JP2002323048A - 軸受装置及び工作機械主軸 - Google Patents
軸受装置及び工作機械主軸Info
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- JP2002323048A JP2002323048A JP2002116962A JP2002116962A JP2002323048A JP 2002323048 A JP2002323048 A JP 2002323048A JP 2002116962 A JP2002116962 A JP 2002116962A JP 2002116962 A JP2002116962 A JP 2002116962A JP 2002323048 A JP2002323048 A JP 2002323048A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】潤滑性を向上させると共に、保持器の変形や破
損などを抑制できる軸受装置及びそれを用いた工作機械
主軸を提供する。 【解決手段】保持器14は、外輪11の内周に対して位
置決めされており、すなわち保持器14の案内面を、外
輪11の軌道面11aと対向する保持器外周面14aと
しているので、内輪12の外周面12bと、保持器14
の内周面14bとの間のスキマを比較的大きく設計する
ことが可能となる。この結果、潤滑油供給装置20の供
給路20aから噴射された潤滑油は、この比較的広いス
キマから確実に軸受装置10の内部に導入され、遠心力
により外輪側に潤滑油が飛ばされ、保持器14の案内面
の潤滑がスムーズに行なえるようになっている。
損などを抑制できる軸受装置及びそれを用いた工作機械
主軸を提供する。 【解決手段】保持器14は、外輪11の内周に対して位
置決めされており、すなわち保持器14の案内面を、外
輪11の軌道面11aと対向する保持器外周面14aと
しているので、内輪12の外周面12bと、保持器14
の内周面14bとの間のスキマを比較的大きく設計する
ことが可能となる。この結果、潤滑油供給装置20の供
給路20aから噴射された潤滑油は、この比較的広いス
キマから確実に軸受装置10の内部に導入され、遠心力
により外輪側に潤滑油が飛ばされ、保持器14の案内面
の潤滑がスムーズに行なえるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速回転する工作
機械の主軸などを支持する軸受装置及びそれを用いた工
作機械主軸に関する。
機械の主軸などを支持する軸受装置及びそれを用いた工
作機械主軸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術を円筒ころ軸受を例にとり説明
する。工作機械の主軸を支持する軸受には、加工精度を
高く維持するために、高い回転精度と剛性が必要とされ
ている。このような用途に用いられる円筒ころ軸受にお
いては、軸・ハウジングに組込まれた後、軸受内部すき
まが5μm程度の小さなすきまに調整されて使用される
のが常である。
する。工作機械の主軸を支持する軸受には、加工精度を
高く維持するために、高い回転精度と剛性が必要とされ
ている。このような用途に用いられる円筒ころ軸受にお
いては、軸・ハウジングに組込まれた後、軸受内部すき
まが5μm程度の小さなすきまに調整されて使用される
のが常である。
【0003】一方、最近の傾向として加工効率向上のた
め、主軸の高速化が図られており、軸受にも高速化に対
応するよう要求がなされている。かかる用途に対応でき
る軸受として、外輪つば付・内輪つば無し(NU型)円
筒ころ軸受よりも給油した潤滑油が容易に軸受外部に排
出できる内輪つば付、外輪つば無し(N型)円筒ころ軸
受が広く採用されている。又、現在多く使用されている
保持器の案内(位置決め)形式には、保持器を銅合金製
として内輪つば部外周面で案内をする内輪案内形式と、
合成樹脂製でころによって案内をするころ案内形式とが
ある。
め、主軸の高速化が図られており、軸受にも高速化に対
応するよう要求がなされている。かかる用途に対応でき
る軸受として、外輪つば付・内輪つば無し(NU型)円
筒ころ軸受よりも給油した潤滑油が容易に軸受外部に排
出できる内輪つば付、外輪つば無し(N型)円筒ころ軸
受が広く採用されている。又、現在多く使用されている
保持器の案内(位置決め)形式には、保持器を銅合金製
として内輪つば部外周面で案内をする内輪案内形式と、
合成樹脂製でころによって案内をするころ案内形式とが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工作機械の
運転時に軸受が高速回転すると、内部に充填されたグリ
ースやオイルエア潤滑で供給された潤滑油は、遠心力に
より外輪側に飛ばされてしまい、内輪案内保持器の場
合、案内面の潤滑不良により焼付きに至る恐れがある。
また、高速回転時には、遠心力による内輪みぞ部の膨張
や外筒冷却、機械にビルトインされたモータの影響によ
る内・外輪温度差増大などのため、運転中、軸受の内部
すきまが負となりころ荷重が増加してしまうという問題
もある。さらに保持器は高速回転時、遠心力によって振
れ回り運動をおこすとともに、合成樹脂製の保持器で
は、強度が低いと変形量が大きくなってしまうという問
題もある。特に、ころ案内保持器の場合は、保持器がこ
ろをかかえ、ころによって保持器が案内される構成のた
め、遠心力の影響により保持器の振れ回りが発生したと
きや、保持器の変形量が大きくなったときには、ポケッ
卜部でころを拘束しその運動を阻害してしまい、また保
持器にころから過大な荷童が負荷されて、保持器破損の
恐れもあった。
運転時に軸受が高速回転すると、内部に充填されたグリ
ースやオイルエア潤滑で供給された潤滑油は、遠心力に
より外輪側に飛ばされてしまい、内輪案内保持器の場
合、案内面の潤滑不良により焼付きに至る恐れがある。
また、高速回転時には、遠心力による内輪みぞ部の膨張
や外筒冷却、機械にビルトインされたモータの影響によ
る内・外輪温度差増大などのため、運転中、軸受の内部
すきまが負となりころ荷重が増加してしまうという問題
もある。さらに保持器は高速回転時、遠心力によって振
れ回り運動をおこすとともに、合成樹脂製の保持器で
は、強度が低いと変形量が大きくなってしまうという問
題もある。特に、ころ案内保持器の場合は、保持器がこ
ろをかかえ、ころによって保持器が案内される構成のた
め、遠心力の影響により保持器の振れ回りが発生したと
きや、保持器の変形量が大きくなったときには、ポケッ
卜部でころを拘束しその運動を阻害してしまい、また保
持器にころから過大な荷童が負荷されて、保持器破損の
恐れもあった。
【0005】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
のであり、潤滑性を向上させると共に、保持器の変形や
破損などを抑制できる軸受装置及びそれを用いた工作機
械主軸を提供することを目的とする。
のであり、潤滑性を向上させると共に、保持器の変形や
破損などを抑制できる軸受装置及びそれを用いた工作機
械主軸を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明の軸受装置は、内輪と、外輪と、前記内輪と
前記外輪との間に、回転自在に配置された複数の転動体
と、前記転動体を保持する保持器とを有する軸受装置に
おいて、前記保持器は、樹脂素材から形成され、前記外
輪の内周又は前記内輪の外周に対して位置決めされてお
り、軸線方向に並列した一対の環状部と、前記環状部を
連結する柱部とを有し、前記環状部の断面の半径方向長
さをH、軸線方向長さをL、前記ころのPCDをdmと
したときに、以下の式が成立するものである。 AI=(LH3)/dm (1) AI≧0.025 (2)
く、本発明の軸受装置は、内輪と、外輪と、前記内輪と
前記外輪との間に、回転自在に配置された複数の転動体
と、前記転動体を保持する保持器とを有する軸受装置に
おいて、前記保持器は、樹脂素材から形成され、前記外
輪の内周又は前記内輪の外周に対して位置決めされてお
り、軸線方向に並列した一対の環状部と、前記環状部を
連結する柱部とを有し、前記環状部の断面の半径方向長
さをH、軸線方向長さをL、前記ころのPCDをdmと
したときに、以下の式が成立するものである。 AI=(LH3)/dm (1) AI≧0.025 (2)
【0007】
【作用】この発明によれば、前記保持器は、前記外輪の
内周に対して位置決めされており、すなわち前記保持器
の案内面を、前記外輪の軌道面と対向する保持器外周面
としているので、前記内輪の外周面と前記保持器の内周
面との間、又は前記外輪の内周面と前記保持器の外周面
との間のスキマを比較的大きく設計することが可能とな
る。この結果、オイルエアやオイルミスト潤滑用のノズ
ルから噴射された潤滑油は、この比較的広いスキマから
確実に軸受内部に導入され、遠心力により外輪側に潤滑
油が飛ばされ、前記保持器の案内面の潤滑がスムーズに
行なえるようになっている。
内周に対して位置決めされており、すなわち前記保持器
の案内面を、前記外輪の軌道面と対向する保持器外周面
としているので、前記内輪の外周面と前記保持器の内周
面との間、又は前記外輪の内周面と前記保持器の外周面
との間のスキマを比較的大きく設計することが可能とな
る。この結果、オイルエアやオイルミスト潤滑用のノズ
ルから噴射された潤滑油は、この比較的広いスキマから
確実に軸受内部に導入され、遠心力により外輪側に潤滑
油が飛ばされ、前記保持器の案内面の潤滑がスムーズに
行なえるようになっている。
【0008】また、前記保持器をこのように外輪案内又
は内輪案内とすることにより、高速回転時の保持器振れ
回り量を、案内スキマで規制することができ、さらに保
持器の素材として、微量潤滑でも焼付きにくい樹脂素材
を使用し、前記環状部の断面の半径方向長さをH、軸線
方向長さをL、前記転動体のPCDをdmとしたとき
に、(1)、(2)式が成立する設計とすることで、従
来の保持器と比較し高剛性化が可能となり、高速回転時
の変形量を抑えることが可能となる。
は内輪案内とすることにより、高速回転時の保持器振れ
回り量を、案内スキマで規制することができ、さらに保
持器の素材として、微量潤滑でも焼付きにくい樹脂素材
を使用し、前記環状部の断面の半径方向長さをH、軸線
方向長さをL、前記転動体のPCDをdmとしたとき
に、(1)、(2)式が成立する設計とすることで、従
来の保持器と比較し高剛性化が可能となり、高速回転時
の変形量を抑えることが可能となる。
【0009】保持器の樹脂素材としては、フェノール樹
脂やポリアミド46、ポリフェニレンサルファイド、熱
可塑性ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン等を母
材として使用することができる。さらに、保持器の強度
向上のために、ガラス繊維は、10〜40重量%、炭素
繊維、アラミド繊維を10〜30重量%程度添加するこ
とが好ましい。また、高速回転の使用を満たすには、炭
素繊維やアラミド繊維がより好ましいが、使用に応じて
ガラス繊維も選択できる。炭素繊維やアラミド繊維の添
加量が、10重量%以下では強度の保持が不十分であ
り、30重量%以上とすると成形性が悪くなり外観も悪
くなる。またさらに好ましくは、炭素繊維やアラミド繊
維の添加量を20〜30重量%とすると、強度、成形性
も共に良好になる、ガラス繊維の場合は10〜40重量
%が好ましく、この理由は上記と同様である。
脂やポリアミド46、ポリフェニレンサルファイド、熱
可塑性ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン等を母
材として使用することができる。さらに、保持器の強度
向上のために、ガラス繊維は、10〜40重量%、炭素
繊維、アラミド繊維を10〜30重量%程度添加するこ
とが好ましい。また、高速回転の使用を満たすには、炭
素繊維やアラミド繊維がより好ましいが、使用に応じて
ガラス繊維も選択できる。炭素繊維やアラミド繊維の添
加量が、10重量%以下では強度の保持が不十分であ
り、30重量%以上とすると成形性が悪くなり外観も悪
くなる。またさらに好ましくは、炭素繊維やアラミド繊
維の添加量を20〜30重量%とすると、強度、成形性
も共に良好になる、ガラス繊維の場合は10〜40重量
%が好ましく、この理由は上記と同様である。
【0010】ただし、円筒ころ軸受装置の場合、外輪案
内形式で前記保持器の軸線方向幅を、(1)、(2)式
を満たすようにすると、円筒ころの組込みをスムーズに
行なうために設けられている外輪軌道面のリードイン部
と、前記保持器の案内面とが、組込み誤差や運転中の軸
伸びによる内輪の軸方向移動により干渉してしまう恐れ
があり、それにより保持器の運転にブレーキをかけてし
まったり、保持器案内面が摩耗するといった不具合が発
生する。これに対し、前記保持器の案内面の外周部に面
取りやテーパー加工を施し、外輪の軌道面とリードイン
部の交点まで、軸方向に0.5mm以上のスキマを設け
ることで、かかる問題を回避することができる。
内形式で前記保持器の軸線方向幅を、(1)、(2)式
を満たすようにすると、円筒ころの組込みをスムーズに
行なうために設けられている外輪軌道面のリードイン部
と、前記保持器の案内面とが、組込み誤差や運転中の軸
伸びによる内輪の軸方向移動により干渉してしまう恐れ
があり、それにより保持器の運転にブレーキをかけてし
まったり、保持器案内面が摩耗するといった不具合が発
生する。これに対し、前記保持器の案内面の外周部に面
取りやテーパー加工を施し、外輪の軌道面とリードイン
部の交点まで、軸方向に0.5mm以上のスキマを設け
ることで、かかる問題を回避することができる。
【0011】尚、前記転動体を保持する前記保持器のポ
ケットにおける4つの角部の少なくとも一つに切欠き部
を設けることで、前記内輪の軌道面やつば部に給油され
た潤滑油を、軸受装置の回転速度に応じて、かかる切欠
き部を通って速やかに外輪軌道面側に移動させることが
可能となる。
ケットにおける4つの角部の少なくとも一つに切欠き部
を設けることで、前記内輪の軌道面やつば部に給油され
た潤滑油を、軸受装置の回転速度に応じて、かかる切欠
き部を通って速やかに外輪軌道面側に移動させることが
可能となる。
【0012】又、ポケットの円周方向ころ又は玉案内部
形状が平坦面であり、前記軸受装置が支持する軸と平行
な構成とすることで、前記ころ又は玉を保持するための
スナップ部は、前記保持器の動き量や寸法公差を考慮
し、最悪でも運転中にころ又は玉と干渉しないようにで
き、前記ころ又は玉の運動を阻害することなく高速回転
が実現できる。加えて、保持器の高速安定化をはかるた
めに、保持器の傾きに対し有利な両側案内とすると好ま
しい。
形状が平坦面であり、前記軸受装置が支持する軸と平行
な構成とすることで、前記ころ又は玉を保持するための
スナップ部は、前記保持器の動き量や寸法公差を考慮
し、最悪でも運転中にころ又は玉と干渉しないようにで
き、前記ころ又は玉の運動を阻害することなく高速回転
が実現できる。加えて、保持器の高速安定化をはかるた
めに、保持器の傾きに対し有利な両側案内とすると好ま
しい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明にか
かる実施の形態による軸受装置を示す軸線方向断面図で
ある。図2は、本実施の形態の軸受装置のみを拡大して
示す図である。軸受装置10は、つばを設けていない外
輪11と、つば12aを両端に設けた内輪12と、両輪
11,12間に転動自在に配置された複数のころ(転動
体)13と、ころ13を保持する保持器14とを有して
いる。図1においては、軸受装置10に隣接して、オイ
ルエアやオイルミスト潤滑用の潤滑油供給装置20が設
けられている。潤滑油供給装置20の供給路20aは、
軸受装置10の内部に向いており、外部より圧送された
潤滑油を噴出可能となっている。
施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明にか
かる実施の形態による軸受装置を示す軸線方向断面図で
ある。図2は、本実施の形態の軸受装置のみを拡大して
示す図である。軸受装置10は、つばを設けていない外
輪11と、つば12aを両端に設けた内輪12と、両輪
11,12間に転動自在に配置された複数のころ(転動
体)13と、ころ13を保持する保持器14とを有して
いる。図1においては、軸受装置10に隣接して、オイ
ルエアやオイルミスト潤滑用の潤滑油供給装置20が設
けられている。潤滑油供給装置20の供給路20aは、
軸受装置10の内部に向いており、外部より圧送された
潤滑油を噴出可能となっている。
【0014】保持器14は、外輪11の内周に対して位
置決めされており、すなわち保持器14の案内面を、外
輪11の軌道面11aと対向する保持器外周面14aと
しているので、内輪12のつば12aの外周面12b
と、保持器14の内周面14bとの間のスキマを比較的
大きく設計することが可能となる。この結果、潤滑油供
給装置20の供給路20aから噴射された潤滑油は、図
1の矢印で示すように、この比較的広いスキマから確実
に軸受装置10の内部に導入され、遠心力により外輪側
に潤滑油が飛ばされ、保持器14の案内面の潤滑がスム
ーズに行なえるようになっている。
置決めされており、すなわち保持器14の案内面を、外
輪11の軌道面11aと対向する保持器外周面14aと
しているので、内輪12のつば12aの外周面12b
と、保持器14の内周面14bとの間のスキマを比較的
大きく設計することが可能となる。この結果、潤滑油供
給装置20の供給路20aから噴射された潤滑油は、図
1の矢印で示すように、この比較的広いスキマから確実
に軸受装置10の内部に導入され、遠心力により外輪側
に潤滑油が飛ばされ、保持器14の案内面の潤滑がスム
ーズに行なえるようになっている。
【0015】また、保持器14をこのように外輪案内と
することにより、高速回転時の保持器14の振れ回り量
を、案内スキマで規制することができる。さらに保持器
14の素材として、フェノール樹脂やポリアミド46、
ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性ポリイミド、ポ
リエーテルエーテルケトン等を母材として使用すること
ができる。さらに、保持器の強度向上のために、ガラス
繊維は、10〜40重量%、炭素繊維、アラミド繊維を
10〜30重量%程度添加することが好ましい。また、
高速回転の使用を満たすには、炭素繊維やアラミド繊維
がより好ましいが、使用に応じてガラス繊維も選択でき
る。炭素繊維やアラミド繊維の添加量が、10重量%以
下では強度の保持が不十分であり、30重量%以上とす
ると成形性が悪くなり外観も悪くなる。またさらに好ま
しくは、炭素繊維やアラミド繊維の添加量を20〜30
重量%とすると、強度、成形性も共に良好になる、ガラ
ス繊維の場合は10〜40重量%が好ましく、この理由
は上記と同様である。
することにより、高速回転時の保持器14の振れ回り量
を、案内スキマで規制することができる。さらに保持器
14の素材として、フェノール樹脂やポリアミド46、
ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性ポリイミド、ポ
リエーテルエーテルケトン等を母材として使用すること
ができる。さらに、保持器の強度向上のために、ガラス
繊維は、10〜40重量%、炭素繊維、アラミド繊維を
10〜30重量%程度添加することが好ましい。また、
高速回転の使用を満たすには、炭素繊維やアラミド繊維
がより好ましいが、使用に応じてガラス繊維も選択でき
る。炭素繊維やアラミド繊維の添加量が、10重量%以
下では強度の保持が不十分であり、30重量%以上とす
ると成形性が悪くなり外観も悪くなる。またさらに好ま
しくは、炭素繊維やアラミド繊維の添加量を20〜30
重量%とすると、強度、成形性も共に良好になる、ガラ
ス繊維の場合は10〜40重量%が好ましく、この理由
は上記と同様である。
【0016】又、図2に示すように、保持器14は、軸
線方向に並列した一対の環状部14rと、前記環状部を
連結する柱部14pとを有し、環状部14rの断面の半
径方向長さをH、軸線方向長さをL、ころ13のPCD
をdmとしたときに、以下の式が成立するようになって
いる。 AI=(LH3)/dm (1) AI≧0.025 (2) このように保持器14を設計することで、従来の保持器
と比較し高剛性化が可能となり、高速回転時の変形量を
抑えることが可能となる。
線方向に並列した一対の環状部14rと、前記環状部を
連結する柱部14pとを有し、環状部14rの断面の半
径方向長さをH、軸線方向長さをL、ころ13のPCD
をdmとしたときに、以下の式が成立するようになって
いる。 AI=(LH3)/dm (1) AI≧0.025 (2) このように保持器14を設計することで、従来の保持器
と比較し高剛性化が可能となり、高速回転時の変形量を
抑えることが可能となる。
【0017】ただし、外輪案内形式で保持器14の環状
部14r(すなわちポケット形状)を(1)、(2)式
を満たすように設計すると、円筒ころ13の組込みをス
ムーズに行なうために設けられている外輪11の軌道面
11aの端部内周に形成されたリードイン部11bと、
保持器14の案内面14aとが、組込み誤差や運転中の
軸伸びによる内輪12の軸方向移動により干渉してしま
う恐れがあり、それにより保持器14の運転にブレーキ
をかけてしまったり、保持器14の案内面14aが摩耗
するといった不具合が発生する。本実施の形態では、保
持器14の案内面14aの外周端に面取り(又はテーパ
ー)14cを設け、面取り14cの内方端と、外輪11
の軌道面11aとリードイン部11bの交点とを、軸方
向に0.5mm以上の距離をもって隔置することで、か
かる問題を回避している。
部14r(すなわちポケット形状)を(1)、(2)式
を満たすように設計すると、円筒ころ13の組込みをス
ムーズに行なうために設けられている外輪11の軌道面
11aの端部内周に形成されたリードイン部11bと、
保持器14の案内面14aとが、組込み誤差や運転中の
軸伸びによる内輪12の軸方向移動により干渉してしま
う恐れがあり、それにより保持器14の運転にブレーキ
をかけてしまったり、保持器14の案内面14aが摩耗
するといった不具合が発生する。本実施の形態では、保
持器14の案内面14aの外周端に面取り(又はテーパ
ー)14cを設け、面取り14cの内方端と、外輪11
の軌道面11aとリードイン部11bの交点とを、軸方
向に0.5mm以上の距離をもって隔置することで、か
かる問題を回避している。
【0018】図3は、図1の軸受装置から外輪を取り外
し、矢印III方向に見た図である。図4は、図1の形態
の軸受装置から内輪を取り外した状態で、軸線方向に見
た図である。図3に示すように、保持器14がころ13
を保持するポケット14dは、4つの角部に切欠き部1
4gを設けているので、内輪12の軌道面やつばに給油
された潤滑油を、軸受装置10の回転速度に応じて、か
かる切欠き部14gを通って速やかに外輪11の軌道面
11a(図1)側に移動させることが可能となる。
し、矢印III方向に見た図である。図4は、図1の形態
の軸受装置から内輪を取り外した状態で、軸線方向に見
た図である。図3に示すように、保持器14がころ13
を保持するポケット14dは、4つの角部に切欠き部1
4gを設けているので、内輪12の軌道面やつばに給油
された潤滑油を、軸受装置10の回転速度に応じて、か
かる切欠き部14gを通って速やかに外輪11の軌道面
11a(図1)側に移動させることが可能となる。
【0019】又、ポケット14dの円周方向ころ案内面
14eの形状が、軸線方向の幅aにわたって平坦となっ
ている。また、ころ13の両端面に対し、保持器14の
軸線方向案内面14hは、周方向長さb(図4参照)で
当接している。このとき、案内面14eの幅aを、ころ
長さL2の40〜80%とし、案内面14hの長さbを
ころ怪の40〜80%とし、案内面14hのころ13の
PCDからの高さc(図4参照)を、ころ13の外径D
の20〜40%とすることで、ころ13と保持器14の
接触面積を小さくするとともに、ころ13の面取り部1
3aと、案内面14hとの干渉を抑制している。尚、ス
ナップ部14fの面取り角度は、25〜60°であると
好ましい。尚、スナップ部14fは、連転中保持器14
が半径方向に案内スキマ分移動し、ころ13がポケット
スキマ分円周方向に移動した状態でも、ころ13と干渉
しないような設計となっている。加えて、本実施の形態
では、保持器14の高速安定化をはかるために、保持器
14の傾きに対し有利な両側案内となっているが、片側
案内でも良い。
14eの形状が、軸線方向の幅aにわたって平坦となっ
ている。また、ころ13の両端面に対し、保持器14の
軸線方向案内面14hは、周方向長さb(図4参照)で
当接している。このとき、案内面14eの幅aを、ころ
長さL2の40〜80%とし、案内面14hの長さbを
ころ怪の40〜80%とし、案内面14hのころ13の
PCDからの高さc(図4参照)を、ころ13の外径D
の20〜40%とすることで、ころ13と保持器14の
接触面積を小さくするとともに、ころ13の面取り部1
3aと、案内面14hとの干渉を抑制している。尚、ス
ナップ部14fの面取り角度は、25〜60°であると
好ましい。尚、スナップ部14fは、連転中保持器14
が半径方向に案内スキマ分移動し、ころ13がポケット
スキマ分円周方向に移動した状態でも、ころ13と干渉
しないような設計となっている。加えて、本実施の形態
では、保持器14の高速安定化をはかるために、保持器
14の傾きに対し有利な両側案内となっているが、片側
案内でも良い。
【0020】尚、保持器14の軸線方向案内面14h
は、図14,15に示す変形例のように省略してもよ
い。潤滑油が通過できる空間が設けられていればよい。
又、アンダーレース潤滑用の保持器として、内輪案内保
持器でも同様のことがいえるので、案内は外輪となって
いるが、内輪側であっても良い。上記実施の形態では、
もっぱら円筒ころ軸受について説明したが、玉軸受であ
っても良い。これらの実施の形態について、図面を参照
して以下に説明する。
は、図14,15に示す変形例のように省略してもよ
い。潤滑油が通過できる空間が設けられていればよい。
又、アンダーレース潤滑用の保持器として、内輪案内保
持器でも同様のことがいえるので、案内は外輪となって
いるが、内輪側であっても良い。上記実施の形態では、
もっぱら円筒ころ軸受について説明したが、玉軸受であ
っても良い。これらの実施の形態について、図面を参照
して以下に説明する。
【0021】図7は、片側案内の実施の形態にかかる円
筒ころ軸受装置の図2と同様な断面図である。図7にお
いて、軸受装置110は、つばを設けていない外輪11
1と、つば112aを両端に設けた内輪112と、両輪
111,112間に転動自在に配置された複数のころ
(転動体)113と、ころ113を保持する保持器11
4とを有している。図7では図示していないが、軸受装
置110に隣接して、オイルエアやオイルミスト潤滑用
の潤滑油供給装置が設けられている。
筒ころ軸受装置の図2と同様な断面図である。図7にお
いて、軸受装置110は、つばを設けていない外輪11
1と、つば112aを両端に設けた内輪112と、両輪
111,112間に転動自在に配置された複数のころ
(転動体)113と、ころ113を保持する保持器11
4とを有している。図7では図示していないが、軸受装
置110に隣接して、オイルエアやオイルミスト潤滑用
の潤滑油供給装置が設けられている。
【0022】図2に示す実施の形態と同様に、保持器1
14も、外輪111の内周に対して位置決めされている
が、本実施の形態では、保持器114の案内面を、外輪
111の軌道面111aと対向する、図7で右方側の環
状部114rの外周面114aのみとしている。かかる
実施の形態においては、保持器114の右方の環状部1
14rの断面の半径方向長さをH、軸線方向長さをLと
している。それ以外の構成については、上述した実施の
形態と同様であり、作用・効果も又同様に得られる。
14も、外輪111の内周に対して位置決めされている
が、本実施の形態では、保持器114の案内面を、外輪
111の軌道面111aと対向する、図7で右方側の環
状部114rの外周面114aのみとしている。かかる
実施の形態においては、保持器114の右方の環状部1
14rの断面の半径方向長さをH、軸線方向長さをLと
している。それ以外の構成については、上述した実施の
形態と同様であり、作用・効果も又同様に得られる。
【0023】図8は、つばナシ内輪の実施の形態にかか
る円筒ころ軸受装置の図2と同様な断面図である。図8
において、軸受装置210は、つばを設けている外輪2
11及び内輪212と、両輪211,212間に転動自
在に配置された複数のころ(転動体)213と、ころ2
13を保持する保持器214とを有している。図8では
図示していないが、軸受装置210に隣接して、オイル
エアやオイルミスト潤滑用の潤滑油供給装置が設けられ
ている。
る円筒ころ軸受装置の図2と同様な断面図である。図8
において、軸受装置210は、つばを設けている外輪2
11及び内輪212と、両輪211,212間に転動自
在に配置された複数のころ(転動体)213と、ころ2
13を保持する保持器214とを有している。図8では
図示していないが、軸受装置210に隣接して、オイル
エアやオイルミスト潤滑用の潤滑油供給装置が設けられ
ている。
【0024】図2に示す実施の形態と同様に、保持器2
14も、外輪211の内周に対して位置決めされてお
り、保持器214の案内面を、外輪211の軌道面21
1aと対向する保持器外周面214aとしている。内輪
212につばを設けていない以外の基本的構成について
は、上述した実施の形態と同様であり、作用・効果も又
同様に得られる。
14も、外輪211の内周に対して位置決めされてお
り、保持器214の案内面を、外輪211の軌道面21
1aと対向する保持器外周面214aとしている。内輪
212につばを設けていない以外の基本的構成について
は、上述した実施の形態と同様であり、作用・効果も又
同様に得られる。
【0025】図9は、片側案内の実施の形態にかかるア
ンギュラ玉軸受装置の図2と同様な断面図である。図9
において、軸受装置310は、外輪311及び内輪31
2と、両輪311,312間に転動自在に配置された複
数の玉(転動体)313と、玉313を保持する保持器
314とを有している。図9では図示していないが、軸
受装置310に隣接して、オイルエアやオイルミスト潤
滑用の潤滑油供給装置が設けられている。
ンギュラ玉軸受装置の図2と同様な断面図である。図9
において、軸受装置310は、外輪311及び内輪31
2と、両輪311,312間に転動自在に配置された複
数の玉(転動体)313と、玉313を保持する保持器
314とを有している。図9では図示していないが、軸
受装置310に隣接して、オイルエアやオイルミスト潤
滑用の潤滑油供給装置が設けられている。
【0026】図2に示す実施の形態と同様に、保持器3
14も、外輪311の内周に対して位置決めされている
が、本実施の形態では、保持器314の案内面を、外輪
311の内周面311aと対向する、図9で右方側の環
状部314rの外周面314aのみとしている。かかる
実施の形態においては、保持器314の右方の環状部3
14rの断面の半径方向長さをH、軸線方向長さをLと
している。以上のべた主要な相違点以外の構成について
は、上述した実施の形態と同様であり、作用・効果も又
同様に得られる。
14も、外輪311の内周に対して位置決めされている
が、本実施の形態では、保持器314の案内面を、外輪
311の内周面311aと対向する、図9で右方側の環
状部314rの外周面314aのみとしている。かかる
実施の形態においては、保持器314の右方の環状部3
14rの断面の半径方向長さをH、軸線方向長さをLと
している。以上のべた主要な相違点以外の構成について
は、上述した実施の形態と同様であり、作用・効果も又
同様に得られる。
【0027】図10は、内輪案内の実施の形態にかかる
アンギュラ玉軸受装置の図2と同様な断面図である。図
10において、軸受装置410は、外輪411及び内輪
412と、両輪411,412間に転動自在に配置され
た複数の玉(転動体)413と、玉413を保持する保
持器414とを有している。図10に示すように、内輪
412にアンダーレース潤滑用の給油孔412bが設け
られており、保持器内周面414aに潤滑油が供給され
る。
アンギュラ玉軸受装置の図2と同様な断面図である。図
10において、軸受装置410は、外輪411及び内輪
412と、両輪411,412間に転動自在に配置され
た複数の玉(転動体)413と、玉413を保持する保
持器414とを有している。図10に示すように、内輪
412にアンダーレース潤滑用の給油孔412bが設け
られており、保持器内周面414aに潤滑油が供給され
る。
【0028】本実施の形態の保持器414は、内輪41
2の外周に対して位置決めされており、従って保持器4
14の案内面を、内輪412の外周面412aと対向す
る保持器内周面414aとしている。以上のべた主要な
相違点以外の基本的構成については、上述した実施の形
態と同様であり、作用・効果も又同様に得られる。
2の外周に対して位置決めされており、従って保持器4
14の案内面を、内輪412の外周面412aと対向す
る保持器内周面414aとしている。以上のべた主要な
相違点以外の基本的構成については、上述した実施の形
態と同様であり、作用・効果も又同様に得られる。
【0029】図11は、片側案内の実施の形態にかかる
アンギュラ玉軸受装置の図2と同様な断面図である。図
11において、軸受装置510は、外輪511及び内輪
512と、両輪511,512間に転動自在に配置され
た複数の玉(転動体)513と、玉513を保持する保
持器514とを有している。図11では図示していない
が、軸受装置510に隣接して、オイルエアやオイルミ
スト潤滑用の潤滑油供給装置が設けられている。
アンギュラ玉軸受装置の図2と同様な断面図である。図
11において、軸受装置510は、外輪511及び内輪
512と、両輪511,512間に転動自在に配置され
た複数の玉(転動体)513と、玉513を保持する保
持器514とを有している。図11では図示していない
が、軸受装置510に隣接して、オイルエアやオイルミ
スト潤滑用の潤滑油供給装置が設けられている。
【0030】図2に示す実施の形態と同様に、保持器5
14も、外輪511の内周に対して位置決めされている
が、本実施の形態では、保持器514の案内面を、外輪
511の内周面511aと対向する、図11で右方側の
環状部514rの外周面514aのみとしており、又保
持器514の一対の環状部514rの外周面には、内向
きに段部514sが形成されている。かかる実施の形態
においては、保持器514の右方の環状部514rの断
面の半径方向長さをH、軸線方向長さをLとしている。
以上のべた主要な相違点以外の構成については、上述し
た実施の形態と同様であり、作用・効果も又同様に得ら
れる。
14も、外輪511の内周に対して位置決めされている
が、本実施の形態では、保持器514の案内面を、外輪
511の内周面511aと対向する、図11で右方側の
環状部514rの外周面514aのみとしており、又保
持器514の一対の環状部514rの外周面には、内向
きに段部514sが形成されている。かかる実施の形態
においては、保持器514の右方の環状部514rの断
面の半径方向長さをH、軸線方向長さをLとしている。
以上のべた主要な相違点以外の構成については、上述し
た実施の形態と同様であり、作用・効果も又同様に得ら
れる。
【0031】図12は、両側案内の実施の形態にかかる
アンギュラ玉軸受装置の図2と同様な断面図である。図
12において、軸受装置610は、外輪611及び内輪
612と、両輪611,612間に転動自在に配置され
た複数の玉(転動体)613と、玉613を保持する保
持器614とを有している。図12では図示していない
が、軸受装置610に隣接して、オイルエアやオイルミ
スト潤滑用の潤滑油供給装置が設けられている。
アンギュラ玉軸受装置の図2と同様な断面図である。図
12において、軸受装置610は、外輪611及び内輪
612と、両輪611,612間に転動自在に配置され
た複数の玉(転動体)613と、玉613を保持する保
持器614とを有している。図12では図示していない
が、軸受装置610に隣接して、オイルエアやオイルミ
スト潤滑用の潤滑油供給装置が設けられている。
【0032】図2に示す実施の形態と同様に、保持器6
14も、外輪611の内周に対して位置決めされてお
り、保持器614の案内面を、外輪611の内周面61
1aと対向する保持器外周面614aとしている。かか
る実施の形態においては、保持器614の環状部614
rの断面の半径方向長さをH、軸線方向長さをLとして
いる。以上のべた主要な相違点以外の構成については、
上述した実施の形態と同様であり、作用・効果も又同様
に得られる。
14も、外輪611の内周に対して位置決めされてお
り、保持器614の案内面を、外輪611の内周面61
1aと対向する保持器外周面614aとしている。かか
る実施の形態においては、保持器614の環状部614
rの断面の半径方向長さをH、軸線方向長さをLとして
いる。以上のべた主要な相違点以外の構成については、
上述した実施の形態と同様であり、作用・効果も又同様
に得られる。
【0033】以下、円筒ころ軸受装置に適用される実施
例について説明する。実施例の各種断面形状での計算結
果を示す。 (計算条件) 保持器外径寸法:99.51mm ころ径:9mm ころ長さ:9mm ころ数:20個 ころPCD(dm):91mm 保持器材質:PEEK樹脂 回転数:25000回転毎分 案内すきま:0.4mm 保持器アンバランス:0.5g・cm
例について説明する。実施例の各種断面形状での計算結
果を示す。 (計算条件) 保持器外径寸法:99.51mm ころ径:9mm ころ長さ:9mm ころ数:20個 ころPCD(dm):91mm 保持器材質:PEEK樹脂 回転数:25000回転毎分 案内すきま:0.4mm 保持器アンバランス:0.5g・cm
【0034】以上の条件による保持器の変形量の計算結
果を表1に示す。
果を表1に示す。
【表1】 かかる計算結果を考察するに、表1に示す条件1の場合
が、最も小さい変形量となる。高速運転時、保持器の変
形量を考慮すると、AI≧0.025が必要となる。
が、最も小さい変形量となる。高速運転時、保持器の変
形量を考慮すると、AI≧0.025が必要となる。
【0035】図2に示すように、保持器案内面と有効外
輪軌道面幅との軸方向距離に関して、リードイン部11
bと外輪内周面11aとの交点から0.5mm以上軸方
向に距離が空くように、保持器の案内面位置Pを設定し
た状態で、図5に示すように、保持器外周面14aの逃
がし形状を変えて考察する。 (a)テーパー形状に逃がしたもの (b)C面取形状で逃がしたもの (c)R面取形状で逃がしたもの いずれの形状でも問題がないことが判った。
輪軌道面幅との軸方向距離に関して、リードイン部11
bと外輪内周面11aとの交点から0.5mm以上軸方
向に距離が空くように、保持器の案内面位置Pを設定し
た状態で、図5に示すように、保持器外周面14aの逃
がし形状を変えて考察する。 (a)テーパー形状に逃がしたもの (b)C面取形状で逃がしたもの (c)R面取形状で逃がしたもの いずれの形状でも問題がないことが判った。
【0036】以下、本発明者らが行った比較試験の供試
仕様・試験条件を説明する。 軸受仕様:N型円筒ころ軸受 内径:70mm 外径:110mm ころ径:9mm ころ長さ:9mm ころPCD(dm):91mm 実施例:外輪案内保持器 材質:PEEK 保持器案内すきま:0.4mm 保持器幅:18.5mm 保持器厚さ:5.2mm 比較例:ころ案内保持器 材質:ポリアミド66 保持器幅:11.8mm 保持器厚さ:4.3mm 試験条件 組込時ラジアル内部すきま:0μm 潤滑:オイルエア潤滑 回転数:軸受が回転不能となるまで上昇
仕様・試験条件を説明する。 軸受仕様:N型円筒ころ軸受 内径:70mm 外径:110mm ころ径:9mm ころ長さ:9mm ころPCD(dm):91mm 実施例:外輪案内保持器 材質:PEEK 保持器案内すきま:0.4mm 保持器幅:18.5mm 保持器厚さ:5.2mm 比較例:ころ案内保持器 材質:ポリアミド66 保持器幅:11.8mm 保持器厚さ:4.3mm 試験条件 組込時ラジアル内部すきま:0μm 潤滑:オイルエア潤滑 回転数:軸受が回転不能となるまで上昇
【0037】比較試験結果を図6に示す。かかる試験に
よれば、比較例のころ案内保持器では、回転数を180
00回転毎分にあげたところ、保持器が破断してしまっ
た。保持器自身の強度(断面形状、材質)が弱く、遠心
力による振れ回りと径方向変形量でポケット部でころの
運動を阻害してしまい、保持器に過大な荷重が負荷し保
持器が破断したものである。
よれば、比較例のころ案内保持器では、回転数を180
00回転毎分にあげたところ、保持器が破断してしまっ
た。保持器自身の強度(断面形状、材質)が弱く、遠心
力による振れ回りと径方向変形量でポケット部でころの
運動を阻害してしまい、保持器に過大な荷重が負荷し保
持器が破断したものである。
【0038】一方、本実施例の外輪案内保持器は、温度
上昇も比較例のころ案内保持器よリ低く、限界回転数も
飛躍的に延び、回転数を31000回転毎分にしても問
題なく、実施例の形状が有効であることが確認できた。
上昇も比較例のころ案内保持器よリ低く、限界回転数も
飛躍的に延び、回転数を31000回転毎分にしても問
題なく、実施例の形状が有効であることが確認できた。
【0039】次に、アンギュラ玉軸受装置に適用される
実施例について説明する。実施例の各種断面形状での計
算結果を示す。 (計算条件) 軸受内径:65mm 保持器外径:86mm 玉径:7.144mm 玉数:28個 玉PCD(dm):82mm 保持器材質:PEEK樹脂 回転数:30000回転毎分 案内すきま:0.4mm 保持器アンバランス:0.5g・cm
実施例について説明する。実施例の各種断面形状での計
算結果を示す。 (計算条件) 軸受内径:65mm 保持器外径:86mm 玉径:7.144mm 玉数:28個 玉PCD(dm):82mm 保持器材質:PEEK樹脂 回転数:30000回転毎分 案内すきま:0.4mm 保持器アンバランス:0.5g・cm
【0040】以上の条件による保持器変形量の計算結果
を表2に示す。
を表2に示す。
【表2】
【0041】かかる計算結果を考察にするに、表2に示
す条件1の場合が、最も小さい変形量となる。高速運転
時、保持器の変形量を考慮すると、AI≧0.025が
必要となる。
す条件1の場合が、最も小さい変形量となる。高速運転
時、保持器の変形量を考慮すると、AI≧0.025が
必要となる。
【0042】以下、本発明者らが行った比較試験の供試
仕様・試験条件を説明する。 軸受仕様:アンギュラ玉軸受 内径:65mm 外径:105mm 玉径:7.144mm 玉PCD(dm):82mm 玉数:28個 組合せ:2列背面組合せ(DB組合せ、定位置予圧) 試験条件 組込時アキシアルばね定数:100N/μm 潤滑:オイルエア 給油量:0.03cc/16min 回転数:軸受が回転不能となるまで上昇 実施例:外輪案内保持器(AI=0.040) 材質:PEEK樹脂 保持器案内すきま:0.4mm 保持器幅:16mm 保持器厚さ:4mm 比較例1:玉案内保持器(従来保持器) 材質:ポリアミド66 保持器幅:15mm 保持器厚さ:2.5mm 比較例2:外輪案内保持器(AI=0.013) 材質:PEEK樹脂 保持器案内すきま:0.4mm 保持器幅:14mm 保持器厚さ:3mm
仕様・試験条件を説明する。 軸受仕様:アンギュラ玉軸受 内径:65mm 外径:105mm 玉径:7.144mm 玉PCD(dm):82mm 玉数:28個 組合せ:2列背面組合せ(DB組合せ、定位置予圧) 試験条件 組込時アキシアルばね定数:100N/μm 潤滑:オイルエア 給油量:0.03cc/16min 回転数:軸受が回転不能となるまで上昇 実施例:外輪案内保持器(AI=0.040) 材質:PEEK樹脂 保持器案内すきま:0.4mm 保持器幅:16mm 保持器厚さ:4mm 比較例1:玉案内保持器(従来保持器) 材質:ポリアミド66 保持器幅:15mm 保持器厚さ:2.5mm 比較例2:外輪案内保持器(AI=0.013) 材質:PEEK樹脂 保持器案内すきま:0.4mm 保持器幅:14mm 保持器厚さ:3mm
【0043】比較試験結果を図13に示す。かかる試験
によれば、比較例1の玉案内保持器では22000回転
毎分にあげたところ、保持器が溶融してしまった。保持
器自身の強度(断面形状、材質)が弱く、遠心力による
振れ回りと径方向変計量でポケット部で玉の運転を阻害
してしまい、摩擦熱により保持器が溶融破損したもので
ある。
によれば、比較例1の玉案内保持器では22000回転
毎分にあげたところ、保持器が溶融してしまった。保持
器自身の強度(断面形状、材質)が弱く、遠心力による
振れ回りと径方向変計量でポケット部で玉の運転を阻害
してしまい、摩擦熱により保持器が溶融破損したもので
ある。
【0044】一方、比較例2の外輪案内保持器は、比較
例1の保持器よりは昇温、高速性に優れていたが、29
000回転毎分にあげたところ保持器案内面が摩耗し、
ポケット部柱が破損してしまった。比較例1に比べ、保
持器の運動は外輪案内とすることにより高速域では安定
したものとなったが、保持器断面強度が不足し、運転時
の変形量が大きくなり、案内面での油膜形成が困難とな
り案内面が摩耗してしまった。これは、摩耗することに
より、保持器にアンバランスが加わり、さらに変形量が
大きくなるため、保持器に過大な応力が発生してしまい
柱が破損してしまったためと考えられる。
例1の保持器よりは昇温、高速性に優れていたが、29
000回転毎分にあげたところ保持器案内面が摩耗し、
ポケット部柱が破損してしまった。比較例1に比べ、保
持器の運動は外輪案内とすることにより高速域では安定
したものとなったが、保持器断面強度が不足し、運転時
の変形量が大きくなり、案内面での油膜形成が困難とな
り案内面が摩耗してしまった。これは、摩耗することに
より、保持器にアンバランスが加わり、さらに変形量が
大きくなるため、保持器に過大な応力が発生してしまい
柱が破損してしまったためと考えられる。
【0045】これに対し、本実施例の外輪案内保持器
は、温度上昇も比較例1と比較し低く、比較例2と比較
しても限界回転数が増大している。本実施例では、33
000回転毎分にあげたところで試験機はストップした
が、分解してみると、保持器に異常はなく、内輪の軌道
面が焼きついている状態だった。保持器としては、さら
に高速回転が可能であることが判断でき、本発明の形状
が有効であることが確認できた。
は、温度上昇も比較例1と比較し低く、比較例2と比較
しても限界回転数が増大している。本実施例では、33
000回転毎分にあげたところで試験機はストップした
が、分解してみると、保持器に異常はなく、内輪の軌道
面が焼きついている状態だった。保持器としては、さら
に高速回転が可能であることが判断でき、本発明の形状
が有効であることが確認できた。
【0046】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、グリース潤滑でも同様なことがいえる本発
明は、上記実施の形態に限定して解釈されるべきではな
く、適宜変更・改良が可能であることはもちろんであ
る。
してきたが、グリース潤滑でも同様なことがいえる本発
明は、上記実施の形態に限定して解釈されるべきではな
く、適宜変更・改良が可能であることはもちろんであ
る。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、潤滑性を向上させると
共に、保持器の変形や破損などを抑制できる軸受装置及
びそれを用いた工作機械主軸が提供される。
共に、保持器の変形や破損などを抑制できる軸受装置及
びそれを用いた工作機械主軸が提供される。
【図1】本発明にかかる実施の形態による軸受装置を示
す軸線方向断面図である。
す軸線方向断面図である。
【図2】本実施の形態の軸受装置のみを拡大して示す図
である。
である。
【図3】図1の軸受装置から外輪を取り外し、矢印III
方向に見た図である。
方向に見た図である。
【図4】図1の形態の軸受装置から内輪を取り外した状
態で、軸線方向に見た図である。
態で、軸線方向に見た図である。
【図5】保持器の形状の変形例を示す図である。
【図6】円筒ころ軸受装置における比較例との試験結果
を示す図である。
を示す図である。
【図7】片側案内の実施の形態にかかる円筒ころ軸受装
置の図2と同様な断面図である。
置の図2と同様な断面図である。
【図8】つばナシ内輪の実施の形態にかかる円筒ころ軸
受装置の図2と同様な断面図である。
受装置の図2と同様な断面図である。
【図9】片側案内の実施の形態にかかるアンギュラ玉軸
受装置の図2と同様な断面図である。
受装置の図2と同様な断面図である。
【図10】内輪案内の実施の形態にかかるアンギュラ玉
軸受装置の図2と同様な断面図である。
軸受装置の図2と同様な断面図である。
【図11】片側案内の実施の形態にかかるアンギュラ玉
軸受装置の図2と同様な断面図である。
軸受装置の図2と同様な断面図である。
【図12】両側案内の実施の形態にかかるアンギュラ玉
軸受装置の図2と同様な断面図である。
軸受装置の図2と同様な断面図である。
【図13】アンギュラ玉軸受装置における比較例との試
験結果を示す図である。
験結果を示す図である。
【図14】図1の軸受装置の変形例を示す図3と同様な
図である。
図である。
【図15】図1の軸受装置の変形例を示す図4と同様な
図である。
図である。
10、110,210,310,410,510、61
0 軸受装置 11、111,211,311,411,511、61
1 外輪 12、112,212,312,412,512、61
2 内輪 13、113,213 ころ 313,413,513、613 玉 14、114,214,314,414,514、61
4 保持器
0 軸受装置 11、111,211,311,411,511、61
1 外輪 12、112,212,312,412,512、61
2 内輪 13、113,213 ころ 313,413,513、613 玉 14、114,214,314,414,514、61
4 保持器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小岩 有 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3J101 AA02 AA13 AA24 AA32 AA42 AA52 AA62 BA23 BA44 BA50 CA01 CA17 DA14 EA34 EA36 EA38 FA32 GA31
Claims (2)
- 【請求項1】 内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪と
の間に、回転自在に配置された複数の転動体と、前記転
動体を保持する保持器とを有する軸受装置において、 前記保持器は、樹脂素材から形成され、前記外輪の内周
又は前記内輪の外周に対して位置決めされており、軸線
方向に並列した一対の環状部と、前記環状部を連結する
柱部とを有し、前記環状部の断面の半径方向長さをH、
軸線方向長さをL、前記ころのPCDをdmとしたとき
に、以下の式が成立する軸受装置。 AI=(LH3)/dm AI≧0.025 - 【請求項2】 請求項1に記載の軸受装置を用いた工作
機械主軸。
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