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JP2002217258A - 半導体装置およびその測定方法、ならびに半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその測定方法、ならびに半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2002217258A
JP2002217258A JP2001013028A JP2001013028A JP2002217258A JP 2002217258 A JP2002217258 A JP 2002217258A JP 2001013028 A JP2001013028 A JP 2001013028A JP 2001013028 A JP2001013028 A JP 2001013028A JP 2002217258 A JP2002217258 A JP 2002217258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode pad
semiconductor device
wiring
region
protective film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001013028A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaichiro Asayama
匡一郎 朝山
Yasuhiro Mitsui
泰裕 三井
Fumiko Arakawa
史子 荒川
Shiro Kanbara
史朗 蒲原
Yuzuru Oji
譲 大路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001013028A priority Critical patent/JP2002217258A/ja
Priority to US10/051,056 priority patent/US6881597B2/en
Publication of JP2002217258A publication Critical patent/JP2002217258A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • H01L22/30Structural arrangements specially adapted for testing or measuring during manufacture or treatment, or specially adapted for reliability measurements
    • H01L22/34Circuits for electrically characterising or monitoring manufacturing processes, e. g. whole test die, wafers filled with test structures, on-board-devices incorporated on each die, process control monitors or pad structures thereof, devices in scribe line
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/30Technical effects
    • H01L2924/301Electrical effects
    • H01L2924/3011Impedance

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクライブ領域に多数配置されたTEGを測
定することにより、半導体装置の歩留まりを向上するこ
とのできる技術を提供する。 【解決手段】 TEGの各々の端子に接続される第1電
極パッドBP1を、半導体基板上の最上層配線で構成さ
れた一辺が約0.5μm以下の微小な矩形の孤立パター
ンとすることにより、第1スクライブ領域SL1に多数
のTEGを敷き詰め、第1電極パッドBP1に、先端の
曲率半径が0.05μm〜0.8μm程度のナノプローブ
を接触させることによって、TEGの特性評価または不
良解析を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造技術に関し、特に、特性評価または不良解析を
行う半導体素子を備えた半導体装置に適用して有効な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体素子の特性評価または不良
解析は、プローブと呼ばれる探針を評価用の試料(以
下、TEG(testelement group)と称す)の表面上に
形成された電極にあて、半導体素子の特定部分との電気
的接触をはかる装置、いわゆるプローバを用いて行われ
ている。
【0003】プローバを用いた測定には、幾つかの方法
が提案されており、たとえば富松らの特開平9−326
425号公報には、走査型電子顕微鏡で観察しながら、
探針移動制御回路による制御で、探針移動機構により鋭
利な先端を有する複数の探針をそれぞれ試料電極に接触
電流が飽和するまで接近させ、確実に接触させた後、電
気特性測定回路により探針間の電流電圧特性を測定する
方法が開示されている。
【0004】また、長谷川らの特開平9−26436号
公報には、鋭利な先端を有する複数本の探針を、試料表
面の法線から傾け、かつ方位各30°以上の間隔で配置
する方法が開示されている。
【0005】また、山口らの特開平8−88258号公
報には、電子ビームまたはイオンビームを半導体材料片
の表面または断面の動作領域、あるいはその近傍に的を
絞って照射することで得られた電流の一部が、プローブ
の微細な探針に流れるように探針を動作領域に相当する
部位に接触させて走査して電流を測定し、動作領域内で
の電流の変化を検出する方法が開示されている。
【0006】また、吉田の特開平8−153763号公
報には、MOSFETなどの縦型半導体装置において、
ドレイン電極の電位を測定するために設けられた測定電
極に接触させたドレイン側測定プローブと、ソース電極
に接触させたソース側測定プローブにて電圧を検出する
方法が述べられている。
【0007】また、村上らの特開平9−196970号
公報には、複数の探針と、それらの探針にそれぞれ接続
された配線パターンを有するリング状のプリント配線板
と、そのプリント配線板の中心孔に係合して同心状に取
付けられ、探針を保持するリング状の保持台とを具備す
るプローブカードに関して述べられている。
【0008】また、本間の特開昭54−111286号
公報には、半導体ウエハの裏面に導電性物質を付着させ
た後、ウエハプローバのステージに半導体ウエハを載
せ、ステージに電圧を印加した後、半導体装置を検査す
る方法が述べられている。
【0009】また、国政の特開平11−133061号
公報には、ウエハ上の複数のペレット領域に形成された
半導体集積回路の電極パッドに接触する複数のプローブ
針と、プローブ針が電極パッドに接触するときにこの電
極パッドを有するペレット領域周辺のスクライブ線に接
触する複数のダミー針とを備えたプローブカードが記載
されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエハ上の
半導体製品を評価するTEGは、通常スクライブ領域と
呼ばれるチップに切り取る領域に配置されているが、ウ
エハ一枚あたりのチップ獲得数を増やすために、チップ
面積の縮小に加えてスクライブ領域は狭くなる傾向にあ
る。一方、スクライブ領域は、たとえばフォトターゲッ
トや合わせマークなど製造プロセスにおいて必要なパタ
ーンが数多く含まれており、収容できるTEGの数が制
限される。しかもTEGが配置される領域の70〜80
%程度は、探針を接触させるための一辺が100μm程
度の電極パッドによって占められているため、チップの
良・不良を判定するウエハ検査用のTEGを除いて、配
置できる評価用のTEGの数はわずかである。
【0011】このため、半導体製品において不良や歩留
まり低下が起きても、これを解析できる有効なTEGが
なく、迅速な不良対策ができないという問題が生ずるこ
とが本発明者によって明らかとなった。
【0012】さらに、半導体製品の実デバイスにおいて
も、チップ面積の縮小に伴い不良解析用の電極パッドを
削除する傾向にある。特に、特定用途向き集積回路、い
わゆるASIC(application specific integrated ci
rcuit)では、チップにテストパターン発生器を組み込
んだBIST(built in self test)法と呼ばれる診断
方式が使用されており、回路機能やデバイス機能を検査
するための信号入出力用のパッドさえ省略されている。
【0013】このため、半導体製品において歩留まりの
低下が生じても、これを解析するための外部からの任意
の計測ができず、不具合の原因を特定することが難しい
という問題が生ずる。
【0014】本発明の目的は、スクライブ領域に多数配
置されたTEGを測定することにより、半導体装置の歩
留まりを向上することのできる技術を提供することにあ
る。
【0015】また、本発明の目的は、半導体製品の実デ
バイスの特性評価または不良解析を行うことにより、半
導体装置の歩留まりを向上することのできる技術を提供
することにある。
【0016】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。 (1)本発明の半導体装置は、最上層配線で構成される
一辺が0.5μm以下の矩形の第1電極パッドを備えた
複数のTEGが、スクライブ領域に配置されているもの
である。 (2)本発明の半導体装置は、最上層配線で構成される
一辺が1μm以下の矩形の第1電極パッドを備えた複数
のTEGが、スクライブ領域に配置されているものであ
る。 (3)本発明の半導体装置は、最上層配線で構成される
一辺が10μm以下の矩形の第1電極パッドを備えた複
数のTEGが、スクライブ領域に配置されているもので
ある。 (4)本発明の半導体装置の測定方法は、最上層配線で
構成される一辺が10μm以下の矩形の第1電極パッド
を備えた複数のTEGが、第1電極パッドの表面を保護
膜で覆われてスクライブ領域に配置されており、第1電
極パッド上の保護膜を除去して第1電極パッドの表面の
一部を露出させた後、先端の曲率半径が約0.05〜0.
8μm程度の探針を第1電極パッドに接触させてTEG
を測定するものである。 (5)本発明の半導体装置の測定方法は、最上層を保護
膜で覆われた製品回路領域に論理回路が配置されてお
り、所定の領域の保護膜を除去して最上層配線で構成さ
れる引き出し電極の表面を露出させた後、先端の曲率半
径が約0.05〜0.8μm程度の探針を引き出し電極に
接触させて論理回路の論理値を評価するものである。 (6)本発明の半導体装置の測定方法は、最上層を保護
膜で覆われた製品回路領域にTEGが配置されており、
所定の領域の保護膜を除去して最上層配線で構成される
引き出し電極の表面の一部を露出させた後、先端の曲率
半径が約0.05〜0.8μm程度の探針を引き出し電極
に接触させてTEGを測定するものである。
【0018】上記した手段によれば、スクライブ領域に
多数のTEGを配置することができ、これらTEGの特
性を評価することによって多くのデータを得ることがで
きる。これにより、開発および量産段階における半導体
製品の歩留まりの維持、向上を実現することができる。
【0019】さらに、半導体製品の任意の引き出し電極
に先端が鋭利な探針を接触させることで、実デバイスの
特性評価または不良解析を行うことができる。これによ
り、たとえば基本回路単位で諸特性や不良箇所の同定を
明らかにすることができ、また、半導体製品における不
良個所、不良回路等を短期間に絞りこむことができて、
半導体製品の歩留まりを向上することができる。
【0020】本願のその他の発明を箇条書きで示せば以
下のごとくである。すなわち、 1.最上層配線で構成される一辺が10μm以下の矩形
の第1電極パッドを備えた複数のTEGと、最上層配線
で構成される一辺が20μm以上の矩形の第2電極パッ
ドを備えた複数のTEGとがスクライブ領域に配置され
ている。 2.最上層配線で構成される一辺が10μm以下の矩形
の第1電極パッドを備えた複数のTEGと、最上層配線
で構成される一辺が20μm以上の矩形の第2電極パッ
ドを備えた複数のTEGとがスクライブ領域に配置され
ており、第2電極パッドは複数のTEGに共有接続され
ている。 3.最上層配線で構成される一辺が10μm以下の矩形
の第1電極パッドと、最上層配線で構成される一辺が2
0μm以上の矩形の第2電極パッドとを備えた複数のT
EGがスクライブ領域に配置されている。 4.最上層配線で構成される一辺が10μm以下の矩形
の第1電極パッドと、最上層配線で構成される一辺が2
0μm以上の矩形の第2電極パッドとを備えた複数のT
EGがスクライブ領域に配置されており、第2電極パッ
ドは複数のTEGに共有接続されている。 5.最上層配線で構成される一辺が10μm以下の矩形
の第1電極パッドを備えた複数のTEGがスクライブ領
域に配置されており、第1電極パッドの一辺が、第1電
極パッドとその下層の配線とをつなぐ接続孔の径に第1
電極パッドと接続孔との合わせ余裕を加えた寸法を越え
ないものである。 6.最上層配線で構成される一辺が10μm以下の矩形
の第1電極パッドを備えた複数のTEGがスクライブ領
域に配置されており、第1電極パッドの一辺が、第1電
極パッドとその下層の配線とをつなぐ接続孔の径の約4
/3倍程度である。 7.最上層配線で構成される一辺が10μm以下の矩形
の第1電極パッドを備えた複数のTEGがスクライブ領
域に配置されており、スクライブ領域は保護膜によって
覆われている。 8.最上層配線で構成される一辺が10μm以下の矩形
の第1電極パッドを備えた複数のTEGがスクライブ領
域に配置されており、第1電極パッドが島状に露出して
いる。 9.最上層配線で構成される一辺が10μm以下の矩形
の第1電極パッドを備えた複数のTEGが第1スクライ
ブ領域に配置され、最上層配線で構成される一辺が20
μm以上の矩形の第2電極パッドを備えた複数のTEG
が第2スクライブ領域に配置されており、第1電極パッ
ドの表面は保護膜によって覆われ、第2電極パッドの表
面の一部は保護膜が除去されて露出している。 10.最上層配線で構成される引き出し電極を備えた複
数のTEGが、製品回路領域に配置されている。 11.最上層配線で構成される一辺が10μm以下の矩
形の第1電極パッドを備えた複数のTEGが、第1電極
パッドの表面を保護膜で覆われてスクライブ領域に配置
されており、第1電極パッド上の保護膜を除去して第1
電極パッドの表面の一部を露出させた後、先端の曲率半
径が約0.05〜0.8μm程度の探針を第1電極パッド
に接触させてTEGを測定し、半導体製品の歩留まりを
向上させる。 12.最上層配線で構成される一辺が10μm以下の矩
形の第1電極パッドを備えた複数のTEGが、第1電極
パッドの表面を保護膜で覆われてスクライブ領域に配置
されており、第1電極パッド上の保護膜を集束イオンビ
ーム法または選択エッチング法で除去して第1電極パッ
ドの表面の一部を露出させた後、先端の曲率半径が約
0.05〜0.8μm程度の探針を第1電極パッドに接触
させてTEGを測定する。 13.最上層配線で構成される一辺が10μm以下の矩
形の第1電極パッドを備えた複数のTEGが、第1電極
パッドの表面を保護膜で覆われて第1スクライブ領域に
配置され、最上層配線で構成される一辺が20μm以上
の矩形の第2電極パッドを備えた複数のTEGが、第2
電極パッド上の保護膜を除去することによって第2電極
パッドの表面の一部を露出させて第2スクライブ領域に
配置されており、第1電極パッド上の保護膜を除去して
第1電極パッドの表面の一部を露出させた後、先端の曲
率半径が約0.05〜0.8μm程度の探針を第1電極パ
ッドに接触させてTEGを測定する。 14.最上層を保護膜で覆われた製品回路領域に論理回
路が配置されており、所定の領域の保護膜を除去して最
上層配線で構成される引き出し電極の表面の一部を露出
させた後、先端の曲率半径が約0.05〜0.8μm程度
の探針を引き出し電極に接触させて論理回路の論理値を
評価し、半導体製品の歩留まりを向上させる。 15.最上層を保護膜で覆われた製品回路領域に論理回
路が配置されており、所定の領域の保護膜を集束イオン
ビーム法または選択エッチング法で除去して最上層配線
で構成される引き出し電極の表面の一部を露出させた
後、先端の曲率半径が約0.05〜0.8μm程度の探針
を引き出し電極に接触させて論理回路の論理値を評価す
る。 16.最上層を保護膜で覆われた製品回路領域にn本の
入力端子とm本の出力端子とを有する論理回路が配置さ
れており、所定の領域の保護膜を除去して最上層配線で
構成される引き出し電極の表面の一部を露出させた後、
先端の曲率半径が約0.05〜0.8μm程度のn+m+
3本の探針を引き出し電極に接触させて論理回路の論理
値を評価する。 17.最上層を保護膜で覆われた製品回路領域にn本の
入力端子とm本の出力端子とを有する論理回路が配置さ
れており、所定の領域の保護膜を除去して最上層配線で
構成される引き出し電極の表面の一部を露出させた後、
1本を接触確認用とする先端の曲率半径が約0.05〜
0.8μm程度のn+m+3本の探針を引き出し電極に
接触させて論理回路の論理値を評価する。 18.最上層を保護膜で覆われた製品回路領域にTEG
が配置されており、所定の領域の保護膜を除去して最上
層配線で構成される引き出し電極の表面の一部を露出さ
せた後、先端の曲率半径が約0.05〜0.8μm程度の
探針を引き出し電極に接触させてTEGを測定し、半導
体製品の歩留まりを向上させる。 19.最上層を保護膜で覆われた製品回路領域にTEG
が配置されており、所定の領域の保護膜を集束イオンビ
ーム法または選択エッチング法で除去して最上層配線で
構成される引き出し電極の表面の一部を露出させた後、
先端の曲率半径が約0.05〜0.8μm程度の探針を引
き出し電極に接触させてTEGを測定する。 20.最上層配線で一辺が10μm以下の矩形の第1電
極パッドをスクライブ領域に形成し、最上層配線でボン
ディングパッドを製品回路領域に形成する工程と、最上
層配線の上層に保護膜を形成する工程と、保護膜の所定
の領域を除去し、ボンディングパッドの表面の一部を露
出させる工程とを有し、上記最上層配線を導電体の堆積
およびリソグラフィ法によるパターニングによって形成
する。 21.最上層配線で一辺が10μm以下の矩形の第1電
極パッド、および一辺が20μm以上の第2電極パッド
をスクライブ領域に形成し、最上層配線でボンディング
パッドを製品回路領域に形成する工程と、最上層配線の
上層に保護膜を形成する工程と、保護膜の所定の領域を
除去し、第2電極パッドの表面の一部およびボンディン
グパッドの表面の一部を露出させる工程とを有し、上記
最上層配線を導体膜の堆積およびリソグラフィ法による
パターニングによって形成する。 22.半導体基板上に第1絶縁膜、ストッパ絶縁膜およ
び第2絶縁膜を順次形成する工程と、第1絶縁膜に接続
孔を形成し、ストッパ絶縁膜および第2絶縁膜に配線溝
を形成する工程と、接続孔および配線溝内に導体膜を埋
め込み、接続孔および配線溝以外の領域の導体膜をCM
P法により除去することによって、接続部材と一体に形
成された第1電極パッドをスクライブ領域に形成する工
程と、第1電極パッドの上層に保護膜を形成する工程
と、ストッパ絶縁膜をエッチングストッパ層として、ス
クライブ領域の保護膜および第2絶縁膜を除去して第1
電極パッドを露出させる工程とを有する。 23.半導体基板上に第1絶縁膜、ストッパ絶縁膜およ
び第2絶縁膜を順次形成する工程と、第1絶縁膜に接続
孔を形成し、ストッパ絶縁膜および第2絶縁膜に配線溝
を形成する工程と、接続孔および配線溝内に導体膜を埋
め込み、接続孔および配線溝以外の領域の導体膜をCM
P法により除去することによって、接続部材と一体に形
成された第1電極パッドをスクライブ領域に形成し、同
時に接続部材と一体に形成されたボンディングパッドを
製品回路領域に形成する工程と、第1電極パッドおよび
ボンディングパッドの上層に保護膜を形成する工程と、
ストッパ絶縁膜をエッチングストッパ層として、スクラ
イブ領域の保護膜および第2絶縁膜を除去して第1電極
パッドを露出させ、同時に製品回路領域の保護膜の所定
の領域を除去してボンディングパッドの表面の一部を露
出させる工程とを有する。 24.半導体基板上に第1絶縁膜、ストッパ絶縁膜およ
び第2絶縁膜を順次形成する工程と、第1絶縁膜に接続
孔を形成し、ストッパ絶縁膜および第2絶縁膜に配線溝
を形成する工程と、接続孔および配線溝内に導体膜を埋
め込み、接続孔および配線溝以外の領域の導体膜をCM
P法により除去することによって、接続部材と一体に形
成された第1電極パッドを第1スクライブ領域に形成
し、接続部材と一体に形成された第2電極パッドを第2
スクライブ領域に形成し、さらに接続部材と一体に形成
されたボンディングパッドを製品回路領域に形成する工
程と、第1電極パッド、第2電極パッドおよびボンディ
ングパッドの上層に保護膜を形成する工程と、ストッパ
絶縁膜をエッチングストッパ層として、第1スクライブ
領域の保護膜および第2絶縁膜を除去して第1電極パッ
ドを露出させ、第2スクライブ領域の保護膜の所定の領
域を除去して第2電極パッドの表面の一部を露出させ、
さらに製品回路領域の保護膜の所定の領域を除去してボ
ンディングパッドの表面の一部を露出させる工程とを有
する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】なお、本願において、半導体装置というと
きは、特に単結晶シリコン基板上に作られるものだけで
なく、特にそうでない旨が明示された場合を除き、SO
I(silicon on insulator)基板やTFT(thin film
transistor)液晶製造用基板などといった他の基板上に
作られるものを含むものとする。また、ウエハとは半導
体装置の製造に用いる単結晶シリコン基板(一般にほぼ
円盤形)、SOI基板、ガラス基板その他の絶縁、半絶
縁または半導体基板などやそれらを複合した基板をい
う。
【0023】チップまたはチップ領域は、ウエハを前工
程が終了したあとに、分割される部分に対応する単位集
積回路領域である。
【0024】さらに、以下の実施の形態において、要素
の数等(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する
場合、特に明示したときおよび原理的に明らかに特定の
数に限定されるときを除き、その特定の数に限定される
ものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。さら
に、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ス
テップ等を含む)は、特に明示した場合および原理的に
明らかに必須であると考えられる場合を除き、必ずしも
必須のものではないことはいうまでもない。
【0025】同様に、以下の実施の形態において、構成
要素などの形状、位置関係などに言及するときは、特に
明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考え
られる場合を除き、実質的にその形状などに近似または
類似するものなどを含むものとする。たとえば「矩形」
とは、長方形、正方形などの四角形であって、隅の丸い
四角形や斜め四角形も含むものである。このことは、上
記数値および範囲についても同様である。
【0026】(実施の形態1)図1に、ウエハSW内の
スクライブ領域SLを示す。
【0027】半導体集積回路が作り込まれるチップCP
は、一つずつ別々に作られるのではなく、数十個から数
百個のチップCPが一枚のウエハSW上に一括同時に製
造され、その後個々のチップCPに分割される。ウエハ
SWを個々のチップCPに分割する工程はダイシングま
たはスクライビングと呼ばれ、幅約50μm程度の円盤
型の切断刃を高速で回転させて、ウエハSWを完全切断
する方法である。この切断に使用される領域がスクライ
ブ領域(図中、網掛けのハッチングで示す)SLであっ
て、たとえば約100μm程度の幅を有している。
【0028】また、半導体集積回路の周辺には、半導体
集積回路への水分の浸入を防ぐ機能を有するガードバン
ドが形成されており、隣接するガードバンドによって挟
まれた領域をスクライブ領域SLとすることができる。
このガードバンドは、後に説明するように、たとえば配
線および上下配線間を接続するプラグ等を積み重ねた積
層構造からなる。
【0029】図2(a)は、本実施の形態1である複数
のTEGが配置されたスクライブ領域の一部(第1スク
ライブ領域SL1)の模式図を示し、図2(b)は、複
数のTEGが配置されたスクライブ領域の他の一部(第
2スクライブ領域SL2)の模式図を示す。第1スクラ
イブ領域SL1および第2スクライブ領域SL2の幅
は、共に約100μm程度である。
【0030】第1スクライブ領域SL1には、たとえば
走査型電子顕微鏡で観察しながら、先端の曲率半径が約
0.05μm〜0.8μm程度の鋭利な探針(以下、ナノ
プローブと称す)を接触させることのできる第1電極パ
ッド(図示せず)を備えた複数のTEGが敷き詰められ
ている。たとえば幅(X方向)が約100μm程度、長
さ(Y方向)が約280μm程度の領域には、40個の
TEGが配置される。上記第1電極パッドは、図2
(a)中、矩形で示したTEGの配置領域に置かれてい
る。
【0031】第2スクライブ領域SL2には、たとえば
光学顕微鏡で観察しながら、先端の曲率半径が約10〜
20μm程度の探針(以下、プローブと称す)を接触さ
せることのできる第2電極パッドBP2を備えた複数の
TEGが配置されている。たとえば幅(X方向)が約1
00μm程度、長さ(Y方向)が約280μm程度の領
域には、3〜4個のTEGが配置される。
【0032】図3は、第1スクライブ領域SL1に配置
された複数のTEGおよび第1電極パッドBP1の一例
を示す要部平面図である。
【0033】隣接するガードバンドGBに挟まれた第1
スクライブ領域SL1には、MISFET(metal insu
lator semiconductor field effect transistor)によ
って構成されたTEGを例示することができる。MIS
FETのゲートG、ソースS、ドレインDの各々には第
1電極パッドBP1(図中、網掛けのハッチングで示
す)が接続されている。この第1電極パッドBP1は、
半導体基板上の最上層配線で構成された一辺が0.5μ
m以下の微小な矩形の電極であり、それぞれが他の電極
と結線されない孤立パターンである。第1電極パッドB
P1を微小な孤立パターンとすることにより、第1スク
ライブ領域SL1に多数のTEGを敷き詰めることがで
きる。
【0034】TEGの測定は、たとえば走査型電子顕微
鏡で観察しながら、第1電極パッドBP1に、たとえば
ナノプローブを接触させることによって行われる。この
ナノプローブはタングステンからなり、電解研磨法を用
いて所望する曲率半径を有する先端に加工することがで
きる。
【0035】なお、第1電極パッドBP1の形状を一辺
が0.5μm以下の矩形としたが、第1スクライブ領域
SL1に配置されるTEGの形状や寸法に応じて、第1
電極パッドBP1の寸法を選ぶことができる。たとえ
ば、第1電極パッドBP1の形状を一辺が1μm以下の
矩形としてもよく、あるいは一辺が10μm以下の矩形
としてもよい。
【0036】図4は、第2スクライブ領域SL2に配置
されたTEGおよび複数の第2電極パッドBP2の一例
を示す要部平面図である。
【0037】第2スクライブ領域SL2には、MISF
ETによって構成されたTEGを例示することができ
る。このTEGは、光学顕微鏡により容易に位置合わせ
ができ、かつ確実に電気的接触をとることができるプロ
ーブを備えた装置を用いて測定することができる。すな
わち、TEGを構成するMISFETのゲートG、ソー
スS、ドレインDの各々には、半導体基板上の最上層配
線で構成された一辺が約20μm以上、たとえば約80
μm程度の矩形の電極である第2電極パッドBP2が接
続されている。第2スクライブ領域SL2の約70%程
度は上記第2電極パッドBP2によって占められる。
【0038】図5は、第1スクライブ領域SL1におけ
るTEGを示す半導体基板の要部断面図の一例を示す。
【0039】第1スクライブ領域SL1は、隣接するガ
ードバンドGBで挟まれており、一方のガードバンドG
B近くの製品回路領域Aには、たとえばMOS(metal
oxide semiconductor)回路、他方のガードバンドGB
近くの製品回路領域Bには、たとえば容量素子Cおよび
抵抗素子Rが形成されている。第1スクライブ領域SL
1には、MISFETで構成されるTEGが複数個配置
されており、半導体基板の主面上に設けられた素子分離
領域で囲まれた領域を、一つのTEGの領域とすること
ができる。なお、第1スクライブ領域SL1に配置され
たTEGとして、MISFETを例示したが、評価に必
要とされるその他の回路素子によってTEGを構成して
もよい。
【0040】たとえば、p型の単結晶からなる半導体基
板1の主面にはpウェル2およびnウェル3,3aが形
成されている。nウェル3は、相対的に浅い領域に形成
されたウェルであり、nウェル3aは、相対的に深い領
域に形成された埋め込みウェルであって、たとえば入出
力回路などから半導体基板1を通じてノイズが浸入する
のを防止するために形成される。
【0041】第1スクライブ領域SL1および製品回路
領域Aには、nチャネルMISFETQnとpチャネル
MISFETQpとが形成されており、これらの間は素
子分離絶縁膜4で分離されている。
【0042】nチャネルMISFETQnは、素子分離
絶縁膜4に囲まれた活性領域に形成されている。活性領
域の半導体基板1にはpウェル2が形成されており、こ
のpウェル2の表面には一対のn-型半導体領域5と一
対のn+型半導体領域6とからなるソース、ドレインが
形成されている。一対のn+型半導体領域6の表面には
自己整合シリサイド技術によってシリサイド層7が形成
されている。シリサイド層7は、たとえばチタン(T
i)シリサイド、コバルト(Co)シリサイド等であ
る。さらに、一対のn-型半導体領域5間のpウェル2
上には、たとえば酸化シリコン膜で構成されるゲート絶
縁膜8が形成され、その上には、不純物が導入された多
結晶シリコン膜からなるゲート電極9nが形成されてい
る。ゲート電極9nの上面にはシリサイド層7が設けら
れ、ゲート電極9nの側壁には、たとえば酸化シリコン
膜からなるサイドウォールスペーサ10が設けられてい
る。
【0043】同様に、pチャネルMISFETQpは、
素子分離絶縁膜4に囲まれた活性領域に形成されてい
る。活性領域の半導体基板1にはnウェル3が形成され
ており、このnウェル3の表面には一対のp-型半導体
領域11と一対のp+型半導体領域12とからなるソー
ス、ドレインが形成されている。一対のp+型半導体領
域12の表面にはシリサイド層7が形成されている。さ
らに、一対のp-型半導体領域11間のnウェル3上に
は、たとえば酸化シリコン膜で構成されるゲート絶縁膜
8が形成され、その上には、不純物が導入された多結晶
シリコン膜からなるゲート電極9pが形成されている。
ゲート電極9pの上面にはシリサイド層7が設けられ、
ゲート電極9pの側壁には、たとえば酸化シリコン膜か
らなるサイドウォールスペーサ10が設けられている。
【0044】容量素子Cは、素子分離絶縁膜4上に形成
されている。容量素子Cを構成する下部電極13は、上
記nチャネルMISFETQnのゲート電極9nおよび
pチャネルMISFETQpのゲート電極9pを構成す
る多結晶シリコンと同一層の導電膜によって構成され、
下部電極13の側壁にはサイドウォールスペーサ10が
形成されている。下部電極13の一部上面にはシリサイ
ド層7が形成されている。さらに、下部電極13上には
容量絶縁膜14を介して上部電極15が形成されてい
る。容量絶縁膜14は、たとえば酸化シリコン膜と窒化
シリコン膜とが下層から順に堆積された積層膜によって
構成されており、上部電極15は、不純物が導入された
多結晶シリコン膜によって構成されている。上部電極1
5の上面にはシリサイド層7が設けられ、上部電極15
の側壁には、たとえば酸化シリコン膜からなるサイドウ
ォールスペーサ16が設けられている。
【0045】抵抗素子Rは、素子分離絶縁膜4上に形成
されている。抵抗素子Rの抵抗体17は、上記容量素子
Cの上部電極15を構成する多結晶シリコン膜と同一層
の導電膜によって構成されている。抵抗体17の一部上
面にはシリサイド層7が設けられ、抵抗体17の側壁に
はサイドウォールスペーサ16が設けられている。
【0046】さらに、nチャネルMISFETQn、p
チャネルMISFETQp、容量素子Cおよび抵抗素子
R上には、4層構造の配線が形成されている。なお、図
5では、4層配線を例示したが、5層以上または3層以
下の多層配線を形成してもよい。
【0047】第1配線層M1は、たとえば酸化シリコン
膜で構成された第1層間絶縁膜18上に形成され、第1
層間絶縁膜18の必要部分に形成された接続孔19に埋
め込まれたプラグ20を介して、nチャネルMISFE
TQnのソース、ドレイン、pチャネルMISFETQ
pのソース、ドレイン、容量素子Cの下部電極13、上
部電極15および抵抗素子Rの抵抗体17に接続されて
いる。なお、図示はしないが、第1配線層M1は、nチ
ャネルMISFETQnのゲート電極9nおよびpチャ
ネルMISFETQpのゲート電極9pにも接続されて
いる。プラグ20および第1配線層M1は、たとえばタ
ングステン等からなる。
【0048】第2配線層M2は、たとえば酸化シリコン
膜で構成された第2層間絶縁膜21上に形成され、第2
層間絶縁膜21の必要部分に形成された接続孔22に埋
め込まれたプラグ23を介して、第1配線層M1に接続
されている。プラグ23は、たとえばバリアメタル層お
よび主導電層である銅膜からなり、バリアメタル層は、
配線および接続部材の主成分である銅(Cu)の拡散を
防止するとともに、銅と絶縁膜との接着性を向上させる
機能を有し、たとえば窒化チタン(TiN)、タンタル
(Ta)、窒化タンタル(TaN)等である。第2配線
層M2は、たとえばバリアメタル層および主導電層であ
る銅膜からなり、第2層間絶縁膜21に形成した溝上に
配線用金属を埋め込んだ後、溝外部の余分な金属をCM
P(chemical mechanical polishing)法を用いて除去
することにより溝内に配線パターンを形成する方法、い
わゆるシングルダマシン(single damascene)法によっ
て形成することができる。
【0049】第3配線層M3は、たとえば酸化シリコン
膜で構成された第3層間絶縁膜24上に形成され、第3
層間絶縁膜24の必要部分に形成された接続孔25に埋
め込まれたプラグ26を介して、第2配線層M2に接続
されている。プラグ26は、たとえば上記プラグ23と
同様に、バリアメタル層および主導電層である銅膜から
なり、第3配線層M3は、たとえば上記第2配線層M2
と同様にバリアメタル層および主導電層である銅膜から
なる。
【0050】第4配線層M4は、たとえば酸化シリコン
膜で構成された第4層間絶縁膜27上に形成され、第4
層間絶縁膜27の必要部分に形成された接続孔28に埋
め込まれたプラグ29を介して、第3配線層M3に接続
されている。プラグ29は、たとえばタングステン等か
らなり、第4配線層M4は、たとえばアルミニウム等か
らなる。さらに、半導体集積回路を保護するためのパッ
シベーション膜(保護膜)30が半導体基板1のほぼ全
面を覆っている。
【0051】最上層配線である第4配線層M4によっ
て、第1スクライブ領域SL1の第1電極パッドBP
1、および製品回路に接続された信号入出力用等のボン
ディングパッドBP3が構成されている。ボンディング
パッドBP3は、チップCPの中央部またはチップCP
の周辺部に配置することができる。ボンディングパッド
BP3上のパッシベーション膜30には開孔部31が形
成され、ボンディングパッドBP3の表面の一部が、パ
ッケージの外部端子との接続のために露出している。し
かし、第1スクライブ領域SL1上ではパッシベーショ
ン膜30は除去されず、第1スクライブ領域SL1の第
1電極パッドBP1はパッシベーション膜30によって
覆われている。後述するように、特性評価または不良解
析に用いられるTEGの第1電極パッドBP1上のパッ
シベーション膜30は測定時に除去される。
【0052】第1電極パッドBP1は、第3配線層M3
と第4配線層M4とをつなぐ接続孔28の孔径の設計寸
法に第4配線層M4と接続孔28との合わせ余裕を加え
た寸法を一辺とする矩形の電極である。たとえば、接続
孔28の孔径が0.15μm(L)の場合、合わせ余裕
を考慮して、第1電極パッドBP1の一辺は、約0.2
μm(L×4/3)程度となる。
【0053】ガードバンドGBは、半導体基板1上に下
層からプラグ20、第1配線層M1、プラグ23、第2
配線層M2、プラグ26、第3配線層M3、プラグ29
および第4配線層M4を積層してなり、半導体集積回路
の周辺に設けられている。
【0054】図6は、第1スクライブ領域SL1に配置
されたTEGの一部を拡大して示す。(a)は、TEG
の概略斜視図、(b)は、TEGの概略断面図であり、
MISFETによって構成され、2層構造の配線を有す
るTEGが例示されている。
【0055】半導体基板32上に設けられたMISFE
Tのゲート33、ソース、ドレインは、プラグ34を介
して第1配線層M1に接続されている。さらに、第1配
線層M1は、プラグ35を介して最上層配線である第2
配線層M2に接続されている。第2配線層M2は、特性
評価または不良解析に用いられるTEGの第1電極パッ
ドBP1を構成し、その表面はパッシベーション膜36
によって覆われている。また、第2配線層M2からなる
一個の第1電極パッドBP1は、一個のプラグ35に接
続され、複数のプラグ35とは結線されていない孤立パ
ターンである。
【0056】図7は、第1スクライブ領域SL1におけ
るTEGを示す半導体基板の要部断面図の他の例であ
る。図には、第1スクライブ領域SL1に配置されたn
チャネルMISFETによって構成され、2層構造の配
線を有する複数のTEGを示している。なお、第1スク
ライブ領域SL1に配置されたTEGとして、nチャネ
ルMISFETを例示したが、評価に必要とされるその
他の回路素子によってTEGを構成してもよい。
【0057】前記図5に示した第1スクライブ領域SL
1と同様に、半導体基板1の主面上に設けられた素子分
離領域4aで囲まれた領域を、一つのTEGの領域とす
ることができる。第1スクライブ領域SL1に形成され
たMISFETは、前記図5で説明したnチャネルMI
SFETQnとほぼ同じ構造であることから、その説明
は省略する。
【0058】第1配線層M1は、たとえば酸化シリコン
膜で構成された第1層間絶縁膜37上に形成され、第1
層間絶縁膜37の必要部分に形成された接続孔38に埋
め込まれたプラグ39を介して、nチャネルMISFE
Tのソース、ドレインなどに接続されている。プラグ3
9は、たとえばタングステン等である。
【0059】第1配線層M1は、プラグ39の上層のス
トッパ絶縁膜40および配線形成用の絶縁膜41に形成
された配線溝42に埋め込まれており、いわゆるシング
ルダマシン配線とすることができる。第1配線層M1
は、たとえばタングステン等である。ストッパ絶縁膜4
0は、絶縁膜41への溝加工の際にエッチングストッパ
となる膜であり、絶縁膜41に対してエッチング選択比
を有する材料を用いる。ストッパ絶縁膜40は、たとえ
ば窒化シリコン膜、絶縁膜41は、たとえば酸化シリコ
ン膜である。
【0060】第2配線層M2は、第1配線層M1の上層
の第2層間絶縁膜43に形成された接続孔44と配線溝
(図示せず)とに同一部材が埋め込まれた、いわゆるデ
ュアルダマシン(dual damascene)配線とすることがで
きる。第2配線層M2は、たとえばバリアメタル層およ
び主導電層である銅膜からなり、バリアメタル層は、た
とえば窒化チタン、タンタル、窒化タンタル等である。
【0061】第2層間絶縁膜43は、たとえばキャップ
絶縁膜43a、第1絶縁膜43b、配線形成用のストッ
パ絶縁膜43cおよび配線形成用の第2絶縁膜43dが
下層から順に堆積された積層膜によって構成され、キャ
ップ絶縁膜43aおよび第1絶縁膜43bには、第1配
線層M1に達する接続孔44、ストッパ絶縁膜43cお
よび第2絶縁膜43dには、第2配線層M2が埋め込ま
れる配線溝が形成される。
【0062】キャップ絶縁膜43aは、第1絶縁膜43
bに対してエッチング選択比を有する材料で構成され、
たとえば窒化シリコン膜であり、第1絶縁膜43bは、
たとえば酸化シリコン膜である。また、ストッパ絶縁膜
43cは、第1絶縁膜43bまたは第2絶縁膜43dに
対してエッチング選択比を有する材料で構成され、たと
えば窒化シリコン膜であり、第2絶縁膜43dは、たと
えば酸化シリコン膜である。さらに、ストッパ絶縁膜4
3cは、第2配線層M2の上層に成膜されるパッシベー
ション膜46のエッチングストッパ層としても機能す
る。
【0063】最上層配線である第2配線層M2によっ
て、第1スクライブ領域SL1の第1電極パッドBP1
が構成されている。第1スクライブ領域SL1上のパッ
シベーション膜46には広く開孔部47が設けられてお
り、パッシベーション膜46をエッチングする際に配線
形成用の第2絶縁膜43dも除去されて、第1電極パッ
ドBP1が島状に露出している。
【0064】図8は、第2スクライブ領域SL2におけ
るTEGを示す半導体基板の要部断面図の一例である。
【0065】第1スクライブ領域SL1と同様に、第2
スクライブ領域SL2は、隣接するガードバンドGBで
挟まれており、一方のガードバンドGB近くの製品回路
領域Aには、たとえばMOS回路、他方のガードバンド
GB近くの製品回路領域Bには、たとえば容量素子Cお
よび抵抗素子Rが形成されている。第2スクライブ領域
SL2には、nチャネルMISFETQnで構成される
TEGが配置されている。なお、図8では、第2スクラ
イブ領域SL2に配置されるTEGとして、nチャネル
MISFETQnを例示したが、評価に必要とされるそ
の他の回路素子によってTEGを構成してもよい。ま
た、4層配線を例示したが、5層以上または3層以下の
多層配線を形成してもよい。
【0066】第2スクライブ領域SL2に形成された第
1配線層M1、第2配線層M2および第3配線層M3に
ついては、各々第1スクライブ領域SL1に形成された
第1配線層M1、第2配線層M2および第3配線層M3
とほぼ同じであるので、その説明は省略する。
【0067】最上層配線である第4配線層M4によっ
て、第2スクライブ領域SL2の第2電極パッドBP
2、および製品回路に接続された信号入出力用等のボン
ディングパッドBP3が構成されている。ボンディング
パッドBP3は、チップCPの中央部またはチップCP
の周辺部に配置することができる。ボンディングパッド
BP3上のパッシベーション膜30には開孔部31が形
成され、ボンディングパッドBP3の表面の一部が、パ
ッケージの外部端子との接続のために露出している。
【0068】同様に、第2スクライブ領域SL2に配置
された第2電極パッドBP2上のパッシベーション膜3
0にも開孔部31aが形成され、第2電極パッドBP2
の表面の一部が露出している。第2電極パッドBP2上
の開孔部31aとボンディングパッドBP3上の開孔部
31とは同じリソグラフィ工程およびエッチング工程で
形成される。
【0069】図9は、第2スクライブ領域SL2に配置
されたTEGの一部を拡大して示す。(a)は、TEG
の概略斜視図、(b)は、TEGの概略断面図であり、
MISFETによって構成され、2層構造の配線を有す
るTEGが例示されている。
【0070】半導体基板32上に設けられたMISFE
Tのゲート33、ソース、ドレインは、プラグ34を介
して第1配線層M1に接続されている。さらに、第1配
線層M1は、プラグ35を介して最上層配線である第2
配線層M2に接続されている。第2配線層M2は、特性
評価または不良解析に用いられるTEGの第2電極パッ
ドBP2を構成し、その表面の一部は、パッシベーショ
ン膜36を開孔することにより露出している。また、第
2配線層M2からなる一個の第2電極パッドBP2は、
一個のプラグ35に接続してもよく、または複数のプラ
グ35に接続してもよい。たとえば複数のMISFET
のゲートを一個の第2電極パッドBP2に接続し、共通
ゲートの第2電極パッドBP2を構成してもよく、同様
に、複数のMISFETのソースを一個の第2電極パッ
ドBP2に接続し、共通ソースの第2電極パッドBP2
を構成してもよい。
【0071】次に、前記図7に示した第1スクライブ領
域SL1におけるTEGの製造方法の一例を図10〜図
14に示した半導体基板の要部断面図を用いて工程順に
説明する。
【0072】まず、図10に示すように、たとえばp-
型の単結晶シリコンからなる半導体基板1を用意し、半
導体基板1の主面に素子分離領域4aを形成する。素子
分離領域4aは、たとえば以下のようにして形成でき
る。まず、半導体基板1の主面上に酸化シリコン膜およ
び窒化シリコン膜を順次形成し、この窒化シリコン膜を
パターニングされたフォトレジスト膜を用いてエッチン
グし、このエッチングされた窒化シリコン膜をマスクと
して半導体基板1に浅溝を形成する。その後、浅溝を埋
め込む絶縁膜、たとえば酸化シリコン膜を堆積し、CM
P法等を用いて浅溝以外の領域の酸化シリコン膜を除去
し、さらにウェットエッチング法等により窒化シリコン
膜を除去する。これより素子分離領域4aが形成され
る。
【0073】次に、パターニングされたフォトレジスト
膜をマスクとして不純物をイオン注入し、pウェル2お
よびnウェル3aを形成する。pウェル2にはp型の導
電型を示す不純物、たとえばボロン(B)をイオン注入
し、nウェル3aにはn型の導電型を示す不純物、たと
えばリン(P)をイオン注入する。この後、各ウェル領
域にMISFETのしきい値を制御するための不純物を
イオン注入してもよい。
【0074】次に、ゲート絶縁膜8となる酸化シリコン
膜、ゲート電極9nとなるn型不純物が導入された多結
晶シリコン膜、キャップ絶縁膜48となる酸化シリコン
膜を順次堆積した後、パターニングされたフォトレジス
ト膜をマスクとしてこれらの膜を順次エッチングする。
これにより、ゲート絶縁膜8、ゲート電極9nおよびキ
ャップ絶縁膜48を形成する。ゲート絶縁膜8は、たと
えばCVD(chemicalvapor deposition)法により形成
することができ、ゲート電極9nはCVD法により形成
することができる。
【0075】次に、半導体基板1上に、たとえばCVD
法で酸化シリコン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜
を異方性エッチングすることにより、ゲート電極9nの
側壁にサイドウォールスペーサ10を形成する。その
後、フォトレジスト膜をマスクとして、pウェル2にn
型不純物(たとえばリン、ヒ素(As))をイオン注入
し、pウェル2上のゲート電極9nの両側にn+型半導
体領域6を形成する。n+型半導体領域6は、ゲート電
極9nおよびサイドウォールスペーサ10に対して自己
整合的に形成され、nチャネルMISFETのソース、
ドレインとして機能する。
【0076】なお、サイドウォールスペーサ10の形成
前に相対的に低濃度のn-型半導体領域5を形成し、サ
イドウォールスペーサ10の形成後に相対的に高濃度の
+型半導体領域6を形成して、いわゆるLDD(light
ly doped drain)構造としてもよい。
【0077】また、半導体基板1上に、たとえばコバル
ト膜またはチタン膜をスパッタリング法で堆積し、次い
で熱処理を半導体基板1に施すことにより、nチャネル
MISFETのゲート電極9nの表面およびソース、ド
レインを構成する一対のn+型半導体領域6に選択的に
シリサイド層を形成してもよい。シリサイド層は、たと
えばチタンシリサイド、コバルトシリサイド等である。
なお、この場合、ゲート電極9n上のキャップ絶縁膜4
8は形成しない。
【0078】次に、図11に示すように、半導体基板1
上にスパッタ法またはCVD法で酸化シリコン膜を堆積
した後、その酸化シリコン膜を、たとえばCMP法で研
磨することにより、表面が平坦化された第1層間絶縁膜
37を形成する。第1層間絶縁膜37は、窒化シリコン
膜、SOG(spin on glass)膜、BPSG(boron pho
sphor silicate glass)膜、PSG(phosphor silicat
e glass)膜等の積層膜で形成してもよい。
【0079】次に、リソグラフィ・エッチング技術を用
いて第1層間絶縁膜37に接続孔38を形成する。この
接続孔38は、n+型半導体領域6またはゲート電極9
n上などの必要部分に形成する。
【0080】次に、接続孔38内にプラグ39を、たと
えば以下のようにして形成する。まず、接続孔38の内
部を含む半導体基板1の全面に窒化チタン膜を、たとえ
ばCVD法で形成し、さらに接続孔38を埋め込むタン
グステン膜を、たとえばCVD法で形成する。その後、
接続孔38以外の領域の窒化チタン膜およびタングステ
ン膜を、たとえばCMP法により除去してプラグ39を
形成する。
【0081】次に、第1層間絶縁膜37およびプラグ3
9上にストッパ絶縁膜40を形成し、さらに配線形成用
の絶縁膜41を形成する。ストッパ絶縁膜40は、絶縁
膜41への溝加工の際にエッチングストッパとなる膜で
あり、絶縁膜41に対してエッチング選択比を有する材
料を用いる。ストッパ絶縁膜40は、たとえば窒化シリ
コン膜とし、絶縁膜41は、たとえば酸化シリコン膜と
する。次いで、リソグラフィ・エッチング技術を用いて
ストッパ絶縁膜40および絶縁膜41の所定の領域に配
線溝42を形成する。
【0082】次に、配線溝42の内部に第1配線層M1
を形成する。第1配線層M1は、タングステン膜からな
る。第1配線層M1の形成は、たとえば以下のようにし
て行う。まず、配線溝42の内部を含む半導体基板1の
全面にタングステン膜を形成する。タングステン膜の形
成には、たとえばCVD法を用いる。その後、配線溝4
2以外の領域のタングステン膜を、たとえばCMP法に
より除去して第1配線層M1を形成する。
【0083】次に、デュアルダマシン法により第2配線
層M2を形成する。まず、図12に示すように、絶縁膜
41および第1配線層M1上にキャップ絶縁膜43a、
第1絶縁膜43b、配線形成用のストッパ絶縁膜43
c、配線形成用の第2絶縁膜43dを順次形成する。
【0084】キャップ絶縁膜43aおよび第1絶縁膜4
3bには、後に説明するように接続孔44が形成され
る。キャップ絶縁膜43aは、第1絶縁膜43bに対し
てエッチング選択比を有する材料で構成され、たとえば
窒化シリコン膜とすることができる。窒化シリコン膜
は、たとえばプラズマCVD法によって形成される。第
1絶縁膜43bは、酸化シリコン膜からなり、たとえば
CVD法によって形成される。
【0085】ストッパ絶縁膜43cおよび第2絶縁膜4
3dには、後に説明するように配線溝45が形成され
る。ストッパ絶縁膜43cは、第2絶縁膜43dに対し
てエッチング選択比を有する材料で構成され、たとえば
窒化シリコン膜とすることができる。窒化シリコン膜
は、たとえばプラズマCVD法によって形成される。第
2絶縁膜43dは、たとえば原料ガスとしてTEOS
(tetra ethyl ortho silicate : Si(OC2H5))ガスとオ
ゾン(O3)ガスとを用いたプラズマCVD法で形成さ
れたTEOS酸化膜とすることができる。
【0086】次に、キャップ絶縁膜43aおよび第1絶
縁膜43bに接続孔44を、ストッパ絶縁膜43cおよ
び第2絶縁膜43dに配線溝45を形成する。デュアル
ダマシン法による接続孔44および配線溝45は、たと
えば以下のように形成できる。
【0087】まず、孔パターンにパターニングされたフ
ォトレジスト膜をマスクとして、たとえばドライエッチ
ング法により第2絶縁膜43d、ストッパ絶縁膜43c
および第1絶縁膜43bを順次エッチングする。この
際、キャップ絶縁膜43aはエッチングストッパ層とし
て機能する。次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、溝パターンにパターニングされたフォトレジスト膜
をマスクとして、たとえばドライエッチング法により第
2絶縁膜43dをエッチングする。この際、ストッパ絶
縁膜43cはエッチングストッパ層として機能する。そ
の後、露出しているキャップ絶縁膜43aをエッチング
除去する。
【0088】次に、接続孔44および配線溝45の内部
に第2配線層M2を形成する。第2配線層M2はバリア
メタル層および主導電層である銅膜からなり、第1配線
層M1と第2配線層M2とを接続する接続部材は、第2
配線層M2と一体に形成される。第2配線層M2の形成
方法は、たとえば以下のように行う。
【0089】まず、図13に示すように、接続孔44お
よび配線溝45の内部を含む半導体基板1の全面にバリ
アメタル層49aを形成する。バリアメタル層49a
は、たとえば窒化チタン、タンタル、窒化タンタル等で
ある。次に、バリアメタル層49a上に銅のシード層
(図示せず)を、たとえばCVD法またはスパッタ法に
より形成した後、銅膜49bをメッキ法により形成す
る。メッキ法は電解メッキ、無電解メッキのいずれの方
法を用いてもよい。また、銅膜49bはメッキ法に限ら
ず、スパッタ法により形成してもよい。この場合、上記
シード層は必要ではない。スパッタ法により銅膜49b
を形成する場合には、接続孔44および配線溝45に銅
が埋め込まれるように熱処理を施して銅をリフローさせ
ることができる。
【0090】次に、図14に示すように、CMP法を用
いて銅膜49bおよびシード層を研磨する。銅は研磨速
度が大きいので、まず先に銅の部分が除去される。さら
に研磨を継続し、第2絶縁膜43d上のバリアメタル層
49aも除去する。これにより配線溝45以外の領域の
銅膜49b(シード層を含む)およびバリアメタル層4
9aが除外されて、接続部材と一体に形成された第2配
線層M2が形成される。その後、たとえば酸化シリコン
膜からなるパッシベーション膜46で半導体基板1の全
面を覆う。酸化シリコン膜は、たとえばプラズマCVD
法で形成される。
【0091】次に、リソグラフィ・エッチング技術を用
いて、第1スクライブ領域SL1のパッシベーション膜
46を除去し、同時にストッパ絶縁膜43cをエッチン
グストッパ層に用いて、第2絶縁膜43dを除去する。
これにより、前記図7に示すように、第1スクライブ領
域SL1に、島状に露出した第2配線層M2によって構
成される第1電極パッドBP1が形成される。
【0092】次に、図15〜図18を用いて、前記図5
に示した半導体装置の第1スクライブ領域SL1に配置
されたTEGの電気的特性を測定する方法について説明
する。図15は、TEG特性の測定方法を説明するため
の工程図、図16は、TEGに備わる第1電極パッドB
P1の一部表面が露出した形態を示す半導体基板の拡大
断面図、図17は、TEGに備わる第1電極パッドBP
1にナノプローブNPが接触した形態を示す半導体基板
の拡大断面図、図18は、独立に移動できる複数のナノ
プローブNPを走査型電子顕微鏡内に組み込んだ測定装
置MSの概略図である。
【0093】まず、図16に示すように、測定するTE
Gに備わった第1電極パッドBP1上のパッシベーショ
ン膜36を除去し、第1電極パッドBP1の表面の一部
を露出させる(図15の工程100)。第1電極パッド
BP1上のパッシベーション膜36は、たとえば集束イ
オンビーム(focused ion beam:FIB)法または反応
性イオンエッチング(reactive ion etching:RIE)
法によって除去される。上記FIB法では、たとえばガ
リウムイオンを約30keV程度で加速し、30〜50
nm程度のビーム径に集束して、パッシベーション膜3
6をスパッタ除去することができる。なお、第1電極パ
ッドBP1上のパッシベーション膜36を除去する際、
第1電極パッドBP1が同時に除去されても、第1電極
パッドBP1が接続しているプラグ35が、第1電極パ
ッドBP1の代わりの電極となり、TEGの特性測定を
行うことができる。
【0094】なお、前記図7に示した半導体装置では、
すでに第1スクライブ領域SL1上のパッシベーション
膜46が除去されて、第1電極パッドBP1の表面が露
出しているので、上記工程100は省略される。
【0095】次に、図17に示すように、測定装置MS
の試料台50上にウエハを載せた後(図15の工程10
1)、nmオーダの分解能を持つ、たとえば走査型電子
顕微鏡で観察しながら、図18に示すように、複数のナ
ノプローブNPの先端を第1電極パッドBP1に接触さ
せる(図15の工程102)。
【0096】測定装置MSに組み込まれた走査型電子顕
微鏡は、電子源51、偏向レンズ52、2次電子検出器
53から構成されており、1次電子ビーム54が系統的
にウエハ上を掃引し、ウエハ表面から放出される2次電
子の強度を記録することで、ウエハ上のパターンが観察
される。走査型電子顕微鏡で観察しながらナノプローブ
NPを接触させるべき第1電極パッドBP1の上まで移
動させる。この移動は、ナノプローブNPそれぞれの粗
動機構55x,55y,55zおよび微動機構56から
なる探針移動機構を制御することにより行う。なお、図
17では、3本のナノプローブNPを例示したが、探針
の数はこれに限るものではない。
【0097】次に、たとえば接触電流の飽和等により正
確な接触確認を行う(図15の工程103)。その後、
複数のナノプローブNP間の電流−電圧特性を、たとえ
ば汎用テスター57等で測定することで(図15の工程
104)、TEGの電気的特性を得ることができる。
【0098】なお、本実施の形態1では、スクライブ領
域SLを第1電極パッドBP1を備えたTEGが配置さ
れた第1スクライブ領域SL1と、第2電極パッドBP
2を備えたTEGが配置された第2スクライブ領域SL
2とで構成したが、上記第1電極パッドBP1を備えた
TEG、または上記第2電極パッドBP2を備えたTE
Gのみをスクライブ領域SLに配置してもよい。
【0099】このように、本実施の形態1によれば、ウ
エハ上のスクライブ領域SLに多数のTEGを配置する
ことができ、上記TEGの特性を評価することによって
多くのデータを得ることができる。これにより、開発お
よび量産段階における半導体製品の歩留まりの維持、向
上を実現することができる。
【0100】(実施の形態2)前記実施の形態1では、
一辺が、たとえば約0.5μm以下の矩形の第1電極パ
ッドBP1が備わったTEGと、一辺が、たとえば約2
0μm以上の矩形の第2電極パッドBP2が備わったT
EGについて説明したが、本実施の形態2では、一辺
が、たとえば約0.5μm以下の矩形の第1電極パッド
BP1と、一辺が、たとえば約20μm以上の矩形の第
2電極パッドBP2とが備わったTEGについて説明す
る。
【0101】図19は、第3のスクライブ領域SL3に
配置された複数のTEGおよび電極パッドの一例を示す
要部平面図である。
【0102】第3のスクライブ領域SL3には、MIS
FETによって構成されたTEGを例示することができ
る。MISFETのソースS、ドレインDの各々には、
一辺が0.5μm程度の微小な矩形の電極であって、そ
れぞれが他の電極と結線されない孤立パターンである第
1電極パッドBP1(図中、網掛けのハッチングで示
す)が接続されている。一方、MISFETのゲートG
およびウェル(または半導体基板)の給電には、一辺
が、たとえば約80μm程度の矩形の電極である第2電
極パッドBP2が接続されている。一つの第2電極パッ
ドBP2は、複数のMISFETのゲートG、または複
数のMISFETのウェル(または半導体基板)に接続
されている。ゲートGおよびウェル(または半導体基
板)に第2電極パッドBP2を接続することによってイ
ンピーダンスが低減されるので、たとえば外部からの信
号電圧をMISFETに供給する場合、信号電圧の変動
等を抑えることができる。
【0103】図20は、第3のスクライブ領域SL3に
配置された複数のTEGをMISFETで構成した場合
のTEGの配置領域(図中、網掛けのハッチングで示
す)および第2電極パッドBP2の配置例の概略図であ
る。第1電極パッドBP1は、図中、網掛けのハッチン
グで示したTEGの配置領域に置かれている。
【0104】基板電位、ウェル電位およびドレインへ供
給される電源電圧は、各々第2電極パッドBP2(SU
B),BP2(WEL),BP2(D)を用いて給電さ
れ、一つの第2電極パッドBP2は、複数のMISFE
Tに共通に接続されている。これにより、たとえば基板
電位、ウェル電位等に十分な接地特性を提供することが
できる。一方、図示はしないが、ゲートへ供給される電
圧またはソースへ供給されるグランド電位は、第1電極
パッドBP1を用いて給電されており、測定時は第1電
極パッドBP1にナノプローブを接触させる。
【0105】図21は、第3のスクライブ領域SL3に
配置された複数のTEGをリングオシレータ等の高周波
回路で構成した場合のTEGの配置領域(図中、網掛け
のハッチングで示す)および第2電極パッドBP2の配
置例の概略図である。第1電極パッドBP1は、図中、
網掛けのハッチングで示したTEGの配置領域に置かれ
ている。
【0106】基板電位、電源電圧は、各々第2電極パッ
ドBP2(SUB),BP2(VC)を用いて給電さ
れ、一つの第2電極パッドBP2は、複数の高周波回路
に共通に接続されている。これにより、たとえば基板電
位または高周波の電源電圧に十分な接地特性を提供する
ことができる。一方、図示はしないが、入力端子および
出力端子などは、第1電極パッドBP1を用いて給電さ
れており、測定時は第1電極パッドBP1にナノプロー
ブNPを接触させる。
【0107】このように、本実施の形態2によれば、T
EGに安定した基板(またはウェル)電位または電源電
圧の供給を必要とする場合、一つのTEGに備わる電極
パッドに第1電極パッドBP1と第2電極パッドBP2
とを併用する。第1電極パッドBP1を用いることによ
り、TEGの高集積化を実現すると同時に、基板(また
はウェル)電位または電源電圧は、複数のTEGに共有
される第2電極パッドBP2から供給されて、TEGへ
の良好な接地特性を外部から供給することができる。
【0108】(実施の形態3)本実施の形態3であるナ
ノプローブを用いた半導体製品の実デバイスの特性評価
または不良解析を説明する。実デバイスとして、図22
に示した基本論理回路の一つであるCMOSインバータ
回路を挙げて、その論理値の測定方法を説明する。図2
2(a)は、CMOSインバータ回路の回路図、同図
(b)は、CMOSインバータ回路を構成するnチャネ
ルMISFETQnおよびpチャネルMISFETQp
を示す半導体基板の要部斜視図である。図22(b)で
は、第1配線層からなる引き出し電極にナノプローブが
接触した例を示しているが、多層配線の場合は、第2配
線層以上の最上層配線からなる引き出し電極にナノプロ
ーブを接触させることができる。図中、SUBは半導体
基板、PWELはpウェル、NWELはnウェルであ
る。
【0109】n本の入力とm本の出力から構成される論
理回路においては(n+m+3)本のナノプローブを用
いて測定される。上記+3本の内訳は基板電位用のナノ
プローブ、電源電位用のナノプローブ、および接触確認
用のナノプローブである。多入出力論理回路において不
良個所を特定使用とする場合、上記接触確認用のナノプ
ローブは、多入出力論理回路上の任意のノードの電圧を
記録する役目をはたすことが可能である。ここでは5本
のナノプローブNP1〜NP5が使用される。
【0110】まず、測定に用いられる引き出し電極上の
パッシベーション膜の表面に開孔部を形成した後、ナノ
プローブNP1〜NP5を、それぞれ引き出し電極に接
触させる。ナノプローブNP1はpチャネルMISFE
TQpのソースS、ナノプローブNP2はnチャネルM
ISFETQnのソースS、ナノプローブNP3は共通
に接続されたnチャネルMISFETQnのゲートGと
pチャネルMISFETQpのゲートG、ナノプローブ
NP4は共通に接続されたnチャネルMISFETQn
のドレインDとpチャネルMISFETQpのドレイン
Dに接触させることができる。ナノプローブNP5はオ
ーミックコンタクトを確認するための接触確認用の探針
である。
【0111】次に、ナノプローブNP3とナノプローブ
NP5との間で電気抵抗を測定する。この抵抗が接触さ
せている材料から予想される固有抵抗に等しくなるまで
両ナノプローブNP3,NP5を引き出し電極上に降下
させる。
【0112】次に、ナノプローブNP1に電源電圧(V
cc)を印加し、ナノプローブNP2にグランド電位
(Vss)を印加する。入力端子(in)のナノプロー
ブNP3にhighの電位(Vg)、たとえば5Vを印
加すると、出力端子(out)のナノプローブNP4に
はlowの電位(Vd)、たとえば0Vが観測される。
また、入力端子(in)のナノプローブNP3にlow
の電位(Vg)、たとえば0Vを印加すると、出力端子
(out)のナノプローブNP4にはhighの電位
(Vd)、たとえば5Vが観測される。これにより、C
MOSインバータ回路の正常な論理的動作を確認するこ
とができる。
【0113】CMOSインバータ回路が真理値表通りの
動作をしなかった場合は、何れかのMISFET、配線
または接続部等における不良が考えられる。たとえば、
入力端子(in)にhighの電位(Vg)を印加して
も、出力端子(out)の電位(Vd)がlowになら
ず、pチャネルMISFETQpとnチャネルMISF
ETQnとの抵抗に比例する電位が出力する場合は、p
チャネルMISFETQpのショートが考えられる。ま
た、入力端子(in)にlowの電位(Vg)を印加し
ても、出力端子(out)の電位(Vd)がhighに
ならず、pチャネルMISFETQpとnチャネルMI
SFETQnとの抵抗に比例する電位が出力する場合
は、nチャネルMISFETQnのショートが考えられ
る。
【0114】論理回路の基本は、インバータ回路、NA
ND回路、NOR回路などの単位論理機能を有する回路
であることから、大規模な論理回路においても、これら
の基本論理回路に切り離して計測することにより、どの
基本論理回路が不良を起こしているかを同定することが
できる。さらに、基本論理回路内での素子の不良を検出
することができる。
【0115】このように、本実施の形態3によれば、半
導体製品の任意の引き出し電極にナノプローブNPを接
触させることで、実デバイスの特性評価または不良解析
を行うことができる。これにより、たとえば基本回路単
位で諸特性や不良箇所の同定を明らかにすることがで
き、また、半導体製品における不良個所、不良回路等を
短期間に絞りこむことができて、半導体製品の歩留まり
を向上することができる。
【0116】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0117】たとえば、前記実施の形態では、半導体製
品を評価するTEGをスクライブ領域に配置したが、T
EGを半導体回路領域に配置することができる。これに
より、チップ状の半導体製品においても、TEGの特性
評価または不良解析を行うことができる。従って、チッ
プ状の半導体製品からも不良解析等に要するデータを得
ることができて、半導体製品の歩留まりを向上すること
ができる。
【0118】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0119】スクライブ領域に多数配置されたTEGを
測定することにより、半導体装置の歩留まりを向上する
ことができる。
【0120】半導体製品の実デバイスの特性評価または
不良解析を行うことにより、半導体装置の歩留まりを向
上することができる。
【0121】半導体回路領域に配置されたTEGの特性
評価または不良解析を行うことにより、半導体装置の歩
留まりを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1であるウエハ内のスクライブ領
域を示す平面図である
【図2】本実施の形態1である複数のTEGが配置され
たスクライブ領域の模式図である。
【図3】第1スクライブ領域に配置された複数のTEG
および電極パッドの一例を示す要部平面図である。
【図4】第2スクライブ領域に配置されたTEGの配置
領域および複数の電極パッドの一例を示す要部平面図で
ある。
【図5】第1スクライブ領域に配置されたTEGを示す
半導体基板の要部断面図の一例である。
【図6】第1スクライブ領域に配置されたTEGの一部
の拡大図であり、(a)は、TEGの概略斜視図、
(b)は、TEGの概略断面図である。
【図7】第1スクライブ領域に配置されたTEGを示す
半導体基板の要部断面図の他の例である。
【図8】第2スクライブ領域に配置されたTEGを示す
半導体基板の要部断面図の一例である。
【図9】第2スクライブ領域に配置されたTEGの一部
の拡大図であり、(a)は、TEGの概略斜視図、
(b)は、TEGの概略断面図である。
【図10】第1スクライブ領域に配置されたTEGの製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図11】第1スクライブ領域に配置されたTEGの製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図12】第1スクライブ領域に配置されたTEGの製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図13】第1スクライブ領域に配置されたTEGの製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図14】第1スクライブ領域に配置されたTEGの製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図15】TEG特性の測定方法を説明するための工程
図である。
【図16】TEGに備わる電極パッドの一部表面が露出
した形態を示す半導体基板の拡大断面図である。
【図17】TEGに備わる電極パッドに探針が接触した
形態を示す半導体基板の拡大断面図である。
【図18】複数のナノプローブを備えた測定装置の概略
図である。
【図19】第3のスクライブ領域に配置された複数のT
EGおよび電極パッドの一例を示す要部平面図である。
【図20】第3のスクライブ領域に配置された複数のT
EGおよび電極パッドの配置例の概略図である。
【図21】第3のスクライブ領域に配置された複数のT
EGおよび電極パッドの配置例の概略図である。
【図22】(a)は、CMOSインバータ回路の回路
図、(b)は、CMOSインバータ回路を示す半導体基
板の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 pウェル 3 nウェル 3a nウェル 4 素子分離絶縁膜 4a 素子分離領域 5 n-型半導体領域 6 n+型半導体領域 7 シリサイド層 8 ゲート絶縁膜 9n ゲート電極 9p ゲート電極 10 サイドウォールスペーサ 11 p-型半導体領域 12 p+型半導体領域 13 下部電極 14 容量絶縁膜 15 上部電極 16 サイドウォールスペーサ 17 抵抗体 18 第1層間絶縁膜 19 接続孔 20 プラグ 21 第2層間絶縁膜 22 接続孔 23 プラグ 24 第3層間絶縁膜 25 接続孔 26 プラグ 27 第4層間絶縁膜 28 接続孔 29 プラグ 30 パッシベーション膜 31 開孔部 31a 開孔部 32 半導体基板 33 ゲート 34 プラグ 35 プラグ 36 パッシベーション膜 37 第1層間絶縁膜 38 接続孔 39 プラグ 40 ストッパ絶縁膜 41 絶縁膜 42 配線溝 43 第2層間絶縁膜 43a キャップ絶縁膜 43b 第1絶縁膜 43c ストッパ絶縁膜 43d 第2絶縁膜 44 接続孔 45 配線溝 46 パッシベーション 47 開孔部 48 キャップ絶縁膜 49a バリアメタル層 49b 銅膜 50 試料台 51 電子源 52 偏向レンズ 53 2次電子検出器 54 1次電子ビーム 55x 粗動機構 55y 粗動機構 55z 粗動機構 56 微動機構 57 汎用テスター SW ウエハ CP チップ SL スクライブ領域 SL1 第1スクライブ領域 SL2 第2スクライブ領域 SL3 第3のスクライブ領域 TEG TEG(評価用の試料) GB ガードバンド BP1 第1電極パッド BP2 第2電極パッド BP2(SUB) 第2電極パッド BP2(WEL) 第2電極パッド BP2(D) 第2電極パッド BP2(VC) 第2電極パッド BP3 ボンディングパッド Qn nチャネルMISFET Qp pチャネルMISFET G ゲート S ソース D ドレイン SUB 半導体基板 PWEL pウェル NWEL nウェル C 容量素子 R 抵抗素子 M1 第1配線層 M2 第2配線層 M3 第3配線層 M4 第4配線層 MS 測定装置 NP ナノプローブ NP1 ナノプローブ NP2 ナノプローブ NP3 ナノプローブ NP4 ナノプローブ NP5 ナノプローブ A 製品回路領域 B 製品回路領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/04 H01L 21/88 K 21/822 27/04 E T (72)発明者 荒川 史子 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 蒲原 史朗 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 大路 譲 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 2G132 AA00 AF01 AK02 AK07 4M104 BB01 BB17 BB20 BB25 BB30 BB32 DD02 DD04 DD16 FF13 FF14 FF18 FF22 FF37 GG09 GG10 GG13 GG19 HH20 4M106 AA01 AB01 AB15 AC05 AD02 AD06 AD09 BA01 BA03 DD03 DH50 DH55 5F033 HH04 HH08 HH11 HH19 HH26 HH27 JJ19 JJ21 JJ32 JJ33 KK01 KK11 KK19 KK26 KK27 MM01 MM02 NN06 NN07 PP06 PP15 PP27 PP28 QQ09 QQ10 QQ11 QQ13 QQ16 QQ19 QQ25 QQ37 QQ48 QQ58 RR04 RR06 RR09 RR14 RR15 SS04 SS08 SS11 SS15 TT08 VV07 VV09 VV10 WW01 XX37 5F038 BE05 CA13 DT04 DT12 DT15 EZ20

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最上層配線で構成される一辺が0.5μ
    m以下の矩形の第1電極パッドを備えた複数のTEG
    が、スクライブ領域に配置されていることを特徴とする
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 最上層配線で構成される一辺が1μm以
    下の矩形の第1電極パッドを備えた複数のTEGが、ス
    クライブ領域に配置されていることを特徴とする半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 最上層配線で構成される一辺が10μm
    以下の矩形の第1電極パッドを備えた複数のTEGが、
    スクライブ領域に配置されていることを特徴とする半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 最上層配線で構成される一辺が10μm
    以下の矩形の第1電極パッドと、前記最上層配線で構成
    される一辺が20μm以上の矩形の第2電極パッドとを
    備えた複数のTEGが、スクライブ領域に配置されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の半導体装置において、前
    記最上層配線で構成される一辺が20μm以上の矩形の
    第2電極パッドを備えた複数のTEGが、さらにスクラ
    イブ領域に配置されていることを特徴とする半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の半導体装置において、前
    記第1電極パッドの一辺が、前記第1電極パッドとその
    下層の配線とをつなぐ接続孔の径に前記第1電極パッド
    と前記接続孔との合わせ余裕を加えた寸法を越えないこ
    とを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の半導体装置において、前
    記第1電極パッドの一辺が、前記第1電極パッドとその
    下層の配線とをつなぐ接続孔の径の約4/3倍程度であ
    ることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の半導体装置において、前
    記スクライブ領域は保護膜によって覆われていることを
    特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の半導体装置において、前
    記第1電極パッドが島状に露出していることを特徴とす
    る半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の半導体装置において、
    前記第1電極パッドの表面は保護膜によって覆われ、前
    記第2電極パッドの表面の一部は前記保護膜が除去され
    て露出していることを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項4記載の半導体装置において、
    前記第2電極パッドは複数のTEGに共有接続されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項5記載の半導体装置において、
    前記第2電極パッドは複数のTEGに共有接続されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】 最上層配線で構成される引き出し電極
    を備えた複数のTEGが、製品回路領域に配置されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】 最上層配線で構成される一辺が10μ
    m以下の矩形の第1電極パッドを備えた複数のTEG
    が、前記第1電極パッドの表面を保護膜で覆われて第1
    スクライブ領域に配置されており、 前記第1電極パッド上の前記保護膜を除去して前記第1
    電極パッドの表面の一部を露出させた後、先端の曲率半
    径が約0.05〜0.8μm程度の探針を前記第1電極パ
    ッドに接触させて前記TEGを測定することを特徴とす
    る半導体装置の測定方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の半導体装置の測定方
    法において、半導体製品の歩留まりを向上させることを
    特徴とする半導体装置の測定方法。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の半導体装置の測定方
    法において、前記第1電極パッド上の前記保護膜は集束
    イオンビーム法または選択エッチング法によって除去さ
    れることを特徴とする半導体装置の測定方法。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の半導体装置の測定方
    法において、さらに前記最上層配線で構成される一辺が
    20μm以上の矩形の第2電極パッドを備えた複数のT
    EGが、前記第2電極パッド上の前記保護膜を除去する
    ことによって前記第2電極パッドの表面の一部を露出さ
    せて第2スクライブ領域に配置されていることを特徴と
    する半導体装置の測定方法。
  18. 【請求項18】 最上層を保護膜で覆われた製品回路領
    域に論理回路が配置されており、 所定の領域の前記保護膜を除去して最上層配線で構成さ
    れる引き出し電極の表面の一部を露出させた後、先端の
    曲率半径が約0.05〜0.8μm程度の探針を前記引き
    出し電極に接触させて前記論理回路の論理値を評価する
    ことを特徴とする半導体装置の測定方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の半導体装置の測定方
    法において、半導体製品の歩留まりを向上させることを
    特徴とする半導体装置の測定方法。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の半導体装置の測定方
    法において、所定の領域の前記保護膜は集束イオンビー
    ム法または選択エッチング法によって除去されることを
    特徴とする半導体装置の測定方法。
  21. 【請求項21】 請求項18記載の半導体装置の測定方
    法において、前記論理回路はn本の入力端子とm本の出
    力端子とを有し、n+m+3本の探針を前記引き出し電
    極に接触させて前記論理回路の論理値を評価することを
    特徴とする半導体装置の測定方法。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の半導体装置の測定方
    法において、前記探針のうち1本は、接触確認用の探針
    であることを特徴とする半導体装置の測定方法。
  23. 【請求項23】 最上層を保護膜で覆われた製品回路領
    域にTEGが配置されており、 所定の領域の前記保護膜を除去して最上層配線で構成さ
    れる引き出し電極の表面の一部を露出させた後、先端の
    曲率半径が約0.05〜0.8μm程度の探針を前記引き
    出し電極に接触させて前記TEGを測定することを特徴
    とする半導体装置の測定方法。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の半導体装置の測定方
    法において、半導体製品の歩留まりを向上させることを
    特徴とする半導体装置の測定方法。
  25. 【請求項25】 請求項23記載の半導体装置の測定方
    法において、所定の領域の前記保護膜は集束イオンビー
    ム法または選択エッチング法によって除去されることを
    特徴とする半導体装置の測定方法。
  26. 【請求項26】 (a)最上層配線で一辺が10μm以
    下の矩形の第1電極パッドをスクライブ領域に形成し、
    前記最上層配線でボンディングパッドを製品回路領域に
    形成する工程と、(b)前記最上層配線の上層に、保護
    膜を形成する工程と、(c)前記保護膜の所定の領域を
    除去し、前記ボンディングパッドの表面の一部を露出さ
    せる工程とを有し、 前記最上層配線は、導電体の堆積およびリソグラフィ法
    によるパターニングにより形成されることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  27. 【請求項27】 請求項26記載の半導体装置の製造方
    法において、前記(a)工程は、前記最上層配線で一辺
    が20μm以上の第2電極パッドを前記スクライブ領域
    に形成する工程を含み、前記(c)工程は、前記第2電
    極パッドの表面の一部を露出させる工程を含むことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 (a)半導体基板上に第1絶縁膜、ス
    トッパ絶縁膜および第2絶縁膜を順次形成する工程と、
    (b)前記第1絶縁膜に接続孔を形成し、前記ストッパ
    絶縁膜および前記第2絶縁膜に配線溝を形成する工程
    と、(c)前記接続孔および前記配線溝内に導体膜を埋
    め込み、前記接続孔および前記配線溝以外の領域の前記
    導体膜をCMP法により除去することによって、接続部
    材と一体に形成された第1電極パッドを第1スクライブ
    領域に形成する工程と、(d)前記第1電極パッドの上
    層に保護膜を形成する工程と、(e)前記ストッパ絶縁
    膜をエッチングストッパ層として、前記第1スクライブ
    領域の前記保護膜および前記第2絶縁膜を除去して前記
    第1電極パッドを露出させる工程とを有することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の半導体装置の製造方
    法において、前記(c)工程は、接続部材と一体に形成
    されたボンディングパッドを製品回路領域に形成する工
    程を含み、前記(d)工程は、前記ボンディングパッド
    の上層に保護膜を形成する工程を含み、前記(e)工程
    は、前記製品回路領域の前記保護膜の所定の領域を除去
    して前記ボンディングパッドの表面の一部を露出させる
    工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 請求項28記載の半導体装置の製造方
    法において、前記(c)工程は、接続部材と一体に形成
    された第2電極パッドを第2スクライブ領域に形成し、
    さらに接続部材と一体に形成されたボンディングパッド
    を製品回路領域に形成する工程を含み、前記(d)工程
    は、前記第2電極パッドおよび前記ボンディングパッド
    の上層に保護膜を形成する工程を含み、前記(e)工程
    は、前記第2スクライブ領域の前記保護膜の所定の領域
    を除去して前記第2電極パッドの表面の一部を露出さ
    せ、さらに前記製品回路領域の前記保護膜の所定の領域
    を除去して前記ボンディングパッドの表面の一部を露出
    させる工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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