコロイ,ステンレス
などから形成してもよい。金属素線1,2の測定接点3
が位置する有底管9の先端部と保護管5との間には、無
機化合物またはセラミツクからなる充填材10が充填さ
れ、有底管9と保護管5が固定される。図3にも示した
ように、有底管9の基端部は保護管5の基端部から外方
へ突出しており、保護管5の基端部と有底管9とは封止
部材6により固定されかつ封止される。保護管5と有底
管9との間隙に、保護管5から発生した揮発成分を吸収
または吸着する物質を充填してもよい。金属素線1,2
の一方、例えば金属素線1には複数のアルミナ製の絶縁
管4が外挿されるなど、他の構成は図1,2に示す第1
の実施例のものと同様である。
【0010】第1の実施例において保護管5の内面に施
した被膜7、第2の実施例において金属素線1,2と保
護管5の間に配した筒体8、第3の実施例において金属
素線1,2と保護管5の間に配した有底管9にそれぞれ
代えて、保護管5からの珪素成分の蒸発により白金成分
が浸食されないように、金属素線1,2の表面にガラス
のコーテイングを施してもよい。
【0011】以上説明した図1,2に示した第1の実施
例の金属溶湯用熱電対では、保護管5に窒化珪素系のセ
ラミツクを用いたので、温度の急激な変化に耐える即ち
耐熱衝撃性に優れ、保護管5の内面がアルミナまたはジ
ルコニアの被膜7により被覆されるので、保護管5から
の珪素成分の蒸発が防止され、金属素線1,2の白金成
分と保護管5の珪素成分とが反応するのを阻止すること
ができる。また、保護管5の内面がチタンTi,チタニア
TiO2,ジルコニアZrO2などの被膜7により被覆される場
合は、被膜7が保護管5から蒸発した珪素成分を吸収す
るので、金属素線1,2の白金成分と保護管5の珪素成
分とが反応するのを阻止することができる。したがつ
て、金属素線1,2の断線が防止され、金属溶湯用熱電
対の耐久性が向上される。
【0012】図3〜5に示した第2,第3の実施例の金
属溶湯用熱電対では、金属素線1,2と保護管5との間
に、珪素成分を吸収する性質を有するチタンなどの物質
からなる筒体8や有底管9を配したので、温度測定の際
に保護管5に含まれる窒化珪素やシリカから遊離した珪
素ガスが筒体8や有底管9により吸収され、保護管5の
珪素成分と金属素線1,2の白金成分とが反応するのを
阻止することができる。したがつて、金属素線1,2の
断線が防止され、金属溶湯用熱電対の耐久性が向上され
る。
【0013】本発明の第1〜第3の実施例の各金属溶湯
用熱電対との比較試験のために、白金Ptと白金−ロジウ
ムPt−Rh合金からなる1対の金属素線1,2に外挿した
絶縁管4をアルミナ焼結体から形成し、窒化珪素からな
る保護管5に絶縁管4を挿入してなる比較用金属溶湯用
熱電対を作製した。本発明による各金属溶湯用熱電対と
比較用金属溶湯用熱電対を用いて、温度1450℃の鋳
鉄溶湯の測温試験を繰り返し行つた。図6に示すよう
に、金属溶湯用熱電対の金属素線1,2が断線に至るま
での測温回数は、比較用金属溶湯用熱電対が200回程
度であるのに対し、本発明による各金属溶湯用熱電対で
は500回程であり、比較用金属溶湯用熱電対のほぼ
2.5倍の耐久性があることが確認された。
【0014】上述の鋳鉄溶湯の測温試験において1対の
金属素線1,2の断線の分析を行つた結果、比較用金属
溶湯用熱電対の断線部分を観察してみると、溶損により
断線した形跡があり、これは保護管5の窒化珪素の珪素
成分と金属素線1,2の白金成分とが反応して低融点の
化合物が形成され、低融点の化合物の影響により断線し
ていることが認められた。
【0015】以上は本発明による白金Ptと白金−ロジウ
ムPt−Rh合金との1対の金属素線1,2を用いた JIS R
型の金属溶湯用熱電対についての試験結果であるが、第
1〜第3の実施例の金属溶湯用熱電対の金属素線1,2
の代りに、白金−ロジウムPt−Rh合金の内でロジウムRh
の含有割合が異なる金属素線を用いたもの( JIS S型の
金属溶湯用熱電対)や、成分が異なるPt−Rh合金の金属
素線を用いたもの( JIS B型の金属溶湯用熱電対)で
も、先に述べたと同様の耐久性の向上が確認された。
【0016】次に、本発明による各金属溶湯用熱電対に
ついて、保護管5の外径の違いによる応答性試験を行つ
た。図7に示ように、保護管5の外径が3.2〜8mm
では、測定値が所定の値に落ち着くまでの時間は5〜7
秒であつたのに対し、保護管5の外径が8mmを超える
と、応答性が急に悪くなることが確認された。保護管5
の外径が大きくなるにつれて応答性が悪化するので、保
護管5の外径は実用的には8mmを超えないものが望ま
しい。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述のように、各種金属溶湯に
対する耐食性を有する保護膜を外周面に施した保護管
と、保護管に内包される白金群金属を主成分とする金属
素線と、金属素線の外周に配置された絶縁物とを備えた
シース型の金属溶湯用熱電対において、保護管と金属素
線との間に保護管から発生する揮発成分を遮断または吸
着する遮蔽物を配置したものであり、保護管と金属素線
との間に保護管から発生する揮発成分を遮断する遮蔽物
を配置した場合は、保護管からの珪素の蒸発を防止し、
金属素線の白金成分と保護管の珪素成分とが反応するの
を阻止することができる。
【0018】保護管と金属素線との間に保護管から発生
する揮発成分を吸着する遮蔽物を配置した場合は、遮蔽
物が保護管から蒸発した珪素を吸収するので、金属素線
の白金成分と保護管の珪素成分とが反応するのを阻止す
ることができる。したがつて、金属素線の断線が防止さ
れ、金属溶湯用熱電対の耐久性が向上される。
【0019】金属素線と保護管との間に珪素を吸収する
性質を有する物質からなる筒体や有底管を配したので、
筒体や有底管により保護管に含まれる窒化珪素やシリカ
から遊離した珪素ガスは吸収され、保護管の珪素成分と
金属素線の白金成分との反応するのを阻止することがで
きる。したがつて、金属素線の断線が防止され、金属溶
湯用熱電対の耐久性が向上される。
【0020】金属素線の表面にガラスのコーテイングを
施したので、保護管からの蒸発した珪素成分により金属
素線の白金成分が浸食されることがなく、金属素線の断
線が防止され、金属溶湯用熱電対の耐久性が向上され
る。
【0021】金属素線に外挿した絶縁管の長さを金属素
線の先端では短く、金属素線の基端側で順次長くするこ
とにより、金属素線の熱膨張による応力が緩和され、金
属素線の断線が防止される。
【0022】保護管に窒化珪素またはサイアロンを用い
たので耐熱衝撃性に優れ、保護管の外表面がモリブデン
−硼化ジルコニムMo−ZrB2混合物,マグネシアMgO ,ジ
ルコニアZrO2などの被膜により被覆されるので、金属溶
湯に対する保護管の耐食性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る金属溶湯用熱電対
の側面断面図である。
【図2】同金属溶湯用熱電対の要部を拡大して示す側面
断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る金属溶湯用熱電対
の基端部を拡大して示す側面断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る金属溶湯用熱電対
の先端部を拡大して示す側面断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る金属溶湯用熱電対
の要部を拡大して示す側面断面図である。
【図6】本発明の各実施例の金属溶湯用熱電対と比較用
金属溶湯用熱電対との試験結果に基づく耐久性を表す線
図である。
【図7】本発明の各実施例の金属溶湯用熱電対の試験結
果に基づく保護管の外径と応答性との関係を表す線図で
ある。
【符号の説明】
1,2:金属素線 3:測定接点 4:絶縁管 5:保
護管 5a:先端部 6:封止部材 7:被膜 8:筒
体 9:有底管 10:充填材 15:被膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 充 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞセラミックス研究所内 (72)発明者 大角 和生 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞセラミックス研究所内 (72)発明者 北 英紀 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞセラミックス研究所内 Fターム(参考) 2F056 BP05 BP06 KC06 KC08 KC11 KC18 4K056 FA12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属溶湯に対する耐食性を有する保護膜を
    外周面に施した保護管と、該保護管に内包される白金群
    の金属を主成分とする金属素線と、該金属素線の外周に
    配置した絶縁物とからなる金属溶湯用熱電対において、
    前記保護管と前記金属素線との間に、前記保護管から発
    生する揮発成分を遮断または吸着する遮蔽物を配置した
    ことを特徴とする金属溶湯用熱電対。
  2. 【請求項2】前記保護管から発生する揮発成分のガスを
    選択的に吸着する遮蔽物が、チタンTi,チタニアTiO2
    ジルコニアZrO2の内の少くとも1つから形成される、請
    求項1に記載の金属溶湯用熱電対。
  3. 【請求項3】前記保護管から発生する揮発成分を遮断す
    る遮蔽物が、アルミナと硼酸鉛ガラスのいずれかからな
    る、請求項1に記載の金属溶湯用熱電対。
  4. 【請求項4】前記保護管から発生する揮発成分を遮断す
    る遮蔽物が、前記保護管の内面に形成した保護管から発
    生する揮発成分を遮断する膜、または保護管から発生す
    る揮発成分を選択的に吸着する膜である、請求項1に記
    載の金属溶湯用熱電対。
  5. 【請求項5】前記遮蔽物は筒体または有底管であつて、
    前記保護管と前記金属素線との間に前記金属素線と接触
    しないように配置され、かつ前記筒体または有底管の基
    端部は前記保護管の基端部から突出しており、前記保護
    管の基端部と前記筒体または有底管とは封止部材により
    固定される、請求項1に記載の金属溶湯用熱電対。
  6. 【請求項6】前記保護管と前記筒体との間隙または前記
    保護管と前記有底管との間隙に、前記保護管から発生す
    る揮発成分を吸着または吸収する充填材を充填した、請
    求項5に記載の金属溶湯用熱電対。
  7. 【請求項7】前記保護管と前記有底管とは先端部で無機
    化合物またはセラミツクからなる充填材により充填・固
    定される、請求項5,6のいずれかに記載の金属溶湯用
    熱電対。
  8. 【請求項8】前記有底管はチタン,チタン合金,インコ
    ネル,インコロイ,ステンレスなどの耐熱性金属から形
    成される、請求項5〜7のいずれかに記載の金属溶湯用
    熱電対。
  9. 【請求項9】前記金属素線には絶縁物が施され、前記絶
    縁物はアルミナ Al2O3,チタニアTiO2,ジルコニアZr
    O2,マグネシアMgO ,硼酸鉛ガラスの内の少くとも1つ
    からなり、絶縁管の形状にするか、前記金属素線の周囲
    に顆粒状にして配するか、前記金属素線にコーテイング
    するかのいずれかである、請求項1に記載の金属溶湯用
    熱電対。
  10. 【請求項10】前記絶縁管の長さは、前記金属素線の先
    端から50mmまでは5mmを超えないものとし、前記
    金属素線の基端側では10mm、20mmと徐々に長さ
    を変える、請求項9に記載の金属溶湯用熱電対。
  11. 【請求項11】前記保護管は窒化珪素またはサイアロン
    から形成され、前記金属素線は白金−ロジウム系合金で
    ある、請求項1に記載の金属溶湯用熱電対。
  12. 【請求項12】前記保護管の外表面に施した被膜はモリ
    ブデン−硼化ジルコニウムMo−ZrB2,マグネシアMgO ,
    ジルコニアZrO の内の少くとも1つから形成される、請
    求項1に記載の金属溶湯用熱電対。
  13. 【請求項13】前記保護管の外径は8mmを超えない、
    請求項1に記載の金属溶湯用熱電対。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011072957A1 (de) * 2009-12-16 2011-06-23 Endress+Hauser Wetzer Gmbh+Co. Kg Messeinsatz zur temperaturmessung
KR101520832B1 (ko) * 2008-12-24 2015-05-18 재단법인 포항산업과학연구원 초소형 고온 열전대 제조방법

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