JP2002218099A - 通信システム - Google Patents
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- Telephonic Communication Services (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ファクシミリ装置などの本体通信装置と、該
通信装置に接続される通信回線接続装置(NIC)にお
いて、両者が共に省エネルギー機能を有効に利用するこ
とのできる通信システムを提供する。 【解決手段】 省エネルギー方式として、主制御部によ
る判断および要求に基づいて、装置内の前記主制御部を
含む各主要部への主電力を遮断し、待機電力へ移行し、
待機電力によって各主要部の動作状態を監視し、動作状
態が所定の条件を満たしたときは、主電力の供給を再開
し通常状態へ復帰させる本体省エネモードの他に、所定
の条件により通信装置から通信回線接続装置への電力供
給を停止させる完全省エネモードと、電力供給は停止さ
せずに、通信回線接続装置の備えるスリープ機能を利用
して省エネルギー化を実現するスリープ省エネモードと
の2種の省エネルギーモードを用意し、場合に応じて選
択的に使用する。
通信装置に接続される通信回線接続装置(NIC)にお
いて、両者が共に省エネルギー機能を有効に利用するこ
とのできる通信システムを提供する。 【解決手段】 省エネルギー方式として、主制御部によ
る判断および要求に基づいて、装置内の前記主制御部を
含む各主要部への主電力を遮断し、待機電力へ移行し、
待機電力によって各主要部の動作状態を監視し、動作状
態が所定の条件を満たしたときは、主電力の供給を再開
し通常状態へ復帰させる本体省エネモードの他に、所定
の条件により通信装置から通信回線接続装置への電力供
給を停止させる完全省エネモードと、電力供給は停止さ
せずに、通信回線接続装置の備えるスリープ機能を利用
して省エネルギー化を実現するスリープ省エネモードと
の2種の省エネルギーモードを用意し、場合に応じて選
択的に使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、省エネルギー機能
を備えたファクシミリ装置などの通信装置と、その通信
装置に接続されるNIC(ネットワークインターフェー
スカード、通信回線接続装置)とを有する通信システム
に関する。
を備えたファクシミリ装置などの通信装置と、その通信
装置に接続されるNIC(ネットワークインターフェー
スカード、通信回線接続装置)とを有する通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、種々の状態に応じて装
置内の各部への電力供給を制御して消費電力を低減し省
エネルギー化を実現する省エネルギー機能を備えたファ
クシミリ装置がある。例えば、特開平8−214096
号公報「省エネルギー機能付きファクシミリ装置」は、
ファクシミリ装置全体を監視し通常状態の制御を行う主
制御部に加え、省エネルギー状態の制御を行う省エネ制
御部を備えることにより、省エネルギー機能を実現す
る。また、二つの制御部が互いに同期をとって制御を分
担することにより、キーの押下、原稿セット、リンギン
グ信号、フックオフ信号などの種々の信号の検出に応じ
て電源の供給を制御することができる。
置内の各部への電力供給を制御して消費電力を低減し省
エネルギー化を実現する省エネルギー機能を備えたファ
クシミリ装置がある。例えば、特開平8−214096
号公報「省エネルギー機能付きファクシミリ装置」は、
ファクシミリ装置全体を監視し通常状態の制御を行う主
制御部に加え、省エネルギー状態の制御を行う省エネ制
御部を備えることにより、省エネルギー機能を実現す
る。また、二つの制御部が互いに同期をとって制御を分
担することにより、キーの押下、原稿セット、リンギン
グ信号、フックオフ信号などの種々の信号の検出に応じ
て電源の供給を制御することができる。
【0003】また、ファクシミリ装置は、通常のファク
シミリデータ通信を行うための公衆回線網への接続以外
に、LAN(ローカルエリアネットワーク)などのネッ
トワークに接続することにより、LAN上のメールサー
バを介して電子メール通信を利用したデータ通信を行う
ことができる(電子メール形式で受信してデータをファ
クシミリ形式に変換して印刷する/原稿データを電子メ
ール形式に変換して送信するなど)。
シミリデータ通信を行うための公衆回線網への接続以外
に、LAN(ローカルエリアネットワーク)などのネッ
トワークに接続することにより、LAN上のメールサー
バを介して電子メール通信を利用したデータ通信を行う
ことができる(電子メール形式で受信してデータをファ
クシミリ形式に変換して印刷する/原稿データを電子メ
ール形式に変換して送信するなど)。
【0004】ファクシミリ装置にLANなどのネットワ
ークとの通信機能を持たせる場合、そのネットワーク規
格に対応した通信回線接続装置(NIC:ネットワーク
インターフェースカード、以下、通信回線接続装置全般
を総称してNICと表記)が必要となる。NICは、回
線からの着呼に応答する必要性から、常時、電源を供給
される必要がある。
ークとの通信機能を持たせる場合、そのネットワーク規
格に対応した通信回線接続装置(NIC:ネットワーク
インターフェースカード、以下、通信回線接続装置全般
を総称してNICと表記)が必要となる。NICは、回
線からの着呼に応答する必要性から、常時、電源を供給
される必要がある。
【0005】この場合、ファクシミリ装置本体が前述の
ような省エネルギー機能を備えている場合でも、NIC
を接続したことによって、NICに対して常時電源を供
給する必要があるので、システム全体としての省エネル
ギー化を図りたい場合にはネックとなる。
ような省エネルギー機能を備えている場合でも、NIC
を接続したことによって、NICに対して常時電源を供
給する必要があるので、システム全体としての省エネル
ギー化を図りたい場合にはネックとなる。
【0006】省エネルギー機能およびLANなどのネッ
トワークとの通信機能を実現するファクシミリ装置に関
する従来技術として、例えば、特開2000ー1354
3号公報「通信システム」がある。これは、本体ファク
シミリ装置と、本体装置に接続される通信回線接続装置
(LAN・I/Fボード)とから成る通信システムであ
るが、本体ファクシミリ装置は、所定の条件に応じて本
体装置の省エネルギー制御を行う省エネルギー制御手段
を備え、また、通信回線接続装置は、本体装置を所定の
条件(主にはLANから着信があった場合)に応じて省
エネルギーモードから通常モードへ復帰させる復帰命令
を出力する制御手段を備えることにより、通信回線接続
装置を接続した場合でも省エネルギー機能を使用できる
通信システムを提供している。
トワークとの通信機能を実現するファクシミリ装置に関
する従来技術として、例えば、特開2000ー1354
3号公報「通信システム」がある。これは、本体ファク
シミリ装置と、本体装置に接続される通信回線接続装置
(LAN・I/Fボード)とから成る通信システムであ
るが、本体ファクシミリ装置は、所定の条件に応じて本
体装置の省エネルギー制御を行う省エネルギー制御手段
を備え、また、通信回線接続装置は、本体装置を所定の
条件(主にはLANから着信があった場合)に応じて省
エネルギーモードから通常モードへ復帰させる復帰命令
を出力する制御手段を備えることにより、通信回線接続
装置を接続した場合でも省エネルギー機能を使用できる
通信システムを提供している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
「通信システム」は、本体ファクシミリ装置のみが省エ
ネルギーモードへ移行可能であり、通信回線接続装置は
省エネルギーモードへ移行しない構成である。
「通信システム」は、本体ファクシミリ装置のみが省エ
ネルギーモードへ移行可能であり、通信回線接続装置は
省エネルギーモードへ移行しない構成である。
【0008】また、本体装置と通信回線接続装置の両者
が共に省エネルギー状態へ移行できる構成を備えた場合
において、共有メモリを介した、ソフトウェアによるハ
ンドシェーク方式では、省エネルギーモードへ移行する
際には相手装置に対し移行を通知する方式が考えられる
が、この方式では、相手装置が省エネルギーモード中で
ある場合、相手装置を復帰させる必要があるため、省エ
ネの効率が低下してしまう。
が共に省エネルギー状態へ移行できる構成を備えた場合
において、共有メモリを介した、ソフトウェアによるハ
ンドシェーク方式では、省エネルギーモードへ移行する
際には相手装置に対し移行を通知する方式が考えられる
が、この方式では、相手装置が省エネルギーモード中で
ある場合、相手装置を復帰させる必要があるため、省エ
ネの効率が低下してしまう。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、ファクシミリ装置などの本体通信装置と通
信回線接続装置の両者がともに省エネルギー機能を利用
できる適切な省エネルギー制御方式を有する通信システ
ムを提供することを第1の目的とする。
ものであり、ファクシミリ装置などの本体通信装置と通
信回線接続装置の両者がともに省エネルギー機能を利用
できる適切な省エネルギー制御方式を有する通信システ
ムを提供することを第1の目的とする。
【0010】具体的には、通信回線接続装置に関する省
エネルギー機能として、本体通信装置から通信回線接続
装置への電源供給を停止する省エネルギーモード(以
下、「完全省エネモード」と呼ぶ)と、通信回線接続装
置への電源供給は停止せずに通信回線接続装置上のデバ
イスの有するスリープ機能(低消費電力機能)を利用し
た省エネルギーモード(以下、「スリープ省エネモー
ド」と呼ぶ)との2種の省エネルギー方式を用意し、場
合に応じてこの2種の方式を選択して使用する通信シス
テムを提供することを第2の目的とする。
エネルギー機能として、本体通信装置から通信回線接続
装置への電源供給を停止する省エネルギーモード(以
下、「完全省エネモード」と呼ぶ)と、通信回線接続装
置への電源供給は停止せずに通信回線接続装置上のデバ
イスの有するスリープ機能(低消費電力機能)を利用し
た省エネルギーモード(以下、「スリープ省エネモー
ド」と呼ぶ)との2種の省エネルギー方式を用意し、場
合に応じてこの2種の方式を選択して使用する通信シス
テムを提供することを第2の目的とする。
【0011】また、本体通信装置と通信回線接続装置が
各々独立したタイミングで省エネルギーモードに移行
(および省エネルギーモードからの復帰)が可能な通信
システムを提供することを第3の目的とする。
各々独立したタイミングで省エネルギーモードに移行
(および省エネルギーモードからの復帰)が可能な通信
システムを提供することを第3の目的とする。
【0012】また、より簡単な構成で、通信回線接続装
置の「完全省エネモード」を実現する通信システムを提
供することを第4の目的とする。
置の「完全省エネモード」を実現する通信システムを提
供することを第4の目的とする。
【0013】また、省エネルギー制御を司るサブCPU
をより簡単な構成にし、コストを軽減する通信システム
を提供することを第5の目的とする。
をより簡単な構成にし、コストを軽減する通信システム
を提供することを第5の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、省エネルギー方式とし
て、主制御部による判断および要求に基づいて、装置内
の主制御部を含む各主要部への主電力を遮断し、待機電
力へ移行し、待機電力によって各主要部の動作状態を監
視し、動作状態が所定の条件を満たしたときは、主電力
の供給を再開し通常状態へ復帰させる本体省エネモード
の制御を行う省エネルギー制御手段、を有する通信装置
と、通信装置と通信回線との間に接続され、通信装置よ
り電力の供給を受けて作動する通信回線接続装置とを有
し、省エネルギー方式として、所定の条件により省エネ
ルギー制御手段が通信装置から通信回線接続装置への電
力供給を停止する完全省エネモードと、電力供給は停止
せずに、通信回線接続装置の備えるスリープ機能を利用
して省エネルギー化を実現するスリープ省エネモードと
の2種の省エネルギーモードを場合に応じて選択的に使
用することを特徴としている。
めに、請求項1記載の発明は、省エネルギー方式とし
て、主制御部による判断および要求に基づいて、装置内
の主制御部を含む各主要部への主電力を遮断し、待機電
力へ移行し、待機電力によって各主要部の動作状態を監
視し、動作状態が所定の条件を満たしたときは、主電力
の供給を再開し通常状態へ復帰させる本体省エネモード
の制御を行う省エネルギー制御手段、を有する通信装置
と、通信装置と通信回線との間に接続され、通信装置よ
り電力の供給を受けて作動する通信回線接続装置とを有
し、省エネルギー方式として、所定の条件により省エネ
ルギー制御手段が通信装置から通信回線接続装置への電
力供給を停止する完全省エネモードと、電力供給は停止
せずに、通信回線接続装置の備えるスリープ機能を利用
して省エネルギー化を実現するスリープ省エネモードと
の2種の省エネルギーモードを場合に応じて選択的に使
用することを特徴としている。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、通信回線接続装置は、通信装置および通信
回線接続装置のモードに関する情報を管理し共有するモ
ード情報管理手段を有し、スリープ省エネモードへ移行
する判断は自身で行い、スリープ省エネモードへ移行す
る際は、モード情報管理手段に対し、移行するモードを
示すモード情報をセットしてから移行し、復帰する際は
通信装置を復帰させることなく復帰し、通信装置とデー
タ通信を行う必要が発生した場合、モード情報管理手段
へアクセスしてモード情報を参照し、通信装置の現在の
モードを確認して、通信装置が本体省エネモードである
なら通信装置を通常状態へ復帰させてデータ通信を行
い、通信装置は、本体省エネモードへ移行する判断は自
身で行い、本体省エネモードへ移行する際は、モード情
報管理手段に対し、移行するモードを示すモード情報を
セットしてから移行し、復帰する際は通信回線接続装置
を復帰させることなく復帰し、通信回線接続装置とデー
タ通信を行う必要が発生した場合、モード情報管理手段
へアクセスしてモード情報を参照し、通信回線接続装置
の現在のモードを確認して、通信回線接続装置が省エネ
ルギーモードであるなら通信回線接続装置を通常状態へ
復帰させてデータ通信を行うことを特徴としている。
明において、通信回線接続装置は、通信装置および通信
回線接続装置のモードに関する情報を管理し共有するモ
ード情報管理手段を有し、スリープ省エネモードへ移行
する判断は自身で行い、スリープ省エネモードへ移行す
る際は、モード情報管理手段に対し、移行するモードを
示すモード情報をセットしてから移行し、復帰する際は
通信装置を復帰させることなく復帰し、通信装置とデー
タ通信を行う必要が発生した場合、モード情報管理手段
へアクセスしてモード情報を参照し、通信装置の現在の
モードを確認して、通信装置が本体省エネモードである
なら通信装置を通常状態へ復帰させてデータ通信を行
い、通信装置は、本体省エネモードへ移行する判断は自
身で行い、本体省エネモードへ移行する際は、モード情
報管理手段に対し、移行するモードを示すモード情報を
セットしてから移行し、復帰する際は通信回線接続装置
を復帰させることなく復帰し、通信回線接続装置とデー
タ通信を行う必要が発生した場合、モード情報管理手段
へアクセスしてモード情報を参照し、通信回線接続装置
の現在のモードを確認して、通信回線接続装置が省エネ
ルギーモードであるなら通信回線接続装置を通常状態へ
復帰させてデータ通信を行うことを特徴としている。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、通信回線接続装置は、完全省エネモードへ
移行する判断を行い、完全省エネモードに移行すると
き、通信装置の省エネルギー制御手段に対して、移行要
求を送信し、省エネルギー制御手段は、移行要求を受信
して通信回線接続装置への電力供給を停止して完全省エ
ネモードへ移行し、完全省エネモードからの復帰は省エ
ネルギー制御手段の判断によることを特徴としている。
明において、通信回線接続装置は、完全省エネモードへ
移行する判断を行い、完全省エネモードに移行すると
き、通信装置の省エネルギー制御手段に対して、移行要
求を送信し、省エネルギー制御手段は、移行要求を受信
して通信回線接続装置への電力供給を停止して完全省エ
ネモードへ移行し、完全省エネモードからの復帰は省エ
ネルギー制御手段の判断によることを特徴としている。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、完全省エネモードへ移行する判断は、通信
装置側が行うことを特徴としている。
明において、完全省エネモードへ移行する判断は、通信
装置側が行うことを特徴としている。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載の発明において、通信回線接続装置より通信装置の
省エネルギー制御手段に対して発行される移行要求を、
ハードウェア信号により行うことを特徴としている。
記載の発明において、通信回線接続装置より通信装置の
省エネルギー制御手段に対して発行される移行要求を、
ハードウェア信号により行うことを特徴としている。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれか1項に記載の発明において、通信装置は、公衆
回線網を介してファクシミリデータ通信を行う通信手段
を更に有することを特徴としている。
いずれか1項に記載の発明において、通信装置は、公衆
回線網を介してファクシミリデータ通信を行う通信手段
を更に有することを特徴としている。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれか1項に記載の発明において、通信回線接続装置
は、通信回線を介して、および通信装置と通信回線接続
装置との間で電子メールの送受を行う電子メール送受手
段を更に有し、通信回線接続装置は、通信回線から電子
メールの着信を検出した場合、通信装置が本体省エネモ
ードであるなら、通信装置の省エネルギー制御手段に対
して復帰命令を出力して復帰させて電子メールの送受を
行うことを特徴としている。
いずれか1項に記載の発明において、通信回線接続装置
は、通信回線を介して、および通信装置と通信回線接続
装置との間で電子メールの送受を行う電子メール送受手
段を更に有し、通信回線接続装置は、通信回線から電子
メールの着信を検出した場合、通信装置が本体省エネモ
ードであるなら、通信装置の省エネルギー制御手段に対
して復帰命令を出力して復帰させて電子メールの送受を
行うことを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の実施の形態における通信
システムの構成例である。なお、本実施例は、本発明の
概念を特にインターネットFAXに適用した場合の構成
例であるが、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて他
の様々な実施の形態も想定している。
システムの構成例である。なお、本実施例は、本発明の
概念を特にインターネットFAXに適用した場合の構成
例であるが、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて他
の様々な実施の形態も想定している。
【0023】ファクシミリ装置100は、ファクシミリ
機能を実現する各種の基本構成に加え、従来技術にした
がって省エネルギー機能を有するものとする(特開20
00−13543号公報など参照)。この、ファクシミ
リ装置100本体に関する省エネルギー化のモードを以
下、「本体省エネモード」と呼ぶ。
機能を実現する各種の基本構成に加え、従来技術にした
がって省エネルギー機能を有するものとする(特開20
00−13543号公報など参照)。この、ファクシミ
リ装置100本体に関する省エネルギー化のモードを以
下、「本体省エネモード」と呼ぶ。
【0024】ファクシミリ装置100は、ファクシミリ
通信を行うための公衆回線網接続以外に、LANなどの
ネットワークと接続するためのNIC200(通信回線
接続装置)を接続する。ファクシミリ装置100は、L
ANなどに接続することにより、LAN上のメールサー
バを介して電子メールの送受を行うことができるように
なる。
通信を行うための公衆回線網接続以外に、LANなどの
ネットワークと接続するためのNIC200(通信回線
接続装置)を接続する。ファクシミリ装置100は、L
ANなどに接続することにより、LAN上のメールサー
バを介して電子メールの送受を行うことができるように
なる。
【0025】なお、NIC200を介して接続するネッ
トワークとしてはLAN、ISDN、PSTN(Public
Switched Telephone Network 、公衆電話回線網)など
が考えられるが、本実施例では、LANを例に採り説明
する。(また、以下の説明では、通信回線接続装置一般
を総称する名称として「NIC」を用いて説明する。)
トワークとしてはLAN、ISDN、PSTN(Public
Switched Telephone Network 、公衆電話回線網)など
が考えられるが、本実施例では、LANを例に採り説明
する。(また、以下の説明では、通信回線接続装置一般
を総称する名称として「NIC」を用いて説明する。)
【0026】第1の実施例として、ファクシミリ装置1
00自身の省エネルギー機能としての「本体省エネモー
ド」の他に、NIC200の省エネルギー機能として、
2種の省エネルギーモードを用意する。1つは、本体装
置100からNIC200への外部電力供給を完全に停
止する「完全省エネモード」、もう1つは、外部電力供
給は停止せずに、NIC200自身の有するスリープ機
能を利用して省エネルギー化を実現する「スリープ省エ
ネモード」である。これらを場合に応じて使い分ける。
00自身の省エネルギー機能としての「本体省エネモー
ド」の他に、NIC200の省エネルギー機能として、
2種の省エネルギーモードを用意する。1つは、本体装
置100からNIC200への外部電力供給を完全に停
止する「完全省エネモード」、もう1つは、外部電力供
給は停止せずに、NIC200自身の有するスリープ機
能を利用して省エネルギー化を実現する「スリープ省エ
ネモード」である。これらを場合に応じて使い分ける。
【0027】以下、各構成要素の説明を行う。ファクシ
ミリ装置100において、電源1は、NIC200も含
めたシステム全体の電力を供給する。通常モードではス
イッチsw1がONであり、メインCPU2、操作部
3、読取部4、NCU5、サブCPU6などに主電力が
供給される。sw1がOFFになると、各部への主電力
は遮断され、待機電力(省エネルギーモード時電力)へ
移行し、主にサブCPU6に対して供給される。
ミリ装置100において、電源1は、NIC200も含
めたシステム全体の電力を供給する。通常モードではス
イッチsw1がONであり、メインCPU2、操作部
3、読取部4、NCU5、サブCPU6などに主電力が
供給される。sw1がOFFになると、各部への主電力
は遮断され、待機電力(省エネルギーモード時電力)へ
移行し、主にサブCPU6に対して供給される。
【0028】CPU2は、ファクシミリ装置100のメ
インCPUである。CPU2は、所定時間の経過や、あ
るいは操作部4からの移行指示入力があった場合、ま
た、NIC200から移行要求信号を受領した場合など
の条件で、サブCPU6に対して省エネルギーモードへ
の移行を指示する。
インCPUである。CPU2は、所定時間の経過や、あ
るいは操作部4からの移行指示入力があった場合、ま
た、NIC200から移行要求信号を受領した場合など
の条件で、サブCPU6に対して省エネルギーモードへ
の移行を指示する。
【0029】操作部3は、各種操作キーおよびディスプ
レイを備え、ユーザによる各種操作を受け付け、またユ
ーザに対する各種情報を表示する部分である。読取部4
は、原稿を読み取るスキャナなどより成る部分である。
NCU5は、PSTNなどの公衆電話回線網を介して相
手ファクシミリ装置とデータ通信を行うための回線接続
などの諸処理を行う網制御装置である。
レイを備え、ユーザによる各種操作を受け付け、またユ
ーザに対する各種情報を表示する部分である。読取部4
は、原稿を読み取るスキャナなどより成る部分である。
NCU5は、PSTNなどの公衆電話回線網を介して相
手ファクシミリ装置とデータ通信を行うための回線接続
などの諸処理を行う網制御装置である。
【0030】サブCPU6は、省エネルギーモード制御
全般を行う副制御部である。サブCPU6は、メインC
PU2もしくはNIC200のCPU7から各省エネル
ギーモードへの移行要求を受領すると、スイッチsw1
およびsw2を切り替えて各省エネルギーモードへ移行
する制御を行う(各省エネルギーモードおよび省エネル
ギーモードへの移行についての詳細は後述)。
全般を行う副制御部である。サブCPU6は、メインC
PU2もしくはNIC200のCPU7から各省エネル
ギーモードへの移行要求を受領すると、スイッチsw1
およびsw2を切り替えて各省エネルギーモードへ移行
する制御を行う(各省エネルギーモードおよび省エネル
ギーモードへの移行についての詳細は後述)。
【0031】省エネルギーモードからの復帰条件につい
ては、ファクシミリ装置100の「本体省エネモード」
に関しては、操作部3におけるキー検出(復帰指示入力
など)、読取部4における原稿セット検出、PTSN回
線と接続されたNCU5における着信検出、また、NI
C200からのデータ送信要求などがある。NIC20
0の「完全省エネモード」に関しては、本体装置100
からの復帰要求のみ、「スリープ省エネモード」に関し
ては、回線I/F11における着信検出、また、本体装
置100からのデータ送信要求がある。
ては、ファクシミリ装置100の「本体省エネモード」
に関しては、操作部3におけるキー検出(復帰指示入力
など)、読取部4における原稿セット検出、PTSN回
線と接続されたNCU5における着信検出、また、NI
C200からのデータ送信要求などがある。NIC20
0の「完全省エネモード」に関しては、本体装置100
からの復帰要求のみ、「スリープ省エネモード」に関し
ては、回線I/F11における着信検出、また、本体装
置100からのデータ送信要求がある。
【0032】また、図示してはいないが、画像メモリ、
画像処理部、符号化/復号化部、印刷制御部など各種の
処理部を有する。
画像処理部、符号化/復号化部、印刷制御部など各種の
処理部を有する。
【0033】NIC200は、本体ファクシミリ装置1
00から外部供給電力を受けて作動する(sw2がO
N)。NIC200において、CPU7(以下、NIC
・CPU7とも表記)は、NIC200の主制御部であ
り、省エネルギーモードへの移行判断、移行要求の発行
などを含む各種処理を行う。
00から外部供給電力を受けて作動する(sw2がO
N)。NIC200において、CPU7(以下、NIC
・CPU7とも表記)は、NIC200の主制御部であ
り、省エネルギーモードへの移行判断、移行要求の発行
などを含む各種処理を行う。
【0034】共有メモリおよび共有メモリ制御部8は、
LANを介して受信および送信するデータを記憶する他
に、本体装置100およびNIC200の状態情報を保
持して共有するための共有メモリと、本体装置100か
らの共有メモリへのアクセスのタイミング制御を行う共
有メモリ制御部とから成る部分であり、本体装置100
のCPU2とNIC・CPU7は、この共有メモリおよ
び共有メモリ制御部8を介して命令、応答および動作状
態確認などの各種情報伝達を行う。
LANを介して受信および送信するデータを記憶する他
に、本体装置100およびNIC200の状態情報を保
持して共有するための共有メモリと、本体装置100か
らの共有メモリへのアクセスのタイミング制御を行う共
有メモリ制御部とから成る部分であり、本体装置100
のCPU2とNIC・CPU7は、この共有メモリおよ
び共有メモリ制御部8を介して命令、応答および動作状
態確認などの各種情報伝達を行う。
【0035】ROM9には、基本プログラムおよび各種
制御プログラムが格納されている。RAM10は、各種
制御プログラムの記憶、各種処理のワーキングエリアな
どに使用される。回線I/F11は、LAN/ISDN
/PTSNなどの通信回線とのインターフェースであ
り、所定のプロトコルでの通信制御処理を行い、データ
通信を行う。特に、ネットワーク上のメールサーバを介
して電子メール通信を行う。
制御プログラムが格納されている。RAM10は、各種
制御プログラムの記憶、各種処理のワーキングエリアな
どに使用される。回線I/F11は、LAN/ISDN
/PTSNなどの通信回線とのインターフェースであ
り、所定のプロトコルでの通信制御処理を行い、データ
通信を行う。特に、ネットワーク上のメールサーバを介
して電子メール通信を行う。
【0036】各構成要素は内部バスに接続され、内部バ
スを介してデータのやりとりを行う。また、サブCPU
6は、スイッチsw1およびsw2をON/OFF制御
する処理を行う。sw1は、主電力と待機電力(省エネ
ルギーモード用電力)とを切り替えるスイッチである。
また、sw2は、NIC200へ供給する電力をON/
OFFする外部供給電力制御用スイッチである。
スを介してデータのやりとりを行う。また、サブCPU
6は、スイッチsw1およびsw2をON/OFF制御
する処理を行う。sw1は、主電力と待機電力(省エネ
ルギーモード用電力)とを切り替えるスイッチである。
また、sw2は、NIC200へ供給する電力をON/
OFFする外部供給電力制御用スイッチである。
【0037】ファクシミリ装置(本体装置)100は、
従来技術に従い省エネルギー状態(「本体省エネモー
ド」)へ移行することができる構成を備えている。第2
の実施例では、本体装置100が省エネルギーモードに
移行する判断は、本体装置100自身によってのみなさ
れる。また、第2の実施例では、本体装置100のサブ
CPU6は、「本体省エネモード」へ移行する際には、
共有メモリ8の所定の位置に「本体省エネモード」へ移
行することを示す「省エネ移行情報」を書き込んでから
移行する。
従来技術に従い省エネルギー状態(「本体省エネモー
ド」)へ移行することができる構成を備えている。第2
の実施例では、本体装置100が省エネルギーモードに
移行する判断は、本体装置100自身によってのみなさ
れる。また、第2の実施例では、本体装置100のサブ
CPU6は、「本体省エネモード」へ移行する際には、
共有メモリ8の所定の位置に「本体省エネモード」へ移
行することを示す「省エネ移行情報」を書き込んでから
移行する。
【0038】NIC200は、省エネルギーモードとし
て、自身への電力供給を停止させる「完全省エネモー
ド」と、電力供給を受けたまま、基盤上のLSIの低消
費電力機能を利用する「スリープ省エネモード」との2
種のモードを適時選択して移行可能である(第1の実施
例)。また、NIC200が省エネルギーモードに移行
する判断は、NIC200自身によってのみなされる
(第2の実施例)。
て、自身への電力供給を停止させる「完全省エネモー
ド」と、電力供給を受けたまま、基盤上のLSIの低消
費電力機能を利用する「スリープ省エネモード」との2
種のモードを適時選択して移行可能である(第1の実施
例)。また、NIC200が省エネルギーモードに移行
する判断は、NIC200自身によってのみなされる
(第2の実施例)。
【0039】NIC200は、所定の条件を満たして
「完全省エネモード」に移行する場合、ハードウェア信
号によって(第5の実施例)、サブCPU6に対し電源
断要求を行い、サブCPU6は要求を受けて外部電源供
給スイッチsw2をOFFにして「完全省エネモード」
へ移行する。
「完全省エネモード」に移行する場合、ハードウェア信
号によって(第5の実施例)、サブCPU6に対し電源
断要求を行い、サブCPU6は要求を受けて外部電源供
給スイッチsw2をOFFにして「完全省エネモード」
へ移行する。
【0040】第2の実施例では、NIC200は、所定
の条件を満たして「スリープ省エネモード」に移行する
場合、共有メモリ8に「スリープ省エネモード」に移行
することを示す「省エネ移行情報」を書き込んで「スリ
ープ省エネモード」へ移行する。
の条件を満たして「スリープ省エネモード」に移行する
場合、共有メモリ8に「スリープ省エネモード」に移行
することを示す「省エネ移行情報」を書き込んで「スリ
ープ省エネモード」へ移行する。
【0041】NIC200は、「完全省エネモード」か
ら復帰する場合、本体装置100の復帰判断および復帰
要求によってのみ復帰する。
ら復帰する場合、本体装置100の復帰判断および復帰
要求によってのみ復帰する。
【0042】NIC200は、「スリープ省エネモー
ド」から復帰する場合、LANからの着信検出による
か、本体装置100からのハードウェア信号による復帰
要求(例えば、NIC・CPU7の割り込み要求端子に
接続する)によるか、NIC200自身で保持するタイ
マの満了(例えば、定期的にメールを受信するためのタ
イマを利用する)によるか、あるいはその他の条件によ
り復帰する。
ド」から復帰する場合、LANからの着信検出による
か、本体装置100からのハードウェア信号による復帰
要求(例えば、NIC・CPU7の割り込み要求端子に
接続する)によるか、NIC200自身で保持するタイ
マの満了(例えば、定期的にメールを受信するためのタ
イマを利用する)によるか、あるいはその他の条件によ
り復帰する。
【0043】第1の実施例は、「完全省エネモード」と
「スリープ省エネモード」を選択使用可能な構成を提供
する。
「スリープ省エネモード」を選択使用可能な構成を提供
する。
【0044】第2の実施例では、本体装置100とNI
C200が互いに相手を省エネルギーモードから復帰さ
せることなく独立したタイミングで省エネルギーモード
に移行(および省エネルギーモードからの復帰)するこ
とのできる構成を提供する。
C200が互いに相手を省エネルギーモードから復帰さ
せることなく独立したタイミングで省エネルギーモード
に移行(および省エネルギーモードからの復帰)するこ
とのできる構成を提供する。
【0045】第3の実施例では、NIC200の「完全
省エネモード」を実現するための簡易な構成を提供す
る。「完全省エネモード」への移行判断はNIC200
が行い、移行要求(電源断要求)を本体装置100のサ
ブCPU6に対し発行し、サブCPU6は、sw2をO
FFにして電力供給を停止する。復帰判断は本体装置1
00側が行う。
省エネモード」を実現するための簡易な構成を提供す
る。「完全省エネモード」への移行判断はNIC200
が行い、移行要求(電源断要求)を本体装置100のサ
ブCPU6に対し発行し、サブCPU6は、sw2をO
FFにして電力供給を停止する。復帰判断は本体装置1
00側が行う。
【0046】第4の実施例では、第3の実施例におい
て、「完全省エネモード」への移行判断は、本体装置1
00側が行う構成にする。
て、「完全省エネモード」への移行判断は、本体装置1
00側が行う構成にする。
【0047】第5の実施例では、サブCPU6をより低
コストにするための構成を提供する。NIC200から
サブCPU6に対する「完全省エネモード」への移行要
求(電源断要求)をハードウェア信号により行うように
する。
コストにするための構成を提供する。NIC200から
サブCPU6に対する「完全省エネモード」への移行要
求(電源断要求)をハードウェア信号により行うように
する。
【0048】図2は、NIC200の「完全省エネモー
ド」への移行シーケンスを示す図である。NIC200
の通信機能が発信に限定される場合(発信としては、例
えば、ISDN/PTSN回線を利用してダイヤルアッ
プ接続する場合)などでは、この「完全省エネモード」
を選択する。
ド」への移行シーケンスを示す図である。NIC200
の通信機能が発信に限定される場合(発信としては、例
えば、ISDN/PTSN回線を利用してダイヤルアッ
プ接続する場合)などでは、この「完全省エネモード」
を選択する。
【0049】まず、ステップS201の「省エネトリガ
発生」は、NIC200が「完全省エネモード」に移行
する条件が揃ったことを示している。例えば、一定時間
回線(LAN)からの着信が無い場合や、所定の時刻に
なった場合などである。この「省エネトリガ発生」を受
けて、NIC・CPU7は、サブCPU6に対し、「N
IC電源断要求」(完全省エネモード移行要求)を発行
する(ステップS202)。
発生」は、NIC200が「完全省エネモード」に移行
する条件が揃ったことを示している。例えば、一定時間
回線(LAN)からの着信が無い場合や、所定の時刻に
なった場合などである。この「省エネトリガ発生」を受
けて、NIC・CPU7は、サブCPU6に対し、「N
IC電源断要求」(完全省エネモード移行要求)を発行
する(ステップS202)。
【0050】サブCPU6は、「NIC電源断要求」を
受けてsw2をOFFにしてNIC200への電源供給
を停止する(ステップS203)。サブCPU6は、メ
インCPU2に対し、sw2をOFFにしたこと(NI
C200への電源供給が停止中)を通知する(「NIC
電源断通知信号」)。この時、メインCPU2が「本体
省エネモード」か通常モードかによらず信号をアサート
し続ける(ステップS204)。
受けてsw2をOFFにしてNIC200への電源供給
を停止する(ステップS203)。サブCPU6は、メ
インCPU2に対し、sw2をOFFにしたこと(NI
C200への電源供給が停止中)を通知する(「NIC
電源断通知信号」)。この時、メインCPU2が「本体
省エネモード」か通常モードかによらず信号をアサート
し続ける(ステップS204)。
【0051】ステップS205の「NIC起動トリガ」
は、本体装置100からNIC200に対しデータ転送
を行う必要が発生することを指している。例えば、電子
メール送信の要求を行う場合などである。ステップS2
06で「NIC起動トリガ」が発生した時、ファクシミ
リ装置100が「本体省エネモード」であるなら、まず
サブCPU6に対し、FAX起動(復帰)命令を行う
(ただし、「NIC起動トリガ」が発生した時には必ず
ファクシミリ装置100は起動している構成とした場合
は不要)。
は、本体装置100からNIC200に対しデータ転送
を行う必要が発生することを指している。例えば、電子
メール送信の要求を行う場合などである。ステップS2
06で「NIC起動トリガ」が発生した時、ファクシミ
リ装置100が「本体省エネモード」であるなら、まず
サブCPU6に対し、FAX起動(復帰)命令を行う
(ただし、「NIC起動トリガ」が発生した時には必ず
ファクシミリ装置100は起動している構成とした場合
は不要)。
【0052】本体装置100は、NIC200にアクセ
スする際には、まずサブCPU6から「NIC電源断通
知信号」をサンプルする。メインCPU2は、本信号を
識別して、NIC200への電源供給が停止しているか
(「完全省エネモード」中)、電源を供給している状態
かを判別する(ステップS207)。
スする際には、まずサブCPU6から「NIC電源断通
知信号」をサンプルする。メインCPU2は、本信号を
識別して、NIC200への電源供給が停止しているか
(「完全省エネモード」中)、電源を供給している状態
かを判別する(ステップS207)。
【0053】メインCPU2は、NIC200が「完全
省エネモード」中であることを検知した場合、サブCP
U6に対し、「NIC起動命令」を発行する。NIC2
00が「完全省エネモード」でない場合は、共有メモリ
8を介したハンドシェークを行い、NIC200が「ス
リープ省エネモード」か通常モードかを判別する(「ス
リープ省エネモード」の場合は後述、図3)(ステップ
S208)。
省エネモード」中であることを検知した場合、サブCP
U6に対し、「NIC起動命令」を発行する。NIC2
00が「完全省エネモード」でない場合は、共有メモリ
8を介したハンドシェークを行い、NIC200が「ス
リープ省エネモード」か通常モードかを判別する(「ス
リープ省エネモード」の場合は後述、図3)(ステップ
S208)。
【0054】サブCPU6は、CPU2からの「NIC
起動命令」を受けてsw2をONにし、NIC200へ
の電源供給を開始する。ステップS210、sw2がO
Nされると、NIC200ではパワーオンシーケンスが
実行され、起動後、共有メモリ8の所定の位置に、NI
C200の初期化が終了して本体とのハンドシェークが
可能な状態となったことを示す「起動済み情報」を書き
込む(ステップS209)。
起動命令」を受けてsw2をONにし、NIC200へ
の電源供給を開始する。ステップS210、sw2がO
Nされると、NIC200ではパワーオンシーケンスが
実行され、起動後、共有メモリ8の所定の位置に、NI
C200の初期化が終了して本体とのハンドシェークが
可能な状態となったことを示す「起動済み情報」を書き
込む(ステップS209)。
【0055】NIC・CPU7は、メインCPU2に対
し、直ちに割り込みを発生させ、共有メモリ8の読み出
しを要求する(ステップS211)。メインCPU2
は、共有メモリ8にアクセスすることにより、NIC2
00が起動したことを識別すると、通常の共有メモリ8
を介したハンドシェークを行いながら、データ転送を行
う(ステップS212)。
し、直ちに割り込みを発生させ、共有メモリ8の読み出
しを要求する(ステップS211)。メインCPU2
は、共有メモリ8にアクセスすることにより、NIC2
00が起動したことを識別すると、通常の共有メモリ8
を介したハンドシェークを行いながら、データ転送を行
う(ステップS212)。
【0056】図3は、NIC200の「スリープ省エネ
モード」への移行シーケンスを示す図である。
モード」への移行シーケンスを示す図である。
【0057】まず、ステップS301の「省エネトリ
ガ」は、「スリープ省エネモード」への移行条件が満た
されたことを示している。ステップS302で、NIC
・CPU7は、「スリープ省エネモード」へ移行する前
に、共有メモリ8の所定の位置に対し、「スリープ省エ
ネモード」への移行を示す「省エネ移行情報」を書き込
む。
ガ」は、「スリープ省エネモード」への移行条件が満た
されたことを示している。ステップS302で、NIC
・CPU7は、「スリープ省エネモード」へ移行する前
に、共有メモリ8の所定の位置に対し、「スリープ省エ
ネモード」への移行を示す「省エネ移行情報」を書き込
む。
【0058】なお、共有メモリ8の構成はここでは限定
しないが、例えば、所定アドレスの所定ビットに”1”
を書くことでNIC200が「スリープ省エネモード」
であることを示す方法などが考えられる。本体装置10
0が「本体省エネモード」であっても復帰させないため
に、本体装置100に対し割り込みなどにより情報を通
知しないことが特徴である。
しないが、例えば、所定アドレスの所定ビットに”1”
を書くことでNIC200が「スリープ省エネモード」
であることを示す方法などが考えられる。本体装置10
0が「本体省エネモード」であっても復帰させないため
に、本体装置100に対し割り込みなどにより情報を通
知しないことが特徴である。
【0059】NIC・CPU7は、スリープ命令を実行
し、「スリープ省エネモード」へ移行する(ステップS
303)。「スリープ省エネモード」に関してはここで
は限定しないが、例えば、回線I/F11に対しスリー
プ命令を実行する、NIC・CPU7自身の有するスリ
ープ命令を実行する、NIC200のメインクロックを
停止/低速化させるなどの方法によりNIC200の消
費電力を抑える方法が考えられる。ただし、共有メモリ
制御部8は、本体装置100からのアクセスに対応でき
る状態に保つ必要がある。
し、「スリープ省エネモード」へ移行する(ステップS
303)。「スリープ省エネモード」に関してはここで
は限定しないが、例えば、回線I/F11に対しスリー
プ命令を実行する、NIC・CPU7自身の有するスリ
ープ命令を実行する、NIC200のメインクロックを
停止/低速化させるなどの方法によりNIC200の消
費電力を抑える方法が考えられる。ただし、共有メモリ
制御部8は、本体装置100からのアクセスに対応でき
る状態に保つ必要がある。
【0060】ステップS304、「NIC起動トリガ」
発生(前述)。ステップS305、「NIC起動トリ
ガ」が発生した際、本体装置100が「本体省エネモー
ド」であった場合、サブCPU6に対しFAX起動(復
帰)命令を発行する(前述)。
発生(前述)。ステップS305、「NIC起動トリ
ガ」が発生した際、本体装置100が「本体省エネモー
ド」であった場合、サブCPU6に対しFAX起動(復
帰)命令を発行する(前述)。
【0061】ステップS306、「NIC電源断通知信
号」をサンプルする。この場合、NIC200が「スリ
ープ省エネモード」であるので、「NIC電源断通知信
号」は検出されない(「NIC電源断通知信号」がアサ
ートされていないことを検知する)。
号」をサンプルする。この場合、NIC200が「スリ
ープ省エネモード」であるので、「NIC電源断通知信
号」は検出されない(「NIC電源断通知信号」がアサ
ートされていないことを検知する)。
【0062】CPU2は、NIC200の「省エネ情
報」(モード情報)を、共有メモリ8の所定の位置から
読み出して、NIC200が「スリープ省エネモード」
中か通常モードかを判断する(ステップS307)。N
IC200が「スリープ省エネモード」でない場合、ス
テップS311のデータ転送フェーズへ移行する。図3
ではNIC200は「スリープ省エネモード」中である
ので、CPU2は、NIC200が「スリープ省エネモ
ード」であることを認識する。
報」(モード情報)を、共有メモリ8の所定の位置から
読み出して、NIC200が「スリープ省エネモード」
中か通常モードかを判断する(ステップS307)。N
IC200が「スリープ省エネモード」でない場合、ス
テップS311のデータ転送フェーズへ移行する。図3
ではNIC200は「スリープ省エネモード」中である
ので、CPU2は、NIC200が「スリープ省エネモ
ード」であることを認識する。
【0063】CPU2は、NIC200が「スリープ省
エネモード」であることを確認すると、「起動要求信
号」をアサートすることにより、NIC200を「スリ
ープ省エネモード」から復帰させる。この信号は、例え
ば、NIC・CPU7の割り込み要求端子に入力する
(NIC・CPU7がスリープ状態であっても起動要求
が通知されなければならない)。NIC・CPU7は、
「起動要求信号」を認識してスリープからの復帰処理を
行う(ステップS308)。
エネモード」であることを確認すると、「起動要求信
号」をアサートすることにより、NIC200を「スリ
ープ省エネモード」から復帰させる。この信号は、例え
ば、NIC・CPU7の割り込み要求端子に入力する
(NIC・CPU7がスリープ状態であっても起動要求
が通知されなければならない)。NIC・CPU7は、
「起動要求信号」を認識してスリープからの復帰処理を
行う(ステップS308)。
【0064】NIC・CPU7は、スリープからの復帰
処理を終えると、共有メモリ8に対し、NIC200が
スリープから復帰済みであることを示す「起動済み情
報」(復帰済み情報)を書き込む(ステップS30
9)。
処理を終えると、共有メモリ8に対し、NIC200が
スリープから復帰済みであることを示す「起動済み情
報」(復帰済み情報)を書き込む(ステップS30
9)。
【0065】NIC・CPU7は、メインCPU2に対
し、直ちに割り込みを発生させ、共有メモリ8の読み出
しを要求する。ステップS311、メインCPU2は、
共有メモリ8へアクセスしてNIC200の復帰を識別
すると、通常の共有メモリ8を介したハンドシェークを
行いながらデータ転送を行う(ステップS310)。
し、直ちに割り込みを発生させ、共有メモリ8の読み出
しを要求する。ステップS311、メインCPU2は、
共有メモリ8へアクセスしてNIC200の復帰を識別
すると、通常の共有メモリ8を介したハンドシェークを
行いながらデータ転送を行う(ステップS310)。
【0066】図4は、ファクシミリ装置100の「本体
省エネモード」への移行シーケンスを示す図である。
省エネモード」への移行シーケンスを示す図である。
【0067】まず、ステップS401は、「本体省エネ
モード」への移行条件が満たされたことを示す「省エネ
トリガ」が発生したことを示している。次に、ステップ
S402で、メインCPU2は、本体装置100が「本
体省エネモード」へ移行する前に共有メモリ8の所定の
位置に対して、「本体省エネモード」へ移行することを
示す「省エネ移行情報」を書き込む。NIC200が省
エネルギーモード中であってもNIC200を復帰させ
ないように、割り込みなどで情報を通知しないようにし
ている。
モード」への移行条件が満たされたことを示す「省エネ
トリガ」が発生したことを示している。次に、ステップ
S402で、メインCPU2は、本体装置100が「本
体省エネモード」へ移行する前に共有メモリ8の所定の
位置に対して、「本体省エネモード」へ移行することを
示す「省エネ移行情報」を書き込む。NIC200が省
エネルギーモード中であってもNIC200を復帰させ
ないように、割り込みなどで情報を通知しないようにし
ている。
【0068】ステップS403、本体装置100は、
「本体省エネモード」に移行する。本体装置100にお
けるメインCPU2とサブCPU6との間のシーケンス
は従来技術と同様であるので省略する。sw2の状態を
変えないこと(つまりNIC200への電源供給状態を
変化させないこと)が特徴である。
「本体省エネモード」に移行する。本体装置100にお
けるメインCPU2とサブCPU6との間のシーケンス
は従来技術と同様であるので省略する。sw2の状態を
変えないこと(つまりNIC200への電源供給状態を
変化させないこと)が特徴である。
【0069】ステップS404の「FAX起動トリガ」
は、NIC200から本体装置100に対しデータ転送
を行うために本体装置100を起動(復帰)させる必要
が発生したことを示す。例えば、LANから電子メール
を受信する場合などである。
は、NIC200から本体装置100に対しデータ転送
を行うために本体装置100を起動(復帰)させる必要
が発生したことを示す。例えば、LANから電子メール
を受信する場合などである。
【0070】ステップS405、NIC・CPU7は、
本体装置100の「省エネ情報」(モード情報)を共有
メモリ8の所定の位置から読み出し、本体装置100の
モードを識別する。本体装置100が、「本体省エネモ
ード」でない場合(通常モードの場合)、ステップS4
10のデータ転送フェーズへ移行する。NIC・CPU
7は、本体装置100が「本体省エネモード」であるこ
とを認識すると、「FAX起動要求信号」(ハードウェ
ア信号)をアサートする(ステップS406)。
本体装置100の「省エネ情報」(モード情報)を共有
メモリ8の所定の位置から読み出し、本体装置100の
モードを識別する。本体装置100が、「本体省エネモ
ード」でない場合(通常モードの場合)、ステップS4
10のデータ転送フェーズへ移行する。NIC・CPU
7は、本体装置100が「本体省エネモード」であるこ
とを認識すると、「FAX起動要求信号」(ハードウェ
ア信号)をアサートする(ステップS406)。
【0071】ステップS407、サブCPU6は、「F
AX起動要求信号」を認識してsw1をONにし、本体
装置100への主電源供給を再開する。本体装置100
は、主電源を投入され、省エネ復帰シーケンスを実行す
る。ステップS408、メインCPU2は、省エネ復帰
シーケンスを終えると、共有メモリ8に対し、「起動済
み情報」(省エネ復帰情報)を書き込む。
AX起動要求信号」を認識してsw1をONにし、本体
装置100への主電源供給を再開する。本体装置100
は、主電源を投入され、省エネ復帰シーケンスを実行す
る。ステップS408、メインCPU2は、省エネ復帰
シーケンスを終えると、共有メモリ8に対し、「起動済
み情報」(省エネ復帰情報)を書き込む。
【0072】ステップS409、メインCPU2は、N
IC・CPU7に対し、直ちに割り込みを発生させ、共
有メモリ8の読み出しを要求する。ステップS410、
NIC・CPU7は、共有メモリ8にアクセスし、本体
装置100の起動(復帰)を認識すると、通常の共有メ
モリ8を介したハンドシェークを行いながらデータ転送
を行う。
IC・CPU7に対し、直ちに割り込みを発生させ、共
有メモリ8の読み出しを要求する。ステップS410、
NIC・CPU7は、共有メモリ8にアクセスし、本体
装置100の起動(復帰)を認識すると、通常の共有メ
モリ8を介したハンドシェークを行いながらデータ転送
を行う。
【0073】以上により、各種モードへの移行および復
帰の動作について説明した。なお、本実施例では、通信
装置としてファクシミリ装置、インターネットFAXを
例に説明したが、他に、通信装置として、パーソナルコ
ンピュータ、プリンタ、コピー機、電話機およびこれら
の複合機に対し本発明を適用することが考えられる。
帰の動作について説明した。なお、本実施例では、通信
装置としてファクシミリ装置、インターネットFAXを
例に説明したが、他に、通信装置として、パーソナルコ
ンピュータ、プリンタ、コピー機、電話機およびこれら
の複合機に対し本発明を適用することが考えられる。
【0074】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、回線からの着呼による省エネル
ギーモードからの復帰が必要な場合、あるいは復帰の即
時性が必要とされる場合などには、「スリープ省エネモ
ード」を適用し、本体装置からの復帰要求のみを省エネ
ルギーモードからの復帰条件とする場合、あるいは、復
帰の即時性が不要な場合などには、「完全省エネモー
ド」を適用することが可能となるので、適切で効果的な
省エネルギー効果が得られる。
1記載の発明によれば、回線からの着呼による省エネル
ギーモードからの復帰が必要な場合、あるいは復帰の即
時性が必要とされる場合などには、「スリープ省エネモ
ード」を適用し、本体装置からの復帰要求のみを省エネ
ルギーモードからの復帰条件とする場合、あるいは、復
帰の即時性が不要な場合などには、「完全省エネモー
ド」を適用することが可能となるので、適切で効果的な
省エネルギー効果が得られる。
【0075】請求項2記載の発明によれば、本体通信装
置と通信回線接続装置(NIC)が互いの状態に因らず
独立したタイミングで省エネルギーモードに移行するこ
とが可能となるため、省エネルギー効率が向上する。
置と通信回線接続装置(NIC)が互いの状態に因らず
独立したタイミングで省エネルギーモードに移行するこ
とが可能となるため、省エネルギー効率が向上する。
【0076】請求項3記載の発明によれば、通信回線接
続装置(NIC)からの移行要求を受けて、通信回線接
続装置への電源供給の停止(「完全省エネモード」への
移行)を本体通信装置の省エネルギー制御部(サブCP
U)が制御することにより、通信回線接続装置上に特別
な電源制御回路(電源スイッチ、電源制御用に常時起動
するサブCPUなど)を設けることなしに「完全省エネ
モード」を実現するので回路構成が簡略化されコストが
軽減する。また、本体通信装置が省エネルギーモード中
であっても、通信回線接続装置が完全省エネルギーモー
ドへ移行することができる。
続装置(NIC)からの移行要求を受けて、通信回線接
続装置への電源供給の停止(「完全省エネモード」への
移行)を本体通信装置の省エネルギー制御部(サブCP
U)が制御することにより、通信回線接続装置上に特別
な電源制御回路(電源スイッチ、電源制御用に常時起動
するサブCPUなど)を設けることなしに「完全省エネ
モード」を実現するので回路構成が簡略化されコストが
軽減する。また、本体通信装置が省エネルギーモード中
であっても、通信回線接続装置が完全省エネルギーモー
ドへ移行することができる。
【0077】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の効果と同様の効果を得ると共に、「完全省エ
ネモード」への移行を本体装置側が管理することができ
る。
載の発明の効果と同様の効果を得ると共に、「完全省エ
ネモード」への移行を本体装置側が管理することができ
る。
【0078】請求項5記載の発明によれば、通信回線接
続装置(NIC)から省エネルギー制御部(サブCP
U)に対して発行される電源供給停止要求にハードウェ
ア信号を用いることにより、サブCPUを共有メモリア
クセスができない低機能のCPUで構成することが可能
となり、サブCPUの構成が簡略化されコストが軽減す
る。
続装置(NIC)から省エネルギー制御部(サブCP
U)に対して発行される電源供給停止要求にハードウェ
ア信号を用いることにより、サブCPUを共有メモリア
クセスができない低機能のCPUで構成することが可能
となり、サブCPUの構成が簡略化されコストが軽減す
る。
【0079】請求項6記載の発明によれば、従来のファ
クシミリデータ通信の機能を兼ね備えることができる。
クシミリデータ通信の機能を兼ね備えることができる。
【0080】請求項7記載の発明によれば、通信回線を
介してファクシミリデータを電子メール形式でやりとり
するができる。また、電子メール形式のデータをファク
シミリデータとして出力することができる。
介してファクシミリデータを電子メール形式でやりとり
するができる。また、電子メール形式のデータをファク
シミリデータとして出力することができる。
【図1】本発明の実施の形態における通信システムの構
成例を示す図である。
成例を示す図である。
【図2】NIC200の「完全省エネモード」への移行
シーケンスを示す図である。
シーケンスを示す図である。
【図3】NIC200の「スリープ省エネモード」への
移行シーケンスを示す図である。
移行シーケンスを示す図である。
【図4】本体ファクシミリ装置100の「本体省エネモ
ード」への移行シーケンスを示す図である。
ード」への移行シーケンスを示す図である。
100 ファクシミリ装置(本体装置) 200 NIC 1 電源 2 CPU(メインCPU) 3 操作部 4 読取部 5 NCU 6 サブCPU 7 CPU(NIC・CPU) 8 共有メモリおよび共有メモリ制御部 9 ROM 10 RAM 11 回線I/F
Claims (7)
- 【請求項1】 省エネルギー方式として、主制御部によ
る判断および要求に基づいて、装置内の前記主制御部を
含む各主要部への主電力を遮断し、待機電力へ移行し、
前記待機電力によって前記各主要部の動作状態を監視
し、該動作状態が所定の条件を満たしたときは、前記主
電力の供給を再開し通常状態へ復帰させる本体省エネモ
ードの制御を行う省エネルギー制御手段、を有する通信
装置と、 該通信装置と通信回線との間に接続され、前記通信装置
より電力の供給を受けて作動する通信回線接続装置と、
を有し、 省エネルギー方式として、所定の条件により前記省エネ
ルギー制御手段が前記通信装置から前記通信回線接続装
置への電力供給を停止する完全省エネモードと、前記電
力供給は停止せずに、前記通信回線接続装置の備えるス
リープ機能を利用して省エネルギー化を実現するスリー
プ省エネモードとの2種の省エネルギーモードを場合に
応じて選択的に使用することを特徴とする通信システ
ム。 - 【請求項2】 前記通信回線接続装置は、 前記通信装置および前記通信回線接続装置の前記モード
に関する情報を管理し共有するモード情報管理手段を有
し、 前記スリープ省エネモードへ移行する判断は自身で行
い、前記スリープ省エネモードへ移行する際は、前記モ
ード情報管理手段に対し、移行するモードを示すモード
情報をセットしてから移行し、復帰する際は前記通信装
置を復帰させることなく復帰し、前記通信装置とデータ
通信を行う必要が発生した場合、前記モード情報管理手
段へアクセスして前記モード情報を参照し、前記通信装
置の現在のモードを確認して、前記通信装置が前記本体
省エネモードであるなら前記通信装置を通常状態へ復帰
させて前記データ通信を行い、 前記通信装置は、前記本体省エネモードへ移行する判断
は自身で行い、前記本体省エネモードへ移行する際は、
前記モード情報管理手段に対し、移行するモードを示す
モード情報をセットしてから移行し、復帰する際は前記
通信回線接続装置を復帰させることなく復帰し、前記通
信回線接続装置とデータ通信を行う必要が発生した場
合、前記モード情報管理手段へアクセスして前記モード
情報を参照し、前記通信回線接続装置の現在のモードを
確認して、前記通信回線接続装置が省エネルギーモード
であるなら前記通信回線接続装置を通常状態へ復帰させ
て前記データ通信を行うことを特徴とする請求項1記載
の通信システム。 - 【請求項3】 前記通信回線接続装置は、前記完全省エ
ネモードへ移行する判断を行い、前記完全省エネモード
に移行するとき、前記通信装置の前記省エネルギー制御
手段に対して、移行要求を送信し、 前記通信装置の前記省エネルギー制御手段は、前記移行
要求を受信して前記通信回線接続装置への電力供給を停
止して前記完全省エネモードへ移行し、 該完全省エネモードからの復帰は前記通信装置側の判断
によることを特徴とする請求項2記載の通信システム。 - 【請求項4】 前記完全省エネモードへ移行する判断
は、前記通信装置側が行うことを特徴とする請求項3記
載の通信システム。 - 【請求項5】 前記通信回線接続装置より前記通信装置
の前記省エネルギー制御手段に対して発行される前記移
行要求を、ハードウェア信号により行うことを特徴とす
る請求項3または4記載の通信システム。 - 【請求項6】 前記通信装置は、 公衆回線網を介してファクシミリデータ通信を行う通信
手段を更に有することを特徴とする請求項1から5のい
ずれか1項に記載の通信システム。 - 【請求項7】 前記通信回線を介して、および前記通信
装置と前記通信回線接続装置との間で電子メールの送受
を行う電子メール送受手段を更に有し、 前記通信回線接続装置は、前記通信回線から電子メール
の着信を検出した場合、前記通信装置が前記本体省エネ
モードであるなら、前記通信装置の前記省エネルギー制
御手段に対して復帰命令を出力して復帰させて前記電子
メールの送受を行うことを特徴とする請求項1から6の
いずれか1項に記載の通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001009508A JP2002218099A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001009508A JP2002218099A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002218099A true JP2002218099A (ja) | 2002-08-02 |
Family
ID=18876984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001009508A Pending JP2002218099A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002218099A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006270193A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-10-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成システムおよび方法および画像読取装置 |
JP2008207421A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Ricoh Co Ltd | 情報処理装置 |
JP2010141478A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像形成装置及び電力制御方法 |
JP2010165108A (ja) * | 2009-01-14 | 2010-07-29 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、システム、制御方法およびプログラム |
CN101859174A (zh) * | 2009-04-09 | 2010-10-13 | 佳能株式会社 | 信息处理设备和方法以及网络接口装置和其控制方法 |
US7872774B2 (en) | 2006-04-05 | 2011-01-18 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus having an energization switching unit and control information updating unit |
US7898677B2 (en) | 2006-04-05 | 2011-03-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus |
JP2011138186A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-14 | Fujitsu Frontech Ltd | 端末装置、サーバ装置及びプログラム |
JP2011237492A (ja) * | 2010-05-06 | 2011-11-24 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像処理装置及び同装置の節電方法並びに節電制御プログラム |
JP2012070235A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Toshiba Corp | 通信装置及び通信システム |
US8400659B2 (en) | 2008-09-17 | 2013-03-19 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus with dedictated transmission line that connects the control unit and the engine unit and features a power mode signal |
JP2013187569A (ja) * | 2012-03-05 | 2013-09-19 | Canon Inc | 画像処理装置、通信装置及びそれらの制御方法、システム、プログラム |
US8860985B2 (en) | 2010-03-15 | 2014-10-14 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus for reducing power consumption using a commonly accessible shared memory |
-
2001
- 2001-01-17 JP JP2001009508A patent/JP2002218099A/ja active Pending
Cited By (14)
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JP2013187569A (ja) * | 2012-03-05 | 2013-09-19 | Canon Inc | 画像処理装置、通信装置及びそれらの制御方法、システム、プログラム |
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