JP2002217791A - 無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
12とネットワーク通信を司る屋内装置(IDU)I9
〜I12とを同軸ケーブルC9〜C12で接続し、基地
局装置や加入者局装置に用いられる無線通信装置におい
て、装置の共用化を図り、予備用系の構築に必要なケー
ブル本数や長さを必要最小限として、信頼性の向上及び
トータルコストの削減を実現する。 【解決手段】 同軸ケーブルC9〜C12でそれぞれ接
続したIDUI9〜I12とODUO9〜O12からな
る4組の現用系に対して、1つの予備用IDUI13と
4つの予備用ODUO13〜O16の主要部分の接続を
1本の同軸ケーブルC17で行った予備系を設け、現用
IDUI9〜I12と予備用IDUI13との異常発生
に係る情報交換により、自己制御によって異常が生じた
現用系から予備用系への切り替えを行う。
Description
二重化された構成を有する無線通信装置に関し、特に屋
内装置と屋外装置とから構成される無線通信装置に関す
る。
々な形式の無線通信装置が実用化されており、その一形
式として、無線通信を司る屋外装置(ODU:OutD
oorUniteとも称せられる)とネットワーク通信
を司る屋内装置(IDU:InDoorUniteとも
称せられる)とを同軸ケーブルなどでケーブル接続して
構成した無線通信装置が用いられている。このようなO
DUとIDUをケーブル接続した形式の無線通信装置
は、例えば、移動体通信システムの基地局装置として用
いることができ、アンテナを有したODUを鉄塔やビル
の屋上などの高所に設置し、IDUを制御室などの屋内
に設置することにより、アンテナを有した無線通信機能
部を小型軽量化して高所への設置を容易にし、バックボ
ーンネットワークとの通信処理や制御機能を司る部分を
風雨から保護した環境に設置することがきる。
(FWA:FixedWirelessAccessと
も称せられる)も実用化されており、当該システムで
は、加入者局装置を加入者端末を収容したLANなどの
加入者ネットワークに接続し、基地局装置を公衆回線網
やインターネットに接続して、加入者局装置と基地局装
置との間の無線通信により加入者ネットワークを公衆回
線網などに接続できるようにし、また、基地局装置が中
継制御を行うことにより同一の基地局装置に収容された
異なる加入者局間で通信を行うこともできるようにして
いる。このようなFWAシステムでは、1つの基地局装
置に対して幾つかの加入者局装置を収容し、各加入者局
装置を加入者宅に固定設置するが、これら加入者局装置
も、ODUとIDUをケーブル接続した形式の無線通信
装置で構成し、アンテナを有したODUを加入者宅のビ
ルの屋上などの高所に設置し、IDUを加入者宅の屋内
に設置して、IDUにより基地局装置と無線通信を行
い、ODUにより加入者ネットワークとの通信を行うよ
うにしている。
(IDU)とをケーブル接続した無線通信装置に関し、
現用系と予備用系とを設けて、現用系と予備用系とを切
り替える二重化方法について従来から幾つかの発明が提
案されている。特許第2682047号公報に記載され
た発明は、図9に示すように、アンテナ91で受信した
信号を分配器92で分配して、屋外装置90(ODU)
に用意された2つの受信機93、94で受信処理し、そ
のいずれかを制御部95の制御でスイッチ96により選
択して同軸ケーブル97を介して図外の屋内装置(ID
U)に伝達するものである。なお、送信系は示していな
いが同様な構成である。
ODU90内に2つの受信機93、94を設けるため、
二重化を必要とせず安価なシステムの要求に応えるため
には、このような二重化構造を有しない装置を別に用意
する必要がある。したがって、このようなニーズに応え
るために、装置の製造メーカは二重化構造を有する装置
と二重化構造を有しない装置の2種類の装置を作らなけ
ればならず、製品コストを削減するための障害となって
いた。また、装置を購入したユーザにおいても、二重化
構造を有しない装置を購入した後に二重化を係る必要が
生じた場合、二重化構造を有する装置を新たに購入し直
さなければならず、既存の設備を無駄にしなければなら
なかった。更に、当該発明による構成では、例えば共通
部分であるスイッチ96が故障した場合、現用系と予備
用系の両方が使えなくなる可能性があり、このように共
通部分を持ち合わせる構造では、故障箇所によっては二
重化の意味が全くなくなってしまう重大な欠点があっ
た。
発明は上記の発明と概して同様なものであり、図10に
示すように、ODU100とIDU101とを同軸ケー
ブル102で接続した現用系と、ODU103とIDU
104とを同軸ケーブル105で接続した予備用系とを
設け、制御部106の制御でスイッチ107を切り替え
て、現用系から予備用系への切り替えを行うものであ
る。しかしながら、当該発明にあっては、現用系と同じ
く予備用系にもIDUとODUを接続する同軸ケーブル
が必要になり設置コストは安価とならないという問題が
あった。また、2つのIDU101、104を切り替え
るスイッチ107と、当該スイッチ107を制御するた
めの制御部106を備えた構造であるため、これらの切
替制御部または切替えスイッチが故障した場合には現用
系と予備用系の両方が使えなくなる問題があった。
た発明は上記の発明と概して同様なものであり、図11
に示すように、1つのIDU110に現用系と予備用系
の2つのODU111、112をスイッチ113を介し
て同軸ケーブル114で接続し、制御部115の制御で
スイッチ113を切り替えて、現用系から予備用系への
切り替えを行うものである。しかしながら、当該発明に
あっては、スイッチ113を制御する切替制御部115
が必要であり、この切替制御部または切替えスイッチが
故障した場合には、現用系と予備系の両方が使えなくな
る問題があった。
は、不要な電波がアンテナ116、117から出力され
ることを防止するためにIDU110が予備用系のOD
U112に送信停止の命令を発することが記載されてい
る。しかしながら、現用系として動作していたODU1
11の内部に備えられるマイコンなどの制御部が故障し
て応答しなくなったために予備系に切り替わった場合、
前記送信停止命令を正しく処理できない可能性もある
が、当該公報にはこの場合の対処法については全く示さ
れていない。
4を通して送信される中間周波数信号(IF信号)はス
イッチ113によって現用系ODU111のみにしか供
給されず、また、現用系のODUで受信したIF信号し
かIDU110に伝達されない。したがって、現用系O
DUが動作しているときには、予備用系ODUの送信機
能および受信機能が正常に動作するかどうかのチェック
は行われていない。また、スイッチ113の損失が小さ
く無視できるとすれば、二重化を行なう場合と行なわな
い場合で、IDUとODU間のIF信号についてのレベ
ルダイヤ(伝送ロス)は変わらないが、制御信号のレベ
ルは3dB以上異なってしまう(IDUからの制御信号
はそれぞれのODUに半分ずつの大きさ(3dBの損
失)で到達する)。したがって、二重化を行なった場合
に許容されるケーブル長が短くなってしまう問題があっ
た。
波数帯域の有効利用などの要請から基地局装置はセクタ
ー構成となっている場合が多い。例えば、120度ビー
ムの指向性アンテナを備える無線装置を3つ用意して、
これら3つのアンテナで水平面内360度すべての方向
を通信エリアとするものである。この場合、1つの基地
局装置はこれら3つのアンテナと3つの無線装置で構成
されていると考えることができる。このようなセクター
構成の基地局装置を二重化する場合、従来では、3つの
無線装置それぞれを二重化し、無線装置を6個用いる方
法がとられていた。なお、それぞれを二重化する具体的
方法についてはこれまで述べてきた通りである。
地局における二重化方法の従来例を示してある。図示の
例は4セクター構成であり、現用系は4つのIDUとこ
れにケーブル接続された4つのODUから構成される。
このような無線基地局において、IDUとODUの両方
を二重化するために、予備用系も4つのIDUとこれに
ケーブル接続された4つのODUを使用している。しか
しながら、このような従来の方法では、現用系に対して
全く同一な構成の予備用系を設けなければならず、ま
た、IDUとODUの間には現用系4本と予備用系4本
の合計8本の同軸ケーブルを設けなければならず、上記
のようにODUを高所に設置する必要からすると、予備
用系の設置作業やそれに付随するケーブルの敷設作業が
容易ではなかった。
無線通信装置では、二重化を前提とした装置を用いるこ
とにより二重化を必要としない場合にも二重化構造を設
置しなければならなかったり、二重化を行うために予備
系のケーブルを施設しなければならなかったり、二重化
を行うと許容されるケーブルの長さが短くなったりする
問題があった。
もので、現用系と予備用系とで同じ装置を用いることが
できる無線通信装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、予備用系の構築に必要なケーブル本数や
長さを必要最小限とすることができる無線通信装置を提
供することを目的とする。また、本発明は、汎用性があ
り、信頼性が高く、トータルコストを削減することがで
きる無線通信装置を提供することを目的とする。また、
本発明は、セクター構成の無線基地局装置や加入者局装
置に最適な二重化方法を提供することを目的とする。な
お、本発明の更なる目的は、以下に説明するところによ
り明らかである。
通信を司る屋外装置(ODU)とネットワーク通信を司
る屋内装置(IDU)とを同軸ケーブルなどでケーブル
接続した基本構成を有して、例えばFWAシステムの基
地局装置や加入者局装置に用いられる無線通信装置であ
る。そして、本発明では、現用の無線通信装置に対して
予備用の無線通信装置を設けるとともに、これら現用と
予備用の無線通信装置の屋内装置に互いに通信するため
の通信手段を設けており、更に、現用系の屋内装置と予
備系の屋内装置との間の情報交換に基づいて現用系の異
常を検出する異常検出手段と、異常検出に応答して現用
系の運用を停止させ予備系の運用を開始させる制御手段
と、を備えている。したがって、外部に特段のスイッチ
や切り替え制御装置を設けずに、現用系の屋内装置と予
備系の屋内装置との間の情報交換により、これら現用系
と予備用系との自己制御によって異常が生じた現用系か
ら予備用系への切り替えがなされる。
置(ODU)とネットワーク通信を司る屋内装置(ID
U)とを同軸ケーブルなどでケーブル接続した基本構成
を有して、例えばFWAシステムの基地局装置や加入者
局装置に用いられる無線通信装置である。そして、本発
明では、現用の屋外装置に対して予備用の屋外装置を設
けるとともに、これら屋外装置を分配器を介して同一の
屋内装置にケーブル接続しており、更に、現用の屋外装
置の異常を検出する手段と、異常検出に応答して現用屋
外装置の運用を停止させ予備用屋外装置の運用を開始さ
せる制御手段と、を備えている。したがって、上記のよ
うに現用系と予備用系との自己制御によって異常が生じ
た現用屋外装置から予備用屋外装置への切り替えがなさ
れ、また、この予備用屋外装置と屋内装置とを接続する
ケーブルは現用系のものを共用することができる。
置(ODU)とネットワーク通信を司る屋内装置(ID
U)とを同軸ケーブルなどでケーブル接続した基本構成
を有して、例えばFWAシステムの基地局装置や加入者
局装置に用いられる無線通信装置である。そして、本発
明では、現用の無線通信装置をN組(N≧2)設けると
ともに、予備用の屋内装置と、当該予備用の屋内装置に
分配器を介してケーブル接続されたM組(N≧M≧2)
の予備用屋外装置を設けて、現用系の各屋外装置に対し
て、予備用の屋外装置をそれぞれ対応させて設けた構成
としている。更に、本発明では、請求項1と同様に現用
の屋内装置と予備用の屋内装置に互いに通信するための
通信手段を設け、また、現用系の屋内装置と予備系の屋
内装置との間の情報交換に基づいて現用系の異常を検出
する異常検出手段と、異常検出に応答して該当する現用
系の運用を停止させ予備系の運用を開始させる制御手段
と、を備えている。したがって、複数組の現用系の内で
異常を生じた場合に、現用系の屋内装置と予備系の屋内
装置との間の情報交換により、これら現用系と予備用系
との自己制御によって異常が生じた現用系から予備用系
への切り替えがなされる。また、複数組の現用系の内で
一度に幾つもが異常を生じる可能性は極めて低いので、
複数設けた予備用屋外装置を同一の屋内装置に分配器を
介してケーブル接続して予備用の屋内装置の数やケーブ
ル本数を最低限に削減して、コストの削減及び敷設工事
の容易化を実現している。
項3の発明において、屋内装置と分配器との間に増幅器
を介装しており、これによって、現用屋外装置と予備用
屋外装置との間での分配損失を補って、ケーブル長を短
縮させずとも良好な通信品質及び良好な制御情報の伝達
を実現している。
おいて、予備用屋内装置又は予備用屋外装置の異常を検
出する異常検出手段を備え、これによって、予備用系自
身での異常検出を実現している。
の発明において、現用無線通信装置の屋外装置及び予備
用屋外装置は、N個(N≧2)の指向性アンテナからな
るセクタアンテナの各アンテナを用いて無線通信を行う
ものであり、例えばセクター構成の現用系に対して、各
セクターに対応した予備用の屋外装置を設けた構成とし
ている。したがって、基地局装置や加入者局装置などに
おいて、現用の或るセクターが故障した場合に、当該セ
クターに対応する予備用屋外装置及び予備用屋内装置を
自己制御により運用させることができる。
のいずれかの発明において、屋内装置は運用を停止又は
開始する手段として、屋内装置自身の電源をオンオフ可
能なスイッチ、ケーブル接続された屋外装置の電源をオ
ンオフ可能なスイッチ、屋内装置自身のベースバンド回
路に設けられたベースバンド信号をオンオフ可能なスイ
ッチ、屋内装置自身又はケーブル接続された屋外装置の
中間周波数回路に設けられた信号をオンオフ可能なスイ
ッチの内の少なくともいずれか1つを備えている。
のいずれかの発明において、屋外装置は運用を停止又は
開始する手段として、屋外装置自身の電源をオンオフ可
能なスイッチ、屋外装置自身の中間周波数回路に設けら
れた信号をオンオフ可能なスイッチ、無線周波数回路に
設けられた信号をオンオフ可能なスイッチの内の少なく
ともいずれか1つを備えている。
置とネットワーク通信を司る屋内装置とをケーブルで接
続して構成した無線通信装置を現用から予備用に切り替
える方法であり、予備用の屋内装置が現用として設けら
れた屋内装置に対して問い合わせを送って、現用の各屋
内装置に当該問い合わせに対して応答させ、現用の屋内
装置が予備用の屋内装置に異常を通知した場合、問い合
わせに対して現用の屋内装置からの応答がない場合の少
なくともいずれかの場合に、現用系の運用を停止して、
当該現用系に代わって予備系に運用を開始させる。した
がって、現用屋内装置と予備用屋内装置との間の情報通
信に基づいて、自己制御によって現用系無線通信装置か
ら予備用系無線通信装置への切り替えが実現される。
において特に現用として複数の屋内装置が設けられてい
る場合の方法であって、予備用の屋内装置が現用として
設けられた複数の屋内装置に対して順番に問い合わせを
送って、現用の各屋内装置に当該問い合わせに対してポ
ーリング方式で応答させ、現用の屋内装置が予備用の屋
内装置に異常を通知した場合、問い合わせに対して現用
の屋内装置からの応答がない場合の少なくともいずれか
の場合に、該当する現用系の運用を停止して、当該現用
系に代わって予備系に運用を開始させる。したがって、
現用屋内装置と予備用屋内装置との間の情報通信に基づ
いて、自己制御によって該当する現用系無線通信装置か
ら予備用系無線通信装置への切り替えが実現される。
装置とネットワーク通信を司る複数の屋内装置とをケー
ブルで接続して構成した無線通信装置の屋外装置を現用
から予備用に切り替える方法であり、屋内装置が複数の
屋外装置に対して順番に問い合わせを送って、各屋外装
置に当該問い合わせに対してポーリング方式で応答さ
せ、現用の屋外装置が屋内装置に異常を通知した場合、
問い合わせに対して現用の屋外装置からの応答がない場
合の少なくともいずれかの場合に、該当する現用屋外装
置の運用を停止して、当該現用系に代わって予備用の屋
外装置に運用を開始させる。したがって、現用屋内装置
と予備用屋内装置との間の情報通信に基づいて、自己制
御によって現用屋外装置から予備用屋外装置への切り替
えが実現される。
おいて、屋外装置は電源オン時には運用禁止の状態と
し、屋内装置から運用開始通知があった場合に運用可能
な状態にする。請求項13の発明は、請求項12の発明
において、屋内装置が屋外装置の電源をオフにした後、
屋内装置が屋外装置の電源をオンにして、現用と予備と
の屋外装置をともに運用禁止状態で起動し、屋内装置が
予備用の屋外装置に運用開始通知を行って、予備系の運
用を開始させる。したがって、予備用屋外装置にも異常
があった場合、電源がオンされた途端に当該屋外装置か
ら無線信号の送信がなされて無線通信システムで二次的
トラブルを発生させてしまうことも考えられるが、本発
明によれば、屋外装置が正常であることを屋内装置が確
認した後に運用開始させることもでき、無線通信システ
ムへの影響を防止することができる。
装置とネットワーク通信を司る複数の屋内装置とをケー
ブルで接続して構成した無線通信装置において屋外装置
の故障を特定する方法であり、屋外装置の一部を現用に
設定するとともに、他の一部の屋外装置は屋内装置から
ケーブルを介して受信した信号を無線送信しない禁止状
態に設定した予備用に設定し、現用及び予備用の屋外装
置で屋内装置からケーブルを介して受信した信号の大き
さを検出して比較することにより、現用屋外装置で検出
した受信信号の大きさが異常で予備用屋外装置で検出し
た受信信号の大きさが正常である場合は現用の屋外装置
の故障であると判定して、当該現用屋外装置を予備用屋
外装置に切り替える。請求項15の発明は、請求項14
の発明において、現用屋外装置と予備用屋外装置でそれ
ぞれ検出した受信信号の大きさが共に異常である場合は
屋内装置の故障であると判定する。したがって、屋内装
置側の故障に起因することなく、現用の屋外装置が故障
である場合にのみ予備用屋外装置への切り替えが自己制
御でなされ、また、屋外装置が故障である場合にはこれ
を自己制御で検出することができる。
係る無線通信装置を示してある。本例では、IDU(屋
内装置)I1とODU(屋外装置)O1とを同軸ケーブ
ルC1で接続した現用の無線通信装置と、IDU(屋内
装置)I2とODU(屋外装置)O2とを同軸ケーブル
C2で接続した予備用の無線通信装置とを備えた二重化
構成であり、これら現用IDUI1と予備用IDUI2
は情報交換を行う制御用ケーブルC3を介して互いに情
報交換を行うとともに分配合成器D1を介して公衆回線
網やインターネット回線網などのネットワークNに接続
されている。なお、分配合成器D1はスイッチやハブな
どで代用することもでき、また、現用IDUI1と予備
用IDUI2とのいずれか一方のネットワークNとの通
信機能を停止させるようにすれば、このような分配機器
を廃止して、現用IDUI1と予備用IDUI2とをネ
ットワークNに直接的に接続することもできる。
を有する装置、また、2つのODU(O1とO2)は同
一の機能を有する装置であり、ともにマイコンなどの制
御装置を内蔵して異常検出や装置内部のスイッチの切替
えなどを行なうことができ、本例では、これらを上記の
ように現用と予備用に設定している。このように現用系
と予備系のIDUは同じものであるので、製造コストを
低減することができるが、何らかの手段で現用系にする
か予備系にするかを設定できなければならない。この手
段としては、IDUにPC(パーソナルコンピュータ)
を接続してシリアル通信などで設定するようにしてもよ
く、また、IDUにディップスイッチなどを設けてスイ
ッチ切り替えにより設定するようにしてもよい。
つは、現用と予備用のIDU間に通信手段を有すること
である。このように現用と予備用のIDU間に通信手段
を設けても、通常、IDUは室内の制御室などに設置さ
れることが多く、さらに、現用系と予備系は同一場所に
設置されることがほとんどであるので、これらIDU間
に通信のための制御ケーブルC3を敷設しても、困難な
敷設作業を行わなければならないなどといった問題は生
じない。
表させて、本発明に係るIDU及びODUの構成の一例
を示してある。IDUI1は、ネットワーク側との通信
処理を行う通信部1、同軸ケーブルC1を介してODU
O1との通信処理を行う通信部2、通信信号の変復調な
どの処理を行う信号処理部3、制御ケーブルC3を介し
て二重化用のIDUI2との通信処理を行う通信部4、
これらの機能部1〜4を統括制御する制御部5を備えて
いる。また、信号処理部3は、中間周波数信号(IF信
号)の処理を行うIF部6、通信信号のベースバンド処
理を行うベースバンド部7を有し、また、制御部5は、
異常検出を行うための異常検出部8、動作電源をオンオ
フさせるための電源制御部9を有している。
信処理を行う通信部12、同軸ケーブルC1を介してI
DUI1との通信処理を行う通信部13、通信信号の変
復調などの処理を行う信号処理部14、これらの機能部
10〜14を統括制御する制御部15を備えている。ま
た、信号処理部14は、中間周波数信号(IF信号)の
処理を行うIF部16、無線信号処理を行うRF部17
を有している。なお、本例では、ODU側でも異常検出
を行うことができるように、制御部15は異常検出を行
うための異常検出部18を有している。
現用系の無線通信装置は二重化の必要がないときはそれ
自体で正常に動作して、ネットワークNから受信した情
報をアンテナ11により送信し、アンテナ11により受
信した情報をネットワークNへ送信する。そして、二重
化が必要な場合には、IDUI2とODUO2をと備え
た予備用系の無線通信装置を増設して、分配合成器D1
を介してネットワークNに接続し、IDUI1とIDU
I2とを制御ケーブルC3によって接続すればよい。
IDUI2とに備えられた通信部4によって、それそれ
の制御部5による制御の下に制御ケーブルC3を通して
IDU間の通信を行い、予備系IDUI2が現用系ID
UI1に異常があるかどうかを定期的に質問する。そし
て、現用系IDUI1が異常検出手段8によって異常を
検出し、当該異常を制御ケーブルC3を通して予備系I
DUI2に応答したときは、現用系IDUI1は自己の
制御部5による制御で自らの運用を停止し、予備系ID
UI2が自己の制御部5による制御で自らの運用を開始
する。
DUI2との情報交換に基づく自己制御によって、故障
などの異常を来した現用系を予備系に切り替えて、支障
なく無線通信を続行することができる。また、IDUは
ODUと通信部2、13及び同軸ケーブルを有した通信
機能を有しているので、現用系ODUO1が異常検出手
段18によって異常を検出し、当該異常を同軸ケーブル
C1を通して現用系IDUI1に通知したときは、現用
系IDUI1はODUO1の異常を上記応答時或いは即
座に予備系IDUI2へ制御ケーブルC3を通して通知
し、上記と同様に現用系を予備系に切り替えて無線通信
を続行する。
備系IDUI2からの質問に応答できなくなることも考
えられるので、予備用IDUI2はその制御部5による
制御で現用IDUI1からの応答がないときにも運用を
開始するようにしてもよい。また、同様に、ODUの異
常把握についても、IDUがODUへ質問する形式で行
えばよいが、IDUはその制御部5による制御でODU
からの応答がないときにも予備系IDUへ異常を通知し
て、現用系から予備系への切り替えを行えばよい。
系の運用を開始させるには、現用系IDUが電源制御部
9によって自らの電源をオフし、予備系IDUが電源制
御部9によって自らの電源をオンさせればよいが、この
他、制御部5による制御で、ベースバンド部7に設けら
れたベースバンド信号をオフ・オンさせたり、IF部6
に設けられたスイッチをオフ・オンさせて、運用の停止
・開始を行うようにしてもよい。また、ODUの運用を
停止させるには、IDUが同軸ケーブルを通してODU
に供給する電源をオフにすればよいが、この他、IDU
自身の電源を切るようにしてもよいし、ベースバンド部
に設けられたベースバンド信号をオフにしてもよいし、
IF回路あるいはRF回路に設けられたスイッチをオフ
してもよい。
する他、通信相手となる無線機からの受信を行ない、受
信レベルが最適かどうかを常時或いは定期的に確認し
て、もし現用系IDUI1が異常情報として受信レベル
の異常をIDUI2に通知した場合に、IDUI2の受
信レベルは正常であれば上記のような切り替えを行い、
IDUI2の受信レベルも異常であれば通信相手の異常
であるとして、予備系への切り替えを行わないように制
御するようにしてもよい。このような制御を制御部5に
よって行うようにすれば、現用系が真に異常である場合
にのみ予備系への切り替えを行うことができる。
通信装置を示してある。本例は、保守性の理由で屋外に
設置されるODUだけを二重化する必要がある場合に極
めて有効である。本例では、ネットワークNに接続され
るIDUから屋外までは1本の同軸ケーブルC1で敷設
して、ODU側に分配合成器D3を設けて現用系ODU
O3と予備系のODUO4にそれぞれ接続するものであ
る。なお、上記と同様に、二重化の必要がないときはI
DUI3とODUO3だけで正常に動作し、二重化が必
要なときは、分配合成器D3及び予備系ODUO4を増
設すればよい。また、予備系が必要でないときにも予め
分配合成器D3を設けておき、一方のポートを現用系に
接続し、他方のポートを終端しておくことも可能であ
る。これにより、後に予備系を設置するときにケーブル
を遮断することがないため、現用系の運用を停止するこ
となく予備系の増設を行うことができる。ここで、2つ
のODU(O3とO4)は同一の機能を有する装置であ
る。
同軸ケーブルC1で接続されているが、このケーブルに
は幾つかの信号を多重化して伝送させることができる。
例えば、ODUに供給する電源(DC電源)や通信信号
(IF信号)の他、IDUとODUの間での制御信号な
どを伝送する。ここで、IDUとODUが独立に通信を
行なうためにはIDUI3とODUO3の通信で使用す
る制御信号とIDUI3とODUO4の通信で使用する
制御信号との周波数を変えることも考えられるが、同一
の信号を使用したシリアル通信とすることも可能であ
り、この場合には、IDUからODUへのシリアル電文
はヘッダと命令により構成し、ヘッダにどちらのODU
宛ての電文であるかを明示するようにすればよい。シリ
アル信号は他の信号と同様に分配器D3により2つのO
DUに伝達されるが、ODUはヘッダ部分を解読すれば
自分宛ての電文であるか否かが判明するので、自分宛て
の電文であれば、命令を実行してそれに応答すればよ
い。
UO4かの識別がつく情報を付与しておけば、IDUは
受信した電文がどちらのODUからの電文なのかが明ら
かとなる。更に、OUDO3とODUO4が同時に電文
を送信するとIDUI3で2つの電文はエラーとなって
受信できない場合もあるので、ポーリング方式でIDU
の命令にODUが応答するというようにすれば、このよ
うな不具合を防止することができる。
り、ODUはマイコンを含む制御回路を備えている。近
年のマイコンはシリアル通信機能を有していることが多
く、この信号を変復調したものを同軸ケーブルに多重化
させることは容易である。さて、制御回路20では、送
信信号の送信レベル、受信信号の受信レベル、シンセサ
イザ(PLL)のロック検出信号、IDUからの受信し
た信号(IF(TX))のレベルなどの監視をおこなっ
ており、これら監視情報に基づいて制御回路20は異常
を検出したときに各機能部に設けられたスイッチを制御
して運用を停止することができる。
イッチを制御して運用を停止してもよいし、また、OD
Uの制御回路20が自己の異常を検出したときに運用を
即時に停止するようにしてもよい。また、運用を停止で
きればいかなる方法でもよく、IF信号を直接オン・オ
フするスイッチ21を備えていてもよいし、アンプ22
の電源をオン・オフできるスイッチ23を備えてもよ
い。
イッチは制御回路20に備えられるマイコンやG/Aな
どによって制御されるが、これらのスイッチの初期値を
運用停止状態となるようにして設定しておくことが好ま
しい。例えばマイコンのI/Oポートを用いてスイッチ
のオン・オフを制御する場合、ODUに電源が入ってマ
イコンが起動すると、マイコンは初期テストを行ない異
常がないことを確認した後、IDUからの運用開始命令
を待ってスイッチを運用開始状態に設定するようにすれ
ばよい。このような方法をとれば、シリアル通信を司る
変調回路24や復調回路25に異常があった場合やマイ
コンが何らかの故障をした場合でも、IDUから受信す
るIF(TX)信号がRF信号となってアンテナ26か
ら送信されることを防止することができる。
える処理の手順の一例を説明する。まず、同軸ケーブル
C1を通した情報通信で、IDUI3が現用系ODUO
3の異常を検出する或いは現用系ODUO3から異常を
通知されると、IDUI3が現用系O3に運用停止命令
を発行する。これに応じて、現用系ODUO3が自己の
運用を停止してIDUI3に通知し、IDUI3がこの
運用停止通知を受信すると予備系ODUO4に運用開始
命令を発行し、予備系ODUO4が運用を開始してID
UI3に通知する。これにより、異常を生じた現用系O
DUが予備系ODUに切り替えられて、無線通信が続行
される。
かの異常でIDUI3の命令に応答しない場合には、I
DUI3は現用ODUO3が運用停止状態になったのか
どうかを把握できず、予備系ODUO4への切り替えに
支障をきたす可能性が考えられる。そこで、このような
場合には、ODUの電源投入後の初期状態を運用停止に
設定して、次のような処理手順を実行するようにすれば
よい。
を検出できない場合には、IDUI3は両方のODU
(O3、O4)の電源を一旦切って運用を停止させた
後、これら両ODU(O3、O4)の電源を入れる。そ
して、IDUI3は予備系ODUO4に運用開始命令を
発行して、当該ODUO4に運用を開始させる。すなわ
ち、上記手順においてODUの初期状態が運用停止であ
るので、現用系ODUO3の応答がないとしても、電源
遮断によって両方のODU(O3、O4)が運用停止状
態となっているので、予備系ODUO4にのみ運用開始
命令を発行すれば、現用系から予備系への切り替えを支
障なく実施することができる。
らの入力レベルを検出できるようにしておくと、IDU
の故障であるか、ODU自身の故障であるか判断するこ
ともできる。すなわち、現用系ODUO3で検出したI
DUからの受信レベルが異常で、予備系ODUO4で検
出したIDUからの受信レベルが正常であれば、現用系
ODUO3の故障であるので、現用系から予備系への切
り替え処理を実行し、現用系ODUO3と予備系ODU
O4で検出したIDUからの受信レベルが共に異常であ
ればIDUの送信系あるいは同軸ケーブルに不具合があ
ることが想定でき、現用系ODUO3の切り替えを実行
しないようにする。なお、予備系ODUがIF信号を無
線送信することなくIDUからの受信レベルを検出する
ためには、受信レベル検出部以降に設けられたスイッチ
22をオフとしておけばよく、これによって、現用系と
予備系との無線送信による障害を回避することができ
る。
通信装置を示してある。本例は、図3に示した例のよう
に分配器を用いた場合に極めて有効である。IDUとO
DUを接続する同軸ケーブルは損失(同軸ケーブル内を
伝送するIF信号や制御信号はケーブルが長いほど減衰
量が大きくなる)を持つため、無線通信装置の通信品質
を維持するためにはいくらでも長くても良いということ
はない。例えば、或る装置を考えたとき、許容される同
軸ケーブルの損失が12dBであり、また、同軸ケーブ
ルの損失が100mで6dBだったとすると、二重化を
行わない場合には、許容されるケーブル長は200mと
なることは簡単に計算できる。図3に示す例で二重化を
行った場合には、ケーブル損失のほかに分配合成器D3
の分配損失が発生する。本例では分配合成器D3はOD
UO3とODUO4に信号を等分配するため、両ODU
での信号レベルは二重化しない場合に比べて少なくとも
3dBは低くなる。このことは、二重化をすることによ
って許容されるケーブル長が150mに短縮されること
を意味する。
損失を補償するために、IDUとODUの間に分配器D
3と共に増幅器A5を挿入している。図6には増幅器A
5の構成の一例を示してあり、同軸ケーブル内に多重化
された信号(IF(TX)、IF(RX)、制御(T
X)、制御(RX))をそれぞれ増幅するため、入力側
の分波合成器31で各信号成分に分離し、それぞれを増
幅回路32で増幅した後、出力側の分波合成器31によ
って合成するようにしている。なお、制御信号は前述し
たようにシリアル信号とすることも勿論可能であり、こ
の場合には、シリアル信号を振幅偏移変調(ASK)や
周波数偏移変調(FSK)などで変調して伝送させれば
よい。
幅器を使用しない場合は分配数を2分配以上とすること
は信号のレベルがかなり低下してしまうため、所望の通
信品質を得ることが難しくなる。例えば2分配では少な
くとも3dB、4分配では少なくとも6dBの分配損失
が発生する。これに対して、増幅器を用いて分配損失を
補償すれば、分配損失の存在しない分配器を使用するこ
とと等価であるから、2分配以上の分配に拡張すること
は問題なく実現することができる。例えば、図7に示す
ように、現用系ODUO3に対して、3つの予備系OD
U(O4〜O6)を設けた四重化構造とすることもで
き、この4分配の損失を増幅器A5で補うようにする。
なお、当該構造は次の第4実施例のように、全てのOD
Uを予備系として使用することも可能である。
通信装置を示してある。本例は、セクター構成を有する
無線通信システムの基地局装置や加入者局装置に用いて
好適な構成となっている。なお、同図には無線基地局が
4セクター構成となっている場合について示している
が、他のセクター数である場合でも同様である。
9で接続されたIDUI9とODUO9、同軸ケーブル
C10で接続されたIDUI10とODUO10、同軸
ケーブルC11で接続されたIDUI11とODUO1
1、同軸ケーブルC12で接続されたIDUI12とO
DUO12を有しており、これら4つのODUに備えら
れた指向性アンテナにより通信エリアを4分割した4セ
クターを構成している。すなわち、これら4つの現用系
によって二重化をしない場合の4セクター無線通信装置
が構築されている。例えば、ビーム幅が90度、すなわ
ち90度の方位をカバーするアンテナを用いて、ODU
O9〜O12に接続される4つのアンテナがそれぞれ北
方向、東方向、南方向、西方向を向いて設置されて、4
つの現用系で360度すべての方位をサービスエリアと
することを可能にしている。
ーブルC13で接続されたIDUI13とODUO1
3、同軸ケーブルC14で接続されたIDUI14とO
DUO14、同軸ケーブルC15で接続されたIDUI
15とODUO15、同軸ケーブルC16で接続された
IDUI16とODUO16を有しており、これら4つ
のODUに備えられた指向性アンテナにより現用系に対
応した4分割セクターを通信エリアとしている。すなわ
ち、予備系ODUO13のアンテナが現用系ODUO9
と同じ北方向を向いて設置され、予備系ODUO14の
アンテナが現用系ODUO10と同じ東方向を向いて設
置され、予備系ODUO15のアンテナが現用系ODU
O11と同じ南方向を向いて設置され、予備系ODUO
16のアンテナが現用系ODUO12と同じ西方向を向
いて設置されて、4つのセクターにおいてそれぞれ二重
化されている。
6)が対応する現用系IDU(I9〜I12)やODU
(O9〜O12)と全く系統が異なっている特徴を有し
ており、例えば、予備系ODUO13は現用系のIDU
I9とODUO9を接続する同軸ケーブルC9に一切関
与していない。したがって、二重化の信頼性を大幅に向
上することとなっており、現用系のIDUI9とODU
O9を接続する同軸ケーブルC9が切れた場合にも予備
系ODUO13は被害を被らない仕組みとなっている。
I13に4つの予備系ODU(O13〜16)が分配合
成器D9を介して接続されている。また、各予備系OD
U(O13〜16)と分配合成器D9との間はそれぞれ
同軸ケーブルC13〜C16により接続され、分配合成
器D9と予備系IDUI13との間を接続する同軸ケー
ブルC17には増幅器A9が介装されている。ここで、
分配合成器D9は予備系ODUの近傍に設置されるため
同軸ケーブルC13〜C16は極短いものであるが、予
備系ODUと同様に屋外に設置される分配合成器D9と
屋内に設置される予備系IDUI13とを接続する同軸
ケーブルC17はかなり長いものとなっている。
とに対応して増幅器A9を挿入しているが、分配損失が
許容できるようにシステムの設計を行っている場合には
必ずしも増幅器が必要でないことは言うまでもない。た
だし、予備系のIDUやODUを現用系と異なる仕様と
して、送受信特性を異ならせることによって増幅器がな
くとも現用系と同様のレベル関係を保つようする場合に
は、設計の手間や装置の汎用性が損なわれるなど製品コ
ストの点で有利さを欠くこととなる。また、本例では4
つの現用系ODUO9〜O12にそれぞれ対応させて4
つの予備系ODUO13〜O16を設けたが、現用系O
DUと予備系ODUを同数としなくてもよく、例えば、
FWAシステムの基地局において東西南北の4セクタの
内で東方向と西方向のセクタに加入者局が多い場合、2
つの予備系ODUを設けて東方向と西方向の2セクタだ
けを二重化するようにしてもよい。
予備系IDUI13と現用系IDU(I9〜I12)は
それぞれ制御ケーブルC18〜C21で接続されて、予
備系IDUとそれぞれの現用系IDUとが異常通知に係
る情報交換をするようになっており、本例では、予備系
IDUI13が現用系IDUI9〜I12に対してポー
リング方式で順番に異常があるかどうかを定期的に質問
するようになっている。したがって、異常があると応答
した場合または応答がない場合には、予備系IDUは現
用系の異常と判断して、当該異常を生じた現用系IDU
に運用停止命令を出した後、当該現用系IDUのセクタ
ーに対応する予備系IDUを用いた運用を開始し、これ
によって、異常を生じたセクターにおいて現用系から予
備系への切り替えろ自己制御で行って無線通信サービス
を続行する。
UO13〜O16を順に受信状態に設定するよう命令
し、その受信レベルを検出できるようにしておけば、予
備系自身の受信系の故障検出が可能である。また、第2
実施例で説明したように、予備系IDUからの入力レベ
ルを予備系ODUOで検出できるようにしておけば、送
信系の故障検出も可能である。
無線基地局の二重化方法によれば、現用系と予備系が独
立しているため、現用系が故障したときは自己制御で予
備系に切り替わることができ、また、予備系自身も故障
検出が可能である。更に、予備系の構築にあたって、I
DUを設置する屋内からODU(分配合成器)が設置さ
れる屋外まで接続する同軸ケーブルC17は1本だけで
よく、ケーブル敷設コストを最小限に抑えることができ
る。また、従来の方法で4セクター構成のIDUを二重
化するためには、予備系のIDUが4つ必要であった
が、本例によれば4つの予備系IDUと1つの予備系I
DUとを用意すればよく、よって、現用系の装置が同時
に故障しない限り、また、現用系の装置と予備系の装置
が同時に故障しない限り、運用停止状態となることはな
く、少ないコストで二重化を実現することができる。
製品コストやケーブル敷設コストを大幅に削減して現用
系に対して予備系を設け、通信の信頼性を向上させるこ
とができる。特に、セクター構成を図る場合には、セク
ター数によらず予備系IDUは1つ追加するだけで二重
化を行なうことができ、装置のトータルコストだけでな
く、必要となるケーブル本数も減らすことによって敷設
コストも低減することができる。
成図である。
す図である。
成図である。
る。
成図である。
る。
形例の構成図である。
成図である。
Claims (15)
- 【請求項1】無線通信を司る屋外装置とネットワーク通
信を司る屋内装置に分離され、屋外装置と屋内装置とを
ケーブルで接続して構成した無線通信装置において、 現用の無線通信装置に対して予備用の無線通信装置を設
けるとともに、これら無線通信装置の屋内装置に互いに
通信するための通信手段を設け、 更に、現用系の屋内装置と予備系の屋内装置との間の情
報交換に基づいて現用系の異常を検出する異常検出手段
と、異常検出に応答して現用系の運用を停止させ予備系
の運用を開始させる制御手段と、を備えたことを特徴と
する無線通信装置。 - 【請求項2】無線通信を司る屋外装置とネットワーク通
信を司る屋内装置に分離され、屋外装置と屋内装置とを
ケーブルで接続して構成した無線通信装置において、 現用の屋外装置に対して予備用の屋外装置を設けるとと
もに、これら屋外装置を分配器を介して同一の屋内装置
にケーブル接続し、 更に、現用の屋外装置の異常を検出する手段と、異常検
出に応答して現用屋外装置の運用を停止させ予備用屋外
装置の運用を開始させる制御手段と、を備えたことを特
徴とする無線通信装置。 - 【請求項3】無線通信を司る屋外装置とネットワーク通
信を司る屋内装置に分離され、屋内装置と屋外装置とを
ケーブルで接続して構成した無線通信装置において、 現用の無線通信装置をN組(N≧2)設けるとともに、
予備用の屋内装置と、当該予備用の屋内装置に分配器を
介してケーブル接続されたM組(N≧M≧2)の予備用
屋外装置を設け、 更に、現用の屋内装置と予備用の屋内装置に互いに通信
するための通信手段を設け、 現用系の屋内装置と予備系の屋内装置との間の情報交換
に基づいて現用系の異常を検出する異常検出手段と、異
常検出に応答して該当する現用系の運用を停止させ予備
系の運用を開始させる制御手段と、を備えたことを特徴
とする無線通信装置。 - 【請求項4】請求項2又は請求項3に記載の無線通信装
置において、 屋内装置と分配器との間には分配損失を補うための増幅
器が介装されていることを特徴とする無線通信装置。 - 【請求項5】請求項3に記載の無線通信装置において、 予備用の屋内装置又は予備用の屋外装置の異常を検出す
る異常検出手段を更に備えたことを特徴とする無線通信
装置。 - 【請求項6】請求項3乃至は請求項5のいずれか1項に
記載の無線通信装置において、 現用無線通信装置の屋外装置及び予備用屋外装置は、N
個(N≧2)の指向性アンテナからなるセクタアンテナ
の各アンテナを用いて無線通信を行うことを特徴とする
無線通信装置。 - 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記
載の無線通信装置において、 屋内装置は運用を停止又は開始する手段として、屋内装
置自身の電源をオンオフ可能なスイッチ、ケーブル接続
された屋外装置の電源をオンオフ可能なスイッチ、屋内
装置自身のベースバンド回路に設けられたベースバンド
信号をオンオフ可能なスイッチ、屋内装置自身又はケー
ブル接続された屋外装置の中間周波数回路に設けられた
信号をオンオフ可能なスイッチの内の少なくともいずれ
か1つを備えていることを特徴とする無線通信装置。 - 【請求項8】請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記
載の無線通信装置において、 屋外装置は運用を停止又は開始する手段として、屋外装
置自身の電源をオンオフ可能なスイッチ、屋外装置自身
の中間周波数回路に設けられた信号をオンオフ可能なス
イッチ、無線周波数回路に設けられた信号をオンオフ可
能なスイッチの内の少なくともいずれか1つを備えてい
ることを特徴とする無線通信装置。 - 【請求項9】無線通信を司る屋外装置とネットワーク通
信を司る屋内装置とをケーブルで接続して構成した無線
通信装置を現用から予備用に切り替える方法であって、 予備用の屋内装置が現用として設けられた屋内装置に対
して順番に問い合わせを送って、現用の各屋内装置に当
該問い合わせに対して応答させ、 現用の屋内装置が予備用の屋内装置に異常を通知した場
合、問い合わせに対して現用の屋内装置からの応答がな
い場合の少なくともいずれかの場合に、現用系の運用を
停止して、当該現用系に代わって予備系に運用を開始さ
せることを特徴とする通信系切り替え方法。 - 【請求項10】無線通信を司る屋外装置とネットワーク
通信を司る屋内装置とをケーブルで接続して構成した無
線通信装置を現用から予備用に切り替える方法であっ
て、 予備用の屋内装置が現用として設けられた複数の屋内装
置に対して順番に問い合わせを送って、現用の各屋内装
置に当該問い合わせに対してポーリング方式で応答さ
せ、 現用の屋内装置が予備用の屋内装置に異常を通知した場
合、問い合わせに対して現用の屋内装置からの応答がな
い場合の少なくともいずれかの場合に、該当する現用系
の運用を停止して、当該現用系に代わって予備系に運用
を開始させることを特徴とする通信系切り替え方法。 - 【請求項11】無線通信を司る屋外装置とネットワーク
通信を司る複数の屋内装置とをケーブルで接続して構成
した無線通信装置の屋外装置を現用から予備用に切り替
える方法であって、 屋内装置が複数の屋外装置に対して順番に問い合わせを
送って、各屋外装置に当該問い合わせに対してポーリン
グ方式で応答させ、 現用の屋外装置が屋内装置に異常を通知した場合、問い
合わせに対して現用の屋外装置からの応答がない場合の
少なくともいずれかの場合に、該当する現用屋外装置の
運用を停止して、当該現用系に代わって予備用の屋外装
置に運用を開始させることを特徴とする通信系切り替え
方法。 - 【請求項12】請求項11に記載の通信系切り替え方法
において、 屋外装置は電源オン時には運用禁止の状態とし、屋内装
置から運用開始通知があった場合に運用可能な状態にす
ることを特徴とする通信系切り替え方法。 - 【請求項13】請求項12に記載の通信系切り替え方法
において、 屋内装置が屋外装置の電源をオフにした後、屋内装置が
屋外装置の電源をオンにして、現用と予備との屋外装置
をともに運用禁止状態で起動し、 屋内装置が予備用の屋外装置に運用開始通知を行って、
予備系の運用を開始させることを特徴とする通信系切り
替え方法。 - 【請求項14】無線通信を司る屋外装置とネットワーク
通信を司る複数の屋内装置とをケーブルで接続して構成
した無線通信装置において、 当該屋外装置の一部を現用に設定するとともに、他の一
部の屋外装置は屋内装置からケーブルを介して受信した
信号を無線送信しない禁止状態に設定した予備用に設定
し、 現用及び予備用の屋外装置で屋内装置からケーブルを介
して受信した信号の大きさを検出して比較することによ
り、現用屋外装置で検出した受信信号の大きさが異常で
予備用屋外装置で検出した受信信号の大きさが正常であ
る場合は現用の屋外装置の故障であると判定して、当該
現用屋外装置を予備用屋外装置に切り替えることを特徴
とする通信系切り替え方法。 - 【請求項15】請求項15に記載の通信系切り替え方法
において、 現用屋外装置と予備用屋外装置でそれぞれ検出した受信
信号の大きさが共に異常である場合は屋内装置の故障で
あると判定することを特徴とする通信系切り替え方法。
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