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JP2002165098A - 画像符号化装置及び画像符号化方法 - Google Patents

画像符号化装置及び画像符号化方法

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JP2002165098A
JP2002165098A JP2000359741A JP2000359741A JP2002165098A JP 2002165098 A JP2002165098 A JP 2002165098A JP 2000359741 A JP2000359741 A JP 2000359741A JP 2000359741 A JP2000359741 A JP 2000359741A JP 2002165098 A JP2002165098 A JP 2002165098A
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image
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隆浩 福原
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青司 木村
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Sony Corp
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明では、目標符号量を1回の符号化処理
で実現し、計算負荷及び記憶負荷が少なく、且つ高い符
号化効率の符号量制御を実現し、静止画のみならず動画
像や、様々な動画像に対しても、安定した符号量制御が
実現出来る。 【解決手段】 この画像符号化装置は、ウェーブレット
変換部1と、ビットプレーン毎に符号化パスを生成する
ビットプレーン符号化パス生成部2と、符号化パス内で
算術符号化を行う算術符号化部3と、生成された算術符
号から目標の符号量になるように符号量を制御するレー
ト制御部4と、符号量制御後の算術符号にヘッダを加え
てパケットを生成するパケット生成部6と、該符号化パ
スをすべて処理して符号化コードストリームを生成した
後、目標の符号量になるように符号化コードストリーム
の後ろを切り捨てる符号化コードストリーム切り捨て手
段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、JPEG(Jo
int Photographic Experts
Group)−2000規格に基づいたフォーマットに
よる符号化を行う画像符号化装置及び画像符号化方法に
関する。応用分野としては、静止画・動画像のデジタル
カメラ、カムコーダ、監視用コーデック、放送用映像機
器のコーデック、ノンリニア編集機のコーデック、PD
A(Personal Digital Assist
ance)や携帯電話内臓のコーデック、PC(Per
sonal Computer)上のオーサリング・ツ
ール、画像編集ソフト、ゲーム、3次元CG(Comp
uter Graphic)で用いるテキスチャの圧縮
器またはそのソフトウェア・モジュール等が主な利用分
野である。
【0002】
【従来の技術】従来の代表的な画像圧縮方式として、I
SO(InternationalOrganizat
ion for Standarization)によ
って標準化されたJPEG方式がある。これはDCT
(Discrete Cosine Transfor
m)を用い、比較的高いビットが割り当てられる場合に
は、良好な符号化・復号化画像を供することが知られて
いる。ところが、ある程度符号化ビット数を少なくする
と、DCT特有のブロック歪みが顕著になり、主観的に
劣化が目立つようになる。これとは別に最近、画像をフ
ィルタバンクと呼ばれるハイパス・フィルタとローパス
・フィルタを組み合わせたフィルタによって、複数の帯
域に分割して、それらの帯域毎に符号化を行う方式の研
究が盛んになっている。その中でも、ウェーブレット変
換符号化は、DCTで問題になる高圧縮でブロック歪み
が顕著になるという欠点が無いことから、DCTに代わ
る新たな技術として有力視されている。
【0003】2000年12月に国際標準化が完了する
予定のJPEG−2000規格は、このウェーブレット
変換に高能率なエントロピー符号化と算術符号化を組み
合わせた手段を採用しており、JPEGに比べて符号化
効率の大きな改善を実現している。しかし、これら国際
規格は、デコーダ側の規格のみを定めており、エンコー
ダ側は自由に設計することが出来る。その反面、一般に
負荷が重いエンコーダの処理の軽減手段や、本発明で述
べるレート制御の効果的な手段については規格が存在し
ないため、ノウハウの確立が何よりも重要になる。ま
た、JPEGでは、目標の圧縮率を実現するためのレー
ト制御が困難であり、目標値を得るまで複数回の符号化
を施す必要も多々ある。これは、処理時間の増大に繋が
ることから、符号化は1回で目標の符号量を得ることが
望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の背景から、本発
明では、JPEG−2000規格に基づいたフォーマッ
トによる符号化を行う画像符号化装置及び画像符号化方
法において、以下の課題を実現することを目的とする。
第1に、目標符号量を、1回の符号化処理で実現するこ
と。第2に、レート制御の計算負荷及び記憶負荷が少な
くて、且つ高い符号化効率の符号量制御を実現するこ
と。第3に、静止画のみならず動画像にも、安定した符
号量制御が実現出来ること。第4に、様々なタイプの動
画像に対しても、安定した符号量制御が実現出来るこ
と。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のJPEG−2
000規格に基づいたフォーマットによる符号化を行う
画像符号化装置及び画像符号化方法は、入力画像に対
し、ウェーブレット変換を施すフィルタリング手段と、
ウェーブレット変換係数を、最上位ビット(MSB)か
ら最下位ビット(LSB)に至るビットプレーンに展開
するビットプレーン生成手段と、ビットプレーン毎に符
号化パスを生成する符号化パス生成手段と、符号化パス
内で算術符号化を行う算術符号化手段と、生成された算
術符号から目標の符号量になるように符号量を制御する
符号量制御手段と、符号量制御後の算術符号にヘッダを
加えてパケットを生成するパケット生成手段とから構成
されるJPEG−2000規格に基づいたフォーマット
による符号化を行う画像符号化装置において、下記の3
通りの手段のいずれか1つを備えたものである。
【0006】第1の手段として、同該符号化パスをすべ
て処理して符号化コードストリームを生成した後、目標
の符号量になるように符号化コードストリームの後ろを
切り捨てる符号化コードストリーム切り捨て手段を備え
たものである。
【0007】第2の手段として、同該符号化パス生成手
段では、予め設定された目標の符号量に達した時点で符
号化を中止する符号化中止手段を備えたものである。
【0008】第3の手段として、同該フィルタリングに
よって生成されるサブバンド毎の符号化パス数を予め記
憶しておく記憶手段と、同該符号化パス生成手段では、
この符号化パス数内で同該符号化パスを終了する符号化
パス終了手段を備えたものである。
【0009】本発明によれば、以下の作用をする。この
発明のJPEG−2000規格に基づいたフォーマット
による符号化を行う画像符号化装置及び画像符号化方法
において、ウェーブレット変換を行うフィルタリング手
段は、入力画像を低域フィルタ・高域フィルタから構成
されるフィルタバンクによってフィルタリングを行い、
変換係数を算出する。特に低域のサブバンドを複数のレ
ベルまで再帰的に変換する作用がある。量子化手段は、
通常良く用いられるスカラ量子化、即ち変換係数値を所
定のステップサイズで除算する作用がある。ビットプレ
ーン毎に符号化パスを生成する符号化パス生成手段は、
所定の符号化ブロック単位内の変換係数から、最上位ビ
ット(MSB)から最下位ビット(LSB)に至るビッ
トプレーンを構成して、同該符号化パスの処理を行う作
用がある。算術符号化手段は、符号化パス内から呼ばれ
て、統計量の測定を行い学習を行いながら所定の算術符
号化を行う作用がある。生成された算術符号から目標の
符号量になるように符号量のレート制御をする符号量制
御手段において、目標の符号量に近づける様に、符号化
コードストリーム切り捨て手段は上記符号化パスの一部
を切り捨てる作用がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるJPEG−
2000規格に基づいたフォーマットによる符号化を行
う画像符号化装置及び画像符号化方法の実施の形態につ
いて説明する。
【0011】[第1の実施の形態]本実施の形態は、請
求項第1項に記載する本発明の一実施形態である。図1
は本実施形態の画像符号化装置の構成を示すブロック図
であり、入力画像に対してウェーブレット変換を施すウ
ェーブレット変換部1と、ウェーブレット変換係数を最
上位ビット(MSB)から最下位ビット(LSB)に至
るビットプレーンに展開するビットプレーン符号化パス
生成部2と、符号化パス内で算術符号化を行う算術符号
化部3と、生成された算術符号から目標の符号量になる
ように符号量を制御するレート制御部4と、ヘッダを生
成するヘッダ生成部5と、符号量制御後の算術符号にヘ
ッダを加えてパケットを生成するパケット生成部6とを
有して構成される。ここで、ビットプレーン符号化パス
生成部2および算術符号化部3とでEBCOT(Emb
edded Coding with Optimiz
ed Truncation)符号化部10を構成す
る。
【0012】次に本実施形態の画像符号化装置の動作に
ついて説明する。ウェーブレット変換部1におけるウェ
ーブレット変換は、通常低域フィルタと高域フィルタか
ら構成されるフィルタバンクによって実現される。従っ
てデジタルフィルタは通常複数タップ長のインパルス応
答(フィルタ係数)を持っているので、フィルタリング
が行えるだけの入力画像を予めバッファリングしておく
必要がある。しかし本実施の形態では、図1の構成要素
からは外してある。
【0013】上記によってフィリタリングに必要な最低
限の画像S100を入力したウェーブレット変換部1で
は、ウェーブレット変換を行うフィルタリングを行い、
ここでウェーブレット変換係数S101が生成される。
図4に、第2ステージまでウェーブレット分割したとき
のサブバンドを示す。尚、ウェーブレット変換は、通常
図4の様に第2レベルまでの最低域サブバンドLL2
と、低高域サブバンドLH2と、高低域サブバンドHL
2と、最高域サブバンドHH2のように、低域成分を繰
り返し変換する手段を取るが、これは画像のエネルギー
の多くが低域成分に集中しているからである。
【0014】尚、図4の場合には、ウェーブレット変換
のレベル数は2であり、この結果、第2レベルまでの最
低域サブバンドLL2と、低高域サブバンドLH2と、
高低域サブバンドHL2と、最高域サブバンドHH2
と、第1レベルの低高域サブバンドLH1と、高低域サ
ブバンドHL1と、最高域サブバンドHH1の計7つの
サブバンドが生成される。尚、ウェーブレット変換手段
では、通常低域成分のみを再帰的にフィルタリングする
が、これ以外の手段も存在することは言うまでもない。
【0015】次に、ウェーブレット変換係数S101を
入力して、ビットプレーン符号化パス生成部2でエント
ロピー符号化が行われる。本実施の形態では、特にJP
EG−2000規格で定められたEBCOT(Embe
dded Coding with Optimize
d Truncation)と呼ばれるエントロピー符
号化を例に取りながら説明する(参考文献:ISI/IEC FD
IS 15444-1,JPEG-2000Part-1 FDIS, 18 August 200
0)。
【0016】EBCOTの説明の前に、ビットプレーン
の概念について図5を用いて説明する。図5Aは縦4
個、横4個の計16個の係数から成る量子化係数を仮定
している。この16個の係数の内、絶対値が最大のもの
は13で、2進表現にすると1101になる。このよう
にそれぞれウェーブレット変換係数S101による係数
値を有している。
【0017】EBCOT符号化を実行する場合、図5B
に示すように、ウェーブレット変換係数S101による
係数値の絶対値を最下位ビット(LSB:Least
Significant Bit)から最上位ビット
(MSB:Most Significant Bi
t)までの各ビットで順次スライスするようにして各サ
ンプルに対応する「1」または「0」の係数値を有する
絶対値のビットプレーン(以下、これを絶対値ビットプ
レーンという。)、この場合、4種類の絶対値ビットプ
レーンを生成すると共に、図5Cに示すように、各係数
値の「+」「−」の符号のビットプレーン(以下、これ
を符号ビットプレーンという。)を生成する。
【0018】従って、同図5Bの絶対値のビットプレー
ンは4つのプレーンから構成される。各ビットプレーン
の要素はすべて0か1の数を取ることは自明である。他
方、符号は−6が唯一負の数でそれ以外は0または正の
数である。従って、符号のプレーンは同図5Cのように
なる。
【0019】EBCOTは、所定の大きさのブロック毎
にそのブロック内の係数の統計量を測定しながら符号化
を行う手段である。量子化係数をコードブロック(co
de−block)と呼ばれる所定のサイズのブロック
単位に、エントロピー符号化する。コードブロックは、
MSBからLSB方向にビットプレーン毎に独立して符
号化される。コードブロックの縦横のサイズは4から2
56までの2のべき乗で、通常使用される大きさは、3
2×32、64×64、128×32等がある。ウェー
ブレット領域の係数値がnビットの符号付き2進数で表
されていて、ビット0からビットn−2がLSBからM
SBまでのそれぞれのビットを表すとする。残りの1ビ
ットは符号である。コードブロックの符号化は、MSB
側のビットプレーン(bit−plane)から順番
に、次の3種類の符号化パス(pass)によって行わ
れる。
【0020】EBCOT符号化では、絶対値ビットプレ
ーン内の係数値に対する符号化方式として、シグニフィ
カンスプロパゲーションパス(Significanc
ePropagation Pass)、マグニチュー
ドリファイメントパス(Magnitude Refi
nement Pass)およびクリーンナップパス
( Cleanup Pass)と呼ばれる3種類の符
号化パスが規定されている。
【0021】3つの符号化パスの用いられる順序は図6
で示される。図6において、最初にMSB側のビットプ
レーン(bit−plane)(n−2)がクリーンナ
ップパス(Cleanup Pass)によって符号化
される。続いて順次LSB側に向かい、ビットプレーン
(bit−plane)(n−3)、ビットプレーン
(bit−plane)(n−4)・・・ビットプレー
ン(bit−plane)(0)の各ビットプレーンの
符号化が、3つの符号化パス(pass)をシグニフィ
カンスプロパゲーションパス(Significanc
e Propagation Pass)、マグニチュ
ードリファイメントパス(Magnitude Ref
inement Pass)そしてクリーンナップパス
(Cleanu p Pass)の順序で用いて行われ
る。
【0022】ただし、実際にはMSB側から何番目のビ
ットプレーンで初めて1が出てくるかをヘッダに書き、
はじめのオール0のビットプレーンは符号化しない。
【0023】この順序で3種類の符号化パス(pas
s)を繰返し用いて符号化して行き、任意のビットプレ
ーンの任意の符号化パス(pass)までで符号化を打
ち切ることにより、符号量と画質のトレードオフを取る
ことによりレート制御を行う。
【0024】次に、係数の走査(スキャニング)につい
て図7を用いて説明する。図7において、コードブロッ
ク(code−block)は高さ4ピクセルである4
個の係数毎にストライプSTに分けられる。ストライプ
STの幅はコードブロック(code−block)の
幅に等しい。スキャン順とは、1個のコードブロック
(code−block)内のすべての係数をたどる順
番で、コードブロック(code−block)の中で
は上のストライプSTから下のストライプSTへの順
序、ストライプSTの中では、左の列から右の列へ向か
っての順序、列の中では上から下へという順序である。
各符号化パス(pass)においてコードブロック(c
ode−block)のすべての係数が、このスキャン
順で処理される。
【0025】以下、3つの符号化パス(pass)につ
いて述べる。まず、第1に、シグニフィカンスプロパゲ
ーションパス(Significance Propa
gation Pass)について説明する。あるビッ
トプレーンを符号化するシグニフィカンスプロパゲーシ
ョンパス(Significance Propaga
tion Pass)では、8近傍の少なくとも1つの
係数がシグニフィカント(Significant)で
あるようなノンシグニフィカント(non−Sign
ificant)係数のビットプレーン(bit−pl
ane)の値を算術符号 化する。その符号化したビッ
トプレーン(bit−plane)の値が1である 場
合は、符号が+であるか、−であるかを続けて算術符号
化する。
【0026】ここでシグニフィカンス(Signifi
cance)という言葉について説明する。シグニフィ
カンス(Significance)とは、各係数に対
して符号化器が持つ状態で、シグニフィカンス(Sig
nificance)の初期値はノンシグニフィカント
(non−Significant)を表す0、その係
数で1が符号化されたときにシグニフィカント(Sig
nificant)を表す1に変化し、以降常に1であ
り続けるものである。従って、シグニフィカンス(Si
gnificance)とは有効桁の情報を既に符号化
したか否かを示すフラグとも言える。
【0027】次に、第2に、マグニチュードリファイメ
ントパス(Magnitude Refinement
Pass)について説明する。ビットプレーン(bi
t−plane)を符号化するリファイメントパス(R
efinement Pass)では、ビットプレーン
(bit−plane)を符号化するシグニフィカンス
プロパゲーションパス(Significance P
ropagation Pass)で符号化していない
シグニフィカント(Significant)な係数の
ビットプ レーン(bit−plane)の値を算術符
号化する。
【0028】そして、第3に、クリーンナップパス(C
leanup Pass)について説明する。ビットプ
レーン(bit−plane)を符号化するクリーンナ
ップパス(Cleanup Pass)では、ビットプ
レーン(bit−plane)を符号化するシグニフィ
カンスプロパゲーションパス(Significanc
e Propagation Pass)で符号化して
いないノンシグニフィカント(non−Signifi
cant)な係数のビットプレーン(bit−plan
e)の値を算術符号化する。その符号化したビットプレ
ーン(bit−plane)の値が1である場合は符号
が+であるか−であるかを続けて算術符号化する。
【0029】尚、以上の3つの符号化パス(pass)
での算術符号化では、コードブロック単位毎に算術符号
化の統計量を測定しながら、ケースに応じてZC(Ze
roCoding)、RLC(Run−Length
Coding)、SC(Sign Coding)、M
R(Magnitude Refinement)が使
い分けられる。ここでMQ符号化と呼ばれる算術符号が
用いられる。MQ符号化は、JBIG2(参考文献:IS
O/IEC FDIS 14492, "Lossy/Lossless Codingof Bi-le
vel Images", March 2000)で規定された学習型の2
値算術符号である。JPEG−2000規格では、すべ
ての符号化パス(pass)で合計19種類のコンテキ
ストがある。
【0030】以上が、ビットプレーン毎に符号化パスを
生成する符号化パス生成部2、算術符号化部3の、JP
EG−2000規格の手段を実例に取った説明である。
尚、前記実施の形態の様に、ビットプレーン毎に符号化
パスを生成する符号化パス生成部2において、ブロック
毎に独立して符号化を行い、且つ算術符号化の統計量測
定を同該符号化ブロック(上記例ではコードブロック
(code−block))内に閉じて処理する内容
は、請求項9でクレイムされている。
【0031】続いて図1を用いて後段の処理について説
明する。レート制御部4では、すべてのビットプレーン
符号化パスの処理を行った後で、算術符号化部3の出力
である算術符号S103の符号量をカウントして、目標
の符号量に達した時点で、それより後の算術符号を切り
捨てる。従って、全ビットプレーンの符号化パスを処理
するので負荷が大きいが、符号量をオーバーする直前で
切り捨てる符号化コードストリーム切り捨て手段を取る
ため、確実に目標の符号量に抑えることが出来る。
【0032】符号量制御完了後の算術符号S104を入
力したヘッダ生成部5では、例えば同該算術符号S10
4を元にしてコードブロック(code−block)
内での付加情報(例えばコードブロック(code−b
lock)内の符号化パス(pass)の個数や圧縮コ
ードストリームのデータ長等)をヘッダS105として
出力する。更に、パケット生成部6では、上記算術符号
S104とヘッダS105とを合わせてパケットS10
6を生成・出力する。
【0033】[第2の実施の形態]本実施の形態は、請
求項第2項に記載する一実施形態である。第1の実施形
態のレート制御部4では、すべてのビットプレーン符号
化パスの処理を行った後で、符号化コードストリーム切
り捨て手段により符号化コードストリーム(算術符号)
を切り捨てたが、より符号化の負荷を軽減するために、
符号化中止手段により算術符号S103より送出される
符号量を常時カウントしながら、目標の符号量に達した
時点で同該符号化処理を中止する。この場合には、レー
ト制御部4では、算術符号S103より送出される符号
量の累積値と目標符号量とを常時カウントして比較して
いる必要があり、第1の実施形態よりもレート制御部4
での動作が複雑になる。しかし前述のように、全ビット
プレーンの符号化パスを符号化する必要がないので、符
号化の負荷は軽減される利点がある。
【0034】[第3の実施の形態]本実施の形態は、請
求項第3項に記載する一実施形態である。図2は本実施
形態の他の画像符号化装置の構成を示すブロック図であ
り、図1の構成に加え、フィルタリングによって生成さ
れるサブバンド毎の符号化パス数を予め記憶しておく符
号化パステーブル7を備えている。
【0035】次に動作について説明する。ウェーブレッ
ト変換係数S101は、第1の実施の形態で述べた様
に、ビットプレーンに展開されてビットプレーン毎に符
号化パスが生成される。ここで、目標の符号量を得るた
めに、どの符号化パスを選んで、どの符号化パスを切り
捨てるかがレート制御のポイントであるが、画質に与え
る影響は符号化パスによっても変わり、且つその符号化
パスがどのサブバンドにあるかでも変わる。
【0036】従って、情報理論的には、コードブロック
(code−block)内の符号化パスの符号量と、
それを切り捨てることによって生じる歪み量(画質の劣
化に関係する)を計算して、レートディストーション
(Rate−Distortion)理論の観点から最
適になるように、その符号化パスを切り捨てるか、選択
するかを決定するのが理想である。しかし、この制御実
現のためには、非常に負荷の高い計算と、歪み量を記憶
するための大きなメモリを用意する必要があることか
ら、現実的ではない。
【0037】そこで、本実施形態では、予めサブバンド
毎に、コードブロック(code−block)内の符
号化パス数の上限値を設定しておき、それ以上の符号化
パスがある場合には、符号化パスを強制的に切り捨てる
符号化パス終了手段を取る。この場合、ウェーブレット
変換係数を展開したビットプレーン上での、符号化パス
数の最大値を把握する必要がある。これは、サブバンド
毎の符号化パス数を予め設定した符号化パス・テーブル
7を参照することによって実現される。
【0038】図8は、ロスレス(Loss Less)
で符号化を行う場合、即ち全ビットプレーンの符号化パ
スを処理した場合の想定される符号化パスの最大値であ
る。図8において、第2レベルまでの最低域サブバンド
LL2の符号化パス数は25、低高域サブバンドLH2
の符号化パス数は28、高低域サブバンドHL2の符号
化パス数は28、最高域サブバンドHH2の符号化パス
数は31、第1レベルの低高域サブバンドLH1の符号
化パス数は28、高低域サブバンドHL1の符号化パス
数は28、最高域サブバンドHH1の符号化パス数は3
1である。
【0039】これらの数値は、JPEG−2000規格
で定義されているガードビットG(オーバフロー予防の
ための保護ビット)=2ビット、ウェーブレット変換を
ロスレス(Loss Less)対応の可逆型5×3フ
ィルタ(5、3はフィルタのタップ長)を使った場合を
想定している。この場合には、図8で示されている以上
の符号化パスは、原理的に起こらないことが知られてい
る(詳しくは前述のJPEG−2000 FDIS規格
書に記述されている)。また本実施の形態は、入力画像
データが、8ビット/コンポーネント(bit/com
ponent)の場合を想定している。
【0040】次に、図9は別のタイプ−Aの符号化パス
のパターンである。図9において、第2レベルまでの最
低域サブバンドLL2の符号化パス数は20、低高域サ
ブバンドLH2の符号化パス数は19、高低域サブバン
ドHL2の符号化パス数は19、最高域サブバンドHH
2の符号化パス数は18、第1レベルの低高域サブバン
ドLH1の符号化パス数は12、高低域サブバンドHL
1の符号化パス数は12、最高域サブバンドHH1の符
号化パス数は7である。
【0041】図9のタイプ−Aの符号化パスは、図8の
ロスレス(Loss Less)対応のものよりも、す
べてのサブバンドで、符号化パス数が少ないことがわか
る。これによって符号量の発生が少なく抑えられる。
【0042】続いて図10は他のタイプ−Bの符号化パ
スのパターンである。図10において、第2レベルまで
の最低域サブバンドLL2の符号化パス数は23、低高
域サブバンドLH2の符号化パス数は21、高低域サブ
バンドHL2の符号化パス数は21、最高域サブバンド
HH2の符号化パス数は20、第1レベルの低高域サブ
バンドLH1の符号化パス数は14、高低域サブバンド
HL1の符号化パス数は14、最高域サブバンドHH1
の符号化パス数は7である。
【0043】図10は、図9よりも全体的にサババンド
内の符号化パス数が多くなっている。これは符号量の発
生を促進させているので、図10の場合は、図9の場合
よりは多くの符号量が発生する。尚、これは請求項8に
よってクレイムされている。
【0044】上記操作によってビットプレーン毎に符号
化パスを生成する符号化パス生成部2で選択された、ビ
ットプレーン毎の符号化パスS102で、算術符号化部
3が呼び出され、算術符号S103が生成される。それ
以降の動作は、第1の実施形態と同様である。
【0045】[第4の実施の形態]本実施の形態は、請
求項第4項に記載する一実施形態である。前記第3の実
施の形態では、符号化パステーブル7によりサブバンド
毎の符号化パス数を予め制限しておくことで、レート制
御部4において符号量をコントロールする符号化パス終
了手段を採っているが、あくまで符号化パス単位の制御
であるため、高精度の符号量制御という点では不十分で
ある。
【0046】従って、更に追加手段として、レート制御
部4で算術符号S103の情報量を監視し、目標の符号
量を超えていた際には、符号化コードストリーム切り捨
て手段により目標の符号量になるまで前記算術符号S1
03を切り捨てる動作を行う。これによって高精度の符
号量制御が実現される。尚、この内容は、請求項4でク
レイムされている。
【0047】[第5の実施の形態]本実施の形態は、請
求項第5項に記載する一実施形態である。前記第4実施
の形態では、サブバンド毎の符号化パス数を予め決めた
符号化パステーブル7を用意して、それ以上の符号化パ
スが発生した際には符号化コードストリーム切り捨て手
段によりそれを切り捨てることで符号量制御を行ってい
た。しかし、入力画像は多種多様であり、サブバンド毎
内の符号化パス数のパターンを登録した符号化パステー
ブルを複数個用意しておき、画像によってそれらを切り
替える切替手段は有効である。これによって、常に符号
量をコントロールしながら符号化を行うことが出来る。
尚、この内容は、請求項5でクレイムされている。
【0048】[第6の実施の形態]本実施の形態は、請
求項第6項に記載する一実施形態である。本実施形態
は、前記第5の実施形態の応用例である。入力画像が動
画像(連続する静止画として扱うことが可能)であった
場合、前述の様に、画像によっては符号化が困難で多く
の符号量が発生するものもあれば、符号化が容易で符号
量の発生が少ないものもある。従って、これらの様々な
画像に対して、1パターンの前記符号化パステーブルを
参照して符号化パス数を決定することは得策ではない。
【0049】従って、また図8から図10に符号化パス
数を示した様に、以前に符号化した画像の発生符号量、
または現在の画像の特徴を利用することで、効果的な符
号量制御を行うことが出来る。本実施形態は、1つ前の
画像の発生符号量を利用するものである。具体的には、
1つ前の画像の発生符号量を記憶保持しておき、もしこ
の符号量が予め決められた1フレーム当たりの画像の符
号量またはそのフレームに割り当てられた符号量を上回
っていた際には、現在の符号化対象画像は、発生符号量
を抑制する方向に制御すべきである。
【0050】従って、選択手段により複数個用意された
符号化パスの参照テーブルの中から、発生符号量が少な
くなるテーブルを選択し、これを参照する。尚、前記符
号化パス数と関係してくるので、この符号化パス数を微
妙に変えたテーブルを多く用意しておけばおくほど、細
かい制御が可能になることは言うまでもない。しかしそ
の分、多くの記憶容量が必要になるので、実際のトレー
ドオフを考慮して、テーブルの数は決定することにな
る。
【0051】逆に、もし符号量が予め決められた1フレ
ーム当たりの画像の符号量またはそのフレームに割り当
てられた符号量を下回っていた際には、現在の符号化対
象画像は、発生符号量を増加する方向に制御すべきであ
り、選択手段によりそれに相当するテーブルを選択すれ
ば良い。
【0052】[第7の実施の形態]本実施の形態は、請
求項第7項に記載する一実施形態である。本実施形態
は、前記第5の実施形態の応用例である。本実施形態で
は、入力画像が動画像であった場合、現在の符号化対象
画像の特徴量を利用して、前記テーブルを選択する。具
体的には、例えばウェーブレット変換係数の絶対値和を
取り、閾値判定手段によりこの値がある閾値よりも大き
い時には発生情報量が多いと判断して、符号量発生を抑
制する符号化パステーブルを選択する。また、画像を幾
つかの部分領域に分割して、それら領域内の画素の分散
値和を取り、これを閾値判定しても良い。この分散値が
標準よりも大きい場合には、細かなテキスチャが存在す
ると判断出来るので符号量が多くなるとみなし、符号量
発生を抑制する符号化パステーブルを選択する。
【0053】逆に、同該分散値が小さい場合には、符号
量発生を増やすテーブルを選択する。尚、これらの処理
はいずれも閾値処理を行うのが通常であり、予め分散値
の閾値を幾つか決めておき、閾値判定手段によるその閾
値との大小判定によって、符号化パステーブルを選択す
ることになる。
【0054】[第8の実施の形態]本実施の形態は、請
求項第12、13、14項に記載する一実施形態であ
る。これまでに述べた実施形態では、ウェーブレット変
換後の変換係数をビットプレーンに展開したが、図3の
様に、ウェーブレット変換部1とビットプレーン符号化
パス生成部2との間に、量子化部8を設ける。従って、
ウェーブレット変換係数S101は量子化部8で量子化
されて、量子化係数S108が出力される。
【0055】量子化手段としては、通常ウェーブレット
変換係数S101を量子化ステップサイズで除算するス
カラ量子化が一般的であり、JPEG−2000の規格
にも同技術は含まれている。またウェーブレット変換係
数S101のスカラ量子化手段については、請求項11
でクレイムされている。
【0056】量子化係数S108は、ビットプレーン符
号化パス生成部2でビットプレーンに展開されて、前記
第1の実施形態で述べた様に、コードブロック(cod
e−block)毎に符号化パスが生成される。量子化
手段によって、通常量子化係数S108の絶対値は前記
ウェーブレット変換係数S101の絶対値よりも小さく
なるので、展開されるビットプレーン数もそれだけ少な
くなる特徴がある。
【0057】ビットプレーンに展開されたコードブロッ
ク(code−block)毎の符号化パスS109か
らは、それぞれ必要に応じて算術符号化部3が呼び出さ
れて、算術符号S110が出力される。以降の動作は既
に述べたものと同様で良い。
【0058】尚、この量子化手段を使って、結果として
図9、図10で示した様な各サブバンド毎の符号化パス
数になる様に量子化を行えば、前記実施形態と同様の目
的を実現出来ることは言うまでもない。この際、前記ビ
ットプレーン符号化パス生成部2での、符号化パス生成
の手段は省略することが出来る。
【0059】[第9の実施の形態]本実施の形態は、請
求項第18、19、20項に記載する一実施形態であ
る。前記第1の実施形態で述べたウェーブレット変換手
段は、低域フィルタと高域フィルタを水平・垂直方向に
かけ、それを複数のサブバンドが得られるまで繰り返し
行うことで実現されると述べた。しかし全画面のウェー
ブレット変換を行う手段は、全画面の画素サンプル数だ
けの変換係数を記憶・保持しておく必要があり、入力画
像のサイズが大きい場合には現実的では無い。従って、
ラインバッファに必要最低限の入力画像または係数を記
憶・保持しておき、ウェーブレット変換を繰り返し行い
ながら、随時フィルタリングに必要な画素サンプルを入
力するフィルタリング手段を採れば良い。
【0060】通常、ウェーブレット変換のフィルタリン
グを行うのに用いるフィルタは複数タップのフィルタで
あり、このフィルタリングに必要なだけライン数が蓄積
されれば、直ちにウェーブレット変換フィルタ処理が実
行出来る。
【0061】図11から図14は、上記ウェーブレット
変換及びウェーブレット分割処理に関する具体的な動作
を示すラインベース・ウェーブレット変換の処理を示す
図である。図11において、まずステップS1で、入力
画像110のデータライン111の1ライン毎にデータ
読み出しメモリ手段であるラインバッファ112に蓄積
して、ステップS2で、ラインバッファ112内のデー
タに対して垂直フィルタが可能になるまで1ライン毎に
データを蓄積する。
【0062】図12において、ラインバッファ112内
にウェーブレット変換の垂直フィルタリングに必要なだ
けのライン数が蓄えられたならば、ステップS3で、垂
直フィルタリングを行い、続いて水平フィルタリングを
行う。この時点で低域側の4つのサブバンド(LL2,
LH2,HL2,HH2)のウェーブレット変換係数値
が決定しており、ステップS4で、量子化対象のサブバ
ンド係数120で示す高域側の3つのサブバンド(LH
1,HL1,HH1)に対しては量子化を実行する。こ
れにより量子化済みのサブバンド係数ライン121が生
成される。
【0063】一方、ステップ5で、最低域サブバンド
(LL2)のウェーブレット変換係数は、再びラインバ
ファ112に蓄積され、これは垂直フィルタリングに必
要なだけのライン数が蓄えられるまで継続する。従っ
て、このウェーブレット変換係数はバッファ手段である
ラインバファ112に蓄積されている。また、ステップ
S6で、前記最低域サブバンドのバッファ内に垂直フィ
ルタリングに必要なだけのライン数が蓄えられたなら
ば、次のウェーブレット分割ステージ生成のために垂直
フィルタリングに続いて、水平フィルタリングを実行す
る。
【0064】この結果、図13の左図に示す様に、ステ
ップS7で、最低域サブバンドの第2ステージの4つの
サブバンドのウェーブレット変換係数値130がここで
確定するので、直ちに後段の量子化を行い、量子化係数
を出力する。
【0065】尚、前記ステップS2の操作のウェーブレ
ット変換の垂直フィルタリングに必要なだけのライン数
を蓄える場合(分割ステージ数が1の場合に相当)や、
ステップS5の操作の垂直フィルタリングに必要なだけ
のライン数を蓄える場合(分割ステージ数が2の場合に
相当)には、ウェーブレット変換係数を、バッファに記
憶・保持しておく必要がある。この時、各分割ステージ
での1ライン毎のウェーブレット変換係数がバッファに
順番に送られ、ここで記憶される。
【0066】一方、ステップS3の操作やステップS6
の操作での、垂直フィルタリングの際にはバッファ部に
蓄積された必要なライン数分のウェーブレット変換係数
を、バッファから読み出して、これらに垂直フィルタリ
ングを掛ける。以上の動作をすべての分割ステージが終
了するまで継続する。
【0067】ステップS8で、既に述べた手段によって
高域側の第1分割ステージのサブバンド(LH1,HL
1,HH1)の量子化係数のライン数131が、コード
ブロック(code−block)のエントロピー符号
化、本実施の形態では、特にJPEG−2000規格で
定められたEBCOTの処理単位のブロックの高さ
(H)に到達した時点で、エントロピー符号化としてE
BCOTを実行する。
【0068】図14において、更に、同様にして、ステ
ップS9で、低域側の第2分割ステージのサブバンド
(LL)の量子化係数のライン数140が、ブロックベ
ースのエントロピー符号化としてEBCOTの処理単位
のブロックの高さ(H)に到達した時点で、このエント
ロピー符号化としてEBCOTを実行する。なお、高域
側の第1分割ステージのサブバンド(LH1,HL1,
HH1)はEBCOT実行済み量子化係数領域141と
なる。以上の操作を必要なウェーブレット分割レベルま
で繰り返し実行することで、すべての画面のウェーブレ
ット変換+量子化+エントロピー符号化を完了する。
【0069】[第10の実施の形態]本実施の形態は、
請求項第21、22、23項に記載する一実施形態であ
る。既に請求項1、請求項2、請求項3記載に関する実
施形態で、ビットプレーン符号化パス生成部2で生成し
たビットプレーン内の符号化パスから算術符号化部3が
呼び出されて、算術符号を出力する動作については述べ
た。この場合、算術符号の統計量測定は、隣接する符号
化パスでは継続して行われる。これによって符号化効率
を向上させることが出来るが、符号化パスの独立性を考
慮して、統計量測定を完了する測定完了手段により符号
化パス毎に算術符号の統計量測定を完了することも出来
る。
【0070】この場合、符号化パス毎の発生符号量をパ
ケットヘッダに書き込むことが出来るので、複数個の符
号化パス毎の発生符号量を計算して書き込む場合より
も、処理手順が容易になるという利点がある。また、こ
れによって1つのビットプレーンに符号化パスの個数だ
けパケットが出来るので、レイヤ構造化手段によりこの
マルチ・パケットのレイヤ構造化をすることで、エラー
対策に用いることができ、ワイヤレス送信に用いること
が可能なJPEG−2000規格のプログレッシブ機能
を実現することが出来る。
【0071】上述した実施の形態によれば、JPEG−
2000に準拠した符号化コードストリームを生成する
符号化装置及び手段を実現する上、従来規格外のために
検討が十分にされていない符号量制御手段を効率良く実
現する効果がある。また、符号量制御の際の計算負荷
を、レート歪み特性を考慮した手段に比べて軽減する効
果があるので、高速な符号化を行えるという効果もあ
る。従って、動画像に対して単位時間当たり多くのフレ
ーム数を符号化する効果もある。
【0072】
【発明の効果】以上の様に、この発明によれば、JPE
G−2000規格に準拠した符号化コードストリームを
生成する画像符号化装置及び手段を実現する上、従来規
格外のために検討が十分にされていない符号量制御手段
を効率良く実現する効果がある。
【0073】また、符号量制御の際の計算負荷を、レー
ト歪み特性を考慮した手段に比べて軽減する効果がある
ので、高速な符号化を行えるという効果もある。従っ
て、動画像に対して単位時間当たり多くのフレーム数を
符号化する効果もある。
【0074】更に、符号化パス数をサブバンド毎に決め
たテーブルを参照する手段を備えているので、変動の激
しい動画像の符号量制御でも、最適なテーブルを選択す
ることで、常時正確な制御を行う効果がある。また、レ
ート歪み特性を考慮した手段に比べても遜色のない高画
質を提供する効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の画像符号化装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】他の画像符号化装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】他の画像符号化装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】第2ステージまでウェーブレット分割したとき
のサブバンドを示す図である。
【図5】ビットプレーンの説明図であり、図5Aはウェ
ーブレット変換係数、図5Bは係数の絶対値のビットプ
レーン、図5Cは係数の符号のビットプレーンである。
【図6】JPEG−2000規格の符号化パスの処理手
順を示す図である。
【図7】コードブロック内のスキャニング経路を示す図
である。
【図8】ロスレス用の符号化パス数を示した図(ウェー
ブレット分割数=2)である。
【図9】ある符号化パス数を示した図(ウェーブレット
分割数=2)である。
【図10】他の符号化パス数を示した図(ウェーブレッ
ト分割数=2)である。
【図11】ラインベース・ウェーブレット変換の処理を
示す図(その1)である。
【図12】ラインベース・ウェーブレット変換の処理を
示す図(その2)である。
【図13】ラインベース・ウェーブレット変換の処理を
示す図(その3)である。
【図14】ラインベース・ウェーブレット変換の処理を
示す図(その4)である。
【符号の説明】
1……ウェーブレット変換部、2……ビットプレーン符
号化パス生成部、3……算術符号化部、4……レート制
御部、5……ヘッダ生成部、6……パケット生成部、7
……符号化パス・テーブル、8……量子化部、S100
……入力画像、S101……ウェーブレット変換係数、
S102……ビットプレーンに展開されたウェーブレッ
ト変換係数、S103……算術符号、S104……レー
ト制御後の算術符号、S105……ヘッダ、S106…
…パケット化された符号化コードストリーム、S107
……符号化パス・テーブルから読み出された符号化パス
数、S108……量子化係数、S109……ビットプレ
ーンに展開された量子化係数、S110……算術符号、
S111……レート制御後の算術符号、S112……ヘ
ッダ、S113……パケット化された符号化コードスト
リーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK08 KK22 MA00 MA24 MA27 MA35 MC38 ME11 PP01 RB16 RB19 RC24 UA02 UA15 5C078 AA04 BA53 CA01 DB19 5J064 AA02 BA10 BA13 BA16 BB09 BC02 BC11 BC16 BC18 BD02

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像に対し、低域フィルタと高域フ
    ィルタを垂直・水平方向に施すフィルタリング手段と、 上記フィルタリング後の係数を、最上位ビット(MS
    B)から最下位ビット(LSB)に至るビットプレーン
    に展開するビットプレーン生成手段と、 上記ビットプレーン毎に符号化パスを生成する符号化パ
    ス生成手段と、 上記符号化パス内で算術符号化を行う算術符号化手段
    と、 生成された算術符号から目標の符号量になるように符号
    量を制御する符号量制御手段と、 符号量制御後の算術符号にヘッダを加えてパケットを生
    成するパケット生成手段とを有して構成される所定のフ
    ォーマットの符号化コードストリームによるパケットを
    生成する画像符号化装置において、 同該符号化パスをすべて処理して符号化コードストリー
    ムを生成した後、目標の符号量になるように符号化コー
    ドストリームの後ろを切り捨てる符号化コードストリー
    ム切り捨て手段を備えたことを特徴とする画像符号化装
    置。
  2. 【請求項2】 入力画像に対し、低域フィルタと高域フ
    ィルタを垂直・水平方向に施すフィルタリング手段と、 上記フィルタリング後の係数を、最上位ビット(MS
    B)から最下位ビット(LSB)に至るビットプレーン
    に展開するビットプレーン生成手段と、 上記ビットプレーン毎に符号化パスを生成する符号化パ
    ス生成手段と、 上記符号化パス内で算術符号化を行う算術符号化手段
    と、 生成された算術符号から目標の符号量になるように符号
    量を制御する符号量制御手段と、 符号量制御後の算術符号にヘッダを加えてパケットを生
    成するパケット生成手段とを有して構成される所定のフ
    ォーマットの符号化コードストリームによるパケットを
    生成する画像符号化装置において、 同該符号化パス生成手段では、予め設定された目標の符
    号量に達した時点で符号化を中止する符号化中止手段を
    備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 入力画像に対し、低域フィルタと高域フ
    ィルタを垂直・水平方向に施すフィルタリング手段と、 上記フィルタリング後の係数を、最上位ビット(MS
    B)から最下位ビット(LSB)に至るビットプレーン
    に展開するビットプレーン生成手段と、 上記ビットプレーン毎に符号化パスを生成する符号化パ
    ス生成手段と、 上記符号化パス内で算術符号化を行う算術符号化手段
    と、 生成された算術符号から目標の符号量になるように符号
    量を制御する符号量制御手段と、 符号量制御後の算術符号にヘッダを加えてパケットを生
    成するパケット生成手段とを有して構成される所定のフ
    ォーマットの符号化コードストリームによるパケットを
    生成する画像符号化装置において、 同該フィルタリングによって生成されるサブバンド毎の
    符号化パス数を予め記憶しておく記憶手段と、 同該符号化パス生成手段では、この符号化パス数内で同
    該符号化パスを終了する符号化パス終了手段とを備えて
    いること。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像符号化装置におい
    て、 同該符号化パス生成手段によって生成された符号化コー
    ドストリームが目標の符号量を越えていた場合には、同
    該符号化コードストリームの後ろを、目標の符号量にな
    るように切り捨てる符号化コードストリーム切り捨て手
    段を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の画像符号化装置におい
    て、 上記符号化パス生成手段において、サブバンド毎の符号
    化パス数のパターンを複数個記憶しておく記憶手段と、
    入力画像によって同該パターンを切り替える切替手段を
    備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像符号化装置におい
    て、 上記サブバンド毎の符号化パス数のパターンを切り替え
    る切替手段は、入力画像が連続した動画像であるとき、
    1つ前の符号化フレームで発生した符号量が、目標の符
    号量よりも大きかった場合には、より符号量が発生しに
    くいパターンを選び、逆に目標の符号量よりも小さかっ
    た場合には、より符号量が発生し易いパターンを選ぶ選
    択手段を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の画像符号化装置におい
    て、 上記サブバンド毎の符号化パス数のパターンを切り替え
    る切替手段は、入力画像が連続した動画像であるとき、
    現在の符号化フレームから抽出した特徴量の閾値判定に
    よって、パターンを切り替える閾値判定手段を備えたこ
    とを特徴とする画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の画像符号化装置におい
    て、 上記サブバンド毎の符号化パス数のパターンを切り替え
    る切替手段による符号化パス数のパターン生成におい
    て、符号量発生をし易くするパターンとしては、サブバ
    ンド内の符号化パス数を多く設定し、符号量発生をし難
    くするパターンとしては、サブバンド内の符号化パス数
    を少なく設定する設定手段を備えたことを特徴とする画
    像符号化装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の画像符号化装置におい
    て、 上記ビットプレーン毎に符号化パスを生成する符号化パ
    ス生成手段において、符号化は所定の大きさのブロック
    毎に独立して行われ、同該ブロックを跨って算術符号化
    の統計量測定は行われないことを特徴とする画像符号化
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項2記載の画像符号化装置におい
    て、 上記ビットプレーン毎に符号化パスを生成する符号化パ
    ス生成手段において、符号化は所定の大きさのブロック
    毎に独立して行われ、同該ブロックを跨って算術符号化
    の統計量測定は行われないことを特徴とする画像符号化
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項3記載の画像符号化装置におい
    て、 上記ビットプレーン毎に符号化パスを生成する符号化パ
    ス生成手段において、符号化は所定の大きさのブロック
    毎に独立して行われ、同該ブロックを跨って算術符号化
    の統計量測定は行われないことを特徴とする画像符号化
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の画像符号化装置におい
    て、 上記フィルタリング手段の後、サブバンドのフィルタ係
    数を量子化する量子化手段を、上記ビットプレーン毎に
    符号化パスを生成する符号化パス生成手段の前段部に設
    けたことを特徴とする画像符号化装置。
  13. 【請求項13】 請求項2記載の画像符号化装置におい
    て、 上記フィルタリング手段の後、サブバンドのフィルタ係
    数を量子化する量子化手段を、上記ビットプレーン毎に
    符号化パスを生成する符号化パス生成手段の前段部に設
    けたことを特徴とする画像符号化装置。
  14. 【請求項14】 請求項3記載の画像符号化装置におい
    て、 上記フィルタリング手段の後、サブバンドのフィルタ係
    数を量子化する量子化手段を、上記ビットプレーン毎に
    符号化パスを生成する符号化パス生成手段の前段部に設
    けたことを特徴とする画像符号化装置。
  15. 【請求項15】 請求項12記載の画像符号化装置にお
    いて、 上記量子化手段は、生成されたサブバンドのウェーブレ
    ット変換係数をスカラ値の量子化ステップサイズで除算
    することで実現されることを特徴とする画像符号化装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の画像符号化装置にお
    いて、 上記量子化手段は、生成されたサブバンドのウェーブレ
    ット変換係数をスカラ値の量子化ステップサイズで除算
    することで実現されることを特徴とする画像符号化装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の画像符号化装置にお
    いて、 上記量子化手段は、生成されたサブバンドのウェーブレ
    ット変換係数をスカラ値の量子化ステップサイズで除算
    することで実現されることを特徴とする画像符号化装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項1記載の画像符号化装置におい
    て、 上記フィルタリング手段は、画像を所定の領域だけメモ
    リに読み出し蓄積する蓄積手段と、蓄積され次第これら
    画像領域に対し、水平及び垂直方向のフィルタを掛ける
    フィルタリング手段によって実現されることを特徴とす
    る画像符号化装置。
  19. 【請求項19】 請求項2記載の画像符号化装置におい
    て、 上記フィルタリング手段は、画像を所定の領域だけメモ
    リに読み出し蓄積する蓄積手段と、蓄積され次第これら
    画像領域に対し、水平及び垂直方向のフィルタを掛ける
    フィルタリング手段によって実現されることを特徴とす
    る画像符号化装置。
  20. 【請求項20】 請求項3記載の画像符号化装置におい
    て、 上記フィルタリング手段は、画像を所定の領域だけメモ
    リに読み出し蓄積する蓄積手段と、蓄積され次第これら
    画像領域に対し、水平及び垂直方向のフィルタを掛ける
    フィルタリング手段によって実現されることを特徴とす
    る画像符号化装置。
  21. 【請求項21】 請求項1記載の画像符号化装置におい
    て、 上記ビットプレーン毎に符号化パスを生成する符号化パ
    ス生成手段において、符号化パス毎に上記算術符号化手
    段の統計量測定を完了する測定完了手段と、ビットプレ
    ーンをレイヤ構造化するレイヤ構造化手段を備えている
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  22. 【請求項22】 請求項2記載の画像符号化装置におい
    て、 上記ビットプレーン毎に符号化パスを生成する符号化パ
    ス生成手段において、符号化パス毎に上記算術符号化手
    段の統計量測定を完了する測定完了手段と、ビットプレ
    ーンをレイヤ構造化するレイヤ構造化手段を備えている
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  23. 【請求項23】 請求項3記載の画像符号化装置におい
    て、 上記ビットプレーン毎に符号化パスを生成する符号化パ
    ス生成手段において、符号化パス毎に上記算術符号化手
    段の統計量測定を完了する測定完了手段と、ビットプレ
    ーンをレイヤ構造化するレイヤ構造化手段を備えている
    ことを特徴とする画像符号化装置。
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