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JP2002370867A - 層間材挿入装置 - Google Patents

層間材挿入装置

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JP2002370867A
JP2002370867A JP2002087621A JP2002087621A JP2002370867A JP 2002370867 A JP2002370867 A JP 2002370867A JP 2002087621 A JP2002087621 A JP 2002087621A JP 2002087621 A JP2002087621 A JP 2002087621A JP 2002370867 A JP2002370867 A JP 2002370867A
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Japan
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winding
interlayer
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JP2002087621A
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Shinji Toyokawa
真治 豊川
Hiroshi Kimura
博 木村
Tetsuo Shibagaki
哲男 柴垣
Kazuyoshi Shimizu
和克 清水
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Ube Exsymo Co Ltd
Original Assignee
Ube Nitto Kasei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ube Nitto Kasei Co Ltd filed Critical Ube Nitto Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的に層間材を挿入すること。 【解決手段】 層間材挿入装置は、回転駆動されるボビ
ン10の外周に、スペーサ12を、トラバース機構14
を介して、多層状に巻き付ける際に、シート状層間材1
6を、スペーサ12の上下層間に挿入する。装置は、層
間材16のストック部18から、1枚の層間材18の端
部を吸引して保持するとともに、トラバース機構14に
より案内されたスペーサ12が下層側の既巻付けスペー
サ上に乗り上げる前に、層間材16を既巻付けスペーサ
に押圧して、これをボビン10とともに回転させて、ス
ペーサ12が下層側の既巻付けスペーサ上に乗り上げる
直前に、層間材16の端部をこれらの間に挿入させる巻
付け機構20と、巻付け機構20が層間材16を既巻付
けスペーサに押圧する状態を解除した後に、ボビン10
の回転に伴って、既巻付けスペーサ上に捲回される層間
材16のまくれ上がりを、その上方から規制する巻付け
補助機構26とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバケー
ブル用スペーサを巻取る際に挿入される層間材の挿入装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、主としてポリエチレン(PE)で
成形される光ファイバケーブル用スペーサは、押出し成
形した後、円筒状の巻胴部とその両端に固着されたフラ
ンジ部よりなるボビンに巻き取る巻取り工程を経て、光
ファイバケーブルの製造工程に供給される。光ファイバ
の製造では、集合工程においてスペーサの複数の溝内に
それぞれ光ファイバが収納される。
【0003】上記ボビンヘの巻取り工程において、スペ
ーサ同士が交差するとリブの変形が生じやすく、リブの
変形は、光ファイバ集合工程で集合異常や、最終製品で
ある光ファイバケーブルの光伝送性能の低下を来すの
で、隣接するスペーサが交差しない巻き取り方法、いわ
ゆる整列巻きが推奨されている。
【0004】ところで、最近、光ファイバケーブルの価
格や布設コストを低減するため、ケーブルの細径化、軽
量化、光(ファイバ)高密度化の検討が進められてお
り、光ファイバを収納するPEスペーサに関しても細径
化の要求が厳しくなってきている。
【0005】一方、最近の架空光ファイバケーブルに
は、光高密度化に加えて光ファイバの中間での分岐性能
が必要とされはじめ、光ファイバ収納溝の撚り方向が交
互反転状に設けられたSZ型PEスペーサを使用しか
つ、各溝に複数のテープ状光ファイバを収納したSZ型
光ファイバケーブルが多く使用されてきている。
【0006】このようにスペーサの細径化が進むと、光
ファイバ収納溝の寸法は変わらないため収納溝を画成す
るリブの厚みが薄くなり、結果として隣接したスペーサ
において、リブが隣のスペーサの溝に入り込む、いわゆ
る、噛み合いが生じやすくなる。
【0007】また、SZ型スペーサの場合、溝の撚り方
向が切り変わる、いわゆる、反転部においてこのような
噛み合いが生じやすく、細径化によりその傾向は、より
一層顕著になる。
【0008】ここで、下層のスペーサとの噛み合いの問
題に関しては、従来から、0.1mm厚程度のクラフト
紙や、厚みが1.1〜1.3mm程度のクッション性の
あるダンボール等の層間材を各巻き層間に挿入すること
により解消していた。
【0009】しかしながら、このような従来の層間材の
挿入方法には、以下に説明する問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の層間
材の挿入方法では、各層の最終巻きとボビンのフランジ
部との間に、巻き取るスペーサ径の1/2以上の間隙が
発生すると、上層側への乗り上げができずに、落込んで
噛み合いの発生に繋がる。
【0011】そこで、最終巻きの5巻き程度前から、巻
き不良や落込みに注意を払い、不良などがあると巻きを
修正して、最終巻きの乗り上げ時に、層間材を人手によ
り挿入していたので、多大な人手と時間がかかるという
問題があった。
【0012】一方、スペーサ自体にテープ状物を巻き付
けて、溝の噛み合いを防止する方法も提案されている
が、この方法では、テープ状物の脱着設備の新設などに
より、工程が増加して生産効率が低下し、コストも大き
く増加する。
【0013】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、自
動的ないしは半自動的に層間材を挿入することにより、
コストと人手の低減を可能にする光ファイバケーブル用
スペーサを巻取る際に挿入される層間材の挿入装置およ
び挿入方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転駆動されるボビンの外周に、光ファ
イバケーブル用スペーサを、トラバース機構を介して、
多層状に巻き付ける際に、クラフト紙やダンボール状シ
ートなどのシート状層間材を、巻き付けられる前記スペ
ーサの上下層間に挿入する層間材挿入装置において、前
記シート状層間材のストック部から送り出された前記層
間材の端部を吸引して保持するとともに、前記トラバー
ス機構により案内された前記スペーサが下層側の既巻付
けスペーサ上に乗り上げる前に、前記層間材を前記既巻
付けスペーサに押圧して、これを前記ボビンとともに回
転させて、前記スペーサが下層側の既巻付けスペーサ上
に乗り上げる直前に、前記層間材の端部をこれらの間に
挿入させる層間材巻付け機構と、前記層間材巻付け機構
が前記層間材を前記既巻付けスペーサに押圧する状態を
解除した後に、前記ボビンの回転に伴って、前記既巻付
けスペーサ上に捲回される前記層間材のまくれ上がり
を、その上方から規制する巻付け補助機構とを設けた。
【0015】このように構成した層間材挿入装置によれ
ば、自動的ないしは半自動的に層間材を挿入することが
でき、コストと人手の低減を可能にする。
【0016】前記ストック部は、所定長さに切断された
前記層間材を収納する複数の円筒状ホルダを備え、前記
ホルダ内に収納された前記層間材の一端側を、前記ホル
ダのスリットからそれぞれ突出させるとともに、突出さ
れた各層間材の端部を引き揃えて積層することができ
る。
【0017】前記ストック部は、ロール状に捲回された
前記層間材の端部を、前記層間材巻付け機構側に送り出
す送出し部と、前記層間材が所定長さ送り出された際
に、その長さ部分で前記層間材を切断するカット部とを
有することができる。
【0018】前記ストック部は、前記送出し部で送り出
された前記層間材の幅方向の端部にスリットを形成する
耳カッター部を有することができる。
【0019】前記ストック部は、前記送出しで送り出さ
れた前記層間材のストックスペースを有することができ
る。
【0020】前記層間材巻付け機構は、前記層間材の端
部を吸引して保持する前後自在な層間材吸着保持部と、
前記既巻付けスペーサに当接して、その位置を検知する
前後移動自在な位置検出ローラと、前記層間材の端部を
前記既巻付けスペーサに押圧する前後移動自在な押圧ロ
ーラと、前記層間材吸着保持部に保持されている前記層
間材の端部を前記押圧ローラ側に付勢するエアーを噴出
するエアーノズルと、前記層間材吸着保持部と前記位置
検出および押圧ローラを支持する支持体と、前記支持体
の旋回移動部と、前記エアーノズルと前記支持体および
前記旋回移動部が搭載され、これらを前記ボビンに対し
て、近接ないしは離間移動させる台車とで構成すること
ができる。
【0021】前記巻付け補助機構は、前記台車に搭載さ
れたプラチェーンと、その繰り出し部とを備え、前記プ
ラチェーンは、屈曲方向が1方向に規制された板状リン
クを連結したものであり、前記繰り出し部により前記ボ
ビン側に繰り出された際に、前記既巻付けスペーサの外
周に沿って湾曲するように構成することができる。
【0022】前記巻付け補助機構は、前記プラチェーン
の繰り出し角度を可変とする揺動部を有することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1か
ら図3は、本発明にかかる層間材挿入装置の第1実施例
を示している。これらの図に示した挿入装置は、回転駆
動されるボビン10の外周に、光ファイバケーブル用ス
ペーサ12を、トラバース機構14を介して、多層状に
巻き付ける際に用いられるものである。
【0024】ボビン10は、円筒状の巻胴部10aと、
巻胴部10aの両端に設けられた一対のフランジ10b
とを備え、巻胴部10aがほぼ水平になるように支持さ
れ、図1の矢印方向に回転させることで、巻胴部10a
の外周にスペーサ12を多層状に整列巻きする。
【0025】このとき、巻付けられるスペーサ12の上
下層間に、クラフト紙やダンボール状シートなどのシー
ト状層間材16がそれぞれ介装される。トラバース機構
14は、例えば、本出願人の提案にかかる特願2000
−72035号に開示されている構成と実質的に同一の
ものであって、先端側にスペーサ12のトラバースガイ
ド14aを備えている。
【0026】このトラバースガイド14aは、ほぼ水平
に支持されているボビン10の軸方向に沿って移動する
とともに、ボビン10に対して、上下方向に移動できる
ように構成されていて、トラバースガイド14aの先端
から、その直下に位置するボビン10の巻胴部10aに
スペーサ12を巻付けるようになっている。
【0027】本実施例の層間材挿入装置は、層間材16
のストック部18と、層間材16の巻付け機構20と、
巻付け補助機構26と、制御部28とを備えている。ス
トック部18は、その詳細を図3に示すように、所定長
さに切断された層間材16を保持する複数の円筒状ホル
ダ18aを備えている。
【0028】円筒状ホルダ18aには、片端側にフラン
ジ18bが固定されていて、シート上の層間材16は、
φ65mmの中空体状に一部が巻かれた状態で、円筒状
ホルダー18aの外周に嵌め込まれ、反対端を脱着可能
なストッパ18dが、円筒状ホルダ18aに嵌め込まれ
た回転可能な状態にセットされている。
【0029】シート状層間材16は、例えば、クラフト
紙やダンボール状シートなどのシート状のものであっ
て、ボビン10の巻胴部10aとほぼ同じ幅を有し、巻
き付ける層に応じて長さが調整されている。
【0030】すなわち、シート状層間材16は、ボビン
10の巻胴部10aに巻回されているスペーサ12の一
層分の全周をほぼ覆う長さを基本的に備えているが、ス
ペーサ12を順次層状に巻回すると、上層になるほど径
が太り、その外周を覆う長さが異なってくるので、これ
に合せて長さが調整されている。
【0031】また、ストック部18は、支持台18c
と、この支持台18c一端に、面が直交するように固設
されたストッパ18dを備えている。支持台18c上に
は、複数のホルダ18aが載置され、各ホルダ18aか
ら突出された層間材16の端面部が、ストッパ18dに
突き当てることで引き揃えられて、積層されている。
【0032】ストック部18及び巻きつけ機構20、巻
付け補助機構26共に、移動台車20gに搭載されてい
て、全体がシリンダー20hにより移動する。又、巻き
つけ機構20、巻付け補助機構26は、移動台20fに
搭載されていて移動台モータ35aの駆動により移動台
車20gと切り離して独自に移動できるようになってい
る。そしてホルダ18aの層間材16がなくなった場合
などには、ストック部18と巻きつけ機構20、巻付け
補助機構26全体を後方移動させた後、移動台20fを
前方に移動させスペーサ12の巻取りに干渉しない位置
での、挿入作業などが行えるようになっている。
【0033】巻付け機構20は、図4に拡大して示すよ
うに、層間材16の吸着保持部20aと、位置検出ロー
ラ20bと、押圧ローラ20cと、エアーノズル20d
と、支持体20eと、支持体20eの旋回移動部20f
と、移動台車20hとを有している。
【0034】吸着保持部20aは、層間材16の幅より
85mm程短い中空角形パイプ200aを備え、この角
形パイプ200aの一側面に吸引用の複数の貫通孔を設
けて、角形パイプ200aを図外の真空ポンプに接続し
ており、角形パイプ200a内の空気を吸引することに
より、支持台18c上に積層されている1枚の層間材1
6の端部を吸着して保持する。
【0035】この場合、吸着保持部20aの角形パイプ
200aによる層間材16の吸着位置は、層間材16の
端から約75mm程度内側に偏移した位置になってい
る。角形パイプ200aは、シリンダー201aの伸縮
端に取り付けられていて、シンリダ201aの作動によ
り、前後移動するようになっている。
【0036】位置検出ローラ20bは、後述するよう
に、ボビン10の既巻付けスペーサ12’に当接して、
その位置を検知するものであって、先端に設けられたロ
ーラ本体200bと、ローラ本体200bを回転自在に
支持し、かつ、ローラ本体200bを前後移動させるシ
リンダー201bとを備えている。
【0037】押圧ローラ20cは、層間材16の端部を
既巻付けスペーサ12’に押圧するものであって、先端
に設けられたローラ本体200cと、ローラ本体200
cを回転自在に支持し、かつ、ローラ本体200cを前
後移動させるシリンダー201cとを備えている。
【0038】エアーノズル20dは、吸着保持部20a
に保持されている層間材16の端部を押圧ローラ20c
側に付勢するエアーを噴出するものであって、支持台1
8cの側方において、前後方向にスライド移動する移動
台車20hに支持されている。
【0039】支持体20eは、吸着保持部20aと押圧
ローラ20c及び位置検出ローラ20bを、この順に一
列状に配列して支持するものであって、この支持体20
eは、旋回移動部20fの伸縮作動により旋回移動させ
られる。
【0040】移動台車20hは、層間材16の吸着保持
部20a,位置検出ローラ20b,押圧ローラ20c,
エアーノズル20d,支持体20e,支持体20eの旋
回移動部20fとを搭載し、これらをボビン10に対し
て、近接ないしは離間移動させる。
【0041】巻付け補助機構26は、移動台車20hに
搭載されたプラチェーン26aと、その繰り出し部26
bと、プラチェーン26aのガイド部26cとを備えて
いる。
【0042】プラチェーン26aは、図5に示すように
屈曲方向が1方向に規制された一対の板状リンク260
aを平行に配置して、先端側に連結ロッド261aを設
けて連結したものであり、板状リンク260a間の間隔
は、ボビン10のフランジ10b間の間隔よりも小さく
なっている。
【0043】このプラチェーン26aは、繰り出し部2
6bによりボビン10側に繰り出された際に、ガイド部
26cにより案内されて、既巻付けスペーサ12’の外
周に沿って湾曲するように構成されている。
【0044】繰り出し部26bは、プラチェーン26a
と歯合するスプロケットホイール260bと、このスプ
ロケットホイール260bを回転駆動するブレーキ付き
モータ261bとから構成されている。
【0045】制御部28は、図6に示すように、シーケ
ンス制御部29と操作部30とからなり、操作部30
は、操作入力部30aと操作出力部30bとを有してい
る。操作入力部30aには、操作スイッチ類31および
各シリンダーのセンサ類32が接続されている。
【0046】操作出力部30bには、電磁弁類33,表
示灯類34,モータ類35,インバータ36が接続さ
れ、インバータ36には、プラチェーン26aの繰り出
し用モータ261bが接続されている。
【0047】一方、シーケンス制御部29には、準備信
号aと巻付け開始信号bとが入力されるようになってい
る。準備信号aは、本実施例の層間材挿入装置の駆動を
開始させる信号であって、例えば、操作スイッチ類31
から入力される。
【0048】シーケンス制御部29がこの準備信号aを
受けると、ボビン10にスペーサ12が巻きつけられて
いること、所定の層間材16がストック部18にあるこ
とや、巻付け機構20ないしは巻付け補助機構26の初
期位置などを確認して、巻付け機構20を待機位置Aに
セットさせる。
【0049】この待機位置Aは、図1に細線で示した位
置Aないしは図7に示す位置であり、この待機位置Aに
巻付け機構20を移動させる際には、まず、吸着保持部
20aのシリンダー201aを伸張させて、角パイプ2
00aで、ストック部18の支持台18c上に載置され
ている最上段の1枚の層間材16を吸着保持させて、シ
リンダー201aを収縮して、元の位置に戻す。
【0050】次に、支持体20eの旋回移動部20fを
駆動させて、支持体20eを約90°旋回させて、図1
にBで示した状態にする。この状態Bでは、角パイプ2
00aに吸着保持されている層間材16の端部は、その
下方側に位置するエアーノズル20dから噴出されるエ
アーを受けて、押圧ローラ20cのローラ本体200c
の前面側に当接するように付勢されている。
【0051】また、状態Bでは、角パイプ200aがボ
ビン10に対して、もっとも後退した位置にあって、そ
の若干前方に押圧ローラ20cのローラ本体200cが
あり、このローラ本体200cの先端よりも前進した位
置に位置検出ローラ20bのローラ本体200bが位置
していて、角パイプ200aとローラ本体200cとの
間に、ボビン10の中心軸が位置している。
【0052】旋回移動部20fを駆動させて、支持体2
0eを約90°旋回させて状態Bに位置させられた巻付
け機構20は、その後、位置検出ローラ本体201bの
動作により位置検出ローラ20bが前方移動する。そし
て移動台20gを前方、すなわち、ボビン10に近接す
る方向に移動させることにより、位置検出ローラ20b
がスペーサ12と接触して巻き径を位置検出ローラのセ
ンサ201cが検出して移動台20gを停止させ、位置
検出ローラ20bは、スペーサ12と接触しながら回転
をする。そしてこの位置で層間紙を吸引しながら待機す
る。
【0053】この待機位置Aは、もっとも前側に位置し
て回転する位置検出ローラ20bそして押圧ローラ20
cローラ本体200cは、ボビン10に巻付けられてい
る既巻付けスペーサ12’から所定間隔L(約10〜2
5mm)だけ離間した位置になっている。
【0054】また、巻付け機構20がこの待機位置Aに
移動すると、移動台20gに搭載されている巻付け補助
機構26も同様に前進させられる。そして、この状態で
シーケンス制御部29に巻付け開始信号bが入力される
と、層間材挿入装置は、図7から図10に示すようにし
て、吸着保持部20aの角パイプ200aで保持してい
る層間材16を1層目の既巻付けスペーサ12’とその
上方に巻き付けられる2層目のスペーサ12との間に挿
入する。
【0055】巻付け開始信号bは、トラバース機構14
でボビン10に巻付けられているスペーサ12の位置
と、ボビン10の巻取り速度とを考慮して、その送出タ
イミングが設定される。
【0056】すなわち、層間材16は、待機位置Aの近
傍で押圧ローラ20cのローラ本体200cを前方に押
し出すことにより、既巻付けスペーサ12’上に押圧さ
れると同時に位置検出ローラ20bを元に戻す。その後
は、ボビン10の回転に伴って、既巻付けスペーサ1
2’上に順次巻きつけられて、これが、スペーサ12が
既巻付けスペーサ12’に乗り上げようとする位置(図
9に示した位置d)に到達すると、その直前に、既巻付
けスペーサ12’とこれからその上層に巻付けられるス
ペーサ12との間に挿入されることになる。
【0057】この挿入位置を適確に設定するためには、
スペーサ12の巻付け位置と、待機位置Aとの間の距離
と、ボビン10の巻取り速度とを考慮して、その送出タ
イミングを設定する。
【0058】この場合、既巻付けスペーサ12’は、巻
付けの進行に伴ってその径が太るので、待機位置Aは、
巻付け層の回数によって異なるので、これを考慮して巻
付け開始信号bは、巻付け層の回数ごとに設定する必要
がある。
【0059】シーケンス制御部29は、巻付け開始信号
bを受けると、図9に示すように、押圧ローラ20cを
伸張させて、ローラ本体200cの外周に、エアーノズ
ル20dからの噴出エアーで付勢されている層間材16
を既巻付けスペーサ12’に押圧させる。
【0060】このとき、この押圧操作と同時に、エアー
ノズル20dによるエアー付勢を停止し、吸着保持部2
0aの角パイプ200aによる吸着も解除し、ローラ本
体200cだけで押圧する。
【0061】ローラ本体200cだけで層間材16を押
圧すると、層間材16は、図9に点線で示すように、ロ
ーラ本体200cで押圧された状態で、ボビン10の回
転に伴って送り出される。
【0062】そして、ボビン10が所定角度、例えば、
25〜30°程度回転して、送り出された層間材16の
先端が巻付け補助機構26の近傍に到達すると、巻付け
補助機構26の繰り出し部26bが駆動されて、プラチ
ェーン26aがボビン10側に繰り出される。
【0063】なお、押圧ローラ20cによる層間材16
の押圧は、送り出された層間材16が既巻付けスペーサ
12’とスペーサ12との間に挿入されると、ローラ本
体200cを後退させて、その押圧を解除する。
【0064】繰り出し部26bの駆動により繰り出され
たプラチェーン26aは、屈曲方向が1方向に規制され
た一対の板状リンク260aを平行に配置して、先端側
に連結ロッド261aを設けて連結したものであり、繰
り出し部26bによりボビン10側に繰り出されると、
図9に示すように、既巻付けスペーサ12’の外周に沿
って湾曲するようになり、層間材16の上方へのまくれ
上がりを規制する。
【0065】この場合のプラチェーン26aの繰り出し
量は、例えば、図10に示すように、ボビン10の巻胴
部10aをほぼ半周する程度でよく、その位置まで繰り
出されたプラチェーン26aは、その後、層間材16の
後端部検出光電スイッチ201dと反射ミラー201e
の検出により繰り出し部26bの逆操作により元の位置
に復帰される。
【0066】以上の一連の動作が完了すると、巻付け機
構20と巻付け補助機構26とは、図1に実線で示した
位置に復帰され、次層への層間材16の挿入準備に入
り、その後は、上述した動作が順次継続される。
【0067】さて、以上のように構成された層間材挿入
装置によれば、自動的に層間材を挿入することができ、
コストと人手の低減を可能にする。なお、上記実施例で
示した層間材挿入装置では、準備信号aや巻付け開始信
号bを受けて自動的に層間材16を挿入する場合を例示
したが、例えば、巻付け開始信号bは、作業者がボビン
10に巻き付けられているスペーサ12の状態を目視し
て、所定のタイミングで人為的に送出するようにしても
よい。
【0068】図11から図13は、本発明にかかる層間
材挿入装置の第2実施例を示しており、上記第1実施例
と同一もしくは相当する部分には、同一符号を付してそ
の説明を省略するとともに、以下にその特徴点について
のみ説明する。
【0069】図11は、本実施例の層間材挿入装置のス
トック部180を示していて、このストック部180
は、上記第1実施例のストック部18に代替されるもの
であり、このストック部180は、第1実施例と同様
に、支持台18cと、この支持台18c一端に、面が直
交するように固設されたストッパ18dを備えている。
【0070】また、本実施例のストック部180は、層
間材16を層間材巻付け20側に送り出す送出し部18
1と、カット部182と、耳カッター部183と、スト
ックスペース184と、ゲート185とを備えている。
【0071】層間材16は、本実施例の場合には、巻き
芯16aにロール状に捲回されていいて、支持台18c
のストッパ18dの反対側に回転自在に設置されてい
る。送り出し部181は、ロール状に捲回された層間材
16の近傍に配置され、層間材16を上下に挟む一対の
上,下ローラ181a,181bと、下ローラ181b
を回転駆動させるモータ181cと、上ローラ181a
の回転量を検出して、層間材16の送り出し量を測定す
るエンコーダ181dと、上ローラ181aの降下移動
用シリンダー181eとを備えている。
【0072】送り出し部181の上,下ローラ181
a,181bに層間材16の端部を挟持させて、モータ
181cを回転駆動すると、層間材16が層間材巻付け
20側に送り出され、その時の送り出し量がエンコーダ
181dにより測定される。
【0073】カット部182は、送り出し部181の
上,下ローラ181a,181bに近接配置され、切断
刃182aと、切断刃182aをカット位置に上昇移動
させる駆動シリンダー182bと、押さえシリンダー1
82cと、層間材16の幅方向に伸縮するロッドレスシ
リンダー182dとを有している。
【0074】切断刃182aは、厚みが1.2mmで、
長さが60mmの両刃形のものであって、ロッドレスシ
リンダー182dに斜めに傾斜した状態で取り付けれら
れており、層間材16の下方に配置され、押さえシリン
ダー182cは、層間材16の上方に配置されている。
【0075】このカット部182は、層間材16が送り
出し部181により所定長さ送り出されると、その長さ
部分で、切断刃182aが取り付けられたロッドシリン
ダー182dを駆動シリンダー182bにより上昇させ
る。
【0076】LS14が作動した後、切断刃182aを
ロッドレスシリンダー182dにより、層間材16の幅
方向に前進させて、層間材16を切断する。なお、層間
材16の所定長さは、巻き層数に応じて異なるので、予
め巻き層毎に必要な長さを演算して、所定長さを設定し
ておく。
【0077】また、層間材16の切断の際には、押さえ
シリンダー182cは、所定の位置まで下降させてお
く。その後、切断刃182aとロッドレスシリンダー1
82dをシリンダー182bにより下降させる。そし
て、ロッドレスシリンダー182dにより切断刃182
aを元の位置に戻す。
【0078】耳カッター部183は、カット部182の
近傍に配置され、スリット刃183aと、その駆動シリ
ンダー183bとを有している。この耳カッター部18
3は、スリット刃183aが、支持台18cの上方に位
置していて、シリンダー183bを駆動すると、スリッ
ト刃183aが層間材16を支持台18cに押圧して、
図13に示すように、層間材16の幅方向の両端にスリ
ットsを形成するようになっている。
【0079】なお、本実施例の場合には、スリットsが
層間材16の幅方向の両端に形成されるので、図11に
おいては、一対の耳カッター部183が所定の間隔を設
けて配置されている。
【0080】スリットsは、所定の幅を有し、一端が層
間材16に到達するように、かつ、層間材16の長手方
向に沿って所定の間隔を隔てて複数形成され、本実施例
の場合には、層間材16の幅方向の端部で同じ場所に設
けられている。
【0081】このようなスリットsを設けておくと、層
間材16を巻き付ける際に、層間材16自身の剛性によ
り、巻き付けが困難になることが防げる。
【0082】ゲート185は、支持台18cのストッパ
18d側に上方に配置され、押え板185aと、駆動シ
リンダー185bとを備えている。このゲート185
は、送り出し部181で送り出された層間材16の端部
がPH5で検出されると、シリンダー185bにより押
え板185aが支持台18cの上で下降し層間材16を
挟持する一方、それ以後に送り出される層間材16を、
ストックスペース184にジグザクに折り畳むようにし
て収容する。
【0083】なお、このストックスペース184は、上
板184aと、L字板184bとで隔成されている。ま
た、図11にLS符号で示した部材は、シリンダーなど
の移動ストロークを検出するリミットスイッチであり、
また、PH5,6は、それぞれ層間材16の前、後端部
を検出する光電方式の近接センサである。この場合のプ
ラチェーン26aの繰り出し量は、前述の図10に示す
ように、ボビン10の巻胴部10aをほぼ半周する程度
でよく、その位置まで繰り出されたプラチェーン26a
は、その後、層間材16の後端部が近接センサPH6に
より検出されると繰り出し部26bの逆操作により元の
位置に復帰される。
【0084】以上のように構成されたストック部180
は、上記実施例と同様に、制御装置28によりその作動
が制御され、本実施例の場合には、図12に示すよう
に、送り出し部モータ181c,耳カッター部駆動シリ
ンダー183bなどが、シーケンサ制御部29の制御信
号を受けて、操作出力部30bから送出される信号によ
り駆動が制御されるとともに、カット信号cがシーケン
サ制御部29に入力され、このカット信号cは、各層毎
にスペーサ12の巻取機側から送出される。
【0085】カット信号cが入力されると、送り出し部
181に駆動信号が送出され、層間材16が所定の長さ
だけ送り出される。この際に、まず、所定時間層間材1
6の先端位置が定まり易いように低速で送り出して停止
する。
【0086】そして、この送り出し後の所定時間後
(0.5秒程度)に耳カッター部183を駆動させて、
層間材16にスリットsを形成する。このような層間材
16の送り出しと耳カッター部183の駆動とを交互に
繰り返しながら層間材16を送り出す。
【0087】そして、層間材16の先端を近接センサP
H5が検出すると、ゲート185が下降駆動され、ロー
ラ185bにより層間材16を支持台18c上に押さえ
込んで、層間材16の吸着位置ズレを防止する。
【0088】その後は、操作時間を短縮するために、送
り出し部181の送り出し速度を高速にして、ストック
スペース184に貯める。送り出し部181の送り出し
量が所定量になると、送り出しを停止して、 カット部
182に駆動信号を送出して、層間材16をその部分で
切断する。
【0089】カット部182を下方移動させて待機状態
にすると、層間材16の巻き付け準備が完了する。この
状態で吸引角パイプ200aが下降して、層間材16の
端部を吸着保持して上昇し、巻き付け機構20が水平移
動した後、吹き付けエアーノズル40aにより、端部が
吸着保持されている層間材16の後方にアシストエアー
を吹き付ける。
【0090】このエアー噴き付けは、先端側を吸着保持
されている層間材16の後端側が、自重により垂れ込ん
で、ボビン10のフランジに内に入り込んで、早めに巻
き付いたり、あるいは、最終巻きの巻き付け時に、重な
って巻き付いて、上下のスペーサ同士が直接巻き付く項
を防止するために行う。
【0091】以上のように構成したストック部180を
採用した場合には、上記実施例の作用効果に加えて、以
下の効果が得られる。
【0092】すなわち、本実施例の場合には、層間材1
6は、ロール状に捲回したものを用い、自動的にカット
部182で所定長さに切断するようにしているので、各
層に対応させて長さを設定する必要がなく、また、カセ
ットに装着する必要がなく、作業時間の大幅な省略が図
れる。
【0093】また、本実施例の場合には、プラチェーン
26aの繰り出し速度とスペーサ12の巻取り速度とを
同期させている。この理由は、以下の知得に基づいてい
る。すなわち、プラチェーン26aの繰り出し速度がス
ペーサ12の巻取り速度よりも遅くなると、層間材16
の送り速度は、押圧ローラ本体200cによりスペーサ
12と同じ速度で進行しており、その上から速度の遅い
プラチェーン26aの先端部分で押さえられることにな
る。
【0094】このような状態になると、後から送り出さ
れた層間材16がスペーサ12の巻きに添わず、しわに
なって折れ曲がったり、膨らみ曲がったりする。また、
速度が速いと、層間材16の先端からプラチェーン26
aが出て、層間材16を上手く押さえ込むことができな
かったり、既巻き付けスペーサ12’と直接接触して進
むため、傷がつくなど巻き付け不良となる。
【0095】そこで、本実施例では、図12に示すよう
に、スペーサ12の巻取り信号(図示省略のスペーサ1
2の製造装置の引取機から送出される。)36aを、F
/V変換36b,電流変換(4〜20mA)を介して、
プラチェーン26aの繰り出しモータ261bを制御す
るインバータ36に入力している。
【0096】このようなインバータ36の制御を採用す
ると、プラチェーン26aの繰り出し速度とスペーサ1
2の巻取り速度とを同期させることができ、前述した不
都合を回避できる。
【0097】図14及び図15は、本発明にかかる層間
材挿入装置の第3実施例を示しており、上記実施例と同
一もしくは相当する部分には、同一符号を付してのその
説明を省略するとともに、以下にその特徴点についての
み詳述する。
【0098】本実施例は、第1実施例の巻付け補助機構
26の変形例であり、第1実施例で示したプラチェーン
26aの繰り出し角度Kを可変とする揺動部50を設け
ている。
【0099】巻付け補助機構26のガイド部26cは、
プラチェーン26aが上方に載置されるレール260c
と、このレール260cを覆うカバー261cとを備え
ており、レール260cの先端側を切断して、ピン26
2cで連結することにより、上下方向に揺動自在に結合
している。
【0100】一方、揺動部50は、レール260cの先
端側下方に、一端が固設されたL字部材50aと、L字
部材の他端に設けられたギア50bとを備え、これらの
各部材は、所定間隔を隔てて平行に配置される一対のレ
ール260cにそれぞれ配置されている。
【0101】一対のギア50bは、ロッド50cにより
連結されているとともに、一方のギア50bには、駆動
モータ50dの回転軸に固設された原動ギア50eが歯
合している。
【0102】他方のギア50bには、ギア50bの回転
量を検出するアブソリュートエンコーダ50fが結合さ
れ、その絶対値パルス出力をカムポジショナ50gで取
り込んでいる。カムポジショナ50gでプラガイト角度
が、例えば、20°,30°,40°であれば、その角
度に変換して前後±2°に入ると、それぞれの角度にあ
わせて操作入力部30aへ制御出力してプラガイド26
0cの角度を調整できるようになっている。
【0103】このように構成した揺動部50によれば、
駆動モータ50dを回転駆動すると、これに伴って、ピ
ン262cから先端側のレール260cが、上下方向に
揺動移動し、レール260cに載置されているプラチェ
ーン26aの繰り出し角度Kを、例えば、20°,30
°,40°等の角度に調整できるようになっている。
【0104】この場合、カムポジショナ50gは、エン
コーダ50fの出力を角度に換算して、設定されたプラ
チェーン26aの繰り出し角度Kに対して、これが±2
°程度の範囲内になると、操作出力部30aに制御信号
を出力して、駆動モータ50dの回転制御を行う。
【0105】なお、図14,15に符号263cで示し
た部材は、レール260cの先端に立設されたプラチェ
ーン26aの横ズレ防止用ガイド片である。
【0106】以上のような揺動部50を採用すると、プ
ラチェーン26aの繰り出し角度Kを一定にした場合の
不都合を回避することができる。すなわち、層間材16
を挿入する際に、スペーサ12のボビン10に対する巻
き付けが進行して、巻き径が極端に大きくなり、これ
が、例えば、φ1650mm程度になると、巻き径への
乗りあがり角度が大きくなる。
【0107】この際に、層間材16の繰り出し角度Kが
一定の場合には、巻き径との角度差が大きくなって、プ
ラチェーン26aを角度Kで繰り出しても、これがスペ
ーサ12’に沿って前方に進まず、スペーサ12’上で
山なりになったりして、層間材16を円滑に挿入するこ
とが困難になる。
【0108】このような場合に、プラチェーン26aの
繰り出し角度Kを変更すると、このような不都合を回避
することができる。なお、プラチェーン26aの先端側
に一部上面側に粘着テープなどを貼り付けると、上述し
た不都合をより一層確実に防止することができる。
【0109】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かかる層間材挿入装置によれば、自動的に層間材を挿入
することができ、コストと人手の低減を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる層間材挿入装置の第1実施例を
示す全体側面図である。
【図2】図1の層間材挿入装置の上面図である。
【図3】図1に示した層間材挿入装置のストック部の詳
細説明図である。
【図4】図1の要部拡大図である。
【図5】図1に示した層間材挿入装置の巻付け補助機構
の要部拡大図である。
【図6】図1に示した層間材挿入装置の制御部のブロッ
ク図である。
【図7】図1に示した層間材挿入装置の巻付け機構の待
機位置Aにおける状態説明図である。
【図8】図6に示した待機位置Aから巻付け開始信号を
受けて作動する巻付け機構の作動初期の状態説明図であ
る。
【図9】図7に示した状態から引き続いて行われる巻付
け機構の作動説明図である。
【図10】図8に示した状態から引き続いて行われる巻
付け機構の作動説明図である。
【図11】本発明にかかる層間材挿入装置の第2実施例
を示すストック部の側面説明図である。
【図12】図11に示したストック部の制御部のブロッ
ク図である。
【図13】図11に示した耳カット部で形成されるスリ
ットの説明図である。
【図14】本発明にかかる層間材挿入装置の第3実施例
を示す巻付け補助機構の斜視図である。
【図15】図14の要部側面図である。
【符号の説明】
10 ボビン 10a 巻胴部 12 スペーサ 12’ 既巻付けスペーサ 14 トラバース機構 14a トラバースガイド 16 層間材 18 ストック部 18a 円筒ホルダ 18b 固定フランジ18c支持台 18d 脱着ストッパ 20 巻付け機構 20a 吸着保持部 20b 位置検出ローラ 20c 押圧ローラ 20d エアーノズル 20e 支持体 20f 移動台車シリンダー 22g 移動台車 26 巻付け補助機構 26a プラチェーン 26b 繰り出し部 28 制御部 29 シーケンス制御部 30 操作部 30a 操作入力部 30b 操作出力部 31 操作スイッチ類 32 センサ類 33 電磁弁 34 表示灯類 35 モータ類 35a 移動台モータ 36 インバータ 200a 角パイプ 200b ローラ本体 201a 角パイプシリンダー 201b 位置検出ローラシリンダー 201c 位置検出ローラセンサ 201d 後端検出光電スイッチ 261b 繰り出しモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴垣 哲男 岐阜県岐阜市薮田西2丁目1番1号 宇部 日東化成株式会社内 (72)発明者 清水 和克 岐阜県岐阜市薮田西2丁目1番1号 宇部 日東化成株式会社内 Fターム(参考) 2H001 BB07 KK12 MM02 3F056 AB01 AC00 DA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるボビンの外周に、光ファ
    イバケーブル用スペーサを、トラバース機構を介して、
    多層状に巻き付ける際に、クラフト紙やダンボール状シ
    ートなどのシート状層間材を、巻き付けられる前記スペ
    ーサの上下層間に挿入する層間材挿入装置において、 前記シート状層間材のストック部から送り出された前記
    層間材の端部を吸引して保持するとともに、前記トラバ
    ース機構により案内された前記スペーサが下層側の既巻
    付けスペーサ上に乗り上げる前に、前記層間材を前記既
    巻付けスペーサに押圧して、これを前記ボビンとともに
    回転させて、前記スペーサが下層側の既巻付けスペーサ
    上に乗り上げる直前に、前記層間材の端部をこれらの間
    に挿入させる層間材巻付け機構と、 前記層間材巻付け機構が前記層間材を前記既巻付けスペ
    ーサに押圧する状態を解除した後に、前記ボビンの回転
    に伴って、前記既巻付けスペーサ上に捲回される前記層
    間材のまくれ上がりを、その上方から規制する巻付け補
    助機構とを備えたことを特徴とする層間材挿入装置。
  2. 【請求項2】 前記ストック部は、所定長さに切断され
    た前記層間材を収納する複数の円筒状ホルダを備え、 前記ホルダ内に収納された前記層間材の一端側を、前記
    ホルダのスリットからそれぞれ突出させるとともに、突
    出された各層間材の端部を引き揃えて積層することを特
    徴とする請求項1記載の層間材挿入装置。
  3. 【請求項3】 前記ストック部は、ロール状に捲回され
    た前記層間材の端部を、前記層間材巻付け機構側に送り
    出す送出し部と、前記層間材が所定長さ送り出された際
    に、その長さ部分で前記層間材を切断するカット部とを
    有することを特徴とする請求項1記載の層間材挿入装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ストック部は、前記送出し部で送り
    出された前記層間材の幅方向の端部にスリットを形成す
    る耳カッター部を有することを特徴とする請求項3記載
    の層間材挿入装置。
  5. 【請求項5】 前記ストック部は、前記送出しで送り出
    された前記層間材のストックスペースを有することを特
    徴とする請求項3記載の層間材挿入装置。
  6. 【請求項6】 前記層間材巻付け機構は、 前記層間材の端部を吸引して保持する前後自在な層間材
    吸着保持部と、 前記既巻付けスペーサに当接して、その位置を検知する
    前後移動自在な位置検出ローラと、 前記層間材の端部を前記既巻付けスペーサに押圧する前
    後移動自在な押圧ローラと、 前記層間材吸着保持部に保持されている前記層間材の端
    部を前記押圧ローラ側に付勢するエアーを噴出するエア
    ーノズルと、 前記層間材吸着保持部と前記位置検出および押圧ローラ
    を支持する支持体と、 前記支持体の旋回移動部と、前記エアーノズルと前記支
    持体および前記旋回移動部が搭載され、これらを前記ボ
    ビンに対して、近接ないしは離間移動させる台車とを有
    することを特徴とする請求項2記載の層間材挿入装置。
  7. 【請求項7】 前記巻付け補助機構は、前記台車に搭載
    されたプラチェーンと、その繰り出し部とを備え、 前記プラチェーンは、屈曲方向が1方向に規制された板
    状リンクを連結したものであり、前記繰り出し部により
    前記ボビン側に繰り出された際に、前記既巻付けスペー
    サの外周に沿って湾曲することを特徴とする請求項3記
    載の層間材挿入装置。
  8. 【請求項8】 前記巻付け補助機構は、前記プラチェー
    ンの繰り出し角度を可変とする揺動部を有することを特
    徴とする請求項7記載の層間材挿入装置。
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JP2009103994A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ケーブルの製造方法および製造装置
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