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JP2002219410A - 多機能型音響装置 - Google Patents

多機能型音響装置

Info

Publication number
JP2002219410A
JP2002219410A JP2001016435A JP2001016435A JP2002219410A JP 2002219410 A JP2002219410 A JP 2002219410A JP 2001016435 A JP2001016435 A JP 2001016435A JP 2001016435 A JP2001016435 A JP 2001016435A JP 2002219410 A JP2002219410 A JP 2002219410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
acoustic device
yoke
permanent magnet
voice coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001016435A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kobayashi
小林  孝
Akira Nikaido
旦 二階堂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Electronics Co Ltd
Original Assignee
Citizen Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Electronics Co Ltd filed Critical Citizen Electronics Co Ltd
Priority to JP2001016435A priority Critical patent/JP2002219410A/ja
Priority to TW090133347A priority patent/TW524026B/zh
Priority to US10/038,664 priority patent/US6834114B2/en
Priority to EP02001446A priority patent/EP1229762A2/en
Priority to KR10-2002-0003831A priority patent/KR100452826B1/ko
Priority to CNB021028354A priority patent/CN1190984C/zh
Publication of JP2002219410A publication Critical patent/JP2002219410A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/02Details
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R11/00Transducers of moving-armature or moving-core type

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低周波信号と高周波信号を同時に励振させて
も、放熱性の優れた音声・音楽等の品質が劣化しない構
造の簡単な多機能型音響装置の実現を図る。 【解決手段】 回転子軸106と機械的に係合し、回転
子ヨーク202と上ヨーク108間に放熱通路を設け、
円盤状の回転子ヨーク202と、回転子ヨーク202の
平坦部202cの上に装着されたスピーカ磁石105と
でボイスコイル102と係合する、円筒状のスピーカ空
隙103を設け、回転子ヨーク202の内周側部202
bに、外周側面が多極に着磁された円筒状の回転子永久
磁石201を配設して回転子200を構成し、モータ空
隙203を介してスパイダ301を有する固定子300
と対向配置し、遠心力によって振動加震力が大きく発生
するようにスピーカ磁石105の外周に偏心錘204を
固定して配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯機器に用いら
れている多機能型音響装置を形成するスピーカと振動モ
ータの構成に関するもので、特にスピーカと振動モータ
を同時駆動が可能で優れた音響特性が期待できる全体構
成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からPHSや携帯電話等の携帯機器
には、コンサート会場や病院等の受信時の静粛な環境を
乱さないように、受信音による発音によらず、振動モー
タの振動によって受信を携帯機器の利用者に感知させる
振動モータが搭載されている場合が多い。一方では、受
信音の受音が必要なだけではなく、更に音響特性の優れ
たスピーカが要求されている。このため、従来は振動モ
ータとスピーカが2個携帯機器に装着される場合が多
く、スペース効率が悪くなって、携帯機器の小型化と軽
量化及びコストダウンが困難であった。これを改善する
ために、最近では、スピーカの振動板の振動の他に、ス
ピーカの振動板上のボイスコイルと磁気的に係合する永
久磁石体をフレームにばねで固定して、100〜150
Hzの低周波で独立に駆動し、振動方向はスピーカ振動
板と同一方向にバイブレーシヨンを可能とするいわゆる
マルチファンクションデバイスが発表されている。以下
ではいわゆるマルチファンクションデバイスの代表的な
従来例を列挙して詳細に説明する。
【0003】図6は、特開平5−85192号に記載さ
れた電磁誘導型変換器の説明図に相当する従来例の断面
図である(文献A)。図7は、多機能型装置の従来例の
半断面図である。図8は、本願出願人による既出願文献
・特願2000−121852号に記載された説明図に
相当する断面図である(文献B)。図6において、電磁
誘導型変換器は、いわゆる内磁型(永久磁石がボイスコ
イルの内側に配設された構造)であり、中心部507を
有するダイアフラム506の中心にボイスコイル508
を固着し、スプリング体511の中心部にマグネット5
10を固着し、ボイスコイル508に対してマグネット
510を内挿するような位置にダイアフラム506及び
スプリング体511を上下対向させ、マグネット510
の1極の端面がボイスコイル508中央部に位置するよ
うに配置してケース512内に収納して構成されてい
る。ボイスコイル508に低周波信号もしくは高周波信
号を印加することによって、スプリング体511をマグ
ネット510の極方向に振動させるものである。
【0004】文献Aでは、ダイアフラム506とスプリ
ング体511は、ボイスコイル508とマグネット51
0との磁気結合を通して相対運動すように構成されてい
るので、ボイスコイル508に低周波信号もしくは高周
波信号を印加すると、ダイアフラム506とスプリング
体511には連成振動が生じる。その結果、音声・音楽
等の再生時に歪みが発生してその品質が劣化する問題が
あった。また、音声・音楽等の再生と低周波振動を同時
に駆動することは、ボイスコイル508とマグネット5
10との磁気結合に低周波振動が重畳してしまうので、
一層音声・音楽等の再生時に大きな歪みを生じ、事実上
不可能であった。
【0005】図7において、従来例の多機能型音響装置
は、いわゆる外磁型(永久磁石がボイスコイルの外側に
配設された構造)である。コルゲーションの有る外周辺
部603aを有し,中心部がドーム状に成形された合成
樹脂からなるスピーカ振動板603の中心部に同心円筒
状のボイスコイル604が固定されている。スピーカ振
動板603の外周辺部603aは、フレーム609に接
着剤等で固定されている。上面が半球面状で円柱状のト
ップヨーク601の外周部601aと外周部ヨーク60
6の内周部606aはボイスコイル604と磁気的に係
合する空隙611を構成する。中空円盤状で厚み方向に
単磁極に着磁された永久磁石602は、トップヨーク6
01、下ヨーク605、外周部ヨーク606とで磁気回
路を形成すると同時に平行ばね607、608で下ヨー
ク605、外周部ヨーク606の外周部がフレーム60
9に固定支持されてスピーカ振動板603の振動方向に
振動できる永久磁石体610を構成している。
【0006】スピーカ振動板603に這うように引き出
されたボイスコイル604のリード線の入力端子612
a、612bに交流電圧が印加されると、ボイスコイル
604に電流が流れてスピーカ振動板603はY方向に
振動して音圧を発生する。このとき、標準的な20mm
φ×5mm程度の大きさの音響装置では、永久磁石体6
10の共振周波数は概ね110〜150Hzに、スピー
カ振動板603の1次共振周波数は概ね700〜900
Hz、2次共振周波数は5kHz前後に設定されている
場合が多い。音声や音楽の再生は700〜5kHzの帯
域で行われるが、スピーカ振動板603と永久磁石体6
10は、ボイスコイル604と永久磁石体610との磁
気結合を通して相対運動するように構成されているの
で、ボイスコイル604に低周波信号もしくは高周波信
号を印加すると、スピーカ振動板603と永久磁石体6
10には連成振動が生じる。その結果、音声・音楽等の
再生時に歪みが発生してその品質が劣化する問題があっ
た。また、音声・音楽等の再生と低周波振動を同時に駆
動することは、ボイスコイル604と永久磁石610と
の磁気結合に低周波振動が重畳してしまうので、一層音
声・音楽等の再生時に大きな歪みを生じ、事実上不可能
であった。
【0007】図8に示す文献Bは、いわゆる外磁型(永
久磁石がボイスコイルの外側に配設された構造)であ
る。図7と符号を共通に用いて説明すれば、コルゲーシ
ョンの有る外周辺部603aを有し,中心部がドーム状
に成形された合成樹脂からなるスピーカ振動板603の
中心部に同心円筒状のボイスコイル604が固定されて
いる。スピーカ振動板603の外周辺部603aは、フ
レーム609に接着剤等で固定されている。上面が半球
面状で円柱状のトップヨーク601の外周部601aと
外周部ヨーク606の内周部606aはボイスコイル6
04と磁気的に係合する第1の空隙701を構成する。
中空円盤状の永久磁石702は、トップヨーク601、
下ヨーク703の外周部703a、外周部ヨーク606
の内周部606aとで第2の空隙705を有する磁気回
路を形成すると同時に、平行ばね707、708で下ヨ
ーク703、外周部ヨーク606の外周部606bがフ
レーム609に固定支持されてスピーカ振動板603の
振動方向に振動できる永久磁石体610を構成してい
る。第2の空隙705には、フレーム609に固定さ
れ、入力端子704a、704bを有する同心円筒状の
駆動コイル706が配設されている。第1の空隙701
にあるボイスコイル604と永久磁石体610は、相対
的な運動ができるようになっているが、第2の空隙70
5にある駆動コイル706と永久磁石体610の関係
は、相対運動ではなく永久磁石体610のみがスピーカ
振動板603と同一の軸方向に運動できる。
【0008】スピーカ振動板603に這うように引き出
されたボイスコイル604のリード線の入力端子612
a、612bに交流電圧が印加されると、ボイスコイル
604に電流が流れてスピーカ振動板603はY方向に
振動して音圧を発生する。このとき、標準的な20mm
φ×5mm程度の大きさの音響装置では、永久磁石体6
10の共振周波数は概ね110〜150Hzに、スピー
カ振動板603の1次共振周波数は概ね700〜900
Hz、2次共振周波数は5kHzに設定されている場合
が多い。音声や音楽の再生は700〜5kHzの帯域で
行われるが、スピーカ振動板603と永久磁石体610
は、ボイスコイル604と永久磁石体610との磁気結
合を通して相対運動するように構成されているので、ボ
イスコイル604に低周波信号もしくは高周波信号を印
加すると、スピーカ振動板603と永久磁石体610に
は連成振動が生じる。入力端子612a、612bに音
声・音楽等の高周波信号が印加されるときは、スピーカ
振動板603のみが励振され、音声・音楽等の再生には
スピーカ振動板603と永久磁石体610との間には連
成振動は生じていないので歪みは発生しない。また、入
力端子704a、704bに100〜150Hzの低周
波信号を印加するときは、永久磁石体610のみが励振
され、スピーカ振動板603は何等作動しない。この点
では、文献Bは文献A、従来例の図7より優れている
が、入力端子612a、612bに高周波信号を、入力
端子704a、704bに低周波信号を同時に印加する
場合は、永久磁石体610は低周波で振動しているため
第1の空隙701にあるボイスコイル604は相対運動
することになり、スピーカ振動板603と永久磁石体6
10には連成振動が生じ音声・音楽等の再生には歪みが
発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述の説明から明らか
なように、いずれの従来例でも低周波信号と高周波信号
を同時に励振させる場合、連成が生じて音声・音楽等の
品質が劣化するのを防止することが事実上不可能であっ
た。これは、低周波振動と高周波振動がいずれもスピー
カ振動板と同一方向に振動するように構成されているか
らである。また最近の傾向として、多機能音響装置は小
型化、薄型化が厳しく要求されると共に、入力が0.2
[W]から0.5[W]〜1[W]を要求されて来ており、
多機能音響装置の発熱が問題となっているが、前述の従
来例では全く言及されていない。そして更に、多機能音
響装置にはコスト/パフォーマンスを改善するためによ
り一層の簡単な構成が求められている。本発明の目的
は、かかる欠点をも除去して簡単な構成で多機能音響装
置の放熱の構造を提案することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、叙上の
欠点を除去して簡単な構成で多機能型音響装置を実現す
ることにあり、特に低周波振動を回転子で構成した永久
磁石体の回転運動で実現することに特徴がある。課題を
解決するためになされた本発明の多機能型音響装置の請
求項1は、前記ボイスコイルと磁気的に係合するように
設けられた永久磁石により導かれた回転子上の円筒状空
隙を構成するヨークの上下面または側面に放熱通路を設
け、該円筒状空隙の内周部に配設された回転子永久磁石
を複数個のスパイダを有する固定子とモータ空隙を介し
て対向配設して固着した回転子軸を軸受で支承し、フレ
ームの中心に設けられた回転子軸受けに対して回転に伴
って生じる遠心力によって振動加震力が大きく発生する
ように回転自在に配設したことを特徴とするものであ
る。
【0011】また、課題を解決するためになされた本発
明の多機能型音響装置の請求項2は、スピーカ振動板に
固着された同心円筒状のボイスコイルと前記ボイスコイ
ルと磁気的に係合する磁気回路からなる音響装置におい
て、中心に回転子軸を支承する軸受けを設けたフレーム
の中心部に複数個のスパイダを有する固定子を設け、少
なくとも1個以上の永久磁石からなる磁気回路で、前記
ボイスコイルと磁気的に係合する同心円筒状の空隙を構
成するヨークの上下面または側面に放熱通路を設け、該
空隙の内側に同心円筒状に前記固定子と磁気的に係合し
て外周側面が多極に着磁された永久磁石と前記円筒状の
空隙の外縁部に円盤状の回転子永久磁石からなる回転子
を構成し、該回転子上に回転によって生じる遠心力によ
って振動加震力が大きく発生するように錘を偏心させて
片錘となるように配設したことを特徴とするものであ
る。
【0012】また、課題を解決するためになされた本発
明の多機能型音響装置の請求項3の回転子は、前記回転
子軸と機械的に係合した回転子ヨークの外縁部の平坦部
に設けた中空円盤状で厚み方向に単磁極に着磁された永
久磁石の上に装着された、内周部が前記ボイスコイルと
係合して複数個の突起部を有する空隙の外周部を構成す
る磁性材料からなる円盤状の上ヨークを、磁性材料から
なり複数個の上面フアンを有する回転子ヨークの側面部
に対向して固着して円筒状空隙を構成し、前記回転子ヨ
ークの側面内周部に、円筒状の内周側面が多極に着磁さ
れた回転子永久磁石を設けてモータ空隙を介して固定子
外周部と対向させて構成したことを特徴とするものであ
る。
【0013】また、課題を解決するためになされた本発
明の多機能型音響装置の請求項4の回転子は、複数個の
放熱孔を有する前記回転子ヨーク側面部を、前記厚み方
向に単磁極に着磁された円盤状永久磁石と、前記外周側
面が多極に着磁された回転子永久磁石との共通のヨーク
となるように配設したことを特徴とするものである。
【0014】また、課題を解決するためになされた本発
明の多機能型音響装置の請求項5の回転子は、前記中空
円盤状で厚み方向に単磁極に着磁された永久磁石または
外周側面が多極に着磁された前記中空円筒状の回転子永
久磁石のいずれかを、回転によって生じる遠心力によっ
て振動加震力が大きく発生するように片錘となるように
前記回転子軸に対して偏心させて配設したことを特徴と
するものである。
【0015】また、課題を解決するためになされた本発
明の多機能型音響装置の請求項6の回転子は、回転によ
って生じる遠心力によって振動加震力が大きく発生する
ように、前記中空円盤状の永久磁石の外周部に望ましく
は比重の大きい錘を片錘りになるように前記回転子軸に
対して偏心して配設したことを特徴とするものである。
【0016】また、課題を解決するためになされた本発
明の多機能型音響装置の請求項7の回転子の極対数は、
少なくとも1以上とすることを特徴とするものである。
【0017】また、課題を解決するためになされた本発
明の多機能型音響装置の請求項8の固定子は、複数個の
スロットを形成する複数個のスパイダを有し、前記スロ
ットに巻線を施し複数相に接続したことを特徴とするも
のである。
【0018】また、課題を解決するためになされた本発
明の多機能型音響装置の請求項9の固定子のモータ空隙
を形成するスパイダは、少なくとも1個以上の非対称形
状とし、単相としたことを特徴とするものである。
【0019】また、課題を解決するためになされた本発
明の多機能型音響装置の請求項10の回転子の駆動回路
は、100Hz以上の励振信号を受けてバイポーラ駆動
回路で駆動することを特徴とするものである。
【0020】また、課題を解決するためになされた本発
明の多機能型音響装置の請求項11の回転子の駆動回路
は、励振周波数を連続的または断続的に増加して100
Hz以上の励振信号で駆動することを特徴とするもので
ある。
【0021】また、課題を解決するためになされた本発
明の多機能型音響装置の請求項12の回転子の駆動回路
は、前記スピーカ振動板の広帯域信号による励振と、1
00Hz以上の励振信号を受けてバイポーラ駆動回路で
前記回転子を同時駆動することを特徴とするものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1は、本発明の多機能型音
響装置の実施例の主要部断面図である。図2は、図1の
XX線断面図である。図3は、本発明の多機能型音響装
置の回転子の展開斜視図である。図4は、本発明の多機
能型音響装置の固定子の詳細図である。
【0023】図1、図2、図3及び図4において、本発
明の多機能型音響装置は、発音体100、回転子200
及び固定子300とで構成される。樹脂等で形成された
カップ状フレーム111の中央部に配設された、潤滑剤
を浸した含浸材307を挟んで回転子軸106を支承す
る一対のオイルレスメタル等による軸受305、306
保持する軸受ボス304に支持された発音体100は、
合成樹脂から形成された中央部にドーム101aを有す
るピーカ振動板101に後述するスピーカ空隙103内
で作動できる同心円筒状のボイスコイル102が固着さ
れ、スピーカ振動板外周部101bはフレーム111に
接着剤等で固定されて構成される。スピーカ振動板10
1の上面には複数個の放音孔を有する音響カバー110
の外周がフレーム111の外端に固定されている。回転
子軸106と機械的に係合してワッシャ107を介して
回転自在の回転子200は、カップ状で外縁部に平坦部
を有する回転子ヨーク202の回転子ヨーク平坦部20
2cに、厚み方向の上下面に単磁極が着磁された円盤状
のスピーカ磁石105の上に装着された円盤状の上ヨー
ク108の内周部が、前記ボイスコイル102と係合す
るスピーカ空隙103の内周部を構成する磁性材料から
なる回転子ヨーク202の外周側面と対向して配設され
て円筒状空隙103を構成し、回転子ヨーク202の回
転子ヨーク内周部202bには内周側面が多極に着磁さ
れた円筒状永久磁石201が円筒状のモータ空隙203
を介して固定子300と対向して配設されて構成され
る。
【0024】回転子200に搭載されている永久磁石は
スピーカ磁石105と回転子永久磁石201であり、磁
気回路は2回路存在し、その一つはスピーカ磁石10
5、上ヨーク108の内周部108a、スピーカ空隙1
03、回転子ヨーク202の回転子ヨーク外周部202
aとで構成される。もう一つの磁気回路は、回転子永久
磁石201の内周部側面に多極着磁された磁極が作る磁
束が、回転子ヨーク202と後述する固定子磁極との間
のモータ空隙203を介して形成される。回転子ヨーク
上面202dには、後述する固定子300の放熱のため
に、複数個の半月状の上面フアン205a、205b、
205c、205d、205e、205f、205g、
205hが放射状に設けられ、軸方向下面に向かって若
干折り曲げられている。また、ボイスコイル102の下
面と対向する位置の回転子ヨーク202には、ボイスコ
イル102の複数個の放熱孔206a、206b、20
6c、206d、206e、206f、206g、20
6hが配設されている。そして、ボイスコイル102と
係わるスピーカ空隙103を形成する上ヨーク108の
上ヨーク内周部108aには、ボイスコイル102の放
熱のために、複数個の側面凸部113a、113b、1
13c、113d、113e、113f、113g、1
13hが設けられて全体としての放熱路が形成されてい
る。
【0025】回転子永久磁石201の材質はボンドフエ
ライト、ボンドNdFeB等要求仕様に従って選択されてよ
い。また、極数は実施例では8極であるが、2以上でよ
く、その磁極幅は設計上適宜な値でよい。回転子200
が回転時に発生する遠心力による振動加震力を大きくす
るために、スピーカ磁石105の外周上面に半円状に比
重の大きい材料、例えばタングステン微粉末を充填した
樹脂で形成された錘204を固着する。また、スピーカ
磁石105、回転子永久磁石201を若干偏心させて固
定してもよい。
【0026】モータ空隙203を介して回転子200と
対向する固定子300は、板厚0.1〜0.3mmの磁
性材料を積層して形成されたスパイダ301と固定子巻
線302とで構成される。スパイダ301のスパイダ内
周部303は軸受ボス304に固定され、同一のスロッ
ト数を有する複数個のスパイダ脚301a、301b、
301c、301d、301e、301f、301g及
び301hを有する。本実施例では、回転子200の極
数が8であり、単相として良いのでスパイダ数も8個で
ある。2相とする場合は、スパイダ数は16個必要であ
る。固定子巻線302は、スパイダ脚301a、301
b、301c、301d、301e、301f、301
g及び301hの各スロットに巻線されてスロット巻線
302a、302b、302c、302d、302e、
302f、302g及び302hを形成し、極性を考慮
した固定子300のスパイダ脚(301a、301c、
301e、301g)、(301b、301d、301
f、301h)は互いに異磁極性に付勢され、直列また
は並列に接続されて固定子入力端子308a、308b
に接続される。回転子200の自己起動性を良くするた
めには、固定子300のモータ空隙203を回転子永久
磁石201と対向して形成するスパイダ301のスパイ
ダ脚301a、301b、301c、301d、301
e、301f、301g及び301hは、少なくとも1
個以上の非対称形状、例えばスパイダ脚301eの半径
方向の長さLを長くして振動が起こりやすくして結果と
していずれかの方向に回転できる自己起動性を良くする
ことができる。(本発明では、回転子200が回転して
遠心力による振動が生じればよいのであって回転方向は
不定で差支えない。)
【0027】本発明の実施例では、スピーカ磁石105
の起磁力は、スピーカ空隙103に供給され、適宜設計
することによって必要な磁束密度が供給される。特に、
最近のようにエネルギー積が360〜400[J/m
3 ](45〜50[MGOe])のNdFeB系の焼結磁石
では、0.4〜0.6[T](4〜6[kG])の磁束
密度を供給できる。
【0028】また、本発明の実施例では、回転子永久磁
石201の起磁力は、モータ空隙203に供給され、適
宜設計することによって必要な磁束密度が供給される。
例えば、ボンドフエライト磁石またはボンドNdFeB系磁
石等が要求仕様によって選択される。
【0029】本発明の実施例の回転子200と固定子3
00は、説明から明らかなように永久磁石多極回転子を
有する同期モータを構成しており、ステッピングモータ
としても用いることができる。
【0030】図5において、バイポーラ駆動回路を示す
回転子駆動回路400は、一対のNPNトランジスタ4
01、403、PNPトランジスタ402、404を襷
がけにして構成される。トランジスタ401とトランジ
スタ402のエミッタと、トランジスタ403とトラン
ジスタ404のエミッタ間には固定子巻線302が接続
され、トランジスタ401とトランジスタ402のベー
スと、トランジスタ403とトランジスタ404のベー
ス間はインバータ407を介して接続されて入力接続点
409を形成し、入力端子408を構成する。トランジ
スタ401とトランジスタ403のコレクタには電源電
圧405が、トランジスタ402とトランジスタ404
のコレクタにはグランド406が接続される。入力端子
408には、100〜300Hzの低周波の励振信号4
10が印加される。作動については後述する。
【0031】次に、本発明の多機能型音響装置の作動を
説明する。先ず、ボイスコイル入力端子112a、11
2bに広い帯域のいわゆる高周波信号が単独で印加され
た場合は、スピーカ空隙103にあるボイスコイル10
2にはY方向に力が働き、発音体100のスピーカ振動
板101はY方向に振動して音圧を発生し、音響カバー
110の放音孔を通して音波を放出する。
【0032】フレーム111の底部に設けられた端子孔
109を経由する固定子入力端子308a、308bに
約100Hz以上の低周波信号が印加されると、固定子
巻線302には交流電流が流れる。この結果、固定子3
00のスパイダ脚(301a、301c、301e、3
01g)、(301b、301d、301f、301
h)は互いに異磁極性に付勢され、回転子200は少な
くとも1個以上の非対称形状、例えばスパイダ脚301
eの半径方向の長さLを長くして振動が起こりやすくし
た結果としていずれかの方向に回転する。回転子200
の極対数をP、駆動周波数をfとするとき、回転子20
0の回転数Nは、
【0033】
【数1】 N=60f/P [rpm]………… (1)
【0034】このとき、回転子200の錘204の質量
をM、回転子軸106の中心から錘204の重心までの
距離をR、回転子軸106の半径をr、回転子軸106
と回転子200の軸受305、306との摩擦係数を
μ、回転子200の回転数をω[rad/sec]とすると、負
荷トルクTLは、以下の式で表される。
【0035】
【数2】 TL=μrRω2 M [N・m]………… (2) 回転子200は、(2)式による負荷トルクTLの負荷
を負担すればよいので大きなモータ出力は要求されな
い。従って、電力消費は僅少で済むことが期待できる。
【0036】また、必要な駆動周波数に脱調せずに回転
子200を追随させるためには、起動の最初は最も低い
低周波信号、例えば50Hzからスタートして連続的に
または断続的に必要な駆動周波数例えば300Hz〜6
00Hzに増加させて回転子200の直径方向への振動
加震力を与えることができる。
【0037】本発明の実施例の多機能型音響装置のボイ
スコイル102の入力端子112a、112bに広い帯
域のいわゆる高周波信号が印加され、固定子巻線302
の入力端子308a、308bに約100Hz以上の低
周波信号が、同時に印加された場合は、回転子200が
同期速度で回転していてもスピーカ空隙103の磁束密
度は殆ど変化しないので発音体100が発生する音圧は
回転子200が回転していないときと殆ど変わらず音質
が劣化することはない。このとき、ボイスコイル102
と固定子300の固定子巻線302は、要求仕様によっ
ては入力電力が0.2[W]を越えて0.5[W]以上に達す
ることがあり、発熱して温度上昇が無視できなくなる。
また、回転子200は、6,000〜8,000rpmで
回転していて上ヨーク108の上ヨーク内周部108a
に形成された側面凸部113a、113b、113c、
113d、113e、113f、113g、113hに
よってボイスコイル102は空冷されて、放熱孔206
a、206b、206c、206d、206e、206
f、206g、206hによってフレーム111の図示
されていない複数個の放音孔を通して廃熱される。同様
に、固定子300の固定子巻線302の発熱は、回転子
ヨーク202の回転子ヨーク上面202dに形成された
上面フアン205a、205b、205c、205d、
205e、205f、205g、205hによって空冷
されてフレーム111の図示されていない複数個の放音
孔を通して廃熱される。この場合、放熱路と放音路は多
機能音響装置の内部体積に関してバランスのとれた設計
でなければならない。
【0038】本発明の多機能型音響装置の実施例では、
回転子200と固定子300とで構成されるモータを同
期モータとしてきたが、他のブラシ付き直流モータやブ
ラシレスモータでもよいことは明らかである。また、簡
単のために、回転子永久磁石201の極対数PをP=4
とし、単相モータとして説明してきたがこれに限定する
必要はなく、P≧1、2相、3相モータで差支えない。
また、本発明の多機能型音響装置の実施例では、固定子
300を回転子軸106の周囲に配設しているが、回転
子200を内周部に、固定子300をフレーム111の
外周部に配置する同期モータとすることも可能である。
【0039】また、本発明の多機能型音響装置の実施例
では、偏心錘の外に回転子上の永久磁石をやや偏心して
配設して振動加震力を増強してもよいことは明らかであ
る。
【0040】
【発明の効果】また、更に本発明の多機能型音響装置に
よれば、簡単な構成で放熱性が優れ、入力定格の大きい
発音体を容易に実現することができる。
【0041】また、更に本発明の多機能型音響装置によ
れば、簡単な構成で発音体の広帯域信号を忠実に再生す
ることができる。
【0042】また、更に本発明の多機能型音響装置によ
れば、簡単な構成で低域信号による体感加震力の大きい
低周波振動を確実に得ることができる。
【0043】また、更に本発明の多機能型音響装置によ
れば、高周波信号と低周波信号を同時駆動がすることが
できて音質の劣化のないコスト/パフォーマンスの優れ
た発音体を実現することができる。
【0044】更にまた、従来例では振幅の大きい低周波
振動がスピーカ振動板の振動と同一方向であるため装置
の厚みがある程度必要であったが、本発明の多機能型音
響装置によれば、低周波振動が回転方向に発生するので
多機能型音響装置の厚みを薄くすることができて、広い
範囲に渡って体感加震力が大きく、携帯機器の小形化、
薄形化に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多機能型音響装置の実施例の主要部断
面図である。
【図2】図1のXX線の断面図である。
【図3】本発明の多機能型音響装置の回転子の展開斜視
図である。
【図4】本発明の多機能型音響装置の固定子の詳細図で
ある。
【図5】本発明の多機能型音響装置の駆動回路の構成図
である。
【図6】特開平5−85192号に記載された電磁誘導
型変換器の説明図に相当する従来例の断面図である。
【図7】多機能型装置の従来例の半断面図である。
【図8】本願出願人による既出願文献・特願2000−
121852号に記載された説明図に相当する断面図で
ある。
【符号の説明】
100 発音体 101 スピーカ振動板 101a ドーム 101b スピーカ振動板外周部 102 ボイスコイル 103 スピーカ空隙 105 スピーカ磁石 106 回転子軸 107 ワッシャ 108 上ヨーク 108a 上ヨーク内周部 109 端子孔 110 音響カバー 111 フレーム 112a ボイスコイル入力端子 112b ボイスコイル入力端子 113a、113b、113c、113d、113e、
113f、113g、113h 側面凸部 200 回転子 201 回転子永久磁石 202 回転子ヨーク 202a 回転子ヨーク外周部 202b 回転子ヨーク内周部 202c 回転子ヨーク平坦部 202d 回転子ヨーク上面 203 モータ空隙 204 錘 205a、205b、205c、205d、205e、
205f、205g、205h 上面フアン 206a、206b、206c、206d、206e、
206f、206g、206h 放熱孔 300 固定子 301 スパイダ 301a、301b、301c、301d、301e、
301f、301g、301h スパイダ脚 302 固定子巻線 302a、302b、302c、302d、302e、
302f、302g、302h スロット巻線 303 スパイダ内周部 304 軸受ボス 305、306 軸受 307 含浸材 308a 固定子入力端子 308b 固定子入力端子 400 回転子駆動回路 401、402、403、404 トランジスタ 405 電源電圧 406 グランド 407 インバータ 408 入力端子 409 入力接続点 410 励振信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 1/32 H02K 1/32 Z 5H609 5/167 5/167 A 5H621 9/06 9/06 Z 5H622 21/22 21/22 M H04R 1/00 310 H04R 1/00 310G 9/10 9/10 Fターム(参考) 5D012 BA06 BB02 CA03 GA04 5D017 AA11 5D107 AA05 BB08 CC08 CC09 DD09 DD11 5H002 AB09 AD03 AD04 AE07 5H605 BB05 BB19 CC01 CC02 CC04 CC05 EB06 EB13 EB21 5H609 BB12 PP01 PP02 PP05 PP06 PP07 PP08 PP09 PP10 PP11 PP17 QQ02 RR06 RR27 RR36 RR39 5H621 BB07 BB08 GA01 GB14 HH01 JK11 JK13 JK17 JK19 5H622 CA01 CA05 CA12 CA14 DD04 PP05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカ振動板に固着された同心円筒状
    のボイスコイルと前記ボイスコイルと磁気的に係合する
    磁気回路からなる音響装置において、 前記ボイスコイルと磁気的に係合するように設けられた
    永久磁石により導かれた回転子上の円筒状空隙を構成す
    るヨークの上下面または側面に放熱通路を設け、該円筒
    状空隙の内周部に配設された回転子永久磁石を複数個の
    スパイダを有する固定子とモータ空隙を介して対向配設
    して固着した回転子軸を軸受で支承し、フレームの中心
    に設けられた回転子軸受けに対して回転に伴って生じる
    遠心力によって振動加震力が大きく発生するように回転
    自在に配設したことを特徴とする多機能型音響装置。
  2. 【請求項2】 スピーカ振動板に固着された同心円筒状
    のボイスコイルと前記ボイスコイルと磁気的に係合する
    磁気回路からなる音響装置において、 中心に回転子軸を支承する軸受けを設けたフレームの中
    心部に複数個のスパイダを有する固定子を設け、少なく
    とも1個以上の永久磁石からなる磁気回路で、前記ボイ
    スコイルと磁気的に係合する同心円筒状の空隙を構成す
    るヨークの上下面または側面に放熱通路を設け、該空隙
    の内側に同心円筒状に前記固定子と磁気的に係合して外
    周側面が多極に着磁された永久磁石と前記円筒状の空隙
    の外縁部に円盤状の回転子永久磁石からなる回転子を構
    成し、該回転子上に回転によって生じる遠心力によって
    振動加震力が大きく発生するように錘を偏心させて片錘
    となるように配設したことを特徴とする請求項1に記載
    の多機能型音響装置。
  3. 【請求項3】 前記多機能型音響装置の回転子は、前記
    回転子軸と機械的に係合した回転子ヨークの外縁部の平
    坦部に設けた中空円盤状で厚み方向に単磁極に着磁され
    た永久磁石の上に装着された、内周部が前記ボイスコイ
    ルと係合して複数個の突起部を有する空隙の外周部を構
    成する磁性材料からなる円盤状の上ヨークを、磁性材料
    からなり複数個の上面フアンを有する回転子ヨークの側
    面部に対向して固着して円筒状空隙を構成し、前記回転
    子ヨークの側面内周部に、円筒状の内周側面が多極に着
    磁された回転子永久磁石を設けてモータ空隙を介して固
    定子外周部と対向させて構成したことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の多機能型音響装置。
  4. 【請求項4】 前記多機能型音響装置の回転子は、複数
    個の放熱孔を有する前記回転子ヨーク側面部を、前記厚
    み方向に単磁極に着磁された円盤状永久磁石と、前記外
    周側面が多極に着磁された回転子永久磁石との共通のヨ
    ークとなるように配設したことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載の多機能型音響装置。
  5. 【請求項5】 前記多機能型音響装置の回転子は、前記
    中空円盤状で厚み方向に単磁極に着磁された永久磁石ま
    たは外周側面が多極に着磁された前記中空円筒状の回転
    子永久磁石のいずれかを、回転によって生じる遠心力に
    よって振動加震力が大きく発生するように片錘となるよ
    うに前記回転子軸に対して偏心させて配設したことを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の多機
    能型音響装置。
  6. 【請求項6】 前記多機能型音響装置の回転子は、回転
    によって生じる遠心力によって振動加震力が大きく発生
    するように、前記中空円盤状の永久磁石の外周部に望ま
    しくは比重の大きい錘を片錘りになるように前記回転子
    軸に対して偏心して配設したことを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれかに記載の多機能型音響装置。
  7. 【請求項7】 前記多機能型音響装置の回転子の極対数
    は、少なくとも1以上とすることを特徴とする請求項1
    乃至請求項6のいずれかに記載の多機能型音響装置。
  8. 【請求項8】 前記多機能型音響装置の固定子は、複数
    個のスロットを形成する複数個のスパイダを有し、前記
    スロットに巻線を施し複数相に接続したことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の多機能型音
    響装置。
  9. 【請求項9】 前記多機能型音響装置の固定子のモータ
    空隙を形成するスパイダは、少なくとも1個以上の非対
    称形状とし、単相としたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項8のいずれかに記載の多機能型音響装置。
  10. 【請求項10】 前記多機能型音響装置の回転子の駆動
    回路は、100Hz以上の励振信号を受けてバイポーラ
    駆動回路で駆動することを特徴とする請求項1乃至請求
    項9のいずれかに記載の多機能型音響装置。
  11. 【請求項11】 前記多機能型音響装置の回転子の駆動
    回路は、励振周波数を連続的または断続的に増加して1
    00Hz以上の励振信号で駆動することを特徴とする請
    求項1乃至請求項10のいずれかに記載の多機能型音響
    装置。
  12. 【請求項12】 前記多機能型音響装置の駆動回路は、
    前記スピーカ振動板の広帯域信号による励振と、100
    Hz以上の励振信号を受けてバイポーラ駆動回路で前記
    回転子を同時駆動することを特徴とする請求項1乃至請
    求項11のいずれかに記載の多機能型音響装置。
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