JP2002337082A - 素材把持装置及び自動旋盤 - Google Patents
素材把持装置及び自動旋盤Info
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Abstract
材把持装置において、全体寸法を可及的に削減するとと
もにチャックの作動効率を著しく向上させる。 【解決手段】 素材把持装置10は、主軸12の軸線方
向貫通穴12aの内側先端領域に同心状に設置されるチ
ャック14と、チャック14の把持部を開閉動作させて
棒材を固定的に把持させる作動機構16と、作動機構1
6を駆動する駆動部18とを備える。駆動部18にはリ
ニアモータ54が装備される。リニアモータ54は、そ
の推力を、推力伝達装置62を介して作動機構16に伝
達して、作動部材40を主軸12の軸線方向に移動させ
る。
Description
きる素材把持装置に関する。さらに本発明は、素材把持
装置を備えた自動旋盤に関する。
素材を固定的に保持するために、開閉動作可能な把持部
を有するチャックと、チャックの把持部を開閉動作させ
る作動機構と、作動機構を駆動する駆動部とを有する素
材把持装置を装備したものは知られている。例えば、N
C旋盤等の自動旋削加工を実施可能な工作機械(本明細
書で自動旋盤と総称する)では、中空の筒状本体に弾性
変形可能なすり割り構造の把持部を形成してなるチャッ
ク(一般にコレットチャックと称する)を、中空の主軸
の内部先端領域に同心状に設置するとともに、チャック
の把持部を弾性変形させるように作動する作動機構を主
軸に併設して備える素材把持装置が周知である。この構
成によれば、主軸の後方から主軸内部に軸線方向へ送給
される棒状の被加工素材が、作動機構の作動によりチャ
ックを介して主軸に固定的に保持される。
として一般に、油圧又は空気シリンダ装置や回転電動機
が採用されている。例えば自動旋盤の主軸に組み込まれ
る素材把持装置においては、作動機構が、主軸の軸線方
向に移動可能な作動部材を備えて構成されるとともに、
駆動部であるシリンダ装置の直動出力又は電動機の回転
出力が、レバー組立体、送りねじ装置等の動力伝達機構
を介して作動部材に伝達される構成が一般的である(例
えば特開平7−328819号公報参照)。この構成で
は、駆動部の駆動により作動部材が主軸に沿って軸線方
向へ移動し、それにより、チャックの把持部がその内径
寸法を縮小する(すなわち縮径する)ように弾性変形し
て被加工素材を把持する。
持装置において、駆動部としてシリンダ装置を採用した
場合は、素材把持装置の全体寸法を削減することが困難
であるだけでなく、被加工素材の外径寸法や剛性の変化
に即時対応してチャックの把持力を自動調整することが
困難である課題を有する。また、シリンダ装置自体に生
じ得る圧力損失により、チャックの作動効率が低くなる
傾向がある。
ーボモータ)を採用した場合は、電動機出力軸の回転制
御により、チャックの把持力を比較的容易に自動調整で
きる利点がある。しかし、送りねじ装置等の動力伝達機
構を必然的に使用するために、素材把持装置の全体寸法
を削減することはやはり困難である。しかも、送りねじ
装置自体、滑りや捩れ等による伝達損失を生じ得るの
で、チャックの作動効率を効果的に改善することは困難
である。
持装置において、チャックの把持力を比較的容易に自動
調整できる駆動部を備え、しかも装置の全体寸法を可及
的に削減できるとともに、チャックの作動効率を著しく
向上させることができる素材把持装置を提供することに
ある。本発明の他の目的は、そのような素材把持装置を
備えた高機能の自動旋盤を提供することにある。
に、請求項1に記載の発明は、開閉動作可能な把持部を
有するチャックと、チャックの把持部を開閉動作させる
作動機構と、作動機構を駆動する駆動部とを具備する素
材把持装置において、駆動部にリニアモータを装備した
ことを特徴とする素材把持装置を提供する。
の素材把持装置において、チャックは、中心軸線を有す
る筒状本体と、筒状本体に設けられる弾性変形可能な把
持部とを備え、作動機構は、チャックの筒状本体の軸線
方向に移動可能な作動部材であって、軸線方向に移動す
ることにより把持部を弾性変形させる作動部材を備え、
リニアモータは、その推力により作動部材を軸線方向に
移動させる素材把持装置を提供する。
の素材把持装置において、リニアモータと作動部材との
間に設置され、リニアモータの推力を増大させて作動部
材に伝達する推力伝達装置をさらに具備する素材把持装
置を提供する。
の素材把持装置において、推力伝達装置は、リニアモー
タの可動子に連結され、可動子と共に軸線方向へ移動可
能な直動部材と、第1端で直動部材に係合するとともに
第2端で作動部材に係合し、直動部材の軸線方向移動に
連動して支軸旋回するレバー部材とを備え、レバー部材
が梃子の作用下で推力を作動部材に伝達する素材把持装
置を提供する。
の素材把持装置において、直動部材は、レバー部材の第
1端に摺動可能に係合する係合面を有し、係合面が、チ
ャックの把持部に素材を把持している間に推力伝達装置
を介してリニアモータに加わる負荷を軽減する負荷軽減
領域を有する素材把持装置を提供する。
の素材把持装置において、リニアモータがその推力を直
接的に作動部材に加える素材把持装置を提供する。
いずれか1項に記載の素材把持装置において、作動部材
は、チャックの筒状本体に共軸に配置される筒状体から
なり、リニアモータは、作動部材の少なくとも一部分を
囲繞するように配置される筒状可動子を有する素材把持
装置を提供する。
いずれか1項に記載の素材把持装置において、リニアモ
ータの推力を制御することによりチャックの把持力を調
整する推力制御機構をさらに具備する素材把持装置を提
供する。
いずれか1項に記載の素材把持装置において、リニアモ
ータの可動子の位置を制御することによりチャックの把
持力を調整する位置制御機構をさらに具備する素材把持
装置を提供する。
のいずれか1項に記載の素材把持装置を主軸に組み込ん
だことを特徴とする自動旋盤を提供する。
明の実施の形態を詳細に説明する。図面において、同一
又は類似の構成要素には共通の参照符号を付す。図1
は、本発明の実施の形態による素材把持装置10を、自
動旋盤の主軸12に組み込んだ状態で示す。図2及び図
3はそれぞれ、主軸12に組み込まれた素材把持装置1
0の主要部を拡大して示す。素材把持装置10は、主軸
12の軸線方向貫通穴12aの内側先端領域に同心状に
設置されるチャック14と、チャック14の後述する把
持部を開閉動作させて棒状の被加工素材W(図2:以
下、棒材Wと称する)を固定的に把持させる作動機構1
6と、作動機構16を駆動する駆動部18とを備える。
盤の主軸台22に回転可能に搭載される。図示実施形態
では、主軸台22に、主軸12を回転駆動する回転駆動
装置24としてビルトイン型ACサーボモータが内蔵さ
れている。主軸12は中空筒状の構造を有し、その後端
から貫通穴12aの内部に軸線方向へ送給される棒材W
を所定位置でチャック14に把持した状態で、回転駆動
装置24により回転駆動される。なお、主軸12の回転
駆動装置は、図示構成に限定されず、主軸台22の外部
に併設されるACサーボモータ(図示せず)の出力軸
を、ベルト/プーリ等の動力伝達機構(図示せず)を介
して主軸12に連結する構成であってもよい。
は、棒材Wを内部に受容可能な中空の筒状本体26と、
筒状本体26の軸線方向前端(図で左端)領域に設けら
れる把持部28とを備えて構成される。把持部28は、
筒状本体26の中心軸線26aを基準として内径寸法を
弾性的に変更可能なすり割り構造を有する。すなわち、
把持部28は、筒状本体26の前端領域で軸線方向へ所
定長さに渡って刻設された複数のスリット30を備え
る。それらスリット30は、筒状本体26の中心軸線2
6aに関し放射状に形成されて周方向へ等間隔に配置さ
れ、隣合うスリット30の間に、径方向へ変位可能な縦
割片32をそれぞれ形成する。各縦割片32は、その基
端を支点として、筒状本体26の径方向へ板ばね状に弾
性変形できるようになっている。
は、弓形の曲面をそれぞれの内面に有し、それら内面が
互いに協働して、把持部28の実質的円筒状の棒材把持
面34を構成する。把持部28は、複数の縦割片32に
一様に径方向内方への外力を加えて弾性的に撓ませ、棒
材把持面34を把持対象の棒材Wに密接するまで縮径す
ることにより、棒材Wを強固に固定的に把持する。把持
部28への径方向圧力が解除されると、各縦割片32が
弾性的に復元して棒材把持面34が拡径し、棒材Wが把
持部28から解放される。把持部28の各縦割片32に
は、その外面に、径方向内方への外力を受けるためのテ
ーパ面36が形成される。それらテーパ面36は、互い
に協働して、把持部28の軸線方向前端へ向かって徐々
に拡径して延びる円錐台状の圧力受け面を構成する。ま
た、各縦割片32のテーパ面36は、把持部28の前端
面から軸線方向後方へ幾分離れた位置に形成され、それ
により各テーパ面36の大径端に隣接して、中心軸線2
6aに略直交して延びる肩面38が形成される。
12の貫通穴12a内に軸線方向摺動可能に同心に収容
される作動部材40を備える。作動部材40は、棒材W
を受容可能な長尺の中空筒状体であり、その軸線方向貫
通穴40aの内側前端領域に、チャック14を軸線方向
摺動可能に同心に収容できる。作動部材40の貫通穴4
0aの軸線方向前端領域には、チャック14の把持部2
8に設けた全てのテーパ面36に係合可能な円錐台状の
作用面42が形成される。作用面42は、作動部材40
の前端面から軸線方向後方へ徐々に縮径して延び、その
小径端で、作動部材40の円筒状内周面に接続される。
作用面42の小径端の内径寸法は、チャック14の把持
部28のテーパ面36が構成する圧力受け面の小径端の
外径寸法に実質的に等しくなっており、それにより作用
面42は、全てのテーパ面36に面接触式に当接される
加圧面を構成する。
42から軸線方向後方へ所定距離だけ離れた位置に、径
方向へ延びる環状の支持面44が形成され、作用面42
と支持面44との間の領域に、チャック14及び弾性部
材46が軸線方向へ整列して同心状に収容される。弾性
部材46は、例えば圧縮コイルばねからなり、チャック
14の軸線方向後端面と作動部材40の支持面44との
間に弾性的に撓んだ状態で介在して、チャック14を作
動部材40の支持面44から離れる方向(すなわち主軸
12の軸線方向前方)に付勢する。
部28に設けた全ての肩面38に係合可能な係止面48
を内側に備えるキャップ50が、脱着可能に取り付けら
れる。作動部材40の軸線方向前端領域にチャック14
及び弾性部材46を適正に収容した状態で、キャップ5
0を主軸12の先端に取り付けると、その係止面48が
チャック14の全肩面38に係合し、弾性部材46の付
勢に抗してチャック14を作動部材40から脱落しない
ように保持する。なお、チャック14を交換する際に
は、キャップ50を主軸12から取り外してチャック1
4を作動部材40から抜き取ればよい。
の軸線方向後端面40bは、駆動部18からの駆動力を
受ける駆動力受け面を構成する。主軸12の軸線方向後
端近傍には、主軸12の筒状壁を貫通する複数の開口部
52が、好ましくは周方向へ等間隔に設けられ、それら
開口部52の中に、作動部材40の軸線方向後端面40
bが位置するようになっている。後述するように作動部
材40は、主軸12の貫通穴12a内で駆動部18の駆
動力を受けて、主軸12の軸線方向すなわちチャック1
4の筒状本体26(図2)の軸線方向に移動し、それに
よりチャック14の把持部28(図2)を弾性的に縮径
させる。なお図示実施形態では、作動部材40は、支持
面44(図2)の近傍及び後端面40bの近傍でそれぞ
れ分割された3部品構造を有するが、これに限定され
ず、例えば全体に一体の構造を有することもできる。
アモータ54が装備される。リニアモータ54は、円筒
型リニアモータ(例えばリニアステップモータ)からな
り、主軸12及び作動部材40の軸線方向後端領域を同
心状に囲繞して配置される円筒状の可動子56と、主軸
台22のハウジング58の内面に固定的に設置され、空
隙を介して可動子56に対向する固定子60とを備え
る。図示実施形態では、リニアモータ54は、固定子6
0を一次側とし、かつ可動子56を二次側として構成さ
れているが、その逆の構成とすることもできる。後述す
るようにリニアモータ54は、その推力を作動部材40
に伝達して、作動部材40を主軸12の軸線方向すなわ
ちチャック14の筒状本体26の軸線方向に移動させる
ように作用する。
54と作動部材40との間に設置され、リニアモータ5
4の推力を増大させて作動部材40に伝達する推力伝達
装置62を備える。推力伝達装置62は、リニアモータ
54の可動子56に連結され、可動子56と一体的に主
軸12の軸線方向へ移動可能な直動部材64と、直動部
材64の軸線方向移動に連動して支軸旋回する複数のレ
バー部材66とを備えて構成される。
アモータ54の可動子56の内側に同心状に配置される
筒状体であり、その内周面64aを、主軸12の筒状壁
の外周面12bに摺動可能に接触させて、主軸12の軸
線方向後端領域で主軸12に同心に取り付けられる。直
動部材64はさらに、それ自体の軸線方向一端で径方向
外方へ突出するフランジ部分68と、フランジ部分68
に隣接して形成され、それ自体の軸線方向他端へ向かっ
て徐々に縮径して延びる略円錐状の外周面すなわち係合
面70とを備える。直動部材64は、そのフランジ部分
68で、リニアモータ54の可動子56を直接に支持す
る筒状の支持部材72に固定的に連結される。また直動
部材64は、主軸12に適正に取り付けられた状態で、
その係合面70が、主軸12の軸線方向後端へ向かって
徐々に縮径するように配置される。
直動部材64の軸線方向後方位置で、主軸12の外周面
12bに沿って好ましくは周方向へ等間隔に配置され
る。各レバー66は、直動部材64に係合する第1端6
6aと、作動部材40に係合する第2端66bとを備
え、第1端66aと第2端66bとの間の中間点で、主
軸12の軸線方向後端領域に設置されたレバーホルダ7
4に、支軸76を介して回動可能に支持される。レバー
66は、第1端66aと支軸76との間の距離が、第2
端66bと支軸76との間の距離よりも十分に大きく、
支軸76を支点として梃子の作用を発揮できるようにな
っている。
て主軸12に適正に取り付けられた状態で、その第1端
66aが、直動部材64の係合面70に摺動式に係合可
能な位置に配置される。またこの状態で、各レバー66
の第2端66bは、主軸12の後端領域に形成された対
応の開口部52に受容されて、開口部52内に位置する
作動部材40の軸線方向後端面40bに摺動可能に係合
する。このとき、前述したように、作動部材40の軸線
方向前端領域にチャック14及び弾性部材46を適正に
収容した状態でキャップ50を主軸12の先端に取り付
けると、弾性部材46の付勢力下で、チャック14の肩
面38がキャップ50の係止面48に当接され、それと
同時に、弾性部材46の反作用力下で、作動部材40の
軸線方向後端面40bが各レバー66の第2端66bに
当接される。それにより、各レバー66は、その第1端
66aが主軸12の外周面12bに接近する方向へ付勢
され、またレバーホルダ74は、複数のレバー66を介
して、主軸12の軸線方向後端に向かって付勢される。
それ自体に設けたガイドピン78が、主軸12の筒状壁
に設けたガイド穴80に係合することにより、主軸12
の外周面12b上に、軸線方向へ摺動可能に設置され
る。レバーホルダ74の軸線方向後方には、主軸12の
筒状壁の軸線方向後端領域に螺着される調節ナット82
が設置される。調節ナット82は、作動部材40及び複
数のレバー66を介してレバーホルダ74に負荷される
弾性部材46の付勢力に抗して、レバーホルダ74を主
軸12上の所定位置に保持する。また、このように弾性
部材46の付勢力がレバーホルダ74に負荷されている
状態で、調節ナット82を主軸12に締め込んだり緩め
たりすることにより、主軸12上でのレバーホルダ74
及び複数のレバー66の軸線方向位置を調節することが
できる。
ータ54の駆動により主軸12の外周面12b上で軸線
方向へ摺動し、それに伴い、その係合面70上に、各レ
バー66の第1端66aを摺動式に乗り上げさせること
により、複数のレバー66をそれぞれの支軸76の周り
で同期して回転させる。ここで、図5(a)に拡大して
示すように、直動部材64の係合面70は、その内周面
64a(すなわち主軸12の外周面12b)との成す角
度が段階的に増加するように、主軸12の軸線方向後端
へ向かって徐々に縮径している。図示実施形態では、係
合面70は、フランジ部分68に最も近接して、内周面
64aに対し略平行に延びる第1領域70aと、第1領
域70aの後方に隣接して、内周面64aに対し約5°
の角度を成して延びる第2領域70bと、第2領域70
bの後方に隣接して、内周面64aに対し約10°の角
度を成して延びる第3領域70cと、第3領域70cの
後方に隣接して、内周面64aに対し約25°の角度を
成して延びる第4領域70dとを備えて構成される。こ
のような構成により、直動部材64の係合面70は、特
にその第1及び第2領域70a、70bが、後述するよ
うに、棒材把持中に推力伝達装置62を介してリニアモ
ータ54に加わる負荷を軽減するように作用できる。
形態を、以下に説明する。まず、駆動部18を構成する
リニアモータ54の初期設定により作動部材40をチャ
ック開位置に配置し、チャック14の把持部28を開状
態に置く。この状態で、図1及び図3に示すように、リ
ニアモータ54の可動子56は、推力伝達装置62の直
動部材64と共に、直線往復動作ストロークの前端(図
で左端)位置に配置される。また、直動部材64の係合
面70は、複数のレバー66の第1端66aから軸線方
向前方へ僅かに離れた位置に配置され、したがって各レ
バー66の第1端66aは、弾性部材46の付勢力下で
主軸12の外周面12bに当接される(図5(a))。
そして、作動部材40の作用面42は、チャック14の
把持部28のテーパ面36を実質的に加圧しない位置に
置かれる(図1及び図2)。この開状態の間に、主軸1
2の後端からその内部に長尺の棒材Wを挿入し、作動部
材40の貫通穴40aに通してチャック14に送給す
る。
14の軸線方向前端面から突出した時点で、棒材Wの送
給を停止する。そこで、リニアモータ54を起動して、
その可動子56を直動部材64と共に、主軸12の軸線
方向後方へ移動させる。それに伴い、レバーホルダ74
に支持された複数のレバー66が、弾性部材46の付勢
に抗して、それらの第1端66aで直動部材64の係合
面70に漸進的に乗り上げ、それにより支軸76を中心
に同期して回転する。このように複数のレバー66が同
期して回転すると、それらレバー66は、梃子の作用下
でリニアモータ54の推力を増大して作動部材40に伝
達し、それぞれの第2端66bで作動部材40の軸線方
向後端面40bを押圧する。それにより作動部材40
は、弾性部材46の付勢に抗して、主軸12の貫通穴1
2a内を軸線方向前方に向けて移動する。
直線往復動作ストロークの後端(図で右端)位置に到達
した時点で、作動部材40はチャック閉位置に配置さ
れ、チャック14の把持部28が閉状態に置かれる(図
4)。この状態で、作動部材40の作用面42は、チャ
ック14の把持部28の全テーパ面36に押し付けら
れ、それにより把持部28の全縦割片32が一様に径方
向内方へ撓んで棒材把持面34を縮径させ、棒材Wを把
持部28に強固に固定的に把持する。また、このチャッ
ク閉位置で、各レバー66の第1端66aは、弾性部材
46の付勢力下で、直動部材64の係合面70の第1領
域70a(図5(b))又は第2領域70b(図5
(c))に当接される。
動部材64の係合面70の第1領域70aに当接されて
いる状態(図5(b))では、作動部材40及びレバー
66を介して直動部材66に加えられる棒材把持力の反
力及び弾性部材46の付勢力は、レバー66の第1端6
6aを、主軸12の外周面12bに平行な係合面第1領
域70aに押し付けるように作用するので、直動部材6
4を主軸12の軸線方向前方に付勢する分力を実質的に
生じない。したがってこの状態では、リニアモータ54
に加わる負荷が実質的に零となり、結果としてリニアモ
ータ54の励磁を休止することができる。
部材64の係合面70の第2領域70bに当接されてい
る状態(図5(c))では、作動部材40及びレバー6
6を介して直動部材66に加えられる棒材把持力の反力
及び弾性部材46の付勢力は、レバー66の第1端66
aを、主軸12の外周面12bに対して傾斜する係合面
第2領域70bに押し付けるように作用するので、直動
部材64を軸線方向前方に付勢する分力すなわちリニア
モータ54に加わる負荷が生じる。しかし、主軸外周面
12bに対する第2領域70bの傾斜角度が約5°と小
さいので、リニアモータ54に加わる負荷は比較的小さ
く、結果としてリニアモータ54の小さな推力で、チャ
ック14を閉状態に保持できる。このように、直動部材
64の係合面70の第1及び第2領域70a、70b
は、チャック14の把持部28に棒材Wを把持している
間に推力伝達装置62を介してリニアモータ54に加わ
る負荷を軽減する負荷軽減領域として機能する。
起動して、その可動子56を直動部材64と共に主軸1
2の軸線方向前方へ移動させると、複数のレバー66
が、弾性部材46の付勢力下で、それらの第1端66a
を直動部材64の係合面70に沿って摺動させ、それに
より、第1端66aを主軸外周面12bに接近させる方
向へ、支軸76を中心に同期して回転する。それに伴
い、作動部材40は、弾性部材46の付勢力により、主
軸12の貫通穴12a内を軸線方向後方に向けて移動す
る。その結果、作動部材40の作用面42がチャック1
4の把持部28の全テーパ面36に加えていた圧力が解
除されて、把持部28の棒材把持面34が拡径し、棒材
Wがチャック14から解放される。
置10によれば、作動機構16の作動部材40を駆動す
る駆動部18にリニアモータ54を装備したので、駆動
部としてシリンダ装置を採用した従来の素材把持装置の
構成に比べ、素材把持装置10の全体寸法を削減するこ
とが容易であるとともに、シリンダ装置の圧力損失の除
外により、チャック14の作動効率を著しく向上させる
ことができる。しかも、リニアモータ54の出力軸(図
示実施形態では支持部材72)の直動制御(後述する)
により、棒材Wの外径寸法や剛性の変化に即時対応し
て、チャック14の把持力を比較的容易に自動調整でき
る利点がある。また、駆動部として回転電動機を採用し
た従来の素材把持装置に比べても、送りねじ装置の排除
により動力伝達機構を簡略化できるので、素材把持装置
10の全体寸法を削減することが容易であるとともに、
送りねじ装置の伝達損失の除外により、チャックの作動
効率を効果的に改善することができる。したがって、素
材把持装置10を主軸12に組み込んだ自動旋盤におい
ては、小型化及び高機能化が促進される。
ニアモータ54を採用したので、固定子60に対する可
動子56の回転方向の位置合わせを考慮する必要がな
い。したがって、主軸12に摺動可能に接触する直動部
材64に連結されている可動子56は、主軸12と共に
回転することができ、可動子56と直動部材64との間
に軸受を介在させる必要がなくなるので、装置の小型化
及び構造の簡略化がさらに促進される。また、円筒型リ
ニアモータ54自体の特性として、磁気吸引力が相殺さ
れて推力に影響を及ぼさないので、主軸回転中の磁気吸
引力に起因する偏心を確実に防止できる利点がある。
4の把持力を自動調整するための一手段として、リニア
モータ54の推力を制御することにより出力軸の直動制
御を実施する推力制御機構84をさらに備えることがで
きる。素材把持装置10では、駆動部18に装備したリ
ニアモータ54の推力が、推力伝達装置62及び作動機
構16を介してチャック14に伝達されてチャック14
の把持力に変換されるので、チャック14の把持力はリ
ニアモータ54の推力に比例することになる。
リニアモータ54の動作中の実際の推力を測定する推力
測定部86と、要求される把持力を生成するためのリニ
アモータ54の推力目標値を予め設定する推力設定部8
8と、推力設定部88によって設定された推力目標値を
記憶する推力記憶部90と、推力測定部86で測定した
実際の推力が推力記憶部90に記憶した推力目標値に達
したか否かを判定する判定部92と、チャック開位置に
おける直動部材64の位置(図5(a))を記憶する開
位置記憶部94と、推力測定部86、判定部92及び閉
位置記憶部94から受け取った情報を演算処理してリニ
アモータ54の動作を制御する制御部96と、制御部9
6での処理結果等を表示する表示部98とを備えて構成
される。
る数値制御(NC)装置のCPUから構成でき、同NC
装置の記憶部に予め記憶した図7に示すタイミングチャ
ートに従って、リニアモータ54の動作を制御すること
ができる。この場合、推力設定部88は、NC装置の入
力部から構成でき、リニアモータ54の推力目標値をオ
ペレータがキー入力することができる。また表示部98
は、NC装置の表示部から構成でき、直動部材64と複
数のレバー66との相対位置関係やリニアモータ54の
推力等を表示できる。
4の動作制御及び把持力調整手順の一例を説明する。ま
ず、チャック14が棒材Wを把持しないチャック開位置
において、推力伝達装置62の直動部材64と複数のレ
バー66との相対位置関係を、調節ナット82を操作す
ることにより調節する。このとき、図5(a)に示すよ
うに、直動部材64と各レバー66とが軸線方向へ僅か
に離れるように配置してもよいが、この場合、慣性等に
より直動部材64が主軸12上で容易に回転するので、
主軸12の外周面12b及び直動部材64の内周面64
aが経時磨耗することが懸念される。そこで、チャック
開位置では、各レバー66の第1端66aが直動部材6
4の係合面70の第4領域70dに僅かに乗り上げた状
態にすることが好ましい。このチャック開位置における
直動部材64の位置は、例えばNC装置の入力部を介し
て入力したパルス数データによりリニアモータ54に指
令され、また、開位置記憶部94に記憶される。以後、
チャック閉位置からチャック開位置に移行させるときに
は、制御部96は開位置記憶部94に記憶された直動部
材64の開位置データを読み出して、リニアモータ54
を動作制御する。
推力目標値として、所定寸法の棒材Wに対して適正なチ
ャック把持力が得られる適正推力値Q1と、適正推力値
Q1より僅かに大きい最大推力値Q2と、適正推力値Q
1より小さく、チャック14を閉じた後にその棒材把持
状態を保持するための保持推力値Q3とを予め設定し、
これら推力値Q1、Q2、Q3(図7)を推力記憶部9
0に記憶する。制御部96は、図7に示すように、チャ
ック閉操作のON信号に基づき、リニアモータ54を起
動して、可動子56及び直動部材64を指定速度V1
で、上記したチャック開位置からチャック閉方向(図3
の右方向)に移動させる。それに伴い、前述したよう
に、複数のレバー66がそれらの第1端66aで直動部
材64の係合面70に漸進的に乗り上げて同期回転する
とともに、第2端66bで作動部材40を押圧して主軸
12の軸線方向前方に移動させる。この間、負荷の増加
に対応して、リニアモータ54の推力は漸増する。
閉状態に移行する。このときリニアモータ54を、その
推力が適正推力値Q1を超えて最大推力値Q2に達する
まで、速度V1で作動させる。そして、リニアモータ5
4の推力が最大推力値Q2に達した時点で、リニアモー
タ54を一旦停止して、作動部材40の前方移動を終了
させる。この状態で、推力伝達装置62の複数のレバー
66は、それらの第1端66aで直動部材64の係合面
70の第2領域70bに当接されている。
4を、その可動子56が逆方向(図3の左方向)へ速度
V2で僅かに移動するように動作させる。それにより、
作動部材40を実質的に移動させることなく、推力伝達
装置62からチャック14に至る間に溜まった応力を解
除するとともに、リニアモータ54の推力を若干減少さ
せる。そして、リニアモータ54の推力が適正推力値Q
1まで減少した時点で、リニアモータ54を停止する。
このようにして、チャック14の閉動作が完了する。
4が適正推力値Q1を発生し続けていると、必要以上に
大きな負荷がリニアモータ54に加わって過熱してしま
う懸念がある。そこで、チャック14の閉動作の完了
後、リニアモータ54の推力を、チャック14の棒材把
持状態を保持するに十分な保持推力値Q3まで減少させ
る。したがって、リニアモータ54が保持推力値Q3を
生じている状態で、チャック14に把持された棒材Wに
加工が施される。なお、チャック閉状態で、複数のレバ
ー66の第1端66aが直動部材64の係合面70の第
1領域70aに当接されている場合は、保持推力値Q3
は実質的に零でよい。
推力設定部88で予め設定される推力値Q1、Q2、Q
3を適宜選択することにより、チャック閉状態での直動
部材64と複数のレバー66との相対位置及び作動部材
40の軸線方向位置を調整し、以ってチャック14の把
持力を変更することができる。したがって、加工工程の
途中であっても、棒材Wの外径寸法や剛性の変化に即時
対応して、チャック14の把持力を適宜自動調整するこ
とができる。
4の把持力を自動調整するための他の手段として、リニ
アモータ54の可動子56の位置を制御することにより
出力軸の直動制御を実施する位置制御機構100をさら
に備えることもできる。素材把持装置10において、駆
動部18に装備されるリニアモータ54がサーボモータ
である場合は、フィードバック制御用の位置検出器が備
えられるので、この位置検出器を用いて位置制御機構1
00を構成することができる。
100は、主軸台22のハウジング58の軸線方向後端
領域に設置される少なくとも1つの非接触センサ102
と、リニアモータ54の可動子56を支持する支持部材
72に固定されて軸線方向後方に延設され、非接触セン
サ102の感知部102aに対向可能に配置される延長
部材104とを備える。非接触センサ102及び延長部
材104は、リニアモータ54がサーボモータからなる
場合、フィードバック制御用の位置検出器を構成でき
る。この場合、例えば自動旋盤に搭載されたNC装置の
制御部に、非接触センサ102の検出信号が送られる。
計やレーザ変位計から構成できる。延長部材104は、
主軸12の軸線方向後方へ向けて徐々に縮径する円錐台
状の外周面104aを有し、外周面104aと非接触セ
ンサ102の感知部102aとの間に可変ギャップを形
成する。リニアモータ54の可動子56が推力伝達装置
62の前述した直線往復動作ストロークの前端位置にあ
るときに、非接触センサ102の感知部102aと延長
部材104の外周面104aとの間のギャップは最大に
なり、このとき直動部材64及び作動部材40がチャッ
ク開位置に置かれる(図3)。また、リニアモータ54
の可動子56が推力伝達装置62の前述した直線往復動
作ストロークの後端位置にあるときに、非接触センサ1
02の感知部102aと延長部材104の外周面104
aとの間のギャップは最小になり、このとき直動部材6
4及び作動部材40がチャック閉位置に置かれる(図
4)。直動部材64及び作動部材40がチャック開位置
とチャック閉位置との間を移動する間に、非接触センサ
102の感知部102aと延長部材104の外周面10
4aとの間のギャップは連続的に変化し、非接触センサ
102はギャップ寸法に対応した信号を連続的に出力す
る。
ば、非接触センサ102が出力する信号に基づいて、リ
ニアモータ54の可動子56の位置を適宜選択すること
により、チャック閉状態での直動部材64と複数のレバ
ー66との相対位置及び作動部材40の軸線方向位置を
調整し、以ってチャック14の把持力を変更することが
できる。したがって、加工工程の途中であっても、棒材
Wの外径寸法や剛性の変化に即時対応して、チャック1
4の把持力を適宜自動調整することができる。なお、位
置制御機構100における非接触センサ102の使用
は、リニアモータ54の可動子56及び延長部材104
が主軸12とともに回転することを許容するためのもの
である。したがって、延長部材104の軸線方向位置を
接触式に感知する接触センサを、例えば軸受を介してハ
ウジング58に取り付けることによっても、位置制御機
構を構成することができる。
把持装置110を示す。素材把持装置110は、駆動部
112の構成以外は、上記した素材把持装置10と実質
的同一の構成を有するので、対応の構成要素には共通す
る参照符号を付してその説明を省略する。
リニアモータ114が装備される。リニアモータ114
は、扁平型リニアモータ(例えばリニアステップモー
タ)からなり、主軸12及び作動部材40の軸線方向後
端領域に略平行に離間して配置される平板状の可動子1
16と、主軸台22のハウジング58の内面に固定的に
設置され、空隙を介して可動子116に対向する平板状
の固定子118とを備える。図示実施形態では、リニア
モータ114は、固定子118を一次側とし、かつ可動
子116を二次側として構成されているが、その逆の構
成とすることもできる。
持部材120に固定的に支持され、支持部材120が軸
受122を介して、推力伝達装置62の直動部材64に
回動自在に連結される。したがって直動部材64は、可
動子116と一体的に主軸12の軸線方向へ移動できる
一方で、可動子116に対して主軸12と共に回転でき
る。
っても、前述した素材把持装置10と同様に、素材把持
装置110の全体寸法を削減することが容易であるとと
もに、チャック14の作動効率を著しく向上させること
ができる。また、推力制御機構84や位置制御機構10
0を組み込むことにより、前述したようにリニアモータ
114の出力軸(図示実施形態では支持部材120)を
直動制御して、チャック14の把持力を容易に自動調整
できる。
る素材把持装置130を示す。素材把持装置130は、
作動機構132及び駆動部134の構成以外は、上記し
た素材把持装置10と実質的同一の構成を有するので、
対応の構成要素には共通する参照符号を付してその説明
を省略する。
主軸12の貫通穴12aの軸線方向前端領域に、軸線方
向摺動可能に同心に収容される作動部材136を備え
る。作動部材136は、前述した素材把持装置10の作
動部材40における支持面44の近傍で分割された前端
側要素に対応するものであり、その軸線方向貫通穴13
6a内に、チャック14を軸線方向摺動可能に同心に収
容できる。作動部材136の貫通穴136aの軸線方向
前端領域には、チャック14の把持部28に設けた全テ
ーパ面36に係合可能な円錐台状の作用面42が形成さ
れる。
装備される。リニアモータ138は、円筒型リニアモー
タ(例えばリニアステップモータ)からなり、主軸12
の軸線方向中間領域を同心状に囲繞して配置される円筒
状の可動子140と、主軸台22のハウジング58の内
面に固定的に設置され、空隙を介して可動子140に対
向する固定子142とを備える。図示実施形態では、リ
ニアモータ138は、固定子142を一次側とし、かつ
可動子140を二次側として構成されているが、その逆
の構成とすることもできる。
0に装備された推力伝達装置62が省略されている。そ
の代わりに、リニアモータ138の可動子140は、支
持部材144に固定的に支持されるとともに、支持部材
144の軸線方向前端に設置された複数の作動爪146
に固定的に連結される。支持部材144は、リニアモー
タ138の可動子140の内側に同心状に配置される筒
状体であり、その内周面144aを、主軸12の筒状壁
の外周面12bに摺動可能に接触させて、主軸12の軸
線方向中間領域で主軸12に同心に取り付けられる。複
数の作動爪146は、支持部材144の軸線方向前端面
に、好ましくは周方向等間隔配置で固定される。各作動
爪146は、支持部材144の内周面144aよりも径
方向内側に突出して支持部材144の軸線方向へ延びる
押圧部分146aを有する。
2の筒状壁を貫通する複数の開口部148が、好ましく
は周方向へ等間隔に設けられる。複数の作動爪146
は、それらの押圧部分146aが、主軸12の対応の開
口部148を通って主軸12の貫通穴12a内に挿入さ
れる。この状態で、それら作動爪146の押圧部分14
6aは、それぞれの軸線方向先端が作動部材136の軸
線方向後端面に係合するとともに、それぞれの径方向端
面146bが主軸12内で被加工素材を挿通可能な距離
だけ互いに離隔される。このようにして、複数の作動爪
146は、リニアモータ138の可動子140と一体的
に主軸12の軸線方向へ移動して、リニアモータ138
の推力を作動部材136に直接に伝えることができる。
れば、前述した素材把持装置10に比べて、推力伝達装
置62を省略した分、素材把持装置130の全体寸法を
さらに削減することができる。しかも、推力伝達装置6
2における伝達損失を除外できるので、チャック14の
作動効率が一層向上する。また、推力制御機構84や位
置制御機構100を組み込むことにより、前述したよう
にリニアモータ138の出力軸(図示実施形態では支持
部材144)を直動制御すれば、チャック14の把持力
の一層微妙な調整を容易に実施できる。ただしこの構成
は、リニアモータ138の推力を拡大して作動部材13
6に伝達することができないので、時計部品等の小径素
材、中空素材、外面の傷を嫌う素材のような、比較的小
さな把持力が要求される用途に有効に利用できる。
よる素材把持装置150を示す。素材把持装置150
は、作動機構152及び推力伝達装置154の構成以外
は、前述した素材把持装置10と実質的同一の構成を有
するので、対応の構成要素には共通する参照符号を付し
てその説明を省略する。
持装置10、110、130と異なり、作動機構152
が、チャック14に固定的に連結される作動部材156
を備えるとともに、推力伝達装置154が、リニアモー
タ54の推力を作動部材156に伝達して、作動部材1
56をチャック14と一体的に、主軸12の軸線方向後
方へ移動させることにより、チャック14を開状態から
閉状態に移行させるように構成される。したがって、主
軸12の軸線方向前端領域には、チャック14の把持部
外周の全テーパ面36に係合可能なテーパ状の作用面1
58が形成される。推力伝達装置154の直動部材64
及び複数のレバー66は、前述した推力伝達装置62に
おける相対配置と逆の相対配置で、主軸12の軸線方向
後端領域に設置される。被加工素材を把持する際には、
リニアモータ54の駆動により、作動部材156をチャ
ック14と共に主軸12内へ引き込む方向へ移動させ
て、チャック14のテーパ面36を主軸12先端の作用
面158に押し付けることにより、所望の把持力を得
る。このような構成においても、前述した素材把持装置
10の作用効果と同様の作用効果が奏されることは理解
されよう。
によれば、チャックを有する素材把持装置において、チ
ャックの把持力を比較的容易に自動調整できる駆動部を
備え、しかも装置の全体寸法を可及的に削減するととも
に、チャックの作動効率を著しく向上させることが可能
になる。したがって、この素材把持装置を自動旋盤に組
み込めば、小型で高機能の自動旋盤が提供される。
動旋盤の主軸台に組み込んだ状態で示す断面図である。
分を拡大して示す断面図である。
を拡大して示す断面図で、チャック開状態を示す。
す。
明する部分拡大断面図で、(a)チャック開位置、
(b)チャック閉位置、及び(c)他のチャック閉位置
をそれぞれ示す。
の構成を示すブロック図である。
のための駆動部の動作の一例を示す図である。
自動旋盤の主軸台に組み込んだ状態で示す概略断面図で
ある。
置を、自動旋盤の主軸台に組み込んだ状態で示す概略断
面図である。
装置を、自動旋盤の主軸台に組み込んだ状態で示す概略
断面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 開閉動作可能な把持部を有するチャック
と、該チャックの該把持部を開閉動作させる作動機構
と、該作動機構を駆動する駆動部とを具備する素材把持
装置において、 前記駆動部にリニアモータを装備したことを特徴とする
素材把持装置。 - 【請求項2】 前記チャックは、中心軸線を有する筒状
本体と、該筒状本体に設けられる弾性変形可能な前記把
持部とを備え、前記作動機構は、該チャックの該筒状本
体の軸線方向に移動可能な作動部材であって、該軸線方
向に移動することにより該把持部を弾性変形させる作動
部材を備え、前記リニアモータは、その推力により該作
動部材を該軸線方向に移動させる請求項1に記載の素材
把持装置。 - 【請求項3】 前記リニアモータと前記作動部材との間
に設置され、該リニアモータの前記推力を増大させて該
作動部材に伝達する推力伝達装置をさらに具備する請求
項2に記載の素材把持装置。 - 【請求項4】 前記推力伝達装置は、前記リニアモータ
の可動子に連結され、該可動子と共に前記軸線方向へ移
動可能な直動部材と、第1端で該直動部材に係合すると
ともに第2端で該作動部材に係合し、該直動部材の軸線
方向移動に連動して支軸旋回するレバー部材とを備え、
該レバー部材が梃子の作用下で前記推力を該作動部材に
伝達する請求項3に記載の素材把持装置。 - 【請求項5】 前記直動部材は、前記レバー部材の前記
第1端に摺動可能に係合する係合面を有し、該係合面
が、前記チャックの前記把持部に素材を把持している間
に前記推力伝達装置を介して前記リニアモータに加わる
負荷を軽減する負荷軽減領域を有する請求項4に記載の
素材把持装置。 - 【請求項6】 前記リニアモータがその推力を直接的に
前記作動部材に加える請求項2に記載の素材把持装置。 - 【請求項7】 前記作動部材は、前記チャックの前記筒
状本体に共軸に配置される筒状体からなり、前記リニア
モータは、該作動部材の少なくとも一部分を囲繞するよ
うに配置される筒状可動子を有する請求項1〜6のいず
れか1項に記載の素材把持装置。 - 【請求項8】 前記リニアモータの推力を制御すること
により前記チャックの把持力を調整する推力制御機構を
さらに具備する請求項1〜7のいずれか1項に記載の素
材把持装置。 - 【請求項9】 前記リニアモータの可動子の位置を制御
することにより前記チャックの把持力を調整する位置制
御機構をさらに具備する請求項1〜8のいずれか1項に
記載の素材把持装置。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
素材把持装置を主軸に組み込んだことを特徴とする自動
旋盤。
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