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JP2002267054A - 樹脂製チューブ - Google Patents

樹脂製チューブ

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JP2002267054A
JP2002267054A JP2001061641A JP2001061641A JP2002267054A JP 2002267054 A JP2002267054 A JP 2002267054A JP 2001061641 A JP2001061641 A JP 2001061641A JP 2001061641 A JP2001061641 A JP 2001061641A JP 2002267054 A JP2002267054 A JP 2002267054A
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JP
Japan
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layer
resin
resin tube
polybutylene terephthalate
copolymer
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JP2001061641A
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English (en)
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Inventor
Katsumi Morohoshi
勝己 諸星
Hiroshi Kumagai
宏 熊谷
Tetsuya Enomoto
哲也 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常のガソリンの他に含アルコール燃料に対
しても低い透過性を有し、バリア層(燃料遮断層)と被
覆層(燃料遮断層を保護する層)との接着性が十分高
く、端材等の再利用が容易で安価な材料構成である樹脂
製チューブを提供すること。 【解決手段】 二以上の樹脂層が、管状に積層されて成
り、少なくとも1層がPPSを主成分とする樹脂層であ
り、前記以外の層がPBT共重合体を主成分とする樹脂
層である樹脂製チューブである。少なくとも1組の互い
に接しないPPSを主成分とする樹脂層とPBTを主成
分とする樹脂層を有し、且つ前記以外の層をPBT共重
合体で構成する。PBT共重合体を構成するテレフタル
酸ユニットの少なくとも一部をナフタレンジカルボン酸
ユニットに置換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製チューブに
係り、更に詳細には、樹脂層を積層して成り、軽量性、
防錆性、高温雰囲気中での優れた耐層間剥離性及び高い
燃料バリアー性(燃料不透過性)を有するとともに、再
利用も容易である樹脂製チューブに関するものである。
また、本発明の樹脂製チューブは、代表的には自動車の
燃料系配管用のチューブとして好適に使用できる。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、フィードチューブ、リターンチューブ、エバポホー
ス及びフィラーホース等の自動車の燃料系配管には、金
属製、ゴム製、樹脂製又はこれらの内の2種乃至3種を
混成した配管構造が使用されている。特に最近では、こ
れまで主流であった金属製のものに替わって、錆の発生
が無いこと、軽量化が可能であること、更にコスト的に
有利であることなどから、樹脂製のものに切り換りつつ
ある。しかしながら、一般に樹脂製のものは、金属製の
ものに比べて、耐燃料透過性に劣るという欠点があり、
今後益々厳しくなると予想される燃料蒸散規制に対して
は、いっそう透過を抑えることが強く要求されている。
【0003】樹脂製の配管等の耐燃料透過性を向上させ
ることを目的とした開発は種々報告されてはいるもの
の、含アルコール燃料に対しても透過性が低く、しかも
材料及び製造の面で現実的となる安価な構成は報告され
ていない。例えば、特開平5−164273号公報等に
は、内層(バリア層)にフッ素樹脂(エチレン・テトラ
フルオロエチレン共重合体)を用い、中間層に接着層を
設置し、外層にポリアミド12を用いた構成が提案され
ている。しかし、この場合、フッ素系樹脂自体が高価で
あること、更にフッ素系樹脂と外層たるポリアミド12
とを接着するための接着層が高価であるという問題があ
る。
【0004】これに対し、材料コストを抑制するべく、
フッ素樹脂を含む層の薄肉化が検討されるが、十分な耐
圧を確保することができないため、十分な薄肉化は困難
となりコスト削減は達成され得ない。また、更に強い接
着性を得るため、内層たるフッ素樹脂を押出し成形し
て、その表面にナトリウム−アンモニア錯体を含む化学
処理液を適用して、活性基を導入する表面処理などをす
る場合は、製造工程が極めて複雑になるとともに、更に
コストを上昇させてしまう。
【0005】一方、特開平11−156970号公報に
は、バリア層にポリフェニレンサルファイド(PPS)
を適用した構成が提案されている。しかし、この場合に
おいても、接着層を設ける必要があること、PPS層及
び接着層が高価であることが問題であり、上述のフッ素
系樹脂と同様に現実的なコストレベルとなる組合せとは
なり難い。
【0006】これらの問題は、いずれの場合においても
バリア層と保護層(外層)を異種の材料にしたことが原
因である。即ち、異種材料を組合せた場合においては、
そのままでは強い接着性が得られないため接着層が必要
となり、少なくとも3層構造が要求され、また、接着層
自体が高価であることから配管(積層チューブ)が必然
的に高価になってしまうという課題がある。
【0007】また、特開平10−30764号公報及び
特開2000−55248号公報には、接着層を設けず
プラズマ等の表面処理によってバリア層(内層)と保護
層(外層)を接着させる方法が提案されている。しか
し、製造工程が煩雑になり、上記問題の根本的な解決策
とはなり難い。また、このような異種材料による組合せ
では、工程内で端材を再利用することが極めて困難であ
り、この点も大きな課題となっている。
【0008】本発明は、このような従来技術の有する課
題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、通常のガソリンの他に含アルコール燃料に対しても
低い透過性を有し、バリア層(燃料遮断層)と被覆層
(燃料遮断層を保護する層)との接着性が十分高く、端
材等の再利用が容易で安価な材料構成である樹脂製チュ
ーブを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、所定の樹脂を用い
た積層構造とすることにより、上記課題が解決できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明の樹脂製チューブは、二以上
の樹脂層が、管状に積層されて成る樹脂製チューブであ
って、少なくとも1層がポリフェニレンサルファイドを
主成分とする樹脂層であり、前記以外の層がポリブチレ
ンテレフタレート共重合体を主成分とする樹脂層である
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明の樹脂製チューブの好適形態
は、三以上の樹脂層が、管状に積層されて成る樹脂製チ
ューブであって、少なくとも1組の互いに接しないポリ
フェニレンサルファイドを主成分とする樹脂層とポリブ
チレンテレフタレートを主成分とする樹脂層を有し、且
つ前記以外の層がポリブチレンテレフタレート共重合体
で構成されていることを特徴とする。
【0012】更に、本発明の樹脂製チューブの他の好適
形態は、上記ポリブチレンテレフタレート共重合体を主
成分とする樹脂層のうち、上記ポリフェニレンサルファ
イドを主成分とする樹脂層と接触する層が、更にポリフ
ェニレンサルファイドを含んで成ることを特徴とする。
【0013】更にまた、本発明の樹脂製チューブの更に
他の好適形態は、上記ポリフェニレンサルファイドを主
成分とする樹脂層が、更にポリブチレンテレフタレート
共重合体を含んで成ることを特徴とする。
【0014】また、本発明の樹脂製チューブの他の好適
形態は、上記ポリブチレンテレフタレート共重合体が、
ポリブチレンテレフタレートをハードセグメントとし、
ポリエーテルをソフトセグメントとして成るポリエステ
ル・エーテルブロック共重合体エラストマーであること
を特徴とする。
【0015】更に、本発明の樹脂製チューブの更に他の
好適形態は、上記ポリブチレンテレフタレート共重合体
が、ポリブチレンテレフタレートをハードセグメントと
し、ポリエステルをソフトセグメントとして成るポリエ
ステル・エステルブロック共重合体エラストマーである
ことを特徴とする。
【0016】更にまた、本発明の樹脂製チューブの他の
好適形態は、上記ポリブチレンテレフタレート共重合体
が、酸成分としてテレフタル酸又はそのエステル形成性
誘導体と水素添加ダイマー酸又はそのエステル形成性誘
導体とを含み、グリコール成分として1,4−ブタンジ
オールを含む共重合ポリエステルを主たる構成成分とし
て成ることを特徴とする。
【0017】また、本発明の樹脂製チューブの更に他の
好適形態は、上記ポリブチレンテレフタレート共重合体
を構成するテレフタル酸ユニットの少なくとも一部が、
ナフタレンジカルボン酸ユニットに置換されて成ること
を特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の樹脂製チューブに
ついて、詳細に説明する。なお、本明細書において
「%」は、特記しない限り質量百分率を示す。上述の如
く、本発明の樹脂製チューブは、二以上の樹脂層を管状
に積層して成り、少なくとも1層がポリフェニレンサル
ファイド(PPS)を主成分とする樹脂層であり、前記
以外の層がポリブチレンテレフタレート共重合体(PB
T共重合体)を主成分とする樹脂層であることを特徴と
する。
【0019】ここで、上記PPSを主成分とする樹脂層
は、燃料等の透過性が低く、透過を遮断する層としての
機能を有する(以下、この層を「燃料遮断層」と称
す)。また、上記PBT共重合体を主成分とする層は、
燃料遮断層を被覆・保護する被覆層としての機能を有す
る(以下、この層を「被覆層」と称す)。具体的には、
図1に示すように、燃料等の流通し得る中空部分を中央
に有する燃料遮断層2aの外周に被覆層3aが被覆され
た樹脂製チューブ10や、図2に示すように、上記樹脂
製チューブ10と同様の構成を有するチューブの内周に
更に被覆層3bが被覆された樹脂製チューブ20や、図
3に示すように、上記樹脂製チューブ20と同様の構成
を有するチューブの内周に更に燃料遮断層2b及び被覆
層3cがこの順に被覆された樹脂製チューブ30などを
例示できる。なお、本発明の樹脂製チューブは、図1〜
3に示すような2〜5層構造に限定されず、更に複数の
燃料遮断層や被覆層が被覆されてもよいことはいうまで
もない。また、上記「主成分とする」とは、材料によっ
ても異なるが、樹脂層中に該材料が50%以上含まれて
いることを意味する。
【0020】また、上記燃料遮断層は、PPSを主成分
とすることより、樹脂製チューブ内に通常のガソリン燃
料の他、エタノールやメタノールなどのアルコールを含
む混合燃料を流通しても、優れた耐透過性を有する。更
に、図1に示すように燃料遮断層2aが燃料に接する場
合、及び図2や図3に示すように被覆層が燃料に接する
場合のいずれにおいても、燃料中に含まれるアミン系清
浄剤による劣化が極めて小さく、またサワーガソリン
(劣化ガソリン)に対しても極めて優れた耐性を有す
る。更にまた、上記燃料遮断層及び被覆層のいずれを最
内層としてもよく、金属等とのシール性を著しく向上で
きるので、従来から用いられているフッ素系樹脂と同様
にチューブに継手や金具の部品を挿入しても滑りにく
い。
【0021】また、上記燃料遮断層として、PPSを主
成分とする樹脂層の他にPBTを主成分とする樹脂層を
積層することもできる。この場合、安価にして高い燃料
遮断性を得ることができ有効である。但し、PBTとP
PSとは接着性が極めて小さく、これらの積層体は実用
上支障を生じさせることがあるため、上記樹脂製チュー
ブは、三以上の樹脂層を管状に積層し、少なくとも1組
の互いに接しないPPSを主成分とする樹脂層とPBT
を主成分とする樹脂層を有し、且つ前記以外の層がPB
T共重合体で構成されていることが好ましい。この場
合、PBT共重合体を主成分とする樹脂層などを介して
高い接着力で積層することができる。
【0022】更に、上記燃料遮断層は、PPSの含有量
が多いほど燃料遮断性に優れるが、若干量のPBT共重
合体を含有するときは、積層する又は積層される被覆層
(PBT共重合体が主成分)との接着性を向上できるの
で好ましい。これより、層間に優れた接着性が要求され
るときは、適宜PBT共重合体の含有量を調整すること
が望ましい。なお、PPSはポリアミド類と溶解度係数
が近く混和性に優れるため、上記燃料遮断層にポリアミ
ド6やポリアミド66などのポリアミド樹脂類を混合す
ることができる。この場合は材料構成を安価にすること
ができる。
【0023】更にまた、上記被覆層は、PBT共重合体
を主成分とすることより、上述の燃料遮断層(PPSや
PBT)と高い混和性を発現し、共押出しのみでも十分
な接着性を有し、高温雰囲気下でも優れた層間剥離性を
確保する。言い換えれば、上記被覆層と燃料遮断層との
間に接着層を設けなくても十分な接着力を付与できる。
また、高い接着力が発現するので成形時の押出し等を迅
速に行うことができタクトの短縮化が図れる。更に、上
記燃料遮断層と同様な理由から被覆層にPPSを含有さ
せることが好ましく、これより、層間接着性を向上させ
ることができ、上記燃料遮断層と被覆層との間に接着層
を設ける必要がなく極めて安価に樹脂製チューブを得る
ことができる。
【0024】また、上記PBT共重合体は、優れた柔軟
性を有し、上記燃料遮断層を保護(燃料遮断層の強度低
下や損傷の防止など)する被覆層として有効に機能し得
る。例えば、本樹脂製チューブを燃料チューブとして車
両等へ取付けるときなどは、屈曲させて容易に配置する
ことができる。このとき、被覆層は、少量であるが燃料
に接する可能性があるため、燃料に対する耐性を有して
いることが望ましい。上記PBT共重合体は、基本骨格
にPBTを有することから、被覆層として要求される柔
軟性を有するとともに、燃料に対する耐性をも有する。
なお、PBTは低いガラス転移点(約20℃)を有する
ため、PBT共重合体も低いガラス転移点を得ることが
容易であり、車両等で要求される−40℃の低温時にお
いても優れた柔軟性を有し得る。また、上記被覆層の柔
軟性は、外径φ8mm、肉厚1mm程度の樹脂製チュー
ブでは、常温での曲げ弾性率で1.5GPa以下である
ことが望ましく、特に1.0GPa以下であることが望
ましい。
【0025】更に、該PBT共重合体におけるセグメン
トは、ブロック型(ブロック型PBT共重合体)及びラ
ンダム型(ランダム型PBT共重合体)のどちらで構成
されてもよい。
【0026】即ち、上記PBT共重合体がブロック型で
あるときは、市場での入手性及び低温時の柔軟性などの
面から、ハードセグメントをPBT、ソフトセグメント
をポリテトラメチレングリコール、ポリヘキサメチレン
グリコール等のポリエーテル、エチレンアジペート、ブ
チレンアジペート等のアジピン酸エステル、ポリカプロ
ラクトン、ポリバレロラクトン及び脂肪族ポリカーボネ
ート等のポリエステルなどとすることができる。代表的
には、低温から高温までの物性の安定性、加工性及びし
なやかさの面から、PBTをハードセグメントとし、ポ
リエーテルをソフトセグメントとして成るポリエステル
・エーテルブロック共重合体エラストマーを用いること
が好ましい。このとき、上記ポリエーテルはポリテトラ
メチレングリコールであることがより好ましい。また、
同様の理由から、PBTをハードセグメントとし、ポリ
エステルをソフトセグメントとして成るポリエステル・
エステル共重合体エラストマーを用いることが好まし
い。このとき、上記ポリエステルはポリカプロラクトン
であることがより好ましい。
【0027】一方、上記PBT共重合体がランダム型で
あるときは、ブロック型に比べて、重合工程の1つを省
略できる面から、ジカルボン酸成分及びグリコール成分
を主たる成分として含むことが好ましい。代表的には、
上記ジカルボン酸成分としてテレフタル酸又はそのエス
テル形成性誘導体と水素添加ダイマー酸又はそのエステ
ル形成性誘導体を含み、上記グリコール成分として1,
4−ブタンジオールを含むPBT共重合体であることが
好ましい。また、上記水素添加ダイマー酸の共重合組成
は、全酸成分に対して3〜30モル%の割合であること
が好ましく、低温でのしなやかさが得られ、加工性を向
上できる。この範囲外であるとチューブ成形後に十分な
しなやかさが得られないことや、十分な“腰”が得られ
ないことがある。更に、上記1,4−ブタンジオール
は、分子量を向上させる面から70モル%以上使用する
ことが望ましい。
【0028】また、上記エステル形成性誘導体としては
テレフタル酸ジメチル等を例示できる。更に、上記水素
添加ダイマー酸は、不飽和脂肪酸を粘度触媒を用いて低
重合体から分離及び水素添加し、トリマー酸やモノマー
酸等の副生成物を除去した後に得られる。このとき水素
添加ダイマー酸の純度は99%以上であることが望まし
い。なお、上記酸成分の他の例としては、イソフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジフ
ェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェノキシエタンジ
カルボン酸、セバシン酸及びアジピン酸等の芳香族若し
くは脂肪族等が挙げられ、これらは適宜併用することも
できる。
【0029】上述のように、上記PBT共重合体がブロ
ック型、ランダム型のいずれであっても、燃料遮断層材
料と被覆層材料との溶融温度が近いため、同一クロスヘ
ッドを用いて樹脂製チューブを押出し成形することが容
易である。また、燃料遮断層と被覆層との間に混和性を
有するため、層間に高い接着性を付与することができ
る。
【0030】なお、上述した燃料遮断層及び被覆層の構
成材料は、特別なものである必要はなく市場で容易に入
手できるものを使用できる。また、適宜要求に応じて、
耐熱性や耐加水分解性を付与したり、フィラーなどを混
入して導電性を付与したり、無機材料等を混入して強化
することなどができる。
【0031】また、各層の層厚比率は特に限定されず、
所望の厚さ比率で適宜樹脂製チューブを製造可能であ
る。特に、押出し成形で製造するときの安定性からは、
上記各層の層厚が、全層厚(樹脂製チューブの厚さ)に
対して10%以上であることが望ましく、且つ燃料遮断
層の保護としての面から、及び適度な柔軟性維持の面か
ら、被覆層の層厚保割合は全層厚に対して、40〜90
%の割合であることが望ましい。例えば、図2に示すよ
うな3層構成のチューブでは、内層側から0.1mm、
0.3mm、0.6mmのような層構成をとることがで
きる。なお、樹脂製チューブの外径は、流通媒体の種類
により異なるが、代表的には3〜20mm程度である。
【0032】更に、高い混和性を有する材料を組合せて
構成したため、チューブ成形時に接着剤を必要としない
ばかりでなく、極めて容易に再利用することができる。
例えば、製造工程中に出る端材や不要となった燃料チュ
ーブは、各層を分離することなく同時に粉砕し再溶融し
て、所望の樹脂部品に再利用することが可能である。
【0033】更にまた、本発明の樹脂製チューブにおい
て、上記PBT共重合体を構成するテレフタル酸ユニッ
トの少なくとも一部を、ナフタレンジカルボン酸ユニッ
トに置換することができる。この場合、共重合体の溶解
度係数が高くなり、PPSを主成分とする樹脂層やPB
Tを主成分とする樹脂層との接着性がより向上し得ると
ともに、燃料遮断性が向上し得る。また、ナフタレンジ
カルボン酸ユニットの混入量に応じて共重合体の溶解度
係数をPPSに近づけたり、燃料遮断性を向上し得るた
め、混入量を所望の特性に応じて適宜調整することがよ
い。なお、テレフタル酸ユニットの全てをナフタレンジ
カルボン酸に置換するとPBN共重合体となり、このと
き接着性及び燃料遮断性は特に優れる。また、上記ナフ
タレンジカルボン酸としては、ナフタレン−2,6−ジ
カルボン酸やナフタレン−2,5−ジカルボン酸などを
用いることができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
【0035】[性能評価方法]以下の実施例1〜7と比
較例1〜3に示す層構成で、積層チューブ(比較例2の
み単層)を成形し、成形物から1インチ幅の試験片を採
取し、JIS−K6301の180°剥離試験を行っ
た。また、積層チューブと同一構成の材料を平板状に押
出し、その押出し物を用いて耐透過性能試験を行った。
ここで、耐透過性能は、φ70mmの円盤状に打ち抜い
た試料に、ガソリン若しくは含アルコール燃料が60℃
雰囲気下且つ規定時間後で透過する量により測定した。
これらの結果を表1及び表2に示す。なお、ガソリンは
市販のレギュラーガソリンを用い、含アルコール燃料は
このレギュラーガソリン90体積部とエタノール10体
積部を混合したものを用いた。また、表1中の◎、○、
△及び×は、比較例1の結果を○としたときの相対評価
であり、◎はこれよりも優れていたもの、○は同等のも
の、△は若干劣るもの、×は著しく劣るものを示す。
【0036】(実施例1)内層にPPS樹脂(東レ株式
会社製;A670X01)、外層にPBT共重合体(ポ
リエステル・エーテルブロック共重合体エラストマー、
東レ・デュポン株式会社製;ハイトレル5577)を体
積比率3:7で押出し、本例の樹脂製チューブ(押出し
外径8mm、内径6mm)及び平板(1mm厚さ)を得
た。
【0037】(実施例2)外層のPBT共重合体を他の
PBT共重合体(ポリエステル・エステルブロック共重
合体エラストマー、東洋紡株式会社製;ペルプレンS−
3001)にした以外は、実施例1と同様の操作を繰返
して、本例の樹脂製チューブ及び平板を得た。
【0038】(実施例3)外層のPBT共重合体を他の
PBT共重合体(ランダム型ポリエステル共重合体、カ
ネボウ合繊株式会社製;ペルプレンP02121)にし
た以外は、実施例1と同様の操作を繰返して、本例の樹
脂製チューブ及び平板を得た。
【0039】(実施例4)内層のPPSをPPS及びP
BT共重合体の混合物(重量比率90:10)にした以
外は、実施例1と同様の操作を繰返して、本例の樹脂製
チューブ及び平板を得た。
【0040】(実施例5)中間層のPPSの内周に内層
としてPBT共重合体(ポリエステル・エーテルブロッ
ク共重合体エラストマー、東レ・デュポン株式会社製;
ハイトレル7277)を積層し、内層:中間層:外層を
体積比率1:3:6にした以外は、実施例1と同様の操
作を繰返して、本例の樹脂製チューブ及び平板を得た。
【0041】(実施例6)中間層のPPSの内周に内層
としてPBT共重合体(自社試作品)を積層し、内層:
中間層:外層を体積比率1:3:6にした以外は、実施
例1と同様の操作を繰返して、本例の樹脂製チューブ及
び平板を得た。
【0042】(実施例7)内層側から、最内層としてP
BT共重合体(ポリエステル・エーテルブロック共重合
体エラストマー、東レ・デュポン株式会社製;ハイトレ
ル5577)、内層としてPPS(東レ株式会社製;A
670X01)、中間層としてPBT共重合体(ポリエ
ステル・エーテルブロック共重合体エラストマー、東レ
・デュポン株式会社製;ハイトレル5577)、外層と
してPBT(カネボウ合繊株式会社製:PBT71
9)、最外層としてPBT共重合体(ポリエステル・エ
ーテルブロック共重合体エラストマー、東レ・デュポン
株式会社製:ハイトレル5577)を積層し、最内層:
内層:中間層:外層:最外層を体積比率1:1:1:
3:4にした以外は、実施例1と同様の操作を繰返し
て、本例の樹脂製チューブ及び平板を得た。
【0043】(比較例1)内層にエチレンテトラフルオ
ロエチレン共重合体(ETFE)、中間層にETFEと
ポリアミド12(PA12)の混合物、外層にPA12
を用い、内層:中間層:外層の体積比率=1.5:1.
5:7で押出し、本例の樹脂製チューブ(押出し外径8
mm、内径6mm)及び、平板(1mm厚さ)を得た。
なお、剥離強度は内層と中間層の界面での測定結果であ
る。
【0044】(比較例2)ポリアミド11(PA11)
のみにより本例の樹脂製チューブ、即ち単層チューブ
(押出し外径8mm、内径6mm)及び平板(1mm厚
さ)を得た。
【0045】(比較例3)外層のPBT共重合体をPB
T(5201−X10)にした以外は、実施例1と同様
の操作を繰り返して、本例の樹脂製チューブ及び平板を
得た。
【0046】
【表1】
【0047】表1に示した結果から明らかなように、実
施例1〜7で得られた樹脂製チューブは、いずれも比較
例1〜3に対して優れた特性(耐透過性能、剥離強度)
が測定された。特に、剥離強度については、測定が極め
て困難なものもあり、実施例で得られた樹脂製チューブ
に係る材料が特別な接着工程を必要とせずに優れた接着
性を有することが理解できる。
【0048】以上、本発明を実施例により詳細に説明し
たが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発
明の要旨内であれば種々の変形が可能である。例えば、
本発明に使用される各層の材料樹脂には、酸化防止剤や
熱安定剤(ヒンダードフェノール、ヒドロキノン、チオ
エーテル及びホスファイト類、又はこれらの任意の混合
物やこれらの置換体等)、紫外線吸収剤(レゾルシノー
ル、サリシレート、ベンゾトリアゾール及びベンゾフェ
ノン等)、滑剤や離型剤(シリコン樹脂、モンタン酸及
びこれらの塩、ステアリン酸及びこれらの塩、ステアリ
ルアルコール、ステアリルアミド等)、染料(ニトロシ
ン等)や顔料(硫化カドミウムやフタロシアニン等)を
含む着色剤、添加剤添着液(シリコンオイル等)、及び
結晶核剤(タルクやカオリン等)などを単独又は適宜組
合せて添加することができる。また、樹脂製チューブの
断面形状は、代表的には円形又は楕円形であるが、これ
ら以外の断面形状であってもよい。更に、各層の材料を
用いた積層体をチューブ以外の形状、例えば雨どいのよ
うな形状やシート形状で使用しても、耐透過性等が得ら
れることは言うまでもない。更にまた、樹脂製チューブ
は、押出し成形により容易に製造できるブロー成形、コ
ルゲート形状の付与(蛇腹化)等も適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、所定の樹脂を用いた積層構造とすることとしたた
め、通常のガソリンの他に含アルコール燃料に対しても
低い透過性を有し、バリア層(燃料遮断層)と被覆層
(燃料遮断層を保護する層)との接着性が十分高く、端
材等の再利用が容易で安価な材料構成である樹脂製チュ
ーブを提供することができる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂製チューブの一例(2層構造)を示す概略
図である。
【図2】樹脂製チューブの一例(3層構造)を示す概略
図である。
【図3】樹脂製チューブの一例(5層構造)を示す概略
図である。
【符号の説明】
10、20、30 樹脂製チューブ 2a、2b 燃料遮断層 3a、3b、3c 被覆層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 67/04 C08L 67/04 81/02 81/02 (72)発明者 榎本 哲也 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3H111 BA15 CA53 CB03 CB04 CB06 CB21 DA09 DB08 EA04 EA06 4F100 AK42B AK57A AL01B AL02B AL05A AL05B AL09B BA02 BA07 BA10B DA02 EH20 GB32 JB01 JD05 JL11 4J002 CF07W CF10W CF19W CN01X GF00 GN00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二以上の樹脂層が、管状に積層されて成
    る樹脂製チューブであって、 少なくとも1層がポリフェニレンサルファイドを主成分
    とする樹脂層であり、前記以外の層がポリブチレンテレ
    フタレート共重合体を主成分とする樹脂層であることを
    特徴とする樹脂製チューブ。
  2. 【請求項2】 三以上の樹脂層が、管状に積層されて成
    る樹脂製チューブであって、 少なくとも1組の互いに接しないポリフェニレンサルフ
    ァイドを主成分とする樹脂層とポリブチレンテレフタレ
    ートを主成分とする樹脂層を有し、且つ前記以外の層が
    ポリブチレンテレフタレート共重合体で構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の樹脂製チューブ。
  3. 【請求項3】 上記ポリブチレンテレフタレート共重合
    体を主成分とする樹脂層のうち、上記ポリフェニレンサ
    ルファイドを主成分とする樹脂層と接触する層が、更に
    ポリフェニレンサルファイドを含んで成ることを特徴と
    する請求項1又は2記載の樹脂製チューブ。
  4. 【請求項4】 上記ポリフェニレンサルファイドを主成
    分とする樹脂層が、更にポリブチレンテレフタレート共
    重合体を含んで成ることを特徴とする1〜3のいずれか
    1つの項に記載の樹脂製チューブ。
  5. 【請求項5】 上記ポリブチレンテレフタレート共重合
    体が、ポリブチレンテレフタレートをハードセグメント
    とし、ポリエーテルをソフトセグメントとして成るポリ
    エステル・エーテルブロック共重合体エラストマーであ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つの項に
    記載の樹脂製チューブ。
  6. 【請求項6】 上記ポリエーテルがポリテトラメチレン
    グリコールであることを特徴とする請求項5記載の樹脂
    製チューブ。
  7. 【請求項7】 上記ポリブチレンテレフタレート共重合
    体が、ポリブチレンテレフタレートをハードセグメント
    とし、ポリエステルをソフトセグメントとして成るポリ
    エステル・エステルブロック共重合体エラストマーであ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つの項に
    記載の樹脂製チューブ。
  8. 【請求項8】 上記ポリエステルがポリカプロラクトン
    であることを特徴とする請求項7記載の樹脂製チュー
    ブ。
  9. 【請求項9】 上記ポリブチレンテレフタレート共重合
    体が、酸成分としてテレフタル酸又はそのエステル形成
    性誘導体と水素添加ダイマー酸又はそのエステル形成性
    誘導体とを含み、グリコール成分として1,4−ブタン
    ジオールを含む共重合ポリエステルを主たる構成成分と
    して成ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つ
    の項に記載の樹脂製チューブ。
  10. 【請求項10】 上記水素添加ダイマー酸の共重合組成
    が、全酸成分に対して3〜30モル%の割合であること
    を特徴とする請求項9記載の樹脂製チューブ。
  11. 【請求項11】 上記ポリブチレンテレフタレート共重
    合体を構成するテレフタル酸ユニットの少なくとも一部
    が、ナフタレンジカルボン酸ユニットに置換されて成る
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つの項に
    記載の樹脂製チューブ。
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