JP2002362141A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/32—Cooling devices
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- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/32—Cooling devices
- B60H1/3204—Cooling devices using compression
- B60H1/3205—Control means therefor
- B60H1/322—Control means therefor for improving the stop or idling operation of the engine
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- B60H1/3222—Cooling devices using compression characterised by the compressor driving arrangements, e.g. clutches, transmissions or multiple drives
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- F02N11/003—Starting of engines by means of electric motors said electric motor being also used as a drive for auxiliaries, e.g. for driving transmission pumps or fuel pumps during engine stop
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- F02N11/08—Circuits specially adapted for starting of engines
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】エンジンの停止状態において、電動機による圧
縮機の駆動を、エンジン停止に配慮した好適な態様で実
施することが可能な車両用空調装置を提供すること。 【解決手段】エンジンEgの停止時にモータ・ジェネレ
ータMGによって圧縮機CPを駆動する場合には、圧縮
機CPの負荷トルクを所定値以下に保つようにする。
縮機の駆動を、エンジン停止に配慮した好適な態様で実
施することが可能な車両用空調装置を提供すること。 【解決手段】エンジンEgの停止時にモータ・ジェネレ
ータMGによって圧縮機CPを駆動する場合には、圧縮
機CPの負荷トルクを所定値以下に保つようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンを走行駆
動源とする車両に搭載されるとともに、電動機により駆
動される圧縮機を備えた車両用空調装置に関する。
動源とする車両に搭載されるとともに、電動機により駆
動される圧縮機を備えた車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の省燃費対策のために、信号
待ち等の車両の走行停止状態において、アイドリング状
態にあるエンジンを自動停止させる、所謂アイドリング
ストップ制御を行うことが一般化されつつある。そし
て、車両用空調装置の圧縮機としては、エンジンの停止
状態においても空調が可能なように、電動機(例えばモ
ータ)を駆動源としたものが存在する(例えば、特開平
11−147424号公報や特開2000−23048
2号公報の技術)。
待ち等の車両の走行停止状態において、アイドリング状
態にあるエンジンを自動停止させる、所謂アイドリング
ストップ制御を行うことが一般化されつつある。そし
て、車両用空調装置の圧縮機としては、エンジンの停止
状態においても空調が可能なように、電動機(例えばモ
ータ)を駆動源としたものが存在する(例えば、特開平
11−147424号公報や特開2000−23048
2号公報の技術)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電動機の電
源であるバッテリは、エンジンにより駆動される発電機
によって充電が行われる。従って、エンジンの停止状態
において、電動機により圧縮機の駆動がなされると、バ
ッテリの蓄電量は減る一方となる。そして、バッテリの
蓄電量が少なくなればエンジンが起動し、バッテリに対
する充電が行われることとなる。このため、アイドリン
グストップ制御つまり省燃費対策が、それを考慮しない
従来の空調制御によって短時間で妨げられる問題を生じ
ていた。つまり、エンジンの停止状態においては、電動
機の電力消費にも配慮しつつ圧縮機を動作させることが
重要なのである。
源であるバッテリは、エンジンにより駆動される発電機
によって充電が行われる。従って、エンジンの停止状態
において、電動機により圧縮機の駆動がなされると、バ
ッテリの蓄電量は減る一方となる。そして、バッテリの
蓄電量が少なくなればエンジンが起動し、バッテリに対
する充電が行われることとなる。このため、アイドリン
グストップ制御つまり省燃費対策が、それを考慮しない
従来の空調制御によって短時間で妨げられる問題を生じ
ていた。つまり、エンジンの停止状態においては、電動
機の電力消費にも配慮しつつ圧縮機を動作させることが
重要なのである。
【0004】また、エンジンをも駆動源とするハイブリ
ッド駆動タイプの圧縮機においては、電動機にエンジン
と同等の圧縮機駆動能力を求めると、電動機が大型化し
てエンジンルーム内に配置できなくなる問題がある(ち
なみに、圧縮機の駆動源を電動機のみとした場合、それ
らの配置はエンジンルーム内に限定されず、例えばトラ
ンク内であってもよい)。従って、このハイブリッド駆
動タイプの圧縮機においては、電動機として小型のもの
を採用することが一般的となっている。このため、電動
機による圧縮機の駆動時においては、電動機に過大な圧
縮機駆動負荷を作用させない配慮が必要となる。
ッド駆動タイプの圧縮機においては、電動機にエンジン
と同等の圧縮機駆動能力を求めると、電動機が大型化し
てエンジンルーム内に配置できなくなる問題がある(ち
なみに、圧縮機の駆動源を電動機のみとした場合、それ
らの配置はエンジンルーム内に限定されず、例えばトラ
ンク内であってもよい)。従って、このハイブリッド駆
動タイプの圧縮機においては、電動機として小型のもの
を採用することが一般的となっている。このため、電動
機による圧縮機の駆動時においては、電動機に過大な圧
縮機駆動負荷を作用させない配慮が必要となる。
【0005】本発明の目的は、エンジンの停止状態にお
いて、電動機による圧縮機の駆動を、エンジン停止に配
慮した好適な態様で実施することが可能な車両用空調装
置を提供することにある。
いて、電動機による圧縮機の駆動を、エンジン停止に配
慮した好適な態様で実施することが可能な車両用空調装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、エンジンの停止時に、電動機に
より圧縮機を駆動する場合には、圧縮機の負荷トルク
(圧縮機を駆動するために必要なトルク)を所定値以下
に保つようにしたことを特徴としている。
に請求項1の発明では、エンジンの停止時に、電動機に
より圧縮機を駆動する場合には、圧縮機の負荷トルク
(圧縮機を駆動するために必要なトルク)を所定値以下
に保つようにしたことを特徴としている。
【0007】この構成においては、エンジンの停止時に
圧縮機を駆動する場合、電動機の電力消費を抑えること
ができる。また、電動機の負荷も軽減することができ
る。請求項2の発明は請求項1において、前記電動機に
は、エンジンにより駆動される発電機が生じた電力がバ
ッテリを介して供給される構成であることを特徴として
いる。
圧縮機を駆動する場合、電動機の電力消費を抑えること
ができる。また、電動機の負荷も軽減することができ
る。請求項2の発明は請求項1において、前記電動機に
は、エンジンにより駆動される発電機が生じた電力がバ
ッテリを介して供給される構成であることを特徴として
いる。
【0008】この構成においては、エンジンの停止時に
電動機によって圧縮機を駆動する場合、バッテリの蓄電
力を節約することができる。請求項3の発明は請求項1
又は2において、前記圧縮機は吐出容量を変更可能であ
って、この吐出容量を制御要素として圧縮機の負荷トル
クを所定値以下に保つようにしたことを特徴としてい
る。
電動機によって圧縮機を駆動する場合、バッテリの蓄電
力を節約することができる。請求項3の発明は請求項1
又は2において、前記圧縮機は吐出容量を変更可能であ
って、この吐出容量を制御要素として圧縮機の負荷トル
クを所定値以下に保つようにしたことを特徴としてい
る。
【0009】この構成においては、電動機を制御要素と
する場合と比較して、電動機の駆動構成を簡素化するこ
とができる。請求項4の発明は請求項1〜3のいずれか
において、前記圧縮機の負荷トルクを所定値以下に保つ
にあたり、圧縮機の単位時間当たりの冷媒吐出量を所定
量以下に保つことを直接の制御目標としたことを特徴と
している。
する場合と比較して、電動機の駆動構成を簡素化するこ
とができる。請求項4の発明は請求項1〜3のいずれか
において、前記圧縮機の負荷トルクを所定値以下に保つ
にあたり、圧縮機の単位時間当たりの冷媒吐出量を所定
量以下に保つことを直接の制御目標としたことを特徴と
している。
【0010】この構成においては、圧縮機の負荷トルク
を直接検出するための高価なトルクセンサを必要としな
い。請求項5の発明は請求項1〜3のいずれかにおい
て、前記圧縮機の負荷トルクを所定値以下に保つにあた
り、電動機に供給される電流値を所定値以下に保つこと
を直接の制御目標としたことを特徴としている。
を直接検出するための高価なトルクセンサを必要としな
い。請求項5の発明は請求項1〜3のいずれかにおい
て、前記圧縮機の負荷トルクを所定値以下に保つにあた
り、電動機に供給される電流値を所定値以下に保つこと
を直接の制御目標としたことを特徴としている。
【0011】この構成においては、圧縮機の負荷トルク
を直接検出するための高価なトルクセンサを必要としな
い。請求項6の発明は請求項1〜3のいずれかにおい
て、前記電動機に供給される電流値には上限が設定され
ており、圧縮機の負荷トルクを所定値以下に保つにあた
り、電動機の回転速度を所定値以上に保つことを直接の
制御目標としたことを特徴としている。
を直接検出するための高価なトルクセンサを必要としな
い。請求項6の発明は請求項1〜3のいずれかにおい
て、前記電動機に供給される電流値には上限が設定され
ており、圧縮機の負荷トルクを所定値以下に保つにあた
り、電動機の回転速度を所定値以上に保つことを直接の
制御目標としたことを特徴としている。
【0012】この構成においては、圧縮機の負荷トルク
を直接検出するための高価なトルクセンサを必要としな
い。請求項7の発明は請求項1〜6のいずれかにおい
て、前記圧縮機は制御室の内圧を調節することで吐出容
量を変更可能であって、制御室の内圧調節は制御弁の弁
開度調節によって行われ、前記制御弁は、前記冷媒循環
回路に設定された二つの圧力監視点間の差圧を機械的に
検出するとともに、この検出差圧の変動を打ち消す側に
容量可変型圧縮機の吐出容量が変更されるように弁体を
動作させる感圧機構と、前記弁体に付与する力を外部か
らの指令によって調節することで、感圧機構による弁体
の位置決め動作の基準となる設定差圧を変更可能な設定
差圧変更手段とを備えていることを特徴としている。
を直接検出するための高価なトルクセンサを必要としな
い。請求項7の発明は請求項1〜6のいずれかにおい
て、前記圧縮機は制御室の内圧を調節することで吐出容
量を変更可能であって、制御室の内圧調節は制御弁の弁
開度調節によって行われ、前記制御弁は、前記冷媒循環
回路に設定された二つの圧力監視点間の差圧を機械的に
検出するとともに、この検出差圧の変動を打ち消す側に
容量可変型圧縮機の吐出容量が変更されるように弁体を
動作させる感圧機構と、前記弁体に付与する力を外部か
らの指令によって調節することで、感圧機構による弁体
の位置決め動作の基準となる設定差圧を変更可能な設定
差圧変更手段とを備えていることを特徴としている。
【0013】この構成においては、圧縮機の負荷トルク
に大きな影響を与える冷媒流量を、直接的に外部制御可
能となっている。従って、例えば、圧縮機の単位時間当
たりの冷媒吐出量(冷媒流量)を所定量以下に保つ制御
を、冷媒流量センサ等を用いなくとも高精度でかつ応答
性良く行うことができる。
に大きな影響を与える冷媒流量を、直接的に外部制御可
能となっている。従って、例えば、圧縮機の単位時間当
たりの冷媒吐出量(冷媒流量)を所定量以下に保つ制御
を、冷媒流量センサ等を用いなくとも高精度でかつ応答
性良く行うことができる。
【0014】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かに記載の発明を適用するのに好適な態様を限定するも
のである。すなわち、前記エンジンの停止とは、少なく
ともエンジンがアイドリングストップ制御によって自動
停止された状態のことを指す。
かに記載の発明を適用するのに好適な態様を限定するも
のである。すなわち、前記エンジンの停止とは、少なく
ともエンジンがアイドリングストップ制御によって自動
停止された状態のことを指す。
【0015】請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれ
かに記載の発明を適用するのに好適な態様を限定するも
のである。すなわち、前記圧縮機はエンジンに作動連結
されており、エンジンの稼動時にはエンジンを圧縮機の
駆動源とし、エンジンの停止時には電動機を圧縮機の駆
動源とする構成であることを特徴としている。
かに記載の発明を適用するのに好適な態様を限定するも
のである。すなわち、前記圧縮機はエンジンに作動連結
されており、エンジンの稼動時にはエンジンを圧縮機の
駆動源とし、エンジンの停止時には電動機を圧縮機の駆
動源とする構成であることを特徴としている。
【0016】請求項10の発明は請求項9において、前
記圧縮機のハウジングには、エンジンからの動力を受け
る回転体を備えた動力伝達機構が配設されており、この
動力伝達機構に前記電動機が内蔵されていることを特徴
としている。
記圧縮機のハウジングには、エンジンからの動力を受け
る回転体を備えた動力伝達機構が配設されており、この
動力伝達機構に前記電動機が内蔵されていることを特徴
としている。
【0017】この構成においては、寸法が限られた動力
伝達機構内に配置しなくてはならない電動機は小型で非
力となる。従って、このような態様において、電動機に
よる圧縮機の駆動時に圧縮機の負荷トルクを所定値以下
に保つように配慮することは、電動機の安定運転を達成
する上で特に有効な手法であるといえる。
伝達機構内に配置しなくてはならない電動機は小型で非
力となる。従って、このような態様において、電動機に
よる圧縮機の駆動時に圧縮機の負荷トルクを所定値以下
に保つように配慮することは、電動機の安定運転を達成
する上で特に有効な手法であるといえる。
【0018】請求項11の発明は請求項1〜8のいずれ
かにおいて、前記エンジンの稼動又は停止にかかわら
ず、電動機を圧縮機の駆動源とする構成であることを特
徴としている。
かにおいて、前記エンジンの稼動又は停止にかかわら
ず、電動機を圧縮機の駆動源とする構成であることを特
徴としている。
【0019】この構成においては、エンジンが稼動状態
であっても、圧縮機の駆動は電動機によってなされる。
であっても、圧縮機の駆動は電動機によってなされる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1〜
第4実施形態について説明する。なお、第2〜第4実施
形態においては第1実施形態との相違点についてのみ説
明する。
第4実施形態について説明する。なお、第2〜第4実施
形態においては第1実施形態との相違点についてのみ説
明する。
【0021】○第1実施形態 (車両用空調装置の概要)図1及び図2は車両用空調装
置を示す図である。すなわち、図1に示すように、車両
の走行駆動源であるエンジン(内燃機関)Egには、動
力伝達機構PTを介して、電動機及び発電機としてのモ
ータ・ジェネレータMGが作動連結されている。モータ
・ジェネレータMGには、冷媒循環回路(冷凍サイク
ル)を構成する容量可変型斜板式圧縮機(以下単に圧縮
機とする)CPが作動連結されている。
置を示す図である。すなわち、図1に示すように、車両
の走行駆動源であるエンジン(内燃機関)Egには、動
力伝達機構PTを介して、電動機及び発電機としてのモ
ータ・ジェネレータMGが作動連結されている。モータ
・ジェネレータMGには、冷媒循環回路(冷凍サイク
ル)を構成する容量可変型斜板式圧縮機(以下単に圧縮
機とする)CPが作動連結されている。
【0022】図2に示すように、前記車両には、動力伝
達機構PT、モータ・ジェネレータMG及び圧縮機CP
を統括制御するエアコンECU81と、エンジンEgの
運転制御(起動・停止制御や出力制御等)を行うエンジ
ンECU82とが搭載されている。各ECU81,82
は、コンピュータを内蔵する電子制御ユニットである。
エアコンECU81とエンジンECU82とは通信可能
に接続されている。
達機構PT、モータ・ジェネレータMG及び圧縮機CP
を統括制御するエアコンECU81と、エンジンEgの
運転制御(起動・停止制御や出力制御等)を行うエンジ
ンECU82とが搭載されている。各ECU81,82
は、コンピュータを内蔵する電子制御ユニットである。
エアコンECU81とエンジンECU82とは通信可能
に接続されている。
【0023】前記エアコンECU81には、動力伝達機
構PT用の駆動回路83、インバータやコンバータ等か
らなるモータ・ジェネレータMG用の駆動回路84、及
び圧縮機CP用の駆動回路85が接続されている。各駆
動回路83〜85は、その駆動対象(後に詳述する)と
バッテリ86との間の給電経路上に配設されている。
構PT用の駆動回路83、インバータやコンバータ等か
らなるモータ・ジェネレータMG用の駆動回路84、及
び圧縮機CP用の駆動回路85が接続されている。各駆
動回路83〜85は、その駆動対象(後に詳述する)と
バッテリ86との間の給電経路上に配設されている。
【0024】前記エンジンECU82は、例えば信号待
ち等の車両の走行停止状態において、アイドリング状態
にあるエンジンEgを、運転者によるイグニッションス
イッチ(図示しない)の操作なく自動停止させるアイド
リングストップ制御を行う。このエンジンEgの自動停
止は、例えば車速がゼロでかつエンジンEgのアイドリ
ング状態が所定時間以上継続された場合に実行される。
エンジンECU82は、エンジンEgのアイドリングス
トップ情報をエアコンECU81に対して送信する。
ち等の車両の走行停止状態において、アイドリング状態
にあるエンジンEgを、運転者によるイグニッションス
イッチ(図示しない)の操作なく自動停止させるアイド
リングストップ制御を行う。このエンジンEgの自動停
止は、例えば車速がゼロでかつエンジンEgのアイドリ
ング状態が所定時間以上継続された場合に実行される。
エンジンECU82は、エンジンEgのアイドリングス
トップ情報をエアコンECU81に対して送信する。
【0025】(モータ・ジェネレータ)図1に示すよう
に、前記モータ・ジェネレータMGのハウジング11内
には、収容室12が形成されている。収容室12内には
回転軸13が回転可能に配設されている。回転軸13は
動力伝達機構PTを介してエンジンEgに作動連結され
ている。
に、前記モータ・ジェネレータMGのハウジング11内
には、収容室12が形成されている。収容室12内には
回転軸13が回転可能に配設されている。回転軸13は
動力伝達機構PTを介してエンジンEgに作動連結され
ている。
【0026】前記収容室12において回転軸13上に
は、マグネット14が一体回転可能に固定されている。
収容室12の内周面には、コイル15が巻回されたステ
ータコア16が、マグネット14を取り囲むようにして
複数固定配置されている。
は、マグネット14が一体回転可能に固定されている。
収容室12の内周面には、コイル15が巻回されたステ
ータコア16が、マグネット14を取り囲むようにして
複数固定配置されている。
【0027】そして、図2に示すように、前記エアコン
ECU81が駆動回路84にコイル15の通電を指令す
ると、コイル15がバッテリ86からの給電によって励
磁されて回転軸13が回転し、モータ・ジェネレータM
Gが発動機として機能される。
ECU81が駆動回路84にコイル15の通電を指令す
ると、コイル15がバッテリ86からの給電によって励
磁されて回転軸13が回転し、モータ・ジェネレータM
Gが発動機として機能される。
【0028】逆に、エアコンECU81が駆動回路84
にバッテリ86の充電を指令すると、エンジンEgが回
転軸13を回転駆動することでコイル15に生じた電力
を、バッテリ86に蓄電可能となる。
にバッテリ86の充電を指令すると、エンジンEgが回
転軸13を回転駆動することでコイル15に生じた電力
を、バッテリ86に蓄電可能となる。
【0029】つまり、前記駆動回路84は、エアコンE
CU81からの指令によって、バッテリ86とモータ・
ジェネレータMGとの間の電力回路を、バッテリ86か
らモータ・ジェネレータMGへの給電回路、又はモータ
・ジェネレータMGからバッテリ86への充電回路に切
り替え可能となっている。
CU81からの指令によって、バッテリ86とモータ・
ジェネレータMGとの間の電力回路を、バッテリ86か
らモータ・ジェネレータMGへの給電回路、又はモータ
・ジェネレータMGからバッテリ86への充電回路に切
り替え可能となっている。
【0030】(動力伝達機構)図1に示すように、前記
モータ・ジェネレータMGにおいてハウジング11の前
端部にはボス部17が突設されており、ボス部17には
回転体としてのロータ18がアンギュラベアリング19
を介して回転可能に支持されている。ロータ18は、そ
の外周に掛けられたベルト20を介してエンジンEgに
作動連結されている。
モータ・ジェネレータMGにおいてハウジング11の前
端部にはボス部17が突設されており、ボス部17には
回転体としてのロータ18がアンギュラベアリング19
を介して回転可能に支持されている。ロータ18は、そ
の外周に掛けられたベルト20を介してエンジンEgに
作動連結されている。
【0031】前記モータ・ジェネレータMGにおいて回
転軸13のハウジング11外への突出部分には、ハブ2
1が固定されている。ハブ21の板バネ部21aにはア
ーマチャ22が弾性支持されている。ハウジング11の
前端部にはコイル23が固定支持されているとともに、
コイル23はロータ18内に収容配置されている。
転軸13のハウジング11外への突出部分には、ハブ2
1が固定されている。ハブ21の板バネ部21aにはア
ーマチャ22が弾性支持されている。ハウジング11の
前端部にはコイル23が固定支持されているとともに、
コイル23はロータ18内に収容配置されている。
【0032】そして、図2に示すように、前記エアコン
ECU81が駆動回路83にコイル23の通電を指令す
ると、コイル23がバッテリ86からの給電によって励
磁される。従って、アーマチャ22が板バネ部21aの
バネ力に抗して移動してロータ18に圧接し、ロータ1
8とアーマチャ22とが接続される(動力伝達機構PT
の電磁クラッチ構成の接続)。よって、エンジンEgの
動力がモータ・ジェネレータMG及び圧縮機CPに伝達
されることとなる。
ECU81が駆動回路83にコイル23の通電を指令す
ると、コイル23がバッテリ86からの給電によって励
磁される。従って、アーマチャ22が板バネ部21aの
バネ力に抗して移動してロータ18に圧接し、ロータ1
8とアーマチャ22とが接続される(動力伝達機構PT
の電磁クラッチ構成の接続)。よって、エンジンEgの
動力がモータ・ジェネレータMG及び圧縮機CPに伝達
されることとなる。
【0033】この状態から、エアコンECU81が駆動
回路83にコイル23の通電停止を指令すると、コイル
23が消磁される。従って、アーマチャ22が板バネ部
21aのバネ力によって移動してロータ18から離間
し、ロータ18とアーマチャ22との接続が解除される
(動力伝達機構PTの電磁クラッチ構成の遮断)。よっ
て、エンジンEgと、モータ・ジェネレータMG及び圧
縮機CPとの間での動力伝達経路が遮断される。動力伝
達機構PTが遮断されれば、エンジンEgの動力がモー
タ・ジェネレータMG及び圧縮機CPに伝達されること
もないし、モータ・ジェネレータMGが生じた動力がエ
ンジンEg側に伝達されることもない。
回路83にコイル23の通電停止を指令すると、コイル
23が消磁される。従って、アーマチャ22が板バネ部
21aのバネ力によって移動してロータ18から離間
し、ロータ18とアーマチャ22との接続が解除される
(動力伝達機構PTの電磁クラッチ構成の遮断)。よっ
て、エンジンEgと、モータ・ジェネレータMG及び圧
縮機CPとの間での動力伝達経路が遮断される。動力伝
達機構PTが遮断されれば、エンジンEgの動力がモー
タ・ジェネレータMG及び圧縮機CPに伝達されること
もないし、モータ・ジェネレータMGが生じた動力がエ
ンジンEg側に伝達されることもない。
【0034】(圧縮機の基本構成)図1に示すように、
前記圧縮機CPのハウジング24は、モータ・ジェネレ
ータMGのハウジング11の後端に接合固定されてい
る。ハウジング24内には、制御室としてのクランク室
25が区画されている。クランク室25内には回転軸2
6が回転可能に配設されている。回転軸26においてハ
ウジング24から突出する前端部は、モータ・ジェネレ
ータMGの回転軸13の後端部に一体回転可能に連結さ
れている。従って、両回転軸13,26は全体として一
軸様をなしている。
前記圧縮機CPのハウジング24は、モータ・ジェネレ
ータMGのハウジング11の後端に接合固定されてい
る。ハウジング24内には、制御室としてのクランク室
25が区画されている。クランク室25内には回転軸2
6が回転可能に配設されている。回転軸26においてハ
ウジング24から突出する前端部は、モータ・ジェネレ
ータMGの回転軸13の後端部に一体回転可能に連結さ
れている。従って、両回転軸13,26は全体として一
軸様をなしている。
【0035】前記クランク室25において回転軸26上
には、ラグプレート27が一体回転可能に固定されてい
る。クランク室25内には斜板28が収容されている。
斜板28は、回転軸26にスライド移動可能でかつ傾動
可能に支持されている。ヒンジ機構29は、ラグプレー
ト27と斜板28との間に介在されている。従って、斜
板28は、ヒンジ機構29を介したラグプレート27と
の間でのヒンジ連結、及び回転軸26の支持により、ラ
グプレート27及び回転軸26と同期回転可能であると
ともに、回転軸26の軸線方向へのスライド移動を伴い
ながら回転軸26に対し傾動可能となっている。
には、ラグプレート27が一体回転可能に固定されてい
る。クランク室25内には斜板28が収容されている。
斜板28は、回転軸26にスライド移動可能でかつ傾動
可能に支持されている。ヒンジ機構29は、ラグプレー
ト27と斜板28との間に介在されている。従って、斜
板28は、ヒンジ機構29を介したラグプレート27と
の間でのヒンジ連結、及び回転軸26の支持により、ラ
グプレート27及び回転軸26と同期回転可能であると
ともに、回転軸26の軸線方向へのスライド移動を伴い
ながら回転軸26に対し傾動可能となっている。
【0036】複数(図面には一つのみ示す)のシリンダ
ボア24aは、前記ハウジング24内において回転軸2
6を取り囲むようにして形成されている。片頭型のピス
トン30は、各シリンダボア24aに往復動可能に収容
されている。シリンダボア24aの前後開口は、ハウジ
ング24に内装された弁・ポート形成体31及びピスト
ン30によって閉塞されており、このシリンダボア24
a内にはピストン30の往復動に応じて体積変化する圧
縮室32が区画されている。各ピストン30は、シュー
33を介して斜板28の外周部に係留されている。従っ
て、回転軸26の回転にともなう斜板28の回転運動
が、シュー33を介してピストン30の往復直線運動に
変換される。
ボア24aは、前記ハウジング24内において回転軸2
6を取り囲むようにして形成されている。片頭型のピス
トン30は、各シリンダボア24aに往復動可能に収容
されている。シリンダボア24aの前後開口は、ハウジ
ング24に内装された弁・ポート形成体31及びピスト
ン30によって閉塞されており、このシリンダボア24
a内にはピストン30の往復動に応じて体積変化する圧
縮室32が区画されている。各ピストン30は、シュー
33を介して斜板28の外周部に係留されている。従っ
て、回転軸26の回転にともなう斜板28の回転運動
が、シュー33を介してピストン30の往復直線運動に
変換される。
【0037】前記ハウジング24内において弁・ポート
形成体31よりも後方側には、吸入室34及び吐出室3
5がそれぞれ区画形成されている。そして、吸入室34
の冷媒ガスは、各ピストン30の上死点位置から下死点
側への往動により、弁・ポート形成体31に設けられた
吸入ポート36及び吸入弁37を介して圧縮室32に吸
入される。圧縮室32に吸入された冷媒ガスは、ピスト
ン30の下死点位置から上死点側への復動により所定の
圧力にまで圧縮され、弁・ポート形成体31に形成され
た吐出ポート38及び吐出弁39を介して吐出室35に
吐出される。
形成体31よりも後方側には、吸入室34及び吐出室3
5がそれぞれ区画形成されている。そして、吸入室34
の冷媒ガスは、各ピストン30の上死点位置から下死点
側への往動により、弁・ポート形成体31に設けられた
吸入ポート36及び吸入弁37を介して圧縮室32に吸
入される。圧縮室32に吸入された冷媒ガスは、ピスト
ン30の下死点位置から上死点側への復動により所定の
圧力にまで圧縮され、弁・ポート形成体31に形成され
た吐出ポート38及び吐出弁39を介して吐出室35に
吐出される。
【0038】(圧縮機の容量制御構造)前記ハウジング
24内には抽気通路65及び給気通路66が設けられて
いる。抽気通路65はクランク室25と吸入室34とを
連通する。給気通路66は吐出室35とクランク室25
とを連通する。ハウジング24において給気通路66の
途中には制御弁CVが配設されている。
24内には抽気通路65及び給気通路66が設けられて
いる。抽気通路65はクランク室25と吸入室34とを
連通する。給気通路66は吐出室35とクランク室25
とを連通する。ハウジング24において給気通路66の
途中には制御弁CVが配設されている。
【0039】そして、前記制御弁CVの開度を調節する
ことで、給気通路66を介したクランク室25への高圧
な吐出ガスの導入量と抽気通路65を介したクランク室
25からのガス導出量とのバランスが制御され、クラン
ク室25の内圧が決定される。このクランク室25の内
圧変更に応じて、ピストン30を介してのクランク室2
5の内圧と圧縮室32の内圧との差が変更され、斜板2
8の傾斜角度が変更される結果、ピストン30のストロ
ークすなわち圧縮機CPの吐出容量が調節される。
ことで、給気通路66を介したクランク室25への高圧
な吐出ガスの導入量と抽気通路65を介したクランク室
25からのガス導出量とのバランスが制御され、クラン
ク室25の内圧が決定される。このクランク室25の内
圧変更に応じて、ピストン30を介してのクランク室2
5の内圧と圧縮室32の内圧との差が変更され、斜板2
8の傾斜角度が変更される結果、ピストン30のストロ
ークすなわち圧縮機CPの吐出容量が調節される。
【0040】例えば、前記制御弁CVの開度が減少され
ると、クランク室25の内圧が低下される。クランク室
25の内圧が低下されると斜板28の傾斜角度が増大
し、圧縮機CPの吐出容量が増大される。
ると、クランク室25の内圧が低下される。クランク室
25の内圧が低下されると斜板28の傾斜角度が増大
し、圧縮機CPの吐出容量が増大される。
【0041】逆に、前記制御弁CVの開度が増大される
と、クランク室25の内圧が上昇される。クランク室2
5の内圧が上昇されると斜板28の傾斜角度が減少し、
圧縮機CPの吐出容量が減少される。なお、斜板28の
最小傾斜角度言い換えれば圧縮機CPの最小吐出容量は
ゼロではない。
と、クランク室25の内圧が上昇される。クランク室2
5の内圧が上昇されると斜板28の傾斜角度が減少し、
圧縮機CPの吐出容量が減少される。なお、斜板28の
最小傾斜角度言い換えれば圧縮機CPの最小吐出容量は
ゼロではない。
【0042】(冷媒循環回路)図1に示すように、車両
用空調装置の冷媒循環回路(冷凍サイクル)は、上述し
た圧縮機CPと外部冷媒回路70とから構成されてい
る。外部冷媒回路70は、凝縮器71、膨張弁72及び
蒸発器73を備えている。
用空調装置の冷媒循環回路(冷凍サイクル)は、上述し
た圧縮機CPと外部冷媒回路70とから構成されてい
る。外部冷媒回路70は、凝縮器71、膨張弁72及び
蒸発器73を備えている。
【0043】前記冷媒循環回路において、圧縮機CPの
吐出室35と凝縮器71との間の冷媒通路上には、遮断
弁74が配設されている。遮断弁74は、吐出室35側
の圧力が所定値よりも低くなると冷媒通路を遮断して、
外部冷媒回路70を経由した冷媒の循環を停止させる。
吐出室35と凝縮器71との間の冷媒通路上には、遮断
弁74が配設されている。遮断弁74は、吐出室35側
の圧力が所定値よりも低くなると冷媒通路を遮断して、
外部冷媒回路70を経由した冷媒の循環を停止させる。
【0044】前記遮断弁74は、その前後の圧力差を機
械的に検知して動作する差圧弁タイプであってもよい
し、吐出圧力センサ(図示しない)の検出値に応じて前
記エアコンECU81により制御される電磁弁タイプで
あってもよい。また、遮断弁74は、斜板28の最小傾
斜角度に機械的に連動されるタイプであってもよい。
械的に検知して動作する差圧弁タイプであってもよい
し、吐出圧力センサ(図示しない)の検出値に応じて前
記エアコンECU81により制御される電磁弁タイプで
あってもよい。また、遮断弁74は、斜板28の最小傾
斜角度に機械的に連動されるタイプであってもよい。
【0045】第1圧力監視点P1は吐出室35内に設定
されている。第2圧力監視点P2は、第1圧力監視点P
1から凝縮器71側(下流側)へ所定距離だけ離れた冷
媒通路の途中に設定されている。第1圧力監視点P1と
制御弁CVとは第1検圧通路68(図3参照)を介して
連通されている。第2圧力監視点P2と制御弁CVとは
第2検圧通路69(図3参照)を介して連通されてい
る。
されている。第2圧力監視点P2は、第1圧力監視点P
1から凝縮器71側(下流側)へ所定距離だけ離れた冷
媒通路の途中に設定されている。第1圧力監視点P1と
制御弁CVとは第1検圧通路68(図3参照)を介して
連通されている。第2圧力監視点P2と制御弁CVとは
第2検圧通路69(図3参照)を介して連通されてい
る。
【0046】(制御弁)図3に示すように、前記制御弁
CVのバルブハウジング41内には、弁室42、連通路
43及び感圧室44が区画されている。弁室42及び連
通路43内には、作動ロッド45が軸方向(図面では垂
直方向)に移動可能に配設されている。連通路43と感
圧室44とは、連通路43に挿入された作動ロッド45
の上端部によって遮断されている。弁室42は、給気通
路66の上流部を介して吐出室35と連通されている。
連通路43は、給気通路66の下流部を介してクランク
室25と連通されている。弁室42及び連通路43は給
気通路66の一部を構成する。
CVのバルブハウジング41内には、弁室42、連通路
43及び感圧室44が区画されている。弁室42及び連
通路43内には、作動ロッド45が軸方向(図面では垂
直方向)に移動可能に配設されている。連通路43と感
圧室44とは、連通路43に挿入された作動ロッド45
の上端部によって遮断されている。弁室42は、給気通
路66の上流部を介して吐出室35と連通されている。
連通路43は、給気通路66の下流部を介してクランク
室25と連通されている。弁室42及び連通路43は給
気通路66の一部を構成する。
【0047】前記弁室42内には、作動ロッド45の中
間部に形成された弁体部46が配置されている。弁室4
2と連通路43との境界に位置する段差は弁座47をな
しており、連通路43は一種の弁孔をなしている。そし
て、作動ロッド45が図3の位置(最下動位置)から弁
体部46が弁座47に着座する最上動位置へ上動する
と、連通路43が遮断される。つまり作動ロッド45の
弁体部46は、給気通路66の開度を調節可能な弁体と
して機能する。
間部に形成された弁体部46が配置されている。弁室4
2と連通路43との境界に位置する段差は弁座47をな
しており、連通路43は一種の弁孔をなしている。そし
て、作動ロッド45が図3の位置(最下動位置)から弁
体部46が弁座47に着座する最上動位置へ上動する
と、連通路43が遮断される。つまり作動ロッド45の
弁体部46は、給気通路66の開度を調節可能な弁体と
して機能する。
【0048】前記感圧室44内には、ベローズよりなる
感圧部材48が収容配置されている。感圧部材48の上
端部はバルブハウジング41に固定されている。感圧部
材48の下端部には作動ロッド45の上端部が嵌入され
ている。感圧室44内は、有底円筒状をなす感圧部材4
8によって、感圧部材48の内空間である第1圧力室4
9と、感圧部材48の外空間である第2圧力室50とに
区画されている。第1圧力室49内には、第1検圧通路
68を介して第1圧力監視点P1の圧力PdHが導か
れ、第2圧力室50内には、第2検圧通路69を介して
第2圧力監視点P2の圧力PdLが導かれている。前記
感圧部材48や感圧室44等が感圧機構をなしている。
感圧部材48が収容配置されている。感圧部材48の上
端部はバルブハウジング41に固定されている。感圧部
材48の下端部には作動ロッド45の上端部が嵌入され
ている。感圧室44内は、有底円筒状をなす感圧部材4
8によって、感圧部材48の内空間である第1圧力室4
9と、感圧部材48の外空間である第2圧力室50とに
区画されている。第1圧力室49内には、第1検圧通路
68を介して第1圧力監視点P1の圧力PdHが導か
れ、第2圧力室50内には、第2検圧通路69を介して
第2圧力監視点P2の圧力PdLが導かれている。前記
感圧部材48や感圧室44等が感圧機構をなしている。
【0049】前記バルブハウジング41の下方側には、
設定差圧変更手段としての電磁アクチュエータ部51が
設けられている。電磁アクチュエータ部51は、バルブ
ハウジング41内の中心部に有底円筒状の収容筒52を
備えている。収容筒52において上方側の開口には、セ
ンタポスト53が嵌入固定されている。このセンタポス
ト53の嵌入により、収容筒52内の最下部にはプラン
ジャ室54が区画されている。
設定差圧変更手段としての電磁アクチュエータ部51が
設けられている。電磁アクチュエータ部51は、バルブ
ハウジング41内の中心部に有底円筒状の収容筒52を
備えている。収容筒52において上方側の開口には、セ
ンタポスト53が嵌入固定されている。このセンタポス
ト53の嵌入により、収容筒52内の最下部にはプラン
ジャ室54が区画されている。
【0050】前記プランジャ室54内には、プランジャ
56が軸方向に移動可能に収容されている。センタポス
ト53の中心には軸方向に延びるガイド孔57が貫通形
成され、ガイド孔57内には、作動ロッド45の下端側
が軸方向に移動可能に配置されている。作動ロッド45
の下端は、プランジャ室54内においてプランジャ56
の上端面に当接されている。
56が軸方向に移動可能に収容されている。センタポス
ト53の中心には軸方向に延びるガイド孔57が貫通形
成され、ガイド孔57内には、作動ロッド45の下端側
が軸方向に移動可能に配置されている。作動ロッド45
の下端は、プランジャ室54内においてプランジャ56
の上端面に当接されている。
【0051】前記プランジャ室54において収容筒52
の内底面とプランジャ56との間には、コイルバネより
なるプランジャ付勢バネ60が収容されている。このプ
ランジャ付勢バネ60は、プランジャ56を作動ロッド
45側に向けて付勢する。また、作動ロッド45は、感
圧部材48自身が有するバネ性(以下ベローズバネ48
と呼ぶ)に基づいて、プランジャ56側に向けて付勢さ
れている。従って、プランジャ56と作動ロッド45と
は常時一体となって上下動する。なお、ベローズバネ4
8は、プランジャ付勢バネ60よりもバネ力の大きなも
のが用いられている。
の内底面とプランジャ56との間には、コイルバネより
なるプランジャ付勢バネ60が収容されている。このプ
ランジャ付勢バネ60は、プランジャ56を作動ロッド
45側に向けて付勢する。また、作動ロッド45は、感
圧部材48自身が有するバネ性(以下ベローズバネ48
と呼ぶ)に基づいて、プランジャ56側に向けて付勢さ
れている。従って、プランジャ56と作動ロッド45と
は常時一体となって上下動する。なお、ベローズバネ4
8は、プランジャ付勢バネ60よりもバネ力の大きなも
のが用いられている。
【0052】前記収容筒52の外周側には、センタポス
ト53及びプランジャ56を跨ぐ範囲にコイル61が巻
回配置されている。図2に示すように、このコイル61
には、情報検知手段87からの情報に応じたエアコンE
CU81の指令に基づき、駆動回路85を介してバッテ
リ86から電力が供給される。なお、情報検知手段87
は、空調装置をオンオフするためのエアコンスイッチ8
8、車室の温度を検出する温度センサ89、及び車室の
温度を設定するための温度設定器90等からなってい
る。
ト53及びプランジャ56を跨ぐ範囲にコイル61が巻
回配置されている。図2に示すように、このコイル61
には、情報検知手段87からの情報に応じたエアコンE
CU81の指令に基づき、駆動回路85を介してバッテ
リ86から電力が供給される。なお、情報検知手段87
は、空調装置をオンオフするためのエアコンスイッチ8
8、車室の温度を検出する温度センサ89、及び車室の
温度を設定するための温度設定器90等からなってい
る。
【0053】前記駆動回路85からコイル61への電力
供給により、この電力供給量に応じた大きさの電磁力
(電磁吸引力)がプランジャ56とセンタポスト53と
の間に発生する。この電磁力はプランジャ56を介して
作動ロッド45に伝達される。
供給により、この電力供給量に応じた大きさの電磁力
(電磁吸引力)がプランジャ56とセンタポスト53と
の間に発生する。この電磁力はプランジャ56を介して
作動ロッド45に伝達される。
【0054】なお、コイル61への通電制御は印加電圧
を調整することでなされ、この印加電圧の調整にはPW
M(パルス幅変調)制御が採用されている。 (制御弁の動作特性)前記制御弁CVにおいては、次の
ようにして作動ロッド45(弁体部46)の配置位置つ
まり弁開度が決まる。
を調整することでなされ、この印加電圧の調整にはPW
M(パルス幅変調)制御が採用されている。 (制御弁の動作特性)前記制御弁CVにおいては、次の
ようにして作動ロッド45(弁体部46)の配置位置つ
まり弁開度が決まる。
【0055】まず、図3に示すように、コイル61への
通電がない場合(デューティ比=0%)は、作動ロッド
45の配置には、ベローズバネ48の下向き付勢力の作
用が支配的となる。従って、作動ロッド45は最下動位
置に配置され、弁体部46は連通路43を全開とする。
このため、クランク室25の内圧は、その時おかれた状
況下において取り得る最大値となり、このクランク室2
5の内圧と圧縮室32の内圧とのピストン30を介した
差は大きくて、斜板28は傾斜角度を最小として圧縮機
CPの吐出容量は最小となっている。
通電がない場合(デューティ比=0%)は、作動ロッド
45の配置には、ベローズバネ48の下向き付勢力の作
用が支配的となる。従って、作動ロッド45は最下動位
置に配置され、弁体部46は連通路43を全開とする。
このため、クランク室25の内圧は、その時おかれた状
況下において取り得る最大値となり、このクランク室2
5の内圧と圧縮室32の内圧とのピストン30を介した
差は大きくて、斜板28は傾斜角度を最小として圧縮機
CPの吐出容量は最小となっている。
【0056】前記圧縮機CPの吐出容量が最小では、遮
断弁74において吐出室35側の圧力が所定値よりも低
くなり、遮断弁74が閉じられる。従って、外部冷媒回
路70を経由した冷媒循環が停止される。このため、圧
縮機CPによる冷媒ガス圧縮が継続されたとしても、空
調が行われることはない。
断弁74において吐出室35側の圧力が所定値よりも低
くなり、遮断弁74が閉じられる。従って、外部冷媒回
路70を経由した冷媒循環が停止される。このため、圧
縮機CPによる冷媒ガス圧縮が継続されたとしても、空
調が行われることはない。
【0057】前記斜板28の最小傾斜角度はゼロではな
いため、圧縮機CPの吐出容量が最小化されても、吸入
室34から圧縮室32への冷媒ガスの吸入、及び吸入冷
媒ガスの圧縮、並びに圧縮室32から吐出室35への冷
媒ガスの吐出は継続される。従って、圧縮機CPの内部
には、吐出室35→給気通路66→クランク室25→抽
気通路65→吸入室34→圧縮室32→(吐出室35)
よりなる循環回路が形成され、内部冷媒循環回路を冷媒
とともに潤滑油が循環される。このため、圧縮機CPの
外部へ潤滑油が排出されることがなく、各摺動部分(例
えば斜板28とシュー33との間)の潤滑状態は良好に
維持される。
いため、圧縮機CPの吐出容量が最小化されても、吸入
室34から圧縮室32への冷媒ガスの吸入、及び吸入冷
媒ガスの圧縮、並びに圧縮室32から吐出室35への冷
媒ガスの吐出は継続される。従って、圧縮機CPの内部
には、吐出室35→給気通路66→クランク室25→抽
気通路65→吸入室34→圧縮室32→(吐出室35)
よりなる循環回路が形成され、内部冷媒循環回路を冷媒
とともに潤滑油が循環される。このため、圧縮機CPの
外部へ潤滑油が排出されることがなく、各摺動部分(例
えば斜板28とシュー33との間)の潤滑状態は良好に
維持される。
【0058】次に、前記制御弁CVにおいて、コイル6
1に対しデューティ比可変範囲の最小デューティ比(>
0%)の通電がなされると、プランジャ付勢バネ60に
加勢された上向きの電磁力が、ベローズバネ48による
下向き付勢力を上回り、作動ロッド45が上動を開始す
る。この状態では、プランジャ付勢バネ60の上向きの
付勢力によって加勢された上向き電磁力が、ベローズバ
ネ48の下向き付勢力によって加勢された二点間差圧Δ
Pd(=PdH−PdL)に基づく下向き押圧力に対抗
する。そして、これら上下付勢力が均衡する位置に、作
動ロッド45の弁体部46が弁座47に対して位置決め
される。
1に対しデューティ比可変範囲の最小デューティ比(>
0%)の通電がなされると、プランジャ付勢バネ60に
加勢された上向きの電磁力が、ベローズバネ48による
下向き付勢力を上回り、作動ロッド45が上動を開始す
る。この状態では、プランジャ付勢バネ60の上向きの
付勢力によって加勢された上向き電磁力が、ベローズバ
ネ48の下向き付勢力によって加勢された二点間差圧Δ
Pd(=PdH−PdL)に基づく下向き押圧力に対抗
する。そして、これら上下付勢力が均衡する位置に、作
動ロッド45の弁体部46が弁座47に対して位置決め
される。
【0059】例えば、エンジンEgの回転速度が減少し
て冷媒循環回路の冷媒流量が減少すると、下向きの二点
間差圧ΔPdに基づく力が減少する。従って、作動ロッ
ド45(弁体部46)が上動して連通路43の開度が減
少し、クランク室25の内圧が低下傾向となる。このた
め、斜板28が傾斜角度増大方向に傾動し、圧縮機CP
の吐出容量は増大される。圧縮機CPの吐出容量が増大
すれば冷媒循環回路における冷媒流量も増大し、二点間
差圧ΔPdは増加する。
て冷媒循環回路の冷媒流量が減少すると、下向きの二点
間差圧ΔPdに基づく力が減少する。従って、作動ロッ
ド45(弁体部46)が上動して連通路43の開度が減
少し、クランク室25の内圧が低下傾向となる。このた
め、斜板28が傾斜角度増大方向に傾動し、圧縮機CP
の吐出容量は増大される。圧縮機CPの吐出容量が増大
すれば冷媒循環回路における冷媒流量も増大し、二点間
差圧ΔPdは増加する。
【0060】逆に、エンジンEgの回転速度が増大して
冷媒循環回路の冷媒流量が増大すると、下向きの二点間
差圧ΔPdに基づく力が増大する。従って、作動ロッド
45(弁体部46)が下動して連通路43の開度が増加
し、クランク室25の内圧が増大傾向となる。このた
め、斜板28が傾斜角度減少方向に傾動し、圧縮機CP
の吐出容量は減少される。圧縮機CPの吐出容量が減少
すれば冷媒循環回路における冷媒流量も減少し、二点間
差圧ΔPdは減少する。
冷媒循環回路の冷媒流量が増大すると、下向きの二点間
差圧ΔPdに基づく力が増大する。従って、作動ロッド
45(弁体部46)が下動して連通路43の開度が増加
し、クランク室25の内圧が増大傾向となる。このた
め、斜板28が傾斜角度減少方向に傾動し、圧縮機CP
の吐出容量は減少される。圧縮機CPの吐出容量が減少
すれば冷媒循環回路における冷媒流量も減少し、二点間
差圧ΔPdは減少する。
【0061】また、例えば、コイル61への通電デュー
ティ比を大きくして上向きの電磁力を大きくすると、作
動ロッド45(弁体部46)が上動して連通路43の開
度が減少し、圧縮機CPの吐出容量が増大される。従っ
て、冷媒循環回路における冷媒流量が増大し、二点間差
圧ΔPdも増大する。
ティ比を大きくして上向きの電磁力を大きくすると、作
動ロッド45(弁体部46)が上動して連通路43の開
度が減少し、圧縮機CPの吐出容量が増大される。従っ
て、冷媒循環回路における冷媒流量が増大し、二点間差
圧ΔPdも増大する。
【0062】逆に、コイル61への通電デューティ比を
小さくして上向きの電磁力を小さくすると、作動ロッド
45(弁体部46)が下動して連通路43の開度が増加
し、圧縮機CPの吐出容量が減少する。従って、冷媒循
環回路における冷媒流量が減少し、二点間差圧ΔPdも
減少する。
小さくして上向きの電磁力を小さくすると、作動ロッド
45(弁体部46)が下動して連通路43の開度が増加
し、圧縮機CPの吐出容量が減少する。従って、冷媒循
環回路における冷媒流量が減少し、二点間差圧ΔPdも
減少する。
【0063】つまり、前記制御弁CVは、コイル61へ
の通電デューティ比によって決定された二点間差圧ΔP
dの制御目標(設定差圧)を維持するように、この二点
間差圧ΔPdの変動に応じて内部自律的に作動ロッド4
5(弁体部46)を位置決めする構成となっている。ま
た、この設定差圧は、コイル61への通電デューティ比
を調節することで外部から変更可能となっている。
の通電デューティ比によって決定された二点間差圧ΔP
dの制御目標(設定差圧)を維持するように、この二点
間差圧ΔPdの変動に応じて内部自律的に作動ロッド4
5(弁体部46)を位置決めする構成となっている。ま
た、この設定差圧は、コイル61への通電デューティ比
を調節することで外部から変更可能となっている。
【0064】(エアコンECUの作用)前記エンジンE
gの稼動時においてエアコンECU81は、動力伝達機
構PTを接続状態とするとともに、バッテリ86とモー
タ・ジェネレータMGとの間の電力回路を充電回路に切
り替える。従って、モータ・ジェネレータMG及び圧縮
機CPがエンジンEgからの動力伝達によって駆動さ
れ、モータ・ジェネレータMGが生じた電力のバッテリ
86への蓄電、及び圧縮機CPによる冷媒ガスの圧縮が
行われる。
gの稼動時においてエアコンECU81は、動力伝達機
構PTを接続状態とするとともに、バッテリ86とモー
タ・ジェネレータMGとの間の電力回路を充電回路に切
り替える。従って、モータ・ジェネレータMG及び圧縮
機CPがエンジンEgからの動力伝達によって駆動さ
れ、モータ・ジェネレータMGが生じた電力のバッテリ
86への蓄電、及び圧縮機CPによる冷媒ガスの圧縮が
行われる。
【0065】前記エアコンECU81は、エンジンEg
の稼動時においてエアコンスイッチ88がオフされる
と、制御弁CV(コイル61)への通電を停止し、圧縮
機CPを内部冷媒循環状態とする。
の稼動時においてエアコンスイッチ88がオフされる
と、制御弁CV(コイル61)への通電を停止し、圧縮
機CPを内部冷媒循環状態とする。
【0066】ここで、エアコンスイッチ88のオフ(空
調不要要求)に対しては、例えば動力伝達機構PTの遮
断つまり圧縮機CPの駆動停止によっても対応すること
は可能ではある。しかし、動力伝達機構PTを遮断状態
としてしまうと、エンジンEgからモータ・ジェネレー
タMGへの動力供給ひいてはバッテリ86への充電も停
止されてしまい、バッテリ86の蓄電量は減る一方とな
ってしまう。モータ・ジェネレータMG以外の電装品の
電源でもあるバッテリ86が、充電可能な環境下(エン
ジンEgが稼動状態)において充電がなされない態様
は、例えばエンジンEgのアイドリングストップに対し
てできるだけ満蓄電で対応したいことを考慮すると、好
適な態様とは言えない。
調不要要求)に対しては、例えば動力伝達機構PTの遮
断つまり圧縮機CPの駆動停止によっても対応すること
は可能ではある。しかし、動力伝達機構PTを遮断状態
としてしまうと、エンジンEgからモータ・ジェネレー
タMGへの動力供給ひいてはバッテリ86への充電も停
止されてしまい、バッテリ86の蓄電量は減る一方とな
ってしまう。モータ・ジェネレータMG以外の電装品の
電源でもあるバッテリ86が、充電可能な環境下(エン
ジンEgが稼動状態)において充電がなされない態様
は、例えばエンジンEgのアイドリングストップに対し
てできるだけ満蓄電で対応したいことを考慮すると、好
適な態様とは言えない。
【0067】さて、前記エアコンECU81は、エンジ
ンECU82からアイドリングストップ情報を受信する
と、動力伝達機構PTを遮断する。従って、モータ・ジ
ェネレータMG及び圧縮機CPと、エンジンEgとの間
が動力伝達的に遮断される。そして、エアコンECU8
1は、情報検知手段87からの情報により空調(冷房)
が必要と判断すると、駆動回路84にモータ・ジェネレ
ータMGの給電を指令する。従って、モータ・ジェネレ
ータMGが起動して圧縮機CPの駆動が行われ、エンジ
ンEgの停止状態においても車室の空調が可能となる。
ンECU82からアイドリングストップ情報を受信する
と、動力伝達機構PTを遮断する。従って、モータ・ジ
ェネレータMG及び圧縮機CPと、エンジンEgとの間
が動力伝達的に遮断される。そして、エアコンECU8
1は、情報検知手段87からの情報により空調(冷房)
が必要と判断すると、駆動回路84にモータ・ジェネレ
ータMGの給電を指令する。従って、モータ・ジェネレ
ータMGが起動して圧縮機CPの駆動が行われ、エンジ
ンEgの停止状態においても車室の空調が可能となる。
【0068】なお、前記エアコンECU81は、モータ
・ジェネレータMGを一定の速度(例えば1000rp
m)で回転させるよう駆動回路84に指令し、冷房負荷
の変動に対してはエンジンEgの稼動時と同様に、制御
弁CV(コイル61)を駆動するデューティ比の変更に
よって対応される。つまり、冷房負荷の変動に応じた冷
媒循環回路の冷媒流量(圧縮機CPの単位時間当たりの
冷媒吐出量)の変更は、モータ・ジェネレータMGの回
転速度の変更ではなく、圧縮機CPの吐出容量(単位回
転当たりの冷媒吐出量)の変更によって行われる。
・ジェネレータMGを一定の速度(例えば1000rp
m)で回転させるよう駆動回路84に指令し、冷房負荷
の変動に対してはエンジンEgの稼動時と同様に、制御
弁CV(コイル61)を駆動するデューティ比の変更に
よって対応される。つまり、冷房負荷の変動に応じた冷
媒循環回路の冷媒流量(圧縮機CPの単位時間当たりの
冷媒吐出量)の変更は、モータ・ジェネレータMGの回
転速度の変更ではなく、圧縮機CPの吐出容量(単位回
転当たりの冷媒吐出量)の変更によって行われる。
【0069】そして、本実施形態においては、エンジン
Egの停止時にモータ・ジェネレータMGによって圧縮
機CPを駆動する場合には、圧縮機CPの負荷トルクを
所定値(例えばモータ・ジェネレータMGのモータとし
ての最大出力トルク)以下に保つようにしている。
Egの停止時にモータ・ジェネレータMGによって圧縮
機CPを駆動する場合には、圧縮機CPの負荷トルクを
所定値(例えばモータ・ジェネレータMGのモータとし
ての最大出力トルク)以下に保つようにしている。
【0070】すなわち、前記エアコンECU81は、モ
ータ・ジェネレータMGによって圧縮機CPを駆動する
場合には、駆動回路85に指令する制御弁CV(コイル
61)の通電デューティ比つまり設定差圧に上限を設
け、この上限を超えないように配慮しつつ、情報検知手
段87からの情報に応じたデューティ比の変更を行うよ
うにしている。つまり、例えば、情報検知手段87から
の情報に応じて算出されたデューティ比が上限を超える
ようであれば、算出値に代えて上限デューティ比を駆動
回路85に指令するのである。この上限デューティ比
は、例えば前述したデューティ比可変範囲の中間値に設
定されている。
ータ・ジェネレータMGによって圧縮機CPを駆動する
場合には、駆動回路85に指令する制御弁CV(コイル
61)の通電デューティ比つまり設定差圧に上限を設
け、この上限を超えないように配慮しつつ、情報検知手
段87からの情報に応じたデューティ比の変更を行うよ
うにしている。つまり、例えば、情報検知手段87から
の情報に応じて算出されたデューティ比が上限を超える
ようであれば、算出値に代えて上限デューティ比を駆動
回路85に指令するのである。この上限デューティ比
は、例えば前述したデューティ比可変範囲の中間値に設
定されている。
【0071】前述したように、二点間差圧ΔPdには冷
媒循環回路の冷媒流量つまり圧縮機CPの単位時間当た
りの冷媒吐出量が反映されており、この冷媒吐出量は圧
縮機CPの負荷トルクに大きな影響を与える物理量であ
る。従って、デューティ比(設定差圧)に上限を設定す
ることは、圧縮機CPの単位時間当たりの冷媒吐出量ひ
いては圧縮機CPの負荷トルクに対して上限を設定する
ことにつながり、例えばモータ・ジェネレータMGに対
して設計値以上の負荷が作用されることを防止できる。
媒循環回路の冷媒流量つまり圧縮機CPの単位時間当た
りの冷媒吐出量が反映されており、この冷媒吐出量は圧
縮機CPの負荷トルクに大きな影響を与える物理量であ
る。従って、デューティ比(設定差圧)に上限を設定す
ることは、圧縮機CPの単位時間当たりの冷媒吐出量ひ
いては圧縮機CPの負荷トルクに対して上限を設定する
ことにつながり、例えばモータ・ジェネレータMGに対
して設計値以上の負荷が作用されることを防止できる。
【0072】上記構成の本実施形態においては次のよう
な効果を奏する。 (1)エンジンEgの停止時にモータ・ジェネレータM
Gによって圧縮機CPを駆動する場合には、圧縮機CP
の負荷トルクを所定値以下に保つように配慮した。従っ
て、モータ・ジェネレータMGの過大な電力消費を抑え
ることができ、バッテリ86の蓄電力を節約することが
できる。このため、例えば、エンジンEgのアイドリン
グストップ制御時において、バッテリ86の充電のため
だけにエンジンEgが再始動される事態を遅らせること
ができる。従って、車室の空調の維持と、アイドリング
ストップ制御の趣旨(省燃費対策)の尊重とを高次元で
両立することが可能となる。なお、モータ・ジェネレー
タMGの過大な駆動負荷がバッテリ86に作用されない
ことは、バッテリ86の寿命延長にもつながる。
な効果を奏する。 (1)エンジンEgの停止時にモータ・ジェネレータM
Gによって圧縮機CPを駆動する場合には、圧縮機CP
の負荷トルクを所定値以下に保つように配慮した。従っ
て、モータ・ジェネレータMGの過大な電力消費を抑え
ることができ、バッテリ86の蓄電力を節約することが
できる。このため、例えば、エンジンEgのアイドリン
グストップ制御時において、バッテリ86の充電のため
だけにエンジンEgが再始動される事態を遅らせること
ができる。従って、車室の空調の維持と、アイドリング
ストップ制御の趣旨(省燃費対策)の尊重とを高次元で
両立することが可能となる。なお、モータ・ジェネレー
タMGの過大な駆動負荷がバッテリ86に作用されない
ことは、バッテリ86の寿命延長にもつながる。
【0073】また、圧縮機CPの負荷トルクが、モータ
・ジェネレータMGの設定された能力を超えないように
することができ、モータ・ジェネレータMGとして小型
のものを採用することも容易である。モータ・ジェネレ
ータMGを小型化できれば、既存の車種に対しても、さ
らに詳述すれば、圧縮機CPの駆動源がエンジンEgの
みであることを前提にレイアウトされたエンジンルーム
に対しても、適用が容易となる。つまり、モータ・ジェ
ネレータMGによって圧縮機CPを駆動する場合に、圧
縮機CPの負荷トルクを所定値以下に保つようにするこ
とは、エンジンEgをも駆動源とするハイブリッド駆動
タイプの圧縮機CPにおいて特に有効な制御である。
・ジェネレータMGの設定された能力を超えないように
することができ、モータ・ジェネレータMGとして小型
のものを採用することも容易である。モータ・ジェネレ
ータMGを小型化できれば、既存の車種に対しても、さ
らに詳述すれば、圧縮機CPの駆動源がエンジンEgの
みであることを前提にレイアウトされたエンジンルーム
に対しても、適用が容易となる。つまり、モータ・ジェ
ネレータMGによって圧縮機CPを駆動する場合に、圧
縮機CPの負荷トルクを所定値以下に保つようにするこ
とは、エンジンEgをも駆動源とするハイブリッド駆動
タイプの圧縮機CPにおいて特に有効な制御である。
【0074】(2)圧縮機CPの負荷トルクを所定値以
下に保つにあたり、冷媒循環回路の冷媒流量を所定量以
下に保つことを直接の制御目標とした。従って、圧縮機
CPの負荷トルクを直接検出するための高価なトルクセ
ンサを必要とせず、車両用空調装置を安価に提供するこ
とができる。
下に保つにあたり、冷媒循環回路の冷媒流量を所定量以
下に保つことを直接の制御目標とした。従って、圧縮機
CPの負荷トルクを直接検出するための高価なトルクセ
ンサを必要とせず、車両用空調装置を安価に提供するこ
とができる。
【0075】(3)圧縮機CPとして容量可変型が用い
られている。従って、モータ・ジェネレータMGの回転
速度を変更しなくとも冷媒循環回路の冷媒流量を変更可
能であり、モータ・ジェネレータMGの駆動構成(駆動
回路84及びエアコンECU81)を簡素化することが
できる。
られている。従って、モータ・ジェネレータMGの回転
速度を変更しなくとも冷媒循環回路の冷媒流量を変更可
能であり、モータ・ジェネレータMGの駆動構成(駆動
回路84及びエアコンECU81)を簡素化することが
できる。
【0076】(4)制御弁CVは、コイル61への通電
デューティ比によって決定された設定差圧を維持するよ
うに、二点間差圧ΔPdの変動に応じて内部自律的に圧
縮機の吐出容量を調節する構成である。つまり、本実施
形態の制御弁CVは、圧縮機CPの負荷トルクに大きな
影響を与える冷媒流量を、直接的に外部制御可能な構成
を有している。従って、圧縮機CPの単位時間当たりの
冷媒吐出量(冷媒流量)を所定値以下に保つ制御を、冷
媒流量センサ等を用いなくとも高精度でかつ応答性良く
行うことができる。
デューティ比によって決定された設定差圧を維持するよ
うに、二点間差圧ΔPdの変動に応じて内部自律的に圧
縮機の吐出容量を調節する構成である。つまり、本実施
形態の制御弁CVは、圧縮機CPの負荷トルクに大きな
影響を与える冷媒流量を、直接的に外部制御可能な構成
を有している。従って、圧縮機CPの単位時間当たりの
冷媒吐出量(冷媒流量)を所定値以下に保つ制御を、冷
媒流量センサ等を用いなくとも高精度でかつ応答性良く
行うことができる。
【0077】(5)圧縮機CPとモータ・ジェネレータ
MGとが一体化されている。従って、空調装置の車両へ
の組み付け時において、それらの取り扱いが容易とな
る。 (6)圧縮機CPとモータ・ジェネレータMGとは、互
いの回転軸13,26が一軸化するように直列配置され
ている。従って、両回転軸13,26間の動力伝達のた
めに、例えばベルトやプーリ等を必要とせず、その構成
を簡素化することができる。
MGとが一体化されている。従って、空調装置の車両へ
の組み付け時において、それらの取り扱いが容易とな
る。 (6)圧縮機CPとモータ・ジェネレータMGとは、互
いの回転軸13,26が一軸化するように直列配置され
ている。従って、両回転軸13,26間の動力伝達のた
めに、例えばベルトやプーリ等を必要とせず、その構成
を簡素化することができる。
【0078】○第2実施形態 図4に示すように、本実施形態の車両用空調装置は、モ
ータ・ジェネレータMGと圧縮機CPとが別ユニットで
構成されている。モータ・ジェネレータMG(回転軸1
3)と圧縮機CP(回転軸26)とは、プーリ・ベルト
機構76を介して同期回転可能に作動連結されている。
プーリ・ベルト機構76は、エンジンEgに電磁クラッ
チ77を介して作動連結されている。これらプーリ・ベ
ルト機構76及び電磁クラッチ77が本実施形態の動力
伝達機構をなしている。電磁クラッチ77は、上記第1
実施形態の動力伝達機構PTの電磁クラッチ構成と同様
に、エアコンECU81からの指令に応じて動作(接続
或いは遮断)される。
ータ・ジェネレータMGと圧縮機CPとが別ユニットで
構成されている。モータ・ジェネレータMG(回転軸1
3)と圧縮機CP(回転軸26)とは、プーリ・ベルト
機構76を介して同期回転可能に作動連結されている。
プーリ・ベルト機構76は、エンジンEgに電磁クラッ
チ77を介して作動連結されている。これらプーリ・ベ
ルト機構76及び電磁クラッチ77が本実施形態の動力
伝達機構をなしている。電磁クラッチ77は、上記第1
実施形態の動力伝達機構PTの電磁クラッチ構成と同様
に、エアコンECU81からの指令に応じて動作(接続
或いは遮断)される。
【0079】本実施形態においては、上記第1実施形態
の(1)〜(4)と同様な効果を奏する。その他にも、
モータ・ジェネレータMGと圧縮機CPとが別ユニット
で構成されている。従って、モータ・ジェネレータMG
と圧縮機CPとを一体的なユニットとした場合と比較し
て、エンジンEgに対するモータ・ジェネレータMG及
び圧縮機CPのレイアウトの自由度が増し、特に車両の
狭いエンジンルーム内に配置するのに好適となる。
の(1)〜(4)と同様な効果を奏する。その他にも、
モータ・ジェネレータMGと圧縮機CPとが別ユニット
で構成されている。従って、モータ・ジェネレータMG
と圧縮機CPとを一体的なユニットとした場合と比較し
て、エンジンEgに対するモータ・ジェネレータMG及
び圧縮機CPのレイアウトの自由度が増し、特に車両の
狭いエンジンルーム内に配置するのに好適となる。
【0080】○第3実施形態 図5に示すように、本実施形態においては、モータMと
ジェネレータGとが別個に備えられており、それぞれエ
ンジンEgに作動連結されている。モータMとエンジン
Egとの間の動力伝達経路上には電磁クラッチ78が配
設されている。
ジェネレータGとが別個に備えられており、それぞれエ
ンジンEgに作動連結されている。モータMとエンジン
Egとの間の動力伝達経路上には電磁クラッチ78が配
設されている。
【0081】前記圧縮機CPはモータMのみを駆動源と
している。すなわち、エアコンECU81(図2参照)
は、車室の空調が必要とされると、エンジンEgの稼働
又は停止にかかわらず、一定回転速度でのモータMの駆
動を駆動回路79に指令する。この時、エアコンECU
81は電磁クラッチ78を遮断状態とし、モータMの動
力がエンジンEgへ不必要に伝達されることを防止す
る。
している。すなわち、エアコンECU81(図2参照)
は、車室の空調が必要とされると、エンジンEgの稼働
又は停止にかかわらず、一定回転速度でのモータMの駆
動を駆動回路79に指令する。この時、エアコンECU
81は電磁クラッチ78を遮断状態とし、モータMの動
力がエンジンEgへ不必要に伝達されることを防止す
る。
【0082】前記モータMはエンジンEgの始動(クラ
ンキング)等にも用いられる。すなわち、エアコンEC
U81は、エンジンEgの始動時においては、エンジン
ECU82(図2参照)からのエンジン始動要求に基づ
いて電磁クラッチ78を接続するとともに、駆動回路7
9にモータMの給電を指令する。この時、エアコンEC
U81は、エンジンEgの始動性を良好とするため、制
御弁CV(コイル61)を通電停止状態として圧縮機C
Pの吐出容量を最小化しておく。つまり、エンジンEg
の始動時に空調が行われていれば、それを一旦停止して
エンジンEgの始動を優先する。
ンキング)等にも用いられる。すなわち、エアコンEC
U81は、エンジンEgの始動時においては、エンジン
ECU82(図2参照)からのエンジン始動要求に基づ
いて電磁クラッチ78を接続するとともに、駆動回路7
9にモータMの給電を指令する。この時、エアコンEC
U81は、エンジンEgの始動性を良好とするため、制
御弁CV(コイル61)を通電停止状態として圧縮機C
Pの吐出容量を最小化しておく。つまり、エンジンEg
の始動時に空調が行われていれば、それを一旦停止して
エンジンEgの始動を優先する。
【0083】そして、前記エアコンECU81は、エン
ジンEgの停止時言い換えればジェネレータGの発電停
止時に空調を行う場合には、上記第1実施形態と同様に
して、圧縮機CPの負荷トルクを所定値以下に保つよう
にしている。
ジンEgの停止時言い換えればジェネレータGの発電停
止時に空調を行う場合には、上記第1実施形態と同様に
して、圧縮機CPの負荷トルクを所定値以下に保つよう
にしている。
【0084】本実施形態においても上記第2実施形態と
同様な効果を奏する。 ○第4実施形態 図6に示すように、上記第1実施形態においてモータ・
ジェネレータMGのハウジング11を削除し、圧縮機C
Pのハウジング24に動力伝達機構PTを配設する。動
力伝達機構PTからは電磁クラッチ構成(コイル23
等)が削除されており、ロータ18とハブ21との間に
はワンウエイクラッチ95が介装されている。従って、
空調装置の制御体系からは動力伝達機構用の駆動回路8
3(図2参照)が削除されている。そして、動力伝達機
構PTにはモータ・ジェネレータMGが内蔵されてお
り、モータ・ジェネレータMGはハブ21に作動連結さ
れている。
同様な効果を奏する。 ○第4実施形態 図6に示すように、上記第1実施形態においてモータ・
ジェネレータMGのハウジング11を削除し、圧縮機C
Pのハウジング24に動力伝達機構PTを配設する。動
力伝達機構PTからは電磁クラッチ構成(コイル23
等)が削除されており、ロータ18とハブ21との間に
はワンウエイクラッチ95が介装されている。従って、
空調装置の制御体系からは動力伝達機構用の駆動回路8
3(図2参照)が削除されている。そして、動力伝達機
構PTにはモータ・ジェネレータMGが内蔵されてお
り、モータ・ジェネレータMGはハブ21に作動連結さ
れている。
【0085】前記ハブ21からロータ18への動力伝達
はワンウエイクラッチ95によって遮断され、モータ・
ジェネレータMGが発生した回転力がエンジンEg側へ
不必要に伝達されることはない。ワンウエイクラッチ9
5は、ロータ18からハブ21への動力伝達は許容す
る。このため、エンジンEgの稼動時においてエンジン
Egからの動力は、ロータ18及びハブ21を介して圧
縮機CP及びモータ・ジェネレータMGに伝達される。
はワンウエイクラッチ95によって遮断され、モータ・
ジェネレータMGが発生した回転力がエンジンEg側へ
不必要に伝達されることはない。ワンウエイクラッチ9
5は、ロータ18からハブ21への動力伝達は許容す
る。このため、エンジンEgの稼動時においてエンジン
Egからの動力は、ロータ18及びハブ21を介して圧
縮機CP及びモータ・ジェネレータMGに伝達される。
【0086】本実施形態においても上記第1実施形態の
(1)〜(5)と同様な効果を奏する。その他にも、モ
ータ・ジェネレータMGが圧縮機CPの動力伝達機構P
Tに内蔵されている。言い換えれば、寸法が限られた動
力伝達機構PT内に配置しなくてはならないモータ・ジ
ェネレータMGは、モータとしてさらに小型で非力とな
る。従って、このような態様において、モータ・ジェネ
レータMGによる圧縮機CPの駆動時に圧縮機CPの負
荷トルクを所定値以下に保つように配慮することは、モ
ータ・ジェネレータMGのモータとしての安定運転を達
成する上で特に有効な手法であるといえる。
(1)〜(5)と同様な効果を奏する。その他にも、モ
ータ・ジェネレータMGが圧縮機CPの動力伝達機構P
Tに内蔵されている。言い換えれば、寸法が限られた動
力伝達機構PT内に配置しなくてはならないモータ・ジ
ェネレータMGは、モータとしてさらに小型で非力とな
る。従って、このような態様において、モータ・ジェネ
レータMGによる圧縮機CPの駆動時に圧縮機CPの負
荷トルクを所定値以下に保つように配慮することは、モ
ータ・ジェネレータMGのモータとしての安定運転を達
成する上で特に有効な手法であるといえる。
【0087】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲
で、例えば以下の態様でも実施できる。 ・上記各実施形態を変更し、圧縮機CPの負荷トルクを
所定値以下に保つにあたり、電動機(第1、第2及び第
4実施形態においてはモータ・ジェネレータMG、第3
実施形態においてはモータM)に供給される電流値を所
定値以下に保つことを直接の制御目標とすること。電動
機MG,Mに供給される電流値には、電動機MG,Mの
出力トルクつまり圧縮機CPの負荷トルクが反映されて
いる。このようにすれば、圧縮機CPの負荷トルクを直
接検出するための高価なトルクセンサを必要とせず、車
両用空調装置を安価に提供することができる。
で、例えば以下の態様でも実施できる。 ・上記各実施形態を変更し、圧縮機CPの負荷トルクを
所定値以下に保つにあたり、電動機(第1、第2及び第
4実施形態においてはモータ・ジェネレータMG、第3
実施形態においてはモータM)に供給される電流値を所
定値以下に保つことを直接の制御目標とすること。電動
機MG,Mに供給される電流値には、電動機MG,Mの
出力トルクつまり圧縮機CPの負荷トルクが反映されて
いる。このようにすれば、圧縮機CPの負荷トルクを直
接検出するための高価なトルクセンサを必要とせず、車
両用空調装置を安価に提供することができる。
【0088】さらに詳述すれば、例えば、電動機MG、
Mに供給される電流値を駆動回路84内のセンサで検出
するようにし、この検出電流値情報がエアコンECU8
1に送信されるようにする。エアコンECU81は、駆
動回路84から得られる検出電流値と予め設定された所
定値とを比較する。そして、エアコンECU81は、検
出電流値が所定値を超えた場合には、圧縮機CPの負荷
トルクが過大であると判断し、圧縮機CPの負荷トルク
を低下させるべく制御弁CV(コイル61)の通電デュ
ーティ比つまり設定差圧の単位量の低下を圧縮機用駆動
回路85に対して指令する。
Mに供給される電流値を駆動回路84内のセンサで検出
するようにし、この検出電流値情報がエアコンECU8
1に送信されるようにする。エアコンECU81は、駆
動回路84から得られる検出電流値と予め設定された所
定値とを比較する。そして、エアコンECU81は、検
出電流値が所定値を超えた場合には、圧縮機CPの負荷
トルクが過大であると判断し、圧縮機CPの負荷トルク
を低下させるべく制御弁CV(コイル61)の通電デュ
ーティ比つまり設定差圧の単位量の低下を圧縮機用駆動
回路85に対して指令する。
【0089】制御弁CVの設定差圧が単位量低下されれ
ば、圧縮機CPの吐出容量が若干減少して負荷トルクも
若干低下される。圧縮機CPの負荷トルクが低下されれ
ば、駆動回路84から電動機MG,Mに供給される電流
値も低下されることとなる。以上の処理により、電動機
MG,Mに供給される電流値を所定値以下に保つことが
でき、結果として圧縮機CPの負荷トルクは所定値以下
に保たれることとなる。
ば、圧縮機CPの吐出容量が若干減少して負荷トルクも
若干低下される。圧縮機CPの負荷トルクが低下されれ
ば、駆動回路84から電動機MG,Mに供給される電流
値も低下されることとなる。以上の処理により、電動機
MG,Mに供給される電流値を所定値以下に保つことが
でき、結果として圧縮機CPの負荷トルクは所定値以下
に保たれることとなる。
【0090】なお、前記所定値は、例えば電動機MG,
Mの最大出力トルクに対応する電流値となっており、詳
しくは電動機MG,Mが1000rpm(前述した駆動
回路84による一定回転速度)の時に、40Aの電流供
給で最大トルクを出力するように設計されているなら、
所定値は40Aとされる。
Mの最大出力トルクに対応する電流値となっており、詳
しくは電動機MG,Mが1000rpm(前述した駆動
回路84による一定回転速度)の時に、40Aの電流供
給で最大トルクを出力するように設計されているなら、
所定値は40Aとされる。
【0091】・電動機MG,Mに供給される電流値に上
限(例えば前記別例で述べた40A)を設定する。そし
て、圧縮機CPの負荷トルクを所定値以下に保つにあた
り、電動機MG,Mの回転速度を所定値以上に保つこと
を直接の制御目標とすること。上限電流値で運転されて
いる時の電動機MG,Mの回転速度情報には、電動機M
G,Mの出力つまり圧縮機CPの負荷トルクが反映され
ることとなる。このようにすれば、圧縮機CPの負荷ト
ルクを直接検出するための高価なトルクセンサを必要と
せず、車両用空調装置を安価に提供することができる。
限(例えば前記別例で述べた40A)を設定する。そし
て、圧縮機CPの負荷トルクを所定値以下に保つにあた
り、電動機MG,Mの回転速度を所定値以上に保つこと
を直接の制御目標とすること。上限電流値で運転されて
いる時の電動機MG,Mの回転速度情報には、電動機M
G,Mの出力つまり圧縮機CPの負荷トルクが反映され
ることとなる。このようにすれば、圧縮機CPの負荷ト
ルクを直接検出するための高価なトルクセンサを必要と
せず、車両用空調装置を安価に提供することができる。
【0092】さらに詳述すれば、例えば、電動機MG,
Mに上限値を超える電流が供給されないように、駆動回
路84内にレギュレータを設ける。電動機MG,Mの回
転速度を駆動回路84内のセンサで検出するようにし、
この検出回転速度情報がエアコンECU81に送信され
るようにする。エアコンECU81は、駆動回路84か
ら得られる検出回転速度情報と予め設定された所定値
(例えば800rpm)とを比較する。そして、エアコ
ンECU81は、検出回転速度情報が所定値を下回った
場合には、圧縮機CPの負荷トルクが過大であると判断
し、圧縮機CPの負荷トルクを低下させるべく制御弁C
V(コイル61)の通電デューティ比つまり設定差圧の
単位量の低下を圧縮機用駆動回路85に対して指令す
る。
Mに上限値を超える電流が供給されないように、駆動回
路84内にレギュレータを設ける。電動機MG,Mの回
転速度を駆動回路84内のセンサで検出するようにし、
この検出回転速度情報がエアコンECU81に送信され
るようにする。エアコンECU81は、駆動回路84か
ら得られる検出回転速度情報と予め設定された所定値
(例えば800rpm)とを比較する。そして、エアコ
ンECU81は、検出回転速度情報が所定値を下回った
場合には、圧縮機CPの負荷トルクが過大であると判断
し、圧縮機CPの負荷トルクを低下させるべく制御弁C
V(コイル61)の通電デューティ比つまり設定差圧の
単位量の低下を圧縮機用駆動回路85に対して指令す
る。
【0093】制御弁CVの設定差圧が単位量低下されれ
ば、圧縮機CPの吐出容量が若干減少して負荷トルクも
若干低下される。圧縮機CPの負荷トルクが低下されれ
ば、電動機MG,Mの回転速度も上昇されることとな
る。以上の処理により、電動機MG,Mの回転速度を所
定値以上に保つことができ、結果として圧縮機CPの負
荷トルクは所定値以下に保たれることとなる。
ば、圧縮機CPの吐出容量が若干減少して負荷トルクも
若干低下される。圧縮機CPの負荷トルクが低下されれ
ば、電動機MG,Mの回転速度も上昇されることとな
る。以上の処理により、電動機MG,Mの回転速度を所
定値以上に保つことができ、結果として圧縮機CPの負
荷トルクは所定値以下に保たれることとなる。
【0094】・圧縮機CPの負荷トルクを検出するトル
クセンサを備える。そして、エアコンECU81は、エ
ンジンEgの停止時において空調を行う場合には、トル
クセンサからの検出トルクが所定値を超えない範囲で、
制御弁CV(コイル61)を通電制御するデューティ比
を変更する。
クセンサを備える。そして、エアコンECU81は、エ
ンジンEgの停止時において空調を行う場合には、トル
クセンサからの検出トルクが所定値を超えない範囲で、
制御弁CV(コイル61)を通電制御するデューティ比
を変更する。
【0095】・圧縮機CPとしてワッブルタイプの容量
可変型圧縮機を採用すること。 ・圧縮機CPとして、例えばスクロール型等の回転型の
ものを採用すること。 ・圧縮機CPとして固定容量型のものを採用すること。
この場合、圧縮機CPの単位回転当たりの冷媒吐出量
(吐出容量)は一定となる。従って、エアコンECU8
1は、エンジンEgの停止時にモータ・ジェネレータM
G(第1、第2、第4実施形態)又はモータM(第3実
施形態)によって圧縮機CPを駆動する場合には、モー
タ・ジェネレータMG又はモータMの回転速度を制御要
素として、圧縮機CPの負荷トルクを所定値以下に保つ
ようにする。
可変型圧縮機を採用すること。 ・圧縮機CPとして、例えばスクロール型等の回転型の
ものを採用すること。 ・圧縮機CPとして固定容量型のものを採用すること。
この場合、圧縮機CPの単位回転当たりの冷媒吐出量
(吐出容量)は一定となる。従って、エアコンECU8
1は、エンジンEgの停止時にモータ・ジェネレータM
G(第1、第2、第4実施形態)又はモータM(第3実
施形態)によって圧縮機CPを駆動する場合には、モー
タ・ジェネレータMG又はモータMの回転速度を制御要
素として、圧縮機CPの負荷トルクを所定値以下に保つ
ようにする。
【0096】なお、本態様の場合、圧縮機CPの負荷ト
ルクを検出するトルクセンサを備え、エンジンEgの停
止時には、センサからの検出トルクが所定値を超えない
範囲で、モータ・ジェネレータMG又はモータMの回転
速度を変更するようにしてもよい。また、冷媒循環回路
の吐出圧力領域の圧力を検出する圧力センサを備え、エ
ンジンEgの停止時には、センサからの検出圧力が所定
値を超えない範囲でモータ・ジェネレータMG又はモー
タMの回転速度を変更するようにしてもよい。つまり、
吐出圧力は、圧縮機CPの負荷トルクを大きく反映する
物理量である。
ルクを検出するトルクセンサを備え、エンジンEgの停
止時には、センサからの検出トルクが所定値を超えない
範囲で、モータ・ジェネレータMG又はモータMの回転
速度を変更するようにしてもよい。また、冷媒循環回路
の吐出圧力領域の圧力を検出する圧力センサを備え、エ
ンジンEgの停止時には、センサからの検出圧力が所定
値を超えない範囲でモータ・ジェネレータMG又はモー
タMの回転速度を変更するようにしてもよい。つまり、
吐出圧力は、圧縮機CPの負荷トルクを大きく反映する
物理量である。
【0097】・エンジンEgの回転速度又はそれと相関
を有する物理量(例えば回転軸26の回転速度)を検出
するセンサを備える。そして、センサからの回転速度情
報がゼロであるなら、エンジンEgがアイドリングスト
ップ状態にあるとエアコンECU81が独自に判断する
こと。
を有する物理量(例えば回転軸26の回転速度)を検出
するセンサを備える。そして、センサからの回転速度情
報がゼロであるなら、エンジンEgがアイドリングスト
ップ状態にあるとエアコンECU81が独自に判断する
こと。
【0098】・バッテリ86の蓄電残量に応じて、エン
ジンEgの停止時における圧縮機CPの負荷トルクの上
限を変更すること。例えば、バッテリ86の残量が多け
れば上限を高くし、バッテリ86の残量が少なければ上
限を低くする。
ジンEgの停止時における圧縮機CPの負荷トルクの上
限を変更すること。例えば、バッテリ86の残量が多け
れば上限を高くし、バッテリ86の残量が少なければ上
限を低くする。
【0099】・エンジンEgの稼動状態において空調が
行われているものとする。この状態からエンジンEgが
アイドリングストップに移行する場合、エアコンECU
81はエンジンEgが停止する前に圧縮機の吐出容量を
最小化し、この最小化後に動力伝達機構PTを遮断して
モータ・ジェネレータMGを起動するようにしてもよ
い。このようにすれば、圧縮機の負荷トルクが最小であ
るためモータ・ジェネレータMGがスムーズに起動さ
れ、この起動時の過大な電力消費を抑えることができ
る。
行われているものとする。この状態からエンジンEgが
アイドリングストップに移行する場合、エアコンECU
81はエンジンEgが停止する前に圧縮機の吐出容量を
最小化し、この最小化後に動力伝達機構PTを遮断して
モータ・ジェネレータMGを起動するようにしてもよ
い。このようにすれば、圧縮機の負荷トルクが最小であ
るためモータ・ジェネレータMGがスムーズに起動さ
れ、この起動時の過大な電力消費を抑えることができ
る。
【0100】・エンジンEgの稼動状態において空調が
行われているものとする。この状態からエンジンEgが
アイドリングストップに移行する場合、エアコンECU
81はエンジンEgが停止する前にモータ・ジェネレー
タMGを起動し、モータ・ジェネレータMGの起動後に
動力伝達機構PTを遮断するようにしてもよい。このよ
うにすれば、エンジンEgの回転力を利用してモータ・
ジェネレータMGがスムーズに起動され、この起動時の
過大な電力消費を抑えることができる。
行われているものとする。この状態からエンジンEgが
アイドリングストップに移行する場合、エアコンECU
81はエンジンEgが停止する前にモータ・ジェネレー
タMGを起動し、モータ・ジェネレータMGの起動後に
動力伝達機構PTを遮断するようにしてもよい。このよ
うにすれば、エンジンEgの回転力を利用してモータ・
ジェネレータMGがスムーズに起動され、この起動時の
過大な電力消費を抑えることができる。
【0101】・上記第1実施形態においては、圧縮機C
Pがモータ・ジェネレータMGよりも動力伝達経路の下
流側でエンジンEgに作動連結されていた。しかし、こ
れに限定されるものではなく、圧縮機CPが、モータ・
ジェネレータMGよりも動力伝達経路の上流側でエンジ
ンEgに作動連結される構成であってもよい。つまり、
例えば、上記第1実施形態において圧縮機CPとモータ
・ジェネレータMGの直列前後関係を反転させてもよ
い。
Pがモータ・ジェネレータMGよりも動力伝達経路の下
流側でエンジンEgに作動連結されていた。しかし、こ
れに限定されるものではなく、圧縮機CPが、モータ・
ジェネレータMGよりも動力伝達経路の上流側でエンジ
ンEgに作動連結される構成であってもよい。つまり、
例えば、上記第1実施形態において圧縮機CPとモータ
・ジェネレータMGの直列前後関係を反転させてもよ
い。
【0102】・第1圧力監視点P1を、蒸発器73と吸
入室34とを含む両者間の吸入圧力領域に設定するとと
もに、第2圧力監視点P2を同じ吸入圧力領域において
第1圧力監視点P1の下流側に設定すること。
入室34とを含む両者間の吸入圧力領域に設定するとと
もに、第2圧力監視点P2を同じ吸入圧力領域において
第1圧力監視点P1の下流側に設定すること。
【0103】・第1圧力監視点P1を、吐出室35と凝
縮器71とを含む両者間の吐出圧力領域に設定するとと
もに、第2圧力監視点P2を吸入圧力領域に設定するこ
と。 ・第1圧力監視点P1を吐出圧力領域に設定するととも
に、第2圧力監視点P2をクランク室25に設定するこ
と。或いは、第2圧力監視点P2をクランク室25に設
定するとともに、第1圧力監視点P1を吸入圧力領域に
設定すること。
縮器71とを含む両者間の吐出圧力領域に設定するとと
もに、第2圧力監視点P2を吸入圧力領域に設定するこ
と。 ・第1圧力監視点P1を吐出圧力領域に設定するととも
に、第2圧力監視点P2をクランク室25に設定するこ
と。或いは、第2圧力監視点P2をクランク室25に設
定するとともに、第1圧力監視点P1を吸入圧力領域に
設定すること。
【0104】つまり、圧力監視点P1,P2は、上記実
施形態のように、冷媒循環回路の主回路である冷凍サイ
クル(外部冷媒回路70(蒸発器73)→吸入室34→
圧縮室32→吐出室35→外部冷媒回路70(凝縮器7
1))へ設定すること、さらに詳述すれば冷凍サイクル
の高圧領域及び/又は低圧領域に設定することに限定さ
れるものではなく、冷媒循環回路の副回路として位置付
けられる、容量制御用の冷媒回路(給気通路66→クラ
ンク室25→抽気通路65)を構成する、中間圧力領域
としてのクランク室25に設定しても良い。
施形態のように、冷媒循環回路の主回路である冷凍サイ
クル(外部冷媒回路70(蒸発器73)→吸入室34→
圧縮室32→吐出室35→外部冷媒回路70(凝縮器7
1))へ設定すること、さらに詳述すれば冷凍サイクル
の高圧領域及び/又は低圧領域に設定することに限定さ
れるものではなく、冷媒循環回路の副回路として位置付
けられる、容量制御用の冷媒回路(給気通路66→クラ
ンク室25→抽気通路65)を構成する、中間圧力領域
としてのクランク室25に設定しても良い。
【0105】・制御弁CVの弁室42を、連通路43及
び給気通路66の上流側を介して吐出室35に接続する
こと。つまり、給気通路66において連通路43を、弁
室42よりも上流側に位置させること。このようにすれ
ば、連通路43と連通路43に隣接する第2圧力室50
との間の圧力差を小さくすることができ、ひいては両者
43,50間での圧力漏れを抑制できて、精度の高い吐
出容量制御を行い得る。
び給気通路66の上流側を介して吐出室35に接続する
こと。つまり、給気通路66において連通路43を、弁
室42よりも上流側に位置させること。このようにすれ
ば、連通路43と連通路43に隣接する第2圧力室50
との間の圧力差を小さくすることができ、ひいては両者
43,50間での圧力漏れを抑制できて、精度の高い吐
出容量制御を行い得る。
【0106】・モータ・ジェネレータMG又はモータM
には、圧縮機CPに加え、これ以外の回転機械が作動連
結されていてもよい。例えば、ブレーキアシスト装置用
の油圧ポンプや、パワーステアリング装置用の油圧ポン
プや、エアサスペンション装置用のエアポンプや、エン
ジンEgやモータ・ジェネレータMG又はモータMやバ
ッテリ86等の冷却を行うための冷却装置の冷却液循環
用のポンプ等、外部からの回転入力により作動する機械
であれば何が作動連結されていてもよい。
には、圧縮機CPに加え、これ以外の回転機械が作動連
結されていてもよい。例えば、ブレーキアシスト装置用
の油圧ポンプや、パワーステアリング装置用の油圧ポン
プや、エアサスペンション装置用のエアポンプや、エン
ジンEgやモータ・ジェネレータMG又はモータMやバ
ッテリ86等の冷却を行うための冷却装置の冷却液循環
用のポンプ等、外部からの回転入力により作動する機械
であれば何が作動連結されていてもよい。
【0107】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載する。 (1)前記圧縮機と電動機とが一体的に構成されている
請求項1〜11のいずれかに記載の車両用空調装置。
ついて記載する。 (1)前記圧縮機と電動機とが一体的に構成されている
請求項1〜11のいずれかに記載の車両用空調装置。
【0108】(2)前記圧縮機と電動機とが別体に構成
されている請求項1〜11のいずれかに記載の車両用空
調装置。 (3)前記二つの圧力監視点は、冷媒循環回路の吐出圧
力領域にそれぞれ設定されている請求項7に記載の車両
用空調装置。
されている請求項1〜11のいずれかに記載の車両用空
調装置。 (3)前記二つの圧力監視点は、冷媒循環回路の吐出圧
力領域にそれぞれ設定されている請求項7に記載の車両
用空調装置。
【0109】(4)前記二つの圧力監視点は、冷媒循環
回路の吸入圧力領域にそれぞれ設定されている請求項7
に記載の車両用空調装置。
回路の吸入圧力領域にそれぞれ設定されている請求項7
に記載の車両用空調装置。
【0110】
【発明の効果】上記構成の本発明によれば、エンジンの
停止状態において、電動機による圧縮機の駆動が、エン
ジン停止に配慮した好適な態様で実施されることとな
る。
停止状態において、電動機による圧縮機の駆動が、エン
ジン停止に配慮した好適な態様で実施されることとな
る。
【図1】 車両用空調装置の概要を示す図。
【図2】 空調装置の制御体系を示すブロック図。
【図3】 制御弁の断面図。
【図4】 第2実施形態の車両用空調装置の概要を示す
図。
図。
【図5】 第3実施形態の車両用空調装置の概要を示す
図。
図。
【図6】 第4実施形態の車両用空調装置の要部拡大断
面図。
面図。
Eg…エンジン、MG…電動機としてのモータ・ジェネ
レータ、CP…圧縮機。
レータ、CP…圧縮機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 1/00 361 F25B 1/00 361G 371 371N 27/00 27/00 C (72)発明者 松原 亮 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 川口 真広 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 大立 泰治 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 安谷屋 拓 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 家岡 昇一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 福嶋 茂男 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 金井 明信 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内
Claims (11)
- 【請求項1】 エンジンを走行駆動源とする車両に搭載
されるとともに、電動機により駆動されて冷媒ガスの圧
縮を行う圧縮機を備えた車両用空調装置において、 前記エンジンの停止時に電動機により圧縮機を駆動する
場合には、圧縮機の負荷トルクを所定値以下に保つよう
にしたことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項2】 前記電動機には、エンジンにより駆動さ
れる発電機が生じた電力がバッテリを介して供給される
構成である請求項1に記載の車両用空調装置。 - 【請求項3】 前記圧縮機は吐出容量を変更可能であっ
て、この吐出容量を制御要素として圧縮機の負荷トルク
を所定値以下に保つようにした請求項1又は2に記載の
車両用空調装置。 - 【請求項4】 前記圧縮機の負荷トルクを所定値以下に
保つにあたり、圧縮機の単位時間当たりの冷媒吐出量を
所定量以下に保つことを直接の制御目標とした請求項1
〜3のいずれかに記載の車両用空調装置。 - 【請求項5】 前記圧縮機の負荷トルクを所定値以下に
保つにあたり、電動機に供給される電流値を所定値以下
に保つことを直接の制御目標とした請求項1〜3のいず
れかに記載の車両用空調装置。 - 【請求項6】 前記電動機に供給される電流値には上限
が設定されており、圧縮機の負荷トルクを所定値以下に
保つにあたり、電動機の回転速度を所定値以上に保つこ
とを直接の制御目標とした請求項1〜3のいずれかに記
載の車両用空調装置。 - 【請求項7】 前記圧縮機は制御室の内圧を調節するこ
とで吐出容量を変更可能であって、制御室の内圧調節は
制御弁の弁開度調節によって行われ、 前記制御弁は、 前記冷媒循環回路に設定された二つの圧力監視点間の差
圧を機械的に検出するとともに、この検出差圧の変動を
打ち消す側に容量可変型圧縮機の吐出容量が変更される
ように弁体を動作させる感圧機構と、 前記弁体に付与する力を外部からの指令によって調節す
ることで、感圧機構による弁体の位置決め動作の基準と
なる設定差圧を変更可能な設定差圧変更手段とを備えて
いる請求項1〜6のいずれかに記載の車両用空調装置。 - 【請求項8】 前記エンジンの停止とは、少なくともエ
ンジンがアイドリングストップ制御によって自動停止さ
れた状態のことを指す請求項1〜7のいずれかに記載の
車両用空調装置。 - 【請求項9】 前記圧縮機はエンジンに作動連結されて
おり、エンジンの稼動時にはエンジンを圧縮機の駆動源
とし、エンジンの停止時には電動機を圧縮機の駆動源と
する構成である請求項1〜8のいずれかに記載の車両用
空調装置。 - 【請求項10】 前記圧縮機のハウジングには、エンジ
ンからの動力を受ける回転体を備えた動力伝達機構が配
設されており、この動力伝達機構に前記電動機が内蔵さ
れている請求項9に記載の車両用空調装置。 - 【請求項11】 前記エンジンの稼動又は停止にかかわ
らず、電動機を圧縮機の駆動源とする構成である請求項
1〜8のいずれかに記載の車両用空調装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001351516A JP2002362141A (ja) | 2001-01-09 | 2001-11-16 | 車両用空調装置 |
US10/039,529 US6662580B2 (en) | 2001-01-09 | 2002-01-04 | Air-conditioning system for vehicle and its control method |
EP02000408A EP1221392A3 (en) | 2001-01-09 | 2002-01-07 | Air-conditioning system for vehicle and its control method |
KR1020020000944A KR20020060092A (ko) | 2001-01-09 | 2002-01-08 | 차량용 공조시스템 및 이의 제어 방법 |
CN02104745A CN1369390A (zh) | 2001-01-09 | 2002-01-08 | 车辆的空气调节系统及其控制方法 |
BR0200116-0A BR0200116A (pt) | 2001-01-09 | 2002-01-08 | Sistema de condicionamento de ar para veìculo e seu processo de controle |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001691 | 2001-01-09 | ||
JP2001-1691 | 2001-04-04 | ||
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