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JP2002203616A - 端子台コネクタ、電子機器、および端子台コネクタと電子機器の取付構造 - Google Patents

端子台コネクタ、電子機器、および端子台コネクタと電子機器の取付構造

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JP2002203616A
JP2002203616A JP2000400066A JP2000400066A JP2002203616A JP 2002203616 A JP2002203616 A JP 2002203616A JP 2000400066 A JP2000400066 A JP 2000400066A JP 2000400066 A JP2000400066 A JP 2000400066A JP 2002203616 A JP2002203616 A JP 2002203616A
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Japan
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terminal block
block connector
slider
electronic device
device case
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JP2000400066A
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Jun Yamane
順 山根
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子台コネクタの固定のためのスペースを小
さくするとともに、その固定のための操作が容易な端子
台コネクタを提供する。 【解決手段】 電子機器ケース200に搭載され、かつ
該電子機器ケース200内に収容された基板のカードエ
ッジ端子に差し込み接続される構造の端子台コネクタ本
体100からなるカードエッジタイプの端子台コネクタ
1において、端子台コネクタ本体100の裏面にスライ
ド可能なスライダ110を設け、このスライダ110の
スライド移動により電子機器ケース200と端子台コネ
クタ本体100との固定ロックおよびその固定ロックの
解除が行われるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、端子台コネク
タ、電子機器、および端子台コネクタと電子機器の取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プログラマブルコントローラ
(PLC)など電子機器を構成する各ユニット等に用い
られる端子台コネクタとしては、カードエッジタイプ
の端子台コネクタと、2ピースタイプの端子台コネク
タが知られている。
【0003】上記のカードエッジタイプの端子台コネ
クタは、端子台コネクタ本体を電子機器ケースに取り付
けるとともに、その電子機器ケース内に収容されている
基板のカードエッジ端子に、当該端子台コネクタ本体を
差し込み接続する構造である。
【0004】上記の2ピースタイプの端子台コネクタ
も、端子台コネクタ本体を電子機器ケースに取り付ける
構造であるが、その電子機器ケース内に収容されている
基板側との接続構造がのカードエッジタイプの端子台
コネクタとは異なる。すなわち、2ピースタイプの端子
台コネクタの場合は、電子機器ケース内に収容されてい
る基板側にコネクタが設けられており、この基板側のコ
ネクタに端子台コネクタ本体を差し込み接続するように
構成されている。
【0005】ところで、従来、上記のカードエッジ
タイプ若しくは2ピースタイプの端子台コネクタと電子
機器ケースとの固定方式としては、次の(1)(2)の
方式が主に採用されていた。 (1)ネジ止め方式 ネジ止め方式は、上記のカードエッジタイプ若しく
は2ピースタイプの端子台コネクタについて、その端子
台コネクタ本体の長手方向両端をねじで固定する方式で
ある。 (2)アングルフック方式 上記のカードエッジタイプの端子台コネクタの場合
は、その端子台コネクタ本体の長手方向両端に爪付きの
アングルフックを設け、このアングルフックで端子台コ
ネクタ本体を電子機器ケース側に固定する。
【0006】上記の2ピースタイプの端子台コネクタ
の場合は、電子機器ケース内に収納される基板のコネク
タ側に爪付きのアングルフックを設け、このアングルフ
ックで端子台コネクタ本体を掴んで固定する。
【0007】図12は、アングルフック方式を採用した
端子台コネクタの一例を示す組立分解図である。なお、
この図12に示した端子台コネクタ1はカードエッジタ
イプである。
【0008】図12に示した端子台コネクタ1の場合
は、その端子台コネクタ本体100を電子機器ケース2
00の上面の取付穴210に取り付ける。そして、電子
機器ケース200内に収容されている基板300のカー
ドエッジ端子310が当該端子台コネクタ本体100に
差し込み接続される。図中符号230は電子機器ケース
200の上面に設けられた表示部である。
【0009】上記のように端子台コネクタ本体100を
電子機器ケース200に取り付ける際には、その端子台
コネクタ本体100の離脱防止のために、端子台コネク
タ本体100を電子機器ケース200側に固定する必要
があり、その固定の一手段として、図12に示した端子
台コネクタ1では、2つの爪付きのアングルフック40
0a、400bを用いており、この爪付きアングルフッ
ク400a、400bは、端子台コネクタ本体100の
長手方向の両端部に回動可能に取り付けられている。
【0010】しかしながら、上記のような従来の端子台
コネクタ1の固定方式では、端子台コネクタ本体100
の長手方向両端にねじ止め部若しくはアングルフックを
設ける必要があるため、そのためのスペースを必要と
し、これがユニットを小型化する上での大きな制約とな
っていた。
【0011】特に、ねじ止め方式によると、雌ねじをイ
ンサートメタルとして、電子機器ケース成形時または成
形後等に挿入する必要があるためにコストアップになる
という問題があった。
【0012】アングルフック方式によると、部品点数が
多くなるため、その組立て工数も含めてコストアップに
繋がるだけでなく、電子機器ケース200の端子台コネ
クタ搭載面に図12に示したような表示部230等が設
けられている構造の場合、アングルフック400a、4
00bが邪魔になり、表示部230等の視認性を損なう
という問題もあった。
【0013】さらに、ねじ止め方式では、端子台コネク
タ1の取り付け時だけでなく、その取り外し時にもドラ
イバが必要となり、このため端子台コネクタ1の取り付
け作業と取り外し作業に手間がかかり、また、アングル
フック方式では、アングルフック400a、400bを
片側ずつ解除またはロックする必要があるためその操作
性に問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
端子台コネクタの固定スペースを小さくして電子機器の
小型化を可能とするのに好適で、かつ、その固定のため
の操作が容易な端子台コネクタ、電子機器、および端子
台コネクタと電子機器の取付構造を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る端子台コネクタは、電子機器ケース
内に収容された基板に対して接続される端子台コネクタ
本体からなる端子台コネクタにおいて、上記端子台コネ
クタ本体に、一端に把持部を有するスライダをスライド
可能に設けるとともに、このスライダのスライド移動に
より、上記電子機器ケースに対し、端子台コネクタ本体
との固定ロックおよびその固定ロックの解除を行うこと
を特徴とするものである。
【0016】ここで、上記固定ロックとその解除の機構
については、上記スライダにロック用係合部が設けら
れ、上記スライダのスライド移動により、上記ロック用
係合部が上記電子機器ケース側のロック用係合部に対す
る係合のロックまたは解除をする構造を採用することが
できる。
【0017】上記スライダは、上記端子台コネクタ本体
の側面または底面に設けることができる。
【0018】この発明に係る電子機器は、基板を収容し
た電子機器ケースと、上記電子機器ケース内の基板に接
続される端子台コネクタとからなる電子機器において、
上記電子機器ケース側にロック用係合部を設け、上記端
子台コネクタに、一端に把持部を有しスライド可能なス
ライダと、このスライダに上記電子機器ケース側のロッ
ク用係合部に係合可能なロック用係合部とを設け、上記
スライダを移動することにより、上記電子機器ケース側
のロック用係合部とスライダのロック用係合部とが係合
または解除するようにし、電子機器ケースに対し端子台
コネクタを着脱可能としたことを特徴とするものであ
る。
【0019】この発明に係る端子台コネクタと電子機器
ケースの取付構造は、基板を収容した電子機器ケースと
上記電子機器ケース内の基板に接続される端子台コネク
タとの取付構造において、上記電子機器ケース側にロッ
ク用係合部を設け、上記端子台コネクタ側に、一端に把
持部を有するスライダをスライド可能に設けるととも
に、スライダに上記ロック用係合部に係合可能なロック
用係合部を設け、上記端子台コネクタのスライダを移動
することにより、上記電子機器ケース側のロック用係合
部と端子台コネクタのスライダのロック用係合部とが互
いに係合または解除することを特徴とするものである。
【0020】ここで、上記電子機器側のロック用係合部
は、固定ロック位置でスライダのロック用係合部と係合
し端子台コネクタを電子機器ケースに固定することがで
きるものであれば、その形状はどのようなものでもよ
い。また、スライダ側のロック用係合部の形状も上記電
子機器側のロック用係合部に対応した任意の形状を採用
することができる。
【0021】なお、この発明において、電子機器とは、
例えばPLCを構成するユニットを含み、また、電子機
器ケースとは、例えば、PLCを構成する各ユニットの
ユニットケース等を含み、この電子機器ケース内には、
ユニット等の基板(回路基板)が収納される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明をプログラマブル
コントローラ(PLC)に適用した実施の形態について
添付図面に基づき詳細に説明する。
【0023】図1はPLCの構成ユニットに内蔵されて
いる基板がカードエッジタイプである場合に、このカー
ドエッジタイプの基板に接続される端子台コネクタの組
立分解斜視図、図2は図1に示した端子台コネクタの固
定ロック状態の説明図、図3は図1に示した端子台コネ
クタの固定ロック解除状態の説明図、図4は図1に示し
た端子台コネクタのスライダの動作説明図である。
【0024】これらの図を用いて本実施形態のPLCを
説明すると、本実施形態のPLCにおいて、端子台コネ
クタ1は、複数の端子部1aを有する形態の端子台コネ
クタ本体100からなり、この端子台コネクタ本体10
0の底面にスライダ110が取り付けられている。
【0025】スライダ110は、端子台コネクタ本体1
00の長手方向へスライド移動可能に設けられるととも
に、そのスライド移動により、端子台コネクタ本体10
0とプログラマブルコントローラ(PLC)のユニット
を構成するユニットケース200との、固定ロックおよ
びその固定ロックの解除を行うように構成されている。
【0026】すなわち、本実施形態において、端子台コ
ネクタ1はユニットケース200のコネクタ搭載面に搭
載されるが、このとき、上記のようなスライダ110の
スライド移動により、端子台コネクタ本体100とユニ
ットケース200との固定ロックおよびその固定ロック
の解除が行われる。
【0027】スライダ110による固定ロックとその解
除の機構については各種考えられるが、本実施形態で
は、スライダ110にロック用係合部111a、111
bが設けられ、かつ、当該スライダ110のスライド移
動により、そのスライダ110側のロック用係合部11
1a、111bが、ユニットケース200側のロック用
係合部211a、211bに対する係合のロックまたは
解除をする構造を採用している。また、この構造を採用
するにあたり、本実施形態では、スライダ110側のロ
ック用係合部111a、111bが、ユニットケース2
00側のロック用係合部211a、211bの下に出入
りし係合するように構成した。
【0028】ここで、上記2つのロック用係合部111
a、111bのうち、一のロック用係合部111aはス
ライダ110の側面に突出形成されており、また、他の
ロック用係合部111bはスライダ110の先端部に設
けられ、かつ、このスライダ110の後端部、すなわち
当該スライダ110の一端部には把持部112が一体に
形成されている。
【0029】ユニットケース200のコネクタ搭載面に
は、端子台コネクタ本体100の下部側を挿入セットす
るための取付穴210が開設されており、このようなユ
ニットケース200の取付穴210の縁部に、上記のよ
うなユニットケース200側のロック用係合部211
a、211bが形成されている。
【0030】スライダ110のスライド移動はスライド
ガイド手段116により案内されるが、図3および図2
に示したように、本実施形態では、そのスライドガイド
手段116の構造として、ガイド部材116−1とガイ
ド溝116−2とが摺動可能に嵌合する構造を採用して
いる。ここで、ガイド部材116−1は端子台コネクタ
本体100の底部側面に突出形成され、ガイド溝116
−2はスライダ110の側面に形成されている。また、
本実施形態の場合、上記端子台コネクタ本体100を介
して上記ガイド部材116−1と対向する側には、別に
ガイド部材116−3が設けられており、上記スライダ
110はその2つのガイド部材116−1、116−3
により挟み込まれる形態となっている。したがって、上
記のような構造からなる端子台コネクタ1を組み立てる
際は、2つのガイド部材116―1、116−3間にス
ライダ110を挿入セットするだけの簡単な作業で、そ
のスライダ110を端子台コネクタ本体100にワンタ
ッチで取り付けることができる。
【0031】図4に示したように、スライダ110の中
央付近には窪み115が設けられており、この窪み11
5の内側部分には弾性変形可能な薄板状の梁114が架
けられている。また、その梁114上には突起113が
上向きに一体に形成され、このような梁側突起113と
対向する側には対向突起121が設けられており、その
対向突起121は端子台コネクタ本体100の裏面に一
体に突出形成されている。
【0032】なお、図4においては、端子台コネクタ本
体100の裏面からスライダ110が離れて図示されて
いるが、これは説明の便宜上のためで、実際両者は接し
ている。
【0033】上記のような構造からなる端子台コネクタ
1の場合、スライダ110の把持部112を押し込む
と、当該スライダ110は図中左側へスライド移動し、
このスライド移動によりスライダ110の梁側突起11
3が端子台コネクタ本体100の対向突起121に引っ
掛かろうとするが、このとき、スライダ110の把持部
112を少し強く押し込むと、スライダ110の梁11
4が撓んで梁側突起113が下に沈むので、梁側突起1
13は、対向突起121に引っ掛かることなく、その対
向突起121を容易に越えて前進できる。
【0034】上記のようなスライダ110のスライド移
動により、当該スライダ110の梁側突起113がユニ
ットケース200の対向突起121を越えると、固定ロ
ックの状態となる。すなわち、スライダ110側のロッ
ク用係合部111a、111bがユニットケース200
側のロック用係合部211a、211bの下に入り込
み、これにより、端子台コネクタ本体100とユニット
ケース200が固定ロックされる。この状態が図2に示
されている。また、上記のように梁側突起113が対向
突起121を越えると、それまで撓んでいた梁114は
梁自身の弾性復帰力により勢いよく元の状態に戻るが、
その戻る勢いで梁側突起113が端子台コネクタ本体1
00の裏面に衝突し、これにより固定ロック時のクリッ
ク感とクリック音が生じる。
【0035】また、上記のように押し込まれているスラ
イダ110の把持部112を引っ張り出すと、当該スラ
イダ110は図中右側へスライド移動し、このスライド
移動によりスライダ110の梁側突起113が端子台コ
ネクタ本体100の対向突起121に引っ掛かろうとす
るが、このとき、スライダ110の把持部112を少し
引っ張ると、スライダ110の梁114が撓んで梁側突
起113が下に沈むので、梁側突起113は対向突起1
21に引っ掛かることなく、その対向突起121を容易
に越えて後退できる。
【0036】上記のようなスライダ110のスライド移
動により梁側突起113が対向突起121を越えると、
固定ロックが解除された状態となる。すなわち、ユニッ
トケース200側のロック用係合部211a、211b
の下からスライダ110側のロック用係合部111a、
111bが引き出され、これにより端子台コネクタ本体
100とユニットケース200との固定ロックが解除さ
れる。この状態が図3に示されている。また、上記のよ
うに梁側突起113が対向突起121を越えると、それ
まで撓んでいた梁114は梁自身の弾性復帰力により勢
いよく元の状態に戻るが、その戻る勢いで梁側突起11
3が端子台コネクタ本体100の裏面に衝突し、これに
より固定ロックを解除した時にもクリック感とクリック
音が生じる。
【0037】ユニットケース200の端子台コネクタ1
00搭載面には、その長手方向端部側に、複数のLED
からなる表示部230が設けられている。
【0038】ユニットケース200内には基板300が
収納されているが、この基板300の一縁にはカードエ
ッジ端子310が形成されており、このような基板30
0のカードエッジ端子310に端子台コネクタ本体10
0が接続される。
【0039】図5は、上記の如く構成された端子台コネ
クタ1をユニットケース200の取付穴210に取り付
ける前の状態を示したものである。
【0040】この端子台コネクタ1をユニットケース2
00の取付穴210に取り付ける場合には、図5に示し
たように、端子台コネクタ本体100のスライダ110
をその把持部112が突出した状態、すなわち固定ロッ
クの解除状態に設定する。そして、この設定のまま端子
台コネクタ本体100をユニットケース200の取付穴
210に挿入する。
【0041】図6は、上記の如く構成された端子台コネ
クタ1をユニットケース200の取付穴210に挿入し
た状態を示した図である。ただし、この図の状態では、
端子台コネクタ本体100のスライダ110の把持部1
12は突出した状態になっており、端子台コネクタ10
0とユニットケース200は未だ固定ロックされていな
い。
【0042】ここで、端子台コネクタ100とユニット
ケース200の固定ロックを行うには、前述のようにス
ライダ110の把持部112を少し強く押し込むだけで
よい。このようにすると、当該スライダ110のスライ
ド移動により、そのスライダ110のロック用係合部1
11a、111bがユニットケース200側のロック用
係合部211a、211bの下に入り込み、これにより
端子台コネクタ100がユニットケース200に固定ロ
ックされた状態となる。
【0043】また、上記のように固定ロックされた端子
台コネクタ100を取り外す場合には、スライダ110
の把持部112を少し強く引っ張ればよい。このように
すると、当該スライダ110のスライド移動により、ユ
ニットケース200側のロック用係合部211a、21
1bの下から当該スライダ110側のロック用係合部1
11a、111bが引き出され、これにより上記固定ロ
ック状態が解除され、端子台コネクタ100をユニット
ケース200から取り外すことが可能となる。
【0044】図7は、上記のような固定ロック状態にお
ける端子台コネクタ100とユニットケース200とを
示したものである。この図7に示したように、固定ロッ
ク状態では、スライダ110の把持部112が端子台コ
ネクタ100から片側に僅かに飛び出しているだけであ
るので、ユニットケース200に対する端子台コネクタ
100の固定機構が邪魔にならず、表示部230の目視
が可能である。
【0045】上記のような構成によると、端子台コネク
タ1をユニットケース200に固定するためのスペース
を小さくすることができ、これによりユニットケース2
00の小型化を図ることが可能になる。
【0046】また、端子台コネクタ1をユニットケース
200に固定するのにあたり、スライダ110という1
個の構成部品を用いればよいので、コストダウンがで
き、また、端子台コネクタ1の取り付け、取り外しを、
スライダ110の操作によりワンタッチで行うことがで
き、端子台コネクタ100の取り付け、取り外し操作が
簡単になる。
【0047】なお、上記実施形態では、いわゆるカード
エッジタイプの端子台コネクタについてのスライダによ
る固定ロックとその解除構造について説明したが、いわ
ゆる2ピースタイプの端子台コネクタにおいては、上記
のようなスライダによる固定ロックとその解除構造を図
8に示したように構成することができる。
【0048】図8に示した2ピースタイプの端子台コネ
クタ1において、その端子台コネクタ本体100は、ユ
ニットケース200に搭載され、かつ該ユニットケース
200内に収容された基板300のコネクタ320に差
し込み接続される。また、同図の端子台コネクタ1にお
いても、その端子台コネクタ本体100の底面にスライ
ダ110がスライド可能に設けられ、このスライダ11
0のスライド移動によりユニットケース200と端子台
コネクタ本体100との固定ロックおよびその解除を行
うものであり、当該スライダ110にはロック用係合部
111a、111bが設けられているが、このようなス
ライダ110側のロック用係合部111a、111bと
係合するユニットケース200側のロック用係合部21
1a、211bの設置場所が上記実施形態と異なる。
【0049】すなわち、この2ピースタイプの端子台コ
ネクタ1の場合、図8に示したように、ユニットケース
200側のロック用係合部211a、211bは、ユニ
ットケース200に収納される基板300のコネクタ3
20に設けることでき、この構造の場合、当該ロック用
係合211a、211bは、コネクタ320の外装ケー
ス縁部320aを一部切り欠いて形成することができ
る。
【0050】上記構成によっても、端子台コネクタ1を
ユニットケース200に固定するためのスペースを小さ
くすることができ、これによりユニットケース200の
小型化を可能にすることができる。
【0051】また、端子台コネクタ1をユニットケース
200に固定するのにあたり、スライダ110という1
個の構成部品を用いればよいので、コストダウンがで
き、また、端子台コネクタ1の取り付けとその取り外し
を、スライダ110の操作によりワンタッチで行うこと
ができ、端子台コネクタ100の取り付け、取り外し操
作が簡単になる。
【0052】上記実施形態では、端子台コネクタ本体1
00の裏面に対向突起121を設けたが、これに代え
て、図9に示したように端子台コネクタ本体100の裏
面に、スライダ110の梁側突起113と嵌合可能な2
つの嵌合穴121a、121bを設けてもよい。この場
合、スライダ110のスライド移動により梁側突起11
3が一方の嵌合穴121bに嵌合したときは、スライダ
110側のロック用係合部111a、111bがユニッ
トケース200側のロック用係合部211a、211b
の下に入り込み、これにより、端子台コネクタ本体10
0とユニットケース200が固定ロックされるものと
し、また、スライダ110のスライド移動により梁側突
起113が他方の嵌合穴121aに嵌合したときは、ユ
ニットケース200側のロック用係合部211a、21
1bの下からスライダ110側のロック用係合部111
a、111bが引き出され、これにより端子台コネクタ
本体100とユニットケース200との固定ロックが解
除されるものとする。
【0053】このような構成によっても、クリック感と
クリック音を得ることができるとともに、端子台コネク
タ100の固定操作を確実に行うことが可能になる。
【0054】なお、図9においても、端子台コネクタ本
体100の裏面からスライダ110が離れて図示されて
いるが、これは説明の便宜上のためで、実際両者は接し
ている。
【0055】上記実施形態では、スライダガイド120
の先端部と該スライダガイド120の側面にロック用係
合部111a、111bを設けたが、この2つのロック
用係合部111a、111bについては、図10に示し
たようにスライダガイド120の同一側面に併設しても
よい。
【0056】上記実施形態では、スライダ110を端子
台コネクタ本体100の底面に設けた例について説明し
たが、スライダ110は、図11に示したように端子台
コネクタ本体100の下部に設けることもできる。この
場合は、端子台コネクタ本体100下部側の側面を一部
切り欠くとともに、その側面の切り欠き部100aにス
ライダ110をスライド可能に設置するように構成する
ことができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、 1)端子台コネクタを電子機器ケースにロックおよびロ
ック解除するに当たっては、一端に把持部を有するスラ
イダを介して行う構造のため、スペースを小さくするこ
とができ、これによりユニットの小型化を図ることがで
き、かつ電子機器ケースに設けられている表示部を邪魔
することがない、 2)端子台コネクタを電子機器ケースに固定するのにあ
たり、スライダという1個の構成部品を用いればよいの
で、コストダウンができる、 3)端子台コネクタの取り付け、取り外しを、スライダ
の操作によりワンタッチで行うことができ、端子台コネ
クタの取り付け、取り外し操作が簡単になる、 4)スライダを端子台コネクタ本体の側面または底面に
もうけることで、基板の実装スペースを損なうことなく
十分確保できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をプログラマブルコントローラ(PL
C)に適用した実施の形態であって、当該PLCの構成
ユニットに内蔵されている基板がカードエッジタイプで
ある場合に、このカードエッジタイプの基板に接続され
る端子台コネクタの組立分解斜視図。
【図2】図2は図1に示した端子台コネクタの固定ロッ
ク状態の説明図、同図(a)はその固定ロック状態の端
子台コネクタを示す上面図、同図(b)はその正面図、
同図(c)はその側面図である。
【図3】図3は図1に示した端子台コネクタの固定ロッ
ク解除状態の説明図、同図(a)はその固定ロック解除
状態の端子台コネクタを示す上面図、同図(b)はその
正面図、同図(c)はその側面図である。
【図4】図1に示した端子台コネクタに設けたスライダ
の動作説明図、同図(a)は固定ロックが解除された状
態にあるときのスライダのスライド位置、同図(b)は
固定ロック状態におけるスライダのスライド位置を説明
する図である。
【図5】図1に示した端子台コネクタをユニットケース
に取り付ける前の状態を示す斜視図。
【図6】図1に示した端子台コネクタをユニットケース
の取付穴に挿入した状態を示す斜視図。
【図7】図1に示した端子台コネクタの固定ロック状態
を示す斜視図。
【図8】この発明の他の実施形態を示す組立分解図。
【図9】この発明の要部についての他の実施形態の説明
図。
【図10】この発明の要部についての他の実施形態の説
明図。
【図11】この発明の他の実施形態を示す斜視図。
【図12】従来のアングルフック方式を採用する端子台
コネクタの一例を示す組立分解図。
【符号の説明】
1 端子台コネクタ 100 端子台コネクタ本体 100a 切り欠き部 110 スライダ 111a、111b スライダ側のロック用係合部 112 把持部 113 梁側突起 114 梁 115 窪み 116 スライドガイド手段 116−1、116−3 ガイド部材 116−2 ガイド溝 121 対向突起 121a、121b 嵌合穴 200 ユニットケース(電子機器ケース) 210 取付穴 211a、211b ユニットケース側のロック用係
合部 230 表示部 300 基板 310 カードエッジ端子 320 コネクタ 400a、400b 爪付きアングルフック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器ケース内に収容された基板に対
    して接続される端子台コネクタ本体からなる端子台コネ
    クタにおいて、 上記端子台コネクタ本体に、一端に把持部を有するスラ
    イダをスライド可能に設けるとともに、このスライダの
    スライド移動により、上記電子機器ケースに対し、端子
    台コネクタ本体との固定ロックおよびその固定ロックの
    解除を行うことを特徴とする端子台コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記固定ロックとその解除の機構は、 上記スライダにロック用係合部が設けられ、上記スライ
    ダのスライド移動により、上記ロック用係合部が上記電
    子機器ケー ス側のロック用係合部に対する係合のロックまたは解除
    をする構造からなることを特徴とする請求項1に記載の
    端子台コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記スライダを、上記端子台コネクタ本
    体の側面または底面に設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の端子台コネクタ。
  4. 【請求項4】 基板を収容した電子機器ケースと、上記
    電子機器ケース内の基板に接続される端子台コネクタと
    からなる電子機器において、 上記電子機器ケース側にロック用係合部を設け、 上記端子台コネクタに、一端に把持部を有しスライド可
    能なスライダと、このスライダに上記電子機器ケース側
    のロック用係合部に係合可能なロック用係合部とを設
    け、 上記スライダを移動することにより、上記電子機器ケー
    ス側のロック用係合部とスライダのロック用係合部とが
    係合または解除するようにし、電子機器ケースに対し端
    子台コネクタを着脱可能としたことを特徴とする電子機
    器。
  5. 【請求項5】 基板を収容した電子機器ケースと上記電
    子機器ケース内の基板に接続される端子台コネクタとの
    取付構造において、 上記電子機器ケース側にロック用係合部を設け、 上記端子台コネクタ側に、一端に把持部を有するスライ
    ダをスライド可能に設けるとともに、スライダに上記ロ
    ック用係合部に係合可能なロック用係合部を設け、 上記端子台コネクタのスライダを移動することにより、
    上記電子機器ケース側のロック用係合部と端子台コネク
    タのスライダのロック用係合部とが互いに係合または解
    除することを特徴とする端子台コネクタと電子機器ケー
    スの取付構造。
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