JP2002306290A - ターンテーブル - Google Patents
ターンテーブルInfo
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- JP2002306290A JP2002306290A JP2001120829A JP2001120829A JP2002306290A JP 2002306290 A JP2002306290 A JP 2002306290A JP 2001120829 A JP2001120829 A JP 2001120829A JP 2001120829 A JP2001120829 A JP 2001120829A JP 2002306290 A JP2002306290 A JP 2002306290A
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- guide rail
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 11
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 7
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 7
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 7
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 6
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 claims description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
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- Legs For Furniture In General (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 家具や展示車両といった物品を壁際に寄せて
設置しながらその方向転換を円滑に行うことのできるタ
ーンテーブルを提供する。 【構成】 固定ベース1上に支持具3を介してテーブル
本体2を回転可能にして設ける。又、固定ベース1に直
線状のガイドレール4を設け、ガイドレール4にはその
長手方向に沿ってスライドする摺動体5を設ける。そし
て、その摺動体5にテーブル本体2の回転中心を成す枢
軸6の下端を接続する一方、テーブル本体2にはモータ
9により揺動される揺動リンク8の先端部を結合ピン1
0にて連結する。又、テーブル本体2にはモータ9の動
力を得てテーブル本体2に結合ピン10回りのトルクを
与える伝動手段を接続する。これにより、テーブル本体
2はモータ9の駆動を以てガイドレール4に沿って往復
移動しつつ、枢軸6回りに回転角運動を行う。
設置しながらその方向転換を円滑に行うことのできるタ
ーンテーブルを提供する。 【構成】 固定ベース1上に支持具3を介してテーブル
本体2を回転可能にして設ける。又、固定ベース1に直
線状のガイドレール4を設け、ガイドレール4にはその
長手方向に沿ってスライドする摺動体5を設ける。そし
て、その摺動体5にテーブル本体2の回転中心を成す枢
軸6の下端を接続する一方、テーブル本体2にはモータ
9により揺動される揺動リンク8の先端部を結合ピン1
0にて連結する。又、テーブル本体2にはモータ9の動
力を得てテーブル本体2に結合ピン10回りのトルクを
与える伝動手段を接続する。これにより、テーブル本体
2はモータ9の駆動を以てガイドレール4に沿って往復
移動しつつ、枢軸6回りに回転角運動を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の物品を方向
転換可能にして支持するためのターンテーブルに係わ
り、特に矩形断面をもつ横長の家具や展示車両といった
物品でも壁際に寄せて設置しながら、その方向転換を円
滑に行うことのできるターンテーブルに関する。
転換可能にして支持するためのターンテーブルに係わ
り、特に矩形断面をもつ横長の家具や展示車両といった
物品でも壁際に寄せて設置しながら、その方向転換を円
滑に行うことのできるターンテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品を方向転換可能に支持するタ
ーンテーブルとして、図9に示すようなものが一般に良
く知られている。図9において、Dはターンテーブルの
土台を成す固定ベースであり、その上方には枢軸Pを介
して物品Wを載せるためのテーブル本体Tが水平面内で
回転可能に設けられる。そして、この種のターンテーブ
ルによれば、テーブル本体Tが枢軸Pを中心として正逆
に回転することにより、その上に設置した物品Wを水平
面内で180度反転させることができるものの、図10
(A)に示すよう物品Wを壁際に寄せて設置しようとす
ると、物品Wの反転時に壁Hが干渉してしまうので、物
品Wと壁Hとの間には同図(B)に示すよう物品Wを反
転させるに必要なスペースSを確保しなければならな
い。
ーンテーブルとして、図9に示すようなものが一般に良
く知られている。図9において、Dはターンテーブルの
土台を成す固定ベースであり、その上方には枢軸Pを介
して物品Wを載せるためのテーブル本体Tが水平面内で
回転可能に設けられる。そして、この種のターンテーブ
ルによれば、テーブル本体Tが枢軸Pを中心として正逆
に回転することにより、その上に設置した物品Wを水平
面内で180度反転させることができるものの、図10
(A)に示すよう物品Wを壁際に寄せて設置しようとす
ると、物品Wの反転時に壁Hが干渉してしまうので、物
品Wと壁Hとの間には同図(B)に示すよう物品Wを反
転させるに必要なスペースSを確保しなければならな
い。
【0003】そこで、例えば特開平10−14677号
公報には、反転対象(本例において履物収納棚)を壁際
に寄せて設置しながらその反転を可能にする回転式履物
収納棚が提案されている。当該装置は、概して直線状ガ
イドレールと旋回用ガイドレールとをもつ箱型の外装ラ
ック内に、反転対象としての支持枠体(履物収納棚)を
設け、その支持枠体が直線状ガイドレールに沿って前後
に往復移動しながら旋回用ガイドレールに沿って左右に
回転(旋回)するよう構成される。
公報には、反転対象(本例において履物収納棚)を壁際
に寄せて設置しながらその反転を可能にする回転式履物
収納棚が提案されている。当該装置は、概して直線状ガ
イドレールと旋回用ガイドレールとをもつ箱型の外装ラ
ック内に、反転対象としての支持枠体(履物収納棚)を
設け、その支持枠体が直線状ガイドレールに沿って前後
に往復移動しながら旋回用ガイドレールに沿って左右に
回転(旋回)するよう構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記のよう
な回転式履物収納棚によれば、反転対象を収め得るよう
な大型の外装ラックを必要とするばかりでなく、手動式
であるから反転操作に大きな労力が要り、しかも反転対
象に回転機構を装置する必要があることから既製の家具
などに適用することができないという欠点があった。
な回転式履物収納棚によれば、反転対象を収め得るよう
な大型の外装ラックを必要とするばかりでなく、手動式
であるから反転操作に大きな労力が要り、しかも反転対
象に回転機構を装置する必要があることから既製の家具
などに適用することができないという欠点があった。
【0005】本発明は以上のような事情に鑑みて成され
たものであり、その主たる目的は種々の物品を壁際に寄
せて設置しながらその方向転換を円滑に行えるようにす
ることにある。
たものであり、その主たる目的は種々の物品を壁際に寄
せて設置しながらその方向転換を円滑に行えるようにす
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、家具などの物品を方向転換可能に支持するタ
ーンテーブルであって、水平方向に延びる直線状のガイ
ドレールと、このガイドレール上で鉛直軸回りに回転可
能に設けられるテーブル本体と、このテーブル本体を前
記ガイドレールに沿って往復移動させつつ鉛直軸回りに
回転角運動させるための作動系とを有すると共に、その
作動系は一端部を固定端として先端部が前記テーブル本
体の部位にピン結合される揺動リンクと、この揺動リン
クをテーブル本体と平行する面内で揺動させるための駆
動源とを具備して成るターンテーブルを提供する。
するため、家具などの物品を方向転換可能に支持するタ
ーンテーブルであって、水平方向に延びる直線状のガイ
ドレールと、このガイドレール上で鉛直軸回りに回転可
能に設けられるテーブル本体と、このテーブル本体を前
記ガイドレールに沿って往復移動させつつ鉛直軸回りに
回転角運動させるための作動系とを有すると共に、その
作動系は一端部を固定端として先端部が前記テーブル本
体の部位にピン結合される揺動リンクと、この揺動リン
クをテーブル本体と平行する面内で揺動させるための駆
動源とを具備して成るターンテーブルを提供する。
【0007】又、本発明は上記ターンテーブルにおい
て、作動系が上記のような揺動リンクと駆動源のほか、
テーブル本体を揺動リンクとの節点を成す結合ピン回り
に回転させるようなトルクを発生する伝動手段を含み、
その伝動手段が揺動リンクの一端部と同軸上にあって駆
動源により正逆に回転される原動車と、前記結合ピン上
に回転可能に設けられる従動車と、前記テーブル本体の
回転中心を成す鉛直軸上にあってテーブル本体に対して
固定される固定車と、前記原動車と従動車及び従動車と
固定車の間に掛け回されるチェーンなどの環状部材とか
ら成ることを特徴とする。
て、作動系が上記のような揺動リンクと駆動源のほか、
テーブル本体を揺動リンクとの節点を成す結合ピン回り
に回転させるようなトルクを発生する伝動手段を含み、
その伝動手段が揺動リンクの一端部と同軸上にあって駆
動源により正逆に回転される原動車と、前記結合ピン上
に回転可能に設けられる従動車と、前記テーブル本体の
回転中心を成す鉛直軸上にあってテーブル本体に対して
固定される固定車と、前記原動車と従動車及び従動車と
固定車の間に掛け回されるチェーンなどの環状部材とか
ら成ることを特徴とする。
【0008】更に、テーブル本体の所定の変位点が成す
軌跡の両端に、駆動源を停止させるためのスイッチが設
けられることを特徴とする。
軌跡の両端に、駆動源を停止させるためのスイッチが設
けられることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の適用例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るターンテー
ブルの好適な一例を示した平面概略図であり、図2には
その断面概略図を示す。これらの図において、1はター
ンテーブルの土台を成す固定ベースであり、その上方に
は水平方向に往復移動しながら鉛直軸回りに回転角運動
をするテーブル本体2が設けられる。テーブル本体2は
家具などの物品を載せるための天板2Aと、この天板を
取り付けるための取付台2Bとから成り、固定ベース1
には天板2Aの荷重を受けるための支持具3が設けられ
る。本例において、支持具3は旋回自在輪(キャスタ)
で成り、これは天板2Aを水平状に支持するべく取付台
2Bの周囲四カ所に装置される。
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るターンテー
ブルの好適な一例を示した平面概略図であり、図2には
その断面概略図を示す。これらの図において、1はター
ンテーブルの土台を成す固定ベースであり、その上方に
は水平方向に往復移動しながら鉛直軸回りに回転角運動
をするテーブル本体2が設けられる。テーブル本体2は
家具などの物品を載せるための天板2Aと、この天板を
取り付けるための取付台2Bとから成り、固定ベース1
には天板2Aの荷重を受けるための支持具3が設けられ
る。本例において、支持具3は旋回自在輪(キャスタ)
で成り、これは天板2Aを水平状に支持するべく取付台
2Bの周囲四カ所に装置される。
【0010】又、固定ベース1の中央にはテーブル本体
2の往復移動の案内を成す直線状のガイドレール4が設
けられ、ガイドレール4にはその長手方向に沿ってスラ
イドする摺動体5が装置される。本例において、摺動体
5はガイドレール4内に摺動可能にして嵌め込まれる転
がり軸受、ガイドレール4は所定の長さを有する溝形鋼
で成り、このガイドレール4上でテーブル本体2が鉛直
軸回りに回転可能に設けられる。6はテーブル本体2の
回転中心を成す枢軸(鉛直軸)であり、その下端は摺動
体5に嵌合して回転自在に支持されると共に、その上端
は取付台2Bの中央部に接続して固定されている。
2の往復移動の案内を成す直線状のガイドレール4が設
けられ、ガイドレール4にはその長手方向に沿ってスラ
イドする摺動体5が装置される。本例において、摺動体
5はガイドレール4内に摺動可能にして嵌め込まれる転
がり軸受、ガイドレール4は所定の長さを有する溝形鋼
で成り、このガイドレール4上でテーブル本体2が鉛直
軸回りに回転可能に設けられる。6はテーブル本体2の
回転中心を成す枢軸(鉛直軸)であり、その下端は摺動
体5に嵌合して回転自在に支持されると共に、その上端
は取付台2Bの中央部に接続して固定されている。
【0011】7は、テーブル本体2をガイドレール4に
沿って水平方向に往復移動させつつ枢軸6回りに回転角
運動(角変位)させるための作動系であり、この作動系
7はテーブル本体2と平行する面内で揺動する揺動リン
ク8と、その揺動を担う駆動源としてのモータ9(可逆
モータ)と、その動力を得てテーブル本体2に後述する
結合ピン10回りのトルク(図1において矢印方向の回
転力)を与える伝動手段とで構成される。
沿って水平方向に往復移動させつつ枢軸6回りに回転角
運動(角変位)させるための作動系であり、この作動系
7はテーブル本体2と平行する面内で揺動する揺動リン
ク8と、その揺動を担う駆動源としてのモータ9(可逆
モータ)と、その動力を得てテーブル本体2に後述する
結合ピン10回りのトルク(図1において矢印方向の回
転力)を与える伝動手段とで構成される。
【0012】このうち、揺動リンク8はその一端部が揺
動中心を成す固定端として回転軸11にて固定ベース1
に止められると共に、その先端部はテーブル本体2の回
転中心を成す枢軸6より離隔した位置で取付台2Bの一
端部に結合ピン10にて連結(枢着)される。尚、本例
において、回転軸11はガイドレール4の延長線上に置
かれると共に、結合ピン10と枢軸6はテーブル本体2
の停止位置でガイドレール4に対する直交線上に配列す
るようになっている。
動中心を成す固定端として回転軸11にて固定ベース1
に止められると共に、その先端部はテーブル本体2の回
転中心を成す枢軸6より離隔した位置で取付台2Bの一
端部に結合ピン10にて連結(枢着)される。尚、本例
において、回転軸11はガイドレール4の延長線上に置
かれると共に、結合ピン10と枢軸6はテーブル本体2
の停止位置でガイドレール4に対する直交線上に配列す
るようになっている。
【0013】一方、上記の伝動手段は、揺動リンク8の
一端部と同軸(回転軸11)上にあってモータ9により
正逆に回転される原動車12と、結合ピン10上に回転
可能にして設けられる従動車13と、枢軸6上に固定さ
れる固定車14と、それらの間に掛け回される二条の環
状部材15,16とで構成される。本例において、原動
車12は回転軸11に固定されるウォームホイール12
Aとスプロケット12Bとで成り、このうちウォームホ
イール12Aはモータ9の出力軸に固定したウォーム1
7と噛み合わされている。又、従動車13は大小二つの
スプロケット13A,13Bで構成され、固定車14は
テーブル本体2に対して回転固定される単一のスプロケ
ットとされる。そして、スプロケット12B,13Aの
間に環状部材15として無端のチェーンが掛け回される
と共に、スプロケット13Bと固定車14の間には環状
部材16としてのチェーンが掛け回される。
一端部と同軸(回転軸11)上にあってモータ9により
正逆に回転される原動車12と、結合ピン10上に回転
可能にして設けられる従動車13と、枢軸6上に固定さ
れる固定車14と、それらの間に掛け回される二条の環
状部材15,16とで構成される。本例において、原動
車12は回転軸11に固定されるウォームホイール12
Aとスプロケット12Bとで成り、このうちウォームホ
イール12Aはモータ9の出力軸に固定したウォーム1
7と噛み合わされている。又、従動車13は大小二つの
スプロケット13A,13Bで構成され、固定車14は
テーブル本体2に対して回転固定される単一のスプロケ
ットとされる。そして、スプロケット12B,13Aの
間に環状部材15として無端のチェーンが掛け回される
と共に、スプロケット13Bと固定車14の間には環状
部材16としてのチェーンが掛け回される。
【0014】尚、揺動リンク8には環状部材15にテン
ションを与えるためのスプロケット18が回転可能に設
けられると共に、テーブル本体の取付台2Bには環状部
材16にテンションを与えるためのスプロケット19が
設けられる。因に、原動車12、従動車13、及び固定
車14にベルト車を用い、それらの間に環状部材15,
16としてベルトを掛け回すようにしても良い。
ションを与えるためのスプロケット18が回転可能に設
けられると共に、テーブル本体の取付台2Bには環状部
材16にテンションを与えるためのスプロケット19が
設けられる。因に、原動車12、従動車13、及び固定
車14にベルト車を用い、それらの間に環状部材15,
16としてベルトを掛け回すようにしても良い。
【0015】そして、本例のターンテーブルによれば、
作動系7の駆動によりテーブル本体2を図3に示すよう
水平面内で左右に180度ずつ旋回させることができ
る。尚、20A,20Bはテーブル本体2が180度旋
回した時点でモータ9を停止させるためのスイッチ(リ
ミットスイッチ)、21はスイッチ20A,20Bを切
るための押圧片であり、この押圧片21はテーブル本体
2の所定の変位点にあって取付台2Bの一端部下面に取
り付けられると共に、スイッチ20A,20Bは押圧片
21が成す軌跡の両端にあって固定ベース1に取り付け
られる。
作動系7の駆動によりテーブル本体2を図3に示すよう
水平面内で左右に180度ずつ旋回させることができ
る。尚、20A,20Bはテーブル本体2が180度旋
回した時点でモータ9を停止させるためのスイッチ(リ
ミットスイッチ)、21はスイッチ20A,20Bを切
るための押圧片であり、この押圧片21はテーブル本体
2の所定の変位点にあって取付台2Bの一端部下面に取
り付けられると共に、スイッチ20A,20Bは押圧片
21が成す軌跡の両端にあって固定ベース1に取り付け
られる。
【0016】ここで、上記のように構成されるターンテ
ーブルの作用を説明する。図4〜図8はテーブル本体2
が旋回する様子を順に示した平面概略図である。先ず、
図4は初期状態であり、ここでは押圧片21によるスイ
ッチ20Aの加圧によりモータ9が停止されている。こ
の状態で図示せぬ手元スイッチをオンにするとモータ9
が正転し、その動力がウォーム17からウォームホイー
ル12Aに伝達され、このウォームホイール12Aが図
の反時計回りに回転を始める。このため、ウォームホイ
ール12Aと同軸上に固定されるスプロケット12Bと
揺動リンク8もそれぞれ同方向に回転、揺動するように
なる。そして、このときテーブル本体2は原動車12、
従動車13、固定車14、及び環状部材15,16から
成る伝動手段を通じて結合ピン10を中心とする図示時
計回りのトルクを受け、同時に揺動リンク8から枢軸6
を中心とする図示時計回りのトルクを受ける。
ーブルの作用を説明する。図4〜図8はテーブル本体2
が旋回する様子を順に示した平面概略図である。先ず、
図4は初期状態であり、ここでは押圧片21によるスイ
ッチ20Aの加圧によりモータ9が停止されている。こ
の状態で図示せぬ手元スイッチをオンにするとモータ9
が正転し、その動力がウォーム17からウォームホイー
ル12Aに伝達され、このウォームホイール12Aが図
の反時計回りに回転を始める。このため、ウォームホイ
ール12Aと同軸上に固定されるスプロケット12Bと
揺動リンク8もそれぞれ同方向に回転、揺動するように
なる。そして、このときテーブル本体2は原動車12、
従動車13、固定車14、及び環状部材15,16から
成る伝動手段を通じて結合ピン10を中心とする図示時
計回りのトルクを受け、同時に揺動リンク8から枢軸6
を中心とする図示時計回りのトルクを受ける。
【0017】この結果、テーブル本体2は図5に示すよ
う揺動リンク8によりガイドレール4の一端部に向けて
押し出されつつ、枢軸6を中心として図の時計回りに回
転される。その後、枢軸6と結合ピン10と回転軸11
とが成す各節点が図6に示すよう一直線上に配列し、テ
ーブル本体2が90度旋回した状態で死点に達するよう
になる。そして、この状態から揺動リンク8が更に図示
矢印方向に揺動を続行すると、テーブル本体2は揺動リ
ンク8による引込力、及び伝動手段による揺動リンク8
との節点(結合ピン10)回りの伝達トルクにより、図
7に示すよう時計回りの旋回を継続されながらガイドレ
ール4に沿って逆向きに移動されるようになる。
う揺動リンク8によりガイドレール4の一端部に向けて
押し出されつつ、枢軸6を中心として図の時計回りに回
転される。その後、枢軸6と結合ピン10と回転軸11
とが成す各節点が図6に示すよう一直線上に配列し、テ
ーブル本体2が90度旋回した状態で死点に達するよう
になる。そして、この状態から揺動リンク8が更に図示
矢印方向に揺動を続行すると、テーブル本体2は揺動リ
ンク8による引込力、及び伝動手段による揺動リンク8
との節点(結合ピン10)回りの伝達トルクにより、図
7に示すよう時計回りの旋回を継続されながらガイドレ
ール4に沿って逆向きに移動されるようになる。
【0018】斯くて、テーブル本体2は初期状態から図
8に示すよう180度旋回した状態となり、このとき押
圧片21がスイッチ20Bに当たってモータ9が停止
し、テーブル本体2も180度旋回した状態のまま静止
されることになる。尚、図8の状態で図示せぬ手元スイ
ッチを再度オンにすると、モータ9が逆転し、このモー
タ9を含む作動系7とテーブル本体2とがスイッチ20
Aが切られるまでの間、上記と逆の動作を行うことにな
る。
8に示すよう180度旋回した状態となり、このとき押
圧片21がスイッチ20Bに当たってモータ9が停止
し、テーブル本体2も180度旋回した状態のまま静止
されることになる。尚、図8の状態で図示せぬ手元スイ
ッチを再度オンにすると、モータ9が逆転し、このモー
タ9を含む作動系7とテーブル本体2とがスイッチ20
Aが切られるまでの間、上記と逆の動作を行うことにな
る。
【0019】よって、以上のようなターンテーブルによ
れば、テーブル本体2の上に家具や展示車両といった既
製の物品を載せ、これを壁際に寄せて設置しながら必要
に応じて該物品を壁に干渉させることなく円滑に反転さ
せることができる。
れば、テーブル本体2の上に家具や展示車両といった既
製の物品を載せ、これを壁際に寄せて設置しながら必要
に応じて該物品を壁に干渉させることなく円滑に反転さ
せることができる。
【0020】以上、本発明の好適な態様を説明したが、
本発明に係るターンテーブルは以上のような構成に限ら
ず、支持具3として回転自在輪ほか、例えば転動自在な
鋼球をもつ球面軸受装置を利用することもできる。又、
ガイドレール4と摺動体5にアリ溝とアリとで成るリニ
アガイドを利用しても良い。
本発明に係るターンテーブルは以上のような構成に限ら
ず、支持具3として回転自在輪ほか、例えば転動自在な
鋼球をもつ球面軸受装置を利用することもできる。又、
ガイドレール4と摺動体5にアリ溝とアリとで成るリニ
アガイドを利用しても良い。
【0021】一方、テーブル本体2を180度旋回させ
るような構成とすることに限らず、スイッチ20A,2
0Bの配置を変えるなどしてテーブル本体2の旋回量
(回転角変位量)を90度などに設定することもでき
る。特に、90度程度の旋回量では伝動手段を省略して
揺動リンク8とその駆動源9のみで作動系7を構成する
ことができる。
るような構成とすることに限らず、スイッチ20A,2
0Bの配置を変えるなどしてテーブル本体2の旋回量
(回転角変位量)を90度などに設定することもでき
る。特に、90度程度の旋回量では伝動手段を省略して
揺動リンク8とその駆動源9のみで作動系7を構成する
ことができる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば揺動リンクと駆動源とを含む作動系によりテー
ブル本体に鉛直軸回りの回転角運動が与えられることか
ら、テーブル本体の上に種々の物品を載せてその方向転
換を行うことができ、しかもテーブル本体が直線状のガ
イドレールに沿って水平方向に往復移動しながら鉛直軸
回りに回転角運動をすることから、テーブル本体上の物
品を壁際に寄せて設置しながら、その設置物を壁に干渉
させずに方向転換させることが可能となるので、背後に
物品旋回用のスペースを確保する必要がなく、スペース
の有効利用が図れる。
によれば揺動リンクと駆動源とを含む作動系によりテー
ブル本体に鉛直軸回りの回転角運動が与えられることか
ら、テーブル本体の上に種々の物品を載せてその方向転
換を行うことができ、しかもテーブル本体が直線状のガ
イドレールに沿って水平方向に往復移動しながら鉛直軸
回りに回転角運動をすることから、テーブル本体上の物
品を壁際に寄せて設置しながら、その設置物を壁に干渉
させずに方向転換させることが可能となるので、背後に
物品旋回用のスペースを確保する必要がなく、スペース
の有効利用が図れる。
【0023】特に、作動系がテーブル本体に対して揺動
リンクとの節点回りのトルクを発生する伝動手段を備え
ていることから、テーブル本体を極めて円滑に反転(1
80旋回)させることが可能となる。
リンクとの節点回りのトルクを発生する伝動手段を備え
ていることから、テーブル本体を極めて円滑に反転(1
80旋回)させることが可能となる。
【0024】又、テーブル本体の所定の変位点が成す軌
跡の両端に、駆動源(モータ)を停止させるためのスイ
ッチを配置していることから、テーブル本体を所定位置
で確実に停止させることができる。
跡の両端に、駆動源(モータ)を停止させるためのスイ
ッチを配置していることから、テーブル本体を所定位置
で確実に停止させることができる。
【図1】本発明に係るターンテーブルを示した平面概略
図
図
【図2】同ターンテーブルの断面概略図
【図3】テーブル本体の旋回状態を示した平面概略図
【図4】テーブル本体の初期状態を示した平面概略図
【図5】テーブル本体が初期状態から約45度旋回した
状態を示す平面概略図
状態を示す平面概略図
【図6】テーブル本体が初期状態から90度旋回した状
態を示す平面概略図
態を示す平面概略図
【図7】テーブル本体が初期状態から約135度旋回し
た状態を示す平面概略図
た状態を示す平面概略図
【図8】テーブル本体が初期状態から180度旋回した
状態を示す平面概略図
状態を示す平面概略図
【図9】従来のターンテーブルを示す側面概略図
【図10】図9のターンテーブル上に載せた物品を反転
させる状態を示した平面概略図
させる状態を示した平面概略図
1 固定ベース 2 テーブル本体 2A 天板 2B 取付台 3 支持具 4 ガイドレール 5 摺動体 6 枢軸 7 作動系 8 揺動リンク 9 モータ 10 結合ピン(揺動リンクとテーブル本体との節点) 11 回転軸(揺動リンクの揺動中心) 12 原動車 13 従動車 14 固定車 15,16 環状部材 20A,20B スイッチ 21 押圧片
Claims (3)
- 【請求項1】 家具などの物品を方向転換可能に支持す
るターンテーブルであって、水平方向に延びる直線状の
ガイドレールと、このガイドレール上で鉛直軸回りに回
転可能に設けられるテーブル本体と、このテーブル本体
を前記ガイドレールに沿って往復移動させつつ鉛直軸回
りに回転角運動させるための作動系とを有すると共に、
その作動系は一端部を固定端として先端部が前記テーブ
ル本体の部位にピン結合される揺動リンクと、この揺動
リンクをテーブル本体と平行する面内で揺動させるため
の駆動源とを具備して成るターンテーブル。 - 【請求項2】 作動系は、テーブル本体を揺動リンクと
の節点を成す結合ピン回りに回転させるようなトルクを
発生する伝動手段を含み、その伝動手段が揺動リンクの
一端部と同軸上にあって駆動源により正逆に回転される
原動車と、前記結合ピン上に回転可能に設けられる従動
車と、前記テーブル本体の回転中心を成す鉛直軸上にあ
ってテーブル本体に対して固定される固定車と、前記原
動車と従動車及び従動車と固定車の間に掛け回されるチ
ェーンなどの環状部材とから成る請求項1記載のターン
テーブル。 - 【請求項3】 テーブル本体の所定の変位点が成す軌跡
の両端に、駆動源を停止させるためのスイッチが設けら
れる請求項1又は2記載のターンテーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001120829A JP2002306290A (ja) | 2001-04-19 | 2001-04-19 | ターンテーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001120829A JP2002306290A (ja) | 2001-04-19 | 2001-04-19 | ターンテーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002306290A true JP2002306290A (ja) | 2002-10-22 |
Family
ID=18970807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001120829A Pending JP2002306290A (ja) | 2001-04-19 | 2001-04-19 | ターンテーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002306290A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007091756A (ja) * | 1997-07-15 | 2007-04-12 | Regents Of The Univ Of Colorado | 泌尿器疾患を治療するための治療剤 |
-
2001
- 2001-04-19 JP JP2001120829A patent/JP2002306290A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007091756A (ja) * | 1997-07-15 | 2007-04-12 | Regents Of The Univ Of Colorado | 泌尿器疾患を治療するための治療剤 |
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