JP2002299973A - 増幅回路、増幅システム及びミュート方法 - Google Patents
増幅回路、増幅システム及びミュート方法Info
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Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ミュート機能を付加しても低コスト化が図れる
増幅回路、増幅システム及びミュート方法を提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】出力端子をハイインピーダンス状態に設定
する端子を有する増幅器22と、ドレインが前記増幅器
の出力端子に接続され、ソースが接地されたNチャネル
型MOSトランジスタQ1と、抵抗値を変化させるため
の可変端子を有し、一端が増幅器の出力端子に接続さ
れ、他端が容量C1を介して接地された電子ボリューム
23と、入力端子が電子ボリュームの可変端子に接続さ
れ、出力端子から増幅器の入力端子に入力された信号に
対応する信号を出力するボルテージフォロア25とを具
備し、電源オンから一定時間且つ電源オフの一定時間前
から電源オフまで、増幅器の出力端子をハイインピーダ
ンス状態に設定すると共に、Nチャネル型MOSトラン
ジスタをオン状態に設定することを特徴としている。
増幅回路、増幅システム及びミュート方法を提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】出力端子をハイインピーダンス状態に設定
する端子を有する増幅器22と、ドレインが前記増幅器
の出力端子に接続され、ソースが接地されたNチャネル
型MOSトランジスタQ1と、抵抗値を変化させるため
の可変端子を有し、一端が増幅器の出力端子に接続さ
れ、他端が容量C1を介して接地された電子ボリューム
23と、入力端子が電子ボリュームの可変端子に接続さ
れ、出力端子から増幅器の入力端子に入力された信号に
対応する信号を出力するボルテージフォロア25とを具
備し、電源オンから一定時間且つ電源オフの一定時間前
から電源オフまで、増幅器の出力端子をハイインピーダ
ンス状態に設定すると共に、Nチャネル型MOSトラン
ジスタをオン状態に設定することを特徴としている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子ボリューム
内蔵のアナログアンプICに係り、特に電源オン/オフ
時の異常音の発生を抑制した増幅回路、増幅システム及
びミュート方法に関する。
内蔵のアナログアンプICに係り、特に電源オン/オフ
時の異常音の発生を抑制した増幅回路、増幅システム及
びミュート方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の電子ボリューム内蔵ア
ナログアンプICの出力部と電源オン/オフ(ON/O
FF)時の異常音の発生を抑制するためのミュート回路
部を抽出して示している。アナログアンプIC 11の
出力部には、増幅器(AMP)12、電子ボリューム1
3、ボリューム制御回路(VRC)14、及び出力バッ
ファ(ボルテージフォロア)15等が含まれている。内
部回路からの信号INTは、増幅器12に供給されて増
幅された後、電子ボリューム13の一端に供給される。
この電子ボリューム13の他端は出力端子16に接続さ
れており、ボリューム制御回路14で抵抗値が制御され
る。ボリューム制御回路14には、内部回路から制御信
号CONTが供給される。上記出力端子16は、電子ボ
リュームAC接地用コンデンサ(容量)C1を介して接
地点に接続されている。また、上記電子ボリューム13
の可変端子は、出力バッファ15の非反転入力端子
(+)に接続される。この出力バッファ15の出力端子
は、出力信号OUTを外部に出力するための出力端子1
7に接続されると共に、その反転入力端子(−)に接続
される。
ナログアンプICの出力部と電源オン/オフ(ON/O
FF)時の異常音の発生を抑制するためのミュート回路
部を抽出して示している。アナログアンプIC 11の
出力部には、増幅器(AMP)12、電子ボリューム1
3、ボリューム制御回路(VRC)14、及び出力バッ
ファ(ボルテージフォロア)15等が含まれている。内
部回路からの信号INTは、増幅器12に供給されて増
幅された後、電子ボリューム13の一端に供給される。
この電子ボリューム13の他端は出力端子16に接続さ
れており、ボリューム制御回路14で抵抗値が制御され
る。ボリューム制御回路14には、内部回路から制御信
号CONTが供給される。上記出力端子16は、電子ボ
リュームAC接地用コンデンサ(容量)C1を介して接
地点に接続されている。また、上記電子ボリューム13
の可変端子は、出力バッファ15の非反転入力端子
(+)に接続される。この出力バッファ15の出力端子
は、出力信号OUTを外部に出力するための出力端子1
7に接続されると共に、その反転入力端子(−)に接続
される。
【0003】上記のような構成の出力部を有するアナロ
グアンプIC 11にあっては、出力バッファ15の出
力端子のDC電位が、電源のオン/オフ時に過渡現象に
より激しく変化することが多い。このDC電位変動によ
り、耳障りな音(いわゆるボツ音あるいはクリックノイ
ズ、ここではボツ音と称する)が発生するばかりか、場
合によってはこのアナログアンプIC 11の後段に接
続された機器を破損することもあり得る。このため、ア
ナログアンプIC 11の出力端子17にミュート回路
18を外付けし、電源のオン/オフ時のボツ音を抑制し
ている。
グアンプIC 11にあっては、出力バッファ15の出
力端子のDC電位が、電源のオン/オフ時に過渡現象に
より激しく変化することが多い。このDC電位変動によ
り、耳障りな音(いわゆるボツ音あるいはクリックノイ
ズ、ここではボツ音と称する)が発生するばかりか、場
合によってはこのアナログアンプIC 11の後段に接
続された機器を破損することもあり得る。このため、ア
ナログアンプIC 11の出力端子17にミュート回路
18を外付けし、電源のオン/オフ時のボツ音を抑制し
ている。
【0004】上記ミュート回路18は、NPN型のバイ
ポーラトランジスタTrと抵抗R1,R2で構成され、
コンデンサC2により出力端子17に結合されている。
上記バイポーラトランジスタTrのコレクタは出力端子
19に接続され、エミッタは接地されている。上記バイ
ポーラトランジスタTrのベースには抵抗R2の一端が
接続され、この抵抗R2の他端からミュート信号MUT
Eが供給される。そして、上記コンデンサC2と出力端
子19間に抵抗R1が接続されている。
ポーラトランジスタTrと抵抗R1,R2で構成され、
コンデンサC2により出力端子17に結合されている。
上記バイポーラトランジスタTrのコレクタは出力端子
19に接続され、エミッタは接地されている。上記バイ
ポーラトランジスタTrのベースには抵抗R2の一端が
接続され、この抵抗R2の他端からミュート信号MUT
Eが供給される。そして、上記コンデンサC2と出力端
子19間に抵抗R1が接続されている。
【0005】上記図15に示した回路は、図16に示す
タイミングチャートのような動作を行う。すなわち、ア
ナログアンプIC 11の電源が投入(オン)される直
前か投入と同時に、ミュート信号MUTEが一定時間
(所定時間)“H”レベルとなる。これによって、電源
オン時の出力信号OUTのDC変位は、抵抗R1の抵抗
値rとバイポーラトランジスタTrのオン抵抗Rtrに
より分圧される。
タイミングチャートのような動作を行う。すなわち、ア
ナログアンプIC 11の電源が投入(オン)される直
前か投入と同時に、ミュート信号MUTEが一定時間
(所定時間)“H”レベルとなる。これによって、電源
オン時の出力信号OUTのDC変位は、抵抗R1の抵抗
値rとバイポーラトランジスタTrのオン抵抗Rtrに
より分圧される。
【0006】r>>Rtrであれば、出力端子19から
出力される出力信号OUTdのDC変位は十分減衰さ
れ、電源オン時におけるボツ音の発生を回避できる。
出力される出力信号OUTdのDC変位は十分減衰さ
れ、電源オン時におけるボツ音の発生を回避できる。
【0007】また、アナログアンプIC 11の電源が
遮断(オフ)される一定時間前から電源オフと同時かそ
の直後の期間、ミュート信号MUTEが“H”レベルと
なる。電源オフ時の出力端子17でのDC変位は、抵抗
R1の抵抗値rとバイポーラトランジスタTrのオン抵
抗Rtrにより分圧され、出力端子19でのDC変位は
十分減衰し、電源オン時のボツ音の発生を回避すること
ができる。
遮断(オフ)される一定時間前から電源オフと同時かそ
の直後の期間、ミュート信号MUTEが“H”レベルと
なる。電源オフ時の出力端子17でのDC変位は、抵抗
R1の抵抗値rとバイポーラトランジスタTrのオン抵
抗Rtrにより分圧され、出力端子19でのDC変位は
十分減衰し、電源オン時のボツ音の発生を回避すること
ができる。
【0008】しかしながら、上記のような構成では、ア
ナログアンプIC 11にオン抵抗が十分低いバイポー
ラトランジスタTrと抵抗R1,R2を外付けする必要
があり、コストの上昇を招くという問題があった。
ナログアンプIC 11にオン抵抗が十分低いバイポー
ラトランジスタTrと抵抗R1,R2を外付けする必要
があり、コストの上昇を招くという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の電
子ボリューム内蔵アナログアンプIC等の増幅回路及び
ミュート方法は、ミュート機能を実現しようとすると外
付け部品が必要となり、コストが高くなるという問題が
あった。
子ボリューム内蔵アナログアンプIC等の増幅回路及び
ミュート方法は、ミュート機能を実現しようとすると外
付け部品が必要となり、コストが高くなるという問題が
あった。
【0010】この発明は上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、ミュート機能を
付加しても低コスト化が図れる増幅回路、増幅システム
及びミュート方法を提供することにある。
れたもので、その目的とするところは、ミュート機能を
付加しても低コスト化が図れる増幅回路、増幅システム
及びミュート方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の増幅回路は、
入力端子、出力端子及びこの出力端子をハイインピーダ
ンス状態に設定する端子を有し、前記入力端子から入力
された信号を増幅して前記出力端子から出力する増幅器
と、ドレインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソー
スが接地されたNチャネル型MOSトランジスタと、抵
抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増
幅器の出力端子に接続され、他端が容量を介して接地さ
れた電子ボリュームと、入力端子が前記電子ボリューム
の前記可変端子に接続され、出力端子から前記増幅器の
入力端子に入力された信号に対応する信号を出力するボ
ルテージフォロアとを具備し、電源オンから所定時間、
前記増幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定
すると共に、Nチャネル型MOSトランジスタをオン状
態に設定し、且つ電源オフの所定時間前から電源オフま
で、前記増幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に
設定すると共に、前記Nチャネル型MOSトランジスタ
をオン状態に設定することを特徴としている。
入力端子、出力端子及びこの出力端子をハイインピーダ
ンス状態に設定する端子を有し、前記入力端子から入力
された信号を増幅して前記出力端子から出力する増幅器
と、ドレインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソー
スが接地されたNチャネル型MOSトランジスタと、抵
抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増
幅器の出力端子に接続され、他端が容量を介して接地さ
れた電子ボリュームと、入力端子が前記電子ボリューム
の前記可変端子に接続され、出力端子から前記増幅器の
入力端子に入力された信号に対応する信号を出力するボ
ルテージフォロアとを具備し、電源オンから所定時間、
前記増幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定
すると共に、Nチャネル型MOSトランジスタをオン状
態に設定し、且つ電源オフの所定時間前から電源オフま
で、前記増幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に
設定すると共に、前記Nチャネル型MOSトランジスタ
をオン状態に設定することを特徴としている。
【0012】また、この発明の増幅回路は、入力端子、
出力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状態に
設定する端子を有し、前記入力端子から入力された信号
を増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ドレイ
ンが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接地さ
れた第1のNチャネル型MOSトランジスタと、抵抗値
を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増幅器
の出力端子に接続され、他端が容量を介して接地された
電子ボリュームと、出力端子をハイインピーダンス状態
に設定する端子を有し、入力端子に前記電子ボリューム
の前記可変端子が接続されたボルテージフォロアと、ド
レインが前記ボルテージフォロアの出力端子に接続さ
れ、ソースが接地された第2のNチャネル型MOSトラ
ンジスタとを具備し、電源オン時に、前記増幅器及び前
記ボルテージフォロアの出力端子をハイインピーダンス
状態に設定すると共に、前記第1及び第2のNチャネル
型MOSトランジスタをオン状態に設定し、電源オンか
ら所定時間後の第1のタイミングで、前記ボルテージフ
ォロアを能動状態に設定し、前記第1のタイミングから
所定時間後の第2のタイミングで、前記第2のNチャネ
ル型MOSトランジスタをオフ状態に設定し、前記第2
のタイミングから所定時間後の第3のタイミングで、前
記増幅器を能動状態に設定すると共に、前記第1のNチ
ャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定し、電源
オフより所定時間前の第4のタイミングで、前記増幅器
の出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると共
に、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオン
状態に設定し、前記第4のタイミングから所定時間後の
第5のタイミングで、前記第2のNチャネル型MOSト
ランジスタをオン状態に設定し、前記第5のタイミング
から所定時間後の第6のタイミングで、前記ボルテージ
フォロアの出力端子をハイインピーダンス状態に設定
し、その後の第7のタイミングで電源をオフすることを
特徴としている。
出力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状態に
設定する端子を有し、前記入力端子から入力された信号
を増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ドレイ
ンが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接地さ
れた第1のNチャネル型MOSトランジスタと、抵抗値
を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増幅器
の出力端子に接続され、他端が容量を介して接地された
電子ボリュームと、出力端子をハイインピーダンス状態
に設定する端子を有し、入力端子に前記電子ボリューム
の前記可変端子が接続されたボルテージフォロアと、ド
レインが前記ボルテージフォロアの出力端子に接続さ
れ、ソースが接地された第2のNチャネル型MOSトラ
ンジスタとを具備し、電源オン時に、前記増幅器及び前
記ボルテージフォロアの出力端子をハイインピーダンス
状態に設定すると共に、前記第1及び第2のNチャネル
型MOSトランジスタをオン状態に設定し、電源オンか
ら所定時間後の第1のタイミングで、前記ボルテージフ
ォロアを能動状態に設定し、前記第1のタイミングから
所定時間後の第2のタイミングで、前記第2のNチャネ
ル型MOSトランジスタをオフ状態に設定し、前記第2
のタイミングから所定時間後の第3のタイミングで、前
記増幅器を能動状態に設定すると共に、前記第1のNチ
ャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定し、電源
オフより所定時間前の第4のタイミングで、前記増幅器
の出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると共
に、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオン
状態に設定し、前記第4のタイミングから所定時間後の
第5のタイミングで、前記第2のNチャネル型MOSト
ランジスタをオン状態に設定し、前記第5のタイミング
から所定時間後の第6のタイミングで、前記ボルテージ
フォロアの出力端子をハイインピーダンス状態に設定
し、その後の第7のタイミングで電源をオフすることを
特徴としている。
【0013】更に、この発明の増幅回路は、入力端子、
出力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状態に
設定する端子を有し、前記入力端子から入力された信号
を増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ドレイ
ンが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接地さ
れた第1のNチャネル型MOSトランジスタと、抵抗値
を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増幅器
の出力端子に接続され、他端が第1の容量を介して接地
された電子ボリュームと、出力端子をハイインピーダン
ス状態に設定する端子を有し、非反転入力端子に前記電
子ボリュームの可変端子が接続された非反転アンプと、
ドレインが前記非反転アンプの出力端子に接続され、ソ
ースが接地された第2のNチャネル型MOSトランジス
タとを具備し、前記非反転アンプは、出力端子と反転入
力端子間に接続された第1の抵抗と、一端が反転入力端
子に接続された第2の抵抗と、一端が出力端子に接続さ
れた第3の抵抗と、ゲイン切換信号に応答して前記第2
の抵抗の他端と前記第3の抵抗の他端を選択的に第2の
容量を介して接地するスイッチとを含み、電源オン時
に、前記増幅器及び前記非反転アンプの出力端子をハイ
インピーダンス状態に設定すると共に、前記第1及び第
2のNチャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定
し、電源オンから所定時間後の第1のタイミングで、前
記非反転アンプを能動状態に設定し、前記第1のタイミ
ングから所定時間後の第2のタイミングで、前記第2の
Nチャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定し、
前記第2のタイミングから所定時間後の第3のタイミン
グで、前記増幅器を能動状態に設定すると共に、前記第
1のNチャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定
し、電源オフより所定時間前の第4のタイミングで、前
記増幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定す
ると共に、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタ
をオン状態に設定し、前記第4のタイミングから所定時
間後の第5のタイミングで、前記第2のNチャネル型M
OSトランジスタをオン状態に設定し、前記第5のタイ
ミングから所定時間後の第6のタイミングで、前記非反
転アンプの出力端子をハイインピーダンス状態に設定
し、その後の第7のタイミングで電源をオフすることを
特徴としている。
出力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状態に
設定する端子を有し、前記入力端子から入力された信号
を増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ドレイ
ンが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接地さ
れた第1のNチャネル型MOSトランジスタと、抵抗値
を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増幅器
の出力端子に接続され、他端が第1の容量を介して接地
された電子ボリュームと、出力端子をハイインピーダン
ス状態に設定する端子を有し、非反転入力端子に前記電
子ボリュームの可変端子が接続された非反転アンプと、
ドレインが前記非反転アンプの出力端子に接続され、ソ
ースが接地された第2のNチャネル型MOSトランジス
タとを具備し、前記非反転アンプは、出力端子と反転入
力端子間に接続された第1の抵抗と、一端が反転入力端
子に接続された第2の抵抗と、一端が出力端子に接続さ
れた第3の抵抗と、ゲイン切換信号に応答して前記第2
の抵抗の他端と前記第3の抵抗の他端を選択的に第2の
容量を介して接地するスイッチとを含み、電源オン時
に、前記増幅器及び前記非反転アンプの出力端子をハイ
インピーダンス状態に設定すると共に、前記第1及び第
2のNチャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定
し、電源オンから所定時間後の第1のタイミングで、前
記非反転アンプを能動状態に設定し、前記第1のタイミ
ングから所定時間後の第2のタイミングで、前記第2の
Nチャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定し、
前記第2のタイミングから所定時間後の第3のタイミン
グで、前記増幅器を能動状態に設定すると共に、前記第
1のNチャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定
し、電源オフより所定時間前の第4のタイミングで、前
記増幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定す
ると共に、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタ
をオン状態に設定し、前記第4のタイミングから所定時
間後の第5のタイミングで、前記第2のNチャネル型M
OSトランジスタをオン状態に設定し、前記第5のタイ
ミングから所定時間後の第6のタイミングで、前記非反
転アンプの出力端子をハイインピーダンス状態に設定
し、その後の第7のタイミングで電源をオフすることを
特徴としている。
【0014】この発明の増幅システムは、入力端子、出
力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状態に設
定する端子を有し、前記入力端子から入力された信号を
増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ドレイン
が前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接地され
たNチャネル型MOSトランジスタと、抵抗値を変化さ
せるための可変端子を有し、一端が前記増幅器の出力端
子に接続され、他端が容量を介して接地された電子ボリ
ュームと、入力端子が前記電子ボリュームの前記可変端
子に接続され、出力端子から前記増幅器の入力端子に入
力された信号に対応する信号を出力するボルテージフォ
ロアと、前記増幅器の出力端子をハイインピーダンス状
態に設定する端子、及び前記Nチャネル型MOSトラン
ジスタのゲートに制御信号を供給する制御信号発生回路
とを具備し、前記制御信号は、電源オンから所定時間、
且つ電源オフの所定時間前から電源オフまで、前記増幅
器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると共
に、Nチャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定
する第1のレベルであり、それ以外は前記増幅器を能動
状態、前記Nチャネル型MOSトランジスタをオフ状態
に設定する第2のレベルであることを特徴としている。
力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状態に設
定する端子を有し、前記入力端子から入力された信号を
増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ドレイン
が前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接地され
たNチャネル型MOSトランジスタと、抵抗値を変化さ
せるための可変端子を有し、一端が前記増幅器の出力端
子に接続され、他端が容量を介して接地された電子ボリ
ュームと、入力端子が前記電子ボリュームの前記可変端
子に接続され、出力端子から前記増幅器の入力端子に入
力された信号に対応する信号を出力するボルテージフォ
ロアと、前記増幅器の出力端子をハイインピーダンス状
態に設定する端子、及び前記Nチャネル型MOSトラン
ジスタのゲートに制御信号を供給する制御信号発生回路
とを具備し、前記制御信号は、電源オンから所定時間、
且つ電源オフの所定時間前から電源オフまで、前記増幅
器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると共
に、Nチャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定
する第1のレベルであり、それ以外は前記増幅器を能動
状態、前記Nチャネル型MOSトランジスタをオフ状態
に設定する第2のレベルであることを特徴としている。
【0015】また、この発明の増幅システムは、入力端
子、出力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状
態に設定する端子を有し、前記入力端子から入力された
信号を増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ド
レインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接
地された第1のNチャネル型MOSトランジスタと、抵
抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増
幅器の出力端子に接続され、他端が容量を介して接地さ
れた電子ボリュームと、出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する端子を有し、入力端子に前記電子ボリュ
ームの前記可変端子が接続されたボルテージフォロア
と、ドレインが前記ボルテージフォロアの出力端子に接
続され、ソースが接地された第2のNチャネル型MOS
トランジスタと、前記増幅器の出力端子をハイインピー
ダンス状態に設定する端子、及び前記第1のNチャネル
型MOSトランジスタのゲートに第1の制御信号を供給
する第1の制御信号発生回路と、前記ボルテージフォロ
アの出力端子をハイインピーダンス状態に設定する端子
に第2の制御信号を供給する第2の制御信号発生回路
と、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタのゲー
トに第3の制御信号を供給する第3の制御信号発生回路
とを具備し、前記第2の制御信号は、電源オンから所定
時間後の第1のタイミングまで、且つ電源オフの所定時
間前の第2のタイミングから電源オフまで、前記ボルテ
ージフォロアの出力端子をハイインピーダンス状態に設
定する第1のレベル、それ以外は前記ボルテージフォロ
アを能動状態に設定する第2のレベルであり、前記第3
の制御信号は、電源オンから前記第1のタイミングの所
定時間後で且つ第2のタイミングより前の第3のタイミ
ング、及び前記第2のタイミングより所定時間前の第4
のタイミングから電源オフまで、前記第2のNチャネル
型MOSトランジスタをオン状態に設定する第1のレベ
ル、それ以外は前記第2のNチャネル型MOSトランジ
スタをオフ状態に設定する第2のレベルであり、前記第
1の制御信号は、電源オンから前記第3のタイミングの
所定時間後で且つ第4のタイミングより前の第5のタイ
ミング、及び前記第4のタイミングより所定時間前の第
6のタイミングから電源オフまで、前記増幅器の出力端
子をハイインピーダンス状態に設定すると共に、前記第
1のNチャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定
する第1のレベル、それ以外は前記増幅器を能動状態、
前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオフ状態
に設定する第2のレベルであることを特徴としている。
子、出力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状
態に設定する端子を有し、前記入力端子から入力された
信号を増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ド
レインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接
地された第1のNチャネル型MOSトランジスタと、抵
抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増
幅器の出力端子に接続され、他端が容量を介して接地さ
れた電子ボリュームと、出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する端子を有し、入力端子に前記電子ボリュ
ームの前記可変端子が接続されたボルテージフォロア
と、ドレインが前記ボルテージフォロアの出力端子に接
続され、ソースが接地された第2のNチャネル型MOS
トランジスタと、前記増幅器の出力端子をハイインピー
ダンス状態に設定する端子、及び前記第1のNチャネル
型MOSトランジスタのゲートに第1の制御信号を供給
する第1の制御信号発生回路と、前記ボルテージフォロ
アの出力端子をハイインピーダンス状態に設定する端子
に第2の制御信号を供給する第2の制御信号発生回路
と、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタのゲー
トに第3の制御信号を供給する第3の制御信号発生回路
とを具備し、前記第2の制御信号は、電源オンから所定
時間後の第1のタイミングまで、且つ電源オフの所定時
間前の第2のタイミングから電源オフまで、前記ボルテ
ージフォロアの出力端子をハイインピーダンス状態に設
定する第1のレベル、それ以外は前記ボルテージフォロ
アを能動状態に設定する第2のレベルであり、前記第3
の制御信号は、電源オンから前記第1のタイミングの所
定時間後で且つ第2のタイミングより前の第3のタイミ
ング、及び前記第2のタイミングより所定時間前の第4
のタイミングから電源オフまで、前記第2のNチャネル
型MOSトランジスタをオン状態に設定する第1のレベ
ル、それ以外は前記第2のNチャネル型MOSトランジ
スタをオフ状態に設定する第2のレベルであり、前記第
1の制御信号は、電源オンから前記第3のタイミングの
所定時間後で且つ第4のタイミングより前の第5のタイ
ミング、及び前記第4のタイミングより所定時間前の第
6のタイミングから電源オフまで、前記増幅器の出力端
子をハイインピーダンス状態に設定すると共に、前記第
1のNチャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定
する第1のレベル、それ以外は前記増幅器を能動状態、
前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオフ状態
に設定する第2のレベルであることを特徴としている。
【0016】更に、この発明の増幅システムは、入力端
子、出力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状
態に設定する端子を有し、前記入力端子から入力された
信号を増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ド
レインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接
地された第1のNチャネル型MOSトランジスタと、抵
抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増
幅器の出力端子に接続され、他端が第1の容量を介して
接地された電子ボリュームと、出力端子をハイインピー
ダンス状態に設定する端子を有し、非反転入力端子に前
記電子ボリュームの可変端子が接続された非反転アンプ
と、ドレインが前記非反転アンプの出力端子に接続さ
れ、ソースが接地された第2のNチャネル型MOSトラ
ンジスタと、前記増幅器の出力端子をハイインピーダン
ス状態に設定する端子、及び前記第1のNチャネル型M
OSトランジスタのゲートに第1の制御信号を供給する
第1の制御信号発生回路と、前記非反転アンプの出力端
子をハイインピーダンス状態に設定する端子に第2の制
御信号を供給する第2の制御信号発生回路と、前記第2
のNチャネル型MOSトランジスタのゲートに第3の制
御信号を供給する第3の制御信号発生回路とを具備し、
前記非反転アンプは、出力端子と反転入力端子間に接続
された第1の抵抗と、一端が反転入力端子に接続された
第2の抵抗と、一端が出力端子に接続された第3の抵抗
と、ゲイン切換信号に応答して前記第2の抵抗の他端と
前記第3の抵抗の他端を選択的に第2の容量を介して接
地するスイッチとを含み、前記第2の制御信号は、電源
オンから所定時間後の第1のタイミングまで、且つ電源
オフの所定時間前の第2のタイミングから電源オフま
で、前記非反転アンプの出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する第1のレベル、それ以外は前記非反転ア
ンプを能動状態に設定する第2のレベルであり、前記第
3の制御信号は、電源オンから前記第1のタイミングの
所定時間後で且つ第2のタイミングより前の第3のタイ
ミング、及び前記第2のタイミングより所定時間前の第
4のタイミングから電源オフまで、前記第2のNチャネ
ル型MOSトランジスタをオン状態に設定する第1のレ
ベル、それ以外は前記第2のNチャネル型MOSトラン
ジスタをオフ状態に設定する第2のレベルであり、前記
第1の制御信号は、電源オンから前記第3のタイミング
の所定時間後で且つ第4のタイミングより前の第5のタ
イミング、及び前記第4のタイミングより所定時間前の
第6のタイミングから電源オフまで、前記増幅器の出力
端子をハイインピーダンス状態に設定すると共に、前記
第1のNチャネル型MOSトランジスタをオン状態に設
定する第1のレベル、それ以外は前記増幅器を能動状
態、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオフ
状態に設定する第2のレベルであることを特徴としてい
る。
子、出力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状
態に設定する端子を有し、前記入力端子から入力された
信号を増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ド
レインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接
地された第1のNチャネル型MOSトランジスタと、抵
抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増
幅器の出力端子に接続され、他端が第1の容量を介して
接地された電子ボリュームと、出力端子をハイインピー
ダンス状態に設定する端子を有し、非反転入力端子に前
記電子ボリュームの可変端子が接続された非反転アンプ
と、ドレインが前記非反転アンプの出力端子に接続さ
れ、ソースが接地された第2のNチャネル型MOSトラ
ンジスタと、前記増幅器の出力端子をハイインピーダン
ス状態に設定する端子、及び前記第1のNチャネル型M
OSトランジスタのゲートに第1の制御信号を供給する
第1の制御信号発生回路と、前記非反転アンプの出力端
子をハイインピーダンス状態に設定する端子に第2の制
御信号を供給する第2の制御信号発生回路と、前記第2
のNチャネル型MOSトランジスタのゲートに第3の制
御信号を供給する第3の制御信号発生回路とを具備し、
前記非反転アンプは、出力端子と反転入力端子間に接続
された第1の抵抗と、一端が反転入力端子に接続された
第2の抵抗と、一端が出力端子に接続された第3の抵抗
と、ゲイン切換信号に応答して前記第2の抵抗の他端と
前記第3の抵抗の他端を選択的に第2の容量を介して接
地するスイッチとを含み、前記第2の制御信号は、電源
オンから所定時間後の第1のタイミングまで、且つ電源
オフの所定時間前の第2のタイミングから電源オフま
で、前記非反転アンプの出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する第1のレベル、それ以外は前記非反転ア
ンプを能動状態に設定する第2のレベルであり、前記第
3の制御信号は、電源オンから前記第1のタイミングの
所定時間後で且つ第2のタイミングより前の第3のタイ
ミング、及び前記第2のタイミングより所定時間前の第
4のタイミングから電源オフまで、前記第2のNチャネ
ル型MOSトランジスタをオン状態に設定する第1のレ
ベル、それ以外は前記第2のNチャネル型MOSトラン
ジスタをオフ状態に設定する第2のレベルであり、前記
第1の制御信号は、電源オンから前記第3のタイミング
の所定時間後で且つ第4のタイミングより前の第5のタ
イミング、及び前記第4のタイミングより所定時間前の
第6のタイミングから電源オフまで、前記増幅器の出力
端子をハイインピーダンス状態に設定すると共に、前記
第1のNチャネル型MOSトランジスタをオン状態に設
定する第1のレベル、それ以外は前記増幅器を能動状
態、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオフ
状態に設定する第2のレベルであることを特徴としてい
る。
【0017】この発明のミュート方法は、入力端子、出
力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状態に設
定する端子を有し、前記入力端子から入力された信号を
増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ドレイン
が前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接地され
たNチャネル型MOSトランジスタと、抵抗値を変化さ
せるための可変端子を有し、一端が前記増幅器の出力端
子に接続され、他端が容量を介して接地された電子ボリ
ュームと、入力端子が前記電子ボリュームの前記可変端
子に接続され、出力端子から前記増幅器の入力端子に入
力された信号に対応する信号を出力するボルテージフォ
ロアとを備えた増幅回路のミュート方法であって、電源
オンから所定時間、前記増幅器の出力端子をハイインピ
ーダンス状態に設定すると共に、Nチャネル型MOSト
ランジスタをオン状態に設定するステップと、電源オフ
の所定時間前から電源オフまで、前記増幅器の出力端子
をハイインピーダンス状態に設定すると共に、前記Nチ
ャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定するステ
ップとを具備することを特徴としている。
力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状態に設
定する端子を有し、前記入力端子から入力された信号を
増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ドレイン
が前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接地され
たNチャネル型MOSトランジスタと、抵抗値を変化さ
せるための可変端子を有し、一端が前記増幅器の出力端
子に接続され、他端が容量を介して接地された電子ボリ
ュームと、入力端子が前記電子ボリュームの前記可変端
子に接続され、出力端子から前記増幅器の入力端子に入
力された信号に対応する信号を出力するボルテージフォ
ロアとを備えた増幅回路のミュート方法であって、電源
オンから所定時間、前記増幅器の出力端子をハイインピ
ーダンス状態に設定すると共に、Nチャネル型MOSト
ランジスタをオン状態に設定するステップと、電源オフ
の所定時間前から電源オフまで、前記増幅器の出力端子
をハイインピーダンス状態に設定すると共に、前記Nチ
ャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定するステ
ップとを具備することを特徴としている。
【0018】また、この発明のミュート方法は、入力端
子、出力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状
態に設定する端子を有し、前記入力端子から入力された
信号を増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ド
レインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接
地された第1のNチャネル型MOSトランジスタと、抵
抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増
幅器の出力端子に接続され、他端が容量を介して接地さ
れた電子ボリュームと、出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する端子を有し、入力端子に前記電子ボリュ
ームの前記可変端子が接続されたボルテージフォロア
と、ドレインが前記ボルテージフォロアの出力端子に接
続され、ソースが接地された第2のNチャネル型MOS
トランジスタとを備えた増幅回路のミュート方法であっ
て、電源オンから所定時間、前記増幅器及び前記ボルテ
ージフォロアの出力端子をハイインピーダンス状態に設
定すると共に、前記第1及び第2のNチャネル型MOS
トランジスタをオン状態に設定するステップと、電源オ
ンから前記所定時間後の第1のタイミングで、前記ボル
テージフォロアを能動状態に設定するステップと、前記
第1のタイミングから所定時間後の第2のタイミング
で、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタをオフ
状態に設定するステップと、前記第2のタイミングから
所定時間後の第3のタイミングで、前記増幅器を能動状
態に設定すると共に、前記第1のNチャネル型MOSト
ランジスタをオフ状態に設定するステップと、電源オフ
より所定時間前の第4のタイミングで、前記増幅器の出
力端子をハイインピーダンス状態に設定すると共に、前
記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオン状態に
設定するステップと、前記第4のタイミングから所定時
間後の第5のタイミングで、前記第2のNチャネル型M
OSトランジスタをオン状態に設定するステップと、前
記第5のタイミングから所定時間後の第6のタイミング
で、前記ボルテージフォロアの出力端子をハイインピー
ダンス状態に設定するステップと、その後の第7のタイ
ミングで電源をオフするステップとを具備することを特
徴としている。
子、出力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状
態に設定する端子を有し、前記入力端子から入力された
信号を増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ド
レインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接
地された第1のNチャネル型MOSトランジスタと、抵
抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増
幅器の出力端子に接続され、他端が容量を介して接地さ
れた電子ボリュームと、出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する端子を有し、入力端子に前記電子ボリュ
ームの前記可変端子が接続されたボルテージフォロア
と、ドレインが前記ボルテージフォロアの出力端子に接
続され、ソースが接地された第2のNチャネル型MOS
トランジスタとを備えた増幅回路のミュート方法であっ
て、電源オンから所定時間、前記増幅器及び前記ボルテ
ージフォロアの出力端子をハイインピーダンス状態に設
定すると共に、前記第1及び第2のNチャネル型MOS
トランジスタをオン状態に設定するステップと、電源オ
ンから前記所定時間後の第1のタイミングで、前記ボル
テージフォロアを能動状態に設定するステップと、前記
第1のタイミングから所定時間後の第2のタイミング
で、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタをオフ
状態に設定するステップと、前記第2のタイミングから
所定時間後の第3のタイミングで、前記増幅器を能動状
態に設定すると共に、前記第1のNチャネル型MOSト
ランジスタをオフ状態に設定するステップと、電源オフ
より所定時間前の第4のタイミングで、前記増幅器の出
力端子をハイインピーダンス状態に設定すると共に、前
記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオン状態に
設定するステップと、前記第4のタイミングから所定時
間後の第5のタイミングで、前記第2のNチャネル型M
OSトランジスタをオン状態に設定するステップと、前
記第5のタイミングから所定時間後の第6のタイミング
で、前記ボルテージフォロアの出力端子をハイインピー
ダンス状態に設定するステップと、その後の第7のタイ
ミングで電源をオフするステップとを具備することを特
徴としている。
【0019】更に、この発明のミュート方法は、入力端
子、出力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状
態に設定する端子を有し、前記入力端子から入力された
信号を増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ド
レインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接
地された第1のNチャネル型MOSトランジスタと、抵
抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増
幅器の出力端子に接続され、他端が第1の容量を介して
接地された電子ボリュームと、出力端子をハイインピー
ダンス状態に設定する端子を有し、非反転入力端子に前
記電子ボリュームの可変端子が接続された非反転アンプ
と、ドレインが前記非反転アンプの出力端子に接続さ
れ、ソースが接地された第2のNチャネル型MOSトラ
ンジスタとを備え、前記非反転アンプは、出力端子と反
転入力端子間に接続された第1の抵抗と、一端が反転入
力端子に接続された第2の抵抗と、一端が出力端子に接
続された第3の抵抗と、ゲイン切換信号に応答して前記
第2の抵抗の他端と前記第3の抵抗の他端を選択的に第
2の容量に接続するスイッチとを含む増幅回路のミュー
ト方法であって、電源オンと同時に前記増幅器及び前記
非反転アンプの出力端子をハイインピーダンス状態に設
定すると共に、前記第1及び第2のNチャネル型MOS
トランジスタをオン状態に設定するステップと、電源オ
ンから所定時間後の第1のタイミングで、前記非反転ア
ンプを能動状態に設定するステップと、前記第1のタイ
ミングから所定時間後の第2のタイミングで、前記第2
のNチャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定す
るステップと、前記第2のタイミングから所定時間後の
第3のタイミングで、前記増幅器を能動状態に設定する
と共に、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタを
オフ状態に設定するステップと、電源オフより所定時間
前の第4のタイミングで、前記増幅器の出力端子をハイ
インピーダンス状態に設定すると共に、前記第1のNチ
ャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定するステ
ップと、前記第4のタイミングから所定時間後の第5の
タイミングで、前記第2のNチャネル型MOSトランジ
スタをオン状態に設定するステップと、前記第5のタイ
ミングから所定時間後の第6のタイミングで、前記非反
転アンプの出力端子をハイインピーダンス状態に設定す
るステップと、その後の第7のタイミングで電源をオフ
するステップとを具備することを特徴としている。
子、出力端子及びこの出力端子をハイインピーダンス状
態に設定する端子を有し、前記入力端子から入力された
信号を増幅して前記出力端子から出力する増幅器と、ド
レインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが接
地された第1のNチャネル型MOSトランジスタと、抵
抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記増
幅器の出力端子に接続され、他端が第1の容量を介して
接地された電子ボリュームと、出力端子をハイインピー
ダンス状態に設定する端子を有し、非反転入力端子に前
記電子ボリュームの可変端子が接続された非反転アンプ
と、ドレインが前記非反転アンプの出力端子に接続さ
れ、ソースが接地された第2のNチャネル型MOSトラ
ンジスタとを備え、前記非反転アンプは、出力端子と反
転入力端子間に接続された第1の抵抗と、一端が反転入
力端子に接続された第2の抵抗と、一端が出力端子に接
続された第3の抵抗と、ゲイン切換信号に応答して前記
第2の抵抗の他端と前記第3の抵抗の他端を選択的に第
2の容量に接続するスイッチとを含む増幅回路のミュー
ト方法であって、電源オンと同時に前記増幅器及び前記
非反転アンプの出力端子をハイインピーダンス状態に設
定すると共に、前記第1及び第2のNチャネル型MOS
トランジスタをオン状態に設定するステップと、電源オ
ンから所定時間後の第1のタイミングで、前記非反転ア
ンプを能動状態に設定するステップと、前記第1のタイ
ミングから所定時間後の第2のタイミングで、前記第2
のNチャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定す
るステップと、前記第2のタイミングから所定時間後の
第3のタイミングで、前記増幅器を能動状態に設定する
と共に、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタを
オフ状態に設定するステップと、電源オフより所定時間
前の第4のタイミングで、前記増幅器の出力端子をハイ
インピーダンス状態に設定すると共に、前記第1のNチ
ャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定するステ
ップと、前記第4のタイミングから所定時間後の第5の
タイミングで、前記第2のNチャネル型MOSトランジ
スタをオン状態に設定するステップと、前記第5のタイ
ミングから所定時間後の第6のタイミングで、前記非反
転アンプの出力端子をハイインピーダンス状態に設定す
るステップと、その後の第7のタイミングで電源をオフ
するステップとを具備することを特徴としている。
【0020】上記のような構成並びに方法によれば、電
子ボリュームをAC接地するための容量(コンデンサ)
と電子ボリュームの抵抗による時定数を利用して電源オ
ン/オフ時の異常音の発生を抑制するので、ミュート機
能を実現する際の外付け部品が不要であり、ミュート機
能を付加しても低コスト化が図れる増幅回路、増幅シス
テム及びミュート方法が得られる。
子ボリュームをAC接地するための容量(コンデンサ)
と電子ボリュームの抵抗による時定数を利用して電源オ
ン/オフ時の異常音の発生を抑制するので、ミュート機
能を実現する際の外付け部品が不要であり、ミュート機
能を付加しても低コスト化が図れる増幅回路、増幅シス
テム及びミュート方法が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の第1
の実施の形態に係る増幅回路、増幅システム及びミュー
ト方法について説明するためのもので、ミュート機能付
の増幅回路を示す回路図である。この図1に示す回路が
図15に示した従来の回路と異なるのは、電源オン/オ
フ時のボツ音防止回路(ミュート回路)を外付けではな
く、IC内の回路で構成していることである。
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の第1
の実施の形態に係る増幅回路、増幅システム及びミュー
ト方法について説明するためのもので、ミュート機能付
の増幅回路を示す回路図である。この図1に示す回路が
図15に示した従来の回路と異なるのは、電源オン/オ
フ時のボツ音防止回路(ミュート回路)を外付けではな
く、IC内の回路で構成していることである。
【0022】すなわち、図1は電子ボリューム内蔵アナ
ログアンプICの出力部を抽出して示している。アナロ
グアンプIC 21の出力部には、増幅器(AMP)2
2、電子ボリューム23、ボリューム制御回路(VR
C)24、出力バッファ(ボルテージフォロア)25及
びNチャネル型MOSトランジスタQ1等が含まれてい
る。内部回路からの信号INTは、増幅器22に供給さ
れて増幅された後、電子ボリューム23の一端に供給さ
れる。上記増幅器22は出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する端子(オフ端子)28を備えており、ミ
ュートオン(MUTE ON)時に“H”レベル、ミュ
ートオフ(MUTE OFF)時に“L”レベルとなる
ミュート信号MUTEが供給される。上記増幅器22の
出力端子には上記MOSトランジスタQ1のドレインが
接続され、そのソースが接地されており、このMOSト
ランジスタQ1のゲートは上記オフ端子28に接続され
てミュート信号MUTEが供給されるようになってい
る。
ログアンプICの出力部を抽出して示している。アナロ
グアンプIC 21の出力部には、増幅器(AMP)2
2、電子ボリューム23、ボリューム制御回路(VR
C)24、出力バッファ(ボルテージフォロア)25及
びNチャネル型MOSトランジスタQ1等が含まれてい
る。内部回路からの信号INTは、増幅器22に供給さ
れて増幅された後、電子ボリューム23の一端に供給さ
れる。上記増幅器22は出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する端子(オフ端子)28を備えており、ミ
ュートオン(MUTE ON)時に“H”レベル、ミュ
ートオフ(MUTE OFF)時に“L”レベルとなる
ミュート信号MUTEが供給される。上記増幅器22の
出力端子には上記MOSトランジスタQ1のドレインが
接続され、そのソースが接地されており、このMOSト
ランジスタQ1のゲートは上記オフ端子28に接続され
てミュート信号MUTEが供給されるようになってい
る。
【0023】また、上記増幅器22の出力端子は、電子
ボリューム23の一端に接続される。この電子ボリュー
ム23の他端は、出力端子26に接続されており、ボリ
ューム制御回路24で抵抗値が制御される。ボリューム
制御回路24には、内部回路から制御信号CONTが供
給される。上記出力端子26は、電子ボリュームAC接
地用コンデンサ(容量)C1を介して接地点に接続され
ている。また、上記電子ボリューム23の可変端子は、
出力バッファ25の非反転入力端子(+)に接続され
る。この出力バッファ25の出力端子は、出力信号OU
Tを出力するための出力端子27に接続されると共に、
その反転入力端子(−)に接続される。上記出力端子2
7には、コンデンサ(容量)C2の一方の電極が接続さ
れている。
ボリューム23の一端に接続される。この電子ボリュー
ム23の他端は、出力端子26に接続されており、ボリ
ューム制御回路24で抵抗値が制御される。ボリューム
制御回路24には、内部回路から制御信号CONTが供
給される。上記出力端子26は、電子ボリュームAC接
地用コンデンサ(容量)C1を介して接地点に接続され
ている。また、上記電子ボリューム23の可変端子は、
出力バッファ25の非反転入力端子(+)に接続され
る。この出力バッファ25の出力端子は、出力信号OU
Tを出力するための出力端子27に接続されると共に、
その反転入力端子(−)に接続される。上記出力端子2
7には、コンデンサ(容量)C2の一方の電極が接続さ
れている。
【0024】次に、上記のような構成において図2のタ
イミングチャートにより動作を説明する。まず、電源投
入(オン)時は、電源オンと同時(時刻t0)にミュー
ト信号MUTEが“H”レベルとなり、Nチャネル型M
OSトランジスタQ1がオンすると共に、増幅器22の
オフ端子28が“H”レベルとなるので、この増幅器2
2の出力端子はハイインピーダンス状態となる。よっ
て、コンデンサC1の初期状態が0Vであるとすると、
出力バッファ25の非反転入力端子(+)は0Vのまま
であるので、出力端子27も0Vである。この時、電子
ボリューム23の位置は−∞、すなわち出力バッファ2
5の非反転入力端子(+)はコンデンサC1に接続され
た状態にしておく。
イミングチャートにより動作を説明する。まず、電源投
入(オン)時は、電源オンと同時(時刻t0)にミュー
ト信号MUTEが“H”レベルとなり、Nチャネル型M
OSトランジスタQ1がオンすると共に、増幅器22の
オフ端子28が“H”レベルとなるので、この増幅器2
2の出力端子はハイインピーダンス状態となる。よっ
て、コンデンサC1の初期状態が0Vであるとすると、
出力バッファ25の非反転入力端子(+)は0Vのまま
であるので、出力端子27も0Vである。この時、電子
ボリューム23の位置は−∞、すなわち出力バッファ2
5の非反転入力端子(+)はコンデンサC1に接続され
た状態にしておく。
【0025】一定時間後(時刻t1)に、ミュート信号
MUTEを“L”レベルに設定することにより、MOS
トランジスタQ1をオフすると共に、増幅器22のオフ
端子28の“L”レベルにより出力端子を能動状態に設
定する。これにより、増幅器22の出力は過渡的にDC
電位が激しく変化するが、電子ボリューム23が−∞に
絞ってあるので、出力バッファ25の入力に影響を及ぼ
すことはない。増幅器22の出力端子は、非常に短時間
の間、過渡的なDC変位が起こった後、一定電位(通常
は電源の半分の値)VREFに固定される。もし、過渡
的DC変位が比較的大きく、出力バッファの入力に影響
を及ぼす恐れがある場合は、図17に示すように、オフ
端子28とMOSトランジスタQ1のゲートとの間に遅
延回路DLとオアゲートORを設け、MOSトランジス
タQ1がオフする時間を少し遅らせれば良い。この場合
のタイミングチャートを図18に示す。図18のタイミ
ングチャートに示すように、電源投入後、MOSトラン
ジスタQ1がオフするタイミング、すなわちミュート信
号MUTE2が“H”レベルから“L”レベルに反転す
るタイミングt1’は、ミュート信号MUTEが“H”
レベルから“L”レベルに反転するタイミングt1に対
して、遅延回路DLによる遅延時間分遅れる。これによ
り、コンデンサC1に充電が始まり、出力バッファ25
の非反転入力端子(+)は e=VREF*[1−exp(−t/CR)] で示される式に従って電圧が上昇する。
MUTEを“L”レベルに設定することにより、MOS
トランジスタQ1をオフすると共に、増幅器22のオフ
端子28の“L”レベルにより出力端子を能動状態に設
定する。これにより、増幅器22の出力は過渡的にDC
電位が激しく変化するが、電子ボリューム23が−∞に
絞ってあるので、出力バッファ25の入力に影響を及ぼ
すことはない。増幅器22の出力端子は、非常に短時間
の間、過渡的なDC変位が起こった後、一定電位(通常
は電源の半分の値)VREFに固定される。もし、過渡
的DC変位が比較的大きく、出力バッファの入力に影響
を及ぼす恐れがある場合は、図17に示すように、オフ
端子28とMOSトランジスタQ1のゲートとの間に遅
延回路DLとオアゲートORを設け、MOSトランジス
タQ1がオフする時間を少し遅らせれば良い。この場合
のタイミングチャートを図18に示す。図18のタイミ
ングチャートに示すように、電源投入後、MOSトラン
ジスタQ1がオフするタイミング、すなわちミュート信
号MUTE2が“H”レベルから“L”レベルに反転す
るタイミングt1’は、ミュート信号MUTEが“H”
レベルから“L”レベルに反転するタイミングt1に対
して、遅延回路DLによる遅延時間分遅れる。これによ
り、コンデンサC1に充電が始まり、出力バッファ25
の非反転入力端子(+)は e=VREF*[1−exp(−t/CR)] で示される式に従って電圧が上昇する。
【0026】これを分かりやすく示したのが図3(a)
の等価回路である。スイッチSWaの固定接点Naには
直流電源(基準電圧源)31から基準電圧VREFが印
加され、固定接点Nbは接地点に接続され、可動接点N
cと出力端子26間に電子ボリューム23(抵抗値R)
が接続されている。また、上記出力端子26と接地点間
には、コンデンサC1が接続されている。
の等価回路である。スイッチSWaの固定接点Naには
直流電源(基準電圧源)31から基準電圧VREFが印
加され、固定接点Nbは接地点に接続され、可動接点N
cと出力端子26間に電子ボリューム23(抵抗値R)
が接続されている。また、上記出力端子26と接地点間
には、コンデンサC1が接続されている。
【0027】電源オンの後、一定時間スイッチSWaの
可動接点Ncは固定接点Nb側に接続されているが、そ
の後固定接点Na側に接続されると、上記の式に従って
コンデンサC1の充電が始まる。
可動接点Ncは固定接点Nb側に接続されているが、そ
の後固定接点Na側に接続されると、上記の式に従って
コンデンサC1の充電が始まる。
【0028】この時、CR(コンデンサC1の容量値と
電子ボリューム23の抵抗値Rの積)が十分大きな値で
あれば、図3(b)に示すように増幅器22の出力電圧
eの変化は非常に穏やかであり、出力バッファ25の非
反転入力端子(+)は0VからVREFへ穏やかに変化
する。このため、出力バッファ25の出力信号OUTも
0VからVREFへ穏やかに変化するため、電源オン時
のボツ音の発生を回避することができる。
電子ボリューム23の抵抗値Rの積)が十分大きな値で
あれば、図3(b)に示すように増幅器22の出力電圧
eの変化は非常に穏やかであり、出力バッファ25の非
反転入力端子(+)は0VからVREFへ穏やかに変化
する。このため、出力バッファ25の出力信号OUTも
0VからVREFへ穏やかに変化するため、電源オン時
のボツ音の発生を回避することができる。
【0029】一方、電源のオフ時には、電源オフよりも
一定時間前(時刻t2)からオフ時(時刻t3)までミ
ュート信号MUTEが“H”レベルとなり、MOSトラ
ンジスタQ1がオンすると共に、増幅器22の出力端子
がハイインピーダンス状態となる。この時、電子ボリュ
ームAC接地用コンデンサC1は、VREFに充電され
ているが、MOSトランジスタQ1がオンするため、 e=VREF*exp(−t/CR) で示される式に従って電圧が下降する。
一定時間前(時刻t2)からオフ時(時刻t3)までミ
ュート信号MUTEが“H”レベルとなり、MOSトラ
ンジスタQ1がオンすると共に、増幅器22の出力端子
がハイインピーダンス状態となる。この時、電子ボリュ
ームAC接地用コンデンサC1は、VREFに充電され
ているが、MOSトランジスタQ1がオンするため、 e=VREF*exp(−t/CR) で示される式に従って電圧が下降する。
【0030】すなわち、図3(a)に示した等価回路に
おいて、電源オフの一定時間前にスイッチSWaの可動
接点Ncは固定接点Na側からNb側に接続され、上記
の式に従ってコンデンサC1の放電が始まる。
おいて、電源オフの一定時間前にスイッチSWaの可動
接点Ncは固定接点Na側からNb側に接続され、上記
の式に従ってコンデンサC1の放電が始まる。
【0031】この時、やはりCR(コンデンサC1の容
量値と電子ボリューム23の抵抗値Rの積)が十分大き
な値であれば、図3(b)に示すように増幅器22の出
力電圧eの変化は非常に穏やかになり、出力バッファ2
5の非反転入力端子(+)はVREFから0Vへ穏やか
に変化する。このため、出力バッファ25の出力信号O
UTも穏やかにVREFから0Vへ変化し、電源オフ時
のボツ音の発生も回避することができる。
量値と電子ボリューム23の抵抗値Rの積)が十分大き
な値であれば、図3(b)に示すように増幅器22の出
力電圧eの変化は非常に穏やかになり、出力バッファ2
5の非反転入力端子(+)はVREFから0Vへ穏やか
に変化する。このため、出力バッファ25の出力信号O
UTも穏やかにVREFから0Vへ変化し、電源オフ時
のボツ音の発生も回避することができる。
【0032】上記のような構成並びに方法によれば、電
子ボリュームをAC接地するための容量(コンデンサC
1)と電子ボリューム23の抵抗値Rによる時定数を利
用して電源オン/オフ時のボツ音の発生を抑制するの
で、増幅器22に出力端子をハイインピーダンス状態に
設定できるものを用い、且つMOSトランジスタQ1を
設けるだけでミュート機能を実現でき、外付け部品を不
要にして低コスト化が図れる増幅回路及びミュート方法
が得られる。
子ボリュームをAC接地するための容量(コンデンサC
1)と電子ボリューム23の抵抗値Rによる時定数を利
用して電源オン/オフ時のボツ音の発生を抑制するの
で、増幅器22に出力端子をハイインピーダンス状態に
設定できるものを用い、且つMOSトランジスタQ1を
設けるだけでミュート機能を実現でき、外付け部品を不
要にして低コスト化が図れる増幅回路及びミュート方法
が得られる。
【0033】なお、上記ミュート信号MUTEを発生す
る制御信号発生回路等をアナログアンプIC 21内に
集積形成した増幅回路や、制御信号発生回路を外部に有
する増幅システムにも同様に適用できるのは勿論であ
る。
る制御信号発生回路等をアナログアンプIC 21内に
集積形成した増幅回路や、制御信号発生回路を外部に有
する増幅システムにも同様に適用できるのは勿論であ
る。
【0034】図4は、図1に示した回路における増幅器
22の具体的な構成例を示すもので、増幅器22をオペ
アンプを用いた反転アンプで構成したものである。図4
において、図1と同一構成部には同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する。
22の具体的な構成例を示すもので、増幅器22をオペ
アンプを用いた反転アンプで構成したものである。図4
において、図1と同一構成部には同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する。
【0035】すなわち、増幅器22は、オペアンプ32
と抵抗R3,R4により構成されている。上記オペアン
プ32の非反転入力端子(+)には基準電圧源VREF
が接続され、反転入力端子(−)と内部回路からの信号
INTが供給される端子33との間には上記抵抗R3が
接続される。また、上記オペアンプ32の出力端子と反
転入力端子(−)間には、抵抗R4が接続される。そし
て、上記オペアンプ32の出力端子をハイインピーダン
ス状態に設定する端子がオフ端子28に接続されてい
る。
と抵抗R3,R4により構成されている。上記オペアン
プ32の非反転入力端子(+)には基準電圧源VREF
が接続され、反転入力端子(−)と内部回路からの信号
INTが供給される端子33との間には上記抵抗R3が
接続される。また、上記オペアンプ32の出力端子と反
転入力端子(−)間には、抵抗R4が接続される。そし
て、上記オペアンプ32の出力端子をハイインピーダン
ス状態に設定する端子がオフ端子28に接続されてい
る。
【0036】図5は、上記図4に示した回路の変形例を
示すもので、Nチャネル型MOSトランジスタQ1のド
レインとオペアンプ32の出力端子間に抵抗R5を設け
たものである。
示すもので、Nチャネル型MOSトランジスタQ1のド
レインとオペアンプ32の出力端子間に抵抗R5を設け
たものである。
【0037】このような構成では、電子ボリューム23
の抵抗値RとAC接地用コンデンサC1の容量値との積
が小さい場合にも、電源オン/オフ時のボツ音を回避す
るのに十分な時定数を確保でき、外付け部品を付加する
ことなく電源オン/オフ時のボツ音を効果的に防止でき
る。
の抵抗値RとAC接地用コンデンサC1の容量値との積
が小さい場合にも、電源オン/オフ時のボツ音を回避す
るのに十分な時定数を確保でき、外付け部品を付加する
ことなく電源オン/オフ時のボツ音を効果的に防止でき
る。
【0038】図6は、上記図4及び図5に示した回路に
おけるオフ端子付きのオペアンプ32の具体的な回路構
成例を示している。この回路は、Pチャネル型MOSト
ランジスタQP1〜QP11、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタQN1〜QN14、電流源34、キャパシタ
(コンデンサ)C3、抵抗R6及びインバータ35,3
6等により構成されている。
おけるオフ端子付きのオペアンプ32の具体的な回路構
成例を示している。この回路は、Pチャネル型MOSト
ランジスタQP1〜QP11、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタQN1〜QN14、電流源34、キャパシタ
(コンデンサ)C3、抵抗R6及びインバータ35,3
6等により構成されている。
【0039】オペアンプ32の入力端子37,38は、
MOSトランジスタQP1,QP2のゲートに接続さ
れ、入力信号IN−,IN+が供給される。これらMO
SトランジスタQP1,QP2のソースは共通接続さ
れ、このソース共通接続点と電源VDD端子39間に、
MOSトランジスタQP3のドレイン,ソース間が接続
される。また、上記MOSトランジスタQP1,QP2
の各ドレインと電源(接地点)VSS端子40間に、カ
レントミラー回路を構成するMOSトランジスタQN
1,QN2が接続される。
MOSトランジスタQP1,QP2のゲートに接続さ
れ、入力信号IN−,IN+が供給される。これらMO
SトランジスタQP1,QP2のソースは共通接続さ
れ、このソース共通接続点と電源VDD端子39間に、
MOSトランジスタQP3のドレイン,ソース間が接続
される。また、上記MOSトランジスタQP1,QP2
の各ドレインと電源(接地点)VSS端子40間に、カ
レントミラー回路を構成するMOSトランジスタQN
1,QN2が接続される。
【0040】上記MOSトランジスタQP4のソースは
電源VDD端子39に接続され、このMOSトランジス
タQP4のドレイン及びゲートと電源VSS端子40間
に、電流源34が接続されている。上記MOSトランジ
スタQP3のゲートは、上記MOSトランジスタQP4
のゲート及びドレインに接続される。また、上記MOS
トランジスタQP5,QP6のソースはそれぞれ上記電
源VDD端子39に接続され、ゲートはそれぞれ上記M
OSトランジスタQP4のゲート及びドレインに接続さ
れる。上記MOSトランジスタQP6のドレインは、M
OSトランジスタQN5のドレイン及びゲート、MOS
トランジスタQN6のドレイン及びMOSトランジスタ
QN7のゲートにそれぞれ接続されている。上記MOS
トランジスタQP5のドレイン及び上記MOSトランジ
スタQN5のソースと電源VSS端子40との間には、
カレントミラー回路を構成するMOSトランジスタQN
3,QN4が接続される。
電源VDD端子39に接続され、このMOSトランジス
タQP4のドレイン及びゲートと電源VSS端子40間
に、電流源34が接続されている。上記MOSトランジ
スタQP3のゲートは、上記MOSトランジスタQP4
のゲート及びドレインに接続される。また、上記MOS
トランジスタQP5,QP6のソースはそれぞれ上記電
源VDD端子39に接続され、ゲートはそれぞれ上記M
OSトランジスタQP4のゲート及びドレインに接続さ
れる。上記MOSトランジスタQP6のドレインは、M
OSトランジスタQN5のドレイン及びゲート、MOS
トランジスタQN6のドレイン及びMOSトランジスタ
QN7のゲートにそれぞれ接続されている。上記MOS
トランジスタQP5のドレイン及び上記MOSトランジ
スタQN5のソースと電源VSS端子40との間には、
カレントミラー回路を構成するMOSトランジスタQN
3,QN4が接続される。
【0041】上記MOSトランジスタQN7のドレイン
は電源VDD端子39に接続され、ソースはMOSトラ
ンジスタQP7のドレイン、MOSトランジスタQN
8,QN9のドレイン、及びMOSトランジスタQN1
3のゲートにそれぞれ接続される。上記MOSトランジ
スタQN6のソースは電源VSS端子40に接続され、
ゲートはMOSトランジスタQN9,QN12のゲート
及びインバータ36の出力端子にそれぞれ接続される。
上記インバータ36の入力端子には、インバータ35の
出力端子が接続されている。上記MOSトランジスタQ
N8のソースは電源VSS端子40に接続され、ゲート
はMOSトランジスタQP2,QN2のドレイン共通接
続点、MOSトランジスタQ12のドレイン、及びMO
SトランジスタQN14のゲートにそれぞれ供給され
る。
は電源VDD端子39に接続され、ソースはMOSトラ
ンジスタQP7のドレイン、MOSトランジスタQN
8,QN9のドレイン、及びMOSトランジスタQN1
3のゲートにそれぞれ接続される。上記MOSトランジ
スタQN6のソースは電源VSS端子40に接続され、
ゲートはMOSトランジスタQN9,QN12のゲート
及びインバータ36の出力端子にそれぞれ接続される。
上記インバータ36の入力端子には、インバータ35の
出力端子が接続されている。上記MOSトランジスタQ
N8のソースは電源VSS端子40に接続され、ゲート
はMOSトランジスタQP2,QN2のドレイン共通接
続点、MOSトランジスタQ12のドレイン、及びMO
SトランジスタQN14のゲートにそれぞれ供給され
る。
【0042】更に、上記MOSトランジスタQP8のソ
ースは電源VDD端子39に接続され、ドレインは上記
MOSトランジスタQP4のゲート及びドレイン接続点
に接続され、ゲートはインバータ35の出力端子に接続
される。このインバータ35の入力端子には、オフ端子
28が接続されている。上記MOSトランジスタQP7
のソースは電源VDD端子39に接続され、ゲートは上
記MOSトランジスタQP8のドレインに接続される。
ースは電源VDD端子39に接続され、ドレインは上記
MOSトランジスタQP4のゲート及びドレイン接続点
に接続され、ゲートはインバータ35の出力端子に接続
される。このインバータ35の入力端子には、オフ端子
28が接続されている。上記MOSトランジスタQP7
のソースは電源VDD端子39に接続され、ゲートは上
記MOSトランジスタQP8のドレインに接続される。
【0043】上記MOSトランジスタQN10のドレイ
ンはMOSトランジスタQP5,QN3のドレイン共通
接続点に接続され、ソースは電源VSS端子40に接続
され、ゲートはそのドレイン及びMOSトランジスタQ
N11のゲートに接続される。上記MOSトランジスタ
QN11のドレインは、MOSトランジスタQP9のド
レイン、MOSトランジスタQP10,QN13のドレ
イン共通接続点、及びMOSトランジスタQP10,Q
P11のゲートにそれぞれ接続され、ソースは電源VS
S端子40に接続される。上記MOSトランジスタQN
12のドレインはMOSトランジスタQN14のゲート
に接続され、ソースは電源VSS端子40に接続され
る。
ンはMOSトランジスタQP5,QN3のドレイン共通
接続点に接続され、ソースは電源VSS端子40に接続
され、ゲートはそのドレイン及びMOSトランジスタQ
N11のゲートに接続される。上記MOSトランジスタ
QN11のドレインは、MOSトランジスタQP9のド
レイン、MOSトランジスタQP10,QN13のドレ
イン共通接続点、及びMOSトランジスタQP10,Q
P11のゲートにそれぞれ接続され、ソースは電源VS
S端子40に接続される。上記MOSトランジスタQN
12のドレインはMOSトランジスタQN14のゲート
に接続され、ソースは電源VSS端子40に接続され
る。
【0044】また、上記MOSトランジスタQP9のソ
ースは電源VDD端子39に接続され、ゲートはインバ
ータ35の出力端子に接続される。上記MOSトランジ
スタQP10,QP11は、カレントミラー回路を構成
しており、各々のソースは電源VDD端子39に接続さ
れている。上記MOSトランジスタQN13のソース
は、電源VSS端子40に接続される。上記MOSトラ
ンジスタQP11,QN14のドレインは出力端子41
に共通接続され、MOSトランジスタQN14のソース
は電源VSS端子40に接続される。そして、上記MO
SトランジスタQN14のゲートと上記出力端子41間
に抵抗R6とキャパシタC3が直列接続されている。
ースは電源VDD端子39に接続され、ゲートはインバ
ータ35の出力端子に接続される。上記MOSトランジ
スタQP10,QP11は、カレントミラー回路を構成
しており、各々のソースは電源VDD端子39に接続さ
れている。上記MOSトランジスタQN13のソース
は、電源VSS端子40に接続される。上記MOSトラ
ンジスタQP11,QN14のドレインは出力端子41
に共通接続され、MOSトランジスタQN14のソース
は電源VSS端子40に接続される。そして、上記MO
SトランジスタQN14のゲートと上記出力端子41間
に抵抗R6とキャパシタC3が直列接続されている。
【0045】上記のような回路構成において、MOSト
ランジスタQP8,QP9,QN6,QN12及びイン
バータ35,36は、オフ端子28に供給されるオフ信
号OFF(ミュート信号MUTE)に基づいて出力端子
41をハイインピーダンス状態に設定するためのもので
ある。
ランジスタQP8,QP9,QN6,QN12及びイン
バータ35,36は、オフ端子28に供給されるオフ信
号OFF(ミュート信号MUTE)に基づいて出力端子
41をハイインピーダンス状態に設定するためのもので
ある。
【0046】オフ端子28に“H”レベルのオフ信号O
FFが供給されると、MOSトランジスタQP8,QP
9,QN6,QN9,QN12がそれぞれオン状態とな
る。上記MOSトランジスタQP8がオン状態となるこ
とによって、各MOSトランジスタQP3,QP4,Q
P5,QP6,QP7が全てオフ状態となる。また、上
記MOSトランジスタQP9がオン状態となることによ
って、各MOSトランジスタQP10,QP11が共に
オフ状態となる。更に、上記MOSトランジスタQN6
がオン状態となることによって、各MOSトランジスタ
QN5,QN7が共にオフ状態となる。更にまた、上記
MOSトランジスタQN12がオン状態となることによ
って、各MOSトランジスタQN8,QN14が共にオ
フ状態となる。
FFが供給されると、MOSトランジスタQP8,QP
9,QN6,QN9,QN12がそれぞれオン状態とな
る。上記MOSトランジスタQP8がオン状態となるこ
とによって、各MOSトランジスタQP3,QP4,Q
P5,QP6,QP7が全てオフ状態となる。また、上
記MOSトランジスタQP9がオン状態となることによ
って、各MOSトランジスタQP10,QP11が共に
オフ状態となる。更に、上記MOSトランジスタQN6
がオン状態となることによって、各MOSトランジスタ
QN5,QN7が共にオフ状態となる。更にまた、上記
MOSトランジスタQN12がオン状態となることによ
って、各MOSトランジスタQN8,QN14が共にオ
フ状態となる。
【0047】これによって、出力段のMOSトランジス
タQP11,QN14がオフすると共に、電源VDD端
子39からの各電流供給経路が遮断され、且つ電荷が蓄
積されるノードが電源VSS端子40に接続されるの
で、出力端子41はハイインピーダンス状態となる。
タQP11,QN14がオフすると共に、電源VDD端
子39からの各電流供給経路が遮断され、且つ電荷が蓄
積されるノードが電源VSS端子40に接続されるの
で、出力端子41はハイインピーダンス状態となる。
【0048】一方、オフ端子28に“L”レベルのオフ
信号OFFが供給されると、MOSトランジスタQP
8,QP9,QN6,QN9,QN12は、それぞれオ
フ状態となる。これによって、図6に示すオペアンプ
は、入力端子37,38に入力された入力信号IN−,
IN+を増幅して出力端子41から出力する通常の増幅
動作を行う。
信号OFFが供給されると、MOSトランジスタQP
8,QP9,QN6,QN9,QN12は、それぞれオ
フ状態となる。これによって、図6に示すオペアンプ
は、入力端子37,38に入力された入力信号IN−,
IN+を増幅して出力端子41から出力する通常の増幅
動作を行う。
【0049】図7(a),(b),(c)はそれぞれ、
上記図1、図4及び図5に示した回路における電子ボリ
ューム23の具体的な回路構成例を示すもので、(a)
図は全体の回路図、(b)図は(a)図に示した回路に
おけるアナログスイッチ回路のシンボル図、(c)図は
(b)図に示したアナログスイッチ回路の詳細な構成例
を示す回路図である。
上記図1、図4及び図5に示した回路における電子ボリ
ューム23の具体的な回路構成例を示すもので、(a)
図は全体の回路図、(b)図は(a)図に示した回路に
おけるアナログスイッチ回路のシンボル図、(c)図は
(b)図に示したアナログスイッチ回路の詳細な構成例
を示す回路図である。
【0050】この回路は16ステップの電子ボリューム
となっており、各々の抵抗値がrの抵抗RV1〜RV1
5とアナログスイッチ回路SW0〜SW15を含んで構
成されている。上記抵抗RV1〜RV15は、増幅器2
2(またはオペアンプ32)の出力端子と外部への出力
端子26間に直列接続される。アナログスイッチ回路S
W0〜SW15はそれぞれ、各抵抗RV1〜RV15の
接続点と出力バッファ25の非反転入力端子(+)間に
接続されており、上記ボリューム制御回路(VRC)2
4から出力されるスイッチ制御信号S0〜S15が供給
されて選択的にオン/オフ制御される。これによって、
電子ボリューム23の抵抗値Rが抵抗値rの単位で0〜
15rに段階的に変化する。
となっており、各々の抵抗値がrの抵抗RV1〜RV1
5とアナログスイッチ回路SW0〜SW15を含んで構
成されている。上記抵抗RV1〜RV15は、増幅器2
2(またはオペアンプ32)の出力端子と外部への出力
端子26間に直列接続される。アナログスイッチ回路S
W0〜SW15はそれぞれ、各抵抗RV1〜RV15の
接続点と出力バッファ25の非反転入力端子(+)間に
接続されており、上記ボリューム制御回路(VRC)2
4から出力されるスイッチ制御信号S0〜S15が供給
されて選択的にオン/オフ制御される。これによって、
電子ボリューム23の抵抗値Rが抵抗値rの単位で0〜
15rに段階的に変化する。
【0051】図7(b)のシンボル図に示す上記アナロ
グスイッチ回路SW0〜SW15はそれぞれ、例えば図
7(c)に示すように、Pチャネル型MOSトランジス
タQPsw、Nチャネル型MOSトランジスタQNsw
及びインバータINVで構成されている。上記MOSト
ランジスタQPswとQNswの電流通路は並列接続さ
れ、アナログスイッチ回路SWの端子Taと端子Tb間
に接続される。
グスイッチ回路SW0〜SW15はそれぞれ、例えば図
7(c)に示すように、Pチャネル型MOSトランジス
タQPsw、Nチャネル型MOSトランジスタQNsw
及びインバータINVで構成されている。上記MOSト
ランジスタQPswとQNswの電流通路は並列接続さ
れ、アナログスイッチ回路SWの端子Taと端子Tb間
に接続される。
【0052】アナログスイッチ回路SWの端子Tcに
は、MOSトランジスタQNswのゲートが接続される
と共に、インバータINVの入力端が接続され、このイ
ンバータINVの出力端にはMOSトランジスタQPs
wのゲートが接続される。
は、MOSトランジスタQNswのゲートが接続される
と共に、インバータINVの入力端が接続され、このイ
ンバータINVの出力端にはMOSトランジスタQPs
wのゲートが接続される。
【0053】図8(a),(b),(c)はそれぞれ、
上記電子ボリューム23を制御するボリューム制御回路
24について説明するためのもので、(a)図は具体的
な回路図、(b)図は(a)図におけるシフトレジスタ
のシンボル図、(c)図は(b)図に示したシフトレジ
スタの詳細な構成例を示す回路図である。
上記電子ボリューム23を制御するボリューム制御回路
24について説明するためのもので、(a)図は具体的
な回路図、(b)図は(a)図におけるシフトレジスタ
のシンボル図、(c)図は(b)図に示したシフトレジ
スタの詳細な構成例を示す回路図である。
【0054】上記ボリューム制御回路24は、アンドゲ
ート51〜58、インバータ59〜66、ナンドゲート
67〜82及びシフトレジスタ83〜98等を含んで構
成されている。この回路では、内部回路から供給される
制御信号CONTをA,B,C,Dで表している。
ート51〜58、インバータ59〜66、ナンドゲート
67〜82及びシフトレジスタ83〜98等を含んで構
成されている。この回路では、内部回路から供給される
制御信号CONTをA,B,C,Dで表している。
【0055】制御信号Aは、インバータ59の入力端に
供給されるとともに、反転されてアンドゲート51,5
3の一方の入力端に供給される。制御信号Bは、インバ
ータ60の入力端に供給されるとともに、反転されて上
記アンドゲート51の他方の入力端及びアンドゲート5
2の一方の入力端に供給される。制御信号Cは、インバ
ータ61の入力端に供給されるとともに、反転されてア
ンドゲート55,57の一方の入力端に供給される。更
に、制御信号Dは、インバータ62の入力端に供給され
るとともに、反転されてアンドゲート55の他方の入力
端及びアンドゲート56の一方の入力端に供給される。
供給されるとともに、反転されてアンドゲート51,5
3の一方の入力端に供給される。制御信号Bは、インバ
ータ60の入力端に供給されるとともに、反転されて上
記アンドゲート51の他方の入力端及びアンドゲート5
2の一方の入力端に供給される。制御信号Cは、インバ
ータ61の入力端に供給されるとともに、反転されてア
ンドゲート55,57の一方の入力端に供給される。更
に、制御信号Dは、インバータ62の入力端に供給され
るとともに、反転されてアンドゲート55の他方の入力
端及びアンドゲート56の一方の入力端に供給される。
【0056】上記インバータ59の出力信号は、反転さ
れてアンドゲート52の他方の入力端に供給されるとと
もに、反転されてアンドゲート54の一方の入力端に供
給される。上記インバータ60の出力信号は、反転され
てアンドゲート53の他方の入力端に供給されるととも
に、反転されてアンドゲート54の他方の入力端に供給
される。上記インバータ61の出力信号は、反転されて
アンドゲート56の他方の入力端に供給されるととも
に、反転されてアンドゲート58の一方の入力端に供給
される。上記インバータ62の出力信号は、反転されて
上記アンドゲート57,58の他方の入力端に供給され
る。
れてアンドゲート52の他方の入力端に供給されるとと
もに、反転されてアンドゲート54の一方の入力端に供
給される。上記インバータ60の出力信号は、反転され
てアンドゲート53の他方の入力端に供給されるととも
に、反転されてアンドゲート54の他方の入力端に供給
される。上記インバータ61の出力信号は、反転されて
アンドゲート56の他方の入力端に供給されるととも
に、反転されてアンドゲート58の一方の入力端に供給
される。上記インバータ62の出力信号は、反転されて
上記アンドゲート57,58の他方の入力端に供給され
る。
【0057】上記アンドゲート51の論理出力はA/*
B/、アンドゲート52の論理出力はA*B/、アンド
ゲート53の論理出力はA/*B、アンドゲート54の
論理出力はA*B、アンドゲート55の論理出力はC/
*D/、アンドゲート56の論理出力はC*D/、アン
ドゲート57の論理出力はC/*D、アンドゲート58
の論理出力はC*Dとなる。
B/、アンドゲート52の論理出力はA*B/、アンド
ゲート53の論理出力はA/*B、アンドゲート54の
論理出力はA*B、アンドゲート55の論理出力はC/
*D/、アンドゲート56の論理出力はC*D/、アン
ドゲート57の論理出力はC/*D、アンドゲート58
の論理出力はC*Dとなる。
【0058】なお、ここで符号の後に付けた“/”はバ
ーを意味しており、A/,B/,C/,D/はそれぞれ
A,B,C,Dの反転信号である。
ーを意味しており、A/,B/,C/,D/はそれぞれ
A,B,C,Dの反転信号である。
【0059】上記アンドゲート51の出力信号はナンド
ゲート67,71,75,79の一方の入力端にそれぞ
れ供給され、上記アンドゲート52の出力信号はナンド
ゲート68,72,76,80の一方の入力端に供給さ
れる。また、上記アンドゲート53の出力信号はナンド
ゲート69,73,77,81の一方の入力端に供給さ
れ、上記アンドゲート54の出力信号はナンドゲート7
0,74,78,82の一方の入力端に供給される。上
記アンドゲート55の出力信号は上記ナンドゲート67
〜70の他方の入力端に供給される。上記アンドゲート
56の出力信号はナンドゲート71〜74の他方の入力
端に供給される。また、上記アンドゲート57の出力信
号はナンドゲート75〜78の他方の入力端に接続され
る。更に、上記アンドゲート58の出力信号はナンドゲ
ート79〜82の他方の入力端に供給される。上記各ナ
ンドゲート67〜82の出力信号は、シフトレジスタ8
3〜98のデータ入力端Dにそれぞれ反転して供給され
る。
ゲート67,71,75,79の一方の入力端にそれぞ
れ供給され、上記アンドゲート52の出力信号はナンド
ゲート68,72,76,80の一方の入力端に供給さ
れる。また、上記アンドゲート53の出力信号はナンド
ゲート69,73,77,81の一方の入力端に供給さ
れ、上記アンドゲート54の出力信号はナンドゲート7
0,74,78,82の一方の入力端に供給される。上
記アンドゲート55の出力信号は上記ナンドゲート67
〜70の他方の入力端に供給される。上記アンドゲート
56の出力信号はナンドゲート71〜74の他方の入力
端に供給される。また、上記アンドゲート57の出力信
号はナンドゲート75〜78の他方の入力端に接続され
る。更に、上記アンドゲート58の出力信号はナンドゲ
ート79〜82の他方の入力端に供給される。上記各ナ
ンドゲート67〜82の出力信号は、シフトレジスタ8
3〜98のデータ入力端Dにそれぞれ反転して供給され
る。
【0060】上記各シフトレジスタ83,85,87,
89,91,93,95,97のクロック入力端CKに
は、ストローブ信号STROBEがインバータ63〜6
5を介して供給され、上記各シフトレジスタ84,8
6,88,90,92,94,96,98のクロック入
力端CKには、ストローブ信号STROBEがインバー
タ63,64,66を介して供給される。そして、上記
各シフトレジスタ83〜98の出力端Qからスイッチ制
御信号S0〜S15を出力するようになっている。
89,91,93,95,97のクロック入力端CKに
は、ストローブ信号STROBEがインバータ63〜6
5を介して供給され、上記各シフトレジスタ84,8
6,88,90,92,94,96,98のクロック入
力端CKには、ストローブ信号STROBEがインバー
タ63,64,66を介して供給される。そして、上記
各シフトレジスタ83〜98の出力端Qからスイッチ制
御信号S0〜S15を出力するようになっている。
【0061】図8(b)のシンボル図で示す各シフトレ
ジスタ83〜98はそれぞれ、図8(c)に示すように
構成されている。すなわち、クロック信号φ/(クロッ
ク信号φと逆相の信号)で制御されるクロックドインバ
ータ100,101、クロック信号φで制御されるクロ
ックドインバータ102,103及びインバータ10
4,105,106を含んで構成されている。上記イン
バータ104、クロックドインバータ100、インバー
タ105、クロックドインバータ103及びインバータ
106は、出力端と入力端が順次縦続接続されている。
クロックドインバータ102の入力端はインバータ10
5の出力端に接続され、出力端はこのインバータ105
の入力端に接続される。クロックドインバータ101の
入力端はインバータ106の出力端に接続され、出力端
はこのインバータ106の入力端に接続される。
ジスタ83〜98はそれぞれ、図8(c)に示すように
構成されている。すなわち、クロック信号φ/(クロッ
ク信号φと逆相の信号)で制御されるクロックドインバ
ータ100,101、クロック信号φで制御されるクロ
ックドインバータ102,103及びインバータ10
4,105,106を含んで構成されている。上記イン
バータ104、クロックドインバータ100、インバー
タ105、クロックドインバータ103及びインバータ
106は、出力端と入力端が順次縦続接続されている。
クロックドインバータ102の入力端はインバータ10
5の出力端に接続され、出力端はこのインバータ105
の入力端に接続される。クロックドインバータ101の
入力端はインバータ106の出力端に接続され、出力端
はこのインバータ106の入力端に接続される。
【0062】ここで、クロックドインバータ100〜1
03とインバータ105,106とでシフトレジスタが
構成され、入力されたデータをインバータ104で反転
して取り込むようになっている。
03とインバータ105,106とでシフトレジスタが
構成され、入力されたデータをインバータ104で反転
して取り込むようになっている。
【0063】図9は、上記図8に示したボリューム制御
回路24の動作について説明するための真理値を示す図
であり、上記図8に示した回路の論理動作をまとめて示
している。制御信号A,B,C,Dのレベルの組み合わ
せに応じてスイッチ制御信号S0〜S15が選択的に
“H”レベルになり、電子ボリューム23の抵抗値Rが
0/15〜15/15に変化するように制御する。例え
ば、制御信号A,B,C,Dが全て“0”レベルの時に
はスイッチ制御信号S0が“H”レベルとなり、電子ボ
リューム23の抵抗値Rが最小(ATT=0/15)と
なる。制御信号Aが“1”レベルで、制御信号B,C,
Dが“0”レベルの時には、スイッチ制御信号S1が
“H”レベルとなり、ATT=1/15となる。以下、
同様に制御信号のレベルに応じてATTが1/15ずつ
増大し、制御信号A,B,C,Dが全て“1”レベルに
なると、スイッチ制御信号S15が“H”レベルとな
り、電子ボリューム23の抵抗値Rは最大(ATT=1
5/15)となる。
回路24の動作について説明するための真理値を示す図
であり、上記図8に示した回路の論理動作をまとめて示
している。制御信号A,B,C,Dのレベルの組み合わ
せに応じてスイッチ制御信号S0〜S15が選択的に
“H”レベルになり、電子ボリューム23の抵抗値Rが
0/15〜15/15に変化するように制御する。例え
ば、制御信号A,B,C,Dが全て“0”レベルの時に
はスイッチ制御信号S0が“H”レベルとなり、電子ボ
リューム23の抵抗値Rが最小(ATT=0/15)と
なる。制御信号Aが“1”レベルで、制御信号B,C,
Dが“0”レベルの時には、スイッチ制御信号S1が
“H”レベルとなり、ATT=1/15となる。以下、
同様に制御信号のレベルに応じてATTが1/15ずつ
増大し、制御信号A,B,C,Dが全て“1”レベルに
なると、スイッチ制御信号S15が“H”レベルとな
り、電子ボリューム23の抵抗値Rは最大(ATT=1
5/15)となる。
【0064】このような構成並びに方法によれば、電子
ボリューム23をAC接地するための容量(コンデン
サ)C1と電子ボリューム23の抵抗による時定数を利
用して電源オン/オフ時の異常音の発生を抑制するの
で、ミュート機能を実現する際の外付け部品が不要であ
り、ミュート機能を付加しても低コスト化が図れる増幅
回路、増幅システム及びミュート方法が得られる。
ボリューム23をAC接地するための容量(コンデン
サ)C1と電子ボリューム23の抵抗による時定数を利
用して電源オン/オフ時の異常音の発生を抑制するの
で、ミュート機能を実現する際の外付け部品が不要であ
り、ミュート機能を付加しても低コスト化が図れる増幅
回路、増幅システム及びミュート方法が得られる。
【0065】次に、この発明の第2の実施の形態に係る
増幅回路、増幅システム及びミュート方法について図1
0により説明する。この図10に示す回路が第1の実施
の形態と異なるのは、増幅器22だけでなく、出力バッ
ファ25にもオフ端子(出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する端子)を有するタイプのものを用いると
共に、この出力バッファ120の出力端子を接地するた
めの第2のNチャネル型MOSトランジスタQ2を設け
た点にある。そして、上記出力バッファ120のオフ端
子121にミュート信号MUTEdを供給して制御する
と共に、上記MOSトランジスタQ2のゲートに端子1
22から制御信号MUTE2dを供給して制御するよう
にしている。他の回路構成は図4に示した回路と同様で
あるので、同一部分に同じ符号を付してその詳細な説明
は省略する。
増幅回路、増幅システム及びミュート方法について図1
0により説明する。この図10に示す回路が第1の実施
の形態と異なるのは、増幅器22だけでなく、出力バッ
ファ25にもオフ端子(出力端子をハイインピーダンス
状態に設定する端子)を有するタイプのものを用いると
共に、この出力バッファ120の出力端子を接地するた
めの第2のNチャネル型MOSトランジスタQ2を設け
た点にある。そして、上記出力バッファ120のオフ端
子121にミュート信号MUTEdを供給して制御する
と共に、上記MOSトランジスタQ2のゲートに端子1
22から制御信号MUTE2dを供給して制御するよう
にしている。他の回路構成は図4に示した回路と同様で
あるので、同一部分に同じ符号を付してその詳細な説明
は省略する。
【0066】この図10に示す回路は、図11に示すタ
イミングチャートに従って動作する。具体的には、まず
電源のオン時には、電源オンと同時(時刻t0)にミュ
ート信号MUTE,MUTEd,MUTE2dが“H”
レベルとなり、Nチャネル型MOSトランジスタQ1,
Q2がオンすると共に、オペアンプ32と出力バッファ
120の出力端子がハイインピーダンス状態となる。こ
の時、電子ボリュームAC接地用コンデンサC1の初期
状態が0Vであるとすると、出力バッファ120の非反
転入力端子(+)は0Vのままであると共に、出力端子
27の電位はMOSトランジスタQ2がオンしているた
めに強制的に0Vが維持される。この時、電子ボリュー
ム23の位置は−∞、すなわち出力バッファ120の非
反転入力端子(+)はコンデンサC1に接続された状態
にしておく。
イミングチャートに従って動作する。具体的には、まず
電源のオン時には、電源オンと同時(時刻t0)にミュ
ート信号MUTE,MUTEd,MUTE2dが“H”
レベルとなり、Nチャネル型MOSトランジスタQ1,
Q2がオンすると共に、オペアンプ32と出力バッファ
120の出力端子がハイインピーダンス状態となる。こ
の時、電子ボリュームAC接地用コンデンサC1の初期
状態が0Vであるとすると、出力バッファ120の非反
転入力端子(+)は0Vのままであると共に、出力端子
27の電位はMOSトランジスタQ2がオンしているた
めに強制的に0Vが維持される。この時、電子ボリュー
ム23の位置は−∞、すなわち出力バッファ120の非
反転入力端子(+)はコンデンサC1に接続された状態
にしておく。
【0067】次に、一定時間後(時刻t1)に、まずミ
ュート信号MUTEdが“L”レベルとなり、出力バッ
ファ120のオフ端子121を“L”レベルに設定す
る。これにより、出力バッファ120の出力端子は、ハ
イインピーダンス状態から能動状態となる。しかし、電
子ボリューム23の位置は−∞、すなわち出力バッファ
120の非反転入力端子(+)はコンデンサC1に接続
されて0Vの状態にあり、出力バッファ120がボルテ
ージフォロアであることから、MOSトランジスタQ2
がオン状態であることとコンフリクトは起こさず、出力
バッファ120の出力信号は0Vのままである。この
時、出力バッファ120がオフ状態から能動状態への過
渡現象でその出力信号がDC変動を起こそうとしても、
MOSトランジスタQ2のオン抵抗が十分低ければ、D
C変動は大幅に抑制され、ボツ音を抑制することができ
る。
ュート信号MUTEdが“L”レベルとなり、出力バッ
ファ120のオフ端子121を“L”レベルに設定す
る。これにより、出力バッファ120の出力端子は、ハ
イインピーダンス状態から能動状態となる。しかし、電
子ボリューム23の位置は−∞、すなわち出力バッファ
120の非反転入力端子(+)はコンデンサC1に接続
されて0Vの状態にあり、出力バッファ120がボルテ
ージフォロアであることから、MOSトランジスタQ2
がオン状態であることとコンフリクトは起こさず、出力
バッファ120の出力信号は0Vのままである。この
時、出力バッファ120がオフ状態から能動状態への過
渡現象でその出力信号がDC変動を起こそうとしても、
MOSトランジスタQ2のオン抵抗が十分低ければ、D
C変動は大幅に抑制され、ボツ音を抑制することができ
る。
【0068】次に、更に一定時間後(時刻t2)、ミュ
ート信号MUTE2dが“L”レベルとなる。この結
果、MOSトランジスタQ2がオフするが、この時は既
に出力バッファ120の出力が安定しており、0V出力
が維持される。
ート信号MUTE2dが“L”レベルとなる。この結
果、MOSトランジスタQ2がオフするが、この時は既
に出力バッファ120の出力が安定しており、0V出力
が維持される。
【0069】その後、更に一定時間後(時刻t3)に、
ミュート信号MUTEが“L”レベルとなり、MOSト
ランジスタQ1をオフすると共に、オペアンプ32のオ
フ端子28を“L”レベルに設定する。これにより、オ
ペアンプ32の出力信号は過渡的にDC電位が激しく変
動するが、電子ボリューム23が−∞に絞ってあるの
で、出力バッファ120の入力に影響を及ぼすことはな
い。もし、過渡的DC変位が比較的大きく、出力バッフ
ァの入力に影響を及ぼす恐れがある場合は、図17に示
したように、オフ端子28とMOSトランジスタQ1の
ゲートとの間に遅延回路DLとオアゲートORを設け、
MOSトランジスタQ1がオフする時間を少し遅らせれ
ば良い。この場合のタイミングチャートは図18に示し
た通りである。オペアンプ32の出力は、非常に短時間
の間、過渡的なDC変位が起こった後、一定電位(通常
は電源の半分の値)VREFに固定される。これによ
り、コンデンサC1に充電が始まり、出力バッファ12
0の非反転入力端子(+)は e=VREF*[1−exp(−t/CR)] で示される式に従って電圧が上昇する。
ミュート信号MUTEが“L”レベルとなり、MOSト
ランジスタQ1をオフすると共に、オペアンプ32のオ
フ端子28を“L”レベルに設定する。これにより、オ
ペアンプ32の出力信号は過渡的にDC電位が激しく変
動するが、電子ボリューム23が−∞に絞ってあるの
で、出力バッファ120の入力に影響を及ぼすことはな
い。もし、過渡的DC変位が比較的大きく、出力バッフ
ァの入力に影響を及ぼす恐れがある場合は、図17に示
したように、オフ端子28とMOSトランジスタQ1の
ゲートとの間に遅延回路DLとオアゲートORを設け、
MOSトランジスタQ1がオフする時間を少し遅らせれ
ば良い。この場合のタイミングチャートは図18に示し
た通りである。オペアンプ32の出力は、非常に短時間
の間、過渡的なDC変位が起こった後、一定電位(通常
は電源の半分の値)VREFに固定される。これによ
り、コンデンサC1に充電が始まり、出力バッファ12
0の非反転入力端子(+)は e=VREF*[1−exp(−t/CR)] で示される式に従って電圧が上昇する。
【0070】この時、CR(コンデンサC1の容量値と
電子ボリューム23の抵抗値Rの値の積)が十分大きな
値であれば、オペアンプ32の出力電圧eの変化は非常
に穏やかであり、出力バッファ120の非反転入力端子
(+)は0VからVREFへ穏やかに変化する。このた
め、出力バッファ120の出力信号OUTも穏やかに0
VからVREFへ変化するため、電源オン時のボツ音の
発生を回避することができる。
電子ボリューム23の抵抗値Rの値の積)が十分大きな
値であれば、オペアンプ32の出力電圧eの変化は非常
に穏やかであり、出力バッファ120の非反転入力端子
(+)は0VからVREFへ穏やかに変化する。このた
め、出力バッファ120の出力信号OUTも穏やかに0
VからVREFへ変化するため、電源オン時のボツ音の
発生を回避することができる。
【0071】次に、電源オフ時には、電源オフよりも一
定時間前(時刻t4)からオフ時までミュート信号MU
TEが“H”レベルとなり、MOSトランジスタQ1が
オンすると共に、オペアンプ32の出力端子はハイイン
ピーダンス状態となる。この時、電子ボリュームAC接
地用コンデンサC1は、VREFに充電されているが、
MOSトランジスタQ1がオンするため、 e=VREF*exp(−t/CR) で示される式に従って電圧が下降する。この時、CR
(コンデンサC1の容量値と電子ボリューム23の抵抗
値Rの値の積)が十分大きな値であれば、オペアンプ3
2の出力電圧eの変化は非常に穏やかであり、出力バッ
ファ120の非反転入力端子(+)はVREFから0V
へ穏やかに変化する。このため、出力バッファ120の
出力信号OUTも穏やかにVREFから0Vへ変化す
る。
定時間前(時刻t4)からオフ時までミュート信号MU
TEが“H”レベルとなり、MOSトランジスタQ1が
オンすると共に、オペアンプ32の出力端子はハイイン
ピーダンス状態となる。この時、電子ボリュームAC接
地用コンデンサC1は、VREFに充電されているが、
MOSトランジスタQ1がオンするため、 e=VREF*exp(−t/CR) で示される式に従って電圧が下降する。この時、CR
(コンデンサC1の容量値と電子ボリューム23の抵抗
値Rの値の積)が十分大きな値であれば、オペアンプ3
2の出力電圧eの変化は非常に穏やかであり、出力バッ
ファ120の非反転入力端子(+)はVREFから0V
へ穏やかに変化する。このため、出力バッファ120の
出力信号OUTも穏やかにVREFから0Vへ変化す
る。
【0072】次に、一定時間後(時刻t5)、ミュート
信号MUTE2dが“H”レベルとなり、MOSトラン
ジスタQ2がオンする。しかし、この時には既に出力バ
ッファ120の出力が0V出力となっており、それが維
持されるのみでコンフリクトは発生しない。
信号MUTE2dが“H”レベルとなり、MOSトラン
ジスタQ2がオンする。しかし、この時には既に出力バ
ッファ120の出力が0V出力となっており、それが維
持されるのみでコンフリクトは発生しない。
【0073】次に、更に一定時間後(時刻t6)にミュ
ート信号MUTEdが“H”レベルになり、出力バッフ
ァ120のオフ端子121が“H”レベルに設定され
る。これにより、出力バッファ120は能動状態から出
力端子がハイインピーダンス状態となるが、MOSトラ
ンジスタQ2がオン状態となっているので、出力端子の
0Vは維持され、ボツ音は発生しない。
ート信号MUTEdが“H”レベルになり、出力バッフ
ァ120のオフ端子121が“H”レベルに設定され
る。これにより、出力バッファ120は能動状態から出
力端子がハイインピーダンス状態となるが、MOSトラ
ンジスタQ2がオン状態となっているので、出力端子の
0Vは維持され、ボツ音は発生しない。
【0074】最後に、電源オフ(時刻t7)でミュート
信号MUTE,MUTEd,MUTE2dが全て“L”
レベルとなる。この瞬間には、オペアンプ32と出力バ
ッファ120はオフ状態であり、直前までMOSトラン
ジスタQ2により出力端子27が0Vに接地されている
ため、電源オフ時のDC変動は大幅に抑制され、ボツ音
を抑制することができる。
信号MUTE,MUTEd,MUTE2dが全て“L”
レベルとなる。この瞬間には、オペアンプ32と出力バ
ッファ120はオフ状態であり、直前までMOSトラン
ジスタQ2により出力端子27が0Vに接地されている
ため、電源オフ時のDC変動は大幅に抑制され、ボツ音
を抑制することができる。
【0075】図12は、上記図4に示した回路におい
て、オペアンプ32の帰還抵抗R4と反転入力端子
(−)との間にスイッチSWbを設けたものである。こ
のスイッチSWbは、ミュート信号MUTEが“L”レ
ベルでオン、“H”レベルでオフとなるように構成す
る。このスイッチSWbは、例えば図7(c)に示した
アナログスイッチを用いて構成すれば良い。
て、オペアンプ32の帰還抵抗R4と反転入力端子
(−)との間にスイッチSWbを設けたものである。こ
のスイッチSWbは、ミュート信号MUTEが“L”レ
ベルでオン、“H”レベルでオフとなるように構成す
る。このスイッチSWbは、例えば図7(c)に示した
アナログスイッチを用いて構成すれば良い。
【0076】このスイッチSWbを設けることでミュー
ト信号MUTEが“H”レベルの時にMOSトランジス
タQ1に流れる電流は0Vとなる。これにより、ミュー
ト信号MUTEを“H”レベルに設定することで、電源
オンのままでも消費電力を0に近い値にするパワーセー
ブモードにすることができる。
ト信号MUTEが“H”レベルの時にMOSトランジス
タQ1に流れる電流は0Vとなる。これにより、ミュー
ト信号MUTEを“H”レベルに設定することで、電源
オンのままでも消費電力を0に近い値にするパワーセー
ブモードにすることができる。
【0077】図13は、上記図12に示した回路におい
て、オペアンプ32の帰還抵抗R4と反転入力端子
(−)間に設けていたスイッチSWbを、入力抵抗R3
と反転入力端子(−)間に設けたものである。図13に
おいて、図12と同一構成部には同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する。
て、オペアンプ32の帰還抵抗R4と反転入力端子
(−)間に設けていたスイッチSWbを、入力抵抗R3
と反転入力端子(−)間に設けたものである。図13に
おいて、図12と同一構成部には同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する。
【0078】このような構成であっても、基本的には上
記図12に示した回路と同様な動作を行い、同じ効果が
得られる。
記図12に示した回路と同様な動作を行い、同じ効果が
得られる。
【0079】図14に示す回路は、上記図10に示した
回路において、出力バッファ120をボルテージフォロ
アからゲインを1と1より大きい値に切り換えられる正
転アンプ(非反転アンプ)にしたものである。すなわ
ち、出力バッファ120の出力端子と反転入力端子
(−)間に抵抗R7を接続すると共に、出力バッファ1
20の反転入力端子(−)に抵抗R8の一端、出力端子
に抵抗R9の一端をそれぞれ接続し、これら抵抗R8,
R9の他端をスイッチSWgを介して外部への出力端子
123に接続している。上記スイッチSWgは、ゲイン
切換信号GCSによりスイッチング制御され、抵抗R8
または抵抗R9の他端を選択的にAC接地用のコンデン
サ(容量)C4に接続するようになっている。上記抵抗
R9は抵抗R8に比して高抵抗であり、上記スイッチS
Wgのスイッチング動作によりゲインが切り換えられ
る。
回路において、出力バッファ120をボルテージフォロ
アからゲインを1と1より大きい値に切り換えられる正
転アンプ(非反転アンプ)にしたものである。すなわ
ち、出力バッファ120の出力端子と反転入力端子
(−)間に抵抗R7を接続すると共に、出力バッファ1
20の反転入力端子(−)に抵抗R8の一端、出力端子
に抵抗R9の一端をそれぞれ接続し、これら抵抗R8,
R9の他端をスイッチSWgを介して外部への出力端子
123に接続している。上記スイッチSWgは、ゲイン
切換信号GCSによりスイッチング制御され、抵抗R8
または抵抗R9の他端を選択的にAC接地用のコンデン
サ(容量)C4に接続するようになっている。上記抵抗
R9は抵抗R8に比して高抵抗であり、上記スイッチS
Wgのスイッチング動作によりゲインが切り換えられ
る。
【0080】図14に示す回路にあっては、ゲインを変
えてもボツ音が発生しないように、ゲインが1の時にも
AC接地用のコンデンサ(容量)C4をアンプの出力に
高抵抗R9で接続している。これにより、コンデンサC
4は、常にVREFに充電されていることになり、ゲイ
ンを切り換えてもDC変位によるボツ音は発生しない。
更に、電源オン時と電源オフの直前にはMOSトランジ
スタQ2によりコンデンサC4が放電されて0Vとなっ
ているので、電源オン/オフ時のボツ音防止効果は図1
0に示した回路と同様に達成されている。
えてもボツ音が発生しないように、ゲインが1の時にも
AC接地用のコンデンサ(容量)C4をアンプの出力に
高抵抗R9で接続している。これにより、コンデンサC
4は、常にVREFに充電されていることになり、ゲイ
ンを切り換えてもDC変位によるボツ音は発生しない。
更に、電源オン時と電源オフの直前にはMOSトランジ
スタQ2によりコンデンサC4が放電されて0Vとなっ
ているので、電源オン/オフ時のボツ音防止効果は図1
0に示した回路と同様に達成されている。
【0081】以上実施の形態を用いてこの発明の説明を
行ったが、この発明は上記各実施の形態に限定されるも
のではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で
種々に変形することが可能である。また、上記各実施の
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件の適宜な組み合わせにより種々の発明が
抽出され得る。例えば各実施の形態に示される全構成要
件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決
しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが
解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少な
くとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除さ
れた構成が発明として抽出され得る。
行ったが、この発明は上記各実施の形態に限定されるも
のではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で
種々に変形することが可能である。また、上記各実施の
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件の適宜な組み合わせにより種々の発明が
抽出され得る。例えば各実施の形態に示される全構成要
件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決
しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが
解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少な
くとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除さ
れた構成が発明として抽出され得る。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ミュート機能を付加しても低コスト化が図れる増幅
回路、増幅システム及びミュート方法が得られる。
ば、ミュート機能を付加しても低コスト化が図れる増幅
回路、増幅システム及びミュート方法が得られる。
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る増幅回路、
増幅システム及びミュート方法について説明するための
もので、電子ボリューム内蔵アナログアンプICの出力
部を抽出して示す回路図。
増幅システム及びミュート方法について説明するための
もので、電子ボリューム内蔵アナログアンプICの出力
部を抽出して示す回路図。
【図2】図1に示した回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
ミングチャート。
【図3】図1に示した回路の等価回路図及び出力電圧の
波形図。
波形図。
【図4】図1に示した回路における増幅器の具体的な構
成例を示す回路図。
成例を示す回路図。
【図5】図1に示した回路の変形例を示す回路図。
【図6】図4及び図5に示した回路におけるオフ端子付
のオペアンプの具体的な回路構成例を示す回路図。
のオペアンプの具体的な回路構成例を示す回路図。
【図7】図1、図4及び図5に示した回路における電子
ボリュームの具体的な回路構成例について説明するため
の図。
ボリュームの具体的な回路構成例について説明するため
の図。
【図8】電子ボリュームを制御するボリューム制御回路
の構成例について説明するための図。
の構成例について説明するための図。
【図9】図8に示したボリューム制御回路の動作につい
て説明するための真理値表を示す図。
て説明するための真理値表を示す図。
【図10】この発明の第2の実施の形態に係る増幅回
路、増幅システム及びミュート方法について説明するた
めのもので、電子ボリューム内蔵アナログアンプICの
出力部を抽出して示す回路図。
路、増幅システム及びミュート方法について説明するた
めのもので、電子ボリューム内蔵アナログアンプICの
出力部を抽出して示す回路図。
【図11】図10に示した回路の動作を説明するための
タイミングチャート。
タイミングチャート。
【図12】図4に示した回路の変形例について説明する
ための回路図。
ための回路図。
【図13】図4に示した回路のもう一つの変形例につい
て説明するための回路図。
て説明するための回路図。
【図14】図10に示した回路の変形例について説明す
るための回路図。
るための回路図。
【図15】従来の電子ボリューム内蔵アナログアンプI
Cの出力部と電源オン/オフ時の異常音の発生を抑制す
るためのミュート回路部を抽出して示す回路図。
Cの出力部と電源オン/オフ時の異常音の発生を抑制す
るためのミュート回路部を抽出して示す回路図。
【図16】図16に示した回路の動作を説明するための
タイミングチャート。
タイミングチャート。
【図17】図1に示した回路でMOSトランジスタのゲ
ートへのミュート信号を遅延した場合の回路図。
ートへのミュート信号を遅延した場合の回路図。
【図18】図17に示した回路の動作を説明するための
タイミングチャート。
タイミングチャート。
21…アナログアンプIC、 22…増幅器(AMP)、 23…電子ボリューム、 24…ボリューム制御回路(VRC)、 25,120…出力バッファ(ボルテージフォロア)、 26,27…出力端子、 28,121,122…オフ端子、 32…オペアンプ、 Q1,Q2…Nチャネル型MOSトランジスタ、 R3〜R5…抵抗、 C1,C2,C4…コンデンサ(容量)、 SWb,SWG…スイッチ、 MUTE,MUTEd,MUTE2d…ミュート信号
(制御信号)、 GCS…ゲイン切換信号。
(制御信号)、 GCS…ゲイン切換信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J069 AA02 AA12 AA45 AA59 CA48 CA49 HA02 HA10 HA26 HA39 KA02 KA03 KA10 KA15 TA01 5J100 AA23 BA01 BB02 BC01 EA02
Claims (18)
- 【請求項1】 入力端子、出力端子及びこの出力端子を
ハイインピーダンス状態に設定する端子を有し、前記入
力端子から入力された信号を増幅して前記出力端子から
出力する増幅器と、 ドレインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが
接地されたNチャネル型MOSトランジスタと、 抵抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記
増幅器の出力端子に接続され、他端が容量を介して接地
された電子ボリュームと、 入力端子が前記電子ボリュームの前記可変端子に接続さ
れ、出力端子から前記増幅器の入力端子に入力された信
号に対応する信号を出力するボルテージフォロアとを具
備し、 電源オンから所定時間、前記増幅器の出力端子をハイイ
ンピーダンス状態に設定すると共に、Nチャネル型MO
Sトランジスタをオン状態に設定し、 且つ電源オフの所定時間前から電源オフまで、前記増幅
器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると共
に、前記Nチャネル型MOSトランジスタをオン状態に
設定することを特徴とする増幅回路。 - 【請求項2】 前記Nチャネル型MOSトランジスタの
電流通路と前記増幅器の出力端子との間に設けられる抵
抗を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の増
幅回路。 - 【請求項3】 入力端子、出力端子及びこの出力端子を
ハイインピーダンス状態に設定する端子を有し、前記入
力端子から入力された信号を増幅して前記出力端子から
出力する増幅器と、 ドレインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが
接地された第1のNチャネル型MOSトランジスタと、 抵抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記
増幅器の出力端子に接続され、他端が容量を介して接地
された電子ボリュームと、 出力端子をハイインピーダンス状態に設定する端子を有
し、入力端子に前記電子ボリュームの前記可変端子が接
続されたボルテージフォロアと、 ドレインが前記ボルテージフォロアの出力端子に接続さ
れ、ソースが接地された第2のNチャネル型MOSトラ
ンジスタとを具備し、 電源オン時に、前記増幅器及び前記ボルテージフォロア
の出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると共
に、前記第1及び第2のNチャネル型MOSトランジス
タをオン状態に設定し、 電源オンから所定時間後の第1のタイミングで、前記ボ
ルテージフォロアを能動状態に設定し、 前記第1のタイミングから所定時間後の第2のタイミン
グで、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタをオ
フ状態に設定し、 前記第2のタイミングから所定時間後の第3のタイミン
グで、前記増幅器を能動状態に設定すると共に、前記第
1のNチャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定
し、 電源オフより所定時間前の第4のタイミングで、前記増
幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると
共に、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオ
ン状態に設定し、 前記第4のタイミングから所定時間後の第5のタイミン
グで、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタをオ
ン状態に設定し、 前記第5のタイミングから所定時間後の第6のタイミン
グで、前記ボルテージフォロアの出力端子をハイインピ
ーダンス状態に設定し、 その後の第7のタイミングで電源をオフすることを特徴
とする増幅回路。 - 【請求項4】 前記増幅器は、反転形式のオペアンプで
形成され、 前記反転形式のオペアンプの帰還抵抗と反転入力端子間
に設けられ、前記第1のNチャネル型MOSトランジス
タがオンするときはオフし、前記第1のNチャネル型M
OSトランジスタがオフするときはオンするスイッチを
更に具備することを特徴とする請求項1乃至3いずれか
1つの項に記載の増幅回路。 - 【請求項5】 前記増幅器は、反転形式のオペアンプで
形成され、 前記反転形式のオペアンプの入力抵抗と反転入力端子間
に設けられ、前記第1のNチャネル型MOSトランジス
タがオンするときはオフし、前記第1のNチャネル型M
OSトランジスタがオフするときはオンするスイッチを
更に具備することを特徴とする請求項1乃至3いずれか
1つの項に記載の増幅回路。 - 【請求項6】 入力端子、出力端子及びこの出力端子を
ハイインピーダンス状態に設定する端子を有し、前記入
力端子から入力された信号を増幅して前記出力端子から
出力する増幅器と、 ドレインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが
接地された第1のNチャネル型MOSトランジスタと、 抵抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記
増幅器の出力端子に接続され、他端が第1の容量を介し
て接地された電子ボリュームと、 出力端子をハイインピーダンス状態に設定する端子を有
し、非反転入力端子に前記電子ボリュームの可変端子が
接続された非反転アンプと、 ドレインが前記非反転アンプの出力端子に接続され、ソ
ースが接地された第2のNチャネル型MOSトランジス
タとを具備し、 前記非反転アンプは、出力端子と反転入力端子間に接続
された第1の抵抗と、 一端が反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が
出力端子に接続された第3の抵抗と、ゲイン切換信号に
応答して前記第2の抵抗の他端と前記第3の抵抗の他端
を選択的に第2の容量を介して接地するスイッチとを含
み、 電源オン時に、前記増幅器及び前記非反転アンプの出力
端子をハイインピーダンス状態に設定すると共に、前記
第1及び第2のNチャネル型MOSトランジスタをオン
状態に設定し、 電源オンから所定時間後の第1のタイミングで、前記非
反転アンプを能動状態に設定し、 前記第1のタイミングから所定時間後の第2のタイミン
グで、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタをオ
フ状態に設定し、 前記第2のタイミングから所定時間後の第3のタイミン
グで、前記増幅器を能動状態に設定すると共に、前記第
1のNチャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定
し、 電源オフより所定時間前の第4のタイミングで、前記増
幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると
共に、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオ
ン状態に設定し、 前記第4のタイミングから所定時間後の第5のタイミン
グで、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタをオ
ン状態に設定し、 前記第5のタイミングから所定時間後の第6のタイミン
グで、前記非反転アンプの出力端子をハイインピーダン
ス状態に設定し、 その後の第7のタイミングで電源をオフすることを特徴
とする増幅回路。 - 【請求項7】 入力端子、出力端子及びこの出力端子を
ハイインピーダンス状態に設定する端子を有し、前記入
力端子から入力された信号を増幅して前記出力端子から
出力する増幅器と、 ドレインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが
接地されたNチャネル型MOSトランジスタと、 抵抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記
増幅器の出力端子に接続され、他端が容量を介して接地
された電子ボリュームと、 入力端子が前記電子ボリュームの前記可変端子に接続さ
れ、出力端子から前記増幅器の入力端子に入力された信
号に対応する信号を出力するボルテージフォロアと、 前記増幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定
する端子、及び前記Nチャネル型MOSトランジスタの
ゲートに制御信号を供給する制御信号発生回路とを具備
し、 前記制御信号は、電源オンから所定時間、且つ電源オフ
の所定時間前から電源オフまで、前記増幅器の出力端子
をハイインピーダンス状態に設定すると共に、Nチャネ
ル型MOSトランジスタをオン状態に設定する第1のレ
ベルであり、それ以外は前記増幅器を能動状態、前記N
チャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定する第
2のレベルであることを特徴とする増幅システム。 - 【請求項8】 前記Nチャネル型MOSトランジスタの
電流通路と前記増幅器の出力端子との間に設けられる抵
抗を更に具備することを特徴とする請求項7に記載の増
幅システム。 - 【請求項9】 入力端子、出力端子及びこの出力端子を
ハイインピーダンス状態に設定する端子を有し、前記入
力端子から入力された信号を増幅して前記出力端子から
出力する増幅器と、 ドレインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが
接地された第1のNチャネル型MOSトランジスタと、 抵抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記
増幅器の出力端子に接続され、他端が容量を介して接地
された電子ボリュームと、 出力端子をハイインピーダンス状態に設定する端子を有
し、入力端子に前記電子ボリュームの前記可変端子が接
続されたボルテージフォロアと、 ドレインが前記ボルテージフォロアの出力端子に接続さ
れ、ソースが接地された第2のNチャネル型MOSトラ
ンジスタと、 前記増幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定
する端子、及び前記第1のNチャネル型MOSトランジ
スタのゲートに第1の制御信号を供給する第1の制御信
号発生回路と、 前記ボルテージフォロアの出力端子をハイインピーダン
ス状態に設定する端子に第2の制御信号を供給する第2
の制御信号発生回路と、 前記第2のNチャネル型MOSトランジスタのゲートに
第3の制御信号を供給する第3の制御信号発生回路とを
具備し、 前記第2の制御信号は、電源オンから所定時間後の第1
のタイミングまで、且つ電源オフの所定時間前の第2の
タイミングから電源オフまで、前記ボルテージフォロア
の出力端子をハイインピーダンス状態に設定する第1の
レベル、それ以外は前記ボルテージフォロアを能動状態
に設定する第2のレベルであり、 前記第3の制御信号は、電源オンから前記第1のタイミ
ングの所定時間後で且つ第2のタイミングより前の第3
のタイミング、及び前記第2のタイミングより所定時間
前の第4のタイミングから電源オフまで、前記第2のN
チャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定する第
1のレベル、それ以外は前記第2のNチャネル型MOS
トランジスタをオフ状態に設定する第2のレベルであ
り、 前記第1の制御信号は、電源オンから前記第3のタイミ
ングの所定時間後で且つ第4のタイミングより前の第5
のタイミング、及び前記第4のタイミングより所定時間
前の第6のタイミングから電源オフまで、前記増幅器の
出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると共に、
前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオン状態
に設定する第1のレベル、それ以外は前記増幅器を能動
状態、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオ
フ状態に設定する第2のレベルであることを特徴とする
増幅システム。 - 【請求項10】 前記増幅器は、反転形式のオペアンプ
で形成され、 前記反転形式のオペアンプの帰還抵抗と反転入力端子間
に設けられ、前記第1のNチャネル型MOSトランジス
タがオンするときはオフし、前記第1のNチャネル型M
OSトランジスタがオフするときはオンするスイッチを
更に具備することを特徴とする請求項7乃至9いずれか
1つの項に記載の増幅システム。 - 【請求項11】 前記増幅器は、反転形式のオペアンプ
で形成され、 前記反転形式のオペアンプの入力抵抗と反転入力端子間
に設けられ、前記第1のNチャネル型MOSトランジス
タがオンするときはオフし、前記第1のNチャネル型M
OSトランジスタがオフするときはオンするスイッチを
更に具備することを特徴とする請求項7乃至9いずれか
1つの項に記載の増幅システム。 - 【請求項12】 入力端子、出力端子及びこの出力端子
をハイインピーダンス状態に設定する端子を有し、前記
入力端子から入力された信号を増幅して前記出力端子か
ら出力する増幅器と、 ドレインが前記増幅器の出力端子に接続され、ソースが
接地された第1のNチャネル型MOSトランジスタと、 抵抗値を変化させるための可変端子を有し、一端が前記
増幅器の出力端子に接続され、他端が第1の容量を介し
て接地された電子ボリュームと、 出力端子をハイインピーダンス状態に設定する端子を有
し、非反転入力端子に前記電子ボリュームの可変端子が
接続された非反転アンプと、 ドレインが前記非反転アンプの出力端子に接続され、ソ
ースが接地された第2のNチャネル型MOSトランジス
タと、 前記増幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定
する端子、及び前記第1のNチャネル型MOSトランジ
スタのゲートに第1の制御信号を供給する第1の制御信
号発生回路と、 前記非反転アンプの出力端子をハイインピーダンス状態
に設定する端子に第2の制御信号を供給する第2の制御
信号発生回路と、 前記第2のNチャネル型MOSトランジスタのゲートに
第3の制御信号を供給する第3の制御信号発生回路とを
具備し、 前記非反転アンプは、出力端子と反転入力端子間に接続
された第1の抵抗と、一端が反転入力端子に接続された
第2の抵抗と、一端が出力端子に接続された第3の抵抗
と、ゲイン切換信号に応答して前記第2の抵抗の他端と
前記第3の抵抗の他端を選択的に第2の容量を介して接
地するスイッチとを含み、 前記第2の制御信号は、電源オンから所定時間後の第1
のタイミングまで、且つ電源オフの所定時間前の第2の
タイミングから電源オフまで、前記非反転アンプの出力
端子をハイインピーダンス状態に設定する第1のレベ
ル、それ以外は前記非反転アンプを能動状態に設定する
第2のレベルであり、 前記第3の制御信号は、電源オンから前記第1のタイミ
ングの所定時間後で且つ第2のタイミングより前の第3
のタイミング、及び前記第2のタイミングより所定時間
前の第4のタイミングから電源オフまで、前記第2のN
チャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定する第
1のレベル、それ以外は前記第2のNチャネル型MOS
トランジスタをオフ状態に設定する第2のレベルであ
り、 前記第1の制御信号は、電源オンから前記第3のタイミ
ングの所定時間後で且つ第4のタイミングより前の第5
のタイミング、及び前記第4のタイミングより所定時間
前の第6のタイミングから電源オフまで、前記増幅器の
出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると共に、
前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオン状態
に設定する第1のレベル、それ以外は前記増幅器を能動
状態、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオ
フ状態に設定する第2のレベルであることを特徴とする
増幅システム。 - 【請求項13】 入力端子、出力端子及びこの出力端子
をハイインピーダンス状態に設定する端子を有し、前記
入力端子から入力された信号を増幅して前記出力端子か
ら出力する増幅器と、ドレインが前記増幅器の出力端子
に接続され、ソースが接地されたNチャネル型MOSト
ランジスタと、抵抗値を変化させるための可変端子を有
し、一端が前記増幅器の出力端子に接続され、他端が容
量を介して接地された電子ボリュームと、入力端子が前
記電子ボリュームの前記可変端子に接続され、出力端子
から前記増幅器の入力端子に入力された信号に対応する
信号を出力するボルテージフォロアとを備えた増幅回路
のミュート方法であって、 電源オンから所定時間、前記増幅器の出力端子をハイイ
ンピーダンス状態に設定すると共に、Nチャネル型MO
Sトランジスタをオン状態に設定するステップと、 電源オフの所定時間前から電源オフまで、前記増幅器の
出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると共に、
前記Nチャネル型MOSトランジスタをオン状態に設定
するステップとを具備することを特徴とするミュート方
法。 - 【請求項14】 前記増幅回路は、前記Nチャネル型M
OSトランジスタの電流通路と前記増幅器の出力端子と
の間に設けられる抵抗を更に具備することを特徴とする
請求項13に記載のミュート方法。 - 【請求項15】 入力端子、出力端子及びこの出力端子
をハイインピーダンス状態に設定する端子を有し、前記
入力端子から入力された信号を増幅して前記出力端子か
ら出力する増幅器と、ドレインが前記増幅器の出力端子
に接続され、ソースが接地された第1のNチャネル型M
OSトランジスタと、抵抗値を変化させるための可変端
子を有し、一端が前記増幅器の出力端子に接続され、他
端が容量を介して接地された電子ボリュームと、出力端
子をハイインピーダンス状態に設定する端子を有し、入
力端子に前記電子ボリュームの前記可変端子が接続され
たボルテージフォロアと、ドレインが前記ボルテージフ
ォロアの出力端子に接続され、ソースが接地された第2
のNチャネル型MOSトランジスタとを備えた増幅回路
のミュート方法であって、 電源オンから所定時間、前記増幅器及び前記ボルテージ
フォロアの出力端子をハイインピーダンス状態に設定す
ると共に、前記第1及び第2のNチャネル型MOSトラ
ンジスタをオン状態に設定するステップと、 電源オンから前記所定時間後の第1のタイミングで、前
記ボルテージフォロアを能動状態に設定するステップ
と、 前記第1のタイミングから所定時間後の第2のタイミン
グで、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタをオ
フ状態に設定するステップと、 前記第2のタイミングから所定時間後の第3のタイミン
グで、前記増幅器を能動状態に設定すると共に、前記第
1のNチャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定
するステップと、 電源オフより所定時間前の第4のタイミングで、前記増
幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると
共に、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオ
ン状態に設定するステップと、 前記第4のタイミングから所定時間後の第5のタイミン
グで、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタをオ
ン状態に設定するステップと、 前記第5のタイミングから所定時間後の第6のタイミン
グで、前記ボルテージフォロアの出力端子をハイインピ
ーダンス状態に設定するステップと、 その後の第7のタイミングで電源をオフするステップと
を具備することを特徴とするミュート方法。 - 【請求項16】 前記増幅器は、反転形式のオペアンプ
で形成され、 前記反転形式のオペアンプの帰還抵抗と反転入力端子間
に設けられ、前記第1のNチャネル型MOSトランジス
タがオンするときはオフし、前記第1のNチャネル型M
OSトランジスタがオフするときはオンするスイッチを
更に具備することを特徴とする請求項13乃至15いず
れか1つの項に記載のミュート方法。 - 【請求項17】 前記増幅器は、反転形式のオペアンプ
で形成され、 前記反転形式のオペアンプの反転抵抗と反転入力端子間
に設けられ、前記第1のNチャネル型MOSトランジス
タがオンするときはオフし、前記第1のNチャネル型M
OSトランジスタがオフするときはオンするスイッチを
更に具備することを特徴とする請求項13乃至15いず
れか1つの項に記載のミュート方法。 - 【請求項18】 入力端子、出力端子及びこの出力端子
をハイインピーダンス状態に設定する端子を有し、前記
入力端子から入力された信号を増幅して前記出力端子か
ら出力する増幅器と、ドレインが前記増幅器の出力端子
に接続され、ソースが接地された第1のNチャネル型M
OSトランジスタと、抵抗値を変化させるための可変端
子を有し、一端が前記増幅器の出力端子に接続され、他
端が第1の容量を介して接地された電子ボリュームと、
出力端子をハイインピーダンス状態に設定する端子を有
し、非反転入力端子に前記電子ボリュームの可変端子が
接続された非反転アンプと、ドレインが前記非反転アン
プの出力端子に接続され、ソースが接地された第2のN
チャネル型MOSトランジスタとを備え、前記非反転ア
ンプは、出力端子と反転入力端子間に接続された第1の
抵抗と、一端が反転入力端子に接続された第2の抵抗
と、一端が出力端子に接続された第3の抵抗と、ゲイン
切換信号に応答して前記第2の抵抗の他端と前記第3の
抵抗の他端を選択的に第2の容量に接続するスイッチと
を含む増幅回路のミュート方法であって、 電源オンと同時に前記増幅器及び前記非反転アンプの出
力端子をハイインピーダンス状態に設定すると共に、前
記第1及び第2のNチャネル型MOSトランジスタをオ
ン状態に設定するステップと、 電源オンから所定時間後の第1のタイミングで、前記非
反転アンプを能動状態に設定するステップと、 前記第1のタイミングから所定時間後の第2のタイミン
グで、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタをオ
フ状態に設定するステップと、 前記第2のタイミングから所定時間後の第3のタイミン
グで、前記増幅器を能動状態に設定すると共に、前記第
1のNチャネル型MOSトランジスタをオフ状態に設定
するステップと、 電源オフより所定時間前の第4のタイミングで、前記増
幅器の出力端子をハイインピーダンス状態に設定すると
共に、前記第1のNチャネル型MOSトランジスタをオ
ン状態に設定するステップと、 前記第4のタイミングから所定時間後の第5のタイミン
グで、前記第2のNチャネル型MOSトランジスタをオ
ン状態に設定するステップと、 前記第5のタイミングから所定時間後の第6のタイミン
グで、前記非反転アンプの出力端子をハイインピーダン
ス状態に設定するステップと、 その後の第7のタイミングで電源をオフするステップと
を具備することを特徴とするミュート方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001095970A JP2002299973A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 増幅回路、増幅システム及びミュート方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001095970A JP2002299973A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 増幅回路、増幅システム及びミュート方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002299973A true JP2002299973A (ja) | 2002-10-11 |
Family
ID=18949956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001095970A Pending JP2002299973A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 増幅回路、増幅システム及びミュート方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002299973A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7567113B2 (en) * | 2005-06-03 | 2009-07-28 | Kyocera Wireless Corp. | Method for reducing the number of pins required for an interface to an electronic device and devices using the method |
JP2010016672A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Mitsumi Electric Co Ltd | 映像信号の出力アンプ |
JP2012105182A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | New Japan Radio Co Ltd | ミュート回路 |
EP4280458A1 (en) * | 2022-05-18 | 2023-11-22 | STMicroelectronics S.r.l. | Play mute circuit and method |
-
2001
- 2001-03-29 JP JP2001095970A patent/JP2002299973A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7567113B2 (en) * | 2005-06-03 | 2009-07-28 | Kyocera Wireless Corp. | Method for reducing the number of pins required for an interface to an electronic device and devices using the method |
JP2010016672A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Mitsumi Electric Co Ltd | 映像信号の出力アンプ |
JP2012105182A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | New Japan Radio Co Ltd | ミュート回路 |
EP4280458A1 (en) * | 2022-05-18 | 2023-11-22 | STMicroelectronics S.r.l. | Play mute circuit and method |
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