JP2002367909A - 窒化物半導体膜およびその製造方法 - Google Patents
窒化物半導体膜およびその製造方法Info
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Abstract
に存在する結晶欠陥の上層の窒化物半導体層への拡張が
抑制されている窒化物半導体膜およびその製造方法を提
供することにある。 【解決手段】 窒化物半導体層の上面に存在する結晶欠
陥を選択的にエッチングしてエッチピットを形成し、該
窒化物半導体層上に前記エッチピットが完全には埋まら
ないように新たな窒化物半導体層を成長させることを特
徴とする窒化物半導体膜の製造方法、および、二層の窒
化物半導体層が積層されてなる構造を有し、二層の界面
における下層の窒化物半導体層側にエッチピットが形成
されており、上層の窒化物半導体層における結晶欠陥密
度が下層の窒化物半導体層におけるそれよりも低いこと
を特徴とする窒化物半導体膜。
Description
よびその製造方法、さらには該窒化物半導体膜を含む半
導体装置に関する。
わたる直接遷移半導体であるGaN系III−V族化合物
半導体(以下、GaN系半導体という)は、可視領域か
ら紫外領域までの発光を得ることができる半導体レーザ
ダイオード(LD)や発光ダイオード(LED)などの
半導体発光素子の実現を可能にすることから、近年、そ
の開発が活発に行われている。その中でも特に、光記録
の分野では、光ディスクなどの記録密度を向上させるた
め、発光波長400nm程度の光が得られる青紫色半導
体LDの実用化が求められている。また、発光波長46
0nm程度の青色半導体LDはレーザディスプレーへの
応用が期待されており、さらに、発光波長380nm以
下の紫外光半導体LDは蛍光体励起用光源への応用が期
待されている。
いては、結晶欠陥、特に膜の厚さ方向に伝搬する貫通転
位が、膜表面近傍に作製されるデバイス活性層にとって
有害で、電流リーク箇所や非発光中心などとして働き、
デバイスの電気的・光学的特性を損なうものとして知ら
れている。従って、GaN系半導体発光素子を製作する
ためには、結晶欠陥、特に貫通転位を極力低減しなけれ
ばならない。近年、結晶欠陥、特に貫通転位を低減する
方法として、ELO(Epitaxial Latera1 0vergrowth)
法に代表されるエピタキシャルに横方向成長を用いる方
法が採用されている。具体的には、「特公平6-105797号
公報」、「特開平10-312971号公報」 、「T.S. Zheleva et
a1., MRS Internet J. Nitride Semicond.Res.4Gl,G3.3
8(1999)」等に、この技術を使った結晶欠陥密度低減技術
が開示されている。
青色半導体レーザ素子では、GaNとの格子整合性が良
い適当な基板がないため、主にサファイア基板が用いら
れている。しかし、サファイア基板は、GaNとの格子
整合性が悪く熱膨張係数差が大きいこと、熱伝導性が低
いこと、へき開面の形成不良が発生しやすいこと等によ
り、レーザ性能の低下を招くという問題がある。
性GaN基板を量産し、その上にレーザ構造を作製する
ことが提案されている。 「A. Usui et al., Jpn. J. Ap
pl.Phys. 36(1997) L899」および「特開平10-312971号公
報」 には、HVPE (Hydride Vapor Phase Epitaxial
Growth)法を用いてGaN基板を作製することが開示さ
れている。また、そのGaN基板上にレーザ構造を作製
する試みが「M. Kuramoto et al., Jpn. J. App1. Phys.
38 (1999) L184」に開示されている。
基板上にGaN系青色半導体レーザ素子を作製する場
合、サファイア基板を用いる場合に比べて放熱特性がよ
く、またへき開法による端面が良好に形成できるもの
の、サファイア基板上にELO法を用いて形成されるG
aNエピタキシャル膜における結晶欠陥密度(最も低い
場合)に比べて結晶欠陥密度が高くなるという問題点が
生じる。
により得られるGaN基板のさらなる低欠陥化が望まれ
る。HVPE法によるGaN基板は、サファイア基板あ
るいはGaAs基板など異種基板上に数百ミクロン厚も
のGaN厚膜を形成することによって得られるが、この
際、結晶欠陥密度を低減するためにELO法を併用する
方法が知られている。しかし、それでも、サファイア基
板上にELO法を用いて形成されるGaNエピタキシャ
ル膜の結晶欠陥密度(最も低い場合)に比べて、HVP
E法によるGaN基板の結晶欠陥密度は高い値となる。
また、 ELO法を多段階用いる方法も考えられるが、厚
膜形成時のそりなどの問題などによって、大面積の基板
を得ることは実用的に不可能である。以上のように、H
VPE法により得られるGaN基板の結晶欠陥密度を低
く抑え、かつ実用的なGaN基板を得ることは困難であ
った。
基板にGaNエピタキシャル膜を成長させる際、GaN
基板における結晶欠陥がGaNエピタキシャル膜に拡張
するのを抑えることにより素子の低欠陥化を図る目的
で、 エピタキシャル成長にELO法を用いることが考え
られる。「S. Nakamura et al., Jpn. J. App1. Phys.V
ol.39 (2000) L647」で開示されているように、この方
法を用いて製作したGaN系半導体レーザは、60℃で
推定寿命1500時間と十分実用的な寿命が得られてい
る。
されているように、 ELO法によるストライプ状マスク
端上や中央上部に沿った領域は、逆に結晶欠陥密度が高
くなっている。これは、「A. Sakai et al., Appl. Phy
s. Lett., vol.73 p.481 (1998)」や「S. Tomiya et a1.,
App1. Phys. Lett., vol.77 p.636 (2000)」に開示され
ているように、ストライプ状マスク上の結晶軸がマスク
間の窓領域の結晶軸に比べて傾いているため、新たな結
晶欠陥が発生したことが原因である。
GaN基板を用いてGaN系膜をエピタキシャル成長
し、例えばGaN系半導体レーザなどのGaN系半導体
装置を製作する場合、GaN基板の結晶欠陥密度を低減
させることは実用上困難であり、またかかるGaN基板
の上にGaNエピタキシャル膜を成長させる際に、Ga
N基板の結晶欠陥が拡張したり、新たな結晶欠陥が発生
したりするため、装置全体において結晶欠陥密度が高く
なってしまうという問題があった。
の窒化物半導体層に存在する結晶欠陥の上層の窒化物半
導体層への拡張が抑制されている窒化物半導体膜および
その製造方法、さらに、該窒化物半導体膜を用いた結晶
欠陥密度が全面に渡って低くなっている半導体装置を提
供することにある。本発明の他の目的は、窒化物半導体
層の上面の結晶欠陥を選択的に除去する方法、および該
方法を用いた窒化物半導体層の上により結晶欠陥密度の
低い窒化物半導体層をエピタキシャル成長させる方法を
提供することにある。
を達成するために鋭意検討した結果、窒化物半導体層の
上面に存在する結晶欠陥を選択的にエッチングしてエッ
チピットを形成し、該窒化物半導体層上に前記エッチピ
ットが完全には埋まらないように新たな窒化物半導体層
を成長させることにより、下層の窒化物半導体層に存在
する結晶欠陥の上層の窒化物半導体層への拡張が抑制で
きるという思いがけない知見を得た。かかる方法により
得られる窒化物半導体膜を有する半導体装置は、結晶欠
陥が全面に渡って低減されている。その結果、該半導体
装置は電気的・光学的な特性が損なわれることなく、従
来の装置に比べ良好な電気的・光学的特性を有する。
明する。本発明者らは、従来の方法によりGaN基板あ
るいはGaN薄膜(以下、「下層GaN層」という)上
にELO法によってエピタキシャル成長させたGaNエ
ピタキシャル膜を評価した。従来、かかるGaNエピタ
キシャル膜を得るには、下層GaN層をシリコン酸化膜
やシリコン窒化膜などでマスクし、該マスクを部分的に
除去して複数の窓部を設け、露出した下層GaN層部分
を種として、種部より下層GaN層表面に平行な方向に
連続してGaN単結晶をエピタキシャル成長させ、さら
に隣接する種部より成長したエピタキシャル成長部分と
接合して一体化させるという方法がとられている。
導体膜を解析したところ、下層GaN層とマスクとの界
面において下層GaN層が部分的にエッチングされてい
ることを見出した。さらに、本発明者らは上記窒化物半
導体膜を注意深く解析したところ、結晶欠陥が選択的に
エッチングされていることを知見した。この様子を図1
に模式的に示す。本発明者らは、かかる現象について鋭
意検討したところ、上記のような現象が見られるのは、
下層GaN層に存在する結晶欠陥の結合状態が周囲の結
晶とは異なり弱くなっているため、結晶成長時に用いる
高温アンモニアガスや高温水素ガスがマスク材を通じて
結晶欠陥を選択的にエッチングしたためであるという知
見を得た。
膜において、下層GaN層の結晶欠陥に比べてエッチン
グ量は少ないものの、マスク材の膜厚も減少しているこ
とを見出した。かかる解析結果から、本発明者らは結晶
成長時に用いる高温アンモニアガスや高温水素ガスが下
層GaN層の結晶欠陥のみならずマスク材も同時にエッ
チングするという知見も得た。
下記方法によれば、下層の窒化物半導体層に存在する結
晶欠陥が上層の窒化物半導体層へ拡張するのを抑制する
ことができるという思いがけない知見を得た。すなわ
ち、かかる方法とは、下層GaN層にマスク材を堆積
し、マスク材を通して結晶成長時に用いる高温アンモニ
アガスや高温水素ガスを作用させることにより、窒化物
半導体層とマスク材の界面における窒化物半導体層の結
晶欠陥を選択的にエッチングし、さらに上記高温ガスに
よりマスク材をもエッチングし、その後、前記窒化物半
導体層上に前記エッチピットが完全には埋まらないよう
に新たな窒化物半導体層を成長させるという方法であ
る。
より上述した本欄冒頭の知見を得ることができ、本発明
を完成した。
体層の上面に存在する結晶欠陥を選択的にエッチングし
てエッチピットを形成し、該窒化物半導体層上に前記エ
ッチピットが完全には埋まらないようにして新たな窒化
物半導体層を成長させることを特徴とする窒化物半導体
膜の製造方法、(2) エッチング前に窒化物半導体層
の上面にマスク材を堆積させ、エッチング後にマスク材
を除去することを特徴とする前記(1)に記載の窒化物
半導体膜の製造方法、(3) マスク材を堆積させる窒
化物半導体層が、n型またはp型不純物がドープされて
いてもよいGaN結晶基板またはGaNエピタキシャル
膜であることを特徴とする前記(2)に記載の窒化物半
導体膜の製造方法、(4) 結晶欠陥の選択的エッチン
グが、高温ガスにより行われることを特徴とする前記
(2)に記載の窒化物半導体膜の製造方法、(5) 高
温ガスが、高温アンモニアガスまたは/および高温水素
ガスであることを特徴とする前記(4)に記載の窒化物
半導体膜の製造方法、に関する。
材の除去も高温ガスにより行われることを特徴とする前
記(4)に記載の窒化物半導体膜の製造方法、(7)
高温ガスが、高温アンモニアガスまたは/および高温水
素ガスであることを特徴とする前記(6)に記載の窒化
物半導体膜の製造方法、(8) マスク材が、シリコン
酸化膜またはシリコン窒化膜であることを特徴とする前
記(2)に記載の窒化物半導体膜の製造方法、(9)
新たな窒化物半導体層の成長が、下層の窒化物半導体層
に対して垂直な方向への成長速度よりも平行な方向への
成長速度のほうが速い条件で行われることを特徴とする
前記(2)に記載の窒化物半導体膜の製造方法、に関す
る。
半導体層が積層されてなる構造を有し、二層の界面にお
いて下層の窒化物半導体層側にエッチピットが形成され
ており、上層の窒化物半導体層における結晶欠陥密度が
下層の窒化物半導体層におけるそれよりも低いことを特
徴とする窒化物半導体膜、(11) 下層の窒化物半導
体層が、n型またはp型不純物がドープされていてもよ
いGaN結晶基板またはGaNエピタキシャル膜である
ことを特徴とする前記(10)に記載の窒化物半導体
膜、(12) 上層の窒化物半導体層が、n型またはp
型不純物がドープされていてもよいGaN層であること
を特徴とする前記(11)に記載の窒化物半導体膜、に
関する。
に記載の窒化物半導体膜を構成要素として含むことを特
徴とする半導体装置、(14) 前記(10)に記載の
窒化物半導体膜上に、複数の窒化物半導体層が積層され
ていることを特徴とする前記(13)に記載の半導体装
置、(15) ダブルへテロ構造を含む窒化物半導体発
光装置である前記(14)に記載の半導体装置、(1
6) 窒化物半導体レーザである前記(15)に記載の
半導体装置、に関する。
体層の上面にマスク材を堆積し、窒化物半導体層とマス
ク材の界面における窒化物半導体層の結晶欠陥を選択的
にエッチングしてエッチピットを形成し、ついでマスク
材を除去し、その後、前記窒化物半導体層上に前記エッ
チピットが完全には埋まらないようにして新たな窒化物
半導体層を成長させることを特徴とする2層の窒化物半
導体層からなる窒化物半導体膜の製造方法、(18)
窒化物半導体層の上面にマスク材を堆積し、窒化物半導
体層とマスク材の界面における窒化物半導体層の結晶欠
陥を選択的にエッチングしてエッチピットを形成し、つ
いでマスク材を除去し、その後、前記窒化物半導体層上
に前記エッチピットが完全には埋まらないようにして新
たな窒化物半導体層を成長させることを特徴とする窒化
物半導体層の上により結晶欠陥密度の低い窒化物半導体
層を成長させる方法、(19) 窒化物半導体層の上面
にマスク材を堆積し、マスク材を通して高温ガスを作用
させることにより、窒化物半導体層とマスク材の界面に
おける窒化物半導体層の結合の弱い部分を選択的にエッ
チングすることを特徴とする窒化物半導体層の上面の結
晶欠陥を選択的に除去する方法、に関する。
に存在する結晶欠陥を選択的にエッチングしてエッチピ
ットを形成し、該窒化物半導体層上に前記エッチピット
が完全には埋まらないようにして新たな窒化物半導体層
を成長させることを特長とする2層の窒化物半導体層か
らなる窒化物半導体膜の製造方法を提供する。なお、
「窒化物半導体層の上面」とは、該窒化物半導体層の上
に新たな窒化物半導体層を成長させる際に、その成長基
板となる面をいう。
式InxAlyGazN(x,y,z≧1,x+y+z
=1)において組成比x、y及びzをぞれぞれの範囲内
で変化させたすべての組成の半導体を含むものを基本と
する。例えば、InGaN(x=0.4、y=0、z=
0.6)も「窒化物半導体」に含まれる。さらに、III
族元素であるIn、Al、Gaの一部をB(硼素)に置
き換えたものや、V族元素であるNの一部をAs(砒
素)やP(燐)に置き換えたものも含まれる。この際、
III族元素には、上記の3つの元素(In、Al、G
a)のいずれか1つ、およびV族元素には必ずN(窒
素)が含まれている。なお、上記GaN系半導体は、窒
化物半導体に含まれる概念である。
法において、「窒化物半導体層の上面に存在する結晶欠
陥を選択的にエッチングしてエッチピットを形成する」
方法としては、窒化物半導体層の上面にマスク材を堆積
し、窒化物半導体層とマスク材の界面における窒化物半
導体層の結晶欠陥を選択的にエッチングし、エッチピッ
トを形成する方法が、好適な例として挙げられる。
なわち本発明に係る二層の窒化物半導体層からなる窒化
物半導体膜において下層となる窒化物半導体層(以下、
「下層窒化物半導体層」という)としては、窒化物半導
体からなる基板が挙げられる。なかでも、該基板として
は、n型またはp型不純物がドープされていてもよいG
aN結晶基板を用いるのが好ましく、Siなどのn型不
純物がドープされたc面GaN結晶基板を用いるのがよ
り好ましい。また、下層窒化物半導体層には、格子定数
や熱膨張係数が異なる基板上に成長している窒化物半導
体のエピタキシャル膜も含む。格子定数や熱膨張係数が
異なる基板としては、特に限定されないが、サファイア
基板、SiC、Si、GaAs、スピネルまたはZnO
等を挙げることができる。
物半導体層が保護膜上に成長しないか、もしくは成長し
がたい性質を有する材料であれば特に限定されず、例え
ばSiOx、SiNx、TiN、TiO、Wなどが挙げ
られる。中でも、マスク材としては、SiOxで示され
るシリコン酸化膜またはSiNxで示されるシリコン窒
化膜を使用することが好ましい。
ける下層窒化物半導体層の結晶欠陥を選択的にエッチン
グしてエッチピットを形成するには、マスク材を堆積し
た下層窒化物半導体層をマスク材を通して高温ガスと接
触させることが好ましい。結晶に欠陥が生じている部分
は、結合状態が周囲とは異なり弱くなっているため、上
記の処理により結晶欠陥が選択的にエッチングされ、エ
ッチピットを形成される。
層の結晶欠陥密度などにより異なるので一概には言えな
いが、約100〜2000℃程度が好ましく、約500
〜1500℃程度がより好ましく、約700〜1200
℃がさらに好ましい。高温ガスの代わりに、高周波放電
を起こしたり光を照射したりして、運動エネルギーが増
大された気体を用いてもよい。
スまたは/および高温水素ガスを用いるのが好ましい。
特に、約900〜1100℃程度、より好ましくは約1
000℃程度に加熱されたアンモニアガスまたは/およ
び水素ガスを用いるのがより好ましい。
マスク材の界面における下層窒化物半導体層の結晶欠陥
を選択的にエッチングし、下層窒化物半導体層にエッチ
ピットを形成させた後、マスク材を除去する。マスク材
を除去する方法は、公知の方法を用いてよい。中でも、
上記と同様に、高温ガスによりマスク材をエッチングす
るという方法が好適に用いられる。
化物半導体層の上に新たな窒化物半導体層(以下、「上
層窒化物半導体層」という)を成長させる。上層窒化物
半導体層を成長させる方法としては、特に限定されず、
例えば、有機金属気層成長(MOCVD)法、ハライド
気相成長法または分子線エビタキシー(Molecular Beam
Epitaxy;MBE)法など公知の方法を用いてよい。な
かでも、MOCVD法を用いるのが好ましい。
は、下層窒化物半導体層の表面に形成されたエッチピッ
トが完全には埋まらないようにする。そのために、上層
窒化物半導体層の成長が、下層窒化物半導体層に対して
垂直な方向への成長速度よりも平行な方向への成長速度
のほうが速い条件で行われることが好ましい。なお、
「エッチピットが完全には埋まらない」とは、エッチピ
ッドが埋まり消失してしまわなければよく、エッチピッ
ドが全く埋まらない場合はもちろん、部分的に埋まる場
合も含まれる。
を詳細に説明する。図2(a)に示したように、窒化物
半導体基板あるいは窒化物半導体エピタキシャル膜など
下層窒化物半導体層の上にシリコン酸化膜あるいはシリ
コン窒化膜などのマスク材を堆積させる。続いて、これ
をしばらく、高温ガス、好ましくはアンモニア(N
H 3)ガスおよび/または水素(H2)ガスに曝露する
ことによって、図2(b)に示すように、下層窒化物半
導体層とマスク材の界面における下層窒化物半導体層の
ダメージ箇所23bや貰通転位23aなどの結晶欠陥が
選択的にエッチングされ、エッチピット25が形成され
る。
モニア(NH3)ガスおよび/または水素(H2)ガス
に曝露することによって、エッチピットの形状を増大さ
せ、同時にマスク材をもエッチングさせることによって
マスク材を消失させることができる(図2(c))。この
工程でマスク材が下層窒化物半導体層内に拡散する可能
性がある。しかし、マスク材がシリコン酸化膜である場
合、その構成元素であるシリコンや酸素は窒化物半導体
結晶内ではn型不純物として働くため、 下層窒化物半導
体層がn型窒化物半導体層となるのみで、特に問題はな
い。また、マスク材がシリコン窒化膜である場合、シリ
コンは窒化物半導体結晶内ではn型不純物として働き、
窒素は窒化物半導体結晶の構成元素であるため、上記と
同様に特に問題がない。この後、エッチピットが完全に
は埋まらないように、横方向の成長速度が垂直方向の成
長速度よりも速い成長条件にて上層窒化物半導体層をエ
ピタキシャル成長させることによって、下層窒化物半導
体層に比べて結晶欠陥密度が低い上層窒化物半導体層を
得ることができる。
造方法の具体的実施態様を、図3を用いてさらに詳細に
述べる。かかる具体的実施態様は、本発明に係る窒化物
半導体膜の製造方法の好ましい態様であるが、本発明は
これに限定されるものではない。n型不純物がドープさ
れたc面GaN結晶基板31を十分洗浄した後、電子ビ
ーム蒸着装置内に搬送し、シリコン酸化膜からなるマス
ク材32を約5nm程度堆積させる(図3(a))。引
き続き、試料をMOCVD (Metal Organic Chemical V
apor Deposition有機金属気相成長)装置内に搬送する。
MOCVD炉内で、試料を約1000℃程度の温度に加
熱しながら、同時にアンモニア(NH3)ガスとGaN系
エピタキシャル成長に必要な水素(H2)と窒素
(N2)との混合ガスを流す。この工程において、これ
らのガスがマスク材32を貫通することによって、Ga
N結晶基板31にエッチピット35が形成される(図3
(b))。
スによりエッチングされ、消失するまでこの工程を続け
る(図3(c))。マスク材32がほぼ消失するのと同
時に、GaN系半導体のIII族元素のGaの原料であ
る、例えば、トリメチルガリウム((CH3)3Ga,
TMG)をMOCVD装置内に流すことによって、Ga
Nエピタキシャル成長を開始させる。この際、GaNエ
ピタキシャル成長は、横方向成長速度が速い条件、すな
わち、c軸の成長速度が遅い条件で成長させることで、
エッチピット35が完全には埋まらないようにさせて、
GaNエピタキシャル膜34を得る(図3(d))。
膜の製造方法は、下層窒化物半導体層に存在する結晶欠
陥が上部へと拡張するのを実質的に防ぐことができると
いう利点を有する。その結果、本発明に係る窒化物半導
体膜の製造方法を用いれば、2層の窒化物半導体層の界
面における下層窒化物半導体層側にエッチピットが形成
されており、上層窒化物半導体層における結晶欠陥密度
が下層窒化物半導体層におけるそれよりも低いことを特
長とする本発明に係る窒化物半導体膜が得られる。
物半導体膜は、膜全体にわたって結晶欠陥密度が低減さ
れているという利点を有する。また、マスク材が除去さ
れていることから、膜内にマスク材が内在されたままで
あることによる端面形成における劈開時の劈開端面の不
良を抑制することができる。さらに、本発明に係る窒化
物半導体膜においては、窒化物半導体基板を用いること
ができるので、格子定数や熱膨張係数の異なる基板を用
いることによるレーザ性能の低下という従来の問題点も
解消できる。
上記窒化物半導体膜を有することを特長とする。本発明
にかかる半導体装置としては、本発明に係る上記窒化物
半導体膜上に、複数の窒化物半導体層が積層されている
半導体装置が挙げられる。より具体的には、例えば、窒
化物半導体レーザやLEDなどの窒化物半導体発光装
置、またはFETなどの電子走行装置などが挙げられ
る。本発明に係る半導体装置は、当技術分野において知
られている公知の構造をとっていてよく、自体公知の方
法によって容易に製造することができる。
に、窒化物半導体レーザについて図4を用いて以下に詳
細に説明する。本発明に係る窒化物系半導体レーザは、
Siが添加されているGaNからなる基板41のc面上
に厚さ約2μmのGaN層43が積層されている。この
GaN層43は、n型不純物としてSiが添加されてい
るn型GaNにより構成されている。n型GaN基板4
1とn型GaN層43の界面には、エッチピット42が
形成されているが、これはn型GaN基板中の結晶欠陥
が上部への拡張を阻止するために形成したものである。
このn型GaN層43の上には、窒化物半導体層として
n側クラッド層44、n側光ガイド層45、活性層4
6、キャップ層47、p側光ガイド層48、p側クラッ
ド層49およびp側コンタクト層50が順次積層されて
いる。
度であり、n型不純物としてSiが添加されているn型
AlGaN混晶により構成されている。n側光ガイド層
45は、厚さが約0.1μm程度であり、n型不純物と
してSiが添加されているn型GaNにより構成されて
いる。活性層46は、井戸の厚さが約3nm程度であり
バリア層の厚さが約4nm程度の多重量子井戸(MQ
W)構造を有するGaInN混晶により構成されてい
る。キャップ層47は、劣化防止層とも称され、p側光
ガイド層を含む上部構造を活性層7の上に形成する際に
活性層7が劣化するのを防止するために設けてあって、
厚さが約20nm程度のAlGaN混晶により構成され
ている。
m程度であり、p型不純物としてMgが添加されている
p型GaNにより構成されている。p側クラッド層49
は、厚さが約0.5μm程度であり、p型不純物として
Mgが添加されているp型AlGaN混晶により構成さ
れている。また、p側クラッド層49は、AlGaN層
とGaN層とからなる超格子構造により構成されていて
もよい。p側コンタクト層50は、厚さが約0.1μm
程度であり、p型不純物としてMgが添加されているp
型GaNにより構成されている。p側クラッド層50の
上部とp側コンタクト層51は、電流狭窄をするために
断面形状をテーパー状でストライプ状の上部メサ構造に
加工されていてもよい。
イ素(SiO2)などの絶縁材料よりなる絶縁層51と
共に、この絶縁層51に設けられた開口を介してp側電
極52が形成されている。p側電極52は、p側コンタ
クト層50の側からパラジウム(Pd)、白金(Pt)
および金(Au)が順次積層された構成となっている。
なお、このp側電極52は、電流狭窄をするために細い
帯状(図4においては図面に対して垂直方向に延長され
た帯状)に形成されている。また、n型のGaN基板4
1の下には、該基板41の側からチタン(Ti),アル
ミニウム(Al)および金(Au)が順次積層されたn
側電極43が設けられている。この窒化物半導体レーザ
は、また、図示はしないが、p側電極52の長さ方向
(すなわち共振器長方向)と垂直な一対の側面に、反射
鏡層がそれぞれ設けられている。
造方法について、以下に述べる。n型のGaN基板41
に、エッチピット42を介してn型GaN層43を成長
させる方法は上記と同様である。このようにして得られ
た半導体膜を、MOCVD装置に搬入し、横方向成長が
生じる条件で、n型AlGaNからなるn側クラッド層
44、n型GaNからなるn側光ガイド層45、活性層
46、キャップ層47、p型GaNからなるp側光ガイ
ド層48、p型AlGaNからなるp側クラッド層4
9、p型GaNからなるp側コンタクト層50を順次積
層させる。
えば、III族元素のGaを原料としてはトリメチルガリ
ウム((CH3)3Ga;TMG)を、III族元素のA
lの原料としては、トリメチルアルミニウム((C
H3)3Al;TMAl)を、III族原料のInの原料
としては、トリメチルインジウム((CH3)3In;
TMIn)を、V族元素のNの原料としてアンモニア
(NH3)を用いるのが好ましい。また、キャリアガス
は、例えば、水素(H2)と窒素(N2)との混合ガス
を用いるのが好ましい。ドーパントは、n型ドーパント
として例えばモノシラン(SiH4)を、p型ドーパン
トとして例えばビス=メチルシクロベタンジエニルマグ
ネシウム((CH3C5H4)2Mg;MeCp2M
g)あるいはビス=シクロペンタジエニルマグネシウム
((C5H5)2Mg;Cp2Mg)を用いるのが好ま
しい。
をMOCVD装置から取りだし、p型GaNコンタクト
層50上に、例えばCVD法により、SiO2よりなる
絶縁層51を形成する。次いで、絶縁層51の上に図示
しないレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィによっ
てp側電極52の形成位置に対応したマスクパターンを
形成する。その後、これをマスクとしてエッチングを行
い、絶縁層51を選択的に除去してp側電極52の形成
位置に対応した開口を形成する。
的に除去されたp型GaNコンタクト層50の上および
図示しないレジスト膜の上)に、例えば、バラジウム
(Pd)、白金(Pt)および金(Au)を順次蒸着
し、図示しないレジスト膜をこのレジスト膜の上に蒸着
されたバラジウム、白金および金と共に除去して(リフ
トオフ)、p側電極52を形成する。
タン,アルミニウムおよび金を選択的に順次蒸着してn
側電極53を形成する。n側電極53を形成したのち、
基板41をp側電極52の長さ方向(共振器長方向)と
垂直に所定の幅で劈開し、その劈開面に反射鏡層を形成
する。これにより、図4に示した本発明に係る窒化物半
導体レーザが形成される。なお、上記製造方法において
は、成長方法をMOCVD法に限定して説明したが、ハ
ライド気相成長法や分子線エピタキシー(Molecular Be
am Epitaxy;MBE)法などの他の気相成長法を用いて
もよい。
晶欠陥密度の低い窒化物半導体層を成長させる方法を提
供する。かかる方法を用いれば、従来結晶欠陥密度が高
いために用いられていなかった窒化物半導体基板を使用
することができる。その結果、例えばサファイア基板な
ど、窒化物半導体と格子定数や熱膨張係数の異なる基板
を用いていたことによる従来の問題点、例えば格子不整
合や熱膨張係数の格差による素子の性能低下などが解消
できる。
ては、エッチピットにより下層窒化物半導体層に存在す
る結晶欠陥が上部へ拡張することが抑制されているた
め、全面にわたって結晶欠陥密度を低減することができ
るという利点を有する。その結果、かかる窒化物半導体
膜を用いた本発明に係る半導体装置は、電流リーク箇所
や非発光中心などとして作用する結晶欠陥の密度が低い
ため、電気的もしくは光学的特性が向上し、また装置の
寿命が長くなるという利点を有する。
造においては、従来、レーザストライプを形成する際、
結晶欠陥密度が低い領域にマスク合わせを行うプロセス
が必要であった。これに対し、本発明に係る窒化物半導
体膜を含む窒化物半導体レーザは、全面にわたって結晶
欠陥密度が低減されているため、上記マスク合わせのプ
ロセスが実質的に必要なくなり、その結果、窒化物半導
体レーザを安価に大量に製造することができるようにな
る。
法によってエピタキシャル成長させたGaNエピタキシ
ャル膜おいて、マスク材の下に観察されるエッチピット
を表した断面模式図である。
明するための該窒化物半導体膜の断面模式図である。
体的態様を説明するための該窒化物半導体膜の断面模式
図である。
レーザの共振器長方向と垂直な断面の模式図である。
Claims (19)
- 【請求項1】 窒化物半導体層の上面に存在する結晶欠
陥を選択的にエッチングしてエッチピットを形成し、該
窒化物半導体層上に前記エッチピットが完全には埋まら
ないようにして新たな窒化物半導体層を成長させること
を特徴とする窒化物半導体膜の製造方法。 - 【請求項2】 エッチング前に窒化物半導体層の上面に
マスク材を堆積させ、エッチング後にマスク材を除去す
ることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体膜の
製造方法。 - 【請求項3】 マスク材を堆積させる窒化物半導体層
が、n型またはp型不純物がドープされていてもよいG
aN結晶基板またはGaNエピタキシャル膜であること
を特徴とする請求項2に記載の窒化物半導体膜の製造方
法。 - 【請求項4】 結晶欠陥の選択的エッチングが、高温ガ
スにより行われることを特徴とする請求項2に記載の窒
化物半導体膜の製造方法。 - 【請求項5】 高温ガスが、高温アンモニアガスまたは
/および高温水素ガスであることを特徴とする請求項4
に記載の窒化物半導体膜の製造方法。 - 【請求項6】 さらに、マスク材の除去も高温ガスによ
り行われることを特徴とする請求項4に記載の窒化物半
導体膜の製造方法。 - 【請求項7】 高温ガスが、高温アンモニアガスまたは
/および高温水素ガスであることを特徴とする請求項6
に記載の窒化物半導体膜の製造方法。 - 【請求項8】 マスク材が、シリコン酸化膜またはシリ
コン窒化膜であることを特徴とする請求項2に記載の窒
化物半導体膜の製造方法。 - 【請求項9】 新たな窒化物半導体層の成長が、下層の
窒化物半導体層に対して垂直な方向への成長速度よりも
平行な方向への成長速度のほうが速い条件で行われるこ
とを特徴とする請求項2に記載の窒化物半導体膜の製造
方法。 - 【請求項10】 二層の窒化物半導体層が積層されてな
る構造を有し、二層の界面において下層の窒化物半導体
層側にエッチピットが形成されており、上層の窒化物半
導体層における結晶欠陥密度が下層の窒化物半導体層に
おけるそれよりも低いことを特徴とする窒化物半導体
膜。 - 【請求項11】 下層の窒化物半導体層が、n型または
p型不純物がドープされていてもよいGaN結晶基板ま
たはGaNエピタキシャル膜であることを特徴とする請
求項10に記載の窒化物半導体膜。 - 【請求項12】 上層の窒化物半導体層が、n型または
p型不純物がドープされていてもよいGaN層であるこ
とを特徴とする請求項11に記載の窒化物半導体膜。 - 【請求項13】 請求項10に記載の窒化物半導体膜を
構成要素として含むことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項14】 請求項10に記載の窒化物半導体膜上
に、複数の窒化物半導体層が積層されていることを特徴
とする請求項13に記載の半導体装置。 - 【請求項15】 ダブルへテロ構造を含む窒化物半導体
発光装置である請求項14に記載の半導体装置。 - 【請求項16】 窒化物半導体レーザである請求項15
に記載の半導体装置。 - 【請求項17】 窒化物半導体層の上面にマスク材を堆
積し、窒化物半導体層とマスク材の界面における窒化物
半導体層の結晶欠陥を選択的にエッチングしてエッチピ
ットを形成し、ついでマスク材を除去し、その後、前記
窒化物半導体層上に前記エッチピットが完全には埋まら
ないようにして新たな窒化物半導体層を成長させること
を特徴とする2層の窒化物半導体層からなる窒化物半導
体膜の製造方法。 - 【請求項18】 窒化物半導体層の上面にマスク材を堆
積し、窒化物半導体層とマスク材の界面における窒化物
半導体層の結晶欠陥を選択的にエッチングしてエッチピ
ットを形成し、ついでマスク材を除去し、その後、前記
窒化物半導体層上に前記エッチピットが完全には埋まら
ないようにして新たな窒化物半導体層を成長させること
を特徴とする窒化物半導体層の上により結晶欠陥密度の
低い窒化物半導体層を成長させる方法。 - 【請求項19】 窒化物半導体層の上面にマスク材を堆
積し、マスク材を通して高温ガスを作用させることによ
り、窒化物半導体層とマスク材の界面における窒化物半
導体層の結合の弱い部分を選択的にエッチングすること
を特徴とする窒化物半導体層の上面の結晶欠陥を選択的
に除去する方法。
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