JP2002232363A - 光信号受信装置 - Google Patents
光信号受信装置Info
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Abstract
連続入力時における不正パルスを除去し、バースト的な
光信号入力に対して、適正なパルス幅をもつデジタル信
号出力を高精度に行うこと。 【解決手段】 ピーク検出器4は、電圧信号S2の
「1」レベルに対応するピーク値を検出し、ゼロレベル
検出器5は、「0」レベルに対応するピーク値を検出す
る。閾値演算回路6は、これらの中間値を閾値としてリ
ミッタ3に出力し、リミッタ3は、電圧信号S3がこの
中間値を越えたか否かでデジタル値の判定を行う。レベ
ル検出回路7は、所定電圧Vth1と、ピーク検出器4
の信号S3出力とを比較し、信号S3が所定電圧Vth
1を越えた場合にゲート回路8を「開」にし、リミッタ
3が判定した信号S6を通過出力させ、信号S3が所定
電圧Vth1を越えない場合にゲート回路8を「閉」に
し、リミッタ3が判定した信号S6を遮断する。
Description
に関し、特に、1台の局側装置で複数の加入者装置と通
信を行うことができるポイント・ツウ・マルチポイント
光通信システムにおいて、時分割多重方式を使用した光
バースト信号を受信する光信号受信装置に関するもので
ある。
台の局側装置で複数の加入者装置とデジタル光通信が可
能なポイント・ツウ・マルチポイント光通信システムが
考案され、伝送コストの大幅な低減を実現している。ポ
イント・ツウ・マルチポイント光通信システムとして
は、たとえばITU-T G.983.1として国際標準化されたA
TM−PON(Asynchronous Transfer Mode − Passiv
e Optical Network)伝送方式として実現される。
イント光通信システムに用いられる光信号受信装置の構
成を示す図である(電子情報通信学会 B−897(1
994年9月)参照)。図7において、この光信号受信
装置は、受光素子1、前置増幅器2、リミッタ3、ピー
ク検出器4、ゼロレベル検出器5、および閾値演算回路
6を有する。
信し、光強度を電流信号に変換して前置増幅器2に出力
する。前置増幅器2は、受光素子1で発生した電流信号
を電圧信号に変換し、信号S2として、リミッタ3、ピ
ーク検出器4およびゼロレベル検出器5に出力する。ピ
ーク検出器4は、前置増幅器2およびリセットパルス入
力端子T1に接続され、前置増幅器2が出力する信号S
2のピーク値(最小値)を検出し、信号S3として、こ
の検出したピーク値を閾値演算回路6に送出する。ピー
ク検出器4から出力される信号S3の値は、光信号が示
す2値のうちの論理「H」を示す「1」のレベルに対応
する。また、ピーク検出器4は、リセットパルス入力端
子T1からリセットパルスS7を受信した場合、検出し
たピーク値をリセットする。なお、光信号S1は、バー
スト信号であり、ピーク検出器4は、このバースト信号
の先頭部分で検出される。また、リセットパルスS7
は、バースト信号の受信が終了した時点で生成される。
続され、前置増幅器2が出力する信号S2のゼロレベル
(最大値)を検出し、信号S14として、この検出した
ゼロレベルを閾値演算回路6に送出する。ゼロレベル検
出器5から出力される信号S14の値は、光信号が示す
2値のうちの論理「L」を示す「0」のレベルに対応す
る。
ら出力された信号S14の値とピーク検出器4から出力
された信号S3の値との中間値を算出し、信号S5とし
て、この中間値を閾値としてリミッタ3に出力する。リ
ミッタ3は、閾値演算回路6から出力された信号S5が
示す閾値と、前置増幅器2が出力する信号S2の値とを
比較し、信号S5が示す閾値に比して信号S2の値が大
きい場合、信号S2を「0」と識別し、信号S5が示す
閾値に比して信号S2が示す値が小さい場合信号S2を
「1」と識別し、この識別結果を光信号S1が示す2値
の信号S6として出力する。
信号受信装置の動作について説明する。図8(a)は、
信号S2,S3,S14,S5の波形図を示し、図8
(b)は、信号S6の波形図を示す。信号S2(S1)
としては、最初に電力の小さなバースト信号SB1が受
信され、このバースト信号SB1の受信終了後に、電力
の大きなバースト信号SB2が受信される。バースト信
号SB1の受信終了後に、リセットパルス入力端子T1
からリセットパルスS6が時点trでピーク検出器4に
入力される。
を受信した場合、前置増幅器2は、受信したバースト信
号SB1の光強度に応じたパルス状の信号S2を出力す
る。ピーク検出器4は、前置増幅器2が出力する信号S
2のピーク値を検出し、信号S3を閾値演算回路6に出
力する。ピーク検出器4が検出するピーク値は、信号S
2の立ち上がりの1〜数ビットでピーク値に達し、ピー
ク検出器4はその値を保持する。このピーク値は、上述
した論理「H」に対応する「1」のレベルをもつ。
4の値は、前置増幅器2から出力される信号S2のうち
の論理「L」に対応する「0」のレベルと、検出誤差の
範囲で一致しており、バースト信号SB1,SB2の受
信中の値と、待機(アイドル期間)中の値とで等しい。
閾値演算回路6は、ピーク検出器4が出力した信号S3
の値とゼロレベル検出器が出力する信号S14の値との
中間値(中央値)を演算し、信号S5としてリミッタ3
に出力する。したがって、閾値演算回路6から出力され
た信号S5は、ピーク検出器4が出力する信号S3の出
力値に対応して立ち上がり、ピーク検出器4の出力がピ
ークに達した場合に、論理「H」の「1」レベルと論理
「L」の「0」レベルとの中間値に収束する。
信号S5が示す閾値を基準として、前置増幅器2が出力
する信号S2の大小を判断し、信号S2が示す2値、す
なわち「0」と「1」とを識別し、図8(b)に示すよ
うに、信号S6が示すデジタル信号として出力する。
が終了し、リセットパルス入力端子T1にリセットパル
スS7が時点trで入力された場合、ピーク検出器4
は、保持していたピーク値を初期化し、待機状態とな
る。
のバースト信号SB2を受信した場合、前置増幅器2
は、このバースト信号SB2の光強度に応じたパルス状
の信号S2を出力する。ピーク検出器4は、信号S2の
ピーク値を検出して、この検出したピーク値を信号S3
として閾値演算回路6に出力する。ピーク検出器4が検
出する信号S3の値は、立ち上がりの1〜数ビットでピ
ーク値に達し、ピーク検出器4はその値を保持する。
の値は、前置増幅器2から出力される信号S2のうちの
論理「L」である「0」に対応する値と検出誤差の範囲
で一致しているので、ゼロレベル検出器5が出力する信
号S14の値は、待機中とバースト信号SB2受信中と
で等しい。閾値演算回路6から出力される信号S5の値
は、ピーク検出器4の出力に対応して立ち上がり、ピー
ク検出器4の出力がピークに達した場合に、ピーク検出
器4が出力する値とゼロレベル検出器5が出力する値と
の新しい中間値に収束する。
信号S5が示す値を閾値として用い、前置増幅器2が出
力する信号を、「0」と「1」とに識別し、デジタル信
号である信号S6として出力する。
た従来の光信号受信装置では、時点trにおいてリセッ
トパルスS7によってピーク検出器4を初期化する場
合、領域111に示すように、ピーク検出器4が出力す
る信号S5が過渡応答状態を呈し、これによってピーク
検出器4の信号S3の出力が、前置増幅器2が出力する
信号S2が示す「0」の電位を上回る状態が発生した。
ピーク検出器4の出力が、前置増幅器2が出力する
「0」の電位を上回ると、閾値演算回路6が出力する閾
値が、前置増幅器2が出力する信号S2の「0」の電位
に比して低くなり、前置増幅器2の信号S2出力が
「0」を示す信号状態であるにもかかわらず、リミッタ
3が「1」を出力するという不正パルス101が生成さ
れるという問題点があった。
信号S2を連続して出力し、「0」に対応する信号S2
の連続期間がピーク検出器4の保持能力を超えた場合
に、ピーク検出器4の信号S3出力が、「0」の電位に
収束する現象が発生する。ピーク検出器4の信号S3出
力が、「0」の電位に収束すると、閾値演算回路6が出
力する閾値である信号S5出力が、「0」の電位に収束
し、前置増幅器2の信号S2出力が「0」の状態である
にもかかわらず、リミッタ3が「1」を出力する不正パ
ルス102を生じる可能性があるという問題点があっ
た。
サグまたはオーバーシュートが存在する場合、ゼロレベ
ル検出器5の信号S14出力は、サグおよびオーバーシ
ュートによる電位をもとにゼロレベルを決定するため、
閾値演算回路6が出力する閾値(信号S3)に誤差が生
じ、リミッタ3の信号S6出力にパルス幅歪みが発生す
るという問題点があった。
って、リセットパルス入力時および「0」レベルの連続
入力時における不正パルスを除去し、バースト的な光信
号入力に対して、適正なパルス幅をもつデジタル信号出
力を高精度に行うことができる光信号受信装置を得るこ
とを目的とする。
め、この発明にかかる光信号受信装置は、2値の情報を
示す光信号を受光して電気信号に変換する変換手段と、
前記2値のうちの「H」レベルの電位に対応する値であ
って前記変換手段が変換した電気信号のピーク値を検出
する第1ピーク値検出手段と、前記2値のうちの「L」
レベルの電位に対応する値であって前記変換手段が変換
した電気信号のピーク値を検出する第2ピーク値検出手
段と、前記第1ピーク値検出手段および前記第2ピーク
値検出手段が検出した各ピーク値をもとに前記変換手段
が変換した電気信号の2値を判定出力する判定手段と、
前記第1ピーク値検出手段によって検出されたピーク値
が予め設定した所定値を越えたか否かを判定するレベル
判定手段と、前記判定手段の出力側に接続され、前記レ
ベル判定手段において前記第1ピーク値検出手段によっ
て検出されたピーク値が前記所定値を越えない場合、前
記判定手段の判定出力を遮断するゲート回路とを備えた
ことを特徴とする。
報を示す光信号を受光して電気信号に変換し、この電気
信号は、第1ピーク値検出手段によって、前記2値のう
ちの「H」レベルの電位に対応する値であって前記変換
手段が変換した電気信号のピーク値が検出され、第2ピ
ーク値検出手段によって、前記2値のうちの「L」レベ
ルの電位に対応する値であって前記変換手段が変換した
電気信号のピーク値が検出され、さらに判定手段に入力
される。判定手段は、前記第1ピーク値検出手段および
前記第2ピーク値検出手段が検出した各ピーク値をもと
に前記変換手段が変換した電気信号の2値を判定出力
し、ゲート回路に出力する。レベル判定手段は、前記第
1ピーク値検出手段によって検出されたピーク値が予め
設定した所定値を越えたか否かを判定し、ゲート回路
は、前記判定手段の出力側に接続され、前記レベル判定
手段において前記第1ピーク値検出手段によって検出さ
れたピーク値が前記所定値を越えない場合、前記判定手
段の判定出力を遮断し、前記第1ピーク値検出手段によ
って検出されたピーク値が前記所定値を越える場合、前
記判定手段の判定出力を通過させ、最終的なデジタル信
号として出力するようにしている。
値の情報を示す光信号を受光して電気信号に変換する変
換手段と、前記2値のうちの「H」レベルの電位に対応
する値であって前記変換手段が変換した電気信号のピー
ク値を検出する第1ピーク値検出手段と、前記2値のう
ちの「L」レベルの電位に対応する値であって前記変換
手段が変換した電気信号のピーク値を検出する第2ピー
ク値検出手段と、前記第1ピーク値検出手段および前記
第2ピーク値検出手段が検出した各ピーク値をもとに前
記変換手段が変換した電気信号の2値を判定出力する判
定手段と、前記第1ピーク値検出手段によって検出され
たピーク値が予め設定された第1の所定値を越えたか否
かを判定する第1レベル判定手段と、前記変換手段によ
って変換された電気信号の値が予め設定された第2の所
定値を越えたか否かを判定する第2レベル判定手段と、
前記判定手段の出力側に接続され、前記第1レベル判定
手段において前記第1ピーク検出手段によって検出され
たピーク値が前記第1の所定値を越えず、かつ前記第2
レベル判定手段において前記変換手段によって変換され
た電気信号の値が前記第2の所定値を越えない場合、前
記判定手段の判定出力を遮断するゲート回路とを備えた
ことを特徴とする。
報を示す光信号を受光して電気信号に変換し、この変換
された電気信号は、第1ピーク値検出手段によって、前
記2値のうちの「H」レベルの電位に対応する値であっ
て前記変換手段が変換した電気信号のピーク値が検出さ
れ、第2ピーク値検出手段によって、前記2値のうちの
「L」レベルの電位に対応する値であって前記変換手段
が変換した電気信号のピーク値が検出され、さらに、第
2レベル判定手段および判定手段に入力される。判定手
段は、前記第1ピーク値検出手段および前記第2ピーク
値検出手段が検出した各ピーク値をもとに前記変換手段
が変換した電気信号の2値を判定出力する。第1レベル
判定手段は、前記第1ピーク値検出手段によって検出さ
れたピーク値が予め設定された第1の所定値を越えたか
否かを判定し、第2レベル判定手段は、前記変換手段に
よって変換された電気信号の値が予め設定された第2の
所定値を越えたか否かを判定する。ゲート回路は、前記
判定手段の出力側に接続され、前記第1レベル判定手段
において前記第1ピーク検出手段によって検出されたピ
ーク値が前記第1の所定値を越えず、かつ前記第2レベ
ル判定手段において前記変換手段によって変換された電
気信号の値が前記第2の所定値を越えない場合、前記判
定手段の判定出力を遮断し、前記第1レベル判定手段に
おいて前記第1ピーク値検出手段によって検出されたピ
ーク値が前記第1の所定値を越え、あるいは前記第2レ
ベル判定手段において前記変換手段によって変換された
電気信号の値が前記第2の所定値を越える場合、前記判
定手段の判定出力を通過させ、最終的なデジタル信号と
して出力するようにしている。
記の発明において、前記レベル判定手段または前記第1
レベル判定手段は、ヒステリシス特性を有することを特
徴とする。
たは前記第1レベル判定手段の判定出力にヒステリシス
特性をもたせ、ゲート回路の開閉を安定化させている。
記の発明において、前記2値の情報を示す光信号は、バ
ースト信号であり、前記第1ピーク検出手段および前記
第2ピーク検出手段は、前記各バースト信号の終了時点
を示すリセット信号によってリセットされることを特徴
とする。
段および前記第2ピーク検出手段が、前記各バースト信
号の終了時点を示すリセット信号によってリセットさ
れ、バースト信号の終了時点を確実に認識するようにし
ている。
発明に係る光信号受信装置の好適な実施の形態を詳細に
説明する。
形態1である光信号受信装置の構成を示す図である。図
1において、この光信号受信装置は、受光素子1、前置
増幅器2、リミッタ3、ピーク検出器4、ゼロレベル検
出器5、閾値演算回路6、レベル検出回路7およびゲー
ト回路8を有している。すなわち、図7に示した光信号
受信装置に対して、レベル検出回路7とゲート回路8と
が付加された構成となっている。
号に対応した光信号S1を受信し、光強度を電流信号に
変換し、前置増幅器2に出力する。前置増幅器2は、受
光素子1で発生した電流信号を電圧信号である信号S2
に変換し、リミッタ3、ピーク検出器4およびゼロレベ
ル検出器5に出力する。ピーク検出器4は、前置増幅器
2およびリセットパルス入力端子T1に接続され、前置
増幅器2が出力する信号S2のピーク値(最小値)を、
信号S3として閾値演算回路6およびレベル検出回路7
に送出する。ピーク検出器4からの信号S3出力は、2
値を示す光信号の論理「H」の「1」に対応する。ま
た、ピーク検出器4は、リセットパルス入力端子T1か
ら時点trにおいてリセットパルスS7を受信した場
合、信号S2のピーク値をリセットする。
びリセットパルス入力端子T1に接続され、前置増幅器
2が出力する信号S2のゼロレベル(最大値)を、信号
S4として、閾値演算回路6に送出する。また、ゼロレ
ベル検出器5は、リセットパルス入力端子T1からリセ
ットパルスS7を受信した場合、このリセットパルスS
7を受信した時点trにおける前置増幅器2からの信号
S2出力を、閾値演算回路6に送出する。ゼロレベル検
出器5の信号S4出力は、2値の光信号における「0」
レベルに対応する。
信号S4出力とピーク検出器4の信号S3出力との中間
値を算出し、この算出した信号S5を、閾値としてリミ
ッタ3に出力する。リミッタ3は、閾値演算回路6が算
出した閾値である信号S5の値と、前置増幅器2が出力
する信号S5の値とを比較し、前置増幅器2が出力する
信号S2が、閾値である信号S5に比して大きい場合
に、この信号S2のレベルを「0」と識別し、小さい場
合に「1」と識別し、この識別結果をゲート回路8に出
力する。
び定電圧入力端子T2と接続され、定電圧入力端子T2
から入力される所定の電圧Vth1と、ピーク検出器4
の信号S3出力との比較を行う。所定の電圧Vth1
は、光信号受信装置の受信レベルのピーク値に対してマ
ージンを有するように設定する。レベル検出回路7は、
ピーク検出器4の信号S3出力が所定の電圧Vth1に
比して小さい場合、「光信号受信中」と判定し、判定結
果を信号S8としてゲート回路8に出力する。また、レ
ベル検出回路7は、ピーク検出器4の信号S3出力が所
定の電圧Vth1に比して大きい場合、「光信号待機
中」と判定し、判定結果を信号S8としてゲート回路8
に出力する。
続されるとともに、レベル検出回路7に接続され、レベ
ル検出回路7の信号S8出力が「光信号受信中」の場
合、リミッタ3の信号S6出力を通過出力する。また、
レベル検出回路7の信号S8出力が「光信号待機中」の
場合、リミッタ3の信号S6出力を遮断する。
1における光信号受信装置の動作について説明する。図
2は、受光素子1が、最初に電力の小さいバースト信号
SB1を受信し、このバースト信号SB1の受信終了時
に、リセットパルス入力端子T1からリセットパルスS
7を受信し、つぎに受光素子1が、電力の大きいバース
ト信号SB2を受信した場合における光信号受信装置の
各部における波形図を示している。
を受信した場合、前置増幅器2は、受信した光信号S1
の光強度に応じたパルス状の電圧信号S2を出力する。
ピーク検出器4は、前置増幅器2が出力する電圧信号S
2のピーク値を検出し、信号S3として閾値演算回路6
に出力する。ピーク検出器4が検出する値は、立ち上が
りの1〜数ビットでピーク値に達し、ピーク検出器4は
その値を保持する。
置増幅器2の信号S2出力の「0」レベルに対応する値
と検出誤差の範囲で一致しており、バースト信号SB1
を受信中の場合と待機中の場合とで等しい値を出力す
る。閾値演算回路6は、ピーク検出器4が出力する値と
ゼロレベル検出器5が出力する値との中間値を算出して
出力する。したがって、閾値演算回路6の信号S5出力
は、ピーク検出器4の信号S3出力に対応して立ち上が
り、ピーク検出器4の信号S3出力がピークに達した場
合に、ピーク検出器4が出力する値とゼロレベル検出器
5が出力する値との中間値に収束する。
信号S5が示す閾値をもとに、前置増幅器2が出力する
電圧信号S2を「0」と「1」とに識別する。レベル検
出回路7は、所定電圧Vth1とピーク検出器4の信号
S3出力との比較を行い、ピーク検出器4の信号S3出
力が所定電圧Vth1を越える場合、「光信号受信中」
と判定し、ゲート回路8に信号S8として出力する。ま
た、レベル検出回路7は、ピーク検出器4の出力が所定
電圧Vth1を越えない場合、「光信号待機中」と判定
し、ゲート回路8に信号S8として出力する。
が「光信号待機中」の場合、リミッタ3の判定出力を遮
断し、レベル検出回路7の判定が「光信号受信中」の場
合、リミッタ3の判定出力をそのまま通過出力させる。
ットパルス入力端子T1にリセットパルスS7が時点t
rで入力された場合、ピーク検出器4は、保持していた
ピーク値を初期化し、待機状態となる。レベル検出回路
7は、ピーク検出器4の信号S3出力が所定電圧Vth
1に比して大きくなるので、「光信号待機中」と判定
し、ゲート回路8に出力する。
が「光信号待機中」となるので、リミッタ3の判定出
力、すなわち信号S6を遮断する。また、ゼロレベル検
出器5は、リセットパルス入力端子T1からリセットパ
ルスS7の立ち下がりを受信した場合、リミッタ3の判
定出力、すなわち信号S6をそのまま通過出力させる。
た場合、前置増幅器2は、受光した光信号の光強度に応
じたパルス状の電圧信号S2を出力する。ピーク検出器
4は、前置増幅器2が出力する電圧信号S2のピーク値
を検出して、信号S3として閾値演算回路6に出力す
る。ピーク検出器4が検出する値は、立ち上がりの1〜
数ビットでピーク値に達し、ピーク検出器4はその値を
保持する。
力時における前置増幅器2の信号S2出力を「0」に対
応する値として閾値演算回路6に出力する。したがっ
て、閾値演算回路6の信号S4出力は、ピーク検出器4
の信号S3出力に対応して立ち上がり、ピーク検出器4
の信号S3出力がピークに達した場合に、ピーク検出器
4が出力する値とゼロレベル検出器5が出力する値との
新しい中間値に収束する。
信号S5が示す閾値をもとに、前置増幅器2が出力する
電圧信号S2を、「0」と「1」とに識別し、信号S6
のデジタル信号として出力する。レベル検出回路7は、
所定電圧Vth1とピーク検出器4の信号S3出力との
比較を行い、ピーク検出器4の信号S3出力が所定電圧
Vth1を越える場合、「光信号受信中」と判定し、ゲ
ート回路8に出力する。また、レベル検出回路7は、ピ
ーク検出器4の出力が所定電圧Vth1を越えない場
合、「光信号待機中」と判定し、ゲート回路8に出力す
る。
が「光信号待機中」の場合、リミッタ3からの判定出力
である信号S6の出力を遮断する。また、ゲート回路8
は、レベル検出回路7の判定が「光信号受信中」の場
合、リミッタ3からの判定出力である信号S6の出力を
そのまま通過出力させる。
有する低域通過特性を有する。したがってピーク検出器
4の出力が含む雑音は、前置増幅器2の信号S2出力が
含む雑音に比して小さくなる。このため、レベル検出回
路7が、ピーク検出器4の出力をもとに、バースト信号
の有無を判断することで、リミッタ3が前置増幅器2の
信号S2出力をもとに信号の有無を判断した場合に比し
て、正確な判断を行うことができる。
1のピーク値を検出するピーク検出器4の信号S3出力
をもとに、光信号S1の受信中であるか否かを判定する
レベル検出回路7を備え、レベル検出回路7が「光信号
受信中」と判定した場合、リミッタ3の判定出力をその
まま通過出力し、レベル検出回路7が「光信号待機中」
と判定した場合、リミッタ3の判定出力を遮断するよう
にしているので、リセットパルスS7入力時に過渡応答
状態が生じてピーク検出器4の信号S3出力が前置増幅
器2の「0」レベルの電位を上回る場合においても、不
正なパルスの発生を防ぐことができる。
する電圧信号S2を連続して出力し、「0」レベルに対
応する電圧信号S2の連続がピーク検出器4の保持能力
を超えた場合(期間t11)においても、不正なパルス
の発生を防ぐことができる。
ルスS7を入力し、リセットパルス入力時の前置増幅器
2の出力を「0」レベルに対応する値として用いるの
で、前置増幅器2の出力にサグまたはオーバーシュート
が存在する場合においても、サグやオーバーシュートに
よる誤差を防ぎ、パルス幅歪みの発生を防ぐことができ
る。
形態2について説明する。この実施の形態2では、バー
スト信号の先頭位置を確実に検出し、バースト信号の先
頭パルスを、パルス幅歪みなく確実に出力するようにし
ている。
信号受信装置の構成を示す図である。図3において、こ
の光信号受信装置は、レベル検出回路9および保持回路
10をさらに有し、その他の構成は、実施の形態1と同
じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
度を電流信号に変換し、前置増幅器2に出力する。前置
増幅器2は、受光素子1で発生した電流信号を電圧信号
S2に変換し、リミッタ3、ピーク検出器4、ゼロレベ
ル検出器5およびレベル検出回路9に出力する。ピーク
検出器4は、前置増幅器2およびリセットパルス入力端
子T1に接続され、前置増幅器2が出力する電圧信号S
2のピーク値を検出し、このピーク値を信号S3として
閾値演算回路6およびレベル検出回路7に送出する。ピ
ーク検出器4の信号S3出力は、光信号の「1」レベル
に対応する。また、ピーク検出器4は、リセットパルス
入力端子T1からリセットパルスS7を受信した場合、
ピーク値をリセットする。
びリセットパルス入力端子T1に接続され、前置増幅器
2が出力する電圧信号S2のピーク値(最大電圧値)
を、信号S4として閾値演算回路6に送出する。また、
ゼロレベル検出器5は、リセットパルス入力端子T1か
らリセットパルスS7を受信した場合、リセットパルス
S7を受信した時点trにおける前置増幅器2の信号S
2出力を閾値演算回路6に送出する。ゼロレベル検出器
5の信号S4出力は、光信号の「0」レベルに対応す
る。
信号S4出力とピーク検出器4の信号S3出力との中間
値を算出し、閾値である信号S5としてリミッタ3に出
力する。リミッタ3は、閾値演算回路6が算出した閾値
と、前置増幅器2が出力する電圧信号S2とを比較し、
前置増幅器2が出力する電圧信号S2が、閾値を越えな
い場合に「0」と識別し、越えた場合に「1」と識別
し、この識別結果をゲート回路8に信号S6として出力
する。
び定電圧入力端子T2に接続され、定電圧入力端子T2
から入力される所定電圧Vth1と、ピーク検出器4の
信号S3出力との比較を行う。所定電圧Vth1は、信
号S2が示す「1」レベルのピーク値に対してマージン
を有するように設定する。レベル検出回路7は、ピーク
検出器4の信号S3出力が所定電圧Vth1を越える場
合、「光信号受信中」と判定し、判定結果を信号S8と
して保持回路10に出力する。また、レベル検出回路7
は、ピーク検出器4の出力が所定電圧Vth1を越えな
い場合、「光信号待機中」と判定し、判定結果を信号S
8として保持回路10に出力する。
定電圧入力端子T3に接続され、定電圧入力端子T3か
ら入力される所定電圧Vth2と前置増幅器2の信号S
2出力との比較を行う。レベル検出回路9は、前置増幅
器2の信号S2出力が所定電圧Vth2を越えた場合、
「光信号受信中」と判定し、判定結果を信号S10とし
て保持回路10に出力する。また、レベル検出回路9
は、前置増幅器2の信号S2出力が所定電圧Vth2を
越えない場合、「光信号待機中」と判定し、判定結果を
信号S10として保持回路10に出力する。
レベル検出回路9に接続され、レベル検出回路7,9の
少なくとも一方から「光信号受信中」の信号を受信した
場合、「光信号受信中」の状態を記憶し、ゲートを
「開」とする信号S11をゲート回路8に出力する。ま
た、保持回路10は、レベル検出回路7,9のいずれか
らも「光信号受信中」の信号を受信しない場合、「光信
号受信中」の記憶をリセットし、「光信号待機中」の状
態を記憶し、ゲートを「閉」とする信号S11をゲート
回路8に出力する。
路10に接続され、保持回路10の信号S11が「開」
を示す場合、リミッタ3から出力された信号S6をその
まま通過出力し、保持回路10の信号S11が「閉」を
示す場合、リミッタ3から出力された信号S6を遮断
し、出力させない。
2における光信号受信装置の動作について説明する。図
4は、受光素子1が、最初に電力の小さいバースト信号
SB1を受信する。このバースト信号SB1の受信終了
時に、リセットパルス入力端子T1からリセットパルス
S7が入力される。その後、受光素子1に電力が大きい
バースト信号SB2を受信する。
を受信した場合、前置増幅器2は、受信した光信号S1
の光強度に応じたパルス状の電圧信号S2を出力する。
ピーク検出器4は、前置増幅器2が出力する電圧信号S
2のピーク値を検出し、このピーク値を信号S3として
閾値演算回路6に出力する。ピーク検出器4が検出する
値は、立ち上がりの1〜数ビットでピーク値に達し、ピ
ーク検出器4はその値を保持する。
置増幅器2の信号S2出力の「0」レベルに対応する値
と検出誤差の範囲で一致しており、バースト信号を受信
中の場合と待機中の場合とで等しい値を出力する。閾値
演算回路6は、ピーク検出器4が出力する値とゼロレベ
ル検出器5が出力する値との中間値を算出して出力す
る。したがって、閾値演算回路6の出力は、ピーク検出
器4の出力に対応して立ち上がり、ピーク検出器4の出
力がピークに達した場合に、ピーク検出器4が出力する
値とゼロレベル検出器5が出力する値との中間値に収束
する。
閾値をもとに、前置増幅器2が出力する電圧信号S2
を、「0」と「1」とに識別する。レベル検出回路9
は、所定電圧Vth2と前置増幅器2の出力とを比較
し、前置増幅器2の信号S2出力が所定電圧Vth2を
越えた場合、「光信号受信中」と判定し、信号S10と
して保持回路10に出力する。
が「光信号受信中」の場合、「光信号受信中」の状態を
記憶し、「光信号受信中」に対応して、ゲートを「開」
にする信号S11をゲート回路8に出力する。ゲート回
路8は、保持回路10の判定が「光信号受信中」の場
合、リミッタ3の信号S6出力をそのまま通過出力させ
る。
し、リセットパルス入力端子T1にリセットパルスS7
が時点trで入力された場合、ピーク検出器4は、保持
していたピーク値を初期化し、待機状態となる。レベル
検出回路7は、ピーク検出器4の出力がVth1を越え
なくなるので、「光信号待機中」と判定し、信号S8と
して保持回路10に出力する。
出力のいずれか一方が「光信号受信中」でない場合、
「光信号待機中」の状態を記憶し、ゲートを「閉」にす
る信号S11をゲート回路8に出力する。ゲート回路8
は、保持回路10の出力が「閉」となった場合、リミッ
タ3から出力される信号S6出力を遮断する。
のバースト信号SB2を受信した場合、前置増幅器2
は、新しく受信した光信号S1の光強度に応じたパルス
状の電圧信号S2を出力する。ピーク検出器4は、前置
増幅器2が出力する電圧信号S2のピーク値を検出し
て、このピーク値を信号S3として閾値演算回路6に出
力する。ピーク検出器4が検出する値は、立ち上がりの
1〜数ビットでピーク値に達し、ピーク検出器4はその
値を保持する。
力時における前置増幅器2の信号S2出力を「0」レベ
ルに対応する値として閾値演算回路6に出力する。した
がって、閾値演算回路6の出力は、ピーク検出器4の出
力に対応して立ち上がり、ピーク検出器4の出力がピー
クに達した場合に、ピーク検出器4が出力する値とゼロ
レベル検出器5が出力する値との新しい中間値に収束す
る。
閾値をもとに、前置増幅器2が出力する電圧信号S2
を、「0」と「1」とに識別し、デジタル信号である信
号S6として出力する。レベル検出回路9は、所定電圧
Vth2と前置増幅器2の信号S2出力との比較を行
い、前置増幅器2の信号S2出力が所定電圧Vth2を
越えた場合、「光信号受信中」と判定し、保持回路10
に出力する。
「光信号受信中」の出力を受信し、「光信号受信中」の
状態を記憶し、「光信号受信中」に対応し、ゲートを
「開」にする信号S11をゲート回路8に出力する。こ
の場合、ゲート回路8は、リミッタ3から出力された信
号S6をそのまま通過出力する。
「光信号待機中」、すなわちゲートを「閉」にする信号
S11を受けると、ゲートを閉めて、リミッタ3から出
力された信号S6を遮断する。保持回路10の出力が
「光信号待機中」となるのは、レベル検出回路7,9の
いずれからも、「光信号受信中」を示す信号が入力され
ない場合である。
体に対して線形な特性が要求されるため、その速度に限
界が生じる。したがって、ピーク検出器4の出力をもと
に光信号の受信開始を判定した場合、判定に遅れが発生
する可能性がある。レベル検出回路9は、前置増幅器2
の出力をもとに、光信号の受信開始を判定するので、速
度の限界を持たず、高速に判定することができる。
は、ピーク検出器4の出力が含む雑音は、前置増幅器2
の出力が含む雑音に比して小さいので、レベル検出回路
7が、ピーク検出器4の出力をもとに光信号の受信終了
を判断することで、前置増幅器2の出力をもとに光信号
の受信終了を判定した場合に比して正確な判断を行うこ
とができる。
は、前置増幅器2の出力をもとに光信号の受信開始を判
定するレベル検出回路9と、ピーク検出器4の出力をも
とに光信号の受信終了を判定するレベル検出回路7と、
レベル検出回路9および7をもとに光信号の受信状態を
保持する保持回路10とを備え、保持回路10が「光信
号受信中」と判定した場合、ゲート回路8は、リミッタ
3の判定出力を通過出力し、「光信号待機中」と判定し
た場合、ゲート回路8は、リミッタ3の判定出力を遮断
するので、リセットパルス入力時の過渡応答において、
ピーク検出器4の出力が前置増幅器2の「0」レベルの
電位を上回る場合においても不正なパルスの発生を防ぐ
ことができる。
する電圧信号S2を連続して出力し、「0」レベルに対
応する電圧信号S2の連続がピーク検出器4の保持能力
を超えた場合においても、不正なパルスの発生を防ぐこ
とができる。
S2の立ち上がりを高速に判定し、バースト信号の1ビ
ット目から正確に再現することができる。
信装置は、ゼロレベル検出器5にリセットパルスS7を
入力し、リセットパルス入力時の前置増幅器2の出力を
「0」レベルに対応する値として用いるので、前置増幅
器2の出力にサグまたはオーバーシュートが存在する場
合においても、サグやオーバーシュートによる誤差を防
ぎ、パルス幅歪みの発生を防ぐことができる
形態3について説明する。図5は、この発明の実施の形
態3である光信号受信装置の構成を示す図である。この
実施の形態3では、レベル検出回路7に抵抗R1〜R4
を接続している。その他の構成は、実施の形態1と同様
であり、同一の構成要素には同一の符号を付している。
続され、レベル検出回路7には正帰還がかかる。したが
って、レベル検出回路7は、ヒステリシス効果によっ
て、チャタリングを防止し、安定に動作する。すなわ
ち、ピーク検出器4の出力が所定電圧Vth1を越えた
場合、レベル検出回路7の出力は「光信号受信中」で固
定され、リセットパルスS7が入力されるまでの間、
「光信号待機中」への移行を防止することができる。
置においてレベル検出回路7に抵抗R1〜R4を接続し
ても良い。図6に実施の形態2に示した光信号受信装置
のレベル検出回路7に抵抗を接続した場合における構成
を示す図である。この構成においてレベル検出回路7は
抵抗R1〜R4と接続される。その他の構成は実施の形
態2と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付
している。
続され、レベル検出回路7には正帰還がかかる。したが
って、レベル検出回路7は、ヒステリシス効果によっ
て、チャタリングを防止し、安定に動作する。すなわ
ち、ピーク検出器4の出力が所定電圧Vth1を越えた
場合、レベル検出回路7の出力は「光信号受信中」で固
定され、リセットパルスS7が入力されるまでの間、
「光信号待機中」への移行を防止することができる。
ば、変換手段が、2値の情報を示す光信号を受光して電
気信号に変換し、この電気信号は、第1ピーク値検出手
段によって、前記2値のうちの「H」レベルの電位に対
応する値であって前記変換手段が変換した電気信号のピ
ーク値が検出され、第2ピーク値検出手段によって、前
記2値のうちの「L」レベルの電位に対応する値であっ
て前記変換手段が変換した電気信号のピーク値が検出さ
れ、さらに判定手段に入力される。判定手段は、前記第
1ピーク値検出手段および前記第2ピーク値検出手段が
検出した各ピーク値をもとに前記変換手段が変換した電
気信号の2値を判定出力し、ゲート回路に出力する。レ
ベル判定手段は、前記第1ピーク値検出手段によって検
出されたピーク値が予め設定した所定値を越えたか否か
を判定し、ゲート回路は、前記判定手段の出力側に接続
され、前記レベル判定手段において前記第1ピーク値検
出手段によって検出されたピーク値が前記所定値を越え
ない場合、前記判定手段の判定出力を遮断し、前記第1
ピーク値検出手段によって検出されたピーク値が前記所
定値を越える場合、前記判定手段の判定出力を通過さ
せ、最終的なデジタル信号として出力するようにしてい
るので、バースト信号の終了時点を示すリセットパルス
の入力時の過渡現象によって生起する不正パルスの生成
や、「L」レベルの連続入力時に生起する不正パルスの
生成をなくし、受光した光信号が示す2値のデジタル信
号のパルス幅歪みが軽減されたデジタル信号を出力する
ことができるという効果を奏する。
情報を示す光信号を受光して電気信号に変換し、この変
換された電気信号は、第1ピーク値検出手段によって、
前記2値のうちの「H」レベルの電位に対応する値であ
って前記変換手段が変換した電気信号のピーク値が検出
され、第2ピーク値検出手段によって、前記2値のうち
の「L」レベルの電位に対応する値であって前記変換手
段が変換した電気信号のピーク値が検出され、さらに、
第2レベル判定手段および判定手段に入力される。判定
手段は、前記第1ピーク値検出手段および前記第2ピー
ク値検出手段が検出した各ピーク値をもとに前記変換手
段が変換した電気信号の2値を判定出力する。第1レベ
ル判定手段は、前記第1ピーク値検出手段によって検出
されたピーク値が予め設定された第1の所定値を越えた
か否かを判定し、第2レベル判定手段は、前記変換手段
によって変換された電気信号の値が予め設定された第2
の所定値を越えたか否かを判定する。ゲート回路は、前
記判定手段の出力側に接続され、前記第1レベル判定手
段において前記第1ピーク検出手段によって検出された
ピーク値が前記第1の所定値を越えず、かつ前記第2レ
ベル判定手段において前記変換手段によって変換された
電気信号の値が前記第2の所定値を越えない場合、前記
判定手段の判定出力を遮断し、前記第1レベル判定手段
において前記第1ピーク値検出手段によって検出された
ピーク値が前記第1の所定値を越え、あるいは前記第2
レベル判定手段において前記変換手段によって変換され
た電気信号の値が前記第2の所定値を越える場合、前記
判定手段の判定出力を通過させ、最終的なデジタル信号
として出力するようにしているので、バースト信号の終
了時点を示すリセットパルスの入力時の過渡現象によっ
て生起する不正パルスの生成や、「L」レベルの連続入
力時に生起する不正パルスの生成をなくし、受光した光
信号が示す2値のデジタル信号のパルス幅歪みが軽減さ
れたデジタル信号を出力することができるとともに、第
2レベル判定手段がバースト信号の先頭位置を高速に検
出してゲート回路を通過させるようにしているので、バ
ースト信号の先頭パルスの検出を欠けることなく、適正
なパルス幅をもった精度の高いデジタル信号を出力する
ことができるという効果を奏する。
または前記第1レベル判定手段の判定出力にヒステリシ
ス特性をもたせ、ゲート回路の開閉を安定化させている
ので、安定したデジタル信号の判定出力を行うことがで
きるという効果を奏する。
手段および前記第2ピーク検出手段が、前記各バースト
信号の終了時点を示すリセット信号によってリセットさ
れ、バースト信号の終了時点を確実に認識するようにし
ているので、不安定な判定出力を排除することができる
という効果を奏する。
置の構成を示す図である。
形を示したタイミングチャートである。
置の構成を示す図である。
形を示したタイミングチャートである。
置の構成を示す図である。
置の変形例を示す図である。
る。
形を示したタイミングチャートである。
ーク検出器、5 ゼロレベル検出器、6 閾値演算回
路、7,9 レベル検出回路、8 ゲート回路、10
保持回路、T1 リセットパルス入力端子、T2,T3
定電圧入力端子、Vth1,Vth2 所定電圧。
Claims (4)
- 【請求項1】 2値の情報を示す光信号を受光して電気
信号に変換する変換手段と、 前記2値のうちの「H」レベルの電位に対応する値であ
って前記変換手段が変換した電気信号のピーク値を検出
する第1ピーク値検出手段と、 前記2値のうちの「L」レベルの電位に対応する値であ
って前記変換手段が変換した電気信号のピーク値を検出
する第2ピーク値検出手段と、 前記第1ピーク値検出手段および前記第2ピーク値検出
手段が検出した各ピーク値をもとに前記変換手段が変換
した電気信号の2値を判定出力する判定手段と、 前記第1ピーク値検出手段によって検出されたピーク値
が予め設定した所定値を越えたか否かを判定するレベル
判定手段と、 前記判定手段の出力側に接続され、前記レベル判定手段
において前記第1ピーク値検出手段によって検出された
ピーク値が前記所定値を越えない場合、前記判定手段の
判定出力を遮断するゲート回路と、 を備えたことを特徴とする光信号受信装置。 - 【請求項2】 2値の情報を示す光信号を受光して電気
信号に変換する変換手段と、 前記2値のうちの「H」レベルの電位に対応する値であ
って前記変換手段が変換した電気信号のピーク値を検出
する第1ピーク値検出手段と、 前記2値のうちの「L」レベルの電位に対応する値であ
って前記変換手段が変換した電気信号のピーク値を検出
する第2ピーク値検出手段と、 前記第1ピーク値検出手段および前記第2ピーク値検出
手段が検出した各ピーク値をもとに前記変換手段が変換
した電気信号の2値を判定出力する判定手段と、 前記第1ピーク値検出手段によって検出されたピーク値
が予め設定された第1の所定値を越えたか否かを判定す
る第1レベル判定手段と、 前記変換手段によって変換された電気信号の値が予め設
定された第2の所定値を越えたか否かを判定する第2レ
ベル判定手段と、 前記判定手段の出力側に接続され、前記第1レベル判定
手段において前記第1ピーク検出手段によって検出され
たピーク値が前記第1の所定値を越えず、かつ前記第2
レベル判定手段において前記変換手段によって変換され
た電気信号の値が前記第2の所定値を越えない場合、前
記判定手段の判定出力を遮断するゲート回路と、 を備えたことを特徴とする光信号受信装置。 - 【請求項3】 前記レベル判定手段または前記第1レベ
ル判定手段は、ヒステリシス特性を有することを特徴と
する請求項1または2に記載の光信号受信装置。 - 【請求項4】 前記2値の情報を示す光信号は、バース
ト信号であり、 前記第1ピーク検出手段および前記第2ピーク検出手段
は、前記各バースト信号の終了時点を示すリセット信号
によってリセットされることを特徴とする請求項1〜3
のいずれか一つに記載の光信号受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001022131A JP4011294B2 (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 光信号受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001022131A JP4011294B2 (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 光信号受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002232363A true JP2002232363A (ja) | 2002-08-16 |
JP4011294B2 JP4011294B2 (ja) | 2007-11-21 |
Family
ID=18887583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001022131A Expired - Fee Related JP4011294B2 (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 光信号受信装置 |
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JP (1) | JP4011294B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006074214A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Fujitsu Ltd | 光受信装置 |
JP2008178023A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Opnext Japan Inc | 光受信器及び光受信器の信号出力方法 |
-
2001
- 2001-01-30 JP JP2001022131A patent/JP4011294B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006074214A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Fujitsu Ltd | 光受信装置 |
JP2008178023A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Opnext Japan Inc | 光受信器及び光受信器の信号出力方法 |
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