JP2002222029A - 電子機器システムおよび携帯形電子機器に用いる冷却装置 - Google Patents
電子機器システムおよび携帯形電子機器に用いる冷却装置Info
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Classifications
-
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、携帯性を犠牲とすることなく所望の
冷却性能を得ることができ、しかも、電子機器と冷却装
置とを互いに接続した状態で設置面に載置した時の姿勢
が安定する電子機器システムの提供を目的とする。 【解決手段】電子機器システムは、発熱する半導体パッ
ケージ17を内蔵する筐体5と、筐体の前後方向に回動可
能なディスプレイユニット4とを有するポータブルコン
ピュータ1と、このポータブルコンピュータを冷却する
ための冷却装置2とを具備している。冷却装置は、筐体
よりも小さな形状を有するとともに、筐体と共に設置面
57の上に置かれる装置本体55を含み、この装置本体に筐
体の後半部が取り外し可能に載置される載置部が形成さ
れている。装置本体の後端部には、装置本体の後方に突
出した状態で設置面に接する第1の位置と、装置本体に
格納される第2の位置とに亘って回動可能な脚122が取
り付けられている。
冷却性能を得ることができ、しかも、電子機器と冷却装
置とを互いに接続した状態で設置面に載置した時の姿勢
が安定する電子機器システムの提供を目的とする。 【解決手段】電子機器システムは、発熱する半導体パッ
ケージ17を内蔵する筐体5と、筐体の前後方向に回動可
能なディスプレイユニット4とを有するポータブルコン
ピュータ1と、このポータブルコンピュータを冷却する
ための冷却装置2とを具備している。冷却装置は、筐体
よりも小さな形状を有するとともに、筐体と共に設置面
57の上に置かれる装置本体55を含み、この装置本体に筐
体の後半部が取り外し可能に載置される載置部が形成さ
れている。装置本体の後端部には、装置本体の後方に突
出した状態で設置面に接する第1の位置と、装置本体に
格納される第2の位置とに亘って回動可能な脚122が取
り付けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポータブルコンピ
ュータや移動体情報機器のような携帯形の電子機器と、
この電子機器に接続して使用する冷却装置とを備えた電
子機器システムに係り、特にその冷却装置の構造に関す
る。
ュータや移動体情報機器のような携帯形の電子機器と、
この電子機器に接続して使用する冷却装置とを備えた電
子機器システムに係り、特にその冷却装置の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、ノート形のポータブルコンピュー
タに代表される携帯形の電子機器は、マイクロプロセッ
サの処理速度の高速化や多機能化に伴って消費電力が増
加の一途を辿り、これに比例してマイクロプロセッサの
発熱量が急速に増大する傾向にある。そのため、ポータ
ブルコンピュータの安定した動作を保障するためには、
マイクロプロセッサの放熱性を高める必要が生じてく
る。
タに代表される携帯形の電子機器は、マイクロプロセッ
サの処理速度の高速化や多機能化に伴って消費電力が増
加の一途を辿り、これに比例してマイクロプロセッサの
発熱量が急速に増大する傾向にある。そのため、ポータ
ブルコンピュータの安定した動作を保障するためには、
マイクロプロセッサの放熱性を高める必要が生じてく
る。
【0003】この対策として、従来のポータブルコンピ
ュータでは、筐体の内部にマイクロプロセッサに熱的に
接続されたヒートシンクと、このヒートシンクに冷却風
を送風する電動ファンとを収容し、発熱するマイクロプ
ロセッサを強制的に冷却することが行なわれている。
ュータでは、筐体の内部にマイクロプロセッサに熱的に
接続されたヒートシンクと、このヒートシンクに冷却風
を送風する電動ファンとを収容し、発熱するマイクロプ
ロセッサを強制的に冷却することが行なわれている。
【0004】この従来の冷却方式の場合、電動ファンか
ら送風される空気がマイクロプロセッサの熱を奪う冷却
媒体となるので、マイクロプロセッサの冷却能力の多く
は、電動ファンの送風能力に依存することになる。この
ため、マイクロプロセッサの冷却能力を高めることを意
図して冷却風の流量を増大させると、電動ファンが大型
化し、筐体の内部に大きな電動ファンを設置するための
広いスペースが必要となる。
ら送風される空気がマイクロプロセッサの熱を奪う冷却
媒体となるので、マイクロプロセッサの冷却能力の多く
は、電動ファンの送風能力に依存することになる。この
ため、マイクロプロセッサの冷却能力を高めることを意
図して冷却風の流量を増大させると、電動ファンが大型
化し、筐体の内部に大きな電動ファンを設置するための
広いスペースが必要となる。
【0005】一般にポータブルコンピュータは、携帯性
に優れることがその商品価値を高める大きな要素となっ
ているので、筐体が薄くコンパクトに設計されている。
そのため、筐体の内部に送風能力の大きな電動ファンを
収容するスペースや理想的な冷却風の送風経路を確保す
ることができず、それ故、マイクロプロセッサの冷却能
力が不足したり限界に達することが懸念される。
に優れることがその商品価値を高める大きな要素となっ
ているので、筐体が薄くコンパクトに設計されている。
そのため、筐体の内部に送風能力の大きな電動ファンを
収容するスペースや理想的な冷却風の送風経路を確保す
ることができず、それ故、マイクロプロセッサの冷却能
力が不足したり限界に達することが懸念される。
【0006】一方、この種のポータブルコンピュータで
は、筐体の薄形化に伴って例えば入出力機器を接続する
コネクタの設置場所やCD−ROM駆動装置を収容するスペ
ースを確保することが困難となる。このため、最近のポ
ータブルコンピュータは、専用の拡張コネクタを装備し
ており、この拡張コネクタをドッキングステーションと
称する拡張装置に接続することで、デスクトップ形のコ
ンピュータと比較しても遜色のない拡張性を確保し得る
ようになっている。
は、筐体の薄形化に伴って例えば入出力機器を接続する
コネクタの設置場所やCD−ROM駆動装置を収容するスペ
ースを確保することが困難となる。このため、最近のポ
ータブルコンピュータは、専用の拡張コネクタを装備し
ており、この拡張コネクタをドッキングステーションと
称する拡張装置に接続することで、デスクトップ形のコ
ンピュータと比較しても遜色のない拡張性を確保し得る
ようになっている。
【0007】従来の拡張装置は、例えばCD−ROM駆動装
置やDVD駆動装置のような機能拡張用の機器を内蔵した
箱状の装置本体を備えている。装置本体は、ポータブル
コンピュータの筐体に対応するような大きさを有し、こ
の装置本体の上面にポータブルコンピュータの筐体が取
り外し可能に載置されるようになっている。そして、こ
の種の拡張装置において、従来、装置本体の載置部に送
風口を形成するとともに、この装置本体の内部に上記送
風口に向けて冷却風を送風するファンを収容したものが
知られている。
置やDVD駆動装置のような機能拡張用の機器を内蔵した
箱状の装置本体を備えている。装置本体は、ポータブル
コンピュータの筐体に対応するような大きさを有し、こ
の装置本体の上面にポータブルコンピュータの筐体が取
り外し可能に載置されるようになっている。そして、こ
の種の拡張装置において、従来、装置本体の載置部に送
風口を形成するとともに、この装置本体の内部に上記送
風口に向けて冷却風を送風するファンを収容したものが
知られている。
【0008】この構成によると、載置部にポータブルコ
ンピュータを置いた時に、筐体の底壁に送風口を通じて
冷却風を吹き付けることができる。そのため、拡張装置
を利用して筐体を外方から強制的に冷却することがで
き、マイクロプロセッサの冷却を補助することができ
る。
ンピュータを置いた時に、筐体の底壁に送風口を通じて
冷却風を吹き付けることができる。そのため、拡張装置
を利用して筐体を外方から強制的に冷却することがで
き、マイクロプロセッサの冷却を補助することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、薄形化
や軽量化が強化されたノート形のポータブルコンピュー
タは、本来、外出先からのデータの受信・送信あるいは
客先に持ち込んでのプレゼンテーション利用というよう
に、携帯しながら使用することを前提としている。
や軽量化が強化されたノート形のポータブルコンピュー
タは、本来、外出先からのデータの受信・送信あるいは
客先に持ち込んでのプレゼンテーション利用というよう
に、携帯しながら使用することを前提としている。
【0010】そのため、拡張装置を利用してマイクロプ
ロセッサの冷却を補助する従来の構成では、常に重く大
きな拡張装置をポータブルコンピュータと共に持ち運ば
なくてはならない。よって、ポータブルコンピュータを
バッグ等に収納して手軽に持ち運ぶことができなくな
り、本来の携帯性が犠牲となってしまう。
ロセッサの冷却を補助する従来の構成では、常に重く大
きな拡張装置をポータブルコンピュータと共に持ち運ば
なくてはならない。よって、ポータブルコンピュータを
バッグ等に収納して手軽に持ち運ぶことができなくな
り、本来の携帯性が犠牲となってしまう。
【0011】また、携帯性のことを考慮してポータブル
コンピュータを単独で持ち運んだ場合には、マイクロプ
ロセッサの冷却能力が不足するので、特にマイクロプロ
セッサに複雑な演算処理を実行させた時に、このマイク
ロプロセッサの温度が動作保障温度を上回ることが懸念
される。このマイクロプロセッサの温度が高くなり過ぎ
ると、処理速度が遅くなったり動作不能に陥ることがあ
り、マイクロプロセッサの本来の性能を充分に発揮させ
ることができなくなる。
コンピュータを単独で持ち運んだ場合には、マイクロプ
ロセッサの冷却能力が不足するので、特にマイクロプロ
セッサに複雑な演算処理を実行させた時に、このマイク
ロプロセッサの温度が動作保障温度を上回ることが懸念
される。このマイクロプロセッサの温度が高くなり過ぎ
ると、処理速度が遅くなったり動作不能に陥ることがあ
り、マイクロプロセッサの本来の性能を充分に発揮させ
ることができなくなる。
【0012】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、携帯性を犠牲とすることなく所望の冷却
性能を得ることができ、しかも、電子機器と冷却装置と
を互いに接続した状態で設置面に載置した時の姿勢が安
定し、使い勝手が向上する電子機器システムおよび冷却
装置の提供を目的とする。
されたもので、携帯性を犠牲とすることなく所望の冷却
性能を得ることができ、しかも、電子機器と冷却装置と
を互いに接続した状態で設置面に載置した時の姿勢が安
定し、使い勝手が向上する電子機器システムおよび冷却
装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明の電子機器システムは、発熱
体を内蔵する筐体と、この筐体の後端部に前後方向に回
動可能に支持されたディスプレイユニットとを有する携
帯形電子機器と、この電子機器を冷却するための冷却装
置と、を具備している。上記冷却装置は、上記筐体より
も小さな形状を有するとともに、この筐体と共に設置面
の上に置かれる装置本体と、この装置本体に形成され、
上記筐体の後半部が取り外し可能に載置される載置部
と、上記装置本体の後端部に設置され、上記装置本体の
後方に突出した状態で上記設置面に接する第1の位置
と、上記装置本体に格納される第2の位置とに亘って移
動可能な脚と、を備えていることを特徴としている。
め、請求項1に係る本発明の電子機器システムは、発熱
体を内蔵する筐体と、この筐体の後端部に前後方向に回
動可能に支持されたディスプレイユニットとを有する携
帯形電子機器と、この電子機器を冷却するための冷却装
置と、を具備している。上記冷却装置は、上記筐体より
も小さな形状を有するとともに、この筐体と共に設置面
の上に置かれる装置本体と、この装置本体に形成され、
上記筐体の後半部が取り外し可能に載置される載置部
と、上記装置本体の後端部に設置され、上記装置本体の
後方に突出した状態で上記設置面に接する第1の位置
と、上記装置本体に格納される第2の位置とに亘って移
動可能な脚と、を備えていることを特徴としている。
【0014】請求項8に係る本発明の電子機器システム
によれば、携帯形電子機器を冷却するための冷却装置
は、電子機器の筐体よりも小さな形状を有し、この筐体
と共に設置面の上に置かれるとともに、この設置面と向
かい合う底壁を有する装置本体と、この装置本体に形成
され、上記筐体の後半部が取り外し可能に載置される載
置部と、上記装置本体の底壁に開口された通風孔と、上
記装置本体に収容され、上記電子機器の筐体を上記載置
部に載置した時に、上記発熱体に熱的に接続されるヒー
トシンクと、上記装置本体の後端部に設置された脚とを
備えている。そして、この脚は、上記装置本体の後方に
突出した状態で上記設置面に接する第1の位置と、上記
装置本体に格納される第2の位置とに亘って移動可能で
あるとともに、上記第2の位置に位置に移動された時に
上記通風孔の少なくとも一部を覆い隠し、上記第1の位
置に移動された時に上記通風孔から離脱することを特徴
としている。
によれば、携帯形電子機器を冷却するための冷却装置
は、電子機器の筐体よりも小さな形状を有し、この筐体
と共に設置面の上に置かれるとともに、この設置面と向
かい合う底壁を有する装置本体と、この装置本体に形成
され、上記筐体の後半部が取り外し可能に載置される載
置部と、上記装置本体の底壁に開口された通風孔と、上
記装置本体に収容され、上記電子機器の筐体を上記載置
部に載置した時に、上記発熱体に熱的に接続されるヒー
トシンクと、上記装置本体の後端部に設置された脚とを
備えている。そして、この脚は、上記装置本体の後方に
突出した状態で上記設置面に接する第1の位置と、上記
装置本体に格納される第2の位置とに亘って移動可能で
あるとともに、上記第2の位置に位置に移動された時に
上記通風孔の少なくとも一部を覆い隠し、上記第1の位
置に移動された時に上記通風孔から離脱することを特徴
としている。
【0015】このような構成によると、冷却装置の装置
本体は、筐体に比べて小さいので、冷却装置そのものの
占有面積が少なくて済む。そのため、冷却装置を筐体に
接続したままの状態でも場所を取らず、電子機器と共に
手軽に持ち運ぶことができる。
本体は、筐体に比べて小さいので、冷却装置そのものの
占有面積が少なくて済む。そのため、冷却装置を筐体に
接続したままの状態でも場所を取らず、電子機器と共に
手軽に持ち運ぶことができる。
【0016】また、上記構成において、冷却装置を装着
した電子機器を設置面に置いた後、この電子機器のディ
スプレイユニットを後方に回動させると、ディスプレイ
ユニットが起立するに従いこのディスプレイユニットの
上部にここを後方に向けて押圧するような外力が加わ
る。すると、筐体よりも小さな冷却装置は、この筐体の
後半部と設置面との間に介在されているにすぎないの
で、ディスプレイユニットの上部に上記のような外力が
加わった時に、電子機器が冷却装置と共に後方に倒れ込
むように傾き、その筐体の前端部が設置面から浮き上が
る虞があり得る。
した電子機器を設置面に置いた後、この電子機器のディ
スプレイユニットを後方に回動させると、ディスプレイ
ユニットが起立するに従いこのディスプレイユニットの
上部にここを後方に向けて押圧するような外力が加わ
る。すると、筐体よりも小さな冷却装置は、この筐体の
後半部と設置面との間に介在されているにすぎないの
で、ディスプレイユニットの上部に上記のような外力が
加わった時に、電子機器が冷却装置と共に後方に倒れ込
むように傾き、その筐体の前端部が設置面から浮き上が
る虞があり得る。
【0017】しかるに、冷却装置は、装置本体の後部に
脚を有するので、この脚を第1の位置に移動させると、
この脚が装置本体から後方に向けて突出した状態で設置
面に接触する。そのため、電子機器や冷却装置にこれら
を後方に向けて倒そうとするような外力が加わった場合
には、この外力に脚が対抗する。よって、電子機器およ
び冷却装置の後方への倒れ込みが阻止され、設置面上に
おける電子機器の姿勢が安定する。
脚を有するので、この脚を第1の位置に移動させると、
この脚が装置本体から後方に向けて突出した状態で設置
面に接触する。そのため、電子機器や冷却装置にこれら
を後方に向けて倒そうとするような外力が加わった場合
には、この外力に脚が対抗する。よって、電子機器およ
び冷却装置の後方への倒れ込みが阻止され、設置面上に
おける電子機器の姿勢が安定する。
【0018】それとともに、脚は、第2の位置に移動さ
せることで装置本体に格納されるので、装置本体に脚を
付加した構成でありながら、この装置本体の小型化が妨
げられずに済む。このため、冷却装置を持ち運ぶ際に脚
が邪魔な存在となることはなく、携帯性を良好に維持す
ることができる。
せることで装置本体に格納されるので、装置本体に脚を
付加した構成でありながら、この装置本体の小型化が妨
げられずに済む。このため、冷却装置を持ち運ぶ際に脚
が邪魔な存在となることはなく、携帯性を良好に維持す
ることができる。
【0019】また、請求項8の構成によると、脚を第1
の位置に移動させた状態では、脚が通風孔から離れるの
で、この通風孔の開口面積が増大する。したがって、装
置本体の内部の通風性が向上し、ヒートシンクに伝えら
れた発熱体の熱の放熱性能を高めることができる。
の位置に移動させた状態では、脚が通風孔から離れるの
で、この通風孔の開口面積が増大する。したがって、装
置本体の内部の通風性が向上し、ヒートシンクに伝えら
れた発熱体の熱の放熱性能を高めることができる。
【0020】また、上記目的を達成するため、請求項1
1に係る本発明の冷却装置は、発熱体を内蔵する筐体
と、この筐体の後端部に前後方向に回動可能に支持され
たディスプレイユニットとを有する携帯形電子機器に接
続して使用することを前提としており、この冷却装置
は、上記電子機器の筐体よりも小さな形状を有するとと
もに、この筐体と共に設置面の上に置かれる装置本体
と、この装置本体に形成され、上記筐体の後半部が取り
外し可能に載置されるとともに、この筐体の後半部が前
半部よりも高くなる姿勢に上記電子機器を傾斜させる載
置部と、上記装置本体の後端部に設置され、上記装置本
体の後方に突出した状態で上記設置面に接する第1の位
置と、上記装置本体に格納される第2の位置とに亘って
移動可能な脚と、を備えていることを特徴としている。
1に係る本発明の冷却装置は、発熱体を内蔵する筐体
と、この筐体の後端部に前後方向に回動可能に支持され
たディスプレイユニットとを有する携帯形電子機器に接
続して使用することを前提としており、この冷却装置
は、上記電子機器の筐体よりも小さな形状を有するとと
もに、この筐体と共に設置面の上に置かれる装置本体
と、この装置本体に形成され、上記筐体の後半部が取り
外し可能に載置されるとともに、この筐体の後半部が前
半部よりも高くなる姿勢に上記電子機器を傾斜させる載
置部と、上記装置本体の後端部に設置され、上記装置本
体の後方に突出した状態で上記設置面に接する第1の位
置と、上記装置本体に格納される第2の位置とに亘って
移動可能な脚と、を備えていることを特徴としている。
【0021】このような構成によると、冷却装置の装置
本体は、電子機器の筐体に比べて小さいので、冷却装置
そのものの占有面積が少なくて済む。そのため、冷却装
置を筐体に接続したままの状態でも場所を取らず、電子
機器と共に手軽に持ち運ぶことができる。
本体は、電子機器の筐体に比べて小さいので、冷却装置
そのものの占有面積が少なくて済む。そのため、冷却装
置を筐体に接続したままの状態でも場所を取らず、電子
機器と共に手軽に持ち運ぶことができる。
【0022】また、上記構成において、冷却装置を装着
した電子機器を設置面に置いた後、この電子機器のディ
スプレイユニットを後方に回動させると、ディスプレイ
ユニットが起立するに従いこのディスプレイユニットの
上部にここを後方に向けて押圧するような外力が加わ
る。すると、筐体よりも小さな冷却装置は、筐体の後半
部と設置面との間に介在されて、この筐体の後半部が前
半部よりも高くなる姿勢に電子機器を傾斜させているの
で、ディスプレイユニットの上部に上記のような外力が
加わった時に、電子機器が冷却装置と共に後方に倒れ込
むように傾き、その筐体の前端部が設置面から浮き上が
る虞があり得る。
した電子機器を設置面に置いた後、この電子機器のディ
スプレイユニットを後方に回動させると、ディスプレイ
ユニットが起立するに従いこのディスプレイユニットの
上部にここを後方に向けて押圧するような外力が加わ
る。すると、筐体よりも小さな冷却装置は、筐体の後半
部と設置面との間に介在されて、この筐体の後半部が前
半部よりも高くなる姿勢に電子機器を傾斜させているの
で、ディスプレイユニットの上部に上記のような外力が
加わった時に、電子機器が冷却装置と共に後方に倒れ込
むように傾き、その筐体の前端部が設置面から浮き上が
る虞があり得る。
【0023】しかるに、冷却装置は、装置本体の後部に
脚を有するので、この脚を第1の位置に移動させると、
この脚が装置本体から後方に向けて突出した状態で設置
面に接触する。そのため、電子機器や冷却装置にこれら
を後方に向けて倒そうとするような外力が加わった場合
でも、この外力に脚が対抗することになり、電子機器お
よび冷却装置の後方への倒れ込みが阻止される。
脚を有するので、この脚を第1の位置に移動させると、
この脚が装置本体から後方に向けて突出した状態で設置
面に接触する。そのため、電子機器や冷却装置にこれら
を後方に向けて倒そうとするような外力が加わった場合
でも、この外力に脚が対抗することになり、電子機器お
よび冷却装置の後方への倒れ込みが阻止される。
【0024】それとともに、脚は、第2の位置に移動さ
せることで装置本体に格納されるので、装置本体に脚を
付加した構成でありながら、装置本体の小型化が妨げら
れずに済む。このため、冷却装置を持ち運ぶ際に脚が邪
魔な存在となることはなく、携帯性を良好に維持するこ
とができる。
せることで装置本体に格納されるので、装置本体に脚を
付加した構成でありながら、装置本体の小型化が妨げら
れずに済む。このため、冷却装置を持ち運ぶ際に脚が邪
魔な存在となることはなく、携帯性を良好に維持するこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態をポータ
ブルコンピュータに適用した図面にもとづいて説明す
る。
ブルコンピュータに適用した図面にもとづいて説明す
る。
【0026】図1および図2は、電子機器としてのポー
タブルコンピュータ1と、このポータブルコンピュータ
1の冷却を補助する冷却装置2とを開示している。
タブルコンピュータ1と、このポータブルコンピュータ
1の冷却を補助する冷却装置2とを開示している。
【0027】ポータブルコンピュータ1は、コンピュー
タ本体3と、このコンピュータ本体3に支持されたディ
スプレイユニット4とで構成されている。コンピュータ
本体3は、筐体5を備えている。筐体5は、底壁5a、
上壁5b、前壁5c、左右の側壁5dおよび後壁5eを
有する偏平な箱状をなしている。
タ本体3と、このコンピュータ本体3に支持されたディ
スプレイユニット4とで構成されている。コンピュータ
本体3は、筐体5を備えている。筐体5は、底壁5a、
上壁5b、前壁5c、左右の側壁5dおよび後壁5eを
有する偏平な箱状をなしている。
【0028】筐体5の上壁5bは、パームレスト6、キ
ーボード取り付け部7および一対のディスプレイ支持部
8a,8bを有している。パームレスト6は、筐体5の
前半部において、この筐体5の幅方向に延びている。キ
ーボード取り付け部7は、パームレスト6の後方に位置
されており、このキーボード取り付け部7にキーボード
9が設置されている。ディスプレイ支持部8a,8b
は、上壁5bの後端部において上向きに張り出すととも
に、筐体5の幅方向に互いに離間して配置されている。
ーボード取り付け部7および一対のディスプレイ支持部
8a,8bを有している。パームレスト6は、筐体5の
前半部において、この筐体5の幅方向に延びている。キ
ーボード取り付け部7は、パームレスト6の後方に位置
されており、このキーボード取り付け部7にキーボード
9が設置されている。ディスプレイ支持部8a,8b
は、上壁5bの後端部において上向きに張り出すととも
に、筐体5の幅方向に互いに離間して配置されている。
【0029】ディスプレイユニット4は、ディスプレイ
ハウジング11と、このディスプレイハウジング11に
収容された液晶表示パネル12とを備えている。液晶表
示パネル12は、画像を表示する表示画面12aを有し
ている。この表示画面12aは、ディスプレイハウジン
グ11の前面の開口部13を通じて外方に露出されてい
る。
ハウジング11と、このディスプレイハウジング11に
収容された液晶表示パネル12とを備えている。液晶表
示パネル12は、画像を表示する表示画面12aを有し
ている。この表示画面12aは、ディスプレイハウジン
グ11の前面の開口部13を通じて外方に露出されてい
る。
【0030】ディスプレイハウジング11は、一対の凹
部14a,14bを有している。凹部14a,14b
は、ディスプレイハウジング11の一端部において、こ
のディスプレイハウジング11の幅方向に互いに離間し
て配置されており、これら凹部14a,14bにディス
プレイ支持部8a,8bが導かれている。そして、ディ
スプレイハウジング11は、凹部14a,14bの位置
において、図示しないヒンジ装置を介して筐体5に連結
されている。
部14a,14bを有している。凹部14a,14b
は、ディスプレイハウジング11の一端部において、こ
のディスプレイハウジング11の幅方向に互いに離間し
て配置されており、これら凹部14a,14bにディス
プレイ支持部8a,8bが導かれている。そして、ディ
スプレイハウジング11は、凹部14a,14bの位置
において、図示しないヒンジ装置を介して筐体5に連結
されている。
【0031】そのため、ディスプレイユニット4は、パ
ームレスト6やキーボード9を上方から覆うように倒さ
れる閉じ位置と、パームレスト6、キーボード9および
表示画面12aを露出させるように起立される開き位置
とに亘って前後方向に回動可能に筐体5の後端部に支持
されている。
ームレスト6やキーボード9を上方から覆うように倒さ
れる閉じ位置と、パームレスト6、キーボード9および
表示画面12aを露出させるように起立される開き位置
とに亘って前後方向に回動可能に筐体5の後端部に支持
されている。
【0032】図3に示すように、筐体5の内部には、回
路基板16が収容されている。回路基板16は、底壁5
aと向かい合う下面16aを有し、この回路基板16の
下面16aに発熱体としての半導体パッケージ17が実
装されている。
路基板16が収容されている。回路基板16は、底壁5
aと向かい合う下面16aを有し、この回路基板16の
下面16aに発熱体としての半導体パッケージ17が実
装されている。
【0033】半導体パッケージ17は、ポータブルコン
ピュータ1の中枢となるマイクロプロセッサを構成する
ものであり、矩形状の基板18とICチップ19とを有し
ている。ICチップ19は、文字、音声および画像のよう
なマルチメディア情報を高速で処理するため、動作中の
発熱量が非常に大きくなっており、安定した動作を維持
するために冷却を必要としている。
ピュータ1の中枢となるマイクロプロセッサを構成する
ものであり、矩形状の基板18とICチップ19とを有し
ている。ICチップ19は、文字、音声および画像のよう
なマルチメディア情報を高速で処理するため、動作中の
発熱量が非常に大きくなっており、安定した動作を維持
するために冷却を必要としている。
【0034】筐体5の内部には、第1の冷却ユニット2
2が収容されている。第1の冷却ユニット22は、第1
のヒートシンク23と第1のファンユニット24とを備
えている。
2が収容されている。第1の冷却ユニット22は、第1
のヒートシンク23と第1のファンユニット24とを備
えている。
【0035】図7に示すように、第1のヒートシンク2
3は、受熱部25および熱交換部26を有する平坦な板
状をなしている。この第1のヒートシンク23は、筐体
5の底壁5aに沿って配置されており、その複数箇所が
底壁5aおよび回路基板16にねじ27を介して固定さ
れている。
3は、受熱部25および熱交換部26を有する平坦な板
状をなしている。この第1のヒートシンク23は、筐体
5の底壁5aに沿って配置されており、その複数箇所が
底壁5aおよび回路基板16にねじ27を介して固定さ
れている。
【0036】第1のヒートシンク23の受熱部25は、
半導体パッケージ17と向かい合っている。受熱部25
は、熱拡散板28やグリース29を介して半導体パッケ
ージ17のICチップ19に熱的に接続されている。ま
た、受熱部25は、半導体パッケージ17とは反対側に
平坦な熱接続面30を有している。熱接続面30は、筐
体5の底壁5aに隣接されているとともに、柔軟な熱伝
導シート31によって覆われている。
半導体パッケージ17と向かい合っている。受熱部25
は、熱拡散板28やグリース29を介して半導体パッケ
ージ17のICチップ19に熱的に接続されている。ま
た、受熱部25は、半導体パッケージ17とは反対側に
平坦な熱接続面30を有している。熱接続面30は、筐
体5の底壁5aに隣接されているとともに、柔軟な熱伝
導シート31によって覆われている。
【0037】図7に示すように、熱交換部26は、受熱
部25と一体化されてこの受熱部25に熱的に接続され
ている。熱交換部26は、受熱部25の左側に並べて配
置され、筐体5の左側の側壁5dに沿って延びている。
熱交換部26は、その外周縁部から上向きに延びる支持
壁33を有し、この支持壁33の上端に天板34が固定
されている。天板34は、熱交換部26との間に冷却風
通路35を構成しており、この冷却風通路35は、筐体
5の左側の側壁5dに開口された冷却風出口36に連な
っている。
部25と一体化されてこの受熱部25に熱的に接続され
ている。熱交換部26は、受熱部25の左側に並べて配
置され、筐体5の左側の側壁5dに沿って延びている。
熱交換部26は、その外周縁部から上向きに延びる支持
壁33を有し、この支持壁33の上端に天板34が固定
されている。天板34は、熱交換部26との間に冷却風
通路35を構成しており、この冷却風通路35は、筐体
5の左側の側壁5dに開口された冷却風出口36に連な
っている。
【0038】また、第1のヒートシンク23の上面に
は、ヒートパイプ37が埋め込まれている。ヒートパイ
プ37は、受熱部25と熱交換部26とに跨っており、
受熱部25に伝えられた半導体パッケージ17の熱を積
極的に熱交換部26に移送するようになっている。
は、ヒートパイプ37が埋め込まれている。ヒートパイ
プ37は、受熱部25と熱交換部26とに跨っており、
受熱部25に伝えられた半導体パッケージ17の熱を積
極的に熱交換部26に移送するようになっている。
【0039】図3に示すように、第1のファンユニット
24は、第1のヒートシンク23の前方に位置されてい
る。第1のファンユニット24は、ファンケーシング3
9と、このファンケーシング39に収容された遠心式の
羽根車40とを備えている。
24は、第1のヒートシンク23の前方に位置されてい
る。第1のファンユニット24は、ファンケーシング3
9と、このファンケーシング39に収容された遠心式の
羽根車40とを備えている。
【0040】ファンケーシング39は、第1のヒートシ
ンク23と一体化されており、第1の吸入口41、第2
の吸入口42および吐出口43を有している。第1の吸
入口41は、筐体5の底壁5aに開口された複数の第1
の空気取り入れ口44と向かい合っている。第2の吸入
口42の一部は、パームレスト6に開口された複数の第
2の空気取り入れ口45と向かい合っている。吐出口4
3は、第1のヒートシンク23や半導体パッケージ17
に向けて開口されており、その一部が冷却風通路35の
上流端と向かい合っている。
ンク23と一体化されており、第1の吸入口41、第2
の吸入口42および吐出口43を有している。第1の吸
入口41は、筐体5の底壁5aに開口された複数の第1
の空気取り入れ口44と向かい合っている。第2の吸入
口42の一部は、パームレスト6に開口された複数の第
2の空気取り入れ口45と向かい合っている。吐出口4
3は、第1のヒートシンク23や半導体パッケージ17
に向けて開口されており、その一部が冷却風通路35の
上流端と向かい合っている。
【0041】羽根車40は、偏平モータ46を介してフ
ァンケーシング39に支持され、上記第1の吸入口41
と第2の吸入口42との間に位置されている。この羽根
車40は、半導体パッケージ17の温度が予め決められ
た値に達した時に回転駆動されるようになっている。
ァンケーシング39に支持され、上記第1の吸入口41
と第2の吸入口42との間に位置されている。この羽根
車40は、半導体パッケージ17の温度が予め決められ
た値に達した時に回転駆動されるようになっている。
【0042】このため、第1のファンユニット24が駆
動されると、第1および第2の吸入口41,42から羽
根車40に向けて空気が吸い込まれる。この空気は、羽
根車40の外周部から吐き出されるとともに、吐出口4
3を通じて冷却風通路35や半導体パッケージ17の周
囲に送風されるようになっている。
動されると、第1および第2の吸入口41,42から羽
根車40に向けて空気が吸い込まれる。この空気は、羽
根車40の外周部から吐き出されるとともに、吐出口4
3を通じて冷却風通路35や半導体パッケージ17の周
囲に送風されるようになっている。
【0043】図4や図7に示すように、筐体5の底壁5
aは、半導体パッケージ17に向けて送風された冷却風
を排出するための複数の排気孔50を有している。これ
ら排気孔50は、半導体パッケージ17の周囲に位置さ
れている。
aは、半導体パッケージ17に向けて送風された冷却風
を排出するための複数の排気孔50を有している。これ
ら排気孔50は、半導体パッケージ17の周囲に位置さ
れている。
【0044】図4および図5に見られるように、筐体5
の底壁5aは、第1のヒートシンク23の熱接続面30
に対応する位置に開口部47を有している。開口部47
は、熱接続面30よりも一回り大きな開口形状を有し、
底壁5aの後半部に位置されている。この開口部47
は、カバー48によって覆われている。カバー48は、
開口部47にきっちりと嵌まり込むような平坦な板状を
なしており、ねじ49を介して底壁5aに支持されてい
る。
の底壁5aは、第1のヒートシンク23の熱接続面30
に対応する位置に開口部47を有している。開口部47
は、熱接続面30よりも一回り大きな開口形状を有し、
底壁5aの後半部に位置されている。この開口部47
は、カバー48によって覆われている。カバー48は、
開口部47にきっちりと嵌まり込むような平坦な板状を
なしており、ねじ49を介して底壁5aに支持されてい
る。
【0045】カバー48は、熱伝導シート31と向かい
合う複数の貫通孔51を有している。貫通孔51は、例
えば碁盤の目のように並べて配置されている。このた
め、熱伝導シート31は、カバー48の貫通孔51を通
じて筐体5の底壁5a上に露出されており、これら貫通
孔51の開口部分に半導体パッケージ17の熱が集中す
るようになっている。
合う複数の貫通孔51を有している。貫通孔51は、例
えば碁盤の目のように並べて配置されている。このた
め、熱伝導シート31は、カバー48の貫通孔51を通
じて筐体5の底壁5a上に露出されており、これら貫通
孔51の開口部分に半導体パッケージ17の熱が集中す
るようになっている。
【0046】図1、図2および図8に示すように、ポー
タブルコンピュータ1の冷却を補助する冷却装置2は、
偏平な箱状の装置本体55を有している。装置本体55
は、底壁55a、上壁55b、前壁55c、左右の側壁
55dおよび後壁55eを含み、上記筐体5の後半部に
対応するような大きさを有している。このため、装置本
体55は、筐体5の略半分の大きさに設定され、その上
壁55bの平面形状が筐体5の幅方向に延びる長方形状
をなしている。
タブルコンピュータ1の冷却を補助する冷却装置2は、
偏平な箱状の装置本体55を有している。装置本体55
は、底壁55a、上壁55b、前壁55c、左右の側壁
55dおよび後壁55eを含み、上記筐体5の後半部に
対応するような大きさを有している。このため、装置本
体55は、筐体5の略半分の大きさに設定され、その上
壁55bの平面形状が筐体5の幅方向に延びる長方形状
をなしている。
【0047】装置本体55は、平坦な載置部56を備え
ている。載置部56は、筐体5の後半部が取り外し可能
に載置されるもので、装置本体55の上壁55bにて構
成されている。図3や図6に見られるように、載置部5
6は、装置本体55を例えば机の天板のような水平な設
置面57に置いた時に、その後端から前端に進むに従い
下向きに傾斜されている。そのため、筐体5の後半部を
載置部56の上に置くと、パームレスト6やキーボード
9の手元側が低くなるような姿勢にポータブルコンピュ
ータ1が傾き、入力操作時の操作性が高められている。
ている。載置部56は、筐体5の後半部が取り外し可能
に載置されるもので、装置本体55の上壁55bにて構
成されている。図3や図6に見られるように、載置部5
6は、装置本体55を例えば机の天板のような水平な設
置面57に置いた時に、その後端から前端に進むに従い
下向きに傾斜されている。そのため、筐体5の後半部を
載置部56の上に置くと、パームレスト6やキーボード
9の手元側が低くなるような姿勢にポータブルコンピュ
ータ1が傾き、入力操作時の操作性が高められている。
【0048】載置部56の後端部には、一対の第1のロ
ック爪58a,58bが配置されている。第1のロック
爪58a,58bは、載置部56の幅方向に互いに離れ
ており、これら第1のロック爪58a,58bに筐体5
の底壁5aの後端部が取り外し可能に引っ掛かるように
なっている。
ック爪58a,58bが配置されている。第1のロック
爪58a,58bは、載置部56の幅方向に互いに離れ
ており、これら第1のロック爪58a,58bに筐体5
の底壁5aの後端部が取り外し可能に引っ掛かるように
なっている。
【0049】載置部56の前端部には、一対の第2のロ
ック爪59a,59bが配置されている。第2のロック
爪59a,59bは、載置部56の幅方向に互いに離れ
ており、夫々筐体5の底壁5aに引っ掛かるロック位置
と、この底壁5aから離脱するロック解除位置とに亘っ
て前後方向にスライド可能に装置本体55に支持されて
いる。
ック爪59a,59bが配置されている。第2のロック
爪59a,59bは、載置部56の幅方向に互いに離れ
ており、夫々筐体5の底壁5aに引っ掛かるロック位置
と、この底壁5aから離脱するロック解除位置とに亘っ
て前後方向にスライド可能に装置本体55に支持されて
いる。
【0050】このことから、ポータブルコンピュータ1
の筐体5に冷却装置2を接続するに当っては、まず、筐
体5の底壁5aの後端部に第1のロック爪58a,58
bを引っ掛ける。そして、筐体5と第1のロック爪58
a,58bとの係止部を支点として、筐体5と装置本体
55とを互いに近づく方向に回動させ、筐体5の底壁5
aを載置部56に重ね合わせる。これにより、第2のロ
ック爪59a,59bが筐体5の底壁5aに引っ掛か
り、この筐体5が載置部56の上にロックされる。
の筐体5に冷却装置2を接続するに当っては、まず、筐
体5の底壁5aの後端部に第1のロック爪58a,58
bを引っ掛ける。そして、筐体5と第1のロック爪58
a,58bとの係止部を支点として、筐体5と装置本体
55とを互いに近づく方向に回動させ、筐体5の底壁5
aを載置部56に重ね合わせる。これにより、第2のロ
ック爪59a,59bが筐体5の底壁5aに引っ掛か
り、この筐体5が載置部56の上にロックされる。
【0051】図3、図7および図12に示すように、装
置本体55の内部には、第2の冷却ユニット61が収容
されている。第2の冷却ユニット61は、第1の冷却ユ
ニット22と協働して半導体パッケージ17を冷却する
ためのものであり、第2のヒートシンク62と第2のフ
ァンユニット63とを備えている。
置本体55の内部には、第2の冷却ユニット61が収容
されている。第2の冷却ユニット61は、第1の冷却ユ
ニット22と協働して半導体パッケージ17を冷却する
ためのものであり、第2のヒートシンク62と第2のフ
ァンユニット63とを備えている。
【0052】第2のヒートシンク62は、受熱部64と
熱交換部65とを有する平坦な板状をなしている。この
第2のヒートシンク62は、装置本体55の幅方向に沿
う中央部よりも左側にずれた位置において、この装置本
体55の載置部56と並行に配置されている。
熱交換部65とを有する平坦な板状をなしている。この
第2のヒートシンク62は、装置本体55の幅方向に沿
う中央部よりも左側にずれた位置において、この装置本
体55の載置部56と並行に配置されている。
【0053】受熱部64と熱交換部65とは、装置本体
55の奥行き方向に並べて配置されている。受熱部64
は、装置本体55の上壁55bに開けた四角い開口部6
6と向かい合っており、この載置部56の上に筐体5を
置いた時に、第1のヒートシンク23の熱接続面30の
下方に位置するようになっている。
55の奥行き方向に並べて配置されている。受熱部64
は、装置本体55の上壁55bに開けた四角い開口部6
6と向かい合っており、この載置部56の上に筐体5を
置いた時に、第1のヒートシンク23の熱接続面30の
下方に位置するようになっている。
【0054】受熱部64の上面には、複数の受熱凸部6
8が一体に形成されている。受熱凸部68は、夫々カバ
ー48の貫通孔51に挿通可能な角柱状をなしている。
これら受熱凸部68は、受熱部64の上面から垂直に突
出されているとともに、碁盤の目のように並べて配置さ
れている。そして、各受熱凸部68の先端は、平坦な接
触面68aとなっており、これら接触面68aは同一平
面上に位置されている。
8が一体に形成されている。受熱凸部68は、夫々カバ
ー48の貫通孔51に挿通可能な角柱状をなしている。
これら受熱凸部68は、受熱部64の上面から垂直に突
出されているとともに、碁盤の目のように並べて配置さ
れている。そして、各受熱凸部68の先端は、平坦な接
触面68aとなっており、これら接触面68aは同一平
面上に位置されている。
【0055】熱交換部65は、受熱部64の後方に位置
されている。熱交換部65の後端部には、下向きに張り
出す支持壁69が形成されており、この支持壁69の下
端に底板70が固定されている。底板70は、熱交換部
65との間に冷却風通路71を構成している。
されている。熱交換部65の後端部には、下向きに張り
出す支持壁69が形成されており、この支持壁69の下
端に底板70が固定されている。底板70は、熱交換部
65との間に冷却風通路71を構成している。
【0056】冷却風通路71は、装置本体55の幅方向
に延びている。冷却風通路71は、冷却風取り入れ口7
2と、この冷却風取り入れ口72の反対側に位置された
冷却風吐出口73とを有している。冷却風取り入れ口7
2は、装置本体55の内部に開口されている。冷却風吐
出口73は、装置本体55の左側の側壁55dに開口さ
れた第3の通気孔としての冷却風出口74と向かい合っ
ている。
に延びている。冷却風通路71は、冷却風取り入れ口7
2と、この冷却風取り入れ口72の反対側に位置された
冷却風吐出口73とを有している。冷却風取り入れ口7
2は、装置本体55の内部に開口されている。冷却風吐
出口73は、装置本体55の左側の側壁55dに開口さ
れた第3の通気孔としての冷却風出口74と向かい合っ
ている。
【0057】図2に示すように、装置本体55の底壁5
5aは、上向きに突出する四つのボス部76を有し、こ
れらボス部76に第2のヒートシンク62が昇降動可能
に支持されている。ボス部76の上端には、ねじ77を
介して平坦なカバープレート78が固定されている。カ
バープレート78は、受熱部64および熱交換部65の
一部を上方から覆った状態で載置部56の開口部66に
臨んでおり、このカバープレート78の中央部に受熱凸
部68を露出させる開口部79が形成されている。
5aは、上向きに突出する四つのボス部76を有し、こ
れらボス部76に第2のヒートシンク62が昇降動可能
に支持されている。ボス部76の上端には、ねじ77を
介して平坦なカバープレート78が固定されている。カ
バープレート78は、受熱部64および熱交換部65の
一部を上方から覆った状態で載置部56の開口部66に
臨んでおり、このカバープレート78の中央部に受熱凸
部68を露出させる開口部79が形成されている。
【0058】このため、第2のヒートシンク62は、装
置本体55の底壁55aとカバープレート78との間に
介在され、常に圧縮コイルばね80を介してカバープレ
ート78に向けて押し上げられている。
置本体55の底壁55aとカバープレート78との間に
介在され、常に圧縮コイルばね80を介してカバープレ
ート78に向けて押し上げられている。
【0059】第2のヒートシンク62が押し上げられた
状態では、受熱凸部68の接触面68aが開口部79か
ら突出され、載置部56の上に張り出している。これら
受熱凸部68を下向きに押圧すると、第2のヒートシン
ク62が底壁55aに近づくように沈み込み、圧縮コイ
ルばね80が圧縮される。このことから、第2のヒート
シンク62は、受熱凸部68の接触面68aが載置部5
6の上面から突出する熱接続位置と、受熱凸部68の接
触面68aが載置部56の上面と略同一面上に位置され
る収納位置とに亘って昇降動可能に装置本体55の底壁
55aに支持されている。
状態では、受熱凸部68の接触面68aが開口部79か
ら突出され、載置部56の上に張り出している。これら
受熱凸部68を下向きに押圧すると、第2のヒートシン
ク62が底壁55aに近づくように沈み込み、圧縮コイ
ルばね80が圧縮される。このことから、第2のヒート
シンク62は、受熱凸部68の接触面68aが載置部5
6の上面から突出する熱接続位置と、受熱凸部68の接
触面68aが載置部56の上面と略同一面上に位置され
る収納位置とに亘って昇降動可能に装置本体55の底壁
55aに支持されている。
【0060】図11および図12に示すように、装置本
体55の内部には、第2のヒートシンク62を昇降動さ
せる操作機構83が収容されている。操作機構83は、
第1ないし第3の歯車84a〜84cと、これら歯車8
4a〜84cを回転させるスライダ85とを備えてい
る。
体55の内部には、第2のヒートシンク62を昇降動さ
せる操作機構83が収容されている。操作機構83は、
第1ないし第3の歯車84a〜84cと、これら歯車8
4a〜84cを回転させるスライダ85とを備えてい
る。
【0061】第1ないし第3の歯車84a〜84cは、
装置本体55の底壁55aの上に回転自在に支持されて
いる。第1の歯車84aは、第2のヒートシンク62の
熱交換部65に位置されている。第2の歯車84bおよ
び第3の歯車84cは、第2のヒートシンク62の受熱
部64に位置され、その受熱凸部68を間に挟んで装置
本体55の幅方向に互いに離れている。そして、第1な
いし第3の歯車84a〜84cは、夫々その上端にフラ
ンジ部86を有し、このフランジ部86の下面に端面カ
ム87が形成されている。
装置本体55の底壁55aの上に回転自在に支持されて
いる。第1の歯車84aは、第2のヒートシンク62の
熱交換部65に位置されている。第2の歯車84bおよ
び第3の歯車84cは、第2のヒートシンク62の受熱
部64に位置され、その受熱凸部68を間に挟んで装置
本体55の幅方向に互いに離れている。そして、第1な
いし第3の歯車84a〜84cは、夫々その上端にフラ
ンジ部86を有し、このフランジ部86の下面に端面カ
ム87が形成されている。
【0062】第2のヒートシンク62は、第1ないし第
3の歯車84a〜84cに対応する位置に、三つの円形
の挿通孔88を有している。挿通孔88は、第1ないし
第3の歯車84a〜84cのフランジ部86よりも大き
な口径を有し、各挿通孔88の内周面には、径方向内側
に張り出すカム受け部89が形成されている。カム受け
部89は、フランジ部86の端面カム87に摺動可能に
接している。
3の歯車84a〜84cに対応する位置に、三つの円形
の挿通孔88を有している。挿通孔88は、第1ないし
第3の歯車84a〜84cのフランジ部86よりも大き
な口径を有し、各挿通孔88の内周面には、径方向内側
に張り出すカム受け部89が形成されている。カム受け
部89は、フランジ部86の端面カム87に摺動可能に
接している。
【0063】スライダ85は、装置本体55の幅方向に
スライド可能に底壁55aに支持されている。スライダ
85は、装置本体65の幅方向に延びる帯板状をなして
おり、この装置本体55の底壁55aに露出されたレバ
ー部90を有している。
スライド可能に底壁55aに支持されている。スライダ
85は、装置本体65の幅方向に延びる帯板状をなして
おり、この装置本体55の底壁55aに露出されたレバ
ー部90を有している。
【0064】また、スライダ85の左端部は、第1ない
し第3の歯車84a〜84cの間に導かれている。この
スライダ85の左端部には、第1ないし第3の噛み合い
歯91a〜91cが形成されており、これら第3の噛み
合い歯91a〜91cは、第1ないし第3の歯車84a
〜84cと噛み合っている。そのため、スライダ85を
スライドさせると、このスライダ85の直線運動が回転
運動に変換されて第1ないし第3の歯車84a〜84c
に伝わり、これら歯車84a〜84cが互いに連動して
軸回り方向に所定の角度範囲に亘って回転するようにな
っている。
し第3の歯車84a〜84cの間に導かれている。この
スライダ85の左端部には、第1ないし第3の噛み合い
歯91a〜91cが形成されており、これら第3の噛み
合い歯91a〜91cは、第1ないし第3の歯車84a
〜84cと噛み合っている。そのため、スライダ85を
スライドさせると、このスライダ85の直線運動が回転
運動に変換されて第1ないし第3の歯車84a〜84c
に伝わり、これら歯車84a〜84cが互いに連動して
軸回り方向に所定の角度範囲に亘って回転するようにな
っている。
【0065】第1ないし第3の歯車84a〜84cが回
転すると、端面カム87と第2のヒートシンク62のカ
ム受け部89との相対的な位置関係が変化する。すなわ
ち、端面カム87は、フランジ部86の下方に張り出す
ように周方向に連続して傾斜されている。この端面カム
87のうち下方への張り出し量が最も大きな部分にカム
受け部89が接触すると、第2のヒートシンク62は、
圧縮コイルばね80の付勢力に抗して底壁55aに向け
て押圧するような力を受け、この第2のヒートシンク6
2が沈み込む。
転すると、端面カム87と第2のヒートシンク62のカ
ム受け部89との相対的な位置関係が変化する。すなわ
ち、端面カム87は、フランジ部86の下方に張り出す
ように周方向に連続して傾斜されている。この端面カム
87のうち下方への張り出し量が最も大きな部分にカム
受け部89が接触すると、第2のヒートシンク62は、
圧縮コイルばね80の付勢力に抗して底壁55aに向け
て押圧するような力を受け、この第2のヒートシンク6
2が沈み込む。
【0066】逆に端面カム87のうち、下方への張り出
し量が最も小さな部分にカム受け部89が接触すると、
第2のヒートシンク62は、圧縮コイルばね80の付勢
力によりカバープレート78や載置部56の下面に接す
るまで押し上げられる。
し量が最も小さな部分にカム受け部89が接触すると、
第2のヒートシンク62は、圧縮コイルばね80の付勢
力によりカバープレート78や載置部56の下面に接す
るまで押し上げられる。
【0067】このことから、第2のヒートシンク62
は、スライダ85を装置本体55の幅方向にスライドさ
せることで、上記熱接続位置又は収納位置のいずれかに
昇降動されるようになっている。
は、スライダ85を装置本体55の幅方向にスライドさ
せることで、上記熱接続位置又は収納位置のいずれかに
昇降動されるようになっている。
【0068】図11に示すように、底壁55aの中央部
には、センタフック93が回動可能に支持されている。
センタフック93の先端部は、載置部56の前端中央部
に突出されている。このセンタフック93は、上記スラ
イダ85のスライドに連動して筐体5の底壁5aに引っ
掛かるロック位置と、この底壁5aから離脱するロック
解除位置とに亘って移動するようになっている。そし
て、センタフック93がロック位置に移動された時点で
は、第2のヒートシンク62が熱接続位置に押し上げら
れるようになっている。
には、センタフック93が回動可能に支持されている。
センタフック93の先端部は、載置部56の前端中央部
に突出されている。このセンタフック93は、上記スラ
イダ85のスライドに連動して筐体5の底壁5aに引っ
掛かるロック位置と、この底壁5aから離脱するロック
解除位置とに亘って移動するようになっている。そし
て、センタフック93がロック位置に移動された時点で
は、第2のヒートシンク62が熱接続位置に押し上げら
れるようになっている。
【0069】図7や図12に示すように、第2のファン
ユニット63は、第2のヒートシンク62とは独立した
別部品となっており、装置本体55の幅方向に沿う中央
部に位置されている。第2のファンユニット63は、フ
ァンケーシング95と、このファンケーシング95に収
容された遠心式の羽根車96とを備えている。
ユニット63は、第2のヒートシンク62とは独立した
別部品となっており、装置本体55の幅方向に沿う中央
部に位置されている。第2のファンユニット63は、フ
ァンケーシング95と、このファンケーシング95に収
容された遠心式の羽根車96とを備えている。
【0070】ファンケーシング95は、第2のヒートシ
ンク62の右隣りにおいて、装置本体55の底壁55a
に固定されている。このファンケーシング95は、第1
の吸入口97、第2の吸入口98および吐出口99を有
している。
ンク62の右隣りにおいて、装置本体55の底壁55a
に固定されている。このファンケーシング95は、第1
の吸入口97、第2の吸入口98および吐出口99を有
している。
【0071】第1の吸入口97は、装置本体55の底壁
55aに開口された第1の通風孔100と向かい合って
いる。図9ないし図11に見られるように、第1の通風
孔100は、底壁55aの幅方向に沿う中央部であり、
かつこの底壁55aの後半部に位置されており、上記フ
ァンケーシング95よりも大きな開口形状を有してい
る。そして、第1の通風孔100は、その後端部に装置
本体55の後壁55eに回り込むように延長された延長
部分100aを備え、この延長部分100aを含む第1
の通風孔100は、網状のファンカバー101によって
覆われている。
55aに開口された第1の通風孔100と向かい合って
いる。図9ないし図11に見られるように、第1の通風
孔100は、底壁55aの幅方向に沿う中央部であり、
かつこの底壁55aの後半部に位置されており、上記フ
ァンケーシング95よりも大きな開口形状を有してい
る。そして、第1の通風孔100は、その後端部に装置
本体55の後壁55eに回り込むように延長された延長
部分100aを備え、この延長部分100aを含む第1
の通風孔100は、網状のファンカバー101によって
覆われている。
【0072】第2の吸入口98は、第1の通風孔100
に対しファンケーシング95を間に挟んだ反対側に位置
され、載置部55に開口された複数の第2の通風孔10
3と向かい合っている。第2の通風孔103は、載置部
55にポータブルコンピュータ1の筐体5を載置した時
に、この筐体5の底壁5aと対向し合うとともに、この
底壁5aとの間に生じる隙間G1を通じて筐体5の排気孔
50に連なっている。また、吐出口99は、冷却風通路
71の冷却風取り入れ口72に向けて開口されている。
に対しファンケーシング95を間に挟んだ反対側に位置
され、載置部55に開口された複数の第2の通風孔10
3と向かい合っている。第2の通風孔103は、載置部
55にポータブルコンピュータ1の筐体5を載置した時
に、この筐体5の底壁5aと対向し合うとともに、この
底壁5aとの間に生じる隙間G1を通じて筐体5の排気孔
50に連なっている。また、吐出口99は、冷却風通路
71の冷却風取り入れ口72に向けて開口されている。
【0073】羽根車96は、偏平モータ104を介して
ファンケーシング95に支持され、第1および第2の吸
入口97,98の間に位置されている。羽根車96は、
半導体パッケージ17の温度が予め決められた値に達し
た時に、第1のファンユニット24に連動して回転駆動
されるようになっている。
ファンケーシング95に支持され、第1および第2の吸
入口97,98の間に位置されている。羽根車96は、
半導体パッケージ17の温度が予め決められた値に達し
た時に、第1のファンユニット24に連動して回転駆動
されるようになっている。
【0074】このため、第2のファンユニット63が駆
動されると、第1および第2の吸入口97,98から羽
根車96に向けて空気が吸い込まれる。この空気は、羽
根車96の外周部から吐き出されるとともに、吐出口9
9を通じて冷却風通路71に送風されるようになってい
る。
動されると、第1および第2の吸入口97,98から羽
根車96に向けて空気が吸い込まれる。この空気は、羽
根車96の外周部から吐き出されるとともに、吐出口9
9を通じて冷却風通路71に送風されるようになってい
る。
【0075】図9や図10に示すように、装置本体55
の底壁55aは、その後部に下向きに張り出す一対の補
助脚110を有している。補助脚110は、装置本体5
5の幅方向に互いに離間して配置されており、装置本体
55を設置面57の上に置いた時に、この設置面57に
接触するようになっている。
の底壁55aは、その後部に下向きに張り出す一対の補
助脚110を有している。補助脚110は、装置本体5
5の幅方向に互いに離間して配置されており、装置本体
55を設置面57の上に置いた時に、この設置面57に
接触するようになっている。
【0076】このため、図3、図13および図14に見
られるように、装置本体55の底壁55aは、その前端
から後端に進むに従い補助脚110の高さ分だけ設置面
57から浮き上がり、これら設置面57と底壁55aと
の間に上記第1の通風孔100に連なる導風用の隙間G2
が形成されるようになっている。
られるように、装置本体55の底壁55aは、その前端
から後端に進むに従い補助脚110の高さ分だけ設置面
57から浮き上がり、これら設置面57と底壁55aと
の間に上記第1の通風孔100に連なる導風用の隙間G2
が形成されるようになっている。
【0077】また、底壁55aのうち補助脚110より
も後方に張り出す後端部111は、後方に進むに従い設
置面57から遠ざかるように上向きに傾斜されている。
この傾斜により、装置本体55の後端部では、設置面5
7との間の隙間G2が拡大されている。
も後方に張り出す後端部111は、後方に進むに従い設
置面57から遠ざかるように上向きに傾斜されている。
この傾斜により、装置本体55の後端部では、設置面5
7との間の隙間G2が拡大されている。
【0078】図9に示すように、底壁55aの後端部1
11には、一対の脚取り付け部115a,115bが形
成されている。脚取り付け部115a,115bは、第
1の通風孔100を間に挟んだ両側に振り分けて配置さ
れており、夫々装置本体55の幅方向に延びる窪みにて
構成されている。
11には、一対の脚取り付け部115a,115bが形
成されている。脚取り付け部115a,115bは、第
1の通風孔100を間に挟んだ両側に振り分けて配置さ
れており、夫々装置本体55の幅方向に延びる窪みにて
構成されている。
【0079】これら脚取り付け部115a,115b
は、互いに同一の構成を有するため、一方の脚取り付け
部115aを代表して説明する。図13ないし図16に
示すように、脚取り付け部115a,115bは、底壁
55aの後端部111から後方斜め上向きに延びる第1
の壁116と、この第1の壁116の上端から後壁55
eの下端に向けて延びる第2の壁117と、これら第1
および第2の壁116,117の両端部に連なる一対の
端壁118a,118bとで構成されている。
は、互いに同一の構成を有するため、一方の脚取り付け
部115aを代表して説明する。図13ないし図16に
示すように、脚取り付け部115a,115bは、底壁
55aの後端部111から後方斜め上向きに延びる第1
の壁116と、この第1の壁116の上端から後壁55
eの下端に向けて延びる第2の壁117と、これら第1
および第2の壁116,117の両端部に連なる一対の
端壁118a,118bとで構成されている。
【0080】脚取り付け部115a,115bの一方の
端壁118aは、第1の通風孔100に隣接されてお
り、この端壁118aの上端部に係合孔119が形成さ
れている。また、図17に示すように、第2の壁117
の下端部は、円弧状に彎曲されており、この第2の壁部
117の幅方向に沿う中央部分に弾性変形が可能な係合
凸部120が形成されている。
端壁118aは、第1の通風孔100に隣接されてお
り、この端壁118aの上端部に係合孔119が形成さ
れている。また、図17に示すように、第2の壁117
の下端部は、円弧状に彎曲されており、この第2の壁部
117の幅方向に沿う中央部分に弾性変形が可能な係合
凸部120が形成されている。
【0081】脚取り付け部115a,115bは、夫々
ピボット軸121を備えている。ピボット軸121は、
端壁118a,118bの後端部間に跨って互いに同軸
状に配置されており、脚取り付け部115a,115b
の後端部に位置されている。
ピボット軸121を備えている。ピボット軸121は、
端壁118a,118bの後端部間に跨って互いに同軸
状に配置されており、脚取り付け部115a,115b
の後端部に位置されている。
【0082】底壁55aの脚取り付け部115a,11
5bには、格納式の脚122が取り付けられている。脚
122は、装置本体55の幅方向に延びる帯板状をなし
ており、平坦な表面と、この表面の反対側に位置された
裏面とを有している。この脚122は、脚取り付け部1
15a,115bに対応する第1および第2の端部12
3a,123bと、これら第1および第2の端部123
a,123bの間に位置された中間部124とで構成さ
れている。
5bには、格納式の脚122が取り付けられている。脚
122は、装置本体55の幅方向に延びる帯板状をなし
ており、平坦な表面と、この表面の反対側に位置された
裏面とを有している。この脚122は、脚取り付け部1
15a,115bに対応する第1および第2の端部12
3a,123bと、これら第1および第2の端部123
a,123bの間に位置された中間部124とで構成さ
れている。
【0083】脚122の第1および第2の端部123
a,123bは、夫々一対の補強壁125a,125b
と軸受部126とを有している。図15に第1の端部1
23aを拡大して示すように、補強壁125a,125
bは、脚122の裏面から垂直に突出されて、この脚1
22の長手方向に離間して互いに平行に配置されてい
る。軸受部126は、第1の端部123aの一側縁部に
おいて、補強壁125a,125bの間に跨っていると
ともに、上記一方の脚取り付け部115aの後端部に向
けて延びている。
a,123bは、夫々一対の補強壁125a,125b
と軸受部126とを有している。図15に第1の端部1
23aを拡大して示すように、補強壁125a,125
bは、脚122の裏面から垂直に突出されて、この脚1
22の長手方向に離間して互いに平行に配置されてい
る。軸受部126は、第1の端部123aの一側縁部に
おいて、補強壁125a,125bの間に跨っていると
ともに、上記一方の脚取り付け部115aの後端部に向
けて延びている。
【0084】脚122の軸受部126は、上記ピボット
軸121に沿って延びており、この軸受部126に溝状
の嵌合部127が形成されている。そして、ピボット軸
121は、嵌合部127に軸回り方向に摺動可能に嵌合
されているとともに、その両端部が端壁118a,11
8bを摺動可能に貫通している。
軸121に沿って延びており、この軸受部126に溝状
の嵌合部127が形成されている。そして、ピボット軸
121は、嵌合部127に軸回り方向に摺動可能に嵌合
されているとともに、その両端部が端壁118a,11
8bを摺動可能に貫通している。
【0085】このため、脚122は、ピボット軸121
を介して装置本体55の脚取り付け部115aに回動可
能に支持されており、図9に示す第1の位置と、図10
に示す第2の位置とに亘って選択的に回動し得るように
なっている。
を介して装置本体55の脚取り付け部115aに回動可
能に支持されており、図9に示す第1の位置と、図10
に示す第2の位置とに亘って選択的に回動し得るように
なっている。
【0086】脚122が第1の位置に回動された状態で
は、図13に見られるように、この脚122が装置本体
55の底壁55aの後端部111の下方に突出しつつ、
装置本体55の後壁55eよりも後方に張り出してお
り、この脚122の下端が設置面57に接触するように
なっている。このため、脚122の第1および第2の端
部123a,123bが脚取り付け部115a,115
bから離脱し、これら第1および第2の端部123a,
123bの補強壁125a,125bが脚取り付け部1
15a,115bの下方に張り出すとともに、中間部1
24がファンカバー101から離脱するようになってい
る。
は、図13に見られるように、この脚122が装置本体
55の底壁55aの後端部111の下方に突出しつつ、
装置本体55の後壁55eよりも後方に張り出してお
り、この脚122の下端が設置面57に接触するように
なっている。このため、脚122の第1および第2の端
部123a,123bが脚取り付け部115a,115
bから離脱し、これら第1および第2の端部123a,
123bの補強壁125a,125bが脚取り付け部1
15a,115bの下方に張り出すとともに、中間部1
24がファンカバー101から離脱するようになってい
る。
【0087】また、図17に最も良く示されるように、
脚122が第1の位置に回動されると、その軸受部12
6に連なる端部が第2の壁117と後壁55eとで規定
される脚取り付け部115a,115bの後端開口縁部
128に突き当たり、それ以上の脚122の回動が阻止
される。
脚122が第1の位置に回動されると、その軸受部12
6に連なる端部が第2の壁117と後壁55eとで規定
される脚取り付け部115a,115bの後端開口縁部
128に突き当たり、それ以上の脚122の回動が阻止
される。
【0088】脚122が第2の位置に回動された状態で
は、図14に見られるように、脚122の第1および第
2の端部123a,123bが脚取り付け部115a,
115bと向かい合い、これら脚取り付け部115a,
115bの開口部分を閉じるとともに、補強壁125
a,125bが脚取り付け部115a,115bに格納
される。これと同時に脚122の中間部124がファン
カバー101の一部を横切るように、このファンカバー
101に重なり合う。このため、脚122は、底壁55
aの後端部111と略同一面上に位置された状態で装置
本体55に格納される。
は、図14に見られるように、脚122の第1および第
2の端部123a,123bが脚取り付け部115a,
115bと向かい合い、これら脚取り付け部115a,
115bの開口部分を閉じるとともに、補強壁125
a,125bが脚取り付け部115a,115bに格納
される。これと同時に脚122の中間部124がファン
カバー101の一部を横切るように、このファンカバー
101に重なり合う。このため、脚122は、底壁55
aの後端部111と略同一面上に位置された状態で装置
本体55に格納される。
【0089】図15に示すように、脚122の第1およ
び第2の端部123a,123bに位置された一方の補
強壁125aは、脚取り付け部115a,115bの一
方の端壁118aに隣接されている。この補強壁125
aの先端部には、図16に見られるように、端壁118
aに向けて突出する第1の突起130が形成されてい
る。第1の突起130は、脚122が第1の位置に回動
された時に、端壁118aに開口された係合孔119に
取り外し可能に引っ掛かる。これにより、脚122が第
1の位置に移動不能にロックされるとともに、この脚1
22の回動操作時にクリック感が付与され、オペレータ
は、脚122が第1の位置に到達したことを認識するこ
とができる。
び第2の端部123a,123bに位置された一方の補
強壁125aは、脚取り付け部115a,115bの一
方の端壁118aに隣接されている。この補強壁125
aの先端部には、図16に見られるように、端壁118
aに向けて突出する第1の突起130が形成されてい
る。第1の突起130は、脚122が第1の位置に回動
された時に、端壁118aに開口された係合孔119に
取り外し可能に引っ掛かる。これにより、脚122が第
1の位置に移動不能にロックされるとともに、この脚1
22の回動操作時にクリック感が付与され、オペレータ
は、脚122が第1の位置に到達したことを認識するこ
とができる。
【0090】また、図17に示すように、脚122の軸
受部126の先端部には、脚取り付け部115a,11
5bの第2の壁117に向けて突出する第2の突起13
1が形成されている。第2の突起131は、脚122が
第2の位置に回動された時に、第2の壁117に形成さ
れた係合凸部120に取り外し可能に引っ掛かる。これ
により、脚122が第2の位置に移動不能にロックされ
るとともに、この脚122の回動操作時にクリック感が
付与され、オペレータは、脚122が第2の位置に到達
したことを認識することができる。
受部126の先端部には、脚取り付け部115a,11
5bの第2の壁117に向けて突出する第2の突起13
1が形成されている。第2の突起131は、脚122が
第2の位置に回動された時に、第2の壁117に形成さ
れた係合凸部120に取り外し可能に引っ掛かる。これ
により、脚122が第2の位置に移動不能にロックされ
るとともに、この脚122の回動操作時にクリック感が
付与され、オペレータは、脚122が第2の位置に到達
したことを認識することができる。
【0091】したがって、本実施形態では、係合孔11
9および第1の突起130が脚122を第1の位置にロ
ックする第1のロック手段を構成し、係合凸部120お
よび第2の突起131が脚122を第2の位置にロック
する第2のロック手段を構成している。
9および第1の突起130が脚122を第1の位置にロ
ックする第1のロック手段を構成し、係合凸部120お
よび第2の突起131が脚122を第2の位置にロック
する第2のロック手段を構成している。
【0092】このような構成において、ポータブルコン
ピュータ1に冷却装置2を接続して使用するには、予め
冷却装置2のスライダ85を操作することにより、第1
ないし第3の歯車84a〜84cを回転させ、第2のヒ
ートシンク62を収納位置に移動させるとともに、セン
タフック93をロック解除位置に移動させる。
ピュータ1に冷却装置2を接続して使用するには、予め
冷却装置2のスライダ85を操作することにより、第1
ないし第3の歯車84a〜84cを回転させ、第2のヒ
ートシンク62を収納位置に移動させるとともに、セン
タフック93をロック解除位置に移動させる。
【0093】この状態で、載置部56の後端に位置する
第1のロック爪58a,58bを筐体5の底壁5aに引
っ掛けたならば、このロック爪58a,58bと底壁5
aとの係止部を支点として冷却装置2と筐体5とを相対
的に近づく方向に回動させ、第2のロック爪59a,5
9bを底壁5aに引っ掛ける。これにより、冷却装置2
の載置部56にポータブルコンピュータ1の筐体5が連
結され、これら冷却装置2と筐体5とが一体化される。
第1のロック爪58a,58bを筐体5の底壁5aに引
っ掛けたならば、このロック爪58a,58bと底壁5
aとの係止部を支点として冷却装置2と筐体5とを相対
的に近づく方向に回動させ、第2のロック爪59a,5
9bを底壁5aに引っ掛ける。これにより、冷却装置2
の載置部56にポータブルコンピュータ1の筐体5が連
結され、これら冷却装置2と筐体5とが一体化される。
【0094】次に、スライダ85を介して第1ないし第
3の歯車84a〜84cを回転させ、第2のヒートシン
ク62を収納位置から熱接続位置に移動させるととも
に、センタフック93をロック解除位置からロック位置
に移動させる。これにより、第2のヒートシンク62の
受熱凸部68が開口部66を通じて載置部56の上方に
張り出すとともに、筐体5が載置部56に取り出し不能
にロックされる。
3の歯車84a〜84cを回転させ、第2のヒートシン
ク62を収納位置から熱接続位置に移動させるととも
に、センタフック93をロック解除位置からロック位置
に移動させる。これにより、第2のヒートシンク62の
受熱凸部68が開口部66を通じて載置部56の上方に
張り出すとともに、筐体5が載置部56に取り出し不能
にロックされる。
【0095】受熱凸部68の接触面68aは、カバー4
8の貫通孔51を貫通して筐体5の内部に入り込み、熱
伝導シート31に接触する。この接触面68aは、圧縮
コイルばね80によって熱伝導シート31に押し付けら
れ、この熱伝導シート31を第1のヒートシンク23の
熱接続面30との間で挟み込む。この結果、熱伝導シー
ト31は、熱接続面30や接触面68aの形状に追従し
てこれら両者に密着し、第1のヒートシンク23と第2
のヒートシンク62とを熱的に接続する。
8の貫通孔51を貫通して筐体5の内部に入り込み、熱
伝導シート31に接触する。この接触面68aは、圧縮
コイルばね80によって熱伝導シート31に押し付けら
れ、この熱伝導シート31を第1のヒートシンク23の
熱接続面30との間で挟み込む。この結果、熱伝導シー
ト31は、熱接続面30や接触面68aの形状に追従し
てこれら両者に密着し、第1のヒートシンク23と第2
のヒートシンク62とを熱的に接続する。
【0096】ポータブルコンピュータ1に冷却装置2を
接続して使用している時に、半導体パッケージ17のIC
チップ19が発熱すると、このICチップ19の熱は、熱
拡散板28やグリース29を介して第1のヒートシンク
23の受熱部25に伝えられる。これにより、受熱部2
5の熱接続面30がICチップ19の熱影響を受けて高温
となる。この熱接続面30は、冷却装置2の第2のヒー
トシンク62に熱的に接続されているので、受熱部25
に伝えられたICチップ19の熱は、第2のヒートシンク
62に直接伝えられ、ここから放出される。
接続して使用している時に、半導体パッケージ17のIC
チップ19が発熱すると、このICチップ19の熱は、熱
拡散板28やグリース29を介して第1のヒートシンク
23の受熱部25に伝えられる。これにより、受熱部2
5の熱接続面30がICチップ19の熱影響を受けて高温
となる。この熱接続面30は、冷却装置2の第2のヒー
トシンク62に熱的に接続されているので、受熱部25
に伝えられたICチップ19の熱は、第2のヒートシンク
62に直接伝えられ、ここから放出される。
【0097】半導体パッケージ17の温度が予め規定さ
れた値に達すると、第1および第2のファンユニット2
4,63が駆動される。第1のファンユニット24は、
第1および第2の吸入口41,42から吸い込んだ空気
を、吐出口43を通じて第1のヒートシンク23の冷却
風通路35や半導体パッケージ17の周囲に冷却風とし
て送風する。
れた値に達すると、第1および第2のファンユニット2
4,63が駆動される。第1のファンユニット24は、
第1および第2の吸入口41,42から吸い込んだ空気
を、吐出口43を通じて第1のヒートシンク23の冷却
風通路35や半導体パッケージ17の周囲に冷却風とし
て送風する。
【0098】この冷却風は、半導体パッケージ17を強
制的に冷却するとともに、冷却風通路35を流れる過程
で第1のヒートシンク23の熱交換部26を強制的に冷
却する。そして、この冷却風の一部は、冷却風出口36
から筐体5の外方に排出されるとともに、残りの冷却風
は筐体5の内部に排出される。
制的に冷却するとともに、冷却風通路35を流れる過程
で第1のヒートシンク23の熱交換部26を強制的に冷
却する。そして、この冷却風の一部は、冷却風出口36
から筐体5の外方に排出されるとともに、残りの冷却風
は筐体5の内部に排出される。
【0099】第2のファンユニット63は、第1および
第2の吸入口97,98から吸い込んだ空気を、第2の
ヒートシンク62の冷却風通路71に冷却風として送風
する。この冷却風は、冷却風通路71を流れる過程で熱
交換部65を強制的に冷却した後、冷却風吐出口73か
ら冷却風出口74を通じて装置本体55の外方に放出さ
れる。
第2の吸入口97,98から吸い込んだ空気を、第2の
ヒートシンク62の冷却風通路71に冷却風として送風
する。この冷却風は、冷却風通路71を流れる過程で熱
交換部65を強制的に冷却した後、冷却風吐出口73か
ら冷却風出口74を通じて装置本体55の外方に放出さ
れる。
【0100】第2のファンユニット63が駆動される
と、装置本体55の内部の空気がファンケーシング95
の第1および第2の吸入口97,98に吸い込まれるの
で、底壁55aに開口された第1の通風孔100や載置
部56に開口された第2の通風孔103に負圧が作用す
る。
と、装置本体55の内部の空気がファンケーシング95
の第1および第2の吸入口97,98に吸い込まれるの
で、底壁55aに開口された第1の通風孔100や載置
部56に開口された第2の通風孔103に負圧が作用す
る。
【0101】この際、装置本体55の底壁55aと設置
面57との間には隙間G2が存在し、この隙間G2に第1の
通風孔100が開口されているとともに、この隙間G2
は、底壁55aの後方に進むに従い拡大されている。こ
のため、隙間G2から第1の通風孔100に向う空気の流
通抵抗が軽減されて、隙間G2から多量の空気を効率良く
吸い込むことができ、その分、第2のヒートシンク62
の冷却性能を高めることができる。
面57との間には隙間G2が存在し、この隙間G2に第1の
通風孔100が開口されているとともに、この隙間G2
は、底壁55aの後方に進むに従い拡大されている。こ
のため、隙間G2から第1の通風孔100に向う空気の流
通抵抗が軽減されて、隙間G2から多量の空気を効率良く
吸い込むことができ、その分、第2のヒートシンク62
の冷却性能を高めることができる。
【0102】また、第2の通風孔103にしても、筐体
5の底壁5aと載置部56との間の隙間G1に通じている
ので、この隙間G1に第2の通風孔103に向う空気流が
形成される。この空気は、筐体5の底壁5aに沿って流
れるので、この底壁5aが強制的に冷やされる。
5の底壁5aと載置部56との間の隙間G1に通じている
ので、この隙間G1に第2の通風孔103に向う空気流が
形成される。この空気は、筐体5の底壁5aに沿って流
れるので、この底壁5aが強制的に冷やされる。
【0103】その上、筐体5の底壁5aの排気孔50
は、隙間G1に開口されているので、これら排気孔50が
隙間G1を介して第2の通風孔103に連なる。このた
め、ICチップ19を冷却して筐体5の内部に排出された
高温の冷却風を、排気孔50から隙間G1に強制的に吸い
出すことができる。よって、筐体5の内部の通気性が確
保され、この筐体5の内部の温度上昇を抑えることがで
きる。
は、隙間G1に開口されているので、これら排気孔50が
隙間G1を介して第2の通風孔103に連なる。このた
め、ICチップ19を冷却して筐体5の内部に排出された
高温の冷却風を、排気孔50から隙間G1に強制的に吸い
出すことができる。よって、筐体5の内部の通気性が確
保され、この筐体5の内部の温度上昇を抑えることがで
きる。
【0104】このことから、ポータブルコンピュータ1
の筐体5に冷却装置2を接続することにより、この冷却
装置2に内蔵された第2の冷却ユニット61を利用して
半導体パッケージ17や筐体5の冷却を補助することが
できる。そのため、半導体パッケージ17の冷却性能を
高めて、その動作環境温度を適正に保つことができ、ポ
ータブルコンピュータ1をフルパワーで動作させた時の
信頼性が向上する。
の筐体5に冷却装置2を接続することにより、この冷却
装置2に内蔵された第2の冷却ユニット61を利用して
半導体パッケージ17や筐体5の冷却を補助することが
できる。そのため、半導体パッケージ17の冷却性能を
高めて、その動作環境温度を適正に保つことができ、ポ
ータブルコンピュータ1をフルパワーで動作させた時の
信頼性が向上する。
【0105】上記構成によると、ポータブルコンピュー
タ1に冷却装置2を接続した状態において、この冷却装
置2は、筐体5の底壁5aのうち半導体パッケージ17
の熱が集中する領域、つまり第1のヒートシンク23の
熱接続面30が露出された底壁5aの後半部のみを覆っ
ている。その上、冷却装置2は、ポータブルコンピュー
タ1の冷却を補助する第2の冷却ユニット61を単独で
内蔵しているだけであるから、この冷却装置2をポータ
ブルコンピュータ1の筐体5よりもコンパクトに形成す
ることができ、冷却装置2そのものの占有面積が少なく
て済む。
タ1に冷却装置2を接続した状態において、この冷却装
置2は、筐体5の底壁5aのうち半導体パッケージ17
の熱が集中する領域、つまり第1のヒートシンク23の
熱接続面30が露出された底壁5aの後半部のみを覆っ
ている。その上、冷却装置2は、ポータブルコンピュー
タ1の冷却を補助する第2の冷却ユニット61を単独で
内蔵しているだけであるから、この冷却装置2をポータ
ブルコンピュータ1の筐体5よりもコンパクトに形成す
ることができ、冷却装置2そのものの占有面積が少なく
て済む。
【0106】このため、ポータブルコンピュータ1に冷
却装置2を接続したままの状態でも場所を取らず、冷却
装置2をポータブルコンピュータ1と共に手軽に持ち運
ぶことができる。よって、冷却装置2を付加した構成で
ありながら、ポータブルコンピュータ1の本来の携帯性
が犠牲となることはない。
却装置2を接続したままの状態でも場所を取らず、冷却
装置2をポータブルコンピュータ1と共に手軽に持ち運
ぶことができる。よって、冷却装置2を付加した構成で
ありながら、ポータブルコンピュータ1の本来の携帯性
が犠牲となることはない。
【0107】それとともに、半導体パッケージ17の熱
影響を受ける底壁5aの後半部が冷却装置2によって覆
われるので、例えばポータブルコンピュータ1に冷却装
置2を接続したままの状態で持ち運ぶ場合に、オペレー
タの手の指先が高温となる底壁5aの後半部に触れるこ
とはなく、オペレータが熱い思いをすることはない。
影響を受ける底壁5aの後半部が冷却装置2によって覆
われるので、例えばポータブルコンピュータ1に冷却装
置2を接続したままの状態で持ち運ぶ場合に、オペレー
タの手の指先が高温となる底壁5aの後半部に触れるこ
とはなく、オペレータが熱い思いをすることはない。
【0108】一方、図6に示すように、冷却装置2を接
続したポータブルコンピュータ1を設置面57に置く
と、冷却装置2が筐体5の後半部と設置面57との間に
介在され、パームレスト6やキーボード9の手元側が低
くなるような姿勢にポータブルコンピュータ1が傾斜す
る。
続したポータブルコンピュータ1を設置面57に置く
と、冷却装置2が筐体5の後半部と設置面57との間に
介在され、パームレスト6やキーボード9の手元側が低
くなるような姿勢にポータブルコンピュータ1が傾斜す
る。
【0109】この状態で、図14に矢印で示すようにデ
ィスプレイユニット4を閉じ位置から開き位置に向けて
後方に回動させると、ディスプレイユニット4が起立す
るに従い、このディスプレイユニット4の上部にここを
後方に向けて押圧するような外力が加わる。すると、筐
体5よりも小さな冷却装置2は、筐体5の後半部と設置
面57との間に介在されているにすぎず、しかも、冷却
装置2の底壁55aの後端部111は、設置面57から
遠ざかるように後上がりに傾斜されているので、ディス
プレイユニット4の上部に上記のような外力が加わった
時に、冷却装置2と共にポータブルコンピュータ1が後
方に倒れ込み、筐体5の前端部が設置面57から浮き上
がる虞があり得る。
ィスプレイユニット4を閉じ位置から開き位置に向けて
後方に回動させると、ディスプレイユニット4が起立す
るに従い、このディスプレイユニット4の上部にここを
後方に向けて押圧するような外力が加わる。すると、筐
体5よりも小さな冷却装置2は、筐体5の後半部と設置
面57との間に介在されているにすぎず、しかも、冷却
装置2の底壁55aの後端部111は、設置面57から
遠ざかるように後上がりに傾斜されているので、ディス
プレイユニット4の上部に上記のような外力が加わった
時に、冷却装置2と共にポータブルコンピュータ1が後
方に倒れ込み、筐体5の前端部が設置面57から浮き上
がる虞があり得る。
【0110】しかるに、上記構成の冷却装置2は、装置
本体55の底壁55aの後半部111に格納式の脚12
2が組み込まれているので、この脚122を図6や図1
3に示す第1の位置に回動させると、この脚122が装
置本体55の後壁55eよりも後方に突出した状態で設
置面57に接触する。
本体55の底壁55aの後半部111に格納式の脚12
2が組み込まれているので、この脚122を図6や図1
3に示す第1の位置に回動させると、この脚122が装
置本体55の後壁55eよりも後方に突出した状態で設
置面57に接触する。
【0111】このため、冷却装置2と一体化されたポー
タブルコンピュータ1に、これを後方に向けて倒そうと
するような外力が加わった場合には、この外力に脚12
2が対抗する。よって、ポータブルコンピュータ1およ
び冷却装置2の後方への倒れ込みが阻止され、設置面5
7上におけるポータブルコンピュータ1の姿勢が安定す
る。
タブルコンピュータ1に、これを後方に向けて倒そうと
するような外力が加わった場合には、この外力に脚12
2が対抗する。よって、ポータブルコンピュータ1およ
び冷却装置2の後方への倒れ込みが阻止され、設置面5
7上におけるポータブルコンピュータ1の姿勢が安定す
る。
【0112】また、脚122を第1の位置から第2の位
置に回動させると、この脚122が底壁55aに沿うよ
うな姿勢で装置本体55に格納される。このため、装置
本体55に脚122を付加した構成でありながら、冷却
装置2の小型化が妨げられずに済む。したがって、冷却
装置2を持ち運ぶ際に脚122が邪魔な存在となること
はなく、携帯性を良好に維持することができる。
置に回動させると、この脚122が底壁55aに沿うよ
うな姿勢で装置本体55に格納される。このため、装置
本体55に脚122を付加した構成でありながら、冷却
装置2の小型化が妨げられずに済む。したがって、冷却
装置2を持ち運ぶ際に脚122が邪魔な存在となること
はなく、携帯性を良好に維持することができる。
【0113】加えて、脚122を第1の位置に回動させ
ると、脚122が第1の通風孔100から遠ざかり、こ
の第1の通風孔100の開口面積が増大するので、この
第1の通風孔100から多量の空気を効率良く吸い込む
ことができる。このため、第2のヒートシンク62に導
かれる冷却風の風量が増大し、この第2のヒートシンク
62に伝えられた半導体パッケージ17の熱を効率良く
放出することができる。
ると、脚122が第1の通風孔100から遠ざかり、こ
の第1の通風孔100の開口面積が増大するので、この
第1の通風孔100から多量の空気を効率良く吸い込む
ことができる。このため、第2のヒートシンク62に導
かれる冷却風の風量が増大し、この第2のヒートシンク
62に伝えられた半導体パッケージ17の熱を効率良く
放出することができる。
【0114】それとともに、第1の通風孔100は、装
置本体55の後壁55eに回り込む延長部分100aを
有し、この延長部分100aは、脚122が第1および
第2の位置のいずれに回動されている状態でも、この脚
122で覆われることなく装置本体55の後方に向けて
開放されている。そのため、脚122を第2の位置に回
動させたままの状態でポータブルコンピュータ1を使用
したとしても、第1の通風孔100の開口面積を必要最
低限確保することができ、第2のヒートシンク62に導
かれる冷却風の風量が不足することはないといった利点
がある。
置本体55の後壁55eに回り込む延長部分100aを
有し、この延長部分100aは、脚122が第1および
第2の位置のいずれに回動されている状態でも、この脚
122で覆われることなく装置本体55の後方に向けて
開放されている。そのため、脚122を第2の位置に回
動させたままの状態でポータブルコンピュータ1を使用
したとしても、第1の通風孔100の開口面積を必要最
低限確保することができ、第2のヒートシンク62に導
かれる冷却風の風量が不足することはないといった利点
がある。
【0115】さらに、脚122は、第1の位置および第
2の位置に夫々ロックされるので、例えば冷却装置2を
設置面57から持ち上げた時に、脚122が第1の位置
から第2の位置に回動したり、勝手に揺れ動くことはな
い。同様に、脚122を第2の位置に回動させて冷却装
置2を持ち運んでいる時に、脚122が第2の位置から
第1の位置に回動することもなく、脚122の回動に伴
う破損等を未然に防止することができる。
2の位置に夫々ロックされるので、例えば冷却装置2を
設置面57から持ち上げた時に、脚122が第1の位置
から第2の位置に回動したり、勝手に揺れ動くことはな
い。同様に、脚122を第2の位置に回動させて冷却装
置2を持ち運んでいる時に、脚122が第2の位置から
第1の位置に回動することもなく、脚122の回動に伴
う破損等を未然に防止することができる。
【0116】なお、本発明は上記実施の形態に特定され
るものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種
々変形して実施可能である。
るものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種
々変形して実施可能である。
【0117】例えば、脚は装置本体の底壁の中央部に配
置することに制約されず、この底壁の両端部に振り分け
て配置するようにしても良い。
置することに制約されず、この底壁の両端部に振り分け
て配置するようにしても良い。
【0118】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、発熱体の
熱を筐体の外方に効率良く放出することができるととも
に、この冷却装置そのものが筐体に比べて小型化される
ので、冷却装置を電子機器に接続したままの状態でも手
軽に持ち運ぶことができ、電子機器本来の携帯性が損な
われずに済む。
熱を筐体の外方に効率良く放出することができるととも
に、この冷却装置そのものが筐体に比べて小型化される
ので、冷却装置を電子機器に接続したままの状態でも手
軽に持ち運ぶことができ、電子機器本来の携帯性が損な
われずに済む。
【0119】しかも、冷却装置を接続した電子機器に、
これを後方に向けて倒そうとするような外力が加わった
場合には、脚が外力に対抗するので、電子機器および冷
却装置の後方への倒れ込みが阻止され、冷却装置が筐体
よりも小さいにも拘わらず、電子機器の姿勢が安定す
る。また、脚は装置本体に格納可能であるから、装置本
体に脚を付加した構成でありながら、冷却装置の小型化
が損なわれずに済む。そのため、冷却装置を持ち運ぶ際
に脚が邪魔な存在となることはなく、携帯性を良好に維
持することができるといった利点がある。
これを後方に向けて倒そうとするような外力が加わった
場合には、脚が外力に対抗するので、電子機器および冷
却装置の後方への倒れ込みが阻止され、冷却装置が筐体
よりも小さいにも拘わらず、電子機器の姿勢が安定す
る。また、脚は装置本体に格納可能であるから、装置本
体に脚を付加した構成でありながら、冷却装置の小型化
が損なわれずに済む。そのため、冷却装置を持ち運ぶ際
に脚が邪魔な存在となることはなく、携帯性を良好に維
持することができるといった利点がある。
【図1】ポータブルコンピュータと冷却装置とを互いに
分離した状態を示す電子機器システムの斜視図。
分離した状態を示す電子機器システムの斜視図。
【図2】冷却装置の載置部にポータブルコンピュータの
筐体を載置した状態を示す電子機器システムの斜視図。
筐体を載置した状態を示す電子機器システムの斜視図。
【図3】ポータブルコンピュータと冷却装置とを互いに
分離した状態を示す電子機器システムの断面図。
分離した状態を示す電子機器システムの断面図。
【図4】筐体の底壁にカバーを取り付けた状態を示すポ
ータブルコンピュータの斜視図。
ータブルコンピュータの斜視図。
【図5】筐体の底壁からカバーを取り外し、熱伝導シー
トと熱接続面との位置関係を示すポータブルコンピュー
タの斜視図。
トと熱接続面との位置関係を示すポータブルコンピュー
タの斜視図。
【図6】ポータブルコンピュータに冷却装置を接続した
状態を示す電子機器システムの断面図。
状態を示す電子機器システムの断面図。
【図7】ポータブルコンピュータに冷却装置を接続した
状態において、この冷却装置内の第2の冷却ユニットと
筐体内の第1の冷却ユニットとの位置関係を示す電子機
器システムの断面図。
状態において、この冷却装置内の第2の冷却ユニットと
筐体内の第1の冷却ユニットとの位置関係を示す電子機
器システムの断面図。
【図8】装置本体の載置部と第2のヒートシンクの受熱
凸部との位置関係を示す冷却装置の斜視図。
凸部との位置関係を示す冷却装置の斜視図。
【図9】第1の位置に回動された脚と第1の通風孔との
位置関係を示す冷却装置の斜視図。
位置関係を示す冷却装置の斜視図。
【図10】第2の位置に回動された脚と第1の通風孔と
の位置関係を示す冷却装置の斜視図。
の位置関係を示す冷却装置の斜視図。
【図11】第2のヒートシンクを昇降動させる操作機構
を示す冷却装置の平面図。
を示す冷却装置の平面図。
【図12】第2のヒートシンクと操作機構との位置関係
を分解して示す冷却装置の斜視図。
を分解して示す冷却装置の斜視図。
【図13】脚を第1の位置に回動させた状態を一部断面
で示す電子機器システムの側面図。
で示す電子機器システムの側面図。
【図14】脚を第2の位置に回動させた状態を一部断面
で示す電子機器システムの側面図。
で示す電子機器システムの側面図。
【図15】第1の位置に回動された脚の斜視図。
【図16】(A)は、図14のF16−F16線に沿う断面
図。(B)は、図16の(A)のX部を拡大して示す断
面図。
図。(B)は、図16の(A)のX部を拡大して示す断
面図。
【図17】図13のY部を拡大して示す断面図。
1…電子機器(ポータブルコンピュータ) 2…冷却装置 4…ディスプレイユニット 5…筐体 17…発熱体(半導体パッケージ) 55…装置本体 56…載置部 57…設置面 62…ヒートシンク(第2のヒートシンク) 100…通風孔(第1の通風孔)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 7/20 G06F 1/00 360B 312T 312J 360C (72)発明者 両角 孝彦 東京都青梅市新町3丁目3番地の1 東芝 デジタルメディアエンジニアリング株式会 社内 Fターム(参考) 4E360 AA02 AB12 AB17 AB20 AB42 AC12 AC13 AC24 ED03 ED13 ED14 ED17 ED23 ED27 GA04 GA06 GA24 GA46 GA52 GB46 5E322 AA01 AA11 BA01 BA05 BB03 BB04 DB10 5F036 BA23 BB01
Claims (13)
- 【請求項1】 発熱体を内蔵する筐体と、この筐体の後
端部に前後方向に回動可能に支持されたディスプレイユ
ニットと、を有する携帯形電子機器と、 この電子機器を冷却するための冷却装置と、を具備し、 上記冷却装置は、上記筐体よりも小さな形状を有すると
ともに、この筐体と共に設置面の上に置かれる装置本体
と、 この装置本体に形成され、上記筐体の後半部が取り外し
可能に載置される載置部と、 上記装置本体の後端部に設置され、上記装置本体の後方
に突出した状態で上記設置面に接する第1の位置と、上
記装置本体に格納される第2の位置とに亘って移動可能
な脚と、を備えていることを特徴とする電子機器システ
ム。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、上記冷却装置
は、上記載置部に上記電子機器の筐体を載置した時に、
この筐体の後半部が前半部よりも高くなる姿勢に上記電
子機器を傾斜させることを特徴とする電子機器システ
ム。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2の記載において、
上記冷却装置の装置本体は、上記設置面と向かい合うと
ともに、第1の通風孔が開口された底壁を有し、また、
上記装置本体の載置部は、上記第1の通風孔と向かい合
う位置に第2の通風孔を有し、これら第1の通風孔と第
2の通風孔との間に送風用のファンユニットが配置され
ていることを特徴とする電子機器システム。 - 【請求項4】 請求項3の記載において、上記冷却装置
の脚は、上記第2の位置に移動された時に上記第1の通
風孔の少なくとも一部を塞ぐとともに、上記第1の位置
に移動された時に上記第1の通風孔から離脱することを
特徴とする電子機器システム。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4の記載において、
上記冷却装置の装置本体は、上記載置部を外れた位置に
開口された第3の通風孔を有し、上記ファンユニット
は、上記第1および第2の通風孔から空気を吸い込むと
ともに、この吸い込んだ空気を上記第3の通風孔に向け
て送風することを特徴とする電子機器システム。 - 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかの記
載において、上記装置本体の底壁の後部は、後方に進む
に従い上記設置面から遠ざかるように上向きに傾斜され
て、この設置面との間に上記第1の通風孔に連なる導風
用の隙間を形成することを特徴とする電子機器システ
ム。 - 【請求項7】 請求項5の記載において、上記装置本体
は、上記載置部に上記電子機器の筐体を載置した時に、
上記発熱体に熱的に接続されるヒートシンクを有し、こ
のヒートシンクは、上記ファンユニットから送風される
空気の送風経路上に位置されていることを特徴とする電
子機器システム。 - 【請求項8】 発熱体を内蔵する筐体と、この筐体の後
端部に前後方向に回動可能に支持されたディスプレイユ
ニットと、を有する携帯形電子機器と、 この電子機器を冷却するための冷却装置と、を具備し、 上記冷却装置は、上記電子機器の筐体よりも小さな形状
を有し、この筐体と共に設置面の上に置かれるととも
に、この設置面と向かい合う底壁を有する装置本体と、 この装置本体に形成され、上記筐体の後半部が取り外し
可能に載置される載置部と、 上記装置本体の底壁に開口された通風孔と、 上記装置本体に収容され、上記載置部に上記電子機器の
筐体を載置した時に、上記発熱体に熱的に接続されるヒ
ートシンクと、 上記装置本体の後端部に設置され、上記装置本体の後方
に突出した状態で上記設置面に接する第1の位置と、上
記装置本体に格納される第2の位置とに亘って移動可能
であるとともに、上記第2の位置に位置に移動された時
に上記通風孔の少なくとも一部を覆い隠し、上記第1の
位置に移動された時に上記通風孔から離脱する脚と、を
備えていることを特徴とする電子機器システム。 - 【請求項9】 請求項8の記載において、上記冷却装置
の装置本体は、上記底壁の後端に連なる後壁を有し、ま
た、上記通風孔は、上記後壁に連続して開口する延長部
分を有し、この通風孔の延長部分は、上記脚が第1およ
び第2の位置にいずれの位置に移動された状態において
も、常に上記装置本体の後方に向けて開口されているこ
とを特徴とする電子機器システム。 - 【請求項10】 請求項8又は請求項9の記載におい
て、上記装置本体の底壁の後部は、後方に進むに従い上
記設置面から遠ざかるように上向きに傾斜されて、この
設置面との間に上記通風孔に連なる導風用の隙間を形成
することを特徴とする電子機器システム。 - 【請求項11】 発熱体を内蔵する筐体と、この筐体の
後端部に前後方向に回動可能に支持されたディスプレイ
ユニットとを有する携帯形電子機器に接続可能な冷却装
置であって、 上記電子機器の筐体よりも小さな形状を有するととも
に、この筐体と共に設置面の上に置かれる装置本体と、 この装置本体に形成され、上記筐体の後半部が取り外し
可能に載置されるとともに、この筐体の後半部が前半部
よりも高くなる姿勢に上記電子機器を傾斜させる載置部
と、 上記装置本体の後端部に設置され、上記装置本体の後方
に突出した状態で上記設置面に接する第1の位置と、上
記装置本体に格納される第2の位置とに亘って移動可能
な脚と、を備えていることを特徴とする冷却装置。 - 【請求項12】 請求項11の記載において、上記装置
本体は、上記設置面と向かい合うとともに、通風孔が開
口された底壁を有し、この底壁の後部は、後方に進むに
従い上記設置面から遠ざかるように上向きに傾斜され
て、この設置面との間に上記通風孔に連なる導風用の隙
間を形成することを特徴とする冷却装置。 - 【請求項13】 請求項11の記載において、上記脚
は、上記第1の位置に移動された時に第1のロック手段
を介して上記装置本体にロックされ、上記第2の位置に
移動された時に第2のロック手段を介して上記装置本体
にロックされることを特徴とする冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001018728A JP2002222029A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 電子機器システムおよび携帯形電子機器に用いる冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001018728A JP2002222029A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 電子機器システムおよび携帯形電子機器に用いる冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002222029A true JP2002222029A (ja) | 2002-08-09 |
Family
ID=18884708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001018728A Pending JP2002222029A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 電子機器システムおよび携帯形電子機器に用いる冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002222029A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013076734A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Casio Comput Co Ltd | プロジェクタの天吊り用部材、プロジェクタ、プロジェクタの取付方法 |
KR101625561B1 (ko) * | 2016-01-15 | 2016-05-30 | 주식회사 대양케이스 | 노트북 쿨링장치 |
JP2021012590A (ja) * | 2019-07-08 | 2021-02-04 | レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド | サーマルモジュール、電子機器 |
-
2001
- 2001-01-26 JP JP2001018728A patent/JP2002222029A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013076734A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Casio Comput Co Ltd | プロジェクタの天吊り用部材、プロジェクタ、プロジェクタの取付方法 |
KR101625561B1 (ko) * | 2016-01-15 | 2016-05-30 | 주식회사 대양케이스 | 노트북 쿨링장치 |
JP2021012590A (ja) * | 2019-07-08 | 2021-02-04 | レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド | サーマルモジュール、電子機器 |
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