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JP2002348908A - 作業車両のパワーラインの油圧バルブ装置 - Google Patents

作業車両のパワーラインの油圧バルブ装置

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JP2002348908A
JP2002348908A JP2001159503A JP2001159503A JP2002348908A JP 2002348908 A JP2002348908 A JP 2002348908A JP 2001159503 A JP2001159503 A JP 2001159503A JP 2001159503 A JP2001159503 A JP 2001159503A JP 2002348908 A JP2002348908 A JP 2002348908A
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Japan
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hydraulic valve
power line
valve device
work vehicle
maintenance
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JP2001159503A
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Koji Okazawa
浩二 岡澤
Kaoru Hasegawa
薫 長谷川
Hisao Asada
久夫 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点検整備性の向上と整備時の機器破損の防止
とが図れる作業車両のパワーラインの油圧バルブ装置を
提供する。 【解決手段】 作業車両のパワーラインの油圧バルブ装
置(40,50)において、電磁式油圧バルブ(42a,42b,52)の
上方に、同電磁式油圧バルブ(42a,42b,52)と同電磁式油
圧バルブの信号線(44,54)及びコネクタ(45,55)の上方空
間をカバーするプロテクタカバー(46,56)を着脱可能に
配設した。又、プロテクトカバー(46,56)の上面を滑り
にくい構造(46a,56a,56b,56c,56d)にすることによっ
て、整備用のステップとして使えるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車両のパワー
ラインの油圧バルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作業車両において、メンテナンス頻度の
高いエンジンは一般的に車体の外周部近傍に配設されて
いるが、エンジンの動力を車両各部に伝達する動力系統
(以下、パワーラインと言う)は車体中央部に配設され
る場合が多い。このため、パワーラインの整備を行う場
合に、サービスマンが車両の上部に上って点検整備を行
わなければならないことが多い。その場合に、サービス
マンはパワーライン周辺のフェンダー等の外装上面から
覗き込んで作業を行うことになるので作業姿勢が悪く、
整備不良や故障の見落としが発生する可能性がある。
【0003】それを解決する方法として、例えば特開2
000−204592号公報に開示されているように、
作業車両の中央部で、近付き難い場所に点検整備用のス
テップを設ける方法が考えられている。図9は、上記公
報に開示された点検整備用ステップの取付構造を示した
斜視図である。図9において、図示された部分は、2基
の旋回マシナリ79と操作バルブ80で類推される如
く、大型油圧ショベルの上部旋回体中央部を表してお
り、この図示部の前方、左右及び後方はそれぞれ図示し
ない作業機、作動油タンク、燃料タンク及びエンジンで
囲まれている。このため、旋回マシナリ79と操作バル
ブ80、及びその周辺機器の点検整備は上方から行わざ
るを得ず、その為に整備用のステップ82が配設されて
いる。ステップ82は、操作バルブ80をセンタフレー
ム78に取付ける取付ブラケット81にブラケット83
を介して取付けられており、旋回マシナリ79と操作バ
ルブ80との略中間部に位置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−204592号公報に開示されている点検整備
用ステップの取付構造においては、次のような問題が依
然として残されている。近年のブルドーザや油圧ショベ
ル等の大型作業車両においては操作の容易化の為に、電
磁式油圧バルブで構成したトランスミッション(以後、
T/Mと表す)制御バルブやステアリング(以後、S/
Tと表す)制御バルブなどの油圧バルブ装置をパワーラ
インの各所上部に取付け、オペレータの操作信号をワイ
ヤハーネスでこれらの電磁式油圧バルブのソレノイドに
伝達してパワーラインを制御するものが非常に多くなっ
ている。そして、これらの電磁式油圧バルブは、通常T
/M本体やS/Tケース上部に取付けられており、電子
制御機器であるために精密な構造となっている。一方、
前述のように限られた面積のステップ82が予め固定さ
れた位置にあるから、周辺機器を整備する際に、サービ
スマンがステップ82の上にだけ足を置くとは限らず、
周辺機器の上に足を乗せる場合も依然としてある。この
ため、パワーラインのステップ82以外の不特定な箇所
に足を乗せた場合に、電磁式油圧バルブの歪み及び破
損、並びに電磁式油圧バルブ接続用コネクタ及びワイヤ
ハーネスの破損等、故障を誘発する可能性が高い。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、点検整備性の向上と点検整備時の機器破
損の防止とが図れる作業車両のパワーラインの油圧バル
ブ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、車体フレームの略中
央部に設けたトランスミッション、及びステアリング用
クラッチ、ブレーキを収納するステアリングボックスの
それぞれの上部に、トランスミッション及びステアリン
グ用クラッチ、ブレーキをそれぞれ駆動する複数の電磁
式油圧バルブを取付けた作業車両のパワーラインの油圧
バルブ装置において、電磁式油圧バルブと、該電磁式油
圧バルブの信号線に配線されたコネクタと、該コネクタ
に接続されたワイヤハーネスの接続端部との上方を覆う
プロテクトカバーを、着脱可能に取付けた構成としてい
る。
【0007】第1発明によると、次の作用及び効果が得
られる。 (1)電磁式油圧バルブと、同バルブのコネクタと、ワ
イヤハーネスのコネクタ接続端部との上方は、プロテク
トカバーによって保護されるから、サービスマンがパワ
ーライン及びその周辺機器を整備する際に、これらのプ
ロテクトカバー上に足を置いても上記の電磁式油圧バル
ブ、コネクタ及びワイヤハーネスの破損を招く畏れがな
く、耐久性を向上できる。このとき、プロテクトカバー
により足場を確保できるので、点検整備性を確実に向上
できる。
【0008】(2)また、電磁式油圧バルブはそのソレ
ノイド部及びバルブ部で発熱すると共に、パワーライン
で発生した熱もその上部に取付けられた上記油圧バルブ
に伝達されるが、上記プロテクトカバーをトランスミッ
ション及び/又はステアリングボックスに取付けること
によって、上記熱がプロテクトカバーに伝達されるか
ら、プロテクトカバーが放熱板の役目も果たす。したが
って、プロテクトカバーにより、電磁式油圧バルブの温
度上昇を抑制し、耐久性を向上できる。
【0009】第2発明は、第1発明において、プロテク
トカバーは、その上面に足場滑り防止構造を有する構成
としている。
【0010】第2発明によると、第1発明における作用
及び効果に加えて、次の作用及び効果が得られる。パワ
ーラインの上方に、プロテクトカバーを兼ねた点検整備
用ステップが設けられるから、改めてステップを設ける
必要がない。そして、サービスマンはパワーライン中央
部に滑り難い安定した足場を確保することができるの
で、良好な作業姿勢が得られ、点検整備不良が生じ難
い。
【0011】第3発明は、第2発明において、前記足場
滑り防止構造は、縞鋼板、アンチスリップシート及び複
数のリブ状フインのいずれかで構成された構成としてい
る。
【0012】第3発明によると、第2発明における作用
及び効果に加えて、簡単な構造により足場滑り防止がで
きるので、コンパクトに構成できる。
【0013】第4発明は、第1又は第2発明において、
上下面の少なくともいずれかの面に放熱用のフインを形
成したプロテクトカバーを、トランスミッション及び/
又はステアリングボックスに取付けた構成としている。
【0014】第4発明によると、プロテクトカバーの放
熱面積が飛躍的に増大するから、第1発明又は第2発明
における効果のうち、プロテクトカバーによる放熱効果
が更に高まり、電磁式油圧バルブの耐久性を大幅に向上
できる。
【0015】以上の結果、パワーラインの点検整備性の
向上と点検整備時の破損防止とが図れる作業車両のパワ
ーラインの油圧バルブ装置を構成できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して詳述する。先ず、図1〜図5により
第1実施形態を説明する。図1は本発明を適用した作業
車両としてのブルドーザの側面図であり、同図により作
業車両の全体構成について説明する。
【0017】ブルドーザ1は、中央部前後方向に左右1
対のメインフレーム2,2を設けた車体を備え、この車
体の、下部左右に1対の履帯式走行装置3a,3bが取
付けられている。また、車体の前部にはエンジンルーム
4が設けられており、上部中央にはオペキャブ6が、上
部中央左右にはフェンダ7a,7bが、そして上部後部
には燃料タンク8がそれぞれ取付けられている。車体の
前方には排土板63を有する作業機60が上下動自在に
設けられている。
【0018】更に、エンジンルーム4には左右のサイド
カバー4a,4b及び上部カバー4cが着脱自在に設け
られており、その内部に配設されたエンジン9の点検整
備を容易にしている。エンジン9の動力はメインフレー
ム2、2を有する車体フレーム内部に配設されたパワー
ラインユニット20(図2において詳述する)を経て左
右のスプロケット軸39a,39bに伝達されて、左右
の走行装置3a,3bを駆動するように構成されてい
る。
【0019】次に、作業車両のパワーラインの構成につ
いて、図2〜図3を参照して述べる。図2はパワーライ
ンの側面図、図3はその上面図である。図2〜図3にお
いて、左右1対のメインフレーム2,2を有する車体フ
レームの内部にパワーラインユニット20が配設されて
おり、このパワーラインユニット20は、前記エンジン
9の図示しない出力軸に連結される継手21aを有する
PTOギアボックス21と、トルクコンバータ22と、
T/M23と、S/Tボックス24と、左右の第1減速
機25a,25bとを備えている。更に、左右の第1減
速機25a,25bの出力軸26a,26bは左右のメ
インフレーム2,2の外側にそれぞれ設けられた第2減
速機38a,38bの入力軸に連結されており、第2減
速機38a,38bの出力軸はスプロケット軸39a,
39bとなっている。
【0020】また、パワーラインユニット20を制御す
る為に、トルクコンバータ22の上部にはロックアップ
クラッチ切換用の油圧バルブ装置30が、T/M23の
上部には前後進及び速度段の切換用の油圧バルブ装置4
0が、そしてS/Tボックス24の上部には左右の第1
減速機25a,25bを選択的に駆動する左右クラッチ
及び左右ブレーキ(共に図示せず)の操作用の油圧バル
ブ装置50がそれぞれ取付けられている。
【0021】図4〜図5により、パワーライン油圧バル
ブ装置の取付構造について詳細に説明する。図4は第1
実施形態のパワーライン油圧バルブ装置の側面図、図5
はその上面図である。
【0022】図4〜図5において、油圧バルブ装置40
は、油圧通路を有するブロック(以下、ギャラリーブロ
ックと言う)41と、2連式の電磁式油圧バルブ42a
及び3連式の電磁式油圧バルブ42bと、コネクタ45
と、プロテクトカバー46とを備えている。2連式の電
磁式油圧バルブ42a及び3連式の電磁式油圧バルブ4
2bはギャラリーブロック41の上面にボルト43で取
付けられており、これれらの電磁式油圧バルブ42a,
42bの信号線44は近傍に設置したコネクタ45に接
続されている。そして、電磁式油圧バルブ42a,42
b、信号線44及びコネクタ45の上方を覆うプロテク
トカバー46がスペーサ47を介してボルト48でギャ
ラリーブロック41に取着されて構成されている。ま
た、コネクタ45には、図示しない制御器や駆動装置等
から配線されたワイヤハーネス11が接続されている。
ここで、プロテクトカバー46は縞鋼鈑を用いてその縞
模様46aを上面側にして製作されており、点検整備用
ステップとしても使用できるように配慮されている。
【0023】同様に図4〜図5において、油圧バルブ装
置50として、S/Tボックス24の上部に取付けたギ
ャラリーブロック51の上面に4個の電磁式油圧バルブ
52がボルト53で取付けられていて、また各電磁式油
圧バルブ52の信号線54がコネクタ55にそれぞれ接
続されており、電磁式油圧バルブ52、信号線54及び
コネクタ55の上方を覆って保護するプロテクトカバー
56がスペーサ57を介してボルト58でギャラリーブ
ロック51に取着されて構成されている。コネクタ55
には、図示しない制御器や駆動装置等から配線されたワ
イヤハーネス12が接続されている。ここでプロテクト
カバー56は、前記同様に縞鋼鈑を用いて縞模様56a
を上面側にして製作されており、整備用ステップとして
も使用できるようになっている。
【0024】図1〜図5における上記構成において、次
の作用及び効果が得られる。 (1)パワーラインユニット20は車両中央部に配設さ
れていて、左右を1対のメインフレーム2,2とフェン
ダ7a,7bとで囲まれているので、同パワーラインユ
ニット20を点検整備する時には、オペキャブ6及び/
又は燃料タンク8を取外した上で、パワーラインユニッ
ト20の上方から整備するが、その際に、油圧バルブ装
置40,50にはプロテクトカバー46,56が取着さ
れているので、サービスマンが足を置いても油圧バルブ
装置40,50に新たな故障は発生しない。
【0025】(2)電磁式油圧バルブ42a,42b,
52は図示しないソレノイド部及びバルブ部で発熱する
と共に、T/M23及びS/Tボックス24で発生した
熱もこれらバルブ42a,42b,52に伝わるが、そ
れらの熱がスペーサ47,57及びボルト48,58を
経てプロテクトカバー46,56に伝わるから、プロテ
クトカバー46,56が大きな放熱板の役目を果たす。
これにより、プロテクトカバー46,56は電磁式油圧
バルブ42a,42b,52の温度上昇を抑制して耐久
性を向上させる効果がある。
【0026】(3)プロテクトカバー46,56は、縞
鋼鈑の縞模様46a,56aによって上面を滑りにくい
構造にして、点検整備用のステップとしても使えるよう
に構成しているので、改めて点検整備用のステップを設
ける必要はなく、サービスマンはパワーラインユニット
20の中央部に足場を確保できる。したがって、良好な
作業姿勢が得られるので、点検整備不良等が生じ難い。
【0027】(5)整備用のステップとして使えるプロ
テクトカバー46,56を2箇所(油圧バルブ装置40
と50)に配設したことによって、サービスマンは2箇
所の整備用ステップ46,56に足を載せることができ
るので、より安定した作業姿勢を確保できる。これによ
り、整備用ステップ46,56の何れか直下の箇所を点
検整備する場合でも、他方の整備用ステップに足を置い
て作業することができるから、無理な姿勢とならずに容
易に点検整備ができる。
【0028】次に、第2実施形態について、図6により
説明する。図6は本発明にかかるプロテクトカバーの第
2実施形態の斜視図である。なお、図1〜図5と同一の
構成要素には同一の符合を付して以下での説明を省略す
る。図6において、プロテクトカバー56は通常の鋼鈑
の上面にサンドペーパ状の所謂アンチスリップシート5
6bを貼付して構成している。これにより、プロテクト
カバー56の上面を滑り難い構造にしている。したがっ
て、第1実施形態における作用及び効果に加えて、プロ
テクトカバー56の外観が良い。なお、プロテクトカバ
ー46においても、図6に示した上記プロテクトカバー
56と同様の構成としてよい。
【0029】また、図7にはプロテクトカバーの第3実
施形態の斜視図を示している。図7において、プロテク
トカバー56は、穴の周囲にカエリを有する穴56cを
所定の間隔で穿設した所謂アンチスリップ鋼鈑を用いて
おり、前記カエリを上面側にして製作されている。これ
により、プロテクトカバー56の上面を滑り難い構造に
して、点検整備用のステップとして使えるようにしてい
る。この構成により、プロテクトカバー56の上面の滑
り止め効果が増す。他の作用及び効果は第1実施形態の
場合と同様である。尚、プロテクトカバー46も、図7
に示す上記プロテクトカバー56と同様の構成としてよ
い。
【0030】次に、図8により第4実施形態について説
明する。図8は、プロテクトカバーの斜視図である。プ
ロテクトカバー56は、鋳造、型鍛造、ロール成形又は
熱間押し出し成形等によって形成された、多数のリブ状
のフイン56dを上下面に有する部材を用いて製作され
ている。また、取付穴56eの周囲は上下面共に座グリ
加工が施されている。これによって、プロテクトカバー
56の上面を滑り難い構造にして点検整備用のステップ
として使えるようにすると共に、多数のフイン56dに
よって放熱面積を増大している。尚、プロテクトカバー
56は、溶接構成にてプレートの上面及び/又は下面に
リブ状のフイン56d部を形成してもよいことは勿論で
ある。
【0031】また、フイン56dはパワーラインユニッ
ト20の前後方向に略平行に配列されている。これによ
って、車両前部に配設された前記エンジン9からパワー
ラインユニット20に沿って車両後方へ流れるエンジン
冷却風にフイン56dの全表面が接するように配慮され
ている。
【0032】本実施形態の構成により、プロテクトカバ
ー56の放熱面積が飛躍的に増大するから、プロテクト
カバー56による放熱効果が非常に高まり、したがって
電磁式油圧バルブ52の耐久性を大幅に向上させること
ができる。尚、他の効果は第1実施形態〜第3実施形態
と同様であるので、説明を省く。
【0033】なお、上記フイン56dはプロテクトカバ
ー56の上下両面に限らず、何れか一方の面のみに形成
してもよい。また、前記プロテクトカバー46を、図8
に示すようなプロテクトカバー56と同様に構成しても
よい。また、第1実施形態から第4実施形態までのプロ
テクトカバーの足場滑り防止の構成を単独だけでなく組
合わせて用いることも可能であり、例えば上面は図6に
示す構成とし、下面は図8に示す構成としてもよいこと
は勿論である。
【0034】また、以上はブルドーザにおける実施形態
について説明したが、本発明はブルドーザに限ることな
く、一般の作業車両において同様に実施することが可能
であり、上記と同様の作用と効果が得られる。
【0035】以上説明したように、本発明によると次の
効果を奏する。トランスミッション及びステアリング等
のパワーラインを駆動するクラッチやブレーキを制御す
る油圧バルブ装置を各パワーラインの上部に装着してい
るパワーライン油圧バルブ装置において、所定の油圧バ
ルブ装置と、その近傍のコネクタと、このコネクタに接
続されたワイヤハーネスの接続端部との上方を覆うプロ
テクトカバーを取付けたので、点検整備時に作業者が足
をこれらの少なくとも一つのプロテクトカバーに載せ易
くなり、前記油圧バルブ装置、コネクタ及びワイヤハー
ネスの接続端部に足が掛かるのを無くしてこれらの破損
を未然に防止でき、耐久性を向上できる。また、このプ
ロテクトカバーにより、パワーラインの上部に足場用の
ステップを確保できるので、点検整備時の作業性を向上
できると共に、点検整備不良等を無くすことができる。
この際、プロテクトカバーの上面に滑り止めのための手
段を施すことにより、ステップの安定性を増し、作業性
をより向上できる。
【0036】さらに、このプロテクトカバーを、トラン
スミッション及びステアリングボックス等の上部、又は
この上部に取付けられた油圧バルブ装置のギャラリーブ
ロックの上部に熱伝導性のあるスペーサを介して取付け
ることにより、トランスミッション及びステアリングボ
ックスで発生した熱や油圧バルブ装置で発生した熱が前
記スペーサを経由してプロテクトカバーに伝導して放熱
されるので、プロテクトカバーが放熱板の機能を有して
油圧バルブ装置等の温度上昇を抑制できる。これによ
り、油圧バルブ装置の耐久性を大幅に向上できる。ま
た、この際に、プロテクトカバーにリブ状のフインを形
成することにより、放熱面積を増大して、大きな放熱効
果が得られるので、油圧バルブ装置の耐久性をさらに向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した作業車両としてのブルドーザ
の側面図である。
【図2】パワーラインの側面図である。
【図3】パワーラインの上面図である。
【図4】第1実施形態のパワーライン油圧バルブ装置の
側面図である。
【図5】第1実施形態のパワーライン油圧バルブ装置の
上面図である。
【図6】本発明に係るプロテクトカバーの第2実施形態
の斜視図である。
【図7】本発明に係るプロテクトカバーの第3実施形態
の斜視図である。
【図8】本発明に係るプロテクトカバーの第4実施形態
の斜視図である。
【図9】従来技術に係る点検整備用ステップの取付構造
である。
【符号の説明】
2…メインフレーム、7a…左フェンダ、7b…右フェ
ンダ、11…ワイヤハーネス、12…ワイヤハーネス、
20…パワーラインユニット、23…トランスミッショ
ン、24…ステアリングボックス、40…油圧バルブ装
置、41…ギャラリーブロック、42a…電磁式油圧バ
ルブ、42b…電磁式油圧バルブ、43…ボルト、44
…信号線、45…コネクタ、46…プロテクトカバー、
46a…縞模様、47…スペーサ、48…ボルト、50
…油圧バルブ装置、51…ギャラリーブロック、52…
電磁式油圧バルブ、53…ボルト、54…信号線、55
…コネクタ、56…プロテクトカバー、56a…縞模
様、56b…アンチスリップシート、56c…カエリを
有する穴、56d…フイン、57…スペーサ、58…ボ
ルト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(2)の略中央部に設けたト
    ランスミッション(23)、及びステアリング用クラッチ、
    ブレーキを収納するステアリングボックス(24)のそれぞ
    れの上部に、トランスミッション(23)及びステアリング
    用クラッチ、ブレーキをそれぞれ駆動する複数の電磁式
    油圧バルブ(42a,42b,52)を取付けた作業車両のパワーラ
    インの油圧バルブ装置において、電磁式油圧バルブ(42
    a,42b,52)と、該電磁式油圧バルブの信号線(44,54)に配
    線されたコネクタ(45,55)と、該コネクタ(45,55)に接続
    されたワイヤハーネスの接続端部との上方を覆うプロテ
    クトカバー(46,56)を、トランスミッション(23)及び/
    又はステアリングボックス(24)に着脱可能に取付けたこ
    とを特徴とする作業車両のパワーラインの油圧バルブ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業車両のパワーライン
    の油圧バルブ装置において、プロテクトカバー(46,56)
    は、その上面に足場滑り防止構造(46a,56a,56b,56c)を
    有することを特徴とする作業車両のパワーラインの油圧
    バルブ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の作業車両のパワーライン
    の油圧バルブ装置において、前記足場滑り防止構造(46
    a,56a,56b,56c)は、縞鋼板、アンチスリップシート及び
    複数のリブ状フインのいずれかで構成されたことを特徴
    とする作業車両のパワーラインの油圧バルブ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の作業車両のパワー
    ラインの油圧バルブ装置において、上下面の少なくとも
    いずれかの面に放熱用のフイン(56d)を形成したプロテ
    クトカバー(46,56)を、トランスミッション(23)及び/
    又はステアリングボックス(24)に取付けたことを特徴と
    する作業車両のパワーラインの油圧バルブ装置。
JP2001159503A 2001-05-28 2001-05-28 作業車両のパワーラインの油圧バルブ装置 Expired - Fee Related JP4638620B2 (ja)

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