[go: up one dir, main page]

JP2002332262A - フルオレン誘導体、これを含有する反強誘電性液晶組成物およびこれを用いた液晶表示素子 - Google Patents

フルオレン誘導体、これを含有する反強誘電性液晶組成物およびこれを用いた液晶表示素子

Info

Publication number
JP2002332262A
JP2002332262A JP2001137383A JP2001137383A JP2002332262A JP 2002332262 A JP2002332262 A JP 2002332262A JP 2001137383 A JP2001137383 A JP 2001137383A JP 2001137383 A JP2001137383 A JP 2001137383A JP 2002332262 A JP2002332262 A JP 2002332262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
compound
alkyl
methyl
same
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001137383A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuji Harufuji
龍士 春藤
Eiji Okabe
英二 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
JNC Petrochemical Corp
Original Assignee
Chisso Petrochemical Corp
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Petrochemical Corp, Chisso Corp filed Critical Chisso Petrochemical Corp
Priority to JP2001137383A priority Critical patent/JP2002332262A/ja
Publication of JP2002332262A publication Critical patent/JP2002332262A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 フルオレン環を有する新規な液晶性化合物、
これを含有する液晶組成物およびこの液晶組成物を用い
た液晶表示素子を提供する。 【解決手段】 一般式1の化合物。 (R1はC2〜20のアルキルであり、この中の1つの
−CH2−または隣接しない2つの−CH2−は独立に−
O−、−COO−、−C≡C−または−CH=CH−で
置換されてもよく、R2はC1〜10のアルキルであ
り、この中のメチルはトリフルオロメチルまたはフルオ
ロメチルで置換されてもよく、Xは−C≡C−または−
CH2CH2−であり、A1は1,4−フェニレンなどであ
り、A2はメチル、エチル、1つ以上の水素がフッ素で
置換されたメチル、または1つ以上の水素がフッ素で置
換されたエチルであり、A3は単結合、−O−または−
COO−であり、mは0〜10の整数であり、C*は不
斉炭素を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子、特
に反強誘電性液晶表示素子に好適に使用できる、フルオ
レン環を有する液晶性化合物、これを含有する液晶組成
物、およびこの液晶組成物を用いた液晶表示素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ネマチック液晶組成物を用いた表示素子
は、ツイステッドネマチック(TN)方式などが知られ
ているが、陰極線管(CRT)を用いる表示に比べ電気
光学的な応答時間が長い。一方、反強誘電性液晶組成物
を用いた表示素子はネマチック液晶組成物を用いた表示
素子に比べ、応答時間が短く、視野角が広い。そこで、
この表示素子はCRTに匹敵する応答時間を達成できる
と期待される。
【0003】反強誘電性液晶組成物が有する反強誘電相
は、2つの強誘電状態と1つの反強誘電状態の、合計3
つの安定状態を示すので、3状態スイッチングを表示に
利用する。この3状態スイッチングの特徴は、反強誘電
相と強誘電相との転移の際に、急峻なしきい値特性と幅
の広い光学的ヒステリシスである(A.D.L.Cha
ndaniら,Jpn.J.Appl.Phys.,2
7巻,No5,L729頁,1988年)。この特徴と
単純マトリクス方式との組み合わせにより広い視野角と
高いコントラストとによる表示が可能である。
【0004】最近になり、しきい値を持たない反強誘電
性液晶組成物(Inuiら、J.Mater.Che
m.,6(4),671頁,1996年)が開発され
た。この組成物を用いた表示素子はV字状の光学応答を
示し、TFTなどのアクティブマトリクス方式との組み
合わせにより、単純マトリクス方式では難しい階調表示
が容易である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】3つの安定状態を有す
る反強誘電性液晶組成物を表示素子に使用する場合に
は、動作温度の範囲が室温付近を含みかつ幅広い、しき
い値電圧が低い、およびしきい値電圧の温度依存性が小
さい、などの特性を満たさなければならない。無しきい
値反強誘電性液晶組成物を表示素子に使用する場合に
は、明確なしきい値がなく、V字状の光学応答を示し、
ヒステリシスが少ないことが必要である。したがって、
反強誘電性液晶化合物は組成物を調製したときに上記の
特性を示すことが必要である。さらに、この化合物は
光、熱などに対して安定であり、室温付近で反強誘電相
を有し、他の液晶化合物との相溶性が良好であることが
好ましい。
【0006】
【課題を解決する手段】そこで、これらの特性を満たす
反強誘電性液晶化合物を見出すべく鋭意研究を行い以下
の発明を完成した。本発明者らは、フルオレン環を有
し、コア構造と光学活性基とがエステル結合で連結され
たフルオレン誘導体が反強誘電性液晶組成物の成分とし
て好適であることを見いだした。本発明は式(1)で表
わされるフルオレン環を有する化合物、これを含有する
組成物、およびこの組成物を用いた液晶表示素子であ
る。
【0007】 式中、R1は炭素数2から20のアルキルであり、この
アルキル中の1つの−CH2−または隣接しない2つの
−CH2−はそれぞれ独立に−O−、−COO−、−C
≡C−、または−CH=CH−で置き換えられてもよ
く、 R2は炭素数1から10のアルキルであり、このア
ルキル中のメチルはトリフルオロメチルまたはフルオロ
メチルで置き換えられてもよく、Xは−C≡C−または
−CH2CH2−であり、A1は1,4−フェニレン、また
は少なくとも1つの水素が独立にフッ素、塩素、臭素、
およびトリフルオロメチルの少なくとも1つで置き換え
られた1,4−フェニレンであり、A2はメチル、エチ
ル、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられたメ
チル、または少なくとも1つの水素がフッ素で置き換え
られたエチルであり、A3は単結合、−O−、または−
COO−であり、mは0から10の整数であり、C*は
不斉炭素を示す。なお、式(1)で表わされる化合物
を、化合物(1)と表記することがある。
【0008】
【発明の実施の形態】化合物(1)は、Xが−C≡C−
または−CH2CH2−であるから、化合物(1−1)お
よび(1−2)で表すことができる。
【0009】化合物(1)のAは、1,4−フェニレ
ン、または少なくとも1つの水素が独立にフッ素、塩
素、臭素、およびトリフルオロメチルの少なくとも1つ
で置き換えられた1,4−フェニレンである。好ましく
は下記のフェニレンである。 この8つのフェニレンと化合物(1−1)および(1−
2)とを組み合わせた化合物(1−1−1)〜(1−1
−8)および化合物(1−2−1)〜(1−2−8)が
好ましい。
【0010】
【0011】
【0012】化合物(1)のR1は、炭素数2から20
のアルキルであり、好ましくは炭素数5から16のアル
キルである。分岐アルキルよりも直鎖アルキルの方が好
ましい。これらのアルキルにおいて、1つの−CH2
または隣接しない2つの−CH2−はそれぞれ独立に−
O−、−COO−、−C≡C−、または−CH=CH−
で置き換えられてもよい。例えば、アルコキシ、アルコ
キシアルキル、アルコキシアルコキシ、アルカノイルオ
キシ、アルコキシカルボニル、アルキニル、アルキニル
オキシ、アルケニル、アルケニルオキシなどである。
【0013】好ましいアルキルは、エチル、プロピル、
ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、イソヘキ
シル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシ
ル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシ
ル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシルであ
る。好ましいアルコキシは、エチルオキシ、プロピルオ
キシ、ブチルオキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、ノニルオキシ、
デシルオキシ、ウンデシルオキシ、ドデシルオキシ、ト
リデシルオキシ、テトラデシルオキシ、ペンタデシルオ
キシ、ヘキサデシルオキシ、ヘプタデシルオキシ、オク
タデシルオキシである。
【0014】好ましいアルカノイルオキシは、エタノイ
ルオキシ、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ、ペ
ンタノイルオキシ、ヘキサノイルオキシ、ヘプタノイル
オキシ、オクタノイルオキシ、ノナノイルオキシ、デカ
ノイルオキシ、ウンデカノイルオキシ、ドデカノイルオ
キシ、トリデカノイルオキシ、テトラデカノイルオキ
シ、ペンタデカノイルオキシ、ヘキサデカノイルオキ
シ、ヘプタデカノイルオキシ、オクタデカノイルオキシ
である。
【0015】化合物(1)のR2は、炭素数1から10
のアルキルであり、好ましくは直鎖アルキルである。こ
のアルキル中のメチルはトリフルオロメチルまたはフル
オロメチルで置き換えられてもよい。このようなR
2は、例えばトリフルオロメチル、2,2,2−トリフ
ルオロエチル、フルオロメチル、2−フルオロエチルで
ある。化合物(1)のA2は、メチル、エチル、フッ素
置換メチル、またはフッ素置換エチルである。好ましく
は、メチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリ
フルオロメチル、1,1−ジフロオロエチル、2,2,
2−トリフルオロエチル、1,1,2,2,2−ペンタ
フルオルエチルである。さらに好ましくは、メチルおよ
びトリフルオロメチルである。化合物(1)のA3は、
単結合、−O−または−COO−である。好ましくは単
結合である。
【0016】好ましい化合物(1)の別の形態は次のと
おりである。式(1)において、R 1は炭素数2から2
0のアルキルであり、このアルキル中の1つの−CH2
−は−O−、−COO−、−C≡C−、または−CH=
CH−で置き換えられてもよく、R2は炭素数1から1
0の直鎖アルキルであり、A2はメチルであり、A3は単
結合である化合物である。式(1)において、R1は炭
素数2から20の直鎖アルキルであり、このアルキル中
の1つの−CH2−は−O−、−COO−、−C≡C
−、または−CH=CH−で置き換えられてもよく、R
2は炭素数1から10の直鎖アルキルであり、A2はトリ
フルオロメチルである化合物である。
【0017】化合物(1)を製造するには、光学活性な
2級アルコール(2)を原料として用いる。 アルコール(2)において、 R2は炭素数1から10の
アルキルであり、このアルキル中のメチルはトリフルオ
ロメチルまたはフルオロメチルで置き換えられてもよ
く、A2はメチル、エチル、少なくとも1つの水素がフ
ッ素で置き換えられたメチル、または少なくとも1つの
水素がフッ素で置き換えられたエチルであり、A3は単
結合、−O−、または−COO−であり、mは0から1
0の整数であり、C*は不斉炭素を示す。
【0018】アルコール(2)のうち、A3が単結合で
ある化合物の多くは既知であるので容易に入手すること
ができる。例えば、1−(トリフルオロメチル)アルカ
ノール類は、Suzukiらの方法(Liquid C
rystals,Vol6,No2,167頁,198
9年)により製造できる。以下に示す化合物は、この方
法によってまたは既知の合成法と組み合わせることによ
って製造できる。
【0019】
【0020】
【0021】アルコール(2)のうち、A3が−O−ま
たは−COO−である化合物は、特開昭64−3154
号公報、特開平5−983号公報、特開平10−139
706号公報および特開平10−87541号公報に開
示されている。本発明者らはアルコール(2)の製造法
を特開平10−248593号公報で開示した。以下に
示す化合物は、これらの方法によってまたは既知の合成
法と組み合わせることによって製造できる。
【0022】
【0023】化合物(1)の一般的な製造方法は次のと
おりである。まず、R1がアルコキシまたはアルカノイ
ルオキシである化合物(1)の製造方法を示す。p−ブ
ロモ安息香酸誘導体と光学活性アルコールとのエステル
反応により光学活性エステル(Ph1)を合成する。エ
ステル化にはジシクロヘキシルカルボジイミドまたは1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド塩酸塩などの縮合剤を用いる。このエステル
(Ph1)は、化合物(1−1a)と(1−2a)の製
造工程においてクロスカップリングに用いられる。
【0024】
【0025】フルオレン(a)をフリーデルクラフツ反
応によりアセチル化し、さらにバイヤービリガー反応に
より酸化して2−アセトキシフルオレン(b)を得る。
化合物(b)を臭素化し、さらに加水分解して2−ブロ
モ−7−ヒドロキシフルオレン(c)を得る。化合物
(c)を水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナ
トリウム、トリエチルアミン、ピリジンなどの適当な塩
基の存在下、ハロゲン化アルキルまたはアルカノイルク
ロリドと反応させて化合物(d)を得る。
【0026】パラジウム触媒の存在下、化合物(d)を
トリメチルシリルアセチレンとクロスカップリングさ
せ、続いて脱トリメチルシリル化してエチニルフルオレ
ン誘導体(e)を得る。化合物(e)を、先に合成した
光学活性p−ブロモ安息香酸誘導体(Ph1)とパラジ
ウム触媒の存在下でクロスカップリングさせて、R
アルキルまたはアルカノイルである化合物(1−1a)
を得る。化合物(1−1a)を水素添加して化合物(1
−2a)を得る。
【0027】
【0028】次に、R1がアルキルである化合物(1)
の製造方法を示す。フルオレン(a)をフリーデルクラ
フツ反応によりアシル化した後、アシル基をヒドラジン
により還元して2−アルキルフルオレンを得る。2−ア
ルキルフルオレンを臭素化して2−アルキル−7−ブロ
モフルオレンを得る。以降は上述した方法に従う。すな
わち、トリメチルシリルアセチレンとのクロスカップリ
ング、加水分解、光学活性p−ブロモ安息香酸誘導体
(Ph1)とのクロスカップリングの手順により、R
がアルキルである化合物(1−1)と(1−2)を得
る。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明の化合物、液晶組
成物および液晶表示素子をさらに詳細に説明する。実施
例1から8で説明した化合物、および実施例や先に述べ
た製造方法に従って製造できる化合物を、化合物[1]か
ら[150]の構造式で示した。物性値の測定は次の方法
で行った。 相転移温度: 試料をスライドガラスに置き、カバーガ
ラスで覆ったあとホットステージに乗せた。試料を1℃
/minで昇温しながら偏向顕微鏡で相転移温度を観察
した。温度の単位は℃である。相転移において、Nはネ
マチック相、SAはスメクチックA相、SCはスメクチ
ックC相、SC*はカイラルスメクチックC相、SCA*
は反強誘電相、SCγ*はフェリ誘電相、SXは未同定
のスメクチック相、Isoは透明点を示す。 融点: 示差走査熱量分析(DSC)を用い、1℃/m
inで試料を昇温して融点を測定した。
【0030】しきい値電圧: 透明電極を備えたガラス
基板にポリイミド系配向膜を塗布した一組の基板の一方
をラビング処理してお互いに向き合わせ、電極の間隔が
5μmであるセルを作成した。このセルに等方性液相の
試料を注入したあと徐冷し、試料がSCA*相である反
強誘電性液晶表示素子を作成した。この表示素子の上下
基板の電極間に50mHzの三角波を印加したときの光
学応答と印加電圧とを二現象オシロスコープで観測し
た。電極にはしきい値より十分に高い電圧を印加し、光
学応答の変化から反強誘電相と強誘電相との相転移にお
けるしきい値電圧を測定した。 光学応答: 配向処理を施した、電極間隔が2μmのセ
ルに試料を注入し、Vppが20V(プラス・マイナス
10V)である、1kHzの矩形波を印加したときの透
過光強度の変化から測定した。
【0031】実施例1.化合物[8]の製造 第1段階:フルオレン150gのジクロルメタン(1
L)溶液を0℃に冷却し、無水塩化アルミニウム126
gを少しづつ加えた。さらに、塩化アセチル74gのジ
クロルメタン(400ml)溶液を滴下し、0℃を保ち
ながら1時間かくはんした。反応混合物を氷の入った6
N塩酸1Lにそそぎ、析出した固形物を濾過により分取
した。このものを乾燥した後、トルエンから再結晶して
165gの2−アセチルフルオレンを得た。融点:12
9℃。
【0032】第2段階:2−アセチルフルオレン165
g、ギ酸320g、無水酢酸120gのジクロルメタン
(1L)溶液に硫酸40mlを加えた後、過酸化水素水
120mlを滴下した。室温で30分かくはんしてか
ら、40℃まで加熱して5時間さらにかくはんした。水
1Lを加え、ジクロルメタン層を分液し、これを飽和炭
酸ナトリウム水溶液、亜硫酸水素ナトリウム水溶液、水
の順で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、
濃縮して固形物を得た。これをヘプタン、酢酸エチル
1:1の混合溶媒から再結晶して、2−アセトキシフル
オレン149gを得た。融点:130℃。
【0033】第3段階:酢酸330mlと無水酢酸11
0mlの溶液に2−アセトキシフルオレン70gを加
え、65℃まで加熱して溶解させた。この溶液に臭素1
25gを40分で滴下し、さらに1時間かくはんした。
反応混合物を水1Lに注いで析出した結晶をろ過して分
取した。乾燥した結晶をエタノール400ml、酢酸エ
チル300mlの混合溶液から再結晶して69gの2−
ブロモ−7−アセトキシフルオレンを得た。融点:13
0℃。
【0034】第4段階:2−ブロモ−7−アセトキシフ
ルオレン69g、水酸化リチウム9g、エチレングルコ
ール350mlの混合物を1時間還流した。反応混合物
を6N塩酸300mlに注いだ後、酢酸エチル350m
lで抽出した。この溶液を飽和炭酸ナトリウム水溶液で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧
蒸留により留去し、残査をクロロホルムから再結晶して
40gの2−ブロモ−7−ヒドロキシフルオレンを得
た。融点:183〜184℃。
【0035】第5段階:2−ブロモ−7−ヒドロキシフ
ルオレン7g、臭化ドデシル8g、炭酸カリウム4.4
g、ジメチルホルムアミド30mlの混合物を3時間還
流した。反応混合物に6N塩酸を加え、トルエンで抽出
した。溶液を水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、濃縮した。残査をアセトンから再結晶して11
gの2−ブロモ−7−ドデシルオキシフルオレンを得
た。相転移温度:Cr85 SA 92 Iso。
【0036】第6段階:2−ブロモ−7−ドデシルオキ
シフルオレン8g、トリメチルシリルアセチレン3.5
g、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム0.12g、ヨウ化銅0.03g、トリフェニルホス
フィン0.09g、トリエチルアミン100mlの混合
物を3時間還流した。反応混合物をろ過して不溶物を取
り除いた後、減圧下でトリエチルアミンを留去した。ト
ルエンを溶出溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで残査を精製して7.6gの2−ドデシルオキシ
−7−トリメチルシリルエチニルフルオレンを得た。融
点:80℃。
【0037】第7段階:2−ドデシルオキシ−7−トリ
メチルシリルエチニルフルオレン7.6g、水酸化ナト
リウム0.3g、水4ml、テトラヒドロフラン100
mlの混合物を60℃で8時間かくはんした。反応混合
物に水を加えて反応を終了させた。酢酸エチルで抽出
し、溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留
去して得られた残査を、溶出溶媒がトルエンであるシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、さらにエタ
ノールから再結晶して5.2gの2−ドデシルオキシ−
7−エチニルフルオレンを得た。相転移温度:Cr 7
4 SA 101Iso。
【0038】第8段階:p−ブロモ安息香酸150g、
(R)−2−オクタノール(光学純度99%ee以上)
95g、ジメチルアミノピリジン1gの塩化メチレン
(1.5L)溶液を氷浴で冷却した。この溶液に166
gのジシクロヘキシルカルボジイミドを数回に分けて加
えた後、室温で24時間かくはんした。不溶物をろ過し
て取り除いた後、濃縮して得られた残査を、溶出溶媒が
トルエンであるシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より精製し、さらに減圧蒸留して130gの(R)−p
−ブロモ安息香酸1−メチルヘプチルを得た。沸点:
(1.33hPa)133〜140℃。
【0039】第9段階:2−ドデシルオキシ−7−エチ
ニルフルオレン1.5g、(R)−p−ブロモ安息香酸
=1−メチルヘプチル1.3g、ジクロロビス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム0.03g、ヨウ化銅
0.007g、トリフェニルホスフィン0.02g、ト
リエチルアミン50mlの混合物を3時間還流した。不
溶物をろ過して取り除き、減圧下でトリエチルアミンを
留去した。溶出溶媒がトルエンであるシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで残査を精製し、さらにアセトンか
ら2回再結晶して1.5gの化合物[8]を得た。相転
移温度を化合物[8]の構造式の右側に記した。
【0040】実施例2.化合物[68]の製造 テロラヒドロフラン25mlに化合物[8]0.5g、
パラジウム炭素0.02gを加え、常圧で水素を吸収さ
せた。2時間後に水素の吸収が止まったので、反応混合
物をろ過して触媒を取り除き、さらに溶媒を留去した。
残査をアセトンから2回再結晶して0.4gの化合物
[68]を得た。相転移温度を化合物[68]の構造式
の右側に記した。
【0041】実施例3.化合物番号[47]の製造 第1段階:4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸1g、
(S)−(−)−6−エトキシ−1,1,1−トリフル
オロ−2−ヘキサノール(光学純度98%ee)1gの
ジクロロメタン(50ml)溶液に、ジシクロカルボジ
イミド1gを加え12時間室温でかくはんした。不溶物
をろ過して取り除き、溶液を6N塩酸、飽和炭酸ナトリ
ウム水溶液、水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を留去して得られた残査をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製して0.7gの(S)−
4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸1−トリフルオロメ
チル−5−エトキシペンチルを得た。
【0042】第2段階:2−ドデシルオキシ−7−エチ
ニルフルオレン0.65g、 (S)−4−ブロモ−2
−フルオロ安息香酸1−トリフルオロメチル−5−エト
キシペンチル0.7g、ジクロロビス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム0.014g、ヨウ化銅0.00
4g、トリフェニルホスフィン0.01g、トリエチル
アミン30mlを原料に用いて、実施例1における第9
段階と同様の方法により0.3gの化合物[47]を得
た。相転移温度は化合物[47]の構造式の右側に記し
た。
【0043】実施例4.化合物番号[127]の製造 第1段階:2−ブロモ−7−ヒドロキシフルオレン4g
のトリエチルアミン20mlとクロロホルム50mlの
溶液にテトラデカノイルクロリド4.1gを加え3時間
還流した。水50mlを加え、クロロホルム50mlで
抽出した。クロロホルム抽出層を6N塩酸、飽和炭酸ナ
トリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を留去して得られた残査をエタノールか
ら再結晶して6.2gの2−ブロモ−7−テトラデカノ
イルオキシフルオレンを得た。相転移温度:Cr 81
SA 94 Iso。
【0044】第2段階:2−ブロモ−7−テトラデカノ
イルオキシフルオレン6.2g、トリメチルシリルアセ
チレン2.5g、ジクロロビス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム0.18g、ヨウ化銅0.05g、トリ
フェニルホスフィン0.13g、トリエチルアミン10
0mlの混交物を2時間還流した。不溶物をろ過して取
り除き、トリエチルアミンを留去した。得られた残査を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、さ
らにエタノールから再結晶して5.9gの2−トリメチ
ルシリルエチニル−7−テトラデカノイルオキシフルオ
レンを得た。融点:89℃。
【0045】第3段階:2−トリメチルシリルエチニル
−7−テトラデカノイルオキシフルオレン4.9gのテ
トラヒドロフラン(200ml)溶液を−60℃に冷却
し、テトラブチルアンモニウムフロリドの1Nテトラヒ
ドロフラン溶液25mlを加え1時間かくはんした。−
30℃に温度を上げて水25mlを加え、ゆっくりと室
温にした後、さらに2時間かくはんした。トルエン10
0mlで抽出、6N塩酸、飽和炭酸ナトリウム水溶液で
洗浄して無水硫酸マグネシウムで乾燥した。シリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製し、エタノールから再
結晶して3.7gの2−エチニル−7−テトラデカノイ
ルオキシフルオレンを得た。相転移温度:Cr 74
SX 95 Iso。
【0046】第4段階:4−ブロモ−2−フルオロ安息
香酸5g、(R)−2−オクタノール3g、ジクロロメ
タン50mlの混合物を0℃に冷却して、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド5.7gとジメチルアミノピリジン
0.1gを加え、さらに室温で12時間かくはんした。
水を加えて分液し、ジクロルメタン層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残査を、溶
出溶媒がトルエンであるシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製して5.4gの(R)−4−ブロモ−2−
フルオロ安息香酸1−メチルヘキシルを得た。
【0047】第5段階:2−エチニル−7−テトラデカ
ノイルオキシフルオレン0.7g、(R)−4−ブロモ
−2−フルオロ安息香酸1−メチルヘキシル0.56
g、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム0.012g、ヨウ化銅0.0032g、トリフェニ
ルホスフィン0.009g、トリエチルアミン30ml
を用いて、実施例1における、第9段階と同様の方法で
化合物[127]を得た。相転移温度は化合物[12
7]の構造式の右側に記載した。
【0048】実施例5.化合物[136]の製造 化合物[127]0.5g、パラジウム炭素0.02
g、テロラヒドロフラン25mlの溶液に、常圧で水素
を吸収させた。2時間後に水素の吸収が止まったので、
反応混合物をろ過して触媒を取り除き、さらに溶媒を留
去した。残査をアセトンから2回再結晶して0.4gの
化合物[136]を得た。相転移温度は化合物[13
6]の構造式の右側に記した。
【0049】実施例6.化合物[16]の製造 第1段階:フルオレン102gのジクロルメタン(1
L)溶液を0℃に冷却し、無水塩化アルミニウム105
gを分割投入し、つぎにオクタノイルクロリド100g
を滴下した。0℃に保ちながら3時間かくはんした後、
反応混合物を6N塩酸1Lに注いだ。ジクロルメタンで
抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留
去して固形物を得た。これをヘプタンと酢酸エチルとを
混合した溶媒から再結晶し、158gの2−オクタノイ
ルフルオレンを得た。
【0050】第2段階:2−オクタノイルフルオレン1
58gとジエチレングリコール1Lを100℃に加して
溶液にした後、水酸化カリウム73g、ついでヒドラジ
ン65gを加えた。ディーンスタークで水を抜きながら
反応混合物が250℃になるまで6時間加熱かくはんし
た。水を加え、ジエチルエーテルで抽出した後、抽出液
層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
留去して得られた残査をエタノールから再結晶し、10
3gの2−オクチルフルオレンを得た。融点:64〜6
6℃。
【0051】第3段階:2−オクチルフルオレン10g
のクロロホルム(100ml)溶液に臭素1.8mlを
滴下した後、さらに4時間室温でかくはんした。飽和炭
酸ナトリウム水溶液100mlを加え、クロロホルム層
をチオ硫酸ナトリウム水溶液、水の順で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。残査をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(トルエン)と再結晶(アセトン)に
より精製して、2−ブロモ−7−オクチルフルオレン8
gを得た。融点:83〜85℃。
【0052】第4段階:実施例1における第6段階と同
様の方法により2−ブロモ−7−オクチルフルオレンと
トリメチルシリルアセチレンとをクロスカップリングさ
せ、さらに実施例1における第7段階と同様の方法で加
水分解させて、3gの2−エチニル−7−オクチルフル
オレンを得た。融点:74℃。
【0053】第5段階:2−エチニル−7−オクチルフ
ルオレン0.85g、4−ブロモ安息香酸1−メチルヘ
プチル0.93g、ジクロロビス(トリフェニルホスフ
ィン)パラジウム0.02g、ヨウ化銅0.006g、
トリフェニルホスフィン0.015g、トリエチルアミ
ン50mlを用いて、実施例1における第9段階と同様
の方法で化合物[16]を得た。相転移温度は化合物
[16]の構造式の右側に記載した。
【0054】実施例7.化合物[76]の製造 化合物[16]を実施例2と同様の方法で水素添加して
化合物[76]を得た。相転移温度は化合物[76]の
構造式の右側に記載した。実施例1から7と先に述べた
製造方法に従って製造できる化合物[1]から[150]を
構造式で示した。
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】実施例8.明確なヒステリシスを示す3安
定反強誘電性液晶組成物 以下の組成の反強誘電性液晶組成物(MIX1)、(M
IX2)を調製した。
【0071】
【0072】上記の組成物(MIX1)、(MIX2)
は相分離を起こすことなく、均一であった。相溶性は良
好である。この組成物の相転移温度を示す。組成物(M
IX1):Cr 不明 SCA* 110.1 SC*
112.7 SA 140.5 Iso。組成物(M
IX2):Cr 不明 SCA* 95.0 SA1
12.3 Iso。組成物(MIX1)と化合物[MH
POBC]のしきい値電圧を各温度で測定した結果を図
1に示す。組成物(MIX1)は、化合物[MHPOB
C]単独より非常に低いしきい値電圧を示し、その温度
依存性も非常に小さい。MIX1は明確なしきい値を有
する3安定状態光学応答を示した。
【0073】実施例9.無しきい値反強誘電性液晶組成
物 下記の液晶組成物(MIX3)を調製した。
【0074】
【0075】組成物(MIX3)の相転移温度を示す。
Cr 不明 SCA* 83.5SA 87.7 Is
o。75℃における三角波電圧に対する光学応答を図2
に示す。図2から分かるように、組成物(MIX3)は
ヒステリシスのない、V字状の光学応答を示した。
【0076】
【発明の効果】本発明の化合物(1)は、多くの場合
に、広い温度範囲で反強誘電相を示すか、反強誘電相を
示さない場合でも、潜在的な反強誘電性を有している。
この化合物は、他の反強誘電性液晶化合物と混合する際
に、相溶性に優れており、熱、光などに対して十分に安
定である。この化合物を成分とした反強誘電性液晶組成
物は非常に低いしきい値を示し、その温度依存性も非常
に小さいので、駆動電圧の低い表示素子を構成できる。
本発明の化合物を成分とした無しきい値反強誘電性液晶
組成物は、ヒステリシスがなく、V字状の光学応答を示
すことから、TFTなどのアクティブマトリクス方式と
組み合わせることによって階調表示が容易な表示素子を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は組成物(MIX1)と化合物[MHP
OBC]のしきい値電圧を各温度で測定した結果を示
す。
【図2】 図2は組成物(MIX3)の75℃における
三角波電圧に対する光学応答を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/141 G02F 1/141 Fターム(参考) 2H088 GA01 HA08 JA20 MA11 MA12 MA13 4H006 AA01 AA04 AB64 BJ50 BM10 BM30 BM71 BM72 BP10 BP30 4H027 BA07 BD01 BD02 BD05 BD08 BD22 DM08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で表される化合物。 (式中、R1は炭素数2から20のアルキルであり、こ
    のアルキル中の1つの−CH2−または隣接しない2つ
    の−CH2−はそれぞれ独立に−O−、−COO−、−
    C≡C−、または−CH=CH−で置き換えられてもよ
    く、 R2は炭素数1から10のアルキルであり、このア
    ルキル中のメチルはトリフルオロメチルまたはフルオロ
    メチルで置き換えられてもよく、Xは−C≡C−または
    −CH2CH2−であり、A1は1,4−フェニレン、また
    は少なくとも1つの水素が独立にフッ素、塩素、臭素、
    およびトリフルオロメチルの少なくとも1つで置き換え
    られた1,4−フェニレンであり、A2はメチル、エチ
    ル、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられたメ
    チル、または少なくとも1つの水素がフッ素で置き換え
    られたエチルであり、A3は単結合、−O−、または−
    COO−であり、mは0から10の整数であり、C*は
    不斉炭素を示す。)
  2. 【請求項2】 式(1)において、Xは−C≡C−であ
    る請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 式(1)において、Xは−CH2CH2
    である請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 式(1)において、R1は炭素数2から
    20のアルキルであり、このアルキル中の1つの−CH
    2−は−O−、−COO−、−C≡C−、または−CH
    =CH−で置き換えられてもよく、R2は炭素数1から
    10の直鎖アルキルであり、A2はメチルであり、A3
    単結合である請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 式(1)において、R1は炭素数2から
    20の直鎖アルキルであり、このアルキル中の1つの−
    CH2−は−O−、−COO−、−C≡C−、または−
    CH=CH−で置き換えられてもよく、R2は炭素数1
    から10の直鎖アルキルであり、A2はトリフルオロメ
    チルである請求項1に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の化
    合物を少なくとも1つ含有する液晶組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の化
    合物を少なくとも1つ含有する液晶組成物を用いて構成
    された液晶表示素子。
JP2001137383A 2001-05-08 2001-05-08 フルオレン誘導体、これを含有する反強誘電性液晶組成物およびこれを用いた液晶表示素子 Pending JP2002332262A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001137383A JP2002332262A (ja) 2001-05-08 2001-05-08 フルオレン誘導体、これを含有する反強誘電性液晶組成物およびこれを用いた液晶表示素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001137383A JP2002332262A (ja) 2001-05-08 2001-05-08 フルオレン誘導体、これを含有する反強誘電性液晶組成物およびこれを用いた液晶表示素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002332262A true JP2002332262A (ja) 2002-11-22

Family

ID=18984496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001137383A Pending JP2002332262A (ja) 2001-05-08 2001-05-08 フルオレン誘導体、これを含有する反強誘電性液晶組成物およびこれを用いた液晶表示素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002332262A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091266A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Dainippon Ink & Chem Inc 液晶材料の処理方法
CN115028522A (zh) * 2022-07-28 2022-09-09 杭州卢普生物科技有限公司 一种2,7-二羟基-9-芴酮的制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091266A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Dainippon Ink & Chem Inc 液晶材料の処理方法
CN115028522A (zh) * 2022-07-28 2022-09-09 杭州卢普生物科技有限公司 一种2,7-二羟基-9-芴酮的制备方法
CN115028522B (zh) * 2022-07-28 2023-10-24 杭州卢普生物科技有限公司 一种2,7-二羟基-9-芴酮的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920004141B1 (ko) 스멕틱 액정조성물
US6733690B1 (en) Laterally substituted curable liquid crystals
JP2000169403A (ja) 架橋シクロヘキサン誘導体および液晶媒体
KR100391860B1 (ko) 광가교결합성액정1,4-디옥산-2,3-디일유도체
FR2486955A1 (fr) Cristal liquide smectique de type a presentant une anisotropie dielectrique positive
US5204020A (en) Liquid crystal compounds
JPH1112202A (ja) フルオロシクロヘキサン誘導体および液晶媒体
JPH10291945A (ja) 誘電率異方性値が負の液晶性化合物、この液晶性化合物を含有する液晶組成物、及びこの液晶組成物を用いた液晶表示素子
JP2002332262A (ja) フルオレン誘導体、これを含有する反強誘電性液晶組成物およびこれを用いた液晶表示素子
JPH1112199A (ja) シクロヘキサン誘導体及び液晶媒体
US4668426A (en) Liquid crystalline substances
EP0504660A2 (de) Flüssigkristalline Verbindungen
JP4583752B2 (ja) Cf2oにより架橋した、アキシアルに置換されたシクロヘキサン誘導体
JPH08225562A (ja) キラル化合物
JP2000297051A (ja) 2,7−ジ置換フルオレン誘導体およびそれを含む液晶組成物
US6746728B1 (en) Compound having tetrahydronaphthalene skeleton and liquid crystal composition containing same
JP2000178211A (ja) フルオレン誘導体およびそれを含む液晶組成物
JP4395945B2 (ja) ジフルオロメチレン結合を有する反強誘電性液晶化合物およびそれを含む液晶組成物
JP2830361B2 (ja) 光学活性化合物及びこれを用いた強誘電性液晶組成物
JP2646262B2 (ja) ジフルオロアルキルシクロヘキシルベンゾニトリル誘導体
Byron et al. The Synthesis and Liquid Crystal Properties of certain 4′-Alkoxy-2, 2′, 3, 3′, 5, 5′, 6, 6′-octafluorobiphenyl-4-yl-trans-4-alkylcyclohexane-1-carboxylates
JP2002308860A (ja) チアジアゾール環含有化合物、それを含む液晶組成物およびそれを用いた液晶表示素子
JP2002069040A (ja) 光学活性フッ素置換ビフェニル誘導体
JP2938623B2 (ja) 新規なフェニルキノリン化合物、これを含む液晶組成物および光スイッチング素子
JP2002114764A (ja) ピペリジン環を有する反強誘電性液晶化合物