JP2002168651A - ステアリング角センサ - Google Patents
ステアリング角センサInfo
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 3個以上のホール素子を内蔵する多素子入り
ホールICを用いて多種類の磁石リングに対応できるよ
うにする。 【解決手段】 軸方向に着磁される磁石リング1の磁気
を3個以上のホール素子を内蔵する多素子入りホールI
C3を用いて検出するステアリング角センサであって、
前記多素子入りホールIC3は、前記内蔵する3個以上
のホール素子のうち、前記磁石リングの着磁ピッチの
(2n+1)/4(n=0,1,2,…)の間隔を持つ
2個のホール素子3a、3bが当該磁石リング1の隣接
磁極間を跨ぐように配置されていることを特徴とする。
ホールICを用いて多種類の磁石リングに対応できるよ
うにする。 【解決手段】 軸方向に着磁される磁石リング1の磁気
を3個以上のホール素子を内蔵する多素子入りホールI
C3を用いて検出するステアリング角センサであって、
前記多素子入りホールIC3は、前記内蔵する3個以上
のホール素子のうち、前記磁石リングの着磁ピッチの
(2n+1)/4(n=0,1,2,…)の間隔を持つ
2個のホール素子3a、3bが当該磁石リング1の隣接
磁極間を跨ぐように配置されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸方向に着磁され
る磁石リングの磁気を3個以上のホール素子を内蔵する
多素子入りホールICを用いて検出する車両用のステア
リング角センサに関する。
る磁石リングの磁気を3個以上のホール素子を内蔵する
多素子入りホールICを用いて検出する車両用のステア
リング角センサに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用のステアリング角センサに用いる
エンコーダでは、例えば実開昭62−12814号公報
(回転センサ)に開示されているように、軸方向に着磁
される磁石リングが用いられている。上記公報では、磁
気を2個のホール素子を用いて検出しているが、磁気抵
抗素子も用いられている。
エンコーダでは、例えば実開昭62−12814号公報
(回転センサ)に開示されているように、軸方向に着磁
される磁石リングが用いられている。上記公報では、磁
気を2個のホール素子を用いて検出しているが、磁気抵
抗素子も用いられている。
【0003】2個の磁気センサを用いるのは、回転角度
に加えて回転方向の検出も行えるようにするためであ
る。即ち、2個の磁気センサの検出信号の位相関係は、
図6に示すようになっている。図6では、一方の磁気セ
ンサがA相の矩形波信号(図6(1))を出力すると、
他方の磁気センサはそれから90度(deg)位相がずれ
たB相の矩形波信号(図6(2))を出力することが示
されている。A相とB相の位相の進遅により、右回りか
左回りかの回転方向が判断できる。
に加えて回転方向の検出も行えるようにするためであ
る。即ち、2個の磁気センサの検出信号の位相関係は、
図6に示すようになっている。図6では、一方の磁気セ
ンサがA相の矩形波信号(図6(1))を出力すると、
他方の磁気センサはそれから90度(deg)位相がずれ
たB相の矩形波信号(図6(2))を出力することが示
されている。A相とB相の位相の進遅により、右回りか
左回りかの回転方向が判断できる。
【0004】ところで、車両用のステアリング角センサ
では、車種毎に、磁石リングの内径や外径、分解能が異
なるので、安価にステアリング角センサを作るには、磁
気センサの共用化を図ることが必要である。
では、車種毎に、磁石リングの内径や外径、分解能が異
なるので、安価にステアリング角センサを作るには、磁
気センサの共用化を図ることが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁気センサと
して磁気抵抗素子を用いる場合には、磁気抵抗素子の配
置パターンが磁石リングの着磁パターンによって決まる
ので、磁石リング毎に磁気抵抗素子の配置パターンを設
計する必要があり、共用化が困難である。
して磁気抵抗素子を用いる場合には、磁気抵抗素子の配
置パターンが磁石リングの着磁パターンによって決まる
ので、磁石リング毎に磁気抵抗素子の配置パターンを設
計する必要があり、共用化が困難である。
【0006】また、磁気センサとしてホール素子を用い
る場合には、市販のオール素子を用いることにより、安
価なエンコーダが作成できる。しかし、2個のホール素
子を用いる場合には、分解能が高くなると、ホール素子
の組み付け精度が問題になる。
る場合には、市販のオール素子を用いることにより、安
価なエンコーダが作成できる。しかし、2個のホール素
子を用いる場合には、分解能が高くなると、ホール素子
の組み付け精度が問題になる。
【0007】この問題に対しては、2個のホール素子を
内蔵するホールICを作成すれば、問題の解決が図れ
る。具体的には、例えば図7に示すように、磁石リング
71の着磁ピッチをλとしたとき、2個のホール素子7
2を互いの出力位相が90度となる間隔L(L=λ(2
n+1)/4(n=0,1,2,…))で配置したホー
ルIC73を作成する。そして、例えば図8に示すよう
に、そのようなホールIC73を隣接するN極とS極を
磁石リング71の接線方向に跨いで配置するように基板
81に搭載するのである。
内蔵するホールICを作成すれば、問題の解決が図れ
る。具体的には、例えば図7に示すように、磁石リング
71の着磁ピッチをλとしたとき、2個のホール素子7
2を互いの出力位相が90度となる間隔L(L=λ(2
n+1)/4(n=0,1,2,…))で配置したホー
ルIC73を作成する。そして、例えば図8に示すよう
に、そのようなホールIC73を隣接するN極とS極を
磁石リング71の接線方向に跨いで配置するように基板
81に搭載するのである。
【0008】しかし、図8に示す方法では、上記組み付
け精度の問題は解消できるが、磁石リング71の径や分
解能が変わると、ホールIC73を作り直さねばなら
ず、共用化によるコストダウンが図れない。
け精度の問題は解消できるが、磁石リング71の径や分
解能が変わると、ホールIC73を作り直さねばなら
ず、共用化によるコストダウンが図れない。
【0009】そこで、磁石リング71の径や分解能の変
更に対応する方策として、例えば図9や図10に示す配
置方法が考えられる。
更に対応する方策として、例えば図9や図10に示す配
置方法が考えられる。
【0010】図9は、ホールIC73を、2つのホール
素子72の配置方向91を磁区92に直交する線分93
に対し、角度θ(θ=cos−1(λ/(4L))の傾きを
持って基板81上に配置した場合を示している。しか
し、この配置方法では、他の実装部品の配置とは異な
り、ホールIC73を特殊な角度θ傾けて配置する必要
があるので、基板81に余分なスペースが必要となり、
実装にも手間がかかる。その上、実装上生ずる角度θの
誤差は、A相検出信号とB相検出信号との90度位相の
ズレに多大な影響を与える。
素子72の配置方向91を磁区92に直交する線分93
に対し、角度θ(θ=cos−1(λ/(4L))の傾きを
持って基板81上に配置した場合を示している。しか
し、この配置方法では、他の実装部品の配置とは異な
り、ホールIC73を特殊な角度θ傾けて配置する必要
があるので、基板81に余分なスペースが必要となり、
実装にも手間がかかる。その上、実装上生ずる角度θの
誤差は、A相検出信号とB相検出信号との90度位相の
ズレに多大な影響を与える。
【0011】また、図10は、基板81をその長辺が磁
極リング71の隣接磁極間の磁区92と上記角度θの傾
きを持って交わるように配置し、この基板81上の磁区
92を跨ぐ位置に、ホールIC73を、その2個のホー
ル素子72の配置方向を当該基板81の長辺に平行させ
て配置した場合が示されている。
極リング71の隣接磁極間の磁区92と上記角度θの傾
きを持って交わるように配置し、この基板81上の磁区
92を跨ぐ位置に、ホールIC73を、その2個のホー
ル素子72の配置方向を当該基板81の長辺に平行させ
て配置した場合が示されている。
【0012】しかし、図10に示す方法では、ホールI
C73は、他の実装部品と同様に基板81に長辺に対し
水平または垂直の状態で実装できるが、基板81の搭載
可能スペースが別途必要となる。その上、基板81の搭
載上生ずる角度θの誤差は、A相検出信号とB相検出信
号との90度位相のズレに多大な影響を与える。
C73は、他の実装部品と同様に基板81に長辺に対し
水平または垂直の状態で実装できるが、基板81の搭載
可能スペースが別途必要となる。その上、基板81の搭
載上生ずる角度θの誤差は、A相検出信号とB相検出信
号との90度位相のズレに多大な影響を与える。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、ホールICを3個以上のホール素子を内蔵す
る多素子入りとすることにより、1種類のホールICで
もって多種類の磁石リングに対応できるステアリング角
センサを提供することを目的とする。
のであり、ホールICを3個以上のホール素子を内蔵す
る多素子入りとすることにより、1種類のホールICで
もって多種類の磁石リングに対応できるステアリング角
センサを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のステアリング角センサは、軸方向に着磁さ
れる磁石リングの磁気を3個以上のホール素子を内蔵す
る多素子入りホールICを用いて検出するステアリング
角センサであって、前記多素子入りホールICは、前記
内蔵する3個以上のホール素子のうち、前記磁石リング
の着磁ピッチの(2n+1)/4(n=0,1,2,
…)の間隔を持つ2個のホール素子が当該磁石リングの
隣接磁極間を跨ぐように配置されていることを特徴とす
る。
に、本発明のステアリング角センサは、軸方向に着磁さ
れる磁石リングの磁気を3個以上のホール素子を内蔵す
る多素子入りホールICを用いて検出するステアリング
角センサであって、前記多素子入りホールICは、前記
内蔵する3個以上のホール素子のうち、前記磁石リング
の着磁ピッチの(2n+1)/4(n=0,1,2,
…)の間隔を持つ2個のホール素子が当該磁石リングの
隣接磁極間を跨ぐように配置されていることを特徴とす
る。
【0015】この構成によれば、検出対象の磁石リング
の着磁ピッチに応じて、その着磁ピッチの(2n+1)
/4(n=0,1,2,…)の間隔を持つ2個のホール
素子を選択使用することができるので、1個のホールI
Cで簡単に多種類の磁石リングに対応することができ
る。また、基板への搭載に際し、ホール素子の配列方向
を考慮する必要がないので、実装の容易化が図れる。
の着磁ピッチに応じて、その着磁ピッチの(2n+1)
/4(n=0,1,2,…)の間隔を持つ2個のホール
素子を選択使用することができるので、1個のホールI
Cで簡単に多種類の磁石リングに対応することができ
る。また、基板への搭載に際し、ホール素子の配列方向
を考慮する必要がないので、実装の容易化が図れる。
【0016】また、本発明のステアリング角センサは、
上記本発明のステアリング角センサにおいて、前記多素
子入りホールICに内蔵される3個以上のホール素子
は、横方向に等間隔または非等間隔に配置されていると
ともに、横一列またはジグザグ状に配置されていること
を特徴とする。
上記本発明のステアリング角センサにおいて、前記多素
子入りホールICに内蔵される3個以上のホール素子
は、横方向に等間隔または非等間隔に配置されていると
ともに、横一列またはジグザグ状に配置されていること
を特徴とする。
【0017】この構成によれば、設計の自由度が増える
ので、3個以上のホール素子を内蔵する多素子入りホー
ルICを容易に製造することができる。
ので、3個以上のホール素子を内蔵する多素子入りホー
ルICを容易に製造することができる。
【0018】また、本発明のステアリング角センサは、
上記本発明のステアリング角センサにおいて、前記3個
以上のホール素子が、前記ジグザグ状に配置されている
場合において、隣接する2個のホール素子には、当該ホ
ール素子の横方向の長さ以下の間隔となるものが含まれ
ていることを特徴とする。
上記本発明のステアリング角センサにおいて、前記3個
以上のホール素子が、前記ジグザグ状に配置されている
場合において、隣接する2個のホール素子には、当該ホ
ール素子の横方向の長さ以下の間隔となるものが含まれ
ていることを特徴とする。
【0019】この構成によれば、多素子入りホールIC
の小型化を図ることができる。
の小型化を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態に
よるステアリング角センサにおける多素子入りホールI
Cの配置構造を示す図である。
よるステアリング角センサにおける多素子入りホールI
Cの配置構造を示す図である。
【0021】図1において、磁石リング1は、軸方向に
着磁された環状磁石である。この磁石リング1の磁極面
上に矩形状の基板2が配置され、この基板2上に、本実
施の形態による多素子入りホールIC3が搭載されてい
る。
着磁された環状磁石である。この磁石リング1の磁極面
上に矩形状の基板2が配置され、この基板2上に、本実
施の形態による多素子入りホールIC3が搭載されてい
る。
【0022】多素子入りホールIC3は、一般のICと
同様に矩形状に形成されており、基板2上には、一般の
ICと同様に基板2の外形状と並行して搭載されてい
る。図示例では、多素子入りホールIC3は、長手方向
に沿って配列されている3個のホール素子3a、3b、
3cを内蔵している。
同様に矩形状に形成されており、基板2上には、一般の
ICと同様に基板2の外形状と並行して搭載されてい
る。図示例では、多素子入りホールIC3は、長手方向
に沿って配列されている3個のホール素子3a、3b、
3cを内蔵している。
【0023】3個のホール素子3a、3b、3cは、横
一列に非等間隔で配列されているが、そのうち間隔が狭
い方のホール素子3aと3bが、当該磁石リング1の磁
気を検出する対ホール素子として選択されていることが
示されている。
一列に非等間隔で配列されているが、そのうち間隔が狭
い方のホール素子3aと3bが、当該磁石リング1の磁
気を検出する対ホール素子として選択されていることが
示されている。
【0024】即ち、図示例では、ホール素子3aと3b
の間隔が、当該磁石リング1の着磁ピッチの1/4とな
っているので、ホール素子3aと3bが、磁石リング1
の隣接磁極間を跨ぐ位置に配置されるように、多素子入
りホールIC3は、基板2上に搭載されている。
の間隔が、当該磁石リング1の着磁ピッチの1/4とな
っているので、ホール素子3aと3bが、磁石リング1
の隣接磁極間を跨ぐ位置に配置されるように、多素子入
りホールIC3は、基板2上に搭載されている。
【0025】このとき、対をなすホール素子3aと3b
の配列方向を考慮することなく、単に多素子入りホール
IC3を基板2の外形状に並行して搭載するのみで良い
ので、実装上の手間はかからない。
の配列方向を考慮することなく、単に多素子入りホール
IC3を基板2の外形状に並行して搭載するのみで良い
ので、実装上の手間はかからない。
【0026】次に、図2〜図5を参照して本実施の形態
で用いる多素子入りホールICにおけるホール素子の配
列例を説明する。いずれも内蔵するホール素子数が3個
の場合を示している。
で用いる多素子入りホールICにおけるホール素子の配
列例を説明する。いずれも内蔵するホール素子数が3個
の場合を示している。
【0027】図2は、横一列等間隔配列の場合を示して
いる。即ち。3個のホール素子3a、3b、3cがこの
順序で横一列に配置されている。ホール素子3aと3b
との間隔は、L1であり、ホール素子3bと3cとの間
隔は、L2であり、ホール素子3aと3cの間隔は、L
であり、L1=L2となっている。また、各ホール素子
の横方向の長さをaとすると、a<L1となっている。
したがって、a<L1=L2<L、となっている。
いる。即ち。3個のホール素子3a、3b、3cがこの
順序で横一列に配置されている。ホール素子3aと3b
との間隔は、L1であり、ホール素子3bと3cとの間
隔は、L2であり、ホール素子3aと3cの間隔は、L
であり、L1=L2となっている。また、各ホール素子
の横方向の長さをaとすると、a<L1となっている。
したがって、a<L1=L2<L、となっている。
【0028】これら3つの間隔L1、L2、Lは、それ
ぞれ、磁石リング1の磁極ピッチの(2n+1)/4
(n=0,1,2,…)となる場合がある。したがっ
て、ホール素子3aと3bの組、ホール素子3bと3c
の組及びホール素子3aと3cの組は、それぞれ磁石リ
ング1の磁気を検出する対ホール素子となる。
ぞれ、磁石リング1の磁極ピッチの(2n+1)/4
(n=0,1,2,…)となる場合がある。したがっ
て、ホール素子3aと3bの組、ホール素子3bと3c
の組及びホール素子3aと3cの組は、それぞれ磁石リ
ング1の磁気を検出する対ホール素子となる。
【0029】図3は、横一列非等間隔配列の場合を示し
ている。即ち。3個のホール素子3a、3b、3cがこ
の順序で横一列に配置されている。ホール素子3aと3
bとの間隔は、L1であり、ホール素子3bと3cとの
間隔は、L2であり、ホール素子3aと3cの間隔は、
Lであり、図示例ではL1<L2となっている。また、
各ホール素子の横方向の長さをaとすると、a<L1と
なっている。したがって、a<L1<L2<L、となっ
ている。
ている。即ち。3個のホール素子3a、3b、3cがこ
の順序で横一列に配置されている。ホール素子3aと3
bとの間隔は、L1であり、ホール素子3bと3cとの
間隔は、L2であり、ホール素子3aと3cの間隔は、
Lであり、図示例ではL1<L2となっている。また、
各ホール素子の横方向の長さをaとすると、a<L1と
なっている。したがって、a<L1<L2<L、となっ
ている。
【0030】これら3つの間隔L1、L2、Lは、それ
ぞれ、磁石リング1の磁極ピッチの(2n+1)/4
(n=0,1,2,…)となる場合がある。したがっ
て、ホール素子3aと3bの組、ホール素子3bと3c
の組及びホール素子3aと3cの組は、それぞれ磁石リ
ング1の磁気を検出する対ホール素子となる。
ぞれ、磁石リング1の磁極ピッチの(2n+1)/4
(n=0,1,2,…)となる場合がある。したがっ
て、ホール素子3aと3bの組、ホール素子3bと3c
の組及びホール素子3aと3cの組は、それぞれ磁石リ
ング1の磁気を検出する対ホール素子となる。
【0031】図4は、非等間隔で一部ジグザグ状配列の
場合を示している。即ち。3個のホール素子3a、3
b、3cがこの順序で横方向に配置されているが、ホー
ル素子3aと3cが、多素子入りホールIC3の長手方
向に並行しており、中間のホール素子3bが上の方へず
れて配置されている。
場合を示している。即ち。3個のホール素子3a、3
b、3cがこの順序で横方向に配置されているが、ホー
ル素子3aと3cが、多素子入りホールIC3の長手方
向に並行しており、中間のホール素子3bが上の方へず
れて配置されている。
【0032】ホール素子3aと3bとの間隔は、L1で
あり、ホール素子3bと3cとの間隔は、L2であり、
ホール素子3aと3cの間隔は、Lであり、図示例では
L1<L2となっている。また、各ホール素子の横方向
の長さをaとすると、L1≦aとなっている。したがっ
て、0<L1≦a<L2<L、となっている。
あり、ホール素子3bと3cとの間隔は、L2であり、
ホール素子3aと3cの間隔は、Lであり、図示例では
L1<L2となっている。また、各ホール素子の横方向
の長さをaとすると、L1≦aとなっている。したがっ
て、0<L1≦a<L2<L、となっている。
【0033】これら3つの間隔L1、L2、Lは、それ
ぞれ、磁石リング1の磁極ピッチの(2n+1)/4
(n=0,1,2,…)となる場合がある。したがっ
て、ホール素子3aと3bの組、ホール素子3bと3c
の組及びホール素子3aと3cの組は、それぞれ磁石リ
ング1の磁気を検出する対ホール素子となる。
ぞれ、磁石リング1の磁極ピッチの(2n+1)/4
(n=0,1,2,…)となる場合がある。したがっ
て、ホール素子3aと3bの組、ホール素子3bと3c
の組及びホール素子3aと3cの組は、それぞれ磁石リ
ング1の磁気を検出する対ホール素子となる。
【0034】図5は、等間隔または非等間隔でジグザグ
状配列の場合を示している。即ち。3個のホール素子3
a、3b、3cがこの順序で横方向に配置されている
が、ホール素子3aに対しホール素子3bが上の方へず
れて配置され、ホール素子3cが下の方へずれて配置さ
れている。
状配列の場合を示している。即ち。3個のホール素子3
a、3b、3cがこの順序で横方向に配置されている
が、ホール素子3aに対しホール素子3bが上の方へず
れて配置され、ホール素子3cが下の方へずれて配置さ
れている。
【0035】ホール素子3aと3bとの間隔は、L1で
あり、ホール素子3bと3cとの間隔は、L2であり、
ホール素子3aと3cの間隔は、Lである。図示例では
L1<L2となっているが、L1=L2とすることがで
きる。また、各ホール素子の横方向の長さをaとする
と、a<L1となっている。したがって、a<L1≦L
2<L、となっている。
あり、ホール素子3bと3cとの間隔は、L2であり、
ホール素子3aと3cの間隔は、Lである。図示例では
L1<L2となっているが、L1=L2とすることがで
きる。また、各ホール素子の横方向の長さをaとする
と、a<L1となっている。したがって、a<L1≦L
2<L、となっている。
【0036】これら3つの間隔L1、L2、Lは、それ
ぞれ、磁石リング1の磁極ピッチの(2n+1)/4
(n=0,1,2,…)となる場合がある。したがっ
て、ホール素子3aと3bの組、ホール素子3bと3c
の組及びホール素子3aと3cの組は、それぞれ磁石リ
ング1の磁気を検出する対ホール素子となる。
ぞれ、磁石リング1の磁極ピッチの(2n+1)/4
(n=0,1,2,…)となる場合がある。したがっ
て、ホール素子3aと3bの組、ホール素子3bと3c
の組及びホール素子3aと3cの組は、それぞれ磁石リ
ング1の磁気を検出する対ホール素子となる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多素子入りホールICが内蔵する3個以上のホール素子
のうち、磁極ピッチの(2n+1)/4(n=0,1,
2,…)の間隔を持つ2個のホール素子を磁気を検出す
る対ホール素子として選択使用することができるので、
多種類の磁石リングに対して1個の多素子入りホールI
Cで対応することができ、より多くの車種に対応可能な
ステアリング角センサセンサが安価に提供できるように
なる。
多素子入りホールICが内蔵する3個以上のホール素子
のうち、磁極ピッチの(2n+1)/4(n=0,1,
2,…)の間隔を持つ2個のホール素子を磁気を検出す
る対ホール素子として選択使用することができるので、
多種類の磁石リングに対して1個の多素子入りホールI
Cで対応することができ、より多くの車種に対応可能な
ステアリング角センサセンサが安価に提供できるように
なる。
【図1】本発明の一実施の形態によるステアリング角セ
ンサにおける多素子入りホールICの配置構造を示す図
である。
ンサにおける多素子入りホールICの配置構造を示す図
である。
【図2】本実施の形態で用いる多素子入りホールICに
おけるホール素子の配列例(その1)を示す図である
(横一列等間隔配列)。
おけるホール素子の配列例(その1)を示す図である
(横一列等間隔配列)。
【図3】本実施の形態で用いる多素子入りホールICに
おけるホール素子の配列例(その2)を示す図である
(横一列非等間隔配列)。
おけるホール素子の配列例(その2)を示す図である
(横一列非等間隔配列)。
【図4】本実施の形態で用いる多素子入りホールICに
おけるホール素子の配列例(その3)を示す図である
(非等間隔で一部ジグザグ状配列)。
おけるホール素子の配列例(その3)を示す図である
(非等間隔で一部ジグザグ状配列)。
【図5】本実施の形態で用いる多素子入りホールICに
おけるホール素子の配列例(その4)を示す図である
(等間隔または非等間隔でジグザグ状配列)。
おけるホール素子の配列例(その4)を示す図である
(等間隔または非等間隔でジグザグ状配列)。
【図6】検出信号の位相関係の説明図である。
【図7】ホールICと磁石リングとの関係図である。
【図8】従来技術でのホールICの搭載例の説明図であ
る。
る。
【図9】従来技術でのホールICの搭載例での問題点を
解決する搭載例の説明図である。
解決する搭載例の説明図である。
【図10】従来技術でのホールICの搭載例での問題点
を解決する搭載例の説明図である。
を解決する搭載例の説明図である。
1 磁石リング 2 基板 3 多素子入りホールIC 3a、3b、3c ホール素子
Claims (3)
- 【請求項1】 軸方向に着磁される磁石リングの磁気を
3個以上のホール素子を内蔵する多素子入りホールIC
を用いて検出するステアリング角センサであって、 前記多素子入りホールICは、前記内蔵する3個以上の
ホール素子のうち、前記磁石リングの着磁ピッチの(2
n+1)/4(n=0,1,2,…)の間隔を持つ2個
のホール素子が当該磁石リングの隣接磁極間を跨ぐよう
に配置されていることを特徴とするステアリング角セン
サ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のステアリング角センサ
において、 前記多素子入りホールICに内蔵される3個以上のホー
ル素子は、横方向に等間隔または非等間隔に配置されて
いるとともに、横一列またはジグザグ状に配置されてい
ることを特徴とするステアリング角センサ。 - 【請求項3】 請求項2に記載のステアリング角センサ
において、 前記3個以上のホール素子が、前記ジグザグ状に配置さ
れている場合において、隣接する2個のホール素子に
は、当該ホール素子の横方向の長さ以下の間隔となるも
のが含まれていることを特徴とするステアリング角セン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000361432A JP2002168651A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | ステアリング角センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000361432A JP2002168651A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | ステアリング角センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002168651A true JP2002168651A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=18832868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000361432A Pending JP2002168651A (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | ステアリング角センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002168651A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005068962A1 (de) | 2004-01-20 | 2005-07-28 | Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh | Vorrichtung zum bestimmen eines lenkwinkels und eines an einer lenkwelle ausgeübten drehmoments |
JP2007051953A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 磁気エンコーダ |
JP2007526987A (ja) * | 2003-06-11 | 2007-09-20 | エス.エヌ.エール.ルールマン | 増分測定および車輪の差速の測定によるステアリングホイールの絶対角位置の決定 |
JP2012173260A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Rohm Co Ltd | 電子回路、集積回路、ならびにそれらを搭載する磁気検出装置および電子機器 |
-
2000
- 2000-11-28 JP JP2000361432A patent/JP2002168651A/ja active Pending
Cited By (5)
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JP2007051953A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 磁気エンコーダ |
JP2012173260A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Rohm Co Ltd | 電子回路、集積回路、ならびにそれらを搭載する磁気検出装置および電子機器 |
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