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JP2002166871A - 二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジボックス - Google Patents

二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジボックス

Info

Publication number
JP2002166871A
JP2002166871A JP2000366326A JP2000366326A JP2002166871A JP 2002166871 A JP2002166871 A JP 2002166871A JP 2000366326 A JP2000366326 A JP 2000366326A JP 2000366326 A JP2000366326 A JP 2000366326A JP 2002166871 A JP2002166871 A JP 2002166871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luggage box
gasoline tank
gasoline
motorcycle
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000366326A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Miyajima
巌 宮嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP2000366326A priority Critical patent/JP2002166871A/ja
Publication of JP2002166871A publication Critical patent/JP2002166871A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、ラゲッジボックスを大きく
することが可能な二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッ
ジボックスを提供する。 【解決手段】 二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジ
ボックスは、ラゲッジボックスの少なくとも一面が空間
を介して二重に形成され、この二重に形成された面の空
間をガソリンタンクとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は二三輪車用ガソリン
タンク併用ラゲッジボックスに係り、特にラゲッジボッ
クスの容量を拡大することが可能な二三輪車用ガソリン
タンク併用ラゲッジボックスに関する。なお、本明細書
において、二三輪車用シートとは、オートバイ、スクー
ター、バギー、水上バイク、スノーモビル等を含むもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、図6で示すようなファミリーバイ
クBなどには、座席100の下に物品などを収納するた
めのラゲッジボックス110を配設したものが知られて
いる。このラゲッジボックス110は、図8で示すよう
に、別に形成したガソリンタンク120のガソリン注入
口121を連結部111で連結して、ガソリン注入口1
21が上面に位置するようにして配設されている。なお
符号130は二三輪車用車体のサイドカバーである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ラゲッ
ジボックス110とは別にガソリンタンク120を配設
すると、ガソリンタンク120の部分で場所をとってし
まい、ラゲッジボックス110の大きさに限度が生じて
しまうという不都合があった。また、ラゲッジボックス
110とガソリンタンク120を別個に形成するため、
手数がかかるだけでなく設計の自由度を損ねると共に、
コスト上昇となるという不都合もあった。
【0004】本発明の目的は、ラゲッジボックスを大き
くすることが可能な二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲ
ッジボックスを提供することにある。またガソリンタン
クとラゲッジボックスを同時に構成することが可能で、
部品点数や組み付け作業の軽減を図り、コスト低減に寄
与することが可能な二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲ
ッジボックスを提供することにある。
【0005】
【課題を解釈するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジボ
ックスによれば、ラゲッジボックスの少なくとも一面が
空間を介して二重に形成され、この二重に形成された面
の空間をガソリンタンクとしたこと、により解決され
る。
【0006】このように、ラゲッジボックスの一部を空
間を介した二重面として形成し、この二重面の空間にガ
ソリンを蓄えるガソリンタンクとすることにより、別途
ガソリンタンクを製造する必要がなくなり、ガソリンタ
ンクとラゲッジボックスとの組み付け工数が不要でコス
ト等の低減が図れる。またガソリンタンクがラゲッジボ
ックスの側面や底面に形成されるため、ラゲッジボック
スを大きくすることが可能となり、収納容量を高めるこ
とが可能となる。
【0007】このとき、前記二重に形成された面は、ラ
ゲッジボックスの少なくとも側面又は底面を含むものと
すると好適である。このようにガソリンタンク部分につ
いては、いろいろなバリエーションが可能であるため設
計の自由度が増す。
【0008】また、前記二重に形成された面は、二三輪
車用車両前後方向のラゲッジボックス面に形成すると好
適である。このように、ガソリンタンク部分が二三輪車
用車両前後方向に形成すると、側面への衝撃があっても
ガソリンタンク部分への影響を極力少なくすることが可
能となる。
【0009】また、二重に形成された面をブロー成形で
形成すると好適である。このようにブロー成形によって
形成すると、成形が容易であり一度に形成することが可
能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の態様を図
面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配
置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範
囲内で種々改変することができるものである。
【0011】図1乃至図5は本発明の実施の態様を示す
ものであり、図1は二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲ
ッジボックスの一例を備えたファミリーバイクの概略説
明図、図2は二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジボ
ックスの要部断面図、図3は二三輪車用ガソリンタンク
併用ラゲッジボックスを形成するブロー成形の説明図、
図4は図3で成形したブロー成形による二三輪車用ガソ
リンタンク併用ラゲッジボックスの要部断面図、図5は
図4の二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジボックス
にガソリン注入口を形成したときの説明断面図である。
【0012】図1において、ファミリーバイクBはシー
トSの下部にガソリンタンク併用ラゲッジボックス10
が配設されている。本例の二三輪車用ガソリンタンク併
用ラゲッジボックス10は、シートSの下部全体にわた
って二三輪車の車体側に配設されるものであり、ガソリ
ン注入口14が形成されている。そして、ガソリンタン
ク併用ラゲッジボックス10の上部はシートSが、蓋体
として覆っている。シートSは二三輪車用ガソリンタン
ク併用ラゲッジボックス10と不図示のヒンジ等を介し
て開閉可能に形成されている。なお符号30は二三輪車
用車体のサイドカバーである。
【0013】本例の二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲ
ッジボックス10は、図2で示すように、両側面11,
11及び底面12が二重面として、空間部11a,11
a,12aを介して形成されている。そして、側面11
の外側の所要箇所には、ガソリン注入口14が形成され
ている。
【0014】このガソリンタンク注入口14は、ブロー
成形時に空気注入口を利用して形成されたものであり、
所定形状の穴14aを形成し、この穴に中空筒14bを
取着して形成したものである。この中空筒14bの自由
端側には、ねじ切りが施され、このねじ切りされた部分
に、蓋体14cを配する。そして、ガソリン注入口14
からガソリンを入れて、上記各空間部11a,12aな
どにガソリンを蓄える。
【0015】そして不図示の導入口からエンジン側へガ
ソリンが導入されるようになっている。またガソリンの
残量等のチェックには、不図示のゲージ等をガソリン注
入口へ入れておくことも可能である。
【0016】上記二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッ
ジボックス10の材質は耐ガソリンの合成樹脂で形成さ
れている。また合成樹脂は硬質のものを用いている。な
お、本例では蓋体を螺着の構成としたが、着脱可能な嵌
着手段で構成することも可能である。
【0017】本例のガソリンタンク併用ラゲッジボック
ス10の製造は、ブロー成形によって製造されている。
例えば、ブロー成形金型として、図3で示すように、左
右型を用いている。一方の金型(図3では右側)が凸状
のものとし、他方の金型(図3では左側)42が凹状と
しており、これら凸状及び凹状の金型41,42を型締
めしたときに、二重の側面及び底面が形成される所望の
空間が形成されるようになっている。
【0018】そして、パリソンPを左右の金型41,4
2の間に配し、型締めする。パリソンPはノズル43の
パリソン排出口43a,43aから二列所定の幅で、左
右金型41,42が離間して型開きしている状態で出さ
れる。そして金型41,42の下側端部を越えた位置で
止められ、この状態で左右の金型41,42を型締めす
る。これにより金型41と42の端部でパリソンPが切
断されて閉じられる。
【0019】そして、ノズル43の空気注入口43bか
らパリソンPの間に空気を注入して、両側の金型面にパ
リソンPを圧接して形成する。このようにして形成した
のが図で示すようなガソリンタンク併用ラゲッジボック
ス10である。
【0020】そして、空気を注入した部分に穴が形成さ
れているが、この穴を利用して、前述したガソリン注入
口を形成する。このように空気注入口を利用することに
より、後からガソリン注入口を形成するため、穴を形成
するときに生じる樹脂屑が二重面の空間に入り込むのを
防止することが可能となる。
【0021】上記実施の態様においては、ガソリンタン
ク併用ラゲッジボックスの左右側面及び底面を間に空間
とした二重面として形成した例を示したが、側面だけ、
または底面だけ、一方の側面と底面だけを二重面として
もよい。
【0022】なお、上記ブロー成形ではノズル43から
直接パリソンPを引き出して製造しているが、パリソン
Pの配設はこれに限るものではないことは勿論である。
そして、空気の注入についても、ノズル43から注入す
るものではなく、所望の位置から注入するように構成す
ることも可能である。この場合に、空気注入の穴をガソ
リン注入口として利用しない場合には、空気注入口を閉
塞し、別途ガソリン注入口を開口させ、蓋体を取着する
ように構成する。
【0023】また、上記実施の態様では、ガソリンタン
ク併用ラゲッジボックスをブロー成形で形成した例を示
したが、これに限るものではない。例えば、一方の金型
面に樹脂シートを配設して吸引し、所定形状に形成し、
他方の金型に同様に樹脂シートを配設して吸引し、上記
ブロー成形で形成した凸状と凹状の形状を作成し、これ
らを接合することによって形成することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来必
要であったガソリンタンクが不要となる。また従来必要
であったガソリンタンクを省略することが可能であるの
でラゲッジスペースを従来配設していたガソリンタンク
の部分まで拡大することが可能となり、このため収納ス
ペースを拡大し、従来ガソリンタンクを配設していた後
部部分まで拡大することが可能となる。
【0025】さらに、ガソリンタンクを別途製造する必
要がないので、コスト削減効果が絶大である。ガソリン
タンク部分については、いろいろなバリエーションが可
能であるため設計の自由度が増す。
【0026】二重に形成された面は、二三輪車用車両前
後方向のラゲッジボックス面に形成すると好適である。
このように、ガソリンタンク部分が二三輪車用車両前後
方向に形成すると、側面への衝撃があってもガソリンタ
ンク部分への影響を極力少なくすることが可能となる。
【0027】また、二重に形成された面をブロー成形で
形成すると、成形が容易であり一度に形成することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二三輪車用ガソリンタンク併用ラ
ゲッジボックスの一例を備えたファミリーバイクの概略
説明図である。
【図2】二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジボック
スの要部断面図である。
【図3】二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジボック
スを形成するブロー成形の説明図である。
【図4】図3で成形したブロー成形による二三輪車用ガ
ソリンタンク併用ラゲッジボックスの要部断面図であ
る。
【図5】図4の二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジ
ボックスにガソリン注入口を形成したときの説明断面図
である。
【図6】従来例のガソリンタンクとラゲッジボックスを
備えたファミリーバイクの概略説明図である。
【図7】図6のラゲッジボックスの要部断面図である。
【図8】従来例を示すガソリンタンクとラゲッジボック
スの組み付け説明図である。
【符号の説明】
10 ガソリンタンク併用ラゲッジボックス11 側面
11a 空間部12 底面12a 空間部14a 穴1
4b 中空筒14c 蓋体14 ガソリン注入口30
二三輪車用車体のサイドカバー41 金型 42 金型 43a,43a パリソン排出口 43 ノズルの 43b 空気注入口 B ファミリーバイク P パリソン S シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:30 B29L 31:30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラゲッジボックスの少なくとも一面を空
    間を介して二重に形成し、該二重に形成された面の空間
    をガソリンタンクとしたことを特徴とする二三輪車用ガ
    ソリンタンク併用ラゲッジボックス。
  2. 【請求項2】 前記二重に形成された面は、ラゲッジボ
    ックスの少なくとも側面又は底面を含むものであること
    を特徴とする請求項1記載の二三輪車用ガソリンタンク
    併用ラゲッジボックス。
  3. 【請求項3】 前記二重に形成された面は、車両前後方
    向のラゲッジボックス面に形成されたことを特徴とする
    請求項1記載の二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジ
    ボックス。
  4. 【請求項4】 前記二重に形成された面がブロー成形で
    形成されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか
    記載の二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジボック
    ス。
JP2000366326A 2000-11-30 2000-11-30 二三輪車用ガソリンタンク併用ラゲッジボックス Pending JP2002166871A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58176089U (ja) * 1982-05-21 1983-11-25 本田技研工業株式会社 自動二輪車等の物入れ装置
JPH10100971A (ja) * 1996-09-28 1998-04-21 Yamaha Motor Co Ltd 車両用フューエルタンク

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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