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JP2002226970A - Co系ターゲットおよびその製造方法 - Google Patents

Co系ターゲットおよびその製造方法

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JP2002226970A
JP2002226970A JP2001117459A JP2001117459A JP2002226970A JP 2002226970 A JP2002226970 A JP 2002226970A JP 2001117459 A JP2001117459 A JP 2001117459A JP 2001117459 A JP2001117459 A JP 2001117459A JP 2002226970 A JP2002226970 A JP 2002226970A
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JP
Japan
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powder
target
sintered
alloy
added
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Pending
Application number
JP2001117459A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Ueno
友典 上野
Hideo Murata
英夫 村田
Shigeru Taniguchi
繁 谷口
Suguru Ueno
英 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素量の増大を抑制したCo系粉末焼結ターゲ
ットおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 Bを10at%を超えて25at%以下含有し、酸
素量が100ppm以下のCo系粉末焼結ターゲットである。30
≧Pt≧5at%、30≧Cr≧10at%、10≧Ta>0at%、30≧Ni>0
at%、さらには、15≧(Ti+Zr+Hf+V+Nb+Mo+W+Cu+Ag+Au+Ru
+Rh+Pd+Os+Ir+希土類元素)>0at%を含有させることが可
能である。本発明のターゲットは、Co系を主体とする合
金にBを10at%を超えて25at%以下添加して溶解すること
により脱酸素処理した後、得られた合金を急冷凝固処理
して粉末とし、次いで該粉末を焼結する製造方法にて得
ることができる。または、該粉末と金属粉末、具体的に
はCu、Ag、Au、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Ptから選ばれる1
種もしくは2種以上の元素の金属粉末を混合し、次いで
該混合粉末を焼結する製造方法にて得ることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
用などの磁気記録媒体の磁性膜を形成するために用いら
れるCo系ターゲット及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来Co系磁性膜は、高密度な磁気記録
が可能なように発展してきており、Co系磁性膜にPt
添加などが行われてきた。このようなCo系磁性膜は、
通常スパッタリングによって形成されるものであった。
そして、特許公報第2806228号等に記載されるよ
うに、このスパッタリングには通常に溶解・鋳造法によ
って作製されたターゲットが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したCo系磁性膜
を得るために、たとえば特開平3−138365号に記
載されるように、粉末焼結ターゲットも提案されてい
る。最近の磁性膜に対する高保磁力化の要求に伴いP
t、Cr、Ta等を多くCoに含有させる必要がある。
合金元素の添加量の増大に伴い、鋳造時の成分偏析の発
生、塑性加工による組織均一化の困難化が問題となる。
一方、粉末焼結法では、添加元素が均一に分散した組織
が得られるという利点がある。また、別の技術として、
特開平5−263230号等に記載されるように、B自
体を磁気特性の改善のために添加する粉末焼結技術は知
られている。
【0004】しかし、粉末法の最大の欠点は、一旦粉末
として取り扱うため、鋳造材に比べて、酸素量がどうし
ても高くなるという問題がある。酸素は、磁気記録特性
に大きな影響を与えるため、成分偏析による薄膜組成の
ばらつきよりも、酸素量はできるだけ低減すべきという
観点から、粉末焼結が大々的に使用されるに至っていな
い。本発明の目的は、均一組織が得られる粉末焼結材の
欠点である酸素量の増大を抑制した新規なCo系ターゲ
ット及びその製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、粉末焼結タ
ーゲットの製造過程において、B添加による脱酸素効果
を最大限に利用することで、低酸素の粉末焼結ターゲッ
トが得られること見いだし本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明の新規なターゲットは、
粉末焼結ターゲットであって、Bを10at%を超えて
25at%以下含有し、酸素量が100ppm以下であ
るCo系ターゲットである。
【0007】好ましくは、30≧Pt≧5at%、30
≧Cr≧10at%、10≧Ta>0at%、30≧N
i>0at%を含有させることができる。さらに好まし
くは、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Mo、W、Cu、
Ag、Au、Ru、Rh、Pd、Os、Irおよび希土
類元素から選ばれる1種もしくは2種以上の元素を総量
で0at%を越えて15at%以下を含有させることも
可能である。
【0008】上述した本発明のターゲットは、Co系を
主体とする合金にBを10at%を超えて25at%以
下添加して溶解することにより脱酸素処理した後、得ら
れた合金を急冷凝固処理して粉末とし、次いで該粉末を
焼結して粉末焼結ターゲットとすることを特徴とするC
o系ターゲットの製造方法により得ることができる。
【0009】または、上述した本発明のターゲットは、
Co系を主体とする合金にBを10at%を超えて25
at%以下添加して溶解することにより脱酸素処理した
後、得られた合金を急冷凝固処理して粉末とし、該粉末
と金属粉末、具体的にはCu、Ag、Au、Ru、R
h、Pd、Os、IrおよびPtから選ばれる1種もし
くは2種以上の元素の金属粉末を混合し、次いで該混合
粉末を焼結して粉末焼結ターゲットとすることを特徴と
するCo系ターゲットの製造方法、好ましくは、焼結後
に熱処理を施すことを特徴とするCo系ターゲットの製
造方法により得ることもできる。
【0010】なお、本発明のCo系ターゲットの製造方
法の場合、その急冷凝固処理方法としてアトマイズ法を
用いることができ、または、その焼結方法として熱間静
水圧プレス法を用いることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の最大の特徴は、Co系の
粉末焼結ターゲットの酸素量を従来では考えられなかっ
た100ppm以下を実現としたことにある。本発明
で、低酸素の粉末焼結ターゲットを実現できたのは、B
の適正添加にある。Bは、酸素との親和力が大きく、B
の酸化物は昇華性が高いことより、急冷凝固粉作製時の
溶湯もしくはマスターインゴット(母合金)の形成時の
溶湯にB添加してあらかじめBによる脱酸素処理するこ
とにより、得られる急冷凝固粉の酸素量を著しく低減す
ることが可能となった。
【0012】本発明においては狙いのターゲット組成に
調整された急冷凝固粉をそのまま焼結することが好まし
いが、Cu、Ag、Au、Ru、Rh、Pd、Os、I
rおよびPtのように高価である添加元素の場合には、
Bを添加したCo系合金の急冷凝固粉とCu、Ag、A
u、Ru、Rh、Pd、Os、IrおよびPtから選ば
れる1種もしくは2種以上の金属粉末とを混合し、得ら
れた混合粉を焼結しても構わない。Bを添加したCo系
合金の急冷凝固とCu、Ag、Au、Ru、Rh、P
d、Os、IrおよびPtから選ばれる1種もしくは2
種以上の金属粉末とを混合し、得られた混合粉を焼結し
た場合は、さらに、必要に応じて焼結後の熱処理や熱間
加工等の処理を施し、組織の均一化を行なうことも可能
である。
【0013】急冷凝固粉の作製方法としては、アトマイ
ズ法、スピンメルト法等々の方法があるが、ガスアトマ
イズ法を用いた粉末作製が、粉末の充填密度や歩留まり
を考えると好ましい。また、焼結方法は、ホットプレス
法、熱間静水圧プレス法(以下HIP)等々があるが、
焼結体の密度等を考えると、高圧が適用できるHIPが
好ましい。
【0014】本発明のターゲットの好ましい組成として
は、磁気記録膜として特性向上の可能な元素を添加す
る。より具体的には、25≧B>10at%、30≧P
t≧5at%、30≧Cr≧10at%、10≧Ta>
0at%、30≧Ni>0at%の添加が可能である。
さらにTi、Zr、Hf、V、Nb、Mo、W、Cu、
Ag、Au、Ru、Rh、Pd、Os、Irおよび希土
類元素から選ばれる1種もしくは2種以上の元素を総量
で0at%を越えて15at%以下の添加も可能であ
る。もちろん本発明は、この範囲には限定されるもので
はない。以下添加元素の効果を説明する。
【0015】B添加は、本発明のもっとも重要な元素で
ある。本発明のCo系ターゲットを用いて作製したスパ
ッタ膜は、磁気記録媒体の磁性層として用いられること
が多い。従来、前述の磁気記録媒体における磁性層は1
層で形成していたこともあり、高保磁力や高角形比とい
った特性を全て併せ持っていなければならなかった。そ
のため、本発明のように、Bが10%を超えて含有して
いるようなCo系の膜では、保磁力の増加が望めないた
めに検討されていなかった。しかし、現在、前述の磁性
層は複数の層により形成されている。そのため、各相で
それぞれ異なった特性を要求されるように変化してき
た。
【0016】本発明のBを10at%を超えて添加した
ようなCo系ターゲットで作製したスパッタ膜では、上
記したように保磁力の増加は望めないが、スパッタ膜の
低ノイズ化という効果が大きいものである。そして、B
を10at%を超えて25at%以下添加することによ
り、酸素量の低減に優れた効果を有するものとなる。し
かし、B添加の上限を25at%以下としたのは、25
%を超えて添加すると、スパッタ膜が非晶質化するなど
の悪影響が顕著に現れるためである。また、本発明の特
徴とする酸素量の低減効果は、10at%を超えるB添
加にて達成され、酸素量100ppm以下のターゲット
を得るためにも好ましい。
【0017】Pt添加は、Coに固溶することにより磁
気異方性を高め、膜の保磁力を上げる効果があり、添加
することが可能である。保磁力の明確な増大には5at
%以上の添加が好ましい。また、30at%を越える添
加は、Coの持つ本来の磁気特性を著しく低下させるた
め、添加する場合は、30≧Pt≧5at%が好ましい
範囲である。
【0018】Cr添加は、膜中で粒界へ偏析し、粒界を
非磁性にすることにより、強磁性Co粒を磁気的に分断
する効果があり、10at%未満の添加では、磁気的な
分断が十分では無く、また、30at%を越える添加は
膜そのものの磁化を低下させ過ぎるため、30≧Cr≧
10at%とすることが好ましい。Ta添加は、膜結晶
粒径の微細化の効果、さらにCr等の非磁性元素も粒界
へ偏析させる効果があり、少量の添加でも効果が認めら
れる、逆に10at%を越える添加は、膜の磁化を低下
させるため好ましくないため、10≧Ta>0at%と
することが好ましい。
【0019】Ni添加は、Coに固溶することにより磁
気異方性を高め、膜の保磁力を上げる効果があり、30
at%以下添加することができる。保磁力増大には5a
t%以上の添加を行うことにより顕著な効果が見られ、
また、30at%を越える添加は、Coの持つ本来の性
質を低下させるため、30≧Ni>0at%、さらには
30≧Ni≧5at%とすることが好ましい。
【0020】さらにTi、Zr、Hf、V、Nb、M
o、W、Cu、Ag、Au、Ru、Rh、Pd、Os、
Irおよび希土類元素の添加は、磁気特性を改善すると
いう共通の効果を有する元素群である。Ti、Zr、H
fおよび希土類元素は膜の結晶粒微細化の効果、Vおよ
びNbは上述したTaと同様な効果、MoおよびWは上
述したCrと同等な効果、Cu、AgおよびAuは粒界
偏析によるCo粒分断の効果、Ru、Rh、Pd、Os
およびIrは上述したPtと同等な効果があり、これら
の元素は少量の添加で効果が認められるが、総量で15
at%を越えると膜の磁気特性および結晶性を損なうた
め総量で0at%を越えて15at%以下とすることが
好ましい。
【0021】
【実施例】(実施例1)真空溶解・鋳造にてBを添加し
て脱酸素処理を行い、Co系を主体とする母合金を作製
し、作製した母合金を用いてガスアトマイズを行った。
製造した粉末組成を表1に示す。なお、ガスアトマイズ
時の雰囲気はAr雰囲気で行った。作製したアトマイズ
粉末の平均粒径および酸素量を表1に示す。なお、表1
中の比較例である試料5および10については、Bを添
加して脱酸素処理を行うことを除いて、上記と同様の方
法にて製造した。
【0022】作製したアトマイズ粉を1000℃(温
度)、100MPa(圧力)、3h(時間)の条件でH
IPにより焼結し、その後機械加工によりφ101×5
t(mm)のターゲットを作製した。作製したターゲッ
トの酸素分析値について表2に示す。表2に示すよう
に、B添加して脱酸素処理して得たアトマイズ粉を焼結
して作製したターゲットは、酸素量が低く抑えられてお
り、特には100ppm以下とできたことがわかる。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】(実施例2)実施例1と同様に表3に示す
組成のガスアトマイズ粉末を作製した。ただし、ガスア
トマイズ時の雰囲気はAr雰囲気で行った。作製したア
トマイズ粉の平均粒径および酸素量を表3に示す。また
使用したPt粉の平均粒径と酸素量も表3中に付記す
る。
【0026】作製したアトマイズ粉に表3に示すPt粉
末を加えて混合し1000℃(温度)、100MPa
(圧力)、3h(時間)の条件でHIPにより焼結し、
φ101×5t(mm)の表6に示す組成のターゲット
を作製した。作製したターゲットの酸素分析値について
表4に示す。表4に示すように、B添加して脱酸素処理
したCo系アトマイズ粉にPt粉を混合後焼結して作製
したターゲットは、酸素量が低く抑えられており、特に
は100ppm以下にできたことがわかる。
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】(実施例3)実施例1と同様に表5に示す
組成のガスアトマイズ粉末を作製した。ただし、ガスア
トマイズ時の雰囲気はAr雰囲気で行った。作製したア
トマイズ粉の平均粒径および酸素量を表5に示す。
【0030】作製したアトマイズ粉を1000℃(温
度)、100MPa(圧力)、3h(時間)の条件でH
IPにより焼結し、φ101×5t(mm)のターゲッ
トを作製した。作製したターゲットの酸素分析値につい
て表6に示す。表6に示すように、B添加して脱酸素処
理をしたアトマイズ粉を焼結して作製した本発明のター
ゲットは、酸素量が低く抑えられており、特には100
ppm以下となっていることがわかる。
【0031】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】(実施例4)Co−20Cr−10Pt−
15B(at%)のターゲットを表7に示す製法で作製
した。作製したターゲットの不純物酸素分析値について
表8に示す。アトマイズ粉作製は実施例1および2と同
様の方法で作製し、焼結した素材の焼結条件は1000
℃×100MPa×3hの条件で、拡散処理を施した素
材の拡散処理条件は1100℃×10hの条件で、溶解
・鋳造材は、真空中の誘導加熱炉で溶解し鉄鋳型へ鋳込
み、それぞれφ101×5t(mm)のターゲットを作
製した。
【0034】NiPメッキを施したAl基板上にCr下
地膜をスパッタ成膜した基板を用い、基板上に、基板温
度150℃、Ar圧0.66Pa、DC電力500Wの
条件で表7に示す製法の異なるCo−20Cr−10P
t−15B(at%)ターゲットで成膜を行った。磁性
膜の特性バラツキを調査するため総成膜時間が1時間か
ら1時間間隔で5時間までの成膜基板を作製し、VSM
(振動試料型磁力計)で測定した保磁力Hcの計測結果
を表9に示す。ただし、表9は、試料1の1時間時の保
磁力を100とした相対値で表した。表9より、本発明
のターゲットは成膜時のバラツキが小さく、酸素量の高
いターゲットは保磁力が低く、また、溶解・鋳造材は本
発明のターゲットと比較し経時変動がやや大きいことが
わかる。
【0035】
【表7】
【0036】
【表8】
【0037】
【表9】
【0038】
【発明の効果】本発明により、磁気ディスク装置用など
に用いられる磁気記録媒体用Co系磁性膜を作製するた
めの均一かつ低酸素のCo系ターゲットを安定して供給
することが可能となり、磁気記録媒体の製造に欠かせな
い技術となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 19/07 C22C 19/07 G G11B 5/851 G11B 5/851 (72)発明者 上野 英 島根県安来市安来町2107番地2 日立金属 株式会社安来工場内 Fターム(参考) 4K017 AA04 DA03 EK01 4K018 AA10 BA04 EA11 KA29 4K029 BA24 BC06 BD11 DC04 DC09 5D112 AA05 BB05 FB02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末焼結ターゲットであって、Bを10
    at%を超えて25at%以下含有し、酸素量が100
    ppm以下であることを特徴とするCo系ターゲット。
  2. 【請求項2】 30≧Pt≧5at%、30≧Cr≧1
    0at%、残部Coを主体とすることを特徴とする請求
    項1に記載のCo系ターゲット。
  3. 【請求項3】 10≧Ta>0at%を含んでいること
    を特徴とする請求項1もしくは2のいずれかに記載のC
    o系ターゲット。
  4. 【請求項4】 30≧Ni>0at%を含んでいること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のCo
    系ターゲット。
  5. 【請求項5】 Ti、Zr、Hf、V、Nb、Mo、
    W、Cu、Ag、Au、Ru、Rh、Pd、Os、Ir
    および希土類元素から選ばれる1種もしくは2種以上の
    元素を総量で0at%を越えて15at%以下含んでい
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    のCo系ターゲット。
  6. 【請求項6】 Co系を主体とする合金にBを10at
    %を超えて25at%以下添加して溶解することにより
    脱酸素処理した後、得られた合金を急冷凝固処理して粉
    末とし、次いで該粉末を焼結して粉末焼結ターゲットと
    することを特徴とするCo系ターゲットの製造方法。
  7. 【請求項7】 Co系を主体とする合金にBを10at
    %を超えて25at%以下添加して溶解することにより
    脱酸素処理した後、得られた合金を急冷凝固処理して粉
    末とし、該粉末と金属粉末を混合し、次いで該混合粉末
    を焼結して粉末焼結ターゲットとすることを特徴とする
    Co系ターゲットの製造方法。
  8. 【請求項8】 Co系を主体とする合金にBを10at
    %を超えて25at%以下添加して溶解することにより
    脱酸素処理した後、得られた合金を急冷凝固処理して粉
    末とし、該粉末とCu、Ag、Au、Ru、Rh、P
    d、Os、IrおよびPtから選ばれる1種もしくは2
    種以上の元素の金属粉末を混合し、次いで該混合粉末を
    焼結して粉末焼結ターゲットとすることを特徴とする請
    求項7に記載のCo系ターゲットの製造方法。
  9. 【請求項9】 焼結後に熱処理を施すことを特徴とする
    請求項7もしくは8のいずれかに記載のCo系ターゲッ
    トの製造方法。
  10. 【請求項10】 急冷凝固処理方法としてアトマイズ法
    を用いることを特徴とする請求項6ないし9のいずれか
    に記載のCo系ターゲットの製造方法。
  11. 【請求項11】 焼結方法として熱間静水圧プレス法を
    用いることを特徴とする請求項6ないし10のいずれか
    に記載のCo系ターゲットの製造方法。
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