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JP2002205393A - インクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置並びにヘッドのゴミ除去方法 - Google Patents

インクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置並びにヘッドのゴミ除去方法

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Publication number
JP2002205393A
JP2002205393A JP2001004062A JP2001004062A JP2002205393A JP 2002205393 A JP2002205393 A JP 2002205393A JP 2001004062 A JP2001004062 A JP 2001004062A JP 2001004062 A JP2001004062 A JP 2001004062A JP 2002205393 A JP2002205393 A JP 2002205393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
chamber
ink jet
ink chamber
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001004062A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Tominaga
和由 冨永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2001004062A priority Critical patent/JP2002205393A/ja
Priority to US10/016,911 priority patent/US6851790B2/en
Priority to GB0200412A priority patent/GB2371023B/en
Publication of JP2002205393A publication Critical patent/JP2002205393A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16552Cleaning of print head nozzles using cleaning fluids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J2/14209Structure of print heads with piezoelectric elements of finger type, chamber walls consisting integrally of piezoelectric material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41J29/17Cleaning arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41J2/01Ink jet
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    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14419Manifold

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的容易且つ確実に内部のゴミを除去でき
るインクジェットヘッド及びインクジェット式記録ヘッ
ド並びにヘッドのゴミ除去方法を提供する。 【解決手段】 ノズル開口23に連通する複数のチャン
バ17と、各チャンバ17にインクを供給するインク室
20とを有し、前記チャンバ17内の容積を変化させて
その内部に充填されたインクを前記ノズル開口23から
吐出するインクジェットヘッドにおいて、インクを貯留
されたインク貯留手段と前記インク室20とを連通する
流路の一部を構成するインク供給路26を有する流路形
成部材12を有し、該流路形成部材12が、前記インク
室20内のインクを排出できる少なくとも一つの連通路
27を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル開口からイ
ンク滴を吐出して印刷を行うインクジェットヘッド及び
インクジェット式記録装置並びにヘッドのゴミ除去方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクを吐出する複数のノズ
ルを有するインクジェットヘッドを用いて被記録媒体に
文字や画像を記録するインクジェット式記録装置が知ら
れている。かかるインクジェット式記録装置では、イン
クジェットヘッドのノズルが被記録媒体に対向するよう
にヘッドホルダに設けられ、このヘッドホルダはキャリ
ッジに搭載され被記録媒体の搬送方向とは直交する方向
に走査されるようになっている。
【0003】このようなインクジェットヘッドの一例の
分解概略を図7に示す。図7に示すように、圧電セラミ
ックプレート101には、複数の溝102が並設され、
各溝102は、側壁103で分離されている。各溝10
2の長手方向一端部は圧電セラミックプレート101の
一端面まで延設されており、他端部は、他端面までは延
びておらず、深さが徐々に浅くなっている。また、各溝
102内の両側壁103の開口側表面には、長手方向に
亘って、駆動電圧印加用の電極105が形成されてい
る。
【0004】また、圧電セラミックプレート101の溝
102の開口側には、各溝102の浅くなった端部と連
通するインク室106を画成するインク室形成基板10
7が接合されている。さらに、このインク室形成基板1
07上には、インク室106の一方面を封止すると共
に、インク室106にインクを供給するインク供給路1
08を有する流路形成部材109が固定されている。
【0005】また、圧電セラミックプレート101とイ
ンク室形成基板107との接合体の溝102が開口して
いる端面には、ノズルプレート110が接合されてお
り、ノズルプレート110の各溝102に対向する位置
にはノズル開口111が形成されている。
【0006】このように構成される記録ヘッドでは、イ
ンク供給路108から各溝102内にインクを充填し、
所定の溝102の両側の側壁103に電極105を介し
て所定の駆動電界を作用させると、側壁103が変形し
て所定の溝102内の容積が変化し、これにより、溝1
02内のインクがノズル開口111から吐出する。
【0007】このようなインクジェットヘッドでは、イ
ンク内に存在するゴミや気泡等によりインクの吐出不良
が発生するという問題がある。そのため、一般的に、イ
ンク供給路108のインク室106側端部に、フィルタ
112が設けられ、このフィルタ112によってインク
内のゴミ及び気泡がインク室内に侵入するのを防止して
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフィルタ112を設ければ、ある程度の大きさのゴ
ミ及び気泡の侵入は防止できるものの、完全にゴミ及び
気泡の侵入を防止するのは困難である。また、網目の細
かいフィルタを用いれば、より確実にゴミの侵入を防止
することができるが、インクの流れが阻害されてしまう
ため、あまり網目の細かいフィルタを用いることができ
ない。
【0009】また、一旦フィルタ112を通過してしま
ったゴミ等は、ノズル開口111から溝102及びイン
ク室106内のインクを吸引するいわゆるクリーニング
動作を行うことによって除去しているが、このクリーニ
ング動作によってもゴミを完全に除去することは難し
く、ゴミを除去できなかったヘッドは、廃棄処分となっ
てしまう。
【0010】本発明は、このような事情に鑑み、比較的
容易且つ確実に内部のゴミを除去できるインクジェット
ヘッド及びインクジェット式記録ヘッド並びにヘッドの
ゴミ除去方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、ノズル開口に連通する複数のチャン
バと、各チャンバにインクを供給するインク室とを有
し、前記チャンバ内の容積を変化させてその内部に充填
されたインクを前記ノズル開口から吐出するインクジェ
ットヘッドにおいて、インクを貯留されたインク貯留手
段と前記インク室とを連通する流路の一部を構成するイ
ンク供給路を有する流路形成部材を有し、該流路形成部
材が、前記インク室内のインクを排出できる少なくとも
一つの連通路を有することを特徴とするインクジェット
ヘッドにある。
【0012】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記連通路が、前記インク室の長手方向両端部近傍
に対応する領域にそれぞれ設けられていることを特徴と
するインクジェットヘッドにある。
【0013】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記連通路には、前記インク室から外部へ向
かう流れのみを許容する逆止弁が設けられていることを
特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0014】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記連通路が、前記流路形成部材にO
リングを介してキャップ部材が締結されることによって
封止されていることを特徴とするインクジェットヘッド
にある。
【0015】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記インク供給路と前記インク室との
間に、フィルタが設けられ、該フィルタを介して前記イ
ンク貯留手段から前記インク室にインクが供給されるこ
とを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0016】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様のインクジェットヘッドを具備するインクジェッ
ト式記録装置であって、前記連通路に接続され、当該連
通路を介して前記インク室内のインクを吸引する吸引手
段を具備することを特徴とするインクジェット式記録装
置にある。
【0017】本発明の第7の態様は、ノズル開口に連通
する複数のチャンバと、各チャンバにインクを供給する
インク室と、インクを貯留されたインク貯留手段と前記
インク室とを連通する流路の一部を構成するインク供給
路と、前記インク室のインクを排出できる複数の連通路
を有するインクジェットヘッドの流路内に存在するゴミ
を除去するヘッドのゴミ除去方法であって、各連通路か
ら異なるタイミングで前記インク室内のインクを吸引し
て、前記インク室内のインクを撹拌する撹拌工程と、各
連通路から同時に前記インク室内のインクを吸引して、
前記インク室内のゴミを含むインクを吸引して外部に排
出する排出工程とを具備することを特徴とするヘッドの
ゴミ除去方法にある。
【0018】本発明の第8の態様は、第7の態様におい
て、前記連通路が、前記インク室の長手方向両端部に対
応する領域にそれぞれ設けられており、前記撹拌工程で
は、各連通路から前記インク室内のインクを交互に吸引
することを特徴とするヘッドのゴミ除去方法にある。
【0019】かかる本発明では、流路形成部材に設けら
れた連通路を介してインク室内のインクを吸引して排出
することにより、インクに含まれるゴミを比較的容易且
つ確実に除去することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に基づ
いて本発明を詳細に説明する。
【0021】図1は、一実施形態に係るインクジェット
ヘッドの組立斜視図であり、図2はインクジェットヘッ
ドの要部を示す断面図であり、図3はインクジェットヘ
ッドを構成するヘッドチップの斜視図である。
【0022】本実施形態のインクジェットヘッド10
は、図1及び図2に示すように、ヘッドチップ11と、
この一方面側に設けられる流路形成部材12と、ヘッド
チップ11を駆動するための駆動回路等が搭載された配
線基板14とを有し、これらの各部材は、それぞれベー
ス部材15に固定されている。
【0023】まず、ヘッドチップ11の構造について説
明する。図3に示すように、ヘッドチップ11を構成す
る圧電セラミックプレート16には、複数の溝17が並
設され、各溝17は、側壁18によって分離されてい
る。これらの各溝17の長手方向一端部は圧電セラミッ
クプレート16の一端面まで延設されており、他端部
は、圧電セラミックプレート16の他端面までは延びて
おらず、深さが徐々に浅くなっている。この圧電セラミ
ックプレート16に形成される各溝17は、例えば、円
盤状のダイスカッターにより形成され、深さが徐々に浅
くなった部分は不要であるが、ダイスカッターの形状に
より仕方なく形成されてしまう。
【0024】また、これら各溝17内の幅方向両側の側
壁18には、溝17の開口側に長手方向に亘って、側壁
18を駆動させるための電界を印加する電極19が形成
されている。
【0025】また、このように溝17及び電極19等が
形成された圧電セラミックプレート16の溝17の開口
側には、各溝17に連通するインク室20を画成するイ
ンク室プレート21が接合され、インク室20と各溝1
7とは、各溝17の浅くなった他端部近傍で連通してい
る。
【0026】なお、インク室プレート21は、セラミッ
クプレート、金属プレートなどで形成することができる
が、圧電セラミックプレート16との接合後の変形等を
考えると、熱膨張率の近似したセラミックプレートを用
いるのが好ましい。
【0027】また、圧電セラミックプレート16とイン
ク室プレート21との接合体の溝17が開口している端
面には、ノズルプレート22が接合されており、ノズル
プレート22の各溝17に対向する位置にはノズル開口
23が形成されている。
【0028】本実施形態では、ノズルプレート22は、
圧電セラミックプレート16とインク室プレート21と
の接合体の溝17が開口している端面の面積よりも大き
くなっている。このノズルプレート22は、ポリイミド
フィルムなどに、例えば、エキシマレーザ装置を用いて
ノズル開口23を形成したものである。また、図示しな
いが、ノズルプレート22の被印刷物に対向する面に
は、インクの付着等を防止するために撥水性を有する撥
水膜が設けられている。
【0029】なお、本実施形態では、圧電セラミックプ
レート16とインク室プレート21との接合体の溝17
が開口している端部の周囲には、ノズル支持プレート2
4が配置されている。このノズル支持プレート24は、
ノズルプレート22を安定して保持するためのものであ
り、ノズルプレート22の接合体端面の外側と接合され
ると共にベース部材15に固定される。
【0030】また、このようなヘッドチップ11を構成
するインク室プレート21の一方面側には、図4に示す
ように、流路形成部材12が接着剤等によって接合さ
れ、インク室20の一方面はこの流路形成部材12によ
って封止されている。なお、この流路形成部材12は、
インク室プレート21と流路形成部材12との間が完全
に密封されるように固定されていればよく、例えば、イ
ンク室プレート21と流路形成部材12との間にOリン
グ設け、流路形成部材12をねじ部材等で固定するよう
にしてもよい。
【0031】ここで、この流路形成部材12について説
明する。流路形成部材12は、図4及び図5に示すよう
に、その長手方向略中央部に、例えば、インクタンク等
のインクを貯留するインク貯留手段(図示なし)とイン
ク室20とを連通するインク流路の一部を構成するイン
ク供給路26を有し、長手方向両端部近傍のそれぞれに
は、インク室20と外部とを連通し、インク室20内の
インクを外部に排出できる連通路27,28を有する。
【0032】また、インク供給路26には、各ヘッドチ
ップに供給されるインクの負圧を調整するエアタンク2
9が設けられており、インク貯留手段からインク室20
に供給されるインクの負圧が一定となるよう調整されて
いる。また、インク供給路26のインク室20側の端部
には、フィルタ30が設けられており、このフィルタ3
0によってある程度のゴミが除去されてインク室20内
にインクが供給されるようになっている。
【0033】一方、インク室20の長手方向両端部に対
応する領域に設けられた各連通路27,28内には、本
実施形態では、インク室20から外部へ向かう流れのみ
を許容するように、それぞれ逆止弁31が設けられ、各
連通路27,28からインク室20内のインクが大気に
触れることがなく、且つこれら連通路27,28を介し
てインク室20内のインクを外部に排出できるようにな
っている。詳しくは後述するが、本実施形態では、ヘッ
ドの製造時、あるいはメンテナンス時等に、この連通路
27,28を介してインク室20及び溝17内のインク
を吸引することにより、インク室20及び溝17内のイ
ンクに含まれるゴミの除去を行っている。なお、ここで
言う「ゴミ」とは、インクに含まれる気泡を含む。
【0034】また、このインク吸引の際には、ノズル開
口23等からインク室20及び溝17内に大気が吸い込
まれないように、常にインク室20及び溝17内にイン
クを供給しておく必要がある。本実施形態では、インク
吸引を行う際に、インクジェットヘッド10のノズルプ
レート22側にインクを溜めた容器を配置し、ノズルプ
レート22をインクに浸し、連通路27,28からの吸
引によって、ノズル開口23から溝17内にインクが流
れ込むようにしている。このインク室20及び溝17内
へのインクの供給方法は、これに限定されず、例えば、
ノズル開口23を密封しておき、インク供給路26を介
してインク貯留手段からインクが供給されるようにして
もよい。
【0035】このようなインク吸引によるゴミの除去手
順は、特に限定されないが、最初に、各連通路27,2
8から異なるタイミングでインクを吸引してインク室2
0及び溝17内のインクを撹拌する撹拌工程を実行する
ことが好ましい。以下、このようなゴミの除去手順の一
例を説明する。なお、図6は、ゴミの除去手順を説明す
る図であり、流路形成部材12の構造は実際とは若干異
なる。
【0036】本実施形態のゴミの除去手順としては、ま
ず、インク内のゴミを撹拌する撹拌工程を実行する。す
なわち、図6(a)に示すように、一方の連通路27か
らインク室20及び溝17内のインクを吸引する。これ
により、インクと共に連通路27近傍のゴミが吸引され
ると共に、インクに流れが生じることによって中央部の
溝17内に溜まっているゴミが撹拌される。なお、図中
の黒点は、インクに含まれるゴミを模式的に示したもの
である。
【0037】ここで、本実施形態では、各連通路27,
28内には逆止弁31が設けられているので、一方の連
通路27からインクを吸引する際に、他方の連通路28
からインク室20内に大気が入り込むことがなく、ノズ
ル開口23から溝17及びインク室20内にインクが供
給されて溝17及びインク室20内は常にインクが充満
した状態が保持されている。
【0038】次いで、図6(b)に示すように、もう一
方の連通路28からインク室20及び溝17内のインク
を吸引する。これにより、連通路28近傍のゴミが吸引
されると共に、連通路27からの吸引時とは逆方向の流
れがインクに生じ、溝17内のゴミがさらに撹拌され
る。
【0039】なお、本実施形態では、撹拌工程におい
て、各連通路27,28近傍のゴミが除去される程度に
インクを吸引するようにしたが、この撹拌工程では、ゴ
ミは吸引されなくてもよく、インクに流れが生じて各溝
17内のゴミが撹拌できればよい。したがって、各連通
路27,28から比較的弱い吸引で交互に複数回ずつ吸
引するようにしてもよい。
【0040】このように、撹拌工程によってインク内の
ゴミを撹拌した後、ゴミの吸引工程を実行する。すなわ
ち、図6(c)両連通路27,28からインク室20及
び溝17内のインクを吸引することにより、インクと共
に撹拌されたゴミが吸引され、インク室20及び溝17
内のゴミが確実に除去される。勿論、一方の連通路を封
止して、他方の連通路のみからインクを吸引するように
してもよい。
【0041】このように、本実施形態では、流路形成部
材12にインク室20と外部とを連通する連通路27,
28を設け、ヘッドの製造時等に、これら連通路27,
28を介してインク室20及び溝17内のインクを吸引
して内部のゴミを除去するようにした。これにより、ノ
ズル開口23からの吸引では除去できないゴミであって
も容易且つ確実に除去することができる。また、同時
に、インクに含まれる気泡も除去することができ、各ノ
ズル開口23から吐出されるインク吐出特性を均一化で
きると共に、インク吐出特性を良好に保持することがで
きる。
【0042】なお、本実施形態では、連通路27,28
に逆止弁31を設け、これら連通路27,28を介して
インク室20内に大気が入り込むのを防止しているが、
逆止弁31の代わりに、例えば、Oリング等を介して蓋
部材を螺合させる等によって密封するようにしてもよ
い。
【0043】また、本実施形態では、流路形成部材12
に二つの連通路27,28を設けるようにしたが、その
数は特に限定されず、例えば、三個以上で設けるように
してもよいし、勿論、一つであってもよい。
【0044】なお、このようなインクジェットヘッド1
0が固定されたベース部材15には、さらに、駆動回路
等が搭載された配線基板14が固定され、この配線基板
14とヘッドチップ11の配線19とがフレキシブルケ
ーブル32等によって接続された後、インクジェット式
記録装置のキャリッジに搭載される。
【0045】ここで、本実施形態では、インクジェット
ヘッド10の製造時等に、連通路27,28を介してイ
ンク室20及び溝17内のインクの吸引を行うようにし
たが、これに限定されず、インクジェット式記録装置
に、上述したインクジェットヘッド10を搭載すると共
に、各インクジェットヘッド10の連通路27,28に
接続される、例えば、真空ポンプ等の吸引手段を設け、
所定のタイミングで、この吸引手段によってインク室2
0及び溝17内のインクを吸引するようにしてもよい。
【0046】このような吸引手段は、新たに設けるよう
にしてもよいが、ノズル開口からインクを吸引するいわ
ゆるクリーニング動作に用いられる吸引手段を用いるよ
うにしてもよい。
【0047】このように、インクジェット式記録装置
に、連通路を有するインクジェットヘッドを搭載すると
共に吸引手段を設け、所定のタイミングで、連通路を介
してインク室及び溝内のインクを吸引することにより、
インク室及び溝内のインクに含まれるゴミを確実に除去
することができ、良好な印刷品質を常に保持することが
できると共に、耐久性を向上することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、インク
ジェットヘッドを構成する流路形成部材に、インク室と
外部とを連通する連通路を設けるようにしたので、この
連通路を介してインク室及び溝内のインクを吸引するこ
とにより、インクと共にゴミを容易且つ確実に除去する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッ
ドの組立斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッ
ドの要部を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るヘッドチップの分解
斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るヘッドチップの要部
を示す概略断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る流路形成部材の斜視
図である。
【図6】本発明の一実施形態にゴミ除去の手順を説明す
る概略図である。
【図7】従来技術に係るインクジェットヘッドの概要を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】 10 インクジェットヘッド 11 ヘッドチップ 12 流路形成部材 15 ベース部材 26 インク供給路 27,28 連通路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口に連通する複数のチャンバ
    と、各チャンバにインクを供給するインク室とを有し、
    前記チャンバ内の容積を変化させてその内部に充填され
    たインクを前記ノズル開口から吐出するインクジェット
    ヘッドにおいて、 インクを貯留されたインク貯留手段と前記インク室とを
    連通する流路の一部を構成するインク供給路を有する流
    路形成部材を有し、該流路形成部材が、前記インク室内
    のインクを排出できる少なくとも一つの連通路を有する
    ことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記連通路が、前記
    インク室の長手方向両端部近傍に対応する領域にそれぞ
    れ設けられていることを特徴とするインクジェットヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記連通路に
    は、前記インク室から外部へ向かう流れのみを許容する
    逆止弁が設けられていることを特徴とするインクジェッ
    トヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記連
    通路が、前記流路形成部材にOリングを介してキャップ
    部材が締結されることによって封止されていることを特
    徴とするインクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記イ
    ンク供給路と前記インク室との間に、フィルタが設けら
    れ、該フィルタを介して前記インク貯留手段から前記イ
    ンク室にインクが供給されることを特徴とするインクジ
    ェットヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかのインクジェット
    ヘッドを具備するインクジェット式記録装置であって、 前記連通路に接続され、当該連通路を介して前記インク
    室内のインクを吸引する吸引手段を具備することを特徴
    とするインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 ノズル開口に連通する複数のチャンバ
    と、各チャンバにインクを供給するインク室と、インク
    を貯留されたインク貯留手段と前記インク室とを連通す
    る流路の一部を構成するインク供給路と、前記インク室
    のインクを排出できる複数の連通路を有するインクジェ
    ットヘッドの流路内に存在するゴミを除去するヘッドの
    ゴミ除去方法であって、 各連通路から異なるタイミングで前記インク室内のイン
    クを吸引して、前記インク室内のインクを撹拌する撹拌
    工程と、各連通路から同時に前記インク室内のインクを
    吸引して、前記インク室内のゴミを含むインクを吸引し
    て外部に排出する排出工程とを具備することを特徴とす
    るヘッドのゴミ除去方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記連通路が、前記
    インク室の長手方向両端部に対応する領域にそれぞれ設
    けられており、前記撹拌工程では、各連通路から前記イ
    ンク室内のインクを交互に吸引することを特徴とするヘ
    ッドのゴミ除去方法。
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