JP2002228695A - 抵抗測定装置 - Google Patents
抵抗測定装置Info
- Publication number
- JP2002228695A JP2002228695A JP2001026442A JP2001026442A JP2002228695A JP 2002228695 A JP2002228695 A JP 2002228695A JP 2001026442 A JP2001026442 A JP 2001026442A JP 2001026442 A JP2001026442 A JP 2001026442A JP 2002228695 A JP2002228695 A JP 2002228695A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- circuit
- resistance
- value
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 74
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 25
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 abstract description 18
- 238000004904 shortening Methods 0.000 abstract 1
- 101100444142 Neurospora crassa (strain ATCC 24698 / 74-OR23-1A / CBS 708.71 / DSM 1257 / FGSC 987) dut-1 gene Proteins 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000004069 differentiation Effects 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力用開閉機器等の電流導体のように、イン
ダクタンスを含んだ低抵抗値を測定する場合において、
測定時間の短縮、かつ、高精度化を図るとともに、装置
の小型化、低消費電力化が可能な抵抗測定装置を得る。 【解決手段】 インダクタンスL2分を含む被測定物1
00にこの両端子間から電流を流すための電源回路と、
被測定物の両端子間の電圧を測定する電圧測定回路と、
被測定物に流入する電流を測定する電流測定回路と、電
圧測定回路にて測定した電圧値を電流測定回路にて測定
した電流値で除算して抵抗値を算出する抵抗算出回路と
を備えた抵抗測定装置において、電源回路は、時間に対
して電流変化が零となる点を含む波形の電流iを被測定
物100に通電させ、抵抗算出回路は、時間に対して電
流変化が零となるタイミングにおける電圧値および電流
値から被測定物100の抵抗値R2を算出するものであ
る。
ダクタンスを含んだ低抵抗値を測定する場合において、
測定時間の短縮、かつ、高精度化を図るとともに、装置
の小型化、低消費電力化が可能な抵抗測定装置を得る。 【解決手段】 インダクタンスL2分を含む被測定物1
00にこの両端子間から電流を流すための電源回路と、
被測定物の両端子間の電圧を測定する電圧測定回路と、
被測定物に流入する電流を測定する電流測定回路と、電
圧測定回路にて測定した電圧値を電流測定回路にて測定
した電流値で除算して抵抗値を算出する抵抗算出回路と
を備えた抵抗測定装置において、電源回路は、時間に対
して電流変化が零となる点を含む波形の電流iを被測定
物100に通電させ、抵抗算出回路は、時間に対して電
流変化が零となるタイミングにおける電圧値および電流
値から被測定物100の抵抗値R2を算出するものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力用開閉機器
などの電流導体、および、電流導体の接触部などにおけ
る低抵抗値を測定するための抵抗測定装置に関するもの
である。
などの電流導体、および、電流導体の接触部などにおけ
る低抵抗値を測定するための抵抗測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電力用開閉機器などにおいては、電流導
体の接触部の異常、あるいは、電流導体そのものの異常
により、通電経路の抵抗値が増大すれば、大電流の通電
時に、接触部あるいは電流導体そのものが過熱して事故
に至る危険性がある。このことから、従来より電力用開
閉機器などの保守点検時において、接触部を含めた電流
導体の抵抗値を測定して、監視している。
体の接触部の異常、あるいは、電流導体そのものの異常
により、通電経路の抵抗値が増大すれば、大電流の通電
時に、接触部あるいは電流導体そのものが過熱して事故
に至る危険性がある。このことから、従来より電力用開
閉機器などの保守点検時において、接触部を含めた電流
導体の抵抗値を測定して、監視している。
【0003】このような、電流導体および接触部の抵抗
値は非常に低抵抗であることから、一般的に、従来より
4端子法(4線式とも呼ぶ)による抵抗測定方法が用い
られている。図4は従来用いられている一般的な、4端
子法による抵抗測定装置の原理を説明するための図であ
る。図4において、1は導体および導体接触部等の被測
定物、2は直流電源、3は定電流制御器、4はスイッ
チ、5は被測定物1の両端に生じる電位差を測定する電
圧計である。
値は非常に低抵抗であることから、一般的に、従来より
4端子法(4線式とも呼ぶ)による抵抗測定方法が用い
られている。図4は従来用いられている一般的な、4端
子法による抵抗測定装置の原理を説明するための図であ
る。図4において、1は導体および導体接触部等の被測
定物、2は直流電源、3は定電流制御器、4はスイッ
チ、5は被測定物1の両端に生じる電位差を測定する電
圧計である。
【0004】上記のように構成された抵抗測定装置の抵
抗測定方法について説明する。まず、この回路において
スイッチ4を閉じて、被測定物1に定電流を通電する。
次に、電圧計5が被測定物1の両端に生じる電位差を測
定する。そして、被測定物1に流れる電流をI、被測定
物1に生じる電位差をVRとすると、オームの法則から
被測定物2の抵抗値Rは、R=VR/Iとなる。
抗測定方法について説明する。まず、この回路において
スイッチ4を閉じて、被測定物1に定電流を通電する。
次に、電圧計5が被測定物1の両端に生じる電位差を測
定する。そして、被測定物1に流れる電流をI、被測定
物1に生じる電位差をVRとすると、オームの法則から
被測定物2の抵抗値Rは、R=VR/Iとなる。
【0005】ここで電流Iが一定であれば、電位差VR
は被測定物1の抵抗値Rに比例する。従って、電流Iを
所定値に設定して、電位差VRを測定することにより、
被測定物1の抵抗値Rを求めることができる。しかしな
がら、上記の従来例では、被測定物1に応じて測定用電
流を所定値に設定した上で、抵抗値を測定する必要があ
るため、定電流制御器3により測定電流を読み取りなが
ら調整する必要がある。そしてその被測定物1としての
導体あるいは導体接触部の状態によっては、通電するこ
とにより抵抗値が変動するため、電流Iを調整しなが
ら、かつ、安定したことを確認した上で値を読み取る必
要があった。
は被測定物1の抵抗値Rに比例する。従って、電流Iを
所定値に設定して、電位差VRを測定することにより、
被測定物1の抵抗値Rを求めることができる。しかしな
がら、上記の従来例では、被測定物1に応じて測定用電
流を所定値に設定した上で、抵抗値を測定する必要があ
るため、定電流制御器3により測定電流を読み取りなが
ら調整する必要がある。そしてその被測定物1としての
導体あるいは導体接触部の状態によっては、通電するこ
とにより抵抗値が変動するため、電流Iを調整しなが
ら、かつ、安定したことを確認した上で値を読み取る必
要があった。
【0006】このように、上記の従来例では測定電流の
読み取り、および、その調整作業が必要であり、同一の
被測定物1であっても、測定者の癖などのよって、測定
された抵抗値にばらつきが生じたり、測定ミスなどの恐
れがあった。
読み取り、および、その調整作業が必要であり、同一の
被測定物1であっても、測定者の癖などのよって、測定
された抵抗値にばらつきが生じたり、測定ミスなどの恐
れがあった。
【0007】他の従来例として図5に特開平08−11
4634号公報に示された抵抗測定装置を示す。これ
は、上記の技術例の測定作業を自動化して、個人差によ
る測定値のばらつき、および、測定ミスの問題を解消
し、導体接触部の抵抗値を高い信頼性で測定できるよう
にしたものである。
4634号公報に示された抵抗測定装置を示す。これ
は、上記の技術例の測定作業を自動化して、個人差によ
る測定値のばらつき、および、測定ミスの問題を解消
し、導体接触部の抵抗値を高い信頼性で測定できるよう
にしたものである。
【0008】図5において、6は抵抗測定装置であり、
被測定物1の両端を電流ケーブル11a、11bおよび
電圧リード12a、12bを介して接続されている。7
は定電流電源で、可変定電流回路を含み、通電リレー
9、電流ケーブル11a、被測定物1、電流ケーブル1
1bを介して、被測定物1に一定の測定電流を通電す
る。8はA/D変換器で、被測定物1の両端に生じるア
ナログ電圧を入力して、デジタル信号に変換しコントロ
ーラ10に出力する。
被測定物1の両端を電流ケーブル11a、11bおよび
電圧リード12a、12bを介して接続されている。7
は定電流電源で、可変定電流回路を含み、通電リレー
9、電流ケーブル11a、被測定物1、電流ケーブル1
1bを介して、被測定物1に一定の測定電流を通電す
る。8はA/D変換器で、被測定物1の両端に生じるア
ナログ電圧を入力して、デジタル信号に変換しコントロ
ーラ10に出力する。
【0009】コントローラ10は、図示しないがRO
M、RAM等のメモリ、データ入出力用のI/Oポー
ト、操作用スイッチ部、データ表示部等で構成されてお
り、ROMに予め書き込んだプログラムにより、測定作
業を自動化するとともに、各種所定の処理を実行する。
M、RAM等のメモリ、データ入出力用のI/Oポー
ト、操作用スイッチ部、データ表示部等で構成されてお
り、ROMに予め書き込んだプログラムにより、測定作
業を自動化するとともに、各種所定の処理を実行する。
【0010】次に上記のように構成された従来の抵抗測
定装置の抵抗測定方法について説明する。まず、コント
ローラ10は、被測定物1への通電を開始してから一定
時間経過後に、被測定物1の両端に生じる電圧を、A/
D変換器8により一定時間に複数回測定し、その平均電
圧値を求めることにより、測定データの安定化を図って
いる。さらに、複数回測定した電圧値から異常な電圧値
を適度に棄却するために、コントローラ10は電圧値よ
り特異値を除いてから平均電圧値を求める。そして、被
測定物1に通電された電流Iとにて、被測定物1の抵抗
が求められる。このように測定作業の自動化とともに、
個人差による測定値のばらつきや読み間違いを防いでい
た。
定装置の抵抗測定方法について説明する。まず、コント
ローラ10は、被測定物1への通電を開始してから一定
時間経過後に、被測定物1の両端に生じる電圧を、A/
D変換器8により一定時間に複数回測定し、その平均電
圧値を求めることにより、測定データの安定化を図って
いる。さらに、複数回測定した電圧値から異常な電圧値
を適度に棄却するために、コントローラ10は電圧値よ
り特異値を除いてから平均電圧値を求める。そして、被
測定物1に通電された電流Iとにて、被測定物1の抵抗
が求められる。このように測定作業の自動化とともに、
個人差による測定値のばらつきや読み間違いを防いでい
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の抵抗測定装置は
上記のように構成され、前者の4端子法を用いた低抵抗
の測定では、測定電流の読み取り、および、その調整作
業が必要であり、同一の被測定物1であっても、測定者
の癖によって、測定された抵抗値にばらつきが生じた
り、測定ミスの恐れがあった。
上記のように構成され、前者の4端子法を用いた低抵抗
の測定では、測定電流の読み取り、および、その調整作
業が必要であり、同一の被測定物1であっても、測定者
の癖によって、測定された抵抗値にばらつきが生じた
り、測定ミスの恐れがあった。
【0012】後者の従来の測定方法では、通電を開始し
てから一定時間経過後、さらに一定時間に複数回測定
し、その平均電圧値を求めており、測定において長時間
を要するという問題点があった。また、測定対象とし
て、電力用開閉機器等の電流導体の場合には、大電流を
流す必要からどうしても大型となり、測定回路、および
装置などについても大規模となるという問題点があっ
た。
てから一定時間経過後、さらに一定時間に複数回測定
し、その平均電圧値を求めており、測定において長時間
を要するという問題点があった。また、測定対象とし
て、電力用開閉機器等の電流導体の場合には、大電流を
流す必要からどうしても大型となり、測定回路、および
装置などについても大規模となるという問題点があっ
た。
【0013】しかし、大電流導体の場合、その抵抗値は
非常に小さくなることから、被測定物の両端に生じる電
圧は小さく、熱起電力等による誤差の影響を抑えるに
は、大電流の直流電源を用いなければ測定精度が悪くな
る。また、測定電流を徐々に上昇させなければ、大規模
な測定回路上に発生するインダクタンス電圧により測定
誤差が生じるとともに、測定時間がさらに長時間になる
という問題点があった。
非常に小さくなることから、被測定物の両端に生じる電
圧は小さく、熱起電力等による誤差の影響を抑えるに
は、大電流の直流電源を用いなければ測定精度が悪くな
る。また、測定電流を徐々に上昇させなければ、大規模
な測定回路上に発生するインダクタンス電圧により測定
誤差が生じるとともに、測定時間がさらに長時間になる
という問題点があった。
【0014】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、測定の自動化による測定作業
の簡素化のみならず、測定時間の短縮、かつ、高精度化
を図るとともに、装置の小型化、低消費電力化が可能な
抵抗測定装置を提供することを目的とする。
るためになされたもので、測定の自動化による測定作業
の簡素化のみならず、測定時間の短縮、かつ、高精度化
を図るとともに、装置の小型化、低消費電力化が可能な
抵抗測定装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の抵抗測定装置は、インダクタンス分を含む被測定物に
被測定物の両端子間から電流を流すための電源回路と、
被測定物の両端子間の電圧を測定する電圧測定回路と、
被測定物に流入する電流を測定する電流測定回路と、電
圧測定回路にて測定した電圧値を電流測定回路にて測定
した電流値で除算して抵抗値を算出する抵抗算出回路と
を備えた抵抗測定装置において、電源回路は、時間に対
して電流変化が零となる点を含む波形の電流を被測定物
に通電させ、抵抗算出回路は、時間に対して電流変化が
零となるタイミングにおける電圧値および電流値から被
測定物の抵抗値を算出するものである。
の抵抗測定装置は、インダクタンス分を含む被測定物に
被測定物の両端子間から電流を流すための電源回路と、
被測定物の両端子間の電圧を測定する電圧測定回路と、
被測定物に流入する電流を測定する電流測定回路と、電
圧測定回路にて測定した電圧値を電流測定回路にて測定
した電流値で除算して抵抗値を算出する抵抗算出回路と
を備えた抵抗測定装置において、電源回路は、時間に対
して電流変化が零となる点を含む波形の電流を被測定物
に通電させ、抵抗算出回路は、時間に対して電流変化が
零となるタイミングにおける電圧値および電流値から被
測定物の抵抗値を算出するものである。
【0016】また、この発明に係る請求項2の抵抗測定
装置は、請求項1において、電源回路は、コンデンサ
と、コンデンサを充電する充電回路と、被測定物へ電流
を流すためのスイッチとから成り、電源回路は、スイッ
チを閉じて被測定物にコンデンサの電荷を放電させるこ
とにより、時間に対して電流変化が零となる点を含む波
形の電流を通電させるものである。
装置は、請求項1において、電源回路は、コンデンサ
と、コンデンサを充電する充電回路と、被測定物へ電流
を流すためのスイッチとから成り、電源回路は、スイッ
チを閉じて被測定物にコンデンサの電荷を放電させるこ
とにより、時間に対して電流変化が零となる点を含む波
形の電流を通電させるものである。
【0017】また、この発明に係る請求項3の抵抗測定
装置は、請求項1または請求項2において、電流測定回
路は、測定した電流値を微分して、時間に対して電流変
化が零となる点を求め、このタイミングにて電流値と電
圧値とを検出することを指示する測定指令信号を作成す
るものである。
装置は、請求項1または請求項2において、電流測定回
路は、測定した電流値を微分して、時間に対して電流変
化が零となる点を求め、このタイミングにて電流値と電
圧値とを検出することを指示する測定指令信号を作成す
るものである。
【0018】また、この発明に係る請求項4の抵抗測定
装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
電圧測定回路と、電流測定回路とは、それぞれアナログ
/デジタル変換器を備え、電圧信号と電流信号とはそれ
ぞれ同一のタイミングで連続的に変換しながら測定し、
抵抗算出回路は、時間に対して電流変化が零となるタイ
ミングにおける、デジタル信号に変換された電流値およ
びデジタル信号に変換された電圧値から抵抗値を算出す
るものである。
装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
電圧測定回路と、電流測定回路とは、それぞれアナログ
/デジタル変換器を備え、電圧信号と電流信号とはそれ
ぞれ同一のタイミングで連続的に変換しながら測定し、
抵抗算出回路は、時間に対して電流変化が零となるタイ
ミングにおける、デジタル信号に変換された電流値およ
びデジタル信号に変換された電圧値から抵抗値を算出す
るものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1である抵抗測定装置の構成を示すブロッ
ク図、図2は、図1に示した抵抗測定装置における、測
定原理としての等価回路を示した図、図3は、抵抗測定
時の電流波形および電圧波形を示すための波形模式図で
ある。
の実施の形態1である抵抗測定装置の構成を示すブロッ
ク図、図2は、図1に示した抵抗測定装置における、測
定原理としての等価回路を示した図、図3は、抵抗測定
時の電流波形および電圧波形を示すための波形模式図で
ある。
【0020】図において、100は導体および導体接触
部等のインダクタンスL2分を含む被測定物、19は抵
抗測定用の電源回路を構成するコンデンサ、18はこの
コンデンサ19の充電回路、23はこの充電回路18に
接続された直流電源で、充電回路18を経由して、コン
デンサ19に電荷を充電させるものである。20は電流
波形制御回路で、図2のスイッチ16、および通電電流
iを検出する電流測定回路の一部としての電流センサか
ら成る。なお、スイッチ16はオンオフ時のサージノイ
ズを防ぐため、半導体によるスイッチ素子を用いてい
る。
部等のインダクタンスL2分を含む被測定物、19は抵
抗測定用の電源回路を構成するコンデンサ、18はこの
コンデンサ19の充電回路、23はこの充電回路18に
接続された直流電源で、充電回路18を経由して、コン
デンサ19に電荷を充電させるものである。20は電流
波形制御回路で、図2のスイッチ16、および通電電流
iを検出する電流測定回路の一部としての電流センサか
ら成る。なお、スイッチ16はオンオフ時のサージノイ
ズを防ぐため、半導体によるスイッチ素子を用いてい
る。
【0021】21は測定回路で、被測定物100の電圧
値を測定する電圧測定回路を備えている。また、2組の
A/D変換器とメモリ回路とで構成しており、電流波形
制御回路20で検出したアナログの電流信号をA/D変
換器によりデジタル信号に変換する。そして、被測定物
100から得られるアナログの電圧信号を他方のA/D
変換器によりデジタル信号に変換する。そして、電流波
形制御回路20で検出した電流信号のピーク値を求め、
そのピーク値の前後の電流デジタル信号および電圧デジ
タル信号をメモリ回路に記憶する。
値を測定する電圧測定回路を備えている。また、2組の
A/D変換器とメモリ回路とで構成しており、電流波形
制御回路20で検出したアナログの電流信号をA/D変
換器によりデジタル信号に変換する。そして、被測定物
100から得られるアナログの電圧信号を他方のA/D
変換器によりデジタル信号に変換する。そして、電流波
形制御回路20で検出した電流信号のピーク値を求め、
そのピーク値の前後の電流デジタル信号および電圧デジ
タル信号をメモリ回路に記憶する。
【0022】22はコントローラであり、図示しない
が、測定のための各種シーケンス制御機能を持つととも
に、電流のピーク値演算とピーク値のタイミングとを求
める。さらに、そのタイミングの電圧値を電流値で除算
して抵抗値を算出する抵抗算出回路を備えている。ま
た、測定指示を行うための測定指示部と、測定結果を表
示するための表示部とで構成されている。なお、被測定
物100は電流ケーブル線により電流波形制御回路20
と、電圧リード線により測定回路21とに、それぞれ接
続されている。
が、測定のための各種シーケンス制御機能を持つととも
に、電流のピーク値演算とピーク値のタイミングとを求
める。さらに、そのタイミングの電圧値を電流値で除算
して抵抗値を算出する抵抗算出回路を備えている。ま
た、測定指示を行うための測定指示部と、測定結果を表
示するための表示部とで構成されている。なお、被測定
物100は電流ケーブル線により電流波形制御回路20
と、電圧リード線により測定回路21とに、それぞれ接
続されている。
【0023】次いで、上記のように構成された実施の形
態1の抵抗測定装置の抵抗測定方法について説明する。
先ず、コントローラ22の測定指示部の操作で測定開始
指令を与える。次に、コントローラ22から直流電源2
3に接続された充電回路18を制御し、コンデンサ19
に所定の電流が流れ出る電圧に充電する。
態1の抵抗測定装置の抵抗測定方法について説明する。
先ず、コントローラ22の測定指示部の操作で測定開始
指令を与える。次に、コントローラ22から直流電源2
3に接続された充電回路18を制御し、コンデンサ19
に所定の電流が流れ出る電圧に充電する。
【0024】次に、コンデンサ19の充電が完了する
と、コントローラ22は電流波形制御回路20に設置さ
れているスイッチ16をオンにする。次に、スイッチ1
6がオンすると、コンデンサ19に充電されていた電荷
が、電流ケーブル線で接続されている被測定物100に
放電される。
と、コントローラ22は電流波形制御回路20に設置さ
れているスイッチ16をオンにする。次に、スイッチ1
6がオンすると、コンデンサ19に充電されていた電荷
が、電流ケーブル線で接続されている被測定物100に
放電される。
【0025】次に、放電された電流波形は図3の如くな
り、電流波形制御回路20に設置されている電流センサ
により、通電電流iを検出し、次段の測定回路21へ送
出する。また、電流波形制御回路20は、電流センサに
より通電電流iを検出し、この通電電流iが所定の電流
値に到達すると、データ取り込みのタイミング信号とし
て次段の測定回路21へ送出する。
り、電流波形制御回路20に設置されている電流センサ
により、通電電流iを検出し、次段の測定回路21へ送
出する。また、電流波形制御回路20は、電流センサに
より通電電流iを検出し、この通電電流iが所定の電流
値に到達すると、データ取り込みのタイミング信号とし
て次段の測定回路21へ送出する。
【0026】次に、測定した通電電流iのアナログ電流
信号と被測定物100の端子間のアナログ電圧信号と
は、測定回路21に設置されている2組のA/D変換器
により、電流波形制御回路20からのタイミング信号の
着信に同期して、同一タイミングでそれぞれデジタルデ
ータ信号に変換する。そして、測定回路21内のメモリ
回路に所定サンプル数を取り込み、所定サンプル数の取
り込みが完了すると、メモリ回路内の測定データは、測
定回路21からコントローラ22に送られる。
信号と被測定物100の端子間のアナログ電圧信号と
は、測定回路21に設置されている2組のA/D変換器
により、電流波形制御回路20からのタイミング信号の
着信に同期して、同一タイミングでそれぞれデジタルデ
ータ信号に変換する。そして、測定回路21内のメモリ
回路に所定サンプル数を取り込み、所定サンプル数の取
り込みが完了すると、メモリ回路内の測定データは、測
定回路21からコントローラ22に送られる。
【0027】次に、コントローラ22は、電流値の測定
データ(図3(a))からピーク値(即ち、通電電流i
を連続的に微分して得られたデータから、時間に対して
電流変化が零となる点、ここではt0の点となる)を求
める。次に、電圧値の測定データ(図3(b))からピ
ーク値の時間に関して、同一タイミング(即ち、t0の
ポイント)で取り込んだ電圧値を求め、抵抗値=電圧値
/電流値の計算から、被測定物100の抵抗値R2を求
めている。そして、抵抗値R2は、コントローラ22の
表示部に測定結果として表示される。
データ(図3(a))からピーク値(即ち、通電電流i
を連続的に微分して得られたデータから、時間に対して
電流変化が零となる点、ここではt0の点となる)を求
める。次に、電圧値の測定データ(図3(b))からピ
ーク値の時間に関して、同一タイミング(即ち、t0の
ポイント)で取り込んだ電圧値を求め、抵抗値=電圧値
/電流値の計算から、被測定物100の抵抗値R2を求
めている。そして、抵抗値R2は、コントローラ22の
表示部に測定結果として表示される。
【0028】次に、上記に示した抵抗測定装置の測定原
理について図2、および、図3に基づいて説明する。図
2において、被測定物100は、インダクタンスL2を
含む直流抵抗R2として示す。Cはコンデンサ19の容
量、iはスイッチ16を閉じてコンデンサ19を放電さ
せることにより発生される通電電流である。
理について図2、および、図3に基づいて説明する。図
2において、被測定物100は、インダクタンスL2を
含む直流抵抗R2として示す。Cはコンデンサ19の容
量、iはスイッチ16を閉じてコンデンサ19を放電さ
せることにより発生される通電電流である。
【0029】インダクタンスL1と抵抗R1とは、測定
回路上に分布するL、R成分と抵抗測定時に測定し易い
ピーク値を得るための電流波形制御回路20の電流波形
調整用のL、R成分とを含んで示している。原理として
は、上記にて示したように、予めコンデンサ19を充電
回路18により充電しておく。そして、スイッチ16を
閉じることにより、通電電流iが被測定物100と、イ
ンダクタンスL1と、抵抗R1とを経由して流れる。
回路上に分布するL、R成分と抵抗測定時に測定し易い
ピーク値を得るための電流波形制御回路20の電流波形
調整用のL、R成分とを含んで示している。原理として
は、上記にて示したように、予めコンデンサ19を充電
回路18により充電しておく。そして、スイッチ16を
閉じることにより、通電電流iが被測定物100と、イ
ンダクタンスL1と、抵抗R1とを経由して流れる。
【0030】次いで、通電電流iは、閉回路上の被測定
物100のインダクタンスL2、抵抗R2において、ピ
ーク値を持つ電流が流れる。そして、通電電流iのピー
ク値を検出し、そのときの電流値と被測定物100のイ
ンダクタンスL2、抵抗R2の電圧降下vを測定する。
次に、通電電流iから、被測定物100の直流の抵抗R
2の値をR2=v/i(後述の計算式)で求めるもので
ある。
物100のインダクタンスL2、抵抗R2において、ピ
ーク値を持つ電流が流れる。そして、通電電流iのピー
ク値を検出し、そのときの電流値と被測定物100のイ
ンダクタンスL2、抵抗R2の電圧降下vを測定する。
次に、通電電流iから、被測定物100の直流の抵抗R
2の値をR2=v/i(後述の計算式)で求めるもので
ある。
【0031】図2より、以下の計算式が成立する。 L=L1+L2、 R=R1+R2 とすると、 Ri+Ldi/dt+vc=0 ・・・(1) i−C(dvc/dt)=0 ・・・(2) L2di/dt+R2i=v ・・・(3) コンデンサ19の容量Cはt=0でvc=E0に充電さ
れている。求める抵抗はR2であり、通電電流iと電圧
降下vとを測定して求める。このとき、通電してからd
i/dt=0となる時間がt0のとき、R2=v/iと
なり、誤差が零となる。
れている。求める抵抗はR2であり、通電電流iと電圧
降下vとを測定して求める。このとき、通電してからd
i/dt=0となる時間がt0のとき、R2=v/iと
なり、誤差が零となる。
【0032】具体的には、スイッチ16を閉じ、充電が
完了しているコンデンサ15の容量Cの電荷を被測定物
1に放電させると、図3に示すように測定回路上のC、
L、Rの定数による放電時定数を持った電流波形が得ら
れる。この電流波形上において、時間に対して被測定物
100に流れる電流変化が零のとき(即ち電流がピーク
値のとき)が、インダクタンスLによる誘起電圧の影響
がないポイントとなる。
完了しているコンデンサ15の容量Cの電荷を被測定物
1に放電させると、図3に示すように測定回路上のC、
L、Rの定数による放電時定数を持った電流波形が得ら
れる。この電流波形上において、時間に対して被測定物
100に流れる電流変化が零のとき(即ち電流がピーク
値のとき)が、インダクタンスLによる誘起電圧の影響
がないポイントとなる。
【0033】従って、di/dt=0を持つ電流波形
(インダクタンスL1と抵抗R1とで最適値に調整)を
発生させることにより、被測定物100に流れる電流の
ピーク値と、そのときの電圧値とを求めれば抵抗値は誤
差なく測定できることになるとともに、極めて短時間で
低抵抗の測定を行うことが可能となる。また、コンデン
サを測定用電源としており、測定電流の通電時間が短い
ため、電流ケーブルを含め、装置の小型化に貢献してい
る。
(インダクタンスL1と抵抗R1とで最適値に調整)を
発生させることにより、被測定物100に流れる電流の
ピーク値と、そのときの電圧値とを求めれば抵抗値は誤
差なく測定できることになるとともに、極めて短時間で
低抵抗の測定を行うことが可能となる。また、コンデン
サを測定用電源としており、測定電流の通電時間が短い
ため、電流ケーブルを含め、装置の小型化に貢献してい
る。
【0034】以上のように、この発明の実施の形態1の
抵抗測定装置によれば、電力用開閉機器等の電流導体の
ように、インダクタンスを含んだ低抵抗の被測定物であ
っても、測定用の電源回路として、コンデンサとその充
電回路とを備え、さらに、被測定物へ電流を流すための
スイッチを構成して、コンデンサの放電時に、di/d
t=0を持つ電流波形(インダクタンスL1と抵抗R1
とで最適値に調整)を発生させ、被測定物に流れる電流
のピーク値と、そのときの電圧値とを求めることによ
り、被測定物の抵抗値の測定の高精度化が図れるととも
に、極めて短時間にて測定を行うことが可能となる。
抵抗測定装置によれば、電力用開閉機器等の電流導体の
ように、インダクタンスを含んだ低抵抗の被測定物であ
っても、測定用の電源回路として、コンデンサとその充
電回路とを備え、さらに、被測定物へ電流を流すための
スイッチを構成して、コンデンサの放電時に、di/d
t=0を持つ電流波形(インダクタンスL1と抵抗R1
とで最適値に調整)を発生させ、被測定物に流れる電流
のピーク値と、そのときの電圧値とを求めることによ
り、被測定物の抵抗値の測定の高精度化が図れるととも
に、極めて短時間にて測定を行うことが可能となる。
【0035】また、前述したように、コンデンサを測定
用電源としており、測定電流の通電時間が短いため、大
容量の電源が不要で、電流ケーブルを含め、装置の小型
化、低消費電力化に貢献できる。また、抵抗値の測定を
自動化しており、測定の簡素化を図っていることはいう
までもない。
用電源としており、測定電流の通電時間が短いため、大
容量の電源が不要で、電流ケーブルを含め、装置の小型
化、低消費電力化に貢献できる。また、抵抗値の測定を
自動化しており、測定の簡素化を図っていることはいう
までもない。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、インダクタンス分を含む被測定物に被測定物の両
端子間から電流を流すための電源回路と、被測定物の両
端子間の電圧を測定する電圧測定回路と、被測定物に流
入する電流を測定する電流測定回路と、電圧測定回路に
て測定した電圧値を電流測定回路にて測定した電流値で
除算して抵抗値を算出する抵抗算出回路とを備えた抵抗
測定装置において、電源回路は、時間に対して電流変化
が零となる点を含む波形の電流を被測定物に通電させ、
抵抗算出回路は、時間に対して電流変化が零となるタイ
ミングにおける電圧値および電流値から被測定物の抵抗
値を算出するので、測定時間を短縮し、装置を小型化
し、消費電力を低減し、かつ、高精度にて被測定物の抵
抗を測定することができる抵抗測定装置を提供すること
が可能となる。
れば、インダクタンス分を含む被測定物に被測定物の両
端子間から電流を流すための電源回路と、被測定物の両
端子間の電圧を測定する電圧測定回路と、被測定物に流
入する電流を測定する電流測定回路と、電圧測定回路に
て測定した電圧値を電流測定回路にて測定した電流値で
除算して抵抗値を算出する抵抗算出回路とを備えた抵抗
測定装置において、電源回路は、時間に対して電流変化
が零となる点を含む波形の電流を被測定物に通電させ、
抵抗算出回路は、時間に対して電流変化が零となるタイ
ミングにおける電圧値および電流値から被測定物の抵抗
値を算出するので、測定時間を短縮し、装置を小型化
し、消費電力を低減し、かつ、高精度にて被測定物の抵
抗を測定することができる抵抗測定装置を提供すること
が可能となる。
【0037】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、電源回路は、コンデンサと、コンデンサ
を充電する充電回路と、被測定物へ電流を流すためのス
イッチとから成り、電源回路は、スイッチを閉じて被測
定物にコンデンサの電荷を放電させることにより、時間
に対して電流変化が零となる点を含む波形の電流を通電
させるので、時間に対して電流変化が零と成る点を含む
波形の電流を被測定物に容易に通電されることができる
抵抗測定装置を提供することが可能となる。
項1において、電源回路は、コンデンサと、コンデンサ
を充電する充電回路と、被測定物へ電流を流すためのス
イッチとから成り、電源回路は、スイッチを閉じて被測
定物にコンデンサの電荷を放電させることにより、時間
に対して電流変化が零となる点を含む波形の電流を通電
させるので、時間に対して電流変化が零と成る点を含む
波形の電流を被測定物に容易に通電されることができる
抵抗測定装置を提供することが可能となる。
【0038】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または請求項2において、電流測定回路は、測定し
た電流値を微分して、時間に対して電流変化が零となる
点を求め、このタイミングにて電流値と電圧値とを検出
することを指示する測定指令信号を作成するので、確実
に時間に対して電流変化が零となる点を求めて測定する
ことができる抵抗測定装置を提供することが可能とな
る。
項1または請求項2において、電流測定回路は、測定し
た電流値を微分して、時間に対して電流変化が零となる
点を求め、このタイミングにて電流値と電圧値とを検出
することを指示する測定指令信号を作成するので、確実
に時間に対して電流変化が零となる点を求めて測定する
ことができる抵抗測定装置を提供することが可能とな
る。
【0039】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1ないし請求項3のいずれかにおいて、電圧測定回路
と、電流測定回路とは、それぞれアナログ/デジタル変
換器を備え、電圧信号と電流信号とはそれぞれ同一のタ
イミングで連続的に変換しながら測定し、抵抗算出回路
は、時間に対して電流変化が零となるタイミングにおけ
る、デジタル信号に変換された電流値およびデジタル信
号に変換された電圧値から抵抗値を算出するので、抵抗
を高精度にて測定することができる抵抗測定装置を提供
することが可能となる。
項1ないし請求項3のいずれかにおいて、電圧測定回路
と、電流測定回路とは、それぞれアナログ/デジタル変
換器を備え、電圧信号と電流信号とはそれぞれ同一のタ
イミングで連続的に変換しながら測定し、抵抗算出回路
は、時間に対して電流変化が零となるタイミングにおけ
る、デジタル信号に変換された電流値およびデジタル信
号に変換された電圧値から抵抗値を算出するので、抵抗
を高精度にて測定することができる抵抗測定装置を提供
することが可能となる。
【図1】 実施の形態1の低抵抗測定装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】 図1の測定原理としての等価回路を示す図で
ある。
ある。
【図3】 図2における抵抗測定時の、電流波形および
電圧波形をそれぞれ示す模式図である。
電圧波形をそれぞれ示す模式図である。
【図4】 4端子法による従来の実施例による抵抗測定
の原理図である。
の原理図である。
【図5】 従来の実施例の抵抗測定装置を示すブロック
図である。
図である。
16 スイッチ、18 充電回路、19 コンデンサ、
20 電流波形制御回路、21 測定回路、22 コン
トローラ、23 直流電源、100 被測定物。
20 電流波形制御回路、21 測定回路、22 コン
トローラ、23 直流電源、100 被測定物。
Claims (4)
- 【請求項1】 インダクタンス分を含む被測定物に上記
被測定物の両端子間から電流を流すための電源回路と、
上記被測定物の両端子間の電圧を測定する電圧測定回路
と、上記被測定物に流入する電流を測定する電流測定回
路と、上記電圧測定回路にて測定した電圧値を上記電流
測定回路にて測定した電流値で除算して抵抗値を算出す
る抵抗算出回路とを備えた抵抗測定装置において、上記
電源回路は、時間に対して電流変化が零となる点を含む
波形の電流を上記被測定物に通電させ、上記抵抗算出回
路は、上記時間に対して電流変化が零となるタイミング
における電圧値および電流値から上記被測定物の抵抗値
を算出することを特徴とする抵抗測定装置。 - 【請求項2】 電源回路は、コンデンサと、上記コンデ
ンサを充電する充電回路と、被測定物へ電流を流すため
のスイッチとから成り、上記電源回路は、上記スイッチ
を閉じて上記被測定物に上記コンデンサの電荷を放電さ
せることにより、時間に対して電流変化が零となる点を
含む波形の電流を通電させることを特徴とする請求項1
に記載の抵抗測定装置。 - 【請求項3】 電流測定回路は、測定した電流値を微分
して、時間に対して電流変化が零となる点を求め、この
タイミングにて電流値と電圧値とを検出することを指示
する測定指令信号を作成することを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の抵抗測定装置。 - 【請求項4】 電圧測定回路と、電流測定回路とは、そ
れぞれアナログ/デジタル変換器を備え、電圧信号と電
流信号とはそれぞれ同一のタイミングで連続的に変換し
ながら測定し、抵抗算出回路は、時間に対して電流変化
が零となるタイミングにおける、デジタル信号に変換さ
れた電流値およびデジタル信号に変換された電圧値から
抵抗値を算出することを特徴とする請求項1ないし請求
項3のいずれかに記載の抵抗測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001026442A JP2002228695A (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 抵抗測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001026442A JP2002228695A (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 抵抗測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002228695A true JP2002228695A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18891258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001026442A Pending JP2002228695A (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 抵抗測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002228695A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009301418A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | プログラマブルコントローラ及びプログラマブルコントローラを用いた異常検出方法 |
CN103630750A (zh) * | 2013-11-22 | 2014-03-12 | 上海交通大学 | 一种基于电阻抗成像的凝胶电导率测量方法 |
CN103884916A (zh) * | 2014-03-21 | 2014-06-25 | 国家电网公司 | 一种测量断路器回路电阻用新型拓扑回路及其测量方法 |
CN104297569A (zh) * | 2013-07-15 | 2015-01-21 | 英飞凌科技股份有限公司 | 电阻测量 |
CN105277794A (zh) * | 2015-11-19 | 2016-01-27 | 广州供电局有限公司 | 电缆接头压接电阻的测量方法与系统 |
CN106443190A (zh) * | 2016-09-25 | 2017-02-22 | 吉林炭素有限公司 | 一种大规格石墨电极电阻率的小电流测量方法 |
CN115201576A (zh) * | 2022-07-13 | 2022-10-18 | 王元西 | 一种新型高精度检测等效电感方法及系统 |
JP7618497B2 (ja) | 2021-04-28 | 2025-01-21 | 河村電器産業株式会社 | 接続不良検出回路 |
-
2001
- 2001-02-02 JP JP2001026442A patent/JP2002228695A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009301418A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | プログラマブルコントローラ及びプログラマブルコントローラを用いた異常検出方法 |
CN104297569A (zh) * | 2013-07-15 | 2015-01-21 | 英飞凌科技股份有限公司 | 电阻测量 |
US9684021B2 (en) | 2013-07-15 | 2017-06-20 | Infineon Technologies Ag | Resistance measurement |
CN104297569B (zh) * | 2013-07-15 | 2018-03-27 | 英飞凌科技股份有限公司 | 电阻测量 |
CN103630750A (zh) * | 2013-11-22 | 2014-03-12 | 上海交通大学 | 一种基于电阻抗成像的凝胶电导率测量方法 |
CN103884916A (zh) * | 2014-03-21 | 2014-06-25 | 国家电网公司 | 一种测量断路器回路电阻用新型拓扑回路及其测量方法 |
CN105277794A (zh) * | 2015-11-19 | 2016-01-27 | 广州供电局有限公司 | 电缆接头压接电阻的测量方法与系统 |
CN106443190A (zh) * | 2016-09-25 | 2017-02-22 | 吉林炭素有限公司 | 一种大规格石墨电极电阻率的小电流测量方法 |
JP7618497B2 (ja) | 2021-04-28 | 2025-01-21 | 河村電器産業株式会社 | 接続不良検出回路 |
CN115201576A (zh) * | 2022-07-13 | 2022-10-18 | 王元西 | 一种新型高精度检测等效电感方法及系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9529032B2 (en) | Method and device for detecting a deterioration in the state of an insulation in an operating electric machine | |
US6965238B2 (en) | Methods and apparatus for analyzing high voltage circuit breakers | |
US4686628A (en) | Electric device or circuit testing method and apparatus | |
NO328385B1 (no) | Anordning og fremgangsmate for isolasjonsovervakning | |
US6642721B2 (en) | Method of measuring insulation resistance of capacitor and insulation resistance measuring apparatus of the same | |
CN103998923A (zh) | 用于监视宽带Lambda探头的方法 | |
JP2002228695A (ja) | 抵抗測定装置 | |
EP3745149B1 (en) | Power conversion device, rotating machine system using same, and diagnosis method for same | |
SK135797A3 (en) | Method and circuit for measuring resistance | |
JP2015001470A (ja) | 基板検査装置 | |
JPH08114634A (ja) | 接触抵抗測定装置 | |
JP2516700B2 (ja) | 温度測定装置の断線検出回路 | |
JP4259692B2 (ja) | 回路基板検査装置 | |
JPH09211041A (ja) | 容量性素子の等価直列抵抗測定方法および等価直列抵抗測定装置 | |
JP3964654B2 (ja) | 電気回路診断装置 | |
JP4744025B2 (ja) | ガスセンサの接続状態判定方法及び定電位電解式ガス測定器 | |
JPH0943284A (ja) | Icテストシステムにおけるdut電源ピンのバイパス容量測定装置及びバイパス容量開閉スイッチのコンタクトチェック装置 | |
JP4040908B2 (ja) | インピーダンス測定装置 | |
JPH0785094B2 (ja) | 電圧差測定方法及びその測定装置 | |
JP3805478B2 (ja) | 容量性素子の等価直列抵抗測定方法および等価直列抵抗測定装置 | |
KR102690177B1 (ko) | Ai를 이용한 기판 검사 장치 | |
JPH03154879A (ja) | 基板検査装置 | |
KR920007552B1 (ko) | 저항 용접기에 있어서의 저항 측정장치 | |
JP2000304815A (ja) | 半導体試験装置のデバイス電源供給装置 | |
SU1104440A1 (ru) | Способ измерени сопротивлений и устройство дл его осуществлени |