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JP2002521353A - アクリル酸の製造方法 - Google Patents

アクリル酸の製造方法

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JP2002521353A
JP2002521353A JP2000561145A JP2000561145A JP2002521353A JP 2002521353 A JP2002521353 A JP 2002521353A JP 2000561145 A JP2000561145 A JP 2000561145A JP 2000561145 A JP2000561145 A JP 2000561145A JP 2002521353 A JP2002521353 A JP 2002521353A
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    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C51/43Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change of the physical state, e.g. crystallisation

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Abstract

(57)【要約】 (a)C−アルカン、C−アルケン、C−アルカノールおよび/またはC−アルカナールおよび/またはアクリル酸に対するこれらの中間体の接触気相酸化の反応混合物の組成物を本質的に有するガス状生成物混合物を製造ことによって、アクリル酸を製造する方法において、この場合、この方法は、(b)ガス状生成物混合物を凝縮し、(c)工程(b)で得られた溶液から、減圧下で溶液を部分的に蒸発することによってアクリル酸を結晶化し、(d)その結果得られる結晶を母液から単離し、(e)母液の少なくとも一部分を工程(d)から工程(b)へ再循環させ、かつ(f)蒸発された溶液の少なくとも一部分を工程(c)から工程(b)へ再循環させることを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はアクリル酸の製造方法に関する。
【0002】 アクリル酸は重要な基本的化学物質の一つである。これはその極めて反応的な
二重結合および酸官能基のおかげで、ポリマー製造のためのモノマーとして特に
適している。製造されたアクリル酸モノマー量の大部分は、重合前にエステル化
され、例えば接着剤、分散液または表面塗料を提供する。製造されたアクリル酸
モノマーの少ない部分のみが直接的に重合され、例えば“超吸収剤(super abso
rbers)”を提供する。一般に高純度のモノマーがアクリル酸の直接重合に要求
されるにもかかわらず、アクリル酸が重合前にエステル化される場合には、アク
リル酸の純度に関する要求はあまり高くはない。
【0003】 アクリル酸を、固体状態で存在する触媒上で不均一系触媒作用下で、1工程ま
たは2工程でアクロレインを介して、200〜400℃で、プロペンと分子状酸
素との気相酸化によって製造することができることは一般的に公知である(例え
ば、DE-A-1962431, DE-A-2943707, DE-C-1205502, DE-A-19508558, EP-A-025756
5, EP-A-0253409, DE-A-2251364, EP-A-0117146, GB-B-1450986およびEP-A-0293
224)。この方法では、例えばモリブデン元素、ビスマス元素および鉄元素の酸
化物(第1工程中)またはモリブデン元素およびバナジウム元素の酸化物(第2
工程中)を基にした多成分系酸化物触媒が使用される。
【0004】 ドイツ特許第2136396号明細書では、プロペンまたはアクロレインの接
触酸化中で、ジフェニルエーテル約75質量%およびジフェニル約25質量%の
混合物を用いての向流吸収(countercurrent absorption)によって得られる反
応ガスからアクリル酸を分離することが開示されている。さらに、ドイツ特許出
願公開第2449780号明細書では、向流吸収前に直接凝縮器(クエンチング
装置)中で、溶剤の部分的蒸発によって熱い反応ガスを冷却することが開示され
ている。この方法および他の処理工程における問題点は、この装置で得られる固
体が、プラントの能力を減少させることにある。ドイツ特許出願公開第4308
087号明細書によれば、前記固体の製造は極性溶剤、例えばジメチルフェタレ
ートを、ジフェニルエーテルおよびビフェニルを含有する相対的に非極性の溶剤
混合物に対して0.1〜25質量%で添加することによって減少させることがで
きる。
【0005】 前記のようなアクリル酸含有反応生成物の高沸点溶剤混合物への吸収は別とし
て、他の公知の方法は、アクリル酸および接触酸化中でさらに形成される反応水
の全凝縮を提供する。これによって、共沸剤での蒸留(例えば、DE-C-3429391,
JP-A-1124766, JP-A-7118966-R, JP-A-7118968-R, JP-A-7241885)によってかま
たは抽出方法(例えば、DE-A-2-164767, JP-A-58140-039およびJP-A-48091013)
によってさらに後処理されてもよいアクリル酸水溶液を生じる。ヨーロッパ特許
第0551111号明細書(EP−A)中において、アクリル酸および接触気相
酸化によって製造された副生成物の混合物は、吸収塔中で水と接触し、かつその
結果生じる水性溶液は、極性の低沸点溶剤、例えば水かまたはアクリル酸を有す
る共沸混合物を形成する溶剤の存在下で蒸留される。ドイツ特許第232332
8号明細書では、アクリル酸を、水性のブタノール/アクリル酸エステル化廃液
から有機溶剤の特別な混合物を用いての抽出によって分離することが記載されて
いる。
【0006】 前記方法の欠点は、抽出または吸収のために使用された有機溶剤が、他の処理
工程、例えば高い熱応力下での精留中で再度分離除去されることである。これに
よって、アクリル酸の重合の危険性が高まる。
【0007】 特開平07−082210号公報では、酢酸、プロピオン酸、アクロレインお
よびフラフールを含有するアクリル酸の他に、アクリル酸を精製する方法を記載
している。この方法では、結晶化が水の添加後に減圧下で実施され、この場合、
このアクリル酸結晶は、単離および洗浄後に99.6%の純度に達する。特公昭
4532417号公報では、付加的に酢酸およびプロピオン酸を含有するアクリ
ル酸水溶液が、ヘプタンまたはトルエンで抽出され、かつその後に水は蒸留によ
って抽出物から除去される方法が開示されている。次の工程で、アクリル酸の結
晶化を誘導するために、残留する抽出物を−20℃〜−80℃に冷却する。結晶
は単離され、かつ母液は抽出工程に再循環される。この特許によれば、有機溶剤
または抽出剤の使用は必要であるが、それというのも使用しない場合には溶液が
冷却される際に、結晶は沈殿されることなく固化されてしまうからである。有機
溶剤の添加とは別にして、この方法の欠点は、水を除去するために蒸留を実施し
なければならないことである。カナダ特許第790625号明細書は、分別結晶
による粗アクリル酸の他の精製方法に関する。この方法において、温度は、プロ
ピオン酸が粗アクリル酸中の主な不純物である、アクリル酸/プロピオン酸系の
包晶温度以下に減少することはないが、その一方で酢酸が主な不純物であるアク
リル酸/酢酸系の共融温度以下に温度が減少することはない。結晶化に使用され
るアクリル酸は前記明細書中で通常の方法、例えばプロペンまたはアクロレイン
の気相酸化によって製造され、その後に公知の常法、例えば抽出によって予備精
製される。前記特許によれば、アクリル酸の結晶化は好ましくは本質的に水の排
除下で実施される。
【0008】 ヨーロッパ特許第0616998号明細書(EP−A)では、動的結晶化(dy
namic crystallization)および静的結晶化(static crystallization)の組み
合わせによってアクリル酸を精製する方法が記載されており、この場合、使用さ
れた出発材料は精製されたアクリル酸、例えば蒸留によって前精製されたアクリ
ル酸である。
【0009】 前記文献に記載された方法の一般的な特徴は、この方法が結晶化前にアクリル
酸の予備精製を必要とすることである。一般に、有機溶剤は予備精製に使用され
、かつ引き続いて高い熱応力下で再度分離されるけれども、アクリル酸の望まし
くない重合の問題は通常ここで生じる。
【0010】 水溶液中に存在するアクリル酸を分別結晶によって精製する方法に関する、ヨ
ーロッパ特許第0002612号明細書(EP−A)では、アクリル酸63質量
%を含有する水/アクリル酸共融混合物を分解するために、アクリル酸溶液に塩
を添加することが開示されている。
【0011】 ヨーロッパ特許第0675100号明細書(EP−A)では、相当する飽和C 〜C−カルボン酸を酸化的に脱水素化し、それに引き続いて、溶融液を結晶
化しその後に分別蒸留するか、または分別蒸留しその後に溶融液を結晶化するこ
とによって、α、β−不飽和C〜C−カルボン酸、例えばアクリル酸を製造
する方法が記載されている。本発明の目的は、高価な処理工程を用いることなく
、アクリル酸が高い純度で得られる方法を提供することである。
【0012】 本発明の目的は達成され、かつ、驚くべきことに、凝縮にさらされた気体生成
混合物からのアクリル酸が、凝縮中に形成される溶液から直接的に結晶化され得
ることが見出された。特に、本発明の目的のために他の精製工程および助剤の添
加が必要ではないことが見出された。
【0013】 したがって、本発明は、 (a)アクリル酸に対して、本質的にC−アルカン、C−アルケン、C
アルカノールおよび/またはC−アルカナールおよび/またはこれらの中間体
の接触気相酸化による反応混合物の組成を含有する気体生成混合物を調製するこ
とによってアクリル酸を製造する方法に関し、この場合、この方法は、 (b)気体生成混合物を凝縮し、 (c)工程(b)で得られる溶液から、減圧下で溶液を部分的に蒸発しながらア
クリル酸を結晶化し、 (d)生じる結晶を母液から単離し、 (e)母液の少なくとも一部分を工程(d)から工程(b)へ再循環させ、かつ
(f)蒸発された溶液の少なくとも一部分を工程(c)から工程(b)へ再循環
させることを含む。
【0014】 好ましい実施態様において、工程(b)での凝縮はカラム中で実施される。本
発明の他の好ましい実施態様は、以下の記載、従属請求項、図および実施例から
明らかにされている。
【0015】 新規方法において、アクリル酸は直接的に、他の中間体または他の精製工程な
しで、かつ助剤の添加なしで、生成混合物の凝縮中で形成された溶液から結晶化
される。この生成混合物は、本質的に接触気相酸化中で形成された反応生成物の
組成を含有し、酸を生じる。
【0016】 一つの図は新規方法を実施するための好ましい実施態様を示している。
【0017】 本発明において、高沸点溶剤、中沸点溶剤および低沸点溶剤の用語および相当
する付随的な用語は、アクリル酸よりも高い沸点を有する(高沸点溶剤)か、ま
たはアクリル酸とおおよそ同等の沸点を有する(中沸点溶剤)か、またはアクリ
ル酸よりも低い沸点を有する(低沸点溶剤)化合物/物質を示す。
【0018】 工程(a): 工程(a)において、アクリル酸に対して、本質的にC−アルカン、C
アルケン、C−アルカノールおよび/またはC−アルカナールおよび/また
はこれらの中間体の接触気相酸化による反応混合物の組成を含有する気体生成混
合物が製造される。特に有利には、気体生成混合物はプロペン、プロパンまたは
アクロレインの接触気相酸化によって製造される。実際のC出発化合物が気相
酸化の間にのみ中間体として形成される、前記C化合物のすべての中間体は、
出発化合物として使用されてもよい。アクリル酸はプロパンから直接的に製造す
ることができる。
【0019】 特に前記文献にあるような公知方法によってアクリル酸を生じる、プロペンお
よび/またはアクロレインと分子状酸素との接触気相酸化反応は、特に有利であ
る。この方法では、200℃〜450℃の温度、かつ必要である場合には超大気
圧が好ましくは使用される。好ましくは使用される不均一系触媒は、第1工程(
プロパンからアクロレインへの酸化)中のモリブデン、ビスマスおよび鉄の酸化
物および第2工程(アクロレインからアクリル酸への酸化)中のモリブデンおよ
びバナジウムの酸化物を基にした多成分系酸化物触媒である。これらの反応は、
例えば一つの工程または2つの工程で実施される。使用される出発材料がプロパ
ンである場合には、この出発材料は、例えばCatalysis Today
24(1995)第307頁〜第313頁または米国特許第5510558号明
細書(US−A)に記載されているような接触的オキシ脱水素化(catalystic o
xydehydrogenation);例えば中華人民共和国特許出願公開第1105352号
明細書に記載されているような均一系オキシ脱水素化(homogenous oxydehydrog
enation);または、例えばヨーロッパ特許第0253409号明細書(EP−
A)、ドイツ特許出願公開第19508558号明細書、ヨーロッパ特許第02
93224号明細書(EP−A)またはヨーロッパ特許第0117146号明細
書(EP−A)に記載されているような接触的脱水素化によってプロペン/プロ
パン混合物に変換されてもよい。また、適したプロペン/プロパン混合物は、精
製プロペン(プロペン70%およびプロパン30%)または分解プロペン(crac
ker propene)(プロペン95%およびプロパン5%)である。主に、前記のよ
うなプロペン/プロパン混合物は酸素または空気、または任意の組成の酸素およ
び窒素の混合物で酸化され、アクロレインおよびアクリル酸を生じてもよい。プ
ロペン/プロパン混合物が使用される場合には、プロパンは稀釈ガスおよび/ま
たは反応体として作用する。また、適した方法はヨーロッパ特許第060883
8号明細書(EP−B)に記載されており、この場合、反応体としてのプロパン
は直接的にアクリル酸に変換される。
【0020】 プロパンのアクリル酸への変換は高く発熱性である。したがって、出発材料お
よび生成物の他に、有利には不活性稀釈ガス、例えば循環ガス、大気窒素、一つ
またはそれ以上の飽和C〜C−炭化水素、特にメタンおよび/またはプロパ
ン、および/または水蒸気を含む反応ガスは、反応熱の少量のみを吸収すること
ができる。使用された反応器の型は、それ自体が任意に制限されることはなく、
酸化触媒で装填されている管巣熱交換器が一般に使用されるけれども、前記熱交
換器中において、反応中に放出される熱の過半量は、冷却された管壁に対流およ
び放射することによって除去することができる。
【0021】 接触気相酸化において、アクリル酸の他の気体混合物は、純粋なアクリル酸の
代わりに得られる副生成物として、未変換アクロレインおよび/またはプロパン
、水蒸気、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素、プロパン、酸素、酢酸、プロピオン
酸、ホルムアルデヒド、他のアルデヒドおよび無水マレイン酸を本質的に含有し
ていてもよい。通常は、反応生成物混合物は、それぞれ全反応混合物に対して、
アクリル酸1〜30質量%、プロペン0.05〜1質量%およびアクロレイン0
.05〜1質量%、不活性稀釈ガス50〜98質量%、酸素0.05〜10質量
%、酢酸0.05〜2質量%、プロピオン酸0.01〜2質量%、ホルムアルデ
ヒド0.05〜1質量%、アルデヒド0.05〜2質量%および無水マレイン酸
0.01〜0.5質量%を含有する。特に、飽和C〜C炭化水素、例えば、
それぞれ稀釈ガス100%に対して、メタンおよび/またはプロパン0〜90質
量%ならびに水蒸気1〜30質量%、酸化炭素0.05〜15質量%および窒素
0〜90質量%は不活性稀釈ガスとして含有される。
【0022】 工程(b): 工程(b)において、工程(a)で得られた反応生成物は凝縮、特には部分凝
縮または全凝縮され、この場合、溶液が得られる。
【0023】 凝縮は好ましくはカラム中でおこなわれる。本工程において、分離をおこなう
バッフルを有するカラム、特にパッキングおよび/またはトレイ、好ましくは泡
鐘トレイ、篩状トレイ、バルブトレイおよび/または双流トレイを有するカラム
が使用される。工程(a)からの気体生成混合物の凝縮可能な組成物は、画分と
して冷却によって凝縮される。しかしながら、不純物および稀釈ガスのために、
気体混合物は高沸点溶剤、中沸点溶剤および低沸点溶剤ならびに凝縮されない成
分を含有するので、一つまたはそれ以上の側面取り出し管(side take-off)は
カラム中の適した場所で供給されてもよい。通常の凝縮とは対照的に、カラム中
の凝縮はこのようにして別個の成分に分離することが可能である。凝縮中に形成
される熱が間接的に(外的に)除去される、通常のすべての熱伝導装置または熱
交換器に対して、少なくとも一つの冷却装置を有する適したカラムが適している
。管巣熱交換器、板式熱交換器および空気冷却器が好ましい。適した冷却媒体は
相当する空気冷却器中の空気および他の冷却装置中の冷却液体、特に水である。
一つの冷却器のみが提供されている場合には、この冷却装置は低沸点画分が凝縮
されるカラムの頭部に設置されている。アクリル酸含有気体混合物は複数の画分
を含有するけれども、カラムの異なる部分に複数の冷却装置を取り付けること、
例えば高沸点画分を凝縮するために、カラムの下部に一つの冷却装置を設置し、
かつ低沸点画分を凝縮するために、カラムの頭部に一つの冷却装置を設置するこ
とは有利である。アクリル酸を含有する画分はカラム中程で、一つまたはそれ以
上の側面取り出し管を介して除去される。カラム中に存在する圧力は、凝縮され
ない成分の量に依存し、かつ好ましくは絶対圧0.5〜5バール、特に0.8〜
3バールである。カラムのための抽出操作条件、例えば温度および圧力、一つま
たは複数の冷却装置の接続および配置、アクリル酸を除去するための一つまたは
複数の側面取り出し管の配置、カラムの高さおよびカラムの直径の選択、カラム
中で分離をおこなうバッフル/トレイの数および間隔、または分離作用を有する
カラムバッフルの型は、当業者によって、分離課題に応じて決定されてもよい。
好ましい実施態様において、ホットガス混合物は、凝縮前に直接的にかまたは間
接的に冷却される。直接冷却の場合において、ガス混合物が冷却される場合には
、ガス混合物から凝縮された高沸点画分を用いることが好ましい。他の場合にお
いては、助剤は工程中に装入されるけれども、しかしながら再度後処理されなけ
ればならない。装置に関して、この予備冷却はカラム下部領域中に組み込まれる
(カラムバッフルを備えるかまたは備えないで)か、あるいは分離装置、例えば
気体冷却器、クエンチング装置またはフラッシポット中に組み込まれ、カラムか
ら分離されていてもよい。本発明の特に好ましい実施態様において、気体反応混
合物の凝縮は以下のようにしてカラム中で生じ、この場合、これは、カラムを、
以下の異なる処理機能を有する、異なる部分から構成することが可能である: 1.基底部領域: ホットガス混合物の冷却 ホットガス混合物を基底部領域に流し入れ、かつ冷却する。これは間接冷却、
例えば熱交換器によって行われるか、あるいは例えば冷却媒体、カラムの次の部
分で凝縮された高沸点画分を用いて直接冷却されることによって行われる。
【0024】 2.第1冷却ループ: 高沸点画分の凝縮 第1冷却ループの領域において、凝縮熱は外的に第1冷却ループを介して、例
えば冷却媒体としての水を用いる熱交換器によって、凝縮された高沸点画分をカ
ラムから取り除き、前記画分を熱交換器によって冷却し、かつ冷却、凝縮された
高沸点溶剤の一部分をカラムに再循環させ、その一方で側面取り出し管中で、凝
縮液100%に対して通常は1質量%に満たない他の部分を除去する。再循環、
凝縮された高沸点画分は上行ガスに対して向流に供給される。
【0025】 3.側面取り出し管に対する第1冷却ループ: 高沸点溶剤の濃縮 第1冷却ループと側面取り出し管との間において、上向きに供給された気体流
からの高沸点画分の濃縮および凝縮は、第1冷却ループに向かって実施される。
【0026】 4.側面取り出し管 酸の除去 アクリル酸は側面取り出し管を介して除去される。
【0027】 5.第2冷却ループに対する側面取り出し管 中沸点画分の濃縮 側面取り出し管と第2冷却ループとの間の領域において、上向きに供給された
気体流からの中沸点画分を濃縮し、この場合、この中沸点画分は、側面取り出し
管に向かって濃縮されている。
【0028】 6.第2冷却ループ 低沸点画分の凝縮 第2冷却ループの領域において、上向きに供給された気体流からの低沸点溶剤
は凝縮される。凝縮熱は外的に、例えば冷却媒体としての水を用いて熱交換器に
よって、凝縮された低沸点溶剤を除去し、冷却し、かつ冷却、凝縮された低沸点
画分の一部分をカラムに再循環させることによって除去されるが、その一方で他
の部分も除去される。凝縮されない成分、この場合、好ましくは窒素、一酸化炭
素、二酸化炭素、酸素、メタン、プロパンおよびプロペンは、カラム頭部から除
去される。
【0029】 さらに、凝縮液は、通常の方法によって一つまたは複数の工程で実施されても
よく、この場合、凝縮液の型は任意の特定の制限がされない。有利には、凝縮は
直接凝縮器を用いて実施されてもよく、この場合、すでに製造された凝縮液はホ
ットガス状反応生成物と接触している。凝縮のための適した装置は特にスプレー
スクラバ、ベンチュリスクラバ、泡鐘カラムまたは吹きつけ表面を有する装置で
ある。
【0030】 工程(a)からの反応生成物の部分凝縮または全凝縮によって得られた混合物
、特にカラム中での凝縮の場合には中沸点画分の凝縮液は、好ましくはアクリル
酸60〜99.5質量%、水0.1〜40質量%およびさらには不純物0.1〜
15質量%を含有し、特にそれぞれ凝縮液100質量%に対して、アクロレイン
0.01〜5質量%、酢酸0.05〜5質量%、プロピオン酸0.01〜5質量
%、ホルムアルデヒド0.01〜5質量%、他のアルデヒド0.01〜5質量%
およびマレイン酸0.01〜5質量%を含有する。特に好ましくは、アクリル酸
85〜98質量%、水0.5〜14質量%およびさらに不純物0.5〜5質量%
、特にそれぞれ凝縮液100質量%に対して、アクロレイン0.01〜3質量%
、酢酸0.1〜3質量%、プロピオン酸0.01〜3質量%、ホルムアルデヒド
0.01〜3質量%、他のアルデヒド0.01〜3質量%およびマレイン酸0.
01〜3質量%を含有する混合物が凝縮中に得られる。
【0031】 工程(c): 工程(c)において、工程(b)で得られ、かつ高いアクリル酸濃度を有する
溶液が結晶化される。このようにして凝縮工程で得られた溶液は直接的に結晶化
に供給される。結晶化は連続的にかまたは回分的に、一つまたは複数の工程で実
施されてもよい。好ましくは、結晶化は一つの工程で実施される。結晶化された
溶液/溶融液を攪拌または循環によって十分に混合させる、すべての結晶化方法
は、連続方法および回分方法の双方に適している。好ましくは使用される装置は
、攪拌型ケトル晶析装置(stirred kettle crystallizer)および強制循環晶析
装置(forced circulation crystallizer)であるが、しかしながらまたドラフ
トチューブ晶析装置および流動床晶析装置が使用されてもよい。
【0032】 本発明によれば、溶剤は結晶化中で部分的に蒸発される。結晶化された溶液は
、結晶化中の圧力に依存する沸点を特徴とする。結晶化中の圧力は、減圧を生成
する装置によって望ましい値に調整される。本工程において、前記装置は任意に
制限されない。物理的および/または熱的圧縮によって一つまたは複数の工程で
、望ましい減少された圧力に達するすべての系が適している。特に蒸気ジェット
ポンプとの組み合わせでの液体環状ポンプ(Liquid ring pump)、蒸気ポンプ単
独であるかまたはルートポンプ(Root pump)または回転羽式ポンプは好ましく
は使用される。設定されるべき圧力は結晶化溶液の組成に依存する。圧力は有利
に1〜15、好ましくは3〜8ミリバール(絶対圧)である。
【0033】 有利には、結晶化中の溶液温度は−10〜+14℃、特に−5〜+10℃であ
る。結晶化は有利には、懸濁液100gに対して固体含量5〜60gが設定され
る程度に操作され、この場合、懸濁液100gに対して固体含量15〜45gが
好ましい。
【0034】 工程(d): 工程(d)において、工程(c)で得られるアクリル酸結晶は母液から分離さ
れる。すべての公知の固−液分離方法はこの目的のために適している。本発明の
好ましい実施態様において、結晶は母液から濾過および/または遠心分離によっ
て分離される。有利には、濾過または遠心分離は懸濁液の予備濃縮、例えば1個
または複数個の液体サイクロンによって実施される。回分的または連続的に操作
される公知のすべての遠心分離器は、この遠心分離のために適している。一つま
たは複数の工程で操作されてもよい往復遠心分離器(reciprocating centrifuge
)は最も有利である。ヘリカルスクリーン遠心分離器(helical-screen centrif
uge)またはヘリカルコンベアー遠心分離器(helical-conveyor centrifuge)(
デカンター)もまた適している。濾過は有利にはセクションフィルター(sectio
n filter)によって実施されてもよく、この場合、これは回分的にかまたは連続
的に、攪拌器を用いるかまたは用いないで、あるいはベルトフィルターによって
実施される。一般に、濾過は超大気圧または減圧下で実施されてもよい。
【0035】 結晶または結晶ケークの純度を増加するための他の処理工程は、固-液分離の
間および/または後に供給されてもよい。本発明の特に有利な実施態様において
、母液からの結晶の分離は、結晶または結晶ケークを単一工程または多工程で洗
浄および/または発汗させることによって続けられる。洗浄の間、洗浄液の量は
、適切には結晶100gに対して洗浄液0〜500、好ましくは30〜200g
である。使用された洗浄液は任意に制限されない。しかしながら、洗浄は純粋な
生成物、すなわち洗浄されるべき結晶ケークの純度よりも高い純度を有するアク
リル酸を含有する液体を用いて実施されるが、しかしながら少なくとも結晶化中
で母液よりは純粋である。また、水での洗浄は可能である。洗浄はこの目的のた
めに適した装置で実施されてもよい。母液の分離および洗浄が一個の装置中で実
施される洗浄カラム、一つの工程または複数の工程で操作されてもよい遠心分離
器またはセクションフィルターもしくはベルトフィルターは有利には使用される
。洗浄は遠心分離器またはベルトフィルターで一つまたは複数の工程で実施され
てもよい。本工程において、洗浄液は結晶ケークに対して向流に供給されてもよ
い。
【0036】 発汗は、汚染された領域の局所的な溶融を含む。有利には、発汗前の結晶10
0gに対して発汗の間に0〜100gの結晶が溶融し、好ましくは結晶100g
に対して5〜35gの結晶が溶融される。発汗は、特に好ましくは遠心分離器ま
たはベルトフェルターで実施される。また、洗浄および発汗の組み合わせを一個
の装置で実施することも適切であってもよい。
【0037】 固−液分離および任意の洗浄および/または発汗の後のアクリル酸結晶は、本
工程からの精製された酸を構成する。得られた結晶の純度は、概してアクリル酸
97〜99.9質量%、特にアクリル酸98.5〜99.9質量%である。新規
方法によって製造された結晶は、極めて少量の不純物、例えば酢酸、マレイン酸
またはアルデヒドのみを含有している。
【0038】 望ましい場合には、精製された酸は、公知方法によってエステル化されるかま
たは公知方法によってさらに精製されてもよい。
【0039】 工程(e): 工程(e)において、結晶の単離後に後方に残留する、工程(d)からの母液
は、少なくとも部分的に、直接的に凝縮工程(b)に再循環される。再循環され
た母液の量は0〜100、特に80〜100、好ましくは100質量%である。
凝縮がカラム中で実施される場合には、母液はカラムの側面取り出し管より下流
に、好ましくは第1冷却ループと側面取り出し管との間の領域に、最も好ましく
はカラムの側面取り出し管のすぐ下かまたは2、3のトレイ下流の領域中に、有
利には再循環される。
【0040】 工程(f): 工程(f)において、工程(c)で蒸発された溶液の少なくとも一部分が凝縮工
程(b)に再循環される。工程(b)に再循環された溶液の量は0〜100質量
%、特に50〜100質量%、好ましくは80〜100質量%、最も好ましくは
約100質量%である。凝縮がカラム中で実施される場合には、蒸発された溶液
はカラムの側面取り出し管の上流、好ましくは側面取り出し管と第2冷却ループ
との間の領域中、最も好ましくはカラムの側面取り出し管のすぐ上または2,3
トレイ上流の領域中に再循環される。工程(b)に再循環されない蒸発された溶
液のこの部分は、有利には結晶化工程(c)に再循環される。蒸発された溶液を
除去することは可能であり、この場合、有利には、蒸発された溶液の多くても8
0質量%が除去される。
【0041】 蒸発された溶液の(b)への再循環および、必要である場合には、工程(c)
への再循環は、相状態に関する任意の制限がされることはまったくない(気相、
部分凝縮相、全凝縮相)。再循環は、好ましくは蒸発された溶液の部分凝縮また
は全凝縮を実施した後に、液体状態中で実施される。本工程において、凝縮方法
および装置ならびに凝縮に必要とされる物質移動表面および熱交換表面の製造は
、任意の制限がされることはまったくない。一個または複数個の交換表面は、通
常の表面凝縮器、例えば管巣凝縮器または板式熱交換器の形であってもよい。し
かしながら、好ましくは交換表面は液体、例えばすでに得られた凝縮液の噴霧に
よってか、および/または適切な液体の濃縮によってかまたはそれを適切な表面
および/またはバッフルおよび/またはパッキング装置上に流すことによって形
成される。本工程において、工程中の適した場所でから除去された液体と凝縮液
とを混合させ、かつこの混合物を交換表面を製造するために使用することは可能
である。凝縮液と混合されるべき液体は、有利には、得られる液体が、その凝縮
液よりも低い凝固点を有する程度に選択される。結晶化(c)中で除去された蒸
気の組成に依存して、カラム中で凝縮工程(b)が実施される場合に混合液体を
放出する適した場所は、カラムの側面取り出し管であるか、または工程(c)お
よび(d)からの液体/懸濁液側面取り出し管であってもよい。また、結晶化に
よって精製されたアクリル酸または外部から供給された水は、混合することが可
能である。好ましくは少なくとも90%、特に少なくとも95%の蒸発された溶
液が凝縮される。最も好ましくは、蒸発された溶液の全凝縮可能量が凝縮される
。蒸発された溶液の凝縮されない画分は、有利には工程(c)での減圧生成のた
めの装置を介して除去される。蒸発された溶液の部分凝縮または全凝縮の他に、
蒸発された溶液を気体の形で工程(b)に再循環することは可能であるが、しか
しながら、この場合、この方法は、圧縮機またはポンプが必要とされるためによ
り高価である。
【0042】 アクリル酸よりも低い沸点を有する成分または混合物を、望ましい結晶化温度
のために必要とされる減圧があまり低くすべきではないことから、適した場所で
結晶化(c)またはこれに連結する工程に装入することは可能である。本発明に
おける適した場所は、結晶化工程(c)自体および工程(b)から生じるその供
給流であり、かつ工程(c)への蒸発された溶液を部分的に再循環する場合には
工程(f)である。しかしながら、より好ましくは、工程(d)から工程(c)
へ母液を少なくとも部分的に再循環させることを含む分離工程(d)であるが、
それというのもアクリル酸よりも低い沸点を有する成分または混合物がその後に
洗浄液として同時に使用されてもよいからである。凝縮工程(b)がカラム中で
実施される場合には、アクリル酸よりも低い沸点を有する適した成分または混合
物は、カラムの側面取り出し管からの相当する画分または外部から供給流、例え
ば水である。
【0043】 図は新規方法を実施するための好ましい実施態様を示す。空気は合成反応器4
および5に管路2および圧縮器3を介して供給される。さらに、圧縮器6によっ
て圧縮され、かつ本質的に窒素、酸化炭素および未変換出発材料から成る再循環
ガスおよび管路1から生じるプロペンは、管路9を介して反応器4に供給される
。2段階気相酸化の第1段階、すなわちプロペンからアクリレインへの酸化は、
合成反応器4で生じる。合成反応器5において、その後にアクロレインは相当す
る酸に酸化される。酸を除いて、他の前記不純物を含有する気体生成混合物は、
本工程中で形成される。前記生成混合物は、管路7を介して凝縮器8に供給され
、この場合、この混合物は冷却され、かつ凝縮される。凝縮器8は図中に円柱の
形で表されている。生成混合物の凝縮されない部分は、管路9を介して除去され
、この場合、その一部分は再循環ガスとして、前記のように反応器4に再循環さ
れており、かつ他の部分、好ましくは管路9の全流の50%は、廃棄ガスとして
管路10を介してプラントから除去されている。凝縮された高沸点画分は、管路
18を介して除去されるが、その一方で凝縮された低沸点画分は管路19を介し
て除去される。アクリル酸の大部分を含有する凝縮された中沸点溶剤は、管路1
1(側面取り出し管)を介して結晶化が実施される晶析装置12に供給される。
結晶化からの母液は結晶と一緒に、管路13を介して適した装置14に、固−液
分離のために供給され、この場合、この結晶は管路15を介して除去され、かつ
母液は管路16を介して除去される。母液の少なくとも一部分は管路17を介し
て凝縮器8、好ましくは側面引き抜き管(管路11)の下流に供給され、したが
って凝縮に戻される。精製された酸はこのようにして管路15を介して除去され
る。晶出装置12において、溶液の一部分は、減圧を生じさせる装置25によっ
て生じた減圧下で蒸発され、かつ前記部分は、管路21を介して凝縮装置20に
供給される。これにおいて、蒸発された溶液は実際に完全に凝縮相に変換される
。凝縮相は管路22を介して、晶出装置12に部分的に再循環され、かつ管路2
3を介して凝縮装置8、好ましくは側面取り出し管(管路11)上流に部分的に
供給される。装置20中で凝縮されていない蒸発された溶液の前記画分は、管路
24を介して装置25に供給され、かつここから、管路26を介してこの工程か
ら廃棄ガスとして除去される。
【0044】 母液および好ましくは凝縮された気体の凝縮工程への再循環によって、本発明
は高い収量を得ることができる。結晶化工程中で放出される熱は、結晶化から簡
単な方法で幾つかの溶液を蒸発させることによって除去される。同時に、アクリ
ル酸と低沸点溶剤(アクリル酸と比較して)との分離に必要とされる処理の一部
分は、結晶化中で幾つかの溶剤を蒸発させることによって実施される。
【0045】 今日まで公知の方法と比較して、新規方法は、気相酸化で形成された生成混合
物の凝縮後に、凝縮中に形成された溶液から直接的に結晶化することによって極
めて良質な酸が得られるといった他の利点を有する。一つ以上の精製工程を含む
結晶化を用いることで、純粋な酸は、前記文献、カナダ特許第790625号明
細書、JP−A−007082210−Aおよびヨーロッパ特許第061699
8号明細書(EP−A)とは対照的に、予備精製工程を必要とすることなく直接
的に製造することができる。
【0046】 新規方法のさらに重要な利点は、工程が相対的に低い温度で実施されること、
すなわち、アクリル酸の主要の流れが生成物として直接的に凝縮および結晶化を
介して工程から除去されることである。しかしながら、従来技術と比較して、助
剤を添加することなく、したがって、助剤の分離のための高い温度の負荷(特に
、高いアクリル酸含量の場合において)が必要ではなく、従来技術のこの工程に
おいて生じるような問題およびプロセス安定化剤の使用は減少される。さらに、
これは粘性化を回避するかまたは減少させる。驚くべきことに、気相酸化および
凝縮によって得られるアクリル酸は直接的に結晶化されてもよく、かつこれによ
って極めて高純度の生成物が得られる。特に、水性凝縮液の場合においても高い
純度の生成物が得られることは驚異的であった。
【0047】 以下の例には、本発明の好ましい実施態様が示されており、本発明を例証する
【0048】 例 温度270℃以下での混合物は、反応工程(a)からプロペンの接触気相酸化
によって得られた。
【0049】
【表1】
【0050】 混合物(10867g/h)を凝縮工程(b)に供給した、使用された凝縮装
置は27個の泡鐘トレイを有するトレイカラムであった。カラム基底部中の温度
は100℃であった。凝縮熱は、トレイ1および27で熱交換器を介して除去さ
れた。カラム側面取り出し管の上流に、フェノチアジンを安定化剤として添加し
た。トレイ27で以下の組成を有する流れ269g/hが生じた:
【0051】
【表2】
【0052】 カラムの基底部において、以下の組成を有する流れ17.8g/hが生じた:
【0053】
【表3】
【0054】 トレイ11で、95℃で液体流4955g/hをカラムから取り出し、かつそ
の後に結晶化した。この流れは以下の組成を有した:
【0055】
【表4】
【0056】 トレイ11から得られる混合物をその後に10lの攪拌容器中で、ヘリカルリ
ボン撹拌機を用いて結晶化した。結晶化の熱を部分的な蒸発によって除去した。
溶液の結晶化温度は6.5℃であった。圧力は3ミリバールであった。結晶化中
に製造された懸濁液を結晶および母液に、2000rpmの遠心分離(遠心器直
径250mm)上で、かつ遠心時間1分で分離した。その後に結晶(1487g
/h)を溶融された結晶(323g/h)で1分間に亘って2000rpmで洗
浄した。
【0057】 母液を洗浄液と一緒に、凝縮カラムのトレイ10に再循環させた(3060g
/h)。結晶化中で蒸発された溶液を凝縮後にカラムのトレイ15に再循環した
(732g/h)。この流れの組成は以下の通りであった:
【0058】
【表5】
【0059】 結晶の分析によって以下の組成が得られた:
【0060】
【表6】
【0061】 第6表に示されたように、新規方法は、純粋なアクリル酸の製造を可能にする
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるアクリル酸製造装置を示す略図。
【符号の説明】
1および2 管路、 3 圧縮器、 4および5 合成反応器、 6 圧縮器
、 7 管路、 8 凝縮器、 9および10 管路、 11 管路(側面取り
出し管)、 12 晶析装置、 13 管路、 14 固−液分離装置、 15
,16,17,18および19 管路、 20 凝縮装置、 21,22,23
および24 管路、 25 減圧生成装置、 26 管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フォルカー シュリープハーケ ドイツ連邦共和国 シッファーシュタット カイザー−コンラート−シュトラーセ 29 (72)発明者 テオ プロール ドイツ連邦共和国 バート デュルクハイ ム ロベルト−シュトルツ−シュトラーセ 4 (72)発明者 クラウス ブレロース ドイツ連邦共和国 ゼーハイム−ユーゲン ハイム ヴァインベルクシュトラーセ 21 (72)発明者 オットー マッハハンマー ドイツ連邦共和国 マンハイム シュヴァ ルツヴァルトシュトラーセ 25 (72)発明者 ヨアヒム ティール ドイツ連邦共和国 ノイシュタット クル プファルツシュトラーセ 140 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC46 AD11 AD15 AD17 AD18 BC51 BC52 BD40 BD42 BD53 BS10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)アクリル酸に対して、C−アルカン、C−アルケン、C−アルカノ
    ールおよび/またはC−アルカナールおよび/またはこれらの中間体の接触気
    相酸化による反応混合物の組成を本質的に有する気体生成混合物の調製によって
    アクリル酸を製造する方法において、 (b)気体生成混合物を凝縮し、 (c)工程(b)で得られる溶液から、減圧下で溶液を部分的に蒸発させながら
    アクリル酸を結晶化し、 (d)生じる結晶を母液から単離し、 (e)母液の少なくとも一部分を工程(d)から工程(b)へ再循環させ、かつ (f)蒸発された溶液の少なくとも一部分を工程(c)から工程(b)へ再循環
    させることを特徴とする、アクリル酸の製造方法。
  2. 【請求項2】 工程(b)における凝縮を分離をおこなうバッフルを備えた
    カラム中で実施する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 凝縮中で、工程(c)で結晶化されるべき溶液を中沸点画分
    としてカラムから除去する、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程(c)における結晶化を1〜15ミリバール(絶対)で
    、かつ−10〜+14℃で実施する、請求項1から3までのいずれか1項に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 工程(d)における結晶を、濾過および/または遠心分離に
    よって母液から分離する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 工程(d)において単離された結晶に、少なくとも一つの洗
    浄方法および/または発汗方法を実施する、請求項1から5までのいずれか1項
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 工程(e)において、工程(d)からの母液80質量%〜1
    00質量%を工程(b)に再循環させる、請求項1から6までのいずれか1項に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 工程(f)において、工程(c)から蒸発された溶液50〜
    100質量%を工程(b)に再循環させる、請求項1から7までのいずれか1項
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 工程(b)に再循環されない蒸発された溶液の一部分を工程
    (c)に再循環させる、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 工程(c)からの蒸発された溶液少なくとも90質量%を
    、工程(b)および必要である場合には工程(c)への再循環前に凝縮させる、
    請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。
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