[go: up one dir, main page]

JP2002334750A - 機器用シールドコネクタ - Google Patents

機器用シールドコネクタ

Info

Publication number
JP2002334750A
JP2002334750A JP2001137044A JP2001137044A JP2002334750A JP 2002334750 A JP2002334750 A JP 2002334750A JP 2001137044 A JP2001137044 A JP 2001137044A JP 2001137044 A JP2001137044 A JP 2001137044A JP 2002334750 A JP2002334750 A JP 2002334750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
shield
mounting member
mounting
mounting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001137044A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Miyazaki
正 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2001137044A priority Critical patent/JP2002334750A/ja
Priority to US10/133,750 priority patent/US6659781B2/en
Priority to DE10220615A priority patent/DE10220615A1/de
Publication of JP2002334750A publication Critical patent/JP2002334750A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/645Means for preventing incorrect coupling by exchangeable elements on case or base
    • H01R13/6456Means for preventing incorrect coupling by exchangeable elements on case or base comprising keying elements at different positions along the periphery of the connector

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型コストに低減を図る。 【解決手段】 ホルダ26とは別部品の取付部材36を
ホルダ26に外嵌し、ホルダ26の外周の凸部31と取
付部材36の嵌合孔37の内周の凹部38とにより、取
付部材36をホルダ26に対して周方向における複数の
取付け位置のうち任意の1つの位置に位置決め可能とな
っている。これにより、取付部材36の周方向の位置を
ホルダ26同士の間で互いに異なるように設定すれば、
端子14,21同士の誤接続が防止される。ホルダ26
と取付部材36の形状を共通化できるので、金型として
は、ホルダ26を樹脂モールドするものと、取付部材3
6を成形するためのものとの2種類だけで済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器用シールドコ
ネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気自動車においてインバータ装
置に複数本の電線を接続するための機器用シールドコネ
クタとしては、導電性のシールドケースに複数の接続孔
を開口させるとともに、インバータに固定した複数の機
器側端子を接続孔と対応させておき、各電線の端末に固
着した電線側端子を、夫々、個別に接続孔に差し込んで
機器側端子に接続し、さらに、複数本の電線を一括して
筒状のシールド部材で包囲するとともに、そのシールド
部材の端末に固着したシールドシェルをシールドケース
に接続する構造が考えられている。
【0003】このような一括シールドタイプのコネクタ
において、複数の電線側端子を個別に接続孔に差し込ん
で機器側端子に接続する場合、電線側端子と機器側端子
とが不正な組み合わせで接続させることを防止する手段
が必要である。従来、誤接続防止の手段としては、各電
線側端子に対し、外周に取付部が一体に突出形成されて
いるホルダを樹脂モールドによって外嵌させる方法が考
えられている。この方法によれば、周方向における取付
部の位置をホルダ同士の間で互いに異なる位置となるよ
うに設定すれば、誤接続が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のようにホルダと取付部とを1つの金型によって一体成
型するものでは、樹脂モールド用の金型として、端子の
極数と同じ種類数だけ必要となる。ところが、電気自動
車においては、極数が最低3極であることから、金型は
少なくとも3種類必要となる。そのため、金型コストが
高くつくという課題がある。本願発明は上記事情に鑑み
て創案され、金型コストに低減を図ることを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の機器側端子を包囲するシールドケースに、前記各機器
側端子と対応する複数の接続孔と、各接続孔に付随する
固定部とを形成してなる機器に対して取り付けられるも
のであって、複数本の電線を一括した包囲するシールド
部材と、このシールド部材の端末部に固着され、前記シ
ールドケースへの取付けを可能とされたシールドシェル
と、前記複数本の電線の端末部に個別に固着され、前記
機器側端子との接続を可能とされた電線側端子と、各電
線側端子に対し個別に樹脂モールドによって外嵌され、
前記接続孔への嵌合を可能とされているとともに、外周
に前記固定部との取付けを可能とされた取付手段が突設
されているホルダとを備えてなり、周方向における前記
取付手段の位置を前記ホルダ同士の間で互いに異なる位
置となるように設定することで、前記電線側端子と前記
機器側端子とが不正な組み合わせで接続させることを防
止するようにしたものにおいて、前記ホルダと前記取付
け手段が互いに別部品として成型されているとともに、
前記取付け手段が前記ホルダに対して外嵌可能とされ、
前記ホルダの外周と前記取付け手段の内周に、前記取付
け手段を前記ホルダに対して周方向における複数の取付
け位置のうち任意の1つの位置に位置決め可能な位置決
め手段を設けた構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記位置決め手段は、前記ホルダの外周と前記取付
け手段の内周のうちいずれか一方に形成した凸部と他方
に形成した複数の凹部とから構成した。請求項3の発明
は、請求項1又は請求項2の発明において、前記ホルダ
の外周には、そのホルダの正規嵌合位置まで軸方向に外
嵌された前記取付け手段を当接させることでその取付け
手段のそれ以上の移動を規制するストッパと、前記取付
け手段が拡径するように弾性撓みしつつ通過して正規嵌
合位置に至ることを許容し且つ正規嵌合位置ではその取
付け手段を係止させることで抜け方向の移動を規制する
抜止め突起が形成されている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]取付け手段
はホルダに対し周方向における複数の位置のいずれかに
位置決めすることができるので、取付け手段の周方向の
位置をホルダ同士の間で互いに異なるように設定すれ
ば、端子同士の誤接続(ホルダが不正な接続孔に嵌合さ
れること)が防止される。本発明によれば、ホルダと取
付け手段の形状を共通化できるので、金型としては、ホ
ルダを樹脂モールドするものと、取付け手段を成形する
ためのものとの2種類だけで済む。
【0008】[請求項2の発明]複数の凹部のうちいず
れかの凹部と凸部とを嵌合させることで、取付け手段が
ホルダに対して位置決めされる。凸部と凹部の係止によ
り、ホルダに対する取付け手段の周方向への遊動が確実
に防止され、位置決めの信頼性が高い。 [請求項3の発明]取付け手段をホルダに嵌合する過程
では、取付け手段が拡径するように弾性撓みしつつ抜止
め突起を通過して正規嵌合位置に到達し、正規嵌合位置
に達した取付け手段は、ストッパと抜止め突起の係止に
よりホルダに対する軸方向の遊動が規制される。
【0009】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明す
る。本実施形態の機器用シールドコネクタ20は電気自
動車のインバータ装置10(本発明の構成要件である機
器)に取り付けられる。インバータ装置10は、導電性
のシールドケース11内にインバータ本体16を収容し
たものであり、シールドケース11の側壁には円形をな
す3つの接続孔12が左右に(水平に)並んで形成され
ているとともに、各接続孔12に付随する袋小路状(シ
ールドケース11の内面に開口していない形態)をなす
雌ネジ孔13(本発明の構成要件である固定部)が形成
されている。シールドケース11の内部には、インバー
タ本体16に固定された3つの機器側端子14が、その
ボルト孔15の形成されている先端部を各接続孔12に
向けた状態で待ち受けている。この機器側端子14は、
肉厚の金属板材からなる剛性の高いバスバーからなり、
インバータ本体に固定された状態では板面を水平に向け
て、ボルト孔15を上下方向に貫通させる形態となって
いる。
【0010】機器用シールドコネクタ20は、3つの電
線側端子21と、3つのホルダ26と、3つの取付部材
36(本発明の構成要件である取付け手段)と、1つの
シールドシェル40とを備えて構成されている。各電線
側端子21は、機器側端子14と同様に、肉厚の金属板
材からなる剛性の高いバスバーからなり、全体として前
後方向に細長い形状をなしている。電線側端子21の前
端の接続部22には前後方向に長い長円形をなすボルト
孔23が形成されているとともに、後端部にはオープン
バレル状をなす電線接続部24が形成されている。電線
接続部24には、車輪のモータ(図示せず)から延出さ
れたシールド機能を備えていない電線25の延出端部に
固着されている。電線25は、複数の金属線を撚り合わ
せてなる導体25Aを樹脂製の絶縁被覆25Bで覆った
ものであって、その延出端部においては、絶縁被覆25
Bが剥き取られて導体25Aが露出しており、この露出
した導体25Aが電線接続部24に圧着されている。
【0011】かかる3つの電線側端子21には、夫々、
個別にホルダ26が外嵌されている。即ち、各電線側端
子21は、夫々、その電線接続部24と、その電線接続
部24に圧着されている電線25の端末部とを図示しな
いホルダ26用の金型にセットし、その金型内において
樹脂モールドによりホルダ26と一体化されている。こ
のように樹脂モールドにより電線側端子21に対して電
線接続部24を包囲するように固着されたホルダ26の
前端面からは、電線側端子21のボルト孔23の形成さ
れている接続部22が、その板面を水平に向けた姿勢で
(ボルト孔23が上下方向に貫通する姿勢で)突出して
いる。また、ホルダ26は、導体25Aの露出した端末
部(電線接続部24に圧着されている部分、及び電線接
続部24の前後両側に露出している部分を含む)を覆い
隠す形態とされ、電線側端子21における電線接続部2
4よりも前方の板状部分の外面に液密状に密着されてい
る。また、ホルダ26の後端面からは電線25における
絶縁被覆25Bで覆われた部分が導出されている。
【0012】かかるホルダ26は軸線を前後方向(電線
25における電線接続部24に圧着される端末部分の長
さ方向)に向けた円柱形をなし、その外周のシール溝2
7にはシールリング28が装着されている。シール溝2
7及びシールリング28の位置は、ホルダ26の長さ方
向において電線接続部24と対応するように設定されて
いる。また、ホルダ26の後端部には、段差状に縮径し
且つ後方へ向かって次第に径が小さくなるテーパ状の縮
径部29が、ホルダ26と同心状に形成されている。こ
の縮径部29の外周には、周方向において180°の間
隔を空けた上下一対の凸部31が形成されいるととも
に、この両凸部31に対して周方向に90°位相がずれ
た左右一対の抜止め突起32が形成されている。凸部3
1は、前後方向(ホルダ26に対する取付部材36の嵌
合方向と平行な方向)に延びており、その形成範囲は、
縮径部29の後端から前端のストッパ33までとなって
いる。また、抜止め突起32の形成範囲は、縮径部29
の後端からストッパ33よりも少し後方の位置までとな
っており、この抜止め突起32の前端とストッパ33と
の前後方向の間隔は、取付部材36の板厚と同じかそれ
よりも少し大きい寸法とされている。また、抜止め突起
32の前端面はストッパ33と対向する係止面34とさ
れ、抜止め突起の外面の略後半部分は、後方に向かって
径方向中心側に近づくように傾斜した誘導斜面35とな
っている。
【0013】取付部材36は、合成樹脂製であって、ホ
ルダ26とは別体部品として金型により全体として水滴
形の板状に成形されている。取付部材36には、内径寸
法が縮径部29の最大外径寸法と同じかそれよりも僅か
に大きい円形の嵌合孔37が形成されている。嵌合孔3
7の内周には、周方向に60°の等角度間隔を空けて6
つの凹部38が形成されている。この凹部38はホルダ
26の凸部31とともに位置決め手段30を構成してお
り、凸部31は、これら6つの凹部38のいずれに対し
ても周方向にガタ付きなく嵌合されるようになってい
る。さらに、取付部材36には嵌合孔37から離間した
ボルト孔39が形成されている。
【0014】一方、シールドケース11の外面に形成し
た接続孔12と、各接続孔12に付随させて設けた雌ネ
ジ孔13との位置関係は、3つの接続孔12の間で互い
に異なっている。即ち、図5に示すように、中央の接続
孔12に付随する雌ネジ孔13は、その接続孔12の真
上に位置する。左側の接続孔12に付随する雌ネジ孔1
3は、その接続孔12の真上方向に対して左側へ60°
の角度(凹部38の角度ピッチと同じ)だけ傾いた位置
に配置されている。右側の接続孔12に付随する雌ネジ
孔13は、その接続孔12の真上方向に対して右側へ6
0°の角度だけ傾いた位置に配置されている。また、各
接続孔12の中心からそれに付随する雌ネジ孔13の中
心までの距離は、全て接続孔12において同じであっ
て、その距離は、取付部材36の嵌合孔37の中心とボ
ルト孔39の中心との間の距離と同じ寸法となってい
る。
【0015】シールドシェル40は、3本の電線25を
一括して包囲する筒状のシールド部材41の端末部に接
続されたものであって、全体として筒状をなしている。
シールドシェル40の後端部外周には、シールド部材4
1の端末部が外嵌され、さらにそのシールド部材41に
はカシメリング42が外嵌され、そのカシメリング42
をシールドシェル40の外周にカシメ付けることによ
り、シールドシェル40とシールド部材41とが固着さ
れている。また、シールドシェル40には、その前端側
の開口縁から上下に突出する取付部43が形成され、こ
の取付部43は、その取付部43に貫通させたボルト4
4をシールドケース11の外面に形成した雌ネジ孔(図
示せず)に螺合することにより、シールドケース11に
対して導通可能に固定される。
【0016】次に本実施形態の作用を説明する。電線側
端子21及びその電線側端子21に一体化されたホルダ
26は、すべて、同一の金型によってモールド成形され
ており、周方向における接続部22及びボルト孔23の
向きとホルダ26の凸部31の向きとが、すべて同一と
なっている。かかる3つのホルダ26に対し、予め嵌合
孔37に電線25を挿通させておいて取付部材36を後
方から外嵌する。外嵌の過程では、取付部材36の嵌合
孔37の内周が抜止め突起32の誘導斜面35上を摺接
し、その傾斜によって嵌合孔37が部分的に拡径するよ
うに取付部材36が弾性撓みを生じる。そして、取付部
材36が正規の外嵌位置まで嵌合させると、取付部材3
6の前面がストッパ33に当接し、それ以上の取付部材
36の嵌合方向(前方)への移動が規制される。これと
同時に、嵌合孔37が縮径するように取付部材36が弾
性復帰して嵌合孔37の孔縁が抜止め突起32の係止面
34に係止し、もって、取付部材36の後方(抜け方
向)への遊動が規制される。以上により、取付部材36
がホルダ26に対して前後方向への遊動を規制された状
態で取り付けられる。
【0017】また、取付部材36がホルダ26に外嵌さ
れる際には、上下一対の凸部31に対し、取付部材36
の6つの凹部38のうちいずれか2つの凹部38が嵌合
される。この凸部31と凹部38の嵌合により、ホルダ
26に対する取付部材36の周方向における遊動が規制
される。さて、中央の接続孔12に嵌合されるホルダ2
6に対しては、取付部材36を、そのボルト孔39が嵌
合孔37の真上に位置する向きとする。また、左側の接
続孔12に嵌合されるホルダ26に対しては、取付部材
36を、そのボルト孔39が嵌合孔37の真上位置から
左側へ60°傾いた位置となるような向きとする。右側
の接続孔12に嵌合されるホルダ26に対しては、取付
部材36を、そのボルト孔39が嵌合孔37の真上位置
から右側へ60°傾いた位置となるような向きとする。
【0018】このようにして周方向の向きが互いに異な
るように取付部材36が外嵌された3つのホルダ26
は、所定の接続孔12に嵌合される。ホルダ26が正し
い接続孔12に嵌合された場合には、取付部材36のボ
ルト孔39がシールドケース11の雌ネジ孔13に対し
て同軸状に対応するとともに、電線側端子21の前端の
接続部22が水平な向きとなって機器側端子14の上面
に重なって、電線側端子のボルト孔23が機器側端子1
4のボルト孔15と対応する。したがって、この場合に
は、ボルト孔39に差し込んだボルト45を雌ネジ孔1
3に螺合することによって取付部材36をシールドケー
ス11に固定するとともに、双方の端子14,21のボ
ルト孔15,23に通したボルト46にナット47を螺
合することで両端子14,21を導通可能に接続する。
【0019】これに対し、ホルダ26が不正な組み合わ
せとなる接続孔12に誤って嵌合した場合には、電線側
端子21の接続部22が傾いた姿勢になるため、嵌合の
途中で接続部22が機器側端子14に突き当たり、嵌合
不能となる。また、取付部材36のボルト孔39の位置
も、シールドケース11の雌ネジ孔13から外れた位置
となる。
【0020】上記のようにして3つのホルダ26を全て
シールドケース11に取り付けた後、シールドシェル4
0をシールドケース11に取り付ける。以上により、イ
ンバータ装置10に対する機器用シールドコネクタ20
の取り付けが完了する。上述のように本実施形態におい
ては、ホルダ26と取付部材36が全て共通の部品とさ
れているのであるが、取付部材36はホルダ26に対し
周方向における6つの取付け位置のうちの任意の取付け
位置に位置決めすることができるようになっている。し
たがって、取付部材36の周方向の位置を3つのホルダ
26同士の間で互いに異なるように設定することによ
り、端子同士の誤接続を防止(ホルダ26が不正な組み
合わせとなる接続孔12に嵌合されることを防止)する
ようになっている。このように、ホルダ26と取付部材
36の形状を共通化できるので、金型としては、ホルダ
26を電線側端子21に対して樹脂モールドするもの
と、取付部材36を成形するためのものとの2種類だけ
で済んでおり、金型コストを低く抑えることができる。
【0021】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では位置決め手段としてホルダの外
周に凸部を形成するとともに取付部材の嵌合孔の内周に
凹部を形成したが、本発明によれば、ホルダの外周に凹
部を形成するとともに嵌合孔の内周に凸部を形成しても
よい。
【0022】(2)上記実施形態では位置決め手段とし
て、ホルダの外周と取付部材の嵌合孔の内周を円形と
し、その周面に凹凸を形成する構成としたが、本発明に
よれば、ホルダの外周と取付部材の嵌合孔の内周とを正
多角形としてもよい。 (3)上記実施形態ではホルダに対する取付部材の複数
の取付け位置を等角度間隔で設定したが、本発明によれ
ば、複数の取付け位置を不等間隔に設定することもでき
る。
【0023】(4)上記実施形態ではホルダに対して取
付部材を抜け止めする手段としてホルダに形成した抜止
め突起を取付部材の嵌合孔の孔縁に係止させるようにし
たが、本発明によれば、嵌合孔にホルダを圧入し、その
圧入に起因する摩擦抵抗によって抜止めするようにして
もよい。 (5)上記実施形態では防水用のシールリングを備えた
場合について説明したが、本発明は、シールリングを備
えていない非防水の機器用シールドコネクタにも適用す
ることができる。
【0024】(6)上記実施形態では接続相手の機器が
電気自動車のインバータ装置である場合について説明し
たが、本発明は、インバータ装置以外の機器が接続相手
である場合にも適用することができる。 (7)上記実施形態では取付部材をホルダに対して後方
から嵌合させるようにしたが、本発明によれば、取付部
材をホルダに対して前方から嵌合させるようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の斜視図
【図2】インバータ装置に取り付けた状態の一部切欠平
面図
【図3】インバータ装置に取り付けた状態の一部切欠側
面図
【図4】インバータ装置に取り付けた状態の縦断面図
【図5】機器に取り付けた状態の背面図
【符号の説明】
10…インバータ装置(機器) 11…シールドケース 12…接続孔 13…雌ネジ孔(固定部) 14…機器側端子 20…機器用シールドコネクタ 21…電線側端子 25…電線 26…ホルダ 30…位置決め手段 31…凸部 32…抜止め突起 33…ストッパ 36…取付部材(取付け手段) 38…凹部 40…シールドシェル 41…シールド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 正 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E021 FA02 FB07 FB20 FC21 FC31 FC40 HA07 JA11 LA09 LA14 5E086 CC46 DD05 DD33 DD49 HH06 JJ03 JJ14 LL06 LL14 5E321 CC22 GG09 5G355 AA03 BA02 BA08 CA23 5G375 AA02 BA26 BB46 CA02 CA19 CB05 CC07 DA04 DA36 DB04 DB16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機器側端子を包囲するシールドケ
    ースに、前記各機器側端子と対応する複数の接続孔と、
    各接続孔に付随する固定部とを形成してなる機器に対し
    て取り付けられるものであって、 複数本の電線を一括した包囲するシールド部材と、 このシールド部材の端末部に固着され、前記シールドケ
    ースへの取付けを可能とされたシールドシェルと、 前記複数本の電線の端末部に個別に固着され、前記機器
    側端子との接続を可能とされた電線側端子と、 各電線側端子に対し個別に樹脂モールドによって外嵌さ
    れ、前記接続孔への嵌合を可能とされているとともに、
    外周に前記固定部との取付けを可能とされた取付手段が
    突設されているホルダとを備えてなり、 周方向における前記取付手段の位置を前記ホルダ同士の
    間で互いに異なる位置となるように設定することで、前
    記電線側端子と前記機器側端子とが不正な組み合わせで
    接続させることを防止するようにしたものにおいて、 前記ホルダと前記取付け手段が互いに別部品として成型
    されているとともに、前記取付け手段が前記ホルダに対
    して外嵌可能とされ、 前記ホルダの外周と前記取付け手段の内周に、前記取付
    け手段を前記ホルダに対して周方向における複数の取付
    け位置のうち任意の1つの位置に位置決め可能な位置決
    め手段を設けたことを特徴とする機器用シールドコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記位置決め手段は、前記ホルダの外周
    と前記取付け手段の内周のうちいずれか一方に形成した
    凸部と他方に形成した複数の凹部とから構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の機器用シールドコネク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記ホルダの外周には、そのホルダの正
    規嵌合位置まで軸方向に外嵌された前記取付け手段を当
    接させることでその取付け手段のそれ以上の移動を規制
    するストッパと、前記取付け手段が拡径するように弾性
    撓みしつつ通過して正規嵌合位置に至ることを許容し且
    つ正規嵌合位置ではその取付け手段を係止させることで
    抜け方向の移動を規制する抜止め突起が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の機器用シ
    ールドコネクタ。
JP2001137044A 2001-05-08 2001-05-08 機器用シールドコネクタ Pending JP2002334750A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001137044A JP2002334750A (ja) 2001-05-08 2001-05-08 機器用シールドコネクタ
US10/133,750 US6659781B2 (en) 2001-05-08 2002-04-29 Shield connector for equipment
DE10220615A DE10220615A1 (de) 2001-05-08 2002-05-08 Schildverbinder für eine Apparatur

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001137044A JP2002334750A (ja) 2001-05-08 2001-05-08 機器用シールドコネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002334750A true JP2002334750A (ja) 2002-11-22

Family

ID=18984206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001137044A Pending JP2002334750A (ja) 2001-05-08 2001-05-08 機器用シールドコネクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6659781B2 (ja)
JP (1) JP2002334750A (ja)
DE (1) DE10220615A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137474A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Honda Motor Co Ltd 車両用ケーブルの接続構造
JP2014060038A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Yazaki Corp シールドコネクタ構造

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008069637A1 (es) * 2006-12-06 2008-06-12 Garcia Pedraza Mauro Electrodo estructural de alta eficiencia de puesta a tierra
JP5070021B2 (ja) * 2007-12-05 2012-11-07 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP6088345B2 (ja) * 2013-05-07 2017-03-01 矢崎総業株式会社 コネクタ
CN111817232B (zh) * 2020-07-21 2021-07-30 义乌市圣涛装饰有限公司 一种电缆搭接器具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3485150B2 (ja) 1997-07-02 2004-01-13 矢崎総業株式会社 シールドコネクタ
JP2001273953A (ja) * 2000-03-28 2001-10-05 Yazaki Corp シールドコネクタのシールド電線接続構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137474A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Honda Motor Co Ltd 車両用ケーブルの接続構造
JP2014060038A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Yazaki Corp シールドコネクタ構造

Also Published As

Publication number Publication date
US20020168884A1 (en) 2002-11-14
US6659781B2 (en) 2003-12-09
DE10220615A1 (de) 2002-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2019457B1 (en) A device connector, connecting method and apparatus therefor
US6716071B2 (en) Molded electrical connector
US20140127939A1 (en) Device connector
CN109075496B (zh) 防水连接器
JPH07282892A (ja) コネクタ用防水栓
JP2002313496A (ja) 機器用シールドコネクタ
US20140008122A1 (en) Wire holding device and wire harness
CN111509473B (zh) 连接器和线束
JP6634420B2 (ja) 機器直付用シールドコネクタ
CN108963627A (zh) 模块用连接器
JP5387308B2 (ja) シールド構造、およびシールドコネクタ
JP3947093B2 (ja) 機器用コネクタ
JP5947485B2 (ja) 中継コネクタ
JP4550305B2 (ja) 機器接続用シールドコネクタ
CN206250455U (zh) 模块用连接器
DE102021103232B3 (de) Anschlussvorrichtung für ein elektrisches und/oder elektronisches Gerät mit einem Gerätegehäuse, sowie Gerätegehäuseanordnung und Sensoranordnung
JP6238874B2 (ja) 電気接続箱
JP2002334750A (ja) 機器用シールドコネクタ
JP4417274B2 (ja) シールドコネクタ
JP2002373730A (ja) モールドコネクタ
JP6048327B2 (ja) コネクタ
JP5278078B2 (ja) コネクタ
JP4278846B2 (ja) 機器接続用シールドコネクタ
JP2019110026A (ja) コネクタの取付構造
JP4369602B2 (ja) 機器接続用シールドコネクタ