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JP2002501372A - 果汁中のパツリン濃度を減少させる方法 - Google Patents

果汁中のパツリン濃度を減少させる方法

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JP2002501372A
JP2002501372A JP54134398A JP54134398A JP2002501372A JP 2002501372 A JP2002501372 A JP 2002501372A JP 54134398 A JP54134398 A JP 54134398A JP 54134398 A JP54134398 A JP 54134398A JP 2002501372 A JP2002501372 A JP 2002501372A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、20Åより小さい最小孔幅および化学吸着力によりパツリンを留める能力のある少なくとも一種の孔表面を有する沢山のミクロポアを持つ樹脂材料に果汁を供給することを含む、果汁中のパツリンを減少させる方法に関する。好ましくはこの樹脂は弱い塩基官能性を有しそして実質的にメソポアおよびマクロポアを有していない。この樹脂は好ましくは900m2/g(BET)より大きい表面積を有しそして膨潤状態の間に超架橋されている。再生は高pH溶液からその場で発生するアンモニアまたは揮発性塩を用いて誘導体を更に容易にフラッシュ洗去するためにパツリンを保持する樹脂を転化することを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】 果汁中のパツリン濃度を減少させる方法 本発明は果汁中のパツリン濃度を減少させる方法、かゝる目的に適する装置お よび関連する方法および手段に関する。 パツリン4−ヒドロキシ−4H−フルオロ[3,2−c]ピラン−2(6H) −オン(式I参照)はアスペギルス属(Aspegillus)およびペニシリウム属(Penic illium)のある種の菌株によって生産されるカビ毒である。果汁製造工程の前に 腐敗することは果物においてよくあることである。ペニシリウム・エックスパン サム(Penicillium expansum)はかゝる真菌の1種であり、リンゴおよび他の果物 の腐敗の原因である。 果汁製造のために加工する予定のリンゴはしばしば包装工場ではねられたもの 、風で落下したもの、気候的に損傷されたものまたは冷凍ものである。果物は加 工前に長期にわたり開放のままでしばしば貯蔵される。色々んな腐食度のフルー ツの割合は多く、必ずパツリンを含有している。 英国農業漁業および食料省(The United Kingdom Minstry of Agriculture,Fi sheries and Food)はその食品監視文書(Food Surveillance Paper)No.36( 1993)“カビ毒第3レポート(Mycotoxins“Third Report”)”でパツリンを 生産するペニシリウム・エックスパンサムが様々な生産物(例えばリンゴ、桃、 ナシ、バナナ、パイナップル、アプリコット、サクランボおよびブドウ)の貯蔵 時によく腐敗させることを示している。これは、リンゴジュースのパツリン濃 度では透明なジュースよりも濁りのあるジュースにおいて一般に多いことが示さ れている(そのデータの内の最も高い濃度はそれぞれ434μg/kgおよび1 18μg/kgと記されている)。 カビ毒は動物にとってのその毒性のためにおよび人間に対する潜在的毒性のた めに食品には望ましくない。パツリンの毒活性、それの奇形生成性、発癌性およ び突然変異誘発性は公知であり、重大である。 パツリンに関するThe United Nations joint FAO/WHO Food Standards Progra mme,第28回会期(1997年6月)の部会としてのThe Codex Alimentarius Commission は0.4μg/kg(体重)×日(即ち0.4μg/kg(bw)×日)のPM TDI(暫定最大許容摂取量)を示している。 リンゴジュース(特に単一濃度(single strength)リンゴジュース、例えば; 11.5°Brix)は一般に50μg/L(マイクログラム/リットル)以下 の濃度でパツリンを含有しているにも係わらず、リンゴジュースは時には著しく 汚れ得る。 出願人は更に低い推奨値(例えば25μg/kg以下のパツリン)が検討され ていると思う。 本発明者は(風で落下した果物および/または腐敗しつつある果物の重要な用 途である)幾種類かのジュースサンプルにおいては1500μg/L程であるこ とを知った。しかしながらリンゴジュースは更に一般的には200μg/Lまで のパツリンを含有している。とは言っても重要な仕事がパツリン含有量を対象と する会議にある。 パツリン含有量を所定の任意の限界以下に減少させるための種々の能動的およ び受動的方法が知られている。アスコルビン酸または二酸化硫黄の添加がパツリ ンを分解することは公知である。しかしながら二酸化硫黄の添加は市場において 法律的に許容されていない。 パツリンは貯蔵ジュース中でもやがて減少する。貯蔵時のジュースからのパツ リンのこの暫減は許容できるパツリン含有量のジュースを提供する実用的解決法 ではない。 果汁のアルコール発酵もパツリンを分解することが報告されている。 活性炭の幾つかの等級のものはジュース中のパツリンを吸着するのに有効であ る。1〜2g/Lの範囲の使用量で80%までのパツリン減少量が達成される。 活性炭は果汁からパツリンを減少させるのに一般的に使用できるが、取り扱いが 困難であり、かつ高価な消耗品である。活性炭は再生および再使用が実施可能で ない。工場廃水が土壌を汚染する環境問題をももたらす。 本発明の課題は果汁中のパツリン濃度を減少させるための市場で実施可能な方 法および/または装置を提供することである。関連する操作、方法および手段( 例えば再生操作およびかゝる方法または操作の生成物)の提供も包含する。 第一に本発明は以下の方法段階を含む果汁中のパツリン含有量を減少させる方 法に関する: (i)20Åより小さい最小孔幅("mpw")および化学吸着力によりパツリンを留める 能力のある少なくとも一つの孔表面能力(ファンデルワールおよびロンドン相 互作用(London dispersion interactions))を有する沢山のミクロポア(micro pores)を持つ樹脂材料に果汁を供給しそして (ii)段階(i)からの減少したパツリン含有量を有するジュースを採取する。 樹脂のミクロポアの表面でのパツリンの吸着は複数の表面マトリックスおよび パツリン分子の極性基の配向に左右される。化学吸着力は恐らくファンデルワー ルおよびロンドン分散相互作用によってもたらされる。化学吸着のエネルギーは 非常に僅かであり、パツリン分子は横方向拡散および周囲表面での配座変化を起 こし得る。それ故に化学吸着は化学的に不活性の吸着面への物理的引力として一 番良く挙げられる。 有利な樹脂は弱い塩基官能性を有しているが、官能化されていない湿潤性の樹 脂を使用できる。 有利な上記の樹脂はメソポア(mesopores)およびマクロポア(macropores)を実 質的に有していない。樹脂およびそのミクロポアは苛性ソーダがミクロポアが保 持するパツリンを更に容易に洗去されるパツリン誘導体に化学的に転化する際に 実質的に無効であると思われる。 有利な上記の方法は低い水銀侵入特性でも非常に大きい内部表面積を有する樹 脂を使用する。 有利な上記の表面積は1000〜1500m2/g(BET)である。 有利な上記の樹脂は100より小さい水銀侵入度(d50,A)を有している。 有利な上記の樹脂は15Åより小さい最小孔幅の沢山のミクロポアを有してい る。 有利な上記の樹脂は繊維−、ビーズ−または顆粒床の状態でにある。 有利な上記のビーズ、顆粒または繊維は300〜1600μの横幅を有してい る。 有利な上記の樹脂はスチレンジビニルベンゼン架橋共重合体樹脂である。 有利な上記の樹脂は膨潤状態で超架橋されている。 有利な上記の樹脂は5〜20Åの最小孔幅(mpw)の沢山のミクロポアを有 している。 有利な樹脂は類似のパツリン抽出法において予めに使用した後で再生される。 有利な上記の再生はアンモニアまたは揮発性塩基を使用して樹脂が保持するパ ツリンを更に容易に流去される誘導体に転化することを含む。 有利な上記の転化は樹脂との接触で高pH溶液からアンモニアまたは揮発性塩 基が少なくとも実質的にその場で発生することを包含する。 有利な上記の発生はパツリン誘導体の流去後に樹脂に酸を与えることも実質的 に包含する。 有利な果汁は樹脂の再生前に20またはそれ以上の床容量の範囲内で樹脂に与 え、その際にこの床容量は現実のまたは架空の単一果汁濃度(singl juice stren gth)に対する割合で表す。 有利には果汁を約4〜約10床容量/時の速度で樹脂に供給する。 有利には樹脂は第三アミンで官能化されているが塩基の状態に対向する酸の状 態で果汁に供給し、それによって樹脂に果汁を供給する間にジュース酸の摂取量 を減少させる。 有利には樹脂は0.5〜2.0mの床深さ有している。 本発明は更に、上述の方法で使用される装置にも関し、この装置は樹脂床を備 えた少なくとも1つの容器を有し、少なくとも二つの形態で運転され、第一の形 態はジュースを供給しそして樹脂からジュースを採取するものであり、第二の形 態は樹脂を再生するものである。 更に本発明はミクロポア中にパツリンを含有するミクロポア多孔質樹脂を再生 する方法にも関する。この方法ではパツリンで汚れた樹脂を高pH液環境に入れ 、ミクロポアに保持するパウリンを更に容易にフラッシュ洗去される誘導体また は複数の誘導体に転化するのに十分な塩基性蒸気(好ましくはアンモニア)を発 生しそしてその後で誘導体をミクロポアからフラッシュ洗去する。 有利にはアンモニアを発生する。 有利には高いpHの液状雰囲気が10またはそれ以上のpHである。 有利にはフラッシュ洗浄段階後の樹脂を酸に供給する。 加えて本発明は、果汁のパツリンを減らす方法において、十分な量でそして十 分な割合の20Åより少ないmpwのミクロポアの球形ビーズまたは顆粒または 繊維の状態のスチレンジビニルベンゼン架橋共重合体樹脂を使用することに関す る。 幾つかの形の上記の樹脂は弱い塩基官能性を有している。 300〜1600μの断面幅を持つ有利な上記のビーズまたは顆粒または繊維 (特に好ましくはビーズまたは顆粒)を使用する。 本発明は更に以下の方法段階を含む、果汁または複数の果汁(以下、ジュース とも呼び)のパツリン濃度を減らす方法に関する。即ち、この方法はスチレンジ ビニルベンゼン架橋共重合体樹脂のビーズまたは顆粒(特に球状のもの)に接触 の間に所望のパツリン減少量を達成する様に十分な容量でジュースを供給する段 階を含む。 また本発明は以下の方法段階 (i)果汁を適当な装置中で、膨潤状態で超架橋されそしてメソポアおよびマクロ ポアが実質的になく沢山のミクロポアを有しているスチレンジビニルベンゼン 架橋共重合体樹脂のビーズまたは顆粒または繊維に供給し、そして (ii)減少したパツリン含有量の果汁をかゝる装置から採取する を含む果汁のパツリン含有量の減少方法にも関する。 有利な上記の官能化は弱塩基で行なう。 有利な上記の装置は以下に記載した種類の装置である。 樹脂をアンモニアまたは揮発性塩基を使用して再生させるのが有利である。 アンモニアまたは揮発性塩基は、樹脂を強アルカリと接触させた後で使用する のが有利である。 有利な強塩基は水酸化ナトリウムまたは−カリウムである。 再生はアンモニアガスまたはその代替の揮発性塩基に樹脂を曝した後に酸を増 やすのが有利である。 また本発明は、果汁または複数の果汁中のパツリン濃度を減少させる装置にお いて、容器がスチレンジビニルベンゼン架橋共重合体樹脂のビーズまたは顆粒の 量をジュースの処理量がその樹脂への供給できる程に入れそして容器をジュース が通る各加工工程の間に、再生用液および/または−気体での樹脂のフラッシュ 洗浄を許容することを特徴とする上記装置にも関する。 本発明は更にまた、果汁中のパツリン濃度を減らす方法において、20Åより 小さいmpwのミクロポアのスチレンジビニルベンゼン架橋共重合体樹脂のビー ズまたは顆粒にジュースを供給することを特徴とする上記方法にも関する。 有利なビーズ、顆粒または繊維は300〜1600μの横幅を有する。 有利なビースまたは顆粒または繊維は実質的にメソポアおよびマクロポアを有 していない。 更に本発明は果汁中のパツリン濃度を減らす方法において、殆ど主として20 Åより小さいmpwのミクロポアの(即ち、実質的にメソポアおよびマクロポア が少ないかまたは実質的にない)スチレンジビニルベンゼン架橋共重合体樹脂の ビーズまたは顆粒にジュースを供給することを特徴とする、上記方法に関する。 有利な上記のビーズ、顆粒または繊維は300〜1600μの切断幅を有して いる。 有利な上記の樹脂は低い水銀侵入度(例えば<100)を有している。 有利な上記の樹脂は膨潤状態の間に超架橋されている。 パツリンを抽出するために製造される加工容器についてここに言及しないが、 上記樹脂ビーズ(または顆粒または繊維)と機能が異なっていてもよい補助的で あるかまたはさもなければ本発明の有利な樹脂のそれと異なる様に作用する他の イオン交換媒体と混合すること(またはそれと関連してまたはそれと別に層にす るかまたはそれの上流または下流で使用することを妨げない。 孔の大きさに関してここで使用するミクロポア、メサポアおよびマクロポアと いう言葉は次のIUPACの意味を有している: “ミクロポア”:20Åよりも小さいm.p.w.を持つ孔空隙。 “メソポア” :20〜500Åの範囲内のm.p.w.を持つ孔空隙。 “マクロポア”:500Åより大きいm.p.w.を持つ孔空隙。 ここで使用される用語“BV”または“bv”は床容量(即ち、加工用容器中 に含まれる樹脂の容量に等しい容量)である。 ここで使用される言葉“ジュース”は場合によっては前処理された果汁(例え ば、濃厚化されたもの、限外濾過されたもの等)および/または混合されたおよ び/または希釈された果汁を範囲内に含む。 ここで使用される言葉“ビーズまたは顆粒または繊維”は分離して記載されて いてもそれらの混合物を除外していない。 本発明で行なう有利な形態を添付の図面に関連して説明する: 図1はリンゴジュースを製造するための慣用の方法のフローシートであり、好 ましくは有利な限外濾過または他の濾過(例えば珪藻土)段階の後にジュースを 濃厚化する前のパツリン濃度を低減するためのシステムを含む。 図2は本発明に従う有利な装置の略図である。 図3は代表的な床下方のストレイナー(例えば図2では28と記された種類の もの)、慣用の種類の装置(例えば“Commercialisation of Absorber Technolo gy in the Fruit Juic Indusry”,Fruit Processing 4-96,R Lyndonで論じら れているもの;その全内容をここに言及したものとする)の一部を形成するスト レイナーの縦軸切断面図を示している。 図4はジュースおよび再生液の導入用ディストリビュータ(図2の26参照) であり、 図5はビーズの表面を写す本発明の好ましい樹脂(Alimentech P570)の写真( 2500倍)であり、 図6は図5と同じ写真であるが、10,000倍に拡大したビーズの表面を写 しており、 図7は図5と同じ写真であるが、メソポアおよびマクロポアの多い典型的なジ ビニルベンゼン吸着ポリマーである(この写真は2500倍の倍率で写されてい る)。 図8は図7に示したのと同じビーズの表面であるが、10,000倍の倍率で ある。典型的なスチレン−ジビニルベンゼン吸着ポリマーのメソポアおよびマク ロポアの多いものを写している(例えばRohm and Hass Companyの米国特許第4 ,297,220号明細書およびCoca-Cola Companyの米国特許第4,439, 458号明細書の両方に記載されたものをここに引用する)。 図9は部分リンゴジュース濃縮物(25°Brix)(試料A)および本発明の有 利な合成吸着樹脂媒体(Alimentech P570)を使用した実験についての集合グラフ であり、媒体の再生性を実証しており[例えば方法サイクル23、26および2 7(各サイクルはパツリン除去の目的でジュースに媒体を一度供給しそしてその 後に一度再生している)の結果をグラフ化しており、グラフは(i)加工したリン ゴジュースの容量(BV)に対するパツリンの濃度(μg/L)、(ii)加工したリ ンゴジュースの容量(BV)に対する325nmの全ポリフェノール類での吸着 性および(iii)床容量に対する°Brixの関係を示している。 図10は図9のグラグに類似するグラフであるが、異なる媒体(Alimentech P7 00)を使用した類似の部分濃縮物(25°Brix)(試料A)に関し、図9の媒体 (Alimentech P570)(サイクル9、12および13グラフ化することによって) に対してと同様にジュースの325nmの全ポリフェノールでより大きな吸着か ら色のより大きな減衰が生じる。 図11は色々な出所についてリンゴジュース部分濃縮物(25°Brix)(試料 B)(図9の媒体を再度使用する;即ち、Alimentech P570)を示しそしてサイク ル28について(i)pHと加工リンゴジュースの容量との関係、(ii)加工したリ ンゴジュースの容量と導電性の関係、(iii)加工したリンゴジュースの容量に対 する全ポリフェノールおよび吸着剤の吸着性の関係および(v)加工リンゴジュー スの容量に対する°Brixおよびパツリン濃度の関係を示す。 図12は図11のそれと同じグラフ(サンプルB)であるが、Alimentech P70 0が使用されており、比較的初期の加工サイクルに関し(加工サイクル14)そ して 図13は有利な樹脂再生法の流れ図である。 有利な形態の本発明は、食品工業において吸着ポリマーおよびイオン交換樹脂 を現存の用途で使用される装置および工業技術を使用して果汁から製造される果 汁および濃縮物中のパツリンを工業的に減少させることができる。例えば、既に 引用したR Lyndonによって言及された機械参照。 有利な形態の本発明は、明確に規定した特徴を有する吸着性合成樹脂にて精製 リンゴジュースから一般におよそ90%のパツリンを減らす経済的に実施可能な 方法を提供する。適切に設計されそして造られたシステムに含まれる場合、吸着 合成樹脂はパツリンの吸着と特色のアルコール再生法による再生との間を繰り返 し循環することができる。 初期の適用はリンゴジュース中のパツリンの減成である一方で、パツリンを他 の果汁(例えば桃、ナシ、バナナ、パイナップル、アプリコット、サクランボお よびブドウ)から上記の方法で減少させないことを期待する理由はない。 重要なのは、有利な吸収合成樹脂を加工すべきリンゴジュースから色彩を除か ないことが好ましい。色の低下はジュース業者によって一般に要求されないので 、これは重要である。しかしながらジュースの色の低下が必要とされる場合には 、加工用容器中にパツリンを低減する樹脂の他に適当な吸着剤を加えることによ ってそれを達成してもよい。 図2、3および4中の以下に説明する装置を次の通り説明する: (A)図2: 1.澄んだ果汁の供給口 2.希釈水で1%(w/v)〜2%(w/v)に希釈するためのアルカリ供給 口(濃厚な水酸化ナトリウムまたは−カリウム) 3.アンモニア供給口(希釈水で0.5%(w/v)に希釈された市販のアン モニア溶液) 4.希釈用蓚酸供給口または燐酸供給口 5.生水供給口(飲料用工場水) 6.軟水供給口(硬質化する塩を除き、苛性ソーダで希釈した時に硬質化沈殿 物が生じない水) 7.生水分離弁 8.軟水分離弁 9.果汁供給ポンプ 10.アルカリ噴射ポンプ 11.アンモニア噴射ポンプ 12.酸噴射ポンプ 13.水用ポンプ 14.果汁流制御弁 15.果汁流量計/トランスミッタ 16.果汁供給口分離弁 17.アルカリ噴射/分離弁 18.アンモニア噴射/分離弁 19.酸噴射/分離弁 20.水流量計/トランスミッタ 21.再生液噴射分離弁 22.再生液希釈水分離弁 23.アップフロー水制御および分離弁 24.甘さ抑制/すすぎ弁 25.吸着樹脂用容器/プロセス容器 26.プロセス容器の入口ディストリビュータ 27.吸着樹脂の床 28.アンダーベッド・ストレイナー/ディストリビュータ(果汁および再生液 の収集器) 29.アプフロー水出口弁 30.伝導性測定器/トランスミッタ 31.処理済み果汁弁 32.再生液およびすすぎ液の、廃液弁への出口 33.再生液の、流出液タンク弁への出口 34.流出液タンク 35.処理済みジュース出口 36.流出液タンクへの出口 37.大気への弁 38.混合器 39.流出液排出ポンプ 40.流出液出口弁 41.廃液/流出液排出用出口。 (B)図3:プロセス容器中の樹脂を留めるための床下方のストレイナー(かゝ るストレイナーは容器の底部に配置されて、樹脂を収容しそして処理済みジ ュースおよび再生液の分配および収集する) 42.ステンレス製スティープキャプ(steep cap) 43.クサビ型ワイヤー(縦方向に繋いだワイヤーに螺旋状に巻き付けそして溶 接されている) 44.ストレイナー“間隙”(一般に200〜300μ) 45.底部キャップ 46.共通のマニホールド中に差し込むためのネジ切ったニップル 47.縦方向に繋いだワイヤー。 (C)図4:(プロセス容器中の供給口ジュースおよび再生液のディストリビュ ータの説明)ディストリビュータはジュースおよび再生液を吸着樹脂床のト ップに分配するために配置されている。 48.入口パイプ 49.ディストリビュータ・トップ・ディスク 50.スペーサー 51.ディストリビュータ・ボトム・ディスク 吸着ポリマー: 約200μg/Lのパツリンを含有するリンゴジュースを使用してパツリンを 最も効果的な吸着剤を決めるための選抜実験を行なう。これらの実験は、150 mLのリンゴジュースを10mLの実験用吸着剤樹脂と雰囲気温度で3時間接触 させることによって行なう。接触時間を通して、封じたフラスコを実験室用震盪 機で震盪する。接触時間の収量後に接触処理済みジュースを確立された方法を使 用してパツリンについて分析する。 パツリンはメソポアおよびマクロポアの百分率の高い樹脂によって吸着される が、パツリンを保持する能力に限界がある。何故ならば恐らく、孔から排除され る大きさでない他の疎水性化学的種類が優先的に吸着されそしてパツリンに取っ て代わるからである。従って、これらの樹脂の、パツリンを経済的に吸着しそし て保持する能色が制限される。 最も効果的な吸着剤はミクロポアの百分率の多いことに特徴のある高表面積の ものである。 試験した最も有利な樹脂はミクロポアが多く、相応してメソポアおよびマクロ ポアが非常に少ないものである。 最も有利な樹脂は出願人自身のAlimentech P570およびP700である。Alimentec h P570よりも大きな水銀侵入度の大きい後者がリンゴジュースの色合により有効 に作用する。他の樹脂には以下で引用するPurolite International Limitedの製 品がある。 かゝる全ての樹脂はDavankov-Tsyrupaの技術を使用して製造され得る(例えば 米国特許第3,729,457号明細書、V.A.DavankovおよびM.P.Tsyrupa等、R eactive Polymers,13(1990)、第27〜42頁およびM.P.Tsyrupa等、Reactive Poly mers,19(1993)、第55〜66頁)。 これらは多分、それの合成法に最も特徴がある、即ち架橋をポリマーが膨潤状 態にある間に行なう。 表2にPurolite International Limitedまたは出願人自身から入手できる種類 の幾種類かの樹脂の殆ど変化しない関連の性質をまとめる。表2の続き: 三つのポロシティーの種類はこの幅について選択され、第一の樹脂シリーズ:( i)Alimentech P570、(ii)Purolite MN-150および(iii)Purolite MN-100、MN-200 、MN-400およびMN-500およびAlimentech P700。BETおよび水銀侵入ポロ シティーを乾燥し収縮した材料について行い、記録された値は現実的で再現性が あるが、最も近似している。 選択された完納性はイオン交換の用途で歴史的に選択されてきたものである: 1.SBA:強い塩基性アニオンの第四アンモニウム。 2.WBA:弱い塩基性アニオンの三級アミン。 3.SAC:強酸カチオンのスルホン酸。 リンゴジュースからパツリンを効果的に吸着しそして保持するための最も有利 な二種類の吸着剤樹脂は、出願人から入手できるAlimentech P570およびAliment ech P700である。 Davankov-Tsyurupaタイプの“超架橋”を有する両方のスチレン−ジビニルベ ンゼン架橋共重合体がある。 Alimentech P570は膨潤した状態で超架橋することによって製造される非常に 高度に架橋したポリスチレン架橋物である(小さい少ない孔罫(<100d50A)) 。この樹脂はネソポアおよびマクロポアが非常に少なくそしてミクロポアの割合 が非常に多い(<20Åの最小孔幅)。 有利な吸着剤樹脂を、十分な大きさのプロセス用容器から規模を小さくした実 験室用カラムに移す。二種類のポリマーを使用しての方法実験で、パツリンが少 なくとも30床容量の経済的サイクル長さにてリンゴジュース溶液から除くこと ができた。 特に重要なのはAlimentech P570がメソポアまたはマクロポアを実質的に有し ていないという事実である。図5および6参照および図7および8と対照。これ らの比較的に大きな孔が存在しないことは、ジュース中の着色体が吸着されない ことを意味する。それ故にジュースの色は、吸着剤樹脂と接触した時に低下しな い。実験結果は1.5羽より多く色が低下しないことを示している(420nm で測定したAU)。色の低下は時には必要とされるが、多くの場合には色の低下 は専門家に特別に要求されない。 この吸着剤合成ポリマーの別の長所は、多孔質構造を有していることである。 パツリンを通常の通り追放する分子は吸着床から排除される分子である。 標準のスチレン−DVB,ポリエステルおよびアクリル酸はパツリンを吸着す る能力を示し得るが、“ぴったりした”ポロシティーを有すておらず、それ故に 制限された能力を有している。図7および8参照。しかしながら規定の特徴を有 する他の種類の樹脂も使用することができる。 沢山のミクロポアを有する必要とされる種類の非官能化合成ポリマーは、ミク ロポアに水溶液を通すことを許容するミクロポアの湿潤性を確実にする第三アミ ンでの(または弱い塩基官能性をもたらす別のあらゆる手段)での湿潤−アミン 化するとことが時には困難であり得る。 Alimentech P570は第三アミンでアミン化されて有利な弱い塩基許容性をもた らしている。弱い塩基官能化は樹脂の湿潤を助ける。 2.再生: 水性苛性溶液での慣用の吸着剤再生処理は、水酸基イオンの大きさの水和化を 吸着剤のミクロポアからそれを排除するので、パツリンを吸収するのに適してい ない。有機溶剤は費用および取り扱いの困難さのために実用的でなく、樹脂床を 果汁と接触する前に樹脂から完全に除くことを保証する必要がある。 パツリンは高いpHで樹脂から脱着される。樹脂のミクロポアに移動する塩基 を使用することが必要であった。実験は揮発性塩基として水酸化アンモニウムを 使用して行なった。これは十分な成功でありそして特異であることを実証した。 樹脂収容容器に導入する直前に希釈アンモニア溶液を希釈苛性ソーダまたは苛 性カリとその場で混合しそして樹脂のミクロポアにアンモニアを拡散することに よって生じるアンモニア−ガスを使用することは新規の再生法であると思う。こ の再生法の成功は以下に示すデータで実証される。それにもかかわらずパツリン を減少させる他のあらゆる揮発性塩基も使用できる。 実際の適用: 精製した果汁からパツリンを減少させる方法は工夫して営利的方法とすること ができる。実際のプラントはイオン交換体の適用で使用される慣用の工業的技術 および水および食品加工工業で使用される他の吸着剤ポリマーを使用する様に構 成してもよい。 装置はステンレス鋼で造られていてもよく、実際に直面するあらゆる流速で実 施する様に設計される。一般的な流速は1時間当り2,000L〜30,000 Lである 新鮮な単一濃度のジュースも濃縮物から戻されたジュースも使用することがで きる。 Alimentech P570(有利な媒質)を適当な大きさの加工用容器に入れ、該容器 の底部に位置するストレイナーのシステムによって保持する。 一連の連結された配管および弁、パイプおよびタンクによって容器内部の樹脂 を、樹脂が消耗するかまたはジュース加工サイクルの間にジュースと接触させる ことができそして回復または再生のサイクルの間に種々の再生液と接触させるこ とができる。 ● 単一の加工容器はパツリンを減少させるためのジュース処理と再生または回 復との間を交互に該容器を用いてバッチ法をもたらす。 ● 連続法は同じ大きさの複数の容器を使用して達成される。一つの容器は加工 用であり、もう一つは再生用である。これらの容器は、ジュースの加工時間 再生時間を超えるのに十分の樹脂を含有する大きさである。 連続加工機械はジュース製造設備の一部として組み入れられており、ジュース の全部または一部が吸着剤樹脂床を通過し得るかまたは通過しない。 加工方法:(図1〜4および13参照) この方法は予めに決められた順序で実施される沢山の段階で構成されている。 以下の段階はサイクルの始まりからサイクルが再び開始される時間までの全サイ クルを完結するのに必要とされる。 段階 説明 1.甘味付け(sweeten-on):前のサイクル(再生の最終段階)からの水を、ジュ ース供給設備からの容器中にポンプ供給されるジュースに交換す る。追放された水は配水路に流すかまたは水再使用系に循環して もよい。ジュース流速は1時間当り5〜10床容量である。 甘味付け段階の完結は流入するジュースの容量によってまたは適 当な装置で容器の出口でのジュースの存在を感知することによっ て達成することができる。(導電性、屈折率、流量等) 流れ説明:ジュースを澄んだジュース供給口(1)に供給する。流れ制御弁 (14)でジュースの流れを制御する。ジュース供給口ディスト リビュータ(26)を通って吸着剤樹脂床にジュースを分配する 。樹脂床から追放される水を床下方のストレイナー/ディストリ ビュータ系(28)に集めそして再生液およびすすぎ液の、廃液 弁への出口(32)を経て配水路(41)に流す。 進行の条件:容量、導電性、Brix。 2.ジュース加工:消尽サイクルとしても知られている。ジュースを樹脂床に5 〜10床容量/時の範囲の流速で流下させて処理する。このサイ クルの間にパツリンは樹脂の孔空隙に吸着される。パツリンを吸 着する樹脂の能力を超えるまでジュース処理段階を継続するこの 時点はジュースを分析して残留パツリンを測定して確かめ、そし て次の処理サイクルに応用する。予め決められたジュース容量を 適当な容量測定装置で測定し、次の段階を開始する。 流れ説明:澄んだジュースの供給口(1)にジュースを供給する。流れ制御 弁(14)でジュースの流れを制御する。ジュースを弁(16) を通して処理容器に流し込む。供給口ディストリビュータ(26 )を通って吸着剤樹脂床にジュースを分配する。吸着剤床を通し 、処理したジュースを床下方のストレイナー/ディストリビュー タ系(28)によって集めそして処理済みジュース出口弁(31 )を経て処理済みジュース出口(35)に流す。 進行の条件:容量(流量系15で測定したもの)。 3.甘味消し(sweeten off):消耗段階の完結時点でジュースを1時間当り5〜 10床容量にて水で追い出して、最大量のジュースを生成物収集 タンクに回収する。甘味消しの完結は流水の容量または容器の出 口での低下したジュース濃度を適当な装置で感知することによっ て確かめられる(導電性、屈折率、流量等) 流れ説明:飲料用生水を弁(5)および分離弁(7)を経て導入し、樹脂収 納/加工用容器の頂部に甘味消し弁(24)経てポンプ供給(1 3)する。容器中に入ったジュースは、床を通る下降流で追放さ れて床下方のストレーナー/ディストリビュータ系(28)に集 められそして弁(31)を経て処理済みジュース出口(35)に 流される。 4.逆流: 水を約6m/時の流速で樹脂床を上向流として通す。樹脂床を膨 張させそして流動体化し、床上または床内のチャンネリングで濾 過される前の加工サイクルで生じ得るあらゆる不溶性固体を除く 。 流れ説明:軟水を弁(6)および分離弁(8)を通して導入し、上向水制御 弁(23)を経て予め調整された流速で、樹脂収納/加工用容器 の底部にポンプ(13)供給する。逆流水は樹脂収納容器中に上 昇流として分配される。水は容器に入り、逆流出口弁(29)を 経て排出される。 進行の条件:時間10〜20分 5.沈降: 樹脂床を通る流れを止め、樹脂を分級しそして沈降させる。 流れ説明:容器の中および外に流れが無くなる様に、樹脂収納/加工用容器 への全ての入口および出口を閉じる。 進行の条件:時間約5分 6.アルカリの噴射:樹脂床をアルカリ溶液の下降流(または上昇流)と接触さ せる。2床容量の2%w/vの水酸化ナトリウムまたは−カリウ ムの溶液を使用して許容可能な性能を得、樹脂床を約4床堆積/ 時の流速で床に下降流を通す。 苛性溶液はpH10以上に樹脂のpH値を高めそしてイオン交換 体を再生しそして第三アミン基を遊離塩基の状態に転化する。 流れ説明:入口(6)および分離弁(8)からの軟水を流量制御弁(22) および再生液分離弁(21)を通して樹脂収納/加工用容器(2 5)にポンプ(13)供給し、再生液の化学的導入口ディストリ ビューターを経て樹脂床に分配する。供給口(2)からの濃厚な 水酸化ナトリウムまたは−カリウムを噴射弁(17)を経てポン プ(10)供給しそして2%w/vにオンライン希釈する。樹脂 収納/加工用容器に下降流を通し、消費された溶液を床下方のス トレイナー/ディストリビュータ系(28)によって集めそして 再生濯ぎ液出口弁(33)を経て流出液排出路(41)に流す。 進行の条件:時間30分 7.苛性液+アンモニアの噴射:樹脂床を苛性溶液および水酸化アンモニウム溶 液の下降または上昇流と接触させる。1%w/vの水酸化ナトリ ウムまたは水酸化カリウムを含有する1床容量の溶液および0. 5%w/vの水酸化アンモニウムを含有する1床容量の溶液を約 4床容量/時の流速で樹脂床に通す。 流れの説明:供給口(6)および分離弁(8)からの軟水を流れ制御弁(2 2)および再生液分離弁(21)を通して樹脂収納/加工用容器 (25)にポンプ(13)供給し、再生液の化学的供給口ディス トリビューター(26)を経て樹脂床に分配する。供給口(2) からの濃厚な水酸化ナトリウムまたは−カリウムを噴射弁(17 )を通してポンプ(10)供給しそして1%w/vに“オンライ ン”希釈する。供給口(3)からの水酸化アンモニウム溶液を噴 射弁(18)を通してポンプ(11)供給しそして0.5%w/ Vに“オンライン”希釈する。加工用容器に下降流を通し、消耗 された溶液を床下方のストレイナー/ディストリビュータ系(2 8)によって集めそして流出液出口弁(33)を経て流出液タン ク(34)に流す。 進行の条件:時間15分 8.苛性液+アンモニアの拡散:苛性水溶液およびアンモニア水溶液の噴射段階 の完結時点で、容器を通る流れを止めて約30分維持し、樹脂の マトリックス中へのアンモニア水の拡散を可能としそして樹脂マ トリックスからパツリンを拡散排出する。 流れの説明:加工容器への全ての入口および出口を閉じ、容器の内部または 外部での流れをなくする。 進行の条件:時間30分 9.苛性液+アンモニアの排出:1床容量の排水を下降流として約4床容量/時 の適切な流速で樹脂床に通して苛性アンモニアを排出する。排出 される溶液は流出液タンクに流す。(“流出液処理”参照) 流れの説明:供給口(6)および分離弁(8)からの軟水を流れ制御弁(2 2)および再生液分離弁(21)を通して樹脂収納/加工用容器 (25)にポンプ(13)供給し、再生液の化学的供給口ディス トリビューター(26)を経て樹脂床に分配する。加工用容器に 下降流を通し、消耗された溶液を床下方のストレイナー/ディス トリビュータ系(28)によって集めそして流出液出口弁(33 )を経て流出液タンク(34)に流す。 進行の条件:時間15分 10.最初の急速濯ぎ:床を容器の頂部から1床容量の水で約12床容量/時で 濯ぎ、樹脂から遊離の苛性アンモニア水溶液の大部分を洗去する 。この段階からの濯ぎ流出液を流出液タンクに流す。 流れの説明:供給口(6)および分離弁(8)からの生水を濯ぎ液供給弁( 24)を通して樹脂収納/加工用容器(25)にポンプ(13) 供給し、加工用容器に下降流を通し、濯ぎ溶液を床下方のストレ イナー/ディストリビュータ系(28)によって集めそして流出 液出口弁(33)を経て流出液タンク(34)に流す。 進行の条件:時間15分 11.酸洗浄:後続のジュース加工サイクルからフルーツ酸が除かれるのを防止 するために、樹脂の官能基を遊離塩基の形から酸の形に転化する 必要がある。クエン酸または燐酸の何れかをこの転化を行なうの に使用する。この段階からの流出液を流出液タンクに流す。 加える酸は流出液タンク中のアンモニアを中和することを保証し そして排液路に流した時に流出溶液から遊離アンモニアが放出さ れないことを保証する用に酸性化する。一般には2%w/vの溶 液として2床容量のクエン酸を流出液の中和を確実にするのに十 分である。酸溶液を供給する流速は12床容量/時の一般的な脂 肪濯ぎ速度(fat rinse rate)である。 流れの説明:供給口(4)からの酸を酸噴射弁(19)、再生液分離弁(2 1)を通して加工用容器(25)にポンプ(12)供給し、再生 液の化学的供給口ディストリビュータ(26)を経て樹脂床に分 配する。加工用容器に下降流として通し、一部の消費された溶液 を床下方のストレイナー/ディストリビュータ系(28)によっ て集めそして流出液出口弁(33)を経て流出液タンク(34) に流す。 進行の条件:時間15分 12.排出: 酸溶液を1床容量の生の飲料水で約4床容量/時の流速で排出す る。この段階からの流出液は流出液タンクに流す。 流れの説明:供給口(5)および分離弁(7)からの水を流れ制御弁(22 )および再生液分離弁(21)を通して加工用容器(25)にポ ンプ(13)供給し、再生液の化学的供給口ディストリビュータ (26)を経て樹脂床に分配する。樹脂収納/加工用容器に下降 流として通し、排出される酸溶液を床下方のストレイナー/ディ ストリビュータ系(28)によって集めそして流出液出口弁(3 3)を経て流出液タンク(34)に流す。 進行の条件:時間15分 13.最終濯ぎ:樹脂床を適当な速度(約12床容量/時)で生の飲料水で洗浄 して残留酸を除く。最終濯ぎの完了は樹脂床から出る濯ぎ水の電 気電導力を監視することによって感知する。最終濯ぎ液は廃液路 に流す。 最終濯ぎの完了時点で樹脂床は次のジュース加工サイクルを開始 できるように回復されている。 流れの説明:供給口(6)および分離弁(8)からの生水を濯ぎ液供給口弁 (24)を通して加工用容器(25)にポンプ(13)供給し、 樹脂収納/加工用容器に下降流として通し、濯ぎ溶液を床下方の ストレイナー/ディストリビュータ系(28)によって集めそし て濯ぎ液出口弁(32)を経て排水路(41)に流す。 進行の条件:濯ぎ液出口の導電性の低下は、床から酸が洗去されたことを意 味する。 最終濯ぎの完了時点で樹脂床は次のジュース加工サイクルを開始 できるように回復されている。 加工すべきジュースの濃度は約12°Brix(単一濃度)〜30°Btixの範囲内 である。粘度および浸透効果の増加は30°Brixより上の濃度での行なうことに 限界があることを予想させる。 加工を行なう温度は実効に有効であるが、全ての開発実験は室温で行い、市場 に受け入れられ得る結果を得た。温度の増加は加工力を(多分、パツリンの漏出 なく)改善するが、樹脂の能力を向上させることはない。 ● 流出液処理:この方法での流出液はアンモニアを含有している。 アンモニアを含有する流出液を適当なタンク中に集めることによってアンモニ アガスが出るのを最小限にするように考慮する。 酸洗浄段階からの流出液をアンモニア含有流出液に、アンモニアガスが発生す るのを防止するためにpHが7よりも低いことを保証する割合で添加する。この 時間の間に流出液を流出液タンクに流し、該タンクで適当な混合基にて混合する 。再生の完了時点でタンクの内容物を通例の廃液路に排出する。 Alimentech P570およびP700樹脂を使用した実験: 一連の分級実験を、濃縮物から戻されたリンゴジュースからのパツリンを減少 させる最高の能色を発揮する吸着剤ポリマー/樹脂を確認するために使用する。 標準的な疎水性吸着剤ポリマー{P420(Alimentech)、SP70(Mitsubishi)、XAD16(R ohm & Haas)、SP207(Mitsubishi)等}はパツリンに対する能力に限界があるがジ ュースの脱色に使用されることが判った。これは、多くの場所での疎水的相互作 用をし得るジュース中の他の多くの成分によって可能な吸収場所が競合している ことによるものであると説明される。最も高い能力はAlimentech P570およびAl imentech P700によって発揮される。これら両方の吸着剤樹脂は第三アミン基で 容易に官能化され、それによってFDAの規則を満足する。両者は沢山のミクロ ポアを有しており、これは可能な吸着表面の沢山の場所で排除される大きさで あるジュース中の沢山の疎水性成分にとっては競合する場所ではない。これらの 両方の吸着剤樹脂の評価は実験室規模のカラムでの実験で行なった。 実験用のジュース: サンプルA:濃縮物からの25°Brixに戻されたリンゴジュース。この不完全 濃縮物は一般的な総ポリフェノール含有量よりも多く穏やかに着 色している。一連の実験の間にジュース中の検出されるパツリン 濃度は98μg/Lから13μg/L(12°Brixに補正される )に低下した。 サンプルB:濃縮物からの25°Brixに戻されたリンゴジュース。この不完全 濃縮物はサンプルAのジュースよりも色および総ポリフェノール 含有量が低い。この実験の間にパツリンは78μg/Lから12 μg/L(12°Brixに補正される)に低下した。 吸着剤樹脂: A.Alimentech P570(1/2"のカラム中に100mL、約600mmの樹脂床深さ)。樹脂 サンプルには22時間前にリンゴジュースが循環されている。この樹脂を2 %の苛性溶液中に保存し、そして5度の監視を行い、高パツリン濃度のジュ ースのサンプルAを使用して次いで循環処理しそして最後にサンプルBのジ ュースを1度循環することによって標準的パツリン再生を開始する前に燐酸 を一度循環して状態調整する。 B.Alimentech P700(1/2"のカラム中に100mL、約600mmの樹脂床深さ)。この 吸着剤樹脂は、5度の監視を行い、高パツリン濃度のジュースのサンプルA を使用して次いで循環処理しそして次にサンプルBのジュースを1度循環す る前に、リンゴの不完全濃縮物を用いて8度循環して予備状態調整する。 操作: 選択された濃縮物を25°Brixに戻しそして30床容量をポンプ供給して室温 で6床容量/時の速度で床に通す。樹脂の性能はこうした流速に依存する拡散速 度で推測される。パツリンおよびポリフェノールの漏出プロフィールを測定する ためにそれぞれに循環系から5つのサンプルを取り出しそして分析する。結果を 図9〜12に示す。 表3〜5は一般的な供給ジュースの分析値および選択され処理された組成物サ ンプル(25°Brixに標準化した後)中の個々の成分の濃度を示している。結果 は性能の傾向を実証するために選択し、他の結果は要請時に応じられる。 結果:表3:サンプルAのリンゴジュース不完全濃縮物をAlimentech P570に 通して処理したパツリン減少組成物の分析(図9参照) 表3の続き1.総ポリフェノール、吸着量およびおよびパツリンの結果を比較を容易にするために 25°Brixに標準化した。 2.パツリンについての世界保健機構ガイドラインは50ppb、12°Brixで50 μg/Lまでである。 表4:サンプルAのリンゴジュース不完全濃縮物をAlimentech P700に通して処 理したパツリン減少組成物の分析(図10参照)表4の続き 1.総ポリフェノール、吸着量およびおよびパツリンの結果を比較を容易にするために 25°Brixに標準化した。 2.パツリンについての世界保健機構ガイドラインは50ppb、12°Brixで50 μg/Lまでである。 表5:Alimentech P570、またはP700、処理したサンプルBのリンゴジュース 不完全濃縮物についてのパツリン減少組成物の分析値の比較 1.総ポリフェノール、吸着量およびおよびパツリンの結果を比較を容易にするため に25°Brixに標準化した。 2.パツリンについての世界保健機構ガイドラインは50ppb、12°Brixで 50μg/Lまでである。 図9はAlimentech P570を通す選択された加工サイクルについてのパツリンお よび総ポリフェノールの漏出プロフィールを示し、図10はAlimentech P700を 通す加工実験の同様なデータを示している。図9ではパツリンの濃度(μg/L )が25゜Brixの加工リンゴジュースの容量に対してグラフ化されており、一方 、溶解性固体(°Brix)は同じ容量軸に対してグラフ化されている。グラフ中、 42は床容量と加工サイクル23についてのパツリン濃度(μg/L)との関 係であり、 43は床容量と加工サイクル26についてのパツリン濃度(μg/L)との関 係であり、 44は床容量と加工サイクル27についてのパツリン濃度(μg/L)との関 係であり、 45は床容量と加工サイクル23についての総ポリフェノール(AU)の吸着 量との関係であり、 46は床容量と加工サイクル26についての総ポリフェノール(AU)の吸着 量との関係であり、 47は床容量と加工サイクル27についての総ポリフェノール(AU)の吸着 量との関係であり、 48は床容量と溶解性固体(°Brix)との関係である。 図10には濃度(μg/L)を25°Brixの加工リンゴジュースの容量(V) に対してグラフ化している。同じ容量軸に対する可溶性固体(°Brix)もグラフ 化してある。容量軸に対して総ポリフェノール(AU)の吸着量も示してある。 図10のグラフ中、 49は床容量と加工サイクル9についてのパツリン濃度(μg/L)との関係 であり、 50は床容量と加工サイクル12についてのパツリン濃度(μg/L)との関 係であり、 51は床容量と加工サイクル13についてのパツリン濃度(μg/L)との関 係であり、 52は床容量と加工サイクル9についての総ポリフェノール(AU)の吸着量 との関係であり、 53は床容量と加工サイクル12についての総ポリフェノール(AU)の吸着 量との関係であり、 54は床容量と加工サイクル13についての総ポリフェノール(AU)の吸着 量との関係であり、 55は床容量と溶解性固体(°Brix)との関係である。 図11および12はP570およびP700のそれぞれで処理した結果を観察したジュ ースの特徴の漏出プロフィールを示している。 図11には溶解性固体(°Brix)およびパツリン(μg/L)が25°Brixの 加工リンゴジュースの容量(V)に対してグラフ化されている。同じ容量軸に対 するpHもグラフ化されている。更に、同じ容量軸に対して導電性(μS/cm )もグラフ化されている。また、総ポリフェノール(AU)の吸着量もグラフ化 されており、これも同じ容量軸に対して示してある。図11のグラフ中、 56は床容量とpHとの関係であり、 57は床容量と°Brixとの関係であり、 58は床容量とパツリン(μg/L)との関係であり、 59は床容量と導電性(μS/cm)との関係であり、 60は床容量と総ポリフェノール(AU)の吸着量との関係であり、 61は床容量と420nmでの“色”吸着量との関係であり、 62は床容量と560nmでの“色”吸着量との関係である。 図12は溶解性固体(°Brix)およびパツリン(μg/L)が25°Brixの加 工リンゴジュースの容量に対してグラフ化している。図11と同様に同じ容量軸 に対してpHもグラフ化されている。更に、同じ容量軸に対して導電性(μS/ cm)もグラフ化されている。最後に総ポリフェノール(AU)の吸着量もグラ フ化されており、これも同じ容量軸に対して示してある。図のグラフ中、 63は床容量とpHとの関係であり、 64は床容量と°Brixとの関係であり、 65は床容量とパツリン(μg/L)との関係であり、 66は床容量と導電性(μS/cm)との関係であり、 67は床容量と総ポリフェノール(AU)の吸着量との関係であり、 68は床容量と420nmでの“色”吸着量との関係であり、 69は床容量と560nmでの“色”吸着量との関係である。 図12の全てのグラフ加工サイクル14に関するものである。 Alimentech P700を使用すると著しい色低減効果がある(即ち、サンプルBに 付いてAlimentech P570では420nmで−2%であるのに対して、−42%で ある)。 パツリン分析: パツリン分析を逆相高性能液体クロマトグラフィーを使用し、標準法で行なっ た。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記段階 (i)20Åより小さい最小孔幅および化学吸着力によりパツリンを留める能力の ある少なくとも一種の孔表面を有する沢山のミクロポアを持つ樹脂材料に果汁 を供給しそして (ii)段階(i)からの減少したパツリン含有量を有するジュースを採取する ことを含む果汁のパツリン含有量の減少方法。 2.樹脂が弱い塩基官能性を有している請求項1の方法。 3.樹脂がメソポアおよびマクロポアを実質的に有していない請求項1に記載の 方法。 4.沢山のミクロポアがパツリンを受け入れることのできる大きさであり、孔に 残留するパツリンをアルカリ溶液に転化してより容易にフラッシュ洗去される 状態にするのに不十分な大きさの最小孔幅もまだ有している請求項1〜3のい ずれか一つに記載の方法。 5.樹脂が15Åより小さい最小孔幅の沢山のミクロポアを有する請求項1〜4 のいずれか一つに記載の方法。 6.樹脂が5〜20Åの最小孔幅の孔を沢山持つ請求項1〜5のいずれか一つに 記載の方法。 7.樹脂が非常大きい内部表面積を持ち、なお低い水銀侵入性を持つ請求項1〜 6のいずれか一つに記載の方法。 8.樹脂が900m2/g(BET)より大きい表面積を有する請求項7に記載 の方法。 9.表面積が1000〜1500m2/g(BET)である請求項8に記載の方 法。 10.樹脂が100より小さい水銀侵入度(d50,A)を有する請求項7〜9の いずれか一つに記載の方法。 11.樹脂がビース、顆粒または繊維の床状態である請求項1〜10のいずれか 一つに記載の方法。 12.ビーズ、顆粒または繊維が300〜1600μの切断面幅の粒子または切 断面を有する請求項1〜11のいずれか一つに記載の方法。 13.樹脂がスチレンジビニルベンゼン架橋共重合体樹脂である請求項1〜12 のいずれか一つに記載の方法。 14.樹脂が膨潤状態の間にで超架橋されている請求項13に記載の方法。 15.樹脂を類似のパツリン抽出法で予めに使用した後に再生処理する請求項1 〜14のいずれか一つに記載の方法。 16.再生を樹脂に保持されるパツリンを更に容易にフラッシュ洗去できる誘導 体にアンモニアまたは揮発性塩基を使用して転化することも含む請求項15に 記載の方法。 17.転化が、樹脂との接触で高pH溶液からアンモニアまたは揮発性塩基が少 なくとも実質的にその場で発生または放出することを包含する請求項16に記 載の方法。 18.アンモニアガスを放出する請求項17に記載の方法。 19.再生をパツリン誘導体をフラッシュ洗去した後に樹脂に酸を供給すること を実質的に包含する請求項16〜18のいずれか一つに記載の方法。 20.果汁を樹脂の再生前に20またはそれ以上の床容量の範囲内で樹脂に供給 し、その際にこの床容量が現実のまたは架空の単一果汁濃度に対比する割合で 表わされている請求項1〜19のいずれか一つに記載の方法。 21.果汁を約4〜約10床容量/時の速度で樹脂に供給する請求項1〜20の いずれか一つに記載の方法。 22.樹脂が第三アミンで官能化されているが、その遊離塩基の状態と反対の酸 の状態で果汁に供給し、それによって樹脂に果汁を供給する間にジュース酸の 取り込み量を減少させる請求項1〜21のいずれか一つに記載の方法。 23.樹脂が0.5〜2.0mの深さの床をもたらす請求項1〜22のいずれか 一つに記載の方法。 24.請求項1〜23のいずれか一つに記載の方法で使用する装置において、少 なくとも1つの容器に樹脂床を配備し、それを少なくとも二つの形態で運転し 、第一の形態はジュースを供給しそして樹脂からジュースを採取するものであ り、第二の形態は樹脂を再生するものであることを特徴とする上記装置。 25.添付の図面の一つ以上を引用して説明されている請求項1〜23のいずれ か一つに記載の方法。 26.添付の図面を引用して説明されている装置。 27.ミクロポアにパツリンを含有するミクロポア樹脂を再生する方法において 、パツリンで汚れた樹脂を高pH液雰囲気に入れ、ミクロポアに保持するパウ リンを更に容易にフラッシュ洗去される誘導体または複数の誘導体に転化する のに十分なアンモニアガスまたは揮発性塩基を発生させそしてその誘導体をミ クロポアからフラッシュ洗去することを特徴とする、上記方法。 28.高いpHの液状雰囲気が10またはそれ以上のpHである請求項27に記 載の方法。 29.アンモニアガスを発生させる請求項27または28に記載の方法。 30.フラッシュ洗浄段階の後で樹脂に酸を添加する請求項27〜29のいずれ か一つに記載の方法。 31.高いpHの液状雰囲が水酸化カリウム、水酸化ナトリウムまたはそれら両 方でもたらされている請求項26〜30のいずれか一つに記載の方法。 32.酸が燐酸、クエン酸またはそれら両方である請求項26〜31のいずれか 一つに記載の方法。
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