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JP2002328575A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002328575A
JP2002328575A JP2001133642A JP2001133642A JP2002328575A JP 2002328575 A JP2002328575 A JP 2002328575A JP 2001133642 A JP2001133642 A JP 2001133642A JP 2001133642 A JP2001133642 A JP 2001133642A JP 2002328575 A JP2002328575 A JP 2002328575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
charging
image
image carrier
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001133642A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Shoji
武夫 庄子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001133642A priority Critical patent/JP2002328575A/ja
Publication of JP2002328575A publication Critical patent/JP2002328575A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体表面の滑り性を低下させずに維持し
て、ブレードめくれを防止して、常時安定して良好なク
リーニングが行えるようなクリーニング手段を具備する
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも転写帯電手段10による転写
帯電領域より外側で、且つ、クリーニング手段8の両端
部近傍位置に相当する、少なくとも一次帯電手段2の帯
電領域より内側に相当する像担持体1の表面を清掃する
ための清掃部材14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体表面をク
リーニングするクリーニングブレードを備えた画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、画像形成装置
には、電子写真感光体ドラムのような像担持体1が回転
自在に設けられており、像担持体1は不図示の駆動手段
により矢印aに示す方向に回転駆動される。
【0003】像担持体1の周りには、順に、像担持体1
の表面を一様な電位に帯電する一次帯電手段としての接
触帯電装置、例えば、接触帯電ローラ2と、像担持体1
上に潜像を形成するために光像を照射する露光手段12
と、像担持体1の表面に形成された静電潜像に現像剤
(トナー)を付着させて可視像、即ち、トナー像を形成
する現像手段5と、像担持体1の表面に残留したトナー
を除去するクリーニング手段8などが配設されている。
【0004】又、像担持体1、接触帯電ローラ2、現像
手段5、クリーニング手段8などはハウジング9にて一
体的にカートリッジ化されてプロセスカートリッジ11
を構成している。このプロセスカートリッジ11は、画
像形成装置本体に対して着脱可能とされる。
【0005】又、画像形成装置は、プロセスカートリッ
ジ11を装着した状態で像担持体1の下方には、像担持
体1表面のトナー像を電界によって転写材P上に転写す
る転写帯電手段10が配設されている。
【0006】現像手段としての現像装置5は、矢印b方
向に回転して像担持体1へとトナーを担持搬送する現像
剤担持体としての現像スリーブ3と、現像スリーブ3上
のトナーコート厚を規制するための弾性ブレード4を備
えている。
【0007】クリーニング手段であるクリーニング装置
8は、クリーナ容器13aと、転写残トナーを像担持体
1上から掻き取るために支持部材13bを介してクリー
ナ容器13aに支持されたクリーニングブレード6と、
クリーニングブレード6にて掻き取った転写残トナーを
捕集するためのスクイシート7とを有する。
【0008】又、掻き取ったトナーをクリーニング装置
8から漏らさないように、クリーニングブレード6の両
端部には発泡ポリウレタンのような弾性体(図示せず)
が、ブレード6とのスキマを限りなく小さくしてクリー
ナ容器13aに設けられている。
【0009】ブレード6は、通常耐久性の観点からウレ
タンゴムが多く使用されているが、ウレタンゴムは密着
度が高く、滑り性が悪いため、像担持体1との接触部に
はシリコン樹脂微粒子やフッ素粒子を塗布して潤滑性を
得ている。
【0010】転写帯電手段10によりトナー像が転写さ
れた転写材Pは、未定着トナー像を保持したまま、転写
帯電手段10を通過して定着装置(図示せず)へと搬送
される。転写材P上の未定着トナー像は、定着装置の加
熱及び加圧力によって転写材P上に定着される。
【0011】ここで、帯電極性について説明すると、例
えば反転現像系においては、マイナスに帯電するトナー
を用いた場合、一次接触帯電ローラ2は、マイナス帯電
を行い、転写帯電手段10では、プラス帯電が行われ
る。つまり、反転現像系では、露光されて帯電電位が落
とされた部分にトナーが現像されるために、図6に示す
ように、トナー現像して欲しくない像担持体1の両端部
(斜線部)では一次帯電領域幅を広くとり、マイナス帯
電を行ってトナーが現像されないようにしている。
【0012】従って、図6に示すように、一次帯電手段
2は、転写帯電手段10より長手方向長さが長い構成を
採っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリー
ニングブレード6は、図5に示すように、像担持体1の
回転方向に対してカウンタ方向に当接しているので、図
5中矢印F方向に力を受け、像担持体1とブレード6と
の間の摩擦力が過大になるとブレード6のエッジが矢印
F方向に反転して、ブレードめくれが発生する。
【0014】つまり、上記のようにブレード6のエッジ
に潤滑剤を塗布することにより、潤滑性を得ているブレ
ード6は、この潤滑剤が剥がれてしまえば、特に、高温
高湿下ではブレードめくれを起こし易くなる。この潤滑
剤が剥がれる原因を調べてみると、次のことが分かっ
た。
【0015】つまり、図7及び図8に示すように、ブレ
ード材料をウレタンゴムとした場合、像担持体1と摺擦
するブレード6の帯電極性を測定してみると、プラス極
性に帯電していた。一方、潤滑剤100であるシリコン
樹脂微粒子やフッ素粒子は、帯電系列的にはマイナスで
あるが、粉体で存在する潤滑剤は、摩擦帯電によってマ
イナスが当然多いものの、摩擦帯電であるために、反転
してプラス帯電した粉体も存在する。
【0016】従って、プラス帯電したブレード6はマイ
ナス帯電した潤滑剤100を保持するものの、逆にプラ
ス帯電した粉体とは電気的に反発し、粉体は剥がれよう
とする。
【0017】更に、像担持体1である感光体ドラム表面
の帯電電位に注目すると、通常、有機感光体ドラム1
は、図8に示すように、一次帯電ローラ2によってマイ
ナス帯電している。これに対し、像担持体表面の転写帯
電ローラ10が接触し、帯電する領域では、図7に示す
ように、一様にはならないが、転写帯電ローラ10通過
後、表面電位はほぼプラスに帯電している。
【0018】つまり、転写帯電ローラ10により帯電さ
れる長手方向範囲内では像担持体1表面がプラスに帯電
するが、マイナス帯電した潤滑剤100は、プラスに帯
電したブレード6に電気的にも、物理的にも強固に付着
しており、剥がれることはない。
【0019】しかし、転写帯電ローラ10の帯電が及ば
ない長手方向の外側で、しかも一次帯電領域では、像担
持体1の表面電位がマイナス電位とされているのに加
え、反転してプラス帯電した潤滑剤100が電気的にプ
ラスに帯電したブレード6から反発することにより剥が
れ落ちるようになる。
【0020】更に、ブレードめくれには、当接している
像担持体1表面の滑り性が重要となってくる。
【0021】そこで、像担持体1表面の滑り性に着目す
ると、滑り性を低下させる原因としては次のことが考え
られる。
【0022】例えば、接触帯電ローラ2の両端部では不
図示のバネによって像担持体表面1に加圧接触してお
り、像担持体1の回転に伴って従動回転している。つま
り、加圧力は、両端部は中央部に比べて高くなっている
ため、特に両端部では接触帯電ローラ2の表面材料が僅
かではあるが、像担持体表面1に擦り付けられて転移し
てしまっている。これが、像担持体表面1を滑り難く
し、めくれを誘発させる原因になっている。
【0023】更に、帯電ローラ2の像担持体1との接触
領域では、像担持体表面を一様に帯電させるために放電
が起こっている。つまり、帯電領域内では、放電生成物
が発生し像担持体表面に付着して像担時体表面の滑り性
を低下させる原因になっている。
【0024】一方、帯電ローラ2の接触領域ではあるも
のの、転写ローラ10が像担持体表面に接触している領
域ではトナー像、転写材、若しくは、転写ローラ10自
身が像担持体表面に接触して清掃しているために、帯電
ローラ2だけが接触する領域に比べて像担持体表面の滑
り性を低下させない。
【0025】以上のように、接触帯電ローラ2の帯電領
域内で、しかも、転写帯電ローラ10の帯電領域外で
は、ブレード6に塗布した潤滑剤が剥がれ落ち、且つ、
像担持体1表面の滑り性が低下して、その剥がれ落ちた
部分から摩擦力が過大となりブレードめくれを生じてし
まう。どちらか一方のブレード部の潤滑剤剥がれ、若し
くは、像担持体表面の滑り性低下のみであればブレード
めくれに至る場合は少ない。
【0026】そこで、像担持体表面の滑り性を維持し
て、このブレードめくれの問題を解決するために、従来
では特公平6−44180公報、特公平6−58585
公報、特開平8−123279公報に記載するように、
トナーが供給されないクリーニングブレード両端部付近
にいずれも潤滑剤を供給することが提案されている。
【0027】ところが、潤滑剤の安定的供給は難しく、
少なければ効果を得ず、多すぎれば画像装置内を汚染
し、若しくは、出力画像を乱す原因になる。
【0028】又、像担持体表面の滑り性を維持させる目
的で、像担持体表面を清掃することが考えられる。この
清掃部材と類似する物として、目的及び効果は異なる
が、クリーニングブレード端部に装備する端部シールが
従来から知られている。
【0029】これは今回のようにブレードめくれ防止目
的に装備させているものではなく、クリーニング装置に
回収された転写残トナーを、容器外部に漏らさないため
のシールである。従って、特に、接触帯電ローラ2の帯
電領域より内側の像担持体1表面に敢えて当接している
ものではない。仮に、上記帯電領域より内側に一部が当
接された場合を想定しても転写ローラ10の長手方向外
側を十分カバーできないとブレードめくれに対する効果
は期待できない。又、転写ローラ10外側付近(端部)
まで端部シールを内側に延長すると、クリーナ容器とし
ての長手開口幅が狭くなり、画像幅に近くなってしまう
ために、クリーニングブレード6の端部で掻き取られた
転写残トナーの特に横方向へ舞っているものはクリーナ
内に収納することができず、画像装置内へのトナーぼた
落ちを起こしてしまい本来の目的を果たせないことから
現状では考えられない構成である。
【0030】つまり、転写ローラ10外側をも意識して
清掃部材を当接していなければ効果は薄く、当接してい
ない部分の滑り性が低下してブレードめくれを起こして
しまう。
【0031】又、上記と同様に、目的及び効果は異なる
が、コロナ帯電器を装備している場合、両端部にワイヤ
ー高さを調節するための突き当てコロがあり、このコロ
の高さを一定に保つためにコロが当接する像担持体表面
へは付着物を付けてはならず、付着物を清掃する清掃部
材が像担持体表面に当接されているものがある。
【0032】この清掃部材の目的は上記理由であり、清
掃部材はワイヤーより内側、つまり帯電領域には当接し
ていない。仮に帯電領域内側に当接していても、当然な
がら接触帯電ローラ2ではないのでローラ材料転移物を
清掃しているわけではない。また、コロナ帯電器と転写
ローラ10の組み合わせは少ないが、敢えてこの組み合
わせの場合にも、上記と同様に転写ローラ10の外側を
十分カバーできないとブレードめくれに対する効果は期
待できない。
【0033】従って、本発明の目的は、像担持体表面の
滑り性を低下させずに維持して、ブレードめくれを防止
して、常時安定して良好なクリーニングが行えるような
クリーニング手段を具備する画像形成装置を提供するこ
とである。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体と、前記像担持体表面を一様に帯電させる一次
帯電手段と、前記像担持体上に形成された潜像をトナー
像とするための現像手段と、前記像担持体上のトナー像
を転写材に転写するための転写帯電手段と、前記像担持
体表面に当接し、前記像担時体表面をクリーニングする
クリーニングブレードを備えたクリーニング手段と、を
有する画像形成装置において、少なくとも前記転写帯電
手段による転写帯電領域より外側で、且つ、前記クリー
ニング手段の両端部近傍位置に相当する、少なくとも前
記一次帯電手段の帯電領域より内側に相当する前記像担
持体表面を清掃するための清掃部材を設けたことを特徴
とする画像形成装置である。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0036】実施例1 図1に、本発明の画像形成装置の第1の実施例を示す。
本実施例では、本発明の特徴をなす清掃部材14がクリ
ーニング手段であるクリーニング装置8に設けられてい
る。図2は、ブレードめくれ部位を説明するものであ
り、ブレード6の両端相当部に清掃部材14を設けた場
合の長手方向位置関係を示す。
【0037】本実施例で、画像形成装置は、プロセスカ
ートリッジ11を備えているが、その全体構成及び機能
は、先に図6を用いて説明した従来の画像形成装置及び
プロセスカートリッジと同じ構成及び機能をなすもので
あるので、同じ構成及び機能をなす部材には同じ参照番
号を付して、詳しい説明は省略し、それ以外で本発明で
特に実施される部分について次に説明する。
【0038】本実施例では、一次帯電手段2として、像
担持体としての感光体ドラム1の表面に接触して帯電を
行う接触帯電ローラを採用し、転写帯電手段10として
も、感光体ドラム表面に接触して転写帯電を行う転写ロ
ーラを採用している。本実施例では、限定されるもので
はないが、感光体ドラム1としては有機感光体を使用す
るものとする。
【0039】帯電ローラ2には、図1に示すように、電
源Sからマイナスの直流電圧に交流電圧を重畳した電圧
が印加されている。帯電極性については、限定されるも
のではないが、感光体ドラム1として有機感光体を使用
した場合には、殆どの場合マイナス帯電を行うため、本
実施例においても、帯電ローラ2にはマイナス帯電が行
われ、反転現像系ではマイナス帯電するトナーが用いら
れる。
【0040】また、トナー像を感光体ドラム1表面から
転写材Pに転写するために転写ローラ10にはプラス電
圧が印加される。従って、感光体ドラム1における、転
写ローラ10が接触し帯電するところでは、転写ローラ
2を通過すると、感光体ドラム電位は一様ではないが殆
どプラス電位となる。
【0041】これに対して、感光体ドラム1の帯電ロー
ラ2が接触して帯電する領域で、且つ、転写ローラ10
が接触しないところでは、常に感光体ドラム1の電位は
マイナス電位になっている。
【0042】また、帯電ローラ2と転写ローラ10の長
手方向長さの関係について説明すると、本実施例の場合
のように反転現像系では露光されて帯電電位が落とされ
た部分にトナーが現像されるために、トナー現像して欲
しくない両端部では一次帯電領域幅を広くとり、マイナ
ス帯電を行ってトナーが現像されないようにしている。
【0043】従って、図2に示されるように、帯電ロー
ラ2は、転写ローラ10より長手方向長さが長くされ
る。
【0044】上記の「発明が解決しようとする課題」の
ところで説明したように、転写ローラ10の帯電領域
(接触領域)より長手方向外側で、且つ、帯電ローラ2
の帯電領域では放電生成物が感光体ドラム表面を汚染し
ている。更に、帯電ローラ2の両端部は、不図示のバネ
で加圧されており、そのために、接触帯電ローラ2の端
部は僅かながらその表面材料が感光体ドラム1の表面に
擦り付け転移されている。
【0045】つまり、上記いずれの場合も、感光体ドラ
ム1の表面の滑り性を接触帯電ローラ2端部付近で低下
させ、ブレードめくれを誘発させる原因を起こしてい
る。
【0046】そこで、本発明によれば、感光体ドラム1
の、図2の斜線部にあたる転写ローラ10の帯電領域よ
り外側(非接触領域)で、且つ、接触帯電ローラ2の帯
電領域(接触領域)である部分の汚染物を清掃するため
に、清掃部材14が設けられる。清掃部材14は、感光
体ドラム1の表面に圧接し、表面の汚染物質を拭き取
り、感光体ドラム表面の滑り性が低下しないように維持
している。
【0047】このように、感光体ドラム表面の滑り性が
低下しないように維持することにより、ブレード6のエ
ッジ部の潤滑剤が少々欠落してもブレードめくれを防止
することができる。
【0048】ここで、清掃部材14について詳細に説明
する。
【0049】清掃部材14は、感光体ドラム1の表面に
当接された清掃部14aと、その後方に配置されて清掃
部14aを弾性的に柔軟に感光体ドラム1に圧接させる
ための弾性体部14bと、更に、これら部材を支持する
支持部14cとを有する。特に、清掃部14aは、エク
セーヌ(東レ株式会社:商品名)などとされる人工皮革
や、テフロンフェルト(デュポン社:商品名)、テフロ
ンパイル(デュポン社:商品名)などを使用することが
でき、感光体ドラム1の表面にきっちり当接して効率よ
く清掃する。清掃部14aを感光体ドラム表面に柔軟に
圧接させるために、弾性体部14bは、発泡ポリウレタ
ンなどのスポンジで構成すると良い。また、清掃部14
aと弾性体部14bとを一体的に考えて、発泡ポリウレ
タンのみで作製し、厚みを稼いで当接させて清掃しても
構わない。
【0050】本実施例では、清掃部材14がクリーニン
グ装置8と一体で構成されていることに特徴があり、そ
の前提条件としては、図示されてはいないが、接触帯電
ローラ2を支持する支持部がクリーニング装置8と一体
に構成されている。
【0051】つまり、清掃部材14で清掃したい部分が
接触帯電ローラ2の帯電領域内であるので、より正確に
必要最小限の部分を効率よく清掃できるようになり、い
たずらに清掃部材14の幅を広くしなくて済むので幅的
には最小限のコストで済む。
【0052】また、本実施例では、清掃部材14をクリ
ーニング装置8に一体的に設置するものとしたが、帯電
ローラ2を支持する別体の枠がある場合には、この別体
枠に一体的に具備させた方が効果的である。いずれの場
合においても、感光体ドラム表面を汚染する原因となる
接触帯電ローラ2の端部位置に正確に清掃部材14を当
接することが重要である。
【0053】更に、重要なことは、転写ローラ10外側
を清掃部材14が十分にカバーしていることである。こ
の構成によって、ブレードめくれに対する効果が十分発
揮される。また、本実施例のように清掃部材14が、感
光体ドラム1の回転方向でクリーニング装置8の下流側
にて、且つ、帯電ローラ2より上流側位置にて感光体ド
ラム1に当接する場合は、トナー像を、また、帯電電位
を妨げることがないので、転写ローラ10外側を精度良
く狙うことなく、より転写ローラ10の内側まで清掃部
材14の幅を広げて確実に効果をあげることができる。
【0054】実施例2 図3に、本発明の画像形成装置の第2の実施例を示す。
この実施例2では、清掃部材15は、実施例1の場合と
同様に、清掃部15aと、弾性体部15bと、支持部1
5cとを備えている。
【0055】本実施例では、清掃部材15が感光体ドラ
ム1の回転方向にて帯電ローラ2より下流側で、且つ、
クリーニングブレード6の感光体ドラム1との当接位置
より上流側に配置され、感光体ドラム1に当接されてい
る。
【0056】当然ながら、長手方向位置での清掃部材1
5の当接位置は、実施例1と同様に転写ローラ10より
外側で帯電ローラ2より内側である。
【0057】図3に示すように、本実施例にて清掃部材
15は現像装置5と一体に構成されている。これは、こ
の位置が汚染源である帯電ローラ2の直後に位置してお
り、そのため時間を置かずに感光体ドラム1を素早く清
掃でき、汚染物質が感光体ドラム表面に定着する前に拭
き取ることができ、清掃効率が良いからである。
【0058】但し、感光体ドラム表面に当接する清掃部
15aは、材料的に、また、抵抗的に考慮されねばなら
ない。
【0059】つまり、帯電ローラ2は、トナーを現像さ
せたくない部分として帯電ローラ2の両端部に位置する
感光体ドラム1をマイナス帯電しているので、清掃部1
5aの抵抗はこの電位を逃がすような抵抗であってはな
らない。又、実施例1のように、清掃部15aがテフロ
ンフェルト(商品名)やテフロンパイル(商品名)のよ
うな材料にて作製された場合には、清掃部15aによっ
て感光体ドラム1の表面をプラス帯電させてしまう場合
がある。つまり、少なくとも、感光体ドラム1表面をマ
イナス帯電させるような自分自身がプラス帯電し易い、
ナイロン系などの材料を選択する必要がある。
【0060】又、実施例1で接触帯電ローラ2を支持す
る別体の枠がある場合には、この別体枠に一体的に具備
させた方が効果的であると述べたが、実施例2の場合に
おいては、別枠体に具備させる清掃部材15は、帯電ロ
ーラ2の下流側に設置することがより効果的である。
【0061】現像装置5、或いは、帯電ローラ支枠体に
清掃部材15を設置した場合には、いずれにしろ、帯電
ローラ2が帯電した直後に位置することから、感応体ド
ラム1の回転が停止した後の汚染幅を周方向で最小限に
とどめることができ、そのまま汚染物質が表面に付着し
て取れ難くなっても最小限の幅に止められる。
【0062】つまり、ブレードめくれを防止するために
も大変効果的な当接位置であることは間違いない。
【0063】実施例3 図4に、本発明の画像形成装置の第3の実施例を示す。
この実施例3では、清掃部材16は、実施例1、2の場
合と同様に、清掃部16aと、弾性体部16bと、支持
部16cとを備えている。
【0064】本実施例では、清掃部材16が感光体ドラ
ム1の回転方向にて帯電ローラ2より下流側で、且つ、
クリーニングブレード6と感光体ドラム1との当接位置
より上流側に配置される。ただ、本実施例では、清掃部
材16は、現像装置5より更に下流側で、且つ、クリー
ニングブレード6より上流側にて感光体ドラム1の表面
に当接される。
【0065】本実施例によれば、清掃部材16を当接さ
せるのは転写ローラ10より長手方向外側、即ち、トナ
ー像より外側、即ち、転写材Pより外側とされるので、
画像への影響はなく、この長手方向当接位置で、現像装
置5より下流側でクリーニングブレード6より上流側、
実質上はスクイシート7より上流側の範囲で自由度のあ
る感光体ドラム表面周方向に幅広く清掃部材16を当接
することができ、感光体ドラム表面を清掃する能力が格
段に向上する。
【0066】例えば、極端な例として、上記周方向全部
(現像装置5の下流からスクイシート7の上流まで)当
接することも可能である。しかしながら、これは、清掃
部材16の面積が必要となることなどにより、実際に
は、実質上効果のある周方向当接幅とされる。又、幅が
広くなると、コストも増大し、また、感光体ドラム1表
面の当接部も削れが進行することとなり、そのために、
コスト、削れとの兼ね合いで周方向の幅は決定すれば良
く、当接条件に対して自由度が生まれた。
【0067】従って、場所が許せば現像装置5の底面、
若しくは、クリーニング装置8の底面に一体的に清掃部
材16を構成しても良い。
【0068】本実施例では、図4に示すように、清掃部
材16は、転写ローラ10の長手方向外側両端部に設置
し、装置本体に取り付けられている。この場合、清掃部
材16が転写ローラ10と同様に装置本体に取り付けら
れていることから、ブレードめくれを誘発する転写ロー
ラ10外側を確実に清掃部材16で清掃することができ
る。
【0069】また、転写ローラ10の長手方向位置での
清掃部材16の当接位置は、当然のことであるが、先の
実施例と同様に転写ローラ10より外側で帯電ローラ2
より内側である。
【0070】更に、清掃部材16の感光体ドラム1に対
する当接位置は、感光体ドラム1の回転方向で現像装置
5の下流側なので、実施例2で問題とした清掃部16a
の材料の抵抗及び帯電系列は問題とならない。逆に、実
施例1のように清掃部16a自身(テフロンフェルトや
テフロンパイル)がマイナス帯電して感光体ドラム1表
面をプラス帯電させることができれば、ブレード潤滑剤
の電気的な剥がれを防止でき、感光体ドラム表面からと
ブレード潤滑剤からの両面から効果的にブレードめくれ
を防止できる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、少なくとも転写帯電手段による転写帯電領域よ
り外側で、且つ、クリーニング手段の両端部近傍位置に
相当する、少なくとも一次帯電手段の帯電領域より内側
に相当する像担持体表面を清掃するための清掃部材を設
けた構成とされるので、像担持体表面の滑り性を低下さ
せずに維持することができ、例えクリーニングブレード
の潤滑性が低下してもブレードめくれを起こすまでには
至らず、ブレードめくれを防止して、常時安定して良好
なクリーニングを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1の実施例の概略構
成図である。
【図2】本発明の画像形成装置における、像担持体、一
次帯電手段、クリーニングブレード、転写帯電手段及び
清掃部材の長手方向の位置関係を説明する図である。
【図3】本発明の画像形成装置の第2の実施例の概略構
成図である。
【図4】本発明の画像形成装置の第3の実施例の概略構
成図である。
【図5】従来の画像形成装置の概略構成図である。
【図6】従来の画像形成装置における、像担持体、一次
帯電手段、クリーニングブレード及び転写帯電手段の長
手方向の位置関係を説明する図である。
【図7】ブレードめくれのメカニズムを説明する図であ
る。
【図8】ブレードめくれのメカニズムを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 像担持体 2 一次帯電手段(接触帯電ロー
ラ) 5 現像手段(現像装置) 6 クリーニングブレード 8 クリーニング手段(クリーニン
グ装置) 10 転写帯電手段(転写ローラ) 14、15、16 清掃部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H134 GA01 GB02 GB06 HD01 HE01 HE03 HE06 HE12 HF06 KD04 KD08 KD13 KF02 2H200 FA02 GA14 GA23 GA44 GA49 GB11 GB12 GB41 HA03 HA28 HB12 HB22 JA02 LA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体表面を一様に
    帯電させる一次帯電手段と、前記像担持体上に形成され
    た潜像をトナー像とするための現像手段と、前記像担持
    体上のトナー像を転写材に転写するための転写帯電手段
    と、前記像担持体表面に当接し、前記像担時体表面をク
    リーニングするクリーニングブレードを備えたクリーニ
    ング手段と、を有する画像形成装置において、 少なくとも前記転写帯電手段による転写帯電領域より外
    側で、且つ、前記クリーニング手段の両端部近傍位置に
    相当する、少なくとも前記一次帯電手段の帯電領域より
    内側に相当する前記像担持体表面を清掃するための清掃
    部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記一次帯電手段は、接触帯電装置であ
    ることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記接触帯電装置は、接触帯電ローラで
    あることを特徴とする請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記接触帯電ローラは、支持部を介して
    前記クリーニング手段に取り付けられており、前記清掃
    部材は、前記クリーニング手段に設置されていることを
    特徴とする請求項3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記清掃部材は、前記像担持体が回転す
    る方向で前記接触帯電装置が当接する位置より下流側
    で、前記クリーニングブレードが前記像担持体に当接す
    る位置より上流側に当接していることを特徴とする請求
    項2、3又は4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記清掃部材は、前記現像手段に一体に
    構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項
    に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記清掃部材は、前記像担持体が回転す
    る方向で前記現像手段より下流側で、前記クリーニング
    ブレードが前記像担持体に当接する位置より上流側に当
    接していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの
    項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記清掃部材は、前記転写帯電手段より
    外側の画像形成装置本体に設置したこと特徴とする請求
    項1〜5のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008225219A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2014112152A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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