JP2002192933A - 自動車用空調装置 - Google Patents
自動車用空調装置Info
- Publication number
- JP2002192933A JP2002192933A JP2000392158A JP2000392158A JP2002192933A JP 2002192933 A JP2002192933 A JP 2002192933A JP 2000392158 A JP2000392158 A JP 2000392158A JP 2000392158 A JP2000392158 A JP 2000392158A JP 2002192933 A JP2002192933 A JP 2002192933A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- temperature
- conditioning
- switching
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 claims abstract description 88
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 32
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 claims description 31
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 25
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 22
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 18
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 25
- 230000006870 function Effects 0.000 description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 230000008569 process Effects 0.000 description 7
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000003912 environmental pollution Methods 0.000 description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 2
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 229910017464 nitrogen compound Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000002830 nitrogen compounds Chemical class 0.000 description 2
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000009931 harmful effect Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車の走行中に室内が必要以上に冷却され
たり、自動車の停止後短時間のうちに車内が暑苦しくな
ったりすることがなく、自動車の走行停止後も比較的長
時間に亘って適切な空調特性を維持することが可能な自
動車用空調装置を提供すること。 【解決手段】 エンジン24を自動停止させた段階で送
風空気の吹出温度を通常の値Taoよりも低めの値に補正
し、この低めの吹出温度に基いてエアミックスダンパ7
の揺動位置を調整する。ダクト2内でエバポレータ5の
側に振り分けられる空気の量が増えるので、コンプレッ
サ19の駆動が停止してエバポレータ5の温度が徐々に
上昇したような場合であっても、エンジン停止後の一定
時間に亘り、空調装置本体から室内に送出される空気の
温度を走行時と略同等の状態に保持することができる。
また、停止後の温度上昇を見越して走行中にエバポレー
タ5を冷却しておく必要がないので、走行中の過剰な冷
房が防止される。
たり、自動車の停止後短時間のうちに車内が暑苦しくな
ったりすることがなく、自動車の走行停止後も比較的長
時間に亘って適切な空調特性を維持することが可能な自
動車用空調装置を提供すること。 【解決手段】 エンジン24を自動停止させた段階で送
風空気の吹出温度を通常の値Taoよりも低めの値に補正
し、この低めの吹出温度に基いてエアミックスダンパ7
の揺動位置を調整する。ダクト2内でエバポレータ5の
側に振り分けられる空気の量が増えるので、コンプレッ
サ19の駆動が停止してエバポレータ5の温度が徐々に
上昇したような場合であっても、エンジン停止後の一定
時間に亘り、空調装置本体から室内に送出される空気の
温度を走行時と略同等の状態に保持することができる。
また、停止後の温度上昇を見越して走行中にエバポレー
タ5を冷却しておく必要がないので、走行中の過剰な冷
房が防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空調装置
の改良、特に、エンジン停止時における空調特性の改善
に関する。
の改良、特に、エンジン停止時における空調特性の改善
に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンを駆動源とするコンプレッサに
よって稼動されるエバポレータを備えた自動車用空調装
置が既に公知である。また、最近では、エンジンの排気
ガスに含まれる二酸化炭素や窒素化合物等による環境汚
染等を考慮し、所定条件成立時にエンジンを自動停止さ
せる機能を備えた自動車も提案されている。
よって稼動されるエバポレータを備えた自動車用空調装
置が既に公知である。また、最近では、エンジンの排気
ガスに含まれる二酸化炭素や窒素化合物等による環境汚
染等を考慮し、所定条件成立時にエンジンを自動停止さ
せる機能を備えた自動車も提案されている。
【0003】この機能は、例えば、信号待ちや停車のよ
うに、ある一定時間以上に亘って自動車が停止状態にあ
るときにエンジンのアイドリングを自動的に停止させる
ことによって、過剰な排気ガスの発生を防ごうとするも
のである。
うに、ある一定時間以上に亘って自動車が停止状態にあ
るときにエンジンのアイドリングを自動的に停止させる
ことによって、過剰な排気ガスの発生を防ごうとするも
のである。
【0004】しかしながら、このような構成を適用した
場合、エンジンを強制的に停止させることによってエバ
ポレータを稼動させるコンプレッサの動作も自動的に停
止してしまうので、エバポレータの温度をその時点で必
要とされる温度に維持することができなくなるといった
弊害が生じる。
場合、エンジンを強制的に停止させることによってエバ
ポレータを稼動させるコンプレッサの動作も自動的に停
止してしまうので、エバポレータの温度をその時点で必
要とされる温度に維持することができなくなるといった
弊害が生じる。
【0005】特に、冷房を行っているような場合におい
ては、車内に搭乗者がいるにも関わらず、信号待ちや停
車の状態でエバポレータの温度が上昇してしまい、車内
が暑苦しくなって搭乗者に不快感を与えるといった問題
がある。
ては、車内に搭乗者がいるにも関わらず、信号待ちや停
車の状態でエバポレータの温度が上昇してしまい、車内
が暑苦しくなって搭乗者に不快感を与えるといった問題
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、このような問
題を解消するための技術として、例えば、特開2000
−16071号に開示されるような車両用空調装置が提
案されている。
題を解消するための技術として、例えば、特開2000
−16071号に開示されるような車両用空調装置が提
案されている。
【0007】この車両用空調装置は、自動車の走行状態
を監視して自動車が停止するか否かを自動的に推定し、
自動車が停止する可能性が高いと推定された場合に限
り、エバポレータの目標温度を基準値よりも低めの値に
設定し直すことでエンジンの停止に先だって予めエバポ
レータの温度を下げ、エンジン停止時におけるエバポレ
ータの冷却能力の不足を補償しようとするものである。
を監視して自動車が停止するか否かを自動的に推定し、
自動車が停止する可能性が高いと推定された場合に限
り、エバポレータの目標温度を基準値よりも低めの値に
設定し直すことでエンジンの停止に先だって予めエバポ
レータの温度を下げ、エンジン停止時におけるエバポレ
ータの冷却能力の不足を補償しようとするものである。
【0008】特開2000−16071号では、自動車
が停止するか否かを推定するために利用することが可能
なパラメータとして、走行速度の高低やブレーキペダル
のオン・オフ等が開示されている。
が停止するか否かを推定するために利用することが可能
なパラメータとして、走行速度の高低やブレーキペダル
のオン・オフ等が開示されている。
【0009】しかし、道路が混雑しているような場合で
は連続的な低速走行を余儀なくされる場合があり、この
ようなときに走行速度の高低に基いてエバポレータの目
標温度を低めの値に設定されてしまうと、室内が必要以
上に冷却されてしまい、また、自動車の燃費も低下する
といった問題が生じる。
は連続的な低速走行を余儀なくされる場合があり、この
ようなときに走行速度の高低に基いてエバポレータの目
標温度を低めの値に設定されてしまうと、室内が必要以
上に冷却されてしまい、また、自動車の燃費も低下する
といった問題が生じる。
【0010】また、ブレーキペダルのオン・オフに基い
てエバポレータの目標温度を切り替える場合は、ブレー
キペダルのオン操作時点つまり自動車の停止直前にエバ
ポレータの目標温度を引き下げても、自動車が停止する
までの所要時間が短いためにエバポレータが十分に冷却
されず、自動車が停止している間に短時間のうちにエバ
ポレータの温度が上昇してしまって、車内が暑苦しくな
るといった問題が生じる。
てエバポレータの目標温度を切り替える場合は、ブレー
キペダルのオン操作時点つまり自動車の停止直前にエバ
ポレータの目標温度を引き下げても、自動車が停止する
までの所要時間が短いためにエバポレータが十分に冷却
されず、自動車が停止している間に短時間のうちにエバ
ポレータの温度が上昇してしまって、車内が暑苦しくな
るといった問題が生じる。
【0011】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、前記従来技術
の欠点を解消し、自動車の走行中に室内が必要以上に冷
却されたり、自動車の停止後短時間のうちに車内が暑苦
しくなったりすることがなく、自動車の走行停止後も比
較的長時間に亘って適切な空調特性を維持することが可
能な自動車用空調装置を提供することにある。
の欠点を解消し、自動車の走行中に室内が必要以上に冷
却されたり、自動車の停止後短時間のうちに車内が暑苦
しくなったりすることがなく、自動車の走行停止後も比
較的長時間に亘って適切な空調特性を維持することが可
能な自動車用空調装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、エンジンを駆動源とするコンプレッサによって稼動
されるエバポレータと、ヒータコアと、内外気切替ダン
パを駆動して空調に用いる空気の取り込み先を車両の内
外に切り替える内外気切替ダンパ制御手段と、取り込ん
だ空気をエバポレータとヒータコアに振り分けて室内に
送出する空気の温度を調整するエアミックスダンパと、
空調制御に関連する環境条件を検出するための環境条件
検出手段と、空調制御の目標値となる室内温度を設定す
るための目標温度設定手段と、環境条件検出手段によっ
て検出された環境条件と目標温度設定手段で設定された
室内温度とに基いて空調装置本体から室内に送出すべき
空気の吹出温度を求める必要吹出温度演算手段と、必要
吹出温度演算手段によって求められた吹出温度に基いて
エアミックスダンパの揺動位置を調整するエアミックス
ダンパ位置切替制御手段と、前記目標値となる室内温度
と現在の室内温度との偏差に基いて空調装置本体から送
出すべき空気の風量を求める風量演算手段と、風量演算
手段によって求められた風量に基いてブロアファンのモ
ータを駆動制御するモータ駆動制御手段と、必要吹出温
度演算手段により求められた吹出温度と切替基準となる
判定値との大小関係に基いてフットモードの空気吹出口
とバイレベルモードの空気吹出口とベントモードの空気
吹出口との間で空気の吹き出し先を切り替えるモードダ
ンパ位置切替制御手段とを有し、所定条件成立時にエン
ジンを自動停止させる機能を備えた自動車に設けられた
自動車用空調装置であって、前記目的を達成するため、
特に、エンジンの自動停止時点における自動車用空調装
置のオン・オフ状態を検出して記憶する空調状態検出記
憶手段と、エンジンの停止後、空調状態検出記憶手段に
記憶されている空調のオン・オフ状態を判定する空調状
態判定手段と、空調状態判定手段により前記空調状態検
出記憶手段にオン状態が記憶されていると判定された場
合に限って、前記必要吹出温度演算手段で求められた吹
出温度に代えて必要吹出温度演算手段で求められた吹出
温度よりも低い値の吹出温度をエアミックスダンパ位置
切替制御手段に入力する必要吹出温度再演算手段とを配
備したことを特徴とする構成を有する。
は、エンジンを駆動源とするコンプレッサによって稼動
されるエバポレータと、ヒータコアと、内外気切替ダン
パを駆動して空調に用いる空気の取り込み先を車両の内
外に切り替える内外気切替ダンパ制御手段と、取り込ん
だ空気をエバポレータとヒータコアに振り分けて室内に
送出する空気の温度を調整するエアミックスダンパと、
空調制御に関連する環境条件を検出するための環境条件
検出手段と、空調制御の目標値となる室内温度を設定す
るための目標温度設定手段と、環境条件検出手段によっ
て検出された環境条件と目標温度設定手段で設定された
室内温度とに基いて空調装置本体から室内に送出すべき
空気の吹出温度を求める必要吹出温度演算手段と、必要
吹出温度演算手段によって求められた吹出温度に基いて
エアミックスダンパの揺動位置を調整するエアミックス
ダンパ位置切替制御手段と、前記目標値となる室内温度
と現在の室内温度との偏差に基いて空調装置本体から送
出すべき空気の風量を求める風量演算手段と、風量演算
手段によって求められた風量に基いてブロアファンのモ
ータを駆動制御するモータ駆動制御手段と、必要吹出温
度演算手段により求められた吹出温度と切替基準となる
判定値との大小関係に基いてフットモードの空気吹出口
とバイレベルモードの空気吹出口とベントモードの空気
吹出口との間で空気の吹き出し先を切り替えるモードダ
ンパ位置切替制御手段とを有し、所定条件成立時にエン
ジンを自動停止させる機能を備えた自動車に設けられた
自動車用空調装置であって、前記目的を達成するため、
特に、エンジンの自動停止時点における自動車用空調装
置のオン・オフ状態を検出して記憶する空調状態検出記
憶手段と、エンジンの停止後、空調状態検出記憶手段に
記憶されている空調のオン・オフ状態を判定する空調状
態判定手段と、空調状態判定手段により前記空調状態検
出記憶手段にオン状態が記憶されていると判定された場
合に限って、前記必要吹出温度演算手段で求められた吹
出温度に代えて必要吹出温度演算手段で求められた吹出
温度よりも低い値の吹出温度をエアミックスダンパ位置
切替制御手段に入力する必要吹出温度再演算手段とを配
備したことを特徴とする構成を有する。
【0013】このような構成によれば、エンジンの停止
時点において自動車用空調装置が稼動していた場合にお
いて、エンジンの停止後、自動的に必要吹出温度再演算
手段が作動し、この必要吹出温度再演算手段が、必要吹
出温度演算手段で求められた吹出温度よりも低い値の吹
出温度をエアミックスダンパ位置切替制御手段に入力す
る。エアミックスダンパ位置切替制御手段は、低めに設
定された吹出温度に基いてエアミックスダンパの揺動位
置を制御し、通常の場合、つまり、自動車が走行してい
る場合と比べ、エバポレータの側に振り分ける空気の量
が多めになるような位置へとエアミックスダンパを揺動
させる。従って、エンジンの停止によってコンプレッサ
の駆動が停止してエバポレータの温度が徐々に上昇した
場合であっても、エンジン停止後の一定時間に亘り、空
調装置本体から室内に送出される空気の温度を走行時と
略同等の状態に保持することができるようになる。しか
も、この必要吹出温度再演算手段が作動するのは、自動
車用空調装置が稼動している状態でエンジンが停止した
場合に限られるので、自動車の走行中に室内が必要以上
に冷却されるといった従来技術の弊害は、完全に解消さ
れる。また、エバポレータの温度自体を積極的に制御す
る代わりに、エバポレータとヒータコアとに振り分ける
空気の量を加減することで室内に送出する空気の温度を
調整するようにしているので、従来技術のように自動車
の停止前に時間をさいてエバポレータを冷却しておく必
要はなく、自動車が急に停止したような場合であって
も、エンジン停止後の一定時間に亘り、空調装置本体か
ら室内に送出される空気の温度を快適な状態に保持する
ことができる。
時点において自動車用空調装置が稼動していた場合にお
いて、エンジンの停止後、自動的に必要吹出温度再演算
手段が作動し、この必要吹出温度再演算手段が、必要吹
出温度演算手段で求められた吹出温度よりも低い値の吹
出温度をエアミックスダンパ位置切替制御手段に入力す
る。エアミックスダンパ位置切替制御手段は、低めに設
定された吹出温度に基いてエアミックスダンパの揺動位
置を制御し、通常の場合、つまり、自動車が走行してい
る場合と比べ、エバポレータの側に振り分ける空気の量
が多めになるような位置へとエアミックスダンパを揺動
させる。従って、エンジンの停止によってコンプレッサ
の駆動が停止してエバポレータの温度が徐々に上昇した
場合であっても、エンジン停止後の一定時間に亘り、空
調装置本体から室内に送出される空気の温度を走行時と
略同等の状態に保持することができるようになる。しか
も、この必要吹出温度再演算手段が作動するのは、自動
車用空調装置が稼動している状態でエンジンが停止した
場合に限られるので、自動車の走行中に室内が必要以上
に冷却されるといった従来技術の弊害は、完全に解消さ
れる。また、エバポレータの温度自体を積極的に制御す
る代わりに、エバポレータとヒータコアとに振り分ける
空気の量を加減することで室内に送出する空気の温度を
調整するようにしているので、従来技術のように自動車
の停止前に時間をさいてエバポレータを冷却しておく必
要はなく、自動車が急に停止したような場合であって
も、エンジン停止後の一定時間に亘り、空調装置本体か
ら室内に送出される空気の温度を快適な状態に保持する
ことができる。
【0014】請求項2記載の本発明は、前記と同様の目
的を達成するため、前記風量演算手段で求められた風量
に代えて風量演算手段で求められた風量よりも低い値の
風量をモータ駆動制御手段に入力する風量再演算手段を
配備したことを特徴とする構成を有する。
的を達成するため、前記風量演算手段で求められた風量
に代えて風量演算手段で求められた風量よりも低い値の
風量をモータ駆動制御手段に入力する風量再演算手段を
配備したことを特徴とする構成を有する。
【0015】このような構成によれば、エンジンの停止
時点において自動車用空調装置が稼動していた場合にお
いて、エンジンの停止後、自動的に風量再演算手段が作
動し、この風量再演算手段が、風量演算手段で求められ
た風量よりも低い値の風量をモータ駆動制御手段に入力
する。モータ駆動制御手段は、低めに設定された風量に
基いてモータを駆動制御し、通常の場合、つまり、自動
車が走行している場合と比べ、送風量が少なめになるよ
うにブロアファンを駆動する。従って、エンジンの停止
によってコンプレッサの駆動が停止してエバポレータの
温度が目標とする値よりも上昇するような環境下におい
て、室内に送風される空気の量が自動的に制限され、送
出される空気の体感上の温度の変動が緩和される。ま
た、送風量の制限によってエバポレータを通る空気の量
も減少するので、エンジン停止後の比較的長い時間に亘
ってエバポレータの低温状態を維持することが可能とな
る。前記と同様、自動車の走行中に室内が必要以上に冷
却されるといった従来技術の弊害は解消され、自動車が
急に停止したような場合であっても、エンジン停止後の
一定時間に亘り、空調装置本体から室内に送出される空
気の温度を快適な状態に保持することができる。
時点において自動車用空調装置が稼動していた場合にお
いて、エンジンの停止後、自動的に風量再演算手段が作
動し、この風量再演算手段が、風量演算手段で求められ
た風量よりも低い値の風量をモータ駆動制御手段に入力
する。モータ駆動制御手段は、低めに設定された風量に
基いてモータを駆動制御し、通常の場合、つまり、自動
車が走行している場合と比べ、送風量が少なめになるよ
うにブロアファンを駆動する。従って、エンジンの停止
によってコンプレッサの駆動が停止してエバポレータの
温度が目標とする値よりも上昇するような環境下におい
て、室内に送風される空気の量が自動的に制限され、送
出される空気の体感上の温度の変動が緩和される。ま
た、送風量の制限によってエバポレータを通る空気の量
も減少するので、エンジン停止後の比較的長い時間に亘
ってエバポレータの低温状態を維持することが可能とな
る。前記と同様、自動車の走行中に室内が必要以上に冷
却されるといった従来技術の弊害は解消され、自動車が
急に停止したような場合であっても、エンジン停止後の
一定時間に亘り、空調装置本体から室内に送出される空
気の温度を快適な状態に保持することができる。
【0016】請求項3記載の本発明は、前記と同様の目
的を達成するため、環境条件検出手段によって検出され
る内気温と外気温とを比較し、外気温が内気温よりも低
い場合には内外気切替ダンパ制御手段に対して内外気切
替ダンパを外気側に切り替える信号を出力する一方、内
気温が外気温よりも低い場合には内外気切替ダンパ制御
手段に対して内外気切替ダンパを内気側に切り替える信
号を出力する内外気切替ダンパ強制制御手段を配備した
ことを特徴とする構成を有する。
的を達成するため、環境条件検出手段によって検出され
る内気温と外気温とを比較し、外気温が内気温よりも低
い場合には内外気切替ダンパ制御手段に対して内外気切
替ダンパを外気側に切り替える信号を出力する一方、内
気温が外気温よりも低い場合には内外気切替ダンパ制御
手段に対して内外気切替ダンパを内気側に切り替える信
号を出力する内外気切替ダンパ強制制御手段を配備した
ことを特徴とする構成を有する。
【0017】このような構成によれば、エンジンの停止
時点において自動車用空調装置が稼動していた場合にお
いて、エンジンの停止後、自動的に内外気切替ダンパ強
制制御手段が作動し、この内外気切替ダンパ強制制御手
段が内気温と外気温とを比較して、外気温が内気温より
も低い場合には内外気切替ダンパ制御手段に対して内外
気切替ダンパを外気側に切り替える信号を出力する一
方、内気温が外気温よりも低い場合には内外気切替ダン
パ制御手段に対して内外気切替ダンパを内気側に切り替
える信号を出力する。自動車の内外で温度の低い方の空
気が取り込まれるようになるため、エンジン停止後のエ
バポレータの温度上昇が効果的に抑制され、エンジン停
止後の比較的長い時間に亘ってエバポレータの低温状態
を維持することが可能となる。前記と同様、自動車の走
行中に室内が必要以上に冷却されるといった従来技術の
弊害は解消され、自動車が急に停止したような場合であ
っても、エンジン停止後の比較的長い時間に亘って、空
調装置本体から室内に送出される空気の温度を快適な状
態に保持することが可能となる。
時点において自動車用空調装置が稼動していた場合にお
いて、エンジンの停止後、自動的に内外気切替ダンパ強
制制御手段が作動し、この内外気切替ダンパ強制制御手
段が内気温と外気温とを比較して、外気温が内気温より
も低い場合には内外気切替ダンパ制御手段に対して内外
気切替ダンパを外気側に切り替える信号を出力する一
方、内気温が外気温よりも低い場合には内外気切替ダン
パ制御手段に対して内外気切替ダンパを内気側に切り替
える信号を出力する。自動車の内外で温度の低い方の空
気が取り込まれるようになるため、エンジン停止後のエ
バポレータの温度上昇が効果的に抑制され、エンジン停
止後の比較的長い時間に亘ってエバポレータの低温状態
を維持することが可能となる。前記と同様、自動車の走
行中に室内が必要以上に冷却されるといった従来技術の
弊害は解消され、自動車が急に停止したような場合であ
っても、エンジン停止後の比較的長い時間に亘って、空
調装置本体から室内に送出される空気の温度を快適な状
態に保持することが可能となる。
【0018】請求項4記載の本発明は、前記と同様の目
的を達成するため、空調が冷房に設定されているか暖房
に設定されているかを判定し、冷房に設定されていると
判定された場合にはモードダンパ位置切替制御手段に対
して空気の吹き出し先をベントモードの空気吹出口に切
り替える信号を出力する一方、暖房が設定されていると
判定された場合にはモードダンパ位置切替制御手段に対
して空気の吹き出し先をフットモードの空気吹出口に切
り替える信号を出力するモードダンパ位置強制切替制御
手段を配備したことを特徴とする構成を有する。
的を達成するため、空調が冷房に設定されているか暖房
に設定されているかを判定し、冷房に設定されていると
判定された場合にはモードダンパ位置切替制御手段に対
して空気の吹き出し先をベントモードの空気吹出口に切
り替える信号を出力する一方、暖房が設定されていると
判定された場合にはモードダンパ位置切替制御手段に対
して空気の吹き出し先をフットモードの空気吹出口に切
り替える信号を出力するモードダンパ位置強制切替制御
手段を配備したことを特徴とする構成を有する。
【0019】このような構成によれば、エンジンの停止
時点において自動車用空調装置が稼動していた場合にお
いて、エンジンの停止後、自動的にモードダンパ位置強
制切替制御手段が作動し、このモードダンパ位置強制切
替制御手段が、空調が冷房に設定されているか暖房に設
定されているかを判定し、冷房に設定されていると判定
された場合にはモードダンパ位置切替制御手段に対して
空気の吹き出し先をベントモードの空気吹出口に切り替
える信号を出力する一方、暖房が設定されていると判定
された場合にはモードダンパ位置切替制御手段に対して
空気の吹き出し先をフットモードの空気吹出口に切り替
える信号を出力する。ここで、空調が冷房に設定されて
いる場合には、モードダンパ位置切替制御手段はモード
ダンパ位置強制切替制御手段からの信号を受け、その時
点で選択されている空気吹出口のモードに関わりなく、
空気の吹き出し先をベントモードの空気吹出口に切り替
える。このようにして、最も清涼感を得やすい空気吹出
口に冷風が送風される結果、エンジンの停止後にエバポ
レータの温度がある程度上昇した場合であっても快適な
冷房効果を維持することができるようになる。一方、空
調が暖房に設定されている場合には、モードダンパ位置
切替制御手段はモードダンパ位置強制切替制御手段から
の信号を受け、その時点で選択されている空気吹出口の
モードに関わりなく、空気の吹き出し先をフットモード
の空気吹出口に切り替える。足下の空気吹出口に暖風が
送風される結果、暖房効果が一層高まる。
時点において自動車用空調装置が稼動していた場合にお
いて、エンジンの停止後、自動的にモードダンパ位置強
制切替制御手段が作動し、このモードダンパ位置強制切
替制御手段が、空調が冷房に設定されているか暖房に設
定されているかを判定し、冷房に設定されていると判定
された場合にはモードダンパ位置切替制御手段に対して
空気の吹き出し先をベントモードの空気吹出口に切り替
える信号を出力する一方、暖房が設定されていると判定
された場合にはモードダンパ位置切替制御手段に対して
空気の吹き出し先をフットモードの空気吹出口に切り替
える信号を出力する。ここで、空調が冷房に設定されて
いる場合には、モードダンパ位置切替制御手段はモード
ダンパ位置強制切替制御手段からの信号を受け、その時
点で選択されている空気吹出口のモードに関わりなく、
空気の吹き出し先をベントモードの空気吹出口に切り替
える。このようにして、最も清涼感を得やすい空気吹出
口に冷風が送風される結果、エンジンの停止後にエバポ
レータの温度がある程度上昇した場合であっても快適な
冷房効果を維持することができるようになる。一方、空
調が暖房に設定されている場合には、モードダンパ位置
切替制御手段はモードダンパ位置強制切替制御手段から
の信号を受け、その時点で選択されている空気吹出口の
モードに関わりなく、空気の吹き出し先をフットモード
の空気吹出口に切り替える。足下の空気吹出口に暖風が
送風される結果、暖房効果が一層高まる。
【0020】更に、前述した必要吹出温度再演算手段
と、風量再演算手段と、内外気切替ダンパ強制制御手段
と、モードダンパ位置強制切替制御手段とを同時に併設
した構成とすることも可能である。
と、風量再演算手段と、内外気切替ダンパ強制制御手段
と、モードダンパ位置強制切替制御手段とを同時に併設
した構成とすることも可能である。
【0021】このような構成を適用すれば、必要吹出温
度再演算手段による冷風の確保と、風量再演算手段によ
るエバポレータ温度上昇時における体感上の温度変動の
緩和およびエバポレータの低温状態の長時間維持と、内
外気切替ダンパ強制制御手段による低温空気の取り込み
と、モードダンパ位置強制切替制御手段による空気吹出
口の選択の最適化の相乗効果により、エンジン停止後の
一層長い時間に亘って適切な空調特性を維持することが
可能となる。
度再演算手段による冷風の確保と、風量再演算手段によ
るエバポレータ温度上昇時における体感上の温度変動の
緩和およびエバポレータの低温状態の長時間維持と、内
外気切替ダンパ強制制御手段による低温空気の取り込み
と、モードダンパ位置強制切替制御手段による空気吹出
口の選択の最適化の相乗効果により、エンジン停止後の
一層長い時間に亘って適切な空調特性を維持することが
可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1は本発明を適用し
た一実施形態の自動車用空調装置の要部を簡略化して示
した機能ブロック図である。
施形態について詳細に説明する。図1は本発明を適用し
た一実施形態の自動車用空調装置の要部を簡略化して示
した機能ブロック図である。
【0023】この自動車用空調装置1の機構部は、概略
において、空気通路となるダクト2、および、その内部
に配備された内外気切替ダンパ3とブロアファン4およ
びエバポレータ5とヒータコア6、並びに、エアミック
スダンパ7とモードダンパ8a,8b,8cによって構
成される。
において、空気通路となるダクト2、および、その内部
に配備された内外気切替ダンパ3とブロアファン4およ
びエバポレータ5とヒータコア6、並びに、エアミック
スダンパ7とモードダンパ8a,8b,8cによって構
成される。
【0024】エバポレータ5は、コンプレッサ19,コ
ンデンサ20,リキッドタンク21,エキスパンション
バルブ22を加えて構成される冷媒循環系の一部であ
り、電磁クラッチ23の通電時にエンジン24の動力で
駆動されるコンプレッサ19から送られるガス状冷媒の
冷却液化作用および膨張作用によって冷却されるように
なっている。
ンデンサ20,リキッドタンク21,エキスパンション
バルブ22を加えて構成される冷媒循環系の一部であ
り、電磁クラッチ23の通電時にエンジン24の動力で
駆動されるコンプレッサ19から送られるガス状冷媒の
冷却液化作用および膨張作用によって冷却されるように
なっている。
【0025】そして、空気通路となるダクト2の上流部
には、自動車の外部から空気を取り入れるための外気取
入れ口9と自動車内の循環空気を取り入れるための内気
取入れ口10とが設けられ、アクチュエータ11によっ
て揺動される内外気切替ダンパ3の回転角度に応じて、
外気または内気、もしくは、その混合気がダクト2内に
取り入れられるようになっている。
には、自動車の外部から空気を取り入れるための外気取
入れ口9と自動車内の循環空気を取り入れるための内気
取入れ口10とが設けられ、アクチュエータ11によっ
て揺動される内外気切替ダンパ3の回転角度に応じて、
外気または内気、もしくは、その混合気がダクト2内に
取り入れられるようになっている。
【0026】このようにしてダクト2内に取り入れられ
た空気は、モータ12およびブロアファン4で構成され
る送風手段によって下流側に送られ、更に、冷却器とな
るエバポレータ5の配備された位置を通り、アクチュエ
ータ13で揺動されるエアミックスダンパ7でヒータコ
ア6側とバイパス側とに分流されて熱量を調整され、最
終的に、空気吹出口のモードダンパ8a,8b,8cに
より空気の出先を規制されて、デフロスタ吹出口14や
ベント吹出口15あるいはヒート吹出口16から車内に
送出される。
た空気は、モータ12およびブロアファン4で構成され
る送風手段によって下流側に送られ、更に、冷却器とな
るエバポレータ5の配備された位置を通り、アクチュエ
ータ13で揺動されるエアミックスダンパ7でヒータコ
ア6側とバイパス側とに分流されて熱量を調整され、最
終的に、空気吹出口のモードダンパ8a,8b,8cに
より空気の出先を規制されて、デフロスタ吹出口14や
ベント吹出口15あるいはヒート吹出口16から車内に
送出される。
【0027】モードダンパ8a,8b,8cはこれらの
モードダンパ8a,8b,8cの揺動動作を連携させる
ためのリンク機構17を介してアクチュエータ18によ
り駆動される。
モードダンパ8a,8b,8cの揺動動作を連携させる
ためのリンク機構17を介してアクチュエータ18によ
り駆動される。
【0028】また、空気吹出口のモードダンパ8a,8
b,8cの揺動位置は、目標温度設定手段となる温度設
定スイッチにより設定された目標温度や、環境条件検出
手段を構成する内気温センサ25および外気温センサ2
6等の検出値に基づいて必要吹出温度演算手段で算出さ
れた吹出温度の値と、モード切り替えの基準となる判定
値との大小関係に基き、モードダンパ位置切替制御手段
により自動的に調整されるようになっている。
b,8cの揺動位置は、目標温度設定手段となる温度設
定スイッチにより設定された目標温度や、環境条件検出
手段を構成する内気温センサ25および外気温センサ2
6等の検出値に基づいて必要吹出温度演算手段で算出さ
れた吹出温度の値と、モード切り替えの基準となる判定
値との大小関係に基き、モードダンパ位置切替制御手段
により自動的に調整されるようになっている。
【0029】例えば、吹出温度が高い場合には、搭乗者
の足元に設けられたヒート吹出口16とフロントガラス
の近傍に設けられたデフロスタ吹出口14に空気を振り
分けるフットモードの位置に、また、吹出温度が中程度
の場合には、ヒート吹出口16とコンソール正面に位置
するベント吹出口15に略均等に空気を振り分けるバイ
レベルモードの位置に、更に、吹出温度が低い場合に
は、ベント吹出口15に空気を振り分けるベントモード
の位置に移動される。
の足元に設けられたヒート吹出口16とフロントガラス
の近傍に設けられたデフロスタ吹出口14に空気を振り
分けるフットモードの位置に、また、吹出温度が中程度
の場合には、ヒート吹出口16とコンソール正面に位置
するベント吹出口15に略均等に空気を振り分けるバイ
レベルモードの位置に、更に、吹出温度が低い場合に
は、ベント吹出口15に空気を振り分けるベントモード
の位置に移動される。
【0030】つまり、フットモードあるいはバイレベル
モードのために専用の空気吹出口が設けられているので
はなく、フットモードにおける空気吹出口の機能は、搭
乗者の足元に設けられたヒート吹出口16とフロントガ
ラスの近傍に設けられたデフロスタ吹出口14、およ
び、これらの空気吹出口に空気を振り分けるモードダン
パ8a,8b,8cの揺動位置によって必要に応じて実
現され、また、バイレベルモードの機能は、ヒート吹出
口16とコンソール正面のベント吹出口15、および、
これらの空気吹出口に空気を振り分けるモードダンパ8
a,8b,8cの揺動位置によって必要に応じて実現さ
れるということである。
モードのために専用の空気吹出口が設けられているので
はなく、フットモードにおける空気吹出口の機能は、搭
乗者の足元に設けられたヒート吹出口16とフロントガ
ラスの近傍に設けられたデフロスタ吹出口14、およ
び、これらの空気吹出口に空気を振り分けるモードダン
パ8a,8b,8cの揺動位置によって必要に応じて実
現され、また、バイレベルモードの機能は、ヒート吹出
口16とコンソール正面のベント吹出口15、および、
これらの空気吹出口に空気を振り分けるモードダンパ8
a,8b,8cの揺動位置によって必要に応じて実現さ
れるということである。
【0031】一般に、ベントモードおよびバイレベルモ
ードの空気吹出口の機能は外気の取り入れや換気あるい
は冷房を行うような場合に使用され、また、フットモー
ドの空気吹出口の機能は、専ら、暖房を行うような場合
に使用されることになる。
ードの空気吹出口の機能は外気の取り入れや換気あるい
は冷房を行うような場合に使用され、また、フットモー
ドの空気吹出口の機能は、専ら、暖房を行うような場合
に使用されることになる。
【0032】自動車用空調装置1を制御するコントロー
ルユニット27は、CPUやROMおよび不揮発性メモ
リ等によって構成され、ブロアファン4を回転駆動する
モータ12、内外気切替ダンパ3を揺動するアクチュエ
ータ11、エアミックスダンパ7を揺動するアクチュエ
ータ13、リンク機構17を介してモードダンパ8a,
8b,8cを揺動させるアクチュエータ18の各々がコ
ントロールユニット27のCPUによって駆動制御され
る。
ルユニット27は、CPUやROMおよび不揮発性メモ
リ等によって構成され、ブロアファン4を回転駆動する
モータ12、内外気切替ダンパ3を揺動するアクチュエ
ータ11、エアミックスダンパ7を揺動するアクチュエ
ータ13、リンク機構17を介してモードダンパ8a,
8b,8cを揺動させるアクチュエータ18の各々がコ
ントロールユニット27のCPUによって駆動制御され
る。
【0033】また、エアミックスダンパ7を揺動するた
めのアクチュエータ13および空気吹出口のモードダン
パ8a,8b,8cを揺動するためのアクチュエータ1
8には、各々のアクチュエータの回転位置、即ち、エア
ミックスダンパ7の回転位置やモードダンパダンパ8
a,8b,8cの回転位置を検出するためのエアミック
スダンパ位置検出センサ28とモードダンパ位置検出セ
ンサ29が設けられ、エアミックスダンパ7およびモー
ドダンパダンパ8a,8b,8cの揺動位置がCPUに
よって検出されるようになっている。
めのアクチュエータ13および空気吹出口のモードダン
パ8a,8b,8cを揺動するためのアクチュエータ1
8には、各々のアクチュエータの回転位置、即ち、エア
ミックスダンパ7の回転位置やモードダンパダンパ8
a,8b,8cの回転位置を検出するためのエアミック
スダンパ位置検出センサ28とモードダンパ位置検出セ
ンサ29が設けられ、エアミックスダンパ7およびモー
ドダンパダンパ8a,8b,8cの揺動位置がCPUに
よって検出されるようになっている。
【0034】エバポレータ5の下流にはサイリスタ等に
よって構成されるエバポレータ温センサ30が配備さ
れ、エバポレータ5の現在温度がCPUによって検出さ
れるようになっている。
よって構成されるエバポレータ温センサ30が配備さ
れ、エバポレータ5の現在温度がCPUによって検出さ
れるようになっている。
【0035】更に、目標温度設定手段を構成する温度設
定スイッチを配備したコントロールパネル31からの信
号、および、環境条件検出手段となる内気温センサ2
5,外気温センサ26,日射センサ32、ならびに、エ
ンジン水温センサ33からの信号もCPUに入力される
ようになっている。
定スイッチを配備したコントロールパネル31からの信
号、および、環境条件検出手段となる内気温センサ2
5,外気温センサ26,日射センサ32、ならびに、エ
ンジン水温センサ33からの信号もCPUに入力される
ようになっている。
【0036】また、コントロールユニット27のCPU
はコントロールパネル31の表示状態を制御し、温度設
定スイッチによって設定された目標温度、および、内気
温度の現在値やエンジン冷却水の現在値、更には、その
時点で選択されている吹出モード、例えば、バイレベル
モード,フットモード,ベントモード等の選択状態を象
徴的な図柄を利用して表示する。
はコントロールパネル31の表示状態を制御し、温度設
定スイッチによって設定された目標温度、および、内気
温度の現在値やエンジン冷却水の現在値、更には、その
時点で選択されている吹出モード、例えば、バイレベル
モード,フットモード,ベントモード等の選択状態を象
徴的な図柄を利用して表示する。
【0037】このコントロールユニット27には、更
に、所定条件成立時、例えば、車両停止状態でのアイド
リング時間が設定値を越えたときにエンジン24を自動
停止させるエンジン停止ユニット34からのエンジン停
止指令が入力されるようになっている。このエンジン停
止ユニット34の機能については公知であり、既に、エ
ンジン24の排気ガスに含まれる二酸化炭素や窒素化合
物等による環境汚染等を軽減すべく、多くの自動車に配
備されている。
に、所定条件成立時、例えば、車両停止状態でのアイド
リング時間が設定値を越えたときにエンジン24を自動
停止させるエンジン停止ユニット34からのエンジン停
止指令が入力されるようになっている。このエンジン停
止ユニット34の機能については公知であり、既に、エ
ンジン24の排気ガスに含まれる二酸化炭素や窒素化合
物等による環境汚染等を軽減すべく、多くの自動車に配
備されている。
【0038】図2はコントロールユニット27のCPU
と各種センサによって構成される機能実現手段の概要を
示す機能ブロック図であり、このうち、内外気切替ダン
パ制御手段(A),必要吹出温度演算手段(B),エア
ミックスダンパ位置切替制御手段(C),風量演算手段
(D),モータ駆動制御手段(E),モードダンパ位置
切替制御手段(F)としてのCPUの機能に関しては既
に公知である。
と各種センサによって構成される機能実現手段の概要を
示す機能ブロック図であり、このうち、内外気切替ダン
パ制御手段(A),必要吹出温度演算手段(B),エア
ミックスダンパ位置切替制御手段(C),風量演算手段
(D),モータ駆動制御手段(E),モードダンパ位置
切替制御手段(F)としてのCPUの機能に関しては既
に公知である。
【0039】必要吹出温度演算手段(B)は、例えば、
環境条件検出手段である外気温センサ26によって検出
される外気温の値をTa,目標温度設定手段を構成するコ
ントロールパネル31の温度設定スイッチによって設定
された室内温度の目標値の値をTset,環境条件検出手段
である内気温センサ25によって検出される室内温度の
現在値をTr,日射センサ32によって検出される日射量
の値をTsunとして、 Tao=Kset・Tset-Ka・Ta-Kr・Tr−Ksun・Tsun+C の演算式によって吹出温度Taoの値を求める。なお、Ks
et,Ka,Kr,Ksunは温度制御上の比例係数、また、C
は定数である。
環境条件検出手段である外気温センサ26によって検出
される外気温の値をTa,目標温度設定手段を構成するコ
ントロールパネル31の温度設定スイッチによって設定
された室内温度の目標値の値をTset,環境条件検出手段
である内気温センサ25によって検出される室内温度の
現在値をTr,日射センサ32によって検出される日射量
の値をTsunとして、 Tao=Kset・Tset-Ka・Ta-Kr・Tr−Ksun・Tsun+C の演算式によって吹出温度Taoの値を求める。なお、Ks
et,Ka,Kr,Ksunは温度制御上の比例係数、また、C
は定数である。
【0040】エアミックスダンパ位置切替制御手段
(C)は、必要吹出温度演算手段(B)によって求めら
れた吹出温度Taoの値に基いて、吹出温度Taoの値が高い
場合にはヒータコア6側に振り分けられる空気の量が多
くなるように、また、吹出温度Taoの値が低い場合には
ヒータコア6側に振り分けられる空気の量が少なくなる
ようにアクチュエータ13を駆動制御してダクト2内の
エアミックスダンパ7を揺動させる。
(C)は、必要吹出温度演算手段(B)によって求めら
れた吹出温度Taoの値に基いて、吹出温度Taoの値が高い
場合にはヒータコア6側に振り分けられる空気の量が多
くなるように、また、吹出温度Taoの値が低い場合には
ヒータコア6側に振り分けられる空気の量が少なくなる
ようにアクチュエータ13を駆動制御してダクト2内の
エアミックスダンパ7を揺動させる。
【0041】また、モードダンパ位置切替制御手段
(F)における吹出モードの選択処理は、従来と同様、
必要吹出温度演算手段(B)によって求められた吹出温
度Taoの値とモード切替の基準となる判定値との大小関
係を比較することによって行われる。つまり、吹出温度
Taoの値が相対的に高い場合にフットモード、吹出温度T
aoの値が中程度の場合にバイレベルモード、吹出温度Ta
oの値が相対的に低い場合にはベントモードが選択され
るように空気吹出口のアクチュエータ18が制御される
ことになる。
(F)における吹出モードの選択処理は、従来と同様、
必要吹出温度演算手段(B)によって求められた吹出温
度Taoの値とモード切替の基準となる判定値との大小関
係を比較することによって行われる。つまり、吹出温度
Taoの値が相対的に高い場合にフットモード、吹出温度T
aoの値が中程度の場合にバイレベルモード、吹出温度Ta
oの値が相対的に低い場合にはベントモードが選択され
るように空気吹出口のアクチュエータ18が制御される
ことになる。
【0042】内外気切替ダンパ制御手段(A)は、コン
トロールパネル31に設定された条件に応じてアクチュ
エータ11を駆動し、内外気切替ダンパ3の揺動位置を
決めて、外気または内気、もしくは、その混合気をダク
ト2内に取り込む。
トロールパネル31に設定された条件に応じてアクチュ
エータ11を駆動し、内外気切替ダンパ3の揺動位置を
決めて、外気または内気、もしくは、その混合気をダク
ト2内に取り込む。
【0043】風量演算手段(D)は、コントロールパネ
ル31によって設定された目標値となる室内温度Tsetと
環境条件検出手段である内気温センサ25で検出されて
いる室内温度の現在値Trとの偏差に基いて、ダクト2を
介して室内に送出すべき空気の風量を求め、この風量を
達成すべくモータ駆動制御手段(E)がモータ12の回
転速度を制御してブロアファン4を回転させる。通常、
偏差が大きい場合には大きな風量が必要とされ、また、
偏差が小さい場合には比較的少ない風量で済む。
ル31によって設定された目標値となる室内温度Tsetと
環境条件検出手段である内気温センサ25で検出されて
いる室内温度の現在値Trとの偏差に基いて、ダクト2を
介して室内に送出すべき空気の風量を求め、この風量を
達成すべくモータ駆動制御手段(E)がモータ12の回
転速度を制御してブロアファン4を回転させる。通常、
偏差が大きい場合には大きな風量が必要とされ、また、
偏差が小さい場合には比較的少ない風量で済む。
【0044】次に、本実施例に固有の構成要素である空
調状態検出記憶手段(G),空調状態判定手段(H),
必要吹出温度再演算手段(I),風量再演算手段
(J),内外気切替ダンパ強制制御手段(K),モード
ダンパ位置強制切替制御手段(L)の機能について説明
する。
調状態検出記憶手段(G),空調状態判定手段(H),
必要吹出温度再演算手段(I),風量再演算手段
(J),内外気切替ダンパ強制制御手段(K),モード
ダンパ位置強制切替制御手段(L)の機能について説明
する。
【0045】空調状態検出記憶手段(G)は、コントロ
ールユニット27内のCPUと不揮発性メモリとによっ
て構成され、エンジン停止ユニット34からのエンジン
停止指令がコントロールユニット27に入力された時点
で、コントロールパネル31の設定状況を読み込み、そ
の時点、つまり、エンジン24が停止した時点で自動車
用空調装置1がオンとされていたかオフとされていたか
を記憶する。
ールユニット27内のCPUと不揮発性メモリとによっ
て構成され、エンジン停止ユニット34からのエンジン
停止指令がコントロールユニット27に入力された時点
で、コントロールパネル31の設定状況を読み込み、そ
の時点、つまり、エンジン24が停止した時点で自動車
用空調装置1がオンとされていたかオフとされていたか
を記憶する。
【0046】空調状態判定手段(H)は、エンジン24
の停止後に作動を開始し、所定周期毎に、空調状態検出
記憶手段(G)の記憶状態、つまり、エンジン24の停
止時点で自動車用空調装置1がオンとなっていたかオフ
となっていたかを判定する。そして、自動車用空調装置
1がオンとなっていたと判定された場合には、この空調
状態判定手段(H)が、必要吹出温度再演算手段
(I),風量再演算手段(J),内外気切替ダンパ強制
制御手段(K),モードダンパ位置強制切替制御手段
(L)の各手段を作動させることになる。
の停止後に作動を開始し、所定周期毎に、空調状態検出
記憶手段(G)の記憶状態、つまり、エンジン24の停
止時点で自動車用空調装置1がオンとなっていたかオフ
となっていたかを判定する。そして、自動車用空調装置
1がオンとなっていたと判定された場合には、この空調
状態判定手段(H)が、必要吹出温度再演算手段
(I),風量再演算手段(J),内外気切替ダンパ強制
制御手段(K),モードダンパ位置強制切替制御手段
(L)の各手段を作動させることになる。
【0047】必要吹出温度再演算手段(I)は、必要吹
出温度演算手段(B)によって求められた吹出温度Tao
から所定値を減じ、あるいは、必要吹出温度演算手段
(B)によって求められた吹出温度Taoに1未満0以上
の所定の係数を乗じて、必要吹出温度演算手段(B)に
よって求められた吹出温度Taoよりも低い値の吹出温度
をエアミックスダンパ位置切替制御手段(C)に入力す
る。
出温度演算手段(B)によって求められた吹出温度Tao
から所定値を減じ、あるいは、必要吹出温度演算手段
(B)によって求められた吹出温度Taoに1未満0以上
の所定の係数を乗じて、必要吹出温度演算手段(B)に
よって求められた吹出温度Taoよりも低い値の吹出温度
をエアミックスダンパ位置切替制御手段(C)に入力す
る。
【0048】また、風量再演算手段(J)は、風量演算
手段(D)で求められた風量から所定値を減じ、あるい
は、風量演算手段(D)によって求められた風量に1未
満0以上の所定の係数を乗じて、風量演算手段(D)に
よって求められた風量よりも低い値の風量をモータ駆動
制御手段(E)に入力する。
手段(D)で求められた風量から所定値を減じ、あるい
は、風量演算手段(D)によって求められた風量に1未
満0以上の所定の係数を乗じて、風量演算手段(D)に
よって求められた風量よりも低い値の風量をモータ駆動
制御手段(E)に入力する。
【0049】そして、内外気切替ダンパ強制制御手段
(K)は、環境条件検出手段である内気温センサ25お
よび外気温センサ26によって検出されている内気温Tr
と外気温Taとを比較し、外気温Taが内気温Trよりも低い
場合には内外気切替ダンパ制御手段(A)に対して内外
気切替ダンパ3を外気側に切り替える信号を出力する一
方、内気温Trが外気温Taよりも低い場合には内外気切替
ダンパ制御手段(A)に対して内外気切替ダンパ3を内
気側に切り替える信号を出力する。
(K)は、環境条件検出手段である内気温センサ25お
よび外気温センサ26によって検出されている内気温Tr
と外気温Taとを比較し、外気温Taが内気温Trよりも低い
場合には内外気切替ダンパ制御手段(A)に対して内外
気切替ダンパ3を外気側に切り替える信号を出力する一
方、内気温Trが外気温Taよりも低い場合には内外気切替
ダンパ制御手段(A)に対して内外気切替ダンパ3を内
気側に切り替える信号を出力する。
【0050】また、モードダンパ位置強制切替制御手段
(L)は、コントロールパネル31の設定状況を参照
し、空調が冷房に設定されているか暖房に設定されてい
るかを判定し、冷房に設定されていると判定された場合
にはモードダンパ位置切替制御手段(F)に対して空気
の吹き出し先をベントモードの空気吹出口に切り替える
信号を出力する一方、暖房が設定されていると判定され
た場合にはモードダンパ位置切替制御手段(F)に対し
て空気の吹き出し先をフットモードの空気吹出口に切り
替える信号を出力する。
(L)は、コントロールパネル31の設定状況を参照
し、空調が冷房に設定されているか暖房に設定されてい
るかを判定し、冷房に設定されていると判定された場合
にはモードダンパ位置切替制御手段(F)に対して空気
の吹き出し先をベントモードの空気吹出口に切り替える
信号を出力する一方、暖房が設定されていると判定され
た場合にはモードダンパ位置切替制御手段(F)に対し
て空気の吹き出し先をフットモードの空気吹出口に切り
替える信号を出力する。
【0051】図3はコントロールユニット27のCPU
によって所定周期毎に繰り返し実施される空調制御処理
の概略を示したフローチャートである。以下、図3のフ
ローチャートを参照して本実施形態の自動車用空調装置
1の全体的な動作について説明する。
によって所定周期毎に繰り返し実施される空調制御処理
の概略を示したフローチャートである。以下、図3のフ
ローチャートを参照して本実施形態の自動車用空調装置
1の全体的な動作について説明する。
【0052】所定周期毎の空調制御処理を開始したCP
Uは、まず、エンジン24がエンジン停止制御ユニット
34からの指令によって停止されているか否かを判別す
る(ステップs1)。エンジン24が稼動している場合
には、空調制御に関わる従来と同様の処理を実行するこ
とになるが、エンジン24が稼動している状況下での空
調制御に関しては従来のものと同様であるので、単に、
通常処理と記載するにとどめ、詳細な説明は省略する
(ステップs2)。
Uは、まず、エンジン24がエンジン停止制御ユニット
34からの指令によって停止されているか否かを判別す
る(ステップs1)。エンジン24が稼動している場合
には、空調制御に関わる従来と同様の処理を実行するこ
とになるが、エンジン24が稼動している状況下での空
調制御に関しては従来のものと同様であるので、単に、
通常処理と記載するにとどめ、詳細な説明は省略する
(ステップs2)。
【0053】一方、ステップs1の判別結果が真となっ
た場合、つまり、エンジン24がエンジン停止制御ユニ
ット34からの指令によって停止されていると判定され
た場合には、まず、空調状態判定手段(H)としてのC
PUが、コントローラ27中の不揮発性メモリによって
構成される空調状態検出記憶手段(G)にアクセスし、
エンジン24が停止した時点で自動車用空調装置1がオ
ンとされていたかオフとされていたかを判別する(ステ
ップs3)。
た場合、つまり、エンジン24がエンジン停止制御ユニ
ット34からの指令によって停止されていると判定され
た場合には、まず、空調状態判定手段(H)としてのC
PUが、コントローラ27中の不揮発性メモリによって
構成される空調状態検出記憶手段(G)にアクセスし、
エンジン24が停止した時点で自動車用空調装置1がオ
ンとされていたかオフとされていたかを判別する(ステ
ップs3)。
【0054】エンジン24が停止した時点で自動車用空
調装置1がオンとされていた場合、必要吹出温度再演算
手段(I)としてのCPUは、必要吹出温度演算手段
(B)によって求められた吹出温度Taoから予め設定さ
れた設定値を減じ、必要吹出温度演算手段(B)によっ
て求められた吹出温度Taoよりも低い値の吹出温度を改
めて算出し、この値を吹出温度の目標値としてエアミッ
クスダンパ位置切替制御手段(C)に入力する(ステッ
プs4)。前述したように、必要吹出温度演算手段
(B)によって求められた吹出温度Taoに1未満0以上
の所定の係数を乗じることによっても、必要吹出温度演
算手段(B)によって求められた吹出温度Taoよりも低
い値の吹出温度を算出することが可能である。
調装置1がオンとされていた場合、必要吹出温度再演算
手段(I)としてのCPUは、必要吹出温度演算手段
(B)によって求められた吹出温度Taoから予め設定さ
れた設定値を減じ、必要吹出温度演算手段(B)によっ
て求められた吹出温度Taoよりも低い値の吹出温度を改
めて算出し、この値を吹出温度の目標値としてエアミッ
クスダンパ位置切替制御手段(C)に入力する(ステッ
プs4)。前述したように、必要吹出温度演算手段
(B)によって求められた吹出温度Taoに1未満0以上
の所定の係数を乗じることによっても、必要吹出温度演
算手段(B)によって求められた吹出温度Taoよりも低
い値の吹出温度を算出することが可能である。
【0055】エンジン24が停止するとコンプレッサ1
9の機能も停止し、エンジン24の停止後、エバポレー
タ5の温度が徐々に上昇することになるが、目標となる
吹出温度の値もエンジン24の停止を契機として自動的
に引き下げられるので、エアミックスダンパ位置切替制
御手段(C)が作動してアクチュエータ13を駆動し、
ダクト2中でヒータコア6側に振り割られる空気を減ら
す方向、つまり、室内に送風される空気の温度を更に引
き下げる方向にエアミックスダンパ7を揺動させること
になり、エンジン24の停止後の一定の時間に亘り、ダ
クト2から室内に送出される空気の温度をエンジン24
の駆動停止前と略同等の状態に維持することができるよ
うになる。
9の機能も停止し、エンジン24の停止後、エバポレー
タ5の温度が徐々に上昇することになるが、目標となる
吹出温度の値もエンジン24の停止を契機として自動的
に引き下げられるので、エアミックスダンパ位置切替制
御手段(C)が作動してアクチュエータ13を駆動し、
ダクト2中でヒータコア6側に振り割られる空気を減ら
す方向、つまり、室内に送風される空気の温度を更に引
き下げる方向にエアミックスダンパ7を揺動させること
になり、エンジン24の停止後の一定の時間に亘り、ダ
クト2から室内に送出される空気の温度をエンジン24
の駆動停止前と略同等の状態に維持することができるよ
うになる。
【0056】次いで、CPUは、コントロールパネル3
1の設定状況を参照し、風量制御モードが自動に設定さ
れているか否かを判定する(ステップs5)。そして、
風量制御モードが自動に設定されていれば、更に、風量
再演算手段(J)としてのCPUが、風量演算手段
(D)によって求められた風量から予め設定された設定
値を減じ、風量演算手段(D)によって求められた風量
よりも低い値の風量を改めて算出し、この値を風量の目
標値としてモータ駆動制御手段(E)に入力する(ステ
ップs6)。前述したように、風量演算手段(D)によ
って求められた風量に1未満0以上の所定の係数を乗じ
ることによっても、風量演算手段(D)によって求めら
れた風量よりも低い値の風量を目標値として算出するこ
とが可能である。
1の設定状況を参照し、風量制御モードが自動に設定さ
れているか否かを判定する(ステップs5)。そして、
風量制御モードが自動に設定されていれば、更に、風量
再演算手段(J)としてのCPUが、風量演算手段
(D)によって求められた風量から予め設定された設定
値を減じ、風量演算手段(D)によって求められた風量
よりも低い値の風量を改めて算出し、この値を風量の目
標値としてモータ駆動制御手段(E)に入力する(ステ
ップs6)。前述したように、風量演算手段(D)によ
って求められた風量に1未満0以上の所定の係数を乗じ
ることによっても、風量演算手段(D)によって求めら
れた風量よりも低い値の風量を目標値として算出するこ
とが可能である。
【0057】エンジン24が停止するとコンプレッサ1
9の機能が停止し、エンジン24の停止後、エバポレー
タ5の温度が徐々に上昇することになるが、モータ12
によって駆動されるブロアファン4の回転速度、つま
り、ダクト2から室内に送出される空気の風量が、エン
ジン24の停止を契機として自動的に制限されるので、
ダクト2から室内に送出される空気の温度にある程度の
変動(上昇)が生じた場合であっても、搭乗者がこの温
度変動に気付く可能性は低い。また、このようにして風
量が制限される結果、エバポレータ5の部分を流れる空
気の量が減り、エンジン24の停止後の比較的長い時間
に亘ってエバポレータ5の低温状態を維持できるといっ
たメリットもある。
9の機能が停止し、エンジン24の停止後、エバポレー
タ5の温度が徐々に上昇することになるが、モータ12
によって駆動されるブロアファン4の回転速度、つま
り、ダクト2から室内に送出される空気の風量が、エン
ジン24の停止を契機として自動的に制限されるので、
ダクト2から室内に送出される空気の温度にある程度の
変動(上昇)が生じた場合であっても、搭乗者がこの温
度変動に気付く可能性は低い。また、このようにして風
量が制限される結果、エバポレータ5の部分を流れる空
気の量が減り、エンジン24の停止後の比較的長い時間
に亘ってエバポレータ5の低温状態を維持できるといっ
たメリットもある。
【0058】一方、ステップs5の判別結果が偽となっ
た場合、つまり、風量制御モードが手動に設定されてい
ると判定された場合には、ステップs6の処理は非実行
とされ、コントロールパネル31の設定を優先してモー
タ12で駆動されるブロアファン4の回転速度、つま
り、ダクト2から室内に送出される空気の風量が決定さ
れることになる。
た場合、つまり、風量制御モードが手動に設定されてい
ると判定された場合には、ステップs6の処理は非実行
とされ、コントロールパネル31の設定を優先してモー
タ12で駆動されるブロアファン4の回転速度、つま
り、ダクト2から室内に送出される空気の風量が決定さ
れることになる。
【0059】次いで、CPUは、コントロールパネル3
1の設定状況を参照し、内外気切替モードが自動に設定
されているか否かを判定する(ステップs7)。そし
て、内外気切替モードが自動に設定されていれば、更
に、内外気切替ダンパ強制制御手段(K)としてのCP
Uが、環境条件検出手段としての内気温センサ25によ
って検出されている内気温Trと環境条件検出手段として
の外気温センサ26によって検出されている外気温Taと
の大小関係を比較する(ステップs8)。
1の設定状況を参照し、内外気切替モードが自動に設定
されているか否かを判定する(ステップs7)。そし
て、内外気切替モードが自動に設定されていれば、更
に、内外気切替ダンパ強制制御手段(K)としてのCP
Uが、環境条件検出手段としての内気温センサ25によ
って検出されている内気温Trと環境条件検出手段として
の外気温センサ26によって検出されている外気温Taと
の大小関係を比較する(ステップs8)。
【0060】そして、外気温Taが内気温Trよりも低い場
合には、内外気切替ダンパ強制制御手段(K)としての
CPUは、内外気切替ダンパ制御手段(A)に対して内
外気切替ダンパ3を外気側、つまり、内気取入れ口10
を閉鎖する側に切り替える信号を出力する一方(ステッ
プs10)、内気温Trが外気温Taよりも低い場合には、
内外気切替ダンパ制御手段(A)に対して内外気切替ダ
ンパ3を内気側、つまり、外気取入れ口9を閉鎖する側
に切り替える信号を出力する(ステップs9)。
合には、内外気切替ダンパ強制制御手段(K)としての
CPUは、内外気切替ダンパ制御手段(A)に対して内
外気切替ダンパ3を外気側、つまり、内気取入れ口10
を閉鎖する側に切り替える信号を出力する一方(ステッ
プs10)、内気温Trが外気温Taよりも低い場合には、
内外気切替ダンパ制御手段(A)に対して内外気切替ダ
ンパ3を内気側、つまり、外気取入れ口9を閉鎖する側
に切り替える信号を出力する(ステップs9)。
【0061】エンジン24が停止するとコンプレッサ1
9の機能が停止し、エンジン24の停止後、エバポレー
タ5の温度が徐々に上昇することになるが、自動車の内
外で温度の低い方の空気がダクト2に取り込まれるよう
になるため、エバポレータ5の周辺に比較的低温の空気
を流通させることができるようになり、エンジン24の
停止後のエバポレータ5の温度上昇が効果的に抑制さ
れ、この結果、エンジン24の停止後の比較的長い時間
に亘ってエバポレータ5の低温状態を維持することが可
能となる。
9の機能が停止し、エンジン24の停止後、エバポレー
タ5の温度が徐々に上昇することになるが、自動車の内
外で温度の低い方の空気がダクト2に取り込まれるよう
になるため、エバポレータ5の周辺に比較的低温の空気
を流通させることができるようになり、エンジン24の
停止後のエバポレータ5の温度上昇が効果的に抑制さ
れ、この結果、エンジン24の停止後の比較的長い時間
に亘ってエバポレータ5の低温状態を維持することが可
能となる。
【0062】一方、ステップs7の判別結果が偽となっ
た場合、つまり、内外気切替モードが手動に設定されて
いると判定された場合には、ステップs8〜ステップs
10の処理は非実行とされ、コントロールパネル31の
設定を優先して内外気切替ダンパ3の揺動位置が決定さ
れることになる。
た場合、つまり、内外気切替モードが手動に設定されて
いると判定された場合には、ステップs8〜ステップs
10の処理は非実行とされ、コントロールパネル31の
設定を優先して内外気切替ダンパ3の揺動位置が決定さ
れることになる。
【0063】次いで、CPUは、コントロールパネル3
1の設定状況を参照し、吹出口選択モードが自動に設定
されているか否かを判定し(ステップs11)、吹出口
選択モードが自動に設定されていれば、更に、現段階で
バイレベルモードの空気吹出口が選択されているか否か
を判別する(ステップs12)。
1の設定状況を参照し、吹出口選択モードが自動に設定
されているか否かを判定し(ステップs11)、吹出口
選択モードが自動に設定されていれば、更に、現段階で
バイレベルモードの空気吹出口が選択されているか否か
を判別する(ステップs12)。
【0064】バイレベルモードの空気吹出口が選択され
ている場合には、モードダンパ位置強制切替制御手段
(L)としてのCPUは、更に、コントロールパネル3
1の設定状況を参照し、空調が冷房に設定されているか
暖房に設定されているかを判定する(ステップs1
3)。
ている場合には、モードダンパ位置強制切替制御手段
(L)としてのCPUは、更に、コントロールパネル3
1の設定状況を参照し、空調が冷房に設定されているか
暖房に設定されているかを判定する(ステップs1
3)。
【0065】そして、冷房が設定されていると判定され
た場合には、モードダンパ位置強制切替制御手段(L)
としてのCPUが、モードダンパ位置切替制御手段
(F)に対して空気の吹き出し先をベントモードの空気
吹出口に切り替える信号を出力する(ステップs1
4)。
た場合には、モードダンパ位置強制切替制御手段(L)
としてのCPUが、モードダンパ位置切替制御手段
(F)に対して空気の吹き出し先をベントモードの空気
吹出口に切り替える信号を出力する(ステップs1
4)。
【0066】エンジン24が停止するとコンプレッサ1
9の機能が停止し、エンジン24の停止後、エバポレー
タ5の温度が徐々に上昇することになるが、空気の吹き
出し先が自動的にベントモードの空気吹出口、つまり、
最も清涼感を得やすい空気吹出口に切り替えられるの
で、エンジン24の停止後にエバポレータ5の温度があ
る程度上昇した場合であっても、快適な冷房効果を維持
することが可能となる。
9の機能が停止し、エンジン24の停止後、エバポレー
タ5の温度が徐々に上昇することになるが、空気の吹き
出し先が自動的にベントモードの空気吹出口、つまり、
最も清涼感を得やすい空気吹出口に切り替えられるの
で、エンジン24の停止後にエバポレータ5の温度があ
る程度上昇した場合であっても、快適な冷房効果を維持
することが可能となる。
【0067】また、ステップs13の判別結果が偽とな
った場合、つまり、暖房が設定されていると判定された
場合には、モードダンパ位置強制切替制御手段(L)と
してのCPUは、モードダンパ位置切替制御手段(F)
に対して空気の吹き出し先をフットモードの空気吹出口
に切り替える信号を出力する(ステップs15)。前述
したステップs4等の処理により、冷房が選択されてい
るか暖房が選択されているかの別に関わりなく、エンジ
ン24の停止後、専ら冷房に有利な自動制御が行われる
ことになるが、暖房が選択されている状況下では、空気
の吹き出し先が自動的にフットモードの空気吹出口、つ
まり、最も暖かさの必要とされる足下の空気吹出口に切
り替えられるので、ステップs4の処理で吹出温度の値
が低めに再設定された場合でも、十分な暖房効果を期待
することができる。
った場合、つまり、暖房が設定されていると判定された
場合には、モードダンパ位置強制切替制御手段(L)と
してのCPUは、モードダンパ位置切替制御手段(F)
に対して空気の吹き出し先をフットモードの空気吹出口
に切り替える信号を出力する(ステップs15)。前述
したステップs4等の処理により、冷房が選択されてい
るか暖房が選択されているかの別に関わりなく、エンジ
ン24の停止後、専ら冷房に有利な自動制御が行われる
ことになるが、暖房が選択されている状況下では、空気
の吹き出し先が自動的にフットモードの空気吹出口、つ
まり、最も暖かさの必要とされる足下の空気吹出口に切
り替えられるので、ステップs4の処理で吹出温度の値
が低めに再設定された場合でも、十分な暖房効果を期待
することができる。
【0068】なお、ステップs12の判別結果が偽とな
った場合、つまり、現段階で既にベントモードあるいは
フットモードの空気吹出口が選択されていると判別され
た場合には、通常と同様にして行われる吹出口選択モー
ドの自動選択処理によって既に適切な空気吹出口が選択
されているものと見做され、ステップs13〜ステップ
s15の処理は非実行とされる。ベントモードあるいは
フットモードへの強制切替が必要とされるのは、中立的
な空調状態でバイレベルモードの空気吹出口が選択され
ている場合だけである。
った場合、つまり、現段階で既にベントモードあるいは
フットモードの空気吹出口が選択されていると判別され
た場合には、通常と同様にして行われる吹出口選択モー
ドの自動選択処理によって既に適切な空気吹出口が選択
されているものと見做され、ステップs13〜ステップ
s15の処理は非実行とされる。ベントモードあるいは
フットモードへの強制切替が必要とされるのは、中立的
な空調状態でバイレベルモードの空気吹出口が選択され
ている場合だけである。
【0069】一方、ステップs11の判別結果が偽とな
った場合、つまり、吹出口選択モードが手動に設定され
ていると判定された場合には、ステップs12〜ステッ
プs15の処理は非実行とされて、コントロールパネル
31の設定を優先して空気吹出口のモードが決定される
ことになる。
った場合、つまり、吹出口選択モードが手動に設定され
ていると判定された場合には、ステップs12〜ステッ
プs15の処理は非実行とされて、コントロールパネル
31の設定を優先して空気吹出口のモードが決定される
ことになる。
【0070】以上、一実施形態として、必要吹出温度再
演算手段(I)による冷風の確保、風量再演算手段
(J)による体感上の温度変動の緩和ならびにエバポレ
ータ5の低温状態の長時間維持、内外気切替ダンパ強制
制御手段(K)による低温空気の取り込み、モードダン
パ位置強制切替制御手段(L)による空気吹出口のモー
ド選択の最適化を合わせて同時に実行する自動車用空調
装置1の例について述べたが、(I)〜(L)のうちの
何れか1つの手段、あるいは、(I)〜(L)のうちの
幾つかの手段を組み合わせて適用することによっても、
これらを備えない従来の自動車用空調装置に比べ、エン
ジン24の停止後の空調特性、特に、冷房に関する空調
特性をより快適な状態に維持することが可能である。
演算手段(I)による冷風の確保、風量再演算手段
(J)による体感上の温度変動の緩和ならびにエバポレ
ータ5の低温状態の長時間維持、内外気切替ダンパ強制
制御手段(K)による低温空気の取り込み、モードダン
パ位置強制切替制御手段(L)による空気吹出口のモー
ド選択の最適化を合わせて同時に実行する自動車用空調
装置1の例について述べたが、(I)〜(L)のうちの
何れか1つの手段、あるいは、(I)〜(L)のうちの
幾つかの手段を組み合わせて適用することによっても、
これらを備えない従来の自動車用空調装置に比べ、エン
ジン24の停止後の空調特性、特に、冷房に関する空調
特性をより快適な状態に維持することが可能である。
【0071】
【発明の効果】本発明の自動車用空調装置は、環境汚染
等を考慮してエンジンを自動停止させたときに、送風空
気の吹出温度を通常の値よりも低めの値に補正し、この
低めの吹出温度に基いてエアミックスダンパの位置を調
整するようにしたので、信号待ちや一時的な停車等の際
のエンジンの停止によってコンプレッサの駆動が停止し
てエバポレータの温度が徐々に上昇したような場合であ
っても、エンジン停止後の一定時間に亘り、空調装置本
体から室内に送出される空気の温度を走行時と略同等の
状態に保持することができる。しかも、エンジンが稼動
している走行状態で吹出温度の目標値に操作を加えるよ
うな処理は一切行っていないので、自動車の走行中に室
内が必要以上に冷却されるといった従来技術の弊害は完
全に解消される。また、エンジンが稼動している走行状
態でエバポレータの温度を制御する代わりに、エンジン
の停止後にエバポレータとヒータコアとに振り分ける空
気の量を加減することで室内に送出する空気の温度を調
整するようにしたため、従来技術のように自動車の停止
前に時間をさいてエバポレータを冷却しておく必要はな
く、自動車が急に停止したような場合であっても、エン
ジン停止後の一定時間に亘り、空調装置本体から室内に
送出される空気の温度を快適な状態に保持することがで
きる。
等を考慮してエンジンを自動停止させたときに、送風空
気の吹出温度を通常の値よりも低めの値に補正し、この
低めの吹出温度に基いてエアミックスダンパの位置を調
整するようにしたので、信号待ちや一時的な停車等の際
のエンジンの停止によってコンプレッサの駆動が停止し
てエバポレータの温度が徐々に上昇したような場合であ
っても、エンジン停止後の一定時間に亘り、空調装置本
体から室内に送出される空気の温度を走行時と略同等の
状態に保持することができる。しかも、エンジンが稼動
している走行状態で吹出温度の目標値に操作を加えるよ
うな処理は一切行っていないので、自動車の走行中に室
内が必要以上に冷却されるといった従来技術の弊害は完
全に解消される。また、エンジンが稼動している走行状
態でエバポレータの温度を制御する代わりに、エンジン
の停止後にエバポレータとヒータコアとに振り分ける空
気の量を加減することで室内に送出する空気の温度を調
整するようにしたため、従来技術のように自動車の停止
前に時間をさいてエバポレータを冷却しておく必要はな
く、自動車が急に停止したような場合であっても、エン
ジン停止後の一定時間に亘り、空調装置本体から室内に
送出される空気の温度を快適な状態に保持することがで
きる。
【0072】更に、空調装置本体から室内に送出する空
気の風量にエンジンの自動停止を契機として制限を加え
るようにしているので、エンジンの停止によってコンプ
レッサの駆動が停止してエバポレータの温度が上昇した
ような場合であっても、室内に送風される空気の体感上
の温度変動を緩和することができ、同時に、エバポレー
タを通る空気の量も減少するので、エンジン停止後の比
較的長い時間に亘ってエバポレータの低温状態を維持す
ることが可能となる。
気の風量にエンジンの自動停止を契機として制限を加え
るようにしているので、エンジンの停止によってコンプ
レッサの駆動が停止してエバポレータの温度が上昇した
ような場合であっても、室内に送風される空気の体感上
の温度変動を緩和することができ、同時に、エバポレー
タを通る空気の量も減少するので、エンジン停止後の比
較的長い時間に亘ってエバポレータの低温状態を維持す
ることが可能となる。
【0073】また、エンジンが停止した後は、車の内外
で温度が低い方の空気を取り込んで空調に利用するよう
にしているので、エンジン停止後のエバポレータの温度
上昇を効果的に抑制することができ、エンジン停止後の
比較的長い時間に亘ってエバポレータの低温状態を維持
することが可能となる。
で温度が低い方の空気を取り込んで空調に利用するよう
にしているので、エンジン停止後のエバポレータの温度
上昇を効果的に抑制することができ、エンジン停止後の
比較的長い時間に亘ってエバポレータの低温状態を維持
することが可能となる。
【0074】更に、エンジン停止後の空調で冷房が行わ
れている場合には、最も清涼感を得やすいベントモード
の空気吹出口を自動的に選択するようにしているので、
エンジンの停止後にエバポレータの温度がある程度上昇
した場合であっても、快適な冷房効果を継続して維持す
ることができる。
れている場合には、最も清涼感を得やすいベントモード
の空気吹出口を自動的に選択するようにしているので、
エンジンの停止後にエバポレータの温度がある程度上昇
した場合であっても、快適な冷房効果を継続して維持す
ることができる。
【図1】本発明を適用した一実施形態の自動車用空調装
置の要部を簡略化して示した機能ブロック図である。
置の要部を簡略化して示した機能ブロック図である。
【図2】同実施形態のコントロールユニットのCPUと
各種センサによって構成される機能実現手段の概要を示
した機能ブロック図である。
各種センサによって構成される機能実現手段の概要を示
した機能ブロック図である。
【図3】コントロールユニットのCPUによって実施さ
れる空調制御処理の概略を示したフローチャートであ
る。
れる空調制御処理の概略を示したフローチャートであ
る。
1 自動車用空調装置 2 ダクト 3 内外気切替ダンパ 4 ブロアファン 5 エバポレータ 6 ヒータコア 7 エアミックスダンパ 8a,8b,8c モードダンパ 9 外気取入れ口 10 内気取入れ口 11 アクチュエータ 12 モータ 13 アクチュエータ 14 デフロスタ吹出口(フットモードの空気吹出口の
一部) 15 ベント吹出口(ベントモードの空気吹出口,バイ
レベルモードの空気吹出口の一部) 16 ヒート吹出口(フットモードの空気吹出口,バイ
レベルモードの空気吹出口の一部) 17 リンク機構 18 アクチュエータ 19 コンプレッサ 20 コンデンサ 21 リキッドタンク 22 エキスパンションバルブ 23 電磁クラッチ 24 エンジン 25 内気温センサ(環境条件検出手段の一部) 26 外気温センサ(環境条件検出手段の一部) 27 コントロールユニット 28 エアミックスダンパ位置検出センサ 29 モードダンパ位置検出センサ 30 エバポレータ温センサ 31 コントロールパネル(目標温度設定手段) 32 日射センサ(環境条件検出手段の一部) 33 エンジン水温センサ 34 エンジン停止ユニット (A) 内外気切替ダンパ制御手段 (B) 必要吹出温度演算手段 (C) エアミックスダンパ位置切替制御手段 (D) 風量演算手段 (E) モータ駆動制御手段 (F) モードダンパ位置切替制御手段 (G) 空調状態検出記憶手段 (H) 空調状態判定手段 (I) 必要吹出温度再演算手段 (J) 風量再演算手段 (K) 内外気切替ダンパ強制制御手段 (L) モードダンパ位置強制切替制御手段
一部) 15 ベント吹出口(ベントモードの空気吹出口,バイ
レベルモードの空気吹出口の一部) 16 ヒート吹出口(フットモードの空気吹出口,バイ
レベルモードの空気吹出口の一部) 17 リンク機構 18 アクチュエータ 19 コンプレッサ 20 コンデンサ 21 リキッドタンク 22 エキスパンションバルブ 23 電磁クラッチ 24 エンジン 25 内気温センサ(環境条件検出手段の一部) 26 外気温センサ(環境条件検出手段の一部) 27 コントロールユニット 28 エアミックスダンパ位置検出センサ 29 モードダンパ位置検出センサ 30 エバポレータ温センサ 31 コントロールパネル(目標温度設定手段) 32 日射センサ(環境条件検出手段の一部) 33 エンジン水温センサ 34 エンジン停止ユニット (A) 内外気切替ダンパ制御手段 (B) 必要吹出温度演算手段 (C) エアミックスダンパ位置切替制御手段 (D) 風量演算手段 (E) モータ駆動制御手段 (F) モードダンパ位置切替制御手段 (G) 空調状態検出記憶手段 (H) 空調状態判定手段 (I) 必要吹出温度再演算手段 (J) 風量再演算手段 (K) 内外気切替ダンパ強制制御手段 (L) モードダンパ位置強制切替制御手段
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジンを駆動源とするコンプレッサに
よって稼動されるエバポレータと、ヒータコアと、取り
込んだ空気をエバポレータとヒータコアに振り分けて室
内に送出する空気の温度を調整するエアミックスダンパ
と、空調制御に関連する環境条件を検出するための環境
条件検出手段と、空調制御の目標値となる室内温度を設
定するための目標温度設定手段と、前記環境条件検出手
段によって検出された環境条件と前記目標温度設定手段
で設定された室内温度とに基いて空調装置本体から室内
に送出すべき空気の吹出温度を求める必要吹出温度演算
手段と、該必要吹出温度演算手段によって求められた吹
出温度に基いて前記エアミックスダンパの揺動位置を調
整するエアミックスダンパ位置切替制御手段とを有し、 所定条件成立時に前記エンジンを自動停止させる機能を
備えた自動車に設けられた自動車用空調装置であって、 エンジンの自動停止時点における自動車用空調装置のオ
ン・オフ状態を検出して記憶する空調状態検出記憶手段
と、前記エンジンの停止後、前記空調状態検出記憶手段
に記憶されている空調のオン・オフ状態を判定する空調
状態判定手段と、前記空調状態判定手段により前記空調
状態検出記憶手段にオン状態が記憶されていると判定さ
れた場合に限って、前記必要吹出温度演算手段で求めら
れた吹出温度に代えて前記必要吹出温度演算手段で求め
られた吹出温度よりも低い値の吹出温度を前記エアミッ
クスダンパ位置切替制御手段に入力する必要吹出温度再
演算手段とを配備したことを特徴とする自動車用空調装
置。 - 【請求項2】 エンジンを駆動源とするコンプレッサに
よって稼動されるエバポレータと、ヒータコアと、取り
込んだ空気をエバポレータとヒータコアに振り分けて室
内に送出する空気の温度を調整するエアミックスダンパ
と、目標値となる室内温度と現在の室内温度との偏差に
基いて空調装置本体から送出すべき空気の風量を求める
風量演算手段と、前記風量演算手段によって求められた
風量に基いてブロアファンのモータを駆動制御するモー
タ駆動制御手段とを有し、 所定条件成立時に前記エンジンを自動停止させる機能を
備えた自動車に設けられた自動車用空調装置であって、 エンジンの自動停止時点における自動車用空調装置のオ
ン・オフ状態を検出して記憶する空調状態検出記憶手段
と、前記エンジンの停止後、前記空調状態検出記憶手段
に記憶されている空調のオン・オフ状態を判定する空調
状態判定手段と、前記空調状態判定手段により前記空調
状態検出記憶手段にオン状態が記憶されていると判定さ
れた場合に限って、前記風量演算手段で求められた風量
に代えて前記風量演算手段で求められた風量よりも低い
値の風量を前記モータ駆動制御手段に入力する風量再演
算手段とを配備したことを特徴とする自動車用空調装
置。 - 【請求項3】 エンジンを駆動源とするコンプレッサに
よって稼動されるエバポレータと、ヒータコアと、内外
気切替ダンパを駆動して空調に用いる空気の取り込み先
を車両の内外に切り替える内外気切替ダンパ制御手段
と、取り込んだ空気をエバポレータとヒータコアに振り
分けて室内に送出する空気の温度を調整するエアミック
スダンパと、空調制御に関連する環境条件を検出するた
めの環境条件検出手段とを有し、 所定条件成立時に前記エンジンを自動停止させる機能を
備えた自動車に設けられた自動車用空調装置であって、 エンジンの自動停止時点における自動車用空調装置のオ
ン・オフ状態を検出して記憶する空調状態検出記憶手段
と、前記エンジンの停止後、前記空調状態検出記憶手段
に記憶されている空調のオン・オフ状態を判定する空調
状態判定手段と、前記空調状態判定手段により前記空調
状態検出記憶手段にオン状態が記憶されていると判定さ
れた場合に限って、前記環境条件検出手段によって検出
される内気温と外気温とを比較し、外気温が内気温より
も低い場合には前記内外気切替ダンパ制御手段に対して
内外気切替ダンパを外気側に切り替える信号を出力する
一方、内気温が外気温よりも低い場合には前記内外気切
替ダンパ制御手段に対して内外気切替ダンパを内気側に
切り替える信号を出力する内外気切替ダンパ強制制御手
段とを配備したことを特徴とする自動車用空調装置。 - 【請求項4】 エンジンを駆動源とするコンプレッサに
よって稼動されるエバポレータと、ヒータコアと、取り
込んだ空気をエバポレータとヒータコアに振り分けて室
内に送出する空気の温度を調整するエアミックスダンパ
と、空調制御に関連する環境条件を検出するための環境
条件検出手段と、空調制御の目標値となる室内温度を設
定するための目標温度設定手段と、前記環境条件検出手
段によって検出された環境条件と前記目標温度設定手段
で設定された室内温度とに基いて空調装置本体から室内
に送出すべき空気の吹出温度を求める必要吹出温度演算
手段と、前記必要吹出温度演算手段により求められた吹
出温度と切替基準となる判定値との大小関係に基いてフ
ットモードの空気吹出口とバイレベルモードの空気吹出
口とベントモードの空気吹出口との間で空気の吹き出し
先を切り替えるモードダンパ位置切替制御手段とを有
し、 所定条件成立時に前記エンジンを自動停止させる機能を
備えた自動車に設けられた自動車用空調装置であって、 エンジンの自動停止時点における自動車用空調装置のオ
ン・オフ状態を検出して記憶する空調状態検出記憶手段
と、前記エンジンの停止後、前記空調状態検出記憶手段
に記憶されている空調のオン・オフ状態を判定する空調
状態判定手段と、前記空調状態判定手段により前記空調
状態検出記憶手段にオン状態が記憶されていると判定さ
れた場合に限って、空調が冷房に設定されているか暖房
に設定されているかを判定し、冷房に設定されていると
判定された場合には前記モードダンパ位置切替制御手段
に対して空気の吹き出し先をベントモードの空気吹出口
に切り替える信号を出力する一方、暖房が設定されてい
ると判定された場合には前記モードダンパ位置切替制御
手段に対して空気の吹き出し先をフットモードの空気吹
出口に切り替える信号を出力するモードダンパ位置強制
切替制御手段とを配備したことを特徴とする自動車用空
調装置。 - 【請求項5】 エンジンを駆動源とするコンプレッサに
よって稼動されるエバポレータと、ヒータコアと、内外
気切替ダンパを駆動して空調に用いる空気の取り込み先
を車両の内外に切り替える内外気切替ダンパ制御手段
と、取り込んだ空気をエバポレータとヒータコアに振り
分けて室内に送出する空気の温度を調整するエアミック
スダンパと、空調制御に関連する環境条件を検出するた
めの環境条件検出手段と、空調制御の目標値となる室内
温度を設定するための目標温度設定手段と、前記環境条
件検出手段によって検出された環境条件と前記目標温度
設定手段で設定された室内温度とに基いて空調装置本体
から室内に送出すべき空気の吹出温度を求める必要吹出
温度演算手段と、該必要吹出温度演算手段によって求め
られた吹出温度に基いて前記エアミックスダンパの揺動
位置を調整するエアミックスダンパ位置切替制御手段
と、前記目標値となる室内温度と現在の室内温度との偏
差に基いて空調装置本体から送出すべき空気の風量を求
める風量演算手段と、前記風量演算手段によって求めら
れた風量に基いてブロアファンのモータを駆動制御する
モータ駆動制御手段と、前記必要吹出温度演算手段によ
り求められた吹出温度と切替基準となる判定値との大小
関係に基いてフットモードの空気吹出口とバイレベルモ
ードの空気吹出口とベントモードの空気吹出口との間で
空気の吹き出し先を切り替えるモードダンパ位置切替制
御手段とを有し、 所定条件成立時に前記エンジンを自動停止させる機能を
備えた自動車に設けられた自動車用空調装置であって、 エンジンの自動停止時点における自動車用空調装置のオ
ン・オフ状態を検出して記憶する空調状態検出記憶手段
と、前記エンジンの停止後、前記空調状態検出記憶手段
に記憶されている空調のオン・オフ状態を判定する空調
状態判定手段と、前記空調状態判定手段により前記空調
状態検出記憶手段にオン状態が記憶されていると判定さ
れた場合に限って、前記必要吹出温度演算手段で求めら
れた吹出温度に代えて前記必要吹出温度演算手段で求め
られた吹出温度よりも低い値の吹出温度を前記エアミッ
クスダンパ位置切替制御手段に入力する必要吹出温度再
演算手段と、前記空調状態判定手段により前記空調状態
検出記憶手段にオン状態が記憶されていると判定された
場合に限って、前記風量演算手段で求められた風量に代
えて前記風量演算手段で求められた風量よりも低い値の
風量を前記モータ駆動制御手段に入力する風量再演算手
段と、前記空調状態判定手段により前記空調状態検出記
憶手段にオン状態が記憶されていると判定された場合に
限って、前記環境条件検出手段によって検出される内気
温と外気温とを比較し、外気温が内気温よりも低い場合
には前記内外気切替ダンパ制御手段に対して内外気切替
ダンパを外気側に切り替える信号を出力する一方、内気
温が外気温よりも低い場合には前記内外気切替ダンパ制
御手段に対して内外気切替ダンパを内気側に切り替える
信号を出力する内外気切替ダンパ強制制御手段と、前記
空調状態判定手段により前記空調状態検出記憶手段にオ
ン状態が記憶されていると判定された場合に限って、空
調が冷房に設定されているか暖房に設定されているかを
判定し、冷房に設定されていると判定された場合には前
記モードダンパ位置切替制御手段に対して空気の吹き出
し先をベントモードの空気吹出口に切り替える信号を出
力する一方、暖房が設定されていると判定された場合に
は前記モードダンパ位置切替制御手段に対して空気の吹
き出し先をフットモードの空気吹出口に切り替える信号
を出力するモードダンパ位置強制切替制御手段とを配備
したことを特徴とする自動車用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000392158A JP2002192933A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 自動車用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000392158A JP2002192933A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 自動車用空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002192933A true JP2002192933A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=18858189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000392158A Withdrawn JP2002192933A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 自動車用空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002192933A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006224744A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Mazda Motor Corp | 車両用空調装置 |
KR100892566B1 (ko) * | 2007-09-14 | 2009-04-09 | 주식회사 두원공조 | 자동 온도 조절 시스템의 온도 보정 방법 |
US20090301111A1 (en) * | 2007-02-15 | 2009-12-10 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Method for Controlling and/or Regulating the Evaporator Temperature of an Air Conditioning System in a Motor Vehicle |
JP2010018220A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Sanden Corp | 車両用空調装置 |
JP2010519096A (ja) * | 2007-02-16 | 2010-06-03 | ルノー・エス・アー・エス | エンジンの停止時および始動時に車両の温度快適性を調節する方法 |
JP2011189817A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Denso Corp | 車両用空調制御装置 |
EP2465714A1 (en) * | 2010-12-17 | 2012-06-20 | Calsonic Kansei Corporation | Vehicle air-conditioning control apparatus |
WO2012161166A1 (ja) * | 2011-05-23 | 2012-11-29 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用空調制御装置、車両用空調制御方法、車両用空調制御プログラム、及び記録媒体 |
KR101282854B1 (ko) | 2006-12-29 | 2013-07-05 | 한라비스테온공조 주식회사 | 공기조화장치의 온도 보상 제어방법 |
JP2013248901A (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-12 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
CN103994540A (zh) * | 2013-02-19 | 2014-08-20 | 铃木株式会社 | 车辆用空气调节装置 |
JP2014180881A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Mazda Motor Corp | 車両用空調制御装置 |
-
2000
- 2000-12-25 JP JP2000392158A patent/JP2002192933A/ja not_active Withdrawn
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006224744A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Mazda Motor Corp | 車両用空調装置 |
KR101282854B1 (ko) | 2006-12-29 | 2013-07-05 | 한라비스테온공조 주식회사 | 공기조화장치의 온도 보상 제어방법 |
US20090301111A1 (en) * | 2007-02-15 | 2009-12-10 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Method for Controlling and/or Regulating the Evaporator Temperature of an Air Conditioning System in a Motor Vehicle |
US10399408B2 (en) * | 2007-02-15 | 2019-09-03 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Method for controlling and/or regulating the evaporator temperature of an air conditioning system in a motor vehicle |
JP2010519096A (ja) * | 2007-02-16 | 2010-06-03 | ルノー・エス・アー・エス | エンジンの停止時および始動時に車両の温度快適性を調節する方法 |
KR100892566B1 (ko) * | 2007-09-14 | 2009-04-09 | 주식회사 두원공조 | 자동 온도 조절 시스템의 온도 보정 방법 |
JP2010018220A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Sanden Corp | 車両用空調装置 |
JP2011189817A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Denso Corp | 車両用空調制御装置 |
CN102529639A (zh) * | 2010-12-17 | 2012-07-04 | 康奈可关精株式会社 | 车辆用空气调节控制装置 |
EP2465714A1 (en) * | 2010-12-17 | 2012-06-20 | Calsonic Kansei Corporation | Vehicle air-conditioning control apparatus |
WO2012161166A1 (ja) * | 2011-05-23 | 2012-11-29 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用空調制御装置、車両用空調制御方法、車両用空調制御プログラム、及び記録媒体 |
JP2012240614A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Toyota Motor Corp | 車両用空調制御装置、車両用空調制御方法、及び車両用空調制御プログラム |
CN103561978A (zh) * | 2011-05-23 | 2014-02-05 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用空调控制装置、车辆用空调控制方法、车辆用空调控制程序、及记录介质 |
US9193245B2 (en) | 2011-05-23 | 2015-11-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicular air conditioning control device, vehicular air conditioning control method, vehicular air conditioning control program, and recording medium |
JP2013248901A (ja) * | 2012-05-30 | 2013-12-12 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
CN103994540A (zh) * | 2013-02-19 | 2014-08-20 | 铃木株式会社 | 车辆用空气调节装置 |
DE102014200734A1 (de) | 2013-02-19 | 2014-08-21 | Suzuki Motor Corporation | Klimatisierungsvorrichtung für ein fahrzeug |
CN103994540B (zh) * | 2013-02-19 | 2017-01-04 | 铃木株式会社 | 车辆用空气调节装置 |
DE102014200734B4 (de) | 2013-02-19 | 2019-07-04 | Suzuki Motor Corporation | Klimatisierungsvorrichtung für ein Fahrzeug |
JP2014180881A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Mazda Motor Corp | 車両用空調制御装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4325669B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP4522458B2 (ja) | 車両用暖房装置 | |
JP5569425B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP3287110B2 (ja) | 電気自動車用空調装置 | |
JP4923859B2 (ja) | 車両用空調装置及びプログラム | |
JP5492857B2 (ja) | 車両用空調制御装置 | |
JP2002192933A (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP7315429B2 (ja) | コンバーチブル車両の温調デバイス制御装置 | |
JP3546505B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP5359040B2 (ja) | 車両用空調制御装置 | |
JP2009299960A5 (ja) | ||
JP2015143037A (ja) | 空調制御装置 | |
JP3301209B2 (ja) | 車両用ヒートポンプ式冷暖房装置 | |
JP7108485B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP3669151B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP3309750B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH01289711A (ja) | 車両用空調制御装置 | |
JP2008100578A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2002211226A (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP7108482B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JPS5936484Y2 (ja) | 車輌用空調装置に於ける送風ファン速度制御装置 | |
JP4613942B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP3435519B2 (ja) | 車両用空調装置のコンプレッサ制御装置 | |
JP3265822B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH0129724B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080304 |