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JP2002152307A - データ受信装置、データ送信装置、データ通信システム、データ受信方法、データ送信方法、データ通信方法、並びにプログラム記憶媒体 - Google Patents

データ受信装置、データ送信装置、データ通信システム、データ受信方法、データ送信方法、データ通信方法、並びにプログラム記憶媒体

Info

Publication number
JP2002152307A
JP2002152307A JP2000341430A JP2000341430A JP2002152307A JP 2002152307 A JP2002152307 A JP 2002152307A JP 2000341430 A JP2000341430 A JP 2000341430A JP 2000341430 A JP2000341430 A JP 2000341430A JP 2002152307 A JP2002152307 A JP 2002152307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transmitting
format
encoding
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000341430A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Okamori
厚 岡森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000341430A priority Critical patent/JP2002152307A/ja
Publication of JP2002152307A publication Critical patent/JP2002152307A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送受信する符号化データのフォーマットを指
定し並列復号を可能としたシステムを提供する。 【解決手段】 データ送信側において符号化可能なフォ
ーマット情報を、データ送信装置からデータ受信装置に
送信し、データ受信装置において、受信したフォーマッ
ト情報と、受信装置において実行可能な復号フォーマッ
トに基づいてフォーマットを指定したデータ送信要求を
データ送信装置に出力し、該データ送信要求に基づいて
指定フォーマットに従った符号化データを受信装置に対
して送信する構成としたので、受信装置側のハードウェ
アまたはソフトウェアのいずれか一方のリソースでの復
号処理が実行中であっても、他方のリソースを利用した
復号を実行するフォーマット指定を行なってデータ送信
要求の実行が可能になり、ハードウェア、ソフトウェア
の両機能を並列に実行させた効率的なデータ受信および
復号が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ受信装置、
データ送信装置、データ通信システム、データ受信方
法、データ送信方法、並びにプログラム記憶媒体に関す
る。さらに詳細には、複数の復号処理を並列に動作させ
ることで効率的なデータ転送、データ復号を可能とした
データ受信装置、データ送信装置、データ通信システ
ム、データ受信方法、データ送信方法、並びにプログラ
ム記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネット通信など、様々な
通信媒体を介して様々なデータ転送が行なわれている。
昨今では、画像データ、特に動画像データのネットワー
クを介した転送が盛んに行なわれている。画像データ、
特に動画データは通常、送信側で符号化(圧縮)処理に
よりデータ量を減少させ、受信側で復号(伸長)処理を
実行して再生する処理が行なわれる。
【0003】ネットワークを介して動画像および音声を
伝送することは一般的なネットワークアプリケーション
となっている。特にパーソナルコンピュータ(PC)を
ネットワークに接続して、WWW(World Wide Web)上
から好みの圧縮動画像をダウンロードして再生したり、
リアルタイムでライブ映像を見ることが可能である。そ
の中で動画像の圧縮フォーマットとしては、通常、ソフ
トウェアでの復号処理が適用される例えばMPEG1
(Moving Pictures Experts Group 1)、クイックタイ
ム(QuickTime)(アップル社商標)や、リア
ルプレイヤー(Real Player)(リアルネッ
トワークス商標)といったソフトデコード可能なものか
ら、MPEG2(Moving Pictures Experts Group 2)
のように高画質だが現状はハードウェアによるデコード
が必要なものなど様々である。このような状況におい
て、ユーザーは各フォーマットに対応したデコーダとし
てのハードウェアまたはソフトウェアプログラムを例え
ばPC等の再生機器に複数種類用意し、適宜選択して使
用している。
【0004】画像圧縮処理の最も知られた手法であるM
PEG2データは、ハードウェアで構成されるMPEG
2デコーダにより復号(デコード)される。しかし、M
PEG2デコーダは、同時に画像・音声の1対のプログ
ラムしかデコード出来ないものが大多数である。
【0005】また、MPEG2データは、ネットワーク
を介して双方向画像伝送を行なう場合、MPEG2の広
帯域のデータを複数対のプログラムに渡って伝送するこ
とは困難である。従って、ネットワークを介したテレビ
電話などのアプリケーション等において、MPEG2デ
コーダ使用中に、ネットワークを介して他の端末から画
像送信を要求する接続要求が発生した場合には、どちら
か一方の送信端末からの画像しか閲覧出来ないという問
題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、送受信端末間で使用可能
なリソース(MPEG2デコーダの有無やCPU処理能
力)および使用可能フォーマット(Real Play
er、MPEG2等)に関する情報をネットワークを介
して送受信することで、並列デコード処理可能な場合
は、デコードを並列して実行することにより、効率的な
データ処理を可能としたシステムを実現することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
データ受信装置において、データ送信装置の送信可能な
符号化フォーマット情報を受信し、データ受信装置にお
いて実行可能な復号処理機能に基づいて、前記符号化フ
ォーマット情報から選択した選択フォーマット情報を前
記データ送信装置に対する符号化データ送信要求として
送信する処理を実行する構成を有することを特徴とする
データ受信装置にある。
【0008】さらに、本発明のデータ受信装置の一実施
態様において、前記データ受信装置は、ハードウェアに
よる符号化データの復号処理部と、ソフトウェアによる
符号化データの復号処理を実行する制御部とを有すると
ともに、両復号処理を並列に実行可能な構成を有し、ハ
ードウェア、ソフトウェアの各機能による復号処理の実
行の有無を判別して、処理可能なフォーマットを指定し
た符号化データ送信要求を前記データ送信装置に対して
送信する処理を実行する構成を有することを特徴とす
る。
【0009】さらに、本発明のデータ受信装置の一実施
態様において、前記データ送信装置の送信可能な符号化
フォーマット情報は、該データ送信装置の機能として保
有する符号化処理フォーマットをリスト化したフォーマ
ットリストと、該データ送信装置の符号化処理リソース
の使用状況情報をリスト化したリソースリストとを有す
ることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明のデータ受信装置の一実施
態様において、前記データ受信装置は、前記データ送信
装置から受信する符号化フォーマット情報を表示する表
示手段と、前記表示手段に表示された符号化フォーマッ
ト情報から受信フォーマットとして指定するフォーマッ
トの選択情報を入力する入力手段とを有することを特徴
とする。
【0011】さらに、本発明の第2の側面は、データ送
信装置において、データ送信装置の送信可能な符号化フ
ォーマット情報を、データ受信装置に対して送信すると
ともに、前記データ受信装置から受信するフォーマット
指定の符号化データ送信要求に基づいて、指定フォーマ
ットに基づく符号化データを送信する処理を実行する構
成を有することを特徴とするデータ送信装置にある。
【0012】さらに、本発明のデータ送信装置の一実施
態様において、前記データ送信装置は、前記符号化フォ
ーマット情報として、該データ送信装置の機能として保
有する符号化処理フォーマットをリスト化したフォーマ
ットリストと、該データ送信装置の符号化処理リソース
の使用状況情報をリスト化したリソースリストとを有す
ることを特徴とする。
【0013】さらに、本発明のデータ送信装置の一実施
態様において、前記データ送信装置は、ハードウェアに
よるデータの符号化理部と、ソフトウェアによるデータ
の符号化処理を実行する制御部とを有し、ハードウェ
ア、ソフトウェアの各機能による符号化処理の実行状況
を検出して、該データ送信装置の符号化処理リソースの
使用状況情報をリスト化したリソースリストを生成する
構成を有することを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の第3の側面は、符号化デ
ータを送受信する通信システムであり、複数のフォーマ
ットによる符号化処理機能を有するデータ送信装置と、
複数のフォーマットによる復号処理機能を有するデータ
受信装置を有し、前記データ送信装置は、データ送信装
置の送信可能な符号化フォーマット情報を、データ受信
装置に対して送信するとともに、前記データ受信装置か
ら受信するフォーマット指定の符号化データ送信要求に
基づいて、指定フォーマットに基づく符号化データを送
信する処理を実行する構成を有し、前記データ受信装置
は、データ送信装置の送信可能な符号化フォーマット情
報を受信し、データ受信装置において実行可能な復号処
理機能に基づいて、前記符号化フォーマット情報から選
択した選択フォーマット情報を前記データ送信装置に対
する符号化データ送信要求として送信する処理を実行す
る構成を有することを特徴とする通信システムにある。
【0015】さらに、本発明の第4の側面は、データ受
信方法において、データ送信装置の送信可能な符号化フ
ォーマット情報を受信するステップと、データ受信装置
において実行可能な復号処理機能に基づいて、前記符号
化フォーマット情報から選択した選択フォーマット情報
を前記データ送信装置に対する符号化データ送信要求と
して送信するステップと、を有することを特徴とするデ
ータ受信方法にある。
【0016】さらに、本発明のデータ受信方法の一実施
態様において、前記データ受信方法は、さらに、データ
受信装置の有するハードウェア、ソフトウェア各機能に
よる復号処理の実行の有無を判別するステップと、処理
可能なフォーマットを指定した符号化データ送信要求を
前記データ送信装置に対して送信するステップとを有す
ることを特徴とする。
【0017】さらに、本発明のデータ受信方法の一実施
態様において、前記データ受信方法は、さらに、データ
送信装置から受信する符号化フォーマット情報を表示す
る表示ステップと、前記表示ステップにおいて表示され
た符号化フォーマット情報から受信フォーマットとして
指定するフォーマットの選択情報を入力する入力ステッ
プとを有することを特徴とする。
【0018】さらに、本発明の第5の側面は、データ送
信方法において、データ送信装置の送信可能な符号化フ
ォーマット情報を、データ受信装置に対して送信するス
テップと、前記データ受信装置から受信するフォーマッ
ト指定の符号化データ送信要求に基づいて、指定フォー
マットに基づく符号化データを送信するステップと、を
有することを特徴とするデータ送信方法にある。
【0019】さらに、本発明のデータ送信方法の一実施
態様において、ハードウェアによるデータの符号化理部
と、ソフトウェアによるデータの符号化処理を実行する
制御部との各機能による符号化処理の実行状況を検出す
るステップと、データ送信装置の符号化処理リソースの
使用状況情報をリスト化したリソースリストを生成する
ステップとを有することを特徴とする請求項12に記載
のデータ送信方法。
【0020】さらに、本発明の第6の側面は、符号化デ
ータを送受信するデータ通信方法であり、データ送信装
置において、データ送信装置の送信可能な符号化フォー
マット情報を、データ受信装置に対して送信するステッ
プと、データ受信装置において、前記符号化フォーマッ
ト情報を受信し、データ受信装置において実行可能な復
号処理機能に基づいて選択した選択フォーマットを指定
した符号化データ送信要求をデータ送信装置に対して送
信するステップと、前記データ送信装置において、前記
データ受信装置から受信するフォーマット指定の符号化
データ送信要求に基づいて、指定フォーマットに基づく
符号化データを送信するステップと、を有することを特
徴とするデータ通信方法にある。
【0021】さらに、本発明の第7の側面は、データ受
信処理をコンピュータ・システム上で実行せしめるコン
ピュータ・プログラムを提供するプログラム記憶媒体で
あって、前記コンピュータ・プログラムは、データ送信
装置の送信可能な符号化フォーマット情報を受信するス
テップと、データ受信装置において実行可能な復号処理
機能に基づいて、前記符号化フォーマット情報から選択
した選択フォーマット情報を前記データ送信装置に対す
る符号化データ送信要求として送信するステップと、を
有することを特徴とするプログラム記憶媒体にある。
【0022】さらに、本発明の第8の側面は、データ送
信処理をコンピュータ・システム上で実行せしめるコン
ピュータ・プログラムを提供するプログラム記憶媒体で
あって、前記コンピュータ・プログラムは、データ送信
装置の送信可能な符号化フォーマット情報を、データ受
信装置に対して送信するステップと、前記データ受信装
置から受信するフォーマット指定の符号化データ送信要
求に基づいて、指定フォーマットに基づく符号化データ
を送信するステップと、を有することを特徴とするプロ
グラム記憶媒体にある。
【0023】
【作用】上記の構成によれば、画像・音声1対のプログ
ラムしかデコード出来ないMPEG2デコーダを使用中
に別の接続要求に対応して別のプログラムをデコードす
る必要が発生しても、受信中の画像をソフトデコーダ
に、新規チャンネルをMPEG2デコーダにそれぞれ割
り当てるなど、複数プログラムの画像を受信端末側ユー
ザーの好みの画質を選択的に、かつ同時に閲覧すること
が可能となる。また、その場面場面で必要な画質に応じ
て適宜フォーマットを再選択する使用法により、高解像
度が必要な時だけMPEG2デコーダを使用し、低解像
度で済む場合には低ビット・レートのソフトデコードを
行うことで、ネットワーク資源を節減する効果も発生す
る。
【0024】なお、本発明の第7、8の側面に係るプロ
グラム記憶媒体は、例えば、様々なプログラム・コード
を実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コ
ンピュータ・プログラムをコンピュータ可読な形式で提
供する媒体である。
【0025】このようなプログラム記憶媒体は、コンピ
ュータ・システム上で所定のコンピュータ・プログラム
の機能を実現するための、コンピュータ・プログラムと
記憶媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定義した
ものである。換言すれば、該記憶媒体を介してコンピュ
ータ・プログラムをコンピュータ・システムにインスト
ールすることによって、コンピュータ・システム上では
協働的作用が発揮され、本発明の他の側面と同様の作用
効果を得ることができるのである。
【0026】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0027】
【発明の実施の形態】図1に圧縮データ等の符号化デー
タを送信する送信側端末と、受信する受信側端末とを、
ネットワークにより接続した概念図を示す。
【0028】送信側端末A21、送信側端末B22、送
信側端末C23は、それぞれMPEG1、MPEG2な
どの様々なフォーマットで符号化したデータをインター
ネット等のネットワークを介して受信側端末11に対し
て送信する。受信側端末では、符号化フォーマットを解
釈して、フォーマットに従ってハードウェアまたはソフ
トウェアによる復号を実行して再生する。
【0029】ネットワークを介する符号化データ転送
は、画像データ、音楽データの場合のように、リアルタ
イム処理を要求される場合、データの途切れない供給が
重視されるので、一般にTCP(Transmission Control
protocol)などの再送処理を実行するプロトコルはあま
り使用されず、再送処理を行なわないUDP(User Dat
agram Protocol)が使用される。ただしTCPを使用し
て送受信することも可能である。
【0030】UDPは、アプリケーションプロセスがリ
モートマシン上の他のアプリケーションのプロセスへデ
ータを転送することを最小のオーバヘッドで行なえるよ
うに設計されている。そのため、UDPのヘッダに入る
情報は、送信元ポート番号、宛先ポート番号、データ
長、チェックサムのみであり、TCP(Transmission Co
ntrol protocol)などのようにパケット順序を識別する
データフィールドがない。
【0031】そこで、IPネットワークにおけるリアル
タイムの画像、音声データの送受信プロトコルとしてリ
アルタイム・トランスポート・プロトコル:RTP(Re
al-time Transport Protocol)が使用される。RTPは
トランスポート層に位置し、一般にUDP上で用いられ
る。
【0032】図2にMPEGトランスポートストリーム
をRTP,UDP,IPによりパケット化したIPパケ
ットの構成中のRTPヘッダの詳細を示す。RTPヘッ
ダには、バージョン番号(v)、パディング(P)、拡
張ヘッダ(X)の有無、送信元数(CRSC:Contribu
ting Source)、マーカ情報(M)、ペイロードタイ
プ、シーケンス番号、RTPタイムスタンプ、同期送信
元識別子、および寄与送信元(CSRC)識別子の各フ
ィールドが設けられている。RTPヘッダに付与された
タイムスタンプによりRTPパケットの展開時に処理時
間の制御が実行され、リアルタイム画像、または音声の
再生制御が可能となる。なお、図2に示すように、圧縮
データとしてのMPEGトランスポートストリームは、
IPパケット中に複数格納される。
【0033】図3にMPEGトランスポートストリーム
をRTP,UDP,IPによりパケット化したIPパケ
ットの構成中のUDP(User Datagram Protocol)ヘッ
ダの詳細を示す。UDPはコネクションレス型のサービ
スを提供するプロトコルであり、シンプルなヘッダ構成
を持つ。図に示すようにUDPヘッダには、送信元ポー
ト番号、宛先ポート番号、データ長としてのヘッダとデ
ータ長の総バイト数を示す長さ。UDPパケットの信頼
性保証値としてのチェックサムを有する。UDPはこの
ようにシンプルな構成であるため、制御が簡素化され
る。
【0034】次に、図4にMPEGトランスポートスト
リームをRTP,UDP(TCP),IPによりパケッ
ト化したIPパケットの構成中のIPヘッダの詳細を示
す。IPv4、IPv6等のバージョンを示すバージョ
ン、ヘッダ長、さらに、優先度情報を格納したTOS
(Type of Service)フィールド、パケットの長さ、パ
ケットの識別子、IP層でのデータ分割(フラグメン
ト)に関する制御情報としてのフラグ、分割(フラグメ
ント)されたデータの場所を示す断片オフセット、デー
タの破棄までの時間情報を示すTTL(Time to Liv
e)、上位層で利用されるプロトコル(4:IP,TC
P:7,UDP:17…)、ヘッダのチェックサム、送
信元IPアドレス、宛て先IPアドレスを有する。
【0035】図5にデータ送受信装置の構成例を説明す
るブロック図を示す。本実施例においては、送受信する
データは、例えばMPEG1の如きソフトウェアでのエ
ンコード(符号化)、デコード(復号)可能な符号化デ
ータ、および専用のハードウェアによりエンコード(符
号化)、デコード(復号)を実行するフォーマットであ
るMPEG2(Moving Pictures Experts Group)フォ
ーマット・データである。ハードウェアによる符号化、
復号処理対象データとしてMPEG2を適用した例とし
て説明するが、他の圧縮方式、例えばMPEG4であっ
てもよい。
【0036】本実施例では、MPEG2により圧縮され
たデータをIPパケットとしてネットワークを介して送
受信する。そのため、データ送信側では、パケット生成
(パケタイズ処理)を実行し、データ受信側ではパケッ
ト展開(デパケタイズ処理)を実行する。
【0037】図5の本発明のデータ送受信装置(ex.
PC)31は、MPEG2圧縮伸長を実行するとともに
パケット生成、展開処理を実行するMPEG2エンコー
ド、デコード専用ハードウェアであるMPEGコーデッ
ク101、通信ネットワークとのインタフェースとして
機能するネットワークインタフェース102、マウス3
7、キーボード36等の入力機器との入出力インタフェ
ース103、ビデオカメラ33、マイク34、スピーカ
35等のAVデータ入出力機器からのデータ入出力を行
なうAVインタフェース104、ディスプレイ32に対
するデータ出力インタフェースとしてのディスプレイ・
インタフェース105、各データ入出力インタフェー
ス、MPEGコーデック101、ネットワークインタフ
ェース102間のデータ転送制御、その他各種プログラ
ム制御を実行するCPU106、CPU106により制
御実行される各種プログラムの格納、データの格納、C
PU106のワークエリアとして機能するRAM、RO
Mからなるメモリ107、データ格納、プログラム格納
用の記憶媒体としてのHDD108を有し、それぞれP
CIバス109に接続され、相互のデータ送受信が可能
な構成を持つ。
【0038】MPEGコーデック101は、図5に示す
ように、例えばビデオカメラ33からの画像データ、マ
イク34からの音声データを入力し、MPEG2圧縮処
理、符号化多重化処理、パケット生成処理(パケタイ
ズ)を実行し、最終的にMPEGトランスポートストリ
ーム(TS)データを格納したIPパケットを生成す
る。生成されたIPパケットは、PCIバス109上に
出力され、ネットワークインタフェース102を介して
ネットワークに出力され、IPパケットのヘッダに設定
された宛先アドレスに配信される。
【0039】また、HDD108またはメモリ107に
格納されたMPEG1等のソフトウェアエンコードプロ
グラムに従ってCPU106の制御により、ビデオカメ
ラ33からの画像データ、マイク34からの音声データ
を符号化してネットワークインタフェース102を介し
てネットワークに出力する処理も実行する。
【0040】これらのMPEGコーデック101による
エンコード処理と、CPU106の制御によるソフトウ
ェア・エンコード処理は並列に実行可能である。
【0041】一方、ネットワークを介して入力するIP
パケット化されたMPEGトランスポートストリーム
(TS)データは、ネットワークインタフェース102
を介して、バス106上に出力されて、MPEGコーデ
ック101に入力される。MPEGコーデック101で
は入力データのパケット展開処理(デパケタイズ)を実
行し、MPEG圧縮データを抽出後、復号処理を実行し
て、ディスプレイ32、スピーカ35において再生、出
力する。
【0042】ハードウェア構成を持つMPEGコーデッ
ク101の構成を図6に示す。ビデオカメラ33から入
力される動画データは、MPEG2ビデオエンコーダ2
01に入力される。MPEG2ビデオエンコーダ201
は、入力動画像データに基づいてMPEGビテオストリ
ームを生成する。また、マイク12から入力される音声
データは、MPEGオーディオエンコーダ202に入力
される。MPEGオーディオエンコーダ202は、入力
音声データに基づいてMPEGオーディオストリームを
生成する。
【0043】MPEG2ビデオエンコーダ201、MP
EGオーディオエンコーダ202、これらの2つのスト
リームは、MPEGマルチプレクサ203に入力されて
MPEG2トランスポートストリームとして多重化され
る。トランスポートストリーム(TS)は、各々が所定
のデータ量に区切られたパケットストリームであり、L
AN等のネットワーク出力されるIPパケット中には複
数のMPEG−TSパケット(図2参照)が含まれる。
【0044】MPEGマルチプレクサ203の生成した
MPEG2トランスポートストリームは、さらに、RT
Pパケット生成手段204において、MPEG2トラン
スポートストリームに対するRTPヘッダが付加されて
RTPパケットが生成され、UDP(User Datagram Pr
otocol)パケット生成手段205において、RTPパケ
ットに対するUDPヘッダが付加されてUDPパケット
が生成され、IPパケット生成手段206において、U
DPパケットに対するIPヘッダが付加されてIPパケ
ットが生成され、PCIインタフェース207を介して
PCIバス109に出力されて、図5に示すネットワー
クインタフェース102からネットワーク上に出力され
る。
【0045】このようにネットワーク上に出力されたI
Pパケットは、受信側端末においてネットワークインタ
フェース102、PCIバス106を介してMPEGコ
ーデックに入力され、PCIインタフェース207から
IPパケット展開手段208に入力されてIPパケット
の展開、すなわちIPヘッダ情報に従ったパケット展開
処理実行され、UDPパケット展開手段209におい
て、UDPパケット展開処理が実行され、最後にRTP
パケット展開手段210においてRTPヘッダに従った
展開処理によってMPEG2トランスポートストリーム
が取り出される。RTPパケットは、後述するようにタ
イムスタンプを持ち、タイムスタンプに基づいて、ネッ
トワーク転送における遅延ゆらぎ、到着順序などが修
正、吸収される。
【0046】取り出されたMPEG2トランスポートス
トリームは、MPEGデマルチプレクサ211におい
て、MPEGビデオストリームと、MPEGオーディオ
ストリームに分離され、それぞれMPEGビデオデコー
ダ212、MPEGオーディオデコーダ213において
復号処理が実行されて、ディスプレイ32、スピーカ3
5において再生される。
【0047】また、ネットワークインタフェース102
を介して入力したMPEG1他のソフトウェアデコード
可能な符号化データは、HDD108またはメモリ10
7に格納されたMPEG1等のソフトウェアデコードプ
ログラムに従ってCPU106の制御により復号(デコ
ード)処理が実行され、ディスプレイ32、スピーカ3
5において再生される。
【0048】これらのMPEGコーデック101による
デコード処理と、CPU106の制御によるソフトウェ
ア・デコード処理は並列に実行可能である。
【0049】本発明のシステムでは、上述のハードウェ
アデコード処理、ソフトウェアデコード処理を実行する
ため、ネットワークを介して符号化データを送受信する
端末間で、受信データの処理が可能か否かの問い合わせ
処理および通知処理を実行する。
【0050】図7に符号化データ送受信を実行する端末
間で行われる処理シーケンス図を示す。データ送信側端
末は、ハードウェアデコード処理が必要なMPEG2、
ソフトウェアデコード処理が可能なMPEG1等、様々
な符号化データを送信する可能性を有する。
【0051】まず、データ送信側端末は、受信側端末に
対して送信要求を行ない、データの送信を実行する旨を
通知する。送信要求を受信した受信側端末は、送信側端
末が実行可能な符号化フォーマットをリスト化した送信
フォーマットリストと、送信側端末のコーデック、CP
U等リソースの状況に基づいて、実際に実行可能なフォ
ーマットを示すリソースリストを送信側に要求する。
【0052】データ送信側は、リスト要求に応じて、送
信フォーマットリストとリソースリストを受信側端末に
送信する。
【0053】図8に送信フォーマットリストの例を示
す。フォーマットリストはデータ送信側端末が機能とし
て持つ符号化フォーマットをリスト化したものである。
図8の例では、フォーマットの種別の他に、ストリーム
形式、プロファイル、レベル、オーディオデータの態様
等を付加情報として有する。フォーマットの種別は必須
項目であるが、その他の項目は必要に応じて付加する。
例えばソフトウェアエンコード、デコードなどではプロ
グラムのバージョン情報なども必要に応じてリストに入
れる。すなわち、データ受信側でリスト内に定義された
フォーマットによる符号化データの復号が可能か否かの
判定を行なうのに十分なデータを有することが必要であ
る。
【0054】図9に送信リソースリストの例を示す。リ
ソースリストはデータ送信側端末が有するCPU、ハー
ドウェア等のリソース、および使用状況をリスト化した
ものである。図9の例では、リソースとして、最大ビッ
トレート100Mbpsでの転送可能なネットワーク1
が15%の使用率にあること。またMPEG2のエンコ
ードによる符号化データは5Mbpsで利用可能であ
り、現在0%の使用率であり、使用されていないこと。
また、MPEG1のエンコードによる符号化データは
1.5Mbpsで利用可能であり、現在0%の使用率で
あり、使用されていないことが記録されている。図9の
リストは、1つの例であり、データ受信側が、データ送
信側の符号化データの送信可能な現在状況を把握できる
データとして構成されれば、他の項目を含むリストとし
て構成してもよい。
【0055】図9に示すリソースリストは、データ送信
装置のリソース使用状況検出プログラムにより、ハード
ウェアによるデータの符号化理部と、ソフトウェアによ
るデータの符号化処理を実行する制御部における符号化
処理の実行状況を定期的に検出して、検出結果に基づい
て生成され、リソース使用状況の変化に基づいて逐次更
新される。
【0056】図7に戻り、データ送信側端末と受信側端
末との処理シーケンスについて、さらに、説明を続け
る。
【0057】上述の送信フォーマットリスト、送信リソ
ースリストを受信した受信側端末は、受信側ユーザーに
対し図5中のディスプレイI/F105を通じ、送信要
求の発生、送信要求を発信した端末に関連する情報(送
信側端末ユーザー名)および所望の受信フォーマットお
よびリソースの選択を促すメッセージをディスプレイ3
2に表示する。図5中の入出力I/F103によりユー
ザーの選択結果が入力されると、受信側端末は選択結果
を受信フォーマットおよびリソースリクエストとして送
信側端末に対して発信する。
【0058】ユーザは、リストに基づいて、送信側端末
において送信可能なフォーマットであり、かつ自端末に
おいてデコード可能なフォーマットを選択し、選択フォ
ーマットを示すデータを付加した送信リクエストを送信
側端末に送信する。この送信リクエストは、受信した送
信フォーマットリスト、送信リソースリストに対して選
択識別子付加して送信フォーマットリスト、送信リソー
スリストを送信側端末に返信する構成として実行しても
よい。
【0059】また、受信端末は、ハードウェア、ソフト
ウェアの各機能による復号処理の実行状況の検出処理を
定期的に実行し、いずれか一方の処理が実行中である場
合、他方の機能を用いた処理可能なフォーマットを指定
したデータ送信要求をデータ送信側端末に対して自動的
に送信する構成としてもよい。
【0060】送信側端末は、フォーマットを指定した送
信リクエストを受信すると、受信応答としての(AC
K)を受信側端末に送信し、さらに、リクエストされた
フォーマットで符号化したデータ(ex.AVデータ)
を受信側端末に送信する。
【0061】このようなシーケンスにおいて例えばAV
データの符号化データを受信端末の復号可能なフォーマ
ットで送信することができる。例えば受信端末におい
て、第1のデータ送信端末からの受信データについて、
MPEGコーデックを使用したMPEG復号処理を実行
中であった場合でも、ソフトウェアデコードの可能な処
理プログラムを持ち、かつCPU等のリソースがデコー
ド処理可能な状態であれば、ソフトウェアデコード処理
の可能なデータフォーマットを送信要求リクエストとし
て第2の送信端末に送信することで、例えばMPEG1
のごときソフトウェアデコード処理可能なフォーマット
での符号化データを受信して、受信端末において、MP
EGコーデックを使用した復号と、CPUを使用した復
号とを並列に処理することが可能となる。
【0062】図7の各符号化データ、およびリスト要
求、リスト送信などのデータ通信の制御データ送受信に
適用可能なプロトコルスタックの構成を図10に示す。
図10のスタックは、OSI階層モデルに対応し、最下
層から順に物理層、データリンク層として例えばイーサ
ネット(XEROX社商標)、ネットワーク層としてI
P、トランスポート層として、上位層がMPEG1,M
PEG2等の符号化データ通信である場合にはUDP、
上位層が送信要求、リスト送受信等のコーントロール情
報通信である場合にはTCPが適用される構成例を示し
ている。
【0063】次に、符号化データを受信中の受信側端末
から、符号化データを送信中の送信端末に対してフォー
マット変更要求を行なう場合の処理シーケンスを図11
を用いて説明する。
【0064】まず、データを受信中の受信側端末から送
信側端末に対してフォーマット変更要求を送信し、さら
に、受信側端末は送信側端末に対して、送信側端末が実
行可能な符号化フォーマットをリスト化した送信フォー
マットリストと、送信側端末のコーデック、CPU等リ
ソースの状況に基づいて、実際に実行可能なフォーマッ
トを示すリソースリストを送信側に要求する。データ送
信側は、リスト要求に応じて、送信フォーマットリスト
とリソースリストを受信側端末に送信する。これらのリ
ストは前述の図8,図9に示したリストと同様である。
【0065】送信フォーマットリスト、送信リソースリ
ストを受信した受信側端末は、受信側ユーザーに対し図
5中のディスプレイI/F105を通じ、送信側端末に
関連する情報(送信側端末ユーザー名)および所望の受
信フォーマットおよびリソースの選択を促すメッセージ
をディスプレイ32に表示する。図5中の入出力I/F
103によりユーザーの選択結果が入力されると、受信
側端末は選択結果を受信フォーマットおよびリソースリ
クエストとして送信側端末に対して発信する。
【0066】ユーザは、リストに基づいて、送信側端末
において送信可能なフォーマットであり、かつ自端末に
おいて変更すべきデコード可能なフォーマットを選択
し、選択フォーマットを示すデータを付加した送信リク
エストを送信側端末に送信する。この送信リクエスト
は、受信した送信フォーマットリスト、送信リソースリ
ストに対して選択識別子付加して送信フォーマットリス
ト、送信リソースリストを送信側端末に返信する構成と
して実行してもよい。
【0067】送信側端末は、フォーマットを指定した送
信リクエストを受信すると、受信応答としての(AC
K)を受信側端末に送信し、さらに、リクエストされた
フォーマットに変更して符号化したデータ(ex.AV
データ)を受信側端末に送信する。
【0068】次に、受信側端末から送信端末に対する受
信要求を処理開始条件とするフォーマット指定、データ
受信を行なう場合の処理シーケンスを図12を用いて説
明する。
【0069】まず、データを受信中の受信側端末から送
信側端末に対してデータの受信要求を送信する。さら
に、受信側端末は送信側端末に対して、送信側端末が実
行可能な符号化フォーマットをリスト化した送信フォー
マットリストと、送信側端末のコーデック、CPU等リ
ソースの状況に基づいて、実際に実行可能なフォーマッ
トを示すリソースリストを送信側に要求する。データ送
信側は、リスト要求に応じて、送信フォーマットリスト
とリソースリストを受信側端末に送信する。これらのリ
ストは前述の図8,図9に示したリストと同様である。
【0070】送信フォーマットリスト、送信リソースリ
ストを受信した受信側端末は、受信側ユーザーに対し図
5中のディスプレイI/F105を通じ、送信側端末に
関連する情報(送信側端末ユーザー名)および所望の受
信フォーマットおよびリソースの選択を促すメッセージ
をディスプレイ32に表示する。図5中の入出力I/F
103によりユーザーの選択結果が入力されると、受信
側端末は選択結果を受信フォーマットおよびリソースリ
クエストとして送信側端末に対して発信する。
【0071】ユーザは、リストに基づいて、送信側端末
において送信可能なフォーマットであり、かつ自端末に
おいて変更すべきデコード可能なフォーマットを選択
し、選択フォーマットを示すデータを付加した送信リク
エストを送信側端末に送信する。この送信リクエスト
は、受信した送信フォーマットリスト、送信リソースリ
ストに対して選択識別子付加して送信フォーマットリス
ト、送信リソースリストを送信側端末に返信する構成と
して実行してもよい。
【0072】送信側端末は、フォーマットを指定した送
信リクエストを受信すると、受信応答としての(AC
K)を受信側端末に送信し、さらに、リクエストされた
フォーマットに変更して符号化したデータ(ex.AV
データ)を受信側端末に送信する。
【0073】図13にデータ送受信を実行する接続構成
概念図を示す。データ送受信部30、40、50がイン
ターネット等のネットワークにより接続され、それぞれ
のデータ送受信部には、データ送受信装置としてのパー
ソナルコンピュータ31,41,51、ディスプレイ3
2,42,52、ビデオカメラ33,43,53、マイ
ク34,44,54、スピーカ35,45,55等のデ
ータ入出力機器が接続され、かつキーボード36,4
6,56、マウス37,47,57等のコントロール情
報入力機器が接続されている。
【0074】データ送受信部30、40、50の各々の
パーソナルコンピュータ31,41,51は、先に図5
で説明したと同様、MPEG2コーデックの如きハード
ウェアによる符号データ処理部と、ソフトウェアによる
符号化または復号処理プログラム、および処理を実行す
るCPU等の制御部を有する。
【0075】データ送受信部30、40、50のいずれ
かが、符号化データの送信端末、いずれかが符号化デー
タの受信端末となる。例えばデータ送受信部30であ
り、データ送受信部40がMPEG2符号化データをデ
ータ送受信部30に対して送信中に、データ送受信部5
0からデータ送受信部30に対して、データ送信要求が
あった場合には、先に説明した図7のシーケンスに従っ
て、データ送受信部50からデータ送受信部30に対し
て、フォーマットリスト、リソースリストの送付が実行
され、データ送受信部30においてフォーマット選択が
実行される。この場合、データ送受信部30は、MPE
G2コーデックを使用中であるので、MPEG2の復号
データの処理が実行できない状態であり、MPEG1等
のソフトウェアデコートの可能なフォーマットを選択し
て、データ送受信部50に対して送信要求を実行する。
データ送受信部50は、送信要求に応答して、MPEG
1のフォーマットでデータ送受信部30に対するデータ
送信を実行する。データ送受信部30は、現在実行中の
MPEG2コーデックによるMPEG2復号処理に並列
してMPEG1の復号をCPUを使用して実行すること
ができる。
【0076】このようにネットワークを介して転送する
符号化データのデータ送受信前にフォーマットを指定す
る処理を実行することで、2つ以上の符号化データの並
列処理を受信側端末において実行でき、高率のよいデー
タ送受信および符号化データ処理が可能となる。
【0077】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に
記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0078】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のデー
タ受信装置、データ送信装置、データ通信システム、デ
ータ受信方法、データ送信方法、によれば、データ送信
側において符号化可能なフォーマット情報を、データ送
信装置からデータ受信装置に送信し、データ受信装置に
おいて、受信したフォーマット情報と、受信装置におい
て実行可能な復号フォーマットに基づいてフォーマット
を指定したデータ送信要求をデータ送信装置に出力し、
該データ送信要求に基づいて指定フォーマットに従った
符号化データを受信装置に対して送信する構成としたの
で、受信装置側のハードウェアまたはソフトウェアのい
ずれか一方のリソースでの復号処理が実行中であって
も、他方のリソースを利用した復号を実行するフォーマ
ット指定を行なってデータ送信要求の実行が可能にな
り、ハードウェア、ソフトウェアの両機能を並列に実行
させた効率的なデータ受信および復号が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークシステム構成の概要図で
ある。
【図2】本発明のシステムにおいて転送されるIPパケ
ットにおけるRTPヘッダ構成を説明する図である。
【図3】本発明のシステムにおいて転送されるIPパケ
ットにおけるUDPヘッダ構成を説明する図である。
【図4】本発明のシステムにおいて転送されるIPパケ
ットにおけるIPヘッダ構成を説明する図である。
【図5】本発明のデータ送受信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明のデータ送受信装置のMPEGコーデッ
ク構成を示すブロック図である。
【図7】本発明のシステムにおけるデータ送信側および
受信側端末間で実行される処理シーケンス(例1)を説
明する図である。
【図8】本発明のシステムにおいて利用されるフォーマ
ットリストの構成例を示す図である。
【図9】本発明のシステムにおいて利用されるリソース
リストの構成例を示す図である。
【図10】本発明のシステムにおけるデータ送受信のプ
ロトコルスタックを説明する図である。
【図11】本発明のシステムにおけるデータ送信側およ
び受信側端末間で実行される処理シーケンス(例2)を
説明する図である。
【図12】本発明のシステムにおけるデータ送信側およ
び受信側端末間で実行される処理シーケンス(例3)を
説明する図である。
【図13】本発明のシステムにおけるデータ送信側およ
び受信側装置の構成、ネットワーク接続構成例を示す図
である。
【符号の説明】
11 受信側端末 21,22,23 送信側端末 30,40,50 データ送受信部 31,41,51 データ送受信装置(PC) 32,42,52 ディスプレイ 33,43,53 ビデオカメラ 34,44,54 マイク 35,45,55 スピーカ 36,46,56 キーボード 37,47,57 マウス 101 MPEGコーデック 102 ネットワークインタフェース 103 入出力インタフェース 104 AVインタフェース 105 ディスプレイインタフェース 106 CPU 107 メモリ 108 HDD 109 PCIバス 201 MPEGビデオエンコーダ 202 MPEGオーディオエンコーダ 203 MPEGマルチプレクサ 204 RTPパケット生成手段 205 UDPパケット生成手段 206 IPパケット生成手段 207 PCIインタフェース 208 IPパケット展開手段 209 UDPパケット展開手段 210 RTPパケット展開手段 211 MPEGデマルチプレクサ 212 MPEGビデオデコーダ 213 MPEGオーディオデコーダ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ受信装置において、 データ送信装置の送信可能な符号化フォーマット情報を
    受信し、データ受信装置において実行可能な復号処理機
    能に基づいて、前記符号化フォーマット情報から選択し
    た選択フォーマット情報を前記データ送信装置に対する
    符号化データ送信要求として送信する処理を実行する構
    成を有することを特徴とするデータ受信装置。
  2. 【請求項2】前記データ受信装置は、 ハードウェアによる符号化データの復号処理部と、ソフ
    トウェアによる符号化データの復号処理を実行する制御
    部とを有するとともに、両復号処理を並列に実行可能な
    構成を有し、ハードウェア、ソフトウェアの各機能によ
    る復号処理の実行の有無を判別して、処理可能なフォー
    マットを指定した符号化データ送信要求を前記データ送
    信装置に対して送信する処理を実行する構成を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデータ受信装置。
  3. 【請求項3】前記データ送信装置の送信可能な符号化フ
    ォーマット情報は、 該データ送信装置の機能として保有する符号化処理フォ
    ーマットをリスト化したフォーマットリストと、 該データ送信装置の符号化処理リソースの使用状況情報
    をリスト化したリソースリストと、 を有することを特徴とする請求項1に記載のデータ受信
    装置。
  4. 【請求項4】前記データ受信装置は、 前記データ送信装置から受信する符号化フォーマット情
    報を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された符号化フォーマット情報から
    受信フォーマットとして指定するフォーマットの選択情
    報を入力する入力手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のデータ受信
    装置。
  5. 【請求項5】データ送信装置において、 データ送信装置の送信可能な符号化フォーマット情報
    を、データ受信装置に対して送信するとともに、前記デ
    ータ受信装置から受信するフォーマット指定の符号化デ
    ータ送信要求に基づいて、指定フォーマットに基づく符
    号化データを送信する処理を実行する構成を有すること
    を特徴とするデータ送信装置。
  6. 【請求項6】前記データ送信装置は、 前記符号化フォーマット情報として、 該データ送信装置の機能として保有する符号化処理フォ
    ーマットをリスト化したフォーマットリストと、 該データ送信装置の符号化処理リソースの使用状況情報
    をリスト化したリソースリストと、 を有することを特徴とする請求項5に記載のデータ送信
    装置。
  7. 【請求項7】前記データ送信装置は、 ハードウェアによるデータの符号化理部と、ソフトウェ
    アによるデータの符号化処理を実行する制御部とを有
    し、ハードウェア、ソフトウェアの各機能による符号化
    処理の実行状況を検出して、該データ送信装置の符号化
    処理リソースの使用状況情報をリスト化したリソースリ
    ストを生成する構成を有することを特徴とする請求項5
    に記載のデータ送信装置。
  8. 【請求項8】符号化データを送受信する通信システムで
    あり、 複数のフォーマットによる符号化処理機能を有するデー
    タ送信装置と、複数のフォーマットによる復号処理機能
    を有するデータ受信装置を有し、 前記データ送信装置は、 データ送信装置の送信可能な符号化フォーマット情報
    を、データ受信装置に対して送信するとともに、前記デ
    ータ受信装置から受信するフォーマット指定の符号化デ
    ータ送信要求に基づいて、指定フォーマットに基づく符
    号化データを送信する処理を実行する構成を有し、 前記データ受信装置は、 データ送信装置の送信可能な符号化フォーマット情報を
    受信し、データ受信装置において実行可能な復号処理機
    能に基づいて、前記符号化フォーマット情報から選択し
    た選択フォーマット情報を前記データ送信装置に対する
    符号化データ送信要求として送信する処理を実行する構
    成を有することを特徴とする通信システム。
  9. 【請求項9】データ受信方法において、 データ送信装置の送信可能な符号化フォーマット情報を
    受信するステップと、 データ受信装置において実行可能な復号処理機能に基づ
    いて、前記符号化フォーマット情報から選択した選択フ
    ォーマット情報を前記データ送信装置に対する符号化デ
    ータ送信要求として送信するステップと、 を有することを特徴とするデータ受信方法。
  10. 【請求項10】前記データ受信方法は、さらに、 データ受信装置の有するハードウェア、ソフトウェア各
    機能による復号処理の実行の有無を判別するステップ
    と、 処理可能なフォーマットを指定した符号化データ送信要
    求を前記データ送信装置に対して送信するステップと、 を有することを特徴とする請求項9に記載のデータ受信
    方法。
  11. 【請求項11】前記データ受信方法は、さらに、 データ送信装置から受信する符号化フォーマット情報を
    表示する表示ステップと、 前記表示ステップにおいて表示された符号化フォーマッ
    ト情報から受信フォーマットとして指定するフォーマッ
    トの選択情報を入力する入力ステップと、 を有することを特徴とする請求項9に記載のデータ受信
    方法。
  12. 【請求項12】データ送信方法において、 データ送信装置の送信可能な符号化フォーマット情報
    を、データ受信装置に対して送信するステップと、 前記データ受信装置から受信するフォーマット指定の符
    号化データ送信要求に基づいて、指定フォーマットに基
    づく符号化データを送信するステップと、 を有することを特徴とするデータ送信方法。
  13. 【請求項13】前記データ送信方法は、さらに、 ハードウェアによるデータの符号化理部と、ソフトウェ
    アによるデータの符号化処理を実行する制御部との各機
    能による符号化処理の実行状況を検出するステップと、 データ送信装置の符号化処理リソースの使用状況情報を
    リスト化したリソースリストを生成するステップと、 を有することを特徴とする請求項12に記載のデータ送
    信方法。
  14. 【請求項14】符号化データを送受信するデータ通信方
    法であり、 データ送信装置において、データ送信装置の送信可能な
    符号化フォーマット情報を、データ受信装置に対して送
    信するステップと、 データ受信装置において、前記符号化フォーマット情報
    を受信し、データ受信装置において実行可能な復号処理
    機能に基づいて選択した選択フォーマットを指定した符
    号化データ送信要求をデータ送信装置に対して送信する
    ステップと、 前記データ送信装置において、前記データ受信装置から
    受信するフォーマット指定の符号化データ送信要求に基
    づいて、指定フォーマットに基づく符号化データを送信
    するステップと、 を有することを特徴とするデータ通信方法。
  15. 【請求項15】データ受信処理をコンピュータ・システ
    ム上で実行せしめるコンピュータ・プログラムを提供す
    るプログラム記憶媒体であって、前記コンピュータ・プ
    ログラムは、 データ送信装置の送信可能な符号化フォーマット情報を
    受信するステップと、データ受信装置において実行可能
    な復号処理機能に基づいて、前記符号化フォーマット情
    報から選択した選択フォーマット情報を前記データ送信
    装置に対する符号化データ送信要求として送信するステ
    ップと、 を有することを特徴とするプログラム記憶媒体。
  16. 【請求項16】データ送信処理をコンピュータ・システ
    ム上で実行せしめるコンピュータ・プログラムを提供す
    るプログラム記憶媒体であって、前記コンピュータ・プ
    ログラムは、 データ送信装置の送信可能な符号化フォーマット情報
    を、データ受信装置に対して送信するステップと、 前記データ受信装置から受信するフォーマット指定の符
    号化データ送信要求に基づいて、指定フォーマットに基
    づく符号化データを送信するステップと、 を有することを特徴とするプログラム記憶媒体。
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