JP2002289984A - 両面フレキシブル基板及びこれを有するカメラ - Google Patents
両面フレキシブル基板及びこれを有するカメラInfo
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Abstract
曲げ部の回路パターンが剥離しないように構成され、よ
り小型の部品実装を可能とする両面フレキシブル基板及
びそれを有するカメラを提供すること。 【解決手段】 このカメラに用いる両面フレキシブル基
板は、少なくとも一部が折り曲げられ変形した湾曲部1
00Lに所定の配線用回路パターン103を有する両面
フレキシブル基板であって、補強用カバーレイ104
と、この両面フレキシブル基板の両側に存在する回路パ
ターン103a,103b同士を導通させる第1のスル
ーホール105とを備え、その湾曲部100Lの少なく
とも裏面又は表面の所定領域に上記補強用カバーレイ1
04a,104bを設けると共に、当該湾曲部100L
には、結線上導通しないような第2のスルーホール10
7を更に形成する。
Description
基板において、両面フレキシブル基板の折り曲げ部の信
号銅箔パターンが剥げないように強度補強する方法に関
する。
術のなかでは、両面が使える両面フレキシブルプリント
基板(FPC:以下「両面フレキシブル基板」と略称)が
各種電子機器の小型化のために広く使われている。この
両面フレキシブル基板はその両面に電子部品を実装した
状態で折り曲げ、或いは畳み込むことができ、更にこの
フレキシブル基板自体が薄くできる等の特徴を有して、
電子機器内部の狭いスペースにも自在に組み込むことが
可能な基板である。
観ると、例えばポリエステルやポリイミドなどのベース
材に所定の回路パターンを成す銅箔がパターンニングさ
れている。更に補強用にポリイミドなどで成る「カバー
レイ」と称する保護基材で被覆されている。これらベー
ス材、回路パターン及びカバーレイは互いに接着剤にて
貼り合わされている。尚、このような両面フレキシブル
基板は特開平7−302955号公報にも例示されてい
る。
機器は益々小型化が要求され、それにつれて、狭いスペ
ース内に多数の電子部品を種々のフレキシブル基板と共
に実装する傾向が多くなり、フレキシブル基板自体も更
に薄く且つ細く形成される。限られたスペースに多くの
部品を実装する為、両面フレキシブル基板もまた折り曲
げられ折り畳まれて実装される。回路パターンを成す銅
箔膜は薄くてわずかな力が加っても剥離し易いものであ
る故に、その折り曲げられた湾曲部の強度の補強がどう
しても必要となる。
望のICチップ等の部品を実装しハンダ付けする部分に
は、カバーレイが部分的に施されない領域(開口部)が
存在するので、この領域においてはカバーレイによる補
強効果は期待できない。
その湾曲部と開口部はある程度の距離を確保しておく必
要が生ずる。また、小型化の要請から部品実装スペース
が限られ、両面フレキシブル基板の湾曲部にその開口部
が接近してくると、その湾曲部に隣接する部分が充分に
確保できなくなる。この結果、補強用のカバーレイをか
けることができない故、湾曲部の回路パターンを剥離さ
せようとする方向の力が作用して、やがてはパターン自
体が剥離して断線状態に至るおそれもあり得る。
ス作業や長期間の使用でも所定の強度を確保できるよう
な回路パターンの剥離防止策が考慮された両面フレキシ
ブル基板が必要とされる。そこで本発明の目的は、両面
フレキシブル基板を含むフレキシブル基板において、補
強用カバーレイフィルムをかけられない折曲げ部の回路
パターンが剥離しないように構成され、より小型の部品
実装を可能とする両面フレキシブル基板及びそれを有す
るカメラを提供することにある。
達成する為、本発明では次のような手段を講じている。
第1の発明によれば、両面フレキシブル基板において、
少なくも一部が湾曲され、配線用パターンを有する両面
フレキシブル基板と補強用カバーレイと、両面間のパタ
ーン同士を導通させる第1のスルーホールを有し、さら
にこの両面フレキシブル基板の湾曲された湾曲部分には
補強用カバーレイの開口部(即ち基板のパターンを被覆
しない領域)を設け、しかもその湾曲部には結線上無効
(即ち非導通)の第2のスルーホールを形成するように
構成して、その近傍の配線用パターンが剥離するのを防
止するような両面フレキシブル基板を提案する。
が湾曲部において湾曲され、配線用パターンを有する両
面フレキシブル基板を内蔵したカメラであって、その両
面フレキシブル基板が、補強用カバーレイと、該基板の
両面間のパターン同士を導通させる第1のスルーホール
とを備え、上記湾曲部には上記補強用カバーレイが設け
られると共に、その湾曲部に結線上導通しない第2のス
ルーホールが形成されているような両面フレキシブル基
板であるようなカメラを提案する。
の両面フレキシブル基板及びこのような両面フレキシブ
ル基板を有するカメラについてその詳細を説明する。 (第1実施形態)最初に、本発明に係わるカメラについ
て第1実施形態として説明する。図1〜図5には、本発
明のカメラの一実施形態を示している。このカメラの主
な特徴はまず、所定の配線用パターンを有する両面フレ
キシブル基板を内蔵するカメラであり、実装される際に
はその基板の少なくとも一部が湾曲され得るものであ
る。そしてその両面フレキシブル基板には、補強用カバ
ーレイと、その基板の両面間の回路パターン同士を導通
させるように形成された第1のスルーホールを備え、変
形される湾曲部には上記補強用カバーレイが設けられて
いると共に、その湾曲部には更に、結線上導通しないよ
うに形成された第2のスルーホールが設けられて成る両
面フレキシブル基板を有するようなカメラである。尚こ
のカメラは、詳しく後述する何れの実施形態で例示され
る両面フレキシブル基板を、その構成要素の一部として
利用可能なカメラであるものとする。
わるカメラの概要から説明すると、このカメラは図1の
ような正面外観をもっている。カメラボディの前面に
は、銀塩フィルムに被写体像を結像させるため対物レン
ズをはじめとする撮影光学系1とこの撮影光学系1を保
持するレンズ鏡胴2とが中央近傍に出没可能(即ち沈胴
可能)に設けられている。
結像させるための結像レンズ3と、ファインダ光学系の
対物レンズ4と、上記撮影光学系1のピント調節を行な
う際に被写体までの距離を測定するためのオートフォー
カス・モジュール用の測距窓5とが並設され、更にその
横には、ストロボ発光窓の前方に取着されたストロボパ
ネル6が設けられている。
る位置に、二段式のレリーズボタン7と、上記撮影光学
系1の焦点距離を変更するためのマニュアル・ズームボ
タン8とが並設されており、このマニュアル・ズームボ
タン8は、過去に撮像された電子画像を閲覧するための
画像スクロールボタンとしても兼用できるようになって
いる。
み駒数や、各種モードおよびデータ情報などの撮影情報
を表示出力するための小型のLCDパネル9が設けられ
ている。この横には、セルフモード/リモコンモードを
設定するためのモードボタン10と、ストロボモードを
設定するためのモードボタン11が並設され、上記モー
ドボタン10を押圧する毎に例えば、モード解除→セル
フモード→リモコンモード→モード解除というように順
次切り換わる。同様に、上記モードボタン11を押圧す
ると、低輝度自動発光モード→赤目発光モード→発光オ
フ・モード→強制発光モード→夜景モード→低輝度自動
発光モードというように順次切り換わるように設定され
ている。
は、ディスプレイモード(DSPモードと略称)に設定
するためのDSPモードボタン12と、撮影モードボタ
ン13とが並設され、そのDSPモードボタン12を押
圧する事で過去に撮影された電子画像が後述するモニタ
装置16に表示されて閲覧可能となる。尚、再度このボ
タンを押圧するとDSPモードが解除される。
に例えば、ハイブリッド撮影モード→フィルム・モード
→ハイブリッド撮影モードという順序で切り換わるよう
に設定されている。尚、ここで云う「ハイブリッド撮影
モード」とは、電子撮像と銀塩撮影を略等しいタイミン
グで行ない、モニタ装置16に撮像された電子画像を表
示するモードである。また「フィルム・モード」は、電
子撮像に関わる回路をオフして銀塩撮影のみを行なうモ
ードである。
護するため、バリア14がカメラボディ前面を横手方向
に摺動開閉可能に取り付けられ、このバリア14の開閉
に連動して、カメラのパワースイッチ(不図示)がオン/
オフする。すなわち、バリア14を閉状態から開状態に
操作すると、沈胴状態にあったレンズ鏡胴2がワイド端
(広角)となる撮影位置にセットアップされるようになっ
ている。
から見た外観を示す。このカメラの背面部中央近傍に
は、被写体観察用の光学ファインダ系の接眼窓15と、
電子画像や構図線を表示するためのモニタ装置16が設
けられ、更に、使用している銀塩フィルムの状態や有無
などを確認できるフィルム確認窓17が設けられてい
る。
17は、カメラ本体に回動可能に担持された裏蓋18に
一体的に組み込まれている。そのほかその背面部には、
パノラマ撮影モード切換え用レバー19と、デート情報
設定用に2つのボタン20,21が並設されている。
す外装部材は、例えばポリカーボネイトやABS等のプ
ラスチックで形成される前面の外装22と、金属にて形
成されこのカメラ本体に第1のビス(不図示)で固定され
る上カバー23と、同じく金属にて形成されこのカメラ
本体に第2のビス(不図示)で固定される下カバー24
と、前述のように開閉可能な裏蓋18と、電池(不図示)
の交換の際に開閉可能な蓋25と、から後述するカメラ
本体を囲むように構成されている。そしてこのカメラで
は、上記第2のビスを外すと下カバー24をカメラ本体
から簡単に取り外すことができ、デジタル部(電子撮像
機能部)に係わる基板が露出し、ここからデジタル部や
銀塩部の調整ができるようになっている。
取り扱うため高速動作するもので、電気的ノイズが発生
しやすいので、シールド可能な外装部材で覆うなどの対
応のため、少なくとも上下カバー23,24は金属製の
ものを採用している。
カメラの制御系を中心とした構成を説明する。先ず、銀
塩撮影装置に係る部分について詳述する。被写体像を結
像させるための撮影レンズは、正レンズ30と負レンズ
32とで構成されており、その撮影レンズ間にセクタ3
1が配置されている。
機構36を介してプランジャ37によって駆動制御され
ている。セクタ31が開いた状態となると、銀塩フィル
ム33上に被写体像が形成され露光される。尚、測光セ
ンサ65から出力される被写体輝度値、不図示のフィル
ム感度検出回路によって検出されたフィルム感度、不図
示のプログラム線図に基づいて、シャッタ速度をメイン
CPU58が演算し、この演算されたシャッタ速度にな
るようにセクタ31は駆動制御される。
カ切換機構を有し、モータ39の駆動力の伝達先をズー
ム側とフィルム給送側に切り換えることができる。更
に、このズーム・給送駆動機構38には、フィルムの給
送量を検出するエンコーダと、モータ39の駆動量を検
出するエンコーダと、撮影レンズ30,32の焦点距離
を検出するエンコーダが含まれる。これらのエンコーダ
から出力される信号は、IFIC64を介してメインC
PU58に入力される。
を検出するエンコーダの出力に従って、1駒分の巻き上
げ動作がなされる。また、フィルム給送中には、モータ
39の駆動量を検出するエンコーダの出力に応じて、デ
ート写し込み装置40によって、フィルムに目付情報が
写し込まれる。
分離のためのセパレータ光学系41aと、被写体像の結
像位置に配置されたラインセンサ41bによって構成さ
れ、公知の位相差法により焦点検出が行われる。メイン
CPU58は、オートフォーカスモジュール41から出
力された信号に基づいて2像の間隔を求め、合焦位置に
駆動するための撮影レンズ30,32の駆動量データを
演算する。そして、好適な駆動量となるように、モータ
35が制御され、ピント駆動機構34を介して撮影レン
ズ30,32の焦点位置が変更される。
検出するためのエンコーダが含まれており、このエンコ
ーダから出力される信号はIFIC64を介してメイン
CPU58に入力される。ドライバ回路67は、モータ
39,35及びプランジャ37を駆動し、メインCPU
58によりIFIC64を介して制御される。
5、リモコン受光センサ66、ドライバ回路67、不図
示のエンコーダとメインCPU58とのインターフェー
ス機能を司っている。スイッチ入力部68は、レリーズ
ボタン7の半押し操作に連動してオンする1stレリー
ズスイッチとレリーズボタンの深押し操作に連動してオ
ンする2ndレリーズスイッチを有する。更に、スイッ
チ入力部68は、バリア14に連動するパワースイッ
チ、デート情報設定用ボタン20,21、撮影モード切
換ボタン10,11,13、DSPモード切換ボタン1
2、パノラマ撮影モード切換レバー19等の操作スイッ
チ、不図示のメカ機構の動作を検出するスイッチ等を有
する。EEPROM59は、工場においてカメラ個々の
ばらつきを抑えて出荷するために、カメラ毎に調整値を
予め格納するための不揮発性メモリである。
説明する。被写体像をICチップ上に形成されたCMO
Sイメージャ48上に結像させるための撮像レンズは、
正レンズ43,45と負レンズ42,46で構成され、
この撮像レンズ中には、固定絞り44、NDフィルタ4
7が配置されている。
写体像は、アナログ映像信号に変換され、更にICチッ
プ上に形成された不図示の制御回路によって、デジタル
イメージデータに変換されて、画像処理LSI57に出
力される。この画像処理LSI57には、内部にRIS
Cプロセッサと種々のハードウェアマクロが内蔵されて
おり、このRISCプロセッサがフラッシュメモリ62
に書き込まれたプログラムに従って、前記ハードウェア
マクロを制御する。
トローラ(外部メモリとしてフラッシュメモリ62、S
DRAM63がある)、内部キャッシュメモリ、JPE
G圧縮/伸張コントローラ、各種画像処理機能(ゲイン
調節、γ補正、画素補間、RGB/YC変換、輪郭強
調、彩度補正、色調調整等を含む)、OSD(オン・ス
クリーン・ディスプレイ)機能、外部インターフェース
回路(USB60、JTAG61)、LCDドライバ6
9に出力される表示用信号の形成回路が含まれる。
像理中の画像を一時的に記憶するメモリである。フラッ
シュメモリ62は、前記RISCプロセッサが実行する
プログラムの格納と、最終的に確定された電子画像を記
憶するための不揮発性のメモリで、カメラの電源がオフ
されても記憶内容は保存されている。
介してステッピング・モータ50によって駆動される。
被写体光量に応じて、異なる透過率を有するNDフィル
タ47を切り換えることが可能なように構成されてい
る。ステッピンク・モー夕50は、画像処理LSI57
からの出カ符号に応じて動作するドライバ回路51によ
って制御される。画像処理LSI57から出カされた表
示用信号は、LCDドライバ69を介して反射型のLC
Dモニタ70に入力され、このLCDモータ70上に形
成された不図示の表示セグメントが駆動され、視覚化さ
れる。
フロントライト点灯信号は、LEDドライバ72に入力
され、白色LED78を点灯させる。白色LED73か
ら発光された光は、導光板71を通して補助照明として
機能する。白色LEDの明るさは、LEDドライバ72
の定電流回路によって一定に制御される。また、撮像レ
ンズの撮像画角は、撮影レンズ30,32の最も短焦点
(所謂ワイド端)の撮像画角と略同一になっている。
・給送駆動機構38によって変更された場合は、上記画
像処理LSI57によって電子画像を拡大・縮小(電子
ズーム)することによってLCDモニタ70に表示され
る電子画像と、銀塩フィルム33に記録される潜像の画
角とを略一致させる。
によって発光管54内に封止されているキセノンガスが
励起されて発光し、その光は反射傘53で反射され、さ
らにパネル52を通過して被写体に照射される。ストロ
ボ制御回路56は、メインCPU58の制御信号に従っ
て、不図示のストロボ用メインコンデンサの充電処理及
びトリガ回路55への発光指示を行う。
うための小型の表示装置である。画像処理LSI57と
メインCPU58は、データバス75によって接続さ
れ、互いに必要なデータの授受や、CMOSイメージャ
48の撮像タイミングとフィルム33への露光タイミン
グ合わせを行っている。
しい構成要素について説明する。図4は、このカメラの
本体およびカメラボディの構成を分解組立図で示す。カ
メラ本体は、撮影済みのロール状のフィルムを巻き取る
スプール軸が回動自在に配設されたスプール室を形成す
るスプール室ユニット200と、未撮影のロール状の感
光銀塩フィルムが巻回されて収納されているフィルムパ
トローネが装填されているパトローネ室を形成するパト
ローネ室ユニット201と、レンズ鏡筒ユニット204
と、上記レンズ鏡筒ユニット204からの光束が通過可
能に設けられたアパーチャ開口部と、このアパーチャ開
口部に対するフィルムの位置を規定するガイドレール2
02とを有している。
記パトローネ室ユニット201と上記レンズ鏡筒ユニッ
ト204とを連結して成るガイドレール202を有し、
更に、上記レンズ鏡筒ユニット204とカメラ本体の前
面側から各ユニットの連結を補強する前板203と、こ
のカメラ本体の底面側から同じく各ユニットの連結を補
強する下板205とを外装部材の一部として有してい
る。
記レンズ鏡筒ユニット204の上に取り付けられる。組
立に際し各ユニットは、複数本のビス206によって隣
接するユニットに締結される。尚、更に詳しい説明は、
本出願人による特開平11−24146号公報にも開示
されているので、これ以外の説明は省略する。
から、カメラ底面にビスで係止されている下カバーを外
すと、本体内部からデジタル基板(例えばDMフレキシ
ブル基板やM基板)が露出するようになり、このデジタ
ル基板上に設けられている電子撮像用の関連チップや各
種コネクタ及び、調整用のチェック端子103がその基
板面に見えてくる。
場合は、このチェック端子103を介して所定の機器に
接続しながら行なえる。また、Mフレキシブル基板を調
整する場合は、RELAYフレキシブル基板を介してMフレ
キシブル基板との信号の送受を行なって適宜調整もでき
る。
は、上述の如く構成されたカメラ外装内部に取り付けら
れる各種の基板の構成と、その関連部品を詳細に示す。
既に図4にて例示の如く、スプール室ユニット200、
パトローネ室ユニット201、レンズ鏡筒ユニット20
4およびファインダユニット207などの各ユニットは
このカメラ本体の主要部を構成している。
ねるこのカメラの上記ファインダユニット207内に
は、これらの機能が共用する部分として、電子撮像の為
の光学系としての結像レンズ3と、銀塩撮影の為の被写
体観察に用いる光学系の対物レンズ4とが一体的に組み
込まれている。結像レンズ3を通して被写体像は、ファ
インダ光学系内のミラー(不図示)により90°上方に折
り曲げられ、CMOSイメージャ48上に結像されるよ
うに組み付けられる。
は、測距した結果に基づいて上記レンズ鏡筒ユニット2
04を自動的に被写体に合焦できるように、ND駆動機
構49やモータ50と共に組み込まれている。その他、
このカメラは種々の部品から組み立てられ、機械的のみ
ならず所定の電気的な接続関係が保たれるように構成さ
れている。
硬質基板以外にも各種の両面フレキシブル基板上にIC
チップ等が搭載された状態で、次のように構成されてい
る。すなわち、カメラのメイン基板としてのMフレキシ
ブル基板80には、メインCPU58、IFIC64、
EEPROM59、ドライバ回路67、測光センサ65
およびリモコンセンサ66が搭載されている。そして分
岐した端部には他の基板との接続のため、重合せやビス
締めによる圧力を加えることで電気的接続が可能な圧接
コネクタ80a,80bが設けられている。
SI57、フラッシュメモリ62およびSDRAM63
等が搭載されている基板である。MLフレキシブル基板
82は、LCDパネル74を接続するための基板であ
り、上記Mフレキシブル基板80の分岐部84dと例え
ば熱圧着で接続される。
を含むレンズ鏡筒ユニット204に組み込まれた例えば
ピント駆動機構34、モータ35(M2)、シャッタ駆動
機構36およびシャッタプランジャ37等に電気信号と
電力を供給するための基板である。このKフレキシブル
基板83には、重ね合せやビス締め等による圧力を加え
ることで電気的信号の伝達可能に接続可能な圧接コネク
タ83aが形成されている。
のレンズ位置を検出するための反射型センサ84aが備
えられたZフレキシブル基板84が取り付けられてい
る。このZフレキシブル基板片側にはハンダ接続用のパ
ターン84bが形成されており、上記のMフレキシブル
基板80の所定の端部に接続される。
送駆動機構38が内蔵されたスプール室ユニット200
に電気信号を伝えるための基板であり、切換プランジャ
85bと前記モータ39(M3)とがリード線85c,8
5dにて接続される。
には、カメラに装填された銀塩フィルムの動きを検出す
るための反射型センサ84eと、ズーム駆動あるいは給
送駆動機構38を制御するための反射型センサ84f
と、圧接コネクタ84hが設けられている。
板、Kフレキシブル基板、Wフレキシブル基板)に形成
された圧接コネクタ80a,83a,84hは重ね合わ
されて相互接続され、Mフレキシブル基板80に搭載の
メインCPU58等との信号の送受などが行なわれる。
ぞれ次のように接続される。すなわち、ST1基板85
にはストロボ回路56の充電部が搭載されて、メインコ
ンデンサ85aにて充電される。また、ハンダ接続され
る端子85bはDXフレキシブル基板86と接続され
る。上記DXフレキシブル基板86はDX接片86bを
有し、このDX接片86bはフィルムパトローネ表面の
DXコードを読み取るために利用される。そして得られ
たDXコード情報が圧接コネクタ86cを介してMフレ
キシブル基板80の圧接コネクタ80bを通って伝達さ
れるように接続される。
87aとプラス接片87bによりST1基板85に接続
され、カメラ各部に電源供給するように接続される。A
FNDフレキシブル基板88には、オートフォーカス・
モジュール41とNDフィルタ制御用の反射型センサ8
8aが取り付けられており、圧接コネクタ88bを通し
て圧接コネクタ86c,80bと共にMフレキシブル基
板80に接続される。ST2基板89には、ストロボ発
光のためのトリガ回路55が搭載されている。
センサ90aが設けられ、このセンサ90aはスプール
室ユニット26の内部に設けられたモータ39(M3)の
軸に直接取り付けられて、当該モータ39の回転に合わ
せて回転するスリット84gの動きを検出するようにな
っている。さらに、裏蓋18の開閉を検出するためのス
イッチ(不図示)が付けられており、それぞれの信号は、
端部のハンダコネクタ90bを介してDCDC基板92
に接続される。
装置40が搭載され、圧接コネクタ91aを介してMフ
レキシブル基板80と接続される。DCDC基板92
は、画像処理IC等に電圧を昇圧し供給するための基板
であり、制御信号がMフレキシブル基板80のコネクタ
80cよりコネクタ92aを介して伝達できるように接
続される。
Sから成る画像センサとしてのCMOSイメージャ48
が搭載されている。コネクタ93aを介してRELAYフレ
キシブル基板94と接続され、更にRELAYフレキシブル
基板94はMフレキシブル基板80と接続される。
複数の基板を中継するためのものとして働き、分岐した
各端部には、接続端子94a,94bと圧接コネクタ9
4cを有する。またUSB端子及びJTAG端子94d
も有している。また、フレキシブル基板延長部94eは
裏蓋18に設けられた画像表示用モニタ70に信号を送
るためのものである。
を構成するXe+リード線95a、Xeリード線95c
およびトリガリード線95bは、ST2基板89よりD
CDC基板92を中継して接続される。
が形成または接続されており、圧接コネクタ96aを介
してMフレキシブル基板80に接続される。その他、大
電流が必要な部分は図示の如くリード線にて接続される
(詳細後述)。
基板は、次のようにカメラ内部に配置される。例えば、
Mフレキシブル基板80はパトローネ室ユニット201
の前側に配置され、RELAYフレキシブル基板94はMフ
レキシブル基板80前面に配置される。また、ST2基
板89はスプール室ユニット200上側に、DCDC基
板92はST2基板89上側に、そしてDMフレキシブ
ル基板81はカメラ下面に、それぞれ配置される。
及び各ラインについて説明する。電池87から電源リー
ド線LW1,LW2がST1基板85に接続される。電
源ラインはST1基板85、DXフレキシブル基板86
を経由して、LW3にてMフレキシブル基板80にGN
Dが、LW4によりVccが供給される。また、Mフレキ
シブル基板80のLW3の接続ポイントより、GNDラ
インLW5がDCDC基板92に接続される。また、M
フレキシブル基板80のLW4の接続ポイントからVcc
ラインLW6がDCDC基板92に接続される。
基板81にLW7により接続される。DCDC基板92
で昇圧された電源は、LW13にてDMフレキシブル基
板81に供給される。また、同じデジタル系のGNDラ
インがLW12により接続される。DCDC基板92の
デジタルGNDより、LW10が配線され、カメラの下
カバー24をGNDに落とすようになっている。同じく
DCDC基板92よりLW11が配線されることで、上
カバー23がデジタルGNDに落とされる。デジタル系
のGNDはDCDC基板上92に集中され一点アースさ
れる。
ンサからは、LW8とLW9が配線され、ストロボ発光
を行なう基板(ST2基板89)に接続される。DCD
C基板92で昇圧された電源はLW14、LW15によ
りCMOSイメージャ48に供給される。このLW15
はデジタルGNDに接続される。
DC基板92上に一点アースをされる。そしてデジタル
系の部品が搭載されたDMフレキシブル基板81を金属
製の下カバー24がシールドし、この下カバー24はD
CDC基板92のデジタルGNDに接続される。一方、
上カバー23はCMOSイメージャ48をシールドし、
同じくDCDC基板92のデジタルGNDにアースされ
る。
レキシブル基板は具体的には、本発明の特徴である以下
の工夫が施されている。その特徴の詳しい説明の前に、
その基礎となる両面フレキシブル基板の技術と本発明と
の違いについて、図6及び図7に基づき説明しておく。
ブル基板100の断面構造を示した断面図である。すな
わち、ベース材101を基材にしてその表裏100A,
100Bに所定の回路パターン103a,103bが接
着剤102(102c,102d)を介して形成され、更
にそれら回路パターン103a,103bの外側にはそ
れぞれ接着剤102(102a,102b)を介して半透
明の保護基材によってラミネートされている。この保護
基材は、図示の如くの積層構造の両面フレキシブル基板
100を保護および強化する「カバーレイ」と呼ばれ
る。
面フレキシブル基板100の表側100Aと裏側100
B近傍の各回路パターン103a,103bを電気的に
接続するためのスルーホール(即ち「導通スルーホー
ル」)105が形成されている。尚、このような両面フ
レキシブル基板の一例は特開平7−302955号公報
にも示されている。
順で行なわれる。例えばポリイミド材やポリエステルな
どで形成されるベース材101の両面に周知の基板用接
着剤102(102c,102d)が塗布され、さらに所
望の銅箔パターンが回路パターン103(103a,10
3b)としてそれぞれ貼り付けられ、所望する電気回路
がパターンニングされる。
面フレキシブル基板100の表側100Aと裏側100
B近傍の各回路パターン103a,103bに接続した
導通スルーホール105を形成する。尚、これに類似す
るものは特開2000−315840号公報にも教示さ
れている。上述の如き導通スルーホールは、基板面上に
ドリル等で鉛直方向に貫通穴をあけた後、その穴の内周
面まで銅エッチングを施すことで、当該基板の表裏のパ
ターン間の導通がとれるようになる。
がそれぞれ表裏面に塗布され、更に保護基材としてカバ
ーレイ104a,104bが貼り付けられる。尚、この
カバーレイの材質としては同じくポリイミド材などが採
用される。カバーレイ104(104a,104b)を基
板両面に貼ることによって、この両面フレキシブル基板
100を使用する際に折り畳まれ湾曲変形する部位の近
傍においてパターン剥離が起きないような補強となる。
00を略直角に折り曲げた場合を、この両面フレキシブ
ル基板100の長手方向に沿った断面図で示している。
所望のICチップ106等の電子部品がこの両面フレキ
シブル基板100の表面100Aに実装されており、露
呈された回路パターン103aの端部にてハンダ108
aで付けられている。このようにハンダ付けの行なえる
部位(ハンダランド)108にはカバーレイ104aは無
く、この周辺にわたって表側のカバーレイの開口部Cと
なっている。そして、導通スルーホール105が回路パ
ターン103a,103b間を結線している。
イ104による被覆によって補強するためには、好まし
くは、この湾曲部100Lとその開口部Cとはある程度
の距離Dを確保しておくほうがよい。この理由は、湾曲
部100Lの基板の撓み変形の影響が隣接する領域にま
でおよぶのを緩和するためであり、その変形の緩衝領域
としてここでは所定の距離Dが必要となる。
できるだけ短くなるように工夫している。すなわち、距
離Dを短くする為には折曲げ部100L付近の基板の撓
み変形の影響を少なくなるような構造にすればよいと考
え、次から詳しく解説する各実施形態として実施してい
る。
形態として、上述のカメラが有する両面フレキシブル基
板の一例を具体的に説明する。図8は、第1実施形態の
特徴を表わす両面フレキシブル基板100の長手方向に
沿った断面図である。この第1実施形態の両面フレキシ
ブル基板100は所定の配線用パターンや回路パターン
103a,103bを少なくとも有し、前述の如くその
基板の一部が折り曲げられた際に湾曲して変形する湾曲
部(折曲げ部)100Lの内側には、補強用のカバーレイ
104bと共に、この両面フレキシブル基板100の表
裏面100A,100B間に存在する複数の回路パター
ン103a,103b同士を電気的に導通させるように
形成された図6で図示のような第1のスルーホール10
5を備えた両面フレキシブル基板を前提とするものでよ
い。
湾曲部100Lの裏面100Bに上記補強用カバーレイ
104(104a,104b)が設けられると共に、更に
湾曲部100Lには、例えば回路パターン103bとは
結線上導通しない(即ち電気的に非導通の)第2のスル
ーホール107が当該基板の補強の為に形成されてい
る。
100Aの湾曲部100Lには、カバーレイ104aに
より部分的に被覆されない領域が存在するが、存在しな
いカバーレイ104aによる補強の代わりに、湾曲部1
00Lで折り曲げられてもよいように、その部位を補強
できる第2のスルーホール107が形成されている事に
特徴がある。
は、補強と同時に基板の撓み変形を吸収し周囲に悪影響
させないという二次的効果の為でもある。この工夫によ
って前述の距離Dが短縮され、ICチップ106等も湾
曲部100Lの極近くに配置できるようになる。尚、ベ
ース材101、回路パターン103b、カバーレイ10
4b及びハンダランド108などの詳細は、図7で説明
したと実質的に同様なものでよい。
レキシブル基板100の表側には、ICチップ106等
を矢印が示す下方向にマウント実装してハンダ付け可能
に、図示の如く多数の矩形又は円形のハンダランド10
8が設けられている。各ハンダランド108からは前述
した銅箔製の回路パターン103が延設されており、そ
の途中には丸穴を有する第2のスルーホール107がそ
れぞれ横手方向(即ち基板の幅方向:折曲げ中心L)沿
って並設されている。また、折曲げによる曲率変化が無
くなる直線状の部分からは、図示の如くカバーレイ10
4aがかけられている。
ブル基板100の裏側100Bには、同様に第2のスル
ーホール107が表側100Aから続いた穴として形成
されており、折曲げ中心Lに沿って同様に並設されてい
る。さらに、裏側100Bの回路パターン103bはカ
バーレイ104bで被覆され強化することができる。
曲げ中心Lに第2のスルーホール107が設けられてい
る点にあり、このような構造により、表面100Aのカ
バーレイで保護・強化されない側に存在する回路パター
ン103aの部分に対して、第2のスルーホール107
が剥離防止の為の強度を提供していると云える。
00Bへ達する第2のスルーホール107は、回路パタ
ーン103bに電気的には直接接続されておらず、この
第2のスルーホール107が破損した場合でも回路自体
には問題ない。図示しない第1のスルーホールが別途、
信号線として破損し難い状態にて上下の回路間を導通さ
せていればよい。
ブル基板100によれば、カバーレイ104aのかけら
れない表面100Aの一部が仮に湾曲部100Lとして
折曲げ中心Lに沿って折り曲げられた場合でも、その部
分に対応する剥き出しの回路パターン103aは、第2
のスルーホール107がその曲げ応力に対応してくれる
ことで、その回路パターン103a自体に加わる力を軽
減するようになっている。
部100Lの近くに補強用カバーレイの開口部が存在し
ても、第2のスルーホール107が並設されているの
で、従来のように折曲げ隣接部を充分に確保する必要が
無くなる。よって、そのカバーレイ104の代わりに湾
曲部100Lの回路パターン103に作用する剥離方向
の力は実質的にその回路パターン103自体には直接加
わらないので、剥離が生ぜず断線に至るおそれも無くな
って電気的故障を回避できると共に、メンテナンス作業
中や長期使用でも正常な回路パターンの状態が維持でき
る。
を実装した第1実施形態のカメラでは、その補強された
両面フレキシブル基板100をスペース的な実装効率の
向上に利用していると共に、重ね合せ重畳して高密度に
実装した場合でもその両面フレキシブル基板の回路パタ
ーンの剥離に伴う作動不良等の運用上の不具合も起こり
難くして、信頼性向上にも利用している。
形態としての両面フレキシブル基板について説明する。
図11は、本発明の第2実施形態としての両面フレキシ
ブル基板が折り曲げられた際の断面構造を示したもので
あり、折曲げ中心Lを外した位置にスルーホールを2つ
設けてより強度を向上させた一例である。また、この第
2実施形態のカメラは前述した第1実施形態のものと同
じカメラを想定している。よって、第1実施形態と同じ
部位に関する説明は省略し、特徴的な点についての説明
をする。
この断面図に示す如く、折曲げ中心Lをわずかに外した
位置に複数のスルーホール107a,107bを設けて
おり、その折曲げ中心Lに対して略線対称な、幅方向に
沿った二列を成すようなスルーホールを形成したことを
主な特徴としている。
ル107aと107bとの中間を折曲げ中心Lとして湾
曲し易くなり、これら各スルーホールがそれぞれ変形し
て、回路パターン104b自体には余計な力が加わらな
くなるので、この近傍にある回路パターン104bの剥
離は起こらなくなる。つまり、湾曲部100Lの強度の
更なる向上が実現できる。よって、第2実施形態の両面
フレキシブル基板100及びこれを有するカメラでも、
前述した第1実施形態と同等またはそれ以上の効果が得
られる。
形態としての両面フレキシブル基板を、図12及び図1
3に基づいて説明する。同じく、カメラについての説明
は省略する。図12は、一例としての両面フレキシブル
基板100を平面図で示したもので、この両面フレキシ
ブル基板の表側に所定の回路を成す各ラインパターン1
09に対して、それぞれ2つで一組を成す強度向上用の
スルーホール107(107a,107b)を設け、しか
も、隣接する各スルーホール107の各組が折曲げ中心
Lに対して互い違いになるように配置構成したところに
特徴をもつ一例である。
板100の裏側100Bから見える回路パターン103
bを平面図で示したものである。各スルーホールは当該
基板に垂直に形成されているので、その裏側にも丁度表
側100Aの各スルーホール107(107a,107
b)に対応した各位置に、やはり互い違いになるように
各組が配置構成されている。
基板100によれば、複数のスルーホール107を互い
違いに配置することによって、隣接する組の各スルーホ
ール107a,107bを結ぶ線分と線分との略中間が
折曲げ中心Lとなる。よって、ここで湾曲し易くなって
各スルーホールがそれぞれ変形するため、各ラインパタ
ーン109には余計な力が直接加わらず、銅箔パターン
の剥離が起こらず、湾曲部100Lの強度の更なる向上
が実現される。
ブル基板100によっても、前述した第1、第2実施形
態と同等またはそれ以上の効果が得られる。勿論、これ
を有するカメラも同様である。
実施形態としての両面フレキシブル基板を平面図で示し
たものであり、これは上述した第3実施形態の一変形例
でもある。すなわち、各ラインパターン109中にはス
ルーホール107がそれぞれ1つだけ表面に形成されて
いることを特徴とし、折曲げ中心Lを境にして、それら
各スルーホール107を互い違いに配置した一例であ
る。
基板100でも、スルーホールの個数やそれらの配置構
成は適宜に変形実施することが可能なことを示してお
り、それら変形実施から得られる作用効果もまた前述同
等であり、或いは、それを実施し採用する箇所によって
はそれ以上のものが得られる。
板100を本発明のカメラのファインダユニット207
に利用した場合の具体例を図15の斜視図に示す。この
ファインダユニット207には、電子撮像用の撮像素子
に被写体像を結像させる結像レンズ3、ファインダ光学
系の対物レンズ4および、測距用の測距窓5が正面に並
設されている。
側の所定位置には、前述の両面フレキシブル基板(10
0)としてのCMOSフレキシブル基板93が接続され
ている。このCMOSフレキシブル基板93の両面には
撮像機能に係わる所定の電子回路パターン(不図示)が
形成されており、前述の第2のスルーホールが形成され
た近傍で略直角に折り曲げられたその端部には、接続用
のコネクタ93aが設けられている。そして、別途の接
続用フレキシブル基板(不図示)がこのコネクタ93a
と接続可能になっている。そしてCMOSフレキシブル
基板93はファインダユニット207の裏側又は底部と
近接した狭い空間に折り畳まれた状態で実装される。こ
の具体例のように、本発明の両面フレキシブル基板はカ
メラの各部に様々な形態で利用され得る。
キシブル基板のみならず、片面にだけにカバーレイが施
されたものや、接続の為だけに用いられるフレキシブル
基板など、折曲げ等の行なわれる部分を有するものであ
れば、本発明は同様に適用可能である。
板は、カメラ内に実装された際に一部分的でも折り曲げ
られる可能性の有る前述した各種フレキシブル基板に適
用される。即ち、Mフレキシブル基板80、DMフレキ
シブル基板81、MLフレキシブル基板82、Kフレキ
シブル基板83、Zフレキシブル基板84、Wフレキシ
ブル基板84w、ST1基板85、DXフレキシブル基
板86、AFNDフレキシブル基板88、ST2基板8
9、BXSWフレキシブル基板90、Dフレキシブル基
板91、DCDC基板92、RELAYフレキシブル基板9
4および、Sフレキシブル基板96等にもおいても勿
論、所望により適用可能である。
宜に変形実施してよい。例えば、フレキシブル基板の形
状および折曲げ角度、或いはカバーレイの開口部の位置
や形状などの設計上の要件は限定されない。また、第
1、第2のスルーホールの配置、個数、大きさおよび配
列方向なども同様に限定されない。このほかにも、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であ
る。
細書中には次の発明が含まれる。 (1) 少なくも一部が湾曲され、配線用パターンを有
して成る両面フレキシブル基板と、補強用カバーレイ
と、該両面フレキシブル基板の両面間のパターン同士を
導通させる導通スルーホールと、を有し該両面フレキシ
ブル基板の湾曲される湾曲部には、上記補強用カバーレ
イの開口部を設け、当該湾曲部に結線上無効な補強用ス
ルーホールを形成して成ることを特徴とする両面フレキ
シブル基板を提供できる。
てカメラの構成ユニット間を接続し、上記第2のスルー
ホールが形成された部位で折り曲げ又は折り畳んで上記
両面フレキシブル基板を緻密に内蔵することを特徴とす
るカメラを提供できる。
厳しくて、特に、両面フレキシブル基板がほぼ垂直に曲
げられるようなところに使われた場合、補強用のカバー
例がかけられない場合に、両面フレキシブル基板におい
て、補強用カバーレイフィルムをかけられない折り曲げ
部のパターンが剥離しないように実施でき、より小型の
部品の実装を可能とする両面フレキシブル基板を提供す
ることができる。
観を示す斜視図。
視図。
ブロック構成図。
組立図。
構成と、関連部品を詳しく示す分解組立図。
断面構造を示す断面図。
た場合を示す断面図。
ブル基板が折り曲げられた際の湾曲部を示す断面図。
の表側を示す斜視図。
示した斜視図。
シブル基板が折り曲げられた際の湾曲部の例を拡大して
示す断面図。
フレキシブル基板を示す平面図。
す平面図。
シブル基板を示す平面図。
ダユニット用に利用した具体例を示す斜視図。
ル基板、82: MLフレキシブル基板、83: Kフ
レキシブル基板、84: Zフレキシブル基板、84
w: Wフレキシブル基板、85: ST1基板、8
6: DXフレキシブル基板、88: AFNDフレキ
シブル基板、89: ST2基板、90: BXSWフ
レキシブル基板、91: Dフレキシブル基板、92:
DCDC基板、93: CMOSフレキシブル基板、
94: RELAYフレキシブル基板、96: Sフレキシ
ブル基板、100: 両面フレキシブル基板、100
A: 表面、100B: 裏面、100L: 湾曲部
(折曲げ部)、101: ベース材(基材)、102:
接着剤(各接着層)、102a,102b,102c,1
02d: 接着剤、103: 回路パターン(表裏の銅
箔パターン層)、103a: 回路パターン(表側)、
103b: 回路パターン(裏側)、104: カバー
レイ(表裏)、104a: カバーレイ(表側)、10
4b: カバーレイ(裏側)、105: 第1のスルー
ホール(導通スルーホール)、106: ICチップ
(実装集積回路モジュール)、107: 第2のスルー
ホール(補強用)、107a,107b: 第2のスル
ーホール(一組)、108: ハンダランド、 10
8a: ハンダ、109: ラインパターン、200:
スプール室ユニット、201: パトローネ室ユニッ
ト、202: ガイドレール、203: 前板、20
4: レンズ鏡筒ユニット、205: 下板、206:
ビス、207: ファインダユニット。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも一部が湾曲部において湾曲さ
れ、所定の配線用パターンを有する両面フレキシブル基
板において、 補強用カバーレイと、 上記基板の両面間のパターン同士を導通させる第1のス
ルーホールと、を具備し、 上記湾曲部に上記補強用カバーレイを設けると共に、該
湾曲部に結線上導通しない第2のスルーホールを形成し
たことを特徴とする両面フレキシブル基板。 - 【請求項2】 少なくとも一部が湾曲部において湾曲さ
れ、配線用パターンを有する両面フレキシブル基板を有
するカメラにおいて、 上記両面フレキシブル基板は、補強用カバーレイと、上
記基板の両面間のパターン同士を導通させる第1のスル
ーホールと、を具備し、 上記湾曲部に上記補強用カバーレイが設けられると共
に、該湾曲部に結線上導通しない第2のスルーホールが
形成されていることを特徴とする両面フレキシブル基板
を有するカメラ。
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