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JP2001336912A - ステアリング角センサ - Google Patents

ステアリング角センサ

Info

Publication number
JP2001336912A
JP2001336912A JP2000158706A JP2000158706A JP2001336912A JP 2001336912 A JP2001336912 A JP 2001336912A JP 2000158706 A JP2000158706 A JP 2000158706A JP 2000158706 A JP2000158706 A JP 2000158706A JP 2001336912 A JP2001336912 A JP 2001336912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hall
magnet ring
angle sensor
distance
steering angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000158706A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sato
孝 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2000158706A priority Critical patent/JP2001336912A/ja
Publication of JP2001336912A publication Critical patent/JP2001336912A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対のホール素子が搭載された1種類のホー
ルICで多車種のステアリングに高精度で対応できるよ
うにしたステアリング角センサを提供する。 【解決手段】 ステアリングシャフト2に取付けられた
磁石リング1に対向して配置されたホールIC6によ
り、ステアリングシャフト2の回転角度および回転方向
を検出するステアリング角センサであって、ホールIC
6は、一対のホール素子4a、4bが所定の距離Lで搭
載された構造であり、一対のホール素子4a、4bの磁
石リング1の接線S方向に沿う距離Rと、磁石リング1
の着磁ピッチλの1/4の距離とが一致するように配置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のステアリン
グ角を検出するステアリング角センサに関し、詳しく
は、磁石リングの回転をホールICで検出するステアリ
ング角センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のステアリング角センサは、ハンド
ルの回転角度および回転方向を検出するものである。こ
のため、図3に示すように90度位相がずれたA相とB
相のパルスをエンコーダに入力して回転角度および回転
方向を検出するようにしている。
【0003】このような90度位相がずれたA相とB相
のパルスを取出すため、従来は、図7に示すように、ホ
ール素子4を搭載した2個のホールIC6a、6bを基
板3に取付け、このホールIC6a、6bをステアリン
グシャフト(図示せず)に取付けられた磁石リング1に
対向して配置し、このホール素子6a、6bの出力をエ
ンコーダで処理して回転角度および回転方向を検出する
ようにしている。
【0004】なお、磁石リング1の着磁面に対向して2
つのホールICを設けた回転センサは、実開昭62−1
2814号公報にも開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示す
ようなステアリング角センサは、次のような問題が生じ
る。
【0006】車両用のステアリング角センサに用いるエ
ンコーダには、2度程度の分解能が要求され、また、ス
テアリングの方向(右回転または左回転)および角度の
検出が要求されるため、上記のように90度位相のずれ
たA相及びB相の出力が必要である。このような90度
位相がずれたA相とB相のパルスを得るためには、この
ホールIC6a、6bを90度の位相ずれが出力される
ように正確に基板3に実装する必要がある。しかしなが
ら、実装の精度には限界があり、例えば誤差を0.1m
m以下にコントロールすることは困難である。したがっ
て、2個のホールIC6a、6bを用いるステアリング
角センサでは必要とされる角度分解能に対応し得る精度
を確保することが困難である。
【0007】これを解決するめ、2個のホール素子を所
定間隔で搭載したホールICを磁石リングに対向して配
設することも考えられているが、これも以下のような問
題がある。すなわち、自動車のステアリング角センサ
は、ステアリングシャフトに取付けられているが、この
ステアリングシャフトは、自動車の車種ごとに外径が異
なり、また、ステアリング角センサの磁石リングのサイ
ズも取付けスペースの関係で車種ごとに異なる。
【0008】このため、磁石リングの径が車種ごとに異
なると共に、必要とされる角度分解能も異なる。したが
って、磁石リングの着磁ピッチも車種ごとに異なること
になり、一定間隔で設計された2個のホール素子搭載の
ホールICをそのまま共通で使用することができないと
いう問題がある。
【0009】本発明は、上述の点に着目してなされたも
ので、一対のホール素子が搭載された1種類のホールI
Cで多車種のステアリングに高精度で対応できるように
したステアリング角センサを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ステアリングシャフトに取
付けられた磁石リングに対向して配置されたホールIC
により該ステアリングシャフトの回転角度および回転方
向を検出するステアリング角センサであって、前記ホー
ルICは、一対のホール素子が所定の距離で搭載された
構造であり、前記一対のホール素子の前記磁石リングの
接線方向に沿う距離と、前記磁石リングの着磁ピッチの
1/4の距離とが一致するように配置されていることを
特徴とするものである。
【0011】このため、請求項1記載の発明では、両ホ
ール素子間の間隔が一定のホールICを作成することで
間隔のばらつきがなくなり、組付け精度の問題が解消で
きると共に、磁石リングの径、着磁ピッチ、角度分解能
が異なる場合でも、ホールICの取付け角度を変えるだ
けで共通に使用することができる。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のステアリング角センサであって、前記着磁ピッチを
λ、前記一対のホール素子間の距離をLとすると、前記
磁石リングの接線と前記ホール素子を結ぶ直線とのなす
角度θは、θ=cos−1(λ/4L)が成立するよう
に配置されていることを特徴とするものである。
【0013】このため、請求項2記載の発明では、ホー
ルICを、磁石リングの接線に対して角度θ(=cos
−1(λ/4L))だけ傾けて取付けることにより、多
様な磁石リング、角度分解能に対応させることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図7と同一部材または同一
機能のものは同一符号で示している。
【0015】図1において、ステアリングシャフト2に
取付けられた磁石リング1の表面に対向してホールIC
6が基板3に取付けられた状態で配設されている。この
ホールIC6は、所定間隔で内蔵された2個のホール素
子4a、4bで構成されている。ハンドルの回動により
ステアリングシャフ2が回転し、これにより磁石リング
1が回動すると、ホール素子4a、4bから磁電変換さ
れた信号が出力され、これを波形整形すると、図3に示
すように90度位相がずれたA相とB相のパルスが出力
される。このように90度位相がずれたA相とB相のパ
ルスを正確に出力させるため、ホール素子4a、4bが
以下のような関係に配置される。
【0016】図2は、ホールIC6と磁石リング1の位
置関係を示す図であって、この図に示すように、磁石リ
ング1の個々の磁石1aの着磁ピッチをλ、2個のホー
ル素子4a、4b間の距離をLとすると、2個のホール
素子4aと4bがλ/4の距離と合致するように配置す
るものである。図2の例では、L=λ/4の場合であっ
て、この場合は、ホール素子4aと4bを結ぶ直線R
が、磁石リング1の接線Sの方向と平行になる(傾斜角
=0)ように配置している。
【0017】磁石リング1が、矢印5方向に回転する
と、図3に示すように、ホール素子4aからA相、ホー
ル素子4bからB相のパルスが出力される。磁石リング
1が、λの距離だけ移動すると1周期(360度)Tの
パルスが出力され、このとき、L=λ/4であるので、
A相とB相の立ち上がりと立ち下がりの間隔tが同一に
なり、A相とB相は、正確に90度位相がずれた波形と
なる。なお、この間隔tが角度分解能になるので、間隔
tに誤差が出ると角度分解能の精度が悪くなる(図6参
照)。ホール素子4aと4b間の距離Lおよび磁石リン
グ1のピッチλは製作時に決定されるので、L=λ/4
に製作されている場合は、傾斜角が0になるように基板
3を取付けることにより、正確に90度位相がずれたA
相とB相が出力される。
【0018】比較のため、2個のホール素子4aと4b
がλ/4の距離と合致しない(Lがλ/4より長い)場
合であって、図2と同様にホール素子4aと4bを結ぶ
直線Rが、磁石リング1の接線Sの方向と平行になる
(傾斜角=0)ように配置した例を図5に示している。
このような配置関係では、図6に示すように、A相とB
相の立ち上がりと立ち下がりの間隔が同じにならず(立
ち上がり間隔t1、立ち下がり間隔t2)、ばらつきが
出るため角度分解能の精度が悪くなる。したがって、L
がλ/4より長い場合は、図4に示すような配置にする
必要がある。
【0019】すなわち、図4に示すように、L>λ/4
の場合は、ホール素子4a、4bを結ぶ直線Rが接線S
の方向に対してある傾斜角θで配置することにより、ホ
ール素子4aと4b間の直線Sに平行な方向の距離L1
がλ/4と一致する(L1 =λ/4)ように配置する。
距離L1 =Lcosθであるから、θ=cos−1(λ
/4L)だけ傾斜して配置することにより、図3と同様
に、A相とB相の立ち上がりと立ち下がりの間隔tが同
一になり、A相とB相は位相が90度ずれた状態のパル
スが出力される。なお、図4のように傾斜角θで配置す
る場合は、磁石1aの幅(着磁幅)Wは、Lsinθ以
上必要であることはいうまでもない。
【0020】以上のように、本実施の形態では、基板3
に一対のホール素子4a、4bが所定の距離で装着され
た構造のホールIC6を使用するので、両ホール素子4
a、4b間の間隔を一定に作成することで組付け精度の
問題が解消できると共に、ホール素子4aと4bが磁石
リング1の着磁ピッチλの1/4の距離と合致するよう
に配置したので、磁石リング1の径、着磁ピッチ、角度
分解能が異なる場合でも、ホールICの取付け角度を変
えるだけで共通に使用することができ、車種が異なって
もホールIC6を設計変更することなく使用することが
できる。
【0021】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、基板に一対のホール素子が所定の距離で
装着されたホールICを使用することにより、両ホール
素子間の間隔を一定に製造することで組付け精度の問題
が解消できると共に、磁石リングの径、着磁ピッチ、角
度分解能が異なる場合でも、ホールICの取付け角度を
変えるだけで共通に使用することができる。したがっ
て、組付け精度の向上および共通化が可能となり、コス
トダウンを図ることが可能となる。
【0022】また、請求項2記載の発明によれば、磁石
リングの接線と前記ホール素子を結ぶ直線とのなす角度
θをcos−1(λ/4L)が成立するように配置した
ので、請求項1記載の発明の効果に加えて、取付け角度
をθに設定することにより多種の磁石リングに1つのホ
ールICで対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステアリング角センサの実施の形態を
示す概略正面図である。
【図2】磁石リングとホールICの配置関係の一例を示
す説明図である。
【図3】図2のホールICから出力される波形図であ
る。
【図4】磁石リングとホールICの配置関係の他の例を
示す説明図である。
【図5】磁石リングとホールICの配置関係の比較例で
ある。
【図6】図5のホールICから出力される波形図であ
る。
【図7】従来のホール素子を用いたステアリング角セン
サの要部の概略正面図である。
【符号の説明】
1 磁石リング 2 ステアリングシャフト 4a、4b ホール素子 6 ホールIC L 一対のホール素子間の距離 R 一対のホール素子を結ぶ直線 S 接線(磁石リングの) λ 着磁ピッチ θ 角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトに取付けられた磁
    石リングに対向して配置されたホールICにより該ステ
    アリングシャフトの回転角度および回転方向を検出する
    ステアリング角センサであって、 前記ホールICは、一対のホール素子が所定の距離で搭
    載された構造であり、前記一対のホール素子の前記磁石
    リングの接線方向に沿う距離と、前記磁石リングの着磁
    ピッチの1/4の距離とが一致するように配置されてい
    ることを特徴とするステアリング角センサ。
  2. 【請求項2】 前記着磁ピッチをλ、前記一対のホール
    素子間の距離をLとすると、前記磁石リングの接線と前
    記ホール素子を結ぶ直線とのなす角度θは、θ=cos
    −1(λ/4L)が成立するように配置されていること
    を特徴とする請求項1記載のステアリング角センサ。
JP2000158706A 2000-05-29 2000-05-29 ステアリング角センサ Pending JP2001336912A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005043074A1 (ja) * 2003-11-04 2005-05-12 Asahi Kasei Emd Corporation 舵角検出装置
JP2007526987A (ja) * 2003-06-11 2007-09-20 エス.エヌ.エール.ルールマン 増分測定および車輪の差速の測定によるステアリングホイールの絶対角位置の決定
JP2008164295A (ja) * 2006-12-26 2008-07-17 Tokiko Techno Kk 流量計測装置

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WO2005043074A1 (ja) * 2003-11-04 2005-05-12 Asahi Kasei Emd Corporation 舵角検出装置
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