JP2002227890A - ディスクブレーキの固定サポート - Google Patents
ディスクブレーキの固定サポートInfo
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- JP2002227890A JP2002227890A JP2001027607A JP2001027607A JP2002227890A JP 2002227890 A JP2002227890 A JP 2002227890A JP 2001027607 A JP2001027607 A JP 2001027607A JP 2001027607 A JP2001027607 A JP 2001027607A JP 2002227890 A JP2002227890 A JP 2002227890A
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- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】アルミダイキャストにおける鋳型に形成される
抜き勾配を利用して、ディスクブレーキの固定サポート
に摩擦パッドの戻りを可能にするトルク受け部を形成す
ることを課題とする。 【解決手段】ディスクブレーキの固定サポート1におい
て、トルク受け部5には、摩擦パッドをロ−タ32軸方
向に摺動可能として隣接するガイド面9、10、11
が、摩擦パッドの裏板の耳部の形状に応じて形成され
る。ガイド面9、10、11は、アルミダイキャストに
おける鋳型に形成される抜き勾配αを利用して、ロ−タ
32から離れるに従って摩擦パッドとの間に形成される
隙間Cが拡大する傾斜面に形成される。ガイド面9、1
0、11と交互に形成される非ガイド面15、16、1
7は、より大きな抜き勾配βによる傾斜面に形成され
る。
抜き勾配を利用して、ディスクブレーキの固定サポート
に摩擦パッドの戻りを可能にするトルク受け部を形成す
ることを課題とする。 【解決手段】ディスクブレーキの固定サポート1におい
て、トルク受け部5には、摩擦パッドをロ−タ32軸方
向に摺動可能として隣接するガイド面9、10、11
が、摩擦パッドの裏板の耳部の形状に応じて形成され
る。ガイド面9、10、11は、アルミダイキャストに
おける鋳型に形成される抜き勾配αを利用して、ロ−タ
32から離れるに従って摩擦パッドとの間に形成される
隙間Cが拡大する傾斜面に形成される。ガイド面9、1
0、11と交互に形成される非ガイド面15、16、1
7は、より大きな抜き勾配βによる傾斜面に形成され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスクブレー
キの固定サポートに関するものであり、ブレーキの非作
動時における摩擦パッドの戻りを可能にするパッドガイ
ド面の勾配をアルミダイキャストの抜き勾配よって形成
し、これによってディスクブレーキの固定サポートの製
造コストを低減することができるものである。
キの固定サポートに関するものであり、ブレーキの非作
動時における摩擦パッドの戻りを可能にするパッドガイ
ド面の勾配をアルミダイキャストの抜き勾配よって形成
し、これによってディスクブレーキの固定サポートの製
造コストを低減することができるものである。
【0002】
【従来の技術】車両用ディスクブレーキにおいて、ブレ
ーキの非作動時に摩擦パッドをロ−タから離れる方向に
戻して摩擦パッドの引摺りを防止することが提案されて
いる。摩擦パッドは、その裏板に突設された耳片が、車
両に固定されたブラケットのパッドガイド部のガイド
面、又はパッドガイド部を覆って設けられるリテーナに
形成されるガイド面に案内されることで、ロ−タに対し
て進退されるが、摩擦パッド戻し構造として、上記ガイ
ド面をロ−タから遠ざかるに連れて次第に傾斜させる構
造が知られている(一例として、実公平5−43299
号公報参照)。図8に示す摩擦パッド戻し構造40にお
いて、ブラケット41にロータ溝42の両側に形成され
るパッドガイド溝43がガイド面として摩擦パッドの耳
片の内側面を支承する内側ガイド面44を有する場合に
は、内側ガイド面44はロ−タ32から遠ざかるに連れ
てディスク軸へ近づくように傾斜して形成されており、
摩擦パッドには自重によりロ−タから遠ざかる方向の分
力が与えられる。また、ガイド面が摩擦パッドの耳片の
外側面を支承する外側ガイド面である場合には、外側ガ
イド面はロ−タから遠ざかるに連れてディスク軸から離
れるように形成されており、摩擦パッドはガイド面に向
かってスプリングで付勢されることでロ−タから遠ざか
る方向の分力が与えられる。上記ガイド面を鋳鉄等の鉄
系素材から成るブラケットのパッドガイド部に直接に形
成する場合、所定の面粗度及び寸法精度を確保するため
には、ガイド面を切削加工によって形成することが必要
であり、製造コストが高くなるという問題がある。ま
た、ブラケットと摩擦パッドとの間にリテーナを介装す
る場合には、部品点数及び組立工数が増加し、製造コス
トの上昇要因となる。
ーキの非作動時に摩擦パッドをロ−タから離れる方向に
戻して摩擦パッドの引摺りを防止することが提案されて
いる。摩擦パッドは、その裏板に突設された耳片が、車
両に固定されたブラケットのパッドガイド部のガイド
面、又はパッドガイド部を覆って設けられるリテーナに
形成されるガイド面に案内されることで、ロ−タに対し
て進退されるが、摩擦パッド戻し構造として、上記ガイ
ド面をロ−タから遠ざかるに連れて次第に傾斜させる構
造が知られている(一例として、実公平5−43299
号公報参照)。図8に示す摩擦パッド戻し構造40にお
いて、ブラケット41にロータ溝42の両側に形成され
るパッドガイド溝43がガイド面として摩擦パッドの耳
片の内側面を支承する内側ガイド面44を有する場合に
は、内側ガイド面44はロ−タ32から遠ざかるに連れ
てディスク軸へ近づくように傾斜して形成されており、
摩擦パッドには自重によりロ−タから遠ざかる方向の分
力が与えられる。また、ガイド面が摩擦パッドの耳片の
外側面を支承する外側ガイド面である場合には、外側ガ
イド面はロ−タから遠ざかるに連れてディスク軸から離
れるように形成されており、摩擦パッドはガイド面に向
かってスプリングで付勢されることでロ−タから遠ざか
る方向の分力が与えられる。上記ガイド面を鋳鉄等の鉄
系素材から成るブラケットのパッドガイド部に直接に形
成する場合、所定の面粗度及び寸法精度を確保するため
には、ガイド面を切削加工によって形成することが必要
であり、製造コストが高くなるという問題がある。ま
た、ブラケットと摩擦パッドとの間にリテーナを介装す
る場合には、部品点数及び組立工数が増加し、製造コス
トの上昇要因となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ディスク
ブレーキの固定サポートにおける上記の問題を解消する
ことを目的とし、そのために、アルミダイキャスト製法
の特性として、鋳型から取り出したアルミ鋳物の表面粗
さ及び寸法精度が鋳鉄との比較において良好であること
に着目して、アルミダイキャストにおける鋳型からのア
ルミ鋳物の抜取りを容易にするために鋳型に形成される
抜き勾配を利用して、ディスクブレーキの固定サポート
に摩擦パッドの戻りをも可能にする傾斜したガイド面を
有するトルク受け部を形成することを、その課題とする
ものである。
ブレーキの固定サポートにおける上記の問題を解消する
ことを目的とし、そのために、アルミダイキャスト製法
の特性として、鋳型から取り出したアルミ鋳物の表面粗
さ及び寸法精度が鋳鉄との比較において良好であること
に着目して、アルミダイキャストにおける鋳型からのア
ルミ鋳物の抜取りを容易にするために鋳型に形成される
抜き勾配を利用して、ディスクブレーキの固定サポート
に摩擦パッドの戻りをも可能にする傾斜したガイド面を
有するトルク受け部を形成することを、その課題とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のために講
じた手段は、ディスクブレーキの固定サポートに形成さ
れたトルク受け部に摩擦パッドをロ−タ軸方向に摺動可
能として隣接する少なくとも二つのガイド面を前記摩擦
パッドの形状に対応して形成し、前記ガイド面をロ−タ
から離れるに従って前記摩擦パッドとの間に形成される
隙間が拡大する傾斜面に形成したことである。また、こ
のディスクブレーキの固定サポートにおいて、前記固定
サポートはアルミニウムダイキャスト製であり、前記傾
斜面は当該傾斜面に対応した抜け勾配が施された鋳型か
らの鋳放しによって形成されており、前記傾斜面のため
の前記抜け勾配は、0.5°以下に形成されている。ま
た、前記トルク受け部には前記摩擦パッドに対向し且つ
前記ガイド面に対して段差となる非ガイド面が形成され
ており、前記非ガイド面は当該非ガイド面に対応して
0.5°を超える抜け勾配が施された前記鋳型からの鋳
放しによって傾斜して形成されている。更に、前記トル
ク受け部は前記摩擦パッドの耳部が嵌合可能な凹凸形状
に形成されており、前記ガイド面は前記トルク受け部の
辺部に形成されており、前記トルク受け部の隅アール部
は前記非ガイド面として形成されている。
じた手段は、ディスクブレーキの固定サポートに形成さ
れたトルク受け部に摩擦パッドをロ−タ軸方向に摺動可
能として隣接する少なくとも二つのガイド面を前記摩擦
パッドの形状に対応して形成し、前記ガイド面をロ−タ
から離れるに従って前記摩擦パッドとの間に形成される
隙間が拡大する傾斜面に形成したことである。また、こ
のディスクブレーキの固定サポートにおいて、前記固定
サポートはアルミニウムダイキャスト製であり、前記傾
斜面は当該傾斜面に対応した抜け勾配が施された鋳型か
らの鋳放しによって形成されており、前記傾斜面のため
の前記抜け勾配は、0.5°以下に形成されている。ま
た、前記トルク受け部には前記摩擦パッドに対向し且つ
前記ガイド面に対して段差となる非ガイド面が形成され
ており、前記非ガイド面は当該非ガイド面に対応して
0.5°を超える抜け勾配が施された前記鋳型からの鋳
放しによって傾斜して形成されている。更に、前記トル
ク受け部は前記摩擦パッドの耳部が嵌合可能な凹凸形状
に形成されており、前記ガイド面は前記トルク受け部の
辺部に形成されており、前記トルク受け部の隅アール部
は前記非ガイド面として形成されている。
【0005】このディスクブレーキの固定サポートによ
れば、摩擦パッドは、トルク受け部に摩擦パッドの耳部
の形状に対応して形成された隣接する少なくとも二つの
ガイド面によって、ロ−タ軸方向に案内される。これら
ガイド面は、ロ−タから離れるに従って摩擦パッドとの
間に形成される隙間が拡大する傾斜面に形成されている
ので、ブレーキの非作動時には、摩擦パッドは、その自
重又は付勢スプリングを設ける場合にはその付勢力によ
って当接するいずれかのガイド面により、ロ−タから離
れる方向に案内される。従って、摩擦パッドは、ブレー
キの非作動時にロ−タに対する引摺りが防止される。デ
ィスクブレーキの固定サポートを抜け勾配が施された鋳
型を用いて製作したアルミニウムダイキャスト製とする
ことにより、鋳抜き後に切削加工を行うことなく、鋳放
したままの抜け勾配に対応した面が傾斜したガイド面と
して形成される。ガイド面のための抜け勾配は、0.5
°程度に設定しても、摩擦パッドの戻し作用は充分得ら
れることが分かっている。トルク受け部には、摩擦パッ
ドに対向し且つガイド面に対して段差となる非ガイド面
が形成される。非ガイド面は、高精度に形成する必要が
ないので、当該非ガイド面に対応して0.5°を超える
抜け勾配が施された鋳型からの鋳放しによって形成され
る。更に、トルク受け部は摩擦パッドの耳部が嵌合可能
な凹凸形状に形成されており、ガイド面はトルク受け部
の凹凸を構成するストレート状の辺部に形成し、辺部間
に設けられる隅アール部がガイド面から窪んだ非ガイド
面として形成されている。
れば、摩擦パッドは、トルク受け部に摩擦パッドの耳部
の形状に対応して形成された隣接する少なくとも二つの
ガイド面によって、ロ−タ軸方向に案内される。これら
ガイド面は、ロ−タから離れるに従って摩擦パッドとの
間に形成される隙間が拡大する傾斜面に形成されている
ので、ブレーキの非作動時には、摩擦パッドは、その自
重又は付勢スプリングを設ける場合にはその付勢力によ
って当接するいずれかのガイド面により、ロ−タから離
れる方向に案内される。従って、摩擦パッドは、ブレー
キの非作動時にロ−タに対する引摺りが防止される。デ
ィスクブレーキの固定サポートを抜け勾配が施された鋳
型を用いて製作したアルミニウムダイキャスト製とする
ことにより、鋳抜き後に切削加工を行うことなく、鋳放
したままの抜け勾配に対応した面が傾斜したガイド面と
して形成される。ガイド面のための抜け勾配は、0.5
°程度に設定しても、摩擦パッドの戻し作用は充分得ら
れることが分かっている。トルク受け部には、摩擦パッ
ドに対向し且つガイド面に対して段差となる非ガイド面
が形成される。非ガイド面は、高精度に形成する必要が
ないので、当該非ガイド面に対応して0.5°を超える
抜け勾配が施された鋳型からの鋳放しによって形成され
る。更に、トルク受け部は摩擦パッドの耳部が嵌合可能
な凹凸形状に形成されており、ガイド面はトルク受け部
の凹凸を構成するストレート状の辺部に形成し、辺部間
に設けられる隅アール部がガイド面から窪んだ非ガイド
面として形成されている。
【0006】
【発明の実施の形態】次いで図1〜図6を参照しつつこ
の発明の第1実施例を説明する。第1実施例は、サービ
スブレーキとして用いられるディスクブレーキとパーキ
ングブレーキとして用いられる内拡式ドラムブレーキと
を組み合わせた車両用のドラムインディスクブレーキに
おいて適用される固定サポート1である。ディスクブレ
ーキは、キャリパが、内蔵する油圧アクチュエータで一
方の摩擦パッド30を押圧し、その反作用によって他方
の摩擦パッド31を押圧し、両摩擦パッド30、31で
ロ−タ32を挟圧することによってブレーキ作動を行う
(図2、図3)。固定サポート1は、ロ−タ32を跨い
で配設されているキャリパをロ−タ32の回転軸線と平
行な方向にスライド自在に支持すると共に、ブレーキ作
動時に摩擦パッド30、31に働く制動トルクを受け止
める。ドラムブレーキは、ロ−タ32の内側ハット部に
形成されるドラム18の内部に、ブレーキシュー19、
ブレーキ作動機構、制動間隙アジャスタ等の構成部品を
配置して構成されている。固定サポート1は、ナックル
に取り付けられ且つドラムブレーキの各構成部品を支持
する支持部2と、支持部2からロ−タ32に沿って径方
向に延びる一対のアーム部3、3と、各アーム部3の先
端からロ−タ32の外周を越えて延びてキャリパをスラ
イド自在に支持するキャリパガイド部4、4とを備えて
いる。支持部2は、ブレーキシュー19に働く制動トル
クを受け止めるバックプレートとして機能する。各キャ
リパガイド部4は、キャリパに取り付けられたスライド
ピンを摺動自在に収容している。インナ側の摩擦パッド
30は、固定サポート1のアーム部3、3の基部に互い
に対向して形成された一対のトルク受け部5、5に直接
に保持案内される。アウタ側の摩擦パッド31は、キャ
リパガイド部4、4に保持案内されるか又はキャリパの
反作用部に取り付けられる。なお、固定サポ−ト1の裏
側はリブを多数配置し、剛性を確保した形状となってい
る(図4)。図5は図1のAで示すトルク受け部を拡大
して示す図であり、図6は固定サポートを斜視図にて模
式的に示す図である。固定サポート1のトルク受け部5
は、インナ側の摩擦パッド30の耳部33が嵌合可能な
凹凸形状に形成されている。耳部33に接触するトルク
受け部5の各辺部6、7、8には、それぞれに対応して
ガイド面9、10、11が隔置して形成されており、摩
擦パッド30をロ−タ32に対して接離する方向に案内
している。ガイド面9、10、11は、ロ−タ32から
離れるに従って摩擦パッド30の耳部33との間に形成
される隙間Cが拡大する傾斜面に形成されている。トル
ク受け部5の辺部6、7の間、及び辺部7、8の間の部
分は、ガイド面9、10、11から段差となって後退し
た隅アール部12、13となっており、隅アール部1
2、13には、耳部33に対向しているが非接触状態の
非ガイド面15、16が形成されている。辺部8に中央
寄りに隣接する段差部14には、ガイド面11から段差
となって後退した非ガイド面17が形成されている。隅
アール部12、13及び段差部14の非ガイド面15、
16、17は、辺部6、7、8のガイド面9、10、1
1よりも大きな傾斜角で傾斜した傾斜面に形成されてい
る。固定サポート1は、鋳放し面であっても充分な表面
粗度及び寸法精度を確保することができるアルミニウム
ダイキャスト製であるので、ガイド面9、10、11
は、傾斜に対応した抜け勾配が施された鋳型からの鋳放
しによって形成される。鋳放し面には更に切削加工を施
す必要がなく、固定サポート1の製作コストが低減され
る。ガイド面9、10、11の抜け勾配αは、ブレーキ
の非作動時に摩擦パッド30をロ−タ32から僅かに離
すだけ案内すればよいので、0.5°の角度で充分であ
る。摩擦パッド30の耳部33に対向するトルク受け部
5のすべての面を0.5°の抜け勾配αによって形成す
ることは困難であるので、ガイド面9、10、11と交
互に非ガイド面15、16、17が配置され、非ガイド
面15、16、17は鋳放しを容易にするために設けら
れる0.5°を超える(例えば最大1°)の抜け勾配β
によって生じる鋳放し面として形成される。抜け勾配
α、βについては、図6では、煩雑になるのを回避する
ため、代表して、ガイド面11及び非ガイド面17につ
いてのみ且つ誇張して示されている。図2、図3に示す
ように、鋳型の型分割面(パーティション面)P1は、
支持部2のロ−タ32側に面する表面に設定される。ガ
イド面9、10、11及び非ガイド面15、16、17
は、ロ−タ32から離れるに従って広がる態様に傾斜し
て形成されるので、鋳型の抜け勾配を利用して形成する
ことができる。トルク受け部5に隔置して形成されてい
る少なくとも二つの(この実施例では3つの)ガイド面
9、10、11は、隣接する少なくとも二つのガイド面
同士が角度をなしているので、ディスクブレーキをロ−
タ32の周囲のどの位置に配置してもいずれかのガイド
面9、10、11が摩擦パッド30に働く自重を受ける
ことができ、摩擦パッド30に付勢力を作用させるスプ
リングを用いなくても、摩擦パッド30に戻し力を作用
させることができる。図7にはこの発明によるディスク
ブレーキの固定サポートの別の実施例が示されている。
図7に示す固定サポート20は、車両の足回りにねじ止
めされる形式のアルミダイキャスト製サポートであり、
制動時、インナ側及びアウタ側の両摩擦パッドに作用す
るブレーキトルクを直接に受け止めることができる。固
定サポート20は、車体への取付け部21と、取付け部
21からロ−タ32に沿って径方向に延びるインナアー
ム部22と、アーム部22からロ−タ32の外周を跨い
で越える跨架部23と、跨架部23からロ−タ32の反
対側に延びるアウタアーム部24とを備えている。跨架
部23には、図示しないキャリパをロ−タ32の回転軸
方向と平行な方向に摺動自在に支持するスライドピンが
嵌入される。インナアーム部22とアウタアーム部24
とには、それぞれ、図6に示すトルク受け部5と同様、
摩擦パッドの戻りを促す機能を備えたインナ側トルク受
け部25とアウタ側トルク受け部26とが同じ構造に形
成されている。各トルク受け部25、26には、ロ−タ
32から遠ざかるに従って、同じ形状に製作されている
インナ側摩擦パッド及びアウタ側摩擦パッドの耳部との
隙間Cが拡大する方向に傾斜したガイド面9、10、1
1が形成されている。固定サポート20によれば、いず
れの摩擦パッドに対しても、ブレーキの非作動時に、ロ
−タ32から離間する方向にガイド面9、10、11に
案内されるので、摩擦パッドの引摺りを防止することが
できる。各トルク受け部25、26のその他の構造につ
いては、図6に示すトルク受け部5と対応する部分には
同じ符号を付すことで、重複する詳細な説明を省略す
る。固定サポート20においては、型分割面P2を跨架
部23の中央に設定することにより、アルミダイキャス
トの抜き勾配α、βを利用して簡単に形成することがで
きる。
の発明の第1実施例を説明する。第1実施例は、サービ
スブレーキとして用いられるディスクブレーキとパーキ
ングブレーキとして用いられる内拡式ドラムブレーキと
を組み合わせた車両用のドラムインディスクブレーキに
おいて適用される固定サポート1である。ディスクブレ
ーキは、キャリパが、内蔵する油圧アクチュエータで一
方の摩擦パッド30を押圧し、その反作用によって他方
の摩擦パッド31を押圧し、両摩擦パッド30、31で
ロ−タ32を挟圧することによってブレーキ作動を行う
(図2、図3)。固定サポート1は、ロ−タ32を跨い
で配設されているキャリパをロ−タ32の回転軸線と平
行な方向にスライド自在に支持すると共に、ブレーキ作
動時に摩擦パッド30、31に働く制動トルクを受け止
める。ドラムブレーキは、ロ−タ32の内側ハット部に
形成されるドラム18の内部に、ブレーキシュー19、
ブレーキ作動機構、制動間隙アジャスタ等の構成部品を
配置して構成されている。固定サポート1は、ナックル
に取り付けられ且つドラムブレーキの各構成部品を支持
する支持部2と、支持部2からロ−タ32に沿って径方
向に延びる一対のアーム部3、3と、各アーム部3の先
端からロ−タ32の外周を越えて延びてキャリパをスラ
イド自在に支持するキャリパガイド部4、4とを備えて
いる。支持部2は、ブレーキシュー19に働く制動トル
クを受け止めるバックプレートとして機能する。各キャ
リパガイド部4は、キャリパに取り付けられたスライド
ピンを摺動自在に収容している。インナ側の摩擦パッド
30は、固定サポート1のアーム部3、3の基部に互い
に対向して形成された一対のトルク受け部5、5に直接
に保持案内される。アウタ側の摩擦パッド31は、キャ
リパガイド部4、4に保持案内されるか又はキャリパの
反作用部に取り付けられる。なお、固定サポ−ト1の裏
側はリブを多数配置し、剛性を確保した形状となってい
る(図4)。図5は図1のAで示すトルク受け部を拡大
して示す図であり、図6は固定サポートを斜視図にて模
式的に示す図である。固定サポート1のトルク受け部5
は、インナ側の摩擦パッド30の耳部33が嵌合可能な
凹凸形状に形成されている。耳部33に接触するトルク
受け部5の各辺部6、7、8には、それぞれに対応して
ガイド面9、10、11が隔置して形成されており、摩
擦パッド30をロ−タ32に対して接離する方向に案内
している。ガイド面9、10、11は、ロ−タ32から
離れるに従って摩擦パッド30の耳部33との間に形成
される隙間Cが拡大する傾斜面に形成されている。トル
ク受け部5の辺部6、7の間、及び辺部7、8の間の部
分は、ガイド面9、10、11から段差となって後退し
た隅アール部12、13となっており、隅アール部1
2、13には、耳部33に対向しているが非接触状態の
非ガイド面15、16が形成されている。辺部8に中央
寄りに隣接する段差部14には、ガイド面11から段差
となって後退した非ガイド面17が形成されている。隅
アール部12、13及び段差部14の非ガイド面15、
16、17は、辺部6、7、8のガイド面9、10、1
1よりも大きな傾斜角で傾斜した傾斜面に形成されてい
る。固定サポート1は、鋳放し面であっても充分な表面
粗度及び寸法精度を確保することができるアルミニウム
ダイキャスト製であるので、ガイド面9、10、11
は、傾斜に対応した抜け勾配が施された鋳型からの鋳放
しによって形成される。鋳放し面には更に切削加工を施
す必要がなく、固定サポート1の製作コストが低減され
る。ガイド面9、10、11の抜け勾配αは、ブレーキ
の非作動時に摩擦パッド30をロ−タ32から僅かに離
すだけ案内すればよいので、0.5°の角度で充分であ
る。摩擦パッド30の耳部33に対向するトルク受け部
5のすべての面を0.5°の抜け勾配αによって形成す
ることは困難であるので、ガイド面9、10、11と交
互に非ガイド面15、16、17が配置され、非ガイド
面15、16、17は鋳放しを容易にするために設けら
れる0.5°を超える(例えば最大1°)の抜け勾配β
によって生じる鋳放し面として形成される。抜け勾配
α、βについては、図6では、煩雑になるのを回避する
ため、代表して、ガイド面11及び非ガイド面17につ
いてのみ且つ誇張して示されている。図2、図3に示す
ように、鋳型の型分割面(パーティション面)P1は、
支持部2のロ−タ32側に面する表面に設定される。ガ
イド面9、10、11及び非ガイド面15、16、17
は、ロ−タ32から離れるに従って広がる態様に傾斜し
て形成されるので、鋳型の抜け勾配を利用して形成する
ことができる。トルク受け部5に隔置して形成されてい
る少なくとも二つの(この実施例では3つの)ガイド面
9、10、11は、隣接する少なくとも二つのガイド面
同士が角度をなしているので、ディスクブレーキをロ−
タ32の周囲のどの位置に配置してもいずれかのガイド
面9、10、11が摩擦パッド30に働く自重を受ける
ことができ、摩擦パッド30に付勢力を作用させるスプ
リングを用いなくても、摩擦パッド30に戻し力を作用
させることができる。図7にはこの発明によるディスク
ブレーキの固定サポートの別の実施例が示されている。
図7に示す固定サポート20は、車両の足回りにねじ止
めされる形式のアルミダイキャスト製サポートであり、
制動時、インナ側及びアウタ側の両摩擦パッドに作用す
るブレーキトルクを直接に受け止めることができる。固
定サポート20は、車体への取付け部21と、取付け部
21からロ−タ32に沿って径方向に延びるインナアー
ム部22と、アーム部22からロ−タ32の外周を跨い
で越える跨架部23と、跨架部23からロ−タ32の反
対側に延びるアウタアーム部24とを備えている。跨架
部23には、図示しないキャリパをロ−タ32の回転軸
方向と平行な方向に摺動自在に支持するスライドピンが
嵌入される。インナアーム部22とアウタアーム部24
とには、それぞれ、図6に示すトルク受け部5と同様、
摩擦パッドの戻りを促す機能を備えたインナ側トルク受
け部25とアウタ側トルク受け部26とが同じ構造に形
成されている。各トルク受け部25、26には、ロ−タ
32から遠ざかるに従って、同じ形状に製作されている
インナ側摩擦パッド及びアウタ側摩擦パッドの耳部との
隙間Cが拡大する方向に傾斜したガイド面9、10、1
1が形成されている。固定サポート20によれば、いず
れの摩擦パッドに対しても、ブレーキの非作動時に、ロ
−タ32から離間する方向にガイド面9、10、11に
案内されるので、摩擦パッドの引摺りを防止することが
できる。各トルク受け部25、26のその他の構造につ
いては、図6に示すトルク受け部5と対応する部分には
同じ符号を付すことで、重複する詳細な説明を省略す
る。固定サポート20においては、型分割面P2を跨架
部23の中央に設定することにより、アルミダイキャス
トの抜き勾配α、βを利用して簡単に形成することがで
きる。
【0007】
【発明の効果】以上のように、この発明によるディスク
ブレーキの固定サポートによれば、鋳型から取り出した
アルミ鋳物は鋳放し面の表面粗度及び寸法精度において
良好であるというアルミダイキャスト製法の特性に着目
して、鋳型に用いられる抜き勾配を利用して、ディスク
ブレーキの固定サポートのトルク受け部に傾斜したガイ
ド面を形成している。従って、ブレーキの非作動時にお
ける摩擦パッドの戻りを可能にするガイド面を備えた固
定サポートを、切削加工によって加工することなく、鋳
抜き状態のまま所定の面粗度及び寸法精度を確保しつ
つ、少ない加工工数による安い製造コストで得ることが
できる。
ブレーキの固定サポートによれば、鋳型から取り出した
アルミ鋳物は鋳放し面の表面粗度及び寸法精度において
良好であるというアルミダイキャスト製法の特性に着目
して、鋳型に用いられる抜き勾配を利用して、ディスク
ブレーキの固定サポートのトルク受け部に傾斜したガイ
ド面を形成している。従って、ブレーキの非作動時にお
ける摩擦パッドの戻りを可能にするガイド面を備えた固
定サポートを、切削加工によって加工することなく、鋳
抜き状態のまま所定の面粗度及び寸法精度を確保しつ
つ、少ない加工工数による安い製造コストで得ることが
できる。
【図1】車両用ブレーキ装置に適用されたこの発明によ
るディスクブレーキの固定サポートの一実施例を示す正
面図である。
るディスクブレーキの固定サポートの一実施例を示す正
面図である。
【図2】図1に示す固定サポートの上面図である。
【図3】図1に示す固定サポートのB−B線断面図であ
る。
る。
【図4】図1に示す固定サポートの裏面図である。
【図5】図1に示す固定サポートのAで示す要部の拡大
図である。
図である。
【図6】図1に示す固定サポートの一部を示す斜視図で
ある。
ある。
【図7】この発明によるディスクブレーキの固定サポー
トの他の実施例を示す斜視図である。
トの他の実施例を示す斜視図である。
【図8】従来のディスクブレーキの固定サポートの一例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
1、20・・・固定サポート 5、25、26・・・トルク受け部 6、7、8・・・辺部 9、10、11・・・ガイド面 12、13・・・隅アール部 15、16、17・・・非ガイド面 30、31・・・摩擦パッド 32・・・ロ−タ 33・・・耳部 C・・・隙間 α・・・ガイド面の抜け勾配 β・・・非ガイド面の抜け勾配
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 裕 東京都中央区日本橋小網町19番5号 曙ブ レーキ工業株式会社内 (72)発明者 岩田 幸雄 東京都中央区日本橋小網町19番5号 曙ブ レーキ工業株式会社内 Fターム(参考) 3J058 AA48 AA53 AA62 AA87 BA16 BA61 CA49 EA08
Claims (5)
- 【請求項1】ディスクブレーキの固定サポートに形成さ
れたトルク受け部に摩擦パッドをロ−タ軸方向に摺動可
能として隣接する少なくとも二つのガイド面を前記摩擦
パッドの形状に対応して形成し、前記ガイド面をロ−タ
から離れるに従って前記摩擦パッドとの間に形成される
隙間が拡大する傾斜面に形成したことからなるディスク
ブレーキの固定サポート。 - 【請求項2】前記固定サポートはアルミニウムダイキャ
スト製であり、前記傾斜面は当該傾斜面に対応した抜け
勾配が施された鋳型からの鋳放しによって形成されるこ
とからなる請求項1記載のディスクブレーキの固定サポ
ート。 - 【請求項3】前記傾斜面のための前記抜け勾配は、0.
5°以下に形成されていることからなる請求項2記載の
ディスクブレーキの固定サポート。 - 【請求項4】前記トルク受け部には前記摩擦パッドに対
向し且つ前記ガイド面に対して段差となる非ガイド面が
形成されており、前記非ガイド面は当該非ガイド面に対
応して0.5°を超える抜け勾配が施された前記鋳型か
らの鋳放しによって傾斜して形成されていることからな
る請求項3記載のディスクブレーキの固定サポート。 - 【請求項5】前記トルク受け部は前記摩擦パッドの耳部
が嵌合可能な凹凸形状に形成されており、前記ガイド面
は前記トルク受け部の辺部に形成されており、前記トル
ク受け部の隅アール部は前記非ガイド面として形成され
ていることからなる請求項4記載のディスクブレーキの
固定サポート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001027607A JP2002227890A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | ディスクブレーキの固定サポート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001027607A JP2002227890A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | ディスクブレーキの固定サポート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002227890A true JP2002227890A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18892235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001027607A Pending JP2002227890A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | ディスクブレーキの固定サポート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002227890A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013012547A1 (de) * | 2013-07-29 | 2015-01-29 | Wabco Europe Bvba | Scheibenbremse, insbesondere für Nutzfahrzeuge, sowie Bremsbelag einer solchen Scheibenbremse |
-
2001
- 2001-02-05 JP JP2001027607A patent/JP2002227890A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013012547A1 (de) * | 2013-07-29 | 2015-01-29 | Wabco Europe Bvba | Scheibenbremse, insbesondere für Nutzfahrzeuge, sowie Bremsbelag einer solchen Scheibenbremse |
DE102013012547B4 (de) | 2013-07-29 | 2021-08-19 | Wabco Europe Bvba | Scheibenbremse, insbesondere für Nutzfahrzeuge, sowie Bremsbelag einer solchen Scheibenbremse |
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