JP2002175351A - 電力投資システムおよび電力販売システム - Google Patents
電力投資システムおよび電力販売システムInfo
- Publication number
- JP2002175351A JP2002175351A JP2000373274A JP2000373274A JP2002175351A JP 2002175351 A JP2002175351 A JP 2002175351A JP 2000373274 A JP2000373274 A JP 2000373274A JP 2000373274 A JP2000373274 A JP 2000373274A JP 2002175351 A JP2002175351 A JP 2002175351A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- green
- power generation
- securities
- investment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/70—Wind energy
- Y02E10/72—Wind turbines with rotation axis in wind direction
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/70—Wind energy
- Y02E10/76—Power conversion electric or electronic aspects
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y04—INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
- Y04S—SYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
- Y04S10/00—Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
- Y04S10/50—Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications
Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Wind Motors (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 グリーン発電の導入促進を図った電力投資シ
ステムおよび電力販売システムを提供する。 【解決手段】 グリーン電力投資会社1に構成された電
力投資システム(11,12,13,14)は、グリー
ン発電設備2の資産価値を証券化してなるグリーン証券
の購入についての公募をインターネットを介して行うと
ともにグリーン証券を購入した投資家の管理を行うこと
でグリーン発電を促進する。また、発電量などにより算
出されたグリーン証券の価値を投資家のコンピュータ3
に通知することによって、投資家の投資意欲を高める。
ステムおよび電力販売システムを提供する。 【解決手段】 グリーン電力投資会社1に構成された電
力投資システム(11,12,13,14)は、グリー
ン発電設備2の資産価値を証券化してなるグリーン証券
の購入についての公募をインターネットを介して行うと
ともにグリーン証券を購入した投資家の管理を行うこと
でグリーン発電を促進する。また、発電量などにより算
出されたグリーン証券の価値を投資家のコンピュータ3
に通知することによって、投資家の投資意欲を高める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリーン発電の導
入促進を図った電力投資システムおよび電力販売システ
ムに関する。
入促進を図った電力投資システムおよび電力販売システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】来る21世紀は環境の世紀と呼ばれる。
それは地球温暖化問題を契機としてオゾンホール、砂漠
化、酸性雨、海洋汚染、土壌汚染、エネルギー問題、森
林破壊など、地球環境問題はどれも避けては通れない重
要な問題であり、21世紀の早い段階において適切な対
応を世界レベルで取らなければ、地球は破滅的な状況に
なる可能性が高い。このような状況の中、わが国におい
ても、1997年京都で行われたCOP3を皮切りに上
場企業のISO14000取得や環境会計の自主的報告
の動き、1999年の改正省ネエ法、今後施行が予定さ
れている家電リサイクル法など、環境に対する規制が高
まるとともに、世間での環境に対する意識も年々大きく
なってきている。これはいわゆる「グリーンコンシュー
マー」という言葉にも代表されるように、物品購入やサ
ービスを享受する際に環境に対して強く意識する層が出
てきている。ある調査によると、「環境の保護を考えた
商品は価格が高くても買う」と答えた層は、男性よりも
女性が、年齢が高くなるほど、最終学歴が高いほど、世
帯別の貯蓄高が増えるほど多く、その結果60%以上の
高い支持層を持つことが分かってきた。
それは地球温暖化問題を契機としてオゾンホール、砂漠
化、酸性雨、海洋汚染、土壌汚染、エネルギー問題、森
林破壊など、地球環境問題はどれも避けては通れない重
要な問題であり、21世紀の早い段階において適切な対
応を世界レベルで取らなければ、地球は破滅的な状況に
なる可能性が高い。このような状況の中、わが国におい
ても、1997年京都で行われたCOP3を皮切りに上
場企業のISO14000取得や環境会計の自主的報告
の動き、1999年の改正省ネエ法、今後施行が予定さ
れている家電リサイクル法など、環境に対する規制が高
まるとともに、世間での環境に対する意識も年々大きく
なってきている。これはいわゆる「グリーンコンシュー
マー」という言葉にも代表されるように、物品購入やサ
ービスを享受する際に環境に対して強く意識する層が出
てきている。ある調査によると、「環境の保護を考えた
商品は価格が高くても買う」と答えた層は、男性よりも
女性が、年齢が高くなるほど、最終学歴が高いほど、世
帯別の貯蓄高が増えるほど多く、その結果60%以上の
高い支持層を持つことが分かってきた。
【0003】また最近着目され始めている「エコファン
ド」などに象徴されるように、環境に対して積極的な企
業を社会全体としての格付けを高く評価しようとしてい
る動きもある。
ド」などに象徴されるように、環境に対して積極的な企
業を社会全体としての格付けを高く評価しようとしてい
る動きもある。
【0004】エネルギーに関しては、COP3におい
て、わが国は2010年には1990年レベルと比較し
てCO2 換算で6%減を世界的に公約している。しか
しながら近年エネルギー使用量は、産業部門が1975
年以来ほぼ横ばいであるのに対して、民生部門、運輸部
門を中心として毎年数%程度の伸びで増大しており、省
エネが一向に進んではいない。資源の乏しい我が国は火
力だけにたよらず、水力、原子力とをいわゆるベストミ
ックスさせた電源構成になっているが、CO2を排出し
ない原子力は地域住民の反対から立地が思うように進ま
ず、火力はCO2 排出量を増大し、なおかつ今年3月
から始まった電気事業法の規制緩和による電力小売り事
業の部分開放のため、電力会社各社は新規大型発電立地
には極めて慎重になっている。一方このような集中型電
源に対して、大規模ビルに対して電気、熱の両方を供給
できる3,000kW程度のコジェネレーションシステ
ムを中心とした分散型電源へのニーズが高まっている。
て、わが国は2010年には1990年レベルと比較し
てCO2 換算で6%減を世界的に公約している。しか
しながら近年エネルギー使用量は、産業部門が1975
年以来ほぼ横ばいであるのに対して、民生部門、運輸部
門を中心として毎年数%程度の伸びで増大しており、省
エネが一向に進んではいない。資源の乏しい我が国は火
力だけにたよらず、水力、原子力とをいわゆるベストミ
ックスさせた電源構成になっているが、CO2を排出し
ない原子力は地域住民の反対から立地が思うように進ま
ず、火力はCO2 排出量を増大し、なおかつ今年3月
から始まった電気事業法の規制緩和による電力小売り事
業の部分開放のため、電力会社各社は新規大型発電立地
には極めて慎重になっている。一方このような集中型電
源に対して、大規模ビルに対して電気、熱の両方を供給
できる3,000kW程度のコジェネレーションシステ
ムを中心とした分散型電源へのニーズが高まっている。
【0005】このような状況で、太陽光発電、風力発電
などのいわゆる自然エネルギーを利用した分散型発電が
着目され始めている。太陽光発電は一般家庭に対しての
補助金などの施策、太陽電池メーカ各社の努力による価
格低減などにより、ある程度は普及してきている。一
方、風力発電は1998年度から既存の電力会社が大規
模風力発電を対象に、長期の優遇買取制度を導入したた
め一躍脚光を浴びるようになった。この結果国内の発電
能力は北海道、東北、沖縄など年間平均風速が比較的高
い地域を中心として、1998年度の3.8万kWか
ら、1999年度には8.3万kWに急増した。通産省
・資源エネルギー庁では2010年度の風力発電の目標
を30万kWとしているが、上積みする方向で目標の見
直しをはじめている。このような動きに呼応するよう
に、超党派の国会議員が電力会社に風力や太陽光などの
自然エネルギーによる発電の買取義務を課す一方で、費
用の一部を国が支援するという、自然エネルギー発電普
及を目指した「自然エネルギー発電促進法」の制定に取
り組んでいる。
などのいわゆる自然エネルギーを利用した分散型発電が
着目され始めている。太陽光発電は一般家庭に対しての
補助金などの施策、太陽電池メーカ各社の努力による価
格低減などにより、ある程度は普及してきている。一
方、風力発電は1998年度から既存の電力会社が大規
模風力発電を対象に、長期の優遇買取制度を導入したた
め一躍脚光を浴びるようになった。この結果国内の発電
能力は北海道、東北、沖縄など年間平均風速が比較的高
い地域を中心として、1998年度の3.8万kWか
ら、1999年度には8.3万kWに急増した。通産省
・資源エネルギー庁では2010年度の風力発電の目標
を30万kWとしているが、上積みする方向で目標の見
直しをはじめている。このような動きに呼応するよう
に、超党派の国会議員が電力会社に風力や太陽光などの
自然エネルギーによる発電の買取義務を課す一方で、費
用の一部を国が支援するという、自然エネルギー発電普
及を目指した「自然エネルギー発電促進法」の制定に取
り組んでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらグリーン
発電に関してはいまだ解決すべき問題点がある。例え
ば、太陽光発電に関しては、需要家の近くに設置できる
こと、稼働部分が無い、シンボル的で環境アピール度が
あるなどのメリットがあるものの、経済性の確保はシス
テムの導入、普及の上で最大の課題の一つである。通産
省では経済的問題を克服するために、NEF(新エネル
ギー財団)では1994年度から「家庭用太陽光発電シ
ステムモニター事業」を実施し、設置費用の一部補助を
行っている。この制度により94〜96年度に3,59
0件、約13,000kWの導入がなされ、システム価
格も、その量産効果の影響もあり、制度開始以前と比較
して約40%程度低減に成功しているが、まだ依然とし
て商用電力と比較してコストが非常に割高であることは
否めない。すなわち住宅に普及している3kW程度のシ
ステムは設置費込みで300万円強であり、NEFの補
助金を考慮しても各家庭での負担額は約200万円程度
となる。家庭の電気料金が年間12〜18万円程度を考
慮すると、この金額は家庭の電力を全て太陽光の発電量
で充当した場合で、利息を考慮しないでも投資回収に2
5年間程度要することになる。これは木造住宅の耐用年
数である22年ないしは24年(「減価償却資産の耐用
年数に関する省令」の「別表第一機械及び装置以外の有
形減価償却資産の耐用年数表」による;構造等により2
種類の耐用年数が定められている)と比較して大きいも
のであり、環境に優しいシステムといった利点を考慮し
ても、一般家庭での広範な受け入れは困難であると思わ
れる。また、家庭用インバーターは約30万円である
が、製品の完成度が低く、また効率が悪いため、前述の
25年間の耐用は困難である(メーカーヒアリングによ
れば5年程度で交換・補修が必要)といった課題も存在
する。またビルなどの既設建物に対して導入するには、
防水工事などの付帯工事費用がかなりかかるため、かな
りの費用が発生し導入には限界がある。また2002年
にはこの補助金制度を中止することがすでに決定されて
いる。
発電に関してはいまだ解決すべき問題点がある。例え
ば、太陽光発電に関しては、需要家の近くに設置できる
こと、稼働部分が無い、シンボル的で環境アピール度が
あるなどのメリットがあるものの、経済性の確保はシス
テムの導入、普及の上で最大の課題の一つである。通産
省では経済的問題を克服するために、NEF(新エネル
ギー財団)では1994年度から「家庭用太陽光発電シ
ステムモニター事業」を実施し、設置費用の一部補助を
行っている。この制度により94〜96年度に3,59
0件、約13,000kWの導入がなされ、システム価
格も、その量産効果の影響もあり、制度開始以前と比較
して約40%程度低減に成功しているが、まだ依然とし
て商用電力と比較してコストが非常に割高であることは
否めない。すなわち住宅に普及している3kW程度のシ
ステムは設置費込みで300万円強であり、NEFの補
助金を考慮しても各家庭での負担額は約200万円程度
となる。家庭の電気料金が年間12〜18万円程度を考
慮すると、この金額は家庭の電力を全て太陽光の発電量
で充当した場合で、利息を考慮しないでも投資回収に2
5年間程度要することになる。これは木造住宅の耐用年
数である22年ないしは24年(「減価償却資産の耐用
年数に関する省令」の「別表第一機械及び装置以外の有
形減価償却資産の耐用年数表」による;構造等により2
種類の耐用年数が定められている)と比較して大きいも
のであり、環境に優しいシステムといった利点を考慮し
ても、一般家庭での広範な受け入れは困難であると思わ
れる。また、家庭用インバーターは約30万円である
が、製品の完成度が低く、また効率が悪いため、前述の
25年間の耐用は困難である(メーカーヒアリングによ
れば5年程度で交換・補修が必要)といった課題も存在
する。またビルなどの既設建物に対して導入するには、
防水工事などの付帯工事費用がかなりかかるため、かな
りの費用が発生し導入には限界がある。また2002年
にはこの補助金制度を中止することがすでに決定されて
いる。
【0007】一方風力発電に関しては、300kW以上
の比較的大きなものは平均風速が6m以上のところでは
採算が合うと言われているが、一般に風力発電は電力需
要が多い場所と離れた場所になるのが通常であり、電力
会社へ直接売電するか、あるいは設置場所からの既設送
電線を用いた電力託送が必要となるため、いずれにして
も既存の電力会社との折衝が障壁となっていること、風
況の良いところの設置上、風力発電の騒音、景観上の問
題もあることなどから、やはり限界がある。
の比較的大きなものは平均風速が6m以上のところでは
採算が合うと言われているが、一般に風力発電は電力需
要が多い場所と離れた場所になるのが通常であり、電力
会社へ直接売電するか、あるいは設置場所からの既設送
電線を用いた電力託送が必要となるため、いずれにして
も既存の電力会社との折衝が障壁となっていること、風
況の良いところの設置上、風力発電の騒音、景観上の問
題もあることなどから、やはり限界がある。
【0008】さらにこのような自然エネルギーを利用し
た発電の最大の弱点は、天候などの自然状況に大きく左
右されるため、すなわちお日様、風任せになるため、系
統との連系なしには住宅、ビルなどの建物の電力を賄う
ことはできないことである。
た発電の最大の弱点は、天候などの自然状況に大きく左
右されるため、すなわちお日様、風任せになるため、系
統との連系なしには住宅、ビルなどの建物の電力を賄う
ことはできないことである。
【0009】一般需要家にとって自然エネルギーによる
発電に対して関心が高まってきて、「グリーンコンシュ
マー」のように多少コスト高になっても環境に貢献した
いという層も増加してきているが、上述したように太陽
光発電に関してはそれにしても価格が高すぎること、風
力発電に関しては一般需要家の場所から遠く離れて設置
しなければならないことが最大の問題点となっている。
発電に対して関心が高まってきて、「グリーンコンシュ
マー」のように多少コスト高になっても環境に貢献した
いという層も増加してきているが、上述したように太陽
光発電に関してはそれにしても価格が高すぎること、風
力発電に関しては一般需要家の場所から遠く離れて設置
しなければならないことが最大の問題点となっている。
【0010】また、グリーン発電設備自身はかなり高額
なものであり、ある程度の規模のものを個人でもあるい
は企業単体でも、将来性を考えても先行きが不透明なた
め、企業、個人など単独で保有するのは難しい状況であ
る。
なものであり、ある程度の規模のものを個人でもあるい
は企業単体でも、将来性を考えても先行きが不透明なた
め、企業、個人など単独で保有するのは難しい状況であ
る。
【0011】そこで本発明は、上記の従来の課題に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、グリ
ーン発電の導入促進を図った電力投資システムおよび電
力販売システムを提供することにある。
てなされたものであり、その目的とするところは、グリ
ーン発電の導入促進を図った電力投資システムおよび電
力販売システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明の請求項1に係る電力投資システム
は、グリーン発電設備の資産価値を証券化してなるグリ
ーン証券をインターネットを介して販売するとともにグ
リーン証券を購入した投資家の管理を行うことを特徴と
する。
るために、本発明の請求項1に係る電力投資システム
は、グリーン発電設備の資産価値を証券化してなるグリ
ーン証券をインターネットを介して販売するとともにグ
リーン証券を購入した投資家の管理を行うことを特徴と
する。
【0013】本発明によれば、投資家は自宅などに居な
がらにしてグリーン発電に投資でき、したがって、グリ
ーン発電の導入促進が可能となる。
がらにしてグリーン発電に投資でき、したがって、グリ
ーン発電の導入促進が可能となる。
【0014】本発明の請求項2に係る電力投資システム
は、請求項1記載の電力投資システムにおいて、前記グ
リーン証券の購入についての公募をインターネットを介
して行うので、投資家は、公募に対して応募するだけ
で、グリーン証券を購入することができ、したがって、
グリーン発電の導入を促進できるようになる。
は、請求項1記載の電力投資システムにおいて、前記グ
リーン証券の購入についての公募をインターネットを介
して行うので、投資家は、公募に対して応募するだけ
で、グリーン証券を購入することができ、したがって、
グリーン発電の導入を促進できるようになる。
【0015】本発明の請求項3に係る電力投資システム
は、請求項1記載の電力投資システムにおいて、前記グ
リーン証券の価値を前記投資家のコンピュータに通知す
ることを特徴とする。
は、請求項1記載の電力投資システムにおいて、前記グ
リーン証券の価値を前記投資家のコンピュータに通知す
ることを特徴とする。
【0016】本発明によれば、例えば、グリーン発電設
備で発電される発電量などの稼働状況を基に算出される
グリーン証券の価値を投資家のコンピュータに通知する
ようにしたので、投資家の投資意欲を高めることがで
き、かかる理由から、グリーン発電の導入を促進するこ
とができる。さらには、投資家が購入した証券の過去か
ら現在までの価値の推移などをグラフなどにしてビジュ
アルに表示すれば、投資家の投資意欲をさらに高めるこ
とができて好適である。
備で発電される発電量などの稼働状況を基に算出される
グリーン証券の価値を投資家のコンピュータに通知する
ようにしたので、投資家の投資意欲を高めることがで
き、かかる理由から、グリーン発電の導入を促進するこ
とができる。さらには、投資家が購入した証券の過去か
ら現在までの価値の推移などをグラフなどにしてビジュ
アルに表示すれば、投資家の投資意欲をさらに高めるこ
とができて好適である。
【0017】本発明の請求項4に係る電力販売システム
は、グリーン発電設備で発電されたグリーン電力とグリ
ーン発電設備以外の発電設備で発電された電力とを同一
の電力銘柄としてインターネットを介して販売するとと
もに当該両電力を購入した電力の需要家の管理を行うこ
とを特徴とする。
は、グリーン発電設備で発電されたグリーン電力とグリ
ーン発電設備以外の発電設備で発電された電力とを同一
の電力銘柄としてインターネットを介して販売するとと
もに当該両電力を購入した電力の需要家の管理を行うこ
とを特徴とする。
【0018】本発明によれば、需要家はグリーン電力と
通常の電力をインターネットを介して購入することがで
きるので、これら電力を別々に購入するといった手間に
煩わされることなく、グリーン電力の購買意欲を高める
ことができ、したがって、グリーン発電の導入促進が可
能となる。
通常の電力をインターネットを介して購入することがで
きるので、これら電力を別々に購入するといった手間に
煩わされることなく、グリーン電力の購買意欲を高める
ことができ、したがって、グリーン発電の導入促進が可
能となる。
【0019】本発明の請求項5に係る電力販売システム
は、請求項4記載の電力販売システムにおいて、インタ
ーネットを介して接続された前記需要家のコンピュータ
に対し電力の料金を表示させることを特徴とする。
は、請求項4記載の電力販売システムにおいて、インタ
ーネットを介して接続された前記需要家のコンピュータ
に対し電力の料金を表示させることを特徴とする。
【0020】本発明にあって、料金は、例えば、月毎に
発行される請求書の形態で表示させても良いし、また、
計算期間途中までの累積料金の通知として表示させても
良い。さらに、これら料金をグラフなどにしてビジュア
ルに表示すれば需要家の利便性が高まり、他の需要家へ
の紹介が期待できるようになり、その結果、グリーン発
電の導入を促進できるようになる。
発行される請求書の形態で表示させても良いし、また、
計算期間途中までの累積料金の通知として表示させても
良い。さらに、これら料金をグラフなどにしてビジュア
ルに表示すれば需要家の利便性が高まり、他の需要家へ
の紹介が期待できるようになり、その結果、グリーン発
電の導入を促進できるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0022】[第1実施形態]第1実施形態に係る電力投
資システムは、太陽光発電、風力発電、地熱発電、水力
発電などに代表される化石燃料を使用しない、もしくは
燃料電池、コージェネレーションなどといった、従来の
発電システムよりも極めて少ない環境負荷である電力
(グリーン電力という)を発電するグリーン発電設備の
価値を証券化してなる「グリーン証券」の購入を、イン
ターネットのWWW(World Wide Web)を介して公募す
る。一般投資家などが「グリーン証券」をインターネッ
トを介して購入する。そして、セキュリテイを考慮した
投資家認証をしたうえで代金の決済などを行う。
資システムは、太陽光発電、風力発電、地熱発電、水力
発電などに代表される化石燃料を使用しない、もしくは
燃料電池、コージェネレーションなどといった、従来の
発電システムよりも極めて少ない環境負荷である電力
(グリーン電力という)を発電するグリーン発電設備の
価値を証券化してなる「グリーン証券」の購入を、イン
ターネットのWWW(World Wide Web)を介して公募す
る。一般投資家などが「グリーン証券」をインターネッ
トを介して購入する。そして、セキュリテイを考慮した
投資家認証をしたうえで代金の決済などを行う。
【0023】図1は、本発明の第1実施形態に係る電力
投資システムの構成と利用形態を示す図である。
投資システムの構成と利用形態を示す図である。
【0024】図1のグリーン電力投資会社1には、情報
を公開するためのWWWサーバ11と、顧客情報を管理
するための顧客情報管理DBサーバ12と、燃料発電、
太陽光発電、風力発電などを行うグリーン発電設備2で
発電される発電量などの発電情報を管理するための発電
情報管理DBサーバ13と、投資家の名前や投資金額な
どの投資情報を管理するための投資情報管理DBサーバ
14とが相互に接続されて設けられている。これらサー
バが電力投資システムを構成する。グリーン発電設備2
にはコンピュータなどの端末が含まれる。本明細書で
は、特にこの端末に言及しないが、グリーン発電設備2
との情報の受け渡しはこの端末が行うこととする。
を公開するためのWWWサーバ11と、顧客情報を管理
するための顧客情報管理DBサーバ12と、燃料発電、
太陽光発電、風力発電などを行うグリーン発電設備2で
発電される発電量などの発電情報を管理するための発電
情報管理DBサーバ13と、投資家の名前や投資金額な
どの投資情報を管理するための投資情報管理DBサーバ
14とが相互に接続されて設けられている。これらサー
バが電力投資システムを構成する。グリーン発電設備2
にはコンピュータなどの端末が含まれる。本明細書で
は、特にこの端末に言及しないが、グリーン発電設備2
との情報の受け渡しはこの端末が行うこととする。
【0025】上記各サーバは、インターネットを介して
一般投資家のコンピュータ3に接続される。本図では、
多数ある投資家のコンピュータを代表して1台を示す。
コンピュータ3は、CRTディスプレイ装置や液晶ディ
スプレイ装置などの表示部と、マウスなどのポインティ
ングデバイスとキーボードとを備える。また、コンピュ
ータ3にはウェブブラウザが搭載される。このため、W
WWサーバ11で公開される情報を表示部に表示し、表
示された画面上でのポインティングデバイスによる操作
により、WWWサーバ11に対して各種要求や情報の登
録などを行えるようになっている。
一般投資家のコンピュータ3に接続される。本図では、
多数ある投資家のコンピュータを代表して1台を示す。
コンピュータ3は、CRTディスプレイ装置や液晶ディ
スプレイ装置などの表示部と、マウスなどのポインティ
ングデバイスとキーボードとを備える。また、コンピュ
ータ3にはウェブブラウザが搭載される。このため、W
WWサーバ11で公開される情報を表示部に表示し、表
示された画面上でのポインティングデバイスによる操作
により、WWWサーバ11に対して各種要求や情報の登
録などを行えるようになっている。
【0026】また、図1に示す認証機関4は、インター
ネットに接続され、投資家の認証の際に電子証明書を発
行するようになっている。
ネットに接続され、投資家の認証の際に電子証明書を発
行するようになっている。
【0027】次に、第1実施形態の作用を説明する。
【0028】グリーン電力投資会社1では、先ず、WW
Wサーバ11上において、グリーン発電設備2を証券化
してなる証券(グリーン証券という)の購入についての
公募をインターネットを介して一般投資家に対して公募
する。かかる公募を電子メールで案内してもよい。ま
た、グリーン発電設備2の建設前に建設資金を証券化し
て購入を公募してもよい。
Wサーバ11上において、グリーン発電設備2を証券化
してなる証券(グリーン証券という)の購入についての
公募をインターネットを介して一般投資家に対して公募
する。かかる公募を電子メールで案内してもよい。ま
た、グリーン発電設備2の建設前に建設資金を証券化し
て購入を公募してもよい。
【0029】グリーン証券の公募を知った投資家は、コ
ンピュータ3からWWWサーバ11にアクセスする。ア
クセスがあると、顧客情報管理DBサーバ12は、自身
に記憶された顧客情報により、予め登録された顧客(投
資家)であるかの認証を行って不正利用を防止する。こ
のとき、認証機関4が発行した電子証明書により認証さ
れた顧客に限って証券購入を受付るようにするのが好適
である。さらに、この認証機関は、中立性を確保するた
めに、財団法人あるいはNGO(Non Govermental Organ
ization:非政府組織)などが運営するとよい。
ンピュータ3からWWWサーバ11にアクセスする。ア
クセスがあると、顧客情報管理DBサーバ12は、自身
に記憶された顧客情報により、予め登録された顧客(投
資家)であるかの認証を行って不正利用を防止する。こ
のとき、認証機関4が発行した電子証明書により認証さ
れた顧客に限って証券購入を受付るようにするのが好適
である。さらに、この認証機関は、中立性を確保するた
めに、財団法人あるいはNGO(Non Govermental Organ
ization:非政府組織)などが運営するとよい。
【0030】WWWサーバ11は、認証された投資家の
コンピュータ3に証券購入申込みのための画面を表示さ
せる。そして、この画面に入力された情報により証券購
入を受け付け、受け付けた情報を投資情報管理DBサー
バ14に送信し登録管理させる。なお、証券購入の決済
は、投資家と決済金融機関との間での口座振替もしくは
電子取引により行う。また、グリーン電力投資会社1
は、投資家のために用意されたポイントカードを発行し
て、その投資家宅に送付する。
コンピュータ3に証券購入申込みのための画面を表示さ
せる。そして、この画面に入力された情報により証券購
入を受け付け、受け付けた情報を投資情報管理DBサー
バ14に送信し登録管理させる。なお、証券購入の決済
は、投資家と決済金融機関との間での口座振替もしくは
電子取引により行う。また、グリーン電力投資会社1
は、投資家のために用意されたポイントカードを発行し
て、その投資家宅に送付する。
【0031】一方で、発電情報管理DBサーバ13は、
グリーン発電設備2から、発電された発電量などの発電
情報を受信して管理する。そして、発電情報をWWWサ
ーバ11に適宜(例えば定期的に)送信する。WWWサ
ーバ11は、この発電情報を公開する。したがって、証
券を購入した投資家はコンピュータ3を利用していつで
も発電情報を見ることができる。
グリーン発電設備2から、発電された発電量などの発電
情報を受信して管理する。そして、発電情報をWWWサ
ーバ11に適宜(例えば定期的に)送信する。WWWサ
ーバ11は、この発電情報を公開する。したがって、証
券を購入した投資家はコンピュータ3を利用していつで
も発電情報を見ることができる。
【0032】また、グリーン電力投資会社1では、発電
情報管理DBサーバ13で管理される発電情報を投資情
報管理DBサーバ14が取得し、投資家が購入した証券
の過去から現在までの価値の推移などを、投資家のコン
ピュータ3のブラウザに表示させる。証券の価値は発電
量などにより算出される。また、投資情報管理DBサー
バ14は、発電量や証券価値に応じた点数であるポイン
ト情報を投資家のコンピュータ3に電子メールなどで送
付する。投資家はこのポイント情報を蓄積することで様
々な特典を得ることができる。
情報管理DBサーバ13で管理される発電情報を投資情
報管理DBサーバ14が取得し、投資家が購入した証券
の過去から現在までの価値の推移などを、投資家のコン
ピュータ3のブラウザに表示させる。証券の価値は発電
量などにより算出される。また、投資情報管理DBサー
バ14は、発電量や証券価値に応じた点数であるポイン
ト情報を投資家のコンピュータ3に電子メールなどで送
付する。投資家はこのポイント情報を蓄積することで様
々な特典を得ることができる。
【0033】以上説明したように、本発明の第1実施形
態に係る電力投資システムよれば、環境に投資したいと
いう投資家に対して、一般の株式や債権への投資に対し
ての差別化を図った、最適な投資機会を与えることがで
き、したがって、グリーン発電設備の導入を促進でき
る。
態に係る電力投資システムよれば、環境に投資したいと
いう投資家に対して、一般の株式や債権への投資に対し
ての差別化を図った、最適な投資機会を与えることがで
き、したがって、グリーン発電設備の導入を促進でき
る。
【0034】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施形
態に係る電力販売システムを説明する。電力販売システ
ムは、電力需要家に対し、インターネットを介して、太
陽光発電、風力発電などのグリーン発電施設からの電力
と旧来の電力とを同一の電力銘柄として販売することで
グリーン発電設備の導入を促進しようとするものであ
る。
態に係る電力販売システムを説明する。電力販売システ
ムは、電力需要家に対し、インターネットを介して、太
陽光発電、風力発電などのグリーン発電施設からの電力
と旧来の電力とを同一の電力銘柄として販売することで
グリーン発電設備の導入を促進しようとするものであ
る。
【0035】図2は、本発明の第2実施形態に係る電力
販売システムの構成と利用形態を示す図である。
販売システムの構成と利用形態を示す図である。
【0036】図2の新規参入電力会社100において、
WWWサーバ101と、顧客情報管理DBサーバ102
と、発電情報管理DBサーバ103と、電力の購入申込
みの受付や料金請求などを行う売買情報管理DBサーバ
104とが相互に接続される。上記各サーバは電力販売
システムを構成するものであり、インターネットを介し
て、大口の電力需要家や小口の電力需要家が利用するコ
ンピュータ5や、燃料発電、太陽光発電、風力発電など
を行うグリーン発電設備2に接続される。需要家のコン
ピュータ5は、表示部とポインティングデバイスとキー
ボードとを備え、ウェブブラウザが搭載されるので、W
WWサーバ101で公開される情報を表示し、WWWサ
ーバ101に対して各種要求や情報の登録などを行える
ようになっている。また、インターネットに接続された
認証機関4は電子証明書を発行する機能を有している。
WWWサーバ101と、顧客情報管理DBサーバ102
と、発電情報管理DBサーバ103と、電力の購入申込
みの受付や料金請求などを行う売買情報管理DBサーバ
104とが相互に接続される。上記各サーバは電力販売
システムを構成するものであり、インターネットを介し
て、大口の電力需要家や小口の電力需要家が利用するコ
ンピュータ5や、燃料発電、太陽光発電、風力発電など
を行うグリーン発電設備2に接続される。需要家のコン
ピュータ5は、表示部とポインティングデバイスとキー
ボードとを備え、ウェブブラウザが搭載されるので、W
WWサーバ101で公開される情報を表示し、WWWサ
ーバ101に対して各種要求や情報の登録などを行える
ようになっている。また、インターネットに接続された
認証機関4は電子証明書を発行する機能を有している。
【0037】次に、第2実施形態の作用を説明する。
【0038】新規参入電力会社100では、先ず、WW
Wサーバ101上において、グリーン発電設備2で発電
されるグリーン電力の購入者を公募する。
Wサーバ101上において、グリーン発電設備2で発電
されるグリーン電力の購入者を公募する。
【0039】公募を知った需要家が、コンピュータ5か
らWWWサーバ101にアクセスする。アクセスがある
と、顧客情報管理DBサーバ102は、自身に記憶され
た顧客情報により、予め登録された顧客(需要家)であ
るかの認証を行って不正利用を防止する。このとき、第
1実施形態と同様に、財団法人あるいはNGOなどが運
営する認証機関により認証された顧客に限って電力購入
を受付るようにするのが好適である。
らWWWサーバ101にアクセスする。アクセスがある
と、顧客情報管理DBサーバ102は、自身に記憶され
た顧客情報により、予め登録された顧客(需要家)であ
るかの認証を行って不正利用を防止する。このとき、第
1実施形態と同様に、財団法人あるいはNGOなどが運
営する認証機関により認証された顧客に限って電力購入
を受付るようにするのが好適である。
【0040】WWWサーバ101は、認証された需要家
のコンピュータ5に購入申込みのための画面を表示させ
る。そして、購入の際の必須の入力事項である購入予定
電力量などがコンピュータ5から入力され、売買情報管
理DBサーバ104がこのような情報を受け付けたとき
に売買契約が成立する。
のコンピュータ5に購入申込みのための画面を表示させ
る。そして、購入の際の必須の入力事項である購入予定
電力量などがコンピュータ5から入力され、売買情報管
理DBサーバ104がこのような情報を受け付けたとき
に売買契約が成立する。
【0041】売買情報管理DBサーバ104は、グリー
ン発電設備2から需要家へ供給された発電量を適宜(例
えば、定期的に)発電情報管理DBサーバ103から受
け取る。そして、需要家の購入予定電力量とを一致させ
るように計画を作成し、その計画をグリーン発電設備2
へ提供する。不足になった場合は、一般商用電力から補
填するようにするように計画する。したがって、電力供
給側において、100%グリーン電力で発電計画を行う
といった煩わしさが防止できる。そして、これによっ
て、例えば、グリーン電力が何%含有した電力という新
たな電力銘柄としての販売が可能となる。
ン発電設備2から需要家へ供給された発電量を適宜(例
えば、定期的に)発電情報管理DBサーバ103から受
け取る。そして、需要家の購入予定電力量とを一致させ
るように計画を作成し、その計画をグリーン発電設備2
へ提供する。不足になった場合は、一般商用電力から補
填するようにするように計画する。したがって、電力供
給側において、100%グリーン電力で発電計画を行う
といった煩わしさが防止できる。そして、これによっ
て、例えば、グリーン電力が何%含有した電力という新
たな電力銘柄としての販売が可能となる。
【0042】一方、発電情報管理DBサーバ103は、
グリーン発電設備2から発電情報を受信して管理しWW
Wサーバ101を介して発電情報を公開する。したがっ
て、電力を購入した需要家はコンピュータ5を利用して
いつでも発電情報を見ることができる。
グリーン発電設備2から発電情報を受信して管理しWW
Wサーバ101を介して発電情報を公開する。したがっ
て、電力を購入した需要家はコンピュータ5を利用して
いつでも発電情報を見ることができる。
【0043】また、売買情報管理DBサーバ104は、
発電情報管理DBサーバ103から受け取った、グリー
ン発電設備2から需要家への供給電力量に応じて、料金
請求書に相当する電子データ(料金請求書という)を作
成し、この料金請求書を電子メールで需要家のコンピュ
ータ5へ送付する。なお、WWWサーバ101にアクセ
スした需要家が、登録済み需要家であると認証された場
合に、WWWサーバ101が料金請求書を売買情報管理
DBサーバ104から読み出して需要家のコンピュータ
5に表示するようにしてもよい。したがって、請求書を
プリントアウトして郵送するといった煩わしい作業が不
要となる。なお、計算期間途中までの累積料金の通知と
して表示させても良い。
発電情報管理DBサーバ103から受け取った、グリー
ン発電設備2から需要家への供給電力量に応じて、料金
請求書に相当する電子データ(料金請求書という)を作
成し、この料金請求書を電子メールで需要家のコンピュ
ータ5へ送付する。なお、WWWサーバ101にアクセ
スした需要家が、登録済み需要家であると認証された場
合に、WWWサーバ101が料金請求書を売買情報管理
DBサーバ104から読み出して需要家のコンピュータ
5に表示するようにしてもよい。したがって、請求書を
プリントアウトして郵送するといった煩わしい作業が不
要となる。なお、計算期間途中までの累積料金の通知と
して表示させても良い。
【0044】以上説明したように、本発明の第2実施形
態に係る電力販売システムよれば、グリーン発電設備で
発電されたグリーン電力とグリーン発電設備以外の発電
設備で発電された電力とを同一の電力銘柄としてインタ
ーネットを介して販売するとともに当該両電力を購入し
た電力の需要家の管理を行うことができるので、グリー
ン発電の導入促進が可能となる。
態に係る電力販売システムよれば、グリーン発電設備で
発電されたグリーン電力とグリーン発電設備以外の発電
設備で発電された電力とを同一の電力銘柄としてインタ
ーネットを介して販売するとともに当該両電力を購入し
た電力の需要家の管理を行うことができるので、グリー
ン発電の導入促進が可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インターネットを介してグリーン証券の販売、あるいは
グリーン電力とこれ以外の電力の販売を行うようにした
ので、グリーン発電の導入を促進することができる。
インターネットを介してグリーン証券の販売、あるいは
グリーン電力とこれ以外の電力の販売を行うようにした
ので、グリーン発電の導入を促進することができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る電力投資システム
の構成と利用形態を示す図である。
の構成と利用形態を示す図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る電力販売システム
の構成と利用形態を示す図である。
の構成と利用形態を示す図である。
1 グリーン電力投資会社 2 グリーン発電設備 3 投資家のコンピュータ 4 認証機関 5 需要家のコンピュータ 11 グリーン電力投資会社のWWWサーバ 12 グリーン電力投資会社の顧客情報管理DBサーバ 13 グリーン電力投資会社の発電情報管理DBサーバ 14 グリーン電力投資会社の投資情報管理DBサーバ 100 新規参入電力会社 101 新規参入電力会社のWWWサーバ 102 新規参入電力会社の顧客情報管理DBサーバ 103 新規参入電力会社の発電情報管理DBサーバ 104 新規参入電力会社の売買情報管理DBサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 318 G06F 17/60 318G 330 330 332 332 H01L 31/04 H02J 3/00 J H02J 3/00 F03D 9/00 B // F03D 9/00 H01L 31/04 K (72)発明者 松本 利幸 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 林 洋英 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 武田 勉 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エネット内 Fターム(参考) 3H078 AA02 AA26 BB00 5F051 JA20 5G066 AA05 AA20 AE03 AE07 AE09
Claims (5)
- 【請求項1】 グリーン発電設備の資産価値を証券化し
てなるグリーン証券をインターネットを介して販売する
とともにグリーン証券を購入した投資家の管理を行うこ
とを特徴とする電力投資システム。 - 【請求項2】 前記グリーン証券の購入についての公募
をインターネットを介して行うことを特徴とする請求項
1記載の電力投資システム。 - 【請求項3】 前記グリーン証券の価値を前記投資家の
コンピュータに通知することを特徴とする請求項1記載
の電力投資システム。 - 【請求項4】 グリーン発電設備で発電されたグリーン
電力とグリーン発電設備以外の発電設備で発電された電
力とを同一の電力銘柄としてインターネットを介して販
売するとともに当該両電力を購入した電力の需要家の電
力管理を行うことを特徴とする電力販売システム。 - 【請求項5】 ネットワークを介して接続された前記需
要家のコンピュータに対し電力の料金を表示させること
を特徴とする請求項4記載の電力販売システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000373274A JP2002175351A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 電力投資システムおよび電力販売システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000373274A JP2002175351A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 電力投資システムおよび電力販売システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002175351A true JP2002175351A (ja) | 2002-06-21 |
Family
ID=18842688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000373274A Pending JP2002175351A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 電力投資システムおよび電力販売システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002175351A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006234643A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Toshiba Corp | 電力量計 |
JP2008097153A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Furukawa Co Ltd | 水力発電を利用した電力取引システム、水力発電装置 |
JP2008204089A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Ntt Facilities Inc | 新エネルギー導入促進システム及び新エネルギー導入促進方法 |
JP2016031630A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | ケイ・アンド・アイ有限会社 | 価値情報システム |
JP5895178B2 (ja) * | 2010-09-08 | 2016-03-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電力視覚化方法及び電力視覚化装置 |
JP2018081371A (ja) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | ケイ・アンド・アイ有限会社 | 価値情報システム |
JP2022040107A (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-10 | 株式会社ゼロボード | 情報処理装置 |
WO2024034069A1 (ja) * | 2022-08-10 | 2024-02-15 | 本田技研工業株式会社 | サービスシステム |
-
2000
- 2000-12-07 JP JP2000373274A patent/JP2002175351A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006234643A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Toshiba Corp | 電力量計 |
JP2008097153A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Furukawa Co Ltd | 水力発電を利用した電力取引システム、水力発電装置 |
JP2008204089A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Ntt Facilities Inc | 新エネルギー導入促進システム及び新エネルギー導入促進方法 |
JP5895178B2 (ja) * | 2010-09-08 | 2016-03-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電力視覚化方法及び電力視覚化装置 |
JP2016031630A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | ケイ・アンド・アイ有限会社 | 価値情報システム |
JP2018081371A (ja) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | ケイ・アンド・アイ有限会社 | 価値情報システム |
JP2022040107A (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-10 | 株式会社ゼロボード | 情報処理装置 |
JP2022040108A (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-10 | 株式会社ゼロボード | 情報処理装置 |
WO2024034069A1 (ja) * | 2022-08-10 | 2024-02-15 | 本田技研工業株式会社 | サービスシステム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5379948B2 (ja) | 分散型発電管理システム用のサーバーおよびそれを用いた発電管理システム | |
Niesten et al. | How is value created and captured in smart grids? A review of the literature and an analysis of pilot projects | |
US7925552B2 (en) | Renewable energy system monitor | |
US8175964B2 (en) | Systems and methods for financing renewable energy systems | |
US20100057582A1 (en) | Renewable energy certificate accumulating, distributing, and market making | |
US7783389B2 (en) | Power storage equipment management system | |
JP4584920B2 (ja) | 発電設備管理システム | |
US20100057480A1 (en) | Energy Services | |
US20100010939A1 (en) | Renewable energy system business tuning | |
US20120323635A1 (en) | Methods of Processing Information in Solar Energy System | |
US20100057544A1 (en) | Renewable energy employee and employer group discounting | |
Bertoldi et al. | Where to place the saving obligation: Energy end-users or suppliers? | |
US20090234685A1 (en) | Renewable energy system maintenance business model | |
Warwick | A primer on electric utilities, deregulation, and restructuring of US electricity markets | |
Australian Energy Market Commission | 2017 Residential electricity price trends | |
JP2002175351A (ja) | 電力投資システムおよび電力販売システム | |
Sawhney | Renewable energy certificates trading in India: a decade in review | |
Byrne et al. | Cross about subsidies: The equity implications of rooftop solar in Australia | |
Bird et al. | Policies for enabling corporate sourcing of renewable energy internationally: A 21st century power partnership report | |
Heeter et al. | Wheeling and Banking Strategies for Optimal Renewable Energy Deployment. International Experiences | |
JP2023004490A (ja) | 電力取引システム | |
Boait | Energy Services and ESCos–their benefits and implications for regulation and the consumer | |
Takase et al. | Renewable energy market briefing Japan | |
Barrett | Ownership structures and the implications for developing airport solar projects in the USA | |
O'Connor et al. | Corporate Renewable Energy Goals: What Does 100% Renewable Really Mean |