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JP2002237692A - 電子回路パッケージの冷却構造 - Google Patents

電子回路パッケージの冷却構造

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Publication number
JP2002237692A
JP2002237692A JP2001033638A JP2001033638A JP2002237692A JP 2002237692 A JP2002237692 A JP 2002237692A JP 2001033638 A JP2001033638 A JP 2001033638A JP 2001033638 A JP2001033638 A JP 2001033638A JP 2002237692 A JP2002237692 A JP 2002237692A
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JP
Japan
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electronic circuit
circuit package
cooling
wind direction
cooling structure
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JP2001033638A
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Yoshiki Kojima
芳樹 小島
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NEC Saitama Ltd
Original Assignee
NEC Saitama Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子回路パッケージに消費電力の大きいチッ
プが実装された場合にはそのチップ及びそのチップ近傍
の電子回路は熱障害を受ける欠点があった。 【解決手段】 プリント配線板4と、このプリント配線
板4に固定されたカバー5とを有し、サブラックに実装
され、このサブラックに設けられたFAN盤から発生さ
れる冷却風により冷却される複数個の電子回路パッケー
ジ2の冷却構造において、この電子回路パッケージ2の
内部に、前記FAN盤から出力される冷却風の進行方向
を転換してプリント配線板4に配置された高消費電力の
電気部品を効率的に冷却する風向板10が配設されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路パッケー
ジの冷却構造に関し、特に、プリント配線板を有する電
子回路パッケージ内にFAN盤から送風される冷却用風
の向きを変える風向板を設け、この風向板により風の
量、風の速度を大にしてプリント配線板に設けられた発
熱量の大きい電子回路を有効に冷却するようにした電子
回路パッケージの冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術の従来例は下記に示すよう
な構造を有していた。
【0003】図13(a)は第1の従来技術を示す斜視
図、図13(b)は図13(a)において一部の電子回
路パッケージをサブラックから引き出して示した斜視図
である。
【0004】この第1の従来技術の問題点として、カー
ド(電子回路パッケージ)の種類により、消費電力の大
きい部品の位置がまちまちであるが、FAN盤の風向き
調整に限度があり、従来のFAN盤ではすべてのカード
の電気部品に均一に風を送る形になり、その結果、全て
のカードで消費電力の大きい電気部品に効率よくFAN
盤の風を当てることが難しいことである。
【0005】第2の問題点として、FAN盤に使用され
るFANの数量、位置等の決定に、熱解析が使用され、
各カードの消費電力が高い電気部品の位置などに注意し
ながら数パターンの解析が行われ、最適な解析結果か
ら、FAN盤設計が進められてきたが、実機では理論的
解析のようにはうまく行かず、風向きの調整やFAN盤
の再設計等後戻り工数が発生していることである。
【0006】第2の従来技術として、特開平7−302
75号公報に開示された電子装置の冷却構造を挙げるこ
とができる。
【0007】この第2の従来例は、高発熱なチップが多
数搭載された平面実装部を効率良く冷却すると共に、ブ
ックシェルフ部をも同時に冷却することを目的としてお
り、この目的を達成するために、上流側マルチチップモ
ジュールと下流側マルチチップモジュールの側面側に第
1のエアガイドを配設し、上流側マルチチップモジュー
ルの側面側に第2のエアガイドを第1のエアガイドの内
側に位置させて配設すると共に、第1のエアガイドの上
流側間口を下流側間口より広くした構造を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来例における各電子回路パッケージを構成するプ
リント配線板に形成されている各チップ7、8、9、1
3、14の発熱量がまちまちであるにもかかわらず、F
AN盤により一様に冷却されるように構成され、図14
に示される如く、FAN盤からの風量は一様であり、高
発熱量のチップを特に有効に冷却する為の何らの手段も
講じられていない。
【0009】また、上記第2の従来例では、マルチチッ
プモジュールが搭載された平面実装基板を冷却するのに
は有効な技術であるが、ブックシェルフに多数実装され
た電子回路パッケージには、第1の従来例と同様に、何
ら特別の冷却手段は設けられていないので、電子回路パ
ッケージに消費電力の大きいチップが実装された場合に
はそのチップ近傍の電子回路は熱障害を受ける欠点があ
った。
【0010】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技
術に内在する上記欠点を解消する為になされたものであ
り、従って本発明の目的は、電子回路パッケージ内にF
AN盤からの冷却用気体の通路及び密度を変える風向手
段を設けることによって電子回路の熱障害を回避するこ
とを可能とした電子回路パッケージの新規な冷却構造を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る電子回路パッケージの冷却構造は、プ
リント配線板と、該プリント配線板に固定されたカバー
とを有し、サブラックに実装され該サブラックに設けら
れたFAN盤から発生される冷却風により冷却される複
数個の電子回路パッケージの冷却構造において、前記電
子回路パッケージの内部に、前記FAN盤から出力され
る冷却風の進行方向を転換して前記プリント配線板に配
置された高消費電力の電気部品を効率的に冷却する風向
板を配設したことを特徴としている。
【0012】前記風向板は、前記電子回路パッケージに
おける吸気口からの前記冷却風を集束して前記高消費電
力の電気部品に供給すると共に、前記冷却風が前記電子
回路パッケージの排気口に進む程該冷却風の通風容積が
小さくなるように形成されている。
【0013】前記風向板を前記電子回路パッケージに一
個設けることができる。
【0014】前記風向板にR曲げ加工を施すことができ
る。
【0015】前記風向板を前記電子回路パッケージに複
数個設けることができる。
【0016】前記風向板を前記カバーに装着することが
できる。
【0017】前記風向板を前記プリント配線板に装着す
ることができる。
【0018】前記プリント配線板の長手方向に沿った両
端部に複数個の取付孔を有するバーを配設し、該両端の
バーの前記取付孔の任意の孔に前記風向板の両端に設け
られた爪を係合することにより該風向板を前記プリント
配線板に装着することができる。
【0019】前記風向板を、R曲げ加工を施さずに一枚
の直線状の板により形成することもできる。
【0020】本発明に係る電子回路パッケージの冷却構
造はまた、複数個のサブラックが縦続接続され、該サブ
ラックのそれぞれに複数個の電子回路パッケージが実装
される構造において、内部にFAN盤からの冷却風の進
路を変更する冷却手段が設けられていない従来の電子回
路パッケージが上段サブラックの任意の領域に実装され
ている場合に、前記上段サブラックの前記従来の電子回
路パッケージに対応する下段サブラックの領域にダミー
の電子回路パッケージを実装し、該ダミーの電子回路パ
ッケージの内部に前記FAN盤から発生する冷却風の進
路を変更する冷却手段を設け、該冷却手段により、前記
上段サブラックの対応領域に実装された前記従来の電子
回路パッケージに配置された高消費電力の電子回路を効
率的に冷却することを特徴としている。
【0021】前記冷却手段は、前記FAN盤から発生す
る冷却風の進路を変更する風向板で構成することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明をその好ましい一実
施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】図1(a)は本発明による一実施の形態を
示す斜視図であり、図1(b)は図1(a)に示す状態
から一部の電子回路パッケージを外部に引き出して示す
斜視図である。
【0024】図1(b)を参照するに、サブラック1に
は複数個の電子回路パッケージ2が実装されており、各
電子回路パッケージ2には、内部のプリント配線板4に
配設された高消費電力の電気部品、即ち発熱量の大きい
電気部品または電子回路にFAN盤3からの風を強制的
に送り込み、高発熱量の電気部品を効率よく冷却する冷
却手段として作用する後述される風向板が必要に応じて
配設されている。
【0025】
【第1の実施例】次に、本発明による一実施の形態の第
1の実施例について図面を参照しながら具体的に説明す
る。
【0026】図2(a)は、本発明に係る第1の実施例
の内部構造を示す正面図であって、前面に設けられたカ
バーが透明なものと仮定した場合の図であり、図2
(b)は第1の実施例の内部構造を示す分解斜視図であ
る。
【0027】
【第1の実施例の構成】図2(a)、図2(b)を参照
するに、本発明に係る電子回路パッケージ2(以下カー
ド2と略記する)の第1の実施例は、コネクタ4aが設
けられたプリント配線板4と、カバー5と、プリント配
線板4に配置されたチップ7、8、9と、風向板10と
から構成されている。
【0028】ここで、プリント配線板4上に配置された
チップ8、9はチップ7よりも発熱量が大きいものと仮
定する。
【0029】カバー5には、図示の如く略S字型に形成
された風向板10が上記チップ発熱量の仮定に応じて装
着され、この風向板10はねじ6によってプリント配線
板4に固定される。風向板10のカバー5への装着方法
は、例えば、リベット止め、ねじ止め、熔接などのいか
なる方法でも実施することが可能である。
【0030】チップ7が、叙上の場合とは逆にチップ
8、9よりも発熱量が大きい場合には、風向板10は逆
略S字型に形成されることになる。
【0031】
【第1の実施例の動作】次に、本発明に係る第1の実施
例の動作について図3を参照して説明する。
【0032】図3は本発明に係る第1の実施例の動作を
説明するためのカード内部における冷却風の流れを示す
図である。
【0033】図3を参照するに、FAN盤3から発生さ
せられた冷却用風a、cはそのまま矢印の方向に送り込
まれるが、冷却用風bの近傍の風は、風向板10によっ
て図示の矢印に示されるように方向を変更させられて発
熱量の大きいチップ8、9の方向に風向きが変えられ
る。
【0034】従って、冷却風がカード2の上部に進行す
る程通風容積が小さくなることにより風速が増大し、放
熱効率が向上し、しかしてチップ8、9への冷却風の風
量と風速が増大される結果、発熱量の大きいチップ8、
9の冷却効果は増大される。発熱量がさほど高くないチ
ップ7には小量の風量が与えられ、カード2内で効率の
よい冷却風の配分が行われる。
【0035】
【第2の実施例】続いて、本発明による一実施の形態の
第2の実施例について図面を参照しながら具体的に説明
する。
【0036】図4(a)は、本発明に係る第2の実施例
の内部構造を示す正面図であって、前面に設けられたカ
バーが透明なものと仮定した場合の図であり、図4
(b)は第2の実施例の内部構造を示す分解斜視図であ
る。
【0037】
【第2の実施例の構成】図4(a)、図4(b)を参照
するに、本発明に係るカード2の第2の実施例は、コネ
クタ4aが設けられたプリント配線板4と、カバー5
と、プリント配線板4に配置されたチップ13、14
と、風向板11、12とから構成されている。
【0038】ここで、例えば、プリント配線板4上に配
置されたチップ13、14は高消費電力、つまり発熱量
が大きいものと仮定する。
【0039】カバー5には、図示の如く、略逆S字型に
形成された風向板11と、略S字型に形成された風向板
12が、上記チップ発熱量の仮定に応じて装着され、こ
れらの風向板11、12はねじ6によってプリント配線
板4に固定される。これらの風向板11、12のカバー
5に対する装着方法は、叙上の第1の実施例と同様に、
例えば、リベット止め、ねじ止め、熔接などのいずれの
方法でもよいことは勿論である。
【0040】チップ13、14の発熱量が比較的小さい
場合、またはチップ13、14のいずれかが発熱量が上
記の場合と異なる場合には、風向板11、12の形状は
叙上の場合と異なるようにすることができる。
【0041】
【第2の実施例の動作】次に、本発明に係る第2の実施
例の動作について図5を参照して説明する。
【0042】図5は本発明に係る第2の実施例の動作を
説明するためのカード内部における冷却風の流れを示す
図である。
【0043】図5を参照するに、FAN盤3から発生さ
せられた冷却用風d、f、hはそのまま図示矢印の方向
に送り込まれるが、冷却用風eの近傍の風は風向板12
によって図示矢印に示されるように方向を転換させられ
ると共に、冷却用風gの近傍の風は風向板11によって
図示矢印に示されるように方向を転換させられて、発熱
量の大きいチップ14及びチップ13の方向に風向きが
変換される。
【0044】従って、冷却風がカード2の上部に進行す
るにつれて通風容積が小さくなることにより風速が増大
し、放熱効率が向上する。更に、チップ14の方向には
冷却用風d、eが加算されると共に、チップ13の方向
には冷却用風g、hが加算される結果、両者共に風量が
増大する。
【0045】叙上のように、チップ13、14への冷却
風の風速と風量が増大される結果、発熱量の大きいチッ
プ13、14に対する冷却効果は増大されて、カード2
内で効率のよい冷却風の配分が実現される。
【0046】
【第3の実施例】次に、本発明による一実施の形態の第
3の実施例について図面を参照しながら具体的に説明す
る。
【0047】図6は、本発明に係る第3の実施例を示す
斜視図である。
【0048】
【第3の実施例の構成】図6を参照するに、第3の実施
例は、サブラックが2段以上実装された場合のものであ
る。即ち、上段のサブラック1には従来における旧カー
ド15が実装されている。勿論、この上段のサブラック
1には本発明に係る叙上の第1、第2の実施例で示され
たカード2も実装することができる。
【0049】上段のサブラック1に実装された旧カード
15に対応する下段のサブラック1の位置にはダミーカ
ード17または18が実装される。
【0050】ダミーカード17は、上記第1の実施例に
おけるカード2に対応するものであり、図7(a)に示
される如く、プリント配線板4の代わりに板金などで形
成されたダミー基板16が用いられ、このダミー基板1
6に風向板10が実装されたカバー5がねじ6により固
定されて形成されたものである。
【0051】ダミーカード18は、上記第2の実施例に
おけるカード2に対応するものであり、図7(b)に示
される如く、プリント配線板4の代わりにダミー基板1
6が用いられ、このダミー基板16に風向板11、12
が装着されたカバー5がねじ6により固定されて形成さ
れたものである。
【0052】
【第3の実施例の動作】次に、本発明に係る第3の実施
例の動作について図8を参照して説明する。
【0053】図8は上段のサブラック1に実装された旧
カード15に配設された高熱量のチップを本発明に係る
風向板を用いて効率的に冷却する動作を説明するための
動作図である。
【0054】図8を参照するに、FAN盤3から発生し
てカードの方向に出力された冷却用風a、cはほぼその
まま上方、即ち排気口(図示せず)方向に進行するが、
冷却用風bは風向板10によって冷却用風aの方向に向
きが変更され冷却用風aと一緒にされて旧カード15の
方向に進行する。
【0055】叙上のように、FAN盤3から出力された
冷却風は、ダミーカード17を通過する間に、風の通過
領域が小さくなると共に、冷却用風aとbとが結合され
て旧カード15の方向に進行し、旧カード15内に配置
された高消費電力のチップ8、9を高速にして高密度を
保持して通過する。従って、旧カード15内の冷却風の
良好な配分を実現することができ、それによって高消費
電力のチップ8、9を効率的に冷却することが可能とな
る。
【0056】以上説明した第3の実施例の冷却構造は前
記第1の実施例に対応するものであり、ダミーカード1
8に前記第2の実施例に示される如く、風向板11、1
2を配設し、FAN盤3からの冷却風の進行方向を変更
するように構成することで、上段サブラック1に実装さ
れた旧カード15に配設されたチップ13、14を前記
第2の実施例と同様に効率的に冷却することが可能とな
る。
【0057】
【第4の実施例】続いて、本発明による第4の実施例に
ついて図9(a)、図9(b)を参照しながら説明す
る。
【0058】図9(a)は、本発明の第4の実施例の内
部構造を示す正面図、図9(b)は本発明の第4の実施
例の分解斜視図である。
【0059】図9(a)、図9(b)を参照するに、こ
の第4の実施例は前記した第1の実施例の変形例を示
し、第1の実施例における風向板10を風向板19に置
き換えたものである。即ち、カバー5に、R曲げを入れ
ずに一枚板で形成された風向板19が固定されている。
その他の構成は第1の実施例と同じである。
【0060】この第4の実施例の作用、効果は前記第1
の実施例の作用、効果とほぼ同じであるが、風向板19
にR曲げ加工を施さないだけ、製品単価が廉価に製作で
きること、及びプリント配線板に搭載される他の電気部
品の関係上、R曲げされた風向板が使用できない場合等
に有効である。
【0061】
【第5の実施例】続いて、本発明による第5の実施例に
ついて図10(a)、図10(b)を参照して説明す
る。
【0062】図10(a)は、本発明の第5の実施例の
内部構造を示す正面図、図10(b)は本発明の第5の
実施例の分解斜視図である。
【0063】図10(a)、図10(b)を参照する
に、この第5の実施例は前述した第2の実施例の変形例
を示し、第2の実施例における風向板11、12をそれ
ぞれ風向板20、21に置き換えたものである。即ち、
カバー5に、R曲げ加工を施さずにそれぞれ一枚板で形
成された風向板20、21が固定されており、その他の
構成は第2の実施例と同様である。
【0064】この第5の実施例の作用、効果は前記第2
の実施例の作用、効果とほぼ同じであるが、風向板2
0、21にR曲げの加工を施す必要がないだけ、製品単
価を廉価に製作できること、及びプリント配線板に搭載
される他の電気部品の関係上、R曲げされた風向板が使
用できない場合等に有効である。
【0065】
【第6の実施例】以下に本発明による第6の実施例につ
いて図面を参照して説明する。
【0066】図11は、本発明による第6の実施例を示
す概略斜視図であって、プリント配線板のみについて示
した図であり、風向板の取り付け構造についての変形例
である。
【0067】図11を参照するに、叙上の第1〜第5の
実施例においては、風向板はカバーに装着されていた
が、この第6の実施例においては、風向板23はプリン
ト配線板4に装着されている。
【0068】即ち、プリント配線板4の長手方向両端に
は複数の取付孔22aが切設されたバー22が形成され
ており、必要に応じて両端部のバー22の任意の取付孔
22aに風向板23の爪23aを係合することにより風
向板23はプリント配線板4に固定される。
【0069】図11に示された構成に基づいたカードを
使用することによっても本発明の目的、効果が達成され
る。
【0070】
【第7の実施例】以下に本発明による第7の実施例につ
いて図12を参照して説明する。
【0071】図12は本発明の第7の実施例を示す概略
斜視図であって、ダミー基板のみについて示した図であ
り、風向板の取付構造について特に、サブラックを複数
用いる第3の実施例の変形例である。
【0072】図12を参照するに、叙上の第1〜第5の
実施例においては、風向板はカバーに装着されていた
が、この第7の実施例においては、風向板25はダミー
基板24に装着されている。
【0073】即ち、ダミー基板24には取付孔24aが
切設されており、これらの取付孔24aに風向板25に
設けられた爪25を係合することにより風向板25はダ
ミー基板24に固定される。
【0074】図12に示された構成に基づいたダミーカ
ードを使用することによっても同様に本発明の目的、効
果を達成することができる。
【0075】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、作用する
ものであり、本発明によれば以下に示すような効果が得
られる。
【0076】本発明による第1の効果は、カードごとの
風向きの微調整を達成することを可能としたことであ
る。消費電力の高い電気部品の位置はカードごとに違う
が、風向板の形状を各カードごとに代えることにより、
FAN盤の風を効率よく問題となる電気部品に供給する
ことができる。
【0077】本発明による第2の効果は、FAN盤設計
の簡易化にある。即ち、これまでは、各カード全体の消
費電力と、電気部品の配置を考慮に入れて、熱解析でF
AN数量、位置を決定していたが、本発明ではFANは
入るだけ適当に配置さえすれば、後はカードの風向板で
強制的に風向きが変わるために、FAN盤設計で熱的問
題を考慮に入れなくてすむことが挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明による一実施の形態を示す斜視
図であり、(b)は(a)に示す状態から一部の電子回
路パッケージを外部に引き出して示す斜視図である。
【図2】(a)は本発明に係る第1の実施例の内部構造
を示す正面図であり、(b)は第1の実施例の内部構造
を示す分解斜視図である。
【図3】本発明に係る第1の実施例の動作を説明するた
めのカード内部における冷却風の流れを示す図である。
【図4】(a)は本発明に係る第2の実施例の内部構造
を示す正面図であり、(b)は第2の実施例の内部構造
を示す分解斜視図である。
【図5】本発明に係る第2の実施例の動作を説明するた
めのカード内部における冷却風の流れを示す図である。
【図6】本発明に係る第3の実施例を示す斜視図であ
る。
【図7】(a)、(b)は本発明による第3の実施例の
内部構造を示す分解斜視図である。
【図8】本発明に係る第3の実施例の動作を説明するた
めの図である。
【図9】(a)は本発明に係る第4の実施例の内部構造
を示す正面図であり、(b)は本発明の第4の実施例の
分解斜視図である。
【図10】(a)は本発明の第5の実施例の内部構造を
示す正面図であり、(b)は本発明の第5の実施例の分
解斜視図である。
【図11】本発明による第6の実施例を示す概略斜視図
であって、プリント配線板のみについて示した図であ
り、風向板の取り付け構造についての変形例である。
【図12】本発明の第7の実施例を示す概略斜視図であ
って、ダミー基板のみについて示した図であり、風向板
の取付構造についての特に、サブラックを複数用いる第
3の実施例の変形例である。
【図13】(a)は従来例を示す斜視図であり、(b)
は(a)の状態から電子回路パッケージのいくつかを外
部に引き出した状態を示す斜視図である。
【図14】従来技術の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1…サブラック 2…カード(電子回路パッケージ) 3…FAN盤 4…プリント配線板 5…カバー 6…ねじ 7、8、9、13、14…チップ 10、11、12、19、20、21、23、25…風
向板 15…旧カード 17、18…ダミーカード 22…バー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板と、該プリント配線板に
    固定されたカバーとを有し、サブラックに実装され該サ
    ブラックに設けられたFAN盤から発生される冷却風に
    より冷却される複数個の電子回路パッケージの冷却構造
    において、前記電子回路パッケージの内部に、前記FA
    N盤から出力される冷却風の進行方向を転換して前記プ
    リント配線板に配置された高消費電力の電気部品を効率
    的に冷却する風向板を配設したことを特徴とする電子回
    路パッケージの冷却構造。
  2. 【請求項2】 前記風向板は、前記電子回路パッケージ
    における吸気口からの前記冷却風を集束して前記高消費
    電力の電気部品に供給すると共に、前記冷却風が前記電
    子回路パッケージの排気口に進む程該冷却風の通風容積
    が小さくなるように形成されていることを更に特徴とす
    る請求項1に記載の電子回路パッケージの冷却構造。
  3. 【請求項3】 前記風向板を前記電子回路パッケージに
    一個設けたことを更に特徴とする請求項1または2のい
    ずれか一項に記載の電子回路パッケージの冷却構造。
  4. 【請求項4】 前記風向板にR曲げ加工を施したことを
    更に特徴とする請求項3に記載の電子回路パッケージの
    冷却構造。
  5. 【請求項5】 前記風向板を前記電子回路パッケージに
    複数個設けたことを更に特徴とする請求項1または2の
    いずれか一項に記載の電子回路パッケージの冷却構造。
  6. 【請求項6】 前記風向板にR曲げ加工を施したことを
    更に特徴とする請求項5に記載の電子回路パッケージの
    冷却構造。
  7. 【請求項7】 前記風向板を前記カバーに装着したこと
    を更に特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の
    電子回路パッケージの冷却構造。
  8. 【請求項8】 前記風向板を前記プリント配線板に装着
    したことを更に特徴とする請求項1〜6のいずれか一項
    に記載の電子回路パッケージの冷却構造。
  9. 【請求項9】 前記プリント配線板の長手方向に沿った
    両端部に複数個の取付孔を有するバーを配設し、該両端
    のバーの前記取付孔の任意の孔に前記風向板の両端に設
    けられた爪を係合することにより該風向板を前記プリン
    ト配線板に装着することを更に特徴とする請求項8に記
    載の電子回路パッケージの冷却構造。
  10. 【請求項10】 前記風向板を、R曲げ加工を施さずに
    一枚の直線状の板により形成したことを更に特徴とする
    請求項3または5のいずれか一項に記載の電子回路パッ
    ケージの冷却構造。
  11. 【請求項11】 複数個のサブラックが縦続接続され、
    該サブラックのそれぞれに複数個の電子回路パッケージ
    が実装される構造において、内部にFAN盤からの冷却
    風の進路を変更する冷却手段が設けられていない従来の
    電子回路パッケージが上段サブラックの任意の領域に実
    装されている場合に、前記上段サブラックの前記従来の
    電子回路パッケージに対応する下段サブラックの領域に
    ダミーの電子回路パッケージを実装し、該ダミーの電子
    回路パッケージの内部に前記FAN盤から発生する冷却
    風の進路を変更する冷却手段を設け、該冷却手段によ
    り、前記上段サブラックの対応領域に実装された前記従
    来の電子回路パッケージに配置された高消費電力の電子
    回路を効率的に冷却することを特徴とした電子回路パッ
    ケージの冷却構造。
  12. 【請求項12】 前記冷却手段は、前記FAN盤から発
    生する冷却風の進路を変更する風向板であることを更に
    特徴とする請求項11に記載の電子回路パッケージの冷
    却構造。
  13. 【請求項13】 前記風向板を、前記ダミーの電子回路
    パッケージを構成するダミー基板に配設したことを更に
    特徴とする請求項12に記載の電子回路パッケージの冷
    却構造。
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