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JP2002333098A - ガス噴射弁及びガス注入に用いられる注入治具 - Google Patents

ガス噴射弁及びガス注入に用いられる注入治具

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Publication number
JP2002333098A
JP2002333098A JP2001139519A JP2001139519A JP2002333098A JP 2002333098 A JP2002333098 A JP 2002333098A JP 2001139519 A JP2001139519 A JP 2001139519A JP 2001139519 A JP2001139519 A JP 2001139519A JP 2002333098 A JP2002333098 A JP 2002333098A
Authority
JP
Japan
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gas
valve pin
valve
seal ring
gas container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2001139519A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Tsutsui
達雄 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bioactis Ltd
Original Assignee
Bioactis Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bioactis Ltd filed Critical Bioactis Ltd
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Priority to US10/415,975 priority patent/US6820778B2/en
Priority to ES02722927T priority patent/ES2312563T3/es
Priority to DK02722927T priority patent/DK1386856T3/da
Priority to EP02722927A priority patent/EP1386856B1/en
Priority to PCT/JP2002/004396 priority patent/WO2002092468A1/ja
Priority to DE60228826T priority patent/DE60228826D1/de
Priority to AT02722927T priority patent/ATE407897T1/de
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers for dispensing liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant
    • B65D83/42Filling or charging means
    • B65D83/425Delivery valves permitting filling or charging
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers for dispensing liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant
    • B65D83/44Valves specially adapted for the discharge of contents; Regulating devices
    • B65D83/52Metering valves; Metering devices

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  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Vacuum Packaging (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス噴射弁において、ガス容器使用後に、容
易にガスを再注入でき、より強度、剛性が高く、しかも
安価に製作できる機構とする。 【解決手段】 バルブピン104のガス通路孔111の
端部を、バルブピン104が上昇位置にあるときに第2
シールリング108よりも上方に開口し、バルブピン1
04の第1段押し込み時と第2段押し込み時に第2シー
ルリング108の下方に開口するように配置する。バル
ブピン104が上昇位置にあるときにだけバルブピン1
04の下側基端部が第1シールリング106から上方に
外れてガス容器102内と定量室110を連通する。バ
ルブピン104の第2段押し込み時に、バルブピン小径
部104aが第1シールリング106よりも下方に入り
込み、ガス容器102内と定量室110およびガス通路
孔111が連通するので、ガスの再注入ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化炭酸ガス等の
高圧ガスをプロペラントとしてガス容器内に充填した内
容物を噴射するガス噴射弁に関し、とりわけ、ガス容器
のリサイクル使用を可能にする改良を施したガス噴射弁
に関する。
【0002】
【従来の技術】薬剤等の内容物を高圧ガスと共にガス容
器内に充填し、ガス容器の口部に固定設置したガス噴射
弁から内容物をガス圧によって噴射する装置が従来から
用いられている。この種の噴射装置は、従来は特定フロ
ンをプロペラントとして用いていたが、現在では、環境
保全の関心の高まりから特定フロンに代わる代替フロン
HFC134aを使用するものが上市されつつある。
【0003】しかしながらこのHFC134aは、オゾ
ン層への影響は無いものの、地球温暖化への影響はCO
の1000倍以上あり、今後使用が増加すると新たな
問題の提起が予測される。そこで、今日では、オゾン層
の破壊や地球温暖化への影響の少ない炭酸ガスや窒素ガ
ス、ヘリウム、ネオン、クリプトン、キセノン、ラドン
等の不活性ガスを噴射装置のプロペラントとして使用す
ることが考えられている。
【0004】ところで、このようなガスを噴射装置のプ
ロペラントとして用いる場合、現行のフロンのように液
化してガス容器を小型化することが望まれているが、例
えば、液化炭酸ガスであれば、その蒸気圧は20℃で6
0kgf/cmあり、また、不活性ガスについても容
積効率を上げるには、高圧縮したものや液化したものが
良く、やはり50kgf/cm以上の圧力での使用が
望まれている。
【0005】このような高圧ガスを扱うためのガス噴射
弁としては、例えば、特開平8−141450号公報に
示されるようなものが、従来から案出されている。
【0006】このガス噴射弁は、図7に示すように、ガ
ス容器1の口部1aに固定設置されたバルブケース2に
バルブピン3が摺動自在に保持されており、このバルブ
ケース2内には、第1シールリング4と第2シールリン
グ5が軸方向に離間して配置されると共に、この両シー
ルリング4,5に挟まれた部分に、噴射前のガスを一定
量捕獲するための定量室6が形成されている。そして、
バルブピン3の下端部には、バルブピン3が外部から押
し込み操作されたときに第1シールリング4内に嵌合密
接する第1弁部7が設けられ、バルブピン3の上端部に
は、バルブピン3が上昇位置にあるときに第2シールリ
ング5内に嵌合密接する大径部8aと、バルブピン3が
外部から押し込み操作されたときに第2シールリング5
との間に隙間を作る小径部8bとから成る第2弁部8が
設けられている。なお、定量室内にはスプリング9が収
容され、このスプリング9によってバルブピン3を常時
上方に付勢するようになっている。
【0007】このガス噴射弁は以上のような構成である
ため、バルブピン3が外部から押し込み操作されない定
常状態においては、第2弁部8の大径部8aが第2シー
ルリング5に密接した状態で第1弁部7が第1シールリ
ング4から離間して、ガス容器1の内部と定量室6を連
通しており、この状態からバルブピン3が外部から押し
込み操作されると、第1弁部7が第1シールリング4に
嵌合密接した後に第2弁部8の小径部8bが第2シール
リング5との間に隙間を作り、この隙間を通してガス容
器1外部にガスと共に内容物を噴射する。このとき、第
2弁部8が第2シールリング5との間に隙間を作る直前
に、第1弁部7が第1シールリング4に嵌合密接して定
量室6とガス容器1内部との連通を遮断するため、ガス
噴射弁からは定量室6で捕獲された一定量のガスと内容
物だけが噴射される。
【0008】また、ガス容器やガス噴射弁をリサイクル
使用する考案としては、特開平11−301759があ
る。このガス噴射弁は、図8に示すように、ガス容器1
1の口部11aに固定設置したバルブケース12にバル
ブピン13が進退自在に保持されると共に、このバルブ
ケース12内に、バルブピン13外周面にガス容器11
の内側寄り位置で密接する第1シールリング18とガス
容器11の外側寄り位置で密接する第2シールリング1
9が配置され、前記バルブケース12内の第1シールリ
ング18と第2シールリング19に挟まれた位置に、噴
射前のガスを一定量捕獲するための定量室21が形成さ
れたガス噴射弁10において、前記バルブピン13に、
そのガス容器11外側の先端部とその先端部から軸方向
に所定距離離間した外周面とを連通するガス通路孔22
を形成して、このガス通路孔22のバルブピン13外周
面側の端部を、バルブピン13が上昇位置にあるときに
第2シールリング19よりも上方に開口し、かつバルブ
ピン13の第1段押し込み時と第2段押し込み時に第2
シールリング19よりも下方の定量室21内に開口する
ように配置し、さらに前記バルブピン13に、バルブピ
ン13が上昇位置にあるときにだけ第1シールリング1
8の内側でガス容器11内と定量室21を連通する第1
バイパス部と、バルブピン13の第2段押し込み時にだ
け第1シールリング18の内側でガス容器11内と定量
室21を連通する第2バイパス部を形成するようにした
ものである。
【0009】この発明の場合、バルブピン13が上昇位
置にあるときには、ガス通路孔22のバルブピン13外
周面の端部が第2シールリング19の上方に位置されて
いるために、ガス通路孔22は定量室21と非連通とな
っており、また、定量室21はバルブピン13の第1バ
イパス部を通してガス容器11内と連通している。この
状態からバルブピン13を第1段押し込み位置まで押し
込み操作すると、ガス容器11内と定量室21の間が第
1シールリング18によって閉塞されると共に、ガス通
路孔22のバルブピン13外周面側の端部が定量室21
内に開口して定量室21内の一定量のガスがガス通路孔
22を通してガス容器11外部に噴射される。また、ガ
ス容器11内にガスを注入する場合には、バルブピン1
3をガス注入装置に接続し、その状態でバルブピン13
を第2段押し込み位置まで押し込み操作する。すると、
ガス通路孔22のバルブピン13外周面側の端部が定量
室21内に開口すると共に、定量室21がバルブピン1
3の第2バイバス部を通してガス容器11内と連通し、
このときにガスがガス注入装置から定量室21と第2バ
イパス部を通してガス容器11内に注入される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液化炭酸ガ
スのような高圧ガスを噴射装置のプロペラントとして使
用する場合には、安全性を考慮してガス容器やガス噴射
弁を強固な構造とする要求があり、特定フロン等をプロ
ペラントとして使用する現行の噴射装置に比較してガス
容器やガス噴射弁を製造するために多量の材料を必要と
する。このため、噴射装置を現行のように使い捨てにす
ることは資源活用上で好ましくなく、しかしながら、上
記従来の特開平8−141450号公報に示されるガス
噴射弁にあっては、一度使用したガス容器の内部にガス
と内容物を再注入するための構造を持たないため、ガス
容器やガス噴射弁をそのままリサイクル使用することが
出来ない。
【0011】そこで本発明は、より簡単で強度、剛性が
あり、工業生産に適した構造によって使用後にガス容器
内に容易にガスを再注入できるようにして、製造コスト
の増大を招くことなく地球資源の有効活用を図ることの
できるガス噴射弁とそのガス噴射弁に嵌合して用いられ
るガス注入のための注入治具の技術を提供しようとする
ものである。
【0012】ところで、このようなガス噴射弁の操作
は、通常は人が手指で操作できるように、ノズルの押し
込み力は3kgf程度以下が望ましい。液化炭酸ガスの
ような高圧ガスを噴射装置のプロペラントとして使用す
る場合、ノズルの押し込み力は、高圧ガスの圧力を受け
るバルブピンの断面積に比例するものであり、したがっ
てバルブピンの直径も、液化炭酸ガスをプロペラントと
した際には、その直径は、Φ2.5程度以下が望まし
い。スプリング等を用いて、押し込み力を緩和させる場
合は、バルブピンの直径はさらに太くできるが、スプリ
ング等の付加は、噴射弁の構造を複雑化させ製造コスト
の増大を招く。
【0013】Φ2.5程度以下の直径のバルブピンにあ
って、特開平11−301759に開示されるように定
量室へガス等を充填するためや、ガス容器にガスと内容
物を再注入するためのバイパス経路としてV溝を設けた
構造では、バルブピンの強度や剛性が下がり、操作力に
よっては、バルブピンの曲がりや折れの発生による不具
合や事故が懸念される。
【0014】また、このバルブピンは、ガスと内容物を
外部に噴射させるための経路として穴加工によるガス通
路孔を持つが、これに加えてV溝加工を2カ所行う必要
があり、さらに、バルブピンの外部への飛び出し防止
や、ガス容器から定量室へガス等の内容物充填のための
バルブピンの上昇位置を定めるために、バルブピンのガ
ス容器の内側寄り端部にストッパフランジを設けてお
り、これらの大きな段差の加工のため、加工の工程が複
雑であり、多種の治工具を必要とするし、加工時間も多
くかかり、ストッパフランジを必要とすることにより、
材料も多く必要となる。
【0015】さらに、このガス噴射弁については、バル
ブピンが入る側に、シールリング用の溝が2カ所と定量
室の溝部が設けてあるが、バルブピンの直径がΦ2.5
程度以下であり、このバルブピンが入る穴径もこれと同
様の寸法となり、この比較的小さな穴を通じて、溝部の
加工を行うことは、実際には困難であり、工業生産上適
さない構造となっている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1に記載の本発明は、ガス容
器の口部に固定設置したバルブケースに、ガス容器の外
側寄りのある一定の長さの部分が、内側寄りの部分より
も少し小径のバルブピンが進退自在に保持されると共
に、このバルブケース内に、バルブピンの外周面にガス
容器の内側寄り位置で密接する第1シールリングとガス
容器の外側寄り位置で密接する第2シールリングが配置
され、前記バルブケース内の第1シールリングと第2シ
ールリングに挟まれた位置に、噴射前のガスを一定量捕
獲するため定量室が形成されたガス噴射弁において、前
記バブルピンに、そのガス容器外側の先端部とその先端
部から軸方向に所定距離離間した外周面とを連通するガ
ス通路孔を形成して、このガス通路孔のバルブピン外周
面の端部を、バルブピンが上昇位置にあるときに第2シ
ールリングよりも上方に開口し、かつバルブピンの第1
段押し込み時と第2段押し込み時に第2シールリングよ
りも下方の定量室内に開口するように配置し、さらに前
記バルブピンのガス容器の内側寄りの基端部が、バルブ
ピンが上昇位置にあるときにだけ第1シールリングを上
方に外れた定量室内になる位置とし、ガス容器内と定量
室を連通させ、バルブピンの第2段押し込み時には、バ
ルブピンの径差により、第1シールリングの下方のガス
容器内までバルプピンの小径部分が入り込むことによ
り、バルブピンと第1シールリングの閉塞が解かれて、
ガス容器内と定量室を連通させるようにしたガス噴射弁
である。
【0017】すなわちこの発明にあっては、バルブピン
が上昇位置にあるときには、ガス通路孔のバルブピン外
周面側の端部が第2シールリングの上方に位置されてい
るために、ガス通路は定量室と非連通となっており、ま
た、定量室はバルブピンのガス容器内側寄り基端部が第
1シールリングから上方に外れた定量室内にあることに
より、ガス容器内と連通している。この状態からバルブ
ピンを第1段押し込み位置まで押し込み操作すると、ガ
ス容器内と定量室の間が第1シールリングによって閉塞
されると共に、ガス通路孔のバルブピン外周面側の端部
が定量室内に開口して定量室内の一定量のガスがガス通
路孔を通してガス容器外部に噴射される。また、ガス容
器内にガスを注入する場合には、バルブピンをガス注入
装置に接続し、その状態でバルブピンを第2段押し込み
位置まで押し込み操作する。すると、ガス通路孔のバル
ブピン外周面側の端部が定量室内に開口すると共に、ガ
ス容器の外側寄りの部分が少し細いバルブピンの径差に
より、第1シールリングの下方のガス容器内までバルブ
ピンの小径部分が入り込むことにより、第1シールリン
グの閉塞が解かれて、ガス容器内と定量室が連通し、こ
のときにガスがガス注入装置から定量室を通してガス容
器内に注入されることとなる。そして、本発明のバルブ
ピンについては、特開平11−301759に開示され
るような定量室へガス等を充填するためや、ガス容器に
ガス等を再注入するためのバイパス経路としてのV溝
は、2ヶ所とも不要となる。
【0018】また請求項2に記載の本発明は、請求項1
の発明において、第1シールリングおよび第2シールリ
ングを所定の位置に保持させるためのシールリング溝や
定量室の構造を、技術的に困難なバルブケースのバルブ
ピンが入るガイド孔に一体として溝加工を施すことな
く、加工が容易な孔加工を施し、そこに簡易な形状の別
体の部品を組み入れて、バルブケースの上端部、下端部
をそれぞれカシメ加工することにより溝構造を形成させ
ることを特徴とするガス噴射弁である。
【0019】さらに請求項3に記載の本発明は、請求項
1または2の発明において、バルブピンの先端部に嵌着
されるノズルボタンに、バルブピンの押し込み操作量を
第1段押し込み量に規制するストッパ面を設けるように
したものである。したがって、この発明にあっては、ス
トッパ面によって変位を規制されるまでノズルボタンを
押し込むことにより、ガス容器内のガスを一定量だけ噴
射することができることとなる。
【0020】また請求項4に記載の発明は、請求項1な
いし3のいずれかに記載の発明のガス噴射弁を通してガ
ス容器内にガスを収入する際にバルブピンの先端部に嵌
着される注入治具であって、バルブピンの押し込み操作
量を第2段押し込み量に規制するストッパ面を設けるよ
うにしたものである。この場合、ストッパ面で変位を規
制されるまで注入治具を押しつけることにより、ガス容
器内にガスを注入することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図1ない
し図8に基づいて説明する。
【0022】まず、第1実施例を図1〜図3によって説
明する。
【0023】図1〜図3は、本発明にかかるガス噴射弁
101を用いた噴射装置を示したものであり、この噴射
装置は、液化炭酸ガス等の高圧ガスと薬剤等の内容物を
注入充填したガス容器102の口部102aにガス噴射
弁101が密閉状態で取り付けられている。
【0024】ガス噴射弁101は、ガス容器102の口
部102aにかしめ固定されるバルブケース103と、
このバルブケース103に摺動自在に保持されるバルブ
ピン104を備え、バルブケース103から上方に突出
したバルブピン104の先端部にノズル機能と押しボタ
ン機能を併せ持ったノズルボタン112が嵌着固定され
ている。
【0025】バルブケース103は、その中心部にバル
ブピン104が嵌入されているガイド孔113が軸方向
に沿って形成されており、このガイド孔113内のガス
容器102の内側寄り位置と外側寄り位置とに、それぞ
れ環状溝114、115が形成され、この各環状溝11
4、115に弾性体から成る第1シールリング106と
第2シールリング108がそれぞれ嵌合保持されてい
る。また、ガイド孔113の略中央部には環状凹部11
6が設けられており、この環状凹部116を含む前記両
シールリング106、108間に位置される空間部が、
噴射前のガスを一定量捕獲するための定量室110とさ
れている。
【0026】一方、バルブピン104は、バルブケース
103から上方に突出する先端部側に、先端面とその先
端面から軸方向に所定距離離間したバルブピン104の
外周面とを連通するガス通路孔111が形成されてい
る。このガス通路孔111は、具体的には、バルブピン
104の先端面から軸方向に沿って形成された軸穴11
1aと、この軸穴111aの底部とバルブピン104の
外周面を連通するように径方向に沿って形成されたオリ
フィス孔111bとによって構成されている。軸穴11
1aは比較的大径に形成され、オリフィス孔111bは
この軸穴111aの径よりも小さい所定径に形成されて
いる。このオリフィス孔111bはガス噴射弁101の
単位時間当たりのガス噴射量を決定する部分で、必要と
する単位時間当たりのガス噴射量に応じてその径が適宜
設定されている。そして、オリフィス孔111bは、バ
ルブピン104が上昇位置にあるときに第2シールリン
グ108よりも上方に開口し、かつ、バルブピン104
の後述する第1段押し込み時と第2段押し込み時に第2
シールリング108よりも下方の定量室110内に開口
するようにバルブピン104の設定軸方向位置に形成さ
れている。
【0027】また、ガス容器102内側に位置されるバ
ルブピン104の基端部からある一定長さの部分は、外
側寄りの部分よりも少し大径となっており、この大径が
始まるバルブピン・テーパ面117によってバルブピン
104の上方変位を規制するようになっている。また、
バルブピン104はガス容器外側の少し小径の部分の断
面積によりガス容器102内のガス圧を受け、そのガス
圧によって常時上方に付勢されるようになっている。
【0028】さらに、バルブピン104のガス容器10
2内側寄りの基端部は、バルブピン104が上昇位置に
あるときだけ第1シールリング106を上方に外れた定
量室内になる位置となり、ガス容器102の内部と定量
室110を連通するようになっている。バルブピン10
4の第2段押し込み時には、バルブピン104のガス容
器102外側の小径部分104aが第1シールリング1
06の下方のガス容器102の内側まで入り込むことに
より、第1シールリング106の閉塞が解かれ、定量室
110がガス容器102と連通するようになっている。
【0029】ここで、バルブピン104の第1段押し込
みとは、ノズルボタン112の押し込み操作によってガ
ス噴射する場合の比較的浅いバルブピン104の押し込
みのことをいい、第1段押し込み量は、ノズルボタン1
12の下面に設けられたストッパ面120が、バルブケ
ース103の上面103aに当接することによって規制
されるようになっている。また、バルブピン104の第
2段押し込みとは、バルブピン104の先端部からガス
容器102の内部にガスを注入する場合の比較的深いバ
ルブピン104の押し込みのことをいい、第2段押し込
み量は、図3に示すように、バルブピン104の先端部
にノズルボタン112に代えて嵌着固定するガス注入装
置の注入治具121によって規制されるようになってい
る。すなわち、注入治具121はバルブピン104の外
周面に密接嵌合されるシールリング122が内装される
と共に、下端面がストッパ面123とされており、注入
治具121をバルブピン104の先端部に嵌着した状態
でバルブピン104を第2段押し込み位置まで押し込ん
だときに、ストッパ面123がバルブケース103の上
面103aに当接してバルブピン104のそれ以上の押
し込みを規制するようになっている。
【0030】このガス噴射弁101は以上のような構成
であるため、ノズルボタン112が押し込み操作されな
い定常状態においては、バルブピン104がガス容器1
02内のガス圧を受けて図1に示すような上昇位置にあ
り、バルブピン104のオリフィス孔111bが第2シ
ールリング108の上方に位置され、ガス通路孔111
が定量室110と非連通となっている。また、このとき
バルブピン104のガス容器102内側寄りの基端部が
第1シールリング106を上方に外れた定量室110内
に位置されているため、定量室110はガス容器102
の内部と連通している。
【0031】この状態からノズルボタン112が押し込
み操作されると、図2に示すように、バルブピン104
の下端の基端部が第1シールリング106の下方に変位
してガス容器102内と定量室110の間が第1シール
リング106によって閉塞され、続いて、バルブピン1
04のオリフィス孔111bが第2シールリング108
の下方の定量室110内に開口して、定量室110内の
一定量のガスと内容物がバルブピン104のガス通路孔
111を通してガス容器102の外部に噴射される。そ
して、このときのバルブピン104の下方変位量はノズ
ルボタン112のストッパ面120がバルブケース10
3の上面103aに当接することにより第1段押し込み
量に規制される。
【0032】また、このような使用によってガス容器1
02内のガスと内容物が空になった場合には、バルブピ
ン104の先端部のノズルボタン112を取り去り、そ
のノズルボタン112に代えてバルブピン104の先端
部にガス注入装置の注入治具121を嵌着固定する。そ
して、この状態で図3に示すように注入治具121をス
トッパ面123がバルブケース103の上面103aに
当接するまで押し込み、その状態のままガス注入装置か
ら高圧ガスと内容物を供給する。バルブピン104は、
この注入治具121の押し込み操作によって第2段押し
込み位置まで下方に変位するため、このときオリフィス
孔111bが第2シールリング108よりも下方の定量
室110内に開口すると共に、バルブピン104のガス
容器102の外側の小径部分104aが第1シールリン
グ106の下方のガス容器102内まで入り込むことに
より、第1シールリング106の閉塞が解かれる。した
がって、このときバルブピン104のガス通路孔111
が定量室110を介してガス容器102内と連通し、ガ
ス注入装置から供給されたガスと内容物がガス容器10
2内に注入充填される。
【0033】そして、このようにしてガス容器102内
へのガスと内容物の注入を終えて注入治具121の押し
込みを解除すると、バルブピン104がガス容器102
内のガス圧を受けて上昇位置に復帰し、オリフィス孔1
11bが第2シールリング108の上方に位置されてガ
ス通路孔111と定量室110が非連通となる。この
後、バルブピン104の先端部から注入治具121を外
し、バルブピン104の先端部に再度ノズルボタン11
2を嵌着固定することにより、ガスと内容物の詰め替え
を完了する。
【0034】このように本発明にかかるガス噴射弁10
1においては、極めて簡単な構造でありながら、ガスと
内容物を容易にガス容器102内に再注入してガス容器
102とガス噴射弁101をそのままリサイクル使用す
ることができるため、製造コストの大幅な増加を招くこ
となく、地球資源の有効を図ることができる。また、例
えば、特開平11−301759に開示されるように、
バルブピンに定量室へガス等を充填するためやガス容器
にガスと内容物を再注入するためのバイパス経路として
V溝を設けた構造では、バルブの操作を容易に行うため
に、バルブピンの直径はΦ2.5程度以下が望ましいと
されることにより、バルブピンの強度や剛性が下がり、
操作力によるバルブピンの曲がりや折れの発生による不
具合や事故が懸念されるが、本発明にかかるガス噴射弁
101においては、バルブピンにV溝を必要としないこ
とにより、バルブピン104の強度や剛性が確保でき、
確実にしかも安全に使用することができる。
【0035】さらに、特開平11−301759に開示
されるガス噴射弁においては、バルブピンの外部への飛
び出し防止や、ガス容器から定量室へガス等の内容物充
填のためのバルブピンの上昇位置を定めるために、バル
ブピンのガス容器内側寄り端部にストッパフランジを設
けており、これらの大きな段差加工や上記2ヶ所のV溝
加工を必要としているが、本発明のガス噴射弁101で
は、ストッパフランジやV溝加工を全く必要としないこ
とにより、製造する際に、加工工程が短縮でき、工具類
も少なくできることや、また材料も少なくて済むことに
より、より安価なガス噴射弁が提供できる。
【0036】つづいて、本発明の第2実施例を図4ない
し図6によって説明する。これらの実施例は、すべて基
本的な構成は図1ないし図3に示した第1実施例のもの
と同様であるが、バルブケース103に形成する環状溝
114(第1シールリング部)と環状溝115(第2シ
ールリング部)および定量室110である環状凹部11
6の構成だけが異なっている。以下、第1実施例のもの
と同一部分に同一符号を付し、重複する部分の説明は省
略するものとする。
【0037】図4、図5および図6は第2実施例を示す
ものであり、この実施例の環状溝114(第1シールリ
ング部)は、第1シールリング106を挟み、下方に第
1シールリング・ガイドA105が、上方には第1シー
ルリング・ガイドB107を設け、第1シールリング・
ガイドA105をバルブケース103の下端部103b
の部分をカシメ加工することで構成し、環状溝115
(第2シールリング部)は、第2シールリング108を
挟んで、下方にバルブケース103の環状凸部119
と、上方に第2シールリング・ガイド109を設け、第
2シールリング・ガイド109をバルブケース103の
上端部103aの部分をカシメ加工することで構成して
いる。また、定量室である環状凹部116についても、
バルブケース103の環状凸部119と第1シールリン
グガイドB107により構成されている。
【0038】この実施例のガス噴射弁においては、第1
実施例のように、第1シールリング106および第2シ
ールリング108を所定の位置に保持させるための環状
溝114、115や定量室110である環状凹部116
の構造において、バルブケース103のバルブピン10
4が入るガイド孔に一体として、大変困難な溝加工を施
すことなく、バルブケース103の両端から加工が容易
な孔加工を施し、別体の形状が簡易な第1シールリング
・ガイドA105他の部品を組み入れて、バルブケース
103の上端部103aと下端部103bの部分をカシ
メ加工することで同様の構成とすることができ、容易な
加工により製造時の生産性の向上やコスト削減が可能に
なるという利点がある。
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1の本発明は、バ
ルブピンに、そのガス容器外側の先端部とその先端部か
ら軸方向に所定距離離間した外周面とを連通するガス通
路孔を形成して、このガス通路孔のバルブピン外周面側
の端部を、バルブピンが上昇位置にあるときに第2シー
ルリングよりも上方に開口し、かつバルブピンの第1段
押し込み時と第2段押し込み時に第2シールリングより
も下方の定量室内に開口するように配置し、さらに前記
バルブピンに、バルブピンが上昇位置にあるときにバル
ブピンのガス容器内側寄りの基端部が第1シールリング
の上方の定量室内に外れてガス容器内と定量室を連通さ
せ、バルブピンの第2段押し込み時にだけ第1シールリ
ングと密接していたバルブピンの大径部分が第1シール
リングの下方に位置するようになり、バルブピンの小径
部分が第1シールリング下方のガス容器内まで入り込む
ことにより第1シールリングの閉塞から解かれて、ガス
容器内と定量室を連通するようにしたため、バルブピン
の第1段押し込み操作によって定量室で一定量捕獲した
ガスをバルブピンのガス通路孔を通してガス容器外側に
噴射することができると共に、バルブピンの先端部にガ
ス注入装置を接続した状態でバルブピンを第2段押し込
み位置まで押し込み操作することによってガス通路孔を
定量室とガス容器内と連通させてガス容器内にガスを確
実に注入することができる。したがって、この発明によ
れば、極めて簡単な構造でありながら、一度使用した噴
射装置のガス容器内にガス噴射弁を通してガスを再注入
してガス容器やガス噴射弁をそのままリサイクル使用す
ることができ、大幅な製造コスト増大を招くことなく、
地球資源の有効活用を図ることが可能である。
【0040】また、例えば、特開平11−301759
に開示されるように、バルブピンに定量室へガス等を充
填するためやガス容器にガスと内容物を再注入するため
のバイパス経路としてV溝を設けた構造では、バルブの
操作を容易に行うためにバルブピンの直径はΦ2.5程
度以下が望ましいとされることにより、バルブピンの強
度や剛性が下がり、操作力によるバルブピンの曲がりや
折れの発生による不具合や事故が懸念されるが、本発明
にかかるガス噴射弁においては、バルブピンにV溝を必
要としないことにより、バルブピンの強度や剛性が確保
でき、確実にしかも安全に使用することができる。
【0041】さらに、特開平11−301759に開示
されるガス噴射弁においては、バルブピンの外部への飛
び出し防止や、ガス容器から定量室へガス等の内容物充
填のためのバルブピンの上昇位置を定めるために、バル
ブピンのガス容器内側寄り端部にストッパフランジを設
けており、これらの大きな段差加工や上記2ヶ所のV溝
加工を必要としているが、本発明のガス噴射弁では、ス
トッパフランジやV溝加工を全く必要としないことによ
り、製造する際に、加工工程が短縮でき、工具類も少な
くできることや、また材料も少なくて済むことにより、
より安価なガス噴射弁が提供できる。
【0042】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第1シールリングおよび第2シールリングを所定の
位置に保持させるためのシールリング溝や定量室の構造
を、技術的に困難な、バルブケースのバルブピンが入る
ガイド孔に一体として溝加工を施すことなく、加工が容
易な孔加工を施し、そこに簡易な形状の別体の部品を組
み入れて、バルブケースの上端部、下端部をそれぞれカ
シメ加工することにより、シールリング溝や定量室等の
溝構造を容易にしかも比較的強固に形成させることがで
き、製造時の生産性の向上によるコストの削減を図るこ
とが可能である。
【0043】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、バルブピンの先端部に嵌着されるノズルボ
タンに、バルブピンの押し込み操作量を第1段押し込み
量に規制するストッパ面を設けるようにしたため、通常
使用時には、ストッパ面による規制があるまでノズルボ
タンを押し込むだけでガス容器内のガスを一定量だけ確
実に噴射することができる。
【0044】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかの発明のガス噴射弁を通してガス容器内にガスを
注入する際にバルブピンの先端部に嵌着される注入治具
に対し、バルブピンの押し込み操作量を第2段押し込み
量に規制するストッパ面を設けるようにしたため、ガス
容器内にガスを注入する場合には、バルブピン先端部に
注入治具を嵌合してストッパ面による規制があるまで注
入治具を押し込み操作するだけで、ガス容器内に確実に
ガスを注入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】同実施例を示す断面図。
【図3】同実施例を示す断面図。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図5】同実施例を示す断面図。
【図6】同実施例を示す断面図。
【図7】従来技術を示す断面図。
【図8】従来技術を示す断面図。
【符号の説明】
101…ガス噴射弁 102…ガス容器 103…バルブケース 104…バルブピン 104a…バルブピン小径部 104b…バルブピン大径部 105…第1シールリング・ガイドA 106…第1シールリング 107…第2シールリング・ガイドB 108…第2シールリング 109…第2シールリング・ガイド 110…定量室 111…ガス通路孔 112…ノズルボタン 113…ガイド孔 114…環状溝(第1シールリング部) 115…環状溝(第2シールリング部) 116…環状凹部 117…バルブピン・テーパ面 119…環状凸部 120…ストッパ面 121…注入治具 122…シールリング 123…ストッパ面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス容器の口部に固定設置したバルブケ
    ースにバルブピンが進退自在に保持されると共に、この
    バルブケース内に、バルブピンのガス容器内側寄りの大
    径の部分の外周面にガス容器の内側寄り位置で密接する
    第1シールリングとガス容器の外側寄りの小径の部分の
    位置で密接する第2シールリングが配置され、前記バル
    ブケース内の第1シールリングと第2シールリングに挟
    まれた位置に、噴射前のガスを一定量捕獲するため定量
    室が形成され、バルブピンの大径部分と小径部分の径段
    差部をバルブピンの上昇限位置を定めるストッパとして
    利用したガス噴射弁において、 前記バルブピンに、そのガス容器外側の先端部とその先
    端部から軸方向に所定距離離間した外周面とを連通する
    ガス通路孔を形成して、このガス通路孔のバルブピン外
    周面側の端部を、バルブピンが上昇位置にあるときに第
    2シールリングよりも上方に開口し、かつバルブピンの
    第1段押し込み時と第2段押し込み時に第2シールリン
    グよりも下方の定量室内に開口するように配置し、さら
    に前記バルブピンのガス容器の内側寄りの基端部が、バ
    ルブピンが上昇位置にあるときにだけ第1シールリング
    を上方に外れた定量室内になる位置としてガス容器内と
    定量室を連通させ、バルブピンの第2段押し込み時にだ
    け第1シールリングの下方のガス容器内までバルブピン
    の小径の部分が入り込むことにより、ガス容器内と定量
    室を連通させるようにしたことを特徴とする、ガス噴射
    弁。
  2. 【請求項2】 第1シールリングおよび第2シールリン
    グを所定の位置に保持させるためのシールリング溝およ
    び定量室の構造を、バルブケースのバルブピンが入る穴
    に一体として溝加工を施すことなく、加工が容易な孔加
    工を施し、そこに簡易な形状の別体の部品を組み入れ
    て、バルブケースの上端部、下端部をそれぞれカシメ加
    工することにより溝構造を形成させることを特徴とす
    る、請求項1に記載のガス噴射弁。
  3. 【請求項3】 バルブピンの先端部に嵌着させるノズル
    ボタンに、バルブピンの押し込み操作量を第1段押し込
    み量に規制するストッパ面を設けたことを特徴とする、
    請求項1または2に記載のガス噴射弁。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3に記載のガス噴射弁を
    通してガス容器内にガスを注入する際に、バルブピンの
    先端部に嵌着される注入治具であって、バルブピンの押
    し込み操作量を第2段押し込み量に規制するストッパ面
    を設けたことを特徴とする、注入治具。
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