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JP2002333092A - 繊維・微粒子複合断熱材 - Google Patents

繊維・微粒子複合断熱材

Info

Publication number
JP2002333092A
JP2002333092A JP2001139085A JP2001139085A JP2002333092A JP 2002333092 A JP2002333092 A JP 2002333092A JP 2001139085 A JP2001139085 A JP 2001139085A JP 2001139085 A JP2001139085 A JP 2001139085A JP 2002333092 A JP2002333092 A JP 2002333092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
heat insulating
insulating material
fine particles
particle composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001139085A
Other languages
English (en)
Inventor
Fuminobu Hirose
文信 廣瀬
Yoichi Ohara
洋一 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2001139085A priority Critical patent/JP2002333092A/ja
Publication of JP2002333092A publication Critical patent/JP2002333092A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来使用されている繊維系の断熱材は断熱性能
に劣り、施工時に過大な厚みとなるため、低熱伝導率化
が望まれ、一方、高断熱性能を有する多孔質系断熱材は
生産性や、取扱や施工性が悪いという問題がある。 【解決手段】 繊維を絡合および/または接着させてな
る繊維構造体、例えば嵩高で柔軟性、剛性のある不織
布、の空間に、微粒子を添加、保持させることにより、
断熱性に優れ、施工性に優れる繊維・微粒子複合断熱材
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱性に優れ、施
工性に優れ、例えば建材用等に最適な繊維・微粒子複合
断熱材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅用に使用されている繊維系断
熱材としてグラスウールがある。グラスウールは安価
で、クッション性に優れることから施工しやすいこと等
を理由に好んで使用されてきた。一方、近年問題となっ
ている地球温暖化を防止するため、省エネルギー化が世
界的な政策として進められているが、それに伴い住宅用
断熱材にも高度な断熱性能が要求されるようになってい
る。例えば、1999年3月に改正告示された「住宅に
係わるエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断
の基準」及び「同設計及び施工の指針」(通称「次世代
省エネルギー基準」)に適応させて、屋根または天井や
壁部位にグラスウールを使用する場合、断熱性能が劣る
(熱伝導率値で表すと0.034W/mKを超える)た
め、過大な厚みとなり収まりが悪く、施工が難しいとい
った問題がある。特に、次世代省エネルギー基準I地域
で壁部位に適用する場合には、断熱必要厚みが100mm
を超えた分厚いものとなってしまう。
【0003】また最近、繊維系の断熱材として特開20
00−96497に開示されるようなポリエステル樹脂
繊維と熱融着繊維とからなる吸音性繊維成形体が上市さ
れており、触り心地が良く、剛性、断熱性を備えるもの
がある。しかし、この繊維成形体も、断熱材としての性
能はグラスウール程度であるため、過大な厚みとなり施
工が困難である。
【0004】一方、高度な断熱性能を有する多孔質系断
熱材として、気体による伝導伝熱を抑制した真空断熱材
やエアロゲル断熱材、マイクロポーラス断熱材等があ
る。このうち、真空断熱材を建材用断熱材として使用す
る場合、僅かなピンホールが生じるだけで真空によって
発現されていた断熱効果が無くなるため、建築現場での
取扱や加工が困難であるといったことや、製造に真空工
程があり生産効率が悪い等の問題がある。また、エアロ
ゲル断熱材やマイクロポーラス断熱材は、微細な空隙か
らなるため真空でなくとも非常に優れた断熱性を示す
が、脆く取扱が困難である。その脆さや成形性、剛性、
断熱性を改善するため、例えば、エアロゲルに関する断
熱材として、特開平1−199095や特開平1−15
7473、特開平8−34678に記載されるようにハ
ニカム構造体と一体化する方法や、繊維を微量添加する
方法、不織布とゾルを一体化したりする方法が開示され
ている。
【0005】しかしながら、これらの方法であっても超
臨界乾燥工程が必要で生産性が悪く、しかも依然として
脆く取り扱いにくい問題が残る。一方、マイクロポーラ
ス断熱材としては、特開平9−217890に開示され
ている断熱パネルがある。この公報に開示される発明内
容は、通気性のある封体(例えば通気性の不織布)に微
粒子を詰めたものを圧縮成形し、微粒子を押し固めたも
のを主たる構造体として、断熱性や成形性や脆さを改善
させたという発明である。しかし、微粒子を押し固めた
ものを主たる構造体とするため、やはり脆く割れやすい
問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来使用
されている繊維系の断熱材は断熱性能に劣り、施工時に
過大な厚みとなるため、低熱伝導率化が望まれ、一方、
高断熱性能を有する真空断熱材、エアロゲル断熱材、マ
イクロポーラス断熱材はその取扱や施工性が悪いという
前記した問題がある。
【0007】本発明はかかる課題に関して行われたもの
であり、詳しくは、繊維構造体、例えば嵩高で、柔軟
性、強度に優れる不織布を主たる構造体とし、微粒子を
添加、包含させることにより、断熱性、施工性に優れ、
脆くて割れやすい欠点を解決し、更に容易に製造可能な
繊維・微粒子複合断熱材を提供することである。
【0008】
【発明が解決するための手段】本発明者らは、前記課題
の解決のため、鋭意研究の結果、本発明に至った。
【0009】すなわち本発明は、(1)繊維を絡合およ
び/または接着させてなる嵩密度が0.01g/cm3
以上である繊維構造体100重量部の空間に対し、平均
粒子径1μm以下の微粒子1〜250重量部を、該繊維
構造体により保持させてなる繊維・微粒子複合断熱材に
関する。
【0010】また、本発明は、(2)前記繊維構造体が
不織布である(1)記載の繊維・微粒子複合断熱材に関
する。
【0011】また、本発明は、(3)前記微粒子が酸化
ケイ素、酸化チタン、カーボンブラック等の無機微粒子
および/またはポリ塩化ビニル樹脂微粒子、アクリル樹
脂微粒子等のポリマー微粒子から選ばれる1以上の微粒
子である(1)又は(2)記載の繊維・微粒子複合断熱
材に関する。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の繊維・微粒子複合断
熱材について説明する。
【0013】本発明で用いられる繊維構造体は限定され
る物でなく、不織布や織布を使用できる。嵩高で立体的
な構造を得やすく、圧縮や曲げに対する立体的強度を得
やすいため、好ましくは不織布が使用される。使用され
る不織布は、カード法やエアレイ法等の公知技術によっ
て短繊維をウエブ化し、ニードルパンチ法により絡合し
たり、接着成分を混合し加熱成形したりする事により得
られる短繊維不織布や、スパンボンド法、メルトブロー
法、フラッシュ紡糸法等の方法により長繊維を直接不織
布化したものを使用することができる。
【0014】短繊維より不織布を作成する場合は、嵩密
度を調整しやすいように捲縮していることが好ましい。
捲縮していることによって、繊維同志が絡み合いやすく
なり、更に接着することでその絡み合いが強固になり、
嵩高さや適度な剛性を付与することが出来るようにな
る。圧縮に対する弾性が向上する点でも捲縮短繊維の使
用が好ましい。
【0015】本発明で使用される繊維の断面構造は、円
形断面、扁平断面、中空断面、多角断面、芯鞘断面の繊
維が使用でき、中でも、ミクロボイドを有する繊維や中
空、扁平、多角断面を有する異形断面繊維が嵩高で立体
的な構造を得やすく、また、伝熱における輻射伝熱を反
射する機会が多くなり、断熱性も若干向上されるので好
適に使用される。
【0016】本発明で使用される繊維の繊度は繊維構造
体を形成出来る範囲で有れば特に限定されないが、0.
2デニール〜50デニールが好ましく使用される。繊度
を繊維の平均径に換算する場合は、以下の式で行う。
【0017】 平均径(μm)=11.91×(d/ρ)1/2 (dは繊度、ρは比重) 本発明で用いられる繊維構造体の素材としては、ポリプ
ロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポ
リエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレー
トのようなポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポ
リ塩化ビニル樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン樹脂
等、また、レーヨン等の半合成繊維や獣毛等の天然繊維
等を使用でき、およびこれらの共重合体等も使用するこ
とができる。これら有機繊維は必要に応じて難燃化処理
していても良い。また、使用する繊維は有機繊維に限定
されず、グラスファイバー、グラスウール、ロックファ
イバー、ロックウール、アルミナ繊維、炭素繊維等も使
用できる。無論、例示した以外の繊維も、不織布化可能
であるならば任意に使用できる。不織布をなす繊維は単
一素材からなる物でも、強度や密度、繊維同士の接着
性、触感、難燃性等の性能をバランス良く満たす等の目
的から、複数の素材を混合した物を使用しても良い。
【0018】繊維構造体の厚みは、熱伝導率値が従来の
繊維系断熱材よりも優れ、好適に使用できる範囲であれ
ば限定しないが、積層体全体の厚みが100mm以下とな
るようにすると、切断等の加工性が容易で且つ、断熱施
工部位への収まりも良いので好ましい。
【0019】繊維構造体の嵩密度は、繊維構造体全体と
して0.01g/cm3以上で、繊維に使用している素
材自体の密度未満であることが好ましい。ここで繊維構
造体の嵩密度とは、繊維構造体嵩密度(g/cm3)=繊維構
造体重量(g)/繊維構造体見かけ体積(cm3)により求め
た。繊維構造体重量には繊維構造体を構成する接着成分
重量も含む。見かけ体積は繊維構造体が占有する空間を
示し、繊維構造体が見かけ状直方体形状であれば、繊維
構造体見かけ体積(cm3)=高さ(cm)×長さ(cm)×幅(cm)
となる。
【0020】また「繊維構造体全体として」という意味
は、繊維構造体の内部に局所的に密度差がある様な場
合、例えば繊維構造体表層部は高密度で内部が低密度の
ものや表層部は低密度で内部が高密度のもの、漸次的に
厚み方向に密度が変化するもの、高密度層と低密度層を
積層したものを一つの構造体として捉えることを意味す
る。繊維構造体の嵩密度が0.01g/cm3よりも低
密度の場合、繊維構造体の剛性が低くなるため取り扱い
にくく、また、繊維構造体としての断熱性能が劣るため
過剰に微粒子を添加する必要性が生じ、微粒子を保持す
ることが困難となる。繊維構造体の嵩密度が、繊維に使
用している素材自体の密度以上であることは実質的に微
粒子を保持するような空隙が存在しないことを意味す
る。
【0021】本発明では繊維構造体内部に平均粒子径1
μ以下の微粒子を存在させ該繊維構造体外に漏出せぬよ
う保持させてなることに特徴を有する。ここで「平均粒
子径」とは電子顕微鏡画像から中の個々の粒子を円近似
して直径を測定した算術平均粒子径である。「保持」状
態とは、繊維構造体が占有する見かけ体積を有する空間
に微粒子が存在する状態、つまりが網目状に入り組んだ
繊維間に含まれる状態であって、繊維表面に付着あるい
は浮遊するような状態を意味している。従って、従来技
術のように袋体で、微粒子を覆うのではなく微粒子を繊
維構造体で包囲あるいは包含(以下、保持の代わりに包
含と称することがある。)する際に、その密度を、サン
ドイッチ状のごとく上下方向に、あるいは周囲を、部分
的にあるいは全体的に緻密化させたり、更に、こうした
繊維構造体の上下表面にシートなどの繊維体で被覆する
等の状態にするのが好ましい。このようにすることによ
り、公知技術のように微粒子を袋体内に収容し、さらに
微粒子を固化させてブロック化させる必要が必ずしも生
じなくなる。
【0022】本発明に好適に使用される微粒子として、
カーボンブラック、酸化チタン、酸化ケイ素、炭酸カル
シウム、タルク、カオリン等の無機微粒子や、ポリマー
微粒子、例えばソープフリー乳化重合や非水系分散重
合、ミニエマルジョン重合とシード重合との組合せによ
り得られるサブミクロン粒径のポリ塩化ビニル樹脂微粒
子、アクリル樹脂微粒子がある。また、ゾル−ゲル法か
ら超臨界乾燥法によって得られるエアロゲルや、微細多
孔質体等がある。しかし微粒子はこれらに限定されな
い。好適に使用される微粒子は、その平均粒子径が1μ
以下、好ましくは500nm以下、より好ましくは100
nm以下の粒子であり、そのような微粒子は、粒子同士
の接点が点接触であるため固体の伝熱抵抗が大きく、ま
た、粒子間の空隙が小さいので空気の対流伝熱を抑制す
る。さらに、空気を構成する気体分子の平均自由行程よ
りも小さな空隙が多く生じるため、気体分子運動による
伝熱をも抑制し非常に断熱性を高める効果を有する。
【0023】これらの微粒子は空気中の水分によって凝
集し易いため、疎水化処理を施しておくことが好まし
い。疎水化処理剤としては、特に限定はされないが、例
えばアルキルシランやフッ素化アルキルシラン、等のシ
ラン系化合物やシリコーン化合物、脂肪酸類などの両親
媒性物質などが挙げられ、対象物に適した物質を適宜使
用することが出来る。
【0024】本発明に使用される微粒子の包含形態は、
繊維構造体の熱伝導率を所望値まで低下させるように、
繊維構造体に均一に保持させやすい形であれば限定され
ず、そのまま粉体状で使用しても良く、また取扱上、圧
縮するなどして二次凝集させ嵩密度を変化させた粉体
や、ペレット状、フレーク状、シート状、ブロック状に
して使用することが出来る。
【0025】繊維構造体への微粒子の添加量としては、
繊維構造体100重量部に対して1重量部〜250重量
部、好ましくは5〜200重量部、より好ましくは10
〜150重量部である。添加量が1重量部未満の場合、
微細空隙による低熱伝導率化の効果が少なく、断熱性に
劣る。添加量が250重量部を越えると繊維構造体に微
粒子を保持することが困難となる。
【0026】本発明の繊維構造体は微粒子を構造体外部
に容易に漏れ出さない程度に局所的にもしくは全体的に
緻密化していることが好ましい。本発明で使用される微
粒子は繊維構造体に包含されているため、繊維との分子
間により容易には外部に漏れ出さないが、乱暴な取扱な
どをすると微粒子が空気中に洩れ出す可能性があるた
め、微粒子を包含した部分の繊維構造体を緻密化し、微
粒子が洩れないようにすることが好ましい。繊維構造体
表面だけを急加熱し溶融させ通気性を減少させる方法
や、最外層に通気性の少ない繊維構造体や防水フィルム
を積層するといった方法があるが、これに限らず微粒子
が洩れないような方法であればよい。
【0027】本発明の繊維・微粒子複合断熱材の製造方
法は、例として、短繊維をウエブ化したものを平面上に
均一な厚みに積層した後、微粒子を均一に散布し、更に
その上にウエブを積層したのちニードルパンチにより絡
合させることにより繊維・微粒子複合断熱材を得る方法
や、前記方法に必要に応じて接着繊維を混合し加熱成形
する方法、ブレンダー等で短繊維と微粒子を予め混合し
繊維表面に付着させた後、繊維を構造体へと加工する方
法、長繊維よりなる薄物の不織布を多層重ねた中に包含
させる方法等により繊維構造体中に微粒子を包含させる
が、これらの方法を組み合わせた方法でも良いし、請求
項記載の構成となれば特に製造方法に関して限定されな
い。
【0028】
【実施例】次に本発明の繊維・微粒子複合断熱材を、実
施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかか
る実施例のみに制限されるものではない。
【0029】以下に示す実施例1〜6、比較例1〜5の
方法で得られた繊維・微粒子複合断熱材の特性として、
繊維構造体嵩密度、熱伝導率、断熱必要厚みを下記の方
法にしたがって調べた。
【0030】1)繊維構造体嵩密度(g/cm3):密
度は次の式、 繊維構造体嵩密度(g/cm3)=繊維構造体重量(g)/繊
維構造体見かけ体積(cm3) により求めた。繊維構造体重量には接着成分の重量も含
まれる。繊維構造体は見かけ状直方体形状であるため、
繊維構造体見かけ体積(cm3)=高さ(cm)×長さ(cm)×幅
(cm) となる。
【0031】2)熱伝導率(W/mK):JIS A
9511に準じ、熱伝導率測定装置HC−072(英弘
精機社製)を使用し、熱伝導率を測定した。
【0032】3)次世代省エネルギー基準のII〜V地域
(日本における極寒地域、及び沖縄を除く地域)におい
て、木造住宅の壁部位への充填断熱工法で断熱材を適用
する時に、必要とされる熱抵抗値を得るための断熱材の
厚みを、2)で測定した熱伝導率より算出した。断熱材
必要厚みをTとし、以下の基準で評価した。 T≦65mm:○ 65mm<T≦75mm:△ 75mm<T:× また、I地域についても同様に算出し、断熱材必要厚み
をtとし以下の基準で評価した。 t≦100mm:◎ 100mm<t:× 以下の実施例により得られた断熱材の評価結果を表1に
示した。
【0033】実施例1 モダクリル短繊維(鐘淵化学工業(株)製、商品名:カ
ネカロン、繊維径13μ、繊維長30mm)90重量部に
対してホットメルト不織布(呉羽テック(株)製、商品
名:ダイナックシートLNS3000、溶融温度90
℃)を細片化したものを10重量部添加し、ブレンダー
により混合したのち、混合した繊維を平面上に均一に積
層、ニードルパンチを行い、繊維同士を絡み合わせた。
その後、熱風オーブン中で120℃の温度で30秒間加
熱処理した後、空冷することで繊維構造体を得た。
【0034】得られた繊維構造体を模式的に例示すれ
ば、例えば図1(a)のごとくである。得られた繊維構
造体は厚み15mmで見かけ密度は0.05g/cm3
あった。同様の方法で2個の繊維構造体を作成した。こ
のうち1つの繊維構造体上面に粒子径が15nmである
疎水性酸化ケイ素微粒子(日本アエロジル(株)製、商
品名:AEROSIL−R202)を繊維構造体1個1
00重量部に対して40部、均一に散布し、他の1つの
繊維構造体を積層した後、120℃の熱風オーブン中で
30秒加熱処理し加圧することで2つの繊維構造体間に
微粒子を挟んだ形で一体化した。
【0035】この様にして厚み25mmで、繊維構造体の
みの密度0.06g/cm3で、繊維構造体に対して2
0重量部の酸化ケイ素微粒子を包含する繊維・微粒子複
合断熱材を得た。このようにして得られた繊維・微粒子
複合断熱材を模式的に例示すれば、例えば図2のごとく
である。1は本発明の繊維・微粒子複合断熱材であり、
(a)は繊維構造体、(b)は微粒子層、(c)は微粒
子、(d)は繊維である。
【0036】この繊維・微粒子複合断熱材の熱伝導率を
測定したところ、0.0276W/mKと非常に優れた熱伝
導率であった。この断熱材をII〜V地域の壁部位に適用
する場合、必要厚みは61mm、I地域に適用する場合、
92mmと薄く柔軟性があり施工が容易であった。
【0037】実施例2 モダクリル短繊維(鐘淵化学工業(株)製、商品名:カ
ネカロン、繊維径18μ、繊維長38mm)80重量部に
対して、実施例1と同様のホットメルト不織布を細片化
したものを20重量部添加し、ブレンダーにより混合し
たのち、混合した繊維を実施例の2倍の厚みになる様に
平面上に均一に積層、ニードルパンチを行い、繊維同士
を絡み合わせた。その後、熱風オーブン中で120℃の
温度で30秒間加熱処理した後、空冷することで繊維構
造体を得た。得られた繊維構造体は厚み30mmで見かけ
密度は0.03g/cm3であった。繊維構造体と繊維
構造体100重量部に対して実施例1と同様の疎水性酸
化ケイ素微粒子を150重量部、ドラム式回転体に同時
に投入し繊維構造体中に酸化ケイ素を包含させた。
【0038】こうして得られた繊維構造体と微粒子の混
合物を模式的に例示すれば、図3のごとくであり、繊維
構造体中に微粒子が均一に分散された状態となってい
る。繊維構造体と微粒子の混合物を取り出し、重量を測
定したところ、実質的に繊維構造体に包含された酸化ケ
イ素の量は85重量部であった。この状態でも繊維・微
粒子複合断熱材として使用できる。
【0039】更に、微粒子漏洩を防ぐため、酸化ケイ素
を包含させた繊維構造体の上下面にホットメルト不織布
を介して透湿防水シート(旭・デュポンフラッシュスパ
ンプロダクツ(株)製、製品名:タイベック)を加熱加
圧接着し、繊維・微粒子複合断熱材を得た。得られた繊
維・微粒子複合断熱材を模式的に例示すれば、図4のご
とくである。図4(e)は防水シートであり微粒子の漏
洩を防止する構造となっている。この繊維・微粒子複合
断熱材は厚み25mmで、繊維構造体のみの見かけ密度
0.036g/cm3で、繊維構造体に対して85重量
部の酸化ケイ素微粒子を包含する、表面に緻密な層があ
り、繊維と粒子が全体的に均等に配合されている繊維・
微粒子複合断熱材となった。
【0040】この繊維・微粒子複合断熱材の熱伝導率を
測定したところ、0.0270W/mKと非常に優れた熱伝
導率であった。この断熱材をII〜V地域の壁部位に適用
する場合、必要厚みは60mm、I地域に適用する場合、
90mmと薄く、柔軟性があり施工が容易であった。
【0041】実施例3 酸化ケイ素の代わりに粒子径が15nmの疎水化酸化チ
タン(テイカ(株)製、商品名:SMT−150IB)
を使用した以外は、実施例1と同様の条件で繊維・微粒
子複合断熱材を得た。得られた断熱材の特性を表1に示
す。下記、比較例1〜7と比較し、断熱性が著しく向上
した断熱材が得られた。
【0042】実施例4 酸化ケイ素の代わりに粒子径が24nmのカーボンブラ
ック(三菱化学(株)製、商品名:#40)を50部使
用した以外は、実施例1と同様の条件で繊維・微粒子複
合断熱材を得た。得られた断熱材の特性を表1に示す。
下記、比較例1〜7と比較し、断熱性が著しく向上した
断熱材が得られた。
【0043】実施例5 酸化ケイ素の代わりに粒子径が400nmのアクリル樹
脂微粒子(綜研化学(株)、商品名:MP−1000)
を30部使用した以外は、実施例1と同様の条件で繊維
・微粒子複合断熱材を得た。得られた断熱材の特性を表
1に示す。下記、比較例1〜7と比較し、断熱性が著し
く向上した断熱材が得られた。
【0044】実施例6 最終的な繊維構造体の見かけ密度が0.1g/cm
3で、繊維構造体100重量部に対して酸化ケイ素が9
7重量部含まれる以外は実施例2と同様の条件で繊維・
微粒子複合断熱材を得た。得られた断熱材の特性を表1
に示す。下記、比較例1〜7と比較し、断熱性が著しく
向上した断熱材が得られた。
【0045】比較例1 酸化ケイ素を添加しない以外は実施例1と同様の方法に
て見かけ密度0.06g/cm3の繊維系断熱材を得
た。得られた断熱材の特性を表1に示す。実施例と比較
して断熱性に劣っており、断熱に必要な厚みも分厚い物
となった。
【0046】比較例2 酸化ケイ素を0.5重量部添加した以外は実施例1と同
様の方法にて、繊維構造体の嵩密度0.06g/cm3
の繊維・微粒子複合断熱材を得た。得られた断熱材の特
性を表1に示す。実施例と比較して断熱性に劣ってお
り、断熱に必要な厚みも分厚い物となった。
【0047】比較例3 実施例2と同様の方法にて、嵩密度0.03g/cm3
の繊維構造体に対して酸化ケイ素を300重量部を添加
しようとしたが繊維構造体による形態の保持が出来ず、
繊維・微粒子複合断熱材を得ることが出来なかった。
【0048】比較例4 実施例2と同様の方法にて、嵩密度0.005g/cm
3の繊維構造体に対して酸化ケイ素を20重量部を添加
したが、断熱性に劣る物となった。
【0049】比較例5 実施例2と同様の方法にて、嵩密度0.005g/cm
3の繊維構造体に対して酸化ケイ素を80重量部を添加
しようとしたが、繊維構造体に酸化ケイ素を包含させる
ことができなかった。
【0050】比較例6 粒子径が2.2μmの炭酸カルシウム(備北粉化工業
(株)製、ソフトン1000)を20重量部添加した以
外は実施例1と同様の方法にて、繊維構造体の嵩密度
0.06g/cm3の繊維・微粒子複合断熱材を得た。
得られた断熱材の特性を表1に示す。実施例と比較して
断熱性に劣っており、断熱に必要な厚みも分厚い物とな
った。
【0051】比較例7 0.080g/cm3のグラスウール断熱材の熱伝導率
を測定したところ、0.0344W/mkであった。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】本発明の繊維・微粒子複合断熱材によ
り、断熱性能に優れ、施工性に優れ、取り扱いやすい住
宅用断熱材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる繊維構造体の一例の斜視図を示
す。
【図2】繊維構造体層間に微粒子が包含された繊維・微
粒子複合断熱材の斜視図を示す。
【図3】繊維構造体全体に均一に微粒子が包含された繊
維・微粒子複合断熱材の一例の斜視図を示す。
【図4】断熱材表面を緻密化した繊維・微粒子複合断熱
材の斜視図を示す。
【符号の説明】
1 繊維・微粒子複合断熱材 (a)繊維構造体 (b)微粒子層 (c)微粒子 (d)繊維 (e)防水シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維を絡合および/または接着させてな
    る嵩密度が0.01g/cm3以上である繊維構造体1
    00重量部の空間に対し、平均粒子径1μm以下の微粒
    子1〜250重量部を、該繊維構造体により保持させて
    なる繊維・微粒子複合断熱材。
  2. 【請求項2】 前記繊維構造体が不織布である請求項1
    記載の繊維・微粒子複合断熱材。
  3. 【請求項3】 前記微粒子が酸化ケイ素、酸化チタン、
    カーボンブラック等の無機微粒子および/またはポリ塩
    化ビニル樹脂微粒子、アクリル樹脂微粒子等のポリマー
    微粒子から選ばれる1以上の微粒子である請求項1又は
    2記載の繊維・微粒子複合断熱材。
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