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JP2002369816A - 中空針、該中空針を用いた検査チップおよび血液分析装置 - Google Patents

中空針、該中空針を用いた検査チップおよび血液分析装置

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Publication number
JP2002369816A
JP2002369816A JP2001182216A JP2001182216A JP2002369816A JP 2002369816 A JP2002369816 A JP 2002369816A JP 2001182216 A JP2001182216 A JP 2001182216A JP 2001182216 A JP2001182216 A JP 2001182216A JP 2002369816 A JP2002369816 A JP 2002369816A
Authority
JP
Japan
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needle
hollow needle
hollow
silicon
blood
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001182216A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Fujii
泰久 藤井
Hisashi Takada
久 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2001182216A priority Critical patent/JP2002369816A/ja
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な強度を有する細い注射針を提供する。 【解決手段】 中空針40は、シリコンで略中空円筒状
に形成される。一端にテーパ面46を有する。外径が2
00μm以下、長さが500μm以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空針、該中空針
を用いた検査チップおよび血液分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の血液検査では、採血後、血液を試
験管に移し遠心血球分離を行い、上澄み液だけを採取
し、別の試験管に移し、その後、検査のための検査装置
に移して、血液分析を行っている。このため、検査結果
が出るまでに、例えば数日を要する。また、血液も途中
で無駄に消費され、採血量は約5mlと多い。
【0003】採血には、一般にステンレス製の注射針が
用いられるが、注射針を刺すときに痛みを伴なう。その
ため、特に頻繁に検査が必要な人、高齢者、乳幼児にと
っては、非常に負担が大きく、低侵襲な採血が強く望ま
れている。
【0004】採血時の痛みを極力与えないようにするた
めは、細い注射針を用いればよい。
【0005】市販のステンレス製の注射針は、外径が
0.3mm以上である。現在の技術では、外径0.2m
m程度が技術的な限界である。
【0006】マイクロピペッターのように、ガラスを引
き伸ばせば、外径40μmの針も作ることは可能であ
る。しかし、熟練者が手作業により作るため、非常に高
価となり、一度に大量に高精度、低コストで作成するこ
とができない。また、ガラスは、中空針として十分な強
度を確保することができない。
【0007】特開2000−185034号公報には、
SOI(Silicon on Insulatin
g)ウエハーを用いてポンプと一体化して外径50μm
程度の針を作成することが提案されている。しかし、針
の具体的な形状や製造方法について、十分には開示され
ていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決しようとする技術的課題は、十分な強度を有する細
い注射針を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術的課
題を解決するために、以下の構成の中空針を提供する。
【0010】中空針は、シリコンで略中空円筒状に形成
される。一端にテーパ面を有する。外径が200μm以
下、長さが500μm以上である。
【0011】上記構成において、テーパ面は、中空針を
刺しやすくする。中空針を採血に用いる場合には、先端
が毛細血管に到達するように、500μm以上の長さが
必要である。シリコンを用いれば、ステンレス管では技
術的な限界である外径が200μm以下の中空針を作る
ことができる。シリコンは、破壊強さが大きく、化学的
に安定な材料であるので、中空針の材料として好適であ
る。また、シリコンを用いれば、半導体工程により、高
い加工精度で、大量に、かつ安価に、中空針を製造する
ことができ、テーパ面の形成も容易である。
【0012】したがって、、十分な強度を有する細い注
射針を提供することができる。
【0013】好ましくは、上記テーパ面が、シリコンの
結晶方位(111)面である。
【0014】シリコンの結晶方位(111)面は鏡面で
あり、強度も高いので、刺針時に抵抗が加わるテーパ面
に好適である。また、結晶方位(100)面に対して所
定のオリアングルの表面を有するシリコンウエハーを用
いれば、所望の角度のテーパ面を形成することができ
る。
【0015】具体的には、表面が結晶方位(100)面
に対して所定のオフアングルを有するシリコンウエハー
を用いる。結晶異方性エッチングにより上記テーパ面が
形成される。ウエットエッチングにより外周面および内
周面が形成される。
【0016】結晶異方性エッチングドライエッチングと
ウエットエッチングとを組み合わせることにより、シリ
コンウエハーの厚さ方向が中空針の軸方向となるように
して、中空針を作成することができる。
【0017】好ましくは、厚いシリコンウエハーに、T
EOS−CVDにより酸化膜をマスクとして成膜した
後、ドライエッチングにより外周面および内周面が形成
される。
【0018】通常のシリコンウエハー(例えば、厚さが
525μm)よりも厚いシリコンウエハーを用いること
により、シリコンウエハーの厚さ方向が中空針の軸方向
となるようにして、500μm以上の長さの中空針を作
ることができる。ドライエッチングを行うと、シリコン
のみならず、マスクの酸化膜も少しずつ除去される。例
えば、酸化膜(SiO)のエッチング速度は、シリコ
ン(Si)のエッチング速度の1/200である。厚い
シリコンウエハーに対してドライエッチングにより深い
加工(中空針の外径および内径の加工)を行うために
は、酸化膜も厚くする必要がある。酸化膜は、熱酸化法
によれば1.5μm程度の厚さまでしか形成することが
できないが、TEOS−CVDによれば、より厚い酸化
膜(例えば、厚さ5μm以上)を形成することができ
る。したがって、厚いシリコンウエハーを用いて、中空
針を加工することができる。
【0019】好ましくは、ライトエッチングにより、外
周面に凹凸が形成される。
【0020】中空針の外周面を鋸歯状とすることによ
り、中空針を刺しやすくすることができる。
【0021】また、本発明は、上記各構成の複数の中空
針を、針先を上にして、共通ベースの上面に立設したア
レイ針を、提供する。
【0022】複数の中空針を用いることにより、いずれ
かの中空針が被採血部位の毛細血管に到達する確率が増
大するので、確実に採血することができる。また、採血
量を確保することもできる。
【0023】また、本発明は、上記各構成の中空針、又
は上記構成のアレイ針を備えた検査チップを提供する。
【0024】検査チップは、中空針又はアレイ針で採血
した微量の血液を用いて、短時間で検査を行うようにす
ることができる。
【0025】また、本発明は、上記各構成の中空針、又
は上記構成のアレイ針を備えた血液分析装置を提供す
る。
【0026】血液分析装置は、中空針又はアレイ針で採
血した微量の血液を用いて、短時間で検査を行うように
することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る中
空針、該中空針を用いた検査チップおよび血液分析装置
について、図1〜図8を参照しながら説明する。
【0028】図4(a)は、単品針30を示す。図4
(b)は、剣山のように、複数の針31を共通ベース3
3上に並べ、針先を上にして林立させたアレイ針部32
を示す。
【0029】図1は、本体上面16にアレイ針部32を
備えた検査チップ10を示す。
【0030】検査チップ10内には、アレイ針部32と
流路23で接続された血球分離部24と、血球分離部2
4と流路25で接続された混合部26と、混合部26と
流路27で接続された検出部28とが配置されている。
【0031】検査チップ10は、本体と針31とを同じ
シリコンプロセスで作ることができる。あるいは、予め
作成した針31を、樹脂製の本体にインサート成型等に
より組み込むようにしてもよい。
【0032】検査チップ10のアレイ針部32に、採血
部位(例えば、耳たぶや指)を押しつけることにより、
アレイ針部32の各針31が採血部位に刺さる。アレイ
針部32に適宜間隔で複数の針31が配置されているの
で、針31のいくつかが採血部位の毛細血管に達し、毛
細管現象により採血することができる。これにより、採
血量を確保することができる。
【0033】採血された血液は、血球分離部24に送ら
れる。血球分離部24には、マイクロストラクチャー
(図示せず)が配置され、寸法の大きい赤血球等が引っ
掛かり、血球成分を除いた血漿成分が混合部26に送ら
れる。
【0034】混合部26には試薬が配置され、血漿成分
が試薬と混合する。混合液は、検出部28に送られる。
【0035】検査チップ10は、不図示の血液分析装置
に装着される。血液分析装置内には、不図示の分析部が
配置され、装着された検査チップ10の検出部28に対
向するようになっている。分析部は、例えば、検出部2
8に光を照射する光源と、検出部28からの反射光又は
透過光を検出する光検出器とを備え、血液と試薬との反
応結果を検出する。
【0036】図2は、変形例の検査チップ12を示す。
検査チップ12は、本体側面18にアレイ針部32が配
置され、ポンプ22を備える。アレイ針部32とポンプ
22とが流路21で接続され、ポンプ22と血球分離部
24とが流路23aで接続されている。他の部分は、図
1と同様に構成されている。ポンプ22を備えることに
より、細いために流路抵抗が大きい針31から、ある程
度まとまった量の血液を採血することができる。
【0037】図3は、他の変形例の検査チップ14を示
す。検査チップ14は、アレイ針部32の代わりに、単
品針30を用いる。単品針30とポンプ22とは流路2
1aで接続されている。他の部分は、図2と同様に構成
されている。この検査チップ14は、採血する静脈が決
まっている場合などに、好適である。
【0038】単品針30や、アレイ針部32の針31
は、例えば以下のようにシリコンプロセスにより、作成
することができる。
【0039】図8に示すように、シリコンウエハーを用
い、ドライエッチングとウエットエッチングとを組み合
わせて、先端にテーパがついた針を形成する。
【0040】まず、シリコン基板50の上下面に、酸化
膜52,54を形成する(図8(1)参照)。シリコン
基板50には、例えば厚さ1.5mmのシリコンウエハ
ーを用いる。酸化膜52,54は、例えば、それぞれの
厚さが10μmとなるように、TEOS−CVDにより
成膜する。具体的には、TEOS、すなわち(C
O)Siのガスをプラズマにして成膜する。これによ
り、低温で厚膜を形成することができる。
【0041】次に、上面にレジストを塗布し、所定のマ
スクパターンを露光し、現像する。そして、酸化膜をエ
ッチングした後、上面のレジストを剥離する(図8
(2)参照)。これにより、符号52aで示したよう
に、針のテーパとなる部分に対応して、上面の酸化膜5
2をエッチングにより除去する。レジスト塗布にはスピ
ンコ−ターを用いる。レジストには、例えばOFPR8
00を用いる。露光にはアライナーを用いる。現像には
NMD−3を用いる。酸化膜のエッチングには、例えば
RIEを用いる。
【0042】次に、同様、下面にレジストを塗布し、露
光、現像し、酸化膜をエッチングした後、レジストを剥
離する(図8(4)参照)。これにより、酸化膜54
は、符号54aで示したように、針の中空穴と針の周囲
とに対応する部分が、例えば2重円形状に完全に除去さ
れる。
【0043】次に、上面について、ウエットエッチング
(結晶異方性エッチング)を行い、符号50aで示す部
分を除去し、針のテーパ面となる部分を形成する(図8
(4)参照)。ウエットエッチングには、例えば、30
%水酸化カリウムを用い、深さ100μmまで加工す
る。シリコン基板50には、表面が(100)面のもの
を用い、異方性エッチングにより、鏡面で剛性が強い
(111)面がテーパ面となるようにする。
【0044】次に、下面について、ドライエッチングを
行い、針の外周を囲む部分50bと、針の中空穴となる
部分50cとを除去する(図8(5)参照)。ドライエ
ッチングには、例えば、ICP(高周波誘導結合型プラ
ズマ、Inductively Coupled Pl
asma)を用いる。このとき、針となる部分がシリコ
ン基板50から完全に分離してしまわないように、例え
ば上面側からワックスを塗布して仮固定することが好ま
しい。
【0045】次に、ライトエッチングを行い、針が刺さ
りやすくなるように、針の外周面となる部分50dを鋸
歯状に荒らす。例えば、50%水酸化カリウムを用いる
ウエット法で、数分間のエッチングを行う。なお、この
ライトエッチング工程は、省略することも可能である。
【0046】次に、下面の酸化膜54を剥離し、完全に
除去し、針となる部分51を基板50から分離する(図
8(7)参照)。酸化膜54の剥離は、ウエット法で行
う。
【0047】最後に、親水化処理を行い、中空穴51a
を液体が流れやすいようにする。親水化処理は、例え
ば、Oガスを用いるドライ法で行う。または、10%
HClを針の中空部に流すウエット法で行う。
【0048】以上の工程により、加工精度が高い針を低
コストで量産することが可能である。
【0049】通常、ICを作るシリコンウエハーの表面
は、結晶方位(100)面である。このようなシリコン
ウエハーを用いて、上述したように針を作ると、針先の
先端角は35.3°に固定される。しかし、例えば、ガ
ラスを引き伸ばして作った針では、30°程度の先端角
が好適であるとの研究報告もある。
【0050】先端角を任意に変えるためには、適宜なオ
フアングルのシリコンウエハーを用いればよい。
【0051】シミュレーション結果の一例によれば、結
晶方位(100)面に対して±9.6°のオフアングル
を持つシリコンウエハーに対して、40重量%の水酸化
カリウムを用い、40°Cでエッチングを行えば、先端
角を25.6°とすることができる。
【0052】ところで、ガラスでは、引張り強度(破壊
強度)が非常に弱い。破壊強度は、ニッケルが500〜
900MPa、ステンレスが1GPa、シリコンが7.
0GPaであり、シリコンで作成した針は、十分な強度
を確保することができる。
【0053】次に、図5〜図7を参照しながら、シリコ
ンを用いた中空針の応力計算例について説明する。
【0054】まず、計算条件について説明する。図5に
示すように、中空針40の先端40aから根元40bま
での軸方向長さが1mm、先端角θが35.3°とす
る。針先のテーパ面46に、矢印48で示す軸方向と、
矢印49で示す曲げ方向とに、それぞれ63.662N
/mmの圧力(直径200μmに2Nが必要という実
績から換算)を加えた場合について、根元40bの拘束
面から軸方向に10μm離れた面40cにおけるミゼス
の相当応力を計算した。中空穴42の内径と、外周面4
4の外径との比を1:2に固定し、外径20、60、1
00、150μmについて計算した。中空針40の材質
はシリコンで、ヤング率E=127.4GPa、ポアソ
ン比は0.3とした。
【0055】図6は、軸方向に圧力が加わった場合の計
算結果である。シリコンの引張り強さ7.0GPaに対
して、計算結果は1桁小さいので、中空針40は十分な
強度を有することが分かる。
【0056】図7は、曲げ方向に圧力が加わった場合の
計算結果である。中空針40の外径が100μmより小
さくなると、シリコンの引張り強さ7.0GPaを越え
るので、中空針40は破損するおそれがあることが分か
る。中空針40の軸方向長さを短くしたり、内径を小さ
くするなどすれば、曲げ方向に圧力が加わった場合の強
度を確保することが可能である。
【0057】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【0058】
【発明の効果】中空針は、シリコンプロセスを用いた化
学的エッチング加工によって作成するので、内径、外形
が小さくても、高精度に加工することができる。また、
先端のテーパ形状も高精度に欠陥なく作成できる。
【0059】また、内径、外形は任意寸法に変えること
ができる。先端角も、使用するシリコンウエハー表面の
オフアングルを変えることにより、ある程度任意に変え
ることができる。
【0060】また、外径が200μm以下と小さいの
で、一度に多量に低コストに作成可能である。例えば、
4インチウエハー1枚で約1000本、8インチウエハ
ー1枚で約4000本を同時に作成できる。上記のよう
な方法を用いれば、内径約10μm程度までは、加工可
能である。
【0061】シリコンを材料とするので、破壊強さが
7.0GPaと、従来のガラスやステンレスに比べる
と、各段に大きいので、採血時にかかる針への応力によ
る破壊が他の材料と比べて極端に起こりにくい。
【0062】また、シリコンを材料とするので、生体組
織に対して化学的に安定である。
【0063】また、片側をテーパ加工でき、またテーパ
面がシリコンの(111)方位面なので、鏡面で他の方
位より機械的強度が強く、比較的圧力のかかる針先とし
てはさらに有利である。
【0064】針径を小さくすることにより、低侵襲を達
成することができる。
【0065】針単品もしくは、数本以内で使用する場合
には、同じシリコンプロセスで作ったマイクロポンプを
同じ基板上に配置し、超小型の採血セットとして使用す
ることができる。また、同じシリコンプロセスにより、
血液分析(診断)を行うための検査チップを同じ基板上に
作成することも可能である。
【0066】アレイ状に針を複数本セットにした剣山の
ような針として使えば、毛細管力のみでも必要な採血量
を確保できる。また、同じシリコンプロセスにより血液
分析(診断)を行うための検査チップを同じ基板上に作成
できる。
【0067】また、複数本セットにしたアレイ状の針を
使用することにより耳たぶ、指先等に穿刺した際に、針
先が毛細血管に到達する確率も増えてくるので、より血
液を採取しやすい。
【0068】シリコンプロセスで針を作成できるので、
同じシリコンプロセスで同時に、ポンピング機構、血球
分離機構、混合機構、検出機構を同じチップ上に配置
し、超小型の採血から血液分析までのトータルなシステ
ムチップ(検査チップ)を構成することができる。この
ことは、ハイスループット化につながり、採血から血液
分析まで非常に短時間で行え、また血液量の無駄もなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る検査チップの構成図
である。
【図2】 変形例の検査チップの構成図である。
【図3】 他の変形例の検査チップの構成図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る単品針およびアレイ
針部の構成図である。
【図5】 計算モデルの説明図である。
【図6】 中空針の外径と応力の関係を示す図である。
【図7】 中空針の外径と応力の関係を示す図である。
【図8】 中空針の製造工程の説明図である。
【符号の説明】
30,31,40 中空針 42 中空穴 44 外周面 46 テーパ面 50 シリコン基板(シリコンウエハー) 52,54 酸化膜 θ 先端角
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61M 5/14 369B Fターム(参考) 4C038 TA06 UJ01 4C066 BB01 CC01 FF05 KK03 KK04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンで略中空円筒状に形成され、一
    端にテーパ面を有し、外径が200μm以下、長さが5
    00μm以上の中空針。
  2. 【請求項2】 上記テーパ面が、シリコンの結晶方位
    (111)面であることを特徴とする、請求項1記載の
    中空針。
  3. 【請求項3】 表面が結晶方位(100)面に対して所
    定のオフアングルを有するシリコンウエハーを用い、 結晶異方性エッチングにより上記テーパ面が形成され、 ウエットエッチングにより外周面および内周面が形成さ
    れたことを特徴とする、請求項1記載の中空針。
  4. 【請求項4】 厚いシリコンウエハーに、TEOS−C
    VDにより酸化膜をマスクとして成膜した後、ドライエ
    ッチングにより外周面および内周面が形成されたことを
    特徴とする、請求項1記載の中空針。
  5. 【請求項5】 ライトエッチングにより、外周面に凹凸
    が形成されたことを特徴とする、請求項1記載の中空
    針。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載の複数の中空針を、針
    先を上にして、共通ベースの上面に立設したことを特徴
    とする、アレイ針。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5記載の中空針、又は請求
    項6記載のアレイ針を備えた、検査チップ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至5記載の中空針、又は請求
    項6記載のアレイ針を備えた、血液分析装置。
JP2001182216A 2001-06-15 2001-06-15 中空針、該中空針を用いた検査チップおよび血液分析装置 Pending JP2002369816A (ja)

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