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JP2002243572A - 配管漏洩検査方法およびその装置 - Google Patents

配管漏洩検査方法およびその装置

Info

Publication number
JP2002243572A
JP2002243572A JP2001045219A JP2001045219A JP2002243572A JP 2002243572 A JP2002243572 A JP 2002243572A JP 2001045219 A JP2001045219 A JP 2001045219A JP 2001045219 A JP2001045219 A JP 2001045219A JP 2002243572 A JP2002243572 A JP 2002243572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
pressure
leakage
valve
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001045219A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Onishi
久男 大西
Takeshi Hashimoto
橋本  猛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2001045219A priority Critical patent/JP2002243572A/ja
Publication of JP2002243572A publication Critical patent/JP2002243572A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Flowmeters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】流体を輸送する管路の所定区間での漏洩を確実
に検出する。 【解決手段】検査対象管路22の上流端に遮断弁25が
設けられ、下流端に遠隔制御可能な開閉弁11が設けら
れる。開閉弁11の下流側には端末管路23を介してガ
ス機器24が接続される。さらに、開閉弁11の下流側
には圧力センサ12および流量センサ13が設けられ
る。流量センサ13により流量が検出されなければガス
機器24が使用されておらず端末管路23に漏洩がない
と判断される。端末管路23に漏洩がなければ、遮断弁
25を閉じて圧力センサ12で圧力の変動幅を監視す
る。制御回路ブロック16では、規定した測定時間内に
おいて圧力の変動幅が規定の閾値を超えなければ、検査
対象管路22に漏洩がないと判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体を輸送する管
路における漏洩を検知する配管漏洩検査方法およびその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、流体を輸送する管路での漏洩
を検知するこの種の技術として、特開平9−61284
号公報に開示されたもののように、燃料用ガスを輸送す
る管路の漏洩を監視する技術が知られている。上記公報
には、管路に遮断弁を設けるとともに、遮断弁より下流
側に下流側圧力検出手段を設け、遮断弁を閉止した状態
で下流側圧力検出手段によって管路内の圧力変動を判定
することで、管路の漏洩を検知する技術が開示されてい
る。上記公報では遮断弁の下流にガスメータが設けら
れ、ガスメータのさらに下流に設けたガス機器が使用さ
れないとみなされる状態において、遮断弁を閉止して管
路の漏洩を検知する構成を採用している。したがって、
上記公報に記載の技術を採用すれば、遮断弁からガス機
器に至る管路の漏洩を検知することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の技術では、遮断弁の下流側での管路の漏洩を
一括して検知しているものであるから、遮断弁とガスメ
ータとの間の漏洩か、ガスメータとガス機器との間の漏
洩かを区別することができないという問題を有してい
る。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、流体を輸送する管路の所定区間での
漏洩を確実に検出することができる配管漏洩検査方法お
よびその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、加圧
された流体が一方向に通過する管路の所定区間を検査対
象管路として漏洩の有無を検査する配管漏洩検査方法で
あって、検査対象管路の下流端に設けられ遠隔制御で開
閉される開閉弁と、検査対象管路の上流端に設けられた
開閉可能な遮断弁と、開閉弁よりも下流側の管路である
端末管路内の圧力を検出する圧力検出手段と、端末管路
の下流端を開閉する開閉手段と、圧力検出手段により検
出される圧力変化に基づいて検査対象管路の漏洩の有無
を判定する判定手段とを用い、開閉手段の開閉および端
末管路における漏洩の有無を判定する第1ステップと、
開閉手段が閉じられかつ当該開閉手段を下流端に備える
端末管路における漏洩がないときに遮断弁を閉じるとと
もに開閉弁を開く第2ステップと、開閉弁を開いた後に
圧力検出手段により初期圧力を検出し、初期圧力の測定
後の測定時間内に圧力検出手段により検出される圧力と
初期圧力との差が規定の閾値を超えると判定手段におい
て検査対象管路に漏洩が有ると判定する第3ステップと
を有することを特徴とする。この方法によれば、第1ス
テップにおいて開閉手段の開閉および端末管路の漏洩の
有無を判定しているから、開閉手段が閉じられかつ端末
管路に漏洩がないことが確認される。その後、第3ステ
ップにおいて検査対象管路と端末管路とを連通させた状
態で圧力検出手段を用いて検出される圧力は、検査対象
管路と端末管路との内部圧力を総合した圧力になるもの
の、端末管路に漏洩がないことは第1ステップにより保
証されるから、第3ステップにおいては実質的に検査対
象管路についてのみ漏洩の有無を検出していることにな
る。すなわち、検査対象管路と端末管路とを分離して漏
洩の有無を判定したことになる。たとえば、燃料用ガス
の需要家の敷地内でガスメータまでの管路の漏洩を監視
するとすれば、敷地内における管路の最上流に遮断弁を
配置しガスメータに開閉弁を設けておくことによって、
ガスメータの上流側の検査対象管路における漏洩の有無
とガスメータの下流側の端末管路における漏洩の有無と
を分離して検出することができ、ガスメータとガス機器
との間の端末管路における漏洩との誤認を防止すること
ができる。
【0006】請求項2の発明は、加圧された流体が一方
向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏洩
の有無を検査する配管漏洩検査方法であって、検査対象
管路の下流端に設けられ遠隔制御で開閉される開閉弁
と、検査対象管路の上流端に設けられた開閉可能な遮断
弁と、開閉弁よりも下流側の管路である端末管路内の圧
力を検出する圧力検出手段と、端末管路の下流端を開閉
する開閉手段と、圧力検出手段により検出される圧力変
化に基づいて検査対象管路の漏洩の有無を判定する判定
手段とを用い、開閉手段の開閉および端末管路における
漏洩の有無を開閉弁を閉じた状態で判定する第1ステッ
プと、開閉手段が閉じられかつ当該開閉手段を下流端に
備える端末管路における漏洩がないときに圧力検出手段
により初期圧力を検出して遮断弁を閉じる第2ステップ
と、遮断弁を閉じてから放置時間が経過した後に開閉弁
を再び開き、この時点で圧力検出手段により検出される
圧力と初期圧力との差が規定の閾値を超えている判定手
段において検査対象管路に漏洩が有ると判定する第3ス
テップとを有することを特徴とする。この方法によれ
ば、第1ステップにおいて開閉手段の開閉および端末管
路の漏洩の有無を開閉弁を閉じた状態で判定しているか
ら、開閉手段が閉じられかつ端末管路に漏洩がないこと
が確認される。その後、第3ステップにおいて検査対象
管路と端末管路とを連通させた状態で圧力検出手段を用
いて検出される圧力は、検査対象管路と端末管路との内
部圧力を総合した圧力になるものの、端末管路に漏洩が
ないことは第1ステップにおいて保証されているから、
第3ステップにおいては実質的に検査対象管路について
のみ漏洩の有無を検出していることになる。すなわち、
検査対象管路と端末管路とを分離して漏洩の有無を判定
したことになる。たとえば、燃料用ガスの需要家の敷地
内でガスメータまでの管路の漏洩を監視するとすれば、
敷地内における管路の最上流に遮断弁を配置しガスメー
タに開閉弁を設けておくことによって、ガスメータの上
流側の検査対象管路における漏洩の有無とガスメータの
下流側の端末管路における漏洩の有無とを分離して検出
することができ、ガスメータとガス機器との間の端末管
路における漏洩との誤認を防止することができる。さら
に、初期圧力の測定後に放置時間が経過した後の圧力を
測定するから、2回の圧力測定のみで検査対象管路の漏
洩の有無を判断することができ、処理手順が単純であ
る。しかも、開閉弁は第1ステップにおいて閉じた後に
は第3ステップにおいて開くだけでよく、開閉弁の開閉
回数が少なく処理が簡単である。
【0007】請求項3の発明は、加圧された流体が一方
向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏洩
の有無を検査する配管漏洩検査方法であって、検査対象
管路の下流側を分岐させた複数の分岐管路の下流端にそ
れぞれ設けられ遠隔制御で開閉される複数個の開閉弁
と、検査対象管路の上流端に設けられた開閉可能な遮断
弁と、各開閉弁よりも下流側の管路である複数の端末管
路内の圧力をそれぞれ検出する複数の圧力検出手段と、
各端末管路の下流端をそれぞれ開閉する複数の開閉手段
と、各圧力検出手段により検出される圧力変化に基づい
て検査対象管路の漏洩の有無を判定する判定手段とを用
い、各開閉手段の開閉および各端末管路における漏洩の
有無を判定する第1ステップと、少なくとも1つの開閉
弁に連通する端末管路に漏洩がなくかつ当該端末管路の
下流端の開閉手段が閉じられているときにすべての開閉
弁を遮断するとともに遮断弁を閉じる第2ステップと、
第1ステップにおいて下流側の端末管路に漏洩がなくか
つ当該端末管路の下流端の開閉手段が閉じられていると
判定された少なくとも1つの開閉弁を開く第3ステップ
と、前記開閉弁を開いた後に前記開閉弁が開かれた端末
管路に設けられている圧力検出手段により初期圧力を検
出し、初期圧力の検出後の測定時間内に圧力検出手段に
より検出される圧力と初期圧力との差が規定の閾値を超
えると判定手段において検査対象管路に漏洩が有ると判
定する第4ステップとを有することを特徴とする。この
方法によれば、第1ステップにおいては開閉手段の開閉
および端末管路の漏洩の有無を判定しているから、開閉
手段が閉じられかつ端末管路に漏洩がないことが確認さ
れる。その後、第4ステップにおいて圧力検出手段を用
いて検出される圧力は検査対象管路と端末管路との内部
圧力を総合した圧力になるが、第1ステップにおいて端
末管路に漏洩がないことが保証されているから、第4ス
テップにおいては実質的に検査対象管路についてのみ漏
洩の有無を検出していることになる。すなわち、検査対
象管路と端末管路とを分離して漏洩の有無を判定したこ
とになる。たとえば、集合住宅において燃料用ガスの需
要家の敷地内でガスメータまでの管路の漏洩を監視する
とすれば、敷地内における管路の最上流に遮断弁を配置
し各戸別のガスメータにそれぞれ開閉弁を設けておくこ
とによって、ガスメータの上流側の検査対象管路におけ
る漏洩の有無とガスメータの下流側の端末管路における
漏洩の有無とを分離して検出することができ、ガスメー
タとガス機器との間の端末管路における漏洩との誤認を
防止することができる。
【0008】請求項4の発明は、加圧された流体が一方
向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏洩
の有無を検査する配管漏洩検査方法であって、検査対象
管路の下流側を分岐させた複数の分岐管路の下流端にそ
れぞれ設けられ遠隔制御で開閉される複数個の開閉弁
と、検査対象管路の上流端に設けられた開閉可能な遮断
弁と、各開閉弁よりも下流側の管路である複数の端末管
路内の圧力をそれぞれ検出する複数の圧力検出手段と、
各端末管路の下流端をそれぞれ開閉する複数の開閉手段
と、各圧力検出手段により検出される圧力変化に基づい
て検査対象管路の漏洩の有無を判定する判定手段とを用
い、各開閉手段の開閉および各端末管路における漏洩の
有無を判定する第1ステップと、少なくとも1つの開閉
弁に連通する端末管路に漏洩がなくかつ当該端末管路の
下流端の開閉手段が閉じられているときに当該開閉弁の
下流側の圧力を検出する圧力検出手段による初期圧力の
検出および全開閉弁の遮断とを行った後に遮断弁を閉じ
る第2ステップと、遮断弁を閉じてから放置時間が経過
した後に第1ステップにおいて下流側の端末管路に漏洩
がなくかつ当該端末管路の下流端の開閉手段が閉じられ
ていると判定された少なくとも1つの開閉弁を開く第3
ステップと、第3ステップにおいて前記開閉弁を開いた
時点で前記圧力検出手段により検出される圧力と初期圧
力との差が規定の閾値を超えていると判定手段において
検査対象管路に漏洩が有ると判定する第4ステップとを
有することを特徴とする。この方法によれば、第1ステ
ップにおいて開閉手段の開閉および端末管路の漏洩の有
無を判定しているから、開閉手段が閉じられかつ端末管
路に漏洩がないことが確認される。その後、第4ステッ
プにおいて検査対象管路と端末管路とを連通させた状態
で圧力検出手段を用いて検出される圧力は、検査対象管
路と端末管路との内部圧力を総合した圧力になるもの
の、端末管路に漏洩がないことは第1ステップにおいて
保証されているから、第4ステップにおいては実質的に
検査対象管路についてのみ漏洩の有無を検出しているこ
とになる。すなわち、検査対象管路と端末管路とを分離
して漏洩の有無を判定したことになる。たとえば、集合
住宅において燃料用ガスの需要家の敷地内でガスメータ
までの管路の漏洩を監視するとすれば、敷地内における
管路の最上流に遮断弁を配置し各戸別のガスメータにそ
れぞれ開閉弁を設けておくことによって、ガスメータの
上流側の検査対象管路における漏洩の有無とガスメータ
の下流側の端末管路における漏洩の有無とを分離して検
出することができ、ガスメータとガス機器との間の端末
管路における漏洩との誤認を防止することができる。さ
らに、初期圧力の測定後に放置時間が経過した後の圧力
を測定するから、2回の圧力測定のみで検査対象管路の
漏洩の有無を判断することができ、処理手順が単純であ
る。なお、第4ステップにおいて圧力差の検出精度を高
めるには、第3ステップにおいて開く開閉弁を、第2ス
テップにおいて初期圧力を検出した圧力検出手段の上流
側の開閉弁とし、初期圧力を検出する圧力検出手段と開
閉弁の開放後の圧力を検出する圧力検出手段とを一致さ
せておくのが好ましい。
【0009】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記端末管路を通過する流体の流量
を検出する流量検出手段を用い、前記第1ステップにお
いて、流量検出手段により検出される流量が規定値以下
であるときに前記開閉手段が閉じられかつ開閉手段を下
流端に備える端末管路に漏洩がないと前記判定手段が判
定することを特徴とする。この方法によれば、端末管路
の流量を流量検出手段で監視することにより開閉手段が
閉じていることを確認して、検査対象管路の漏洩の有無
を検査することになり検査精度が高くなる。
【0010】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記判定手段では、前記第2ステップにおいて遮断
弁を閉じた後に前記測定時間の終了前に前記流量検出手
段により所定値以上の流量が検出されると前記検査対象
管路の検査を中止することを特徴とする。この方法によ
れば、端末管路の流量を流量検出手段で監視することに
なり、開閉手段が閉じていることを確認してから検査対
象管路の漏洩の有無を検査することになり検査精度が高
くなる。しかも、検査対象管路の漏洩の有無を検査して
いる期間に開閉手段が開放されたときには検査を中止す
るから、開閉手段の開放を検査対象管路の漏洩と誤認す
ることがない。
【0011】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記第1ステップでは、前記開閉弁
を開いて前記端末管路の内部圧力を高めた後に前記開閉
弁を閉じてから規定時間が経過した時点で前記圧力検出
手段により検出した圧力が規定の閾値以上であるときに
前記開閉手段が閉じられかつ開閉手段を下流端に備える
端末管路に漏洩がないと前記判定手段が判定することを
特徴とする。この方法によれば、圧力検出手段のみで検
査対象管路と端末管路との漏洩の有無を確認することが
でき、流量検出手段が不要になる。
【0012】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記遮断弁を遠隔制御により開閉す
る制御装置が付加され、前記第1ステップでは、前記流
量検出手段の検出する流量が規定値以下であるときに前
記判定手段が開閉手段が閉じられかつ当該開閉手段を下
流端に備える端末管路に漏洩がないと判定し、前記遮断
弁を閉じる第2ステップに移行することを特徴とする。
この方法によれば、遮断弁の開閉が遠隔制御されるか
ら、検査過程において人手による作業工数が少なくなり
検査作業が容易になる。
【0013】請求項9の発明は、加圧された流体が一方
向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏洩
の有無を検査するために検査対象管路の下流端に接続さ
れる配管漏洩検査装置であって、検査対象管路の下流端
に設けられ遠隔制御で開閉される開閉弁と、開閉弁より
も下流側の管路である端末管路内の圧力を検出する圧力
検出手段と、圧力検出手段により検出される圧力変化に
基づいて検査対象管路の漏洩の有無を判定する判定手段
とを備え、前記判定手段が、開閉弁を閉じた状態で圧力
検出手段により検出される圧力の変動により端末管路に
おける漏洩の有無を判定する機能と、検査対象管路の上
流端に設けた遮断弁が閉じられているときに開閉弁を開
いた後に圧力検出手段により検出される初期圧力と初期
圧力の測定後の測定時間内に圧力検出手段により検出さ
れる圧力との差が規定の閾値を超えると検査対象管路に
おける漏洩があると判定する機能とを備えているもので
ある。この構成によれば、開閉弁を閉じた状態で圧力の
変動を確認することによって端末管路の漏洩の有無を確
認することができ、また遮断弁と開閉弁とを開放した状
態で圧力の変動を検出することによって検査対象管路と
端末管路とを総合した漏洩の有無を確認することができ
る。すなわち、端末管路において漏洩がないことを確認
した後に検査対象管路と端末管路とを総合した漏洩の有
無を検出することによって、実質的に検査対象管路につ
いてのみ漏洩の有無を検出していることになる。その結
果、検査対象管路と端末管路とを分離して漏洩の有無を
判定したことになる。たとえば、燃料用ガスの需要家の
敷地内でガスメータまでの管路の漏洩を監視するとすれ
ば、敷地内における管路の最上流に遮断弁を配置しガス
メータに開閉弁を設けておくことによって、ガスメータ
の上流側の検査対象管路における漏洩の有無とガスメー
タの下流側の端末管路における漏洩の有無とを分離して
検出することができ、ガスメータとガス機器との間の端
末管路における漏洩との誤認を防止することができる。
【0014】請求項10の発明は、加圧された流体が一
方向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏
洩の有無を検査するために検査対象管路の下流端に接続
される配管漏洩検査装置であって、検査対象管路の下流
端に設けられ遠隔制御で開閉される開閉弁と、開閉弁よ
りも下流側の管路である端末管路内の圧力を検出する圧
力検出手段と、圧力検出手段により検出される圧力変化
に基づいて検査対象管路の漏洩の有無を判定する判定手
段とを備え、前記判定手段が、開閉弁を閉じた状態で圧
力検出手段により検出される圧力の変動により端末管路
における漏洩の有無を判定する機能と、端末管路に漏洩
がないときに圧力検出手段により初期圧力を検出する機
能と、検査対象管路の上流端に設けた遮断弁が閉じられ
てから放置時間が経過した後に開閉弁を再び開き、この
時点で圧力検出手段により検出される圧力と初期圧力と
の差が規定の閾値を超えていると検査対象管路に漏洩が
有ると判定する機能とを備えているものである。この構
成によれば、開閉弁を閉じた状態で圧力の変動を確認す
ることによって端末管路の漏洩の有無を確認することが
でき、その後、開閉弁を閉じた状態で遮断弁を閉じ放置
時間の経過後に開閉弁を再び開いて圧力の変動を検出す
ることによって検査対象管路の漏洩の有無を確認するこ
とができる。すなわち、端末管路において漏洩がないこ
とを確認した後に検査対象管路と端末管路とを分離して
検査対象管路についてのみ漏洩の有無を検出しているこ
とになる。このようにして、初期圧力の測定後に放置時
間が経過した後の圧力を測定するから、2回の圧力測定
のみで検査対象管路の漏洩の有無を判断することができ
処理が単純になる。加えて、この構成では、開閉弁の下
流側に設けた圧力検出手段によって端末管路と検査対象
管路との漏洩の有無を検出可能としているから、検査対
象管路には流体の流れや圧力を検出する手段を設ける必
要がなく、簡単な構成で管路の漏洩検査が可能になる。
たとえば、燃料用ガスの需要家の敷地内でガスメータま
での管路の漏洩を監視するとすれば、敷地内における管
路の最上流に遮断弁を配置しガスメータに開閉弁を設け
ておくことによって、ガスメータの上流側の検査対象管
路における漏洩の有無とガスメータの下流側の端末管路
における漏洩の有無とを分離して検出することができ、
ガスメータとガス機器との間の端末管路における漏洩と
の誤認を防止することができる。
【0015】請求項11の発明は、加圧された流体が一
方向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏
洩の有無を検査するために検査対象管路の下流端に接続
される配管漏洩検査装置であって、検査対象管路の下流
端に設けられ遠隔制御で開閉される開閉弁と、開閉弁よ
りも下流側の管路である端末管路内の圧力を検出する圧
力検出手段と、端末管路内の流量を検出する流量検出手
段と、流量検出手段により検出される流量および圧力検
出手段により検出される圧力変化に基づいて検査対象管
路の漏洩の有無を判定する判定手段とを備え、前記判定
手段が、流量検出手段により検出される流量が規定値以
下であって検査対象管路の上流端に設けた遮断弁が閉じ
られている状態で開閉弁を開いた後に圧力検出手段によ
り検出される初期圧力と初期圧力の検出後の測定時間内
に圧力検出手段により検出される圧力との差が規定の閾
値を超えると検査対象管路における漏洩があると判定す
る機能を備えているものである。この構成によれば、端
末管路の流量を流量検出手段で監視することにより開閉
手段が閉じていることを確認して、検査対象管路の漏洩
の有無を検査するから、検査対象管路の漏洩の有無の検
査精度が高くなる。また、開閉弁を閉じた状態で圧力の
変動を確認することによって端末管路の漏洩の有無を確
認し、さらに、遮断弁と開閉弁とを開放した状態で圧力
の変動幅を検出することによって検査対象管路と端末管
路とを総合した漏洩の有無を確認することができる。す
なわち、端末管路において漏洩がないことを確認した後
に検査対象管路と端末管路とを総合した漏洩の有無を検
出することによって、実質的に検査対象管路についての
み漏洩の有無を検出できることになる。その結果、検査
対象管路と端末管路とを分離して漏洩の有無を判定した
ことになる。たとえば、集合住宅において燃料用ガスの
需要家の敷地内でガスメータまでの管路の漏洩を監視す
るとすれば、敷地内における管路の最上流に遮断弁を配
置し各個別のガスメータに開閉弁を設けておくことによ
って、ガスメータの上流側の検査対象管路における漏洩
の有無とガスメータの下流側の端末管路における漏洩の
有無とを分離して検出することができ、ガスメータとガ
ス機器との間の端末管路における漏洩との誤認を防止す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に説明する実施の形態におい
ては、加圧された流体としての燃料用ガスを輸送するた
めの管路のうち、需要家の敷地における管路の上流端に
遮断弁を設け、遮断弁の下流側にガスメータを介してガ
ス機器を設けている場合について例示する。室内にはガ
スコックが設けられ、またガス機器には一般に管路を開
閉する器具栓が設けられているから、ガスコックや器具
栓が開閉手段として機能する。また、とくに限定する趣
旨ではないが、以下の実施の形態では集合住宅に本発明
を適用する例を示し、遮断弁の下流側において管路が複
数の分岐管路に分岐し、各分岐管路にそれぞれガスメー
タが設置されているものとする。また、ガスメータには
遠隔制御で開閉される開閉弁が設けられており、配管漏
洩検査の対象となる検査対象管路は、遮断弁と開閉弁と
の間の管路であるものとする。開閉弁からガス機器まで
の管路は端末管路であって、ガスメータ内には開閉弁に
対して端末管路側において圧力検出手段としての圧力セ
ンサが設けられる。
【0017】(第1の実施の形態)図1に示すように、
燃料用ガスを需要家に供給する供給源20からの管路2
1は大地TRに埋設されており、需要家の敷地内におい
て遮断弁25を介して管路22に接続される。この遮断
弁25はプラグバルブと称するバルブであって、バルブ
に対して分離可能な開閉治具26の先端部を遮断弁25
に設けた操作部に結合して開閉治具26を手動で回転さ
せることによって遮断弁25の開閉が行えるようにして
ある。したがって、遮断弁25を開閉するときにのみ開
閉治具26を遮断弁25に取り付けることによって、不
用意に遮断弁25が開閉されないようにしてある。管路
22は複数の分岐管路22aに分岐し(図では4分
岐)、各分岐管路22aごとにガスメータ10を介して
管路23に接続される。管路23は建物IM内でガスメ
ータ10とガス機器24との間に付設され、必要に応じ
て複数の管路に分岐する。つまり、管路21は需要家の
敷地外に設けられ、管路22および管路23は需要家の
敷地内に設けられており、燃料用ガスの供給源20から
ガス機器24までの管路21〜23において遮断弁25
は需要家の敷地内における管路22,23の最上流に設
けられている。本実施形態において漏洩の有無の検査対
象となるのは管路22であって、管路22の上流端に遮
断弁25が設けられ、管路22の下流端にガスメータ1
0が設けられることになる。以下では管路22を検査対
象管路と呼び、管路23を端末管路と呼ぶことにする。
【0018】ガスメータ10には開閉弁11が設けられ
るとともに、開閉弁11の下流側に圧力検出手段として
の圧力センサ12と、流量検出手段としての流量センサ
13とが設けられる。ガスメータ10は、具体的には図
2に示す構成を有し、入口14と出口15との間に開閉
弁11が配置され、開閉弁11よりも出口15側(つま
り、下流側)に流量センサ13が配置される。開閉弁1
1は入口14と出口15との間(つまり、検査対象管路
22と端末管路23との間)を連通させる状態と遮断す
る状態との2状態を双方向に切り換える弁であって、外
部信号を受けて開閉制御されることにより上記2状態が
選択される。流量センサ13には膜式として知られたも
のを用いており、ガスの通過経路に配設した検知部13
aでガス流に応じた膜の振動をクランクの機械動作に変
換し、この機械動作を磁石13bによってセンサ部13
cに伝達するように構成してある。圧力センサ12は流
量センサ13と出口15との間に配置される。開閉弁1
1と流量センサ13と圧力センサ12とはマイコンを主
構成とする判定手段としての制御回路ブロック16に接
続されている。ガスメータ10には無線信号により制御
回路ブロック16に指示を与えたり、制御回路ブロック
16からの情報を転送させるために無線送受信部17が
設けられており、制御回路ブロック16では、無線送受
信部17を通して外部から開閉弁11の開閉制御の指示
を受けると開閉弁11を遠隔制御で開閉し、また流量セ
ンサ13や圧力センサ12により検出した情報を無線送
受信部17を通して外部に通知する。無線送受信部17
は作業員が携帯する送受信器18や図示しないガス供給
側のセンタとの間で交信可能であって、ガスメータ10
において検出された各種情報を送受信器18やセンタに
送信し、また送受信器18やセンタからの指示を受信し
てガスメータ10の動作状態を制御する。
【0019】以下に、本実施形態において検査対象管路
22の漏洩の有無を検査する手順について図3ないし図
5に基づいて説明する。検査対象管路22について漏洩
の有無を検査する際には、遮断弁25とともにガスメー
タ10に設けた開閉弁11も閉じるから、検査期間中に
はガス機器24は使用することができない。そこで、検
査を行う際には、事前に予告することにより需要家がガ
ス機器24を使用しないようにしておく。つまり、ガス
機器24が使用されていないことによってガスコックや
器具栓のような開閉手段が閉じていることを補償するこ
とができる。
【0020】しかして、作業員は、まず検査対象管路2
2の漏洩を検出するためのガスメータ10を選択するた
めに、以下の選択作業を行う。すなわち、複数のガスメ
ータ10のうちで適宜のガスメータ10を選択するとと
もに、ガスメータ10に設けた無線送受信部17と無線
通信が可能な送受信器18を用いて流量センサ13の出
力を監視し、選択したガスメータ10に端末管路23を
通して接続されているガス機器24が使用されていない
ことを確認する。選択したガスメータ10に接続されて
いるガス機器24が使用されているときには、接続され
ているガス機器24が使用されていない別のガスメータ
10を選択する。また、選択するガスメータ10は1台
でも複数台でもよい。
【0021】さらに、選択されたガスメータ10に接続
されている端末管路23に漏洩がないことを確認すると
ともに、ガス機器24が使用されていないこと(開閉手
段が確実に閉じていること)を確認するために、選択し
たガスメータ10の開閉弁11を一旦遮断し、開閉弁1
1を閉じた状態でガスメータ10に内蔵した圧力センサ
12により端末管路23の圧力の変化を監視する。作業
員は圧力センサ12により監視している圧力に変動が見
られるときには、端末管路23に漏洩が生じている可能
性があると判断し、別のガスメータ10を選択する。こ
うして、選択したガスメータ10において、開閉弁11
を閉じた状態で圧力センサ12により圧力の変動が検出
されなければ、そのガスメータ10を以後の作業に用い
る。このようにして選択したガスメータ10を以下では
監視メータ10と呼ぶ。
【0022】上述のようにして監視メータ10を選択し
た後に、作業員は送受信器18を用いてすべてのガスメ
ータ10の開閉弁11を一斉に遮断する(S1)。な
お、場合によっては作業員が送受信器18により個別に
指示を送って各ガスメータ10の開閉弁11を遮断する
ようにしてもよいが、検査に要する時間を短縮するため
には開閉弁11を一斉に遮断するのが望ましい。また、
開閉弁11の遮断の指示は必ずしも作業員が行う必要は
なく、あらかじめ定めた時刻に自動的に遮断させたり、
作業員の連絡によって燃料用ガスの供給側であるセンタ
から開閉弁11の遮断の指示を与えるようにしてもよ
い。
【0023】上述のようにして、検査対象管路22に接
続されたすべての開閉弁11を遮断した後に、作業員の
手作業によって遮断弁25が閉じられる(S2)。ここ
では、開閉弁11が閉じたことが送受信器18を通して
作業員に報知されるようにしてあり、作業員はすべての
開閉弁11が閉じたことを確認して遮断弁25を閉じる
作業を行う。なお、遮断弁25を閉じる作業も送受信器
18を用いて作業員が行ったり、センタから遮断弁25
の遮断の指示を与えたりしてもよく、あるいはまたあら
かじめ定めた時刻に自動的に遮断させるようにすること
も可能である。この段階で検査対象管路22の上流端と
下流端とが閉じられたことになる。次に、作業員は監視
メータ10に対して送受信器18を通して漏洩監視モー
ドを指示する(S3)。
【0024】本実施形態においては、漏洩監視モードが
指示された監視メータ10は、以下のように動作する。
すなわち、監視メータ10は漏洩監視モードになると、
まず開閉弁11を開放する(S4)。ここで、ガス機器
24が使用されていない監視メータ10を漏洩監視モー
ドに移行させるのであるから、開閉弁11を開放しても
検査対象管路22および端末管路23に漏洩が生じてい
なければ、検査対象管路22および端末管路23の内部
圧力はほとんど変化しない。端末管路23に漏洩がない
ことは上述した監視メータ10の選択作業の際に保証さ
れているから、開閉弁11を開放して検査対象管路22
と端末管路23とを連通させた状態であっても、検査対
象管路22のみの漏洩の有無を検出することが可能にな
る。ただし、検査期間中において監視メータ10に接続
されているガス機器24が使用を開始されると検査対象
管路22の漏洩の有無の検査が行えなくなるから、ガス
機器24の使用(器具栓の開放)の有無は流量センサ1
3の流量変化として検査期間中につねに監視される(S
5、S8)。つまり、監視メータ10の流量センサ13
により流量が検出されたときには、検査対象管路22の
漏洩の有無の検査は失敗と判断して、図4に示す失敗対
応処理を行う。失敗対応処理については後述する。
【0025】監視メータ10に対応するガス機器24の
使用が検出されなければ、漏洩監視モードに移行して開
閉弁11が開放された直後の検査対象管路22および端
末管路23の内部圧力を監視メータ10の圧力センサ1
2により初期圧力P1として検出する。ここで、供給源
20から供給されている燃料用ガスの圧力が正常で、か
つ検査対象管路22、端末管路23、ガス機器24、ガ
スメータ10のいずれもが正常な状態で漏洩監視モード
に移行したときには、初期圧力P1は供給源20からの
最低圧として保証されている圧力(1kPa)よりは高
くなければならない。そこで、最低圧として保証されて
いる圧力を閾値Th1として、初期圧力P1が閾値Th
1以上か否かを判定し(S7)、初期圧力P1が不足し
ていれば、異常があるものとして図5に示す異常対応処
理を行う。異常対応処理については後述する。
【0026】初期圧力P1に不足がなければ、圧力セン
サ12の出力を測定圧力P2として取り込み(S9)、
取り込んだ測定圧力P2と初期圧力P1との変動幅(=
|P1−P2|)を所定の閾値Th2と比較する(S1
0)。この閾値Th2は周囲温度による圧力変化などに
も考慮して10Pa程度に設定される。圧力の変動幅が
閾値Th2を超える場合には、検査対象管路22の異常
として異常対応処理に移行する。また、圧力の変動幅が
規定した測定時間に達するまで閾値Th2を超えなけれ
ば検査対象管路22に漏洩がないと判定するのである
(S11)。この測定時間は、たとえば2分あるいは5
分などと設定される。また、測定時間内において監視メ
ータ10における流量センサ13で流量が検出されたと
きには(S8)、失敗対応処理に移行する。
【0027】ところで、検査対象管路22に漏洩がない
と判定されたときには、監視メータ10に設けた図示し
ない表示部おいて漏洩がないことを表示するか、あるい
は監視メータ10の無線送受信部17を通して送受信器
18において漏洩がないことを作業員に報知する(S1
2)。その後、監視メータ10では開閉弁11を遮断し
(S13)、漏洩監視モードを終了する(S14)。漏
洩監視モードの終了は送受信器18あるいは監視メータ
10を通して作業員に報知されるから、作業員は遮断弁
25を手動で開放して(S15)、送受信器18により
すべてのガスメータ10に対して復帰モードへの移行を
指示する(S16)。ガスメータ10は、復帰モードで
は検査対象管路22と端末管路23との内部圧力が等し
くなるように開閉弁11を一定時間(10秒程度)開放
した後に再び遮断する(S17)。復帰モードの期間中
において圧力センサ12が圧力の低下を検出したときに
は(S18)、端末管路23における漏洩があるか、ガ
ス機器24の器具栓が開放されている可能性があるか
ら、開閉弁11を遮断した状態で復帰モードを終了する
(S19)。この場合には、ガス機器24の使用者が器
具栓を閉じた後に自身でガスメータ10の復帰操作を行
うことになる。ガスメータ10の復帰操作は、ガスメー
タ10に付設された復帰釦を操作することであって、こ
の復帰操作によって開閉弁11が開放される。また、復
帰モードの期間(2分程度)中に圧力センサ12での検
出圧力に実質的な変化が生じなかったときには開閉弁1
1を開放して復帰モードを終了する(S20)。したが
って、ガス機器24の使用者は、何ら復帰操作を行うこ
となくガス機器24を使用することができる。
【0028】ところで、上述した失敗対応処理は、漏洩
検査を行う期間中にガス機器24の器具栓が開放された
ような場合の処理であって、図4に示すように、監視メ
ータ10の表示部に検査が失敗したことを表示するか、
あるいは作業員の送受信器18を通して検査の失敗を報
知する(S21)。その後、監視メータ10では開閉弁
11を閉じ(S22)、漏洩監視モードを終了する(S
23)。漏洩監視モードの終了は作業員に報知され、こ
の報知により作業員は遮断弁25を手動で開放する(S
24)。その後、作業員は送受信器18により遮断弁2
5を一旦開にして再び遮断することにより、監視メータ
10の下流における圧力を元に戻す(S25)。漏洩検
査を再び行う場合には(S26)、ステップS2に戻っ
て作業員が遮断弁25を閉じる作業から再開し、漏洩検
査を後日行う場合には送受信器18によって監視メータ
10に対してステップS16の復帰モードを指示する。
【0029】また、初期圧力P1が閾値Th1より小さ
い場合や、初期圧力P1と測定圧力P2との差が閾値T
h2より大きい場合には検査対象管路22において漏洩
が生じていることになるから、図5に示すように、異常
対応処理に移行し、監視メータ10の表示部において漏
洩があることを表示するか、あるいは送受信器18によ
り漏洩があることを作業員に報知する(S31)。この
とき、監視メータ10では開閉弁11を遮断し(S3
2)、漏洩監視モードを終了する(S33)。異常対象
処理に移行したときには、検査対象管路22に漏洩が生
じている可能性があるから、すべてのガスメータ10を
遮断した状態で漏洩箇所を特定する作業を開始すること
になる。
【0030】以上説明したように、本実施形態では、検
査対象管路22に接続された端末管路23の下流端に設
けたガス機器24が非使用(つまり、器具栓が閉じてい
る状態)であることを確認した上で、検査対象管路22
と端末管路23との間に設けた監視メータ10の開閉弁
11を閉じ、さらに検査対象管路22の上流端に設けた
遮断弁25を閉じ、遮断弁25を閉じた後に監視メータ
10の開閉弁11を開放して検査対象管路22と端末管
路23とを連通させた状態で、当該監視メータ10に内
蔵した圧力センサ12により検査対象管路22の漏洩の
有無を監視するのである。
【0031】ここで、遮断弁25とガス機器24との間
で、ガス機器24が使用されていないとみなされる期間
において、検査対象管路22と端末管路23とを一括し
て漏洩を監視している点では従来方法と同様であるが、
本実施形態においては検査対象管路22と端末管路23
との間に開閉弁11を設けて、開閉弁11を一旦遮断し
た状態で、ある一定時間、圧力センサ12により圧力を
監視し、圧力の低下がなければ再び開閉弁11を開放す
るから、この段階で端末管路23における漏洩の有無を
検証することができる。つまり、圧力センサ12により
検査対象管路22の漏洩の有無を監視する際に、検査対
象管路22に端末管路23が連通してはいるが、端末管
路23において漏洩が生じていないことがあらかじめ保
証されるから、検査対象管路22を端末管路23から分
離して漏洩の有無を検出したことになるのである。
【0032】(第2の実施の形態)本実施形態は、燃料
用ガスが都市ガスであって、いずれかの端末管路23に
おいて燃料用ガスが使用されていても燃料用ガスを使用
していない端末管路23の内部圧力には実質的な変動が
生じないことを前提としている。
【0033】第1の実施の形態では、監視メータ10の
開閉弁11を開放して検査対象管路22と端末管路23
とを連通させた後の所定の測定時間内における圧力変動
を監視しているが、本実施形態では、開閉弁11を閉じ
た状態を所定の放置時間だけ維持した後に開閉弁11を
開放し、この時点で圧力センサ12により圧力変化が検
出されたときに、検査対象管路22に漏洩があると判断
する。以下に、本実施形態の技術を具体的に説明する
が、本実施形態の基本的な構成および手順については第
1の実施の形態と同様であるから、以下では主として第
1の実施の形態との相違点について説明する。
【0034】本実施形態では図6に示す手順によって検
査対象管路22の漏洩の有無を監視する。図3と図6と
の比較によって明らかなように、図3に示す第1の実施
の形態のステップS12〜S20と、図6に示す本実施
形態のステップS11〜S19とは同じ手順になる。本
実施形態では、作業員によって監視メータ10が選択さ
れた直後に監視メータ10を漏洩監視モードに移行させ
る(S1)。この時点では監視メータ10の下流側で燃
料用ガスが使用されたり漏洩したりしていないと考えら
れる。ここで、他の分岐管路22aに接続されている監
視メータ10の下流側では燃料用ガスが使用されたり漏
洩したりしている可能性があるが、都市ガスでは圧力が
調整されるから、監視メータ10の圧力センサ12に
は、他の分岐管路22aでの燃料用ガスの使用や漏洩の
影響はないと考えてよい。そこで、監視メータ10の圧
力センサ12により初期圧力P1を検出し(S2)、初
期圧力P1に不足がなければ(S3)、すべての開閉弁
11を遠隔通信によって遮断し(S4)、さらに遮断弁
25を遮断する(S5)。初期圧力P1に不足がある場
合には、監視メータ10の下流側のガス機器24の開閉
手段が開放された可能性があるから、失敗対応処理に移
行する。遮断弁25の遮断後には、すべての開閉弁11
および遮断弁25の遮断状態を放置時間(たとえば、2
分または5分などに設定する)だけ継続させ(S7)、
放置時間が経過すると監視メータ10の開閉弁11を開
放する(S8)。ただし、放置時間内では圧力センサ1
2によって端末管路23の圧力変化を監視しており、放
置時間内で圧力センサ12により検出されている圧力に
所定の閾値以上の圧力変動があれば(S6)、ガス機器
24側の開閉手段が開放されたと判断して失敗対応処理
に移行する。
【0035】ステップS8において監視メータ10の開
閉弁11が開放されると、その時点での圧力センサ12
の出力を測定圧力P2として取り込む(S9)。次に、
取り込んだ測定圧力P2と初期圧力P1との変動幅(=
|P1−P2|)を所定の閾値Th2と比較する(S
9)。この閾値Th2は周囲温度による圧力変化などに
も考慮して10Pa程度に設定される。検査対象管路2
2に漏洩がなければ、放置時間後においても検査対象管
路22と端末管路23との内部圧力にほとんど差が生じ
ないと考えられるから、圧力の変動幅が閾値Th2を超
える場合には、検査対象管路22に漏洩が生じているも
のとして異常対応処理に移行する(S10)。また、圧
力の変動幅が閾値Th2を超えていなければ検査対象管
路22に漏洩がないと判定する。
【0036】以後の処理は第1の実施の形態と同様であ
って、検査対象管路22に漏洩がないと判定されたとき
には、監視メータ10に設けた図示しない表示部おいて
漏洩がないことを表示するか、あるいは監視メータ10
の無線送受信部17を通して送受信器18において漏洩
がないことを作業員に報知し(S11)、監視メータ1
0の開閉弁11を遮断して(S12)、漏洩監視モード
を終了する(S13)。その後の手順は第1の実施の形
態と同様であるから説明を省略する。
【0037】本実施形態の技術を適用すれば、放置時間
中において、ガス機器24の使用の有無のみを判断すれ
ばよく、測定圧力P2の取り込みは放置時間後に1回行
うだけであるから、測定圧力P2と初期圧力P1との変
動幅に対する判定処理がステップS10の1回だけにな
り、第1の実施の形態に比較して判定処理が簡略化され
ることになる。
【0038】本実施形態では、検査対象管路22が複数
の分岐管路22aに分岐している場合を例示したが、検
査対象管路22にガスメータ10が1つだけ接続され分
岐管路22aがないときには、開閉弁11を遮断して端
末管路23の漏洩がなくかつ開閉手段が閉じていること
を確認した後、開閉弁11を開くことなく初期圧力を検
出し、その後、遮断弁25を閉じてから放置時間後に開
閉弁11を開いて測定圧力と初期圧力との圧力差を検出
するようにしてもよい。同様に、分岐管路22aが存在
している場合でも、すべての開閉弁11を閉じてから、
監視メータ10で初期圧力を測定し、さらに遮断弁25
を閉じてから放置時間後に監視メータ10の開閉弁11
を開放して測定圧力と初期圧力との圧力差を検出しても
検査対象管路22の漏洩の有無を検出することが可能で
ある。
【0039】(第3の実施の形態)本実施形態では、集
合住宅において空家が存在する場合に適用可能な技術を
説明する。すなわち、空家においてはガス機器が使用さ
れることはなく、またガスコックも閉じられていると考
えられるから、あらかじめ端末管路23において漏洩が
ないことが検証されていれば、空家に対応するガスメー
タ10を監視メータとして用いることにより、漏洩監視
モードにおけるガス機器24の使用の有無を監視する必
要がなくなる。そこで、本実施形態ではあらかじめ端末
管路23における漏洩の有無を検証した後に漏洩監視モ
ードに移行するようにしている。他の構成および手順に
ついては第1の実施の形態と同様であるから、以下では
主として第1の実施の形態との相違点について説明す
る。
【0040】本実施形態では図7に示す手順によって検
査対象管路22の漏洩の有無を監視する。作業員は、ま
ず送受信器18を用いて無線信号により開閉弁11を開
くとともに(S1)、送受信器18により圧力センサ1
2の出力を監視し、端末管路23の内部圧力が供給側の
圧力に達すると、開閉弁11を再び閉じる(S2)。そ
の後、圧力センサ12の出力の変化を一定時間(たとえ
ば2分間)監視する(S3,S4)。この間にはガスメ
ータ10および送受信器18に設けた表示灯(発光ダイ
オード)を点滅させる。開閉弁11を閉じてから一定時
間の間における端末管路23の内部圧力の変動幅Pvが
規定の閾値Th3より小さい場合には(S5)、端末管
路23に漏洩がないものと判断して開閉弁11を開く
(S6)。また、端末管路23の内部圧力の変動幅Pv
が閾値Th3よりも大きい場合には、端末管路23にお
いて漏洩が生じていると判断して開閉弁11を閉じた状
態に維持する(S7)。これらの処理は制御回路ブロッ
ク16において自動的に行われる。
【0041】端末管路23の漏洩の有無を検証する処理
が終了すると表示灯により処理の終了が作業員に報知さ
れるから、作業員は送受信器18を用いてガスメータ1
0が復帰した(つまり、開閉弁11が開放された)か否
かを確認する(S8)。ここで、開閉弁11が開放され
ていない場合には(S9)、他に空家があれば、他の空
家のガスメータ10を開いて、ステップS1からの作業
を繰り返す。
【0042】ステップS9において開閉弁11が開いて
いる場合には、第1の実施の形態において監視メータ1
0を選択した後と同様の処理を行って検査対象管路22
の漏洩の有無を検出することになる。すなわち、作業員
は送受信器18を用いてすべてのガスメータ10の開閉
弁11をまず一斉に遮断し(S10)、次に、作業員の
手作業によって遮断弁25が閉じる(S11)。その
後、作業員は監視メータ10(空家で端末管路23に漏
洩が検出されなかったガスメータ)に対して送受信器1
8を通して漏洩監視モードを指示する(S12)。
【0043】監視メータ10は漏洩監視モードになる
と、まず開閉弁11を開放する(S13)。監視メータ
10は空家に設けられており端末管路23には漏洩がな
いのであるから、開閉弁11を開いた状態で検査対象管
路22についてのみ漏洩の有無を検出することができ
る。そこで、開閉弁11が開放された直後の検査対象管
路22および端末管路23の内部圧力を監視メータ10
の圧力センサ12により初期圧力P1として検出する
(S14)。初期圧力P1は供給源20からの最低圧と
して保証されている圧力程度に設定された閾値Th1と
比較され、初期圧力P1が閾値Th1以上か否かが判定
され(S15)、初期圧力P1が不足していれば、異常
があるものとして図5に示す異常対応処理を行う。異常
対応処理については前述の通りである。
【0044】初期圧力P1に不足がなければ、圧力セン
サ12の出力を測定圧力P2として取り込み(S1
6)、取り込んだ測定圧力P2と初期圧力P1との変動
幅(=|P1−P2|)を所定の閾値Th2と比較する
(S17)。この閾値Th2は周囲温度による圧力変化
などにも考慮して10Pa程度に設定される。圧力の変
動幅が閾値Th2を超える場合には、検査対象管路22
の異常として異常対応処理に移行する。また、圧力の変
動幅が規定した測定時間に達するまで閾値Th2を超え
なければ検査対象管路22に漏洩がないと判定する(S
18)。この測定時間は、たとえば2分あるいは5分な
どと設定される。
【0045】ところで、検査対象管路22に漏洩がない
と判定されたときには、監視メータ10に設けた図示し
ない表示部おいて漏洩がないことを表示するか、あるい
は監視メータ10の無線送受信部17を通して送受信器
18において漏洩がないことを作業員に報知する(S1
9)。その後、監視メータ10では開閉弁11を遮断し
(S20)、漏洩監視モードを終了する(S21)。漏
洩監視モードの終了は送受信器18あるいは監視メータ
10を通して作業員に報知されるから、作業員は遮断弁
25を手動で開放して(S22)、送受信器18により
すべてのガスメータ10に対して復帰モードへの移行を
指示する(S23)。ガスメータ10は、復帰モードで
は検査対象管路22と端末管路23との内部圧力が等し
くなるように開閉弁11を一定時間(10秒程度)開放
した後に再び遮断する(S24)。復帰モードの期間中
において圧力センサ12が圧力の低下を検出したときに
は(S25)、端末管路23における漏洩があるか、ガ
ス機器24の器具栓が開放されている可能性があるか
ら、開閉弁11を遮断した状態で復帰モードを終了する
(S26)。この場合には、ガス機器24の使用者が器
具栓を閉じた後に自身でガスメータ10の復帰操作を行
うことになる。また、復帰モードの期間(2分程度)中
に圧力センサ12での検出圧力に実質的な変化が生じな
かったときには開閉弁11を開放して復帰モードを終了
する(S27)。
【0046】以上説明したように、空家では漏洩監視モ
ードに移行後には端末管路23における漏洩やガス機器
24の使用について考慮する必要がなく、第1の実施の
形態よりも処理内容が簡単になる。他の構成および手順
については第1の実施の形態と同様である。
【0047】(第4の実施の形態)上述した実施形態で
は、原則として遮断弁25を作業員が手動で開閉する構
成であったが、本実施形態では遮断弁25として電気的
に開閉操作が可能なものを用いた例を示す。遮断弁25
の開閉は、図8に示すように、送受信器18に付設した
制御装置19によって行うようにしてあり、この構成に
よってガスメータ10の動作状態に連動させて遮断弁2
5の開閉が可能になっている。制御装置19は送受信器
18とともに携帯可能としても、また遮断弁25に付設
して定位置に固定してもよい。また、遮断弁25と制御
装置19との接続は有線か無線かを問わない。本実施形
態において、遮断弁25の開閉を制御装置19によって
行う以外の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0048】しかして、本実施形態では図9に示す手順
で検査対象管路22の漏洩の有無を検出する。本実施形
態の漏洩監視モードでは上述した実施形態とほぼ同様の
処理を行うが、本実施形態では漏洩監視モードに移行す
る前に端末管路23の漏洩の有無を確認する前置処理を
行うことによって、作業員による監視メータ10の選択
作業を不要にしており、また遮断弁25の開閉を自動的
に行うようにしている点で上述した実施形態とは異なっ
ている。
【0049】すなわち、検査対象管路22の漏洩の有無
を検出するには、まず作業員が制御装置19を通してす
べてのガスメータ10に対して前置処理を行うように指
示し、前置処理が指示されたガスメータ10は、それぞ
れ流量センサ13によって流量を監視する(S1)。各
ガスメータ10においては、流量センサ13で実質的に
流量が検出されなければ開閉弁11を遮断し、流量が検
出されるときには流量が検出されなくなるのを待ち、流
量が検出されなくなってから一定時間が経過しても流量
が検出されないことを確認した後に、開閉弁11を遮断
する。ただし、開閉弁11を遮断した後に圧力センサ1
2により検出される圧力に規定値以上の変動があれば開
閉弁11を再び開く(S2)。このようにしてすべての
ガスメータ10において開閉弁11が遮断されると(S
3)、ガス機器24は使用されておらず、また端末管路
23における漏洩がないと言えるから、この時点で制御
装置19では遮断弁25を閉じる制御を行う(S4)。
【0050】遮断弁25を閉じた後の処理は第1の実施
の形態とほぼ同様であって、遮断弁25が閉じた状態で
は、すべてのガスメータ10において流量が検出されて
いないから、どのガスメータ10を監視メータに用いて
もよいことになる。そこで、制御装置19では適宜に1
個以上の監視メータ10を自動的に選択する(S5)。
監視メータ10はあらかじめ決めておいてもよいが、制
御装置19において毎回ランダムに選択するようにして
もよい。制御装置19において選択された監視メータ1
0は、開閉弁11が開放される(S6)。次に、開閉弁
11が開放された直後の検査対象管路22および端末管
路23の内部圧力が監視メータ10の圧力センサ12に
より初期圧力P1として検出される(S7)。初期圧力
P1は供給源20からの最低圧として保証されている圧
力程度に設定された閾値Th1と比較され(S8)、初
期圧力P1が不足していれば、検査対象管路22に漏洩
の可能性があるものとして制御装置19に漏洩の可能性
があることを通知し、制御装置19においては漏洩の可
能性を報知するとともにこの情報を記憶する(S9)。
【0051】初期圧力P1に不足がなければ、圧力セン
サ12の出力を測定圧力P2として取り込み(S1
1)、取り込んだ測定圧力P2と初期圧力P1との変動
幅(=|P1−P2|)を所定の閾値Th2(10Pa
程度)と比較する(S12)。圧力の変動幅が閾値Th
2を超える場合には、検査対象管路22に漏洩の可能性
があるものとして制御装置19に漏洩の可能性があるこ
とを通知し、制御装置19においては漏洩の可能性を報
知するとともにこの情報を記憶する(S9)。また、圧
力の変動幅が規定した測定時間に達するまで閾値Th2
を超えなければ検査対象管路22に漏洩がないと判定す
る(S13)。この測定時間は、たとえば2分あるいは
5分などと設定される。また、測定時間内においていず
れかのガスメータ10における流量センサ13で流量が
検出されたときには(S10)、燃料用ガスの供給を再
開することを優先し、流量が検出されたガスメータ10
の開閉弁11を開放するとともに(S20)、遮断弁2
5を開放させ(S21)、さらに漏洩監視モードを解除
する(S22)。
【0052】ステップS13において検査対象管路22
に漏洩がないと判定されたときには、制御装置19にお
いて漏洩がないことを表示するとともに、漏洩が検出さ
れなかった旨を記憶する(S14)。その後、監視メー
タ10では開閉弁11を遮断し(S15)、漏洩監視モ
ードを終了する(S16)。制御装置19では、漏洩監
視モードが終了すると遮断弁25を開放して(S1
7)、すべてのガスメータ10に対して復帰を指示し
(S18)、すべてのガスメータ10を前置処理の開始
前の状態に復帰させる(S19)。つまり、前置処理の
前に開放されていた開閉弁11を開放し、前置処理の前
に遮断されていた開閉弁11を遮断する。
【0053】以上説明したように、本実施形態では漏洩
監視モードに移行する際には端末管路23において漏洩
がないことが保証されるから、上述した検査によって検
査対象管路22についてのみ漏洩を検出したことにな
る。他の構成および手順は第1の実施の形態と同様であ
る。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明は、加圧された流体が一
方向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏
洩の有無を検査する配管漏洩検査方法であって、検査対
象管路の下流端に設けられ遠隔制御で開閉される開閉弁
と、検査対象管路の上流端に設けられた開閉可能な遮断
弁と、開閉弁よりも下流側の管路である端末管路内の圧
力を検出する圧力検出手段と、端末管路の下流端を開閉
する開閉手段と、圧力検出手段により検出される圧力変
化に基づいて検査対象管路の漏洩の有無を判定する判定
手段とを用い、開閉手段の開閉および端末管路における
漏洩の有無を判定する第1ステップと、開閉手段が閉じ
られかつ当該開閉手段を下流端に備える端末管路におけ
る漏洩がないときに遮断弁を閉じるとともに開閉弁を開
く第2ステップと、開閉弁を開いた後に圧力検出手段に
より初期圧力を検出し、初期圧力の測定後の測定時間内
に圧力検出手段により検出される圧力と初期圧力との差
が規定の閾値を超えると判定手段において検査対象管路
に漏洩が有ると判定する第3ステップとを有しており、
第1ステップにおいて開閉手段の開閉および端末管路の
漏洩の有無を判定しているから、開閉手段が閉じられか
つ端末管路に漏洩がないことが確認される。その後、第
3ステップにおいて検査対象管路と端末管路とを連通さ
せた状態で圧力検出手段を用いて検出される圧力は、検
査対象管路と端末管路との内部圧力を総合した圧力にな
るものの、端末管路に漏洩がないことは第1ステップに
より保証されるから、第3ステップにおいては実質的に
検査対象管路についてのみ漏洩の有無を検出しているこ
とになる。すなわち、検査対象管路と端末管路とを分離
して漏洩の有無を判定したことになる。たとえば、燃料
用ガスの需要家の敷地内でガスメータまでの管路の漏洩
を監視するとすれば、敷地内における管路の最上流に遮
断弁を配置しガスメータに開閉弁を設けておくことによ
って、ガスメータの上流側の検査対象管路における漏洩
の有無とガスメータの下流側の端末管路における漏洩の
有無とを分離して検出することができ、ガスメータとガ
ス機器との間の端末管路における漏洩との誤認を防止す
ることができる。加えて、この方法によれば、開閉弁の
下流側に設けた圧力検出手段によって端末管路と検査対
象管路との漏洩の有無を検出可能としているから、検査
対象管路には流体の流れや圧力を検出する手段を設ける
必要がなく、簡単な構成で管路の漏洩検査が可能にな
る。
【0055】請求項2の発明は、加圧された流体が一方
向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏洩
の有無を検査する配管漏洩検査方法であって、検査対象
管路の下流端に設けられ遠隔制御で開閉される開閉弁
と、検査対象管路の上流端に設けられた開閉可能な遮断
弁と、開閉弁よりも下流側の管路である端末管路内の圧
力を検出する圧力検出手段と、端末管路の下流端を開閉
する開閉手段と、圧力検出手段により検出される圧力変
化に基づいて検査対象管路の漏洩の有無を判定する判定
手段とを用い、開閉手段の開閉および端末管路における
漏洩の有無を開閉弁を閉じた状態で判定する第1ステッ
プと、開閉手段が閉じられかつ当該開閉手段を下流端に
備える端末管路における漏洩がないときに圧力検出手段
により初期圧力を検出して遮断弁を閉じる第2ステップ
と、遮断弁を閉じてから放置時間が経過した後に開閉弁
を再び開き、この時点で圧力検出手段により検出される
圧力と初期圧力との差が規定の閾値を超えていると判定
手段において検査対象管路に漏洩が有ると判定する第3
ステップとを有しており、第1ステップにおいて開閉手
段の開閉および端末管路の漏洩の有無を開閉弁を閉じた
状態で判定しているから、開閉手段が閉じられかつ端末
管路に漏洩がないことが確認される。その後、第3ステ
ップにおいて検査対象管路と端末管路とを連通させた状
態で圧力検出手段を用いて検出される圧力は、検査対象
管路と端末管路との内部圧力を総合した圧力になるもの
の、端末管路に漏洩がないことは第1ステップにおいて
保証されているから、第3ステップにおいては実質的に
検査対象管路についてのみ漏洩の有無を検出しているこ
とになる。すなわち、検査対象管路と端末管路とを分離
して漏洩の有無を判定したことになる。たとえば、燃料
用ガスの需要家の敷地内でガスメータまでの管路の漏洩
を監視するとすれば、敷地内における管路の最上流に遮
断弁を配置しガスメータに開閉弁を設けておくことによ
って、ガスメータの上流側の検査対象管路における漏洩
の有無とガスメータの下流側の端末管路における漏洩の
有無とを分離して検出することができ、ガスメータとガ
ス機器との間の端末管路における漏洩との誤認を防止す
ることができる。さらに、初期圧力の測定後に放置時間
が経過した後の圧力を測定するから、2回の圧力測定の
みで検査対象管路の漏洩の有無を判断することができ、
処理手順が単純である。加えて、この方法によれば、開
閉弁の下流側に設けた圧力検出手段によって端末管路と
検査対象管路との漏洩の有無を検出可能としているか
ら、検査対象管路には流体の流れや圧力を検出する手段
を設ける必要がなく、簡単な構成で管路の漏洩検査が可
能になる。しかも、開閉弁は第1ステップにおいて閉じ
た後には第3ステップにおいて開くだけでよく、開閉弁
の開閉回数が少なく処理が簡単である。
【0056】請求項3の発明は、加圧された流体が一方
向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏洩
の有無を検査する配管漏洩検査方法であって、検査対象
管路の下流側を分岐させた複数の分岐管路の下流端にそ
れぞれ設けられ遠隔制御で開閉される複数個の開閉弁
と、検査対象管路の上流端に設けられた開閉可能な遮断
弁と、各開閉弁よりも下流側の管路である複数の端末管
路内の圧力をそれぞれ検出する複数の圧力検出手段と、
各端末管路の下流端をそれぞれ開閉する複数の開閉手段
と、各圧力検出手段により検出される圧力変化に基づい
て検査対象管路の漏洩の有無を判定する判定手段とを用
い、各開閉手段の開閉および各端末管路における漏洩の
有無を判定する第1ステップと、少なくとも1つの開閉
弁に連通する端末管路に漏洩がなくかつ当該端末管路の
下流端の開閉手段が閉じられているときにすべての開閉
弁を遮断するとともに遮断弁を閉じる第2ステップと、
第1ステップにおいて下流側の端末管路に漏洩がなくか
つ当該端末管路の下流端の開閉手段が閉じられていると
判定された少なくとも1つの開閉弁を開く第3ステップ
と、前記開閉弁を開いた後に前記開閉弁が開かれた端末
管路に設けられている圧力検出手段により初期圧力を検
出し、初期圧力の検出後の測定時間内に圧力検出手段に
より検出される圧力と初期圧力との差が規定の閾値を超
えると判定手段において検査対象管路に漏洩が有ると判
定する第4ステップとを有しており、第1ステップにお
いては開閉手段の開閉および端末管路の漏洩の有無を判
定しているから、開閉手段が閉じられかつ端末管路に漏
洩がないことが確認される。その後、第4ステップにお
いて圧力検出手段を用いて検出される圧力は検査対象管
路と端末管路との内部圧力を総合した圧力になるが、第
1ステップにおいて端末管路に漏洩がないことが保証さ
れているから、第4ステップにおいては実質的に検査対
象管路についてのみ漏洩の有無を検出していることにな
る。すなわち、検査対象管路と端末管路とを分離して漏
洩の有無を判定したことになる。たとえば、集合住宅に
おいて燃料用ガスの需要家の敷地内でガスメータまでの
管路の漏洩を監視するとすれば、敷地内における管路の
最上流に遮断弁を配置し各戸別のガスメータにそれぞれ
開閉弁を設けておくことによって、ガスメータの上流側
の検査対象管路における漏洩の有無とガスメータの下流
側の端末管路における漏洩の有無とを分離して検出する
ことができ、ガスメータとガス機器との間の端末管路に
おける漏洩との誤認を防止することができる。加えて、
この方法によれば、開閉弁の下流側に設けた圧力検出手
段によって端末管路と検査対象管路との漏洩の有無を検
出可能としているから、検査対象管路には流体の流れや
圧力を検出する手段を設ける必要がなく、簡単な構成で
管路の漏洩検査が可能になる。
【0057】請求項4の発明は、加圧された流体が一方
向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏洩
の有無を検査する配管漏洩検査方法であって、検査対象
管路の下流側を分岐させた複数の分岐管路の下流端にそ
れぞれ設けられ遠隔制御で開閉される複数個の開閉弁
と、検査対象管路の上流端に設けられた開閉可能な遮断
弁と、各開閉弁よりも下流側の管路である複数の端末管
路内の圧力をそれぞれ検出する複数の圧力検出手段と、
各端末管路の下流端をそれぞれ開閉する複数の開閉手段
と、各圧力検出手段により検出される圧力変化に基づい
て検査対象管路の漏洩の有無を判定する判定手段とを用
い、各開閉手段の開閉および各端末管路における漏洩の
有無を判定する第1ステップと、少なくとも1つの開閉
弁に連通する端末管路に漏洩がなくかつ当該端末管路の
下流端の開閉手段が閉じられているときに当該開閉弁の
下流側の圧力を検出する圧力検出手段による初期圧力の
検出および全開閉弁の遮断とを行った後に遮断弁を閉じ
る第2ステップと、遮断弁を閉じてから放置時間が経過
した後に第1ステップにおいて下流側の端末管路に漏洩
がなくかつ当該端末管路の下流端の開閉手段が閉じられ
ていると判定された少なくとも1つの開閉弁を開く第3
ステップと、第3ステップにおいて前記開閉弁を開いた
時点で前記圧力検出手段により検出される圧力と初期圧
力との差が規定の閾値を超えていると判定手段において
検査対象管路に漏洩が有ると判定する第4ステップとを
有しており、第1ステップにおいて開閉手段の開閉およ
び端末管路の漏洩の有無を判定しているから、開閉手段
が閉じられかつ端末管路に漏洩がないことが確認され
る。その後、第4ステップにおいて検査対象管路と端末
管路とを連通させた状態で圧力検出手段を用いて検出さ
れる圧力は、検査対象管路と端末管路との内部圧力を総
合した圧力になるものの、端末管路に漏洩がないことは
第1ステップにおいて保証されているから、第4ステッ
プにおいては実質的に検査対象管路についてのみ漏洩の
有無を検出していることになる。すなわち、検査対象管
路と端末管路とを分離して漏洩の有無を判定したことに
なる。たとえば、集合住宅において燃料用ガスの需要家
の敷地内でガスメータまでの管路の漏洩を監視するとす
れば、敷地内における管路の最上流に遮断弁を配置し各
戸別のガスメータにそれぞれ開閉弁を設けておくことに
よって、ガスメータの上流側の検査対象管路における漏
洩の有無とガスメータの下流側の端末管路における漏洩
の有無とを分離して検出することができ、ガスメータと
ガス機器との間の端末管路における漏洩との誤認を防止
することができる。さらに、初期圧力の測定後に放置時
間が経過した後の圧力を測定するから、2回の圧力測定
のみで検査対象管路の漏洩の有無を判断することがで
き、処理手順が単純である。
【0058】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記端末管路を通過する流体の流量
を検出する流量検出手段を用い、前記第1ステップにお
いて、流量検出手段により検出される流量が規定値以下
であるときに前記開閉手段が閉じられかつ開閉手段を下
流端に備える端末管路に漏洩がないと前記判定手段が判
定することを特徴としており、端末管路の流量を流量検
出手段で監視することにより開閉手段が閉じていること
を確認して、検査対象管路の漏洩の有無を検査すること
になり検査精度が高くなる。
【0059】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記判定手段では、前記第2ステップにおいて遮断
弁を閉じた後に前記測定時間の終了前に前記流量検出手
段により所定値以上の流量が検出されると前記検査対象
管路の検査を中止することを特徴としており、端末管路
の流量を流量検出手段で監視することになり、開閉手段
が閉じていることを確認してから検査対象管路の漏洩の
有無を検査することになり検査精度が高くなる。しか
も、検査対象管路の漏洩の有無を検査している期間に開
閉手段が開放されたときには検査を中止するから、開閉
手段の開放を検査対象管路の漏洩と誤認することがな
い。
【0060】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記第1ステップでは、前記開閉弁
を開いて前記端末管路の内部圧力を高めた後に前記開閉
弁を閉じてから規定時間が経過した時点で前記圧力検出
手段により検出した圧力が規定の閾値以上であるときに
前記開閉手段が閉じられかつ開閉手段を下流端に備える
端末管路に漏洩がないと前記判定手段が判定することを
特徴としており、圧力検出手段のみで検査対象管路と端
末管路との漏洩の有無を確認することができ、流量検出
手段が不要になる。
【0061】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記遮断弁を遠隔制御により開閉す
る制御装置が付加され、前記第1ステップでは、前記流
量検出手段の検出する流量が規定値以下であるときに前
記判定手段が開閉手段が閉じられかつ当該開閉手段を下
流端に備える端末管路に漏洩がないと判定し、前記遮断
弁を閉じる第2ステップに移行することを特徴としてお
り、遮断弁の開閉が遠隔制御されるから、検査過程にお
いて人手による作業工数が少なくなり検査作業が容易に
なる。
【0062】請求項9の発明は、加圧された流体が一方
向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏洩
の有無を検査するために検査対象管路の下流端に接続さ
れる配管漏洩検査装置であって、検査対象管路の下流端
に設けられ遠隔制御で開閉される開閉弁と、開閉弁より
も下流側の管路である端末管路内の圧力を検出する圧力
検出手段と、圧力検出手段により検出される圧力変化に
基づいて検査対象管路の漏洩の有無を判定する判定手段
とを備え、前記判定手段が、開閉弁を閉じた状態で圧力
検出手段により検出される圧力の変動により端末管路に
おける漏洩の有無を判定する機能と、検査対象管路の上
流端に設けた遮断弁が閉じられているときに開閉弁を開
いた後に圧力検出手段により検出される初期圧力と初期
圧力の測定後の測定時間内に圧力検出手段により検出さ
れる圧力との差が規定の閾値を超えると検査対象管路に
おける漏洩があると判定する機能とを備えているもので
あり、開閉弁を閉じた状態で圧力の変動を確認すること
によって端末管路の漏洩の有無を確認することができ、
また遮断弁と開閉弁とを開放した状態で圧力の変動を検
出することによって検査対象管路と端末管路とを総合し
た漏洩の有無を確認することができる。すなわち、端末
管路において漏洩がないことを確認した後に検査対象管
路と端末管路とを総合した漏洩の有無を検出することに
よって、実質的に検査対象管路についてのみ漏洩の有無
を検出していることになる。その結果、検査対象管路と
端末管路とを分離して漏洩の有無を判定したことにな
る。加えて、この構成では、開閉弁の下流側に設けた圧
力検出手段によって端末管路と検査対象管路との漏洩の
有無を検出可能としているから、検査対象管路には流体
の流れや圧力を検出する手段を設ける必要がなく、簡単
な構成で管路の漏洩検査が可能になる。
【0063】請求項10の発明は、加圧された流体が一
方向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏
洩の有無を検査するために検査対象管路の下流端に接続
される配管漏洩検査装置であって、検査対象管路の下流
端に設けられ遠隔制御で開閉される開閉弁と、開閉弁よ
りも下流側の管路である端末管路内の圧力を検出する圧
力検出手段と、圧力検出手段により検出される圧力変化
に基づいて検査対象管路の漏洩の有無を判定する判定手
段とを備え、前記判定手段が、開閉弁を閉じた状態で圧
力検出手段により検出される圧力の変動により端末管路
における漏洩の有無を判定する機能と、端末管路に漏洩
がないときに圧力検出手段により初期圧力を検出する機
能と、検査対象管路の上流端に設けた遮断弁が閉じられ
てから放置時間が経過した後に開閉弁を再び開き、この
時点で圧力検出手段により検出される圧力と初期圧力と
の差が規定の閾値を超えていると検査対象管路に漏洩が
有ると判定する機能とを備えているものであり、開閉弁
を閉じた状態で圧力の変動を確認することによって端末
管路の漏洩の有無を確認することができ、その後、開閉
弁を閉じた状態で遮断弁を閉じ放置時間の経過後に開閉
弁を再び開いて圧力の変動を検出することによって検査
対象管路の漏洩の有無を確認することができる。すなわ
ち、端末管路において漏洩がないことを確認した後に検
査対象管路と端末管路とを分離して検査対象管路につい
てのみ漏洩の有無を検出していることになる。このよう
にして、初期圧力の測定後に放置時間が経過した後の圧
力を測定するから、2回の圧力測定のみで検査対象管路
の漏洩の有無を判断することができ処理が単純になる。
加えて、この構成では、開閉弁の下流側に設けた圧力検
出手段によって端末管路と検査対象管路との漏洩の有無
を検出可能としているから、検査対象管路には流体の流
れや圧力を検出する手段を設ける必要がなく、簡単な構
成で管路の漏洩検査が可能になる。
【0064】請求項11の発明は、加圧された流体が一
方向に通過する管路の所定区間を検査対象管路として漏
洩の有無を検査するために検査対象管路の下流端に接続
される配管漏洩検査装置であって、検査対象管路の下流
端に設けられ遠隔制御で開閉される開閉弁と、開閉弁よ
りも下流側の管路である端末管路内の圧力を検出する圧
力検出手段と、端末管路内の流量を検出する流量検出手
段と、流量検出手段により検出される流量および圧力検
出手段により検出される圧力変化に基づいて検査対象管
路の漏洩の有無を判定する判定手段とを備え、前記判定
手段が、流量検出手段により検出される流量が規定値以
下であって検査対象管路の上流端に設けた遮断弁が閉じ
られている状態で開閉弁を開いた後に圧力検出手段によ
り検出される初期圧力と初期圧力の検出後の測定時間内
に圧力検出手段により検出される圧力との差が規定の閾
値を超えると検査対象管路における漏洩があると判定す
る機能を備えているものであり、端末管路の流量を流量
検出手段で監視することにより開閉手段が閉じているこ
とを確認して、検査対象管路の漏洩の有無を検査するか
ら、検査対象管路の漏洩の有無の検査精度が高くなる。
また、開閉弁を閉じた状態で圧力の変動を確認すること
によって端末管路の漏洩の有無を確認し、さらに、遮断
弁と開閉弁とを開放した状態で圧力の変動幅を検出する
ことによって検査対象管路と端末管路とを総合した漏洩
の有無を確認することができる。すなわち、端末管路に
おいて漏洩がないことを確認した後に検査対象管路と端
末管路とを総合した漏洩の有無を検出することによっ
て、実質的に検査対象管路についてのみ漏洩の有無を検
出できることになる。その結果、検査対象管路と端末管
路とを分離して漏洩の有無を判定したことになる。加え
て、この構成では、開閉弁の下流側に設けた圧力検出手
段によって端末管路と検査対象管路との漏洩の有無を検
出可能としているから、検査対象管路には流体の流れや
圧力を検出する手段を設ける必要がなく、簡単な構成で
管路の漏洩検査が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す概略構成図で
ある。
【図2】同上に用いるガスメータを示す概略構成図であ
る。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す要部の動作説
明図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す動作説明図で
ある。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す概略構成図で
ある。
【図9】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
11 開閉弁 12 圧力センサ 13 流量センサ 16 制御回路ブロック 17 無線送受信部 18 送受信器 19 制御装置 22 検査対象管路 23 端末管路 24 ガス機器 25 遮断弁
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 3/22 G01F 3/22 D A 15/06 15/06 G01M 3/26 G01M 3/26 M Fターム(参考) 2F030 CA01 CC13 CE09 CF05 CF11 2F031 AA01 AB01 AE09 2G067 AA14 BB22 CC04 DD02 DD04 DD05 EE08 3J071 AA02 BB11 BB14 CC11 EE02 EE06 EE19 EE24 EE25 EE35 EE37 FF03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧された流体が一方向に通過する管路
    の所定区間を検査対象管路として漏洩の有無を検査する
    配管漏洩検査方法であって、検査対象管路の下流端に設
    けられ遠隔制御で開閉される開閉弁と、検査対象管路の
    上流端に設けられた開閉可能な遮断弁と、開閉弁よりも
    下流側の管路である端末管路内の圧力を検出する圧力検
    出手段と、端末管路の下流端を開閉する開閉手段と、圧
    力検出手段により検出される圧力変化に基づいて検査対
    象管路の漏洩の有無を判定する判定手段とを用い、開閉
    手段の開閉および端末管路における漏洩の有無を判定す
    る第1ステップと、開閉手段が閉じられかつ当該開閉手
    段を下流端に備える端末管路における漏洩がないときに
    遮断弁を閉じるとともに開閉弁を開く第2ステップと、
    開閉弁を開いた後に圧力検出手段により初期圧力を検出
    し、初期圧力の測定後の測定時間内に圧力検出手段によ
    り検出される圧力と初期圧力との差が規定の閾値を超え
    ると判定手段において検査対象管路に漏洩が有ると判定
    する第3ステップとを有することを特徴とする配管漏洩
    検査方法。
  2. 【請求項2】 加圧された流体が一方向に通過する管路
    の所定区間を検査対象管路として漏洩の有無を検査する
    配管漏洩検査方法であって、検査対象管路の下流端に設
    けられ遠隔制御で開閉される開閉弁と、検査対象管路の
    上流端に設けられた開閉可能な遮断弁と、開閉弁よりも
    下流側の管路である端末管路内の圧力を検出する圧力検
    出手段と、端末管路の下流端を開閉する開閉手段と、圧
    力検出手段により検出される圧力変化に基づいて検査対
    象管路の漏洩の有無を判定する判定手段とを用い、開閉
    手段の開閉および端末管路における漏洩の有無を開閉弁
    を閉じた状態で判定する第1ステップと、開閉手段が閉
    じられかつ当該開閉手段を下流端に備える端末管路にお
    ける漏洩がないときに圧力検出手段により初期圧力を検
    出して遮断弁を閉じる第2ステップと、遮断弁を閉じて
    から放置時間が経過した後に開閉弁を再び開き、この時
    点で圧力検出手段により検出される圧力と初期圧力との
    差が規定の閾値を超えていると判定手段において検査対
    象管路に漏洩が有ると判定する第3ステップとを有する
    ことを特徴とする配管漏洩検査方法。
  3. 【請求項3】 加圧された流体が一方向に通過する管路
    の所定区間を検査対象管路として漏洩の有無を検査する
    配管漏洩検査方法であって、検査対象管路の下流側を分
    岐させた複数の分岐管路の下流端にそれぞれ設けられ遠
    隔制御で開閉される複数個の開閉弁と、検査対象管路の
    上流端に設けられた開閉可能な遮断弁と、各開閉弁より
    も下流側の管路である複数の端末管路内の圧力をそれぞ
    れ検出する複数の圧力検出手段と、各端末管路の下流端
    をそれぞれ開閉する複数の開閉手段と、各圧力検出手段
    により検出される圧力変化に基づいて検査対象管路の漏
    洩の有無を判定する判定手段とを用い、各開閉手段の開
    閉および各端末管路における漏洩の有無を判定する第1
    ステップと、少なくとも1つの開閉弁に連通する端末管
    路に漏洩がなくかつ当該端末管路の下流端の開閉手段が
    閉じられているときにすべての開閉弁を遮断するととも
    に遮断弁を閉じる第2ステップと、第1ステップにおい
    て下流側の端末管路に漏洩がなくかつ当該端末管路の下
    流端の開閉手段が閉じられていると判定された少なくと
    も1つの開閉弁を開く第3ステップと、前記開閉弁を開
    いた後に前記開閉弁が開かれた端末管路に設けられてい
    る圧力検出手段により初期圧力を検出し、初期圧力の検
    出後の測定時間内に圧力検出手段により検出される圧力
    と初期圧力との差が規定の閾値を超えると判定手段にお
    いて検査対象管路に漏洩が有ると判定する第4ステップ
    とを有することを特徴とする配管漏洩検査方法。
  4. 【請求項4】 加圧された流体が一方向に通過する管路
    の所定区間を検査対象管路として漏洩の有無を検査する
    配管漏洩検査方法であって、検査対象管路の下流側を分
    岐させた複数の分岐管路の下流端にそれぞれ設けられ遠
    隔制御で開閉される複数個の開閉弁と、検査対象管路の
    上流端に設けられた開閉可能な遮断弁と、各開閉弁より
    も下流側の管路である複数の端末管路内の圧力をそれぞ
    れ検出する複数の圧力検出手段と、各端末管路の下流端
    をそれぞれ開閉する複数の開閉手段と、各圧力検出手段
    により検出される圧力変化に基づいて検査対象管路の漏
    洩の有無を判定する判定手段とを用い、各開閉手段の開
    閉および各端末管路における漏洩の有無を判定する第1
    ステップと、少なくとも1つの開閉弁に連通する端末管
    路に漏洩がなくかつ当該端末管路の下流端の開閉手段が
    閉じられているときに当該開閉弁の下流側の圧力を検出
    する圧力検出手段による初期圧力の検出および全開閉弁
    の遮断とを行った後に遮断弁を閉じる第2ステップと、
    遮断弁を閉じてから放置時間が経過した後に第1ステッ
    プにおいて下流側の端末管路に漏洩がなくかつ当該端末
    管路の下流端の開閉手段が閉じられていると判定された
    少なくとも1つの開閉弁を開く第3ステップと、第3ス
    テップにおいて前記開閉弁を開いた時点で前記圧力検出
    手段により検出される圧力と初期圧力との差が規定の閾
    値を超えていると判定手段において検査対象管路に漏洩
    が有ると判定する第4ステップとを有することを特徴と
    する配管漏洩検査方法。
  5. 【請求項5】 前記端末管路を通過する流体の流量を検
    出する流量検出手段を用い、前記第1ステップにおい
    て、流量検出手段により検出される流量が規定値以下で
    あるときに前記開閉手段が閉じられかつ開閉手段を下流
    端に備える端末管路に漏洩がないと前記判定手段が判定
    することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれ
    か1項に記載の配管漏洩検査方法。
  6. 【請求項6】 前記判定手段では、前記第2ステップに
    おいて遮断弁を閉じた後に前記測定時間の終了前に前記
    流量検出手段により所定値以上の流量が検出されると前
    記検査対象管路の検査を中止することを特徴とする請求
    項5記載の配管漏洩検査方法。
  7. 【請求項7】 前記第1ステップでは、前記開閉弁を開
    いて前記端末管路の内部圧力を高めた後に前記開閉弁を
    閉じてから規定時間が経過した時点で前記圧力検出手段
    により検出した圧力が規定の閾値以上であるときに前記
    開閉手段が閉じられかつ開閉手段を下流端に備える端末
    管路に漏洩がないと前記判定手段が判定することを特徴
    とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の
    配管漏洩検査方法。
  8. 【請求項8】 前記遮断弁を遠隔制御により開閉する制
    御装置が付加され、前記第1ステップでは、前記流量検
    出手段の検出する流量が規定値以下であるときに前記判
    定手段が開閉手段が閉じられかつ当該開閉手段を下流端
    に備える端末管路に漏洩がないと判定し、前記遮断弁を
    閉じる第2ステップに移行することを特徴とする請求項
    1ないし請求項4のいずれか1項に記載の配管漏洩検査
    方法。
  9. 【請求項9】 加圧された流体が一方向に通過する管路
    の所定区間を検査対象管路として漏洩の有無を検査する
    ために検査対象管路の下流端に接続される配管漏洩検査
    装置であって、検査対象管路の下流端に設けられ遠隔制
    御で開閉される開閉弁と、開閉弁よりも下流側の管路で
    ある端末管路内の圧力を検出する圧力検出手段と、圧力
    検出手段により検出される圧力変化に基づいて検査対象
    管路の漏洩の有無を判定する判定手段とを備え、前記判
    定手段が、開閉弁を閉じた状態で圧力検出手段により検
    出される圧力の変動により端末管路における漏洩の有無
    を判定する機能と、検査対象管路の上流端に設けた遮断
    弁が閉じられている状態で開閉弁を開いた後に圧力検出
    手段により検出される初期圧力と初期圧力の検出後の測
    定時間内に圧力検出手段により検出される圧力との差が
    規定の閾値を超えると検査対象管路における漏洩がある
    と判定する機能とを備えていることを特徴とする配管漏
    洩検査装置。
  10. 【請求項10】 加圧された流体が一方向に通過する管
    路の所定区間を検査対象管路として漏洩の有無を検査す
    るために検査対象管路の下流端に接続される配管漏洩検
    査装置であって、検査対象管路の下流端に設けられ遠隔
    制御で開閉される開閉弁と、開閉弁よりも下流側の管路
    である端末管路内の圧力を検出する圧力検出手段と、圧
    力検出手段により検出される圧力変化に基づいて検査対
    象管路の漏洩の有無を判定する判定手段とを備え、前記
    判定手段が、開閉弁を閉じた状態で圧力検出手段により
    検出される圧力の変動幅により端末管路における漏洩の
    有無を判定する機能と、端末管路に漏洩がないときに圧
    力検出手段により初期圧力を検出する機能と、検査対象
    管路の上流端に設けた遮断弁が閉じられてから放置時間
    が経過した後に開閉弁を再び開き、この時点で圧力検出
    手段により検出される圧力と初期圧力との差が規定の閾
    値を超えていると検査対象管路に漏洩が有ると判定する
    機能とを備えていることを特徴とする配管漏洩検査装
    置。
  11. 【請求項11】 加圧された流体が一方向に通過する管
    路の所定区間を検査対象管路として漏洩の有無を検査す
    るために検査対象管路の下流端に接続される配管漏洩検
    査装置であって、検査対象管路の下流端に設けられ遠隔
    制御で開閉される開閉弁と、開閉弁よりも下流側の管路
    である端末管路内の圧力を検出する圧力検出手段と、端
    末管路内の流量を検出する流量検出手段と、流量検出手
    段により検出される流量および圧力検出手段により検出
    される圧力変化に基づいて検査対象管路の漏洩の有無を
    判定する判定手段とを備え、前記判定手段が、流量検出
    手段により検出される流量が規定値以下であって検査対
    象管路の上流端に設けた遮断弁が閉じられている状態で
    開閉弁を開いた後に圧力検出手段により検出される初期
    圧力と初期圧力の検出後の測定時間内に圧力検出手段に
    より検出される圧力との差が規定の閾値を超えると検査
    対象管路における漏洩があると判定する機能を備えてい
    ることを特徴とする配管漏洩検査装置。
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