JP2002241819A - 微粒鉱石吹込装置 - Google Patents
微粒鉱石吹込装置Info
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- JP2002241819A JP2002241819A JP2001034269A JP2001034269A JP2002241819A JP 2002241819 A JP2002241819 A JP 2002241819A JP 2001034269 A JP2001034269 A JP 2001034269A JP 2001034269 A JP2001034269 A JP 2001034269A JP 2002241819 A JP2002241819 A JP 2002241819A
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- tank
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- fine ore
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- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
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- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】粗粒においても、その流動化状態を一定に保つ
ことにより、その切出し量、すなわち吹き込み量も一定
に保つ微粒鉱石吹込装置を提供する。 【解決手段】吹き込みタンク10上部に排気管40を接続
し、この排気管40に粉体吹き込み中に吹き込みタンク上
部よりガス排気可能とした排気弁50を装着してなる微粒
鉱石吹込装置。
ことにより、その切出し量、すなわち吹き込み量も一定
に保つ微粒鉱石吹込装置を提供する。 【解決手段】吹き込みタンク10上部に排気管40を接続
し、この排気管40に粉体吹き込み中に吹き込みタンク上
部よりガス排気可能とした排気弁50を装着してなる微粒
鉱石吹込装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に粒度範囲が
広く通常では安定に吹き込むことが難しい微粒鉱石を高
温でも安定に吹き込む微粒鉱石の吹込装置に関する。
広く通常では安定に吹き込むことが難しい微粒鉱石を高
温でも安定に吹き込む微粒鉱石の吹込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紛体吹き込み装置には、フラクソ式、セ
ラー式、流動式等の種々のタイプがある。フラクソ式
は、粉体をタンク内に充填してタンクを密閉にした後、
圧縮空気を供給して、空気とともに粉体を噴出して輸送
配管中を圧送するもので、粉体を輸送する時にかかる背
圧はバルブなどのシール機構で受け、粉体はタンクの上
方から輸送する方式である。セラー式は、粉体をタンク
内に充填してタンクを密閉にした後、圧縮空気を供給し
て、空気とともに粉体を噴出して輸送配管中を圧送し、
粉体を輸送する時にかかる背圧はバルブなどのシール機
構で受ける点は、フラクソ式と同様であるが、粉体はタ
ンクの下方から抜出して輸送する方式である。流動式
は、多孔板などを使用して空気を粉体の中に吹込み、流
動化して輸送する。粉体を輸送する時にかかる背圧はバ
ルブなどのシール機構で受ける方式である。これらの方
式は、微粒で密度の小さい紛体の吹き込みに適してはい
るが、粗粒で密度が大きい紛体の場合は、吹き込み状態
が安定せずあまり適さない。
ラー式、流動式等の種々のタイプがある。フラクソ式
は、粉体をタンク内に充填してタンクを密閉にした後、
圧縮空気を供給して、空気とともに粉体を噴出して輸送
配管中を圧送するもので、粉体を輸送する時にかかる背
圧はバルブなどのシール機構で受け、粉体はタンクの上
方から輸送する方式である。セラー式は、粉体をタンク
内に充填してタンクを密閉にした後、圧縮空気を供給し
て、空気とともに粉体を噴出して輸送配管中を圧送し、
粉体を輸送する時にかかる背圧はバルブなどのシール機
構で受ける点は、フラクソ式と同様であるが、粉体はタ
ンクの下方から抜出して輸送する方式である。流動式
は、多孔板などを使用して空気を粉体の中に吹込み、流
動化して輸送する。粉体を輸送する時にかかる背圧はバ
ルブなどのシール機構で受ける方式である。これらの方
式は、微粒で密度の小さい紛体の吹き込みに適してはい
るが、粗粒で密度が大きい紛体の場合は、吹き込み状態
が安定せずあまり適さない。
【0003】粗粒で密度が大きい紛体については、吹き
込みタンクの下部にロータリーフィーダー等の定量切出
し装置を設置する方法もあるが、この場合、高温でかつ
摩耗性の激しい材料には定量切出し装置の耐用性が期待
できないことから、この方法も適用できない。
込みタンクの下部にロータリーフィーダー等の定量切出
し装置を設置する方法もあるが、この場合、高温でかつ
摩耗性の激しい材料には定量切出し装置の耐用性が期待
できないことから、この方法も適用できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の通り従来技術で
は、高温の鉄鉱石のような高温でかつ摩耗性の激しい粗
粒な紛体を安定して切出すことは対応できない。その最
大の原因は、紛体の流動化状態により紛体の挙動が変化
することであり、粗粒になる程流動化しずらくなること
である。
は、高温の鉄鉱石のような高温でかつ摩耗性の激しい粗
粒な紛体を安定して切出すことは対応できない。その最
大の原因は、紛体の流動化状態により紛体の挙動が変化
することであり、粗粒になる程流動化しずらくなること
である。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、粗粒においても、その流
動化状態を一定に保つことにより、その切出し量、すな
わち吹き込み量も一定に保つ微粒鉱石吹込装置を提供す
るものである。
で、その目的とするところは、粗粒においても、その流
動化状態を一定に保つことにより、その切出し量、すな
わち吹き込み量も一定に保つ微粒鉱石吹込装置を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、 (1)吹き込みタンク上部に排気管を接続し、この排気
管に粉体吹き込み中に吹き込みタンク上部よりガス排気
可能とした排気弁を装着してなる微粒鉱石吹込装置。
管に粉体吹き込み中に吹き込みタンク上部よりガス排気
可能とした排気弁を装着してなる微粒鉱石吹込装置。
【0007】(2)排気管は、一端を吹き込みタンク上
部に接続し、他端を粉体吹き込み配管に接続している
(1)に記載の微粒鉱石吹込装置。
部に接続し、他端を粉体吹き込み配管に接続している
(1)に記載の微粒鉱石吹込装置。
【0008】(3)排気弁は、排気量を調節可能な開度
調節弁である(1)又は(2)に記載の微粒鉱石吹込装
置。
調節弁である(1)又は(2)に記載の微粒鉱石吹込装
置。
【0009】(4)タンク上部の圧力に応じて開度調節
弁の開度を調節する制御装置を設けている(1)〜
(3)のいずれかに記載の微粒鉱石吹込装置。
弁の開度を調節する制御装置を設けている(1)〜
(3)のいずれかに記載の微粒鉱石吹込装置。
【0010】(5)タンク底部に装着された微粒鉱石切
出弁と、タンク上部の圧力を検出する検出手段と、この
検出手段からの圧力検出信号に基づいて、この切出弁の
開度を調節する制御装置とを具備した微粒鉱石吹込装
置。
出弁と、タンク上部の圧力を検出する検出手段と、この
検出手段からの圧力検出信号に基づいて、この切出弁の
開度を調節する制御装置とを具備した微粒鉱石吹込装
置。
【0011】(6)一端を吹き込みタンク上部に接続
し、他端を粉体吹き込み配管に接続している排気管と、
この排気管に装着された排気量設定弁とを具備した
(5)に記載の微粒鉱石吹込装置である。
し、他端を粉体吹き込み配管に接続している排気管と、
この排気管に装着された排気量設定弁とを具備した
(5)に記載の微粒鉱石吹込装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態を示
す微粉鉱石吹込装置である。この装置は、吹込みタンク
10を備え、吹込みタンクの下部側面には、流動化促進ガ
ス吹込み口12が設けられ、流動化促進ガス(例えば窒
素)をタンク内に吹込むことによりタンク内に粉体の流
動化層20を形成するようになっている。この吹込みタン
クは底部に微粉鉱石切出し口14を形成し、ここに粉体吹
込用ガス(例えば窒素)が流通する配管30が連結されて
いる。この配管はオリフィス32を介して図示しない溶融
還元炉に接続し、所望量の微粉鉱石を溶融還元炉に供給
するようになっている。さらに、吹込みタンクの上部に
はタンク内圧力を検出する圧力検出器16が取付けられて
いる。また、タンクの上部には排気管40が取付けられ、
この排気管は前記吹込み窒素の配管12のオリフィスの後
流側に接続されている。排気管40には圧力制御弁50が装
着され、この圧力制御弁は圧力検出器16からの圧力検出
信号に基づいて開度が調整されて、タンク上部の圧力P
tを制御し、もってタンクの切出し口からの微粉鉱石の
切出し量を適宜調節するようになっている。
す微粉鉱石吹込装置である。この装置は、吹込みタンク
10を備え、吹込みタンクの下部側面には、流動化促進ガ
ス吹込み口12が設けられ、流動化促進ガス(例えば窒
素)をタンク内に吹込むことによりタンク内に粉体の流
動化層20を形成するようになっている。この吹込みタン
クは底部に微粉鉱石切出し口14を形成し、ここに粉体吹
込用ガス(例えば窒素)が流通する配管30が連結されて
いる。この配管はオリフィス32を介して図示しない溶融
還元炉に接続し、所望量の微粉鉱石を溶融還元炉に供給
するようになっている。さらに、吹込みタンクの上部に
はタンク内圧力を検出する圧力検出器16が取付けられて
いる。また、タンクの上部には排気管40が取付けられ、
この排気管は前記吹込み窒素の配管12のオリフィスの後
流側に接続されている。排気管40には圧力制御弁50が装
着され、この圧力制御弁は圧力検出器16からの圧力検出
信号に基づいて開度が調整されて、タンク上部の圧力P
tを制御し、もってタンクの切出し口からの微粉鉱石の
切出し量を適宜調節するようになっている。
【0013】この構成によれば、吹き込みタンク下部に
吹き込まれた流動化促進ガスの一部または全ては、タン
ク上部の排気管40より排気される。このため、流動化促
進ガスがタンク内に滞留している紛体内を通過すること
になり、この結果、タンク上部の流動化を安定させる。
吹き込まれた流動化促進ガスの一部または全ては、タン
ク上部の排気管40より排気される。このため、流動化促
進ガスがタンク内に滞留している紛体内を通過すること
になり、この結果、タンク上部の流動化を安定させる。
【0014】更に、タンク下部においても、紛体吹き込
み用のガスの一部が、タンク上部排気管40より排気され
る。このため、紛体吹き込み用のガスもタンク下部紛体
内を通過することになり、タンク下部の紛体の流動化を
安定させる。
み用のガスの一部が、タンク上部排気管40より排気され
る。このため、紛体吹き込み用のガスもタンク下部紛体
内を通過することになり、タンク下部の紛体の流動化を
安定させる。
【0015】一方、前述の排気管40からガスを系外に排
気すると、タンク上部の圧力が極端に低下し、紛体の流
動状態が更に進んだ噴流状態となり紛体をも排気してし
まう恐れがある。そこで、本発明においては、排気管40
を吹き込み配管30に接続する。このことで、タンク上部
の圧力を吹き込み部の圧力とほぼ変わらないレベルに調
整することが可能になり、流動化の安定化のみならず紛
体歩留まりの向上に寄与している。
気すると、タンク上部の圧力が極端に低下し、紛体の流
動状態が更に進んだ噴流状態となり紛体をも排気してし
まう恐れがある。そこで、本発明においては、排気管40
を吹き込み配管30に接続する。このことで、タンク上部
の圧力を吹き込み部の圧力とほぼ変わらないレベルに調
整することが可能になり、流動化の安定化のみならず紛
体歩留まりの向上に寄与している。
【0016】更に、タンク内紛体の流動化状況は、その
通過ガスの量Vtとガス密度ρgに依存するが、吹き込
みタンク下部の圧力Pbと、排気管と吹き込み配管合流
部の圧力Pmとの間で下式が成立する。
通過ガスの量Vtとガス密度ρgに依存するが、吹き込
みタンク下部の圧力Pbと、排気管と吹き込み配管合流
部の圧力Pmとの間で下式が成立する。
【0017】Pt−Pm=(K1・Cv+K2・C
o)×ρg・Vt2 Pb−Pt=K3・Cs×ρg・Vt2 Cv:排気調整弁流量係数 Cs:タンク紛体内通過時の流量係数 Co:配管や合流部の流量係数 Ki:定数 、式より Pb−Pm=(K1・Cv+K2・Co+K3・C
s)×ρg・Vt2 が得られる。従って、吹き込みタンク内紛体量が変化し
た場合(すなわちCsが変化する)や、吹き込み量を変
化させたり(すなわちPb−Pmが変化する)、吹き込
み先の圧力が変動した場合(すなわちPmが変化する)
にも排気管の圧力調整弁50を開度コントロールすること
(すなわちCvを変化させること)により、適正な流動
化状態を維持することが可能となる。
o)×ρg・Vt2 Pb−Pt=K3・Cs×ρg・Vt2 Cv:排気調整弁流量係数 Cs:タンク紛体内通過時の流量係数 Co:配管や合流部の流量係数 Ki:定数 、式より Pb−Pm=(K1・Cv+K2・Co+K3・C
s)×ρg・Vt2 が得られる。従って、吹き込みタンク内紛体量が変化し
た場合(すなわちCsが変化する)や、吹き込み量を変
化させたり(すなわちPb−Pmが変化する)、吹き込
み先の圧力が変動した場合(すなわちPmが変化する)
にも排気管の圧力調整弁50を開度コントロールすること
(すなわちCvを変化させること)により、適正な流動
化状態を維持することが可能となる。
【0018】以上により、タンク内の紛体の流動化状態
が安定化され、結果として吹き込み量が安定化される。
が安定化され、結果として吹き込み量が安定化される。
【0019】更に、タンク下部に可変オリフィス32や調
整弁50を設置することで、吹き込み量を種々の値に容易
に設定できる。
整弁50を設置することで、吹き込み量を種々の値に容易
に設定できる。
【0020】この流調弁の変わりに、図2に示すよう
に、自動弁50a...を一個もしくは複数個設置してそれら
開閉して紛体の流動化状態を常に一定に保つようにして
もよい。
に、自動弁50a...を一個もしくは複数個設置してそれら
開閉して紛体の流動化状態を常に一定に保つようにして
もよい。
【0021】図3に示す微粉鉱石吹込装置は、本発明の
他の実施の形態を示す。この装置は、吹込みタンク10を
備え、この吹込みタンクの底部に吹込みガスの配管30が
接続され、タンク底部と吹込みガスの配管との間の微粉
鉱石切出し口14に微粒鉱石切出し弁18を装着している。
また、この配管30はオリフィス32を介して図示しない溶
融還元炉に接続している。吹込みタンク10の下部には、
流動化促進ガス吹込み口12が設けられ、窒素を吹込むこ
とによりタンク内に粉体の流動化層20を形成するように
なっている。吹込みタンク10の上部にはタンク内圧力を
検出する圧力検出器16が取付けられており、この検出器
16の圧力検出信号に基づいて微粒鉱石切出し弁18の開度
を調整して、タンク上部の圧力Ptを制御し、もってタ
ンクの切出し口14からの微粉鉱石の切出し量を適宜調節
するようになっている。更に、タンクの上部には排気管
40が取付けられ、この排気管40は前記吹込みガスの配管
30のオリフィス32の後流側に接続されている。排気管4
0には排気量設定弁60が装着され、この設定弁の開度を
調整してタンク上部の圧力が設定値になるようにしてい
る。
他の実施の形態を示す。この装置は、吹込みタンク10を
備え、この吹込みタンクの底部に吹込みガスの配管30が
接続され、タンク底部と吹込みガスの配管との間の微粉
鉱石切出し口14に微粒鉱石切出し弁18を装着している。
また、この配管30はオリフィス32を介して図示しない溶
融還元炉に接続している。吹込みタンク10の下部には、
流動化促進ガス吹込み口12が設けられ、窒素を吹込むこ
とによりタンク内に粉体の流動化層20を形成するように
なっている。吹込みタンク10の上部にはタンク内圧力を
検出する圧力検出器16が取付けられており、この検出器
16の圧力検出信号に基づいて微粒鉱石切出し弁18の開度
を調整して、タンク上部の圧力Ptを制御し、もってタ
ンクの切出し口14からの微粉鉱石の切出し量を適宜調節
するようになっている。更に、タンクの上部には排気管
40が取付けられ、この排気管40は前記吹込みガスの配管
30のオリフィス32の後流側に接続されている。排気管4
0には排気量設定弁60が装着され、この設定弁の開度を
調整してタンク上部の圧力が設定値になるようにしてい
る。
【0022】この装置によれば、排出口部の調整弁18を
開度を調整することにより微粉鉱石の吹込み量の設定値
を自由に変更することができる。すなわち、紛体の流動
化状態を一定に保っていれば、紛体の流体としての特性
が一定になるため、流体の流量制御手段であるオリフィ
ス32や弁を使って、紛体の吹込み管への落下量を可変に
することができる。制御方法としては、この例では、排
気管の開度調整弁を一定に保ちながら、タンク下部の調
整弁18の断面積を吹込み量の設定値に応じて変更し、実
際の吹込み速度を調整弁18にフィードバックする様にし
ている。
開度を調整することにより微粉鉱石の吹込み量の設定値
を自由に変更することができる。すなわち、紛体の流動
化状態を一定に保っていれば、紛体の流体としての特性
が一定になるため、流体の流量制御手段であるオリフィ
ス32や弁を使って、紛体の吹込み管への落下量を可変に
することができる。制御方法としては、この例では、排
気管の開度調整弁を一定に保ちながら、タンク下部の調
整弁18の断面積を吹込み量の設定値に応じて変更し、実
際の吹込み速度を調整弁18にフィードバックする様にし
ている。
【0023】別の制御方法としては、調整弁18の断面積
を吹込み量の設定値に応じて変更し、その設定値になる
よう排気管の調整弁をフィードバック制御する方法もあ
る。尚、これらの開度調整弁の代わりに可変オリフィス
を用いても大差は無く同様の機能を発揮できる。
を吹込み量の設定値に応じて変更し、その設定値になる
よう排気管の調整弁をフィードバック制御する方法もあ
る。尚、これらの開度調整弁の代わりに可変オリフィス
を用いても大差は無く同様の機能を発揮できる。
【0024】またオリフィス32は実際にはオリフィスで
なくても急拡管、急縮管、曲管等の圧力損失を与える部
品に置き換えられるのは言うまでもない。更に図1、図
2のシステムにおいては流動化実装12と、吸込み実装30
は、調整弁50を調整することにより兼用化することも可
能である。
なくても急拡管、急縮管、曲管等の圧力損失を与える部
品に置き換えられるのは言うまでもない。更に図1、図
2のシステムにおいては流動化実装12と、吸込み実装30
は、調整弁50を調整することにより兼用化することも可
能である。
【0025】
【実施例】図1に示す装置を用いて微粉鉱石の吹込み速
度の系時的な変化を調べた。その結果を図4(b)に示
す。比較のため、粉体吹込み中にタンク上部よりガス排
気をしない従来装置を用いた微粉鉱石の吹込み速度の系
時的な変化を調べた。その結果を図4(a)に示す。
度の系時的な変化を調べた。その結果を図4(b)に示
す。比較のため、粉体吹込み中にタンク上部よりガス排
気をしない従来装置を用いた微粉鉱石の吹込み速度の系
時的な変化を調べた。その結果を図4(a)に示す。
【0026】この図から、本発明は、従来のものに比べ
て吹き込み安定性が格段に優れていることが分かる。
て吹き込み安定性が格段に優れていることが分かる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
微粉鉱石吹込み時に、タンク上部のガスを排気している
ので、タンク内の紛体の流動化状態が安定化され、結果
として吹き込み量が安定化されるという顕著な効果を発
揮する。
微粉鉱石吹込み時に、タンク上部のガスを排気している
ので、タンク内の紛体の流動化状態が安定化され、結果
として吹き込み量が安定化されるという顕著な効果を発
揮する。
【図1】本発明の一実施の形態を示す概略図。
【図2】本発明の一実施の形態の変形例を示す概略図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す概略図。
【図4】(a)は従来方法による吹込み速度の系時的な変
化を示す図、(b)は本発明による吹込み速度の系時的な
変化を示す図。
化を示す図、(b)は本発明による吹込み速度の系時的な
変化を示す図。
10...吹込みタンク、12...流動化ガス吹込み口、14...
微粉鉱石切出し口、16...圧力検出器、20...流動化層、
30...粉体吹込み用のガスの配管、32...オリフィス、4
0...排気管、50...圧力制御弁、60...排気量設定弁
微粉鉱石切出し口、16...圧力検出器、20...流動化層、
30...粉体吹込み用のガスの配管、32...オリフィス、4
0...排気管、50...圧力制御弁、60...排気量設定弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 3/18 F27D 3/18 (72)発明者 渡部 雅之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 磯崎 進市 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3F047 AA11 AB02 CA15 3F075 AA08 BA02 BB01 CA09 CB12 CB13 CB16 CC15 DA13 4G068 AA01 AB22 AC09 AD01 AF01 AF06 AF31 AF40 4K012 CA04 CA08 4K055 MA02 MA17
Claims (6)
- 【請求項1】吹き込みタンク上部に排気管を接続し、こ
の排気管に粉体吹き込み中に吹き込みタンク上部よりガ
ス排気可能とした排気弁を装着してなる微粒鉱石吹込装
置。 - 【請求項2】排気管は、一端を吹き込みタンク上部に接
続し、他端を粉体吹き込み配管に接続している請求項1
に記載の微粒鉱石吹込装置。 - 【請求項3】排気弁は、排気量を調節可能な開度調節弁
である請求項1又は2に記載の微粒鉱石吹込装置。 - 【請求項4】タンク上部の圧力に応じて開度調節弁の開
度を調節する制御装置を設けている請求項1〜3のいず
れかに記載の微粒鉱石吹込装置。 - 【請求項5】タンク底部に装着された微粒鉱石切出弁
と、タンク上部の圧力を検出する検出手段と、この検出
手段からの圧力検出信号に基づいて、この切出弁の開度
を調節する制御装置とを具備した微粒鉱石吹込装置。 - 【請求項6】一端を吹き込みタンク上部に接続し、他端
を粉体吹き込み配管に接続している排気管と、この排気
管に装着された排気量設定弁とを具備した請求項5に記
載の微粒鉱石吹込装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001034269A JP2002241819A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | 微粒鉱石吹込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001034269A JP2002241819A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | 微粒鉱石吹込装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002241819A true JP2002241819A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18897903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001034269A Pending JP2002241819A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | 微粒鉱石吹込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002241819A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009183856A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Akatake Engineering Kk | 粉体薄膜供給装置 |
WO2012067462A3 (ko) * | 2010-11-19 | 2012-08-23 | 주식회사 포스코 | 용철제조장치 및 이를 이용한 용철제조방법 |
JP2013216402A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-10-24 | Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd | 粉体搬送装置および粉体搬送方法 |
KR101557136B1 (ko) | 2013-11-28 | 2015-10-02 | 주식회사 포스코 | 용철 제조 설비의 분체 이송 장치 |
CN105173742A (zh) * | 2015-09-09 | 2015-12-23 | 上海隆麦机械设备工程有限公司 | 气力物料输送系统用新型大仓泵 |
CN112061789A (zh) * | 2020-09-23 | 2020-12-11 | 多氟多化工股份有限公司 | 一种用于气力输送装置的连接件及该气力输送装置 |
-
2001
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