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JP2008017325A - 無線端末装置、無線通信システム、無線通信制御方法及び無線通信制御プログラム - Google Patents

無線端末装置、無線通信システム、無線通信制御方法及び無線通信制御プログラム Download PDF

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JP2008017325A
JP2008017325A JP2006188325A JP2006188325A JP2008017325A JP 2008017325 A JP2008017325 A JP 2008017325A JP 2006188325 A JP2006188325 A JP 2006188325A JP 2006188325 A JP2006188325 A JP 2006188325A JP 2008017325 A JP2008017325 A JP 2008017325A
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Abstract

【課題】無線端末装置が帰属する無線基地局の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置を、無線基地局が認識することができない場合でも、無線基地局と無線装置との間での電波干渉の発生を回避することを可能とする無線通信システムを提供する。
【解決手段】 無線基地局(AP1)と、無線基地局(AP1)に帰属し無線通信を行う無線端末装置(STA)と、を有して構成される無線通信システムであり、無線端末装置(STA)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置(近隣無線基地局AP2に相当)を検出し、その干渉源となる無線装置(AP2)に対し、電波干渉の発生を回避するための制御信号を送信する。干渉源となる無線装置(AP2)は、無線端末装置(STA)から制御信号を受信した際に、電波干渉を回避するための制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線基地局と、その無線基地局に帰属し無線通信を行う無線端末装置と、を有して構成される無線通信システムに関し、特に、無線端末装置が帰属する無線基地局の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置が存在する場合に、無線基地局と無線装置との間での電波干渉の発生を回避することを可能とする無線端末装置、無線通信システム、無線通信制御方法及び無線通信制御プログラムに関するものである。
従来の無線通信システムは、無線LANに代表されるように、無線端末装置が、無線基地局を介して有線ネットワークに接続し、インターネットサービスを享受することが可能となるように構築されていた。
なお、従来の無線通信システムは、共通の周波数帯を使用して無線通信を行っている他の無線装置を検出するためにキャリアセンスを行い、複数の無線端末装置と、無線基地局と、の間の通信時間を時分割することで干渉回避を行っているが、単位時間当たりに伝送可能なデータ量を増加することができないため、無線基地局の設置数を増加してもシステム全体のスループットを増加することができず、無線基地局1台当たりのスループットが低下するという問題があった。
このようなことから、上述した問題点を解決すべく、非干渉領域にある複数のユーザ端末に対しては、複数のアクセスポイントから同時に通信を行い、干渉領域にあるユーザ端末に対しては、複数のアクセスポイントから時間分割して通信を行い、データパケットの干渉を回避することを可能とする通信制御方法が開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
なお、上記特許文献1に開示されている通信制御方法について図14、図15を参照しながら概略的に説明する。
上記特許文献1に開示されている通信制御方法は、図14に示すように、管理サーバ(1)と、複数の無線基地局(AP1〜N:Nは、任意の整数)と、少なくとも1つの無線端末装置(STA)と、を有して構成し、図15に示す制御動作を行うことになる。
なお、図14に示す管理サーバ(1)は、各無線基地局(AP1〜N)の受信電波情報(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を管理し、各無線基地局(AP1〜N)の通信を制御する。また、各無線基地局(AP1〜N)は、各無線基地局(AP1〜N)が構築する電波到達範囲内に存在する無線端末装置(STA)と無線通信を行う。また、無線端末装置(STA)は、無線通信を行う端末装置であり、無線基地局(AP1〜N)と帰属処理を行い、その帰属した無線基地局(AP1〜N)と無線通信を行うことになる。
なお、図14に示す無線通信システムでは、各無線基地局(AP1〜N)は、隣接する無線基地局(AP1〜N)の電波到達範囲外に位置しており、各無線基地局(AP1〜N)は、隣接する無線基地局(AP1〜N)の受信電波強度を測定することができない。また、無線端末装置(STA)は、複数の無線基地局(AP1、AP2)の電波到達範囲内に位置しており、無線端末装置(STA)は、無線基地局(AP1)に帰属しているものとする。なお、無線端末装置(STA)が帰属している無線基地局(AP1)を帰属無線基地局と称し、無線端末装置(STA)が帰属していない無線基地局(AP2)を近隣無線基地局と称する。
次に、図15を参照しながら、図14に示す無線通信システムにおける一連の制御動作について概略的に説明する。
まず、各無線基地局(AP1、AP2)は、各無線基地局(AP1、AP2)の電波到達範囲内に位置する無線端末装置(STA)に対し、ビーコン信号を送信する(ステップS1)。
無線端末装置(STA)は、各無線基地局(AP1、AP2)から受信したビーコン信号を基に、各無線基地局(AP1、AP2)のビーコン信号の受信電波強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定し(ステップS2)、その測定した各無線基地局(AP1、AP2)の受信電波強度の情報(受信電波情報)を管理サーバ(1)に送信する(ステップS3)。これにより、管理サーバ(1)は、各無線基地局(AP1、AP2)の受信電波情報を管理することが可能となる(ステップS4)。
次に、管理サーバ(1)は、無線端末装置(STA)から受信した受信電波情報を基に、無線端末装置(STA)が干渉領域内に存在しているか、または、非干渉領域内に存在しているかを判断する(ステップS5)。
なお、干渉領域とは、帰属無線基地局(AP1)と近隣無線基地局(AP2)とが無線端末装置(STA)に対してデータ送信を同時に行った場合に、電波干渉が発生する領域を示す。また、非干渉領域とは、帰属無線基地局(AP1)と近隣無線基地局(AP2)とが無線端末装置(STA)に対してデータ送信を同時に行った場合でも、電波干渉が発生しない領域を示す。図14では、無線端末装置(STA)は、帰属無線基地局(AP1)と近隣無線基地局(AP2)との両方の無線基地局の電波到達範囲内に位置し、帰属無線基地局(AP1)と、近隣無線基地局(AP2)と、が無線端末装置(STA)に対してデータ送信を同時に行った場合に、電波干渉が発生することになるため、無線端末装置(STA)は、干渉領域内に存在することになる。
管理サーバ(1)は、無線端末装置(STA)から受信した受信電波情報を基に、無線端末装置(STA)が非干渉領域内に存在すると判断した場合は、帰属無線基地局(AP1)と近隣無線基地局(AP2)とに対し、データ送信を同時に行っても良い旨の制御信号(同時送信を許可するための制御信号)を送信する(ステップS6)。
また、管理サーバ(1)は、無線端末装置(STA)から受信した受信電波情報を基に、無線端末装置(STA)が干渉領域内に存在すると判断した場合は、帰属無線基地局(AP1)と近隣無線基地局(AP2)とに対し、データ送信を同時に行ってはいけない旨の制御信号(同時送信を許可しないための制御信号)を送信する(ステップS6)。図14では、無線端末装置(STA)は、干渉領域内に存在するため、管理サーバ(1)は、帰属無線基地局(AP1)と近隣無線基地局(AP2)とに対し、データ送信を同時に行ってはいけない旨の制御信号(同時送信を許可しないための制御信号)を送信する。これにより、管理サーバ(1)から制御信号を受信した帰属無線基地局(AP1)と近隣無線基地局(AP2)とは、同時送信を行わず、帰属無線基地局(AP1)のデータ送信時と、近隣無線基地局(AP2)のデータ送信時と、が重ならないように、時分割してデータ送信を行うことになる。
このように、上記特許文献1に開示されている通信制御方法は、各無線基地局(AP1、AP2)の受信電波情報を管理サーバ(1)が管理し、管理サーバ(1)は、各無線基地局(AP1、AP2)の受信電波情報を基に、無線端末装置(STA)が干渉領域内に存在するか否かを判断し、無線端末装置(STA)が干渉領域内に存在すると判断した場合は、管理サーバ(1)は、各無線基地局(AP1、AP2)の同時送信を許可しないように制御し、各無線基地局(AP1、AP2)は、無線端末装置(STA)に対してデータ送信を同時に行わず、時分割してデータ送信を行うことになるため、各無線基地局(AP1、AP2)間でのデータ衝突の発生を回避することが可能となる。
しかしながら、上記特許文献1に開示されている通信制御方法の場合には、無線通信システムを構成する全ての無線基地局(AP1〜N)を共通のネットワークに接続し、全ての無線基地局(AP1〜N)の受信電波情報を管理サーバ(1)において管理しなければならない。
例えば、図16に示すように、管理サーバ(1)において受信電波情報を管理することができない無線装置(2)が無線通信システム内に存在する場合には、管理サーバ(1)は、無線装置(2)と、その無線装置(2)と隣接する無線基地局(AP1)と、の間の電波干渉を回避するための干渉回避制御を行うことができず、無線装置(2)と、無線基地局(AP1)と、の間で電波干渉が発生してしまう場合がある。このため、帰属無線基地局(AP1)が無線端末装置(STA)に対しデータ送信を行った際に、無線装置(2)もデータ送信を行った場合には、帰属無線基地局(AP1)と無線装置(2)との間でデータ衝突が発生し、データ再送が発生してしまうことになる。
このため、無線端末装置(STA)が帰属する帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置(2)が存在する場合に、帰属無線基地局(AP1)が、その無線装置(2)の存在を認識することができない場合でも、帰属無線基地局(AP1)と無線装置(2)との間の電波干渉の発生を回避することが可能な制御方法が必要となる。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、複数の無線アクセスポイントと複数の無線移動端末とが無線チャネルを共有して通信を行う無線アクセス方法において、前記無線移動端末は、1つの無線アクセスポイントから非衝突区間の設定指示ビーコンを受信すると、他の無線アクセスポイントに対して禁止区間設定フレームを送信し、前記1つの無線アクセスポイントから非衝突区間の終了を示すビーコンを受信すると、前記他の無線アクセスポイントに対して禁止区間解除フレームを送信し、フレームの衝突を防止する無線アクセス方法が開示された文献がある(例えば、特許文献2参照)。
また、移動局が基地局からの受信信号に対する干渉波の強さおよび頻度を検出し、この検出結果が所定のスレッショールドレベルを越えたとき、周波数チャネルの切り換えおよび送信の停止のどちらか一方を実行するようにし、セル境界付近での輻輳を軽減させることを可能とする移動通信システムが開示された文献がある(例えば、特許文献3参照)。
また、所定の通信チャネルを介して複数の通信端末とデータの送受信を行う少なくとも二つのアクセスポイントを含む通信ネットワークにおいて、上記二つのアクセスポイントが同じ周波数帯域の上記通信チャネルを使用することにより互いに干渉を生じる場合、少なくとも上記二つのアクセスポイントのうち、何れか一方のアクセスポイントに通信の許可を与え、他方のアクセスポイントを待機させる制御手段を有するアクセスポイント調停装置が開示された文献がある(例えば、特許文献4参照)。
また、アクセスポイント装置に異常が発生し、通信不可能になった場合においても、他の通信と干渉することなく、他のステーション装置を経由して他のアクセスポイント装置と通信可能とする通信方法が開示された文献がある(例えば、特許文献5参照)。
また、周辺局におけるチャネル干渉情報に基づいて複数のチャネルの中からチャネルを選択し、複数のチャネルが用意されている通信環境下において、通信局同士が干渉し合うことなく適当なアドホック・ネットワークを好適に形成することを可能とする無線通信装置が開示された文献がある(例えば、特許文献6参照)。
特開2004−260637号公報 特開2003−8587号公報 特開2003−259414号公報 特開2004−48356号公報 特開2003−304253号公報 特開2005−86408号公報
しかしながら、上記特許文献2〜6は、無線端末装置(STA)が帰属する無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置(2)を、無線基地局(AP1)が認識することができない場合でも、無線基地局(AP1)と無線装置(2)との間での電波干渉の発生を回避することについては何ら考慮されたものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、無線端末装置(STA)が帰属する無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置(2)を、無線基地局(AP1)が認識することができない場合でも、無線基地局(AP1)と無線装置(2)との間での電波干渉の発生を回避することを可能とする無線端末装置、無線通信システム、無線通信制御方法及び無線通信制御プログラムを提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる無線端末装置は、無線基地局に帰属し、無線基地局と無線通信を行う無線端末装置である。そして、無線端末装置は、無線基地局の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置を検出する干渉源検出手段と、干渉源となる無線装置に対し、電波干渉の発生を回避するための制御信号を送出する制御信号送出手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置は、無線基地局から制御信号を受信する制御信号受信手段を有して構成される。そして、制御信号送出手段は、制御信号受信手段により受信した制御信号を送出することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置において、制御信号送出手段は、制御信号受信手段により受信した制御信号が、無線端末装置宛の制御信号である場合に、制御信号を送出することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置において、干渉源検出手段は、無線基地局から受信する第1の受信電波強度と、無線端末装置の近隣に存在する近隣無線装置から受信する第2の受信電波強度と、を基に、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当するか否かを判断する干渉源判断手段を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置において、干渉源判断手段は、第1の受信電波強度と、第2の受信電波強度と、の受信電波強度比を基に、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当するか否かを判断することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置において、干渉源判断手段は、受信電波強度比が所定の閾値未満である場合に、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当すると判断することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置は、干渉源となる無線装置に関する装置情報を管理する干渉源管理手段を有して構成される。そして、制御信号送出手段は、干渉源管理手段に管理されている装置情報を基に、無線装置に対し、制御信号を送出することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置において、干渉源判断手段は、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当すると判断した場合に、近隣無線装置に関する装置情報を干渉源管理手段に登録更新する。また、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当しないと判断した場合に、近隣無線装置に関する装置情報を干渉源管理手段から削除することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置において、干渉源管理手段は、装置情報と共に、制御信号をユニキャストにて送出する無線装置を特定するための附随情報を管理する。そして、制御信号送出手段は、附随情報を基に、特定の無線装置に対し、制御信号をユニキャストにて送出することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置において、干渉源管理手段は、装置情報と共に、干渉源判断手段により無線装置に該当すると判断した累積該当回数と、無線装置の累積受信データ量と、無線装置から受信した最新の受信電波強度と、に関する少なくとも1つの附随情報を管理する。そして、制御信号送出手段は、附随情報を基に、制御信号をユニキャストにて送出する無線装置を特定し、該特定した無線装置に対し、制御信号をユニキャストにて送出することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置において、制御信号送出手段は、累積該当回数が所定の閾値以上の場合、累積受信データ量が所定の閾値以上の場合、最新の受信電波強度が所定の閾値未満の場合に、制御信号をユニキャストにて送出する無線装置として特定することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置において、干渉源判断手段は、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当すると判断した場合に、近隣無線装置に関する装置情報を干渉源管理手段に登録更新すると共に、無線装置に該当すると判断した累積該当回数が所定の閾値以上の場合と、無線装置の累積受信データ量が所定の閾値以上の場合と、無線装置から受信した受信電波強度が所定の閾値未満の場合と、の少なくとも1つの場合に該当すると判断した場合に、制御信号をユニキャストにて送出する無線装置を特定するための附随情報を干渉源管理手段に登録更新する。また、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当しないと判断した場合に、近隣無線装置に関する装置情報を干渉源管理手段から削除することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置において、干渉源管理手段は、装置情報と共に、装置情報を干渉源管理手段に登録更新した登録更新時刻情報を管理する。そして、登録更新時刻情報が所定期間更新されていない場合に、装置情報を干渉源管理手段から削除することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線端末装置において、制御信号には、期間情報が含まれている。そして、制御信号送出手段は、期間情報が含まれた制御信号を送出し、電波干渉の発生を回避するための制御を、期間情報の間だけ無線装置に実行させることを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムは、無線基地局と、無線基地局に帰属し無線通信を行う無線端末装置と、を有して構成される無線通信システムである。そして、無線端末装置は、無線基地局の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置を検出する干渉源検出手段と、干渉源となる無線装置に対し、電波干渉の発生を回避するための制御信号を送出する制御信号送出手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、無線基地局は、制御信号を無線端末装置に送信する制御信号送信手段を有して構成される。また、無線端末装置は、制御信号を無線基地局から受信する制御信号受信手段を有して構成される。そして、制御信号送出手段は、制御信号受信手段により受信した制御信号を送出することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、制御信号送出手段は、制御信号受信手段により受信した制御信号が、無線端末装置宛の制御信号である場合に、制御信号を送出することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、干渉源検出手段は、無線基地局から受信する第1の受信電波強度と、無線端末装置の近隣に存在する近隣無線装置から受信する第2の受信電波強度と、を基に、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当するか否かを判断する干渉源判断手段を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、干渉源判断手段は、第1の受信電波強度と、第2の受信電波強度と、の受信電波強度比を基に、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当するか否かを判断することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、干渉源判断手段は、受信電波強度比が所定の閾値未満である場合に、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当すると判断することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、無線端末装置は、干渉源となる無線装置に関する装置情報を管理する干渉源管理手段を有して構成される。そして、制御信号送出手段は、干渉源管理手段に管理されている装置情報を基に、無線装置に対し、制御信号を送出することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、干渉源判断手段は、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当すると判断した場合に、近隣無線装置に関する装置情報を干渉源管理手段に登録更新する。また、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当しないと判断した場合に、近隣無線装置に関する装置情報を干渉源管理手段から削除することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、干渉源管理手段は、装置情報と共に、制御信号をユニキャストにて送出する無線装置を特定するための附随情報を管理する。そして、制御信号送出手段は、附随情報を基に、特定の無線装置に対し、制御信号をユニキャストにて送出することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、干渉源管理手段は、装置情報と共に、干渉源判断手段により無線装置に該当すると判断した累積該当回数と、無線装置の累積受信データ量と、無線装置から受信した最新の受信電波強度と、に関する少なくとも1つの附随情報を管理する。そして、制御信号送出手段は、附随情報を基に、制御信号をユニキャストにて送出する無線装置を特定し、該特定した無線装置に対し、制御信号をユニキャストにて送出することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、制御信号送出手段は、累積該当回数が所定の閾値以上の場合、累積受信データ量が所定の閾値以上の場合、最新の受信電波強度が所定の閾値未満の場合に、制御信号をユニキャストにて送出する無線装置として特定することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、干渉源判断手段は、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当すると判断した場合に、近隣無線装置に関する装置情報を干渉源管理手段に登録更新すると共に、無線装置に該当すると判断した累積該当回数が所定の閾値以上の場合と、無線装置の累積受信データ量が所定の閾値以上の場合と、無線装置から受信した受信電波強度が所定の閾値未満の場合と、の少なくとも1つの場合に該当すると判断した場合に、制御信号をユニキャストにて送出する無線装置を特定するための附随情報を干渉源管理手段に登録更新する。また、近隣無線装置が干渉源となる無線装置に該当しないと判断した場合に、近隣無線装置に関する装置情報を干渉源管理手段から削除することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、干渉源管理手段は、装置情報と共に、装置情報を干渉源管理手段に登録更新した登録更新時刻情報を管理する。そして、登録更新時刻情報が所定期間更新されていない場合に、装置情報を干渉源管理手段から削除することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、無線基地局は、期間情報が含まれた制御信号を送出する。また、無線端末装置は、期間情報が含まれた制御信号を送出し、電波干渉の発生を回避するための制御を、期間情報の間だけ無線装置に実行させることを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御方法は、無線基地局に帰属し、無線基地局と無線通信を行う無線端末装置で行う通信制御方法である。そして、無線端末装置は、無線基地局の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置を検出する干渉源検出工程と、干渉源となる無線装置に対し、電波干渉の発生を回避するための制御信号を送出する制御信号送出工程と、を、行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御プログラムは、無線基地局に帰属し、無線基地局と無線通信を行う無線端末装置において実行させる通信制御プログラムである。そして、無線基地局の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置を検出する干渉源検出処理と、干渉源となる無線装置に対し、電波干渉の発生を回避するための制御信号を送出する制御信号送出処理と、を、無線端末装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、無線基地局の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置の存在を無線基地局が認識することができない場合でも、その干渉源となる無線装置を無線端末装置が制御し、無線基地局と無線装置との間での電波干渉の発生を回避することが可能となる。
まず、本実施形態における無線通信システムの特徴について説明する。
本実施形態における無線通信システムは、図1に示すように、無線基地局(AP1)と、無線基地局(AP1)に帰属し無線通信を行う無線端末装置(STA)と、を有して構成される無線通信システムである。なお、無線基地局(STA)は、無線基地局(AP1)に帰属しているため、無線基地局(AP1)を帰属無線基地局と称する。また、無線端末装置(STA)の近隣に存在する無線基地局(AP2)を近隣無線基地局と称する。
図1に示すように、無線端末装置(STA)は、帰属無線基地局(AP1)と近隣無線基地局(AP2)との電波到達範囲内に位置している。一方、帰属無線基地局(AP1)と近隣無線基地局(AP2)とは、互いの電波到達範囲外に位置しており、帰属無線基地局(AP1)と近隣無線基地局(AP2)とは、互いの存在を直接認識することができない。
このため、帰属無線基地局(AP1)から無線端末装置(STA)へのデータ送信と、干渉源となる近隣無線基地局(AP2)から他の無線端末装置(図示せず)へのデータ送信と、が重なると、帰属無線基地局(AP1)から送信される電波と、近隣無線基地局(AP2)から送信される電波と、により電波干渉が発生し、帰属無線基地局(AP1)と近隣無線基地局(AP2)との電波到達範囲内に位置している無線端末装置(STA)は、帰属無線基地局(AP1)からのデータを受信できない場合がある。
このため、本実施形態における無線端末装置(STA)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置(近隣無線基地局AP2に該当)を検出し、その干渉源となる無線装置(AP2)に対し、電波干渉の発生を回避するための制御信号を送信する。これにより、干渉源となる無線装置(AP2)は、無線端末装置(STA)から送信される制御信号を受信して、電波干渉を回避するための制御を行うことになる。
また、帰属無線基地局(AP1)と、無線装置(AP2)と、は互いの電波到達範囲外に位置しているため、帰属無線基地局(AP1)が、干渉源となる無線装置(AP2)の存在を認識することができない場合でも、無線端末装置(STA)が干渉源となる無線装置(AP2)を制御することができるため、帰属無線基地局(AP1)と無線装置(AP2)との間での電波干渉の発生を回避することが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態における無線通信システムについて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照しながら、本実施形態における無線通信システムについて説明する。
本実施形態における無線通信システムは、図1に示すように、無線端末装置(STA)と、複数の無線基地局(AP1、AP2)と、を有して構成される。
なお、本実施形態における無線通信システムを構成する各無線基地局(AP1、AP2)は、隣接する無線基地局の電波到達範囲外に位置しており、各無線基地局(AP1、AP2)は、隣接する無線基地局(AP2、AP1)の存在を認識することができない。また、無線端末装置(STA)は、複数の無線基地局(AP1、AP2)の電波到達範囲内に位置しており、無線端末装置(STA)は、無線基地局(AP1)に帰属しているものとする。なお、無線端末装置(STA)が帰属している無線基地局(AP1)を帰属無線基地局と称し、無線端末装置(STA)が帰属していない無線基地局(AP2)を近隣無線基地局と称することにする。
<無線基地局AP1、AP2の内部構成>
次に、図2を参照しながら、本実施形態における無線通信システムを構成する無線基地局(AP1、AP2)の内部構成について説明する。なお、各無線基地局(AP1、AP2)は、同様の機能を有して構成されるため、以下の説明では、無線基地局(AP1)について説明する。
本実施形態における無線基地局(AP1)は、図2に示すように、通信部(101)と、制御部(102)と、記憶部(103)と、アンテナ(104)と、を有して構成される。
通信部(101)は、アンテナ(104)を介して無線端末装置(STA)との間で無線回線を確立し、任意の周波数で情報の送受信を行うものである。また、通信部(101)は、他の無線基地局(AP2)との間で情報の送受信を行うことも可能である。なお、本実施形態における無線基地局(AP1)は、図1に示すように、無線基地局(AP2)の電波到達範囲外に位置しているため、無線基地局(AP1)は、無線基地局(AP2)の存在を直接認識することができないことになる。
制御部(102)は、無線基地局(AP1)内を統括して制御するものである。記憶部(103)は、無線基地局(AP1)の各種設定値を記憶したり、通信部(101)を介して送受信される情報を一時的に蓄積したりするものである。なお、記憶部(103)に記憶される各種設定値とは、無線送信中の無線装置が存在するか否かの判断基準となるキャリアセンスレベル、無線チャネルやサービス識別子(SSID:Service Set IDentifier)、干渉回避が必要な送信データか否かを判断する際の判断基準となる干渉回避判断情報等が挙げられる。なお、干渉回避判断情報としては、送信データの種類(リアルタイム通信、ノンリアルタイム通信等)や、送信データの重要度(データ再送を回避したい重要度等)が挙げられる。
(通信部101における一連の処理動作)
次に、図3、図4を参照しながら、無線基地局(AP1)の通信部(101)における処理動作について説明する。
まず、図3を参照しながら、通信部(101)のデータ送信時の処理動作について説明する。
まず、通信部(101)は、送信データを送信する際に、記憶部(103)に記憶されている干渉回避判断情報を基に、干渉回避が必要な送信データか否かを判断する(ステップA1)。例えば、送信データが、リアルタイム通信の場合には、干渉回避が必要な送信データと判断し、ノンリアルタイム通信の場合には、干渉回避が必要でない送信データと判断する。なお、記憶部(103)に記憶されている干渉回避判断情報は、任意に設定変更することは可能であり、通信部(101)は、記憶部(103)に記憶されている干渉回避判断情報に応じて干渉回避が必要な送信データであるか否かを判断することになる。
通信部(101)は、記憶部(103)に記憶されている干渉回避判断情報を基に、干渉回避が必要な送信データであると判断した場合は(ステップA1/Yes)、その送信データを送信する際のデータ送信期間を含む干渉回避メッセージデータを生成し、該生成した干渉回避メッセージデータを送信する(ステップA2)。次に、通信部(101)は、上記送信データを送信する際のデータ送信期間を記憶部(103)に設定し(ステップA3)、処理を終了することになる。
これにより、通信部(101)は、記憶部(103)に設定したデータ送信期間になったと判断した際に、送信データを送信することになる。また、通信部(101)は、ステップA1において、干渉回避が必要でない送信データであると判断した場合は(ステップA1/No)、通信部(101)は、干渉回避を行わず、送信データをそのまま送信することになる(ステップA4)。
次に、図4を参照しながら、通信部(101)のデータ受信時の処理動作について説明する。
まず、通信部(101)は、アンテナ(104)を介して受信した受信データが、干渉回避メッセージか否かを判断する(ステップB1)。
通信部(101)は、アンテナ(104)を介して受信した受信データが、干渉回避メッセージであると判断した場合は(ステップB1/Yes)、通信部(101)は、干渉回避メッセージに含まれるデータ送信期間を、データ送信禁止区間として記憶部(103)に設定する(ステップB2)。これにより、無線基地局(AP1)は、記憶部(103)に設定したデータ送信禁止区間の間は、データ送信を行わないように制御することになる。
また、通信部(101)は、アンテナ(104)を介して受信した受信データが、干渉回避メッセージではなく、通常の受信データであると判断した場合は(ステップB1/No)、通信部(101)は、その受信データを解析し、自身の無線基地局(AP1)宛の受信データであるか否かを判断し(ステップB3)、自身の無線基地局(AP1)宛の受信データであると判断した場合は(ステップB3/Yes)、通信部(101)は、その受信データに含まれる転送先アドレスを基に、次の転送先の装置を特定し、その転送先の装置に対して受信データをブリッジすることになる(ステップB4)。なお、自身の無線基地局(AP1)宛の受信データであるか否かの判断方法としては、例えば、受信データに含まれる装置アドレスが、自身の無線基地局(AP1)のアドレスか否かを判定する方法などにより、自身の無線基地局(AP1)宛の受信データであるか否かを判断することは可能である。
また、通信部(101)は、自身の無線基地局(AP1)宛の受信データでないと判断した場合は(ステップB3/No)、通信部(101)は、その受信データの解析を行わず、処理を終了することになる。
<無線端末装置(STA)の内部構成>
次に、図5を参照しながら、本実施形態の無線通信システムを構成する無線端末装置(STA)の内部構成について説明する。
本実施形態における無線端末装置(STA)は、図5に示すように、通信部(201)と、制御部(202)と、記憶部(203)と、操作部(204)と、受信電波強度測定部(205)と、データ処理部(206)と、アンテナ(207)と、を有して構成される。
通信部(201)は、アンテナ(207)を介して無線基地局(AP1)との間で無線回線を確立し、任意の周波数で情報の送受信を行うものである。
制御部(202)は、無線端末装置(STA)内を統括して制御するものである。
記憶部(203)は、無線端末装置(STA)の各種設定値を記憶したり、通信部(201)を介して送受信される情報を一時的に蓄積したりするものである。なお、記憶部(203)に記憶される各種設定値とは、無線送信中の無線装置が存在するか否かの判断基準となるキャリアセンスレベル、ハンドオーバを実行するか否かを決定するための実行基準となる受信電波強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)の閾値や、無線チャネルやサービス識別子(SSID:Service Set Identifier)などが挙げられる。
また、記憶部(203)には、無線端末装置(STA)が帰属している無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置のアドレスを管理するための干渉管理テーブル(208)が格納される。なお、干渉管理テーブル(208)のテーブル構成を図6に示す。図6に示すように、干渉管理テーブル(208)には、電波干渉回避制御の対象となる干渉源となる無線装置のアドレス(干渉回避対象アドレス)が格納管理されることになる。これにより、無線端末装置(STA)は、帰属無線基地局(AP1)から干渉回避メッセージを受信した際に、その干渉管理テーブル(208)で管理されるアドレス(干渉回避対象アドレス)の無線装置に対し、帰属無線基地局(AP1)から受信した干渉回避メッセージを転送することになる。
操作部(204)は、記憶部(203)に記憶する各種設定値を設定するための情報を入力したり、無線端末装置(STA)における各種制御を実行するためのコマンド情報を入力したりするものである。なお、各種設定値としては、無線送信中の無線装置が存在するか否かの判断基準となるキャリアセンスレベル、ハンドオーバを実行するか否かを決定するための実行基準となる受信電波強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)の閾値や、無線チャネルやサービス識別子(SSID:Service Set Identifier)などが挙げられる。
受信電波強度測定部(205)は、アンテナ(207)を介して受信した受信データの受信電波強度(RSSI)を測定するものである。
データ処理部(206)は、無線端末装置(STA)が受信した受信データや無線端末装置(STA)から送信する送信データのデータ処理を行うものである。
(通信部201における一連の処理動作)
次に、図7を参照しながら、無線端末装置(STA)の通信部(201)における処理動作について説明する。
まず、通信部(201)は、アンテナ(207)を介して受信した受信データを複製し、該複製した受信データを制御部(202)に送信する(ステップC1)。次に、通信部(201)は、アンテナ(207)を介して受信した受信データが干渉回避メッセージか否かを判断する(ステップC2)。
通信部(201)は、アンテナ(207)を介して受信した受信データが、干渉回避メッセージであると判断した場合は(ステップC2/Yes)、通信部(201)は、干渉回避メッセージに含まれるデータ送信期間を、データ送信禁止区間として記憶部(203)に設定する(ステップC3)。これにより、無線端末装置(STA)は、記憶部(203)に設定したデータ送信禁止区間の間は、データ送信を行わないように制御することになる。
また、通信部(201)は、アンテナ(207)を介して受信した受信データが、干渉回避メッセージではなく、通常の受信データであると判断した場合は(ステップC2/No)、通信部(201)は、その受信データを解析し、受信データが、自身の無線端末装置(STA)宛の受信データであるか否かを判断し(ステップC4)、自身の無線端末装置(STA)宛の受信データであると判断した場合は(ステップC4/Yes)、通信部(201)は、その受信データをデータ処理部(206)に送信し、データ処理部(206)においてデータ処理を行うことになる(ステップC5)。
また、通信部(201)は、自身の無線端末装置(STA)宛の受信データでないと判断した場合は(ステップC4/No)、通信部(201)は、データ処理部(206)に受信データを送信せず、処理を終了することになる。
(制御部202における一連の処理動作)
次に、図8を参照しながら、制御部(202)における一連の処理動作について説明する。
まず、制御部(202)は、通信部(201)から受信した受信データが帰属無線基地局(AP1)からの受信データか否かを判断する(ステップD1)。
制御部(202)は、通信部(201)から受信した受信データが帰属無線基地局(AP1)からの受信データであると判断した場合は(ステップD1/Yes)、制御部(202)は、受信電波強度測定部(205)において測定した受信電波強度(RSSI)の測定結果を記憶部(203)に記憶する(ステップD2)。これにより、無線端末装置(STA)は、帰属無線基地局(AP1)から受信した最新の受信電波強度を記憶部(203)にて管理することが可能となる。
次に、制御部(202)は、帰属無線基地局(AP1)から受信した受信データが、自身の無線端末装置(STA)宛のデータ送信に対する干渉回避メッセージであるか否かを判断し(ステップD3)、自身の無線端末装置(STA)宛のデータ送信に対する干渉回避メッセージであると判断した場合は(ステップD3/Yes)、干渉源となる無線装置に対する干渉回避制御を行うことになる。
次に、制御部(202)は、記憶部(203)の干渉管理テーブル(208)に登録されている干渉源となる無線装置が存在するか否かを判断し(ステップD4)、干渉管理テーブル(208)に登録されている干渉源となる無線装置が存在すると判断した場合は(ステップD4/Yes)、その干渉管理テーブル(208)に登録されている無線装置に対し、帰属無線基地局(AP1)から受信した干渉回避メッセージをマルチキャストにて転送することになる(ステップD5)。
これにより、干渉管理テーブル(208)に登録されている無線装置は、無線端末装置(STA)から干渉回避メッセージを受信することになり、その干渉回避メッセージを受信した干渉源となる無線装置は、その干渉回避メッセージに含まれるデータ送信期間を、データ送信禁止区間として設定し、該設定したデータ送信禁止区間の間は、データ送信を行わないように制御することになる。
なお、制御部(202)は、ステップD3において、帰属無線基地局(AP1)から受信した受信データが、自身の無線端末装置(STA)宛のデータ送信に対する干渉回避メッセージでないと判断した場合は(ステップD3/No)、干渉源となる無線装置に対する干渉回避制御を行わず、処理を終了することになる。
また、制御部(202)は、ステップD4において、干渉管理テーブル(208)に登録されている干渉源となる無線装置が存在しないと判断した場合は(ステップD4/No)、干渉回避制御を行う対象となる干渉源となる無線装置が存在しないため、処理を終了する。
また、制御部(202)は、ステップD1において、通信部(201)から受信した受信データが帰属無線基地局(AP1)からの受信データでないと判断した場合は(ステップD1/No)、制御部(202)は、受信電波強度測定部(205)において測定した受信電波強度を基に、通信部(201)から受信した受信データの電波が、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じるか否かを判断する(ステップD6)。
例えば、制御部(202)は、記憶部(203)に記憶されている帰属無線基地局(AP1)の受信電波強度(R1)と、受信電波強度測定部(205)において測定した受信電波強度(R2)と、を比較し、帰属無線基地局(AP1)の受信電波強度(R1)と、受信電波強度測定部(205)において測定した受信電波強度(R2)と、の受信電波強度比(R=R1/R2)が、所定の閾値(α)以上であるか否かを判定し(R≧α、or、R<α)、受信電波強度比(R)が、所定の閾値(α)以上であると判定した場合(R≧α)は、通信部(201)から受信した受信データの電波(R2)は、帰属無線基地局(AP1)の電波(R1)と電波干渉を生じないと判断し、受信電波強度比(R)が、所定の閾値(α)未満であると判定した場合は(R<α)、通信部(201)から受信した受信データの電波(R2)は、帰属無線基地局(AP1)の電波(R1)と電波干渉を生じると判断することになる。
制御部(202)は、通信部(201)から受信した受信データの電波が、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じると判断した場合は(ステップD6/Yes)、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置に該当すると判断し、通信部(201)から受信した受信データに含まれる無線装置のアドレスを記憶部(203)の干渉管理テーブル(208)に登録することになる。これにより、無線端末装置(STA)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置に関する情報を干渉管理テーブル(208)にて管理することが可能となる(ステップD7)。なお、制御部(202)は、無線装置のアドレスが干渉管理テーブル(208)に既に登録されていると判断した場合には、その無線装置のアドレスを干渉管理テーブル(208)に登録せず、処理を終了することになる。
また、制御部(202)は、通信部(201)から受信した受信データの電波が、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じないと判断した場合は(ステップD6/No)、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置に該当しないと判断し、通信部(201)から受信した受信データに含まれる無線装置のアドレスが、干渉管理テーブル(208)に登録されているか否かを判断し、無線装置のアドレスが、干渉管理テーブル(208)に登録されていると判断した場合には、無線装置のアドレスを、干渉管理テーブル(208)から削除することになる(ステップD8)。
これにより、無線端末装置(STA)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置のアドレスを干渉管理テーブル(208)にて管理することが可能となるため、無線端末装置(STA)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置に対し、干渉回避メッセージを転送することが可能となる。なお、制御部(202)は、無線装置のアドレスが干渉管理テーブル(208)に登録されていないと判断した場合には、削除対象のアドレスが干渉管理テーブル(208)に存在しないため、処理を終了することになる。
(本実施形態の無線通信システムにおける一連の処理動作)
次に、図9、図10を参照しながら、本実施形態の無線通信システムにおける一連の処理動作について詳細に説明する。なお、図10に示す一連の処理動作は、図9に示すように、無線基地局(AP1)が構築する電波到達範囲(A)と、無線基地局(AP2)が構築する電波到達範囲(B)と、が重複する重複電波到達範囲に、無線端末装置(STA2)が存在していることを前提として説明する。
図9に示すように、無線基地局(AP1)と、無線基地局(AP2)と、は互いの電波到達範囲に存在していないため、各無線基地局(AP1、AP2)は、隣接する無線基地局の存在を認識することができない。なお、無線端末装置(STA2)が帰属している無線基地局(AP1)を帰属無線基地局と称し、無線端末装置(STA2)が帰属していない無線基地局(AP2)を近隣無線基地局と称する。また、図9に示す無線端末装置(STA1)は、帰属無線基地局(AP1)に帰属しており、無線端末装置(STA3)は、近隣無線基地局(AP2)に帰属しているものとする。
まず、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)から送信される何らかの信号(ビーコン信号、プローブレスポンス信号等)を受信することになる(ステップS11)。
この時、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)から受信した受信信号を解析し、帰属無線基地局(AP1)から受信した受信信号であると判断した際に、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)から受信した受信信号の受信電波強度(RSSI)を受信電波強度測定部(205)において測定し、該測定した帰属無線基地局(AP1)の受信電波強度を無線端末装置(STA2)の記憶部(203)に記憶する(ステップS12)。これにより、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)から受信した受信信号の受信電波強度を管理することが可能となる。
次に、無線端末装置(STA2)は、近隣無線基地局(AP2)から送信される何らかの信号(ビーコン信号等)を受信することになる(ステップS13)。
この時、無線端末装置(STA2)は、近隣無線基地局(AP2)から受信した受信信号を解析し、近隣無線基地局(AP2)から受信した受信信号であると判断した際に、無線端末装置(STA2)は、近隣無線基地局(AP2)から受信した受信信号の受信電波強度(RSSI)を受信電波強度測定部(205)において測定し、該測定した近隣無線基地局(AP2)の受信電波強度と、無線端末装置(STA2)の記憶部(203)に記憶した帰属無線基地局(AP1)の受信電波強度と、を基に、近隣無線基地局(AP2)と帰属無線基地局(AP1)との間で電波干渉が発生するか否かを判断する。
なお、無線端末装置(STA2)は、近隣無線基地局(AP2)と帰属無線基地局(AP1)との間で電波干渉が発生すると判断した場合は、近隣無線基地局(AP2)が干渉源となる無線装置に該当すると判断し、無線端末装置(STA2)は、近隣無線基地局(AP2)から受信した受信信号を基に、その受信信号に含まれる近隣無線基地局(AP2)のアドレスを記憶部(203)の干渉管理テーブル(208)に登録する(ステップS14)。これにより、無線端末装置(STA2)は、図6に示すように、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる近隣無線基地局(AP2)のアドレスを干渉管理テーブル(208)にて管理することが可能となる。
なお、近隣無線基地局(AP2)と帰属無線基地局(AP1)との間で電波干渉が発生するか否かの判断方法としては、帰属無線基地局(AP1)の受信電波強度(R1)と、近隣無線基地局(AP2)の受信電波強度(R2)と、の受信電波強度比(R=R1/R2)を比較することになり、受信電波強度比(R=R1/R2)が、所定の閾値(α)以上であるか否かを判定し、受信電波強度比(R)が、所定の閾値(α)以上であると判定した場合は(R≧α)、近隣無線基地局(AP2)と帰属無線基地局(AP1)との間で電波干渉が発生しないと判断することになる。また、受信電波強度比(R)が、所定の閾値(α)未満であると判定した場合は(R<α)、近隣無線基地局(AP2)と帰属無線基地局(AP1)との間で電波干渉が発生すると判断することになる。
このように、無線端末装置(STA2)は、無線端末装置(STA2)が受信した受信信号が帰属無線基地局(AP1)以外の近隣無線基地局(AP2)から受信した受信信号と判断した場合は、その近隣無線基地局(AP2)の受信電波強度と、無線端末装置(STA2)の記憶部(203)に格納されている帰属無線基地局(AP1)の受信電波強度と、を比較し、近隣無線基地局(AP2)と帰属無線基地局(AP1)との間で電波干渉が発生するか否かを判断する。そして、無線端末装置(STA2)は、近隣無線基地局(AP2)と帰属無線基地局(AP1)との間で電波干渉が発生すると判断した場合に、その近隣無線基地局(AP2)が干渉源となる無線装置に該当すると判断し、近隣無線基地局(AP2)のアドレスを記憶部(203)の干渉管理テーブル(208)に登録することになる。これにより、無線端末装置(STA2)は、無線端末装置(STA2)が帰属している帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置(AP2)に関する情報を無線端末装置(STA2)の記憶部(203)において管理することが可能となる。
なお、近隣無線基地局(AP2)と帰属無線基地局(AP1)との間で電波干渉が発生するか否かの判断方法は、上述した受信電波強度比を基に判断する判断方法に限定されるものではなく、近隣無線基地局(AP2)の受信電波強度と、帰属無線基地局(AP1)の受信電波強度と、を基に、近隣無線基地局(AP2)と帰属無線基地局(AP1)との間で電波干渉が発生するか否かを判断することが可能であればあらゆる判断方法を適用することは可能であり、例えば、近隣無線基地局(AP2)の受信電波強度と、帰属無線基地局(AP1)の受信電波強度と、の差分を基に電波干渉が発生するか否かを判断する方法等も適用可能である。
次に、帰属無線基地局(AP1)は、無線端末装置(STA2)に対してデータ送信を行うための装置情報と、データ送信期間と、を含む干渉回避メッセージ(RTS:Reqrest To Send)を、帰属無線基地局(AP1)の電波到達範囲内に存在する無線端末装置(STA1、STA2)に対しブロードキャストする(ステップS15)。そして、帰属無線基地局(AP1)は、無線端末装置(STA2)に対してデータ送信を行うデータ送信期間を自身の帰属無線基地局(AP1)内の記憶部(103)に設定する(ステップS16)。
無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)がブロードキャストした干渉回避メッセージを受信した際に、その受信した干渉回避メッセージに含まれる装置情報を基に、自身の無線端末装置(STA2)宛のデータ送信に対する干渉回避メッセージであるか否かを判断する。
なお、本実施形態では、帰属無線基地局(AP1)は、無線端末装置(STA2)に対してデータ送信を行うための装置情報(STA2)と、データ送信期間と、を含む干渉回避メッセージをブロードキャストしたため、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)から受信した干渉回避メッセージが、自身の無線端末装置(STA2)宛のデータ送信に対する干渉回避メッセージであると判断し、無線端末装置(STA2)は、干渉回避制御を行うことになる。
このため、無線端末装置(STA2)は、干渉管理テーブル(208)を参照し、その干渉管理テーブル(208)に登録されている無線装置のアドレスを基に、干渉源となる近隣無線基地局(AP2)に対し、干渉回避メッセージをマルチキャストにて転送する。また、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)から受信した干渉回避メッセージに含まれるデータ送信期間を、データ送信禁止区間として記憶部(203)に設定する。これにより、無線端末装置(STA2)は、記憶部(203)に設定したデータ送信禁止区間の間は、データ送信を行わないように制御することになる(ステップS17)。
なお、帰属無線基地局(AP1)の電波到達範囲内に存在する無線端末装置(STA1)は、上述した無線端末装置(STA2)と同様に、帰属無線基地局(AP1)がブロードキャストした干渉回避メッセージを受信した際に、その受信した干渉回避メッセージが、自身の無線端末装置(STA1)宛のデータ送信に対する干渉回避メッセージであるか否かを判断する。
なお、本実施形態では、帰属無線基地局(AP1)は、無線端末装置(STA2)に対してデータ送信を行うための装置情報(STA2)と、データ送信期間と、を含む干渉回避メッセージをブロードキャストしたため、無線端末装置(STA1)は、干渉回避メッセージが、自身の無線端末装置(STA1)宛のデータ送信に対する干渉回避メッセージでないと判断し、無線端末装置(STA1)は、干渉源となる無線装置に対する干渉回避制御を行わず、その干渉回避メッセージに含まれるデータ送信期間を、データ送信禁止区間として記憶部(203)に設定する。これにより、無線端末装置(STA1)は、記憶部(203)に設定したデータ送信禁止区間の間は、データ送信を行わないように制御することになる。
次に、近隣無線基地局(AP2)は、干渉回避メッセージを無線端末装置(STA2)から受信した際に、その受信した干渉回避メッセージ内に含まれるデータ送信期間を、データ送信禁止区間として記憶部(103)に設定する(ステップS18)。これにより、近隣無線基地局(AP2)は、記憶部(103)に設定したデータ送信禁止区間の間は、データ送信を行わないように制御することになる。
なお、近隣無線基地局(AP2)は、送信キューがある場合には、送信キューの中で、記憶部(103)に設定したデータ送信禁止区間までに、送信可能な送信データがあるか否かを判断し、データ送信禁止区間までに送信可能な送信データがあると判断した場合には、その送信データのデータ送信を行うことになる。なお、データ送信禁止区間までに送信可能な送信データがあるか否かの判断は、送信データのパケット長と伝送レート等の情報を基に判断することになる。
また、近隣無線基地局(AP2)は、送信キューの中で、データ送信禁止区間までに送信可能な送信データがないと判断した場合には、記憶部(103)に設定したデータ送信禁止区間になるまで待機し、データ送信禁止区間になった場合には、データ送信を行わないように制御することになる。
なお、本実施形態では、近隣無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA3)に送信する送信データが、データ送信禁止区間までに送信可能と判断したため、近隣無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA3)に対し、データ送信を行い(ステップS19)、そのデータ送信が完了した後は、記憶部(103)に設定したデータ送信禁止区間になるまで待機し、データ送信禁止区間になった場合には、データ送信を行わないように制御することになる(ステップS20)。そして、データ送信禁止区間が経過した際に、データ送信を行うように制御することになる。
帰属無線基地局(AP1)は、ステップS16において記憶部(103)に設定したデータ送信期間を基に、無線端末装置(STA2)に対するデータ送信期間になったと判断した際に、無線端末装置(STA2)に対するデータ送信を開始する(ステップS21)。この時、近隣無線基地局(AP2)は、記憶部(103)にデータ送信禁止区間が設定されており、データ送信を行わないように制御することになる。このため、帰属無線基地局(AP1)と近隣無線基地局(AP2)との間で電波干渉が発生することがない。これにより、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)から送信される送信データを確実に受信することが可能となる。
このように、本実施形態における無線通信システムを構成する無線端末装置(STA2)は、無線端末装置(STA2)が帰属している帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置(AP2)を検出した際に、その検出した干渉源となる無線装置(AP2)に関する装置情報を干渉管理テーブル(208)にて管理し、無線端末装置(STA2)は、自身の無線端末装置(STA2)宛の干渉回避メッセージを帰属無線基地局(AP1)から受信した際に、干渉管理テーブル(208)にて管理している干渉源となる無線装置(AP2)に対し、その干渉回避メッセージを送信し、干渉源となる無線装置(AP2)は、無線端末装置(STA2)から送信される干渉回避メッセージを受信した際に、その干渉回避メッセージに含まれるデータ送信期間をデータ送信禁止区間として設定し、データ送信禁止区間の間はデータ送信を行わないように制御する。
これにより、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置(AP2)の存在を帰属無線基地局(AP1)が認識することができない場合でも、その干渉源となる無線装置(AP2)を無線端末装置(STA2)が制御し、帰属無線基地局(AP1)と無線装置(AP2)との間での電波干渉の発生を回避することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態における無線通信システムは、図6に示すように、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置(AP2)のアドレス(干渉回避対象アドレス)を干渉管理テーブル(208)にて管理し、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置(AP2)に対し、干渉回避メッセージをマルチキャストにて送信することにした。
第2の実施形態における無線通信システムは、図11に示すように、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置(AP2)のアドレス(干渉回避対象アドレス)と共に、電波干渉を生じる干渉源となる無線装置(AP2)に該当すると判断した『累積該当回数』と、干渉源となる無線装置(AP2)から受信した『累積受信データ量』と、干渉源となる無線装置(AP2)から受信した『最新受信電波強度』と、に関する少なくとも1つの附随情報を干渉管理テーブル(208)にて管理する。そして、無線端末装置(STA2)は、その干渉管理テーブル(208)にて管理している附随情報を基に、電波干渉の発生率が高い特定の干渉源となる無線装置(累積該当回数や累積受信データ量が多い干渉源となる無線装置)や、干渉回避メッセージの到達率が低い干渉源となる無線装置(最新受信電波強度の低い干渉源となる無線装置)に対し、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信することを特徴とする。
これにより、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置の中で、電波干渉の発生率が高い干渉源となる無線装置や、干渉回避メッセージの到達率が低い干渉源となる無線装置に対しては、マルチキャストではなく、ユニキャストにて干渉回避メッセージを送信することになるため、無線基地局(AP1)と干渉源となる無線装置との間での電波干渉の発生を確実に回避することが可能となる。
また、第2の実施形態における無線通信システムでは、図11に示すように、干渉管理テーブル(208)に情報を登録更新した際の『登録更新時刻情報』を、干渉源となる無線装置のアドレス(干渉回避対象アドレス)と共に管理することを特徴とする。
これにより、干渉源となる無線装置のアドレスを干渉管理テーブル(208)に登録更新した際の時刻情報を干渉管理テーブル(208)にて管理することになるため、所定期間更新されずに干渉管理テーブル(208)にて管理されている干渉源となる無線装置に関する情報が存在する場合には、その干渉源となる無線装置に関する情報を干渉管理テーブル(208)から削除し、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる最新の干渉源となる無線装置に関する情報を干渉管理テーブル(208)にて管理することが可能となる。以下、図11、図12を参照しながら、第2の実施形態における無線通信システムについて説明する。
まず、図12に示すステップE1〜E4までの処理は、上述した第1の実施形態で説明した図8に示すステップD1〜D4までと同様な処理を行うことになる。
なお、第2の実施形態における無線端末装置(STA2)は、図11に示すように、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置(AP2)のアドレス(干渉回避対象アドレス)と共に、電波干渉を生じる干渉源となる無線装置(AP2)に該当すると判断した『累積該当回数』と、干渉源となる無線装置(AP2)から受信した『累積受信データ量』と、干渉源となる無線装置(AP2)から受信した『最新受信電波強度』と、に関する少なくとも1つの附随情報を干渉管理テーブル(208)にて管理することになるため、制御部(202)は、干渉管理テーブル(208)に登録されている無線装置に関する情報が存在すると判断した場合は(ステップE4/Yes)、その干渉管理テーブル(208)に登録されている附随情報を基に、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信する干渉源となる無線装置を特定し、該特定した干渉源となる無線装置に対し、ユニキャストにて干渉回避メッセージを転送することになる(ステップE5)。
例えば、制御部(202)は、干渉管理テーブル(208)にて管理している『累積該当回数』が所定の閾値以上と判断した無線装置や、『累積受信データ量』が所定の閾値以上と判断した無線装置や、『最新受信電波強度』が所定の閾値未満と判断した無線装置に対しては、干渉回避メッセージをマルチキャストではなく、ユニキャストにて送信するように制御する。
これにより、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる無線装置の中で、電波干渉の発生率が高い無線装置(累積該当回数が所定の閾値以上と判断した無線装置、累積受信データ量が所定の閾値以上と判断した無線装置)や、干渉回避メッセージの到達率が低い無線装置(最新受信電波強度が所定の閾値未満と判断した無線装置)に対しては、マルチキャストではなく、ユニキャストにて干渉回避メッセージを送信し、干渉源となる無線装置に対し確実に干渉回避メッセージを送信することになるため、無線基地局(AP1)と干渉源となる無線装置(AP2)との間での電波干渉の発生を確実に回避することが可能となる。
次に、制御部(202)は、ステップE1において、通信部(201)から受信した受信データが帰属無線基地局(AP1)からの受信データでないと判断した場合は(ステップE1/No)、受信電波強度測定部(205)において測定した受信電波強度を基に、通信部(201)から受信した受信データの電波が、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じるか否かを判断する(ステップE6)。
制御部(202)は、通信部(201)から受信した受信データの電波が、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じると判断した場合は(ステップE6/Yes)、制御部(202)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置に該当すると判断し、通信部(201)から受信した受信データに含まれる無線装置のアドレス(干渉回避対象アドレス)と共に、累積該当回数と、受信データのデータ量と、受信電波強度と、登録更新時刻情報と、を干渉管理テーブル(208)に登録することになる(ステップE7)。
なお、制御部(202)は、無線装置のアドレスが干渉管理テーブル(208)に既に登録されていると判断した場合には、その無線装置のアドレスと共に干渉管理テーブル(208)にて管理されている累積該当回数を1だけ加算し、累積該当回数を増加させる。また、今回受信した受信データのデータ量を加算し、累積受信データ量を増加させる。また、受信電波強度を今回受信した受信データの受信電波強度に更新し、最新の受信電波強度に更新する。また、登録更新時刻情報を今回登録更新した際の時刻情報に更新し、最新の登録更新時刻情報に更新する。
これにより、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じると判断した干渉源となる無線装置の累積該当回数と、その干渉源となる無線装置から受信した累積受信データ量と、その干渉源となる無線装置から受信した最新受信電波強度と、に関する附随情報を干渉管理テーブル(208)にて管理することが可能となる。また、無線端末装置(STA2)は、干渉源となる無線装置のアドレスを登録更新した登録更新時刻情報を干渉管理テーブル(208)にて管理することが可能となる。
また、制御部(202)は、通信部(201)から受信した受信データの電波が、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じないと判断した場合には(ステップE6/No)、制御部(202)は、通信部(201)から受信した受信データに含まれる無線装置のアドレスが、干渉管理テーブル(208)に登録されているか否かを判断し、無線装置のアドレスが、干渉管理テーブル(208)に登録されていると判断した場合には、制御部(202)は、無線装置に関する情報を、干渉管理テーブル(208)から削除することになる(ステップE8)。
これにより、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる最新の干渉源となる無線装置に関する情報を干渉管理テーブル(208)にて管理することになるため、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置に対し、干渉回避メッセージを転送することが可能となる。なお、制御部(202)は、無線装置のアドレスが干渉管理テーブル(208)に登録されていないと判断した場合には、削除対象のアドレスが干渉管理テーブル(208)に存在しないため、処理を終了することになる。
なお、本実施形態では、干渉管理テーブル(208)には、干渉源となる無線装置のアドレスと共に、登録更新時刻情報を管理しているため、制御部(202)は、登録更新時刻情報が所定期間経過しても更新されていない無線装置が存在すると判断した場合には、その干渉源となる無線装置に関する情報を干渉管理テーブル(208)から削除することになる。
これにより、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる最新の干渉源となる無線装置に関する情報を干渉管理テーブル(208)にて管理することが可能となる。
なお、制御部(202)が、干渉管理テーブル(208)を参照し、登録更新時刻情報が所定期間更新されていない無線装置が存在するか否かを判断する判断時は、特に限定するものではなく、様々な条件をトリガとし、登録更新時刻情報が所定期間更新されていない無線装置が存在するか否かを判断することは可能である。
このように、第2の実施形態における無線通信システムは、無線端末装置(STA2)が、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置を検出した際に、その干渉源となる無線装置のアドレス(干渉回避対象アドレス)と共に、その干渉源となる無線装置の『累積該当回数』と、干渉源となる無線装置の『累積受信データ量』と、干渉源となる無線装置の『最新受信電波強度』と、に関する少なくとも1つの附随情報を干渉管理テーブル(208)にて管理する。そして、無線端末装置(STA2)は、その干渉管理テーブル(208)にて管理している附随情報を基に、電波干渉の発生率が高い特定の干渉源となる無線装置(累積該当回数や累積受信データ量が多い干渉源となる無線装置)や、干渉回避メッセージの到達率が低い干渉源となる無線装置(最新受信電波強度の低い干渉源となる無線装置)に対し、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信することになる。
これにより、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置の中で、電波干渉の発生率が高い無線装置や、干渉回避メッセージの到達率が低い無線装置に対しては、マルチキャストではなく、ユニキャストにて干渉回避メッセージを送信し、無線基地局(AP1)と干渉源となる無線装置(AP2)との間での電波干渉の発生を確実に回避することが可能となる。
また、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置を検出した際に、その干渉源となる無線装置のアドレスを干渉管理テーブル(208)に登録更新した『登録更新時刻情報』をその無線装置のアドレス(干渉回避対象アドレス)と共に干渉管理テーブル(208)にて管理することになる。
これにより、無線端末装置(STA2)は、干渉管理テーブル(208)にて管理されている『登録更新時刻情報』を基に、干渉管理テーブル(208)に所定期間更新されずに管理されている無線装置が存在すると判断した場合には、その干渉源となる無線装置に関する情報を干渉管理テーブル(208)から削除し、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる虞のない古い干渉源となる無線装置に関する情報を干渉管理テーブル(208)から削除することが可能となるため、無線端末装置(STA2)は、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる虞のない不要な無線装置に対しては、干渉回避メッセージを送信することがないため、無線端末装置(STA2)の処理の負荷を軽減することが可能となる。
なお、上述した第2の実施形態では、図11に示すように、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置のアドレス(干渉回避対象アドレス)と共に、電波干渉を生じる干渉源となる無線装置に該当すると判断した『累積該当回数』と、干渉源となる無線装置から受信した『累積受信データ量』と、干渉源となる無線装置から受信した『最新受信電波強度』と、に関する少なくとも1つの附随情報を干渉管理テーブル(208)にて管理し、その干渉管理テーブル(208)に登録されている附随情報を基に、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信する干渉源となる無線装置を特定し、該特定した干渉源となる無線装置に対し、ユニキャストにて干渉回避メッセージを転送することにしたが、図13に示すように、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置のアドレス(干渉回避対象アドレス)と共に、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信する干渉源となる無線装置を特定するための『附随情報』を干渉管理テーブル(208)にて管理し、その干渉管理テーブル(208)にて管理されている『附随情報』を基に、特定の干渉源となる無線装置に対し、ユニキャストにて干渉回避メッセージを転送するように構築することも可能である。
例えば、図13では、『附随情報』が『0』の場合は、干渉回避メッセージをマルチキャストにて送信する干渉源となる無線装置と判断し、『1』の場合は、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信する干渉源となる無線装置と判断する。なお、図13に示す『附随情報』は、一例であり、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信する干渉源となる無線装置を特定することが可能であればあらゆる情報を『附随情報』として適用することは可能である。
なお、図13に示すように、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生じる干渉源となる無線装置のアドレス(干渉回避対象アドレス)と共に、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信する干渉源となる無線装置を特定するための『附随情報:1or0』を干渉管理テーブル(208)に登録する際の登録方法としては、例えば、以下の第1〜第3の登録方法が挙げられる。
第1の登録方法としては、図12に示すステップE7において、通信部(201)から受信した受信データに含まれる無線装置のアドレス(干渉回避対象アドレス)を干渉管理テーブル(208)に登録する際に、その無線装置から受信した受信データの累積該当回数が所定の閾値以上か否かを判断し、累積該当回数が所定の閾値以上であると判断した場合には、電波干渉の発生率が高い干渉源となる無線装置と判断し、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信するための『附随情報:1』を干渉管理テーブル(208)に登録する。また、累積該当回数が所定の閾値未満であると判断した場合には、電波干渉の発生率が低い干渉源となる無線装置と判断し、干渉回避メッセージをマルチキャストにて送信するための『附随情報:0』を干渉管理テーブル(208)に登録する方法が挙げられる。
また、第2の登録方法としては、無線装置から受信した受信データの累積受信データ量が所定の閾値以上か否かを判断し、累積受信データ量が所定の閾値以上であると判断した場合には、電波干渉の発生率が高い干渉源となる無線装置と判断し、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信するための『附随情報:1』を干渉管理テーブル(208)に登録する。また、累積受信データ量が所定の閾値未満であると判断した場合には、電波干渉の発生率が低い干渉源となる無線装置と判断し、干渉回避メッセージをマルチキャストにて送信するための『附随情報:0』を干渉管理テーブル(208)に登録する方法が挙げられる。
また、第3の登録方法としては、無線装置から受信した受信データの受信電波強度が所定の閾値未満か否かを判断し、受信電波強度が所定の閾値未満であると判断した場合には、干渉回避メッセージの到達率が低い干渉源となる無線装置と判断し、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信するための『附随情報:1』を干渉管理テーブル(208)に登録する。また、受信電波強度が所定の閾値以上であると判断した場合には、干渉回避メッセージの到達率が高い干渉源となる無線装置と判断し、干渉回避メッセージをマルチキャストにて送信するための『附随情報:0』を干渉管理テーブル(208)に登録する方法などが挙げられる。
また、上述した第1〜第3の複数の登録方法を適宜組み合わせ、上記の累積該当回数、累積受信データ量、受信電波強度、の少なくとも1つの情報を基に、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信する干渉源となる無線装置か否かを判断し、干渉回避メッセージをユニキャストにて送信する干渉源となる無線装置を特定するための『附随情報:1』を干渉管理テーブル(208)に登録するように構築することも可能である。
また、干渉管理テーブル(208)にて管理する干渉源となる無線装置に関する情報を削除する際の判断条件は、上述した『登録更新時刻情報』に限定されるものではなく、操作部(204)からの削除要求操作により干渉管理テーブル(208)にて管理する干渉源となる無線装置の情報を削除したり、無線端末装置(STA)が帰属する帰属無線基地局(AP1)が変更した際に、干渉管理テーブル(208)にて管理する干渉源となる無線装置に関する情報を削除したりするように構築することも可能である。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述した実施形態における無線通信システムでは、図10に示すように、無線端末装置(STA2)は、自身の無線端末装置(STA2)宛の干渉回避メッセージを帰属無線基地局(AP1)から受信した際に、干渉管理テーブル(208)にて管理している干渉源となる無線装置(AP2)に対し、その干渉回避メッセージを送信し(ステップS17)、干渉源となる無線装置(AP2)は、無線端末装置(STA2)から送信される干渉回避メッセージを受信した際に、その干渉回避メッセージに含まれるデータ送信期間をデータ送信禁止区間として設定し(ステップS18)、データ送信禁止区間の間はデータ送信を行わないように制御することにしたが(ステップS20)、干渉源となる無線装置(AP2)が、無線端末装置(STA3)に対しデータ送信を行うためのデータ送信期間を設定した後に、無線端末装置(STA2)が、干渉源となる無線装置(AP2)に対し、干渉回避メッセージを送信し(ステップS17)、干渉源となる無線装置(AP2)は、無線端末装置(STA2)から送信される干渉回避メッセージを受信し、該受信した干渉回避メッセージに含まれるデータ送信期間をデータ送信禁止区間として設定する際に、そのデータ送信禁止区間として設定する設定期間が、既に、データ送信期間として設定されていると判断した場合には、干渉源となる無線装置(AP2)は、データ送信禁止区間として設定する設定期間が既にデータ送信期間として設定されている旨を示す重複情報を、無線端末装置(STA2)に送信し、無線端末装置(STA2)は、干渉源となる無線装置(AP2)から受信した重複情報を、帰属無線基地局(AP1)に送信し、帰属無線無線基地局(AP1)は、無線端末装置(STA2)から受信した重複情報を基に、無線端末装置(STA2)に対するデータ送信期間を調整するようにすることも可能である。
このように、隣接する無線基地局(AP1、AP2)同士が、無線端末装置(STA2)を介してマルチホップで情報を送受信し、データ送信を行う送信期間を適宜調整し、無線基地局(AP1、AP2)間で電波干渉が発生しないように構築することも可能である。
また、干渉源となる無線装置(AP2)は、無線端末装置(STA2)から送信される干渉回避メッセージを受信し、該受信した干渉回避メッセージに含まれるデータ送信期間をデータ送信禁止区間として設定する際に、そのデータ送信禁止区間として設定する設定期間が、既に、データ送信期間として設定されていると判断した場合でも、干渉源となる無線装置(AP2)は、無線端末装置(STA2)から受信した干渉回避メッセージに含まれるデータ送信期間をデータ送信禁止区間として強制的に設定するように構築することも可能である。
また、上述した実施形態における無線通信システムは、隣接する無線基地局(AP1、AP2)が有線ケーブルを介して接続し、隣接する無線基地局(AP1、AP2)が同一のシステムを構成していても良く、また、隣接する無線基地局(AP1、AP2)が有線ケーブルを介して接続せず、隣接する無線基地局(AP1、AP2)が異なるシステムを構成していても良く、隣接する無線基地局(AP1、AP2)同士が、無線端末装置(STA)を介してマルチホップで情報を送受信することが可能であれば、隣接する無線基地局(AP1、AP2)間の構成は特に限定せず、あらゆるシステムに適用可能である。
また、上述した実施形態における無線通信システムでは、無線端末装置(STA)を基に説明したが、無線基地局(AP1)が構築する電波到達範囲内を自由に移動し、任意の無線基地局(AP1)に帰属し、その帰属した無線基地局(AP1)との間で無線通信を行うことが可能な装置であれば、あらゆる無線装置が適用可能である。
また、上述した実施形態における無線通信システムでは、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置として、無線基地局(AP2)を基に説明したが、無線端末装置(STA2)が、帰属無線基地局(AP1)の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置として検出することが可能な無線装置であれば、あらゆる無線装置が干渉源となる無線装置に該当することは言うまでもなく、例えば、無線端末装置も干渉源となる無線装置に該当することになる。
また、上述した第1、第2の実施形態の無線通信システムを構成する無線基地局(AP1、AP2)、無線端末装置(STA)等の無線装置における制御動作は、ハード構成ではなく、コンピュータプログラム等のソフトウェアにより実行することも可能であり、また、上記のプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録し、その記録媒体から上記プログラムを、上述した各無線装置に読み込ませることで、上述した制御動作を、各無線装置において実行させることも可能である。また、所定のネットワークを介して接続されている外部機器から上記プログラムを上述した各無線装置に読み込ませることで、上述した制御動作を、各無線装置において実行させることも可能である。
本発明にかかる無線端末装置、無線通信システム、無線通信制御方法及び無線通信制御プログラムは、高品位な無線通信を必要とする、音声通信用の無線通信システムに適用可能である。また、本発明にかかる無線端末装置、無線通信システム、無線通信制御方法及び無線通信制御プログラムは、無線基地局間での通信が可能となるため、無線基地局間での直接交渉を必要とする、高速ハンドオーバ機能を搭載した無線通信システムにも適用可能である。
本実施形態の無線通信システムのシステム構成を示す図である。 本実施形態の無線通信システムを構成する無線基地局(AP1、AP2)の内部構成を示す図である。 本実施形態の無線通信システムを構成する無線基地局(AP1、AP2)の通信部(101)における一連の処理動作(データ送信時)を示すフロチャートである。 本実施形態の無線通信システムを構成する無線基地局(AP1、AP2)の通信部(101)における一連の処理動作(データ受信時)を示すフロチャートである。 本実施形態の無線通信システムを構成する無線端末装置(STA)の内部構成を示す図である。 本実施形態の無線通信システムを構成する無線端末装置(STA)の記憶部(203)に記憶される干渉管理テーブル(208)のテーブル構成例を示す図である。 本実施形態の無線通信システムを構成する無線端末装置(STA)の通信部(201)における一連の処理動作(データ受信時)を示すフロチャートである。 本実施形態の無線通信システムを構成する無線端末装置(STA)の制御部(202)における一連の処理動作(データ受信時)を示すフロチャートである。 本実施形態の無線通信システムにおける一連の処理動作を説明する際の環境条件を示す図である。 本実施形態の無線通信システムにおける一連の処理動作を説明するためのシーケンスチャートである。 第2の実施形態の無線通信システムを構成する無線端末装置(STA)の記憶部(203)に記憶される干渉管理テーブル(208)のテーブル構成例を示す図である。 第2の実施形態の無線通信システムを構成する無線端末装置(STA)の制御部(202)における一連の処理動作(データ受信時)を示すフロチャートである。 第2の実施形態の無線通信システムを構成する無線端末装置(STA)の記憶部(203)に記憶される干渉管理テーブル(208)の他のテーブル構成例を示す図である。 従来の無線通信システムのシステム構成を示す図である。 従来の無線通信システムにおける一連の処理動作を説明するためのシーケンスチャートである。 従来の無線通信システムにおける問題点を説明するための図である。
符号の説明
STA 無線端末装置
AP1 帰属無線基地局
AP2 近隣無線基地局(干渉源となる無線装置)
101、201 通信部
102、202 制御部
103、203 記憶部
104 アンテナ
204 操作部
205 受信電波強度測定部
206 データ処理部
207 アンテナ
208 干渉管理テーブル

Claims (30)

  1. 無線基地局に帰属し、前記無線基地局と無線通信を行う無線端末装置であって、
    前記無線基地局の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置を検出する干渉源検出手段と、
    前記干渉源となる無線装置に対し、電波干渉の発生を回避するための制御信号を送出する制御信号送出手段と、
    を有することを特徴とする無線端末装置。
  2. 前記無線基地局から前記制御信号を受信する制御信号受信手段を有し、
    前記制御信号送出手段は、
    前記制御信号受信手段により受信した前記制御信号を送出することを特徴とする請求項1記載の無線端末装置。
  3. 前記制御信号送出手段は、
    前記制御信号受信手段により受信した前記制御信号が、前記無線端末装置宛の制御信号である場合に、前記制御信号を送出することを特徴とする請求項2記載の無線端末装置。
  4. 前記干渉源検出手段は、
    前記無線基地局から受信する第1の受信電波強度と、前記無線端末装置の近隣に存在する近隣無線装置から受信する第2の受信電波強度と、を基に、前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当するか否かを判断する干渉源判断手段を有することを特徴とする請求項1記載の無線端末装置。
  5. 前記干渉源判断手段は、
    前記第1の受信電波強度と、前記第2の受信電波強度と、の受信電波強度比を基に、前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当するか否かを判断することを特徴とする請求項4記載の無線端末装置。
  6. 前記干渉源判断手段は、
    前記受信電波強度比が所定の閾値未満である場合に、前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当すると判断することを特徴とする請求項5記載の無線端末装置。
  7. 前記干渉源となる無線装置に関する装置情報を管理する干渉源管理手段を有し、
    前記制御信号送出手段は、
    前記干渉源管理手段に管理されている前記装置情報を基に、前記無線装置に対し、前記制御信号を送出することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の無線端末装置。
  8. 前記干渉源判断手段は、
    前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当すると判断した場合に、前記近隣無線装置に関する前記装置情報を前記干渉源管理手段に登録更新し、
    前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当しないと判断した場合に、前記近隣無線装置に関する前記装置情報を前記干渉源管理手段から削除することを特徴とする請求項7記載の無線端末装置。
  9. 前記干渉源管理手段は、
    前記装置情報と共に、前記制御信号をユニキャストにて送出する前記無線装置を特定するための附随情報を管理し、
    前記制御信号送出手段は、
    前記附随情報を基に、特定の前記無線装置に対し、前記制御信号をユニキャストにて送出することを特徴とする請求項7記載の無線端末装置。
  10. 前記干渉源管理手段は、
    前記装置情報と共に、前記干渉源判断手段により前記無線装置に該当すると判断した累積該当回数と、前記無線装置の累積受信データ量と、前記無線装置から受信した最新の受信電波強度と、に関する少なくとも1つの附随情報を管理し、
    前記制御信号送出手段は、
    前記附随情報を基に、前記制御信号をユニキャストにて送出する前記無線装置を特定し、該特定した前記無線装置に対し、前記制御信号をユニキャストにて送出することを特徴とする請求項7記載の無線端末装置。
  11. 前記制御信号送出手段は、
    前記累積該当回数が所定の閾値以上の場合、前記累積受信データ量が所定の閾値以上の場合、前記最新の受信電波強度が所定の閾値未満の場合に、前記制御信号をユニキャストにて送出する前記無線装置として特定することを特徴とする請求項10記載の無線端末装置。
  12. 前記干渉源判断手段は、
    前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当すると判断した場合に、前記近隣無線装置に関する前記装置情報を前記干渉源管理手段に登録更新すると共に、前記無線装置に該当すると判断した累積該当回数が所定の閾値以上の場合と、前記無線装置の累積受信データ量が所定の閾値以上の場合と、前記無線装置から受信した受信電波強度が所定の閾値未満の場合と、の少なくとも1つの場合に該当すると判断した場合に、前記制御信号をユニキャストにて送出する前記無線装置を特定するための前記附随情報を前記干渉源管理手段に登録更新し、
    前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当しないと判断した場合に、前記近隣無線装置に関する前記装置情報を前記干渉源管理手段から削除することを特徴とする請求項9記載の無線端末装置。
  13. 前記干渉源管理手段は、
    前記装置情報と共に、前記装置情報を前記干渉源管理手段に登録更新した登録更新時刻情報を管理し、
    前記登録更新時刻情報が所定期間更新されていない場合に、前記装置情報を前記干渉源管理手段から削除することを特徴とする請求項7から12の何れか1項に記載の無線端末装置。
  14. 前記制御信号には、期間情報が含まれており、
    前記制御信号送出手段は、
    前記期間情報が含まれた前記制御信号を送出し、前記電波干渉の発生を回避するための制御を、前記期間情報の間だけ前記無線装置に実行させることを特徴とする請求項1記載の無線端末装置。
  15. 無線基地局と、前記無線基地局に帰属し無線通信を行う無線端末装置と、を有して構成される無線通信システムであって、
    前記無線端末装置は、
    前記無線基地局の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置を検出する干渉源検出手段と、
    前記干渉源となる無線装置に対し、電波干渉の発生を回避するための制御信号を送出する制御信号送出手段と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  16. 前記無線基地局は、
    前記制御信号を無線端末装置に送信する制御信号送信手段を有し、
    前記無線端末装置は、
    前記制御信号を前記無線基地局から受信する制御信号受信手段を有し、
    前記制御信号送出手段は、
    前記制御信号受信手段により受信した前記制御信号を送出することを特徴とする請求項15記載の無線通信システム。
  17. 前記制御信号送出手段は、
    前記制御信号受信手段により受信した前記制御信号が、前記無線端末装置宛の制御信号である場合に、前記制御信号を送出することを特徴とする請求項16記載の無線通信システム。
  18. 前記干渉源検出手段は、
    前記無線基地局から受信する第1の受信電波強度と、前記無線端末装置の近隣に存在する近隣無線装置から受信する第2の受信電波強度と、を基に、前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当するか否かを判断する干渉源判断手段を有することを特徴とする請求項15記載の無線通信システム。
  19. 前記干渉源判断手段は、
    前記第1の受信電波強度と、前記第2の受信電波強度と、の受信電波強度比を基に、前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当するか否かを判断することを特徴とする請求項18記載の無線通信システム。
  20. 前記干渉源判断手段は、
    前記受信電波強度比が所定の閾値未満である場合に、前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当すると判断することを特徴とする請求項19記載の無線通信システム。
  21. 前記無線端末装置は、
    前記干渉源となる無線装置に関する装置情報を管理する干渉源管理手段を有し、
    前記制御信号送出手段は、
    前記干渉源管理手段に管理されている前記装置情報を基に、前記無線装置に対し、前記制御信号を送出することを特徴とする請求項15から20の何れか1項に記載の無線通信システム。
  22. 前記干渉源判断手段は、
    前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当すると判断した場合に、前記近隣無線装置に関する前記装置情報を前記干渉源管理手段に登録更新し、
    前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当しないと判断した場合に、前記近隣無線装置に関する前記装置情報を前記干渉源管理手段から削除することを特徴とする請求項21記載の無線通信システム。
  23. 前記干渉源管理手段は、
    前記装置情報と共に、前記制御信号をユニキャストにて送出する前記無線装置を特定するための附随情報を管理し、
    前記制御信号送出手段は、
    前記附随情報を基に、特定の前記無線装置に対し、前記制御信号をユニキャストにて送出することを特徴とする請求項21記載の無線通信システム。
  24. 前記干渉源管理手段は、
    前記装置情報と共に、前記干渉源判断手段により前記無線装置に該当すると判断した累積該当回数と、前記無線装置の累積受信データ量と、前記無線装置から受信した最新の受信電波強度と、に関する少なくとも1つの附随情報を管理し、
    前記制御信号送出手段は、
    前記附随情報を基に、前記制御信号をユニキャストにて送出する前記無線装置を特定し、該特定した前記無線装置に対し、前記制御信号をユニキャストにて送出することを特徴とする請求項21記載の無線通信システム。
  25. 前記制御信号送出手段は、
    前記累積該当回数が所定の閾値以上の場合、前記累積受信データ量が所定の閾値以上の場合、前記最新の受信電波強度が所定の閾値未満の場合に、前記制御信号をユニキャストにて送出する前記無線装置として特定することを特徴とする請求項24記載の無線通信システム。
  26. 前記干渉源判断手段は、
    前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当すると判断した場合に、前記近隣無線装置に関する前記装置情報を前記干渉源管理手段に登録更新すると共に、前記無線装置に該当すると判断した累積該当回数が所定の閾値以上の場合と、前記無線装置の累積受信データ量が所定の閾値以上の場合と、前記無線装置から受信した受信電波強度が所定の閾値未満の場合と、の少なくとも1つの場合に該当すると判断した場合に、前記制御信号をユニキャストにて送出する前記無線装置を特定するための前記附随情報を前記干渉源管理手段に登録更新し、
    前記近隣無線装置が前記干渉源となる無線装置に該当しないと判断した場合に、前記近隣無線装置に関する前記装置情報を前記干渉源管理手段から削除することを特徴とする請求項23記載の無線通信システム。
  27. 前記干渉源管理手段は、
    前記装置情報と共に、前記装置情報を前記干渉源管理手段に登録更新した登録更新時刻情報を管理し、
    前記登録更新時刻情報が所定期間更新されていない場合に、前記装置情報を前記干渉源管理手段から削除することを特徴とする請求項21から26の何れか1項に記載の無線通信システム。
  28. 前記無線基地局は、
    期間情報が含まれた前記制御信号を送出し、
    前記無線端末装置は、
    前記期間情報が含まれた前記制御信号を送出し、前記電波干渉の発生を回避するための制御を、前記期間情報の間だけ前記無線装置に実行させることを特徴とする請求項15記載の無線通信システム。
  29. 無線基地局に帰属し、前記無線基地局と無線通信を行う無線端末装置で行う通信制御方法であって、
    前記無線基地局の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置を検出する干渉源検出工程と、
    前記干渉源となる無線装置に対し、電波干渉の発生を回避するための制御信号を送出する制御信号送出工程と、
    を、前記無線端末装置が行うことを特徴とする無線通信制御方法。
  30. 無線基地局に帰属し、前記無線基地局と無線通信を行う無線端末装置において実行させる通信制御プログラムであって、
    前記無線基地局の電波と電波干渉を生ずる干渉源となる無線装置を検出する干渉源検出処理と、
    前記干渉源となる無線装置に対し、電波干渉の発生を回避するための制御信号を送出する制御信号送出処理と、
    を、前記無線端末装置に実行させることを特徴とする無線通信制御プログラム。
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