JP2002362748A - 運搬ルート指示装置 - Google Patents
運搬ルート指示装置Info
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- JP2002362748A JP2002362748A JP2001170001A JP2001170001A JP2002362748A JP 2002362748 A JP2002362748 A JP 2002362748A JP 2001170001 A JP2001170001 A JP 2001170001A JP 2001170001 A JP2001170001 A JP 2001170001A JP 2002362748 A JP2002362748 A JP 2002362748A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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- General Factory Administration (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品受入場に受入れられる多種類の部品群
を、部品種類毎に定められている生産ライン側の部品置
場に運搬する際に、効率的な運搬ルートを運搬運行者に
指示する。 【解決手段】 入力手段3より運搬する部品群の部品種
類を入力する。読出手段4は、入力された部品種類から
部品置場アドレスファイル2を参照して運搬する部品の
部品置場のアドレスを読み出す。運搬ルート候補選択手
段5は、読み出されたアドレスを全て経由する運搬ルー
ト候補を選択する。通過予定時刻算出手段6は、選択さ
れた運搬ルート候補上の各主要地点における通過予定時
刻を算出し、検証手段9により他の運搬車両と鉢合わせ
が生じるか否かが検証される。繰り返し手段10は、検
証手段9により鉢合わせが生じないルートを見つけるま
で運搬ルート候補選択手段5と通過予定時刻算出手段8
の処理を繰り返し実行する。そして、鉢合わせが生じな
い運搬ルートが見つかると、その運搬ルートが指示手段
10により運行者に指示される。
を、部品種類毎に定められている生産ライン側の部品置
場に運搬する際に、効率的な運搬ルートを運搬運行者に
指示する。 【解決手段】 入力手段3より運搬する部品群の部品種
類を入力する。読出手段4は、入力された部品種類から
部品置場アドレスファイル2を参照して運搬する部品の
部品置場のアドレスを読み出す。運搬ルート候補選択手
段5は、読み出されたアドレスを全て経由する運搬ルー
ト候補を選択する。通過予定時刻算出手段6は、選択さ
れた運搬ルート候補上の各主要地点における通過予定時
刻を算出し、検証手段9により他の運搬車両と鉢合わせ
が生じるか否かが検証される。繰り返し手段10は、検
証手段9により鉢合わせが生じないルートを見つけるま
で運搬ルート候補選択手段5と通過予定時刻算出手段8
の処理を繰り返し実行する。そして、鉢合わせが生じな
い運搬ルートが見つかると、その運搬ルートが指示手段
10により運行者に指示される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 例えば、車両組立工場で
は、多種類の部品群が部品受入場に受入れられ、受入れ
られた部品群は部品種類毎に定められている生産ライン
側の部品置場に運搬される。本発明は、部品受入場に受
入れられている多種類の部品群を、生産ライン側の部品
置場に運搬する運搬車両の運搬ルートを決定するための
技術に関する。特に、工場内を走行する他の運搬車両と
鉢合わせない運搬ルートを発見するための技術に関す
る。
は、多種類の部品群が部品受入場に受入れられ、受入れ
られた部品群は部品種類毎に定められている生産ライン
側の部品置場に運搬される。本発明は、部品受入場に受
入れられている多種類の部品群を、生産ライン側の部品
置場に運搬する運搬車両の運搬ルートを決定するための
技術に関する。特に、工場内を走行する他の運搬車両と
鉢合わせない運搬ルートを発見するための技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 工場内を走行する複数の運搬車両の走
行ルートを決定する技術が特開平10−312426号
公報に記載されている。この技術は、無人運搬車両の運
搬ルートを決定するための技術であり、工場内には予
め、運搬車両が走行できる走行区間と運搬車両が停止で
きる点(ノード)が設定されている。この技術では、運
搬車両の現在地と目的地が与えられると、まず、現在地
と接続される各ノードに仮想的に運搬車両を移動させ
て、移動先のノードで他の運搬車両と鉢合わせするか否
かを判断する。鉢合わせが生じる場合には、そのノード
への移動は無効なルートとなる。鉢合わせが生じない場
合には、そのノードへの移動は有効なルートとなって、
そのノードからさらに次のノードへの移動が仮想的に行
なわれる。この処理を無人運搬車両が目的地に到達する
まで繰り返す。そして有効な走行ルートの中から最適な
ルート(例えば、最短距離となるルート)が最終的な走
行ルートとして決定される。この技術は、現在地と目的
地が与えられたときに、その間のルートを探索する技術
ということができる。
行ルートを決定する技術が特開平10−312426号
公報に記載されている。この技術は、無人運搬車両の運
搬ルートを決定するための技術であり、工場内には予
め、運搬車両が走行できる走行区間と運搬車両が停止で
きる点(ノード)が設定されている。この技術では、運
搬車両の現在地と目的地が与えられると、まず、現在地
と接続される各ノードに仮想的に運搬車両を移動させ
て、移動先のノードで他の運搬車両と鉢合わせするか否
かを判断する。鉢合わせが生じる場合には、そのノード
への移動は無効なルートとなる。鉢合わせが生じない場
合には、そのノードへの移動は有効なルートとなって、
そのノードからさらに次のノードへの移動が仮想的に行
なわれる。この処理を無人運搬車両が目的地に到達する
まで繰り返す。そして有効な走行ルートの中から最適な
ルート(例えば、最短距離となるルート)が最終的な走
行ルートとして決定される。この技術は、現在地と目的
地が与えられたときに、その間のルートを探索する技術
ということができる。
【0003】部品受入場に受入れられている多種類の部
品群を生産ライン側の部品置場に運搬する場合には、多
数の部品置場を経由しなければならない。いま簡単のた
めに3種類の部品を運搬するためにA,B,Cの部品置
場を経由しなければならない場合を考える。この場合、
A→B→Cの運搬ルートもあれば、C→B→Aの運搬ル
ートもあれば、B→A→Cの運搬ルート等もあり、多数
の運搬ルートの候補が存在する。前記の従来技術は、例
えばA→Bのルートが与えられたときに、A,B間のル
ートを探索するに留まり、A→B→C、C→B→A等の
多数の運搬ルートの候補の中から合理的なルートを選択
することはできない。実際には、A→B→Cのルートで
運搬すると他の運搬車両と鉢合わせて不都合が生じるの
に対して、C→B→Aのルートで運搬するとスムーズに
運搬できることがあり、運搬ルートの選択が極めて重要
である。現在の技術では、個々の運搬車両の配達先にあ
わせたルートであり、しかも、他の運搬車両と鉢合わせ
ないルートを探索して決定する有効な手順がない。この
ために現状では、部品受入場に受入れられている部品群
を生産ライン側の部品置場に運搬する車両の運搬ルート
は、運搬車両毎に予め決められている。実際には、部品
受入場を運搬ルートによって区分し、部品納入業者は、
部品を、その部品を運搬する運搬ルートの出発点に納入
していく。
品群を生産ライン側の部品置場に運搬する場合には、多
数の部品置場を経由しなければならない。いま簡単のた
めに3種類の部品を運搬するためにA,B,Cの部品置
場を経由しなければならない場合を考える。この場合、
A→B→Cの運搬ルートもあれば、C→B→Aの運搬ル
ートもあれば、B→A→Cの運搬ルート等もあり、多数
の運搬ルートの候補が存在する。前記の従来技術は、例
えばA→Bのルートが与えられたときに、A,B間のル
ートを探索するに留まり、A→B→C、C→B→A等の
多数の運搬ルートの候補の中から合理的なルートを選択
することはできない。実際には、A→B→Cのルートで
運搬すると他の運搬車両と鉢合わせて不都合が生じるの
に対して、C→B→Aのルートで運搬するとスムーズに
運搬できることがあり、運搬ルートの選択が極めて重要
である。現在の技術では、個々の運搬車両の配達先にあ
わせたルートであり、しかも、他の運搬車両と鉢合わせ
ないルートを探索して決定する有効な手順がない。この
ために現状では、部品受入場に受入れられている部品群
を生産ライン側の部品置場に運搬する車両の運搬ルート
は、運搬車両毎に予め決められている。実際には、部品
受入場を運搬ルートによって区分し、部品納入業者は、
部品を、その部品を運搬する運搬ルートの出発点に納入
していく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 部品受入場の面積が
広く確保でき、部品受入場での停留時間が長くてもよい
環境であれば、従来の技術で問題がない。しかしなが
ら、在庫を圧縮してジャストインタイムで運搬しようと
すると、部品運搬車両は頻繁に出発する。このために、
運搬すべき部品がまだ届いていないということがおこり
やすい。この場合、運搬車両の運搬ルートが固定されて
いると、走行する必要がない走行ルートまで走行する場
合が生じる。また、遅れて到着した部品は、その部品の
ための運搬ルートを走行する車両が出発するまで留め置
かれ、その間に他のルートのための運搬車両が出発して
も留め置かれたままとなる。運搬ルートが固定されてい
ると、無理・無駄が排除できない。さりとて、遅れた部
品を運搬するために、予定外の運搬ルートを採用する
と、他の運搬車両と鉢合わせて、運搬が却って手間取る
場合が生じる。本発明は、上述した実情に鑑みなされた
ものであり、その目的は、運搬ルートを硬直化させず、
運搬する物品の種類に応じて無駄が無く、かつ、他の運
搬車両と鉢合わせしない運搬ルートを探索して決定する
ことができる装置を開発する。
広く確保でき、部品受入場での停留時間が長くてもよい
環境であれば、従来の技術で問題がない。しかしなが
ら、在庫を圧縮してジャストインタイムで運搬しようと
すると、部品運搬車両は頻繁に出発する。このために、
運搬すべき部品がまだ届いていないということがおこり
やすい。この場合、運搬車両の運搬ルートが固定されて
いると、走行する必要がない走行ルートまで走行する場
合が生じる。また、遅れて到着した部品は、その部品の
ための運搬ルートを走行する車両が出発するまで留め置
かれ、その間に他のルートのための運搬車両が出発して
も留め置かれたままとなる。運搬ルートが固定されてい
ると、無理・無駄が排除できない。さりとて、遅れた部
品を運搬するために、予定外の運搬ルートを採用する
と、他の運搬車両と鉢合わせて、運搬が却って手間取る
場合が生じる。本発明は、上述した実情に鑑みなされた
ものであり、その目的は、運搬ルートを硬直化させず、
運搬する物品の種類に応じて無駄が無く、かつ、他の運
搬車両と鉢合わせしない運搬ルートを探索して決定する
ことができる装置を開発する。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上述した課題を解決す
るために、本願発明の装置は、図1に模式的に示された
構成を有する。図1に示される装置は、部品受入場に受
入れられている多種類の部品群(例えば、a,b,c・
・)を、部品種類毎に定められている生産ライン側の部
品置場(例えば、A,B,C・・)に運搬する車両の運
行者に運搬ルートを指示する装置である。この装置は、
記憶装置として、運行計画が立案された運搬車両別に、
主要地点の通過予定時刻を記憶している運搬車両別通過
予定時刻ファイル1と、部品種類別に部品置場のアドレ
スを記憶している部品置場アドレスファイル2を備え
る。そして、上記各種ファイルに記憶された情報を用い
て運搬ルートを決定する下記の手段を備える。部品種類
入力手段3は、運搬車両で運搬する部品群の部品種類を
入力する。例えば、図1の例では、運搬する部品種類が
d,e,fであることを入力する。読出し手段4は、入
力された部品種類をキーとして部品置場アドレスファイ
ル2を参照して、運搬車両が経由することを必要とする
部品置場アドレス群を読出す。例えば、入力された部品
種類がd,e,fの場合には、部品置場アドレスD,
E,Fを読み出す。運搬ルート候補選択手段5は、読出
された部品置場アドレス群の全てのアドレスを経由する
1つの運搬ルート候補を選択する。例えば、読み出され
た部品置場アドレスがD,E,Fである場合には、これ
らの部品置場D,E,Fの全てを経由する運搬ルートを
一つ選択する。図1では、部品置場をE→D→Fの順で
経由する運搬ルートが選択された例であり、その選択さ
れた運搬ルートは主要地点P3→P4→P6→P5と走
行する。ここで、「主要地点」とは、運搬車両の運搬ル
ートを規定するために生産工場内に設定されるポイント
のことをいい、図1の例では、P1,P2・・P6が設
定されている。通過予定時刻算出手段6は、選択された
運搬ルート候補に対して、その運搬ルート上の主要地点
の通過予定時刻を算出する。すなわち、運搬ルートが決
まれば、その運搬ルートの主要地点の通過順序が決ま
り、また、生産ライン側のレイアウト等は既知であるた
め、各主要地点の通過予定時刻が算出される。図1で
は、主要地点P3→P4→P6→P5と走行する運搬ル
ートが選択され、各主要地点P3,P4,P6,P5の
通過時刻がt5,t6,t7,t8と算出された例が示
されている。検証手段7は、算出された主要地点の通過
予定時刻と、運搬車両別通過予定時刻ファイル1に記憶
されている他の運搬車両の主要地点の通過予定時刻とか
ら、運搬車両同志の鉢合わせが生じるか否かを検証す
る。例えば、算出された通過予定時刻が、P3は時刻t
5、P4は時刻t6、P6は時刻t7、P5は時刻t8
であったとする。また、運搬車両別通過予定時刻ファイ
ル1に記憶されている運搬車両C1の通過予定時刻が、
P1はt1、P2は時刻t2、P4は時刻t3、P3は
時刻t4であったとする。上記の場合、鉢合わせする可
能性の有る走行区間は、P3→P4を走行するときであ
る。したがって、運搬車両CnがP3→P4に移動する
時間t5〜t6と、運搬車両C1がP4→P3に移動す
る時間t3〜t4とから、両者が鉢合わせするか否かを
検証する。繰返し実行させる手段8は、鉢合わせが生じ
ない運搬ルートが発見されるまで、上記の運搬ルート候
補を選択する手段5と、運搬ルート上の主要地点の通過
予定時刻を算出する手段6とを繰返し実行させる。更新
手段9は、発見された「鉢合わせが生じない運搬ルー
ト」の主要地点の通過予定時刻によって運搬車両別通過
予定時刻ファイルを更新する。例えば、図1の例では、
発見された運搬ルートP3→P4→P6→P5と、算出
された各主要地点の通過予定時刻とによって、運搬車両
別通過予定時刻ファイル4の記憶内容が更新されてい
る。指示手段10は、発見された「鉢合わせが生じない
運搬ルート」を運行者に指示する。
るために、本願発明の装置は、図1に模式的に示された
構成を有する。図1に示される装置は、部品受入場に受
入れられている多種類の部品群(例えば、a,b,c・
・)を、部品種類毎に定められている生産ライン側の部
品置場(例えば、A,B,C・・)に運搬する車両の運
行者に運搬ルートを指示する装置である。この装置は、
記憶装置として、運行計画が立案された運搬車両別に、
主要地点の通過予定時刻を記憶している運搬車両別通過
予定時刻ファイル1と、部品種類別に部品置場のアドレ
スを記憶している部品置場アドレスファイル2を備え
る。そして、上記各種ファイルに記憶された情報を用い
て運搬ルートを決定する下記の手段を備える。部品種類
入力手段3は、運搬車両で運搬する部品群の部品種類を
入力する。例えば、図1の例では、運搬する部品種類が
d,e,fであることを入力する。読出し手段4は、入
力された部品種類をキーとして部品置場アドレスファイ
ル2を参照して、運搬車両が経由することを必要とする
部品置場アドレス群を読出す。例えば、入力された部品
種類がd,e,fの場合には、部品置場アドレスD,
E,Fを読み出す。運搬ルート候補選択手段5は、読出
された部品置場アドレス群の全てのアドレスを経由する
1つの運搬ルート候補を選択する。例えば、読み出され
た部品置場アドレスがD,E,Fである場合には、これ
らの部品置場D,E,Fの全てを経由する運搬ルートを
一つ選択する。図1では、部品置場をE→D→Fの順で
経由する運搬ルートが選択された例であり、その選択さ
れた運搬ルートは主要地点P3→P4→P6→P5と走
行する。ここで、「主要地点」とは、運搬車両の運搬ル
ートを規定するために生産工場内に設定されるポイント
のことをいい、図1の例では、P1,P2・・P6が設
定されている。通過予定時刻算出手段6は、選択された
運搬ルート候補に対して、その運搬ルート上の主要地点
の通過予定時刻を算出する。すなわち、運搬ルートが決
まれば、その運搬ルートの主要地点の通過順序が決ま
り、また、生産ライン側のレイアウト等は既知であるた
め、各主要地点の通過予定時刻が算出される。図1で
は、主要地点P3→P4→P6→P5と走行する運搬ル
ートが選択され、各主要地点P3,P4,P6,P5の
通過時刻がt5,t6,t7,t8と算出された例が示
されている。検証手段7は、算出された主要地点の通過
予定時刻と、運搬車両別通過予定時刻ファイル1に記憶
されている他の運搬車両の主要地点の通過予定時刻とか
ら、運搬車両同志の鉢合わせが生じるか否かを検証す
る。例えば、算出された通過予定時刻が、P3は時刻t
5、P4は時刻t6、P6は時刻t7、P5は時刻t8
であったとする。また、運搬車両別通過予定時刻ファイ
ル1に記憶されている運搬車両C1の通過予定時刻が、
P1はt1、P2は時刻t2、P4は時刻t3、P3は
時刻t4であったとする。上記の場合、鉢合わせする可
能性の有る走行区間は、P3→P4を走行するときであ
る。したがって、運搬車両CnがP3→P4に移動する
時間t5〜t6と、運搬車両C1がP4→P3に移動す
る時間t3〜t4とから、両者が鉢合わせするか否かを
検証する。繰返し実行させる手段8は、鉢合わせが生じ
ない運搬ルートが発見されるまで、上記の運搬ルート候
補を選択する手段5と、運搬ルート上の主要地点の通過
予定時刻を算出する手段6とを繰返し実行させる。更新
手段9は、発見された「鉢合わせが生じない運搬ルー
ト」の主要地点の通過予定時刻によって運搬車両別通過
予定時刻ファイルを更新する。例えば、図1の例では、
発見された運搬ルートP3→P4→P6→P5と、算出
された各主要地点の通過予定時刻とによって、運搬車両
別通過予定時刻ファイル4の記憶内容が更新されてい
る。指示手段10は、発見された「鉢合わせが生じない
運搬ルート」を運行者に指示する。
【0006】上記の装置によると、運搬車両が運搬する
部品群の部品種類に応じて経由する必要がある部品置場
群が特定され、その特定された部品置場群を経由する運
搬ルートが選択される。このため、指示される運搬ルー
トに無駄な走行ルートが含まれることを防止することが
できる。また、運搬ルートが選択されると、他の運搬車
両との鉢合わせが検証され、鉢合わせが生じない運搬ル
ートが運行者に指示される。したがって、上記の装置に
よれば、無駄な走行ルートが含まれず、また、他の運搬
車両との鉢合わせが生じない運搬ルートが運行者に指示
される。
部品群の部品種類に応じて経由する必要がある部品置場
群が特定され、その特定された部品置場群を経由する運
搬ルートが選択される。このため、指示される運搬ルー
トに無駄な走行ルートが含まれることを防止することが
できる。また、運搬ルートが選択されると、他の運搬車
両との鉢合わせが検証され、鉢合わせが生じない運搬ル
ートが運行者に指示される。したがって、上記の装置に
よれば、無駄な走行ルートが含まれず、また、他の運搬
車両との鉢合わせが生じない運搬ルートが運行者に指示
される。
【0007】上記の装置において、通過予定時刻算出手
段6は、主要地点間の標準移動時間と、運搬する物品の
標準積み下ろし時間を基に、運搬ルート上の各主要地点
における通過予定時刻を算出することが好ましい。この
ような構成によると、物品の積み下ろし時間が考慮され
るため、より正確な各主要地点の通過予定時刻を算出す
ることができる。
段6は、主要地点間の標準移動時間と、運搬する物品の
標準積み下ろし時間を基に、運搬ルート上の各主要地点
における通過予定時刻を算出することが好ましい。この
ような構成によると、物品の積み下ろし時間が考慮され
るため、より正確な各主要地点の通過予定時刻を算出す
ることができる。
【0008】また、上記の装置において、運搬車両の通
過を検出する運搬車両検出手段を各主要地点に設け、運
搬車両検出手段で運搬車両を検出した検出時刻から、運
搬車両別通過予定時刻ファイルの通過予定時刻を修正す
る手段をさらに有することが好ましい。このような構成
によると、運搬車両が主要地点を通過した実際の通過時
刻によって運搬車両別通過予定時刻ファイルの内容が修
正されていくため、運搬車両の鉢合わせをより確実に防
止することができる。さらには、運搬車両検出手段で運
搬車両を検出した検出時刻が、運搬車両別通過予定時刻
ファイルに記憶されている当該運搬車両の当該主要地点
の予定通過時刻から所定時間以上ずれているときに警告
を行なう警告手段が付加されていることが好ましい。こ
のような構成によると、運搬車両の部品運搬作業を計画
通りに進めることができる。
過を検出する運搬車両検出手段を各主要地点に設け、運
搬車両検出手段で運搬車両を検出した検出時刻から、運
搬車両別通過予定時刻ファイルの通過予定時刻を修正す
る手段をさらに有することが好ましい。このような構成
によると、運搬車両が主要地点を通過した実際の通過時
刻によって運搬車両別通過予定時刻ファイルの内容が修
正されていくため、運搬車両の鉢合わせをより確実に防
止することができる。さらには、運搬車両検出手段で運
搬車両を検出した検出時刻が、運搬車両別通過予定時刻
ファイルに記憶されている当該運搬車両の当該主要地点
の予定通過時刻から所定時間以上ずれているときに警告
を行なう警告手段が付加されていることが好ましい。こ
のような構成によると、運搬車両の部品運搬作業を計画
通りに進めることができる。
【0009】さらに、上記の装置において、「鉢合わせ
が生じない運搬ルート」の候補を複数個発見し、発見さ
れた「鉢合わせが生じない運搬ルート」の候補群のなか
から、最短時間または最短距離となる運搬ルートを選択
する手段を有することが好ましい。このような構成によ
ると、複数個の「鉢合わせが生じない運搬ルート」の候
補のなかから、最短時間または最短距離となる運搬ルー
トが選択されるため、より運搬効率の良い運搬ルートを
作業者に指示することができる。
が生じない運搬ルート」の候補を複数個発見し、発見さ
れた「鉢合わせが生じない運搬ルート」の候補群のなか
から、最短時間または最短距離となる運搬ルートを選択
する手段を有することが好ましい。このような構成によ
ると、複数個の「鉢合わせが生じない運搬ルート」の候
補のなかから、最短時間または最短距離となる運搬ルー
トが選択されるため、より運搬効率の良い運搬ルートを
作業者に指示することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】 上記各請求項に記載の装置は、
下記に示す形態で好適に実施することができる。 (形態1) 運搬車両が走行する主要地点を結んだ走行
区間毎に、その走行区間を走行する際に経由可能な部品
置場のアドレスを記憶する生産ラインレイアウト情報フ
ァイルを備える。運搬ルート候補を選択する手段は、読
み出された部品置場アドレス郡から走行する必要がある
走行区間を特定し、その特定された走行区間を含むよう
に作成された運搬ルート候補群から運搬ルートを選択す
る。 (形態2) 予め複数個の運搬ルート候補が設定されて
いる。各運搬ルート候補は、運搬ルート別に、主要地点
の通過順序と、当該運搬ルートを走行する際に経由する
ことができる部品置場のアドレス郡が運搬ルート情報フ
ァイルに記憶される。運搬ルート候補を選択する手段
は、読み出された部品置場アドレス郡から、そのアドレ
ス群のアドレスを経由する運搬ルートを運搬ルート情報
ファイルに記憶されている運搬ルート候補から選択す
る。
下記に示す形態で好適に実施することができる。 (形態1) 運搬車両が走行する主要地点を結んだ走行
区間毎に、その走行区間を走行する際に経由可能な部品
置場のアドレスを記憶する生産ラインレイアウト情報フ
ァイルを備える。運搬ルート候補を選択する手段は、読
み出された部品置場アドレス郡から走行する必要がある
走行区間を特定し、その特定された走行区間を含むよう
に作成された運搬ルート候補群から運搬ルートを選択す
る。 (形態2) 予め複数個の運搬ルート候補が設定されて
いる。各運搬ルート候補は、運搬ルート別に、主要地点
の通過順序と、当該運搬ルートを走行する際に経由する
ことができる部品置場のアドレス郡が運搬ルート情報フ
ァイルに記憶される。運搬ルート候補を選択する手段
は、読み出された部品置場アドレス郡から、そのアドレ
ス群のアドレスを経由する運搬ルートを運搬ルート情報
ファイルに記憶されている運搬ルート候補から選択す
る。
【0011】
【実施例】 以下、本発明を自動車の組立工場に適用し
た一実施例に係る運搬ルート指示装置について図面を参
照して説明する。図2は、車両組立工場の概略構成を示
す図である。図2に示すように、本実施例に係る車両組
立工場には、生産ライン1〜4の4つの生産ラインが設
けられる。生産車両は、図中点線に示すように、まず生
産ライン1に投入されて生産ライン1を流れ、以下順に
生産ライン2、生産ライン3と流れ、生産ライン4から
完成車として出荷される。生産ライン1〜4には、部品
置場A1〜A11が設けられる。部品置場A1〜A11
の各々には、各部品置場の近傍の作業領域で使用される
部品が保管される。したがって、部品置場A1〜A11
には、部品置場毎に予め定められた種類の部品が保管さ
れる。これらの部品置場A1〜A11には、部品受入場
Dに受入れられた部品群が、運搬車両Cnにより運搬さ
れて補充される。したがって、部品受入場Dには、各部
品置場A1〜A11に運搬される多種類の部品が納入さ
れることとなる。また、部品受入場Dに受入れられる部
品群は、いわゆるカンバン方式により発注される。この
ため、部品受入場Dに受入れられる部品群は、納入便毎
にその量や種類等が異なる。部品受入場Dに受入れられ
た部品群を運搬する運搬車両Cnは、図2に示すように
複数の台車を牽引し、各台車には複数種類の部品(図2
では、B1,B2,B3が図示されている)が載置され
る。したがって、運搬運行者は、運搬車両Cnを運転し
て指示された運搬ルートを走行し、載置された部品を対
応する部品置場に運搬する。例えば、部品B1が部品置
場A1に、部品B2が部品置場A5に、部品B3が部品
置場A8に運搬されるとする。この場合、運行者は、例
えば、運搬車両Cnを図2に示す一点鎖線で示すルート
Rnで走行させながら、部品置場A1,A5,A8に立
ち寄り、部品置場A1,A5,A8でそれぞれ部品B
1,B2,B3を積み下ろし、部品受入場Dに戻ること
となる。上述の説明から明らかなように、部品受入場D
に受入れられる部品群は納入毎にその量及び種類が異な
るため、運搬車両Cnで運搬する部品群(部品種類の組
合せ)も運搬毎に異なる。このため、運搬車両Cnは、
運搬毎に異なる組合せの部品に対応した異なる組合せの
部品置場に立ち寄る必要が生じ、最適な運搬ルートも異
なることとなる。そこで、本実施例では、部品受入場D
に運搬ルート指示装置30が設置され、この運搬ルート
指示装置30により最適な運搬ルートが指示される。な
お、本実施例の車両組立工場では、複数台の運搬車両C
n(n=1〜x)が配備され、これら複数の運搬車両C
nにより各部品置場A1〜A11へ部品を運搬する。
た一実施例に係る運搬ルート指示装置について図面を参
照して説明する。図2は、車両組立工場の概略構成を示
す図である。図2に示すように、本実施例に係る車両組
立工場には、生産ライン1〜4の4つの生産ラインが設
けられる。生産車両は、図中点線に示すように、まず生
産ライン1に投入されて生産ライン1を流れ、以下順に
生産ライン2、生産ライン3と流れ、生産ライン4から
完成車として出荷される。生産ライン1〜4には、部品
置場A1〜A11が設けられる。部品置場A1〜A11
の各々には、各部品置場の近傍の作業領域で使用される
部品が保管される。したがって、部品置場A1〜A11
には、部品置場毎に予め定められた種類の部品が保管さ
れる。これらの部品置場A1〜A11には、部品受入場
Dに受入れられた部品群が、運搬車両Cnにより運搬さ
れて補充される。したがって、部品受入場Dには、各部
品置場A1〜A11に運搬される多種類の部品が納入さ
れることとなる。また、部品受入場Dに受入れられる部
品群は、いわゆるカンバン方式により発注される。この
ため、部品受入場Dに受入れられる部品群は、納入便毎
にその量や種類等が異なる。部品受入場Dに受入れられ
た部品群を運搬する運搬車両Cnは、図2に示すように
複数の台車を牽引し、各台車には複数種類の部品(図2
では、B1,B2,B3が図示されている)が載置され
る。したがって、運搬運行者は、運搬車両Cnを運転し
て指示された運搬ルートを走行し、載置された部品を対
応する部品置場に運搬する。例えば、部品B1が部品置
場A1に、部品B2が部品置場A5に、部品B3が部品
置場A8に運搬されるとする。この場合、運行者は、例
えば、運搬車両Cnを図2に示す一点鎖線で示すルート
Rnで走行させながら、部品置場A1,A5,A8に立
ち寄り、部品置場A1,A5,A8でそれぞれ部品B
1,B2,B3を積み下ろし、部品受入場Dに戻ること
となる。上述の説明から明らかなように、部品受入場D
に受入れられる部品群は納入毎にその量及び種類が異な
るため、運搬車両Cnで運搬する部品群(部品種類の組
合せ)も運搬毎に異なる。このため、運搬車両Cnは、
運搬毎に異なる組合せの部品に対応した異なる組合せの
部品置場に立ち寄る必要が生じ、最適な運搬ルートも異
なることとなる。そこで、本実施例では、部品受入場D
に運搬ルート指示装置30が設置され、この運搬ルート
指示装置30により最適な運搬ルートが指示される。な
お、本実施例の車両組立工場では、複数台の運搬車両C
n(n=1〜x)が配備され、これら複数の運搬車両C
nにより各部品置場A1〜A11へ部品を運搬する。
【0012】以下、運搬ルート指示装置30を詳細に説
明する。図3は運搬ルート指示装置30の概略構成を示
す図である。図3に示すように、運搬ルート指示装置3
0は、記憶装置13内に、部品情報ファイル14、生産
ラインレイアウト情報ファイル15、運行計画ファイル
16を備える。
明する。図3は運搬ルート指示装置30の概略構成を示
す図である。図3に示すように、運搬ルート指示装置3
0は、記憶装置13内に、部品情報ファイル14、生産
ラインレイアウト情報ファイル15、運行計画ファイル
16を備える。
【0013】部品情報ファイル14は、図4に示すよう
に、部品受入場Dに納入される各部品の部品番号別に、
その部品が運搬される部品置場(各部品置場に割当てら
れたアドレスで示されている)と、その部品を積み下ろ
す際に要する標準積み下ろし時間が記憶されている。こ
こで、標準積み下ろし時間とは、部品(1単位数量)を
積み下ろす際に要する時間をいい、部品毎に予め求めら
れている。例えば、部品番号0001の部品を1単位数
量積み下ろすにはb1(分)を要し、2単位数量積み下
ろすには2×b1(分)が必要となる。なお、図4に示
す部品置場のアドレスは、図2の部品置場の位置を示す
符号A1〜A11に対応している。
に、部品受入場Dに納入される各部品の部品番号別に、
その部品が運搬される部品置場(各部品置場に割当てら
れたアドレスで示されている)と、その部品を積み下ろ
す際に要する標準積み下ろし時間が記憶されている。こ
こで、標準積み下ろし時間とは、部品(1単位数量)を
積み下ろす際に要する時間をいい、部品毎に予め求めら
れている。例えば、部品番号0001の部品を1単位数
量積み下ろすにはb1(分)を要し、2単位数量積み下
ろすには2×b1(分)が必要となる。なお、図4に示
す部品置場のアドレスは、図2の部品置場の位置を示す
符号A1〜A11に対応している。
【0014】生産ラインレイアウト情報ファイル16
は、図5に示すように、運搬車両が走行可能な主要ポイ
ント間を結ぶ走行区間毎に、当該走行区間の標準走行時
間(分)と、走行距離(m)と、当該走行区間を走行す
る際に経由することができる部品置場アドレスを記憶す
る。ここで、主要ポイントとは、運搬車両の運搬ルート
を規定するため、車両生産工場内に設けられた複数のポ
イントのことをいう。図2を用いて具体的に説明する。
図2に示すように、本実施例の車両生産工場では、ライ
ン1〜4の4本の生産ラインが設けられる。したがっ
て、車両生産工場のラインレイアウトから、運搬車両が
走行できる走行区間が決まる。すなわち、各ラインに平
行なP1〜P2,P3〜P4,P5〜P6,P7〜P
8,P9〜P10間と、ラインと垂直な方向のP1〜P
9,P2〜P10間である。また、運搬車両は、複数の
台車を牽引することから、その作業性からラインと平行
な走行区間で反転することは困難であり、反転するよう
な運搬ルートは設定されない。すなわち、図2におい
て、ポイントP4からポイントP3に向かって走行する
場合、運搬車両は必ずポイントP3に到達し、途中で反
転してポイントP4に戻ることは無い。一方、ラインと
垂直な方向のルート(P1〜P9,P2〜P10)にお
いては、途中のポイント(P3,P5,P7,P4,P
6,P8)で、ラインと平行なルートに90度方向転換
しなければならない。したがって、図2に示す車両組立
工場においては、工場内にP1〜P10の10個の主要
ポイントを設け、これらの主要ポイントの通過順序を決
めることで運搬ルートを規定することができる。例え
ば、図2に一点鎖線で示される運搬ルートRnの主要ポ
イントの通過順序は、P1→P2→P4→P3→P5→
P6→P8→P7となり、これにより運搬ルートが規定
される。主要ポイントが決まれば、生産工場のラインレ
イアウトから運搬車両が走行することができる走行区間
が定まる。すなわち、P1−P2,P1−P3,・・等
の区間が、運搬車両が走行できる走行区間となる。
は、図5に示すように、運搬車両が走行可能な主要ポイ
ント間を結ぶ走行区間毎に、当該走行区間の標準走行時
間(分)と、走行距離(m)と、当該走行区間を走行す
る際に経由することができる部品置場アドレスを記憶す
る。ここで、主要ポイントとは、運搬車両の運搬ルート
を規定するため、車両生産工場内に設けられた複数のポ
イントのことをいう。図2を用いて具体的に説明する。
図2に示すように、本実施例の車両生産工場では、ライ
ン1〜4の4本の生産ラインが設けられる。したがっ
て、車両生産工場のラインレイアウトから、運搬車両が
走行できる走行区間が決まる。すなわち、各ラインに平
行なP1〜P2,P3〜P4,P5〜P6,P7〜P
8,P9〜P10間と、ラインと垂直な方向のP1〜P
9,P2〜P10間である。また、運搬車両は、複数の
台車を牽引することから、その作業性からラインと平行
な走行区間で反転することは困難であり、反転するよう
な運搬ルートは設定されない。すなわち、図2におい
て、ポイントP4からポイントP3に向かって走行する
場合、運搬車両は必ずポイントP3に到達し、途中で反
転してポイントP4に戻ることは無い。一方、ラインと
垂直な方向のルート(P1〜P9,P2〜P10)にお
いては、途中のポイント(P3,P5,P7,P4,P
6,P8)で、ラインと平行なルートに90度方向転換
しなければならない。したがって、図2に示す車両組立
工場においては、工場内にP1〜P10の10個の主要
ポイントを設け、これらの主要ポイントの通過順序を決
めることで運搬ルートを規定することができる。例え
ば、図2に一点鎖線で示される運搬ルートRnの主要ポ
イントの通過順序は、P1→P2→P4→P3→P5→
P6→P8→P7となり、これにより運搬ルートが規定
される。主要ポイントが決まれば、生産工場のラインレ
イアウトから運搬車両が走行することができる走行区間
が定まる。すなわち、P1−P2,P1−P3,・・等
の区間が、運搬車両が走行できる走行区間となる。
【0015】生産ラインレイアウト情報ファイル15
は、上述のようにして決まる走行区間毎に標準走行時間
を記憶する。標準走行時間とは、部品の積み下ろし無し
に運搬車両が当該走行区間を移動するのに要する時間を
いう。例えば、図5に示す例では、運搬車両が走行区間
P1−P2を移動するためには、x1(分)を要するこ
ととなる。なお、図2に示すラインレイアウトから明ら
かなように、本実施の形態では、ラインに平行な各主要
ポイント間(P1−P2,P3−P4等)は標準走行時
間が全て同一となり、走行距離も同一となる。また、生
産ライン1〜4に配置された部品置場A1〜A11の配
置は既知である。したがって、走行区間毎に、当該走行
区間で経由することが可能な部品置場のアドレスがわか
る。例えば、走行区間P1−P2の場合、経由可能な部
品置場のアドレスはアドレスA1,A2となる。したが
って、生産ラインレイアウト情報ファイル16には、走
行区間別に、当該走行区間を走行する際に経由可能な部
品置場アドレス群も記憶されている。
は、上述のようにして決まる走行区間毎に標準走行時間
を記憶する。標準走行時間とは、部品の積み下ろし無し
に運搬車両が当該走行区間を移動するのに要する時間を
いう。例えば、図5に示す例では、運搬車両が走行区間
P1−P2を移動するためには、x1(分)を要するこ
ととなる。なお、図2に示すラインレイアウトから明ら
かなように、本実施の形態では、ラインに平行な各主要
ポイント間(P1−P2,P3−P4等)は標準走行時
間が全て同一となり、走行距離も同一となる。また、生
産ライン1〜4に配置された部品置場A1〜A11の配
置は既知である。したがって、走行区間毎に、当該走行
区間で経由することが可能な部品置場のアドレスがわか
る。例えば、走行区間P1−P2の場合、経由可能な部
品置場のアドレスはアドレスA1,A2となる。したが
って、生産ラインレイアウト情報ファイル16には、走
行区間別に、当該走行区間を走行する際に経由可能な部
品置場アドレス群も記憶されている。
【0016】運行計画ファイル16は、図6に示すよう
に、運搬車両別に、運行計画が立案された運搬ルート
(すなわち、運搬車両が通過する主要ポイントの通過順
序)と、その通過する各主要ポイントの通過予定時刻を
記憶する。図6に示す例では、運搬車両Cnは、主要ポ
イントをP1→P2・→P7と通過し、その通過時刻
は、t1,t2・・t8となることを示している。
に、運搬車両別に、運行計画が立案された運搬ルート
(すなわち、運搬車両が通過する主要ポイントの通過順
序)と、その通過する各主要ポイントの通過予定時刻を
記憶する。図6に示す例では、運搬車両Cnは、主要ポ
イントをP1→P2・→P7と通過し、その通過時刻
は、t1,t2・・t8となることを示している。
【0017】運搬ルート指示装置30は、さらに、図3
に示すように、上述した3つのファイル14,15,1
6に記憶されている情報を用いて、運搬車両の運行計画
を立案する運行計画立案部20を有する。運行計画立案
部20は、例えば、汎用のコンピュータにより構成さ
れ、部品置場アドレス読出手段21、運搬ルート候補作
成手段22、通過予定時刻算出手段23、鉢合わせ検証
手段24、繰り返し実行手段25、運行計画ファイル更
新手段26を備える。
に示すように、上述した3つのファイル14,15,1
6に記憶されている情報を用いて、運搬車両の運行計画
を立案する運行計画立案部20を有する。運行計画立案
部20は、例えば、汎用のコンピュータにより構成さ
れ、部品置場アドレス読出手段21、運搬ルート候補作
成手段22、通過予定時刻算出手段23、鉢合わせ検証
手段24、繰り返し実行手段25、運行計画ファイル更
新手段26を備える。
【0018】部品置場アドレス読出し手段21は、運行
者が操作する携帯端末28から入力された部品番号に基
づいて部品情報ファイル14を参照し、その部品が運搬
される部品置場のアドレスを読み出す。例えば、入力さ
れた部品番号が0002の場合、その部品が運搬される
部品置場のアドレスA2を読み出す。
者が操作する携帯端末28から入力された部品番号に基
づいて部品情報ファイル14を参照し、その部品が運搬
される部品置場のアドレスを読み出す。例えば、入力さ
れた部品番号が0002の場合、その部品が運搬される
部品置場のアドレスA2を読み出す。
【0019】運搬ルート候補作成手段22は、部品置場
アドレス読出し手段21で読み出されたアドレスから生
産ラインレイアウト情報ファイル16を参照し、読み出
されたアドレスの全ての部品置場を経由する運搬ルート
候補を全て作成する。すなわち、運搬する部品群の部品
番号が入力されて、経由しなければならない部品置場の
アドレスが複数有る場合には、それらのアドレス全てを
経由する運搬ルート候補を作成する。例えば、読み出さ
れたアドレスがA1,A2,A6である場合、生産ライ
ンレイアウト情報ファイル16から走行しなければなら
ない走行区間はP1−P2,P6−P5となる。したが
って、これらの走行区間を含むような運搬ルート候補が
全て作成される。例えば、P1→P2→P4→P6→P
5や、P1→P2→P4→P3→P5→P6→P8→P
7等の運搬ルート候補が作成される。なお、運搬ルート
候補作成手段22は、運搬ルート候補を作成する際に、
同時に、その作成された運搬ルート候補の全走行距離を
算出する。具体的には、生産ラインレイアウト情報ファ
イル16から各走行区間の走行距離がわかるため、この
情報から作成された運搬ルート候補の走行距離を算出す
る。
アドレス読出し手段21で読み出されたアドレスから生
産ラインレイアウト情報ファイル16を参照し、読み出
されたアドレスの全ての部品置場を経由する運搬ルート
候補を全て作成する。すなわち、運搬する部品群の部品
番号が入力されて、経由しなければならない部品置場の
アドレスが複数有る場合には、それらのアドレス全てを
経由する運搬ルート候補を作成する。例えば、読み出さ
れたアドレスがA1,A2,A6である場合、生産ライ
ンレイアウト情報ファイル16から走行しなければなら
ない走行区間はP1−P2,P6−P5となる。したが
って、これらの走行区間を含むような運搬ルート候補が
全て作成される。例えば、P1→P2→P4→P6→P
5や、P1→P2→P4→P3→P5→P6→P8→P
7等の運搬ルート候補が作成される。なお、運搬ルート
候補作成手段22は、運搬ルート候補を作成する際に、
同時に、その作成された運搬ルート候補の全走行距離を
算出する。具体的には、生産ラインレイアウト情報ファ
イル16から各走行区間の走行距離がわかるため、この
情報から作成された運搬ルート候補の走行距離を算出す
る。
【0020】通過予定時刻算出手段23は、運搬ルート
候補作成手段22で作成された運搬ルート候補群の中か
ら走行距離の最も短い運搬ルート候補を選択し、選択さ
れた運搬ルート候補を走行したときの各主要ポイントの
通過予定時刻を算出する。具体的には、部品情報ファイ
ル14に記憶されている各部品の標準積み下ろし時間
と、生産ラインレイアウト情報ファイル16に記憶され
ている各走行区間の標準走行時間から、選択された運搬
ルート候補の各走行区間毎の移動時間が計算できる。し
たがって、走行区間毎の異動時間を計算し、その計算さ
れた移動時間を通過順序に従って順次足し合わせること
で、各主要ポイントの通過予定時刻を算出する。例え
ば、ポイントP1(時刻t1)からポイントP2に移動
する際に、途中の部品置場A1に部品(部品番号000
1)1単位数量を積み下ろす場合を考える。部品情報フ
ァイル14から部品番号0001の部品の標準積み下ろ
し時間はb1であり、生産ラインレイアウト情報ファイ
ル16から走行区間P1−P2の標準走行時間はx1で
ある。したがって、ポイントP1からポイントP2に移
動するのに要する時間はb1+x1となる。ポイントP
1の通過予定時刻はt1であるので、ポイントP2の通
過予定時刻はt1+b1+x1となる。上述のような処
理を、走行する運搬ルート候補の主要ポイント順に繰り
返すことで全ての通過主要ポイントの通過予定時刻を算
出する。
候補作成手段22で作成された運搬ルート候補群の中か
ら走行距離の最も短い運搬ルート候補を選択し、選択さ
れた運搬ルート候補を走行したときの各主要ポイントの
通過予定時刻を算出する。具体的には、部品情報ファイ
ル14に記憶されている各部品の標準積み下ろし時間
と、生産ラインレイアウト情報ファイル16に記憶され
ている各走行区間の標準走行時間から、選択された運搬
ルート候補の各走行区間毎の移動時間が計算できる。し
たがって、走行区間毎の異動時間を計算し、その計算さ
れた移動時間を通過順序に従って順次足し合わせること
で、各主要ポイントの通過予定時刻を算出する。例え
ば、ポイントP1(時刻t1)からポイントP2に移動
する際に、途中の部品置場A1に部品(部品番号000
1)1単位数量を積み下ろす場合を考える。部品情報フ
ァイル14から部品番号0001の部品の標準積み下ろ
し時間はb1であり、生産ラインレイアウト情報ファイ
ル16から走行区間P1−P2の標準走行時間はx1で
ある。したがって、ポイントP1からポイントP2に移
動するのに要する時間はb1+x1となる。ポイントP
1の通過予定時刻はt1であるので、ポイントP2の通
過予定時刻はt1+b1+x1となる。上述のような処
理を、走行する運搬ルート候補の主要ポイント順に繰り
返すことで全ての通過主要ポイントの通過予定時刻を算
出する。
【0021】鉢合わせ検証手段24は、通過予定時刻算
出手段23で算出された各主要ポイントの通過予定時刻
と、運行計画ファイル17に記憶されている他の運搬車
両の運行計画(各主要ポイントの通過予定時刻)とか
ら、運搬車両同士の鉢合わせが生じるか否かを検証す
る。例えば、運搬車両Cn+1についての通過予定時刻
が図6のように算出され、この運搬車両Cn+1と既に
運行計画が立案されている他の運搬車両Cnとの鉢合わ
せを検証する場合を考える。この場合、両運搬車両の運
搬ルートから鉢合わせが生じ得る走行区間は、P3〜P
4、P5〜P6、P7〜P8となる。したがって、これ
らの走行区間のそれぞれについて鉢合わせが生じるか否
かを検証する。例えば、P3〜P4の走行区間を例に説
明すると、運搬車両CnはP4→P3にt3〜t4の時
間で走行する。一方、運搬車両Cn+1もP4→P3に
t15〜t16で走行する。したがって、この場合には
遅くから走行する運搬車両が先に走行している運搬車両
を追い越す場合に、鉢合わせ(運搬車両が狭いスペース
ですれ違い(追い越し)をしなければならない状態)が
生じるものと判断する。なお、検証する二つの運搬車両
が同一の走行区間を逆方向から進行する場合、例えば、
P5〜P6の走行区間を、運搬車両CnはP5→P6に
t5〜t6の時間で走行し、運搬車両Cn+1は、P6
→P5にt5‘〜t6’で走行する場合を考える。この
場合には、t5〜t6とt5‘〜t6’の時間が一部で
も重複すれば、その走行区間で両運搬車両が鉢合わせし
たと判断する。
出手段23で算出された各主要ポイントの通過予定時刻
と、運行計画ファイル17に記憶されている他の運搬車
両の運行計画(各主要ポイントの通過予定時刻)とか
ら、運搬車両同士の鉢合わせが生じるか否かを検証す
る。例えば、運搬車両Cn+1についての通過予定時刻
が図6のように算出され、この運搬車両Cn+1と既に
運行計画が立案されている他の運搬車両Cnとの鉢合わ
せを検証する場合を考える。この場合、両運搬車両の運
搬ルートから鉢合わせが生じ得る走行区間は、P3〜P
4、P5〜P6、P7〜P8となる。したがって、これ
らの走行区間のそれぞれについて鉢合わせが生じるか否
かを検証する。例えば、P3〜P4の走行区間を例に説
明すると、運搬車両CnはP4→P3にt3〜t4の時
間で走行する。一方、運搬車両Cn+1もP4→P3に
t15〜t16で走行する。したがって、この場合には
遅くから走行する運搬車両が先に走行している運搬車両
を追い越す場合に、鉢合わせ(運搬車両が狭いスペース
ですれ違い(追い越し)をしなければならない状態)が
生じるものと判断する。なお、検証する二つの運搬車両
が同一の走行区間を逆方向から進行する場合、例えば、
P5〜P6の走行区間を、運搬車両CnはP5→P6に
t5〜t6の時間で走行し、運搬車両Cn+1は、P6
→P5にt5‘〜t6’で走行する場合を考える。この
場合には、t5〜t6とt5‘〜t6’の時間が一部で
も重複すれば、その走行区間で両運搬車両が鉢合わせし
たと判断する。
【0022】繰り返し実行手段25は、上述した通過予
定時刻算出手段23を、運搬ルート候補作成手段22で
作成された運搬ルート候補について、鉢合わせが生じな
い運搬ルートを見つけるまで繰り返し実行させる。これ
により、運搬ルート候補作成手段22で作成された運搬
ルート候補群の中から、走行距離が短いルートから順に
選択されて通過予定時刻が算出される。そして、算出さ
れた通過予定時刻を基に、他の運搬車両との鉢合わせが
検証されることとなる。
定時刻算出手段23を、運搬ルート候補作成手段22で
作成された運搬ルート候補について、鉢合わせが生じな
い運搬ルートを見つけるまで繰り返し実行させる。これ
により、運搬ルート候補作成手段22で作成された運搬
ルート候補群の中から、走行距離が短いルートから順に
選択されて通過予定時刻が算出される。そして、算出さ
れた通過予定時刻を基に、他の運搬車両との鉢合わせが
検証されることとなる。
【0023】運行計画ファイル更新手段26は、繰り返
し実行手段25により通過予定時刻の算出と鉢合わせの
検証を繰り返すことにより見つけられた「鉢合わせを生
じない運搬ルート」について、算出されている主要ポイ
ントにおける通過予定時刻を運行計画ファイル17に上
書きして更新する。なお、運行計画ファイル17の情報
は、新しい運行計画が立案される毎に古い運行計画に上
書きされ更新されるようになっている。
し実行手段25により通過予定時刻の算出と鉢合わせの
検証を繰り返すことにより見つけられた「鉢合わせを生
じない運搬ルート」について、算出されている主要ポイ
ントにおける通過予定時刻を運行計画ファイル17に上
書きして更新する。なお、運行計画ファイル17の情報
は、新しい運行計画が立案される毎に古い運行計画に上
書きされ更新されるようになっている。
【0024】また、運搬ルート指示装置30は、運行計
画ファイル16の内容を表示する表示ディスプレイ27
や、運行者が部品番号を入力する携帯端末28を備え
る。携帯端末28は、無線によって運行計画立案部20
とデータ通信を行なう。この携帯端末28には、部品番
号を入力する入力キーと、運搬ルート等が表示される表
示ディスプレイが設けられている。なお、携帯端末28
から運行計画立案部20に部品番号を入力する方法とし
ては、入力キーによる方法のみならず、各部品のかんば
んのバーコードをバーコードリーダーで読取るようにし
ても良いし、各部品にIDタグ等を取付けておき、この
IDタグの情報を非接触で読取るようにしても良い。
画ファイル16の内容を表示する表示ディスプレイ27
や、運行者が部品番号を入力する携帯端末28を備え
る。携帯端末28は、無線によって運行計画立案部20
とデータ通信を行なう。この携帯端末28には、部品番
号を入力する入力キーと、運搬ルート等が表示される表
示ディスプレイが設けられている。なお、携帯端末28
から運行計画立案部20に部品番号を入力する方法とし
ては、入力キーによる方法のみならず、各部品のかんば
んのバーコードをバーコードリーダーで読取るようにし
ても良いし、各部品にIDタグ等を取付けておき、この
IDタグの情報を非接触で読取るようにしても良い。
【0025】次に、上記の運搬ルート指示装置30の動
作を、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS10では、運行者は、携帯端末28から運搬
する部品の品番を入力する。すなわち、運行者は、部品
受入場からライン側の部品置場に部品を運搬する直前
に、運搬する部品の部品番号を、携帯端末28を用いて
運行計画立案部20に入力する。運搬する直前に部品番
号を入力するのは、何らかの事情(例えば、交通渋滞
等)で部品受入場への部品の受入が遅れることがあり、
運搬車両が運搬する部品は運搬する直前に変更される場
合があるためである。なお、携帯端末28から部品番号
が送信されると同時に、運行計画の立案に係る運搬車両
の識別番号も送信される。携帯端末28から部品番号が
入力されると、運行計画立案部20は、入力された部品
番号に対応する部品置場のアドレスを部品情報ファイル
14から読み出す(ステップS12)。次に、その読み
出されたアドレスに係る部品置場の全てを経由すること
が可能な運搬ルート候補を全て作成し(ステップS1
4)、同時に、作成された各運搬ルート候補の走行距離
を算出する(ステップS16)。すなわち、生産ライン
レイアウト情報ファイル16に記憶されている各情報か
ら、運搬ルート候補を作成し、作成された運搬ルート候
補の走行距離を算出する。ステップS18では、ステッ
プS14で作成された運搬ルート候補群の中から、最も
走行距離が短くなるルートを選択し(ステップS1
8)、選択されたルートについて、その運搬ルート上の
各主要ポイントの通過予定時刻を算出する(ステップS
20)。具体的な算出手順は、既に述べたように、各主
要ポイント間の標準走行時間と各部品の標準積み下ろし
時間をもとに算出される。ステップS22では、ステッ
プS20で算出された各主要ポイントの通過予定時刻か
ら、他の運搬車両との鉢合わせが生じるかを検証する
(ステップS22)。すなわち、運行計画ファイル17
に記憶されている他の運搬車両の各主要ポイントにおけ
る通過予定時刻から、当該他の運搬車両がどの時間帯に
どの位置(どの主要ポイント間)を走行しているかを判
断することができ、これによって運行計画の立案に係る
運搬車両との鉢合わせが生じるか否かを検証する。そし
て、検証結果に基づいて鉢合わせの可能性があるか否か
を判断し(ステップS24)、鉢合わせの可能性がある
場合にはステップS18で選択された運搬ルート候補を
無効とし(ステップS28)、再びステップS18から
の処理を繰り返す。すなわち、ステップS14で作成さ
れ、かつ、ステップS28によって無効とされていない
他の運搬ルート候補の中から走行距離が最も短い運搬ル
ートを選択し、ステップS20〜S24の処理を繰り返
すこととなる。一方、鉢合わせの可能性がない場合に
は、選択されている運搬ルート候補を最終的な運搬ルー
トとして決定し、その運搬ルートと、計算されている各
主要ポイントの通過時刻とによって運行計画ファイル1
7を更新し、同時に、携帯端末28に運搬ルート及びラ
イン側の部品置場を指示する(ステップS26)。これ
により、ステップS10の入力に係る運搬車両について
運行計画ファイル17の内容が更新され、また、携帯端
末28に運搬ルート及び経由する部品置場が指示され
る。なお、携帯端末28への運搬ルートの指示方法は、
携帯端末28のディスプレイ上にルート番号で指示する
ようにしてもよいし、工場のレイアウトを表示し、その
上に走行ルートを重ねて表示するようにしても良い。ま
た、部品置場の指示方法も、部品置場をアドレスで指示
するようにしても良いし、工場のレイアウトを表示し、
その上に部品置場を表示するようにしても良い。さらに
は、部品置場の指示と同時に、その部品置場に運搬され
る部品番号をも指示するようにしても良い。
作を、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS10では、運行者は、携帯端末28から運搬
する部品の品番を入力する。すなわち、運行者は、部品
受入場からライン側の部品置場に部品を運搬する直前
に、運搬する部品の部品番号を、携帯端末28を用いて
運行計画立案部20に入力する。運搬する直前に部品番
号を入力するのは、何らかの事情(例えば、交通渋滞
等)で部品受入場への部品の受入が遅れることがあり、
運搬車両が運搬する部品は運搬する直前に変更される場
合があるためである。なお、携帯端末28から部品番号
が送信されると同時に、運行計画の立案に係る運搬車両
の識別番号も送信される。携帯端末28から部品番号が
入力されると、運行計画立案部20は、入力された部品
番号に対応する部品置場のアドレスを部品情報ファイル
14から読み出す(ステップS12)。次に、その読み
出されたアドレスに係る部品置場の全てを経由すること
が可能な運搬ルート候補を全て作成し(ステップS1
4)、同時に、作成された各運搬ルート候補の走行距離
を算出する(ステップS16)。すなわち、生産ライン
レイアウト情報ファイル16に記憶されている各情報か
ら、運搬ルート候補を作成し、作成された運搬ルート候
補の走行距離を算出する。ステップS18では、ステッ
プS14で作成された運搬ルート候補群の中から、最も
走行距離が短くなるルートを選択し(ステップS1
8)、選択されたルートについて、その運搬ルート上の
各主要ポイントの通過予定時刻を算出する(ステップS
20)。具体的な算出手順は、既に述べたように、各主
要ポイント間の標準走行時間と各部品の標準積み下ろし
時間をもとに算出される。ステップS22では、ステッ
プS20で算出された各主要ポイントの通過予定時刻か
ら、他の運搬車両との鉢合わせが生じるかを検証する
(ステップS22)。すなわち、運行計画ファイル17
に記憶されている他の運搬車両の各主要ポイントにおけ
る通過予定時刻から、当該他の運搬車両がどの時間帯に
どの位置(どの主要ポイント間)を走行しているかを判
断することができ、これによって運行計画の立案に係る
運搬車両との鉢合わせが生じるか否かを検証する。そし
て、検証結果に基づいて鉢合わせの可能性があるか否か
を判断し(ステップS24)、鉢合わせの可能性がある
場合にはステップS18で選択された運搬ルート候補を
無効とし(ステップS28)、再びステップS18から
の処理を繰り返す。すなわち、ステップS14で作成さ
れ、かつ、ステップS28によって無効とされていない
他の運搬ルート候補の中から走行距離が最も短い運搬ル
ートを選択し、ステップS20〜S24の処理を繰り返
すこととなる。一方、鉢合わせの可能性がない場合に
は、選択されている運搬ルート候補を最終的な運搬ルー
トとして決定し、その運搬ルートと、計算されている各
主要ポイントの通過時刻とによって運行計画ファイル1
7を更新し、同時に、携帯端末28に運搬ルート及びラ
イン側の部品置場を指示する(ステップS26)。これ
により、ステップS10の入力に係る運搬車両について
運行計画ファイル17の内容が更新され、また、携帯端
末28に運搬ルート及び経由する部品置場が指示され
る。なお、携帯端末28への運搬ルートの指示方法は、
携帯端末28のディスプレイ上にルート番号で指示する
ようにしてもよいし、工場のレイアウトを表示し、その
上に走行ルートを重ねて表示するようにしても良い。ま
た、部品置場の指示方法も、部品置場をアドレスで指示
するようにしても良いし、工場のレイアウトを表示し、
その上に部品置場を表示するようにしても良い。さらに
は、部品置場の指示と同時に、その部品置場に運搬され
る部品番号をも指示するようにしても良い。
【0026】上述したことから明らかなように、本実施
例に係る運搬ルート指示装置では、他の運搬車両と鉢合
わせが生じなく、かつ、最も走行距離の短い運搬ルート
が運行者に指示される。したがって、運搬車両の無駄な
走行を省くことができ、また、他の運搬車両との鉢合わ
せが生じないためスムーズな運搬作業が可能となり、部
品運搬時間の短縮化を図ることができる。さらに、運搬
する部品を積み下ろす部品置場の位置が指示されるの
で、ベテランの運行者でなくても部品置場の位置を見つ
けることができ、慣れていない運行者でも効率的に部品
運搬作業を行うことができる。特に、運搬管理する部品
点数が極めて多い場合には、ライン側の部品置場の位置
を正確に運行者が頭に入れることは困難であり、本実施
例の運搬ルート指示装置は有用である。
例に係る運搬ルート指示装置では、他の運搬車両と鉢合
わせが生じなく、かつ、最も走行距離の短い運搬ルート
が運行者に指示される。したがって、運搬車両の無駄な
走行を省くことができ、また、他の運搬車両との鉢合わ
せが生じないためスムーズな運搬作業が可能となり、部
品運搬時間の短縮化を図ることができる。さらに、運搬
する部品を積み下ろす部品置場の位置が指示されるの
で、ベテランの運行者でなくても部品置場の位置を見つ
けることができ、慣れていない運行者でも効率的に部品
運搬作業を行うことができる。特に、運搬管理する部品
点数が極めて多い場合には、ライン側の部品置場の位置
を正確に運行者が頭に入れることは困難であり、本実施
例の運搬ルート指示装置は有用である。
【0027】以上、本発明の好適な一実施例について詳
細に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は当業者
の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施
することができる。例えば、上述した実施例では、作成
された複数の運搬ルート候補の中から走行距離が短いも
のから順に鉢合わせを検証したが、本発明はこのような
形態に限られず、例えば、作成された複数の運搬ルート
候補の中から走行時間が最も短いものから順に鉢合わせ
を検証するようにしても良い。すなわち、工場によって
は、走行スペースが狭い等の理由により走行区間毎に走
行速度が制限される場合があり、このような場合は走行
距離が長くても走行時間が短くなるルートが考えられる
からである。また、工場内の主要ポイントに運搬車両の
通過を検出する検出装置を設置し、検出装置が運搬車両
を検出すると、この検出装置から運行計画立案部に運搬
車両の識別番号、通過時刻等の情報を送信するようにし
ても良い。運行計画立案部では、実際の通過時刻を利用
して、その後の運行計画を立案するようにしても良い。
さらには、実際の通過時刻と通過予定時刻とを比較し、
部品運搬作業の進み、遅れを管理し、運搬作業が遅れて
いる場合には、運行者の携帯端末にその旨を送信するよ
うにしても良い。
細に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は当業者
の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施
することができる。例えば、上述した実施例では、作成
された複数の運搬ルート候補の中から走行距離が短いも
のから順に鉢合わせを検証したが、本発明はこのような
形態に限られず、例えば、作成された複数の運搬ルート
候補の中から走行時間が最も短いものから順に鉢合わせ
を検証するようにしても良い。すなわち、工場によって
は、走行スペースが狭い等の理由により走行区間毎に走
行速度が制限される場合があり、このような場合は走行
距離が長くても走行時間が短くなるルートが考えられる
からである。また、工場内の主要ポイントに運搬車両の
通過を検出する検出装置を設置し、検出装置が運搬車両
を検出すると、この検出装置から運行計画立案部に運搬
車両の識別番号、通過時刻等の情報を送信するようにし
ても良い。運行計画立案部では、実際の通過時刻を利用
して、その後の運行計画を立案するようにしても良い。
さらには、実際の通過時刻と通過予定時刻とを比較し、
部品運搬作業の進み、遅れを管理し、運搬作業が遅れて
いる場合には、運行者の携帯端末にその旨を送信するよ
うにしても良い。
【図1】 本発明に係る運搬ルート指示装置の概略構成
を模式的に示す図である。
を模式的に示す図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る車両組立工場の全体
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図3】 本実施例に係る運搬ルート指示装置の概略構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図4】 部品情報ファイルの内容を示す図である。
【図5】 生産ラインレイアウト情報ファイルの内容を
示す図である。
示す図である。
【図6】 運行計画ファイルの内容を示す図である。
【図7】 運搬ルート指示装置の作動を説明するための
フローチャートである。
フローチャートである。
13・・記憶装置 14・・部品情報ファイル(部品置場アドレスファイル
2の一例) 15・・生産ラインレイアウト情報ファイル 16・・運行計画ファイル(運搬車両別通過予定時刻フ
ァイルの一例) 20・・運行計画立案部 21・・部品置場アドレス読出し手段(読出し手段4の
一例) 22・・運搬ルート候補作成手段 23・・通過予定時刻算出手段(運搬ルート候補選択手
段5と通過予定時刻算出手段6の一例) 24・・鉢合わせ検証手段(検証手段7の一例) 25・・繰り返し実行手段(繰り返し手段8の一例) 26・・運行計画ファイル更新手段(更新手段9の一
例) 27・・表示手段 28・・携帯端末(入力手段3の一例) 30・・運搬ルート指示装置
2の一例) 15・・生産ラインレイアウト情報ファイル 16・・運行計画ファイル(運搬車両別通過予定時刻フ
ァイルの一例) 20・・運行計画立案部 21・・部品置場アドレス読出し手段(読出し手段4の
一例) 22・・運搬ルート候補作成手段 23・・通過予定時刻算出手段(運搬ルート候補選択手
段5と通過予定時刻算出手段6の一例) 24・・鉢合わせ検証手段(検証手段7の一例) 25・・繰り返し実行手段(繰り返し手段8の一例) 26・・運行計画ファイル更新手段(更新手段9の一
例) 27・・表示手段 28・・携帯端末(入力手段3の一例) 30・・運搬ルート指示装置
Claims (5)
- 【請求項1】 部品受入場に受入れられている多種類の
部品群を、部品種類毎に定められている生産ライン側の
部品置場に運搬する車両の運行者に運搬ルートを指示す
る装置であって、 運行計画が立案された運搬車両別に、主要地点の通過予
定時刻を記憶している運搬車両別通過予定時刻ファイル
と、 部品種類別に部品置場のアドレスを記憶している部品置
場アドレスファイルと、 運搬する部品群の部品種類を入力する手段と、 入力された部品種類をキーとして、部品置場アドレスフ
ァイルを参照して、運搬車両が経由することを必要とす
る部品置場アドレス群を読出す手段と、読出された部品
置場アドレス群の全部のアドレスを経由する1つの運搬
ルート候補を選択する手段と、 選択された運搬ルート候補に対して、その運搬ルート上
の主要地点の通過予定時刻を算出する手段と、 算出された主要地点の通過予定時刻と、運搬車両別通過
予定時刻ファイルに記憶されている他の運搬車両の主要
地点の通過予定時刻とから、運搬車両同志の鉢合わせが
生じるか否かを検証する手段と、 鉢合わせが生じない運搬ルートが発見されるまで、運搬
ルート候補の選択手段と、運搬ルート上の主要地点の通
過予定時刻を算出する手段とを繰返し実行させる手段
と、 発見された「鉢合わせが生じない運搬ルート」の主要地
点の通過予定時刻によって運搬車両別通過予定時刻ファ
イルを更新する手段と、 発見された「鉢合わせが生じない運搬ルート」を運行者
に指示する手段とを有する運搬ルート指示装置。 - 【請求項2】 前記の通過予定時刻を算出する手段は、
主要地点間の標準移動時間と、運搬する部品の標準積み
下ろし時間を基に、運搬ルート上の主要地点における通
過予定時刻を算出する請求項1に記載の運搬ルート指示
装置。 - 【請求項3】 運搬車両の通過を検出する運搬車両検出
手段を主要地点に設け、運搬車両検出手段で運搬車両を
検出した検出時刻から、運搬車両別通過予定時刻ファイ
ルの通過予定時刻を修正する手段をさらに有する請求項
1又は2に記載の運搬ルート指示装置。 - 【請求項4】 運搬車両検出手段で運搬車両を検出した
検出時刻が、運搬車両別通過予定時刻ファイルに記憶さ
れている当該運搬車両の当該主要地点の予定通過時刻か
ら所定時間以上ずれているときに警告を行なう手段をさ
らに有する請求項3に記載の運搬ルート指示装置。 - 【請求項5】 「鉢合わせが生じない運搬ルート」の候
補を複数個発見し、発見された「鉢合わせが生じない運
搬ルート」の候補群のなかから、最短時間または最短距
離となる運搬ルートを選択する手段をさらに有する請求
項1に記載の運搬ルート指示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001170001A JP2002362748A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 運搬ルート指示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001170001A JP2002362748A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 運搬ルート指示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002362748A true JP2002362748A (ja) | 2002-12-18 |
Family
ID=19011998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001170001A Withdrawn JP2002362748A (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 運搬ルート指示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002362748A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005181230A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 計器定期取替管理システムおよび計器定期取替方法 |
JP2011154579A (ja) * | 2010-01-28 | 2011-08-11 | Hitachi Ltd | ルート指示システム |
JP2020135629A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | トヨタ自動車株式会社 | 情報処理装置及び情報処理方法、プログラム |
US11782454B2 (en) | 2020-10-19 | 2023-10-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Unmanned conveying system |
-
2001
- 2001-06-05 JP JP2001170001A patent/JP2002362748A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005181230A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 計器定期取替管理システムおよび計器定期取替方法 |
JP2011154579A (ja) * | 2010-01-28 | 2011-08-11 | Hitachi Ltd | ルート指示システム |
JP2020135629A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | トヨタ自動車株式会社 | 情報処理装置及び情報処理方法、プログラム |
JP7095623B2 (ja) | 2019-02-22 | 2022-07-05 | トヨタ自動車株式会社 | 情報処理装置及び情報処理方法、プログラム |
US11782454B2 (en) | 2020-10-19 | 2023-10-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Unmanned conveying system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060626 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061213 |