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JP2002347549A - エアバッグ装置の袋体 - Google Patents

エアバッグ装置の袋体

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Publication number
JP2002347549A
JP2002347549A JP2001157670A JP2001157670A JP2002347549A JP 2002347549 A JP2002347549 A JP 2002347549A JP 2001157670 A JP2001157670 A JP 2001157670A JP 2001157670 A JP2001157670 A JP 2001157670A JP 2002347549 A JP2002347549 A JP 2002347549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag body
strap
bag
end side
base end
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001157670A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Ukita
優 浮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2001157670A priority Critical patent/JP2002347549A/ja
Publication of JP2002347549A publication Critical patent/JP2002347549A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員側の面について袋体の膨出時の振動の低
減を図り、展開形状についての選択自由度を増し、良好
な展開制御を実現する。 【解決手段】 袋体本体24は、車両急減速時に、その
基端側からインフレータ16によりガス圧が供給されて
乗員側へ膨出し、展開される。ストラップ32は、袋体
本体24の基端側から膨出先端側に渡って設けられ、袋
体本体24の膨出により、袋体22を展開制御すべく緊
張する。ストラップ32を袋体本体24に緊張支持する
支持部は、袋体本体24の膨出先端側の支持部40、4
0だけでなく、袋体本体24の基端側と膨出先端側との
間における支持部42、42を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に設けられ、
内部に袋体展開制御用のストラップを備えるエアバッグ
装置の袋体に関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ装置、例えば自動車の運転席
用のエアバッグ装置は、ステアリングホイールに設置さ
れ、袋体とインフレータとを備える。袋体は、この一端
側(基端側)がベースプレートとリングプレートとの間
に挟まれて固定され、他端側は自由とされている。イン
フレータは、袋体の基端側に接続されている。
【0003】通常時は、袋体は折り畳まれている。車両
急減速時等の車両緊急時には、図6に示すように、イン
フレータ102がガス圧を発生してガス圧が袋体104
内へ供給され、袋体104は乗員に向けて膨出して展開
される。これにより、乗員が拘束される。
【0004】ここで、図6に示すように、袋体104の
内部にはストラップ106が設けられている。ストラッ
プ106は、可撓性の長尺帯状とされ、乗員側から見て
左右に分れて袋体104の基端側から膨出先端側に渡る
ように環状をなす。ストラップ106の一端部は袋体1
04の基端側に縫製されて支持され(係る支持部を10
8で図示)、他端部は袋体104の膨張先端側に縫製さ
れて支持され(係る支持部を110で図示)ている。袋
体104が折り畳まれているときは、ストラップ106
も袋体104内に折り畳まれている。袋体104の膨出
時にはその膨出に伴い、ストラップ106は、支持部1
08と110とで緊張支持されて緊張する。これによ
り、袋体104の展開形状が所定の形状に拘束されて袋
体104の展開が制御される。
【0005】なお、図6中、矢印Rは乗員側(車両後
方)を示し、矢印Wは車両幅方向を示す。また、袋体1
04、ストラップ106は共に、肉厚を省略して示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】袋体の膨出時、袋体の
ストラップを緊張支持する部分には、ストラップの緊張
による反動が生ずる。反動は、袋体本体の振動を招く
が、乗員側の面について振動は低減したい。また、袋体
の展開形状については選択自由度が大きいのがよい。
【0007】本発明は、乗員側の面について振動の低減
を図り、展開形状について選択自由度を増し、良好な展
開制御を実現するエアバッグ装置の袋体を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のエアバ
ッグ装置の袋体は、車両緊急時に、基端側からガス圧が
内部に供給され、折り畳まれた状態から膨出して展開さ
れる袋体本体と、前記袋体本体内の基端側から膨出先端
側に渡って設けられ、袋体本体の膨出によって緊張して
袋体本体の展開を制御する可撓性のストラップであっ
て、袋体本体の膨出先端側の部分において緊張支持され
るだけではなく袋体本体の基端側と膨出先端側との間の
部分においても緊張支持されるストラップと、を備えた
構成を特徴とする。
【0009】請求項2に記載のエアバッグ装置の袋体
は、請求項1の構成において、前記袋体本体内の基端側
から膨出先端側に渡って設けられ、袋体本体の膨出によ
って緊張して袋体本体の展開を制御する可撓性のストラ
ップであって、袋体本体の膨出先端側の部分においては
緊張支持されるが袋体本体の基端側と膨出先端側との間
の部分においては緊張支持されないストラップも備えて
なる構成を特徴とする。
【0010】請求項3に記載のエアバッグ装置の袋体
は、請求項1又は2の構成において、前記袋体本体の基
端側と膨出先端側との間の部分においてストラップを緊
張支持する部分が、複数箇所に配されてなる構成を特徴
とする。
【0011】上記構成によれば、袋体本体は、通常は折
り畳まれているが、車両急減速時等の車両緊急時には、
ガス圧が供給されて乗員側へ膨出し、展開される。これ
により、乗員が拘束される。
【0012】ここで、袋体本体の膨出によってストラッ
プは緊張する。これにより、袋体本体の展開形状が所定
の形状に拘束されて袋体の展開が制御される。その際、
袋体本体のストラップを緊張支持する部分には、ストラ
ップの緊張による反動が生ずる。支持部は、袋体本体の
膨出先端側だけではなく、袋体本体の基端側と膨出先端
側との間にもあるので、反動は、袋体本体の複数のいろ
いろな個所で全面的に分散して生ずる。その結果、乗員
側の面について、反動に起因する袋体本体の振動を低減
することができる。
【0013】また、袋体本体の展開形状は、ストラップ
を緊張支持する部分の位置や該部分の個所の数によっ
て、左右される。ストラップを緊張支持する部分が、袋
体本体の基端側と膨出先端側との間における部分にも存
在することにより、展開形状の選択自由度が増す。
【0014】このように、乗員側の面について振動を抑
制し、展開形状の選択自由度を増すことにより、良好な
展開制御が実現される。
【0015】請求項2の構成によれば、上述の袋体の展
開制御と、袋体本体の膨出先端側の部分においては緊張
支持されるが袋体本体の基端側と膨出先端側との間の部
分においては緊張支持されないストラップによって得ら
れる袋体の展開制御とが相俟って、展開制御が有効的で
ある。
【0016】請求項3の構成によれば、より多くのいろ
いろな個所でストラップを緊張支持でき、上述した反動
の分散上、また、袋体の展開形状の選択自由度上、有効
的である。袋体本体の基端側と膨出先端側との間の部分
においてストラップを緊張支持する部分の個所が多いほ
ど効果的である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のエアバッグ装置の袋体の
第1の実施の形態に係る自動車の運転席用のエアバッグ
装置の袋体を、図1乃至図3に基づき説明する。
【0018】自動車の運転席用のエアバッグ装置は、図
2に示すように、ステアリングホイール10に設けられ
ている。ステアリングホイール10は、ベースプレート
14を備える。ベースプレート14には、インフレータ
16が固定される。インフレータ16の一部はベースプ
レート14を貫通して乗員側(車両後方側、矢印Rで図
示)へ突出し、突出部分には複数のガス噴出口18が形
成されている。インフレータ16内には、図示を省略す
る起動装置、雷管、伝爆材、ガス発生材、及びフィルタ
等が収容されている。なお、図中、矢印Wは車両幅方向
を示す。
【0019】インフレータ16の乗員側には、袋体20
が設けられるとともに、それを覆うようにパッドカバー
22が設けられている。袋体20は、袋体本体24を備
える。袋体本体24は、図示は省略するが、例えば、乗
員側と反乗員側とに対向位置する2枚の略円形の布の縁
部を縫合して構成するものが可能である。袋体本体24
の反乗員側の端部(袋体基端側の端部)は開口されて開
口縁部はリングプレート30で挟み込まれるようにベー
スプレート14に固定される。袋体本体24の開口34
(図1を参照)内へはインフレータ16のガス噴出口1
8が臨む。
【0020】パッドカバー22は、ベースプレート14
に芯金26を介して固定され、乗員側の面には脆弱部2
8を備える。
【0021】袋体本体24は、通常は、パッドカバー2
2内に折り畳まれている。車両急減速時等の車両緊急時
には、インフレ−タ16が作動する。すなわち、起動装
置が車両緊急状態を検知して雷管が発火し、ガス発生材
が伝爆材を介して燃焼し、ガスが発生する。発生ガス
は、ガス噴出孔18から袋体本体24内に噴出され、袋
体本体24がガス圧により膨出される。この膨出力によ
り、パッドカバー22の脆弱部28が破断してパッドカ
バー22が図2に鎖線で示すように開き、袋体本体24
は、パッドカバー22外への膨出が許容される。袋体本
体24は、乗員側へ、図2に鎖線で示すように展開され
る。これにより乗員が拘束される。
【0022】袋体本体24内には、図1及び図3に示す
ように、ストラップ32が設けられている。ストラップ
32は、可撓性の長尺帯状とされ、乗員側から見て左右
に分れてストラップ32A、32Bを形成し、袋体本体
24の基端側から袋体本体24の膨出先端側に渡るよう
に、環状をなす。袋体本体24の基端側に対応するスト
ラップ32の一端部には、袋体本体24の開口34と連
通する開口36が形成され、インフレータ16のガス噴
出口18の障害とならないようにされる。ストラップ3
2の開口36の縁部は、袋体本体24の開口34の縁部
に周状に縫製されて支持され(係る支持部を38で図
示)、前記リングプレート30により、袋体本体24と
共にベースプレート14に挟み込まれる。袋体本体24
の膨出先端側に対応するストラップ32の他端部は、乗
員側から見て左右に離間した支持部40、40におい
て、袋体本体24の乗員側に対面する部分に縫製されて
支持される。
【0023】ストラップ32の一端部と他端部との間の
中間部分、すなわち、ストラップ32A、32Bの中間
部分はそれぞれ、袋体本体24の基端側と膨出先端側と
の間の部分(袋体本体24の乗員側から見て左右の周側
部)に、乗員側から見て左右の最幅の位置で、縫製され
て支持される(係る支持部を42、42で図示)。
【0024】袋体本体24が折り畳まれている状態では
ストラップ32も袋体本体24の内部に折り畳まれてい
る(ストラップ32の折り畳み状態は図示を省略)。袋
体本体24が膨出したときは、ストラップ32は、袋体
本体24の基端側の支持部38、袋体本体24の膨出先
端側の2つの支持部40、40、袋体本体24の基端側
と膨出先端側との間の2つの支持部42、42によって
緊張支持され、袋体本体24の膨出が拘束される。袋体
本体24は所定の展開形状に展開される。
【0025】なお、図1中、袋体本体24、ストラップ
32は、肉厚を省略して示す。これは、後述する他の実
施の形態に係る図4、図5についても同様である。
【0026】次に本第1の実施の形態の作用を述べる。
【0027】袋体本体24は、通常は折り畳まれている
が、車両急減速時等の車両緊急時には、ガス圧が供給さ
れて乗員側へ膨出し、展開される。これにより、乗員が
拘束される。
【0028】袋体本体24が折り畳まれているときは、
ストラップ32も袋体本体24内に折り畳まれている。
袋体本体24が膨出すると、その膨出によってストラッ
プ32が支持部38、支持部40、40、支持部42、
42で緊張支持されて、緊張する。これにより、袋体本
体24の展開形状が所定の形状に拘束されて袋体20の
展開が制御される。その際、支持部38、支持部40、
40、支持部42、42には、すなわち、袋体本体24
のストラップ32を緊張支持する部分には、ストラップ
32の緊張による反動が生ずる。反動は、袋体本体24
の振動を招く。袋体本体24の基端側の支持部38は、
ベースプレート14に固定されているので、振動を招く
反動が生ずる支持部としては、袋体本体24の膨出先端
側の左右の2箇所の支持部40、40、袋体本体24の
基端側と膨出先端側との間における左右の2個所の支持
部42、42、計4箇所の支持部である。反動は、袋体
本体24の複数のいろいろな個所で全面的に分散して生
ずる。乗員側の面について、反動に起因する袋体本体2
4の振動を低減することができる。
【0029】また、袋体本体24の展開形状は、ストラ
ップ32を緊張支持する支持部の位置や支持部の個所の
数によって、左右される。支持部が、袋体本体24の基
端側と膨出先端側との間における部分にも、支持部4
2、42として存在することにより、展開形状の選択自
由度が増す。
【0030】このように、乗員側の面について振動を抑
制し、展開形状の選択自由度を増すことにより、良好な
展開制御が実現される。
【0031】なお、図1、図2において、袋体本体24
の基端側の部分が、首部70を有する形状となってい
て、更に、内部のストラップ32も、係る首部70に沿
って屈曲した形状となっている。これは、袋体本体24
がパッドカバー22外へ膨出する構造上、袋体本体24
の基端側の部分がパッドカバー22で拘束される場合が
あることを示したに過ぎない。本発明の袋体本体は、そ
のような形状に限定されるものではないのは勿論であ
る。後述する他の実施の形態に係る図4、図5について
も同様である。
【0032】次に第2の実施の形態に係る自動車の運転
席用のエアバッグ装置の袋体について、図4に基づき説
明する。
【0033】前記第1の実施の形態では、袋体本体24
の基端側と膨出先端側との間においてストラップ32を
緊張支持する支持部42は、ストラップ32が形成する
各ストラップ32A、32B毎について見ると、1箇所
である。本第2の実施の形態の袋体52では、ストラッ
プ54が形成する各ストラップ54A、54Bはそれぞ
れ、2箇所づつの支持部42、42で緊張支持される。
各ストラップ54A、54Bにおいて、支持部42、4
2は、乗員側から見て左右の最幅の位置を介して車両前
後方向に離間して位置される。この相違点を除けば、ス
トラップ54及びその他の構成は、第1の実施の形態の
ストラップ32及びその他の構成と同様である。
【0034】第2の実施の形態によれば、振動を招く反
動が生ずる支持部としては、袋体本体24の膨出先端側
の左右の2箇所の支持部40、40、袋体本体24の基
端側と膨出先端側との間における左右2箇所つづ4箇所
の支持部42、42、42、42、計6箇所の支持部で
あり、第1の実施の形態に比して、支持部の個所の数が
4箇所から6箇所に増している。より多くのいろいろな
個所に支持部があるので、反動の分散上、また、袋体本
体24の展開形状の選択自由度上、有効的である。
【0035】なお、本第2の実施の形態では、ストラッ
プ54が形成する各ストラップ54A、54Bはそれぞ
れ、2箇所づつの支持部42、42で緊張支持されてい
るが、2箇所に限らずそれ以上でもよい。袋体本体24
の基端側と膨出先端側との間において袋体本体24を緊
張支持する個所の数が多くなる程、効果的であるといえ
る。
【0036】次に、第3の実施の形態に係る自動車の運
転席用のエアバッグ装置の袋体について、図5に基づき
説明する。
【0037】本第3の実施の形態に係る袋体66では、
第1の実施の形態と同様のストラップ32を備えるとと
もに、以下に説明するストラップ60も備える。ストラ
ップ60は、長尺帯状とされ、乗員側から見て左右に分
れるストラップ60A、60Bを形成し、袋体本体24
の基端側から膨出先端側に渡る環状をなす。ストラップ
60の一端部は、ストラップ32の一端部の開口36と
連通する開口68を備え、その開口68の縁部が、スト
ラップ32の開口36の縁部と一緒に袋体本体24の開
口34の縁部に縫製されて支持され(係る支持部を6
2、62で図示)、リングプレート30で挟み込まれて
ストラップ32と共にベースプレート14に固定され
る。ストラップ60の他端部は、ストラップの32の他
端部と一緒に、袋体本体24の膨出先端側の部分に乗員
側から見て左右に離間位置する支持部64、64で縫製
されて支持される。袋体本体24の基端側と膨出先端側
との間に対応するストラップ60の中間部は、緊張支持
する支持部を有しない。
【0038】その他の構成は、第1の実施の形態と同様
である。
【0039】本第3の実施の形態によれば、振動を招く
反動が生ずる支持部としては、袋体本体24の膨出先端
側の左右の2箇所の支持部64、64、袋体本体24の
基端側と膨出先端側との間における左右の2箇所の支持
部42、42、計4箇所の支持部である。これは、第1
の実施の形態のストラップ32で得られる袋体の展開制
御と、本第3の実施の形態に係り、袋体本体24の膨出
先端側の部分においては緊張支持されるが袋体本体24
の基端側と膨出先端側との間の部分においては緊張支持
されないストラップ60によって得られる袋体66の展
開制御とが相俟って、展開制御が有効的である。
【0040】なお、第3の実施の形態では、袋体24の
基端側と膨出先端側との間における支持部32を左右に
1個づつ設けたストラップ32を用いているが、袋体2
4の基端側と膨出先端側との間における支持部を複数づ
つ設けたものも勿論可能であり、上述したように、その
支持部の数が多いほど有効といえる。第1の実施の形態
のストラップ32の代わりに、第2の実施の形態のスト
ラップを用いることができる。
【0041】以上、各実施の形態を説明したが、本発明
は上記各実施の形態に限定されるものではない。例え
ば、上記各実施の形態では、エアバッグ装置として自動
車の運転席用のエアバッグ装置を挙げたが、自動車、な
いし、運転席用に限定されるものではない。助手席用、
後部座席用、ドア内に設けられる側衝用等の各エアバッ
グ装置等も可能である。車両のエアバッグ装置であれば
適用可能である。
【0042】また、ストラップの形状や位置、本数、更
に、支持部の位置や個所の数も、上記各実施の形態に限
定されない。ストラップを袋体本体に緊張支持する支持
部についていえば、例えば、支持部の位置、支持部の個
所の数について、袋体本体24の振動の低減上、及び所
望の展開形状上、適当な位置、個所の数が別途あるなら
ば、その位置、個所の数を支持部の位置、個所の数とし
て採用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係るエ
アバッグ装置の袋体では、ストラップを緊張支持する部
分が、袋体本体の膨出先端側だけではなく、袋体本体の
基端側と膨出先端側との間にもあるので、ストラップを
緊張支持することによる反動は、袋体本体の複数のいろ
いろな個所で分散して生じ、乗員側の面について反動に
起因する袋体本体の振動を低減することができる。
【0044】また、袋体本体の展開形状は、ストラップ
を緊張支持する支持部の位置や支持部の個所の数によっ
て、左右されるので、支持部が、袋体本体の基端側と膨
出先端側との間における部分にも存在することにより、
展開形状の選択自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る運転席用のエ
アバッグ装置の袋体を、膨出時に上から見た図である。
【図2】運転席用のエアバッグ装置を上から見た概観図
である。
【図3】第1の実施の形態に係るストラップの斜視図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る運転席用のエ
アバッグ装置の袋体を、膨出時に上から見た図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る運転席用のエ
アバッグ装置の袋体を、膨出時に上から見た図である。
【図6】エアバッグ装置の袋体の従来例を、膨出時に上
から見た図である。
【符号の説明】
16 インフレータ 20、52、66 袋体 24 袋体本体 32(32A、32B)、54(54A、54B)、6
0(60A、60B)ストラップ 40、64 支持部 42 支持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両緊急時に、基端側からガス圧が内部
    に供給され、折り畳まれた状態から膨出して展開される
    袋体本体と、 前記袋体本体内の基端側から膨出先端側に渡って設けら
    れ、袋体本体の膨出によって緊張して袋体本体の展開を
    制御する可撓性のストラップであって、袋体本体の膨出
    先端側の部分において緊張支持されるだけではなく袋体
    本体の基端側と膨出先端側との間の部分においても緊張
    支持されるストラップと、 を備えたことを特徴とするエアバッグ装置の袋体。
  2. 【請求項2】 前記袋体本体内の基端側から膨出先端側
    に渡って設けられ、袋体本体の膨出によって緊張して袋
    体本体の展開を制御する可撓性のストラップであって、
    袋体本体の膨出先端側の部分においては緊張支持される
    が袋体本体の基端側と膨出先端側との間の部分において
    は緊張支持されないストラップも備えてなる請求項1に
    記載のエアバッグ装置の袋体。
  3. 【請求項3】 前記袋体本体の基端側と膨出先端側との
    間の部分においてストラップを緊張支持する部分が、複
    数箇所に配されてなる請求項1又は2に記載のエアバッ
    グ装置の袋体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055501A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Toyota Motor Corp 助手席用エアバッグ装置
US7264270B2 (en) 2003-06-19 2007-09-04 Takata Corporation Airbag apparatus, motorcycle equipped with airbag apparatus and manufacturing method of airbag apparatus
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