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JP2002542655A - 移動無線通信システムにおける適応パワー制御 - Google Patents

移動無線通信システムにおける適応パワー制御

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JP2002542655A
JP2002542655A JP2000611399A JP2000611399A JP2002542655A JP 2002542655 A JP2002542655 A JP 2002542655A JP 2000611399 A JP2000611399 A JP 2000611399A JP 2000611399 A JP2000611399 A JP 2000611399A JP 2002542655 A JP2002542655 A JP 2002542655A
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adjustment
transmission
power
transceiver
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JP2000611399A
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テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 変化し、しばしば予測不可能な状況において急速に変化する無線伝送状況に適合する、無線通信システムにおける効率的かつ効果的なパワー制御が提供される。無線送受信器から受信した信号から検出された信号パラメータ値が所望の信号パラメータ値と比較され、差が判定される。例えば無線送信パワーのレベルを増加又は減少するよう指示する、送信パワー制御コマンドが無線送受信器に送信される。送信パワー制御コマンドには判定された差に応じて第1及び第2形式のパワー制御調整のいずれを無線送受信器で使用すべきかを示すパワー制御インジケータが含まれる。実施形態の一例において、パワー制御インジケータは1つのフラグビットである。第1の値は第1形式のパワー制御調整を用いるべきであることを、第2の値は第2形式のパワー制御調整を用いるべきであることを示す。いずれにせよ、パワー制御インジケータそれ自身は第1及び第2形式のパワー制御調整の特定の詳細を含まない。インジケータのみが送信される(詳細は送信されない)ため、パワー制御コマンドを頻繁に送信することによるシグナリングオーバヘッド及び帯域幅の消費は最小限に維持される。第1及び第2形式のパワー制御調整の特定の詳細は最初に無線送受信器に格納される。このような詳細は希望する際に更新可能だが、更新はめったに発生しない。シグナリングオーバヘッドを大きく増加させなければ、代わりに、パワー制御形式の変化を有効にするため、高速な送信パワー制御メッセージに1つ又は複数のフラグビットを付加する以外の方法を用いてパワー制御インジケータを通信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明が属する技術分野) 本発明は符号分割多元アクセスセルラ無線通信システムにおける無線送信パワ
ー制御に関する。
【0002】 (背景技術) セルラ通信システムにおいて、移動無線局は割り当てられた無線チャネルを介
して無線基地局と通信する。いくつかの基地局は交換ノードに接続され、この交
換ノードは一般にセルラ通信システムと他の通信システムとをインタフェースす
るゲートウェイに接続される。外部ネットワークで発生した移動局への呼はゲー
トウェイへ、そしてゲートウェイから1つ又は複数の交換ノードを通じ、被呼移
動局にサービスを提供する基地局へ導かれる。基地局は被呼移動局を呼び出し、
無線通信チャネルを確立する。移動局から発せられた呼は同様の経路を逆方向に
たどる。
【0003】 無線分割多元アクセス(CDMA)移動通信システムにおいて、同一の周波数
帯に渡って送信を行う、異なる移動局又は基地局に関連する情報を弁別するため
、拡散符号が用いられる。換言すれば、個々の無線”チャネル”はこれら符号に
対応し、かつこれら符号に基づいて識別される。CDMAの様々な見地がGarg,
Vijay K等による「CDMA及び無線/パーソナル/通信のアプリケーション(Ap
plications of CDMA and Wireless/Personal Communications)」(Prentice-Hall
1997)など1つ又は複数の教科書に説明されている。
【0004】 スペクトラム拡散通信は移動送信の2つ又は3つ以上の(”種々の”)基地局
での受信及び1つの受信信号を生成するための同時処理を可能にする。これら結
合信号生成能力により、1つの基地局から他の基地局へ(又は1つのアンテナセ
クタから同一基地局に接続された他のアンテナセクタへ)のハンドオーバを、知
覚可能な妨害なしに実行することができる。この種のハンドオーバを一般にダイ
バーシチハンドオーバと呼ぶ。
【0005】 ダイバーシチハンドオーバの間、複数の発生源からのシグナリング及び音声情
報は受信信号の”品質”に対してなされた判定と、共通点において結合される。
ソフトハンドオーバにおいて、ある呼に関与する移動局が基地局セルの縁へ移動
するに連れて、隣接セルの基地局が同一の呼に対して送受信器を割り当て、一方
で現在の基地局内の送受信器もまた、その呼の処理を継続する。その結果、その
呼はメークビフォアブレークに基づいて処理される。従ってソフトダイバーシチ
ハンドオーバは、2つ又は3つ以上の基地局が、移動局がそれら基地局のうち、
その後その呼を排他的に処理する1つに十分近づくまで同時に処理するプロセス
である。”ソフター(Softer)”ダイバーシチハンドオーバは、移動局が同一のマ
ルチセクタ化された基地局に接続された2つの異なるアンテナセクタ間において
、同様のメークビフォアブレーク方法論を用いてハンドオーバしている場合に発
生する。
【0006】 CDMA通信システムの全ユーザが同一周波数帯を用いて情報を同時に送信す
るため、個々のユーザの通信はその他のユーザの通信に干渉する。さらに、基地
局近くの移動局から基地局で受信した信号は、その基地局のセル境界に位置する
他の移動局から受信した信号よりもずっと強い。その結果、遠距離の移動通信は
近接する移動局によって目立たなくなり、また近接する基地局によって制御され
る。このような状況が”遠近問題(near-far effect)”として知られる所以であ
る。
【0007】 無線チャネルの物理特性は多くの理由により非常に重要である。例えば、無線
送信機及び受信機の間の信号伝播損失はそれら個々の位置、障害物、天気等の関
数として変化する。その結果、異なる移動局からその基地局で受信した信号強度
には大きな差が生じる。移動局信号の送信パワーが小さすぎる場合、受信基地局
は弱い信号を正しくデコードできず、そしてその信号は修正(可能なら)もしく
は再送信され、データ処理オーバヘッドを増加させる。従って、誤って受信され
た信号は再送信しなければならないため、信号の誤った受信は無線アクセス手順
に遅延を付加し、データ処理のオーバヘッドを増加させ、利用可能な無線帯域幅
を削減する。
【0008】 多くの無線が同一の周波数で送信されるため、CDMAシステムにおいて干渉
は特に深刻な問題である。1つの移動局が大きすぎるパワー出力で送信したとす
ると、それが生成する干渉は他の移動無線機からの送信を受信基地局が正しく復
調できない程度まで他の移動無線機からの受信信号の信号対干渉比を劣化させる
。事実、ある移動局が基地局受信機において正確に受信されるために必要なパワ
ーレベルの2倍で信号を送信したとすると、その移動局の信号は大まかに言って
その信号が最適なパワーレベルで送信されたとした場合に対して2倍のシステム
容量を占有する。無秩序な場合、基地局において、他の移動局の送信強度に対し
て何倍も強く受信される信号を送信する強い移動局は珍しくない。そのような過
大に”強い”移動局に対するシステム容量の損失は受け入れがたい。
【0009】 大きすぎるパワーでの送信には更なる問題がある。その一つは所謂”パーティ
効果(party effect)”である。ある移動局が高すぎるパワーレベルで送信した場
合、他の移動局は自分の信号の受信が可能となるようにそれぞれのパワーレベル
を上昇させ、既に深刻な干渉問題をさらに悪化させる。
【0010】 他の問題はバッテリーパワーの浪費である。移動無線機において限りある電池
寿命を維持することは非常に重要である。移動局のバッテリー消費は送信中に抜
きん出て多い。いかなるパワー制御方法においても、そのパワー削減の結果、受
け入れがたい高いレベルまで再送信の数を増加させずに、送信パワーを削減する
ことは重要な目標である。電池消費を除き、上述の送信パワー設定の問題は基地
局からのダウンリンク無線送信にも提供可能である。
【0011】 送信パワー制御(TPC)は従っていかなる移動無線通信システムにおいても
重要であり、CDMAシステムの性能及び容量を向上させるのに特に重要である
。アップリンクTPCにおいて、移動局はその送信パワーを基地局から移動局へ
送信されたパワー制御メッセージに基づいてを制御しようとする。制御の目標は
基地局で受信される信号のパワーレベルを、その基地局で受信された全ての移動
局送信に対して比較的小さな許容範囲、例えば1dB以内に制御することである
【0012】 より具体的には、送信パワー制御は受信キャリア対干渉比(CIR)を目標C
IR近傍に維持することをもくろむ。受信信号対干渉比(SIR)、受信信号強
度(RSSI)等のような替わりの信号品質測定値を用いることもできる。基地
局又は移動局において実際に受信されたキャリア対干渉比は受信キャリアパワー
及び現在の干渉レベルに依存する。受信キャリアパワーが送信パワーレベルPtx
から経路損失Lを減じた値に対応する。経路損失Lはまた負ゲインとして表すこ
ともできる。そのようなゲインファクタは無線チャネルのために2つの成分を含
んでいる。スローフェーディング利得Gs及び高速フェージング利得Gfである。
CDMAシステムにおける他のユーザからの干渉はまた、他の送信機が用いる拡
散係数(spreading factor)にも依存する。従って、キャリア対干渉比は以下の式
によって大まかに求めることができる。
【0013】
【数1】
【0014】 ここで、Pは送信パワーレベル、Gは経路利得(高速及び低速フェージング成分
の両方を含む)、SFはデータシンボルを拡散するために用いられる”チップ”
数と等しい拡散係数、Nは背景雑音である。
【0015】 移動局から基地局への送信に関するアップリンク(又は逆方向)パワー制御に
関して上で説明したパワー関連の問題は、基地局の送受信器から移動局へのダウ
ンリンク(又は順方向)送信方向においてもまた当てはまる。ダウンリンクパワ
ー制御において、基地局は移動局に送信する送受信器のパワーを、移動局から送
信されるダウンリンク送信パワー制御メッセージ又はコマンドに従って変化させ
る。
【0016】 CDMAシステムにおけるパワー制御は非常に重要であるため、送信パワー制
御の調整は非常に頻繁に、例えば0.625ミリ秒毎に行われる。送信電力を調
整する間、各(移動及び基地)局は他方の局から受信した送信パワーレベルを連
続して測定し、測定値が基準値より大きいか否かを判定する。もし大きい場合に
は、1の値を有する送信パワー制御ビットが一方の局から他方の局へ送信され、
他の局における送信パワーを所定増分、例えば1dB、最小送信パワーレベルへ
向かって減少するように指示する。一方、測定値が基準値よりも小さい場合には
、逆の値(1つ又は複数)を有する送信パワー制御ビット(1つ又は複数)が送
信パワーを所定増分、例えば1dB、最大送信パワーレベルに向かって上昇させ
るために送信される。パワー制御コマンドは非常に頻繁に発生するため、シグナ
リングの「オーバヘッド」が増加しないよう、多くのビットを用いることを避け
ることが好ましい。
【0017】 多くの要因によって、目標とするキャリア対干渉比と受信したキャリア対信号
比とが10dB又はそれ以上に異なることがある。これらの要因に含まれるもの
としては、無線チャネルの急速な変化、無線装置の性能に影響する温度変化等の
環境条件、現実的な実装上の制限(例えば、基地局及び移動局を構成するために
用いられる非線形部品)及びパワー制御コマンドの遅延等を挙げることができる
。このような問題という観点からパワー制御を行う1つの方法は開ループパワー
制御と閉ループパワー制御とを組み合わせて用いることである。開ループパワー
制御において、送信パワーは1つ又は複数のパラメータに基づいて送信機におい
て計算され、その計算値を用いて送信パワーレベルが設定される。送信パワーは
信号が基地局において所定のパワーレベルで受信されるよう、推定された経路損
失に合わせて調整される。閉ループパワー制御は、送信された信号が例えばどん
なCIRレベルで受信されたかを送信機が知るために、受信機からの応答を当て
にする。この応答を用い、送信機はその送信パワーレベルを適切に調整する。こ
の方法の欠点は2種類のパワー制御を実装し、動作させねばならないという複雑
性である。2つのパワー制御方法が互いに調和して動作することの保証はしばし
ば困難であり、これら2種類のパワー制御を「ミックス」するためには特別なハ
ードウェアが必要となる。別の欠点は、この方法が経路損失の変化に応答するた
め、干渉の変化については補償しないことである。
【0018】 より簡単な別の方法は、例えばDentに与えられたEricssonの米国特許第5,430,
760号に記載されているようなパワー”ポンピング”パワー制御技術である。移
動局が低い初期送信パワーレベルでランダムアクセスを開始し、基地局がアクセ
ス信号を検出し、認識するまで徐々に(例えば段階的(incrementally)に)送信
パワーレベルを増加させる。検出された後は、メッセージのパワーレベルは検出
されたレベルに維持される。
【0019】 これらの方法はいずれも有用であるが、いずれも全ての状況及び観点において
最適ではない。式(1)から分かるように、他のユーザからの干渉はそのユーザ
が用いる拡散係数にかなり依存している。シンボルあたりの少ないチップ数に対
応する低い拡散係数はユーザiが生成する干渉をかなり増加させる。以下の状況
を想定する。低い拡散係数を有する、さもなくば高いパワーで伝送する移動局ユ
ーザが多数の建造物及び他の障害物を有する都市を移動する。サービスを提供す
る基地局は比較的遠くにある。しかし、その移動局ユーザがある街角を回ると、
それまで建造物の陰になっていた、あるいは妨害されていた別の基地局に突然近
づく。高パワーで送信しているこの移動局がその角を回った際の1つの実際的な
影響は、新しい、より近くにある基地局及びこの基地局がその時点でサービスし
ている近隣のユーザを”吹き飛ばす(blast)”。最終結果は、新しい基地局の(
単数又は複数の)セルにおける大きな、かつ不要な干渉の増加であり、そのセル
内の他の移動局ユーザに対する搬送波対干渉比を低下させる。これら他の移動局
ユーザは、妥当なキャリア対干渉比を維持するため、自らの送信パワーレベルを
増加させ、結果として上述したパーティ効果が発生する。
【0020】 別の例は低い拡散係数を用いる移動局ユーザに関する。このようなユーザは一
般にデータ送信/受信活動が活発でなければ干渉レベルを大幅に増加することは
ない。しかし、そのような低い拡散係数データユーザが高いデータレートで送信
を開始すると、その送信は非常に大きな送信パワーで行われ、突然干渉レベルを
増加させる。そのユーザの送信パワーを減少させるために1dBのステップサイ
ズを用いたとすると、そのセル内の他のユーザはこの新しい状況を補償するため
に必要な早さで出力パワーを上昇させることができない。
【0021】 従って、そのような移動局ユーザのパワーを素早く減少させる効率的なパワー
制御機構が必要である。このパワー制御機構はまた、パワーを減少させる時より
も制限されはするが、パワーを素早く上昇させるのにも好適である。上述の増加
的なパワー制御方法においてステップサイズを変化させる1つの方法は、大小の
ステップサイズに対応することである。通常は比較的小さなステップサイズが用
いられる。しかし、上述したような、大パワーで送信する移動局が角を回る状況
においては、その移動局のパワーを素早く、かつ有意な量削減するために大きな
パワー減少ステップが必要である。可変ステップサイズもまた、移動局が高速で
移動する際の無線チャネルの高速フェージングに関連する問題に対応する。無線
チャネルの急速に変化するフェージング状況は、そのような変化が検出された場
合には可変ステップサイズを用いてすぐにその移動端末への/からの送信パワー
を調整しなければならないことを意味する。それでも、高速に移動する移動局ユ
ーザに対して、高速フェージングを補償することは依然として非常に困難であろ
う。そのような場合、1dBのパワーステップサイズは大きすぎるかパワーの変
動を増加させるだけであり、小さいステップサイズを用いた方がよい。
【0022】 可変ステップサイズパワー制御コマンドを送信することによる問題は、オーバ
ヘッドを付加することである。送信状況の急速な変化を補償するため、可変ステ
ップサイズは非常に頻繁に送信しなければならない。TPCコマンドが0.62
5msタイムスロット毎に送信される例において、可変ステップサイズ値は1秒
間に1600回送信される。頻繁に送信される可変ステップサイズコマンドは高
速チャネルフェージング及び送信状況における他の突然な変化に送信パワー制御
を比較的高速に追従可能とする反面、多くのステップサイズデータの送信に関連
する、望まれないシグナリングオーバヘッド及びユーザトラフィックに利用可能
な無線帯域幅の関連する損失を削減する必要がある。
【0023】 本発明の目的は上述した問題を解決し、特に、移動通信システムにおける効率
的かつ効果的なパワー制御を提供することにある。
【0024】 本発明の目的は、無線伝送状態及び状況の急速な変化に適応するパワー制御技
術を実現することにある。
【0025】 本発明の目的は最小レベルの干渉で申し分ない通信品質を保証する適応パワー
制御技術を提供することにある。
【0026】 本発明の目的は制御シグナリングオーバヘッドを最小量とした適応パワー制御
技術を提供することにある。
【0027】 本発明は効率的かつ効果的に無線送受信器の送信パワーを制御することによっ
て、特定された問題を解決し、またこれらの目的及び他の目的に適合する。無線
送受信器によって受信された信号から検出された信号パラメータの値は所望の信
号パラメータ値と比較され、差が求められる。無線送受信器に送信パワー制御コ
マンドが送信され、例えば無線送信パワーの増加又は減少を指示する。求められ
た差によって、無線送受信器で使用すべきパワー制御適応のタイプを示すパワー
制御インジケータが送信パワー制御コマンドとともに送信される。例えば、1つ
又は複数のフラグビットがパワー制御コマンドに付随する。用いられるインジケ
ータビットの数によって、多くの異なるパワー制御適応を使用することができる
【0028】 オーバヘッドの少ない、他のタイプのインジケータを用いることもできる。例
えば、異なるパワー制御コマンドビットパターンを用いることができる。あるパ
ターンが第1のタイプのパワー制御適応に対応し、別のパターンが他のタイプの
パワー制御適応に対応する。異なるパワー制御適応タイプメッセージが、基地局
及び移動局の間で頻繁に交換される、他の、パワー制御に関係しない制御信号メ
ッセージによって搬送されても良い。さらに、基地局及び移動局の通常の動作及
び/又は制御において送信される任意のメッセージを大幅なオーバヘッドを付加
することなしにパワー制御適応タイプメッセージの搬送に使用することもできる
【0029】 1つの実施形態において、パワー制御インジケータは1つのフラグビットを含
む。第1の値は第1のタイプのパワー制御適応が使用すべきことを示し、第2の
値は第2のタイプのパワー制御適応が使用すべきことを示す。いずれにしても、
パワー制御インジケータそれ自身は第1又は第2のタイプのパワー制御適応の具
体的な詳細を含まない。インジケータのみが送信される(詳細は送信されない)
ことによって、パワー制御コマンドが頻繁に送信されることに関連するシグナリ
ングオーバヘッド及び帯域消費は最小に維持される。第1及び第2のパワー制御
適応の詳細は最初無線送受信器に格納される。そのような詳細は望ましい時に更
新することができるが、このような更新の頻度はまれであろう。
【0030】 第1及び第2のタイプのパワー制御適応は第1及び第2のパワー調整ステップ
サイズを含むことができ、1つのステップサイズは1つのタイプのパワー制御状
況に用いられ、他のステップサイズは他のタイプの状況において用いられる。代
わりに、第1及び第2のタイプのパワー制御適応は無線送受信器の送信パワーを
調整するための2つの異なるパワー制御方法に対応してもよい。本発明は1つ又
は複数の基地局に対応する無線送受信器を有する無線ネットワークノードにおけ
る「アップリンク」パワー制御に実装することができる。さらに、本発明は、無
線ネットワーク中の基地局に対応する無線送受信器を有する移動局における「ダ
ウンリンク」方向にも実装することができる。
【0031】 本発明の上述した目的及び他の目的、機能及び長所は以下の好ましい実施形態
の説明並びに添付図面における記載から明らかになるであろう。なお、添付図面
において参照数字は様々なビューを等して同一部分を示している。図面は必ずし
も縮尺されておらず、代わりに本発明の原理を説明するために強調されている。
【0032】 (発明の詳細な説明) 以下の説明においては、本発明の完全な理解を提供するため、制限ではなく説
明を目的として、具体的な実施形態、手順、方法等の特定な詳細を説明する。し
かしながら、これらの特定な詳細から離れることなく本発明を他の実施形態に実
施可能であることは当技術分野に属する当業者には明らかであろう。例えば、本
発明はアップリンク/逆方向無線チャネルにおける移動局伝送の送信パワー制御
に好適に適用できる。本発明はまた、ダウンリンク/順方向における基地局伝送
の送信パワー制御にも好適に適用可能である。他の例、周知な方法、インタフェ
ース、デバイス、シグナリング技術の詳細な説明は、不要な詳細によって本発明
の説明が曖昧にならないよう省略する。
【0033】 移動無線セルラ通信システム10は図1に示され、例えばCDMA又は広帯域
CDMA通信システムである。無線ネットワーク制御装置(RNC)12及び1
4は、例えば無線アクセスベアラセットアップ、ダイバーシチハンドオーバ等を
含む様々な無線ネットワーク機能を制御する。無線ネットワーク制御装置12は
複数の基地局16,18及び20に接続される。無線ネットワーク制御装置14
は基地局22,24及び26に接続される。各基地局はセルと呼ばれる地理的領
域にサービスを提供し、1つのセルは複数のセクタに分割可能である。基地局2
6は5つのアンテナセクタS1−S5を有するものとして示されている。各セク
タはまた対応するセル領域を有し、この場合基地局は5つのセルにサービスを提
供することになる。基地局は専用電話回線、光ファイバリンク、マイクロ波リン
クといった様々な手段によって、対応する無線ネットワーク制御装置に接続され
る。無線ネットワーク制御装置12及び14はいずれも、公衆交換電話網(PS
TN)、インターネット等の外部ネットワークに1つ又は複数の(移動サービス
交換局のような)コアネットワークノード及び/又はパケット無線サービスノー
ド(図示せず)を通じて接続される。RNCは移動局の呼を適切な基地局を介し
て導く。
【0034】 図1において、複数の基地局と通信している2つの移動局28及び30が示さ
れている。移動局28は基地局16,18及び20と、移動局30は基地局20
及び22と通信している。無線ネットワーク制御装置12及び14の間の制御リ
ンクは基地局20及び22を介した移動局30との通信を可能とする。移動局及
び基地局間で確立される各無線通信チャネルはアップリンク成分とダウンリンク
成分を有する。CDMA通信においては複数の通信が同一無線周波数帯を用いる
ので、多くの移動局と基地局との間の通信を識別するために他の周知のCDMA
技術と共に拡散符号が用いられる。本実施形態において、”チャネル”という言
葉は、任意の移動局に対してRF周波数及び特定の符号列によって定義されるC
DMAチャネルを指す。
【0035】 基地局及び無線ネットワーク制御装置の更なる詳細が図2に関連して提示され
る。各無線ネットワーク制御装置(RNC)は、様々な基地局との通信をインタ
フェースするためのネットワークインタフェース52を含む。RNC内部におい
て、ネットワークインタフェース52はコントローラ50及びダイバーシチハン
ドオーバユニット(DHO)54に接続される。ダイバーシチハンドオーバユニ
ット54はダイバーシチ結合、ダイバーシチ分離、パワー制御及び無線リソース
制御アルゴリズム関係の他のリンクと言ったダイバーシチ接続の確立、維持及び
切断に必要な様々な機能を実行する。RNCは本発明の理解に必要ない他の制御
/機能ユニットを有しても良い。
【0036】 各基地局はRCNとのインタフェースを行うための対応ネットワークインタフ
ェースを含む。さらに、基地局は1つ又は複数の送受信器に接続されるコントロ
ーラ62を含む。この例においては、複数の送受信器(TRX)64,66,6
8及び70が示され、送信パワーコントローラ72に接続される。コントローラ
62は基地局の全体動作及び無線通信の確立、維持及び開放を制御する。代表的
な送受信器64−70は移動局との特定の通信に個別割り当てされる。少なくと
も1つの送受信器が、基地局がパイロット、同期又は他のブロードキャストシグ
ナリングと言った共通シグナリングを基地局が送信する共通制御チャネルとして
用いられる。基地局のセル内又は近くに位置する移動局は共通チャネルを監視す
る。送信パワーコントローラ72はパワー制御動作を実行する。1つ又は複数の
搬送波干渉比(CIR)検出器74(説明のため1つのみを示す)が移動局から
受信した信号のCIRを検出するために用いられる。背景技術において述べたよ
うに、SIR、RSSI等の他の信号品質検出器を用いることが可能もである。
【0037】 図3は図4に示した移動局の詳細を図示する。移動局はRAKE受信機82に
接続されたコントローラ80と、送信パワーコントローラ88と、送信機90及
びCIR(又は他の信号品質)検出器100を有する。RAKE受信機82は、
ダイバーシチコンバイナ86に接続された複数の受信機84及び85(更に他の
受信機を付加可能である)を含む。移動受信機82において、(図示しない)1
つ又は複数の信号強度検出器又は類似の検出器が信号強度又は受信信号の他のパ
ラメータを検出するために用いられる。基地局からの伝送はマルチパスとして受
信機84及び85で受信され、ダイバーシチコンバイナ86で結合され1つの信
号として処理される。送信パワーコントローラ88は受信され、ダイバーシチ結
合された信号の送信パワーレベルを(好ましくは搬送波対干渉比(CIR)とし
て)求める。
【0038】 図3はまた、移動局及び2つの基地局BS1及びBS2との間の高速パワー制
御ループを示している。受信信号のCIR(又はSIR)測定値に基づき、移動
局は基地局BS1及びBS2に送信される送信パワー制御コマンドを生成する。
同様に、基地局1及び2は移動局からの受信信号に対して行ったCIR/SIR
測定値に基づき移動局へ送信パワー制御コマンドを送信する。TPCコマンドは
希望する送信パワーの増加、希望する送信パワーの減少、又はいくつかの場合に
は送信パワーを変化させないことを示す1つ又は複数のビットを含むことができ
る。もちろん、任意の数の複数又は単数ビットの割り当てが可能である。高速に
変化する送信状況を補償するため、これらの送信パワー制御コマンドは非常に頻
繁に送信され、1つの実施形態の例では0.625ミリ秒タイムスロット毎又は
秒間1600回である。従って、この種のパワー制御は高速な内部ループ制御と
呼ばれる。さらに、オプションとして、遅い外部制御ループをまたアップリンク
及びダウンリンク方向の両方に用いることができる。RNCは基地局から提供さ
れる品質報告をモニタし、目標又は基準CIR/SIR値に関する周期的な更新
を提供する。
【0039】 本発明の第1の実施形態例を図4におけるパワー制御ルーチン(ブロック20
0)に関して説明する。この実施形態において、パワー制御ルーチンは任意のタ
イプの無線送受信器に適用可能であり、任意の方向、例えばアップリンク及びダ
ウンリンクにおける送信パワー制御に用いることができる。制御エンティティは
制御される無線機から受信した信号の搬送波対干渉比といった信号品質パラメー
タを検出する(ブロック202)。検出された信号品質パラメータは所望の信号
品質パラメータ、例えば目標CIRと比較され、差が求められる(ブロック20
4)。送受信器の現在の送信パワーを上昇させ、低下させ又は変更しないのいず
れかのための送信パワー制御コマンドが無線送受信器に送信される(ブロック2
06)。パワー制御インジケータがその最も簡単な形態、単独のフラグビットで
送信パワー制御コマンドに付加される。パワー制御インジケータは差に応じて第
1又は第2形式のパワー制御調整のいずれが用いられるべきかを示す(ブロック
208)。
【0040】 図5は、本発明の実施形態例に従って用いることが可能なパワー制御メッセー
ジ形式の例を示す。720ミリ秒の繰り返し周期に対応する72フレームに分割
された専用物理制御チャネル(DPCCH)が示されている。各10ミリ秒フレ
ームが16のタイムスロットを形成し、その各々が0.625ミリ秒持続する。
各DPCCHタイムスロットは同期用のパイロットフィールド、送信パワーを増
加、減少又は維持するためのコマンドを含んでよいトラフィックパワー制御(T
PC)コマンド及び他のビットを含んでよい。この種の送信パワー制御メッセー
ジは専用物理制御チャネルのアップリンク方向及びダウンリンク方向において送
信することが可能である。
【0041】 上述の例において、パワー制御形式インジケータは1つ又は複数の送信パワー
制御コマンドに付加され、シグナリングオーバヘッドを最小化するために単独フ
ラグビットを含むが、パワー制御調整インジケータは他の機構を用いて搬送され
ても良い。重要な目的は、シグナリングオーバヘッドを大幅に増加させることな
く、効率的かつ効果的にパワー制御調整方法の形式を無線送受信器に通信するこ
とである。1つの代替機構例は異なるパワー制御コマンドビットパターンを用い
ることである。1つのパターンを第1形式のパワー制御調整に、他のパターンを
他の形式のパワー制御調整にそれぞれ対応させることができる。異なる複数のパ
ワー制御調整形式メッセージは他の、一般に基地局及び移動局間で頻繁に交換さ
れる、パワーとは関係のない制御シグナリングメッセージとともに搬送されても
良い。実際、パワー制御調整形式インジケータは、シグナリングオーバヘッドを
大きく増加させることなく、無線受信機の通常の動作及び/又は制御において送
信される任意のメッセージと共に送信されて良い。
【0042】 異なる形式のパワー制御調整の一例として、第1及び第2のステップサイズに
対応する第1及び第2形式のパワー制御調整がある。第1のステップサイズは1
dBを増加又は減少させるような一般的なステップサイズである。第2のステッ
プサイズはより大きな量、例えば8dBに対応する。その結果、検出された信号
品質と所望の信号品質の差が大きい場合、この大きな相違を補償するため、無線
送受信器は直ちにその送信パワーを大きなステップサイズ量で変更するよう命令
される。より具体的には、無線送受信器の送信パワーが所望のパワーよりも大幅
に高い場合、周囲の無線通信に対する干渉を最小化するため、送受信器の送信パ
ワーを直ちに削減することができる。代わりに、例えば建造物の陰や強いフェー
ジングの結果として、無線送受信器の検出された信号品質が所望の品質よりもず
っと低い場合には、無線送受信器への/からの通信品質を直ちに向上するために
無線送受信器の送信パワーを大幅に増加することができる。しかし、後者の状況
の場合、移動局の送信パワーを増加する際には、大きすぎる干渉を生成する可能
性があるため十分な注意をすることが好ましい。大きなステップサイズを指示す
ことが可能であっても、パワーの増加にはただ1つの増加ステップサイズを用い
るように決定しても良い。
【0043】 これら状況のいずれにおいても、小さなステップサイズのみが無線送受信器の
送信パワーの段階的な増加又は減少に用いられるとすると、かなりの時間最適な
状態に満たない。最初のオーバパワー送信状況において、無線送受信器は他の送
受信器の通信を乱すとともに、干渉する。その結果、これら他の送受信器は十分
な聞き取りを可能にするためにその送信パワーを増加させ、”パーティ効果”状
態に発展する可能性がある。反対に、無線送受信器の送信パワーがあまりに長い
間低すぎる状態にあると、無線コネクションが失われるであろう。
【0044】 本発明による高速かつ効率的なパワー制御の別の利点は、無線送受信器へ/か
らのオーバヘッドシグナリング量を余り増加させないことである。これは、シス
テム状況の変化に素早く適応するために送信パワー制御コマンドがタイムスロッ
ト毎、例えば毎秒1600回送信される高速送信パワー制御において非常に重要
である。可変ステップサイズパワー調整値及び他の詳細は各送信パワー制御コマ
ンドとともに通信することが可能であるが、設定及び無線インタフェースを介し
て送信しなければならないビット数の点から見ると、情報量はかなりのオーバヘ
ッドを付加する。それはまたユーザトラフィックが利用可能な帯域幅を削減する
。本発明によれば、単に1ビット値を送信パワー制御コマンドとともに送信する
ことによってステップサイズ及び用いられるパワー制御方法の形式さえも変更す
ることができ、少しだけのオーバヘッド増加並びに帯域幅減少ですむ。いくつか
の例を上述したような、代わりの既存メッセージ又は他の方法を、この情報をオ
ーバヘッドをあまり増やさずに搬送するためにまた用いても良い。しかし、非常
に高速なパワー制御形式調整が望ましい場合には、通常のパワー制御コマンドと
ともにインジケータを送信することが好ましい。一方、素ピーとがあまり重要で
ない場合には、インジケータを既存の制御シグナリングと共に送信することもで
きる。
【0045】 パワー制御調整の第1及び第2形式はパワー制御調整方法の第1及び第2の形
式に対応しても良い。例えば、第1形式のパワー制御調整方法において、パワー
調整はタイムスロット毎の1dB変化である。第2形式のパワー制御調整方法に
おいて、第1スロットは2dBの調整に対応し、第2タイムスロットは2db、
第3タイムスロットは4dB、第4タイムスロットは4dB、第5タイムスロッ
トは8dB、次のタイムスロットは8dB、さらに次のタイムスロットは4dB
、さらに次のタイムスロットは4dBであり、以下同様に進行する。表1に例を
示す。
【0046】
【表1】
【0047】 別の例において、2つの冗長TPCビット、例えば”00”=パワー減少、”
11”=パワー増加が信頼性を高めるためにスロット毎に送信される。これら2
ビットで可能な4つの組み合わせのうち2つのみが使用される。残りの2つの組
み合わせは2つの異なるパワー制御調整を示すために用いられる。例えば、”0
1”がある形式のパワー制御調整を、”10”を他の形式のパワー制御調整を示
すために使用可能である。さらに信頼性を高めるために、複数の連続するスロッ
トに渡ってTPCビットを集めても良い。
【0048】 従って、送信パワーを増加又は減少させるための実際のパワー制御方法や実際
のステップサイズ値を各送信パワーコマンド(増加、減少又は維持)とともに実
際に送信するよりもむしろ、異なるパワー制御方法又は異なるステップサイズ値
が予め格納、もしくは無線送受信器に供給され、関連するパワー制御インジケー
タを受信した際に無線送受信器によって適切な参照がなされる。この、非常に高
速かつ柔軟なパワー制御のコストは、1つ又は複数のパワー制御インジケータビ
ットに関する最小のシグナリングオーバヘッドである。さらに、(パワー制御イ
ンジケータよりもずっと多くのビットを必要とする)異なるパワー制御調整方法
又は値を、時折無線受信機へ送信される制御メッセージによって必要な場合のみ
変更することができる。しかし、そのような変更はまれにしか発生しない(すな
わち、TPCコマンドの送信よりもずっと低頻度である)ため、それらの変更は
全体のオーバヘッドシグナリングをほとんど増加させることがない。
【0049】 本発明を好適に用いることの可能な2つの例示的な状況について、図6及び図
7を参照して説明する。以下の例はアップリンク方向における移動局送信の送信
パワーレベル制御に関して説明される。もちろん、本発明はダウンリンク方向に
送信する基地局送受信器の送信パワー制御にも用いることができる。ダウンリン
ク方向において、本発明は無線ネットワークコントローラ内、基地局内、その両
方又は他の無線ネットワークノードのいくつかで実施可能である。
【0050】 図6は、移動局が高速で移動し、無線チャネルの高速な変化及び高速フェージ
ングが発生する例示シナリオ220を示す。上述の式(1)を参照すると、利得
係数Gfは高速フェージングの影響を大きく受け、それによって搬送波対干渉比
が大きく、高速かつ予測不可能に変化する。移動局はまた自動車で素早く移動す
るため、検出された高速フェージングの各々を完全に補償することは困難である
。実際は、1dBのパワーステップ変更は大きすぎ、それが移動局で実行される
時間にはそのステップ変更が問題を改善するどころか悪化させるだけかもしれな
い。この特定のシナリオ220においては、より小さなパワーステップを用いる
ように決定することができる。従って、非常に小さな、例えば1dB未満のパワ
ー変更を提供する代替パワー制御方法が(パワー制御フラグの適切な設定によっ
て)選択される。
【0051】 高速移動局が建造物のような一時的な障害物に接近し、そして、移動局と基地
局間の視野方向(line of sight)無線経路が遮られる場所に移動すると、基地局
で検出される移動局からのCIRが劇的に減少する。移動局との合理的な品質の
コネクションを維持するため、異なるパワー制御インジケータが基地局から送信
される。このインジケータは、妨害された領域における状況を早急に調整し、コ
ネクション品質を維持するため、異なる、より大きなステップサイズを用いて送
信パワーを増加するよう移動局に指示する。
【0052】 図7は、本発明が好適に適用可能な、パワーの強すぎる(overpowered)移動伝
送のシナリオ230を示す。時刻Aにおいて、移動局MS1は通信中のサービス
提供基地局BSAから遠く離れている。遠距離であるため、送信は高い送信パワ
ーで行われている。時刻Bにおいて、移動局MS1はMS1とBSAとの視野方
向を遮る建造物の後ろに移動した。これは、基地局BSAが、図6において直前
に説明したようにMS1が建造物の後ろに移動するにつれ、MS1とのコネクシ
ョン品質を維持しようと試みると、既に高い送信パワーを増加させる原因となる
。不幸なことに、MS1がその建造物の角を回ると、時刻Bにおいて他の基地局
BSBの非常に近くに位置する。MS1の送信パワーはかなり強すぎ、基地局伝
送及び非常に低いパワーレベルで送信している移動局MS4及びMS5の伝送に
厳しく干渉する原因となる。MS1からのこの高パワー伝送が基地局BSBを介
して検出されると、パワーを減少させる即時送信パワー制御コマンドがMS1へ
返送される。さらに、パワー制御インジケータはパワー減少量を大きくすべきこ
とを指示する。その結果、1つ又はいくつかのタイムスロットのみでMS1の送
信パワーが合理的なレベルに至り、それによってBSBとの他の移動通信への干
渉を最小化する。標準かつ一般的な1dBのステップサイズを用いた場合、干渉
の程度及び長さはずっと大きな物になるであろう。
【0053】 図8はアップリンクにおける本発明の別の実施形態例におけるパワー制御ルー
チン(ブロック250)を示す。複数のパワー制御調整係数、手順又は方法、比
較閾値等が、基地局(及び/又はRNC又は他の無線ネットワークノード)及び
1つ又は複数の移動局によって利用可能であるか、それらのメモリに格納するた
めに供給される(ブロック252)。基地局はタイムスロット毎に(例えば0.
625マイクロ秒毎又は毎秒1600回)、移動局から受信した信号のCIR(
又は他の信号品質パラメータ)を検出する(ブロック254)。受信したCIR
は所望のCIRと比較され、基地局はCIRの差と極性(すなわち、受信したC
IRが高すぎるか低すぎるか)を求める(ブロック256)。そして、CIRの
差は、移動局の現送信パワーレベルを調整するため、複数のパワー制御調整係数
、手順又は方法等のどれを移動局に用いるべきかを判定するため、1つ又は複数
の事前に格納したCIR閾値と比較される(ブロック258)。さらに、パワー
制御インジケータの値を判定されたパワー制御調整係数、手順又は方法に従って
設定する(ブロック260)。設定されたパワー制御インジケータ値は送信パワ
ー制御コマンドとともに移動局へ送信される(ブロック262)。移動局はTP
Cコマンド及びパワー制御インジケータを受信及び検出し、それに基づいて自ら
の送信パワーを適切に調整する。パワー制御調整係数、手順又は方法、比較閾値
等は、適切な移動局及び基地局のメモリ内において、又は適切な移動局及び基地
局によって任意に変更及び更新することができる(ブロック264)。
【0054】 本発明を特定の実施形態に関して説明してきたが、本技術分野に属する当業者
は本発明がここで図示され、説明された特定の実施形態に限定されないことを理
解するであろう。図示及び説明されたものに加え、異なる形式、実施形態及び適
合並びに多くの変更物、派生物及び等価な構成もまた本発明の実施に用いること
ができる。代替方法として、シグナリングオーバヘッドがほとんど増加しさえし
なければ、パワー制御形式の変更を有効にするためにパワー制御インジケータを
高速送信パワー制御メッセージに1つ又は複数のビットを付加する方法以外の方
法を用いて通信することもできる。従って、本発明は本明細書に添付された請求
項の範囲にのみ制限されることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用可能な通信システムの高レベル図の例である。
【図2】 図1に示される無線ネットワークコントローラの機能ブロック図である。
【図3】 図1における移動局の機能ブロック図及び、移動無線システムにおける例示的
なパワー制御の高速及び低速パワー制御ループを示す図である。
【図4】 本発明の一実施形態におけるパワー制御ルーチンを示すフローチャートである
【図5】 TPCコマンド及びパワー制御インジケータを含む送信パワー制御コマンドの
フォーマット例を示す図である。
【図6】 本発明が好適に利用可能な高速移動局の状況を示す図である。
【図7】 本発明によって解決される高パワー移動局干渉問題を示す図である。
【図8】 本発明の別の実施形態を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW 【要約の続き】 帯域幅の消費は最小限に維持される。第1及び第2形式 のパワー制御調整の特定の詳細は最初に無線送受信器に 格納される。このような詳細は希望する際に更新可能だ が、更新はめったに発生しない。シグナリングオーバヘ ッドを大きく増加させなければ、代わりに、パワー制御 形式の変化を有効にするため、高速な送信パワー制御メ ッセージに1つ又は複数のフラグビットを付加する以外 の方法を用いてパワー制御インジケータを通信すること ができる。

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線送受信器の送信パワーを制御する方法であって、 前記無線送受信器から受信した信号のパラメータ値を検出するステップと、 前記検出した信号パラメータ値を所望の信号パラメータ値と比較し、差を判定
    するステップと、 送信パワー制御コマンドを前記無線送受信器に送信するステップと、 前記差に応じて、前記無線送受信器において第1又は第2形式のパワー制御調
    整のいずれを用いるかを指示するパワー制御インジケータを、前記送信パワー制
    御コマンドに関連して送信するステップとを有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記パワー制御インジケータが1つのフラグビットのみを含
    むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記パワー制御インジケータが前記第1又は第2形式のパワ
    ー制御調整を含まないことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記方法が無線ネットワークノードで実施され、前記無線送
    受信器が移動局であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記方法が移動局で実施され、前記無線送受信器が基地局で
    あることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記信号パラメータが無線搬送波対干渉比(CIR)である
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記送信パワー制御コマンドが前記無線送受信器に送信パワ
    ーの増加、減少又は維持を指示することを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第1又は第2形式のパワー制御調整が前記無線送受信器
    がその送信パワーを調整する量を決定することを特徴とする請求項1記載の方法
  9. 【請求項9】 前記第1形式のパワー調整制御が第1形式の伝送状況下で用
    いられる第1の量であり、前記第2形式のパワー調整制御が第2形式の伝送状況
    下で用いられる第2の量であることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の量がデフォルト量であり、前記第2の量が前記
    伝送状況に応じてデフォルト値よりも大きいか小さいことを特徴とする請求項9
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記無線送受信器に1度又は第1の頻度で前記第1及び第
    2のパワー制御調整を供給するステップを更に有し、 前記送信パワー制御コマンドが前記第1の頻度よりも多い第2の頻度で送信さ
    れることを特徴とする請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 送信パワー制御コマンドが前記無線送受信器に送信パワー
    の増加又は減少を指示し、前記パワー制御インジケータが、送信パワーの第1の
    量の増加又は減少を示す第1の値と、送信パワーの第2の量の増加又は減少を示
    す第2の値とを有する1つのフラグビットであることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記第1形式及び第2形式のパワー制御調整が第1及び第
    2のパワー制御方法をそれぞれ含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記パワー制御インジケータが前記送信パワー制御コマン
    ドの異なるパターンの1つに対応することを特徴とする請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記パワー制御インジケータが前記送信パワー制御コマン
    ドに含まれることを特徴とする請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記パワー制御インジケータが、前記無線送受信器に頻繁
    に送信される前記送信パワー制御コマンド以外の制御メッセージに含まれること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記パワー制御インジケータの送信ステップが、最小のシ
    グナリングオーバヘッド増加で実行されることを特徴とする請求項1記載の方法
  18. 【請求項18】 無線ネットワークへ送信する移動局の送信パワーを制御す
    る方法であって、 前記移動無線機から受信した信号の信号対干渉パラメータを第1の頻度で検出
    するステップと、 前記検出した信号対干渉パラメータ値を所望の信号対干渉パラメータ値と比較
    し、差を判定するステップと、 前記差を閾値と比較するステップと、 前記差に応じて前記移動局の送信パワーを増加又は減少させうる送信パワー制
    御コマンドを前記移動局に送信するステップと、 前記差が前記閾値より小さい場合に前記移動局で用いるべき第1形式のパワー
    制御調整を示し、前記差が前記閾値より大きいか等しい場合に前記移動局で用い
    るべき第2形式のパワー制御調整を示すパワー制御インジケータを前記送信パワ
    ー制御コマンドに関連づけるステップとを有することを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 前記第1及び第2形式のパワー制御調整が1度又は前記第
    1の頻度よりも多い第2の頻度のいずれか前記移動局に供給されることを特徴と
    する請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 送信パワー制御コマンド及び前記パワー制御インジケータ
    がスロット化されたチャネル上で送信され、前記第1の頻度が1タイムスロット
    に1回であることを特徴とする請求項18記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記第1及び第2形式の調整が第1及び第2のパワー調整
    制御手順を含むことを特徴とする請求項18記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記第1及び第2形式の調整が第1及び第2のパワー調整
    ステップサイズを含むことを特徴とする請求項18記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記差が、各々がパワー制御調整の形式に対応する複数の
    閾値と比較されることを特徴とする請求項18記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記パワー制御インジケータが1つのフラグビットのみを
    含むことを特徴とする請求項18記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記パワー制御インジケータが前記第1又は第2形式のパ
    ワー制御調整を含まないことを特徴とする請求項18記載の方法。
  26. 【請求項26】 無線ネットワークと通信可能な移動送受信器であって、 無線送信機及び無線受信機を含む送受信器と、 第1及び第2形式のパワー制御調整を有し、前記無線ネットワークから前記送
    信機の送信パワーレベルを増加又は減少させるための送信パワー制御コマンド及
    び前記第1及び第2の形式のパワー制御調整のいずれを使用すべきかを示すパワ
    ー制御インジケータとを受信するコントローラとを有し、 前記コントローラが、前記パワー制御インジケータの値に応じ、前記第1及び
    第2形式のパワー制御調整の一方を用いて前記送信機の前記送信パワーレベルを
    調整することを特徴とする移動送受信器。
  27. 【請求項27】 前記受信したパワー制御インジケータが前記送信パワー制
    御コマンドの1つに関連づけされることを特徴とする請求項26記載の移動送受
    信器。
  28. 【請求項28】 前記パワー制御インジケータが1つのフラグビットのみを
    含むことを特徴とする請求項26記載の移動送受信器。
  29. 【請求項29】 前記パワー制御インジケータが前記第1又は第2形式のパ
    ワー制御調整を含まないことを特徴とする請求項26記載の移動送受信器。
  30. 【請求項30】 前記無線ネットワークから、前記第1及び第2形式のパワ
    ー制御調整を1度又は前記第1の頻度よりも少ない第2の頻度のいずれかで受信
    することを特徴とする請求項26記載の移動送受信器。
  31. 【請求項31】 送信パワー制御コマンド及び前記パワー制御インジケータ
    がスロット化されたチャネル上で送信され、前記第1の頻度が1タイムスロット
    に1回であることを特徴とする請求項26記載の移動送受信器。
  32. 【請求項32】 前記第1及び第2形式の調整が第1及び第2のパワー調整
    制御手順を含むことを特徴とする請求項26記載の移動送受信器。
  33. 【請求項33】 前記第1及び第2形式の調整が第1及び第2のパワー調整
    ステップサイズを含むことを特徴とする請求項26記載の移動送受信器。
  34. 【請求項34】 無線送受信器にパワー制御コマンドを送信する無線ネット
    ワークノードであって、 前記無線送受信器から受信した信号の信号パラメータ値を検出する検出器と、 前記検出した信号パラメータ値を所望の信号パラメータ値と比較し、差を判定
    する比較器と、 前記差に応じて前記第1又は第2形式のパワー制御調整のうちいずれを前記移
    動送受信器で使用すべきかを示すパワー制御インジケータとともに送信パワー制
    御コマンドを前記無線送受信器に送信する送信器とを有することを特徴とする無
    線ネットワークノード。
  35. 【請求項35】 前記無線ネットワークノードが移動局を含むことを特徴と
    する請求項34記載の無線ネットワークノード。
  36. 【請求項36】 前記無線ネットワークノードが無線ネットワークコントロ
    ーラを含むことを特徴とする請求項34記載の無線ネットワークノード。
  37. 【請求項37】 前記パワー制御インジケータが1つのフラグビットに対応
    し、前記第1及び第2形式のパワー制御調整を含まないことを特徴とする請求項
    34記載の無線ネットワークノード。
  38. 【請求項38】 前記信号パラメータが搬送波対干渉比(CIR)であるこ
    とを特徴とする請求項34記載の無線ネットワークノード。
  39. 【請求項39】 前記送信パワー制御コマンドが前記無線送受信器に送信パ
    ワーの増加又は減少を指示し、前記第1及び第2形式のパワー制御調整が前記無
    線送受信器がその送信パワーを調整する量を決定することを特徴とする請求項3
    4記載の無線ネットワークノード。
  40. 【請求項40】 前記第1形式のパワー調整制御が第1形式の伝送状況下で
    用いられる第1の量であり、前記第2形式のパワー調整制御が第2形式の伝送状
    況下で用いられる第2の量であることを特徴とする請求項34記載の無線ネット
    ワークノード。
  41. 【請求項41】 前記第1及び第2形式のパワー制御調整を1度又は第1の
    頻度で前記移動送受信器に供給する手段を更に有し、 前記送信器が前記送信パワー制御コマンドを前記第1の頻度よりも大きい第2
    の頻度で送信することを特徴とする請求項34記載の無線ネットワークノード。
  42. 【請求項42】 前記パワー制御インジケータが前記送信パワー制御コマン
    ドの異なるパターンの1つに対応することを特徴とする請求項34記載の無線ネ
    ットワークノード。
  43. 【請求項43】 前記パワー制御インジケータが前記送信パワー制御コマン
    ドに含まれることを特徴とする請求項34記載の無線ネットワークノード。
  44. 【請求項44】 前記パワー制御インジケータが、前記無線送受信器に頻繁
    に送信される前記送信パワー制御コマンド以外の制御メッセージに含まれること
    を特徴とする請求項34記載の無線ネットワークノード。
  45. 【請求項45】 前記パワー制御インジケータの送信ステップが、最小のシ
    グナリングオーバヘッド増加で実行されることを特徴とする請求項34記載の無
    線ネットワークノード。
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