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JP2002174928A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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Publication number
JP2002174928A
JP2002174928A JP2001270235A JP2001270235A JP2002174928A JP 2002174928 A JP2002174928 A JP 2002174928A JP 2001270235 A JP2001270235 A JP 2001270235A JP 2001270235 A JP2001270235 A JP 2001270235A JP 2002174928 A JP2002174928 A JP 2002174928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
fixing
recording medium
forming apparatus
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001270235A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasukuni Komata
安国 小俣
Hideaki Mochimaru
英明 持丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001270235A priority Critical patent/JP2002174928A/ja
Priority to CNB011406135A priority patent/CN1327303C/zh
Priority to EP01122543A priority patent/EP1191406B1/en
Priority to DE60131940T priority patent/DE60131940T2/de
Priority to US09/962,681 priority patent/US6741825B2/en
Publication of JP2002174928A publication Critical patent/JP2002174928A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/23Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 specially adapted for copying both sides of an original or for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • G03G15/231Arrangements for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • G03G15/232Arrangements for copying on both sides of a recording or image-receiving material using a single reusable electrographic recording member
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/207Type of toner image to be fixed 
    • G03G2215/2083Type of toner image to be fixed  duplex

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙両面に転写した未定着トナー像を一度に
定着させる従来の画像形成装置において、用紙の表裏で
定着後の画像品質を同一にする。 【解決手段】 感光体ドラム1上のトナー像と中間転写
ベルト10上のトナー像とを記録用紙の両面に転写し、
ベルト定着装置50及び定着ローラ18により定着す
る。定着時に記録用紙の各面に接する定着ベルトと中間
転写ベルト10の表面特性を同じにすることで、用紙両
面での定着後の画像品質を同等にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体の両面に
画像を形成する装置及び画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置において、記録媒体(以下、用紙という)の
両面に画像を形成できるように構成されたものがある。
従来の両面記録可能な画像形成装置では、像担持体上に
形成した一方の面の画像(顕画像)を用紙に転写して定
着し、その用紙を反転路等により反転させ、再度給送し
て用紙の裏面にもう一方の面の画像(顕画像)を転写し
て定着させる方式が一般に使用されている。
【0003】この方式による両面記録の場合、用紙の搬
送方向切り換えや、片面画像の定着による用紙カールな
どにより、用紙搬送の信頼性確保に多くの課題を有して
いる。これに対し、特開平1−209470号公報、特
開平11−327335号公報には、第1の像担持体と
第2の像担持体とを用いて用紙の両面にトナー像を転写
した後、1回で定着を行う方式のものが開示されてい
る。
【0004】特開平1−209470号公報に記載のも
のは、感光体上に形成した第1画像を第1の転写手段で
転写ベルトに転写し、次に感光体上に形成した第2画像
を第1の転写手段で用紙の一面に転写する。その後、転
写ベルト上の第1画像を第2の転写手段で用紙の他面に
転写することで、用紙の両面に画像を転写し、その用紙
を定着装置に搬送して定着するものである。
【0005】また、特開平11−327335号公報に
記載のものは、転写手段は2つ備えるタイプのもので、
カラー画像を用紙の両面に転写して定着装置に搬送し、
一度に定着するものである。この装置では、両面に未定
着トナー像を保持した用紙の搬送をガイドする部材とし
て、周面に複数の突起を有する拍車を設けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用紙両
面に転写した未定着トナー像を一度に定着させる従来の
画像形成装置においては、用紙の表裏で定着後の画像品
質が異なる場合があるという問題があった。
【0007】本発明は、従来の画像形成装置及び方法に
おける上述の問題を解決し、用紙両面の画像品質を同一
にすることのできる画像形成装置及び方法を提供するこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、第1の像担持体と第2の像担持体を有し、前記第
1の像担持体から第2の像担持体へ一旦転写した顕像を
第2の像担持体から記録媒体の一方の面に転写するとと
もに、前記第1の像担持体から顕像を記録媒体の他方の
面に転写することにより記録媒体の両面に顕像を転写可
能な画像形成装置において、前記記録媒体に転写した顕
像の定着を行う定着装置は、記録媒体の各面に接する定
着部材の表面特性が同等であることにより解決される。
【0009】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記記録媒体の各面に接する定着部材が同材質であ
ることを提案する。また、前記の課題を解決するため、
本発明は、前記記録媒体の各面に接する定着部材が同材
料により形成されることを提案する。
【0010】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記記録媒体の各面に接する定着部材の表面にコー
ト層を設けて表面特性を同等にすることを提案する。ま
た、前記の課題を解決するため、本発明は、前記定着装
置がベルト定着装置であり、前記記録媒体の各面に接す
る定着部材が前記定着装置の定着ベルト及び前記第2の
像担持体であることを提案する。
【0011】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記定着ベルトの厚さが200μm以下であること
を提案する。また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記定着ベルトが耐熱樹脂フィルムであることを提
案する。
【0012】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記定着装置がヒートローラ方式の定着装置であ
り、前記記録媒体の各面に接する定着部材が前記定着装
置の定着ローラ及び前記第2の像担持体であることを提
案する。
【0013】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記定着ローラが弾性層を有することを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記第2
の像担持体が無端ベルト状に構成され、前記定着装置の
2つの定着ローラが該無端ベルトを挟んでベルト回動方
向に互いにズレ且つベルト回動方向と直交する方向に重
なる部分を持って配設されることを提案する。
【0014】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記表面特性が表面粗さであることを提案する。ま
た、前記の課題を解決するため、本発明は、前記表面粗
さが100μm以下であることを提案する。
【0015】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記表面特性が硬度であることを提案する。また、
前記の課題を解決するため、本発明は、前記硬度がJI
SAで25〜50Hsであることを提案する。
【0016】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、記録媒体の片面のみに画像を得る場合と記録媒体の
両面に画像を得る場合とで、前記定着装置の温度を変更
することを提案する。
【0017】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記第2の像担持体が無端ベルト状に構成され、前
記定着装置は無端ベルトのループ内とループ外に配置さ
れる発熱体を有し、該ベルトのループ内に配置した発熱
体とループ外に配置した発熱体を個別に温度制御可能な
ことを提案する。
【0018】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記第2の像担持体と前記定着装置とを別のモータ
により駆動し、前記第2の像担持体と前記定着装置の線
速が同じになるように各駆動モータを制御することを提
案する。
【0019】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記第2の像担持体と前記定着装置の線速を検知す
る検知手段を設け、該検知手段の検知出力に基づいて前
記各駆動モータを制御することを提案する。また、前記
の課題を解決するため、本発明は、前記定着装置が、前
記第2の像担持体と記録媒体を重ねた状態で定着を行う
ことを提案する。
【0020】また、前記の課題は、第1の像担持体から
第2の像担持体へ一旦転写した顕像を第2の像担持体か
ら記録媒体の一方の面に転写するとともに、第1の像担
持体から顕像を記録媒体の他方の面に転写することによ
り記録媒体の両面に顕像を転写可能であり、第2の像担
持体と記録媒体を重ねた状態で、表面特性が同等な部材
により記録媒体両面に転写された顕像の定着を行う画像
形成方法により解決される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明が適用される画像
形成装置の一例であるプリンタの概略を示す断面構成図
である。
【0022】この図に示すプリンタ100は、装置内の
ほぼ中央に第1像担持体である感光体ドラム1を配置し
ている。感光体ドラム1の周囲には、クリーニング装置
2,除電装置3,帯電装置4,現像装置5等が配設され
ている。そして、感光体ドラム1の上方には露光装置7
が設けられ、露光装置7より発せられるレーザ光Lが、
帯電装置4と現像装置5の間の書き込み位置にて感光体
1に照射される。
【0023】本実施形態では、感光体ドラム1,クリー
ニング装置2,除電装置3,帯電装置4,現像装置5な
どを一体に組み込んでユニット化し、プロセスカートリ
ッジとして寿命到来時に交換できるように構成されてい
る。
【0024】感光体ドラム1の下方にはベルトユニット
20が配置されている。ベルトユニット20は第2像担
持体としての中間転写ベルト10を中心とするもので、
感光体1はその一部が中間転写ベルト10に接するよう
に設けられている。中間転写ベルト10は駆動ローラ1
1,従動ローラ12及び13に張架され、駆動ローラ1
1をモータ80で回転駆動させることにより、図中反時
計回りに走行可能に支持されている。この中間転写ベル
ト10は耐熱性を有しており、かつトナーを転写可能と
する抵抗値を備えるものである。
【0025】中間転写ベルト10のループの内側には、
裏当てローラ14,15、冷却手段16,16、定着ロ
ーラ18、第1転写手段21等が配備されている。定着
ローラ18はヒータ等の熱源を内蔵している。第1転写
手段21は、ベルト10を挟んで感光体1と対向する位
置に設けられ、感光体1上に形成したトナー像を中間転
写ベルト10又は用紙(感光体ドラム1に対向する面)
上に転写させるものである。
【0026】中間転写ベルト10の外周部には、第2転
写手段22、定着装置50、ベルト用クリーニング装置
25が配備されている。定着装置50の構成については
後に詳述するが、エンドレスベルト状耐熱フィルムであ
る定着ベルトを駆動ローラ、従動ローラ及び加熱体に懸
回張設している。この定着装置50は、図示しない機構
により図示矢印Sの如く昇降され、中間転写ベルト10
(及び用紙)を挟んで定着ローラ18に圧接及び離間で
きるように構成されている。定着装置50の左上方には
機内空気を排出して機内温度の過昇を防止するためのフ
ァンF1が設けられている。なお、符号90は、定着装
置50の駆動モータである。
【0027】中間転写ベルト10用のクリーニング装置
25は、内部にクリーニングローラ25a,ブレード2
5b,トナー搬送手段25c等を備え、中間転写ベルト
10の表面に残留する不要トナーを拭い去る機能を有し
ている。クリーニング装置25内に溜まったトナーは、
トナー搬送手段25cにより図示しない回収容器に搬送
される。このクリーニング装置25は、回動支点25d
を中心として矢印Hの如く回動可能に構成されている。
図示しない機構によりクリーニング装置25全体を回動
させることで、クリーニングローラ25aは中間転写ベ
ルト10に対し接離することができる。
【0028】装置本体の下部には給紙カセット26が設
けられている。この給紙カセット26は図中右方向に引
き出し可能に構成されている。カセット26内には記録
材としての転写紙Pが収納される。カセット26の給紙
方向先端側(図の右側)の上部位置に給紙ローラ27が
設けられている。また、感光体ドラム1の右側方にレジ
ストローラ対28が設けられており、さらにその右側方
には用紙を案内するガイド部材29が設けられている。
カセット26の上方には、電装部E1及び制御装置E2
が配置されている。また、装置右側面には手差しトレイ
35が設けられ、用紙セット台37上にセットした用紙
Pを送出するための給紙ローラ36が設けられている。
手差しトレイ35から給送される用紙は、ガイド部材2
9にガイドされてレジストローラ28へと送られる。
【0029】定着装置50の左側位置に切換爪42が設
けられている。この切換爪42は支点43を中心に揺動
可能に構成され、ベルトユニット20から送り出された
用紙の搬送方向を、装置本体の上面に設けられた排紙ス
タック部40または装置側面の排紙トレイ44に切り換
える。切換爪42は、図示しないアクチュエータ(例え
ばソレノイド等)により作動される。切換爪42が図の
位置にあるとき、用紙は排紙スタック部40に送られ、
切換爪42を矢印Jの方向に切り替えると、用紙は排紙
トレイ44に送られる。
【0030】切換爪42の上方に、用紙を搬送するため
の搬送ローラ対33が配設されている。また、さらに上
方には用紙を排紙スタック部40に排出するための排紙
ローラ対34が配設されている。搬送ローラ対33と排
紙ローラ対34間はガイド部材31a,bによってガイ
ドされる。一方、切換爪42の左方には、用紙を排紙ト
レイ44に排出するための排紙ローラ対32が配設され
ている。
【0031】図2は、定着装置50の構成を示す詳細図
である。この図に示すように、定着装置50は、定着ベ
ルト51を駆動ローラ52、従動ローラ53及び加熱体
54に懸回張設したベルト定着装置であり、中間転写ベ
ルト10のループ内側に配した定着ローラ18と協働し
て定着動作を行う。駆動ローラ52はモータ90(図
1)により図中時計回りに回転駆動され、定着ベルト5
1を矢印S50の方向に回動させる。従動ローラ53は
定着ベルト51のテンションローラを兼ね、定着ベルト
51を常に張設させている。
【0032】未定着トナー像を転写された用紙は中間転
写ベルト10に密着保持されて矢印S10の方向に搬送
され、定着動作時に下降された定着装置50と定着ロー
ラ18及び中間転写ベルト10により形成される定着ニ
ップ内を通過する。本実施形態では、中間転写ベルト1
0を挟んで定着装置50と定着ローラ18とが圧接さ
れ、用紙は定着ベルト51と中間転写ベルト10の間を
通過することから、定着時に記録媒体の各面に接する定
着部材は、定着ベルト51と中間転写ベルト10という
ことになる。
【0033】定着ベルト51は耐熱性、離型性、耐久性
に優れたものが好ましく、本実施例では総厚200μm
以下の薄肉のものを使用している。定着ベルト51とし
ては、例えばポリイミド、ポリエーテルイミド、PES
(ポリエーテルサルファイド)、PFA(4フッ化エチ
レンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹
脂)等の耐熱樹脂の単層フィルム、あるいは複合層フィ
ルム、例えば20μm厚ベルトの少なくとも画像当接面
側にPTFE(4フッ化エチレン樹脂)、PFA等のフ
ッ素樹脂に導電材を添加した離型性コート層を10μm
厚に施したものや、フッ素ゴム、シリコンゴム等の弾性
層を施したものである。
【0034】加熱体54は、平面基板55で発熱体(定
着ヒータ)56を支持したものである。平面基板55は
アルミナ等の高熱伝導度且つ高電気抵抗率を有する材料
からなっており、定着フィルム(定着ベルト51)と接
触する表面には抵抗発熱体で構成した定着ヒータ56を
長手方向(ベルト51の幅方向)に設置してある。かか
る定着ヒータ56は、例えばAg/Pd(銀パラジウ
ム)等の電気抵抗材料をスクリーン印刷等により線状も
しくは帯状に塗工したものである。また、定着ヒータ5
6の両端部には、図示しない電極が形成され、この電極
間に通電することで抵抗発熱体が発熱する。さらに、平
面基板55の定着ヒータが具備させてある面と逆の面に
はサーミスタによって構成した定着温度センサ57が設
けられている。
【0035】定着温度センサ57によって検出された基
板55の温度情報は図示しない制御手段に送られ、かか
る制御手段により定着ヒータ56に供給される電力量が
制御され、加熱体54は所定の温度に制御される。
【0036】ところで、本実施形態では、第2像担持体
である中間転写ベルト10を、定着ベルト51と同材質
で形成している。この結果、定着時に記録媒体の各面に
接する定着部材である中間転写ベルト10と定着ベルト
51の表面特性が同じになっている。本実施形態のプリ
ンタ100では、用紙の表裏両面に未定着トナー像を担
持した記録用紙を、中間転写ベルト10で保持した状態
で中間転写ベルト10と定着ベルト51間に通紙させ、
定着ローラ18と定着装置50の協働で未定着トナー像
を用紙上に定着させている。その際、中間転写ベルト1
0と定着ベルト51の表面特性が同じであるので、用紙
両面の画像品質を同等にすることができる。
【0037】用紙と直接接触する定着部材(ここでは定
着ベルト51及び中間転写ベルト10)の表面粗さは定
着後の画像の光沢具合に影響し、定着部材の硬度はトナ
ーのつぶれ具合に影響する。そこで、用紙両面に夫々接
する中間転写ベルト10と定着ベルト51の表面特性
(本実施形態では表面粗さ及び硬度)を同じにすること
により、用紙両面での定着後の画像品質を同等にするこ
とができる。なお、本実施形態では、中間転写ベルト1
0と定着ベルト51を同材質で形成することにより両者
の表面特性を同じにしているが、中間転写ベルト10と
定着ベルト51を同材料のものを用いても良い。
【0038】中間転写ベルト10と定着ベルト51を同
材質で形成する場合、例えば、中間転写ベルト10をポ
リイミド製樹脂フィルム、定着ベルト51をポリエーテ
ルイミド製樹脂フィルムとしてやれば、両者の材料は異
なるもののその材質(材料の性質)はほぼ同等であり、
記録媒体の各面に接する定着部材(ここでは中間転写ベ
ルト10と定着ベルト51)の表面特性をほぼ同等にで
きる。
【0039】また、中間転写ベルト10と定着ベルト5
1を同材料で形成する場合、例えば、中間転写ベルト1
0及び定着ベルト51を共にポリイミド製樹脂フィルム
としてやれば、両者の材質は同等となり、記録媒体の各
面に接する定着部材の表面特性が同等になる。
【0040】また、中間転写ベルト10と定着ベルト5
1は、同材質あるいは同材料でなくとも、表面特性を同
じにしてやれば同様の効果を奏することが可能である。
その場合、両者の表層に同じコーティング層(例えばP
TFE、PFA等のフッ素樹脂の離型性コート層)を設
けることによって両者の表面特性を同じにすることがで
きる。
【0041】なお、中間転写ベルト10と定着ベルト5
1の表面粗さ(Rz)を100μm以下とすることによ
り、定着後の画像の光沢の度合いとガサツキを防止する
ことができる。
【0042】本実施形態では、定着装置としてベルト定
着装置を採用している。定着ベルト方式は、ローラ方式
のものよりも定着ニップを大きくできるので、定着性に
優れている。また、定着ベルト51はその厚みが200
μm以下の薄肉のものを使用しているので、定着立ち上
げ時間を長くすることがなく、短い立ち上げ時間で定着
動作を行なうことができる。
【0043】また、本実施形態では、定着ベルト51
(の駆動ローラ52)を駆動するモータ(90)と、中
間転写ベルト10(の駆動ローラ11)を駆動するモー
タ(80)とを別にし、中間転写ベルト10と定着ベル
ト51の線速が同じになるように各モータを制御してい
る。同じモータで中間転写ベルト10と定着ベルト51
とを駆動した場合、ギヤなどの部品精度や組み立て精
度、あるいは熱膨張の影響等により中間転写ベルト10
と定着ベルト51の線速に差が生じることがある。この
線速差により画像ブレを生じる結果となる。これを防止
するため、本実施形態では、定着ベルト51の駆動モー
タを中間転写ベルト10の駆動モータとは別にして、中
間転写ベルト10と定着ベルト51の線速が同じになる
ように構成している。中間転写ベルト10と定着ベルト
51の線速を同じにすることにより、両者間での画像の
擦れが防止され、画像品質を低下させることがない。
【0044】また、定着ベルト51の駆動モータと中間
転写ベルト10の駆動モータを別にすることにより、一
つのモータからギヤ列等を介して両者を駆動する場合よ
りも駆動系の構成が簡単になり、装置レイアウト上から
も有利である。なお、両ベルトの線速を同じにする場
合、例えば、各ベルトが張設される何れかのローラにエ
ンコーダを付設して回転数を検知し、その検知出力に基
づいて各駆動モータの回転数を制御すると効果的であ
る。ローラ回転数検知によるモータ制御については後述
する。
【0045】さらに、本実施形態では、用紙両面にトナ
ーが転写される両面記録時は片面記録時に比べて定着に
要するエネルギーが多いため、両面記録時に定着ヒータ
(発熱体56及び定着ローラ18のヒータ)への入力電
圧を高める、あるいは入力の頻度を頻繁にする等の制御
を行なう。これにより、両面記録時に確実な定着を行う
とともに、片面記録時の熱量過多を防ぎ、適正な定着動
作を行なうことができる。また、エネルギーの無駄を省
くこともできる。
【0046】さらに、本実施形態では、中間転写ベルト
10を挟んで対向配置されるベルト定着装置50と定着
ローラ18は、夫々のヒータへ個別に通電制御できるよ
うに構成されている。例えば、片面作像での定着には、
中間転写ベルト10のループ内の定着手段18の付勢を
弱めるか、停止させることができる。ベルトループ内側
と外側の定着手段の温度制御を個別にできるようにする
と、省エネルギーの面で好都合である。各定着ヒータの
個別制御については後述する。
【0047】上記のように構成されたプリンタにおける
画像形成動作について説明する。まず、用紙の両面に画
像を得る場合の動作から説明する。なお、用紙両面に画
像を得る場合、先に形成する画像を第1面画像、後から
形成する画像を第2面画像と呼び、第1面画像が転写さ
れる用紙面を用紙第1面、第2面画像が転写される用紙
面を用紙第2面と呼ぶことにする。
【0048】本実施形態の画像形成装置はいわゆるプリ
ンタであり、書き込みのための信号は図示しないホスト
マシーン、例えばコンピュータから送られてくる。受信
した画像信号に基づいて露光装置7が駆動され、露光装
置のレーザ光源(図示せず)からの光は、モータにより
回転駆動されるポリゴンミラー7aによって走査され、
ミラー7b,fθレンズ7c等を経て、帯電装置4によ
り一様に帯電された感光体ドラム1に照射され、感光体
1上に書き込み情報に対応した潜像を形成する。
【0049】感光体1上の静電潜像は現像装置5によっ
て現像され、トナーによる顕像が感光体表面に形成・保
持される。感光体1上のトナー像は、第2の像担持体で
ある中間転写ベルト10の裏側にある第1転写手段21
(転写ローラ)により、感光体1と同期して走行する中
間転写ベルト10の表面に転写される。
【0050】感光体1の表面は、残存するトナーがクリ
ーニング装置2でクリーニングされ、除電装置3で除電
され次の作像サイクルに備える。中間転写ベルト10
は、表面に転写されたトナー像(用紙第1面に転写され
る画像)を担持して図中反時計回りに走行する。このと
き、トナー像が乱されないよう第2転写手段22(転写
チャージャ)、定着装置50及びクリーニング装置25
は非作動状態(電気入力断或いは中間転写ベルト10か
ら離間)を保持するように制御される。
【0051】中間転写ベルト10が所定のところまで走
行すると、用紙の別の面(第2面)に作成されるべきト
ナー画像が感光体1に、前述したような工程で形成され
始め、給紙が開始される。給紙ローラ27あるいは36
が矢印の方向に回転すると、給紙カセット26内あるい
は手差しトレイ35の最上部に在る用紙Pが引き出さ
れ、レジストローラ対28に搬送される。
【0052】中間転写ベルト10は感光体1と同期して
走行し、先に中間転写ベルト10上に転写されたトナー
像(第1面画像)は、1回りしてベルト10と感光体1
が接触する位置に向けて搬送される。
【0053】レジストローラ対28を経て中間転写ベル
ト10と感光体1の間に送られる用紙(第2面)にまず
感光体1表面のトナーが、第1転写手段21により転写
される。この転写に際して、用紙と画像(第2面画像)
の位置が正規のものとなるよう、レジストローラ対28
によりタイミングがとられて搬送される。なお、用紙と
第1面画像の位置も正規のものとなるよう構成されてい
ることは言うまでもない。
【0054】感光体1から用紙にトナー(第2面画像)
が転写されている間、用紙の他面は中間転写ベルト10
の上に乗っているトナーと共に(用紙の第1面がベルト
10上に転写された第1面画像に密着されて)移動す
る。用紙が第2転写手段22の作用領域を通過すると
き、この転写手段22に電圧が印加され、中間転写ベル
ト10上のトナー(第1面画像)が用紙に転写される。
【0055】第1転写手段21と第2転写手段22の作
用で、その両面にトナー像が転写された用紙は、ベルト
10の走行により定着領域に送られる。ここで、加熱体
54がベルト10を挟んで定着ローラ18に圧接される
ように定着装置50が降下され、定着装置50と定着ロ
ーラ18との協働で用紙上のトナー像(両面)が一度に
定着される。トナー像転写後、用紙を中間転写ベルト1
0から離さずに用紙と中間転写ベルト10を重ねた状態
で定着するので、トナー像が乱れることがなく、画像ブ
レの発生が防止される。また、前述したように、定着ベ
ルト51の表面特性と中間転写ベルト10の表面特性が
同じであるので、定着後の用紙両面の画像品質を同等に
することができる。
【0056】定着後の用紙は、ローラ11部にて中間転
写ベルト10から曲率分離され、分岐爪42により搬送
方向が切り替えられ、装置上面の排紙スタック部40ま
たは装置側面の排紙トレイ44に排出される。
【0057】装置上面の排紙スタック部40に用紙を排
出する場合は、両面画像のうちの第2面、すなわち感光
体から用紙に直接転写される面が下面となって、排紙ス
タック部40に載置されるから、頁揃えをしておくには
2頁目の画像を先に作成し中間転写ベルト10上にその
トナー像を保持し、1頁目の画像を後から作成し、感光
体1表面から用紙に直接転写するようにすればよい。し
たがって、排紙スタック部40に頁順に用紙を排出(フ
ェイスダウン排紙)する場合は、第1面画像が2頁目の
画像であり、第2面画像が1頁目の画像である。3頁以
降の画像についても同様であり、偶数頁に画像がある場
合は、その偶数頁の画像を先に形成して中間転写ベルト
10上に転写・保持し、その偶数頁の1つ手前の奇数頁
を後から作成し、感光体1表面から用紙に直接転写す
る。この場合の作像順をページ数で示すと、2→1→4
→3→6→5・・・となる。
【0058】一方、装置側面の排紙トレイ44に用紙を
排出する場合は、両面画像のうちの第2面、すなわち感
光体から用紙に直接転写される面が上面となって排紙ト
レイ44に載置される。したがって、排紙スタック部4
4に用紙を排出するときに頁を揃える(フェイスダウン
排紙)場合には、第1面画像が1頁目の画像であり、第
2面画像が2頁目の画像である。3頁以降の画像につい
ても同様であり、奇数頁に画像がある場合は、その奇数
頁の画像を先に形成して中間転写ベルト10上に転写・
保持し、その奇数頁の1つ後の偶数頁を後から作成し、
感光体1表面から用紙に直接転写する。この場合の作像
順をページ数で示すと、1→2→3→4→5→6・・・
となる。
【0059】本実施形態では、用紙を排出するトレイ
(スタック部)を図示しない操作パネルあるいはホスト
コンピュータからユーザが指定できるように構成されて
いる。すなわち、複数ある排紙部(排紙スタック部4
0、排紙トレイ44)のどこに用紙を排出するかを、ユ
ーザが指定することができる。そして、どちらの排紙部
が指定された場合でも、各排紙部に頁順で用紙が排出さ
れるように、上記の作像順が自動的に制御される。この
作像順の制御は、画像形成装置の図示しない制御部によ
って行なわれる。
【0060】したがって、どの排紙部を指定する場合で
も、ユーザは作像順(用紙に対する画像転写面)などを
何ら気にすることなく、排紙部を指定(選択)するだけ
でその排紙部に頁順の排紙がなされ、両面記録時の適正
な排紙を簡略な操作で得ることができる。なお、頁揃え
のための作像順の変更は画像データをメモリに蓄積する
公知の技術で実現することが可能である。
【0061】本実施形態では、手差しトレイ35から給
紙して排紙トレイ44に排紙する場合には、給紙部から
排紙部までの用紙搬送経路がほぼ直線状となる。したが
って、腰の強い用紙、例えば厚紙やOHPフィルムなど
に記録する場合には、手差しトレイ35を用いて排紙ト
レイ44を指定することによって、厚く剛性が高い記録
媒体の場合でも、搬送性を損なうことなく、頁揃えされ
た両面印刷を得ることができる。
【0062】通常の用紙を用いる場合には、給紙カセッ
ト26又は手差しトレイ35のどちらからでも給紙する
ことができ、排紙部もスタック部40または排紙トレイ
44のどちらでも指定することができる。もちろん、そ
の場合にも、頁揃えされた両面印刷を得ることができ
る。使用頻度の高い通常の用紙を対象として、給紙カセ
ット26から給紙してスタック部40に排出する動作
を、デフォルト設定として設けるようにしても良い。
【0063】ところで、通常は、感光体1上に逆像(鏡
像)を形成し、これを用紙に直接転写すると正像が得ら
れるわけであるが、中間転写ベルト10上に転写した画
像を用紙に転写する場合、感光体1上で鏡像に形成した
場合には用紙転写時に鏡像となってしまう。そこで、本
実施形態では、中間転写ベルト10から用紙に転写され
る画像(第1面画像)は感光体1表面で正像に形成し、
感光体1から用紙に直接転写されるトナー像(第2面画
像)は、感光体表面で鏡像になるよう、露光される。こ
のような正・逆像に切り換える露光は、公知の画像処理
技術により実現できている。
【0064】中間転写ベルト10から離れていたクリー
ニング装置25は、中間転写ベルト10から用紙に画像
が転写された後に、クリーニングローラ25aがベルト
10に接触するようクリーニング装置25が回動され、
用紙に転写した後の残留トナーをクリーニングローラ2
5aの表面に移し、ブレード25bで掻き取る。掻き取
られたトナーはトナー搬送手段25cにより、不図示の
収納部に集められる。定着手段18,50により加熱さ
れた上記残留トナーは、冷却される前のほうがクリーニ
ングローラ25aに転移し易いので、冷却手段16,1
6より上流でクリーニングするのが望ましい。
【0065】上記クリーニング領域を通過した中間転写
ベルト10は、冷却手段16,16の作動により冷却さ
れる。冷却手段16としては、各種放熱方式が採用でき
る。空気を流通させる方式では、中間転写ベルト10表
面に保持されたトナー像を乱すことがないよう、記録媒
体(用紙)に転写した後に空気を流通させると好都合で
ある。中間転写ベルト10のループ内面に直接接触させ
て熱を奪う、ヒートパイプによる冷却手段も採用でき
る。
【0066】次に、用紙の片面に画像を得る場合の動作
について説明する。片面記録時の動作については装置上
面の排紙スタック部40に排紙する場合と、装置側面の
排紙トレイ44に排紙する場合とで分けて説明する。
【0067】まず、装置上面の排紙スタック部40に排
紙する場合の片面記録動作について説明する。この場合
には、中間転写ベルト10にトナーを転写する工程を省
くことができ、感光体1の表面に形成されたトナー像を
用紙に直接転写する。片面画像の場合に感光体1上での
トナー像は鏡像であり、用紙に転写されると正像とな
る。
【0068】図1において、感光体1上に形成されたト
ナー像との位置合わせのため同期をとって、用紙Pは感
光体1と中間転写ベルト10の間に送られ、第1転写手
段21により用紙上(用紙上面:感光体1側の面)にト
ナー像が感光体1から転写される。
【0069】第2転写手段22は作動することなく、用
紙は中間転写ベルト10とともに移動し、トナーが定着
される。このとき、定着装置50は下降されて加熱体5
4がベルト10を挟んで定着ローラ18に圧接されてい
る。その後、用紙は中間転写ベルト10から離間され、
ガイド部材31a,b、排紙ローラ対34を経て矢印A
1の方向に排出され、画像面が下になった状態(フェー
スダウン)で排紙スタック部40に載置される。このよ
うな構成により、数頁にわたる原稿を1頁から順に処理
しても、排紙スタック部40から取り出したとき、プリ
ント物は頁順になっている。このときの作像順は1→2
→3→4→5→6・・・となる。
【0070】次に、装置側面の排紙トレイ44に排紙す
る場合の片面記録動作について説明する。この場合、感
光体1上に作成したトナー像を中間転写ベルト10に一
旦転写する(第1転写手段21の作用)。そのトナー像
を担持して中間転写ベルト10が1回転し(このとき、
定着装置50は上昇されて中間転写ベルト10から離間
している)、中間転写ベルト10上のトナー像との位置
合わせのため同期をとって、用紙Pは感光体1と中間転
写ベルト10の間に送られ、第2転写手段22により用
紙上(用紙下面:ベルト10側の面)にトナー像が中間
転写ベルト10から転写され、下降された定着装置50
と定着ローラ18によりトナー像が用紙上に定着され
る。このような構成により、数頁にわたる原稿を1頁か
ら順に処理しても、排紙トレイ44から取り出したと
き、プリント物は頁順になっている。このときの作像順
は1→2→3→4→5→6・・・となる。
【0071】片面印刷の場合には、装置上面の排紙スタ
ック部40に排紙する場合も装置側面の排紙トレイ44
に排紙する場合も、作像順は1→2→3→4→と同じで
あるが、画像を転写する用紙の面が異なっている。すな
わち、前者では用紙上面=感光体1側の面にトナー像が
感光体1から転写されるのに対し、後者では用紙下面=
ベルト10側の面にトナー像が中間転写ベルト10から
転写される。
【0072】次に、定着装置の構成が異なる実施例につ
いて説明する。定着装置以外の構成は図1の実施例と同
様であるので、重複する説明は省略する。図3に示すプ
リンタは、ヒートローラタイプの定着装置30を備えて
いる。この定着装置30は、ヒータ等の熱源を内蔵する
定着ローラ19を有しており、支点30aを中心として
回動可能に支持されている。そして、図示しない機構に
より矢印Gの如く回動され、中間転写ベルト10(及び
用紙)を挟んで定着ローラ18に圧接及び離間できるよ
うに構成されている。
【0073】図4は、定着ローラ19を中間転写ベルト
10を挟んで定着ローラ18に圧接させた状態を示すも
のである。未定着トナー像を転写された用紙は中間転写
ベルト10に密着保持されて図中右から左方向に搬送さ
れ、定着ローラ19と定着ローラ18及び中間転写ベル
ト10により形成される定着ニップ内を通過する。本実
施形態では、中間転写ベルト10を挟んで定着装置30
と定着ローラ18とが圧接され、用紙は定着ローラ19
と中間転写ベルト10の間を通過することから、定着時
に記録媒体の各面に接する定着部材は、定着ローラ19
と中間転写ベルト10ということになる。
【0074】定着ローラ19は、その表面特性が中間転
写ベルト10の表面特性と同じになるように構成されて
いる。この場合、ヒートローラとして構成される定着ロ
ーラ19は、その表面にフッ素樹脂の離型性コート層が
設けられ、中間転写ベルト10の表層にも同じフッ素樹
脂の離型性コート層を設けることで両者の表面特性を同
じにしている。このため、用紙両面での定着後の画像品
質を同等にすることができる。
【0075】また、定着ローラ19を駆動するモータ9
0(図3)は中間転写ベルト10の駆動モータ80(図
3)とは別に設けられ、定着ローラ19の線速と中間転
写ベルト10の線速が同じになるように制御されるのは
図1の実施例の場合と同様である。定着ローラ19の線
速と中間転写ベルト10の線速を同じにすることによ
り、両者間での画像の擦れが防止され、画像品質を低下
させることがない。
【0076】また、本実施例では、図4に示すように、
中間転写ベルト10を挟んで定着ローラ19と定着ロー
ラ18とが圧接された状態で、両定着ローラがベルト1
0の移動方向(水平方向)に少しズレ、移動方向と直交
する方向(上下方向)に少し重なるように構成され、定
着ニップを大きく取れるようにしている。これにより、
ヒートローラタイプの定着装置30においても定着性を
向上させている。なお、定着ローラ18,19は、金属
芯金の外側に弾性層を設け、表層を上記フッ素樹脂の離
型性コート層とすることにより、定着ニップを増大させ
ることができる。
【0077】さらに、本実施形態では、用紙両面にトナ
ーが転写される両面記録時は片面記録時に比べて定着に
要するエネルギーが多いため、両面記録時に定着ヒータ
(定着ローラ19及び定着ローラ18のヒータ)への入
力電圧を高める、あるいは入力の頻度を頻繁にする等の
制御を行なう。これにより、両面記録時に確実な定着を
行うとともに、片面記録時の熱量過多を防ぎ、適正な定
着動作を行なうことができる。また、エネルギーの無駄
を省くこともできる。
【0078】さらに、本実施形態では、中間転写ベルト
10を挟んで対向配置される定着ローラ19と定着ロー
ラ18は、夫々のヒータへ個別に通電制御できるように
構成されている。例えば、片面作像での定着には、中間
転写ベルト10のループ内の定着手段18の付勢を弱め
るか、停止させることができる。ベルトループ内側と外
側の定着手段の温度制御を個別にできるようにすると、
省エネルギーの面で好都合である。
【0079】ところで、従来技術の説明で挙げた各公報
に記載のものは、いずれも両面に未定着トナー像を担持
した用紙を転写ベルトから分離して定着装置に移送する
ため、用紙上のトナー像が乱れる恐れがある。
【0080】例えば、特開平1−209470号公報に
記載のものは、用紙を定着装置に搬送する時、用紙をガ
イドする手段が無いため、用紙が定着装置に円滑に搬送
されず、画像が乱れたり紙詰まりを起こすことが考えら
れ、画像形成装置としての信頼性が確保されない。ま
た、転写ベルトと定着装置の速度を全く同一にすること
が困難であり、搬送される用紙の速度が搬送力の大であ
る定着ローラの速度に追従し、転写ベルトと同期できず
に画像ブレが生じやすい。
【0081】また、特開平11−327335号公報に
記載のものは、未定着画像が拍車に接触し、画像が擦れ
て劣化が生じやすい。また、転写ベルトと定着装置の速
度を全く同一にすることが困難であり、搬送される用紙
の速度が搬送力の大である定着ローラの速度に追従し、
転写ベルトと同期できずに画像ブレが生じやすい。
【0082】しかしながら、本実施形態の上記各実施例
においては、中間転写ベルト10上に用紙を吸着した状
態で定着が行われるため、未定着画像を保持した用紙を
円滑に定着領域へ搬送し、画像がブレることなく定着さ
れ、画像品質を低下させることがない。
【0083】次に、定着装置を中間転写ベルト10のル
ープ外に配置した実施例について説明する。前記各実施
例と重複する説明は省略し、異なる部分についてのみ説
明する。
【0084】図5に示すプリンタは、ヒートローラタイ
プの定着装置60を備えている。この定着装置60は、
それぞれヒータ等の熱源を内蔵する定着ローラ61,6
2を有している。未定着トナー像を転写された用紙は、
ローラ11部の用紙分離部で中間転写ベルト10から曲
率分離され、定着装置60に受け渡されて定着ローラ6
1,62に挟持されて搬送され、用紙上に未定着トナー
像が定着される。本例における定着装置60は、中間転
写ベルト10の用紙分離部の直ぐ近傍に固定配置されて
いるものである。この定着装置60においては、用紙は
定着ローラ61,62のニップ内を通過するので、定着
時に記録媒体の各面に接する定着部材は、両定着ローラ
61,62ということになる。
【0085】定着ローラ61,62は共に同じ構造をし
ている。すなわち、ヒータを内蔵する芯金上にシリコー
ンゴムあるいはフッ素ゴム等の弾性層を有し、その表面
にフッ素樹脂の離型性コート層を施して、ローラ硬度は
共に等しく、その値はJISAで25〜50Hsの範囲
に設定される。両定着ローラは同材料で同じ構造である
から、その表面特性は同等である。よって、定着後の用
紙両面での画像品質を同等にすることができる。
【0086】なお、定着ローラ61,62の硬度をJI
SAで25〜50Hsの範囲とすることにより、確実な
定着性能を得ることができる。硬度が25Hsより低い
場合には、加圧時のニップ面圧が低く、トナーの溶融が
不充分となって定着不良を起こす恐れがある。また、硬
度が50Hsより高くなると、定着に必要なニップ幅を
得られなくなる恐れがある。
【0087】そして、図5の実施例では、定着ローラ6
1,62を駆動するモータ90(図5)は中間転写ベル
ト10の駆動モータ80(図5)とは別に設けられ、両
定着ローラの線速と中間転写ベルト10の線速が同じに
なるように制御される。これにより、未定着トナー像を
担持する用紙の中間転写ベルト10から定着ローラ6
1,62への受け渡しによる画像の擦れが防止され、画
像品質を低下させることがない。
【0088】また、定着ローラ61,62は個別に温度
制御が可能であり、例えば、片面記録の場合には、画像
が無い方の定着ローラの温度を両面記録時よりも下げる
又は加熱を停止するなどの制御により、省エネルギーを
計ることができる。
【0089】最後に、上記の各実施例に共通する各駆動
モータの回転数制御と定着部の温度制御について説明す
る。なお、ここでは、図5の実施例に従って図6,7を
参照して説明する。
【0090】図6(a)にしめすように、定着ローラ6
1の軸61aにエンコーダ・ディスク71が固設されて
いる。ディスク71には周方向に多数のスリットが設け
られている。そして、ディスク71の先端部をまたぐよ
うにして検出部72が配設されている。検出部72は光
学式センサであって、発光部と受光部を有し、発光部か
ら出射してディスク71のスリットを通過した光を受光
部で検出する。定着ローラ61が回転するとき、検出部
72がパルス状の検出信号を出力する。
【0091】ここで、図1の実施例の場合は、ベルト定
着装置の定着ベルトを駆動する駆動ローラ52が定着ロ
ーラ61に相当する。また、図3の実施例の場合は、定
着装置30の定着ローラ19が定着ローラ61に相当す
る。
【0092】図6(b)にしめすように、中間転写ベル
ト10の駆動ローラ11の軸11aにもエンコーダ・デ
ィスク73が固設され、また、検出部74が配設されて
いる。中間転写ベルト10の駆動ローラ11について
は、図1の実施例および図3の実施例とも同様である。
【0093】さて、エンコーダの検出部72および74
から出力された検出信号は、図7に示す制御部101に
入力される。制御部101は画像形成装置100の制御
部であって、CPU102,ROM103及びRAM1
04等を有している。この制御部101には各種センサ
類からの検出信号が入力され、また、各種制御対象へ制
御信号を出力する。なお、図7では、ここで説明する駆
動モータの速度制御と定着温度制御に関わるものだけを
図示している。
【0094】上述したように、定着ローラ61の速度信
号である検出部(定着部速度センサ)72の出力が制御
部101に入力され、また、中間転写ベルトの駆動ロー
ラ11の速度信号である検出部(中間転写ベルト速度セ
ンサ)74の出力が制御部101に入力され、CPU1
02によって両者が比較され、定着ローラ61の線速と
中間転写ベルト10の線速が同じになるように、定着駆
動モータ90に対する制御信号及び中間転写ベルト駆動
モータ80に対する制御信号が制御部101から出力さ
れる。なお、図7では、各駆動モータのドライバ等は図
示を省略している。
【0095】そして、図1の実施例の場合は駆動ローラ
52が、図3の実施例の場合は定着ローラ19がそれぞ
れ定着ローラ61に相当し、定着ベルト51と中間転写
ベルト10の線速が同じになるように、また、定着ロー
ラ19と中間転写ベルト10の線速が同じになるように
制御される。
【0096】次に、定着制御について説明する。図5に
示すように、定着ローラ61にはそのローラ温度を検出
する温度センサ95aが設けられている。また、定着ロ
ーラ62にもそのローラ温度を検出する温度センサ95
bが設けられている。各温度センサ95a,bの出力
は、図7に示すように、制御部101に入力される。制
御部のCPU102は、入力された各定着ローラの温度
情報に基づいて、各定着ローラに内蔵される定着ヒータ
61a,62a(図7)に対する制御信号を個別に出力
する。
【0097】なお、定着ローラ61は図1の実施例の場
合はベルト定着装置50に相当し、定着ローラ61のヒ
ータ61aはベルト定着装置の発熱体56(図2)に相
当する。また、定着ローラ61は図3の実施例の場合は
定着ローラ19に相当し、そのヒータ61aは定着ロー
ラ19に内蔵されるヒータ19a(図7)に相当する。
さらに、定着ローラ62は、図1の実施例および図3の
実施例における定着ローラ18に相当し、そのヒータ6
2aは定着ローラ18に内蔵されるヒータ18a(図
7)に相当する。
【0098】また、温度センサ95aは図1の実施例の
場合は定着温度センサ57に相当し、温度センサ95b
は定着ローラ18の近傍に配置される温度センサ18a
(図7)に相当する。また、図3の実施例の場合は、定
着ローラ19の近傍に配置される温度センサ19a(図
7)が温度センサ95aに相当し、定着ローラ18の近
傍に配置される温度センサ18a(図7)が温度センサ
95bに相当する。このようにして、各実施例における
定着部の温度が個別に制御される。
【0099】以上、本発明を図示の実施形態により説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々
の変形が可能である。例えば、両面記録時に、第1面画
像を転写した中間転写ベルト10を1回りさせるのでは
なく、ベルトを逆転させて第1面画像を所定の位置に搬
送するように構成することもできる。この場合には、第
1の像担持体(感光体1)と第2の像担持体(中間転写
ベルト10)を離間可能とする構成が必要となる。
【0100】また、本実施形態では第1の像担持体を感
光体ドラムとしたが、ベルト式の像担持体とすることも
できる。また、第1の像担持体に対する帯電手段、現像
装置、さらには、第1及び第2転写手段、あるいは定着
装置の構成なども上記実施形態の構成に限らず、適宜の
方式を採用し得るものである。もちろん、画像形成装置
としてはプリンタに限らず、複写機やファクシミリでも
よいことは言うまでもない。
【0101】また、上記実施形態では単色の作像プロセ
スであるが、多色トナーでのカラー作像プロセスを採用
する画像形成装置にも本発明を適用することができる。
また、第1実施例のベルト定着装置、及び第2実施例の
ヒートローラ方式の定着の構成も一例であり、定着装置
の構成も限定されるものではない。例えば、誘導加熱方
式やサーマルヒータなどの採用も可能である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、記録媒体に転写した顕像の定着を行う定
着装置は、記録媒体の各面に接する定着部材の表面特性
が同等であるので、定着後の用紙両面の画像品質を同一
にすることができる。
【0103】請求項2の構成により、記録媒体の各面に
接する定着部材を同材質とすることで各定着部材の表面
特性を同じにすることができる。請求項3の構成によ
り、記録媒体の各面に接する定着部材を同材料により形
成することで各定着部材の表面特性を同じにすることが
できる。
【0104】請求項4の構成により、記録媒体の各面に
接する定着部材の表面にコート層を設けることで各定着
部材の表面特性を同じにすることができる。請求項5の
構成により、ベルト定着装置により定着ニップを大きく
取ることが容易にでき、確実な定着を行うことができ
る。
【0105】請求項6の構成により、定着ベルトの厚さ
が200μm以下であるので、定着立ち上がり時間を短
くすることができる。請求項7の構成により、定着ベル
トが耐熱樹脂フィルムであるので、ベルト定着装置を低
コストに実現することができる。
【0106】請求項8の構成により、ヒートローラ方式
の定着装置により簡単な構成で低コストな定着装置を採
用することができる。また、ベルト定着装置におけるベ
ルトの寄りなどが生ぜず、信頼性を高くすることができ
る。
【0107】請求項9の構成により、定着ローラが弾性
層を有することで、ヒートローラ方式においても定着ニ
ップを大きくすることができる。請求項10の構成によ
り、2つの定着ローラの配置を工夫することで定着ニッ
プを大きくすることができる。
【0108】請求項11の構成により、記録媒体の各面
に接する定着部材の表面粗さを同等とすることで、定着
後の用紙両面の画像品質を同一にすることができる。請
求項12の構成により、表面粗さが100μm以下であ
るので、定着後の画像の鏡面状態及びガサツキを防止す
ることができる。
【0109】請求項13の構成により、記録媒体の各面
に接する定着部材の硬度を同等とすることで、定着後の
用紙両面の画像品質を同一にすることができる。請求項
14の構成により、定着部材の硬度をJISAで25〜
50Hsとすることにより、確実な定着性能を得ること
ができる。
【0110】請求項15の構成により、記録媒体の片面
のみに画像を得る場合と記録媒体の両面に画像を得る場
合とで、前記定着装置の温度を変更するので、適正な定
着動作とエネルギーの無駄を省くことができる。
【0111】請求項16の構成により、無端ベルト状に
構成された第2の像担持体のループ内に配置した発熱体
とループ外に配置した発熱体を個別に温度制御可能なの
で、省エネルギーに寄与するとともに、適正な定着動作
を行なうことができる。
【0112】請求項17の構成により、第2の像担持体
と定着装置の線速を同じにし、画像ブレを防止すること
ができる。また、装置レイアウト上も有利である。請求
項18の構成により、第2の像担持体と定着装置の線速
を検知する検知手段を設けて各駆動モータを制御するの
で、両者の線速をより正確に合わせることができる。
【0113】請求項19の構成により、定着装置が第2
の像担持体と記録媒体を重ねた状態で定着を行うので、
画像がブレることなく定着され、画像品質を低下させる
ことがない。
【0114】請求項20の画像形成方法により、未定着
画像を保持している用紙を円滑に定着領域へ搬送し、用
紙両面の画像品質を同一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の一例である
プリンタの概略を示す断面構成図である。
【図2】定着装置の構成を示す詳細図である。
【図3】定着装置の構成が異なる別実施例を示す断面構
成図である。
【図4】その実施例の定着装置の要部を示す模式図であ
る。
【図5】定着装置を中間転写ベルトのループ外に配置し
た別実施例を示す断面構成図である。
【図6】定着ローラおよび中間転写ベルト駆動ローラの
速度検出手段を説明する模式図である。
【図7】駆動モータの速度制御と定着温度制御に関わる
制御部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(第1の像担持体) 10 中間転写ベルト(第2の像担持体) 18,19 定着ローラ 21 転写ローラ(第1転写手段) 22 転写チャージャ(第2転写手段) 30,50 定着装置 51 定着ベルト 54 加熱体 60 定着装置 61,62 定着ローラ 100 プリンタ 101 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/14 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 DA12 DA20 DA32 DE04 DE07 DE09 EA12 EC06 EC18 ED16 ED24 ED25 EE01 EE03 EE04 EE06 EF09 FA13 FA35 ZA07 2H028 BA06 BA16 BB02 BB04 2H033 AA02 AA06 AA14 AA46 BA08 BA12 BA30 BB05 BB06 BB35 BB37 BE03 CA04 CA07 CA13 CA21 CA22 CA27 CA36 CA39 CA40 2H200 FA04 FA16 FA20 GA23 GA34 GA44 GB12 GB22 GB25 GB26 GB30 GB33 GB40 GB41 HA02 HA12 HA28 HB03 HB12 HB22 JA02 JA04 JA07 JA18 JB06 JB39 JB45 JB47 JB49 JC03 JC09 JC15 JC17 JC19 LA12 LA17 LA19 LA24 LA27 LA31 MA04 MA20 MC06 MC09 PA11 PA14 PA15 PA19 PA20 PA22 PB07 PB14

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の像担持体と第2の像担持体を有
    し、 前記第1の像担持体から第2の像担持体へ一旦転写した
    顕像を第2の像担持体から記録媒体の一方の面に転写す
    るとともに、前記第1の像担持体から顕像を記録媒体の
    他方の面に転写することにより記録媒体の両面に顕像を
    転写可能な画像形成装置において、 前記記録媒体に転写した顕像の定着を行う定着装置は、
    記録媒体の各面に接する定着部材の表面特性が同等であ
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体の各面に接する定着部材が
    同材質であることを特徴とする、請求項1に記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体の各面に接する定着部材が
    同材料により形成されることを特徴とする、請求項1に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体の各面に接する定着部材の
    表面にコート層を設けて表面特性を同等にすることを特
    徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記定着装置がベルト定着装置であり、
    前記記録媒体の各面に接する定着部材が前記定着装置の
    定着ベルト及び前記第2の像担持体であることを特徴と
    する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記定着ベルトの厚さが200μm以下
    であることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記定着ベルトが耐熱樹脂フィルムであ
    ることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記定着装置がヒートローラ方式の定着
    装置であり、前記記録媒体の各面に接する定着部材が前
    記定着装置の定着ローラ及び前記第2の像担持体である
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記定着ローラが弾性層を有することを
    特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の像担持体が無端ベルト状に
    構成され、前記定着装置の2つの定着ローラが該無端ベ
    ルトを挟んでベルト回動方向に互いにズレ且つベルト回
    動方向と直交する方向に重なる部分を持って配設される
    ことを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記表面特性が表面粗さであることを
    特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記表面粗さが100μm以下である
    ことを特徴とする、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記表面特性が硬度であることを特徴
    とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記硬度がJISAで25〜50Hs
    であることを特徴とする、請求項13に記載の画像形成
    装置。
  15. 【請求項15】 記録媒体の片面のみに画像を得る場合
    と記録媒体の両面に画像を得る場合とで、前記定着装置
    の温度を変更することを特徴とする、請求項1に記載の
    画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記第2の像担持体が無端ベルト状に
    構成され、前記定着装置は無端ベルトのループ内とルー
    プ外に配置される発熱体を有し、該ベルトのループ内に
    配置した発熱体とループ外に配置した発熱体を個別に温
    度制御可能なことを特徴とする、請求項1に記載の画像
    形成装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の像担持体と前記定着装置と
    を別のモータにより駆動し、前記第2の像担持体と前記
    定着装置の線速が同じになるように各駆動モータを制御
    することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装
    置。
  18. 【請求項18】 前記第2の像担持体と前記定着装置の
    線速を検知する検知手段を設け、該検知手段の検知出力
    に基づいて前記各駆動モータを制御することを特徴とす
    る、請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記定着装置が、前記第2の像担持体
    と記録媒体を重ねた状態で定着を行うことを特徴とす
    る、請求項1〜18のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  20. 【請求項20】 第1の像担持体から第2の像担持体へ
    一旦転写した顕像を第2の像担持体から記録媒体の一方
    の面に転写するとともに、第1の像担持体から顕像を記
    録媒体の他方の面に転写することにより記録媒体の両面
    に顕像を転写可能であり、 第2の像担持体と記録媒体を重ねた状態で、表面特性が
    同等な部材により記録媒体両面に転写された顕像の定着
    を行うことを特徴とする画像形成方法。
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