JP2002272043A - 回転式圧縮機、及びこの回転式圧縮機を備えた空気調和装置 - Google Patents
回転式圧縮機、及びこの回転式圧縮機を備えた空気調和装置Info
- Publication number
- JP2002272043A JP2002272043A JP2001060533A JP2001060533A JP2002272043A JP 2002272043 A JP2002272043 A JP 2002272043A JP 2001060533 A JP2001060533 A JP 2001060533A JP 2001060533 A JP2001060533 A JP 2001060533A JP 2002272043 A JP2002272043 A JP 2002272043A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- motor
- rotary compressor
- insulating paper
- compressor motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧縮機モータ(60)の高温雰囲気下での絶縁劣
化を抑えて回転式圧縮機の耐熱性を高めるとともに、絶
縁材料の無駄もなくす。 【解決手段】 圧縮機モータ(60)を、巻線方式がスロッ
トセル方式またはインシュレータ方式の直巻モータとし
て、絶縁紙(67,68) やインシュレータを、荷重たわみ温
度または耐酸性が高くて耐熱性に優れた材料から形成す
る。
化を抑えて回転式圧縮機の耐熱性を高めるとともに、絶
縁材料の無駄もなくす。 【解決手段】 圧縮機モータ(60)を、巻線方式がスロッ
トセル方式またはインシュレータ方式の直巻モータとし
て、絶縁紙(67,68) やインシュレータを、荷重たわみ温
度または耐酸性が高くて耐熱性に優れた材料から形成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転式圧縮機及び
該圧縮機を備えた空気調和装置に関し、特に、圧縮機モ
ータの構造に係るものである。
該圧縮機を備えた空気調和装置に関し、特に、圧縮機モ
ータの構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロータリー式やスクロール式
などの回転式圧縮機は、例えば空気調和装置など、冷凍
サイクルを行う冷凍装置の圧縮機構に用いられている。
この回転式圧縮機には、一般にDCモータが圧縮機モー
タとして内蔵されている。また、圧縮機モータは、高圧
ドーム型の回転式圧縮機の場合には、圧縮機ケーシング
の吐出ガス雰囲気(高圧雰囲気)中に配置されている。
などの回転式圧縮機は、例えば空気調和装置など、冷凍
サイクルを行う冷凍装置の圧縮機構に用いられている。
この回転式圧縮機には、一般にDCモータが圧縮機モー
タとして内蔵されている。また、圧縮機モータは、高圧
ドーム型の回転式圧縮機の場合には、圧縮機ケーシング
の吐出ガス雰囲気(高圧雰囲気)中に配置されている。
【0003】上記圧縮機モータにDCモータが採用され
ている理由は、ACモータでは、ロータ内部の誘導電流
のために、ロータ部分の温度上昇時には電気抵抗が増加
して損失が増加し、モータ効率が低下しやすいためであ
り、逆に言うと、DCモータの方がACモータよりも高
効率で運転できるためである。
ている理由は、ACモータでは、ロータ内部の誘導電流
のために、ロータ部分の温度上昇時には電気抵抗が増加
して損失が増加し、モータ効率が低下しやすいためであ
り、逆に言うと、DCモータの方がACモータよりも高
効率で運転できるためである。
【0004】ところで、空気調和装置において、冷媒に
R32単一冷媒やR32リッチ混合冷媒(例えば、R3
2/R125混合冷媒でR32を75質量%以上含む混
合冷媒)などを使用すると、R22などの冷媒を使用す
るよりもCOP(成績係数)を高めることが可能にな
る。また、R32単一冷媒又はR32リッチ混合冷媒は
R22などよりも冷凍効果が大きく、同一能力を得るた
めに必要な冷媒循環量が少なくてもよいため、R22な
どを使用する場合に比べて省冷媒化を図ることも可能に
なる。
R32単一冷媒やR32リッチ混合冷媒(例えば、R3
2/R125混合冷媒でR32を75質量%以上含む混
合冷媒)などを使用すると、R22などの冷媒を使用す
るよりもCOP(成績係数)を高めることが可能にな
る。また、R32単一冷媒又はR32リッチ混合冷媒は
R22などよりも冷凍効果が大きく、同一能力を得るた
めに必要な冷媒循環量が少なくてもよいため、R22な
どを使用する場合に比べて省冷媒化を図ることも可能に
なる。
【0005】一方、冷媒にR32やその混合冷媒を用い
ると、従来のR22などと比較して、その物性上、圧縮
機の吐出温度が上昇する。このため、圧縮機が高圧ドー
ム型である場合は、吐出ガスの高温雰囲気に配置されて
いる圧縮機モータの温度も上昇することになる。
ると、従来のR22などと比較して、その物性上、圧縮
機の吐出温度が上昇する。このため、圧縮機が高圧ドー
ム型である場合は、吐出ガスの高温雰囲気に配置されて
いる圧縮機モータの温度も上昇することになる。
【0006】圧縮機モータの温度が上昇すると、まず、
ロータ磁石の磁力の低下が考えられるが、これに対して
は、DCモータのロータに希土類磁石を用いることで減
磁防止を図り、効率低下を抑えることが可能である。
ロータ磁石の磁力の低下が考えられるが、これに対して
は、DCモータのロータに希土類磁石を用いることで減
磁防止を図り、効率低下を抑えることが可能である。
【0007】また、ステータ側を考えると、絶縁劣化か
ら圧縮機が損傷するおそれがある。つまり、圧縮機モー
タ(DCモータ)には、一般に絶縁紙にPET(ポリエ
チレンテレフタレート)が用いられているが、この材料
は高温条件下で使用すると強度が低下する欠点があるた
め、絶縁紙の耐熱性が不十分になり、圧縮機を長時間運
転すると絶縁紙が損傷して、モータが焼損するおそれが
ある。これに対しては、絶縁紙を耐熱性がPETよりも
高い材料(例えば、荷重たわみ温度や耐酸性がPETよ
りも高い材料)で形成することで対応し、耐熱強度を高
めることが可能である。
ら圧縮機が損傷するおそれがある。つまり、圧縮機モー
タ(DCモータ)には、一般に絶縁紙にPET(ポリエ
チレンテレフタレート)が用いられているが、この材料
は高温条件下で使用すると強度が低下する欠点があるた
め、絶縁紙の耐熱性が不十分になり、圧縮機を長時間運
転すると絶縁紙が損傷して、モータが焼損するおそれが
ある。これに対しては、絶縁紙を耐熱性がPETよりも
高い材料(例えば、荷重たわみ温度や耐酸性がPETよ
りも高い材料)で形成することで対応し、耐熱強度を高
めることが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、荷重たわみ温
度や耐酸性がPETよりも高い材料は、PETよりも加
工性が悪い。また、従来の圧縮機モータは、一般にコイ
ルの巻線方式に分布巻方式(各スロットに複数のコイル
を分布させる巻線方式)が採用されていて、ステータ(9
1)の断面構造図である図6と、その部分拡大図である図
7に示すように、各スロット(92)の幅が細いことから、
絶縁紙(93,94) をステータ(91)のスロット(92)内へ挿入
できる形状に曲げる際に割れるおそれがある。これは、
PETの絶縁紙であればステータ(91)のスロット(92)の
細い溝形状に沿って小さい曲率で曲げるだけの靱性を備
えているのに対し、荷重たわみ温度や耐酸性がPETよ
りも高い材料は靱性に乏しいためである。したがって、
これらの材料を絶縁紙(93,94) に用いると、耐熱強度が
高められる反面、信頼性の低下や、材料ロスなどの問題
が生じるおそれがあった。なお、図7に示すように、こ
の例では絶縁紙(93,94) にスロット絶縁紙(93)とウェッ
ジ絶縁紙(94)が用いられている。
度や耐酸性がPETよりも高い材料は、PETよりも加
工性が悪い。また、従来の圧縮機モータは、一般にコイ
ルの巻線方式に分布巻方式(各スロットに複数のコイル
を分布させる巻線方式)が採用されていて、ステータ(9
1)の断面構造図である図6と、その部分拡大図である図
7に示すように、各スロット(92)の幅が細いことから、
絶縁紙(93,94) をステータ(91)のスロット(92)内へ挿入
できる形状に曲げる際に割れるおそれがある。これは、
PETの絶縁紙であればステータ(91)のスロット(92)の
細い溝形状に沿って小さい曲率で曲げるだけの靱性を備
えているのに対し、荷重たわみ温度や耐酸性がPETよ
りも高い材料は靱性に乏しいためである。したがって、
これらの材料を絶縁紙(93,94) に用いると、耐熱強度が
高められる反面、信頼性の低下や、材料ロスなどの問題
が生じるおそれがあった。なお、図7に示すように、こ
の例では絶縁紙(93,94) にスロット絶縁紙(93)とウェッ
ジ絶縁紙(94)が用いられている。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みて創案
されたものであり、その目的とするところは、圧縮機モ
ータの高温雰囲気下での絶縁劣化を抑えて回転式圧縮機
の耐熱性を高めるとともに、絶縁材料の無駄もなくすこ
とである。
されたものであり、その目的とするところは、圧縮機モ
ータの高温雰囲気下での絶縁劣化を抑えて回転式圧縮機
の耐熱性を高めるとともに、絶縁材料の無駄もなくすこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機モータ
(60)が内蔵された回転式圧縮機において、圧縮機モータ
(60)の巻線方式を直巻のスロットセル方式またはインシ
ュレータ方式としたうえで、絶縁材料を特定するように
したものである。
(60)が内蔵された回転式圧縮機において、圧縮機モータ
(60)の巻線方式を直巻のスロットセル方式またはインシ
ュレータ方式としたうえで、絶縁材料を特定するように
したものである。
【0011】まず、本発明の第1から第4の解決手段
は、圧縮機モータ(60)を、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータとして、絶縁紙(67,68) を荷重たわみ温度
の面から特定したものである。
は、圧縮機モータ(60)を、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータとして、絶縁紙(67,68) を荷重たわみ温度
の面から特定したものである。
【0012】具体的に、本発明が講じた第1の解決手段
では、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、18.5
Kgf/cm2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわみ温度が76
℃以上の耐熱性に優れたものとしている。この荷重たわ
み温度は、さらに耐熱性を高めるには86℃以上にする
ことが好ましい。なお、荷重たわみ温度の試験方法はJI
S K 7207に定められており、試験の種類には、試験片に
加える曲げ応力を18.5Kgf/cm2(1.81MPa)とするA法と、
該曲げ応力を4.6Kgf/cm2(0.451MPa)とするB法とがある
が、上記応力条件はA法によるものである。
では、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、18.5
Kgf/cm2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわみ温度が76
℃以上の耐熱性に優れたものとしている。この荷重たわ
み温度は、さらに耐熱性を高めるには86℃以上にする
ことが好ましい。なお、荷重たわみ温度の試験方法はJI
S K 7207に定められており、試験の種類には、試験片に
加える曲げ応力を18.5Kgf/cm2(1.81MPa)とするA法と、
該曲げ応力を4.6Kgf/cm2(0.451MPa)とするB法とがある
が、上記応力条件はA法によるものである。
【0013】また、本発明が講じた第2の解決手段で
は、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、荷重た
わみ温度がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材
料によって形成したものとしている。
は、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、荷重た
わみ温度がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材
料によって形成したものとしている。
【0014】さらに、本発明が講じた第3の解決手段で
は、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、上記荷
重たわみ温度の条件を満たすものとして、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエ
チレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミド、
液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンによって
形成したものとしている。
は、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、上記荷
重たわみ温度の条件を満たすものとして、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエ
チレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミド、
液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンによって
形成したものとしている。
【0015】また、本発明が講じた第4の解決手段で
は、上記第3解決手段の材料をさらに特定して、上記圧
縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、ポリフェニレンサ
ルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミド、液晶
ポリエステル、またはポリエーテルケトンからなる母材
に強化材が混入された複合材料によって形成したものと
している。
は、上記第3解決手段の材料をさらに特定して、上記圧
縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、ポリフェニレンサ
ルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミド、液晶
ポリエステル、またはポリエーテルケトンからなる母材
に強化材が混入された複合材料によって形成したものと
している。
【0016】上記第1から第4の解決手段において、絶
縁紙(67,68) に用いている材料は、いずれもPETより
も耐熱性が高い。このため、高温雰囲気下において使用
する場合でも絶縁劣化が生じにくくなる。また、スロッ
トセル方式の直巻モータは、分布巻方式とは違ってスロ
ット(66)の幅が広いため、絶縁紙(67,68) を小さな曲率
で曲げなくてもスロット(66)に装着できる。
縁紙(67,68) に用いている材料は、いずれもPETより
も耐熱性が高い。このため、高温雰囲気下において使用
する場合でも絶縁劣化が生じにくくなる。また、スロッ
トセル方式の直巻モータは、分布巻方式とは違ってスロ
ット(66)の幅が広いため、絶縁紙(67,68) を小さな曲率
で曲げなくてもスロット(66)に装着できる。
【0017】次に、本発明の第5から第7の解決手段
は、圧縮機モータ(60)を巻線方式がスロットセル方式の
直巻モータにするとともに、絶縁紙(67,68) を耐酸性の
面から特定したものである。
は、圧縮機モータ(60)を巻線方式がスロットセル方式の
直巻モータにするとともに、絶縁紙(67,68) を耐酸性の
面から特定したものである。
【0018】つまり、本発明が講じた第5の解決手段で
は、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、耐酸性
がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材料によっ
て形成したものとしている。なお、耐酸性は、例えば溶
剤(酸)の中に試験片を一定時間浸漬した後の強度保持
率や重量変化率などの値で表すことが可能である。この
値は、使用する溶剤や浸漬日数により変化するが、上記
材料の一例としては、35%塩酸溶液に試験片を20日
間浸漬した後の強度保持率(温度条件:30℃)が84
%以上のものを用いることができる。
は、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、耐酸性
がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材料によっ
て形成したものとしている。なお、耐酸性は、例えば溶
剤(酸)の中に試験片を一定時間浸漬した後の強度保持
率や重量変化率などの値で表すことが可能である。この
値は、使用する溶剤や浸漬日数により変化するが、上記
材料の一例としては、35%塩酸溶液に試験片を20日
間浸漬した後の強度保持率(温度条件:30℃)が84
%以上のものを用いることができる。
【0019】また、上記耐酸性の条件を満たすものとし
て、溶剤−浸漬日数−強度保持率(30℃)が、 ベンゼン − 5日 − 81%以上 アセトン − 10日 − 94%以上 35%硝酸 − 20日 − 87%以上 20%硫酸 − 20日 − 90%以上 のどれかを満たすような材料を用いてもよい。
て、溶剤−浸漬日数−強度保持率(30℃)が、 ベンゼン − 5日 − 81%以上 アセトン − 10日 − 94%以上 35%硝酸 − 20日 − 87%以上 20%硫酸 − 20日 − 90%以上 のどれかを満たすような材料を用いてもよい。
【0020】さらに、本発明が講じた第6の解決手段で
は、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、上記耐
酸性の条件を満たすものとして、ポリブチレンテレフタ
レートによって形成したものとしている。
は、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、上記耐
酸性の条件を満たすものとして、ポリブチレンテレフタ
レートによって形成したものとしている。
【0021】また、本発明が講じた第7の解決手段で
は、上記第6解決手段の材料をさらに特定して、上記圧
縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、ポリブチレンテレ
フタレートからなる母材に強化材が混入された複合材料
によって形成したものとしている。
は、上記第6解決手段の材料をさらに特定して、上記圧
縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、ポリブチレンテレ
フタレートからなる母材に強化材が混入された複合材料
によって形成したものとしている。
【0022】上記第5から第7の解決手段において、絶
縁紙(67,68) に用いている材料は、いずれもPETより
も耐酸性が高いことから、冷媒や冷凍機油にさらされた
雰囲気において高温でも劣化しにくくなる。また、スロ
ットセル方式の直巻モータは、スロット(66)の幅が広い
ため、絶縁紙(67,68) を小さな曲率で曲げなくてもスロ
ット(66)に装着できる。
縁紙(67,68) に用いている材料は、いずれもPETより
も耐酸性が高いことから、冷媒や冷凍機油にさらされた
雰囲気において高温でも劣化しにくくなる。また、スロ
ットセル方式の直巻モータは、スロット(66)の幅が広い
ため、絶縁紙(67,68) を小さな曲率で曲げなくてもスロ
ット(66)に装着できる。
【0023】次に、本発明の第8から第11の解決手段
は、圧縮機モータ(60)を巻線方式がスロットセル方式の
直巻モータにするとともに、複数枚の絶縁紙(67,68) を
重ねて積層構造にして使用し、各材料を荷重たわみ温度
と耐酸性の面から特定したものである。
は、圧縮機モータ(60)を巻線方式がスロットセル方式の
直巻モータにするとともに、複数枚の絶縁紙(67,68) を
重ねて積層構造にして使用し、各材料を荷重たわみ温度
と耐酸性の面から特定したものである。
【0024】つまり、本発明が講じた第8の解決手段で
は、圧縮機モータ(60)を巻線方式がスロットセル方式の
直巻モータにするとともに、絶縁紙(67,68) を、18.5Kg
f/cm 2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわみ温度が76℃
以上(より好ましくは86℃以上)である第1層絶縁紙
(A) と、耐酸性がポリエチレンテレフタレートよりも大
きな材料によって形成された第2層絶縁紙(B) とが、2
層以上に積層されたものとしている。この場合、材料が
異なる複数の絶縁紙(67,68) を接着してもよいし、これ
らを単に2枚以上重ねて使用してもよい。
は、圧縮機モータ(60)を巻線方式がスロットセル方式の
直巻モータにするとともに、絶縁紙(67,68) を、18.5Kg
f/cm 2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわみ温度が76℃
以上(より好ましくは86℃以上)である第1層絶縁紙
(A) と、耐酸性がポリエチレンテレフタレートよりも大
きな材料によって形成された第2層絶縁紙(B) とが、2
層以上に積層されたものとしている。この場合、材料が
異なる複数の絶縁紙(67,68) を接着してもよいし、これ
らを単に2枚以上重ねて使用してもよい。
【0025】また、本発明が講じた第9の解決手段で
は、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、荷重た
わみ温度がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材
料によって形成された第1層絶縁紙(A) と、耐酸性がポ
リエチレンテレフタレートよりも大きな材料によって形
成された第2層絶縁紙(B) とが、2層以上に積層された
ものとしている。
は、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、荷重た
わみ温度がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材
料によって形成された第1層絶縁紙(A) と、耐酸性がポ
リエチレンテレフタレートよりも大きな材料によって形
成された第2層絶縁紙(B) とが、2層以上に積層された
ものとしている。
【0026】さらに、本発明が講じた第10の解決手段
では、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、上記
荷重たわみ温度の条件を満たすものとして、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
エチレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミ
ド、液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンによ
って形成された第1層絶縁紙(A) と、上記耐酸性の条件
を満たすものとして、ポリブチレンテレフタレートによ
って形成された第2層絶縁紙(B) とから構成し、これら
を2層以上に積層したものとしている。
では、上記圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、上記
荷重たわみ温度の条件を満たすものとして、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
エチレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミ
ド、液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンによ
って形成された第1層絶縁紙(A) と、上記耐酸性の条件
を満たすものとして、ポリブチレンテレフタレートによ
って形成された第2層絶縁紙(B) とから構成し、これら
を2層以上に積層したものとしている。
【0027】また、本発明が講じた第11の解決手段で
は、上記第10解決手段の材料をさらに特定して、上記
圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、ポリフェニレン
サルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチ
レンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミド、液
晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンからなる母
材に強化材が混入された複合材料によって形成された第
1層絶縁紙(A) と、ポリブチレンテレフタレートからな
る母材に強化材が混入された複合材料によって形成され
た第2層絶縁紙(B) とが、2層以上に積層されたものと
している。
は、上記第10解決手段の材料をさらに特定して、上記
圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,68) を、ポリフェニレン
サルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチ
レンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミド、液
晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンからなる母
材に強化材が混入された複合材料によって形成された第
1層絶縁紙(A) と、ポリブチレンテレフタレートからな
る母材に強化材が混入された複合材料によって形成され
た第2層絶縁紙(B) とが、2層以上に積層されたものと
している。
【0028】上記第8から第11の解決手段において、
第1層絶縁紙(A) に用いている材料が、いずれもPET
よりも耐熱性が高く、第2層絶縁紙(B) に用いている材
料が、いずれもPETよりも耐酸性が高いため、高温雰
囲気下において使用する場合でも絶縁劣化が生じにくく
なる。また、スロットセル方式の直巻モータは、スロッ
ト(66)の幅が広いため、絶縁紙(67,68) を小さな曲率で
曲げなくてもスロット(66)に装着できる。
第1層絶縁紙(A) に用いている材料が、いずれもPET
よりも耐熱性が高く、第2層絶縁紙(B) に用いている材
料が、いずれもPETよりも耐酸性が高いため、高温雰
囲気下において使用する場合でも絶縁劣化が生じにくく
なる。また、スロットセル方式の直巻モータは、スロッ
ト(66)の幅が広いため、絶縁紙(67,68) を小さな曲率で
曲げなくてもスロット(66)に装着できる。
【0029】次に、本発明の第12から第15の解決手
段は、圧縮機モータ(60)を、巻線方式がインシュレータ
方式の直巻モータとして、インシュレータ(69)を荷重た
わみ温度の面から特定したものである。
段は、圧縮機モータ(60)を、巻線方式がインシュレータ
方式の直巻モータとして、インシュレータ(69)を荷重た
わみ温度の面から特定したものである。
【0030】つまり、本発明が講じた第12の解決手段
では、上記圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、
18.5Kgf/cm2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわみ温度が
76℃以上(より好ましくは86℃以上)のものとして
いる。
では、上記圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、
18.5Kgf/cm2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわみ温度が
76℃以上(より好ましくは86℃以上)のものとして
いる。
【0031】また、本発明が講じた第13の解決手段で
は、上記圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、荷
重たわみ温度がポリエチレンテレフタレートよりも大き
な材料によって形成したものとしている。
は、上記圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、荷
重たわみ温度がポリエチレンテレフタレートよりも大き
な材料によって形成したものとしている。
【0032】さらに、本発明が講じた第14の解決手段
では、上記圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、
上記荷重たわみ温度の条件を満たすものとして、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、
ポリエチレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイ
ミド、液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンに
よって形成したものとしている。
では、上記圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、
上記荷重たわみ温度の条件を満たすものとして、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、
ポリエチレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイ
ミド、液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンに
よって形成したものとしている。
【0033】また、本発明が講じた第15の解決手段で
は、上記第14解決手段の材料をさらに特定して、上記
圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
エチレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミ
ド、液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンから
なる母材に強化材が混入された複合材料によって形成し
たものとしている。
は、上記第14解決手段の材料をさらに特定して、上記
圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
エチレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミ
ド、液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンから
なる母材に強化材が混入された複合材料によって形成し
たものとしている。
【0034】上記第12から第15の解決手段におい
て、インシュレータ(69)に用いている材料は、いずれも
PETよりも耐熱性が高い。このため、高温雰囲気下に
おいて使用する場合でも絶縁劣化が生じにくくなる。ま
た、インシュレータ方式の直巻モータは、インシュレー
タ(69)が樹脂成形品であり、絶縁紙(67,68) をスロット
(66)に装着しなくてもよい。
て、インシュレータ(69)に用いている材料は、いずれも
PETよりも耐熱性が高い。このため、高温雰囲気下に
おいて使用する場合でも絶縁劣化が生じにくくなる。ま
た、インシュレータ方式の直巻モータは、インシュレー
タ(69)が樹脂成形品であり、絶縁紙(67,68) をスロット
(66)に装着しなくてもよい。
【0035】次に、本発明の第16から第18の解決手
段は、圧縮機モータ(60)を巻線方式がインシュレータ方
式の直巻モータにするとともに、インシュレータ(69)を
耐酸性の面から特定したものである。
段は、圧縮機モータ(60)を巻線方式がインシュレータ方
式の直巻モータにするとともに、インシュレータ(69)を
耐酸性の面から特定したものである。
【0036】つまり、本発明が講じた第16の解決手段
では、上記圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、
耐酸性がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材料
によって形成したものとしている。
では、上記圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、
耐酸性がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材料
によって形成したものとしている。
【0037】さらに、本発明が講じた第17の解決手段
では、上記圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、
上記耐酸性の条件を満たすものとして、ポリブチレンテ
レフタレートによって形成したものとしている。
では、上記圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、
上記耐酸性の条件を満たすものとして、ポリブチレンテ
レフタレートによって形成したものとしている。
【0038】また、本発明が講じた第18の解決手段で
は、上記第17解決手段の材料をさらに特定して、上記
圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、ポリブチレ
ンテレフタレートからなる母材に強化材が混入された複
合材料によって形成したものとしている。
は、上記第17解決手段の材料をさらに特定して、上記
圧縮機モータ(60)のインシュレータ(69)を、ポリブチレ
ンテレフタレートからなる母材に強化材が混入された複
合材料によって形成したものとしている。
【0039】上記第16から第18の解決手段におい
て、インシュレータ(69)に用いている材料は、いずれも
PETよりも耐酸性が高いことから、冷媒や冷凍機油に
さらされた雰囲気において高温でも劣化しにくくなる。
また、インシュレータ方式の直巻モータは、インシュレ
ータ(69)が樹脂成形品であり、絶縁紙(67,68) をスロッ
ト(66)に装着しなくてもよい。
て、インシュレータ(69)に用いている材料は、いずれも
PETよりも耐酸性が高いことから、冷媒や冷凍機油に
さらされた雰囲気において高温でも劣化しにくくなる。
また、インシュレータ方式の直巻モータは、インシュレ
ータ(69)が樹脂成形品であり、絶縁紙(67,68) をスロッ
ト(66)に装着しなくてもよい。
【0040】次に、本発明が講じた第19の解決手段で
は、第1ないし第18のいずれか1の解決手段におい
て、圧縮機モータ(60)が、ステータ(61)のスロット(66)
内のコイル(63)の間に隙間(S1)を有するものとしてい
る。この場合、上記隙間(S1)を冷媒が流れることによ
り、ステータ(61)が冷却される構造とすることができ
る。
は、第1ないし第18のいずれか1の解決手段におい
て、圧縮機モータ(60)が、ステータ(61)のスロット(66)
内のコイル(63)の間に隙間(S1)を有するものとしてい
る。この場合、上記隙間(S1)を冷媒が流れることによ
り、ステータ(61)が冷却される構造とすることができ
る。
【0041】また、本発明が講じた第20の解決手段で
は、上記第1ないし第19の解決手段において、圧縮機
モータ(60)が、ロータ(62)内に、該ロータ(62)の軸方向
に貫通する空隙(S2)を有するものとしている。この場
合、ロータ(62)の空隙(S2)を冷媒が流れるため、ロータ
(62)が冷却される構造となる。
は、上記第1ないし第19の解決手段において、圧縮機
モータ(60)が、ロータ(62)内に、該ロータ(62)の軸方向
に貫通する空隙(S2)を有するものとしている。この場
合、ロータ(62)の空隙(S2)を冷媒が流れるため、ロータ
(62)が冷却される構造となる。
【0042】また、本発明が講じた第21の解決手段で
は、R32単一冷媒またはR32リッチ混合冷媒が循環
して蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路を備えた空
気調和装置において、冷媒回路の圧縮機を、請求項1な
いし20のいずれか1記載の回転式圧縮機により構成し
ている。
は、R32単一冷媒またはR32リッチ混合冷媒が循環
して蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路を備えた空
気調和装置において、冷媒回路の圧縮機を、請求項1な
いし20のいずれか1記載の回転式圧縮機により構成し
ている。
【0043】R32単一冷媒またはR32リッチ混合冷
媒を用いると、R22などよりも吐出温度が上昇するこ
とにより圧縮機モータ(60)の温度が上昇するが、この第
15の解決手段では絶縁紙(67,68) やインシュレータ(6
9)の劣化が確実に抑えられる。
媒を用いると、R22などよりも吐出温度が上昇するこ
とにより圧縮機モータ(60)の温度が上昇するが、この第
15の解決手段では絶縁紙(67,68) やインシュレータ(6
9)の劣化が確実に抑えられる。
【0044】
【発明の効果】上記第1ないし第4の解決手段によれ
ば、絶縁紙(67,68) に用いている材料が、いずれもPE
Tよりも耐熱性が高く、高温雰囲気下において使用する
場合でも絶縁劣化が生じにくくなるため、圧縮機モータ
(60)の焼損を防止できる。また、スロットセル方式の直
巻モータは、絶縁紙(67,68) を小さな曲率で曲げなくて
もスロット(66)に装着できるため、割れよる絶縁紙(67,
68) の信頼性低下や材料ロスも抑えられる。
ば、絶縁紙(67,68) に用いている材料が、いずれもPE
Tよりも耐熱性が高く、高温雰囲気下において使用する
場合でも絶縁劣化が生じにくくなるため、圧縮機モータ
(60)の焼損を防止できる。また、スロットセル方式の直
巻モータは、絶縁紙(67,68) を小さな曲率で曲げなくて
もスロット(66)に装着できるため、割れよる絶縁紙(67,
68) の信頼性低下や材料ロスも抑えられる。
【0045】また、上記第5ないし第7の解決手段によ
れば、絶縁紙(67,68) に用いている材料が、いずれもP
ETよりも耐酸性が高く、冷媒や冷凍機油にさらされた
雰囲気において高温でも劣化しにくくなるため、同様に
圧縮機モータ(60)の焼損を防止できる。しかも、スロッ
トセル方式の直巻モータは、絶縁紙(67,68) を小さな曲
率で曲げなくてもスロット(66)に装着できるため、割れ
よる絶縁紙(67,68) の信頼性低下や材料ロスも抑えられ
る。
れば、絶縁紙(67,68) に用いている材料が、いずれもP
ETよりも耐酸性が高く、冷媒や冷凍機油にさらされた
雰囲気において高温でも劣化しにくくなるため、同様に
圧縮機モータ(60)の焼損を防止できる。しかも、スロッ
トセル方式の直巻モータは、絶縁紙(67,68) を小さな曲
率で曲げなくてもスロット(66)に装着できるため、割れ
よる絶縁紙(67,68) の信頼性低下や材料ロスも抑えられ
る。
【0046】また、上記第8ないし第11の解決手段に
よれば、第1層絶縁紙(A) に用いている材料が、いずれ
もPETよりも耐熱性が高く、第2層絶縁紙(B) に用い
ている材料が、いずれもPETよりも耐酸性が高いた
め、高温雰囲気下において使用する場合でも絶縁劣化が
生じにくくなり、この場合にも圧縮機モータ(60)の焼損
を防止できる。さらに、スロットセル方式の直巻モータ
は、絶縁紙(67,68) を小さな曲率で曲げなくてもスロッ
ト(66)に装着できるため、割れよる絶縁紙(67,68) の信
頼性低下や材料ロスも抑えられる。
よれば、第1層絶縁紙(A) に用いている材料が、いずれ
もPETよりも耐熱性が高く、第2層絶縁紙(B) に用い
ている材料が、いずれもPETよりも耐酸性が高いた
め、高温雰囲気下において使用する場合でも絶縁劣化が
生じにくくなり、この場合にも圧縮機モータ(60)の焼損
を防止できる。さらに、スロットセル方式の直巻モータ
は、絶縁紙(67,68) を小さな曲率で曲げなくてもスロッ
ト(66)に装着できるため、割れよる絶縁紙(67,68) の信
頼性低下や材料ロスも抑えられる。
【0047】また、上記第12ないし第15の解決手段
によれば、インシュレータ(69)に用いている材料が、い
ずれもPETよりも耐熱性が高く、高温雰囲気下におい
て使用する場合でも絶縁劣化が生じにくくなるため、圧
縮機モータ(60)の焼損を防止できる。さらに、インシュ
レータ方式の直巻モータは、絶縁紙(67,68) をスロット
(66)に装着しなくてもよいため、絶縁紙(67,68) の割れ
よる信頼性低下や材料ロスも抑えられる。
によれば、インシュレータ(69)に用いている材料が、い
ずれもPETよりも耐熱性が高く、高温雰囲気下におい
て使用する場合でも絶縁劣化が生じにくくなるため、圧
縮機モータ(60)の焼損を防止できる。さらに、インシュ
レータ方式の直巻モータは、絶縁紙(67,68) をスロット
(66)に装着しなくてもよいため、絶縁紙(67,68) の割れ
よる信頼性低下や材料ロスも抑えられる。
【0048】また、上記第16ないし第18の解決手段
によれば、インシュレータ(69)に用いている材料が、い
ずれもPETよりも耐酸性が高く、冷媒や冷凍機油にさ
らされた雰囲気において高温でも劣化しにくくなるた
め、同様に圧縮機モータ(60)の焼損を防止できる。しか
も、インシュレータ方式の直巻モータは、絶縁紙(67,6
8) をスロット(66)に装着しなくてもよいため、絶縁紙
(67,68) の割れよる信頼性低下や材料ロスも抑えられ
る。
によれば、インシュレータ(69)に用いている材料が、い
ずれもPETよりも耐酸性が高く、冷媒や冷凍機油にさ
らされた雰囲気において高温でも劣化しにくくなるた
め、同様に圧縮機モータ(60)の焼損を防止できる。しか
も、インシュレータ方式の直巻モータは、絶縁紙(67,6
8) をスロット(66)に装着しなくてもよいため、絶縁紙
(67,68) の割れよる信頼性低下や材料ロスも抑えられ
る。
【0049】また、上記第19の解決手段によれば、圧
縮機モータ(60)が、ステータ(61)のスロット(66)内のコ
イル(63)の間に隙間(S1)を有しており、上記隙間(S1)を
冷媒が流れることによりステータ(61)が冷却されるの
で、モータ(60)の温度上昇を抑えることができる。
縮機モータ(60)が、ステータ(61)のスロット(66)内のコ
イル(63)の間に隙間(S1)を有しており、上記隙間(S1)を
冷媒が流れることによりステータ(61)が冷却されるの
で、モータ(60)の温度上昇を抑えることができる。
【0050】また、上記第20の解決手段によれば、圧
縮機モータ(60)が、ロータ(62)内に、該ロータ(62)の軸
方向に貫通する空隙(S2)を有しており、ロータ(62)の空
隙(S2)を冷媒が流れてロータ(62)が冷却されるため、同
様にモータ(60)の温度上昇を抑えることができる。
縮機モータ(60)が、ロータ(62)内に、該ロータ(62)の軸
方向に貫通する空隙(S2)を有しており、ロータ(62)の空
隙(S2)を冷媒が流れてロータ(62)が冷却されるため、同
様にモータ(60)の温度上昇を抑えることができる。
【0051】また、上記第21の解決手段によれば、R
32単一冷媒またはR32リッチ混合冷媒を用いる空気
調和装置において、圧縮機モータ(60)の焼損を防止して
圧縮機(11)の耐熱性を高められるので、これらの冷媒を
使用する空気調和装置の実用化をより容易に行える。
32単一冷媒またはR32リッチ混合冷媒を用いる空気
調和装置において、圧縮機モータ(60)の焼損を防止して
圧縮機(11)の耐熱性を高められるので、これらの冷媒を
使用する空気調和装置の実用化をより容易に行える。
【0052】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態1を図
面に基づいて詳細に説明する。
面に基づいて詳細に説明する。
【0053】図1に示すように、本実施形態1に係る空
気調和装置(1) は、熱源ユニットである室外ユニット(1
6)と利用ユニットである室内ユニット(17)とからセパレ
ート型に構成されている。空気調和装置(1) の冷媒回路
(10)は、R32の単一冷媒(以下、R32単一冷媒とい
う)を冷媒とするか、又は75質量%以上で且つ100
質量%未満のR32とR125との混合冷媒(R32組
成リッチの混合冷媒、以下、R32リッチ混合冷媒とい
う)を冷媒としている。
気調和装置(1) は、熱源ユニットである室外ユニット(1
6)と利用ユニットである室内ユニット(17)とからセパレ
ート型に構成されている。空気調和装置(1) の冷媒回路
(10)は、R32の単一冷媒(以下、R32単一冷媒とい
う)を冷媒とするか、又は75質量%以上で且つ100
質量%未満のR32とR125との混合冷媒(R32組
成リッチの混合冷媒、以下、R32リッチ混合冷媒とい
う)を冷媒としている。
【0054】そして、上記冷媒回路(10)は、蒸気圧縮式
冷凍サイクルを形成する冷媒回路であって、圧縮機(1
1)、四路切換弁(12)、熱源側熱交換器である室外熱交換
器(13)、膨張機構である膨張弁(14)及び利用側熱交換器
である室内熱交換器(15)が、順に冷媒配管であるガス側
配管(31)と液側配管(32)を介して接続されて構成されて
いる。
冷凍サイクルを形成する冷媒回路であって、圧縮機(1
1)、四路切換弁(12)、熱源側熱交換器である室外熱交換
器(13)、膨張機構である膨張弁(14)及び利用側熱交換器
である室内熱交換器(15)が、順に冷媒配管であるガス側
配管(31)と液側配管(32)を介して接続されて構成されて
いる。
【0055】具体的には、圧縮機(11)の吐出側と四路切
換弁(12)の第1ポート(12a) とは第1ガス側配管(21)に
よって接続されている。四路切換弁(12)の第2ポート(1
2b)と室外熱交換器(13)とは第2ガス側配管(22)によっ
て接続されている。室外熱交換器(13)と膨張弁(14)とは
第1液側配管(25)によって接続されている。膨張弁(14)
と室内熱交換器(15)とは第2液側配管(26)によって接続
されている。室内熱交換器(15)と四路切換弁(12)の第4
ポート(12d) とは第3ガス側配管(23)によって接続され
ている。四路切換弁(12)の第3ポート(12c) と圧縮機(1
1)の吸入側とは第4ガス側配管(24)によって接続されて
いる。
換弁(12)の第1ポート(12a) とは第1ガス側配管(21)に
よって接続されている。四路切換弁(12)の第2ポート(1
2b)と室外熱交換器(13)とは第2ガス側配管(22)によっ
て接続されている。室外熱交換器(13)と膨張弁(14)とは
第1液側配管(25)によって接続されている。膨張弁(14)
と室内熱交換器(15)とは第2液側配管(26)によって接続
されている。室内熱交換器(15)と四路切換弁(12)の第4
ポート(12d) とは第3ガス側配管(23)によって接続され
ている。四路切換弁(12)の第3ポート(12c) と圧縮機(1
1)の吸入側とは第4ガス側配管(24)によって接続されて
いる。
【0056】上記圧縮機(11)、第1ガス側配管(21)、四
路切換弁(12)、第2ガス側配管(22)、室外熱交換器(1
3)、第1液側配管(25)、膨張弁(14)、及び第4ガス側配
管(24)は、図示しない室外送風機とともに室外ユニット
(16)に収容されている。一方、室内熱交換器(15)は、図
示しない室内送風機とともに室内ユニット(17)に収容さ
れている。第2液側配管(26)及び第3ガス側配管(23)の
一部は、室外ユニット(16)と室内ユニット(17)とを連絡
するいわゆる連絡配管を構成している。
路切換弁(12)、第2ガス側配管(22)、室外熱交換器(1
3)、第1液側配管(25)、膨張弁(14)、及び第4ガス側配
管(24)は、図示しない室外送風機とともに室外ユニット
(16)に収容されている。一方、室内熱交換器(15)は、図
示しない室内送風機とともに室内ユニット(17)に収容さ
れている。第2液側配管(26)及び第3ガス側配管(23)の
一部は、室外ユニット(16)と室内ユニット(17)とを連絡
するいわゆる連絡配管を構成している。
【0057】次に、上記圧縮機(11)について、図2から
図4を参照して説明する。図2は圧縮機(11)の縦断面
図、図3は圧縮機モータの断面構造図である。
図4を参照して説明する。図2は圧縮機(11)の縦断面
図、図3は圧縮機モータの断面構造図である。
【0058】この圧縮機(11)は、運転容量が可変に調節
される高圧ドーム式のロータリー圧縮機である。該圧縮
機(11)は、ケーシング(50)の内部に圧縮機モータ(ブラ
シレスDCモータ)(60)と圧縮機構(70)とが同心上に収
納され、全密閉型に構成されている。
される高圧ドーム式のロータリー圧縮機である。該圧縮
機(11)は、ケーシング(50)の内部に圧縮機モータ(ブラ
シレスDCモータ)(60)と圧縮機構(70)とが同心上に収
納され、全密閉型に構成されている。
【0059】上記ケーシング(50)は、円筒状の主ケーシ
ング(51)と、主ケーシング(51)の底部に固定されたボト
ムケーシング(52)と、主ケーシング(51)の上部に固定さ
れたトップケーシング(53)とから密閉ケーシングに構成
されている。また、主ケーシング(51)の側部の所定位置
には吸入側の冷媒配管(24)が圧縮機構(70)に連通するよ
うに接続され、トップケーシング(53)の上部の所定位置
には吐出側の冷媒配管(21)が接続されるようになってい
る。
ング(51)と、主ケーシング(51)の底部に固定されたボト
ムケーシング(52)と、主ケーシング(51)の上部に固定さ
れたトップケーシング(53)とから密閉ケーシングに構成
されている。また、主ケーシング(51)の側部の所定位置
には吸入側の冷媒配管(24)が圧縮機構(70)に連通するよ
うに接続され、トップケーシング(53)の上部の所定位置
には吐出側の冷媒配管(21)が接続されるようになってい
る。
【0060】上記圧縮機モータ(60)は、ステータ(61)と
ロータ(62)とから構成されている。ステータ(61)は、コ
イル(63)を有して電磁石に構成され、ロータ(62)は、永
久磁石であるロータ磁石(64)を有している。そして、ス
テータ(61)がケーシング(50)内のやや上部寄りの位置に
固定されている。
ロータ(62)とから構成されている。ステータ(61)は、コ
イル(63)を有して電磁石に構成され、ロータ(62)は、永
久磁石であるロータ磁石(64)を有している。そして、ス
テータ(61)がケーシング(50)内のやや上部寄りの位置に
固定されている。
【0061】この圧縮機モータ(60)のロータ磁石(64)
は、希土類磁石によって形成されている。また、上記ロ
ータ(62)には駆動軸(65)が連結されている。一方、ステ
ータ(61)は、鉄心(61a) が円筒状で、その内周側にはス
ロット(66)が放射状に形成され、該スロット(66)にコイ
ル(63)が装着されている。
は、希土類磁石によって形成されている。また、上記ロ
ータ(62)には駆動軸(65)が連結されている。一方、ステ
ータ(61)は、鉄心(61a) が円筒状で、その内周側にはス
ロット(66)が放射状に形成され、該スロット(66)にコイ
ル(63)が装着されている。
【0062】この圧縮機モータ(60)は巻線方式がスロッ
トセル方式の直巻(集中巻)モータであり、各スロット
(66)間に存在する1本のティース(61b) ごとにコイル(6
3)が個別に直接に巻き付けられている。直巻モータはこ
のような巻線方式であるため、スロット(66)の幅が図
6,図7の分布巻方式と比べて広い構造上の特徴を有し
ている。
トセル方式の直巻(集中巻)モータであり、各スロット
(66)間に存在する1本のティース(61b) ごとにコイル(6
3)が個別に直接に巻き付けられている。直巻モータはこ
のような巻線方式であるため、スロット(66)の幅が図
6,図7の分布巻方式と比べて広い構造上の特徴を有し
ている。
【0063】上記スロット(66)には絶縁紙(67,68) が装
着されている。この絶縁紙(67,68)には、ステータ(61)
とコイル(63)との間に介在するスロット絶縁紙(67)と、
コイル(63)に対してステータ(61)の径方向内側に位置す
るウェッジ絶縁紙(68)とが用いられている。この実施形
態1では、直巻方式が採用されていてスロット(66)の幅
が広いため、絶縁紙(67,68) は、小さな曲率で曲げなく
ても各スロット(66)に装着することができるようになっ
ている。
着されている。この絶縁紙(67,68)には、ステータ(61)
とコイル(63)との間に介在するスロット絶縁紙(67)と、
コイル(63)に対してステータ(61)の径方向内側に位置す
るウェッジ絶縁紙(68)とが用いられている。この実施形
態1では、直巻方式が採用されていてスロット(66)の幅
が広いため、絶縁紙(67,68) は、小さな曲率で曲げなく
ても各スロット(66)に装着することができるようになっ
ている。
【0064】この絶縁紙(67,68) は、ポリフェニレンサ
ルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン
(PEEK)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、
ポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド(PI)、液
晶ポリエステル(LCP)、またはポリエーテルケトン
(PEK)によって形成されている。これらの材料は、
いずれも18.5Kgf/cm2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわ
み温度が76℃(好ましくは86℃)以上であり、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)よりも荷重たわみ温
度が大きいため、PETよりも耐熱性が高い。また、絶
縁紙(67,68) は、これらPPS、PEEK、PEN、P
AI、PI、LCP、またはPEKからなる母材に強化
材が混入された複合材料から形成してもよい。
ルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン
(PEEK)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、
ポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド(PI)、液
晶ポリエステル(LCP)、またはポリエーテルケトン
(PEK)によって形成されている。これらの材料は、
いずれも18.5Kgf/cm2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわ
み温度が76℃(好ましくは86℃)以上であり、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)よりも荷重たわみ温
度が大きいため、PETよりも耐熱性が高い。また、絶
縁紙(67,68) は、これらPPS、PEEK、PEN、P
AI、PI、LCP、またはPEKからなる母材に強化
材が混入された複合材料から形成してもよい。
【0065】これらの材料は、PETよりも若干靱性に
乏しいが、スロット(66)の幅が広いため、該スロット(6
6)に挿入できるように折り曲げることは十分に可能であ
る。
乏しいが、スロット(66)の幅が広いため、該スロット(6
6)に挿入できるように折り曲げることは十分に可能であ
る。
【0066】また、圧縮機モータ(60)は、ステータ(61)
のスロット(66)内のコイル(63)の間に隙間(S1)を有して
いる。さらに、圧縮機モータ(60)は、ロータ(62)内に、
該ロータ(62)の軸方向に貫通する空隙(S2)を有してい
る。このため、圧縮機モータ(60)の作動時には、ステー
タ(61)内の隙間(S1)を冷媒が流れることにより、ステー
タ(61)が冷却されるとともに、ロータ(62)の空隙(S2)を
冷媒が流れるため、ロータ(62)が冷却される構造とな
る。
のスロット(66)内のコイル(63)の間に隙間(S1)を有して
いる。さらに、圧縮機モータ(60)は、ロータ(62)内に、
該ロータ(62)の軸方向に貫通する空隙(S2)を有してい
る。このため、圧縮機モータ(60)の作動時には、ステー
タ(61)内の隙間(S1)を冷媒が流れることにより、ステー
タ(61)が冷却されるとともに、ロータ(62)の空隙(S2)を
冷媒が流れるため、ロータ(62)が冷却される構造とな
る。
【0067】一方、上記圧縮機構(70)は、シリンダ(71)
とフロントヘッド(72)とリヤヘッド(73)とロータリーピ
ストン(74)とを備え、ケーシング(50)内の下部に配置さ
れている。上記シリンダ(71)は円筒状に形成され、シリ
ンダ(71)の上端面にフロントヘッド(72)が、下端面にリ
ヤヘッド(73)が固定されている。なお、シリンダ(71)、
フロントヘッド(72)、及びリアヘッド(73)は、連結ボル
ト(75)により締結されて一体化しており、シリンダ(71)
が主ケーシング(51)にスポット溶接などにより固定され
ている。
とフロントヘッド(72)とリヤヘッド(73)とロータリーピ
ストン(74)とを備え、ケーシング(50)内の下部に配置さ
れている。上記シリンダ(71)は円筒状に形成され、シリ
ンダ(71)の上端面にフロントヘッド(72)が、下端面にリ
ヤヘッド(73)が固定されている。なお、シリンダ(71)、
フロントヘッド(72)、及びリアヘッド(73)は、連結ボル
ト(75)により締結されて一体化しており、シリンダ(71)
が主ケーシング(51)にスポット溶接などにより固定され
ている。
【0068】そして、上記シリンダ(71)の内部に圧縮室
(76)が形成され、この圧縮室(76)にロータリーピストン
(74)が配置されている。ロータリーピストン(74)は、圧
縮機モータ(60)の駆動軸(65)に接続されている。具体的
に、上記駆動軸(65)は、シリンダ(71)を貫通しており、
該駆動軸(65)の下部には、大径の偏心軸部(65a) がシリ
ンダ(71)の内部に位置するように形成されている。そし
て、該偏心軸部(65a)に、ロータリーピストン(74)が嵌
め込まれている。
(76)が形成され、この圧縮室(76)にロータリーピストン
(74)が配置されている。ロータリーピストン(74)は、圧
縮機モータ(60)の駆動軸(65)に接続されている。具体的
に、上記駆動軸(65)は、シリンダ(71)を貫通しており、
該駆動軸(65)の下部には、大径の偏心軸部(65a) がシリ
ンダ(71)の内部に位置するように形成されている。そし
て、該偏心軸部(65a)に、ロータリーピストン(74)が嵌
め込まれている。
【0069】また、上記吸入側配管(24)は、シリンダ(7
1)と正対するように主ケーシング(51)に接続され、シリ
ンダ(71)の側壁を貫通する貫通孔(71a) を介して圧縮室
と連通している。
1)と正対するように主ケーシング(51)に接続され、シリ
ンダ(71)の側壁を貫通する貫通孔(71a) を介して圧縮室
と連通している。
【0070】なお、本実施形態では圧縮機構(70)をロー
タリー型としたが、圧縮機構(70)は、スイング型やスク
ロール型など、他のタイプとしてもよい。
タリー型としたが、圧縮機構(70)は、スイング型やスク
ロール型など、他のタイプとしてもよい。
【0071】−運転動作− 次に、空気調和装置(1) の運転動作を、冷媒回路(10)に
おける冷媒循環動作に基づいて説明する。
おける冷媒循環動作に基づいて説明する。
【0072】冷房運転時には、四路切換弁(12)は図1に
示す実線側に設定される。つまり、四路切換弁(12)は、
第1ポート(12a) と第2ポート(12b) とが連通すると共
に第3ポート(12c) と第4ポート(12d) とが連通する状
態となる。この状態で、圧縮機(11)から吐出されたガス
冷媒は、第1ガス側配管(21)、四路切換弁(12)及び第2
ガス側配管(22)を流通し、室外熱交換器(13)で室外空気
と熱交換して凝縮する。室外熱交換器(13)を流出した液
冷媒は、第1液側配管(25)を流通し、膨張弁(14)で減圧
されて気液二相冷媒となる。膨張弁(14)を流出した二相
冷媒は、第2液側配管(26)を流通し、室内熱交換器(15)
で室内空気と熱交換を行って蒸発し、室内空気を冷却す
る。室内熱交換器(15)を流出したガス冷媒は、第3ガス
側配管(23)、四路切換弁(12)及び第4ガス側配管(24)を
流通し、圧縮機(11)に吸入される。
示す実線側に設定される。つまり、四路切換弁(12)は、
第1ポート(12a) と第2ポート(12b) とが連通すると共
に第3ポート(12c) と第4ポート(12d) とが連通する状
態となる。この状態で、圧縮機(11)から吐出されたガス
冷媒は、第1ガス側配管(21)、四路切換弁(12)及び第2
ガス側配管(22)を流通し、室外熱交換器(13)で室外空気
と熱交換して凝縮する。室外熱交換器(13)を流出した液
冷媒は、第1液側配管(25)を流通し、膨張弁(14)で減圧
されて気液二相冷媒となる。膨張弁(14)を流出した二相
冷媒は、第2液側配管(26)を流通し、室内熱交換器(15)
で室内空気と熱交換を行って蒸発し、室内空気を冷却す
る。室内熱交換器(15)を流出したガス冷媒は、第3ガス
側配管(23)、四路切換弁(12)及び第4ガス側配管(24)を
流通し、圧縮機(11)に吸入される。
【0073】一方、暖房運転時には、四路切換弁(12)は
図1に示す破線側に設定される。つまり、四路切換弁(1
2)は、第1ポート(12a) と第4ポート(12d) とが連通す
ると共に第2ポート(12b) と第3ポート(12c) とが連通
する状態となる。この状態で、圧縮機(11)から吐出され
たガス冷媒は、第1ガス側配管(21)、四路切換弁(12)及
び第3ガス側配管(23)を流通し、室内熱交換器(15)に流
入する。室内熱交換器(15)に流入した冷媒は、室内空気
と熱交換を行って凝縮し、室内空気を加熱する。室内熱
交換器(15)を流出した液冷媒は、第2液側配管(26)を流
通し、膨張弁(14)で減圧されて気液二相冷媒となる。膨
張弁(14)を流出した二相冷媒は、第1液側配管(25)を流
通し、室外熱交換器(13)で室外空気と熱交換して蒸発す
る。室外熱交換器(13)を流出したガス冷媒は、第2ガス
側配管(22)、四路切換弁(12)及び第4ガス側配管(24)を
流通し、圧縮機(11)に吸入される。
図1に示す破線側に設定される。つまり、四路切換弁(1
2)は、第1ポート(12a) と第4ポート(12d) とが連通す
ると共に第2ポート(12b) と第3ポート(12c) とが連通
する状態となる。この状態で、圧縮機(11)から吐出され
たガス冷媒は、第1ガス側配管(21)、四路切換弁(12)及
び第3ガス側配管(23)を流通し、室内熱交換器(15)に流
入する。室内熱交換器(15)に流入した冷媒は、室内空気
と熱交換を行って凝縮し、室内空気を加熱する。室内熱
交換器(15)を流出した液冷媒は、第2液側配管(26)を流
通し、膨張弁(14)で減圧されて気液二相冷媒となる。膨
張弁(14)を流出した二相冷媒は、第1液側配管(25)を流
通し、室外熱交換器(13)で室外空気と熱交換して蒸発す
る。室外熱交換器(13)を流出したガス冷媒は、第2ガス
側配管(22)、四路切換弁(12)及び第4ガス側配管(24)を
流通し、圧縮機(11)に吸入される。
【0074】この空気調和装置(1) では、R32単一冷
媒またはR32リッチ混合冷媒が用いられているため、
以上の冷媒循環時に、圧縮機(11)の吐出温度はR22な
どと比べて高くなる。
媒またはR32リッチ混合冷媒が用いられているため、
以上の冷媒循環時に、圧縮機(11)の吐出温度はR22な
どと比べて高くなる。
【0075】−実施形態1の効果− 本実施形態1によれば、圧縮機モータ(60)の絶縁紙(67,
68) に用いている材料は、18.5Kgf/cm2(1.81MPa)の応力
条件での荷重たわみ温度が76℃以上でPETよりも高
いため、PETよりも耐熱性が高い。したがって、上記
空気調和装置(1) がR32単一冷媒またはR32リッチ
混合冷媒を使用するために、吐出温度がR22などより
も高くなり、圧縮機モータ(60)が高温雰囲気にさらされ
ることになるが、絶縁劣化は生じにくく、焼損の発生を
防止できる。
68) に用いている材料は、18.5Kgf/cm2(1.81MPa)の応力
条件での荷重たわみ温度が76℃以上でPETよりも高
いため、PETよりも耐熱性が高い。したがって、上記
空気調和装置(1) がR32単一冷媒またはR32リッチ
混合冷媒を使用するために、吐出温度がR22などより
も高くなり、圧縮機モータ(60)が高温雰囲気にさらされ
ることになるが、絶縁劣化は生じにくく、焼損の発生を
防止できる。
【0076】また、圧縮機モータ(60)のロータ磁石(64)
を希土類磁石によって構成しているので、高温雰囲気下
でもロータ磁石(64)の減磁が抑制され、効率低下が防止
される。
を希土類磁石によって構成しているので、高温雰囲気下
でもロータ磁石(64)の減磁が抑制され、効率低下が防止
される。
【0077】このように、本実施形態1によれば、圧縮
機モータ(60)の焼損を防止し、圧縮機(11)の耐熱性能を
高められるので、R32単一冷媒またはR32リッチ混
合冷媒を使用する空気調和装置(1) を実用化することが
十分に可能となる。
機モータ(60)の焼損を防止し、圧縮機(11)の耐熱性能を
高められるので、R32単一冷媒またはR32リッチ混
合冷媒を使用する空気調和装置(1) を実用化することが
十分に可能となる。
【0078】また、スロットセル方式の直巻モータは、
分布巻方式とは違ってスロット(66)の幅が広いため、絶
縁紙(67,68) を小さな曲率で曲げなくてもスロット(66)
に装着できる。したがって、割れよる絶縁紙(67,68) の
信頼性低下や材料ロスも抑えられる。
分布巻方式とは違ってスロット(66)の幅が広いため、絶
縁紙(67,68) を小さな曲率で曲げなくてもスロット(66)
に装着できる。したがって、割れよる絶縁紙(67,68) の
信頼性低下や材料ロスも抑えられる。
【0079】さらに、本実施形態1では、圧縮機モータ
(60)が、ステータ(61)のスロット(66)内のコイル(63)の
間に隙間(S1)を有し、ロータ(62)内に該ロータ(62)の軸
方向に貫通する空隙(S2)を有しているため、運転時にこ
れらの部分(S1,S2) を冷媒が流れることでモータ(60)が
冷却されることになり、モータ(60)の温度上昇を抑えら
れる。
(60)が、ステータ(61)のスロット(66)内のコイル(63)の
間に隙間(S1)を有し、ロータ(62)内に該ロータ(62)の軸
方向に貫通する空隙(S2)を有しているため、運転時にこ
れらの部分(S1,S2) を冷媒が流れることでモータ(60)が
冷却されることになり、モータ(60)の温度上昇を抑えら
れる。
【0080】−実施形態1の変形例− 図4には、実施形態1の変形例におけるステータ(61)の
断面構造図を示している。図3の例では、絶縁紙(67,6
8) にスロット絶縁紙(67)とウェッジ絶縁紙(68)とを用
いているが、この例ではスロット絶縁紙(67)のみを使用
している。この場合でも、絶縁紙(67)は上記実施形態1
と同じ材料を用いて形成される。
断面構造図を示している。図3の例では、絶縁紙(67,6
8) にスロット絶縁紙(67)とウェッジ絶縁紙(68)とを用
いているが、この例ではスロット絶縁紙(67)のみを使用
している。この場合でも、絶縁紙(67)は上記実施形態1
と同じ材料を用いて形成される。
【0081】分布巻方式では予め巻かれたコイルをスロ
ットに装着する手法がとられるが、直巻方式では、各テ
ィース(61b) にコイル(63)を直接に巻き付けていくた
め、コイル(63)の緩みをほとんどなくすことができる。
このため、スロット(66)への巻き付け後にコイル(63)の
巻線がロータ(62)側へ緩んで出てくる可能性が少ないの
で、このようにウェッジ絶縁紙を用いない構成にするこ
とも可能となる。
ットに装着する手法がとられるが、直巻方式では、各テ
ィース(61b) にコイル(63)を直接に巻き付けていくた
め、コイル(63)の緩みをほとんどなくすことができる。
このため、スロット(66)への巻き付け後にコイル(63)の
巻線がロータ(62)側へ緩んで出てくる可能性が少ないの
で、このようにウェッジ絶縁紙を用いない構成にするこ
とも可能となる。
【0082】この場合も、PETの絶縁紙を用いる場合
よりも絶縁劣化が生じにくくなることから、圧縮機モー
タ(60)の焼損を防止して圧縮機(11)の耐熱性を高められ
るとともに、絶縁紙(67)の割れや材料の無駄もなくすこ
とができる。
よりも絶縁劣化が生じにくくなることから、圧縮機モー
タ(60)の焼損を防止して圧縮機(11)の耐熱性を高められ
るとともに、絶縁紙(67)の割れや材料の無駄もなくすこ
とができる。
【0083】
【発明の実施の形態2】本発明の実施形態2は、圧縮機
モータ(60)を、巻線方式がインシュレータ方式の直巻モ
ータとしたものである。この方式では、ステータ(61)は
鉄心(61a) とインシュレータ(69)とから構成されてい
る。そして、インシュレータ(69)が絶縁紙の機能を有す
るため、スロット(66)に絶縁紙を装着せずに、各ティー
ス(61b) にコイル(63)が直接に巻き付けられている。
モータ(60)を、巻線方式がインシュレータ方式の直巻モ
ータとしたものである。この方式では、ステータ(61)は
鉄心(61a) とインシュレータ(69)とから構成されてい
る。そして、インシュレータ(69)が絶縁紙の機能を有す
るため、スロット(66)に絶縁紙を装着せずに、各ティー
ス(61b) にコイル(63)が直接に巻き付けられている。
【0084】上記インシュレータ(69)は、実施形態1の
絶縁紙(67,68) と同じ樹脂材料を用いて射出成形を行う
ことにより形成されている。つまり、インシュレータ(6
9)は、PPS、PEEK、PEN、PAI、PI、LC
P、PEK、またはこれらの材料からなる母材に強化材
が混入された複合材料により成形されている。このた
め、インシュレータ(69)の荷重たわみ温度は、ポリエチ
レンテレフタレートよりも大きく、18.5Kgf/cm2(1.81MP
a)の応力条件で76℃以上(より好ましくは86℃以
上)であり、耐熱性がPETよりも高くなっている。
絶縁紙(67,68) と同じ樹脂材料を用いて射出成形を行う
ことにより形成されている。つまり、インシュレータ(6
9)は、PPS、PEEK、PEN、PAI、PI、LC
P、PEK、またはこれらの材料からなる母材に強化材
が混入された複合材料により成形されている。このた
め、インシュレータ(69)の荷重たわみ温度は、ポリエチ
レンテレフタレートよりも大きく、18.5Kgf/cm2(1.81MP
a)の応力条件で76℃以上(より好ましくは86℃以
上)であり、耐熱性がPETよりも高くなっている。
【0085】−実施形態2の効果− このように、インシュレータ(69)に用いている材料の耐
熱性が高いため、高温雰囲気下において使用する場合で
も絶縁劣化は生じにくく、圧縮機モータ(60)の焼損を防
止できる。また、インシュレータ方式の直巻モータは、
インシュレータ(69)が樹脂成形品であり、絶縁紙(67,6
8) をスロット(66)に装着しなくてもよいため、絶縁紙
(67,68) の割れよる信頼性低下や材料ロスのおそれがな
い。
熱性が高いため、高温雰囲気下において使用する場合で
も絶縁劣化は生じにくく、圧縮機モータ(60)の焼損を防
止できる。また、インシュレータ方式の直巻モータは、
インシュレータ(69)が樹脂成形品であり、絶縁紙(67,6
8) をスロット(66)に装着しなくてもよいため、絶縁紙
(67,68) の割れよる信頼性低下や材料ロスのおそれがな
い。
【0086】
【発明のその他の実施の形態】本発明は、上記各実施形
態について、以下のような構成としてもよい。
態について、以下のような構成としてもよい。
【0087】まず、上記絶縁紙(67,68) 及びインシュレ
ータ(69)は、前述の各材料に代えて、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)や、PBTからなる母材に強化材
が混入された複合材料によって形成してもよい。これら
の材料は、PETよりも耐酸性が大きい特性を有してお
り、例えば35%塩酸溶液に試験片を20日間浸漬した
後の強度保持率は84%以上である。
ータ(69)は、前述の各材料に代えて、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)や、PBTからなる母材に強化材
が混入された複合材料によって形成してもよい。これら
の材料は、PETよりも耐酸性が大きい特性を有してお
り、例えば35%塩酸溶液に試験片を20日間浸漬した
後の強度保持率は84%以上である。
【0088】これらの材料を用いると、絶縁紙(67,68)
及びインシュレータ(69)が冷媒や冷凍機油にさらされた
雰囲気において、高温でも劣化しにくくなり、圧縮機モ
ータ(60)の焼損を防止して圧縮機(11)の耐熱性を高める
ことが可能となる。
及びインシュレータ(69)が冷媒や冷凍機油にさらされた
雰囲気において、高温でも劣化しにくくなり、圧縮機モ
ータ(60)の焼損を防止して圧縮機(11)の耐熱性を高める
ことが可能となる。
【0089】また、上記実施形態1において、絶縁紙(6
7,68) は、複数枚を用い、これらを接着して積層したも
のとしたり、単に複数枚を重ねたものとしたりすること
もできる。この場合、絶縁紙(67,68) の材料には、18.5
Kgf/cm2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわみ温度が76
℃以上(より好ましくは86℃以上)の第1層絶縁紙
(A) と、耐酸性がポリエチレンテレフタレートよりも大
きな第2層絶縁紙(B) とを任意の順で組み合わせて使用
するとよい。荷重たわみ温度の面から選定される具体的
な材料は、上述と同様、PPS、PEEK、PEN、P
AI、PI、LCP、PEK、またはこれらに強化材が
混入された複合材料であり、耐酸性の面から選定される
具体的な材料は、PBTまたはそれに強化材が混入され
た複合材料である。
7,68) は、複数枚を用い、これらを接着して積層したも
のとしたり、単に複数枚を重ねたものとしたりすること
もできる。この場合、絶縁紙(67,68) の材料には、18.5
Kgf/cm2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわみ温度が76
℃以上(より好ましくは86℃以上)の第1層絶縁紙
(A) と、耐酸性がポリエチレンテレフタレートよりも大
きな第2層絶縁紙(B) とを任意の順で組み合わせて使用
するとよい。荷重たわみ温度の面から選定される具体的
な材料は、上述と同様、PPS、PEEK、PEN、P
AI、PI、LCP、PEK、またはこれらに強化材が
混入された複合材料であり、耐酸性の面から選定される
具体的な材料は、PBTまたはそれに強化材が混入され
た複合材料である。
【0090】この場合にも、高温雰囲気下での絶縁劣化
が生じにくくなることから、圧縮機モータ(60)の焼損を
防止でき、R32単一冷媒またはR32リッチ混合冷媒
を用いる空気調和装置(1) の実用化が可能となる。
が生じにくくなることから、圧縮機モータ(60)の焼損を
防止でき、R32単一冷媒またはR32リッチ混合冷媒
を用いる空気調和装置(1) の実用化が可能となる。
【0091】さらに、絶縁紙(67,68) には、上述の各材
料のものにPETで形成したものを組み合わせて使用し
てもよく、その場合でも絶縁劣化が生じにくいことか
ら、圧縮機モータ(60)の焼損を防止できる。
料のものにPETで形成したものを組み合わせて使用し
てもよく、その場合でも絶縁劣化が生じにくいことか
ら、圧縮機モータ(60)の焼損を防止できる。
【0092】なお、R32リッチ混合冷媒は、R32と
R125との混合冷媒でR32を75質量%以上で10
0質量%未満の割合で含むものに限らず、その他に、R
32/134a(R32が50%以上)、R32/プロ
パン(R32が80%以上)、R32/ブタン(R32
が80%以上)またはR32/イソブタン(R32が8
0%以上)など、吐出温度がR22に対して10℃程度
以上高くなる冷媒を用いてもよい。
R125との混合冷媒でR32を75質量%以上で10
0質量%未満の割合で含むものに限らず、その他に、R
32/134a(R32が50%以上)、R32/プロ
パン(R32が80%以上)、R32/ブタン(R32
が80%以上)またはR32/イソブタン(R32が8
0%以上)など、吐出温度がR22に対して10℃程度
以上高くなる冷媒を用いてもよい。
【図1】本発明の実施形態1に係る空気調和装置の冷媒
回路図である。
回路図である。
【図2】図1の空気調和装置に用いられている圧縮機の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】図2の圧縮機の圧縮機モータを示す断面構造図
である。
である。
【図4】図3の変形例を示す図である。
【図5】実施形態2の圧縮機モータの断面構造図であ
る。
る。
【図6】従来の圧縮機モータの断面構造図である。
【図7】図3の部分拡大図である。
(1) 空気調和装置 (10) 冷媒回路 (11) 圧縮機 (12) 四路切換弁 (13) 室外熱交換器 (14) 膨張弁 (15) 室内熱交換器 (50) ケーシング (60) 圧縮機モータ(ブラシレスDCモータ) (61) ステータ (62) ロータ (63) コイル (64) ロータ磁石 (65) 駆動軸 (66) スロット (67) スロット絶縁紙 (68) ウェッジ絶縁紙 (69) インシュレータ (70) 圧縮機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山際 昭雄 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA04 AA13 AA21 AB03 BB44 BB50 CC07 CC39 5H604 AA02 AA08 BB10 BB17 CC01 CC05 CC15 DA14 DA16 DA21 DA22 DB01 DB15 PB03 PE03
Claims (21)
- 【請求項1】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式圧
縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータであり、絶縁紙(67,68) は、18.5Kgf/cm
2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわみ温度が76℃以上
の材料によって形成されている回転式圧縮機。 - 【請求項2】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式圧
縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータであり、絶縁紙(67,68) は、荷重たわみ温
度がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材料によ
って形成されている回転式圧縮機。 - 【請求項3】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式圧
縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータであり、絶縁紙(67,68) が、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエ
チレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミド、
液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンによって
形成されている回転式圧縮機。 - 【請求項4】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式圧
縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータであり、絶縁紙(67,68) が、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエ
チレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミド、
液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンからなる
母材に強化材が混入された複合材料によって形成されて
いる回転式圧縮機。 - 【請求項5】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式圧
縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータであり、絶縁紙(67,68) は、耐酸性がポリ
エチレンテレフタレートよりも大きな材料によって形成
されている回転式圧縮機。 - 【請求項6】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式圧
縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータであり、絶縁紙(67,68) が、ポリブチレン
テレフタレートによって形成されている回転式圧縮機。 - 【請求項7】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式圧
縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータであり、絶縁紙(67,68) が、ポリブチレン
テレフタレートからなる母材に強化材が混入された複合
材料によって形成されている回転式圧縮機。 - 【請求項8】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式圧
縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータであり、絶縁紙(67,68) は、18.5Kgf/cm
2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわみ温度が76℃以上
の材料によって形成された第1層絶縁紙(A) と、耐酸性
がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材料によっ
て形成された第2層絶縁紙(B) とが、2層以上に積層さ
れて構成されている回転式圧縮機。 - 【請求項9】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式圧
縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータであり、絶縁紙(67,68) は、荷重たわみ温
度がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材料によ
って形成された第1層絶縁紙(A) と、耐酸性がポリエチ
レンテレフタレートよりも大きな材料によって形成され
た第2層絶縁紙(B) とが、2層以上に積層されて構成さ
れている回転式圧縮機。 - 【請求項10】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式
圧縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータであり、絶縁紙(67,68) は、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエ
チレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミド、
液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンによって
形成された第1層絶縁紙(A) と、ポリブチレンテレフタ
レートによって形成された第2層絶縁紙(B) とが、2層
以上に積層されて構成されている回転式圧縮機。 - 【請求項11】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式
圧縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がスロットセル方式
の直巻モータであり、絶縁紙(67,68) は、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエ
チレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミド、
液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンからなる
母材に強化材が混入された複合材料によって形成された
第1層絶縁紙(A) と、ポリブチレンテレフタレートから
なる母材に強化材が混入された複合材料によって形成さ
れた第2層絶縁紙(B) とが、2層以上に積層されて構成
されている回転式圧縮機。 - 【請求項12】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式
圧縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がインシュレータ方
式の直巻モータであり、インシュレータ(69)は、18.5Kg
f/cm2(1.81MPa)の応力条件での荷重たわみ温度が76℃
以上の材料によって形成されている回転式圧縮機。 - 【請求項13】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式
圧縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がインシュレータ方
式の直巻モータであり、インシュレータ(69)は、荷重た
わみ温度がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材
料によって形成されている回転式圧縮機。 - 【請求項14】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式
圧縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がインシュレータ方
式の直巻モータであり、インシュレータ(69)が、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、
ポリエチレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイ
ミド、液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンに
よって形成されている回転式圧縮機。 - 【請求項15】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式
圧縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がインシュレータ方
式の直巻モータであり、インシュレータ(69)が、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、
ポリエチレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイ
ミド、液晶ポリエステル、またはポリエーテルケトンか
らなる母材に強化材が混入された複合材料によって形成
されている回転式圧縮機。 - 【請求項16】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式
圧縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がインシュレータ方
式の直巻モータであり、インシュレータ(69)は、耐酸性
がポリエチレンテレフタレートよりも大きな材料によっ
て形成されている回転式圧縮機。 - 【請求項17】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式
圧縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がインシュレータ方
式の直巻モータであり、インシュレータ(69)が、ポリブ
チレンテレフタレートによって形成されている回転式圧
縮機。 - 【請求項18】 圧縮機モータ(60)が内蔵された回転式
圧縮機であって、 上記圧縮機モータ(60)は、巻線方式がインシュレータ方
式の直巻モータであり、インシュレータ(69)が、ポリブ
チレンテレフタレートからなる母材に強化材が混入され
た複合材料によって形成されている回転式圧縮機。 - 【請求項19】 圧縮機モータ(60)は、ステータ(61)の
スロット(66)内のコイル(62)の間に隙間(S1)を有するも
のである請求項1ないし18のいずれか1記載の回転式
圧縮機。 - 【請求項20】 圧縮機モータ(60)は、ロータ(62)内
に、該ロータ(62)の軸方向に貫通する空隙(S2)を有する
ものである請求項1ないし19のいずれか1記載の回転
式圧縮機。 - 【請求項21】 R32単一冷媒またはR32リッチ混
合冷媒が循環して蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回
路を備えた空気調和装置であって、冷媒回路の圧縮機
が、請求項1ないし20のいずれか1記載の回転式圧縮
機により構成されている空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001060533A JP2002272043A (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | 回転式圧縮機、及びこの回転式圧縮機を備えた空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001060533A JP2002272043A (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | 回転式圧縮機、及びこの回転式圧縮機を備えた空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002272043A true JP2002272043A (ja) | 2002-09-20 |
Family
ID=18919937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001060533A Pending JP2002272043A (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | 回転式圧縮機、及びこの回転式圧縮機を備えた空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002272043A (ja) |
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010115040A (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Daikin Ind Ltd | 固定子、モータ及び圧縮機 |
WO2010113662A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | ダイキン工業株式会社 | 圧縮機 |
JP2010236421A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Daikin Ind Ltd | 圧縮機 |
JP2014195384A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Mitsubishi Electric Corp | 圧縮機用電動機、圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
JP2014222027A (ja) * | 2013-05-13 | 2014-11-27 | 三菱電機株式会社 | 圧縮機用ベーン、ローリングピストン型圧縮機、及び圧縮機用ベーンの製造方法 |
JP2015534919A (ja) * | 2012-11-15 | 2015-12-07 | エランタス ピー・ディー・ジー インコーポレイテッドElantas Pdg, Inc. | 複合絶縁フィルム |
JP2019158233A (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | Jxtgエネルギー株式会社 | 冷凍機、冷凍機油の使用、オリゴマーの溶出を抑制する方法、冷凍機油、冷凍機用作動流体組成物、及び冷凍機油の製造方法 |
KR20190127362A (ko) * | 2018-05-04 | 2019-11-13 | 엘지전자 주식회사 | 압축기 모터의 스테이터 |
WO2019221178A1 (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
JP2020150582A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | 三菱ケミカル株式会社 | モーター用絶縁フィルム、その製造方法 |
US11365335B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-06-21 | Daikin Industries, Ltd. | Composition comprising refrigerant, use thereof, refrigerating machine having same, and method for operating said refrigerating machine |
US11435118B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-09-06 | Daikin Industries, Ltd. | Heat source unit and refrigeration cycle apparatus |
US11441802B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-09-13 | Daikin Industries, Ltd. | Air conditioning apparatus |
US11441819B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-09-13 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration cycle apparatus |
US11493244B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-11-08 | Daikin Industries, Ltd. | Air-conditioning unit |
US11492527B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-11-08 | Daikin Industries, Ltd. | Composition containing refrigerant, use of said composition, refrigerator having said composition, and method for operating said refrigerator |
US11506425B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-11-22 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration cycle apparatus |
US11535781B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-12-27 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration cycle apparatus |
US11549041B2 (en) | 2017-12-18 | 2023-01-10 | Daikin Industries, Ltd. | Composition containing refrigerant, use of said composition, refrigerator having said composition, and method for operating said refrigerator |
US11549695B2 (en) | 2017-12-18 | 2023-01-10 | Daikin Industries, Ltd. | Heat exchange unit |
US11820933B2 (en) | 2017-12-18 | 2023-11-21 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration cycle apparatus |
US11906207B2 (en) | 2017-12-18 | 2024-02-20 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration apparatus |
US12270575B2 (en) | 2017-12-18 | 2025-04-08 | Daikin Industries, Ltd. | Warm-water generating apparatus |
KR102828279B1 (ko) * | 2022-10-26 | 2025-07-04 | 효성전기주식회사 | 고전압 수소차 공기 압축기용 브러시리스 모터(Brushless Motor)의 절연방법 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6318190A (ja) * | 1986-07-10 | 1988-01-26 | Aichi Emason Denki Kk | 密閉型電動圧縮機 |
JPH02196174A (ja) * | 1989-01-25 | 1990-08-02 | Toshiba Corp | 冷媒圧縮機 |
JPH02299437A (ja) * | 1989-05-11 | 1990-12-11 | Toshiba Corp | 冷凍サイクル |
JPH06310834A (ja) * | 1993-04-27 | 1994-11-04 | Nitto Boseki Co Ltd | 射出成形プリント配線体用転写シート |
JPH08170586A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-02 | Matsushita Refrig Co Ltd | 冷凍装置 |
JPH10147682A (ja) * | 1996-11-18 | 1998-06-02 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 冷凍装置及び冷媒圧縮機 |
JPH11332717A (ja) * | 1998-05-28 | 1999-12-07 | Teijin Ltd | 食 器 |
JP2000175394A (ja) * | 1998-12-04 | 2000-06-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 集中巻方式のブラシレスdcモータ |
JP2000223107A (ja) * | 1998-11-26 | 2000-08-11 | Sumitomo Chem Co Ltd | 非水電解液二次電池用セパレ―タ |
JP2000274360A (ja) * | 1999-03-23 | 2000-10-03 | Toshiba Corp | 密閉形電動圧縮機および空気調和機 |
JP2001025209A (ja) * | 1999-07-05 | 2001-01-26 | Nissan Motor Co Ltd | 電動機のロータ |
JP2001055979A (ja) * | 1999-08-11 | 2001-02-27 | Toshiba Kyaria Kk | 冷媒圧縮機 |
-
2001
- 2001-03-05 JP JP2001060533A patent/JP2002272043A/ja active Pending
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6318190A (ja) * | 1986-07-10 | 1988-01-26 | Aichi Emason Denki Kk | 密閉型電動圧縮機 |
JPH02196174A (ja) * | 1989-01-25 | 1990-08-02 | Toshiba Corp | 冷媒圧縮機 |
JPH02299437A (ja) * | 1989-05-11 | 1990-12-11 | Toshiba Corp | 冷凍サイクル |
JPH06310834A (ja) * | 1993-04-27 | 1994-11-04 | Nitto Boseki Co Ltd | 射出成形プリント配線体用転写シート |
JPH08170586A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-02 | Matsushita Refrig Co Ltd | 冷凍装置 |
JPH10147682A (ja) * | 1996-11-18 | 1998-06-02 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 冷凍装置及び冷媒圧縮機 |
JPH11332717A (ja) * | 1998-05-28 | 1999-12-07 | Teijin Ltd | 食 器 |
JP2000223107A (ja) * | 1998-11-26 | 2000-08-11 | Sumitomo Chem Co Ltd | 非水電解液二次電池用セパレ―タ |
JP2000175394A (ja) * | 1998-12-04 | 2000-06-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 集中巻方式のブラシレスdcモータ |
JP2000274360A (ja) * | 1999-03-23 | 2000-10-03 | Toshiba Corp | 密閉形電動圧縮機および空気調和機 |
JP2001025209A (ja) * | 1999-07-05 | 2001-01-26 | Nissan Motor Co Ltd | 電動機のロータ |
JP2001055979A (ja) * | 1999-08-11 | 2001-02-27 | Toshiba Kyaria Kk | 冷媒圧縮機 |
Cited By (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010115040A (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Daikin Ind Ltd | 固定子、モータ及び圧縮機 |
WO2010113662A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | ダイキン工業株式会社 | 圧縮機 |
JP2010236421A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Daikin Ind Ltd | 圧縮機 |
JP2010236422A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Daikin Ind Ltd | 圧縮機 |
JP2015534919A (ja) * | 2012-11-15 | 2015-12-07 | エランタス ピー・ディー・ジー インコーポレイテッドElantas Pdg, Inc. | 複合絶縁フィルム |
JP2014195384A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Mitsubishi Electric Corp | 圧縮機用電動機、圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
JP2014222027A (ja) * | 2013-05-13 | 2014-11-27 | 三菱電機株式会社 | 圧縮機用ベーン、ローリングピストン型圧縮機、及び圧縮機用ベーンの製造方法 |
US11820933B2 (en) | 2017-12-18 | 2023-11-21 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration cycle apparatus |
US12270575B2 (en) | 2017-12-18 | 2025-04-08 | Daikin Industries, Ltd. | Warm-water generating apparatus |
US11906207B2 (en) | 2017-12-18 | 2024-02-20 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration apparatus |
US11535781B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-12-27 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration cycle apparatus |
US11549695B2 (en) | 2017-12-18 | 2023-01-10 | Daikin Industries, Ltd. | Heat exchange unit |
US11549041B2 (en) | 2017-12-18 | 2023-01-10 | Daikin Industries, Ltd. | Composition containing refrigerant, use of said composition, refrigerator having said composition, and method for operating said refrigerator |
US11365335B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-06-21 | Daikin Industries, Ltd. | Composition comprising refrigerant, use thereof, refrigerating machine having same, and method for operating said refrigerating machine |
US11435118B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-09-06 | Daikin Industries, Ltd. | Heat source unit and refrigeration cycle apparatus |
US11441802B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-09-13 | Daikin Industries, Ltd. | Air conditioning apparatus |
US11441819B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-09-13 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration cycle apparatus |
US11493244B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-11-08 | Daikin Industries, Ltd. | Air-conditioning unit |
US11492527B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-11-08 | Daikin Industries, Ltd. | Composition containing refrigerant, use of said composition, refrigerator having said composition, and method for operating said refrigerator |
US11506425B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-11-22 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigeration cycle apparatus |
JP2019158233A (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | Jxtgエネルギー株式会社 | 冷凍機、冷凍機油の使用、オリゴマーの溶出を抑制する方法、冷凍機油、冷凍機用作動流体組成物、及び冷凍機油の製造方法 |
JP7198589B2 (ja) | 2018-03-13 | 2023-01-04 | Eneos株式会社 | 冷凍機、冷凍機油の使用、オリゴマーの溶出を抑制する方法、冷凍機油、冷凍機用作動流体組成物、及び冷凍機油の製造方法 |
KR102550628B1 (ko) * | 2018-05-04 | 2023-07-04 | 엘지전자 주식회사 | 압축기 모터의 스테이터 |
KR20190127362A (ko) * | 2018-05-04 | 2019-11-13 | 엘지전자 주식회사 | 압축기 모터의 스테이터 |
JP2022003868A (ja) * | 2018-05-18 | 2022-01-11 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
JPWO2019221178A1 (ja) * | 2018-05-18 | 2021-07-08 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
WO2019221178A1 (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
JP7645073B2 (ja) | 2018-05-18 | 2025-03-13 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
JP7287012B2 (ja) | 2019-03-11 | 2023-06-06 | 三菱ケミカル株式会社 | モーター用絶縁フィルム、その製造方法 |
JP2020150582A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | 三菱ケミカル株式会社 | モーター用絶縁フィルム、その製造方法 |
KR102828279B1 (ko) * | 2022-10-26 | 2025-07-04 | 효성전기주식회사 | 고전압 수소차 공기 압축기용 브러시리스 모터(Brushless Motor)의 절연방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002272043A (ja) | 回転式圧縮機、及びこの回転式圧縮機を備えた空気調和装置 | |
JP6537623B2 (ja) | ステータ、電動機、圧縮機、及び冷凍空調装置 | |
JP6742402B2 (ja) | 電動機、圧縮機、及び冷凍サイクル装置 | |
US10749388B2 (en) | Stator, motor, compressor, and refrigeration air conditioner | |
KR102010200B1 (ko) | 전동기, 로터, 압축기 및 냉동 공조 장치 | |
KR20180033271A (ko) | 전동기, 로터, 압축기 및 냉동 공조 장치 | |
JP7166358B2 (ja) | 駆動装置、圧縮機、及び空気調和機 | |
KR20120075336A (ko) | 유도 전동기, 압축기 및 냉동 사이클 장치 | |
JP2010166643A (ja) | 密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置 | |
CN109155544B (zh) | 定子、电动机、压缩机以及制冷空调装置 | |
US10110101B2 (en) | Single-phase induction motor, hermetic compressor, and refrigeration cycle device | |
JP6824333B2 (ja) | 電動機、ロータ、圧縮機および冷凍空調装置 | |
KR101116063B1 (ko) | 압축기용 전동기 및 압축기 및 냉동 사이클 장치 | |
KR20210046744A (ko) | 로터, 모터, 압축기 및 냉동 공조 장치 | |
JP2002272042A (ja) | 回転式圧縮機、及びこの回転式圧縮機を備えた空気調和装置 | |
JP7150181B2 (ja) | モータ、圧縮機、及び空気調和機 | |
JP2011167052A (ja) | 圧縮機用単相誘導電動機及び圧縮機及び冷凍サイクル装置 | |
KR20200054262A (ko) | 압축기 및 냉동 사이클 장치 | |
JP4156506B2 (ja) | 電動機及び密閉型圧縮機及び冷凍空調装置及びウェッジ | |
US20250226708A1 (en) | Rotating electric machine, compressor, and refrigeration device | |
JP2008095506A (ja) | 冷媒圧縮機およびそれを搭載したヒートポンプ給湯機 | |
US20250023408A1 (en) | Rotor, motor, compressor, and refrigeration unit | |
US20250023407A1 (en) | Rotor, motor, compressor, and refrigeration unit | |
WO2023112078A1 (ja) | ステータ、モータ、圧縮機および冷凍サイクル装置 | |
JP7375960B2 (ja) | 固定子、回転電機、圧縮機、冷凍サイクル装置、絶縁シートおよび固定子の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041025 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070821 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071204 |