JP2002224852A - 軸受用アルミニウム合金板の製造方法 - Google Patents
軸受用アルミニウム合金板の製造方法Info
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Abstract
金層に純アルミニウムまたはSnを含まないアルミニウ
ム合金からなる接着層を圧接する場合、軸受合金層がS
iなどを含んでいて延性に乏しい場合でも、クラックを
発生させることなく、高い圧下率で圧下して相手材と圧
接する。 【解決手段】 中凹状の上ロール23に中凸状の下ロー
ル24を嵌合し、それら中凸部分と中凹部分との間に、
軸受合金層用板材16と接着層用板材21とを重ね合わ
せた状態にして通す。この構成によれば、両板材16、
21の幅方向両側が上ロール23の軸方向両側の径大部
23bによって拘束され、板材16、21は幅方向への
延びが阻止されるので、幅方向両側が自由に延びてクラ
ックを発生するという現象が生じ難くなり、従って、両
板材16、21を50%以上の高い圧下率で圧下するこ
とができ、両板材16、21の接着力を大きくすること
ができる。
Description
からなる軸受合金層に、純アルミニウムまたはSnを含
まないアルミニウム合金からなる接着層を圧接して軸受
用アルミニウム合金板を製造する方法に関する。
ルミニウム合金軸受)は、一般に、Snを含むアルミニ
ウム合金からなる軸受合金層と裏金とを、純アルミニウ
ムまたはアルミニウム合金からなる接着層を介して接着
してバイメタルを構成し、このバイメタルを機械加工し
て製造する。上記接着層は、軸受合金層を裏金に接着す
るに先立って軸受合金層に接着される。この接着層と軸
受合金層との接着は圧接によって行なわれる。具体的に
は、軸受合金層を構成する板材と接着層を構成する板材
とを一対の平ロール間に通し、大きな圧下率で圧下(圧
延)することによって圧接する。
は、耐疲労性、耐摩耗性などに優れるため、自動車や一
般産業機械の高出力エンジンの軸受として用いられる。
ところが、近年のエンジンの高性能化に伴い、その軸受
には更なる耐疲労性、耐摩耗性の向上が求められてい
る。この要求に対処するために、軸受用のアルミニウム
合金は、比較的軟質のAl−Sn系から硬質のAl−S
n−Si系、或いはAl−Sn−Si−Mn系へと変わ
りつつある。
硬質のAl−Sn−Si系、或いはAl−Sn−Si−
Mn系になると、アルミニウム合金の延性が乏しくなる
ため、接着層と圧接する際にクラックが発生するおそれ
がある。このクラックは、軸受層を構成するアルミニウ
ム合金の板材の幅方向両側の端縁部分に発生する。
圧接によって接着する場合、圧下率が高い程、高い接着
性が確保されるので、軸受合金層に比較的軟質のAl−
Sn系合金を用いるときには、40〜50%の圧下率で
圧接していた。圧下率は[(圧延前の板厚−圧延後の板
厚)/圧延前の板厚]×100で定義されるものであ
る。
−Si系、或いはAl−Sn−Si−Mn系になると、
クラックの発生を防止して歩留まりを高くするには、そ
のような高い圧下率で圧接することはできず、低圧下率
で圧接するため、軸受合金層と接着層との接着性に問題
が生じるようになってきた。
で、その目的は、軸受合金層に圧延性の低いアルミニウ
ム合金を用いた場合であっても、軸受合金層と接着層と
を、クラックの発生を防止しながら、高い圧下率で圧接
することができ、良好な接着力を有する軸受用アルミニ
ウム合金板の製造方法を提供することにある。
めに本発明は、第1のロールの中凹部分に第2のロール
の中凸部分を嵌合することにより、それら中凸部分と中
凹部分との間に形成されて第1のロールの径大部により
閉じられたロール隙間に、軸受合金層用板材と接着層用
板材とを重ね合わせた状態にして通す構成としたもので
ある(請求項1)。この構成によれば、両板材は、ロー
ル隙間の両側を閉じる第1のロールの軸方向両側の径大
部分によって幅方向への延びが阻止されるので、クラッ
クが発生するという現象が生じ難くなる。このため、圧
延性の乏しいアルミニウム軸受合金であっても、50%
以上の高い圧下率で圧下することができ、両板材の接着
力を大きくすることができる。
用板材として、ベルト鋳造装置によって3〜6℃/se
cで急冷した鋳造板材を用いることができる(請求項
2)。
造装置は公知である。この公知のベルト鋳造装置は、一
対の無端ベルトのほぼ平行な部分の間で水平または水平
に対して僅かに傾斜する鋳造空間を形成した構造のもの
であり、無端ベルトは冷却装置により冷却されながら走
行する。そして、溶融された金属は上記の鋳造空間内に
供給され、無端ベルトにより冷却されて板状に凝固し、
鋳造空間から連続的に送り出される。
固定鋳型式の連続鋳造装置に比べて鋳造速度が速く、生
産性に優れている。このため、軸受の製造メーカーで
も、軸受合金層用のアルミニウム合金板を鋳造する装置
としてベルト鋳造装置を採用している。しかしながら、
従来のベルト鋳造装置は冷却速度が遅いため、鋳造板材
が徐冷状態となって晶出物が粗くなって延性や軸受特性
を低下させたりする。
ベルト鋳造装置を開発し、鋳造空間から送り出された鋳
造板材を水噴射装置から噴射される水によって3〜6℃
/secの冷却速度で急冷し、晶出物の粗大化を軽減で
きるようにした。しかしがら、水噴射装置を備えている
とはいっても、ベルト鋳造法である以上、鋳造速度が速
く徐冷傾向となるため、晶出物の粗大化を完全に避ける
ことは難しい。このため、水噴射装置を備えたベルト鋳
造装置により鋳造された軸受合金用板材が従来よりも延
性の点で改善されているとはいっても、難圧延材である
ことに変わりはなく、特にSiなどを含有したりする
と、通常の平ロールでの圧接では、幅方向両側の端縁部
分にクラックを生じ易くなる。
軸受合金用板材の圧接は本発明による方法を採用するこ
とによってクラックを生ずることなく圧接できる。ちな
みに、上記のベルト鋳造装置による鋳造時の冷却速度
は、3℃/sec未満ではSnやSiが偏析し、アルミ
ニウムとの金属間化合物が粗大化したり偏析したりして
延性などの塑性加工性を低下させ、軸受特性としての耐
疲労性および耐摩耗性が不安定となる。6℃/secを
越えると、板材の表面に急冷による偏析が現れ、表面切
削が困難となる。
金層は、特に、次の2種の新規なアルミニウム合金が好
適する。すなわち、一つは、3〜40質量%のSn、
0.5〜7質量%のSi、0.05〜2質量%のFeを
含み、Al−Si−Feの3元系金属間化合物を晶出し
た新規なアルミニウム合金であり、他の一つは、3〜4
0質量%のSn、0.5〜7質量%のSi、0.05〜
2質量%のFeの他、Mn、V、Mo、Cr、Co、N
i、Wのうちから選択された1種以上の元素を総量で
0.01〜3質量%含有し、Al−Si−Feに当該選
択された元素が加わった多元系金属間化合物を晶出した
新規なアルミニウム合金である。
開発するに至った技術的背景を説明する。すなわち、近
年、エンジンの高性能化に伴い、エンジン用軸受には、
更なる耐疲労性、耐摩耗性の向上が求めらる傾向にあ
る。そのうち、耐疲労性に関しては、Cu、Mn、Vな
どの元素を添加してアルミニウム合金を強化するように
している。また、耐摩耗性に関しては、特開昭58−6
4332号公報に見られるように、アルミニウム合金に
Siを添加し、アルミニウム合金中に晶出するSi粒子
の大きさと分布を制御すること、或いは、特開昭58−
67841号公報に見られるように、アルミニウム合金
にMn、Fe、Mo、Niなどを添加し、アルミニウム
合金中にそのMnなどとAlとの金属間化合物を晶出さ
せることによってなじみ性、非焼付性を高め、ひいては
耐摩耗性の向上を図っている。
開昭58−67841号公報では、Si粒子、金属間化
合物が5μm以上40μm以下の大きさを持つ場合に効
果があるとする。しかしながら、一般に、Al中に含ま
れる硬質粒子は均一に分散することで強化の用に供さ
れ、その粒子の大きさは細かいほど効果を発揮するとさ
れているが、特開昭58−64332号公報、特開昭5
8−67841号公報のように、Siや金属間化合物を
5μm以上40μm以下という比較的大きな径を持った
粒子に制御すると、Alマトリックスの強度が低下し、
耐疲労性に劣ったものとなってしまう。すなわち、晶出
粒子を小さくして耐疲労性を向上させようとすれば、非
焼付性の向上は望み得ず、逆に晶出粒子を大きくして非
焼付性ひいては耐摩耗性を向上させようとすれば、耐疲
労性の向上は望み得ない、といったジレンマに陥ってし
まう。
属間化合物、或いはAl−Si−Feをベースにした多
元系金属間化合物を晶出させることによって、耐疲労性
を損なうことなく、非焼付性および耐摩耗性を向上させ
ることができるアルミニウム合金を発明した。このAl
−Si−Feの3元系金属間化合物やAl−Si−Fe
をベースにした多元系金属間化合物は極めて安定してお
り、裏金鋼鈑との圧接後に施される熱処理によっても、
その基本的な形を変えることがない。
的には立体的に連結したサンゴ状に晶出するが、鋳造後
の圧延や裏金鋼鈑と圧接する際の圧延などによって細か
く砕け、その後の熱処理によっても形態を変えてしま
う。これはSiの特徴で、特に300℃を越える熱処理
では、界面張力を小さくしようとして比較的丸みを帯び
た形状に変化する。特に、アルミニウム合金のようなS
nを多く含む材料においては、その傾向は助長される。
出形態(その一例を図4に示す)を変えず、通常の熱処
理温度では、全くその形に変化がないのである。また、
その金属間化合物は、軸受の製造工程中、塑性変形を伴
う圧延工程や圧接工程で粉砕される。しかしながら、こ
の粉砕により、金属間化合物は刃物の破片のようにシャ
ープエッジを持った形態(その一例を図5に示す)とな
る。Si粒では、圧延、熱処理を経て丸みを帯びて細か
く割れてしまうが、上記3元系金属間化合物、多元系金
属間化合物はシャープエッジを持った攻撃的な形を保つ
のである。
属間化合物は少量でも相手軸に対するラッピング作用を
持ち、特に初期摩耗の不安定な軸と軸受との関係を安定
化させてなじみ性を高めるのに極めて有効である。その
具体的な作用は、相手軸の表面の突出部や相手軸の表面
の球状黒鉛周辺のバリなどのエッジ部を削り取る作用、
アルミニウム合金の弱点である相手軸への凝着による摩
耗を未然に防止し、また凝着物を掻き落として焼付きを
未然に防止する機能である。
元系金属間化合物は、圧延を経ても比較的粗大なものが
多く、粉砕されて微細化したSi粒子はAlマトリック
ス中に分散してその強度を高める効果を有することと相
俟って、耐摩耗性、非焼付性の向上と耐疲労性の向上と
の両立を可能ならしめるのである。
由について説明すると、以下の通りである。 Sn(3〜40質量%) Snは軸受としての非焼付性、なじみ性、埋収性などの
表面性能を改善する。Snの含有量が3質量%未満では
その効果がなく、40質量%を越えると軸受合金の機械
的性質が低下し、軸受性能の低下を招く。好ましいSn
の含有量は6〜20質量%である。
出するものは微細に分散し、材料の疲労強度を高め、ま
た非焼付性、耐摩耗性の向上に寄与する。一方、Siは
Al−Si−Fe系金属間化合物を構成する必須元素
で、適切なラッピング作用や非焼付性、耐摩耗性の向上
にも効果がある。0.5質量%未満では合金に固溶して
しまい、その効果がない。また、7質量%を越えると粗
大晶出し、かえって軸受合金の耐疲労性を害する。好ま
しいSiの含有量は2〜6質量%である。
し、前述の効果をもたらす。そのFeを含む金属間化合
物は軸との焼付きを防止し、耐摩耗性を向上させる。そ
の特性は0.05〜2質量%が有効で、0.05質量%
未満ではその効果がなく、2質量%を越えると化合物の
粗大化が起こり、軸受合金が脆くなって圧延加工に問題
が出てくる。好ましくは0.07〜1質量%である。
(1種以上を総量で0.01〜3質量%) これらは選択元素であり、本発明における多元系金属間
化合物を構成する。すなわち、Al−Si−Feに選択
された元素αを加えたAl−Si−Fe−αの多元系金
属間化合物を生成する。もちろん、単体でAlマトリッ
クス中に固溶してAlマトリックスも強化する。多元系
金属間化合物の生成効果は0.01質量%未満では期待
できず、3質量%を越えると多元系金属間化合物が粗大
化し過ぎ、軸受合金としての物性の低下をもたらすと共
に、圧延などの塑性加工にも問題を生ずる。その好まし
い含有量は0.2〜2質量%である。
基づいて説明する。アルミニウム軸受合金を板状に鋳造
するベルト鋳造装置は図3に示されている。同図におい
て、ベルト鋳造装置1の基台2には、上下一対の機枠3
および4が設けられている。両機枠3および4には複数
本のローラ5a〜5e、6a〜6eが設けられており、
それらローラ5a〜5e、6a〜6eに上下一対の無端
ベルト7、8が掛け渡されている。なお、無端ベルト
7、8はスチール板、或いは耐熱繊維などによって形成
されている。
a〜6eはモータ(図示せず)に連結されており、その
回転により無端ベルト7、8が駆動されてそれぞれ矢印
A、B方向に走行するようになっている。上側の無端ベ
ルト7のローラ5aおよび5b間の部分と下側の無端ベ
ルト8のローラ6aおよび6b間の部分は互いにほぼ平
行に対向し、この上下一対の無端ベルト7、8のほぼ平
行に対向する部分の間の空間は鋳造空間Cとされてい
る。もちろん、鋳造空間Cの左右両側(紙面の表裏両
側)は図示しないシール材によって閉塞されている。そ
して、前記基台2の図示左側には鋳造空間Cの一端側に
位置して溶湯供給手段としての溶湯溜め9が設けられて
おり、この溶湯溜め9に注湯器10からアルミニウム合
金の溶湯が供給される。溶湯溜め9はノズル11を備
え、このノズル11から溶湯を鋳造空間Cに供給するよ
うになっている。
8、9を冷却する水冷用ジャケット12、13を備えて
いる。水冷用ジャケット12、13は上下両機枠3、4
に取り付けられ、上下一対の無端ベルト7、8のほぼ平
行な部分に対し、鋳造空間Cの反対側から接触してい
る。そして、この水冷用ジャケット12、13は鋳造空
間C内に供給されたアルミニウム合金の溶湯を無端ベル
ト7、8を介して冷却する。
に位置して上下に対向するローラコンベア14、15が
設けられており、鋳造空間Cで板状に鋳造されたアルミ
ニウム合金(以下、鋳造板材)16はそれらローラコン
ベア15、16間に送り出される。そして、ローラコン
ベア14、15から送り出された鋳造板材16は、その
後、ピンチローラ17、18間に挟み込まれ、最終的に
図示しない巻き込み機によってコイル状に巻回される。
ち、鋳造空間C側の部位には、鋳造空間Cから送り出さ
れた直後の鋳造板材16に対し、上下両側から水を噴射
する水噴射装置として、当該鋳造板材16の送り出し方
向である矢印D方向に沿って並ぶ2本の水噴射パイプ1
9、20が設けられている。この実施例では、鋳造板材
16の板厚は15mmに設定されている。なお、上機枠
4は上下動可能に設けられており、その上機枠4の上下
方向の位置を調節して鋳造間隔Cの高さを調節すること
によって鋳造板材16の厚さを変更することができる。
ルミニウム合金を鋳造するには、溶融したアルミニウム
合金を注湯器10から溶湯溜め9に注入する。すると、
その溶湯は溶湯溜め9のノズル11から鋳造空間Cへ供
給される。鋳造空間Cへ供給された溶湯は水冷ジャケッ
ト12、13により無端ベルト7、8を介して冷やさ
れ、その冷却により次第に凝固して板状に成形されなが
ら矢印A、B方向に走行している無端ベルト7、8によ
って矢印D方向に送られる。そして、水噴射パイプ1
9、20は、鋳造板材16に対し、鋳造空間Cから送り
出された直後の部分に水を噴射する。
ト12、13による冷却に引き続いて水噴射パイプ1
9、20からの噴射水により冷却され、この水噴射によ
り鋳造板材16は急冷されて凝固を完了するものであ
る。
は、3〜40質量%のSn、0.5〜7質量%のSi、
0.05〜2質量%のFeを含む合金、或いは3〜40
質量%のSn、0.5〜7質量%のSi、0.05〜2
質量%のFeの他、Mn、V、Mo、Cr、Co、N
i、Wのうちから選択された1種以上の元素を総量で
0.01〜3質量%含有する合金が用いられる。
i、Zrのうち、少なくとも1種以上を総量で0.01
〜2質量%含有させることができ、更に、Cu、Mg、
Znのうち、少なくとも1種以上を総量で0.1〜5質
量%含有させることもできる。
Si−Fe系金属間化合物の生成には寄与せず、Alマ
トリックスに固溶し、軸受合金の疲労強度を高める効果
を持つ。0.01質量%未満ではその効果はなく、2質
量%を越えると軸受合金が脆くなる。総量で0.02〜
0.5質量%が望ましい。また、Cu、Mg、Znの選
択元素はAlマトリックス強度を向上させる添加元素で
あり、溶体化処理を施すことにより強制的にAlマトリ
ックスに固溶させることができ、急冷、時効させること
で、微細な化合物を析出させることもできる。その効果
は0.1質量%未満では期待できず、5質量%を越える
と粗大な化合物になってしまう。総量で0.5〜4質量
%が望ましい。
約800℃で鋳造空間Cに供給される。そして、Snを
除いた部分の凝固が完了する約500℃にまで冷却され
た時点を凝固の完了とする。この凝固完了までに、水冷
ジャケット12、13と水噴射パイプ19、20との冷
却によって、鋳造板材16が3〜6℃/secの冷却速
度で、鋳造開始温度である800℃から500℃まで温
度低下するように、水冷ジャケット12、13の通水量
と水噴射パイプ19、20からの噴射水量が設定されて
いる。このような冷却速度で急冷することにより、鋳造
板材16の晶出物の粗大化および偏析が防止される。従
って、ここでいう冷却速度は、冷却速度ΔT=(鋳造開
始温度T℃−500℃)/(鋳造板材の温度が500℃
に低下するまでの鋳造開始からの時間)、と定義されて
いるものである。
は、図4に示すようにAl−Si−Feの3元系金属間
化合物、或いはAl−Si−FeにMn、V、Mo、C
r、Co、Ni、Wのうち選択された元素との多元系金
属間化合物(Al−Si−Fe−Mnなど)が晶出する
と共に、Si粒子が晶出する。そして、この鋳造工程
で、その鋳造板材16の冷却速度を上記のように3〜6
℃/secに制御することによって上記金属間化合物の
晶出物の大きさを30〜70μm、Si共晶組織の大き
さを40μm以下に制御できる。
冷間で15mmから6mmの板厚に連続圧延され、次い
で純AlまたはSnを含有しないアルミニウム合金から
なる接着層用の薄い板材21と圧接される。
用いる場合、マトリックスの強度を高めるために、C
u、Si、Mn、Feのうち一種以上を0.1〜10質
量%含有することが好ましい。これらCu、Si、M
n、Feは強化元素で、Alマトリックスに固溶する
か、または微細に晶出、或いは析出し、粗大な化合物を
生成しない。これらのうち一種以上が総量で0.1質量
%未満では上記した効果が得られず、10質量%を越え
ると硬くなりすぎ、塑性加工性を低下させる。
は図1および図2に示すロール圧延装置22の一対のロ
ール23および24を用いて行なわれる。なお、両板材
16および21の幅寸法はほぼ同じに設定されている。
一対のロール23および24はロール圧延装置22の機
枠25に上下の位置関係をもって回転可能に設けられて
いる。
ールとしての上ローラ23はロール胴23aの軸方向両
側に径大部23bを有した中凹状に形成され、第2のロ
ールとしての下ロール24はロール胴24aの軸方向両
側に径小部24bを有した中凸状に形成されている。こ
れら両ロール23および24のロール胴23aおよび2
4aの軸方向幅寸法は鋳造板材16および接着層用板材
21の幅寸法とほぼ同じ程度の寸法に設定されている。
ール胴24aが上ロール23の中凹部分である軸方向両
側の径大部23b間に嵌合され、それらロール23およ
び24のローラ胴23aおよび24a間に、上ロール2
3の径大部23bによって左右両側が閉じられたロール
隙間Gが形成されている。このロール隙間Gの上下寸法
は鋳造板材16と接着層用板材21を50%以上の圧下
率で圧下するような寸法に設定されている。
られた状態で一対のロール23および24間のロール隙
間Gに通され、50%以上の大きな圧下率で圧延され
る。このとき、両板材16、21は圧延により幅方向に
も延びようとするが、その幅方向両側は上ロール23の
径大部23bに接しているため、この径大部23bによ
って幅方向への自由な広がりが拘束される。これによ
り、両板材、特に低延性の鋳造板材16が幅方向両側の
端縁部においてクラックを生ずるといった不具合の発生
を防止できる。
バイメタルを構成した後、鋳造板材16を接着用板材2
1を介して裏金鋼鈑に圧接する。次いで、鋳造板材16
と裏金鋼鈑との接着力を高めるための焼鈍を行った後、
アルミニウム合金を強化するために470℃で20分間
保持する溶体化処理を行い、水冷後、170℃で15時
間保持する時効処理を施す。
どによって鋳造当初の大きさ40〜55μmから1〜2
0μm程度に粉砕されて、図5に示すように、シャープ
エッジを持った角張った形状になると共に、その金属間
化合物からなる硬質粒子が1mm2当たり6〜200個
分布するようになる。このような硬質粒子の大きさおよ
び分布はその後の熱処理によってもほとんど変わること
はない。一方、Si粒子も圧延、圧接などによって粉砕
され、時効処理後の最終的な形態では最大径が5μm未
満の丸みを帯びた形状で、1mm2当たり200個以上
分布するようになる。その後、バイメタルを機械加工し
て半割円筒状の軸受を製造する。
を、その幅方向両側を上ロール23の径大部23bによ
って幅方向両側への広がりを拘束しながら圧下して圧接
するので、板材16および21の幅方向両端縁部におけ
るクラックの発生を極力防止しながら圧接することがで
きる。このため、圧下率を50%以上に設定しても、ク
ラックを生ずることなく、両板材16および21を圧接
でき、その接着力を大きくすることができる。
−Sn−Si−Mn系のアルミニウム合金、或いはAl
−Si−Feの3元系金属間化合物、或いはAl−Si
−Feをベースにした多元系金属間化合物を晶出したア
ルミニウム合金は延性に乏しいが、そのような材質の軸
受層用板材16であっても、本発明の圧延装置22を採
用することにより、クラックを生ずることなく圧接でき
るものである。
と接着層とを、従来品は平ロールを用いた圧延装置、本
発明品は圧延装置22で圧接し、クラックの有無の調査
および接着強さの試験を行なった結果を示す。なお、本
発明品No23〜25は更に本発明のベルと鋳造装置1
により製造したものである。
圧下率が45%以下でも、クラックが発生していたが、
本発明では圧下率が60%以上でもクラックを発生せ
ず、本発明のロール圧延装置22を用いた圧接方法はク
ラックの発生防止効果が高いことが理解される。また、
本発明では、圧下率が50%以上であるから、軸受合金
層と接着層との接着性も良好で、接着強度は本発明の方
が従来より各段に優れている。接着強度は図6に示す試
験片を用い、剪断試験によって軸受合金層と接着層との
接合面に剪断力(引張力)を作用させたとき、両者が離
れない最高引張り荷重で示したものである。
例に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは
変更が可能である。軸受合金層はベルト鋳造装置1によ
って鋳造された板材以外の板材を採用しても良い。軸受
合金層はAl−Sn系のアルミニウム合金であっても良
い。
図
した鋳造板材の顕微鏡写真の模式図
2、13は水冷ジャケット、16は鋳造板材、19、2
0は水噴射パイプ(水噴射装置)、21は接着用板材、
22はロール圧延装置、23は上ロール(第1のロー
ル)、23bは径大部、24は下ロール(第2のロー
ル)である。
Claims (4)
- 【請求項1】 Snを含むアルミニウム合金からなる軸
受合金層に、純アルミニウムまたはSnを含まないアル
ミニウム合金からなる接着層を圧接してなる軸受用アル
ミニウム合金板を製造する方法において、 軸方向両側に径大部を有する中凹状の第1のロールと、
軸方向両側に径小部を有する中凸状の第2のロールとを
備え、第2のロールの中凸部分を第1のロールの中凹部
分に嵌合し、それら中凹部分と中凸部分との間に形成さ
れて前記第1のロールの径大部により閉じられたロール
隙間に、前記軸受合金層を構成する板材と前記接着層を
構成する板材とを重ねて通すことによって、それら両板
材の幅方向両側の広がりを前記第1のロールの前記径大
部により拘束しながら、50%以上の圧下率で圧下して
圧接することを特徴とする軸受用アルミニウム合金板の
製造方法。 - 【請求項2】 前記軸受合金層を構成する板材は、互い
に平行に対向する部分の間に鋳造空間を形成した一対の
無端ベルトと、これら一対の無端ベルトの前記鋳造空間
から送り出される鋳造板材に水を噴射して冷却する水噴
射装置とを備えたベルト鋳造装置により、凝固時の冷却
速度ΔTが3〜6℃/secに制御して鋳造された板材
であることを特徴とする請求項1記載の軸受用アルミニ
ウム合金板の製造方法。 但し、ΔT=(T−500)/t T:アルミニウム合金の鋳造開始時の温度(℃) t:アルミニウム合金の温度が500℃に低下するまで
の鋳造開始からの時間(sec) - 【請求項3】 前記軸受合金層は、3〜40質量%のS
n、0.5〜7質量%のSi、0.05〜2質量%のF
eを含み、Al−Si−Feの3元系金属間化合物を晶
出することを特徴とする請求項1または2記載の軸受用
アルミニウム合金板の製造方法。 - 【請求項4】 前記軸受合金層は、3〜40質量%のS
n、0.5〜7質量%のSi、0.05〜2質量%のF
eの他、Mn、V、Mo、Cr、Co、Ni、Wのうち
から選択された1種以上の元素を総量で0.01〜3質
量%含有し、Al−Si−Feに当該選択された元素が
加わった多元系金属間化合物を晶出することを特徴とす
る請求項1または2記載の軸受用アルミニウム合金板の
製造方法。
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