JP2002310262A - 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置 - Google Patents
流体式トルク伝達装置のロックアップ装置Info
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Abstract
カバーとタービンとの間の空間の外周部に配置すること
によって、トルク伝達容量を大きくする。また、ロック
アップ動作の応答性を向上させる。 【解決手段】 ロックアップ装置7のダンパー機構60
は、トルク伝達の機能を有し、フロントカバー11とタ
ービン22との間の空間の外周側に配置された第1ドラ
イブプレート61と、ドリブンプレート62と、第2ド
ライブプレート63と、トーションスプリング64とか
ら、主に、構成されている。ピストン74は、クラッチ
連結・解除を行う機能を有し、ピストン連結機構75に
よって、フロントカバー11に対して回転方向に移動不
能にかつ軸方向に移動可能に係合されており、さらに、
作動油を第1空間9aから第2空間9bへのみ流すため
の逆止弁79が設置されている。
Description
装置のロックアップ装置、特に、摩擦面を有するフロン
トカバーと、フロントカバーに固定され作動油が充填さ
れた流体室を形成するインペラーと、流体室内で前記イ
ンペラーに対向して配置されたタービンとを備えた流体
式トルク伝達装置に設けられたロックアップ装置に関す
る。
ンペラー,タービン,ステータ)を内部に有し、内部の
作動油を介してトルクを伝達する流体式トルク伝達装置
の一種である。このトルクコンバータには、ロックアッ
プ装置が設けられていることが多い。
カバーとの間の空間に配置されており、フロントカバー
とタービンとを機械的に連結することでフロントカバー
からタービンにトルクを直接伝達するための機構であ
る。
カバーに押しつけられることが可能な円板状のピストン
と、ピストンの外周部に固定されるリティーニングプレ
ートと、リティーニングプレートにより回転方向及び外
周側を支持されるトーションスプリングと、トーション
スプリングの両端を回転方向に支持するドリブンプレー
トとを有している。ドリブンプレートはタービンのター
ビンシェル等に固定されている。
擦面を2面にしてトルク伝達容量を増大させたロックア
ップ装置も既に提供されている。この種の装置の一つと
して、タービンに結合されたダンパー機構と、ダンパー
機構の入力部に形成された摩擦連結部と、この摩擦連結
部をフロントカバーに押圧するためのピストンとを有し
ているものがある。
トカバーとタービンとの間の空間の外周部に配置し、ト
ーションスプリングの長さや本数を大きくすることによ
って、捩り振動吸収性能を向上させることが望ましい。
示されたロックアップ装置は、タービンに連結されたド
リブンプレートと、それに回転方向両端を支持されたト
ーションスプリングと、トーションスプリングを支持す
るとともにその回転方向両端に係合するガイドリング
と、それに相対回転不能にかつ軸方向に移動自在に係合
するドライブプレートとから構成されるダンパー機構を
有している。ドライブプレートの内周側にはトルク伝達
のための摩擦連結部が形成されており、これがピストン
によってフロントカバーに押しつけられる構成となって
いる。
ックアップ装置のトーションスプリングは、フロントカ
バーとタービンとの間の空間の外周部に配置されている
ため、捩り振動吸収性能は向上しているが、摩擦連結部
がトーションスプリングよりも内周側に配置されている
ので、ロックアップ装置のトルク伝達容量を十分に大き
くすることができない。
外周面にシールされた状態で支持されているが、ピスト
ンの外周部にはクラッチの連結解除動作時に軸方向に作
動油が流れることが可能な隙間が確保されている。この
隙間によって、クラッチ連結解除状態において、作動油
はピストンのフロントカバー側からタービン側へと流
れ、さらにトルクコンバータ本体に流れ込む。この結
果、ロックアップ装置の摩擦連結部が冷却され、さらに
トルクコンバータ本体に十分な作動油が供給される。
チ連結動作に移行する初期段階では、前記隙間から作動
油がピストンのタービン側からフロントカバー側へと流
れてしまう。その結果、ピストンのタービン側とフロン
トカバー側との間に十分に大きな油圧差が得られず、ロ
ックアップ動作の応答性が低下する。
ンスプリングをフロントカバーとタービンとの間の空間
の外周部に配置したロックアップ装置において、トルク
伝達容量を大きくすることにある。
応答性を向上させることにある。
トルク伝達装置のロックアップ装置は、摩擦面を有する
フロントカバーと、フロントカバーに固定され作動油が
充填される流体室を形成するインペラーと、流体室内で
インペラーに対向して配置されたタービンとを備えた流
体式トルク伝達装置に設けられたロックアップ装置であ
って、フロントカバーとタービンとの間の空間の外周部
に、摩擦面に対向して配置された第1摩擦連結部及び第
1摩擦連結部からタービン側に離れて配置された第2摩
擦連結部を有するドライブ部材と、タービンに固定され
少なくとも一部が第1摩擦連結部及び第2摩擦連結部と
の間に延びるドリブン部材と、第1摩擦連結部と第2摩
擦連結部との間に配置されドライブ部材とドリブン部材
とを回転方向に弾性的に連結するための複数の弾性部材
と、ドライブ部材とタービンとの間でフロントカバーと
一体回転するように設けられ、第2摩擦連結部に圧接す
ることによって第1摩擦連結部を摩擦面に押しつけるた
めのピストンとを備えている。
エンジン側に移動すると、ドライブ部材のタービン側に
形成された第2摩擦連結部に圧接して、ドライブ部材全
体をエンジン側に移動させる。すると、ドライブ部材の
エンジン側に形成された第1摩擦連結部がフロントカバ
ーの摩擦面に圧接される。これにより、フロントカバー
に入力されたトルクは、ロックアップ装置から第1及び
第2摩擦連結部を介してドライブ部材に伝達され、さら
に、弾性部材及びドリブン部材を介してタービンに伝達
される。
のフロントカバー側及びタービン側に一対の摩擦連結部
を有し、そして、これら一対の摩擦連結部の軸方向間に
弾性部材を配置しているため、ダンパー機構及び摩擦連
結部をすべてフロントカバーとタービンとの間の空間の
外周部に配置することができる。これにより、捩り振動
吸収性能の向上とともに、トルク伝達容量が大きくな
る。
ロックアップ装置は、請求項1において、第1摩擦連結
部は、フロントカバーに対向して設けられた第1プレー
ト部と、第1プレート部のフロントカバー側の側面に設
けられ第1プレート部より剛性が低い第1摩擦プレート
とを有し、第2摩擦連結部は、ピストンに対向して設け
られた第2プレート部と、第2プレート部のピストン側
の側面に設けられ第2プレート部より剛性が低い第2摩
擦プレートとを有している。
に設置された第1摩擦プレートは、ドライブ部材の第1
プレート部よりも剛性が低いものであるため、第1摩擦
連結部に摩擦フェーシングを直接貼りつける場合に比べ
て、フロントカバーの摩擦面への圧接時の係合ショック
を緩和することが可能であり、さらに摩擦面への追従性
が向上する。同様に、第2摩擦プレートは、第2プレー
ト部よりも剛性が低いものであるため、ピストンの圧接
時の係合ショックを緩和することが可能であり、さらに
ピストンへの追従性が向上する。
ロックアップ装置は、請求項1又は2において、ピスト
ンはフロントカバーとタービンとの間の空間を軸方向に
分割するように配置され、作動油が、ピストンのフロン
トカバー側の空間からタービン側の空間へ流れることを
許容するが、逆方向に流れることを禁止する逆止弁機構
をさらに備えている。
有しているため、ロックアップ時には、タービン側の空
間からフロントカバー側の空間へ作動油の流れがなくな
り、ロックアップ装置の応答性を向上することが可能で
ある。また、ロックアップ解除時には、フロントカバー
側の空間からタービン側の空間への作動油の流れを確保
できる。
ロックアップ装置は、請求項3において、ピストンは、
中心孔が形成された円板状の部材であり、内周縁及び外
周縁はシールされた状態で軸方向に移動可能であり、逆
止弁機構は、ピストンに形成された孔と、孔をタービン
側から開閉自在に塞ぐ弁部材とから構成されている。
内周縁及び外周縁がともにシールされているので、ピス
トンのフロントカバー側の空間とタービン側の空間との
間の作動油は、逆止弁機構のみを介して流れる。そし
て、逆止弁機構はピストンに形成されているため、ピス
トンの受圧面積を小さくすることがない。
ロックアップ装置は、摩擦面を有するフロントカバー
と、フロントカバーに固定され作動油が充填される流体
室を形成するインペラーと、流体室内でインペラーに対
向して配置されたタービンとを備えた流体式トルク伝達
装置に設けられたロックアップ装置であって、摩擦面に
対向して配置された摩擦連結部を有するドライブ部材
と、タービンに固定されたドリブン部材と、ドライブ部
材とドリブン部材とを回転方向に弾性的に連結するため
の複数の弾性部材と、ドライブ部材のタービン側におい
てフロントカバーとタービンとの間の空間を軸方向に分
割するように配置されフロントカバーと一体回転するよ
うに設けられ摩擦連結部を摩擦面に押しつけるためのピ
ストンと、作動油が、ピストンのフロントカバー側の空
間からタービン側の空間へ流れることを許容するが、逆
方向に流れることを禁止する逆止弁機構とを備えてい
る。
に形成された摩擦連結部をピストンによって押圧してフ
ロントカバーの摩擦面に圧接する。これにより、フロン
トカバーに入力されたトルクは、フロントカバーの摩擦
面から摩擦連結部を介してドライブ部材に伝達され、さ
らに、弾性部材及びドリブン部材を介してタービンに伝
達される。
有しているため、ロックアップ時には、タービン側の空
間からフロントカバー側の空間へ作動油の流れがなくな
り、ロックアップ装置の応答性を向上することが可能で
ある。また、ロックアップ解除時には、フロントカバー
側の空間からタービン側の空間への作動油の流れを確保
できる。
ロックアップ装置は、請求項5において、ピストンは、
中心孔が形成された円板状の部材であり、内周縁及び外
周縁はシールされた状態で軸方向に移動可能であり、逆
止弁機構は、ピストンに形成された孔と、孔をタービン
側の空間から開閉自在に塞ぐ弁部材とから構成されてい
る。
内周縁及び外周縁がともにシールされているので、ピス
トンのフロントカバー側の空間とタービン側の空間との
間の作動油は、逆止弁機構のみを介して行われる。そし
て、逆止弁機構はピストンに形成されているため、ピス
トンの受圧面積を小さくすることがない。
に基づいて説明する。 (1)トルクコンバータの基本構造 図1は本発明の一実施形態が採用されたトルクコンバー
タ1の縦断面概略図である。トルクコンバータ1は、エ
ンジンのクランクシャフト2からトランスミッションの
入力シャフト3にトルクを伝達するための装置である。
図1の左側に図示しないエンジンが配置され、図1の右
側に図示しないトランスミッションが配置されている。
図1に示すO−Oがトルクコンバータ1の回転軸であ
る。
ルプレート4とトルクコンバータ本体5とから構成され
ている。フレキシブルプレート4は、円板状の薄い部材
からなり、トルクを伝達するとともにクランクシャフト
2からトルクコンバータ本体5に伝達される曲げ振動を
吸収するための部材である。したがって、フレキシブル
プレート4は、回転方向にはトルク伝達に十分な剛性を
有しているが、曲げ方向には剛性が低くなっている。
プレート4の外周側が固定されたフロントカバー11
と、3種の羽根車(インペラー21、タービン22、ス
テータ23)からなるトーラス形状の流体作動室6と、
ロックアップ装置7とから構成されている。
り、内周端に軸方向に延びる円筒形状の部材であるボス
部材16が固定されている。ボス部材16は、クランク
シャフト2の中心孔内に挿入されている。
スミッション側に延びる外周側筒状部11aが形成され
ている。この外周側筒状部11aの先端にインペラー2
1のインペラーシェル26の外周縁が、後に詳述するピ
ストンサポート76とともに、溶接によって固定されて
いる。この結果、フロントカバー11とインペラー21
とによって、内部に作動油が充填された流体作動室6が
形成されている。
ル26と、その内側に固定された複数のインペラーブレ
ード27と、インペラーシェル26の内周部に固定され
たインペラーハブ28とから構成されている。
ー21に軸方向に対向して配置されている。タービン2
2は、主に、タービンシェル30と、そのインペラー側
の面に固定された複数のタービンブレード31と、ター
ビンシェル30の内周縁に固定されたタービンハブ32
とから構成されている。タービンハブ32はフランジ部
32aとボス部32bとから構成されており、タービン
シェル30とタービンハブ32は、タービンハブ32の
フランジ部32aにおいて、後に詳述するドリブンプレ
ート62とともに、複数のリベット33によって固定さ
れている。
内周面には、入力シャフト3に係合するスプラインが形
成されている。これにより、タービンハブ32は入力シ
ャフト3と一体回転するようになっている。
とタービン22の内周部との間に設置されており、ター
ビン22からインペラー21に戻る作動油の流れを整流
するための機構である。ステータ23は、樹脂成形やア
ルミ合金の鋳造により一体に製作された部材であり、主
に、環状のステータキャリア35と、ステータキャリア
35の外周面に設けられた複数のステータブレード36
とから構成されている。ステータキャリア35はワンウ
ェイクラッチ37を介して筒状の固定シャフト39に支
持されている。固定シャフト39は入力シャフト3の外
周面とインペラーハブ28の内周面との間を延びてい
る。
11とタービン22との間には、環状の空間9が確保さ
れている。フロントカバー11とタービンハブ32との
軸方向間には第1スラストベアリング41が配置されて
いる。この第1スラストベアリング41が配置された部
分において、作動油が連通可能な第1ポート17が形成
されている。すなわち、第1ポート17は、入力シャフ
ト3の中心孔3aとタービンハブ32との間の油路と、
タービンハブ32のボス部32bの外周側すなわち空間
9とを連通させている。また、タービンハブ32とステ
ータ23の内周部(具体的にはワンウェイクラッチ3
7)との間には第2スラストベアリング42が配置され
ている。この第2スラストベアリング42が配置された
部分において、作動油が連通可能な第2ポート18が形
成されている。すなわち、第2ポート18は、入力シャ
フト3と固定シャフト39との間の油路と、作動流体室
6とを連通させている。さらに、ステータ23(具体的
にはステータキャリア35)とインペラー21(具体的
にはインペラーハブ28)との軸方向間には第3スラス
トベアリング43が配置されている。この第3スラスト
ベアリングが配置された部分において、作動油が連通可
能な第3ポート19が形成されている。すなわち、第3
ポート19は、固定シャフト39とインペラーハブ28
との間の油路と、流体作動室6とを連通させている。な
お、各油路は、図示しない油圧回路に接続されており、
独立して第1〜第3ポート17〜19に作動油の供給・
排出が可能となっている。
22との間の空間9に配置されており、必要に応じて両
者を機械的に連結するための機構である。ロックアップ
装置7は、クラッチ及び弾性連結機構の機能を有し、主
に、ダンパー機構60と、ピストン74と、ピストン連
結機構75とから構成されている。
構60について説明する。ダンパー機構60は、フロン
トカバー11とタービン22とを弾性的に連結しトルク
伝達を行う機能を有しており、主に、第1ドライブプレ
ート61と、ドリブンプレート62と、第2ドライブプ
レート63と、トーションスプリング64と、スタッド
ピン65とから構成されている。
バー11の外周側に配置された環状のプレート部材であ
り、第2ドライブプレート63と一体となって、フロン
トカバー11からトーションスプリング64にトルクを
入力する機能を有している。第1ドライブプレート61
は、主に、フロントカバー11の摩擦面11bに対向し
て配置された第1プレート部61aと、その外周縁から
トランスミッション側に延びる筒状部61bとから構成
されている。
は、フロントカバー11の摩擦面11bに圧接して摩擦
係合するための第1摩擦プレート66が配置されてお
り、第1摩擦プレート66のエンジン側面には、第1摩
擦フェーシング66aが貼りつけられている。また、第
1摩擦プレート66は、第1プレート部61aよりも板
厚が小さく、剛性が弱くなっている。さらに、第1摩擦
プレート66の第1摩擦フェーシング66aの内周側に
はスタッドピン65が貫通する第1固定孔66bが円周
に沿って等間隔に複数個形成されており、同様に、第1
プレート部61aの内周側にもスタッドピン65が貫通
する第2固定孔61dが円周に沿って等間隔に複数個形
成されている。
摩擦プレート66及び第1摩擦フェーシング66aによ
って、第1摩擦連結部が形成されている。なお、第1摩
擦フェーシング66aは第1プレート部61aに直接固
定されていてもよい。
っすぐに延びているが、その先端には、内周側に折り曲
げられた固定爪部61cが円周に沿って等間隔に複数個
形成されている。
ブプレート61のトランスミッション側に配置された環
状のプレート部材であり、第1ドライブプレート61と
一体となってフロントカバー11から入力されたトルク
をトーションスプリング64を介してドリブンプレート
62に伝達する機能を有している。第2ドライブプレー
ト63は、主に、第1ドライブプレート61の第1プレ
ート部61aに対して軸方向に間をあけて対向するとと
もにピストン74の押圧部74a(後述)に近接して配
置された第2プレート部63aと、その外周縁からエン
ジン側に延びる筒状部63bとから構成されている。な
お、筒状部63bは概ね軸方向にまっすぐ延びている
が、先端が内周側に折り曲げられた形状になっている。
起こされた複数の第1切り起こし部63cと第2切り起
こし部63dとが形成されている。第1切り起こし部6
3cは、円周に沿って形成され、筒状部63bの内周側
に隙間をあけて配置されている。第2切り起こし部63
dは、各第1切り起こし部63cの回転方向間に配置さ
れ、第1切り起こし部63cの半径方向位置より外周側
に位置している。また、第2プレート部63aのトラン
スミッション側面の外周縁には、第1ドライブプレート
61の固定爪部61cに対応する複数の窪み部63gが
形成されている。
部61bは、第2ドライブプレート63の筒状部63b
の外周側に嵌り、第1ドライブプレート61の固定爪部
61cが第2ドライブプレート63の窪み部63gにて
係止されている。また、第2ドライブプレート63の筒
状部63bの先端は、第1ドライブプレート61の第1
プレート部61aのトランスミッション側面に当接して
いる。
ン側面には、ピストン74の押圧部74aが圧接して摩
擦係合するための第2摩擦プレート67が設置されてお
り、第2摩擦プレート67のトランスミッション側面に
は第2摩擦フェーシング67aが貼りつけられている。
また、第2摩擦プレート67は、第2プレート部63a
よりも板厚が小さく、剛性が弱くなっている。さらに、
第2プレート部63aの第1切り起こし部63cの内周
側にはスタッドピン65が貫通する第3固定孔63fが
円周に沿って等間隔に複数個形成されており、同様に、
第2摩擦プレート67の第2摩擦フェーシング67aの
内周側にもスタッドピン65が貫通する第4固定孔67
bが円周に沿って等間隔に複数個形成されている。
摩擦プレート67及び第2摩擦フェーシング67aによ
って、第2摩擦連結部が形成されている。なお、第2摩
擦フェーシング67aは第2プレート部63aに直接固
定されていてもよい。
の第2切り起こし部63dに対応する位置に、内周部に
向かうように絞り加工された突出部63eが形成されて
いる。
態においては、円周方向に延びる複数(6個)のコイル
スプリングであり、半径方向両側が第2ドライブプレー
ト63の筒状部63bと第2ドライブプレート63に形
成された第1切り起こし部63cとによって支持され、
また、回転方向端は、直接またはスプリングシートを介
して、トルク伝達部としての第2切り起こし部63dと
突出部63eとに当接又は近接して支持されている。さ
らに、各トーションスプリング64が第2ドライブプレ
ート63から脱落しないように、トランスミッション側
面が第2プレート部63aに、また、エンジン側面が筒
状部63b先端の折り曲げ部分に支持されている。
レート61と第2ドライブプレート63との軸方向間に
配置された環状のプレート部材であり、第1ドライブプ
レート61及び第2ドライブプレート63に入力された
トルクをトーションスプリング64からタービンに伝達
する機能を有している。ドリブンプレート62は、主
に、円板状部62aと、その外周縁に形成された複数の
保持爪部62bとから構成されている。
cが円周に沿って複数個形成されており、この連結孔6
2cを貫通するリベット33により、タービンハブ32
のフランジ部32aのエンジン側面にドリブンプレート
62が固定されている。また、円板状部62aの外周縁
と連結孔62cとの半径方向間には、スタッドピン65
が貫通する長孔62dが円周に沿って等間隔に複数個形
成されている。さらに、円板状部62aの長孔62dと
連結孔62cとの半径方向間には、ドリブンプレート6
2のエンジン側の空間とトランスミッション側の空間と
を連通するための油孔62eが複数個形成されている。
さらに、円板状部62aの長孔62dから外周縁までの
部分及び保持爪部62bは、第1ドライブプレート61
及び第2ドライブプレート63の軸方向間に配置されて
いる。
うに、円板状部62aの外周縁からさらに外周側に延び
る複数の第1部分62fと、そこからトランスミッショ
ン側に延びる第2部分62gとから構成されている。な
お、第1部分62fの第2部分62gとの境界部分の回
転方向両側は外周側にわずかに切り起こされている。し
たがって、第2部分62gは、まっすぐに延びる回転方
向端面を有している。この第2部分62gの回転方向端
面はトーションスプリング64のコイル径方向に対向す
る2箇所に当接している。このように保持爪部62bの
第2部分62gの根元を切り起こした構造によって、保
持爪部62bとトーションスプリング64の接触面の設
定を容易に最適なものにできる。
配置された第1摩擦プレート66、第1ドライブプレー
ト61、第2ドライブプレート63及び第2摩擦プレー
ト67を、それぞれの固定孔、すなわち、第1固定孔6
6b、第2固定孔61d、第3固定孔63f及び第4固
定孔67bに貫通し固定するためのピン部材である。ス
タッドピン65は、第1摩擦プレート66のエンジン側
に当接した第1固定孔66bよりも大径の第1頭部65
aを有し、第1頭部65aのトランスミッション側に
は、第1固定孔66bと第2固定孔61dを貫通する径
を有した第1胴部65bが形成されている。第1胴部6
5bのトランスミッション側には、ドリブンプレート6
2の長孔62dを貫通し第1胴部65bの径よりも大径
の第2胴部65cが形成されており、ドリブンプレート
62は長孔62d内で第2ドライブプレート63に対し
て相対回転できるようになっている。第2胴部65cの
トランスミッション側には、第3固定孔63fと第4固
定孔67bを貫通する径を有した第3胴部65dが形成
されている。そして、第3胴部65dのトランスミッシ
ョン側には、第4固定孔67bよりも大径の第2頭部6
5eが形成されており、第2摩擦プレート67のトラン
スミッション側に当接して、これらのプレート部材を固
定している。
ト61と第2ドライブプレート63とは、内周部同士が
スタッドピン65で固定されている。また、第1ドライ
ブプレート61及び第2ドライブプレート63の外周部
は前述したように互いに係合している。これにより、第
1ドライブプレート61と第2ドライブプレート63と
は、軸方向及び回転方向に固定され、一体のドライブ部
材を構成している。
と第2ドライブプレート63の内周部との間の軸方向間
距離は、スタッドピン65の第2胴部65cの軸方向長
さより大きいため、ドライブ部材は、所定の軸方向距離
内ではドリブンプレート62に対して軸方向に移動可能
である。
において、ドリブンプレート62と第2ドライブプレー
ト63との軸方向間には、ウェーブスプリング68が挟
まれている。
時にドライブ部材をドリブンプレート62からトランス
ミッション側に付勢力を与えるための部材である。した
がって、クラッチ連結解除時には、図3に示すように、
ドライブ部材はドリブンプレート62に対して最もトラ
ンスミッション側に位置している。より具体的には、第
1ドライブプレート61の内周部はドリブンプレート6
2に当接しており、第1摩擦プレート66はフロントカ
バー11の摩擦面11bから離れている。
は、2つの摩擦連結部を軸方向に間をあけて配置し、そ
れらの間にトーションスプリング64を配置したため、
トーションスプリング64及び2つの摩擦連結部をフロ
ントカバー11とタービン22との間の空間内で最も外
周側に配置することができる。この結果、トーションス
プリング64の捩り振動吸収性能を維持しつつ、2つの
摩擦連結部を従来構造より外周側に配置することでトル
ク伝達容量を大きくできる。なお、本実施形態では2つ
の摩擦連結部とトーションスプリングは半径方向中心位
置及び半径方向幅は概ね同じであって軸方向には完全に
重なっているが、実際は多少変位しても、異なる半径方
向幅を有してもよい。ただし、トーションスプリングの
少なくとも一部が摩擦連結部に対して軸方向に重なって
いることが必要である。
トン74及びピストン連結機構75について説明する。
ピストン74は、中心孔が形成された円板状の部材であ
り、クラッチ連結・解除を行う機能を有している。ピス
トン74はダンパー機構60とタービン22との間に配
置され、外周縁がフロントカバー11の外周筒状部11
aの内周面に近接し、内周縁がタービンハブ32の外周
面に近接している。つまり、ピストン74は、フロント
カバー11とタービン22との間の空間9をフロントカ
バー11側の第1空間9aと、タービン側の第2空間9
bとに分割している。
内周縁に形成されたエンジン側に延びる第1筒状部74
bと、外周縁に形成されたトランスミッション側に延び
る第2筒状部74cと、押圧部74aと第1筒状部74
bとの間に形成された連通孔74fとを有している。
2ドライブプレート63の第2摩擦フェーシング67a
のトランスミッション側に対向して配置されている。第
1筒状部74bの内周面は、タービンハブ32のフラン
ジ部32aの外周面に当接しており、シール部材81を
介してタービンハブ32に回転自在に嵌合されている。
これにより、ピストン74の内周部は、タービンハブ3
2のフランジ部32aの外周部との間で軸方向両側がシ
ールされている。
バー11の外周側筒状部11aの内周面に当接してお
り、シール部材78を介してフロントカバー11の外周
側筒状部11aの内周面に嵌合されている。これによ
り、ピストン74の外周部は、フロントカバー11の外
周側筒状部11aの内周面との間で軸方向両側がシール
されている。また、第2筒状部74cのトランスミッシ
ョン側先端部には、内周側に折り曲げた折り返し部74
dが形成されており、この折り返し部74dには、さら
に、スリット部74eが円周に沿って複数個形成されて
いる。
9bとの間において、作動油の流れを確保するための油
路の機能を有している。そして、各連通孔74fのトラ
ンスミッション側面には、第1空間9aの油圧が第2空
間9bの油圧よりも相対的に高い場合には作動油を流す
が、第2空間9bの油圧が第1空間9aの油圧よりも相
対的に高い場合には作動油を流さない逆止弁79が設置
されている。本実施形態では、逆止弁79の型式には、
フラッパー式のものを使用している。
ストン74の外周端がフロントカバー11の外周側筒状
部11aの内周部まで延びているため、ピストン74の
受圧面積が大きくなっている。また、逆止弁79は、ピ
ストン74のトランスミッション側面に設けられている
ため、ピストン74の受圧面積を小さくすることがな
い。
11の外周側筒状部11aに配置されており、ピストン
74をフロントカバー11に対して回転方向に移動不能
にかつ軸方向に移動自在な状態で一体回転するように連
結する機能を有している。ピストン連結機構75は、ピ
ストン74の折り返し部74dに形成されたスリット部
74eと、ピストンサポート76のエンジン側先端に形
成された係合爪部76aと、ピストン74の第2筒状部
74cのエンジン側においてフロントカバー11の外周
側筒状部11aの内周面の窪み部11cに設置されたコ
ーンスプリング77とから構成されている。
は、ピストン74の折り返し部74dのスリット部74
eに係合爪部76aに挿通されることにより、ピストン
は、フロントカバー11に対して、回転方向に移動不能
にかつ軸方向に移動可能に係合されている。
74の第2円筒部74cのエンジン側面に当接し、ピス
トン74を第2ドライブプレート63の第2摩擦フェー
シング67aから離れる方向に付勢している。
では、ピストン連結機構75を構成する部材がフロント
カバー11とタービン22との間の空間の外周部に配置
されているため、スペース性が向上している。
ストン74及びピストン連結機構75によってロックア
ップ装置7が構成されているため、フロントカバー11
の内周部の軸方向の寸法がロックアップ装置を有しない
トルクコンバータと同程度まで短くなっている。これに
より、クランクシャフト付近の軸方向のスペース性が向
上する。
装置の動作 以下、図1及び図2を用いて、トルクコンバータ1及び
ロックアップ装置7の動作を説明する。
び第3ポート19からトルクコンバータ本体5内に作動
油が供給され、第2ポート18から作動油が排出され
る。第1ポート17から供給された作動油はダンパー機
構60の外周側及びドリブンプレート62の油孔62e
を流れる。このとき、第1空間9aの油圧の方が第2空
間9bの油圧より高いので、逆止弁79が開いて、作動
油は、ピストン74の連通孔74fを通じて、第1空間
9aから第2空間9bに流れ、最後に流体作動室6内に
流れ込む。
スプリング77の付勢力によって、ピストン74は、ト
ランスミッション側に向かって移動し、折り返し部74
dがピストンサポート76の係合爪部76aの付け根に
当接した状態で停止する。また、ドライブ部材はウェー
ブスプリング68の付勢力によってトランスミッション
側に移動し、第1ドライブプレート61がドリブンプレ
ート62に当接した状態で停止する。したがって、ピス
トン74の押圧部74aは第2ドライブプレート63の
第2摩擦プレート67から離れ、第1ドライブプレート
61の第1摩擦プレート66はフロントカバー11の摩
擦面11bから離れている。すなわち、ロックアップ装
置7は連結解除されており、トルクを伝達していない。
きには、フロントカバー11とタービン22との間のト
ルク伝達はインペラー21とタービン22との間の流体
駆動によって行われている。
力シャフト3が一定の回転数に達すると、第1ポート1
7から第1空間9a内の作動油が排出される。この際、
第1空間9aの油圧が低下し相対的に第2空間9bの油
圧が大きくなるため、逆止弁79が閉止する。これによ
り、速やかに、ピストン74がフロントカバー11側に
移動させられ、押圧部74aが第2ドライブプレート6
3の第2摩擦プレート67を押しつけ、さらに、第1ド
ライブプレート61の第1摩擦プレート66がフロント
カバー11の摩擦面11bに押しつけられる。この結
果、フロントカバー11のトルクは、第1ドライブプレ
ート61及び第2ドライブプレート63からトーション
スプリング64を介して、ドリブンプレート62に伝達
される。さらにトルクはドリブンプレート62からター
ビン22に伝達される。また、フロントカバー11が機
械的にタービン22に連結され、フロントカバー11の
トルクがタービン22を介して直接入力シャフト3に出
力される。
摩擦プレート67は、それぞれ、第1ドライブプレート
61及び第2ドライブプレート63の板厚よりも小さく
剛性が弱いため、圧接時の係合ショックが緩和されてお
り、さらに各摩擦面への追従性が向上している。
間9bから第1空間9aへの作動油の漏れがないため、
ピストン74のエンジン側への移動が速やかに行われ
る。つまり、ロックアップ動作の応答性が向上してい
る。
づいて説明したが、具体的な構成は、この実施形態に限
られるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更
可能である。
して、フラッパー式の逆止弁機構を使用しているが、ス
プリング式の逆止弁機構を使用してもよい。
ロントカバー側及びタービン側に一対の摩擦連結部を有
するドライブ部材によって、これら一対の摩擦連結部の
軸方向間に弾性部材を配置しているため、これらの部材
をすべてフロントカバーとタービンとの間の空間の外周
部に配置することができる。これにより、捩り振動吸収
性能の向上とともに、トルク伝達容量を大きくすること
が可能である。
って、ロックアップ動作の応答性を向上することが可能
である。
ータの縦断面概略図。
示す図。
ストン連結機構を示す図。
イブプレートの分解斜視図。
ン、ウェーブスプリング、第2ドライブプレート及び第
2摩擦プレートの分解斜視図。
Claims (6)
- 【請求項1】摩擦面を有するフロントカバーと、前記フ
ロントカバーに固定され作動油が充填される流体室を形
成するインペラーと、前記流体室内で前記インペラーに
対向して配置されたタービンとを備えた流体式トルク伝
達装置に設けられたロックアップ装置であって、 前記フロントカバーと前記タービンとの間の空間の外周
部に、前記摩擦面に対向して配置された第1摩擦連結部
及び前記第1摩擦連結部から前記タービン側に離れて配
置された第2摩擦連結部を有するドライブ部材と、 前記タービンに固定され、少なくとも一部が前記第1摩
擦連結部と前記第2摩擦連結部との間に延びるドリブン
部材と、 前記第1摩擦連結部と前記第2摩擦連結部との間に配置
され前記ドライブ部材と前記ドリブン部材とを回転方向
に弾性的に連結するための複数の弾性部材と、 前記ドライブ部材と前記タービンとの間で前記フロント
カバーと一体回転するように設けられ、前記第2摩擦連
結部に圧接することによって前記第1摩擦連結部を前記
摩擦面に押しつけるためのピストンと、を備えた流体式
トルク伝達装置のロックアップ装置。 - 【請求項2】前記第1摩擦連結部は、前記フロントカバ
ーに対向して設けられた第1プレート部と、前記第1プ
レート部の前記フロントカバー側の側面に設けられ前記
第1プレート部より剛性が低い第1摩擦プレートとを有
し、 前記第2摩擦連結部は、前記ピストンに対向して設けら
れた第2プレート部と、前記第2プレート部の前記ピス
トン側の側面に設けられ前記第2プレート部より剛性が
低い第2摩擦プレートとを有している、請求項1に記載
の流体式トルク伝達装置のロックアップ装置。 - 【請求項3】前記ピストンは前記フロントカバーと前記
タービンとの間の空間を軸方向に分割するように配置さ
れ、 作動油が、前記ピストンの前記フロントカバー側の空間
から前記タービン側の空間へ流れることを許容するが、
逆方向に流れることを禁止する逆止弁機構をさらに備え
ている、請求項1又は2に記載の流体式トルク伝達装置
のロックアップ装置。 - 【請求項4】前記ピストンは、中心孔が形成された円板
状の部材であり、内周縁及び外周縁はシールされた状態
で軸方向に移動可能であり、 前記逆止弁機構は、前記ピストンに形成された孔と、前
記孔を前記タービン側から開閉自在に塞ぐ弁部材とから
構成されている、請求項3に記載の流体式トルク伝達装
置のロックアップ装置。 - 【請求項5】摩擦面を有するフロントカバーと、前記フ
ロントカバーに固定され作動油が充填される流体室を形
成するインペラーと、前記流体室内で前記インペラーに
対向して配置されたタービンとを備えた流体式トルク伝
達装置に設けられたロックアップ装置であって、 前記摩擦面に対向して配置された摩擦連結部を有するド
ライブ部材と、 前記タービンに固定されたドリブン部材と、 前記ドライブ部材と前記ドリブン部材とを回転方向に弾
性的に連結するための複数の弾性部材と、 前記ドライブ部材の前記タービン側において前記フロン
トカバーと前記タービンとの間の空間を軸方向に分割す
るように配置され、前記フロントカバーと一体回転する
ように設けられ、前記摩擦連結部を前記摩擦面に押しつ
けるためのピストンと、 作動油が、前記ピストンの前記フロントカバー側の空間
から前記タービン側の空間へ流れることを許容するが、
逆方向に流れることを禁止する逆止弁機構と、を備えた
流体式トルク伝達装置のロックアップ装置。 - 【請求項6】前記ピストンは、中心孔が形成された円板
状の部材であり、内周縁及び外周縁はシールされた状態
で軸方向に移動自在であり、 前記逆止弁機構は、前記ピストンに形成された孔と、前
記孔を前記タービン側の空間から開閉自在に塞ぐ弁部材
とから構成されている、請求項5に記載の流体式トルク
伝達装置のロックアップ装置。
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