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JP2002330928A - 内視鏡システム - Google Patents

内視鏡システム

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Publication number
JP2002330928A
JP2002330928A JP2001141942A JP2001141942A JP2002330928A JP 2002330928 A JP2002330928 A JP 2002330928A JP 2001141942 A JP2001141942 A JP 2001141942A JP 2001141942 A JP2001141942 A JP 2001141942A JP 2002330928 A JP2002330928 A JP 2002330928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
distal end
guide
channel
treatment tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001141942A
Other languages
English (en)
Inventor
Rei Nakayama
玲 中山
Hideki Tsujitani
英樹 辻谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001141942A priority Critical patent/JP2002330928A/ja
Publication of JP2002330928A publication Critical patent/JP2002330928A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、湾曲部の湾曲がかかり難くなること
がなく、先端ガイド部の固着力の低下が無く、且つ先端
ガイド部を内視鏡の挿入部の先端部に容易に取付けるこ
とができる内視鏡システムを提供することを最も主要な
特徴とする。 【解決手段】処置具ガイド15に処置具14を挿通可能
な透孔24が設けられた先端ガイド部16を設け、先端
ガイド部16に固定されたワイヤ22を内視鏡のチャン
ネル10内を通して牽引することで、先端ガイド部16
を内視鏡の挿入部2の先端面に当接固定するワイヤ固定
具17を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の挿入部の
外周面側に沿わせて添設させた状態で処置具を支持する
処置具ガイドが内視鏡に固定された内視鏡システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡下で体腔内の生体組織に
処置を行う際には、内視鏡内に設けられた内視鏡チャン
ネル内に処置具を挿通し、この処置具を内視鏡チャンネ
ル内を通して体腔内に導き、処置を行うことが行なわれ
ている。ここで、内視鏡チャンネルの内径よりも大きい
外径の処置具を使用したい場合には、この大径の処置具
が挿通可能なチューブをメディカルテープやゴムバンド
等を用いて内視鏡の挿入部の基端部から先端部まで外付
け状態で添設し、そのチューブ内を通して大径の処置具
を体腔内に導き、処置を行う方法が行われている。
【0003】また、特開平5−307143号公報には
内視鏡の挿入部の先端部における湾曲部よりも前方位置
に先端ガイドが配設されるとともに、処置具のガイドチ
ューブが内視鏡の挿入部の外周面に沿って軸方向に移動
可能に配設された構成の処置具ガイドを備えた内視鏡シ
ステムが開示されている。ここで、処置具を内視鏡の挿
入部の先端部に導く際には、内視鏡の挿入部の先端ガイ
ドに処置具ガイドチューブの先端を当接させる。この状
態で、処置具をガイドチューブ内に挿入させることによ
り、処置具を内視鏡の挿入部の先端部に誘導できるよう
になっている。さらに、湾曲部を湾曲させる際には、ガ
イドチューブを基端側に退避させることにより、ガイド
チューブが湾曲部にかからない状態に切換え可能になっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡の挿入部の先端
部に湾曲部を有する内視鏡では、処置具挿通チューブを
メディカルテープやゴムバンド等を用いて内視鏡の挿入
部の基端部から先端部まで固定状態で添設した場合、湾
曲部とチューブとが一体となってしまう為、湾曲部が硬
くなり、湾曲がかかりにくくなってしまうという問題が
ある。
【0005】また、特開平5−307143号公報に示
される上記従来構成の内視鏡システムでは内視鏡の挿入
部の先端部に先端ガイドを固定する方法は、内視鏡の挿
入部の先端部に単に先端ガイドを若干圧入的に被嵌させ
ているのみであったり、内視鏡の挿入部の先端部に固定
機構を設けて先端ガイドを固定する方法などがとられて
いる。
【0006】しかしながら、内視鏡の挿入部の先端部に
先端ガイドを被嵌して固定する方法では、患者の体内へ
内視鏡を挿入する際、或いは内視鏡を操作する際に先端
ガイドの固着力が低下し、緩みなどが生じる可能性があ
る。
【0007】また、内視鏡の挿入部の先端部に固定機構
を設けて固定する方法では、細径化が進んでいる内視鏡
においては、そのような特別な固定機構を設けること自
体が非常に困難である。さらに、上記のような固定機構
が備わった内視鏡にしか外付けの処置具を取付けること
ができないという点で汎用性に欠けるという問題があ
る。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、湾曲部の湾曲がかかりにくくなること
がないうえ、先端ガイド部の固着力の低下が無く、且つ
先端ガイド部を内視鏡の挿入部の先端部に容易に取付け
ることができる内視鏡システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、管腔内に挿入される挿入部内に
チャンネルを有する内視鏡と、この内視鏡に固定され、
処置具を前記挿入部の外周面側に沿わせて添設させた状
態で支持する処置具ガイドとを備えた内視鏡システムに
おいて、前記処置具ガイドに前記処置具を挿通可能な透
孔が設けられた先端ガイド部を設け、先端部が前記先端
ガイド部に固定された牽引部材を前記内視鏡のチャンネ
ルの先端側開口部から前記チャンネル内を通して前記チ
ャンネルの基端側開口部まで挿通させた状態で、前記牽
引部材を牽引することで、前記先端ガイド部を前記内視
鏡の挿入部の先端面に当接固定する固定手段を設けたこ
とを特徴とする内視鏡システムである。そして、本請求
項1の発明による内視鏡システムでは、先端部が先端ガ
イド部に固定された牽引部材の基端側を、内視鏡チャン
ネルの先端側開口部から内視鏡チャンネル内を通して内
視鏡チャンネルの基端側開口部まで挿通した状態で、牽
引部材を牽引固定することで、先端ガイド部を内視鏡の
挿入部の先端面に当接固定する。この状態で、先端ガイ
ド部の透孔に処置具を挿通し、内視鏡の視野内に処置具
を挿入させた状態で、患部の処置を行うようにしたもの
である。
【0010】請求項2の発明は、前記内視鏡は前記チャ
ンネルの基端側開口部に前記牽引部材を係脱可能に固定
する牽引部材固定部を設けたことを特徴とする請求項1
に記載の内視鏡システムである。そして、本請求項2の
発明では、内視鏡チャンネルの基端側開口部の牽引部材
固定部に牽引部材を係脱可能に固定するようにしたもの
である。
【0011】請求項3の発明は、前記先端ガイド部は前
記内視鏡の観察を妨げない観察窓が形成されていること
を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の内視
鏡システムである。そして、本請求項3の発明では、先
端ガイド部の観察窓を通して内視鏡観察できるようにし
たものである。
【0012】請求項4の発明は、前記先端ガイド部は前
記内視鏡の挿入部の先端部が嵌合可能な凹部が形成さ
れ、前記凹部に前記内視鏡の先端部を嵌合させることに
より、前記内視鏡の先端部に先端ガイド部を強固に固定
する固定手段が形成されていることを特徴とする請求項
3に記載の内視鏡システムである。そして、本請求項4
の発明では、先端ガイド部の凹部に内視鏡の挿入部の先
端部を嵌合させることにより、内視鏡の先端部に先端ガ
イド部を強固に固定するようにしたものである。
【0013】請求項5の発明は、前記牽引部材はチュー
ブによって形成され、且つ前記先端ガイド部は前記チュ
ーブの開口部が形成されていることを特徴とする請求項
1から4のいずれかに記載の内視鏡システムである。そ
して、本請求項5の発明では、先端ガイド部のチューブ
の開口部に牽引部材のチューブを連通させることによ
り、牽引部材のチューブ内を通して先端ガイド部の開口
部から吸引、送水、送気などを行なうことができるよう
にしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図6を参照して説明する。図1は本実施の形
態の内視鏡システムを示すもので、1は内視鏡の本体で
ある。この内視鏡本体1には管腔内に挿入される細長い
挿入部2と、この挿入部2の基端部に連結された手元側
の操作部3とが設けられている。
【0015】さらに、内視鏡の挿入部2は、細長で可撓
性を有する可撓管部4と、この可撓管部4の先端に連設
された湾曲部5と、この湾曲部5の先端に連設された先
端部6とによって構成されている。
【0016】また、図2に示すように挿入部2の先端部
6における先端面7には、観察光学系の観察窓8と、照
明レンズが配設された照明窓9と、挿入部2の内部に形
成された内視鏡チャンネル10の先端側開口部10aな
どが配設されている。さらに、挿入部2の内部には処置
具の挿通路や、液体等の通路となる内視鏡チャンネル1
0の他、イメージガイドファイバーや、ライトガイドフ
ァイバー等が内蔵されている。ここで、イメージガイド
ファイバーの先端部は観察窓8の内面側に、ライトガイ
ドファイバーの先端部は照明窓9の照明レンズの内面側
にそれぞれ対向配置されている。
【0017】また、内視鏡の手元側の操作部3には、内
視鏡チャンネル10の基端側に連通されるチャンネル口
体11が突設されている。このチャンネル口体11には
内視鏡チャンネル10の基端側開口部10bが設けられ
ている。さらに、操作部3には、湾曲部5の湾曲操作を
行う湾曲レバー12が設けられているとともに、ユニバ
ーサルコード13の一端部が連結されている。このユニ
バーサルコード13の他端部には図示しない光源装置に
着脱可能に連結されるコネクタが連結されている。
【0018】また、本実施の形態の内視鏡システムには
内視鏡本体1の挿入部2に外付けされる処置具14を挿
入部2の外周面側に沿わせて添設させた状態で支持する
処置具ガイド15が設けられている。この処置具ガイド
15は、先端ガイド部16と、管状のワイヤ固定具(固
定手段)17と、複数、本実施の形態では2つのチャン
ネル固定具18と、チャンネルチューブ19とから構成
されている。
【0019】また、図3(B)に示すように先端ガイド
部16には、2つの円形部20a,20bを並べて接合
させた略ひょうたん形のベース部材20が設けられてい
る。このベース部材20の一方の円形部20aの内面側
には図3(A)に示すように挿入部2の先端部6に嵌合
可能な凹部21が形成されている。そして、このベース
部材20の凹部21が内視鏡の挿入部2の先端部6に嵌
合することで先端ガイド部16を内視鏡の挿入部2の先
端部6に固定することができるようになっている。
【0020】さらに、先端ガイド部16の凹部21の内
底部には内視鏡の先端面7における内視鏡チャンネル1
0の先端側開口部10aと対応する位置にワイヤ(牽引
部材)22の先端部が固定されている。このワイヤ22
の長さは例えば内視鏡の挿入部2の長さよりも長い長さ
に設定されている。さらに、先端ガイド部16の凹部2
1の内底部には内視鏡の先端面7における観察窓8およ
び照明窓9と対応する位置に先端窓23が設けられてい
る。そして、内視鏡の先端面7に先端ガイド部16を当
接させた際に、先端面7の観察窓8および照明窓9が先
端ガイド部16の先端窓23と対向配置され、先端面7
の観察窓8および照明窓9がベース部材20により遮蔽
されないようになっている。なお、先端窓23は透明の
カバーガラス等で形成されていても、透孔になっていて
も良い。
【0021】また、ベース部材20の他方の円形部20
bには、処置具14の外径寸法よりも大径な先端部透孔
24が形成されている。そして、この先端ガイド部16
の先端部透孔24には処置具14の先端部が挿通可能に
なっている。
【0022】また、ワイヤ固定具17には図4に示すよ
うに管状の支軸部25の一端部側に取付ねじ部26、他
端部側にワイヤ固定部27がそれぞれ配設されている。
そして、ワイヤ固定具17の管内には先端ガイド部16
のワイヤ22が挿通可能になっている。
【0023】さらに、ワイヤ固定具17の取付ねじ部2
6には支軸部25の一端部側にねじ止めされた細管状の
支持管28と、この支持管28に回転自在に、かつ軸方
向に移動自在に支持された略円筒状の大径な回転部材2
9とが設けられている。この回転部材29の先端部内周
面には内視鏡の手元側の操作部3におけるチャンネル口
体11に螺着される雌ねじ部30が形成されている。こ
こで、内視鏡の操作部3のチャンネル口体11には内視
鏡チャンネル10の基端側開口部10bの周縁部位に雄
ねじ部が形成されている。そして、チャンネル口体11
の雄ねじ部に回転部材29の雌ねじ部30を螺着するこ
とにより、取付ねじ部26が操作部3のチャンネル口体
11に取付けられ、内視鏡チャンネル10の基端側開口
部10bに取付け可能となっている。
【0024】また、ワイヤ固定具17のワイヤ固定部2
7には円筒状の固定ゴム31と、この固定ゴム31を保
持する円筒状の保持部材32と、ゴム31を締め付け操
作する締め付け操作部材33とが設けられている。ここ
で、締め付け操作部材33の基端部内周面には保持部材
32の基端部外周面に形成された雄ねじ部32aに螺着
される雌ねじ部33aが形成されている。さらに、締め
付け操作部材33の先端部には固定ゴム31を保持部材
32に押し付け操作する押し付け部33bが形成されて
いる。そして、締め付け操作部材33を回転操作するこ
とにより、この締め付け操作部材33の押し付け部33
bによって固定ゴム31を締め付け操作する締め付け位
置と、固定ゴム31への締め付けを解除する締め付け解
除位置とに切換え可能になっている。ここで、締め付け
操作部材33が締め付け解除位置で保持されている状態
ではワイヤ固定具17の管内に軸方向に沿ってワイヤ2
2が挿通可能になっている。そして、締め付け操作部材
33が締め付け方向に回転操作されると締め付け操作部
材33の内部のゴム31が締め付けられ、ワイヤ22を
固定可能となっている。
【0025】また、チャンネル固定具18には、挿入部
2の外周面に着脱可能に係止される係止リング部34が
設けられている。この係止リング部34の内径寸法は内
視鏡の挿入部2の外径寸法と略同径に設定されている。
さらに、この係止リング部34の外周面にはチャンネル
チューブ19を保持する保持リング35が突設されてい
る。ここで、保持リング35は係止リング部34の側方
に、挿入部2の軸方向に対して直交する方向に突出され
ている。
【0026】また、保持リング35には、チャンネルチ
ューブ19が軸方向に移動するのに十分な大きさの径を
有するチューブ挿通孔36が設けられている。そして、
図1に示すように、複数のチャンネル固定具18を挿入
部2に係合させた際に、最先端のチャンネル固定具18
は、湾曲部5の手前(手元側)に固定されている。
【0027】また、チャンネルチューブ19には、内部
に処置具14を挿通可能なチューブ本体37と、このチ
ューブ本体37の先端に配設された口金38とが設けら
れている。さらに、チャンネルチューブ19の口金38
にはチャンネル固定具18の保持リング35のチューブ
挿通孔36の内径よりも大径のフランジ38aが形成さ
れている。そして、チャンネルチューブ19は複数のチ
ャンネル固定具18の保持リング35内に挿通された状
態で、挿入部2に添設されるようになっている。このと
き、チャンネルチューブ19は、図5中に実線で示すよ
うにチャンネルチューブ19の口金38のフランジ38
aが最先端位置のチャンネル固定具18の前端部に突き
当てられた後退位置と、図5中に仮想線で示すように口
金38のフランジ38aが先端ガイド部16と突き当た
る前進位置との間でスライド可能に支持されている。
【0028】また、処置具14にはワイヤー状で細長
く、可撓性の高い軸部39と、この軸部39の先端部に
配設された把持鉗子などの処置部40と、軸部39の基
端部に配設された手元側の操作ハンドル部41とが設け
られている。この操作ハンドル部41には軸方向にスラ
イド可能なスライダ42が設けられている。そして、ス
ライダ42のスライド操作にともない処置部40が開閉
操作されるようになっている。
【0029】次に、上記構成の内視鏡システムの作用に
ついて説明する。本実施の形態の内視鏡システムの使用
時に、内視鏡チャンネル10の内径寸法よりも外径寸法
が大きい処置具14を使用する際には、図1に示すよう
に、まず、複数のチャンネル固定具18を挿入部2の外
周面に係合させて取付ける。その際、最先端のチャンネ
ル固定具18は、湾曲部5の手前に配置された状態で固
定される。
【0030】続いて、チャンネルチューブ19の基端側
を最先端のチャンネル固定具18の保持リング35のチ
ューブ挿通孔36に挿通し、さらに後方位置のチャンネ
ル固定具18の保持リング35のチューブ挿通孔36に
挿通させた状態にセットする。このとき、チャンネルチ
ューブ19は、複数のチャンネル固定具18によってス
ライド可能に支持されている。
【0031】その後、先端ガイド部16を内視鏡の挿入
部2の先端部6に取付ける。このとき、先端ガイド部1
6のワイヤ22の基端部を内視鏡チャンネル10の先端
側開口部10aから内視鏡チャンネル10内に挿通し、
内視鏡の手元側の操作部3側まで延出させる。さらに、
このワイヤ22の延出端部を内視鏡チャンネル10の基
端側開口部10bからワイヤ固定具17の管内を通して
外部側に延出させる。このとき、ワイヤ固定具17の締
め付け操作部材33は締め付け解除位置で保持されてい
る。
【0032】この状態で、ワイヤ22の延出端部を牽引
することにより、内視鏡の挿入部2の先端部6に先端側
ガイド部16のベース部材20を当接させ、ベース部材
20の凹部21を内視鏡の挿入部2の先端部6に嵌合さ
せる。その後、内視鏡の手元側の操作部3のチャンネル
口体11に取付けられたワイヤ固定具17の固定部27
の締め付け操作部材33を締め付け方向に回転操作させ
る。このとき、締め付け操作部材33が締め付け方向に
回転操作されると締め付け操作部材33の内部のゴム3
1が軸方向に押圧されて締め付けられ、このゴム31の
内径寸法が小さくなる方向に弾性変形する。そして、こ
のゴム31の内周部分がワイヤ22に圧接されてワイヤ
22が軸方向に移動不能な状態に固定される。これによ
り、このワイヤ22を介して内視鏡の挿入部2の先端部
6に先端側ガイド部16が固定される。
【0033】その後、チャンネルチューブ19をチャン
ネル固定具18の保持リング35のチューブ挿通孔36
内に挿通させ、挿入部2に添設させた状態でスライド自
在に取付ける。このとき、チャンネルチューブ19の口
金38が最先端位置のチャンネル固定具18の前方に位
置するようにセットされる。この状態で、チャンネルチ
ューブ19内に処置具14が挿通される。
【0034】この処置具14の挿通作業時には処置具1
4の挿通前に、予めチャンネルチューブ19を前方へス
ライドさせる。これにより、図5中に仮想線で示すよう
に口金38のフランジ38aが先端ガイド部16と突き
当たる前進位置まで移動させる。この状態で、処置具1
4をチャンネルチューブ19内に挿通し、この処置具1
4の先端部の処置部40をチャンネルチューブ19の口
金38から先端ガイド部16の先端部透孔24内を通し
て前方に延出させる。そして、この処置具14の先端の
処置部40を内視鏡視野内に位置させた状態で、この処
置具14の先端部の処置部40を患部へ誘導し、処置具
14の手元側の操作ハンドル部41にて処置具14の先
端の処置部40を操作する。
【0035】さらに、処置具14の先端の処置部40を
内視鏡視野内に誘導した後に、内視鏡の湾曲部5の湾曲
操作が必要になった場合は、チャンネルチューブ19を
手元側に引っ張り操作して図5中に実線で示すようにチ
ャンネルチューブ19の口金38のフランジ38aを最
先端位置のチャンネル固定具18の前端部に突き当てる
後退位置に移動させる。この操作によってチャンネルチ
ューブ19を湾曲部5の湾曲範囲から退避させた状態
で、図6に示すように内視鏡の湾曲部5の湾曲操作を行
う。
【0036】また、処置具14を交換する際は、まずチ
ャンネルチューブ19を処置具14に添って前方に押出
操作して図5中に仮想線で示すように口金38のフラン
ジ38aが先端ガイド部16と突き当たる前進位置まで
移動させる。この状態で、チャンネルチューブ19内の
処置具14を外部に引き抜いたのち、他の処置具14を
チャンネルチューブ19内に挿入させる処置具14の交
換作業を行う。
【0037】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では処置具14の
移動をガイドする先端ガイド部16のワイヤ22を内視
鏡チャンネル10内を通して手元側に牽引し、ワイヤ固
定具17にてワイヤ22を軸方向に移動不能な状態に固
定することにより、このワイヤ22を介して内視鏡の挿
入部2の先端部6に先端側ガイド部16を固定すること
ができる。そのため、患者の体内へ内視鏡を挿入する
際、或いは内視鏡を操作する際に先端ガイド部16の固
着力が低下したり、緩みなどが生じるおそれがない。
【0038】さらに、内視鏡の挿入部2の先端部6に先
端側ガイド部16を取付ける作業時には先端側ガイド部
16のベース部材20の凹部21を内視鏡の挿入部2の
先端部6に嵌合させた後、先端ガイド部16のワイヤ2
2を内視鏡チャンネル10内を通して手元側に牽引し、
ワイヤ固定具17にてワイヤ22を軸方向に移動不能な
状態に固定することにより、このワイヤ22を介して内
視鏡の挿入部2の先端部6に先端側ガイド部16を固定
させるようにしているので、先端側ガイド部16を内視
鏡先端部6に容易に取付けることができる。
【0039】また、内視鏡の湾曲部5の湾曲操作時に
は、チャンネルチューブ19を手元側に引っ張り操作し
て図5中に実線で示すようにチャンネルチューブ19の
口金38のフランジ38aを最先端位置のチャンネル固
定具18の前端部に突き当てる後退位置に移動させる。
この操作によってチャンネルチューブ19を湾曲部5の
湾曲範囲から退避させた状態で、図6に示すように内視
鏡の湾曲部5の湾曲操作を行うことができるので、内視
鏡の湾曲部5の湾曲がかかりにくくなることがない。
【0040】また、図7および図8(A),(B)は本
発明の第2の実施の形態を示すものである。本実施の形
態は前述した第1の実施の形態(図1乃至図6参照)の
内視鏡システムにおける処置具ガイド15の先端ガイド
部16の構成を次の通り変更したものである。
【0041】すなわち、本実施の形態の処置具ガイド1
5では第1の実施の形態の先端ガイド部16のワイヤ2
2に代えて図8(A),(B)に示すようにチャンネル
チューブ51によって先端ガイド部16の牽引部材が形
成されている。また、先端ガイド部16のベース部材2
0にはこのチャンネルチューブ51に連通するチャンネ
ルチューブ開口部52が形成されている。このチャンネ
ルチューブ51の外径寸法は内視鏡チャンネル10の内
径寸法よりも小径に形成されている。
【0042】さらに、このチャンネルチューブ51の基
端側には図示しない吸引、送水、送気等を行う機器に接
続されたチューブ53が接続されている。そして、この
チューブ53からチャンネルチューブ51に吸引、送
水、送気等を行うようになっている。
【0043】次に、上記構成の本実施の形態の作用につ
いて説明する。本実施の形態では、前述の第1の実施形
態の内視鏡システムと同様の作用が行なわれるととも
に、これに加えて、吸引、送水、送気等を行う機器に接
続されたチューブ53を内視鏡チャンネルチューブ51
の基端側に接続することにより、この内視鏡チャンネル
チューブ51を介して吸引、送水、送気等が行なわれ
る。
【0044】そこで、本実施の形態では吸引、送水、送
気等を行う機器から延出したチューブ53を内視鏡チャ
ンネルチューブ51の基端部に接続し、内視鏡チャンネ
ルチューブ51を介して吸引、送水、送気等を行いなが
らの処置が可能となる。そのため、内視鏡的手技の安全
性および処置性が向上し、さらに適用症例の拡大を図る
ことができる効果がある。
【0045】また、図9(A)は立体視硬性鏡61と、
処置具62,63とを組合せて使用する内視鏡システム
64を示すものである。この立体視硬性鏡61には略直
管状の挿入部65が設けられている。この挿入部65の
少なくとも先端部近傍には図9(C)に示すように2つ
の円筒体66a,66bを並列に並べて略8の字状の形
状に成形された硬性パイプ66が配設されている。
【0046】さらに、この立体視硬性鏡61には独立し
た左右の対物光学系67,68が設けられている。これ
ら2つの対物光学系67,68は全く同一構成になって
いる。そして、左側の対物光学系67は左側の円筒体6
6a、右側の対物光学系68は右側の円筒体66bにそ
れぞれ収納されている。なお、この硬性パイプ66は、
8の字状に一体的に成形された中空の硬性パイプでも良
いし、2つの円筒体66a,66bを横に並べて半田や
接着剤等で固着したものでも良い。
【0047】また、各対物光学系67,68の周囲に
は、リング状に成形されたライトガイドファイバー6
9,70が密に配置されている。さらに、挿入部65の
基端部には、対物光学系67,68の画像を撮影するた
めの図示しないCCDカメラヘッドを内蔵した把持部7
1が連結されている。
【0048】また、この把持部71には、映像電気信号
を伝達するための電線(図示しない)やライトガイドフ
ァイバー69,70を延設するためのケーブル72が接
続されている。このケーブル72の後端部には、通常の
内視鏡と同様の構成のライトガイドコネクター(図示し
ない)や、カメラコネクター(図示しない)が接続され
ており、光源装置、TVカメラ装置、モニター等との組
合わせにおいて観察が可能である。
【0049】また、硬性パイプ66の最先端部には、硬
性パイプ66の凹部の側面を略円環状に取り巻く薄板状
で硬質のリング部材73が設けられている。このリング
部材73は硬性パイプ66に対して半田や、接着で固着
されている。これにより、硬性パイプ66の凹部とリン
グ部材73との間に処置具挿通用孔74,75が形成さ
れている。そして、図9(A)に示すように各処置具挿
通用孔74,75に処置具62,63をそれぞれ挿通し
て使用することができる。
【0050】なお、リング部材73は丸棒材を円形状に
曲げたものでも良く、或いは硬性パイプ66の凹部の片
側面のみを半円状に取り巻くように設けても良い。
【0051】次に、上記構成の内視鏡システム64の作
用について説明する。上記構成の内視鏡システム64の
使用時には例えば、脳神経外科等で内視鏡下に手術を行
う場合、図9(A)に示すように立体視硬性鏡61や、
処置具62,63は体表面が開口した深い穴状の術部H
に挿入して使用する。このとき、各処置具62,63は
挿入部65の先端部の硬性パイプ66の凹部とリング部
材73との間の処置具挿通用孔74,75内に挿通され
る。この状態で、各処置具62,63が操作される。そ
のため、各処置具62,63の操作時にはリング部材7
3が支点になり、挿入部65の軸方向に対して斜めに各
処置具62,63を挿入することが可能となる。
【0052】そこで、上記構成の内視鏡システム64に
あっては次の効果を奏する。すなわち、上記構成の立体
視硬性鏡61の使用時には挿入部65の先端部の硬性パ
イプ66の凹部とリング部材73との間の処置具挿通用
孔74,75内に各処置具62,63が挿入された状態
で、使用される。このとき、各処置具62,63の操作
時にはリング部材73が支点になり、挿入部65の軸方
向に対して斜めに各処置具62,63を挿入することが
できるので、処置具62,63の操作の自由度が大きい
にも関わらず、操作が容易で、狙い通りの場所に処置具
62,63を誘導することが可能である。
【0053】また、リング部材73で処置具62,63
の先端が保持されるので処置具62,63が立体視硬性
鏡61から離れることがなく、安全に処置具62,63
を操作でき、処置具62,63を見失ってしまう(立体
視硬性鏡61の内視鏡画像から見えなくなってしまう)
こともない。
【0054】さらに、立体視硬性鏡61の左右の対物光
学系67,68には不要のスペース(従来は活用してい
なかったデッドスペース)を処置具挿通用孔74,75
として使用するため、省スペースでの内視鏡下手術が可
能となる効果がある。
【0055】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 内視鏡挿入部内に内視鏡チャンネルを有
する内視鏡と、前記内視鏡に固定され、前記内視鏡挿入
部の外周側に沿わせた処置具を前記内視鏡挿入部に添設
可能とする処置具ガイドを有する内視鏡システムにおい
て、前記処置具ガイドは、前記処置具を挿通可能な透孔
が設けられた先端ガイド部、及び前記先端ガイド部から
延出されたワイヤを有すると共に、前記ワイヤを内視鏡
挿入部の先端面に形成された内視鏡チャンネルの先端側
開口部から内視鏡チャンネルを介して内視鏡チャンネル
の基端側開口部まで挿通した状態で、ワイヤを牽引固定
することで、前記先端ガイドを前記内視鏡挿入部の先端
面に当接、固定したことを特徴とする内視鏡システム。
【0056】(付記項2) 前記ワイヤは、前記内視鏡
チャンネルの基端側開口部に固定したことを特徴とする
付記項1記載の内視鏡システム。
【0057】(付記項3) 前記先端ガイドには、内視
鏡の観察を妨げない観察窓が形成されていることを特徴
とする付記項1、2記載の内視鏡システム。
【0058】(付記項4) 前記先端ガイドには、内視
鏡の先端部が嵌合可能な凹部が形成され、前記凹部と内
視鏡の先端部が嵌合することにより、より強固に内視鏡
の先端部に先端ガイドを固定可能としたことを特徴とす
る付記項3記載の内視鏡システム。
【0059】(付記項5) 前記ワイヤの変わりにチュ
ーブが先端ガイドから延出され、且つ先端ガイドには、
前記チューブの開口部が形成されたことを特徴とする付
記項1から4記載の内視鏡システム。
【0060】(付記項6) 対物光学系を2つ有する立
体視硬性鏡において、少なくとも挿入部先端部近傍が円
筒を2つ並列に並べた形状に成形され、最先端部には挿
入部側面を略円環状に取り巻く薄板上のリング部材を設
け、挿入部の凹部と前記リング部材との間に処置具挿通
用の空間を設けたことを特徴とする立体視硬性鏡。
【0061】(付記項1〜5の従来技術) 一般に、内
視鏡下で処置を行う際には、内視鏡内に設けられた内視
鏡チャンネル内に処置具を挿通し、処置を行うが、内視
鏡チャンネル内径よりも大きい外径の処置具を使用した
い場合には、処置具が挿通可能なチューブをメディカル
テープやゴムバンド等を用いて内視鏡挿入部の基端部か
ら先端部まで添設し、そのチューブ内を介して処置を行
う方法が行われていた。しかし、湾曲部を有する内視鏡
においては、上記のようなチューブを内視鏡挿入部に添
設した場合、湾曲部とチューブとが一体となってしまう
為、湾曲がかかりにくくなってしまうという問題があっ
た。
【0062】その問題点を解決する手段として、特開平
5−307143号公報に示されるような、処置具を内
視鏡先端部に導く際には、内視鏡先端部に配設された先
端ガイドにチューブ先端を当接させ、処置具を内視鏡先
端部に誘導できると共に、湾曲部を湾曲させる際には、
チューブが湾曲部にかからない様にチューブを基端側に
退避させることが可能な処置具ガイドを備えた内視鏡シ
ステムが開示されている。
【0063】(付記項1〜5が解決しようとする課題)
特開平5−307143号公報に示されるような内視
鏡システムにおける先端ガイドの内視鏡先端部への固定
方法は、単に内視鏡先端部に若干圧入的に被嵌させてい
るのみであったり、内視鏡先端部に固定機構を設けて先
端ガイドを固定する方法がとられていた。被嵌して固定
する方法では、患者の体内へ内視鏡を挿入する際および
内視鏡を操作する際に先端ガイドの固着力が低下し、緩
みなどが生じる可能性が考えられた。また内視鏡先端部
に固定機構を設けて固定する方法では、細径化が進んで
いる内視鏡においては、そのような機構を設けることは
非常に困難であり、さらに、上記のような機構が備わっ
た内視鏡にしか取付かないという点で汎用性に欠けると
いう問題があった。
【0064】(付記項1〜5の目的) 本発明は上記事
情に着目してなされたもので、先端ガイドの固着力の低
下が無く、且つ容易に先端ガイドを内視鏡先端部に取付
けることが可能な処置具ガイドを備えた内視鏡システム
を提供することを目的としている。
【0065】(付記項1〜5の作用) 前記目的を達成
するため本発明による内視鏡システムは、まず、先端ガ
イドから延出したワイヤの基端側を、内視鏡挿入部の先
端面に形成された内視鏡チャンネルの先端側開口部から
内視鏡チャンネルを介して内視鏡チャンネルの基端側開
口部まで挿通した状態で、ワイヤを牽引固定すること
で、先端ガイドを内視鏡先端面に当接固定する。この状
態で、先端ガイドに設けられた先端部透孔に処置具を挿
通し、内視鏡視野内に処置具を位置させた状態で、患部
の処置を行う。
【0066】(付記項1〜5の効果) 本発明によれ
ば、先端ガイドの固着力の低下が無く、内視鏡的手技の
安全性の向上を図ることができ、且つ先端ガイドを内視
鏡先端部へ容易に取付けることができる。
【0067】(付記項6の従来技術) 近年、内視鏡の
観察像を見ながら処置具を用いて遠隔的に行う手術が普
及してきている。内視鏡画像を手術に用いるためには画
像の遠近感が重要であり、人間の目で直接見た場合と同
じ感覚を得る必要があるため、立体視可能な内視鏡も開
発されている。立体的な画像を得る方法としては様々あ
るが、人間が左右の眼で立体視を行うのと同様に、内視
鏡の対物光学系を左右独立して2つ設け、それぞれの光
学系より得られた画像を処置して立体画像を得る方法が
最もポピュラーである。
【0068】(付記項6が解決しようとする課題) 脳
神経外科等で内視鏡下に手術を行う場合、内視鏡や処置
具は体表面が開口した深い穴状の術部に挿入して使用す
るが、処置具を不用意に動かすと内視鏡の視野から外れ
てしまったり、脳などの組織を損傷する恐れがある。従
来の立体視硬性鏡では処置具挿通管路が全く設けられて
いないか、挿入部全長に渡って内蔵されていた。処置具
挿通管路が設けられていない場合には処置具を支える支
点が無いために操作が非常に煩わしく、処置具が不意に
大きく動いてしまったり、狙い通りの場所に誘導するこ
とが困難であった。また、指にかかる負担も大きかっ
た。一方、処置具挿通管路が内蔵されている場合には安
全性は高いが、挿入部の長手軸に沿って真っ直ぐ前方に
しか処置具を突き出すことができないため、処置能力に
限界があった。
【0069】(付記項6の目的) 処置具との組合せ使
用において、安全性が高く、処置具の操作性も損なわれ
ない立体視硬性鏡の提供。
【0070】(付記項6の作用) 挿入部の凹部とリン
グ部材との間の空間に処置具を挿通し、処置具を操作す
る。リング部材が支点になり、挿入部長手軸に対して斜
めに処置具を挿入することが可能。先端部から処置具が
離れることも無い。
【0071】(付記項6の効果) リング部材が支点に
なり、挿入部長手軸に対して斜めに処置具を挿入するこ
とが可能なので、処置具操作の自由度が大きいにも関わ
らず、操作が容易で狙い通りの場所に処置具を誘導する
ことが可能である。また、リング部材で処置具の先端が
保持されるので処置具が内視鏡から離れることがなく、
安全に処置具を操作でき、処置具を見失ってしまう(内
視鏡画像から見えなくなってしまう)こともない。
【0072】立体視硬性鏡の光学系には不要のスペース
(従来は活用していなかったデッドスペース)を処置具
挿通用の空間として使用するため、省スペースでの内視
鏡下手術が可能である。
【0073】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、処置具ガイド
に処置具を挿通可能な透孔が設けられた先端ガイド部を
設け、先端部が先端ガイド部に固定された牽引部材を内
視鏡のチャンネルの先端側開口部からチャンネル内を通
してチャンネルの基端側開口部まで挿通させた状態で、
牽引部材を牽引することで、先端ガイド部を内視鏡の挿
入部の先端面に当接固定する固定手段を設けたので、先
端ガイドの固着力の低下が無く、内視鏡的手技の安全性
の向上を図ることができ、且つ先端ガイドを内視鏡先端
部へ容易に取付けることができる。
【0074】請求項2の発明によれば、内視鏡チャンネ
ルの基端側開口部の牽引部材固定部によって牽引部材を
係脱可能に固定することができる。
【0075】請求項3の発明によれば、先端ガイド部の
観察窓を通して内視鏡観察することができる。
【0076】請求項4の発明によれば、先端ガイド部の
凹部に内視鏡の挿入部の先端部を嵌合させることによ
り、内視鏡の先端部に先端ガイド部を強固に固定するこ
とができる。
【0077】請求項5の発明によれば、先端ガイド部の
チューブの開口部に牽引部材のチューブを連通させるこ
とにより、牽引部材のチューブ内を通して先端ガイド部
の開口部から吸引、送水、送気などを行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の内視鏡システム
における内視鏡本体に取り付けた処置具ガイドに処置具
を挿通させた状態を示す斜視図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡システムにおける
内視鏡の挿入部の先端部を示す斜視図。
【図3】 (A)は第1の実施の形態の内視鏡システム
における先端ガイド部の要部構成を示す縦断面図、
(B)は先端ガイド部の正面図。
【図4】 第1の実施の形態の内視鏡システムにおける
ワイヤ固定具の一部を断面にして示す要部の側面図。
【図5】 第1の実施の形態の内視鏡システムにおける
処置具ガイドに処置具を挿通させた状態を一部を断面に
して示す要部の側面図。
【図6】 第1の実施の形態の内視鏡システムにおける
内視鏡の湾曲部を湾曲させた状態を説明するための斜視
図。
【図7】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡システム
における内視鏡本体に取り付けた処置具ガイドに処置具
を挿通させた状態を示す斜視図。
【図8】 (A)は第2の実施の形態の内視鏡システム
における先端ガイド部の要部構成を示す縦断面図、
(B)は先端ガイド部の正面図。
【図9】 立体視硬性鏡と処置具とを組合せて使用する
内視鏡システムを示すもので、(A)は内視鏡システム
の使用状態を示す側面図、(B)は立体視硬性鏡の先端
部の側面図、(C)は(B)の9C−9C線断面図。
【符号の説明】
1 内視鏡本体 2 挿入部 10 チャンネル 14 処置具 15 処置具ガイド 16 先端ガイド部 17 ワイヤ固定具(固定手段) 22 ワイヤ(牽引部材) 24 先端部透孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管腔内に挿入される挿入部内にチャンネ
    ルを有する内視鏡と、この内視鏡に固定され、処置具を
    前記挿入部の外周面側に沿わせて添設させた状態で支持
    する処置具ガイドとを備えた内視鏡システムにおいて、 前記処置具ガイドに前記処置具を挿通可能な透孔が設け
    られた先端ガイド部を設け、 先端部が前記先端ガイド部に固定された牽引部材を前記
    内視鏡のチャンネルの先端側開口部から前記チャンネル
    内を通して前記チャンネルの基端側開口部まで挿通させ
    た状態で、前記牽引部材を牽引することで、前記先端ガ
    イド部を前記内視鏡の挿入部の先端面に当接固定する固
    定手段を設けたことを特徴とする内視鏡システム。
  2. 【請求項2】 前記内視鏡は前記チャンネルの基端側開
    口部に前記牽引部材を係脱可能に固定する牽引部材固定
    部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記先端ガイド部は前記内視鏡の観察を
    妨げない観察窓が形成されていることを特徴とする請求
    項1または2のいずれかに記載の内視鏡システム。
  4. 【請求項4】 前記先端ガイド部は前記内視鏡の挿入部
    の先端部が嵌合可能な凹部が形成され、前記凹部に前記
    内視鏡の先端部を嵌合させることにより、前記内視鏡の
    先端部に先端ガイド部を強固に固定する固定手段が形成
    されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記牽引部材はチューブによって形成さ
    れ、且つ前記先端ガイド部は前記チューブの開口部が形
    成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれ
    かに記載の内視鏡システム。
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